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長野信用金庫の現況
SHINKIN 2 012 REPORT 長野信用金庫の現況 平成23年4月1日∼平成24年3月31日 石堂支店 平成24年5月新築オープン 信用金 庫とは? 信用金庫は、公共性の高い協同組織による金融機関で、定めら れた地区内の中小企業や個人の方々をお取引の対象としています。 ご融資は会員を原則としていますが、ご預金はどなたでも広くご 利用いただけます。 信用金庫はこのように地域の金融機関ですから、地域からお預 かりしたご預金は地域の発展のために活かされています。 銀行との違いは? 銀行は「株式会社」で、国内外を問わず地区の制限がなく、誰 とでも取引をすることができます。 株式会社ですから株主の利益が優先され、大手企業が主な取 引先であるのに対し、信用金庫は協同組織ですから会員すなわち 地域社会の利益が優先されます。 こういった経営理念の違いでそれぞれの金融機関の組織のあり 方が違います。 長野信用金庫のプロフィール 立 大正12年 9月1日 創 本 店 所 在 地 〒380 - 8686 長野市居町133番地1 電 話 店 番 号 (026)228- 0221 数 41店 舗 常 勤 役 職 員 数 662名 会 員 出 資 数 61,674名 金 25億52百万円 預 金 積 金 残 高 7,032億円 貸 出 金 残 高 3,241億円 自己 資 本比 率(単体) 24.62% (平成 24 年 3月 31日現在) 信用組合との違いは? 信用組合は信用金庫と同じ協同組織による金融機関ですが、 根拠法や会員(組合員)の資格が信用金庫と異なります。 また、信用金庫は預金の受入れに制限がありませんが、信用組 合は原則として組合員が対象になっています。 C O N T E N T S 目次 長野信用金庫のプロフィール ごあいさつ 経営理念・経営方針 協同組織運営(総代会)のしくみ 長野信用金庫と地域社会 平成 23年度の事業の概況 自己資本比率について リスク管理体制 主要な事業の内容 組織・役員一覧 店舗配置図 商品・サービスのご案内 資料編 1 2 3 13∼14 15∼16 17∼18 19∼20 21∼29 30 31∼32 33 35∼43 44∼71 *本資料に掲載する計数は原則として単位未満を 切り捨てて表示しております。 1 【当金庫のシンボルマーク】 長 野 信用金庫( Nagano Shinyokinko)のNとSを図案化して 風車を形取ったものです。風車の羽根は当金庫を構成する地域 社会・会員・金庫・職員の 4本の柱を示し、その地は協同組織の 「奉仕・感謝・信頼・協調」の 4つの理念を意味しています。 理事長 ご あ い さつ 平素より長野信用金庫をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。 皆さまに、 「信用金庫」の特性や当金庫の現状を少しでもご理解いただきたく、ここにディスクロージ ャー誌「長野信用金庫の現況/SHINKIN REPORT 2012」をもちまして経営理念や業務内容 のご紹介並びに平成23年度の業務実績のご報告をさせていただきますので、ご一読いただければ誠 に幸いでございます。 平成23年度は3月に発生した東日本大震災と原発事故の影響で、わが国経済は深刻な打撃を受け、 極めて厳しい状況下でのスタートとなりました。その後は復旧・復興に向けた集中的な経済対策もあっ て、景気は一時回復したかのように見えましたが、夏以降の急速な円高の進行、欧州の財政・金融危機 等の影響で、その動きも限定的なものになりました。 長期にわたり続いているデフレ不況、少子高齢化による経済活力の低下、円高等による国内産業の 空洞化懸念等の構造的な問題も加わり、今後も景気が直ちに回復・改善の方向に向かうとは考えにく い状況にあります。特に地域の中小企業の業況は国内消費、輸出動向に大きく左右されますが、それら の経済環境は好転しているとはいえず、引き続き厳しい状況にあります。こうした中で、中小企業金融 円滑化法は1年間再延長されました。 当金庫の事業基盤である北信地域は、東日本大震災と続く長野県北部地震による影響を大きく受 け、サプライチェーンの寸断による生産の減少に加え、さらには消費自粛の動きや原発事故による風評 被害等もあって、県内観光地は一時大きな打撃を受けました。その後、生産面では景気の持ち直しが見 られましたが、円高の進行や海外経済の減速懸念から、先行きに対する不透明感は強まっております。 地域における資金需要は総じて低調でありました。新たな資金需要の掘り起こしに注力するととも に、中小企業者の資金繰り支援や企業の再生支援活動にも積極的に取組んでまいりました。また雇用 情勢・所得環境悪化等の影響を受ける住宅ローン利用者の家計のご相談にも、これまで同様に誠意を もって対応してまいりました。 また、当金庫では地域社会との信頼関係を築き、地域社会の一員としての責任を果たすために、社会 貢献活動、環境負荷への積極的配慮に取組んでおります。従来からの活動に加え、当期は今後の慢性的 な電力供給不足が予想される中で、消費電力の削減に取組み一定の成果を得ることができました。 今後は本業である円滑な金融サービスはもとより、お客様の状況に応じた企業の再生支援活動、必 要に応じたコンサルティングをより強化していくことが、私ども信用金庫に期待されていると認識して おります。さらには商店街の活性化など地域再生への積極的関与も同様であります。 時代の変化・要請に応じるなかで、こうした業務遂行にあたっては、複雑・多岐にわたる知識が必要 となります。なかでも顧客サービスの向上、多様化する業務等に伴う対応は、職員の知恵と技能の向上 が不可欠であることを踏まえて人材育成を進めてまいります。 社会・経済環境の変化により地域社会からの信用金庫への期待は、多岐多種にわたり、さらに変化し てきております。こうした期待にお応えして、ともに成長・発展していくために、お客様そして地域との 「絆」をより強くより大切にしてまいります。当金庫がこれまで歩んできたなかで培った総合的金融機能 を存分に発揮し、期待される役割を十分に果たしてまいる所存であります。 何卒、変わらぬご愛顧とご指導を賜りますようお願い申しあげます。 平成24年7月 理事長 2 経営理念・経営方針 経 営 理 念 健全経営に徹し、豊かな地域社会づくりに貢献する 経 営 方 針 お客さまを大切にし、地域の発展に奉仕する 健全で調和のとれた経営を実践する 使命感をもち、活力ある職場をつくる 経 営 計 画 私たちはこれまでに「つなぐ力」によって、当金庫とお客様、そして地域の皆様と連携を深め、金融サービスを通 じて地域社会の持続的な発展に貢献することを目指してまいりました。これからは、お客様、地域の皆様と「絆」 を結び、そうした「絆」が地域社会に広がり、深まっていくことに取り組んでいきたいという決意を込めまして、 ひら 《絆を啓く2012》と題して「長期経営3カ年計画」 (平成24年4月∼平成27年3月)を策定し、取組んでおります。 【基本方針】 ●「育む」金融の展開 社会・経済環境の変化により地域社会からの期待は、多岐多種にわたり、さらに変化してきております。こうし た期待に応えて、ともに成長・発展していくために、長野信用金庫がこれまで歩んできたなかで培った総合的地 域金融機能を存分に発揮し、 「育む」という視点に立った金融を展開することで、期待される役割を十分に果たし てまいります。 ●スピード感ある人材育成と活用 長引く景気低迷、そして現在も将来の明快なビジョンが描きにくい状況にあっては、人材育成と活用はスピード 感をもって対応しなければならないと考えております。職員がスピード感をもって自らの成長を意識した自己研鑽 を行い、それぞれが使命感をもって日常業務に取組んでまいります。 ●トリプルS経営の確立 Safety Sustainability Speciality 安全性 持続可能性 お家芸 経営理念・経営方針に立ち返り、積み重ねてきた自己資本を梃子にして、統合的リスク管理を行いながら相 応のリスクテイクをすることで、安定的収益と資産健全性の確保を目指します。同時に、自己資本の水準を将 来に向けて維持するためにも、コンプライアンスに裏打ちされた健全経営を進めてまいります。そのためにも 長野信用金庫の「お家芸」すなわち専門・得意分野に磨きをかけて、地域の発展に貢献してまいります。 【戦略目標】 ●融資業務一層の強化への挑戦 ●経営資源配賦の調整による収益性向上 ●預かり資産営業の増強 ●「顔の見える金融機関」への取組み強化 ●顧客サービス向上と時代対応に向けた人材育成 3 行 動 指 針 利 他 の 心 で 地 域 に 応 え る 利他の心を大切にして、お客様そして地域社会の皆様の負託に応えてまいります。 金融商品の勧誘方針 私たち長野信用金庫は、 「金融商品の販売等に関する法律」に基づき、金融商品の販売等に際しては、次 の事項を遵守し、勧誘の適正の確保を図ることとします。 1.私たちは、お客さまの知識、経験、財産の状況及び当該金融商品の販売に係る契約を締結する目的に照 らして、適正な情報の提供と商品説明をいたします。 2.金融商品の選択・購入は、お客さまご自身の判断によってお決めいただきます。その際、私たちは、お客 さまに適正な判断をしていただくために、当該金融商品の重要事項について説明をいたします。 3.私たちは、誠実・公正な勧誘を心掛け、お客さまに対し事実と異なる説明をしたり、誤解を招くことのな いよう、研修等を通じて役職員の知識の向上に努めます。 4.私たちは、お客さまにとって不都合な時間帯や迷惑な場所での勧誘は行いません。 (注) 当金庫は、確定拠出年金運営管理機関として、確定拠出年金法上の『企業型年金に係る運営管理業務のうち、運用の方法の選定及び加入者 等に対する提示の業務』及び『個人型年金に係る運営管理機関の指定もしくは変更』に関しても、本勧誘方針を準用いたします。 ※金融商品の販売等に係る勧誘について、ご意見やお気づきの点がございましたら、お近くの窓口までお問い合わせ下さい。 平成23年度 地域密着型金融の取組み状況について 当金庫では、平成21年度からの3年間を計画期間とする長期経営3カ年計画“風車の力2009” (平成21年度 ∼平成23年度)を策定し、同計画及び平成23年度経営計画において、地域密着型金融の推進に関する基本方針、 具体的な取組み項目を定め、各種取組みを継続して推進してまいりました。 ◆地域密着型金融推進の基本方針 地域の様々な主体との連携を強化し、当金庫の持つ「つなぐ力」を発揮して、地域の経営資源の域内循環を金 融面から支え、お客さまと様々な課題を共有し、お客さまとともに解決していく地域密着型金融を強力に推進し て、地域の持続的発展を目指します。 ◆基本方針に基づく地域密着型金融推進に関する具体的取組み項目を以下のとおりとしています。 Ⅰ.ライフサイクルに応じた取引先企業の支援強化 ①産学官との連携や新事業進出等への支援資金の活用による創業・新事業支援 ②経営改善支援、事業再生支援の強化 ③ビジネスフェアの開催等によるビジネスマッチング機会の創造 Ⅱ.事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 ①不動産担保・個人保証に過度に依存しない融資など多様な資金提供への取組み強化 ②地方公共団体等との連携強化による中小企業支援資金等の活用 ③目利き能力向上に向けた人材育成 Ⅲ.地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献 ①顧客サークル等を活用した企業経営層への事業活性化支援 ②金庫のネットワークを活用した各種相談対応や地域情報の発信による活性化支援 ③環境問題への継続的取組みと環境への関心を高めるための施策の充実 4 各業務部門では、基本方針に沿って地域密着型金融に関する各種事業に積極的に取組み、平成23年度の取組 み状況・実績は以下のとおりであります。 具体的な取組み項目 平成23年度 取組み実績 Ⅰ.ライフサイクルに応じた取引先企業の支援強化 ① 産学官との連携や新事業進出 等への支援資 金の活用による 創業・新事業支援 ・創業・新事業支援のための融資商品など、積極的な推進を図りました。 ・平成23年度の創業・新事業支援融資額実績 【101件/ 372百万円】 ・地元の大学・工業高等専門学校・行政機関等と連携して、地域企業の新商品開発や新分野進出に関する 情報仲介など、支援活動を展開しました。 ・平成23年までに、当金庫の仲介により、長野工業高等専門学校と連携し、共同して製品開発に取り組み 商品化を目指しました。 平成19年の業務提携以来、計9件の仲介を実施しました。 (注)創業・新事業支援融資の実績には、企業創業支援資金「ルーキーくん」のほか、他の創業・新事業支 援のための融資実績を含んでいます。 ② 経営改善 支 援、事 業 再生 支 援 の強化 ・従来より経営改善支援・事業再生支援に取組んでおり、経営支援先は平成24年3月末で267先、その内 261先の経営改善計画書を策定し、2先については金融円滑化法に基づく「計画書作成1年猶予先」とし て管理しています。 ・東日本大震災等の影響で外部環境が回復には至らず、ランクアップ先は3件にとどまりましたが、顧客企 業のライフステージ等を適切かつ慎重に見極めた上で、当該ライフステージ等に応じて適時に最適なソ リューション提案ができるように、外部専門家・外部機関との連携につとめております。 ・平成23年度実績 経営改善支援取組み(正常先を除く)【16.3%】 再生計画策定率(正常先を除く) 【97.3%】 ランクアップ率(正常先を除く) 【 1.1%】 ③ ビジネスフェアの開催等による ビジネスマッチング機会の創造 ・取引先企業間のビジネスマッチング機会(商談機会)を創出することにより、中小企業再生を支援しました。 ・地域経済活性化に向けた地域貢献策として、176の出展企業・団体と約1,500名以上の来場者をお迎 えして「第8回長野しんきんビジネスフェア2011」を開催しました。 ・各企業の自社PR等を掲載した「参加企業ガイド」を基に事前の商談スケジュールを綿密に組み、商談確 度を高めました。514件のフェア当日商談があり、その内、23年度中に103件のビジネスマッチング(商 談成約)が成立しました。 第1回以来、合計406件のビジネスマッチングが成立しています。 Ⅱ.事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 ① 不 動 産 担 保・個 人保 証に過 度 に依 存しない融 資など多様な 資金提供への取組み強化 ・不動産担保・個人保証に過度に依存しない融資として流動資産担保融資を積極的に推進しました。 ・平成23年度の融資実績 【72件・271百万円】 流動資産担保融資保証制度(内売掛債権担保融資保証制度) 私募債 【平成23年度期中の取扱いはありません】 シンジケートローン 【9件(3先) ・8,500百万円】 ② 地方公共団体等との連携強化 による中小企業支援資金等の 活用 ・長野県をはじめ、各市町村と連携して制度資金を積極的に推進しました。 ・平成23年度の制度資金融資実績 【2,240件・13,226百万円】 ③ 目利き能力向上に向けた人材 育成 ・営業店職員のコンサルティング能力の向上を図るため、通信教育・集合研修・検定試験が一体となった自 主勉強会を実施し、金融検定協会「事業再生アドバイザー」検定試験に41名が合格しました。尚、当金庫 が団体成績で1位となったことから、金融検定協会から特別団体賞を受賞しました。 ・若手職員の目利き能力向上のため、 「財務基礎講座」を開催し、 「財務諸表講座」に38名、 「財務分析講座」 に34名が参加しました。 ・営業店に配属した事業支援担当者25名の能力向上を図るため、年度内に5回、集合研修を実施しました。 Ⅲ.地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献 ① 顧客サークル 等を活用した企 業経営層への事業活性化支援 ・ 「 “新”戦略経営塾」の開催 6年目となる「 “新” 戦略経営塾」を平成23年10月∼ 24年3月に計5回の日程で実施し、32名の参加をい ただきました。企業経営者及び経営幹部向けの実践研修で、内1回は民間企業の経営者を講師とする講 演会形式の講義として実施しました。 ・経営者サークルの活用による講演会等の実施 経営者で組織される「長野しんきんビジネスクラブ」 (会員数143名) 「長野しんきん若手経営者経済研究 会」 (会員数182名)向けに著名人の講演会、ビジネス研修等の各種セミナーを開催しました。 ② 金庫のネットワークを活用した 各種相談対応や地域情報の発 信による活性化支援 ・経済情報誌「すかい」 (月刊誌)の発行 経済情報誌「すかい」は、景況レポート・アンケート調査結果・経営者インタビュー等で構成されており、 HP掲載等により経営情報誌として企業経営者や各団体などに活用いただいています。 ・顧問税理士による税務・経営相談を毎月営業店を巡回して実施し、相談業務の充実を図りました。平成 23年度の利用は516件となりました。 ③ 環境問題への継続的取組みと 環 境への関心を高めるための 施策の充実 ・平成15年6月、本部・本店営業部を対象にISO14001を取得し、電気・ガス・紙の使用量削減や環境関 連金融商品の販売等により、環境問題への継続的な取組みを実施しています。平成23年度においても、 信用金庫業界の「環境自主行動計画」に基づき、全店で電力使用量の削減運動を実施し、また、機密書 類の溶解処分を継続的に実施することにより、CO₂の削減とリサイクルの推進を図りました。 ・環境保全を支援する低金利個人融資への取組み 住宅ローン(省エネ住宅) 【106件(目標達成率132.5%) 】 マイカーローン(低公害車) 【197件(目標達成率246.3%) 】 *地域密着型金融の取組み状況については、当金庫ホームページ(http://www.nagano-shinkin.jp/)にも掲載しております。 5 平成24年度 地域密着型金融の取組み方針について 平成24年度からの3年間を計画期間とする長期経営3カ年計画を策定し、同計画に基づいて地域密着型金融 の推進に関する基本方針、具体的な取組み項目を定め、下記の取組みを推進してまいります。 ◆平成24年度 地域密着型金融推進の基本方針 私たちは、お客さまの一番近くにいて、お客さまのことがよく分かっている存在です。長野信用金庫がこれまで 培ってきた総合的金融機能を存分に発揮して、地域の様々なお客さまとの連携を強化し、地域の経営資源の循環を 金融面から支援します。そして、お客さまと様々な課題を共有し、お客さまとともに解決していく地域密着型金融を 強力に推進して、地域の持続的発展を目指してまいります。 ◆基本方針に基づく具体的取組み項目 Ⅰ.顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮 Ⅱ.地域の面的再生への積極的な参画 Ⅲ.地域や利用者に対する積極的な情報発信 貸出運営についての考え方 当金庫では、正確な自己資本比率を算定する前提として、保有する資産(貸出債権や有価証券など)について、 回収の可能性に応じて分類する「資産の自己査定」を実施しております。 金融機関が保有する資産の中で最も大きなものは貸出金(貸出債権)であり、これによって得る貸出金利息が 最大の収入となります。 この貸出金について回収の危険性の度合いが高い分類債権が少ないほど良いのは当然のことです。しかしなが ら、私ども信用金庫の融資業務の特徴は、収益性のみを追求した「選別融資」ではなく、会員である地域の中小 企業や個人のみなさまを対象として融資の機会の平等を原則に「小口多数取引に徹する」ことにあります。当金 庫では、こうした信用金庫ならではの特性を踏まえ、地域中小企業のみなさまが抱えている特性に十分配慮しな がら融資業務を行い、地域社会の発展に努めております。