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101号(広島大会 2000年1月発行)

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101号(広島大会 2000年1月発行)
緑友会コミュニケーション誌
2000年1月発行
フレンズ オブ グリーン
101
広島県広島市中区広瀬町1-16
発行人 福田 信彦 広島青年印刷研究会 編集人 やまなし印刷若人会
第42回 全国印刷緑友会広島大会
全国印刷緑友会
第42回 全国印刷緑友会広島大会開催される
希望に満ちた心豊かな21世紀の創造を目指し、
今私達はここ広島の地に集いました。
意され、同席の他グループの方々との懇
親を深めた。話しが弾む中場内暗転とな
り、舞台には黒塗りの広島青年印刷研究
会ゴスペルクラブのメンバーが勢揃い、
エンターテイメントの幕開けとなった。
Lollipop・So much i
n love・風になりたい・Oh h
第42回全国印刷緑友会広島大会が1999
年8月21日(土)―BIG BANGIN
HIROSHIMA―をメインタイトル
に開催された。
大会は映画監督大林宣彦氏による記念
講演「映画づくりは夢つくり」に始まっ
た。
1時間半の講演はその時間を感じさせ
ない、まさしく夢と感動と感銘を私達に
与えてくれた。あまりにも簡単に使って
しまう言葉“夢”。その言葉に本当の意
味を私達に与えてくれた貴重な1時間半
appy dayと4曲の披露に場内は
感動の渦となった。その感動さめやまぬ
中、語ろう!触れ合おう!をテーマにフ
ロアーインタビュー。引き続きゲームタ
イムと触れ合いのひとときを過ごした。
その後、PRタイムに移り、全国印刷
緑友会会長福田信彦君のお礼のことばに
続き最後に登場の次期大会開催地長崎青
年印刷人会の福元充君へ大会旗が伝達さ
れた。そして恒例の“靴がなる”の大合
唱ののち、大会実行副委員長中川隆君の
終宴のことばで懇親会は終了したが、安
藤総務幹事の突然の発声で、広島青年印
刷研究会ゴスペルクラブによる“Oh
happy day”のアンコールとな
であった。
終了後、広島プリンスホテル自慢のス
ロープで大林監督を交えての記念撮影に
移った。そしてPM6時より大会の華、
懇親会が開会された。スポットライトに
よる各グループ紹介に始まり、ホスト広
島青年印刷研究会のアカペラコーラスに
のっての登場となった。そして実行委員
長信廣晃君の歓迎の挨拶、広島青年印刷
研究会のメンバーであり全国印刷緑友会
の会長でもある福田信彦君の挨拶とつづ
き、福田会長の指名により松浦正欣直前
会長の乾杯に移った。
会場には広島名物“お好み焼き”も用
り、感動の中でのフィナーレとなった。
その後、広島青年印刷研究会の色々な
案内により流川に繰り出した参加者が多
かったことは言うまでもない。
2
翌日は広島カントリークラブ八本松コ
ースでのゴルフコンペと瀬戸内海でのマ
リンジェット体験コースのオプショナ
ル・ツアーに参加される方、瀬戸内海ク
ルーズ、市内観光とそれぞれ広島を満喫
されたことと思います。
3
第42回 全国印刷緑友会広島大会を終えて
広島青年印刷研究会会長
広島大会実行委員長
信廣 晃 1998年年末、福田君の緑友会長就任が決
まり広島青年印刷研究会会長を私が引き
受ける羽目になってしまった。そのよう
な状況の中、講師料を埋め合わせる為の
広告集めに時間をとられてしまい、本来
第42回全国印刷緑友会広島大会に際し
ましては、大変お忙しい中、又残暑厳し
い広島に327名ものご参加を頂き誠にあ
りがとうございました。会員一同大変感
謝致しております。
原稿のご依頼を受け、あらためて大会
の大会準備が進まず、焦る日々が続き徳
