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平成15年12月2日
各位
株式会社サイバー・コミュニケーションズ
代表取締役兼最高経営責任者
新井敏夫
コンプライアンス態勢の整備について
当社は、平成8年6月の創業以来、インターネット上の広告メディアを取扱うメディ
アレップとして、生活者と企業とのインターネット上でのより円滑で効率的なコミュニ
ケーションの提案を通じて、デジタル・ネットワーク社会の創造の一翼を担ってまいり
ました。
この度、企業経営の健全性(適法性)を確保するとともに、デジタル・ネットワーク
社会、とりわけインターネット広告市場の健全な育成に寄与するため、平成15年11
月18日開催の当社取締役会において、コンプライアンス(法令、企業倫理、社内規則、
業界の自主規制を遵守すること)に関する基本方針および当該方針を具現化するコンプ
ライアンス態勢(コンプライアンス体制およびコンプライアンス活動内容)を以下のと
おり決定しましたので、その概要をお知らせいたします。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------1.コンプライアンスに関する基本方針
当社は、以下に列挙する3つの事項をコンプライアンスに関する基本方針とします。
① 当社は、適法かつ適切な企業活動を行うことによって、インターネット広告
市場の健全な育成に貢献する。
② 当社は、企業活動を行うことにあたり、すべての法令、ルールおよび倫理と
その精神を遵守するとともに、違法および不適切な行為を未然に排除する。
③ 当社の役職員は、当社の社会的責任を常に認識し、インターネット広告市場
の未来を切り開く企業として、あるべき企業人像を追求する。
2.コンプライアンス体制
当社は、コンプライアンス基本方針を具現化し、コンプライアンス活動を適切に実施
するために、担当者および組織を以下のとおり設置し、コンプライアンス活動の役割と
責任を課するものとします。
① コンプライアンス担当執行役員
当社が直面する、または将来直面する可能性のあるコンプライアンス上の問題を
適切に認識・把握し、これを適切に管理する責任者として、コンプライアンス担当
執行役員を設置します。
コンプライアンス担当執行役員は、当社の役職員1人ひとりの行動基準を示すコ
ンプライアンスの綱領(コード)を作成するとともに、コードを具現化するための
コンプライアンス・プログラムを期毎に策定するものとします。そして、策定した
コンプライアンス・プログラムおよび前期のコンプライアンス・プログラム進捗状
況・達成状況を代表取締役および監査役会に報告するものとします。
② コンプライアンス委員会
コンプライアンス態勢の整備に係る企画、推進および統括を所管する組織として、
コンプライアンス委員会を設置します。
コンプライアンス委員会は、コンプライアンス担当執行役員の策定したコンプラ
イアンス・プログラムに沿って、コンプライアンス態勢の実効性をあげるための方
針や施策を検討、実行します。具体的には、コンプライアンス・マニュアルの制定、
研修の実施、通達等によるコンプライアンス意識の醸成、注意喚起、各種チェック
リスト等のツールの提供を通じて、役職員にコンプライアンスの徹底を図るととも
に、策定したコンプライアンス事項に係る検査等のモニタリングを実施し、コンプ
ライアンス事項違反の分析および評価を行うものとします。そして、分析および評
価した事項を代表取締役、コンプライアンス担当執行役員または監査役会へ報告す
るものとします。
なお、実効性あるコンプライアンス活動を担保するため、コンプライアンス委員
会は、コンプライアンス担当執行役員である委員長、フロント・オフィスである営
業本部(営業各部)およびメディア本部(メディア1部、メディア2部、ビジネス
開発部、案件管理チーム、入稿チーム、デスクチーム)ならびにバック・オフィス
である業務本部(総務人事部、法務部、情報システム部)および財経本部(財務経
理部、経営企画部)から選出された委員より構成されるミドル・オフィスとします。
【発足時の構成】
委員長
新井最高経営責任者
(代行者:山下執行役員営業本部副本部長)
副委員長