そういった意味で、お取引先の抱えているリスクの一 部を当金庫があえて共有することは、その専門金融機関である当金庫に課せられた使命であると考えております。 このように、事業地区の限定とともにお取引対象に専門性をもつ当金庫は、地域のみなさまとの日頃のおつき あいの中で、信頼関係を深めながら、経営改善などに関する様々な課題に対して、お客さまとともに解決してい くための努力を惜しまず、事業経営や生活設計に関するご提案も交えながら、健全な資金需要に積極的にお応え したいと考えております。 金融円滑化に向けた取組み方針・体制 ◆中小企業者等の金融円滑化に向けた取組み方針について 長野信用金庫(理事長 原 徹爾)では、 「健全経営に徹し、豊かな地域社会づくりに貢献する」という経営理念の もと、景気の好・不況にかかわらず、地域への安定した資金供給を社会的使命と考え、経営改善支援への取組み など地域密着型金融を推進し、一貫して地域金融の円滑化に取り組んでまいりました。 現下の厳しい経済金融情勢にあって、地域に密着した当金庫の役割が一層重要になっていると考え、中小企業 や個人事業主のお客さま及び住宅資金をご利用のお客さまからの資金繰り、ご返済に関するご相談に対して、適 切、迅速に対応するため、金融円滑化に向けた基本的な取組み方針を定めました。 ◆金融円滑化に向けた取組み方針 1. 中小企業や個人事業主のお客さま及び住宅資金をご利用いただいているお客さまからの貸出条件の変更等の ご相談、お申込みについては、お客さまの状況を十分に把握した上で、きめ細かな対応により、お客さまの抱 えている問題解決に向けご相談に応じ、できる限り返済負担の軽減を図るよう努めます。 2. お客さまの過去における貸出条件の変更等の履歴に係わらず、新規融資や貸出条件の変更のご相談、お申込 みについては、適切に審査します。 3. 貸出条件の変更等を円滑に行うため、守秘義務に留意しつつ、お客さまの同意を前提に、他の金融機関、政府 系金融機関、信用保証協会、中小企業再生支援協議会、住宅金融支援機構等と緊密な連携を図るよう努めます。 4. 貸出条件の変更等のお申込みを謝絶させていただく場合は、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明します。 5. 貸出条件の変更等に関するお客さまとの協議にあたり、経営改善計画の策定に向け真摯に話し合い、ご要望 がある場合には、経営改善計画の策定を支援し、改善等に向けた助言等を行います。 6. 貸出条件の変更等に関する苦情・相談を受けた場合は真摯に受止め、迅速、丁寧、誠実に対応します。 7. 貸出条件の変更等による一層の金融円滑化に向け、 「金融円滑化管理責任者」 「金融円滑化相談責任者」などを 定め、体制整備を図ります。 6 ◆中小企業者等の金融円滑化に向けた対応体制について 1. 貸出条件の変更等、お客さまからの負担軽減のご要望への対応 (1)各営業店長を「金融円滑化相談責任者」とし、事業者については、お取引店の融資担当者、住宅ローンにつ いては、お取引店の融資課長を専任の担当者とする「ご相談窓口」 (平成21年12月2日制定)を設けました。 (2)本店営業部と篠ノ井支店に併設している「ローンセンター」に「休日相談窓口」を設置(平成21年12月11日 公表)しました。住宅ローンに関するご相談について取引店への取次ぎを行います。 (3)本部に金融円滑化推進・管理担当部署からなる「金融円滑化管理調整部会」を設け、事務局を審査部に置 いて態勢の整備・充実を図ります。事業資金のご相談については本部管理部署を審査部、住宅ローンのご 相談については本部管理部署を業務部とし、各営業店からの情報の一元管理及び全体の状況把握は審査 部において行います。 (4)審査部を担当する常務理事を「金融円滑化管理責任者」とし、中小企業者等の金融円滑化について全体を 統括します。 「金融円滑化管理責任者」は、審査部からの状況報告等に基づき、経営陣の意思決定機関であ る「理事会」 「常勤理事会」に上申し、協議、検討して以後の改善に資することとします。 (注) 本取組み方針における、地域金融円滑化に対する考え方は、従来から当金庫が取組んできた地域密着型金融の深化を継承す るものでありますが、 「中小企業金融円滑化法」の施行を受けて、 「ご相談受付窓口」 「苦情相談専用窓口」の明確化を図るととも に、本部の一元管理部署や「金融円滑化管理調整部会」 、及び役員による統括責任者として「金融円滑化管理責任者」を制定し、 体制の整備を図りました。 (平成22年1月20日理事会決議) また、金融円滑化に関する審査部担当部署の人員増員により、体制の充実を図ることとしました。 (平成22年2月1日実施) 2. 貸出条件の変更等の状況を適切に把握する体制 (1)各営業店では、全ての貸出条件の変更等のご相談について誠実に対応し、進捗状況を含む対応状況等を所 定の書式に記録するとともに、対応状況に関するデータを一元管理部署である審査部に報告します。 (2)審査部は、各営業店の進捗状況を含む対応状況及び取組み実績を管理し、各営業店を指導、支援するとと もに、全体の取組み状況を「金融円滑化管理責任者」に報告します。 (3) 「金融円滑化管理責任者」は、定期的に又は必要に応じて経営陣に対応状況を報告し、経営陣の協議、検討 により、以後の改善を図る体制とします。 (4)対応状況の記録は、各営業店と審査部において厳格に管理・保管します。 3. 苦情相談を適切に行うための体制 (1)各営業店に、貸出条件の変更等、金融円滑化を推進するための「苦情対応担当者」を置いています。苦情相 談対応は、全て所定の書式に記録するとともに、一元管理部署である審査部に報告します。 (2)審査部に「苦情相談専用窓口」 (平成21年12月18日公表)を置き、苦情相談を受付けるとともに、全体の苦 情相談対応状況を一元管理し、 「金融円滑化管理責任者」に報告します。 (3) 「金融円滑化管理責任者」は、苦情相談対応状況について定期的に又は必要に応じて経営陣に対応状況を 報告し、経営陣の協議、検討により、以後の改善を図る体制とします。 (4)苦情相談への対応状況の記録は、各営業店と審査部において厳格に管理・保管します。 4. 貸出条件の変更等を行った後の、事業の改善又は再生支援を適切に行うための体制 (1)各営業店の融資担当者は、担当お取引先企業等の事業の状況等について、貸出条件の変更等の対応記録 や経営改善計画書などに基づきモニタリングを継続実施し、改善計画の見直し、策定のお手伝い等の経営 改善支援を行います。 (2)審査部「経営支援グループ」は、営業店と連携してお取引先企業等の経営状況を把握し、継続的に経営相 談・支援を行うとともに、営業店を指導、支援します。また、 「経営支援グループ」は、直接、お取引先企業等 を担当し、お取引先企業等に出向き、事業の状況を把握して経営改善支援を行います。 以上 ◆個人保証・不動産担保に過度に依存しない融資の取組み状況(多様な手法による融資商品等の取扱実績を含む) 個人保証・不動産担保に過度に依存しない融資の推進にあたり、当金庫では、多様な融資手法・融資商品の提 供に取組み、平成23年度の実績は以下のとおりとなっております。また、並行して個人保証を取得する際の説明 態勢の整備・充実を図っております。 これまで、流動資産担保融資などを中心に推進しており、今後も引続き、商品開発について研究、検討を継続 してまいります。 【期中実績(平成23年度中)】 流動資産 担保融資 件 数 金 額 7 72 271 シンジケート ローン 9 8,500 (単位:百万円) 私募債 0 0 【期末残高(平成23年度末)】 各手法実績 の合計 81 8,771 流動資産 担保融資 件 数 金 額 0 0 シンジケート ローン 24 24,146 (単位:百万円) 私募債 34 2,596 各手法実績 の合計 58 26,742 ◆地域の中小企業に対する金融の円滑化に向けた取組みについて 現下の厳しい経済金融情勢にあって、地域に密着した信用金庫の役割が一層重要になっております。 長野信用金庫は、 「健全経営に徹し、豊かな地域社会づくりに貢献する」という経営理念のもと、景気の好・不 況にかかわらず、地域への安定した資金供給を社会的使命と考え、地域での金融仲介機能を存分に発揮して地域 密着型金融を推進し、地域金融機関としての使命を果たしてまいりたいと考えております。 平成22年1月20日には、中小企業金融円滑化法に基づき、中小企業や個人事業主のお客さま及び住宅資金を ご利用のお客さまからの資金繰り、ご返済に関するご相談に対して、適切、迅速に対応するため、金融円滑化に 向けた基本的な取組み方針・体制を定め、 「中小企業者等の金融円滑化に向けた取組み方針・体制」として公表し ました。平成22年5月17日、平成22年11月12日、平成23年5月13日及び平成23年11月14日にその取組み実 績を公表いたしました。 地域の中小企業等に対する金融の円滑化に向けた取組みは、地域密着型金融の推進という経営理念の実践そ のものであります。上記取組みのほか、 「地域密着型金融の推進計画」において取組んでまいりました「地域の中 小企業等に対する金融の円滑化に向けた対応状況」について取りまとめましたのでお知らせします。 1.中小企業金融円滑化に向けた商品一覧 ①「ルーキーくん」等創業・新事業支援資金 創業支援、新事業進出支援を目的とした商品であります。また、既に、当金庫で事業性融資をお借入いただ いている事業所先に対しまして、事業転換または新分野進出のためのご融資も行っております。 平成23年度 融資実行実績 101件/ 372百万円 ② 流動資産担保融資保証制度(うち売掛債権担保融資保証制度) 信用保証協会が行う「流動資産担保融資制度」を利用し、過度に物上保証に頼らず、地元の中小企業の皆様 が保有する売掛債権(流動資産)を担保としてご融資することで、中小企業の皆様の事業資金の確保に向け た円滑化・多様化のための商品です。 平成23年度 融資実行実績 72件/ 271百万円 ③ 地方公共団体制度資金の推進 長野県をはじめ、各市町村と連携して制度資金を積極的に推進しました。 平成23年度 融資実行実績 2,240件/ 13,226百万円 2.中小企業金融円滑化に向けた営業活動および態勢整備 ① きめ細かな相談受付態勢 当金庫営業エリアにおいては、渉外課職員の地区担当制によりすべての地域を網羅し渉外活動を実施してお ります。また、取引先の中小企業のご依頼・ご相談に迅速かつ適格にお応えするため、渉外課統括次長が適 宜訪問する等、営業店長も含めた重層顧客管理態勢を敷いております。 平成21年10月には、比較的規模の大きな24店舗に「事業支援担当者」25名を配置し、事業性の資金需 要や資金繰りに関するご相談への対応、経営改善への取組み支援を図るなど、金融円滑化に向けた体制を 充実し、平成22年度に引き続き平成23年度も更なる活動の促進を図ってまいりました。 ② 中小企業者等の金融円滑化に向けた対応態勢について 厳しい経済環境の中、 「中小企業金融円滑化法」が平成25年3月末まで1年間延長されました。当金庫では、 中小企業者等の金融円滑化に向け、以下の対応体制整備を図っております。 (詳しくは、当金庫ホームページ 「中小企業者等の金融円滑化に向けた取組み方針等」に掲載しております。) ・貸出条件の変更等、お客さまからの負担軽減のご要望への対応体制 ・貸出条件の変更等の状況を適切に把握する体制 ・苦情相談を適切に行うための体制 ・貸出条件の変更等を行った後の、事業の改善又は再生支援を適切に行うための体制 ③ 東日本大震災・長野県北部地震への金融支援態勢 東日本大震災・長野県北部地震への金融支援のための態勢整備を図り対応いたしました。 ・平成23年3月14日より平成24年3月30日まで「災害相談窓口」を設置しました。 ・平成23年3月28日より平成24年3月30日まで「災害関連特別融資」の取扱いをいたしました。 8 ◆中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する 法律第7条第1項に規定する説明書類 法第4条に基づく措置の実施状況 【債務者が中小企業者である場合】 (単位:百万円) 平成 21年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 24 年 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 貸付けの条件の変更等の申込みを 受けた貸付債権の額 5,636 19,549 30,907 43,492 54,170 63,560 75,431 85,344 93,777 104,308 うち、実行に係る貸付債権の額 4,559 18,055 28,941 42,142 51,977 61,404 73,392 82,553 91,764 101,484 195 195 207 483 530 うち、謝絶に係る貸付債権の額 0 0 117 189 189 1,070 1,369 1,665 424 1,264 1,176 991 1,716 651 1,410 6 124 183 735 738 783 852 867 878 882 うち、信用保証協会等による債務の保証 を 受けていた 貸付債 権 のうち実 行に係 る貸付債権の額 1,174 4,320 7,585 10,854 14,435 17,735 20,884 23,631 26,426 29,574 うち、信用保証協会等による債務の保証 を 受けていた 貸付債 権 のうち 謝 絶に係 る貸付債権の額 0 0 65 131 131 137 137 141 331 341 うち、審査中の貸付債権の額 うち、取下げに係る貸付債権の額 【債務者が中小企業者である場合】 (単位:件) 平成 21年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 24 年 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 貸付けの条件の変更等の申込みを 受けた貸付債権の数 367 1,245 2,049 2,813 3,627 4,306 5,015 5,578 6,184 6,770 うち、実行に係る貸付債権の数 309 1,143 1,908 2,698 3,474 4,184 4,853 5,416 5,992 6,601 うち、謝絶に係る貸付債権の数 0 0 11 16 16 17 17 21 36 44 55 86 91 32 69 32 61 52 64 32 3 16 39 67 68 73 84 89 92 93 うち、信用保証協会等による債務の保証 を 受けていた 貸付債 権 のうち実 行に係 る貸付債権の数 168 679 1,138 1,614 2,113 2,575 2,997 3,377 3,727 4,115 うち、信用保証協会等による債務の保証 を 受けていた 貸付債 権 のうち 謝 絶に係 る貸付債権の数 0 0 7 10 10 11 11 14 28 31 うち、審査中の貸付債権の数 うち、取下げに係る貸付債権の数 法第5条に基づく措置の実施状況 【債務者が住宅資金借入者である場合】 (単位:百万円) 平成 21年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 24 年 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 貸付けの条件の変更等の申込みを 受けた貸付債権の額 165 803 1,069 1,350 1,519 1,769 2,002 2,225 2,370 2,585 うち、実行に係る貸付債権の額 61 539 844 1,116 1,311 1,536 1,726 1,958 2,121 2,303 うち、謝絶に係る貸付債権の額 うち、審査中の貸付債権の額 うち、取下げに係る貸付債権の額 0 0 0 26 26 26 26 27 30 30 103 188 87 42 14 26 66 33 11 45 0 75 137 164 167 179 183 206 206 206 【債務者が住宅資金借入者である場合】 (単位:件) 平成 21年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 23 年 平成 24 年 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 6月末 9月末 12月末 3月末 貸付けの条件の変更等の申込みを 受けた貸付債権の数 18 81 123 154 173 196 221 242 261 282 うち、実行に係る貸付債権の数 5 49 93 126 144 167 186 204 225 244 うち、謝絶に係る貸付債権の数 0 0 0 3 3 3 3 4 6 6 13 21 12 4 3 2 6 6 1 3 0 11 18 21 23 24 26 28 29 29 うち、審査中の貸付債権の数 うち、取下げに係る貸付債権の数 9 法令等遵守体制 ■基本的な考え方 当金庫では、コンプライアンスとは、 「法令等を遵守することのみにとどまらず、役員及び従業者がお客さまや 地域社会の期待に応えるべく、お客さまの視点で業務を遂行すること」と定義しております。 役職員一人ひとりが自らの日々の行動を通じて信用を積み重ね、親しまれ、選ばれる信用金庫となるよう、コン プライアンスの実践を経営の最重要課題の一つとして位置付けております。法令やルールの遵守、反社会的勢力 の排除等を掲げた「長野信用金庫行動憲章」 (下記参照)及びコンプライアンス規程を定め、これに則った誠実か つ公正な業務運営を行うとともに、コンプライアンス重視の企業風土の醸成に努めてまいります。 ■組織・運営体制 ● 当金庫では、総務部コンプライアンスグループを統括部署と定め、コンプライアンスに係る企画・立案・推進・ 状況把握を行い、常勤理事・常勤監事で構成する「コンプライアンス委員会」が、コンプライアンスに関する各種 課題を検討のうえ、理事会に報告、諮問する体制とし、さらに、全部店にコンプライアンス担当者を配置して、コ ンプライアンス体制の強化を図っております。 コンプライアンスグループでは、業務に関する法務関連のチェックを厳格に行い法務リスクの管理強化にも努 めております。 ● 法令等遵守を実現するための具体的手引書である「コンプライアンス・マニュアル」は、当金庫のコンプライア ンス基本方針や体制、倫理と行動規範、さらに、コンプライアンスに違反する行為の報告・相談体制などを定め ております。 コンプライアンス・マニュアルにより、従業者等全員が遵法意識の徹底を図るとともに、毎年度、具体的な実 践計画としてコンプライアンス・プログラムを策定し実践しております。 ● コンプライアンスに関する研修会や通信教育のほか、各部店でコンプライアンス担当者を中心に毎月勉強会を 実施し、その成果や課題を文書で報告することとして、倫理感覚・遵法精神の高揚を図っております。また、相互 牽制機能の有効性を高めるため内部通報制度を導入しております。 ◆長野信用金庫行動憲章 1.信用金庫の社会的責任と公共的使命 5.従業員の人権の尊重等 2.質の高い金融等サービスの提供と地域社会発展への貢献 6.環境問題への取組み 信用金庫のもつ社会的責任と公共的使命の重みを自覚 し、責任ある健全な業務運営の遂行に努めます。 創意と工夫を活かし、お客さまのニーズに応えるととも に、安全性にも十分配慮した質の高い金融および非金 融サービスの提供等を通じて、地域経済・地域社会の 発展に貢献します。 3.法令やルールの厳格な遵守 あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会規範に決し て背くことのない、誠実かつ公正な業務運営を行います。 4.