島総会を迎えた。
それまで緑友会についてその理解の為
に、中村守利氏の茨城印刷緑友会創立3
開催までの足跡をたどってみると、何と
無謀なことをやってしまったんだろうか
と今さらながら背筋の寒くなる思いで
す。
記念講演が決まり講師の人選に入り、
数名の内から瀬戸内に縁のある最もタイ
ムリーな人ということで大林監督に決ま
りました。
そして何か手作りで出来る事はないか
0周年記念式典での講演「緑友の原点」
を基に学び、その崇高な精神に感銘を受
け、緑友会の一員であることを誇りにさ
え感じていました…。数年前から「変え
なきゃ緑友」が合言葉のようになってい
ると聞いたことがあります。
3大行事がマンネリ化しているからな
のでしょうか?いえ少なくとも私が参加
と協議の結果、歌とは無縁と思われてい
た、いや無縁の福田君の発案によりゴス
した行事に関していえば、主管グループ
の精一杯のおもてなしに感動すら覚え、
開催までのご努力に敬意を表してきまし
た。徳島もそうでした。少ないメンバー
ペルの練習が始まった。この練習も大会
1年前の8月から月1回2回、2回から
3回と回数を重ねたのにもかかわらず、
7月に入っても先生を納得させるには程
遠く、頭を痛める一因になりました。
実行委員長も決まらないまま迎えた
にもかかわらず、それを感じさせないお
もてなしでした。しかし総会・グループ
4
長会議は私のイメージした緑友とはあま
りにもかけはなれたものでした。お互い
尊重し、理解してこそ議論になるはずで
す…。でもこのことが広島大会でのヒン
トを与えてくれました。
広島に帰りいよいよ準備も最終段階を
迎え、当日の次第を考えるにあたって私
達は、緑友会に対して問題提議できる大
会に・自己主張出来る大会にしようとい
う考えから、大会のプログラムが出来上
がりました。そして賛否両論別れたなか
での緑友大会の在り方、緑友会の在り方
が論議出来ればと思ったのです。
そして当日を迎え、私達のあまりにも
わがままな運営にもかかわらず、賛同の
言葉を頂戴することが出来、大変有難く
思っています。
大会を終えた今、安堵の気持ちとは別
に緑友会に対する責任が重くのしかかっ
てきたような気がします。そして後に続
く後輩達の為にも、魅力ある緑友会作り
のお手伝いをしていきたいとおもいま
す。
最後に魅力ある緑友会であり続ける為
に、初代幹事長市村道徳氏の言葉をお借
りします。緑友会は印刷人の理想を求め
てやまない心と心のふれあう同志的結合
体で、たとえ未熟でも若人らしく、構え
ず、嘘のない、差別は認めない、共通し
た生活態度、飾らず真実を語り合い、相
互に刺激し、協力し合いながら、しかも
それらを越えていこうとする若き印刷人
の仲間の集まりです。
5
第42回 全国印刷緑友会広島大会 参加者コメント
名古屋而立会
田中尚幸
1999年8月21日(土)アサ 名古屋駅に、むさ苦しい男ばかり十数人が集合。新幹線で一
路広島へ。私にとって広島は、高校の修学旅行と前回の緑友総会以来3度目。高校生のとき
は、原爆ドームの悲惨さ。総会のときは、牡蛎鍋のおいしさが印象に残った。今回の広島
はどんな印象を持って帰れるのか。
広島駅に着いて、幹事役の元泰くんが切符の払戻しに奔走。その間昼食をどこでするか
で思案、結局お好み焼を食べようと、チンチン電車で移動。二手に分かれて広島焼を堪能。
生ビール2杯といいペース。となりの店で食べていた小出さんが、こっちの方がうまいとつ
まみ食いをして言っていた。少し得した気分。昼食を終え早速メイン会場の広島プリンス
ホテルまでタクシーで。車中運転手さんに5月の集中豪雨の話を聞く。そうこうしてるうち
にホテル着。常任・グループ長会議に参加。何とかスムーズに終わってほっとしていると
「田中さんでは」と声をかけてきた。聞くと恒陽社の後輩にあたると言う。東京の若葉会の