営業部(1名)、法務部(1名)
委員
営業部(2名)、メディア1部(1名)、メディア2部(1名)、
ビジネス開発部(1名)、案件管理チーム(1名)、情報システ
ム部(1名)
、財務経理部(1名)
、経営企画部(1名)
アドバイザー
東常勤監査役
③ コンプライアンス・ホットライン
コンプライアンスに関するリスクの未然防止と早期解決を図るため、役職員がコ
ンプライアンスに反する行為を発見した場合に、匿名で相談・報告をすることがで
きる窓口として、コンプライアンス・ホットラインを、社内(コンプライアンス担
当執行役員より任命されたコンプライアンス委員)および社外(顧問弁護士)に設
置します。
コンプライアンス・ホットラインは、コンプライアンス違反事項の報告・相談が
なされたときは、直ちにその事実を代表取締役、コンプライアンス担当執行役員ま
たは監査役会へ報告するものとします。そして、代表取締役は、報告を受けたコン
プライアンス違反事項に対する改善および是正策に関する方針を検討し、所管部署
およびその責任者に対して必要な指示を行うものとします。さらに、所管部署が中
心となり改善を行うものとします。
なお、報告の方法ならびに報告を行う役職員の人事・待遇面について、人権保護
の観点から相当の配慮に努めるものとします。
④ 代表取締役
代表取締役は、コンプライアンス態勢の整備に努めるものとし、コンプライアン
ス態勢全般に対する最終的な責任を有するものとし、各種方法により報告を受けた
コンプライアンス違反事項に対する改善および是正策に関する方針を検討し、所管
部署およびその責任者に対して必要な指示を行うものとします。
⑤ 監査役会
監査役会は、コンプライアンス態勢の有効性を随時モニタリングし、必要に応じ
て代表取締役に対して指示を行うとともに、取締役会に対して改善の勧告を行うも
のとします。
【コンプライアンス体制】
株主総会
監査役会
取締役会
【報告】
【監査】
代表取締役
【報告】
【報告】
【報告】
【報告】
執行役員会
【報告】
メ
デ
ィ
ア
本
部
【検査】
営
業
本
部
(フロントオフィス)
コンプライアンス・
ホットライン
<社外窓口>
顧問弁護士
コンプライアンス
担当執行役員
コンプライアンス委員会
【検査】
コンプライアンス
・ホットライン
<社内窓口>
(ミドルオフィス)
従業員
【報告・相談】
財
経
本
部
業
務
本
部
(バックオフィス)
【報告・相談】
3.コンプライアンス活動
当社は、コンプライアンス重視の企業風土の醸成および役職員へのコンプライアンス
意識の浸透ならびにコンプライアンスに反する行為の未然防止・再発防止のために、①
コンプライアンス・プログラムの立案および②その運用、③コンプライアンス状況のモ
ニタリングならびに④コンプライアンス上の問題改善のための活動を行うものとする。
具体的には、①当社の役職員1人ひとりの行動基準を示すコンプライアンスの綱領(コ
ード)の作成、およびコードを具現化するためのコンプライアンス・プログラムの立案、
②コンプライアンス・プログラムに沿って、コンプライアンス態勢の実効性をあげるた
めの教育・研修の実施、③策定したコンプライアンス事項に係る検査およびコンプライ
アンス事項違反の分析・評価、ならびに④コンプライアンス違反事項に対する改善およ
び是正策に関する方針の検討、および所管部署およびその責任者に対しての必要な指示、
ならびに所属部署による改善を行います。
【コンプライアンス活動】
①計画
1. コードの作成
2. コンプライアンス・プログラムの立案
②運用
教育・研修の実施(法務部との連携)
1.コンプライアンス事項の検査
③モニタリング
2.コンプライアンス違反事項の分析・評
価
1.コンプライアンス違反事項に対する
④改善
改善・是正策に関する方針の検討
2.所管部署および責任者に対する指
示
3.所属部署による改善
*本件に関する報道機関等からのお問合せ先
株式会社サイバー・コミュニケーションズ
経営企画部
法務部
吉村
野田
弘文
一男
電話:03(3524)9115
E-mail:[email protected]
以上
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