地域社会とのコミュニケーション 経営等の情報の積極的かつ公正な開示をはじめとして、 広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図ります。 従業員の人権、個性を尊重するとともに、安全で働 きやすい環境を確保します。 資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実践すると ともに、環境保全に寄与する金融サービスを提供す るなど、環境問題に積極的に取り組みます。 7.社会貢献活動への取組み 当金庫が社会の中においてこそ存続・発展し得る存 在であることを自覚し、社会と共に歩む「良き企業市 民」として、積極的に社会貢献活動に取り組みます。 8.反社会的勢力の排除 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、 これを断固として排除します。 預金保険制度への対応 預金保険制度とは、金融機関(信用金庫や銀行、信用組合など)が預金保険機構に預金保険料を支払い、金融機 関が預金等の払戻しができなくなった場合などに、預金者等を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、 信用秩序を維持するための制度です。 預金保険で保護される預金は、預金保険対象預金等のうち決済用預金(無利息、要求払い、決済サービスを提供 できること、という3条件を満たす預金)については全額、それ以外の預金等については1金融機関ごとに預金者1 人当たり元本1,000万円までとその利息等の合計額となっています。 当金庫では、預金保険制度全般について的確な対応を図るため、 「預金保険制度対応委員会」を設け、組織体制を 整備するとともに、名寄せデータの整備や決済用預金の導入に伴うリスク管理の徹底などについて万全を期すこと としています。 10 個人情報保護体制 当金庫では、個人情報保護に関する担当部署を設け、関連規程等を制定して個人情報の取得、利用、安全管理や 従業員の監督などについて適切な対応が図れるよう管理体制を整備するとともに、個人情報保護宣言、個人情報保 護方針(プライバシーポリシー)などを公表して、お客さまの大切な情報の保護を徹底しております。 個人情報保護宣言 長野信用金庫(以下、当金庫といいます。 )は、 「個人情報の保護に関する法律」等関連法令の主旨を十分に理 解し、個人情報の適切な取扱い(管理)を重要な経営課題と位置付けております。 当金庫は従来より「情報資産保護に関する基本方針(セキュリティポリシー) 」を定める他、情報保護のため の規程を制定する等、金融業務に必要な情報保護体制をとってきました。 この中で特に重要度を増した個人情報の保護について、各種の規程を定め適切な取扱いを行っていくこと は、当金庫の社会的責務であることを強く認識しております。 お客さまのプライバシー権を確保するため、 「個人情報保護方針(プライバシーポリシー) 」を定め、個人情報 保護のコンプライアンス体制を確立して役職員一同個人情報の適切な保護に努めることを宣言いたします。 金融 ADR 制度への対応 ■苦情処理措置 当金庫は、お客さまからの苦情のお申し出に公正かつ的確に対応するため業務運営体制・内部規則を整備し、そ の内容をホームページ、ポスターで公表しています。 苦 情 は、当 金 庫 営 業 日(9時 ∼17時)に 営 業 店(電 話 番 号 は34ペ ー ジ 参 照)ま た は 事 務 部(電 話:0120− 710228)にお申し出ください。 証券業務に関する苦情は、当金庫が加入する日本証券業協会から苦情の解決業務の委託を受けた「特定非営利 活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター(ADR FINMAC) 」 (電話:0120 - 64 - 5005)でも受け付けています。 ■紛争解決措置 当金庫は、紛争解決のため、当金庫営業日に上記事務部または全国しんきん相談所(9時∼17時、電話:03− 3517- 5825)にお 申し出 が あ れ ば、東 京 弁 護 士 会(電 話:03 - 3581- 0031) 、第 一 東 京 弁 護 士 会(電 話:03− 3595 8588) 、第二東京弁護士会(電話:03 3581 2249)の仲裁センター等にお取次ぎいたします。また、お 客さまから各弁護士会に直接お申し出いただくことも可能です。 なお、前記弁護士会の仲裁センター等は、東京都以外の各地のお客さまにもご利用いただけます。その際には、 お客さまのアクセスに便利な東京以外の弁護士会をご利用する方法もあります。例えば、東京以外の弁護士会にお いて東京の弁護士会とテレビ会議システム等を用いる方法(現地調停)があります。ご利用いただける弁護士会につ いては、あらかじめ前記「東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、全国しんきん相談所または当金 庫事務部」にお尋ねください。 このほかに、証券業務に関する紛争は、当金庫が加入する日本証券業協会から紛争の解決のあっせん等の委託を 受けた上記「特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター(ADR FINMAC) 」でも受け付けています。 保険販売業務に係る苦情等について、お客さまと当金庫との間で問題を解決できず、お客さまから紛争解決の申 し出があった場合は、問題の内容やお客さまの要望等に応じて、当金庫の紛争解決措置として全国しんきん相談所 を通じた弁護士会仲裁センター等の利用を紹介することに加え、取扱保険会社の指定した指定紛争解決機関を紹 介する対応を行っています。 環境保全活動への取組み 環境問題への取組みでは、平成15年6月に本部・本店営業部を対象に、環境管理の国際規格「ISO14001」の認 証を取得しました。内部的な省資源、省エネルギーにとどまらず、金融機関としての本業を通じて、地域の環境問題 に積極的に取り組んでおります。 ISOの認証取得以降、環境方針に沿ってできる限り資源・エネルギーの無駄遣いを排除するため、電力・ガス・水 道の使用量削減目標を設定し、目標達成に向けた事業を展開するとともに、再利用やリサイクルの推進により循環 型社会を構築し地球温暖化を防止するための活動に取り組んでまいりました。また、環境関連金融商品の企画・開 発・販売やISO取得を目指す企業を金融面において支援するなど、金融業務においても環境問題に配慮した取組み を推進しました。 平成23年度は原子力発電所の事故発生による電力不足に対応するため、全店で一層の電力使用量の削減運動を 実施しました。さらに、機密書類の溶解処分を継続的に実施することにより、CO2の削減とリサイクル推進を図るな どの活動を展開しました。また、環境保全を支援する低金利個人融資として、省エネ住宅対応住宅ローンや低公害 車対応マイカーローンを積極的に推進しました。 11 地域社会への貢献活動 当金庫では、地域経済活動の基礎としての円滑な地域金融の実践を通して、地域の資金を地域に還元し、豊か な地域社会づくりに貢献していくことが地域貢献の基本と考えております。 県債をはじめとする地元地方債の引受や、これら団体に対するご融資を通しての地域社会づくりはもちろん、 地域金融機能の一層の充実を目指して、 「地域密着型金融」の取組みを着実に推進してまいりました。 地域文化との係わりのなかでも、より身近な存在として、地域行事への参画、信用金庫の日と当金庫創立記念 日の全店一斉清掃活動、小さな親切運動や献血への参加、アンパンマンお絵かき大会や営業店ショーウインドー で催事・お祭り等の写真展を行うなど、地域との交流を積極的に進めております。 その他、地域経済の活性化に向けた「長野しんきんビジネスクラブ」などの活動については、15・16ページの 「長野信用金庫と地域社会」の中で紹介させていただいております。 T O P I C S 平成 23 年 4 April 平成 23 年度の主な出来事 ●「災害関連特別融資」の取扱いを実施しました(平成23年3月∼ 24年3月) ●「がんばれ!AC長野パルセイロ応援定期預金」の取扱いを開始しました 活動資金として60万円寄贈いたしました(8月) ● お取引先企業の新入社員研修会を開催しました ● 平成22年度の地域密着型金融に関する取組み「ビジネスフェア開催による ビジネスマッチング機会の創出」が関東財務局より顕彰されました 5 ●「第8回 長野しんきんビジネスフェア2011」を開催しました ● 長野県制度資金「東日本大震災復興支援資金」の取扱いを開始しました 6 ● 年金友の会(信寿会)の「合同旅行」を実施しました ●「信用金庫の日」の記念事業として「ご来店感謝デー」 ・ 「全店クリーン運動」 ・ 「献血」 ・ 「SHINKIN愛の募金」を実施しました ● 長野市制度資金「東日本大震災緊急支援資金」の取扱いを開始しました ● 復興応援キャンペーンを実施しました(平成23年6月∼ 8月) May June 7 ● お子さま向け企画として「長野しんきんファミリー映画試写会」を開催しました また「アンパンマンお絵かき大会」を開催しました(平成23年6月∼ 8月) ● 長野しんきんビジネスクラブ第24回定期総会において講演会を開催しました 講師:佐々淳行氏 8 ● 長野しんきんビジネスクラブ・NYCE主催「ビジネス研修」を開催しました 講師:山本富士美氏 9 ● 創立記念日に全店一斉路上清掃を実施しました ●「教育ローン」キャンペーンを実施しました(平成23年9月∼平成24年4月) ●「飯山支店」を新築移転しました 10 ● 事業者向け支援資金「スペシャルプライス2」の取扱いを実施しました (平成23年10月∼平成24年3月) ● 長野しんきん「“新”戦略経営塾」を開講しました(平成23年10月∼ 24年3月に5回開講) ●「一時払い終身保険」の取扱いを開始しました ● ㈱ビューカードとのATM提携を開始しました November 11 ● 懸賞金付定期預金「ハッピー ×ハッピー 2011Winter」の取扱いを実施しま した(平成23年11月∼ 24年1月) 12 ● セット運用商品『グッドチョイスⅡ』の取扱いを実施しました(平成23年12月∼24年3月) ● 第25回「東京ビジネスサミット2011」に合同出展しました July August September October Destember 平成 24 年 3 March ●「2012フレッシャーズキャンペーン」を実施しました (平成24年3月∼ 24年5月) ● 長野しんきんビジネスクラブ第25回定期総会において講演会を開催しました 講師:財部 誠一氏 長野しんきんビジネスフェア(5月) 信寿会合同旅行(6月) AC長野パルセイロ応援(8月) ビジネス研修会(23 年 8月∼24 年 2月) “新” 戦略経営塾(23年10月∼24年 3月) 12 協同組織運営のしくみ 1.総代会制度について 信用金庫は、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を最大の価値とする 協同組織金融機関です。したがって、会員は出資口数に関係なく、一人一票の議決権を持ち、総会を通じて当金庫の 経営に参加することとなります。しかし、当金庫では、会員数がたいへん多く、総会の開催は事実上不可能であるこ とから、会員の総意を適正に反映し、充実した審議を確保するため、総会に代えて総代会制度を採用しております。 この総代会は、決算、取扱業務の決定、理事・監事の選任等の重要事項を決議する最高意思決定機関です。した がって、総代会は、総会と同様に、会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、会員の中から適正な手 続により選任された総代により運営されます。 また、当金庫では、総代会に限定することなく、日常の事業活動を通じて、総代や会員とのコミュニケーションを 大切にし、さまざまな経営改善に取り組んでおります。 〈総代会は、会員一人ひとりの意見を適正に反映するための開かれた制度です。〉 総代会 理事会 ①理事会の議決に基づき理事長 が選考委員を委嘱し、選考委員 の氏名を店頭掲示 会員の総意を適正に 反映するための制 度 決算に関する事項、理事・監事 の選任等重要事項の決定 総 代 ③理事長は、総代候補者氏名を店頭掲 示し、所定の手続きを経て、会員の 代表として総代を委嘱 会 員 選考委員 総代候補者 ②総代選考基準に基づき総代候補者を選考 2.総代とその選任方法 (1)総代の任期・定数 ・総代の任期は3年です。 ・総代の定数は、120人以上150人以下で、会員数に応じて選任区域ごとに定められております。 なお、平成24年3月31日現在の会員数は61,674人で、総代数は、平成24年5月31日現在123人です。 (2)総代の選任方法 総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っております。 そこで総代の選考は、総代候補者選考基準(注記)に基づき、次の3つの手続を経て選任されます。 ①会員の中から総代候補者選考委員を選任する。 ②その総代候補者選考委員が総代候補者を選考する。 ③その総代候補者を会員が信任する(異議があれば申し立てる) 。 (注)総代候補者選考基準 1.資格要件 当金庫の会員であること 2.適格要件 (1)総代として相応しい見識を有していること (2)良識をもって正しい判断ができる人であること (3)地域における信望が厚く、総代として相応しい人であること (4)地域での居住年数が長く、人縁関係が深い方 (5)行動力があり、積極的な方 (6)人格、識見に優れ、当金庫の発展に寄与できる方 (7)金庫の理念・使命をよく理解し、金庫との緊密な取引関係を有する方 (8)広く会員の意見を採りあげることができる方 13 〈総代が選任されるまでの手続について〉 地区を25区の選任区域に分け、 会員数に応じて各選任区域ごとに総代の定数を定める。 ①総代候補者選考委員の選任 理事会の議決により、選任区域ごとに会員のうちから選考委員を委嘱 選考委員の氏名を店頭に掲示 ②総代候補の選考 選考委員が総代候補者を選考 理事長に報告 左記掲示について 信濃毎日新聞に公告 総代候補者の氏名を、1週間店頭掲示 異議申出期間(公告後2週間以内) ③総代の選任 会員から異議がなかった場合 総代候 補者のうち総代となること について異議の申し出があったが、 異議を申し出た会員が選任区域の 会員数の1 / 3未満であった場合 当該総代候 補者が選任区域 の総代定数の1 / 2以上 他の候補者を選考 総 代候 補 者 のうち 総 代とな ることについて選 任 区 域 の 会員数の1/3以上の会員か ら異議の申し出があった場合 当該総代候 補者が選任区域 の総代定数の1 / 2未満 第90期通常総代会において、次の事項が付議され、それぞ れ原案のとおり了承されました。 ②決議事項 第90期(平成23年4月1日∼平成24年3月 31日)業務報告、貸借対照表及び損益計算書 の内容報告、並びに監事及び会計監査人の監 査結果報告の件 第1号議案 剰余金処分案承認の件 第2号議案 定款の一部変更の件 第3号議案 行方不明等会員の除名承認の件 第4号議案 理事及び監事選任の件 第5号議案 退任役員に対する退職慰労金贈 呈の件 平成 24 年 5月31日現在 総代氏名(敬称略) 1 4 青山 益司 岩 茂夫 齋藤 安彦 鈴木 俊貞 2 2 塩沢 荘吉 宮島 章郎 3 6 小野 裕道 柄沢 洋一 左右田昭道 田中喜一郎 山崎 道秋 渡辺 晃司 4 3 戸谷 正夫 藤森 昭男 増田 博隆 5 6 荻原 英司 加藤 誠 北村 一 塚田 佐 徳武 良彦 松山 秀男 6 4 坂田 守夫 中村 士郎 長澤 一喜 渡辺 昌祺 7 4 鎌倉 利光 久保田知幸 高池 忠克 宮下 英基 8 4 荒井 純一 石田 保宣 中村 清司 松本 清 9 7 今井 正 清水 偉男 塚田 博文 中山 廣美 山岸 安正 横谷 尚道 横田 一尊 10 6 小出 一雄 滝川 哲也 松田 貞夫 宮下 恒夫 盛田幸治郎 山本 武利 11 3 篠原 眞治 平田 圭助 宮澤 重徳 12 2 西 善秀 松本 源 13 2 小池 一之 宮澤 幸司 14 9 蟹沢 宗夫 北村 直良 甲田 辰雄 小林 忠治 小林 淳躬 鈴木 嘉男 水沢 仁亮 宮越 宏一 横山 英雄 15 4 久保 重信 坂口 勝 春原 芳夫 宮入 豊一 16 8 新井 精一 笠井 昭男 傅田 光雄 中嶋 君忠 平山 和成 山崎 卓夫 渡邉 一正 和田 俊雄 17 5 石井 英嗣 齋藤 清 滝沢 英雄 中島袈裟則 渡辺 修造 18 3 海野 竹雄 清水 佑一 南澤 旭善 19 8 鮎澤 豊 越石 信三 小平 悟朗 鈴木 秀典 竹森 松雄 祢津 久男 山﨑 武明 矢島 敬士 20 10 飯塚 輝男 岩﨑 忠三 北村 脩志 西田 候 佐藤 文保 篠塚 順三 関谷 宣男 田幸 新造 廣田 悦治 北條 憲三 21 4 市村 次夫 関谷 彰二 中條 政雄 中村 孝 22 5 小林 勇生 小林 博文 土屋 好郎 橋本 和男 望月 誠一 23 3 佐藤 勝俊 友野 範夫 西山平四郎 24 6 飯田 聖史 片山 良雄 佐藤 常吉 高野 勇 中澤 清可 丸山 昭 25 5 岡本 洋二 小林 仁 関 俊彦 丸山 茂 吉越 昇 総代の氏名を1週間店頭掲示 3.第90期通常総代会の決議事項 ①報告事項 総代 区 定数 欠員(選考を行わない) 上記②の手続きを経て 理事長は総代に委嘱 ◆総代の氏名 計123名 (注)選任区域についてはもよりの本支店窓口へおたずねください。 14 長野信用金庫と地域社会 ∼地域とともに持続的な発展を目指します∼ 当金庫は、長野市を中心とする北信地域を主な事業地区とし、地元の中小企業者や住民の皆さまが会 員となって、お互いに助け合い、お互いに発展していくことを共通の理念として運営されている相互扶助 型の金融機関です。 地域のお客さま・会員の皆さま 地域のお客さまの着実な資産づくりのお手伝いをさせていただくため、預金商品やサービ スの充実に努めております。また、預金以外にも、国債の窓口販売や投資信託、保険商品の取 扱いなど、資産運用のご提案も行っております。 当金庫の預金の内容を残高で見てみると、科目別では定期性預金が約73%、法個人別では個 人が約82%となり、会員と会員外の割合では会員外が約68%となっています。このことは、大 手企業ではなく地域の中小企業や個人の方々専門の金融機関であり、協同組織金融機関であっ ても預金は広く一般の方々を対象とすることができる信用金庫の大きな特徴となっています。 ● オリジナル商品 年金マル悠定期・年金マル得定期は、当金庫で年金をお受取りの方にご利用いただける定期預金です。平成 「子育て支援定期積金『子育て応援隊』と継続預 23年度は、 「懸賞金付定期預金Happy2(ハッピー×ハッピー)」 け入れ商品『子育て応援定期預金』」のキャンペーンなどの実施のほか、投資信託とのセット運用商品「グッドチ ョイス」の取扱いをしました。その他、ゆとりある資金の運用には、オープン外貨定期預金も取り扱っています。 出 資 金 預金積金残高【7,032億円】 預金積金 お客さまのご預金について ●関連ページ:30・35・36・50 ページ 有価証券残高【3,381億円】 株式 預証率【48.07%】 ( お客さまからお預か りした 資 金 の 一 部は、 安全性や収益性に留意 し、債 券 を中心とした 有価証券等で運用して います。 ●関連ページ: 53・56・57ページ 外国証券(3,375百万円)0.9 % その他の証券 (20,078百万円)5.9 % 15,856 百万円) 4.6 % 社債 国債 (108,845百万円) 32.1% 有価証券 残高構成 (128,555百万円) 38.0 % 資 金 運 用 ご融資以外の運用について 地方債 (61,389百万円) 18.1% 長野信用金庫 今期の決算状況 業務純益 : 4,509百万円 経常利益 : 2,537百万円 当期純利益 : 1,184百万円 自己資本比率 : 24.62% ●関連ページ: 18・19・54ページ 常勤役職員 : 662名 店舗数 : 41店(内出張所1) ●関連ページ: 18・31・33・34ページ 12.1% 取扱商品 事業者向けには、県・市町村の制度資 金のほか、法人会ローンや 個人 NPOローン、介護関連ニュービジネス支援資金などを用意しており、(82,599百万円) 個人向けには、住宅ローンはじめ教育ローンや小口フリーローン「らく 25.4% 貸出金 太郎200」などによりお客さまの多様なニーズにお応えしておりま 残高構成 す。平成23年度は、 「マイカーローン」や「教育ローン」などのキャン 事業者 (202,268百万円) ペーンを実施するとともに、 「資金繰り円滑化支援資金」や個人(事業 62.3% 者含む)向けフリーローン「快速!なんでも応援団」の取扱をしました。 ●関連ページ:37・38 ページ 当金 庫の貸出金の 特 徴は、会員へ のご融 資が全 体の 約 80%を占め、金額段階別では、1千万円未満の先が約79% となっており、会員優先の小口多数主義に徹しております。 ●関連ページ:51・52ページ 貸 出 金 貸出金残高【3,241億円】預金積金に占める貸出金の割合【46.09%】 地元でお預かりした大切な預金積金は、お客さまの幅広い資金ニーズにお応えし、地域にお住 まいの方や事業者の方々などにご融資して、豊かな暮らしや事業発展のためのお手伝いをさせて いただいております。また、地方公共団体向け融資は、地域 地方公共団体 の総合整備事業や活性化事業などに活用されています。 (39,290 百万円) 支援サービス 地域のお客さまへのご融資について 137,793百万円 42.5% 186,364百万円 57.4% 住宅ローン 70,039百万円 消費者ローン 12,384百万円 設備資金 運転資金 地域のお客さま・会員の皆さま 15 当金庫の経営理念である「健全経営に徹し、豊かな地域社会づくりに貢献する」のもと、地元のお客さ まからお預かりした大切な資金(預金積金)は、地元で資金を必要とするお客さまにご融資し、円滑な地域 金融に資するとともに、地域社会との強い絆とネットワークづくりに努めてまいりました。 今後とも、こうした金融機能の提供はもとより、文化・環境・教育といった分野におきましても、地域社 会の活性化、持続的発展のため広く貢献できますよう積極的に取り組んでまいります。 地域への貢献活動について 地域社会の一員として、金融面にとどまらず地 域の経済・文化の発展に貢献できますよう、さま ざまな活動に取り組んでいます。 会員制度について ●関連ページ:11・12 ページ 会員数【61,674 名】 出資金【25億52百万円】 信用会 信用金庫は、会員制度による協同組織金融機 方、事業所をお持ちの方及びその役員の方が会 員となっていただけます。ただし、信用金庫は中 小企業のための金融機関ですから、従業員数と 資本金に制限がございます。 ●関連ページ:13・14・18 ページ 金融面にとどまらず地域文化の 活性化にも取り組んでいます。 地 域文化への貢 献 関です。事業地区内にお住まいの方、お勤めの 営業店ごとに、お取引先による信用会を組織し、 各営業店の運営を支える中心的な会となっていま す。お客さまのネットワークによる情報交換の場と して、文化的な活動も展開しています。 経済・文化講演会 「長野しんきんビジネスクラブ(NBC)」 (昭和62 年10月発足)と「長野しんきん若手経営者経済研究 会(NYCE)」 (平 成8年6月発 足)は、定 期 的 に 経 営 セミナーや講 演会、勉強 会を開催し、毎回、多くの 会員のみなさまのご参加をいただいています。 年金友の会(信寿会) (昭和 53 年 3月発足) 当金庫で年金をお受取りになられるお客さまの会で、 営業店ごとの催しや全店合同旅行などを開催しています。 お取引先企業の新入社員研修会 お取引先の新入社員を対象に、社会人としての基本的 なマナーや応対などについての研修会を開催しています。 地域経済の 活性化に向けた取組み 厳しい経済環境のなか、地元お取引先企業の企業経営を支 援する「経営支援グループ」の積極的な活動により、営業店と 連携して経営改善に必要な支援を行っております。専門スタッ フによる体制の充実を図り、お客さまの状況に応じて、お客 さまとともに経営改善に積極的に取り組んでおります。 また、当金庫では、事業所お取引先の組 織として「長野し んきんビジネスクラブ」 「長野しんきん若手経営者経済研究 会」などがあり、経営セミナーや戦略経営塾などを開催して、 企業経営に関する支援事業、情報交換・ビジネスマッチング 機 会の 提 供 等を行っています。平成23年度は、長 野しんき ん“新”戦略経営塾を5講座実施し、異業種商談会「第8回 長 野しんきんビジネスフェア2011」を平成23年5月に開催い たしました。 ●関連ページ:4 ∼ 9・12ページ 経済情報誌「すかい」 当金庫事業地区(北信地域)の経済動向について、 お客さまからのアンケートをもとに、身近な情報誌 として「すかい」を毎月発行しています。 しんきんローンセンター (本店:平成16 年 10月開設・篠ノ井支店:平成18 年 8月開設) 本店及び篠ノ井支店に「しんきんローンセンター」 を開設し、平日はもちろん、土・日曜日にも住宅資 金をはじめ各種ローンのご相談にご利用いただいて います。 環境問題への取組み 本部・本店営業部を対象に平成15年6月13日付 で環境管理の国際 規格である「ISO14001」の認 証を取得し、金融機関業務を通じて地域の環境問 題に積極的に取り組んでいます。 また、地域の小学生の皆さんの、地球・環境にや さしいエコロジー活動を、テレビの「わたしたち“エ コキッズ” 宣言!」で紹介させていただいています。 こども安全110 番活動 平成18年9月より、地 域のお子さまを様々な危 険から守る活動として「こども安 全110番 活動」を 開始しました。 コンサルティング研修会 アンパンマンお絵かき大会 平成11年7月より毎年、地 域のお子さまを対 象 に、アンパンマンお絵かき大 会を開催し、営業 店 にて作品展示を行っています。 *計数はいずれも平成24年3月末現在で記載しております。 16 平成23年度の事業の概況 ◆経営環境 長期にわたり続いているデフレ不況、少子高齢化による経済活力の低下、円高等による国内産業の空洞化懸念等 の構造的な問題も加わり、今後も景気が直ちに回復・改善の方向に向かうとは考えにくい状況にあります。特に地 域の中小企業の業況は国内消費、輸出動向に大きく左右されますが、それらの経済環境は好転しているとはいえ ず、引き続き厳しい状況にあります。 当金庫の事業基盤である北信地域は、東日本大震災と続く長野県北部地震による影響を大きく受け、サプライ チェーンの寸断による生産の減少に加え、消費自粛の動きや原発事故による風評被害等もあって、県内観光地は一 時大きな打撃を受けました。その後、生産面では景気の持ち直しが見られましたが、円高の進行や海外経済の減速 懸念から、先行きに対する不透明感は強まっております。 地域における資金需要は総じて低調でありました。新たな資金需要の掘り起こしに注力するとともに、中小企業 者の資金繰り支援や企業の再生支援活動にも積極的に取組んでまいりました。また雇用情勢・所得環境悪化等の 影響を受ける住宅ローン利用者の家計のご相談にも、これまで同様に誠意をもって対応してまいりました。 ◆業績 預 金:預 金 積 金は、個 人 預 金を中心に順調に推 移したことから、期末残高は期中73億37百 万円増加して、 7,032億39百万円となりました。 貸出金:貸出金は、資金繰り円滑化支援資金(スペシャルプライス)を中心として地域密着型金融を推進した結 果、期中9億81百万円増加し、期末残高は3,241億57百万円となりました。 収 益:損益面につきましては、経常収益は、利回りの低下による貸出金利息、有価証券利息配当金の減少を主 因に資金運用収益が減少したことなどから、前期比3億56百万円減少して148億1百万円となりました。 経常費用は、預金利回りの低下により調達費用が減少したほか不良債権処理額の減少などにより、前期 比7億93百万円減少して122億63百万円となりました。 この結果、経常利益は前期比4億36百万円増加して25億37百万円、当期純利益は税制改正及び復興 財源確保法の公布に伴う法定実効税率の低下により、繰延税金資産が取崩しとなった結果、法人税等合 計が増加したことなどから前期比1億99百万円減少して11億84百万円となりました。 ◆取組み課題 今後は本業である円滑な金融サービスはもとより、お客様の状況に応じた企業の再生支援活動、必要に応じた コンサルティングをより強化していくことが、私ども信用金庫に期待されていると認識しております。さらには商 店街の活性化など地域再生への積極的関与も同様であります。 こうした業務遂行にあたっては、時代の変化・要請に応じるなかで、複雑・多岐にわたる知識が必要となります。 なかでも顧客サービスの向上、多様化する業務等に伴う対応は、職員の知恵と技能の向上が不可欠であることを 踏まえて、人材育成を進めていかなければなりません。 社会・経済環境の変化により地域社会からの信用金庫への期待は、多岐多種にわたり、さらに変化してきてお ります。こうした期待にお応えして、ともに成長・発展していくために、お客様そして地域との「絆」をより強くよ り大切にしてまいります。そして、当金庫はこれまで歩んできたなかで培った総合的金融機能を存分に発揮し、期 待される役割を十分に果たしてまいります。 17 ◆主要な経営指標の推移 利 益 経 常 収 益 経 常 利 益 (単位:百万円) 平成19 年度 平成 20 年度 平成 21年度 平成 22年度 平成 23 年度 18,214 1,555 1,016 658,596 315,445 308,646 62,563 728,818 18,473 467 416 673,335 324,178 322,118 56,677 737,182 15,795 1,502 897 681,545 320,036 338,944 62,584 751,119 15,157 2,100 1,384 695,901 323,176 368,704 63,631 765,718 14,801 2,537 1,184 703,239 324,157 338,101 67,091 776,184 当 期 純 利 益 残 高 預 金 積 金 残 高 貸 出 金 残 高 有価証券残高 純 資 産 額 総 資 産 額 預金積金残高 貸出金残高 7,000 総資産 経常利益 (単位:億円) 8,000 6,585 7,657 7,511 7,371 6,733 7,288 7,032 6,959 6,815 当期純利益 7,761 (単位:百万円) 4,549 4,528 5,000 4,509 4,078 4,000 6,000 業務純益 5,000 3,000 4,000 2,537 2,813 3,241 3,154 3,000 3,200 3,231 3,241 2,100 2,000 1,555 2,000 1,502 1,016 1,000 1,000 1,384 1,184 897 467 416 0 0 平成 20.3 21.3 22.3 23.3 平成 24.3 年・月期 20.3 21.3 22.3 23.3 24.3 年・月期 ◆職員の状況 平成 20 年 3月末 平成 21年 3月末 637人 39歳3カ月 642人 39歳3カ月 17年0カ月 職 員 総 数 636人 平 均 年 齢 39歳0カ月 16年9カ月 平 均 勤 続 年 数 平成 22年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 650人 653人 17年0カ月 39歳8カ月 17年0カ月 39歳8カ月 17年0カ月 ◆会員数・出資総額・出資総口数・出資に対する配当金 会 員 数 個 人 法 人 合 出 出 資 資 計 総 総 口 額 数 出 資 に 対 す る 配 当 金 (出資1口当たり) 平成 20 年 3月末 平成 21年 3月末 平成 22年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 53,426名 8,434名 61,860名 2,612百万円 5,225千口 53,575名 8,350名 61,925名 2,597百万円 5,195千口 53,489名 8,278名 61,767名 2,579百万円 5,158千口 53,640名 8,243名 61,883名 2,570百万円 5,141千口 53,489名 8,185名 61,674名 2,552百万円 5,104千口 20円 20円 20円 20円 20円 (注)出資総額、出資総口数はそれぞれ単位未満を切り捨てて表示しております。 【会員資格】 当金庫の会員資格は、当金庫の事業地区内にお住まいの方・お勤めの方・事業所をお持ちの方及びその役員の 方となっています。但し、個人事業者の場合は従業員数が300人以下、法人の場合は従業員数が300人以下また は資本金が9億円以下の方に限られています。 18 自己資本比率 金融機関の自己資本比率に関する国際統一基準であるBIS規制は、平成19年3月期より、新しい規制としてバ ーゼルⅡ(新BIS規制)が施行されました。 新しい規制では、自己資本比率の最低基準は8%(国内基準4%)と変わりませんが、自己資本比率を算定する にあたり、分母となるリスクの計測を旧規制より精緻化することとしています。具体的には、信用リスクの計測手 法が精緻化されるとともに、オペレーショナル・リスク(事務事故、システム障害、不正行為等で損失が生じるリ スク)の計測が新たに自己資本比率の算定に導入されました。 当金庫では、信用リスクについては「標準的手法」 (旧規制を一部修正した方式)、オペレーショナル・リスクに ついては「基礎的手法」 (粗利益を基準に計測)を採用しております。 ◆単体自己資本比率(国内基準) 項 目 平成 20 年 3月末 + (B) − (C)(D) 自己 資 本(A) 基 本 的 補 完 的 控 除 項 目 (A) 項 目 (B) 項 (単位:百万円) 目 (C) リ ス ク・ア セ ッ ト 等 (E) 資産(オン・バランス)項目 オフ・バランス取引等項目 オペレーショナル・リスク 相当額を8%で除して得た額 (D) ×100 (E) 自己資本比率(国内基準)= 平成 21年 3月末 平成 22年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 62,551 61,042 1,621 62,280 61,341 1,707 62,969 62,116 1,662 64,999 63,390 1,609 113 262,665 236,387 1,644 768 273,191 247,355 1,650 809 265,935 240,937 1,309 − 257,499 232,679 1,202 24,633 24,185 23,688 23,617 23,366 23.81% 22.79% 23.67% 25.24% 24.62% 64,621 64,453 1,260 1,092 262,375 238,043 965 (注) 自己資本比率は、信用金庫法第 89 条第1項において準用する銀行法第14 条の2に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照 らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18 年金融庁告示第 21号)に基づき算出しております。なお、当金庫は国 内基準を採用しております。 単体自己資本比率(国内基準) 25 23.81% 25.24% 23.67% 24.62% (単位:%) 22.79% 20 15 10 5 0 平成 20 年 3月末 平成 21年 3月末 平成 22 年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 ◆自己資本調達手段の概要 自己資本の構成は別表のとおりであります。当金庫は、会員制度による協同組織金融機関であり、自己資本は、 会員の出資金のほか、毎期の剰余金の一部を積み立てた特別積立金等からなっております。 ◆自己資本の充実度に関する評価方法の概要 当金庫ではこれまで、内部留保による資本の積み上げ等により自己資本の充実を図り、経営の健全性・安全性を 十分確保していると評価しております。今後も、特別積立金の積み増しを第一義的な施策として自己資本の充実を 図ってまいります。 19 ◆自己資本の構成に関する事項 (単位:百万円) 項 目 平 成 22年度 平 成 23年度 2,570 − − − − 2,736 57,817 266 − 0 − − − − − − − 63,390 2,552 − − − − 2,736 58,917 248 − 1 − − − − − − − 64,453 − − ( 自 己 資 本 ) 出資金 非累積的永久優先出資 優先出資申込証拠金 資本準備金 その他資本剰余金 利益準備金 特別積立金 繰越金(当期末残高) その他 処分未済持分(△) 自己優先出資(△) 自己優先出資申込証拠金 その他有価証券の評価差損(△) 営業権相当額(△) のれん相当額(△) 企業結合により計上される無形固定資産相当額(△) 証券化取引により増加した自己資本に相当する額(△) 基 本 的 項 目 (A) 土地の再評価額と再評価の直前の 帳簿価額の差額の 45%に相当する額 一般貸倒引当金 負債性資本調達手段等 負債性資本調達手段 期限付劣後債務及び期限付優先出資 補完的項目不算入額(△) 補完的項目 (B) 自己資本総額 [(A)+(B)] (C) 1,790 − − − 181 1,609 64,999 平 成 平 成 22年度 23年度 項 目 他の金融機関の資本調達手段の意図的な 保有相当額 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの 期限付劣後債務及び期限付優先出資 並びにこれらに準ずるもの 非同時決済取引に係る控除額及び信用リス ク削減手法として用いる保証又はクレジッ ト・デリバティブの免責額に係る控除額 基本的項目からの控除分を除く、自己資本 控除とされる証券化エクスポージャー及び 信用補完機能を持つⅠ/ O ストリップス 控除項目不算入額(△) (D) 控除項目計 [(C)−(D)] (E) 自己資本額 ( リ ス ク・ア セ ッ ト 等 ) 資産(オン・バランス)項目 オフ・バランス取引等項目 オペレーショナル・リスク相当額を 8 %で 除して得た額 (F) リスク・アセット等計 (A / F) 単体TierⅠ比率 (E / F) 単体自己資本比率 9,329 11,729 4,600 4,600 3,000 5,400 − − − 1,092 9,329 − 64,999 11,729 1,092 64,621 232,679 238,043 1,202 965 23,617 257,499 262,375 24.61% 24.56% 25.24% 24.62% 1,260 (注)自己資本比率は、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14 − 条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資 − 産等に照らし自己資本の充実の状況が適当かどうかを判断するための基 − 準(平成18年金融庁告示第21号)に定められた算式に基づき算出してお ります。なお、当金庫は国内基準を採用しております。 − 1,260 65,713 ◆自己資本の充実度に関する事項 (単位:百万円) 平成 22年度 リスク・アセット イ.