山田くんだ。緑友でこういった出会いがうれしい。京都でまたあえるといいなあ∼。
時間もせまっていますのでと、記念講演会場へ。講演は映画監督の大林宣彦さんだ。講
演中最初から最後まで爆睡中の大○堂君の非礼さを心の中でお詫びしつつ、途中から私の
脳味噌は、すっきり爽やか。「なんでくろいん」といって絵が描けない少年の話や、幼少の
頃、しょうゆの瓶の中味がなくなると、母親から「みてた。とゆうんよ」という話には感
銘。ひとつ得をした講演だった。
そして大会のメイン懇親会。広島青年印刷研究会のメンバーみなさんが、一番楽しんで
いたコーラス。特にボーカルの歌声にしばし飲むのも忘れて聞きほれてしまった。そうと
う練習を積まないとできないよなあ。ご苦労さまでした。料理ももちろんおいしかった。
昼食べたはずのお好み焼にも、ついつい箸がのびてしまった。グループ長なんだから飲
みすぎないようにと釘を刺されてはいたが、そんなことにかまっちゃいられない。二次会
でスナックに。例会扱いにしたので、今年の新入会員の紹介ゲーム。好きな会員きらいな
会員、初体験レポート、趣味、等々。あっという間に90分は過ぎていく。この後寿司やさ
んに入ったが、とても値打ちでおいしい店。となりで岩間君と田中薫さんがトロ鉄火を2回
も注文していた。ねたを食べ尽くしてホテルへ帰還。翌日は観光バスで市内観光。
みてた が印象に残った広島大会でした。広島青年印刷研究会のみなさんほんとうにあ
りがとうございました。全国印刷緑友会の皆さんご苦労様でした。また京都でお会いでき
るのを楽しみに。
6
やまなし印刷若人会 雨宮透修
広島のイメージと言うと原爆、仁義なき闘い、しぶとく強いカープ、こわいイ
メージですが、牡蠣、お好み焼き、ビールにあいそう。何といっても緑友、福田
会長のお膝下…。大きな期待を持って新幹線で向かいました。
美しい瀬戸内海を眺望できるこれまた美しいホテルで、あたたかい歓迎を受け
ました。ロビーでは緑友会で知り合った友人達が「また遅い。」
「もう酒クサイ。
」
と、声を掛けてくれ、改めて緑友会に参加する楽しさを味わいました。
大林監督の講演は、監督の優しく丁寧な口調が心に直接語り掛けてくるようで、
物の見方は、さすが映画監督として成功されている方だと印象に残りました。グ
ラスの水ですが私などは「今夜のためにカンポーでも飲んでおくか」位にしか考
えませんけど。
懇親会は広島青年印刷研究会の皆さんのコーラスで始まり、
「もてなし」の気
持ちがとても嬉しく、また感動しました。広島青年印刷研究会の皆さんお疲れ様
でした。そのバイタリティとチームワークで今後もご活躍ください。
2001年2月、やまなし印刷若人会の主管によりセミナーを行います。実行委員
長 稲葉政太を先頭にやまなし印刷若人会一丸となって準備しております。ぜひ、
期待してご参加ください。
7
フォトライブラリー
フォトライブラリー
8
9
平成11年度
平成11年度 第2回常任幹事会
第2回常任幹事会
(日時) 1999年8月21日(土) 12:00∼2:00
(場所)広島プリンスホテル
(7)40周年記念誌の件(記念誌担当常任:小倉氏)
記念誌に載せる原稿未提出グループの報告あり。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
開会
議長選出(総務担当常任:安藤氏)
資料確認
議事録作成人指名
会長挨拶(福田会長)
直前会長挨拶(松浦直前会長)
報告事項
◎緑友サーバーの報告(情報ネット担当常任:白井氏)オン
ラインサインアップのアクセス 現在 43名
⑧ 前回議事録の承認
⑨ 審議事項
(1)京都セミナーの件(京都青年印刷人月曜会)
・会場、人数の変更の報告あり。人数は200名へ 京都ホ
テルから京都国際ホテルへ変更となる。
・基本コンセプト
「学びやす京都で」をテーマに、懇親会まで含めた形で、
京都らしさを出した勉強会にしたい。
・登録料 ¥18,000以内の案で承認された。
(セミナーと懇親会と登録は分けない)
(2)札幌総会の件(札幌青年印刷人の会:木戸氏)
・日時 平成12年5月27日(土)(前日の25日に25周年パー
ティーを開催)
・場所 札幌グランドホテル
・登録予定人数 140名
・登録料 25,000円 同伴者 22,000円 (宿泊、懇親会、朝食含む)
概要として上記の報告あり(詳細については、現在検討中)
常任理事会が5/26(金)に予定されているが、翌日5/27
(土)のエキスカーションの時にならないかとの意見あり。
(ここからグループ長も出席し、合同会議となる。
)
◎(4)の時期セミナー以降の立候補の件について、神戸印刷若
人会さんより、立候補の申し出あり。
◎ 会計担当常任大門氏より、会費・名簿の未入金グループの報告
あり。
◎ 各会のPR及び近況報告あり。
・東北青年印刷人連絡協議会のPRあり(仙台刷親会さんより)
・徳島一二会さんの人事変更の報告あり
・青森県印刷青年経営者会議創立20周年のPRあり
(3)長崎大会の件(長崎青年印刷人会:山口氏)
・開催日 2000年9月9日(土)
・場所 ハウステンボス
・2次会において、長崎青年印刷人会の20周年記念を、皆
さんの前で披露したいとのこと。
・登録料 ¥29,000を予定(2次会費は含まない)
・翌日ゴルフコンペを企画中(プレー費 ¥17,000)
上記概要の報告あり。
(詳細は検討中)
日時、場所について、上記報告の通り承認された。
(4)次期セミナー以降の立候補の件 この後の常任・グループ長合同会議の席で確認することと
なる。
(5)会則変更の件 次回10月の常任幹事会の時までに、各グループの意見を
取りまとめてもらうこととなる。
(6)時期会長選出の件 この後の常任、グループ長合同会議の席で、意見等確認す
ることとなる。
10
平成11年度
平成11年度 第
第3
回常任幹事会
3回常任幹事会
あり、下記事項が承認された。
◎日時及び場所(前回の常任幹事会において承認済)
、登録料予算、
スケジュール等報告されたが、修正意見等もあり、詳細について
(日時)平成11年10月23日 15:30∼18:00
(場所) 京都国際ホテル「シャトレの間」
は、検討していただくことになる。
⑧イベント開催地の件
・2001年の山梨セミナーは決定となる。
1.開会
2.議長選出(渉外担当常任・棚橋氏)
3.資料の確認
・神戸さんも立候補意志はあるものの、どのイベントにするか未決
定とのこと。
・今後のイベント候補地締切スケジュールの確認がされた。
4.会長挨拶(福田会長)
5.報告事項
◎広報担当常任の依田氏の代理として井上氏より
「フレンズオブグリーン」についての以下の報告があった。
・100号(特集号)の件、発行は年内を予定している。
2001年総会 → 2000年の京都セミナー時締切
2001年大会 → 2000年の札幌総会 〃
お願いしてある原稿の締切を11月15日とする。
・101号の企画も検討中で、京都セミナーの前に発行予定。
各グループからの原稿締切を11月末とする。
2002年セミナー → 2000年の長崎大会 〃
2002年総会 → 2001年の山梨セミナー 〃
2002年大会 → 2001年の総会 〃
6.前回までの議事の確認(総務担当常任・安藤氏)
・別紙の通り、前回までの議事内容の振り返り及び確認がされた。
7.審議事項
・各イベントの基本姿勢の確認
福田会長より、総会・大会・セミナーに対しての共通姿勢を持っ て運営していきたいとの話があり、意見が交わされた。
・現在、各イベントが大会化しているのではないか?