信用リスク・アセット、 所要自己資本の額合計 標準的手法が適 用されるポート フォリオごとのエクスポージャー ソブリン向け 金融機関向け 法人等向け 中小企業等・個人向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 取立未済手形 信用保証協会等による保証付 出資等 上記以外 証券化エクスポージャー ロ.オペレーショナル・リスク ハ.単体総所要自己資本額(イ+ロ) 23,366 平成 23 年度 所要自己資本額 リスク・アセット 所要自己資本額 233,881 9,355 239,009 9,560 229,721 9,188 239,009 9,560 954 22,572 78,665 54,473 13,300 11,986 1,500 9 4,953 23,113 18,190 4,160 23,617 257,499 38 902 3,146 2,178 532 479 60 0 198 924 727 166 944 10,299 917 33,993 80,802 52,647 13,512 10,847 1,668 16 4,747 24,257 15,599 ー 23,366 262,375 36 1,359 3,232 2,105 540 433 66 0 189 970 623 ー 934 10,495 (注)1. 所要自己資本の額=リスク・アセット×4% 2「 . エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額等のことです。 3「 . ソブリン」とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、地方三公社、外国の中央政府以外の公共部門 (当該国内においてソブリン扱いになっているもの) 、及び国際開発銀行のことです。 、 「金 4「 . 三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「ソブリン向け」 融機関向け」 、 「法人等向け」においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。 5. オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しています。 〈オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法〉 粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15% 直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷ 8% 6. 単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4% 20 リスク管理体制 金融機関を取り巻く環境がますます多様化・複雑化するなかにあって、自己責任原則による健全経営が強く求め られております。 当金庫では、今後も継続して地域社会に貢献していくため、信用リスク、市場リスク、流動性リスクやオペレーショナル・ リスクなどに対して適切な管理を行っていくことが経営の最重要課題であると捉え、リスク管理強化に取組んでおります。 ◆リスク管理体制 当金庫では、 「統合的リスク管理の基本方針」 「統合的リスク管理規程」を定め、統合的なリスク管理部署として企 画部内に「リスク統括課」を設置し、態勢整備を進めており、リスク管理の高度化にあわせ対応力強化を図っており ます。各リスク管理担当部署においては、適切なリスク管理を行うとともに、リスク区分ごとに、信用リスクは「信用 リスク管理部会」 、市場リスクは「市場リスク管理部会」 、流動性リスクは「流動性リスク管理部会」 、オペレーショナ ル・リスク(事務リスク・システムリスク等)は「オペレーショナル・リスク管理部会」をそれぞれリスク管理統制部署 と定め、リスクの把握、管理状況のチェックを行っております。リスク管理に関する情報は、統制部署の上部組織で ある「ALM・リスク管理委員会」に集約され、必要に応じて「常勤理事会」に報告し、経営陣の意思決定に反映され る体制により統合的なリスク管理を行っております。 さらに、業務部門から独立した監査部門において、本部部門・支店の各種リスク管理状況を検証し、内部管理の 適切性、有効性をチェックする体制としております。 【監査体制】 本部監査部門が本支店に対して年1回以上「無予告臨店監査」を実施して、リスク管理が適切に行われているか検 証するとともに、業務が法令や規程に則っているかチェックして、問題点等を把握し、経営陣への報告などによりそ の改善に反映させております。 信用リスクに関する事項 信用リスクとは、貸出先の財務状況の悪化等により、資産の価値が減少又は消失し、損失を被るリスクのことです。 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫では、信用リスクを適正に把握し、適切なリスク管理を行うことによって資産の健全性を維持・確保するこ とを信用リスク管理の基本的な方針とし、 「信用リスク管理方針」 「信用リスク管理規程」等としてリスク管理体制や リスク管理部門の役割等を定めています。 【審査体制】 融資業務に関する営業推進部門と個別案件について審査する審査部門を分離して、営業推進部門の影響を受け ない審査管理体制とし、貸出資産の健全性を維持するために、相互に牽制される体制をとっております。さらに、貸 出金の管理部門の充実を図り、リスクの発生防止や早期解消を図るとともに、職員の審査能力向上のため、融資業 務に関する教育・研修の一層の強化を図っております。 【自己査定体制】 全ての資産について、営業店及び本部営業関連部門が資産の自己査定を行い、貸出金については資産査定グルー プにおいて第二次査定を実施してその内容を的確に把握し、営業関連部門から独立した査定監査グループが自己 査定の監査を行っております。さらに、その結果について、監査法人の監査により適正な査定であることを検証す る体制としております。 リスク管理統制部署である信用リスク管理部会では、リスクの把握、管理状況についてリスク管理担当部署から の報告に基づき、適切な与信構造(ポートフォリオ)の構築や与信集中リスク管理に向け検討を行うとともに、 ALM・リスク管理委員会に報告し、同委員会から必要に応じて常勤理事会に報告することとしています。 また、将来予想される損失については、法令等に基づき適切で厳格な引き当てを実施しています。資産の自己査 定の結果区分された債務者区分及び債権の分類区分に応じて償却・引き当てを行っており、貸倒引当金の計上方法 は以下のとおりであります。 21 正常先債権 今後1 年間の予想損失額を見積もり、一般貸倒引当金として計上。 要注意先債権 今後1 年間の予想損失額を見積もり、一般貸倒引当金として計上。ただし、要管理債権につ いては、今後3 年間の予想損失額を見積もり、一般貸倒引当金として計上。 破綻懸念先債権 債権額から担保の処分可能見込額及び保証等による回収が可能と認められる額を減算し、 残額のうち今後3年間の予想損失額(一定与信額以上の債務者については、キャッシュフロー 法による回収可能額を控除した額)を必要額として見積もり個別貸倒引当金として計上。 実質破綻先債権 破綻先債権 債権額から担保の処分可能見込額及び保証等による回収が可能と認められる額を減算し、 残額を貸倒償却するか又は個別貸倒引当金として計上。 ◆リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関 リスク・ウェイトとは、自己資本比率を算出する際の分母に相当する額(リスク・アセット額)を求めるために使用 する資産や債務者の種類毎の掛目のことです。自己資本比率の算出方法には、あらかじめ定められたリスク・ウェイ トを使用する標準的手法と金融機関の内部格付に基づきリスク・ウェイトを決定する内部格付手法があります。さ らに、標準的手法を採用する金融機関については、リスク・ウェイトの判定に適格格付機関の信用評価(格付)の区 分毎に定められたリスク・ウェイトを使用することになります。当金庫では、標準的手法を採用しており、保有する 資産の一部(有価証券等)について、以下の適格格付機関をリスク・ウェイトの判定に使用しています。 . 株)格付投資情報センター(R&I) 1( . 株)日本格付研究所(JCR) 2( 3. ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody s) 4. スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ(S&P) 信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)の定量的項目 ◆信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高 〈地域別・業種別・残存期間別〉 エクスポージャー 区分 地域区分 業種区分 期間区分 国 内 国 外 地 域 別 合 計 製 造 業 農 業 林 業 漁 業 鉱 業 建 設 業 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 信 業 運 輸 業 卸売業、小売業 金 融 ・ 保 険 業 不 動 産 業 各 種 サ ー ビ ス 国・地方公共団体等 個 人 そ の 他 業 種 別 合 計 以 下 1 年 1年 超 3年 以 下 3年 超 5年 以 下 5年 超 7年 以 下 7 年 超 10 年 以 下 年 超 10 期間の定めのないもの そ の 他 残存期間別合計 (単位:百万円) 信用リスクエクスポージャー期末残高 貸出金等与信、コミットメン ト及びその他のデリバティブ 以 外 のオフ・バランス取引 債 券 三月以上延滞 エクスポージャー デリバティブ 取 引 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 760,173 4,591 764,765 54,384 1,098 173 24 472 37,467 19,667 4,607 11,530 40,127 94,147 36,639 45,616 307,586 75,796 35,426 764,765 135,858 119,813 95,975 67,667 157,912 93,869 58,476 35,192 764,765 771,471 2,886 774,357 55,111 1,007 210 2 428 36,759 21,817 4,451 10,708 40,493 137,962 35,549 45,306 276,129 72,793 35,624 774,357 179,997 134,340 103,889 84,217 99,516 73,323 63,660 35,412 774,357 325,177 − 325,177 35,267 1,098 173 3 462 36,738 2,384 1,044 7,100 35,192 10,750 34,795 44,878 39,393 75,796 96 325,177 79,844 53,551 41,962 28,504 40,908 47,466 32,879 59 325,177 325,786 − 325,786 35,520 1,0007 210 2 419 36,104 5,569 845 6,155 36,220 13,058 33,881 44,560 39,351 72,793 84 325,786 82,158 56,365 40,686 35,522 33,089 45,026 32,890 46 325,786 325,519 4,591 330,110 11,747 − − − − 450 14,939 2,909 3,617 4,075 22,251 1,706 581 267,831 − − 330,110 9,292 64,237 54,012 39,162 117,004 46,402 − − 330,110 292,709 2,886 295,596 11,814 − − − − 370 13,991 2,909 3,617 3,374 21,990 1,506 581 235,439 − − 295,596 18,024 70,950 63,203 48,694 66,426 28,296 − − 295,596 63 − 63 − − − − − − − − − 0 0 − − − − 62 63 1 − − − − − − 62 63 74 − 74 − − − − − − − − − 0 1 − 0 − − 72 74 1 − − − − − − 72 74 1,888 − 1,888 83 − 4 − − 201 − 8 − 329 − 550 555 − 154 − 1,888 1,963 − 1,963 121 1 0 − − 505 − − − 177 − 559 441 − 157 − 1,963 (注)1. オフ・バランス取引は、デリバティブ取引を除きます。 2「 . 三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャーです。 3. 業種別の「その他」には、現金、投資信託、取立未済手形、有形固定資産、その他の証券等を集計しております。 4. 残存期間別の「その他」には、現金、投資信託、有形固定資産等を集計しております。 ※期末残高は、当期のリスクポジションから大幅な乖離がないため、期中平均残高は開示しておりません。 22 ◆一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 期首残高 一 般 貸 倒 引 当 金 個 別 貸 倒 引 当 金 合 計 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 当期減少額 当期増加額 1,817 1,790 5,199 5,823 7,016 7,614 (単位:百万円) 目的使用 − − 505 334 505 334 1,790 1,260 5,823 6,221 7,614 7,482 期末残高 その他 1,817 1,790 4,693 5,488 6,510 7,279 1,790 1,260 5,823 6,221 7,614 7,482 ◆業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等 (単位:百万円) 個別貸倒引当金 期首残高 当期増加額 当期減少額 目的 使 用 貸出金償却 期末残高 その他 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 平成22年度 平成23年度 製 造 業 農 業 林 業 漁 業 鉱 業 建 設 業 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 信 業 運 輸 業 卸 売 業、小 売 業 金 融・保 険 業 不 動 産 業 各種 サービ ス 国・地方公共団体等 個 人 そ の 他 合 計 976 − − − − 397 − − 91 233 − 1,973 1,262 − 240 22 5,199 1,833 − − − − 321 − − 76 238 − 2,081 1,053 − 197 22 5,823 1,833 − − − − 321 − − 76 238 − 2,081 1,053 − 197 22 5,823 1,856 − − − − 209 − − 71 252 − 2,058 1,553 − 184 35 6,221 59 − − − − 63 − − − 43 − 41 281 − 15 − 505 10 − − − − 95 − − − 46 − 144 24 − 11 1 334 917 − − − − 334 − − 91 190 − 1,931 981 − 224 22 4,693 1,822 − − − − 225 − − 76 191 − 1,936 1,028 − 186 20 5,488 1,833 − − − − 321 − − 76 238 − 2,081 1,053 − 197 22 5,823 1,856 − − − − 209 − − 71 252 − 2,058 1,553 − 184 35 6,221 74 − − − − 74 − − − 42 − 2 220 − 20 − 434 143 − − − − 132 − − − 6 − 110 138 − 35 − 566 (注)1. 個別貸倒引当金の「その他」は、当金庫が保有するゴルフ会員権に対する個別貸倒引当金であります。 「地域別」の区分は省略しております。 2. 当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、 ◆リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円) エクスポージャーの額 告示で定めるリスク・ウェイト区分(%) 平成 23 年度 平成 22 年度 格付適用有り 0% 10% 20% 35% 50% 75% 100% 150% 自己資本控除 合 計 (注)1. 格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。 2,079 − 88,226 − 23,706 − 1,204 − − 115,217 格付適用無し 341,545 53,238 17,713 38,024 840 65,949 131,641 594 − 649,547 2. エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。 3. 投資信託は、格付適用無しに集計しております。 4. 国・地方公共団体等でリスク・ウェイトが0になるものは「格付適用有り」に含めておりません。 23 格付適用有り 1,042 − 99,433 − 22,495 − 5,455 − − 128,426 格付適用無し 316,157 50,344 43,946 38,621 622 63,594 131,829 815 − 645,930 信用リスク削減手法に関する事項 ◆信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 信用リスク削減手法とは、金庫が抱えている信用リスクを軽減化するための措置をいい、具体的には、預金担保、 有価証券担保、保証などが該当します。当金庫では、担保や保証に過度に依存しない融資への取組みの徹底を図っ ており、担保、保証の取扱いについては、十分な説明によりご理解をいただくよう努めています。 当金庫では、以下の手法を採用しています。 1.適格金融資産担保 自金庫定期預金及び定期積金を担保としている貸出金について、担保額を信用リスク削減額としています。担 保額については、貸出残高を上限とし、定期預金は元金、定期積金は掛込残高の範囲内としています。 2.保証 国、地方公共団体、政府関係機関等が保証している保証債権(保証される部分に限る)について、原資産及び 債務者のリスク・ウェイトに代えて当該保証人のリスク・ウェイトを適用しています。また、適格格付機関の格 付に対応できるしんきん保証基金をはじめとする保証会社が保証している保証債権(保証される部分に限る) について、原資産及び債務者のリスク・ウェイトに代えて当該保証人のリスク・ウェイトを適用しています。 3.貸出金と自金庫預金の相殺 ご融資先ごとに貸出金と担保に供していない預金の一部を相殺しています。 ◆信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー (単位:百万円) 適格金融資産担保 信用リスク削減手法 ポートフォリオ 平成 23 年度 平成 22 年度 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー ソブリン向け 金融機関向け 法人等向け 中小企業等・個人向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 上記以外 保 証 8,017 − − 1,696 5,829 7 96 2 385 平成 22 年度 7,882 − − 1,824 5,404 17 32 158 444 平成 23 年度 66,404 49,983 315 3,014 12,846 − − 13 232 72,214 54,168 330 4,950 12,514 − − − 251 (注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫では、お客さまの外国為替等に係るリスクヘッジにお応えすること、また、当金庫の市場リスクの適切な管 理を行うことを目的に派生商品取引を取扱っております。具体的な派生商品取引は、通貨関連取引として為替先物予 約取引、有価証券(債券、株式)関連取引として債券先物取引、株価指数先物取引、金利スワップ取引等があります。 市場の変動により損失を受ける可能性のある市場リスクへの対応は、派生商品取引により受けるリスクと保有する 資産・負債が受けるリスクが相殺されるような形で管理しております。また、取引相手方が支払い不能になることに より損失を受ける可能性のある信用リスクへの対応は、お客さまとの取引について、総与信取引における保全枠との 一体的な管理により与信判断を行うことでリスクを限定しており、適切な保全措置を講じております。 ◆派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項の定量的項目 平成 22 年度 (単位:百万円) 平成 23 年度 与信相当額の算出に用いる方式 カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式 グロス再構築コストの額 0 0 グロス再構築コストの額及びグロスのアドオン合計額から担保による − − 信用リスク削減手法の効果を勘案する前の与信相当額を差し引いた額 (注)グロス再構築コストの額は、0を下回らないものに限っています。また、投資信託に内包している派生商品取引に係る額を除きます。 (単位:百万円) 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案する前の与信相当額 派生商品取引 外国為替関連取引 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案した後の与信相当額 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 63 63 74 74 63 63 74 74 (注)担保による信用リスク削減手法は適用しておりません。 ◎担保の種類別の額 該当する事項はございません。 ◎与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブの種類別想定元本額 該当する事項はございません。 ◎信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブの想定元本額 該当する事項はございません。 24 証券化エクスポージャーに関する事項(定性的項目) ◆リスク管理の方針及びリスク特性の概要 証券化取引とは、金融機関が保有するローン債権や企業が保有する不動産など、それらの資産価値を裏付けに証 券として組み替え、第三者に売却して流動化することです。証券化エクスポージャーとは証券化取引に係るエクス ポージャーをいいます。また再証券化取引とは、証券化取引のうち、原資産の一部又は全部が証券化エクスポー ジャーである証券化取引をいい、再証券化エクスポージャーとは、そのエクスポージャーをいいます。 一般的には証券の裏付けとなる原資産の保有者であるオリジネーターと、有価証券投資の一環として証券を購入 する側である投資家に大きく分類されますが、当金庫ではオリジネーターとしての証券化取引は行っていません。 また、再証券化エクスポージャーは保有しておりません。 当金庫が保有する証券化エクスポージャーについては、信用リスク及び市場リスクが内包されていますが、市場 動向、裏付資産の状況、時価評価及び適格格付機関が付与する格付情報などにより把握するとともに、必要に応じ てALM・リスク管理委員会に諮るなど内部規程に基づき適切な運用、リスク管理を行っております。 ◆自己資本比率告示第249条第4項第3号から第6号までに規定する体制整備及びその運用状況について 証券化エクスポージャーへの投資の可否については、市場環境、証券化エクスポージャーおよびその裏付資産に 係る市場の状況等を事前に確認するとともに、当該証券化エクスポージャーの裏付資産の状況、当該証券化商品に 内包されるリスクおよび構造上の特性等分析を行い、最終決定しております。なお自己資本比率算出にあたっては 自己資本控除としております。 ◆信用リスク削減手法としての証券化取引を用いる場合の方針 当金庫は、信用リスク削減方法としての証券化取引を用いておりません。 ◆証券化エクスポージャーについて、信用リスク・アセットの額の算出に使用する方式名称 当金庫は、標準的手法を採用しております。 ◆信用金庫の子法人等(連結子法人等を除く)のうち、当該信用金庫が行った証券化取引(信用金庫が証券化 目的導管体を用いて行った証券化取引を含む)に係る証券化エクスポージャーを保有しているものの名称 当金庫はオリジネーターとして証券化取引を取り扱っていないため、当金庫の子法人(連結子法人を除く)及び関 連法人等は、当金庫が行った証券化取引に係る証券化エクスポージャーを保有しておりません。 ◆証券化取引に関する会計方針 当該取引に係る会計処理については、当金庫の内部規程及び日本公認会計士協会の「金融商品会計に関する実務 指針」に従った適正な処理を行っております。 ◆証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称 証券化エクスポージャーのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下のとおりであります。なお、投 資の種類ごとの適格格付機関の使分けは行っておりません。 . 株)格付投資情報センター(R&I) 1( . 株)日本格付研究所(JCR) 2( 3. ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody s) 4. スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ(S&P) 25 証券化エクスポージャーに関する事項(定量的項目) ◆オリジネーターの場合 平成23年3月末、平成24年3月末の該当ありません。 ◆投資家の場合 ①保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳 a. 証券化エクスポージャー(再証券化エクスポージャーを除く) (単位:百万円) 平成 22 年度 オフバランス 取引 オンバランス 取引 証券化エクスポージャーの額 住宅ローン債権 その他債権 平成 23 年度 オンバランス 取引 オフバランス 取引 2,681 ー 1,092 ー 172 ー 89 ー 2,509 ー 1,003 ー b. 再証券化エクスポージャー 該当する事項はございません。 ②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等 a. 証券化エクスポージャー(再証券化エクスポージャーを除く) (単位:百万円) エクスポージャー残高 告示で定める リスク・ウェイト 区分(%) 平成 22 年度 オンバランス 取引 所要自己資本の額 平成 23 年度 オフバランス 取引 オンバランス 取引 平成 22 年度 オフバランス 取引 オンバランス 取引 平成 23 年度 オフバランス 取引 オンバランス 取引 オフバランス 取引 20% 672 ー ー ー 5 ー ー ー 50% 1,001 ー ー ー 20 ー ー ー 100% ー ー ー ー ー ー ー ー 350% 1,007 ー ー ー 141 ー ー ー ー ー 1,092 ー ー ー ー ー 住宅ローン債権 ー ー 89 ー ー ー ー ー その他債権 ー ー 1,003 ー ー ー ー ー 2,681 ー 1,092 ー 166 ー ー ー 自己資本控除 合 計 (注)所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト×4% b. 再証券化エクスポージャー 該当する事項はございません。 ③保有する再証券化エクスポージャーに対する信用リスク削減手法の適用の有無 該当する事項はございません。 ④証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額 該当する事項はございません。 26 オペレーショナル・リスクに関する事項 オペレーショナル・リスクとは、金融機関の業務の過程、役職員の活動若しくはシステムが不適切であること又は 災害等の外生的な事象により損失を被るリスクのことで、リスク要因は広範に及んでいます。オペレーショナル・リ スクは、可能な限り回避すべきリスクであり、定例開催されるオペレーショナル・リスク管理部会等において、現状 把握・分析、対策検討を行い、リスクの極小化を図ることとしています。 特に、事務リスクとシステムリスクについては重要度の高いリスクであると認識しており、定期的に開催されるオ ペレーショナル・リスク管理部会においてリスクの状況等について分析、検討し、ALM・リスク管理委員会に報告し、 必要に応じて常勤理事会に報告しております。また、法務リスク等その他のオペレーショナル・リスクもあわせ、一 層のリスク管理強化を図るべく「オペレーショナル・リスク管理の基本方針」を定め、態勢整備を図っております。 事務リスク管理 事務リスクとは、事務上のミスや事故・不正等により損失を被るリスクのことです。 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫では、常に事務リスク発生の危険度を把握し、内部規程の整備や事務指導により厳正な事務管理を行うこ とを基本方針としております。 本部及び営業店には、自らの事務状況をチェックする「店内検査」を義務づけて事務リスクの発生防止や早期改 善を図り、事務指導部門による研修や実地訓練、営業店への臨店指導等により、相互牽制による処理の適正化と能 力の向上を図っております。また、定期的にオペレーショナル・リスク管理部会を開催し、事務リスク軽減に向け対 応策を検討するとともに、活動状況等についてALM・リスク管理委員会に報告し、必要に応じて常勤理事会にも報 告しております。 システムリスク管理 システムリスクとは、コンピュータシステムの障害又は誤作動、システムの不備、不正使用などにより損失を被 るリスクのことです。 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫の情報資産保護のための管理体制を整備し、適切にシステムリスク管理を行うことを基本方針としてお ります。 当金庫では、災害時等の対応に万全を期すための対応計画が定められ、情報管理の面でもシステムの厳正な運 用を行う体制の強化を図っております。システムリスク管理の状況については、定期的に開催されるオペレーショ ナル・リスク管理部会において検討し、その結果をALM・リスク管理委員会に報告し、必要に応じて常勤理事会 にも報告しております。 ◆オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称 当金庫では、粗利益をベースに算出する「基礎的手法」を採用しております。 市場リスク管理に関する事項 市場リスクとは、資産(貸出金・有価証券等) ・負債(預金等)双方の金利変動に伴う「金利リスク」、株式や債券 などの価格の変動がもたらす「価格変動リスク」、外国為替相場の変動に伴う「為替リスク」など、市場の変動によ って生じるリスクのことです。 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫では、市場取引による運用などにおいてリスクを適正に把握し、これを当金庫として取り得る許容範囲 内に収め、リスクの管理と分散により適切な収益を確保することを基本方針としております。 毎年、取引部門ごとに運用・管理基準の見直しを行い、基準を定めて市場業務方針を決定しております。金利リ スク、価格変動リスク、為替リスク等について市場リスク管理部会において分析、検討を行い、ALM・リスク管理 委員会に報告し、また必要に応じて常勤理事会にも報告し、適切な運用・管理を実施しております。 金利リスク量については、これまでベーシス・ポイント・バリュー(BPV)法などにより計量化しており、引続き リスク管理の一層の高度化に向け研究を進めていくこととしています。 27 流動性リスク管理に関する事項 流動性リスクとは、資金の調達と運用における期間のミスマッチや予期しない資金の流出などにより資金ショ ートを招き、通常よりも高い金利での資金調達を余儀なくされるリスクのことです。 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫では、業務上発生する流動性リスクに対して、資金繰りの逼迫度に応じた調達手段と十分な支払準備資 産を確保することを基本方針としております。 日々の資金繰りのなかで資金ギャップや資金調達可能額を把握し、流動性を常時チェックして管理強化を図 り、流動性リスク管理部会においてリスク管理の状況について検討し、ALM・リスク管理委員会に報告し、必要 に応じて常勤理事会にも報告しております。 【ALM体制】 経営陣をトップに関係部門の構成員をメンバーとするALM・リスク管理委員会を設置し、主に市場リスク・ 信用リスク・流動性リスク・オペレーショナル・リスクといったリスクの管理状況や収益管理などについて協議 しております。特に、金利リスクについては、金利変動による影響を大きく受けることから、将来的な金利動向 を注視してリスク対応を図るとともに、ALM管理手法の高度化やALM体制の強化・充実に努めております。 ※「ALM」とは Asset Liability Management の頭文字をとったもので、通常「資産・負債の総合管理」と訳されます。金融 機関のALMは、経済・金融環境の予測を行ったうえで、資産と負債の最適な組み合わせにより、収益の拡大とリ スクの抑制のバランスをとりつつ経営の健全性を維持することを目的としています。 出資等エクスポージャーに関する事項 ◆銀行勘定における出資その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関する リスク管理の方針及び手続の概要 当金庫では、市場リスク管理と同様、株式等について市場取引による運用などにおいてリスクを適正に把握し、 これを当金庫として取り得る許容範囲内に収め、リスクの管理と分散により適切な収益を確保することを基本方針 としております。 保有する株式等については、評価額を日々把握するとともに、評価額が著しく下落した場合には、内部規程に基 づき適切に処理することとしております。市場価格の変動によって生じる価格変動リスクは、市場リスク管理部会に おいて分析、検討を行い、ALM・リスク管理委員会に報告し、必要に応じて常勤理事会にも報告し、適切な運用・ 管理を実施しております。 ◆貸借対照表計上額及び時価 区 分 上 場 株 式 等 非上 場 株 式 等 (単位:百万円) 平成 22 年度 貸借対照表計上額 平成 23 年度 時 価 貸借対照表計上額 時 価 の あ る 株 式 等 時 価 の あ る 株 式 等 22,057 29 時価を把握することが極めて 困 難と認められる株 式 等 2,563 2,561 24,650 25,818 合 計 22,057 29 時 価 23,232 24 23,232 24 (注)1. 貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。 2. 投資信託の裏付け資産のうち「出資等エクスポージャー」に該当するものは、上場株式等に含めております。 ◆出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額 区 分 出資等エクスポージャー 平成 22年度 平成 23 年度 (単位:百万円) 売却益 売却損 365 6 114 137 償 却 488 649 ◆貸借対照表で認識され、かつ、損益計算書で認識されない評価損益の額 評価損益 (単位:百万円) 平成 22 年度 平成 23 年度 △ 1,787 △ 1,584 ◆貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額 評価損益 (単位:百万円) 平成 22 年度 平成 23 年度 ― ― 28 銀行勘定における金利リスクに関する事項 ◆リスク管理の方針及び手続の概要 銀行勘定における金利リスクについては、内部データの蓄積や理論的検証等の確立に努め、適切に管理すること を基本方針としております。 銀行勘定の金利リスクとは、預金や貸出金、有価証券など金融機関が保有する資産・負債のうち、市場金利の変 動により経済価値が低下するリスク(金利リスク量)です。銀行勘定の金利リスク管理については、担当部署におい て市場リスク管理の枠組みの中で対応し、定期的にALM・リスク管理委員会で協議・検討し、必要に応じて常勤理 事会に報告しております。 ◆内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要 ・計測手法 「金利ラダー方式」 過去の金利変動データに基づき、統計処理によって求められた金利変動幅を使用して算出した金利リスク量です。 (保有期間1年、最低 5 年の観測期間で計測される金利変動の1パーセンタイル値と99パーセンタイル値による 金利ショックによって計算される経済価値の低下額) ・計測対象 「資金運用・調達勘定」のうち金利感応資産 ・コア預金を考慮してリスク量を算出しています。 (注 2.参照) ・金利ショック幅 99パーセンタイル値 ・リスク計測の頻度 四半期毎 ◆金利リスクに関する事項 (単位:百万円) 運用勘定 調達勘定 金 利リスク量 区 分 平成 22 年度 金 利リスク量 区 分 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 金 9,695 2,147 定 期 性 預 金 △ 3,271 △ 1,262 等 13,973 2,446 要 求 払 預 金 △ 4,356 △ 1,591 金 140 111 そ 他 △ △ コ ー ル ロ ーン 等 − − そ 他 − − 運 用 勘 定 合 計 23,809 4,705 銀行勘定の金利リスク 16,181 1,850 貸 有 預 出 価 証 け の 券 の 調 達 勘 定 合 計 0 △ 7,627 0 △ 2,854 (注)1. 銀行勘定における金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、貸出金、有価証券、預金等)が、金 利ショックにより発生するリスク量を見るものです。当金庫では、金利ショックを 99パーセンタイル値(過去の市場金利変動幅を参照して、その金 利変動が生じた時に受ける金利リスク量)として銀行勘定の金利リスクを算出しております。 2. 要求払預金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、引き出されることなく長期 間金融機関に滞留する預金をコア預金と定義し、当金庫内部モデルによりコア預金を算出し、算出結果に基づき要求払預金を各期間帯に振り分け てリスク量を算定しています。 3. 銀行勘定の金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。 銀行勘定の金利リスク(1,850百万円)=運用勘定の金利リスク量(4,705百万円)+調達勘定の金利リスク量(−2,854百万円) 29 主要な事業の内容 ◆預金業務 当座預金・普通預金・決済用普通預金・貯蓄預金・通知預金・定期預金や定期積金など、目的に応じた各種預金 商品をご用意しております。 また、これらの商品を基本として、スーパー積金などを通じて、着実な資産づくりのお手伝いをさせていただくと ともに、年金受給の方を対象とした年金マル悠定期、年金マル得定期、給与振込をされている方を対象とした給振 マル裕定期を取扱っております。サービス機能としては、当金庫のホームページや携帯電話を経由してお取引ができ る「法・個人向けインターネットバンキング」などがございます。 自動機(ATM)は365日稼働を原則としており、全国の信用金庫や銀行などのほかゆうちょ銀行やセブン銀行、 イオン銀行、ビューカードとのATM提携も行っております。 ◆貸出業務 手形貸付・証書貸付・当座貸越及び手形の割引を取扱っております。 経営理念である「健全経営に徹し、豊かな地域社会づくりに貢献する」をモットーに、企業の合理化・活性化に向 けた運転・設備資金、個人の方には住宅資金や生活消費資金など、用途に応じた各種の制度資金や消費者ローンを ご用意して、資金需要に積極的にお応えしております。 また、融資条件等につきましては、ご利用される方のご希望に十分添えるようお話し合いをさせていただきます ので、お気軽にご相談ください。 ◆内国為替業務 全国の金融機関への資金の送金や振込、また、手形類の代金取立などの取扱いをしております。 各営業店は、全国信用金庫データ通信システム、全国銀行データ通信システムによる為替網を通じて全国の信用 金庫、銀行、信用組合等の民間金融機関とオンラインで結ばれておりますので、取扱いは迅速かつ正確です。 また、お振込は、当金庫のATMでもお取扱いできるほか、オフィスやご家庭に居ながらにして行うことができる、 法・個人向けインターネットバンキング、テレホンバンキングサービス、しんきんFAX振込サービス、しんきんテレ サービスがございます。 ◆証券業務 一段と多様化するお客さまの資金運用・調達ニーズにお応えするため、証券業務の拡充を進めております。 お客さまの資金運用として、新規に発行される公共債(国債、地方債)の販売を取扱う「公共債の窓口販売」 、すで に発行済の公共債の売買を取扱う「ディーリング業務」を行っております。 また、お客さまの幅広い資産運用ニーズにお応えするため、 「投資信託」の窓口販売業務も行っております。 お客さまの資金調達として、社債発行に伴う債券の募集及び管理の受託、担保の受託、振替事務等の手続を取扱 う「社債受託業務」を行っております。 【有価証券投資業務】 地域のみなさまの資金需要にお応えしての貸出金を上回る余裕資金については、支払準備資産として、安全性・流 動性を第一義とした国債、地方債、社債等への投資により、収益確保の観点から、効率的な運用に努めております。 ◆保険販売業務 お客さまの多様なニーズにお応えするため、生命保険会社との提携による「個人年金保険」 「終身保険」 「がん保 険・医療保険」 「学資保険」 、また、損害保険会社との提携による住宅ローン関連長期火災保険「しんきんグッドすま いる」や「傷害保険」などの販売を取扱っております。 ◆共済販売業務 長野県福祉共済協同組合との提携による「傷害共済」の販売を取扱っております。 ◆外国為替業務 地元企業の海外取引のお手伝いをしております。具体的には、輸出入取引に伴う代金の決済、貿易金融、為替予 約、海外送金、及び海外との取引に関するご相談など、地域経済と海外との緊密化に伴って多様にご利用いただい ております。 特に、当金庫では信金中央金庫等のグローバルなネットワークを利用しておりますので、世界の幅広い地域をカ バーするお取引が可能です。また、米ドル現金の両替を行っているほか、外貨宅配サービスでは豊富な種類の外貨 紙幣を取り揃えております。 他に、米ドル、ユーロ、オーストラリア・ドルによる外貨預金や外貨建によるインパクトローンも取扱っております。 ◆代理業務 当金庫独自のご融資のほか、信金中央金庫、日本政策金融公庫などの業務の代理を行っております。 ◆その他の業務 債務の保証、国・地方公共団体・会社等の金銭の収納その他金銭に係る事務の取扱い、有価証券・貴金属その他 の物品の保護預かり、両替、金の取扱いなどの業務のほか、適格退職年金廃止後の優良な選択肢である確定拠出 年金の運営管理業務も行っております。 30 長野信用金庫のあゆみ 大正 12年 7月 9月 13年 2月 14年 12月 昭和 18年 4月 11月 産業組合法による「有限責任長野市庶民信用組合」設立 業務開始(長野市若松町の旧長野市役所内) 本店事務所を長野市東町149-4に移転 石堂出張所開設(当金庫最初の支店、現在の石堂支店) 市街地信用組合法による市街地信用組合に改組 本店事務所を長野市大門町542-1(現在の大門町支 店の位置)に移転 23年 12月「長野信用組合」に名称変更 「長野信用金庫」となる 26年 10月 信用金庫法制定により改組、 27年 5月 篠ノ井信用組合の事業の全部を譲受、篠ノ井支店とする 35年 3月 会員10,000人となる 37年 7月 創業40周年を機に本店を新築(現在の大門町支店) 41年 12月 日本銀行と当座取引開始 47年 11月 コンピュータ事務処理稼働 48年 6月 両替商業務開始 10月 信金東京共同事務センターへ加入、 第一次オンライン処理開始 51年 10月 全国信金為替オンライン処理開始 52年 3月 出資金10億円となる 53年 9月 本店を現在地に新築移転 55年 5月 第二次総合オンライン開始 58年 6月 国債窓口販売業務の取扱開始 59年 3月(株)しんきんサービス(子会社)設立 62年 6月 公共債ディーリング業務の取扱開始 11月 第三次オンライン開始 63年 3月 会員50,000人、出資金21億円となる 平成 1年 10月 外国為替公認銀行としての業務開始 5年 6月 私募債「募集又は管理の受託」業務の取扱開始 7年 5月「担保付社債に関する信託事業」の免許・認可取得 12月 社債登録機関の指定を受ける 」発足 8年 6月 若手経営者の会「 NYCE(ナイス) 9年 5月 会計監査人、員外監事を選任 10年 12月 メールオーダーの取扱開始 11年 4月「投資信託」の窓口販売業務開始 9月 しんきんテレホンバンキングの取扱開始 12年 1月 しんきんモバイルバンキングの取扱開始 12月 しんきんゼロネットサービスの取扱開始 13年 1月 ATMの365日稼働開始 3月 スポーツ振興くじの当せん金払戻し業務開始 4月「損害保険」の窓口販売業務開始 10月 郵便貯金とのATM相互接続を開始 14年 6月「確定拠出年金」業務の取扱開始 8月 上田商工信用組合の事業の一部を譲受 (個人年金保険)業務の取扱開始 10月「生命保険」 15年 6月「ISO14001」の認証取得 7月 アイワイバンク銀行(現セブン銀行)とのATM提携を開始 9月 長野市場団地支店を南支店市場出張所とする 」の取扱開始 16年 3月「長野信用金庫Pay-easy(ペイジー) 5月 昭和通支店を石堂支店に統合 11月「インターネットバンキング」の取扱開始 「外貨郵送買取サービス」の取扱開始 17年 6月 「外貨宅配サービス」 18年 8月 篠ノ井東支店を新築移転した篠ノ井支店に統合 19年 1月 中野西支店を中野支店に統合 20年 12月 イオン銀行とのATM提携を開始 21年 7月 生体認証(手のひら認証)IC キャッシュカードの取扱開始 10月 長野県農業信用基金協会と債務保証契約を締結 22年 4月「ぐるっと信州ネット」の取扱開始 23年 9月 飯山支店を新築移転 31 役員一覧 長 原 徹爾 専務理事 宮﨑 和茂 常務理事 内山 茂 常務理事 松田 司 常務理事 青木 敏雄 常 勤 理 事(業務部長) 角澤 本広 常 勤 理 事(審査部長) 戸谷 豊継 常 勤 理 事(本店営業部長) 市川 公一 非常勤理事 春日 英廣 非常勤理事 廣田 光彦 常勤監事 神田 芳夫 非常勤監事 鴇沢 悦也 非常勤監事(員外監事) 吉田 邦紘 理 事 (平成24年7月1日現在) 【総代会】 当金庫会員のうちから定款に定める方法によっ て選任された総代で組織される、当金庫の最高決 議機関です。当金庫の役員は、この総代会で選任 されます。 【理事会】 当金庫の理事全員によって構成され、金庫の重 要事項について決議をします。理事長等の代表理 事は、この理事会で選任されます。 【常勤理事会】 当金庫の常勤理事によって構成され、日常業務 はこの常勤理事会の決定を踏まえて行われます。 【監事会】 当金庫の監事全員で構成され、その職務に関す る重要事項について協議・報告をします。 組 織 企 画 部 人 事 部 総 務 部 事 務 部 本 部 常勤監事 常勤理事 常勤理事会 監事 理事 理 事 会 総 会︵ 総 代 会 ︶ 業 務 部 監事会 監事 審 査 部 資金証券国際部 監 査 部 企 画 課 経営計画の立案 主 計 課 収支予算編成・管理 リスク統括課 統合的リスク管理 人 事 課 人事企画・管理、採用 研 修 課 教育、研修 総 務 課 会員、総務、危機管理広報 管 財 課 管財、保安警備 コンプライアンスグループ コンプライアンスの統括 事務管理指導課 事務合理化、指導・管理 事 務 集 中 課 事務の集中処理 事務センター為替課 内国為替集中処理 現金センター 本部出納事務 業 務 企 画 課 業務企画・推進 業 務 管 理 課 業務管理、業績管理 営業推進グループ 営業推進、営業店支援 個 人 融 資 課 個人融資企画・管理 ローンセンターグループ 個人ローン相談・推進 保険証券推進課 保険・証券業務推進 審査グループ 融資案件審査 融資管理グループ 貸出金管理の統括 経営支援グループ 経営改善の支援 融 信用調査・補完、代理貸付 資 課 営 業 店 資産査定グループ 貸出金の自己査定の統括 資金運用グループ 資金運用・調達 資金管理国際グループ 外国為替業務統括 証 券 営 業 課 商品有価証券売買・募集 検査グループ 内部監査 査定監査グループ 資産の自己査定の監査 営 業 課 預金等受付窓口 事 務 課 オペレーション等事務処理 融 資 課 融資受付・実行・管理 渉 外 課 渉外活動 融 資 渉 外 課 渉外活動、融資業務 外 国 為 替 課 外国業務 市場開発担当 新規及び融資市場開発 C S セ ン タ ー 集金等集中処理 *営業店の「課」等は置くことができる組織(平成24年7月1日現在) 32 ◆店舗配置図 豊野支店 長野 市内 中社 ● とよの 宝光社 ●戸隠支店 ● 戸隠そば博物館 さんさい 徳間 ●若槻支店 上松 ●城北支店 しなのよしだ 三輪 406 桜枝町支店 長野 善光寺 信州大(教) 市役所 ● 117 しんきんグランド 東長野支店 ● 村山橋 ● 柳原支店 ふぞく ちゅうがく まえ ● 406 平林 19 消防署●本店 ● 若里 ● 七瀬支店 ● 長池支店 信州大(工) ● 屋島橋 中部森林 管理局 南支店 ● ● ● 屋島 エムウェーブ● 長野栗田 郵便局 ● 千曲川リバーフロント スポーツガーデン 西尾張部 高田 千曲 川 ● 伊勢宮支店 ● 市民病院 やなぎはら あさひ 長野運 動公園 アクアウイング 長野東郵便局 ながの 安茂里 ● ● 406 石堂支店 ● ●大豆島支店 ビッグハット● 須坂長野東 I.C 403 ● 長野赤十字病院 19 小市 きたながの 古里支店 ● ● 権堂支店 ● 県庁 ● あもり きりはら ● 善光寺下 支店 ● 大門町支店 ● 安茂里支所 電 鉄線 富竹 吉田支店 ● ほんごう ● 18 川合新田 丹波島橋 両郡橋 長野大橋 かわなかじま ●川中島駅前支店 小松原 若穂支店● 落合橋 小市橋 五輪大橋 犀 川 ●更北支店 ●市場出張所 117 新幹 線 信越 本線 関崎橋 長野 ● 南 バイパ ス 長野 市外 ホワイトリング 19 ●川中島支店 更埴橋 いまい 18 ● 川中島 古戦場 ● 屋代支店 埴生支店 稲荷山支店 戸倉支店 上山田支店 坂城支店 ● ● ● ● 29(9) 29(9) 小諸市 店舗外 (注)店舗外台数の( )内は、当金庫が幹事でない共同設置の内書きです。 設置場所とお取扱時間は、39頁に記載しています。 33 立科町 ATM 台数 84 東御市 上田市 平成 24 年 3 月末 83 太子町支店 須坂支店 墨坂支店 ● ● ATM=現金自動預入支払機 平成 23 年 3 月末 小布施支店 千曲市 青木村 店舗内 中野支店 佐久市 長和町 御代田町 ◆現金自動機器設置台数 ● 山ノ内支店 須坂市 更埴J.C.T 山ノ内町 高山村 ● ● 長野市 小川村 403 ● ● ● 小布施町 ● 象山神社 ● 松代支所 篠ノ井橋 木島平村 坂城町 18 岩野橋 飯綱町 ● ● 松代支店 上信越自動車道 更埴 I.C 信濃町 飯綱支店 松代城跡 野沢温泉村 松 代 PA 栄村 ● 中野市 井 ノ 赤坂橋 線 妙高市 長野 I.C 長野南警察署 篠ノ井支所 鉄道 しなの 篠 ● 道 飯山支店 千曲 川 川柳支店 ● 篠ノ井支店● 動車 飯山市 ● ● 越自 松代大橋 南長野運動公園 しののい 上信 軽井沢町 ●店舗・営業地区一覧(平成 24年7月1日現在) 本 店 本 部 ●長 野 市 (27店舗) 本 店 営 業 部 大 門 町 支 店 石 堂 支 店 桜 枝 町 支 店 吉 田 支 店 権 堂 支 店 七 瀬 支 店 善 光 寺 下 支 店 篠 ノ 井 支 店 松 代 支 店 豊 野 支 店 南 支 店 南支店市場出張所 城 北 支 店 更 北 支 店 東 長 野 支 店 伊 勢 宮 支 店 若 穂 支 店 川 中 島 支 店 大 豆 島 支 店 川 柳 支 店 若 槻 支 店 柳 原 支 店 戸 隠 支 店 古 里 支 店 川 中 島 駅 前 支 店 長 池 支 店 ●須 坂 市 (3店舗) 須 坂 支 店 墨 坂 支 店 太 子 町 支 店 ●中 野 市 (1店舗) 中 野 支 店 ●飯 山 市 (1店舗) 飯 山 支 店 ●千 曲 市 (5店舗) 上 山 田 支 店 稲 荷 山 支 店 屋 代 支 店 戸 倉 支 店 埴 生 支 店 ●埴 科 郡 (1店舗) 坂 城 支 店 ●上 高 井 郡(1店舗) 小 布 施 支 店 ●下 高 井 郡(1店舗) 山 ノ 内 支 店 ●上 水 内 郡(1店舗) 飯 綱 支 店 長野市居町133-1 ( 026 ) 228-0221 居町133-1 大門町542-1 北石堂町1405-1 桜枝町822-1 吉田3丁目16-41 権堂町2217-3 七瀬南部575-1 三輪6丁目17-12 篠ノ井布施高田72-2 松代町伊勢町581-3 豊野町豊野沖608-1 上千田294-3 市場1-11 上松4丁目7-10 青木島町青木島乙146-1 北尾張部750-1 差出南2丁目1-29 若穂綿内8511-1 川中島町御厨927-1 大豆島939-5 篠ノ井二ツ柳1947 稲田1丁目30-18 柳原中俣2090-12 戸隠宝光社1510-1 富竹687-5 川中島町上氷鉋1412-1 南長池581-1 ( 026 ) 225-0225 ( 026 ) 234-3225 ( 026 ) 226-6131 ( 026 ) 234-1531 ( 026 ) 241-1561 ( 026 ) 233-1155 ( 026 ) 226-0360 ( 026 ) 234-2145 ( 026 ) 292-1085 ( 026 ) 278-2421 ( 026 ) 257-3121 ( 026 ) 226-6402 ( 026 ) 284-7151 ( 026 ) 241-4248 ( 026 ) 285-3125 ( 026 ) 244-7751 ( 026 ) 227-1125 ( 026 ) 282-5381 ( 026 ) 284-7561 ( 026 ) 221-8881 ( 026 ) 292-3755 ( 026 ) 241-1125 ( 026 ) 243-6678 ( 026 ) 254-2441 ( 026 ) 296-7951 ( 026 ) 286-3021 ( 026 ) 244-2150 ス 北横町1623-17 墨坂南3丁目7-19 太子町885-4 ( 026 ) 245-1110 ( 026 ) 246-0511 ( 026 ) 248-7521 ス 中央1丁目6-15 ( 0269 ) 22-4151 飯山259-1 ( 0269 ) 62-3141 上山田温泉2丁目9-8 稲荷山846-1 粟佐1599-6 戸倉2192-1 鋳物師屋488 ( 026 ) 275-0610 ( 026 ) 272-1264 ( 026 ) 272-3311 ( 026 ) 275-3300 ( 026 ) 272-8088 坂城町坂城9178-6 ( 0268 ) 82-7221 小布施町上町803 ( 026 ) 247-3141 山ノ内町平穏4123-20 ( 0269 ) 33-3191 飯綱町牟礼528-5 ( 026 ) 253-7525 両 ス 両 ス 両 ス ス ス ス 両 両 ス ス 両 印の店舗では外貨両替業務を取り扱っております。 ス 印の店舗ではスポーツ振興くじの当せん金払戻し業務を取り扱っております。 ※投資信託窓口販売業務及び確定拠出年金運営管理業務は「南支店市場出張所」を除いて全店で取り扱っております。 ●上記以外の営業地区 長野県/上田市、小諸市、佐久市(旧南佐久郡臼田町を除く) 、東御市、北佐久郡、小県郡、下水内郡 新潟県/妙高市(旧新井市を除く) 34 商品・サービスのご案内 ◆預金 種 類 特 色 お預け入れ額 当 座 預 金 現金決済にかわる手形・小切手をご利用いただけます。 出し入れ自由 1 円以上 普 通 預 金 いつでも自由に出し入れができ、給与・年金などの自動受取や公共料金な 出し入れ自由 どの自動支払もできますので、お財布代わりにご利用いただける決済性の 預金です。キャッシュカードをご利用になると、お通帳やご印鑑が無くても ほとんどの自動機で出し入れができ、また、土・日・祝日にもご利用いただ けます。 1 円以上 決済用普通預金 いつでも自由に出し入れができ、給与・年金などの自動受取や公共料金な 出し入れ自由 どの自動支払もできますが、お利息がつきません。 「無利息、要求払い、決 済サービスを提供できること」という3条件を満たしていることから、預金 保険制度により全額保護されています。現在ご利用中の普通預金または 総合口座から切り替えることができますが、決済用普通預金から普通預金 への変更はできません。キャッシュカードもご利用いただけます。 1 円以上 スーパー貯蓄預金 個人のかた限定の貯蓄性預金で、残高によって普通預金よりも高いお利息 出し入れ自由 がつきます。自由な出し入れやキャッシュカードのご利用は普通預金と同 じですが、自動受取や自動支払口座としてはご利用になれません。 1 円以上 通 まとまったお金の短期運用に適した預金です。お引き出しの際は、その2日 7日以上 前までにご連絡をいただく必要があります。 知 預 金 納 税 準 備 預 金 納税 資 金を準 備しておくための 預 金で、お 利息 が 有利なうえに非 課税 入金:自由 扱いです。納税のため以外にお引き出しをしますとこの特典は受けられず、 出金:納税時 その利息計算期間中は普通預金と同じになります。 