枠組を作ってみてはどうか?
①各イベントの住み分けはできているのではとの意見もあり。
・金額の高騰化している現状がネックになっていると思うので、基 本姿勢を固める必要はないのではないか。
②会長の個性、指導によるところでよいのではないかとのことでま
とまった。
③広島大会について(広島青年印刷研究会・信広氏)
④別紙収支決算書の提出及び報告があり、承認された。
⑤京都セミナーについて(京都青年印刷人月曜会・森田氏)下記の
報告等がされた。
・講演会は2講とする
1.岩井よしてる氏 2.市原洋晴氏
・タイムスケジュールについて
14:00∼ 式典
14:20∼15:50 第1講
16:00∼17:30 第2講
18:30∼21:00 懇親会
・登録票の送付は11月1日より、登録締切は12月4日とする。
・登録費については、18,000円以内で最終調整中とのこと。
・宿泊については斡旋のみで各自払とする。
・宿泊込のセミナーにしたいので、宿泊をお願いしたい。
⑨会則変更の件
各グループ、各人の意見が交わされた。
神戸さんより
・「監事」という名称についての再度の説明要求あり。
・第5章第14条に「ブロック担当常任幹事は、各ブロックの グループ長の推薦を受けて」の一文を追加してもらえないか との意見あり。
白井さん、松浦直前会長より
・全緑友会員の意見を取りまとめるしくみを考えることが、最初
にすべきことではないかとの意見あり。
総務担当常任の安藤氏に労をお願いし、各グループの案を再度
まとめていただくことになる。
⑩次期会長推薦の件
多々意見は交わされたが、上記議題と同様継続審議となる。
(ただし、立候補者は早目に申し出て欲しいとのこと)
⑪40周年記念誌の件(小倉常任の代理として利根木常任)
・原稿の集りが悪いとの報告あり。
・現役常任幹事及び全常任幹事を通して再度プッシュをお願いし
たいとのこと。
・次回の常任幹事会時に、スケジュール、進行状況の報告をして
いただくことになる。
⑫その他、緑友サーバー、緑友会シニアクラブの件
1.緑友サーバーの件(情報ネットワーク担当常任・白井氏)
もっと活性化させるならば、現在間借り状態のものを、独自の
サーバーを作った方が良いのではとの問い掛けあり。活性化の
為には、その方が良いとの一致した反応があった。
2.緑友会シニアクラブの件(白井氏より)
利根川先輩より、OBが集える場があった方が良いのではない
かとの話があったとの報告あり。満場一致で「良いのでは」と
の反応あり。
8.その他
9.審議事項の確認(書記担当常任・前崎)
10.直前会長挨拶(松浦直前会長)
11.閉会
⑥札幌総会について(札幌青年印刷人の会・藤田氏)別紙の通り
報告された。
・日時、会場、登録予定数、登録費の変更はなし。ただし、登録費
についてはパックツアー等による各自手配の場合は5,000円マイナ
スするとのこと。
・25周年パーティーの件は白紙に戻し懇親会の中で簡単に行う予
定とのこと。
・総会後のミニ講演会については、白井氏に最新印刷情報を語って
いただく予定
・翌日のエキスカーションのゴルフについては、「札幌青年印刷人の
会」として主催することとする。その他のエキスカーションは設
けないこととする。
⑦長崎大会について(長崎青年印刷人会・菅氏)別紙の通り報告が
11
■落語家は、出囃子と同時に話しなが
ら高座に出てくるかな?
世の中の速度が早くなって、時間の価
値がますます高くなってくるので、落語
家ものんびり1時間も噺をしていられな
くなりました。
昔は、出囃子が長々と鳴って、頭を下
げながら高座に座り、客に一礼し、お湯
の湯気をすすり、おもむろに客をくすぐ
り、反応を見て、何の話をしようかな?
どんなまくらにしようかな?と探りなが
ら話し始めたそうです。名人志ん生など
は、高座で寝ていたこともあって、しか
もその時の客は大変喜んだというのです
白井 慶吾 氏
■「情報化社会」という言葉が使える
のもあと数年かな?
航空会社の「リコンファーム」や、テ
レビ局の「衛星生中継」という言葉が死
語になったように、21世紀には情報化が
から、本当に良い時代でした。
最近は、落語も忙しくなって、15分だ
の、10分だので落とさなくてはならない
ので、大変です。多分、西暦2005年頃に
は、楽屋から大声で話しながら高座に出
普通になっているでしょうから、「情報
化社会」も死語になるでしょう。一般的
に、その時代で一番盛んな産業が生み出
すものは、需要に応じてコストが下がり、
比例してその価値も下がります。
テレビを街頭で見ていた時、テレフォ
ンカードが発売された時、携帯電話が発
売されたばかりの時を思い出してみてく
ださい。それらはたいへん高価で、かつ
価値のあるものでした。しかし、たった
数十年でテレビもテレフォンカードも携
帯電話も目新しいものではなくなりまし
た。
同様に、昔、印刷物は高価で、価値の
あるものでした。情報への需要はあって
も、生産体制や技術が成熟していなかっ
たからでしょう。
しかし、現在、情報産業という一番盛
てくるようになるでしょう。
しかし、デジタル情報化社会になった
時こそ、人間が直接話すことの価値が見
直され、人間が「頭数」としてではなく、
本当の「特技や技術」が発揮できる時な
のです。
「時間にどのように付加価値を付け提
供しているか」がビジネスの基本になり
ます。
さて、印刷会社は、本当の特技や技術
を求められているでしょうか?
また、時間価値を商っているでしょう
か?
12
んな産業にいる印刷業は、ますますコス
ト下げ、21世紀にはもっと下げなくては
ならない状況になります。
現在「情報化社会の一翼を担う印刷業」
と自己満足している印刷業は、本当に生
き残っていられるでしょうか?
情報化社会が死語になった時、印刷業
は何を商っているのでしょうか?
■携帯電話の方が、印刷物より安くな
るかな?
情報を伝達する媒体として考えると、
一度印刷したらその内容が変わらない今
の印刷物は、紙に印刷された時点で、既
にその情報は古い情報になり、使い物に
ならなくなります。
一方、携帯電話の本体はほとんど無料
で、情報はいつも新しく、軽く、場所を
取りません。また、消費者の意識は、い
らない印刷物や情報に料金を支払わない
意識に変わっていきます。
知りたい最新の情報を、いつでもどこ
でも、簡単に入手したいと思うのは当然
です。
はたして印刷物は携帯電話に勝てるで
しょうか?
Printは、日本語で「印」(しるし)で、
Copyは「写」(うつし)です。
情報を印す(しるす)、存在を印す(し
るす)のが印刷業です。
他の物を写すような印刷業にはならな
いようにしたいな。
■greenfriends.gr,jpが印刷業の未来
を照らします。
全国印刷緑友会の正式ホームページを
http://www.greenfriends.gr.jp公開しま
した。
印刷若人の知恵と勇気を集結して、印
刷業を明るい未来へ導きます。
今年もがんばりましょう。
----------------------------------------------------------白井 慶吾 Shirai,Keigo
[email protected]
■PrintとCopyの違いは明確
かな?
足跡を英語でFootPrintといいます。
FootCopyとは言いません。
また、指紋をFingerPrintといいます。
FingerCopyとは言いません。
印刷をPrintといいます。Copyとは違い
ます。
13
株式会社オリーブ OLIVE inc.
http://www.olv.co.jp
東京都文京区西片 1-17-11-307 Nishikata
Bunkyo-ku Tokyo,Japan
113-0024 Telephone:03-5689-1933
Facsimile:03-5689-1932
-----------------------------------------------------------
青森県印刷青年経営者会議創立20周年記念式典
日 時:2000年8月5日(土)
場 所:青森厚生年金会館
登録料:20,000円(ねぶた桟敷席料含む・宿泊料別)
14
A Relay Essay
名古屋而立会
水谷 元泰
山梨のこばちゃんからの不幸の電話が掛かったのは、まだ10月なのに少し肌寒い日の事でした。
「フレンズオブグリーンのリレーエッセイに載せるから原稿用紙3枚分書いて今月中に会長の所までメ
ールにて送りなさい」との事でした。これと同じ内容の電話を24時間以内に10人に掛けないと不幸に
なってしまうといけないので、日頃の感謝を込めて名古屋而立会や山梨印刷若人会のメンバーからリ
ストアップしようかとも思いましたが、その前にこばちゃんに「これって正式な依頼なの?ほんと
に?ほんとに?嘘じゃないの?」と確認すると「ほんとっ」と素っ気ない返事。これは困った。自慢
じゃないが国語のお陰で大学を6校も滑った私に何故?とも思いましたが、普段而立会や緑友会の皆
さんに甘えてばかりで、あんまり深く考えたこともなかったので、この機会に入会したての頃の事な
どもちょっと振り返ってみようとポジティブに考えてみることにしました。
私が入会させて頂いたのは平成3年の4月でした。入会にあたりオリエンテーションの席で、而立
会や緑友会の事を真面目に説明してみえる吉川先輩や西川先輩の横で、誰も手をつけずに冷めてしま
った「ほっけ」を指先でつっつきながら「アイスホッケ」「アイスホッケ」とつぶやいている岡田先輩
がとても印象的でした。
当時はまだアナログ全盛の時代でしたが、岡田先輩はすでにMACを使ってDTPをやってみえるよう
でした。私のお客さんでMACを使ってみえるところがあり、
「出力が安定しない。」
「(株)が使えない」
「写真がどおのこうの」なぁんて悪口ばかりを聞かされて、アンチMAC派だったのですが、「それが
MACだよ」「アップルなのに蜜柑製(未完成)」と判ったような判らなかった様な説明を聞いて妙に納
得させられてしまいました。その後も事有る度にかなりしつこく聞く私にいやな顔も見せず色々と教
えて下さいました。
そして時代は変わり而立会でもBBSを始める事になり、この機会に私も初めてのMACを買いました。
そんな折、山梨の井上さんが例会にひょっこり来て下さり山梨印刷若人会との交流が始まりました。
それがきっかけでデジカメの撮影会で異様に盛り上がった山梨大会では、何故か而立会バンドまで
やってしまいました。ベースを弾いている私の横には「デジカメより短め」「マルチメディアのマルチ
はマルチ商法のマルチだよ」とつぶやきながらギターを弾いている岡田さんがみえました。
そして先頃の広島大会でもやっぱり、隣のベッドには「セクハラは変えられない(背に腹は変えら
れない?)
」と寝言を言っている岡田さんがいました。
こんな楽しい先輩や仲間達に囲まれて、また全国に知り合いが出来て本当に楽しい9年間でした。
京都セミナーには新入会員を大勢連れて伺う予定です。彼等にもこんな良い思い出が沢山出来ます
ように・・・。
次号の担当は
河上 誠司
氏 平和印刷株式会社 広島営業所 係長
〒731―0123 広島市安佐南区古市4-4-17 コスモハイツ シバタ103号
TEL(082)830―0581 FAX(082)830―0582
15
◆第33回全国印刷緑友会 京都セミナー
開催日:2000年1月29日
(土)
会 場:京都国際ホテル
登録料:18,000円
主 管:京都青年印刷人月曜会
◆第43回全国印刷緑友会 札幌総会
開催日:2000年5月27日
(土)
・28日(日)
会 場:札幌グランドホテル
登録料:25,000円予定(宿泊費込み)
主 管:札幌青年印刷人の会
◆第43回全国印刷緑友会 長崎大会
開催日:2000年9月9日(土)
会 場:ハウステンボス
登録料:
主 管:長崎青年印刷人会・佐世保若汐会
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