定 長期的な利殖に有利な預金で、下記のような種類があります。期日指定定 期預金を除いて、あらかじめ期間が決まっている「定型方式」と最短期間を 超え最長期間未満の間でお客さまが満期日を指定できる「満期日指定方 式」があります。また、定型方式の場合は、満期日にお書替手続がいらない 自動継続のお取扱いができます。 期 預 金 10,000円 以上 1 円以上 期日指定定期預金 1年間の据置期間を経過すればお客さまが自由に満期日を指定して元金の 最長3年 100円以上 全部又は一部を払い戻すことができる、個人のかた限定の定期預金です。(うち据置1年) 300万円 満期日のご指定は、その1カ月前までにご連絡をいただく必要があります。 未満 お利息の計算は1年複利です。なお、最長預入期限を満期日とする自動継 続のお取扱いができます。 スー パー 定 期 最も一般的な定期預金で、お利息の計算方法やお支払方法によって、下記 の種類があります。 大 単 利 型 期間が2年未満の場合は、お利息を満期日以降に一括してお支払いします。 1カ月・3カ月・ 期間が2年以上の場合は、1年ごとの預入応答日にその期間のお利息を所 6カ月・1年・2年・ 定の利率で単利計算して、分割でご指定の口座へお支払いします。 3年・4年・5年 100円以上 複 利 型 個人のかた限定です。お利息を6カ月複利で計算をして、満期日以降に一括 3年・4年・5年 してお支払いします。 100円以上 定 期 1千万円以上のまとまったお金を運用するのに適した、高利率の定期預金 1カ月・3カ月・ です。期間が2年未満の場合は、お利息を満期日以降に一括してお支払い 6カ月・1年・2年・ します。期間が2年以上の場合は、1年ごとの預入応答日にその期間のお利 3年・4年・5年 息を所定の利率で単利計算して、分割でご指定の口座へお支払いします。 1,000万円 口 変動金利定期預金 以上 市場金利の動向によって預入日から6カ月ごとに適用利率が変動する定期 預金で、お利息の計算方法やお支払方法によって、下記の種類があります。 単 利 型 お利息を6カ月ごとの預入応答日にその期間を所定の利率で単利計算して、 1年・2年・3年 分割でご指定の口座へお支払いします。 100円以上 複 利 型 個人のかた限定です。お利息を6カ月複利で計算をして、満期日以降に一括 3年 してお支払いします。 100円以上 個人のかた限定です。お利息をご希望の周期(1カ月∼ 6カ月の月単位)でお 1年・2年・3年・ 支払いします。 4年・5年 100円以上 利息分割定期預金 35 期 間 種 類 特 色 積 立 式期日指定 定 期 預 金 期 間 解約するまでは自由にお預け入れすることができ、お預け入れごとに期日 確定日型 指定定期預金とします。預入期限をあらかじめ決めていただく「確定日型」 3カ月超 と期限を定めない「エンドレス型」があります。お預け入れから1年を経過 15年3カ月 したものについては、その全部又は一部を払い戻すことができます。この エンドレス型 場合は期日指定定期預金と同様に、1カ月前までにご連絡をいただく必要 無期限 があります。 お預け入れ額 100円以上 財 形 預 金 一 般 勤労者のかたが財産 形成のために、給与や賞与から天引きによって定 3年以上 期的にお積み立ていただく預金です。お使い道は自由です。 年 金 一般財形と同じですが、目的が退職後のための資金づくりに限られ、お積 積立 5年以上 1,000円以上 み立ての元利金は年金形式で支払われます。財形住宅と合わせて、550万 据置 6カ月∼5年 円までの非課税扱いが受けられます。 受取 5年∼20年 住 宅 一般財形と同じですが、目的が住宅の取得・増改築等のための資金づくり 積立 に限られ、非課税扱いです。目的外の払い戻しをした場合は、課税扱いとな ります。 1,000円以上 5年以上 1,000円以上 スー パ ー 積 金 将来のライフプラン実現に向けて毎月一定額をコツコツと積み立てて、ま 6カ月∼5年 とまった資金づくりを目指す月掛け貯蓄です。お積立方法は、窓口でお積 (月単位) み立ていただく「窓口扱い」、ご指定口座からの「口座振替扱い」、当金庫職 員がお伺いする「集金扱い」があります。 しんきん定 期 性 総 合 口 座 普通預金口座に自動継続式定期預金やスーパー積金を組み合わせた個人 単独の普通預金、定期預金、 のかた限定の口座です。普通預金のお支払いにあたって残高が不足する スーパー積金に同じ 場合には、組み合わせた定期性預金残高の90%(最高200万円)まで、自 動的にご融資します。 「受け取る」「支払う」「貯める」「借りる」が1冊の通帳に まとまった、とても便利な口座です。 譲 渡 性 預 金 大口資金を短期に高利回りで運用できます。また、満期日以前に譲渡で ( N C D ) きます。 期日指定方式 5年以内 100円以上 5,000万円 以上 非課税制度をご利用になられる場合は、350万円まで無税です。詳しくは窓口へご相談ください。 商品・サービスご利用にあたっての留意事項 商品やサービスのなかには、変動金利商品のようにお客さまの予想に反して金利が上下したり、満期日前のご解約によ り金利が変更になったり、思わぬ違約金や手数料を求められたりする商品もございます。 ご利用にあたりましては、当金庫の窓口や渉外担当者などに、これら商品に関するご質問を何なりとお申し出ください。 ご納得いただけるまで、十分にご説明させていただきます。 36 ◆融資 一般のご融資 種 類 特 色 割 引 手 形 一般商業手形の割引をします。 手 形 貸 付 仕入資金など短期資金をご融資します。 証 書 貸 付 設備資金など長期資金をご融資します。 当 座 貸 越 ご約定金額まで当座決済資金をご融資します。 制度資金 種 類 特 色 地方公共団体制度融資 長野県及び市町村で制度化している中小企業のみなさま向け融資をお取扱いしています。 商工貯蓄共済斡旋融資 商 工 ロ ー ン 医師会関係斡旋融資 商工会、医師会等の諸団体との契約に基づいて斡旋書の提出をいただき、制度資金とし てお取扱いしています。 事業者向けローン ローンの種類 事業者当座貸越 しんきん 事 業 者 無担保当座貸越 ご融資金額 事業資 金にご利用いただける当座 2億8千万円 貸越です。 以内 同上 ご返済期間 ご返済方法 随時返済 2年以内 (更新可能) 担保・保証人 長野県信用保証協会の 保証が必要です。 3千万円以内 同上 同上 同上 事 業 者 カ ー ド ロ ーン 事業資 金にご利用いただける当座 2千万円以内 貸越のカードローンです。 同上 定額自動返済 (随時返済可) 同上 事 業 者 ロ ーン 事業資 金にご利用いただける変動 1億円以内 金利制のローンです。 25年以内 割賦返済 ボーナス特別融 資 ボーナス支給 資 金にご利用いただ ボーナス けます。 所要額以内 6カ月以内 割賦返済 窓口にて 期日一括返済 ご相談ください。 ア パ ー ト ロ ーン アパート、駐 車 場、賃 貸 店 舗・事 務 1億円以内 所などの建設資 金にご利用いただ けます。 建物の構造 元利均等返済 担保:土地・建物・有価 等により 元金均等返済 証券等 最長30年 保証人:当金庫所定の 方法によります。 介 護 関 連 ニ ュー ビジネス支援資金 介護業務に関連する資金としてご利 2千万円以内 用いただけます。 5年以内 割賦返済 担保:不動産 又は、長野県信用保証 協会の保証 I S O 認 証 取 得 費 用 特 別 資 金 ISO認証取得をしようとする事業者 2千万円以内 5年以内 割賦返済 担保:不動産 又は、長野県信用保証 協会の保証 長 野 し ん き ん 法 人 会 ロ ーン 法人会 会員の事業者に運転資金と 5百万円以内 してご利用いただけます。 割賦返済 法人会の推薦書が 期日一括返済 必要です。 し ん き ん N P O ロ ー ン NPO法人の認証を受け収益事業を 3百万円以内 2年以内 6カ月以内 5年以内 1年以内 1年以内 期日一括返済 流動資産担保融資 37 特色・資金使途 にご利用いただけます。 行っている事 業 者にご利用いただ けます。 流動資産を保有する事業者に事業 1億円以内 資金としてご利用いただけます。 担保:不動産・有価証券 保証人:当金庫所定の方 法によります。または長野 県信用保証協会の保証 元利均等返済 保証人:当金庫所定の 元金均等返済 方法によります。 期日一括返済 長野県信用保証協会の 保証が必要です。 借 換 保 証 制 度 保証協会付借入金の借換資金など 2億8千万円 にご利用いただけます。 以内 10年以内 均等割賦返済 長野県信用保証協会の 保証が必要です。 ル ー キ ー く ん 新 規 開業や事 業 転 換、新 分 野 進出 5百万円以内 を図ろうとする事業者にご利用いた だけます。 5年または 7年 均等割賦返済 保証人:当金庫所定の 方法によります。 税 理士紹介ローン 1 0 0 0 関東信越税理士会長野県支部連合 1千万円以内 会と提携した、無担保・第三者保証 不 要 の融 資で、中 小企業 の 運 転 資 金にご利用いただけます。 5年以内 元金均等返済 保証人:代表役員 設 備 担 保 信 金 中 央 金 庫、リース 会 社と 提 携 保証残高 信 用 補 完 制 度 し、お客さまの保有する機械設備を 5千万円以内 「しんきんMEサポート」 担保とした新しい保証制度です。 5年以内 借 入 形 態によ 保証人:不要 り異なります 担保:お客さまの保有 する機械設備 別途、保証料が必要 個人向けローン ローンの種類 特色・資金使途 ご融資金額 ご返済期間 家屋の増改築やキッチン、浴室、ト 1千万円以内 イレ工事などの住宅リフォーム資金 としてご利用いただけます。 10万円以上 リフォームローン1000 1千万円以内 3カ月以上 15年以内 6カ月以上 20年以内 ん 住宅の新築・増改築、土地・建売住 ・しんきん保証基 35年以内 し ん き ん リフォーム ロ ーン し ん き 住 宅 ロ ー ン ・変 動 金 利 型 ・新 型 住 宅 ロ ーン 金保証の場合は 8千万円以内 ・全国保証㈱保 (固定金利選択、3、5、10年周期見直し型) 証の場合は (全期間固定金利型) 6千万円以内 す ま い ・ る フラット35と併用してご利用いた ・連 帯 保 証 人の場 合は5千万円以内 パ ッ ケ ー ジ だけます。 宅・マンション・中古住宅の購入資 金としてご利用いただけます。 フ ラ ッ ト 35 独立行政法人住宅金融支援機構の 8千万円以内 (証券化住宅ローン) 証券化支援事業を活用した長期固 定金利住宅ローンです。 ご返済方法 担保・保証人 元利均等返済 しんきん保証基金保証 元金均等返済 ボーナス時 増額返済可能 ㈱ジャックスの保証 元利均等返済 担保:土地・建物 元金均等返済 保証人:しんきん保証 ボーナス時 増額返済可能 基金保証・全国保証㈱ 保証または配偶者のほ か1名 住宅融資保険に加入し ていただきます。 35年以内 元利均等返済 担保:土地・建物 元金均等返済 保証人:不要 ボーナス時 増額返済可能 し ん き ん 悠 々 住 宅 ロ ー ン 住 宅 の購入・新築・建 替・増 改 築・ 3千5百万円 リフォーム 資 金としてご 利 用いた 以内 だけます。 40年以内 す 財産形成や健康で文化的生活を営 5千万円以内 むための資金として幅広くご利用い ただけます。 教 育 ロ ー ン ・定額返済型 ・繰り返し利用型 (当座貸越型) 変動金利 20年以内 固定金利 5年以内 大学・大学院・短期大学・専修学校 等 の入学 金・授 業 料納付 金などの 学 資 金、その 他 教育関連 資 金とし てご利用いただけます。 しん き ん 保 証 在学中は据置可能 基金不動産担 元 利 均 等 返 済 保 型 は10年 以 元 金 均 等 返 済 内 ㈱ ジャック ボーナス時 ス保 証 の 場 合 増額返済可能 は13年以内 マ イ カ ー ロ ーン 自動車の購入 及び諸費 用、免許取 5百万円以内 得、車検、修理などの費用としてご 利用いただけます。 8年以内 お使いみち自由で暮らしのパートナ 5百万円以内 ーとして幅広くご利用いただけます。 8年以内 小 口フリー ロ ーン ら く 太 郎 200 素早い回答でご利用いただけるお 2百万円以内 使いみち自由のフリーローンです。 元利均等返済 ㈱セディナの保証 1百万円以内 5年以内 ボーナス時 増額返済可能 1百万円超 7年以内 小 口フリー ロ ーン 小 楽 ち ゃ ん パート、アルバイト、専業主婦のかた 30万円以内 にご利用いただけるフリーローンです。 3年以内 し ん き ん カ ー ド ロ ーン お使いみち自由でご利用いただけ 1百万円以内 3年以内 (10万円単位)(更新可能) るカードローンです。 定額返済 随時返済 しんきん保証基金保証 し ん き ん き ゃ っす る 300 お使いみち自由でご利用いただけ 50万円∼ 5年 300万円 (更新可能) るカードローンです。 定額返済 信金ギャランティ㈱ 保証 こ や か 多 目 的 ロ ーン 介 護 ロ ー ン しんきん保証基 金㈱ジャックス 保証の場合は5 百万円以内、不 動産担保型は2 千万円以内 元利均等返済 担保:土地・建物 元金均等返済 保証 人:70歳 以下のご ボーナス時 増額返済可能 家族以外の保証人1名 元利均等返済 担保:土地・建物 ボーナス時 増額返済可能 保証人:配偶者または、 同居の成人1名 しんきん保証基金保証 ㈱ジャックス保証 または不動産担保 元利均等返済 しんきん保証基金保証 元金均等返済 または㈱ジャックスの ボーナス時 増額返済可能 保証 元利均等返済 しんきん保証基金保証 元金均等返済 ボーナス時 増額返済可能 元利均等返済 ㈱セディナの保証 ボーナス時 増額返済可能 介護が必要な高齢 者または障害 者 5百万円以内 の日常生活上の便宜を図るために必 要な機器の購入・設置資金としてご 利用いただけます。 8年以内 元利均等返済 しんきん保証基金保証 元金均等返済 無 担 保 借 換 住 宅 ロ ー ン 本人またはその家族が居住し、かつ申 1千万円以内 込人が所有する住宅に関する借入金 の借換資金としてご利用いただけます。 20年以内 シ ル バ ー ロ ーン 公的年金を当金庫で受給している 年間の年金受給 5年以内 か、当金庫に振 込指定を変 更され 額 もし く は 1百 万円のいずれか たかたを対象としたローンです。 元利均等返済 しんきん保証基金保証 元金均等返済 パート、アルバイト、専業主婦のかた、 3百万円以内 個人事業主のかたにもご利用いただけ るお使いみち自由のフリーローンです。 元利均等返済 ㈱クレディセゾン 毎 月 元 利 金 の保証 5千円以上の返 済 ボーナス時 増額返済可能 元利均等返済 ㈱ジャックスの保証 ボーナス時 増額返済可能 低い額以内 快 速! な ん で も 応 援 団 7年以内 融資商品につきましては、各種ご用意している中の代表的なものについて、基本的なお取扱内容を示したものです。詳しくは、 窓口へご相談ください。 なお、ローンご利用にあたりましては、無理のない範囲での計画的なご活用をおすすめします。 38 ◆証券 種 類 名 称 期 間 お申込単位 発 行 1万円 窓口販売 国 債 年 4回 5万円 年12回 1日頃 ∼25日頃 15日頃 ∼25日頃 5日頃 ∼25日頃 1万円 発行の都度 決定 10日頃 ∼20日頃 2年 5年 10年 地方債 長野県公募公債 5年 発行日の 前月 換 金 原 則 発 行から1年経 過 すれば 額 面 で換 金で きます。 但し、直 近 2回 分 の 利 子相当額が引かれます。 100円 利率は発行 の都度決定 1月・4月・ 7月・10月 個人向け国債 10年 (変 動 金 利) 新 窓 販 発 行 (固 定 金 利) 課税制度 利率・発行価格 毎月 3年 個人向け国債 (固 定 金 利) 5年 募集期間 非課税制度を ご利用になられ る場合は、350 万円まで無税 発行の都度 決定 私 募 債 受 託 業 務 私募債の発行に関する手続きのお手伝いをしております。 投 資 信 託 業 務 信金中央金庫取次方式による投資信託のお取扱いをしております。 ご自由 但し、価格変動がござ います。 ◆保険・年金 種 類 特 色 個 人 年 金 保 険 お客さまのニーズに合わせて定額年金保険(月払型・一時払型)と変額年金保険(月払型)をご 用意しております。 終 一生涯続く死亡保障が受けられる商品です。 「一時払型」と「全期前納型」がございます。 身 保 険 ガ ン 保 険・医 療 保 険 万が一のケガや病気に備える商品です。 長 期 火 災 保 険 当金庫の住宅ローンをご利用いただく方限定の火災保険です。幅広い補償内容が特徴です。 「しんきんグッドすまいる」 確 定 拠 出 年 金 個人事業主、企業年金制度のない企業の社員の皆さまを対象にした「個人型」と会社にお勤め の方専用の「企業型」の2 種類がございます。 傷 害 保 険 万が一のケガに備える商品です。 学 資 保 険 お子さまの教育資金に備える商品です。 ◆共済 種 類 傷 害 共 特 色 済 法人・個人事業主が契約者となって、従業員の福利厚生としてケガに備える商品です。 ◆外国為替 種 類 39 内 容 輸 出 輸出手形・外貨建小切手の買取り、取立などのお取扱いをしております。 輸 入 輸入信用状の開設、輸入ユーザンスなどのお取扱いをしております。 海 外 送 金 電信および送金小切手による海外への送金のお取扱いをしております。 外 貨 預 金 米ドル、ユーロ、オーストラリア・ドルによる預金のお取扱いをしております。 イ ン パ クト ロ ーン 米ドルなど外貨建による資金使途の自由な融資のお取扱いをしております。 外 日本円と米ドル現金の両替を行っております。また、外貨宅配サービスでは、豊富な種類の外貨紙幣をご用意しております。 貨 両 替 先 物 為 替 予 約 輸出入の決済、外貨預金、インパクトローンなどの先物為替予約のお取扱いをしております。 そ 為替相場、金利情報サービス、為替リスクに対するアドバイス、貿易相談などをしております。 の 他 ◆各種のサービス サービスの種類 内 容 現 金 自 動 機 サ ービ ス しんきんキャッシュカード しんきんキャッシュカードをご利用になると、ATM によるご入金・お引き出し・通帳記帳・ 残高照会・お振込などのお取引が、窓口を通さずに行うことができます。当金庫のキャッシ ュコーナーはもちろん、ご預金の入出金の他、お振込も提携先金融機関であれば、全国どこ でもご利用いただけます。ゆうちょ銀行やセブン銀行のATM でも、ご預金の入出金にご利 用いただけます。また、盗難・偽造キャッシュカード使用による犯罪取引抑止のため、ATM 取引での1日あたりの現金お引き出し限度額を、個人は100万円、法人は200万円までとし ております。ATM で暗証番号の変更サービスもご利用いただけます。 デ ビットカ ード サ ー ビ ス お手持ちのキャッシュカードがそのままJ - Debit の加盟店でご利用いただけます。1日の ご利用限度額は50万円までで、ご利用代金をお客さまの口座から即時決済し、取扱い手 数料はかかりません。 自 動 受 取 お給料をはじめ厚生年金・国民年金、株式配当金などが、お受取日にご指定の預金口座に 振り込まれます。 自 動 支 払 電気・ガス・水道などの公共料金や各種税金、保険料、ローンご返済などが、お支払日にご 指定の預金口座から自動的に支払われます。 夜 間 金 庫 当金庫の営業時間外に売上代金などをお預かりし、翌営業日にご指定の預金口座へご入金 します。年中無休で取扱っております。 庫 預金証書、権利証などの重要書類や貴金属などの貴重品を安全・確実にお守りします。 貸 金 しんきんFAX振込サービス FAX で総合振込・給与振込のデータを「しんきんFAX振込サービスセンター」へ送信して いただくだけでお振込ができる、たいへん便利なサービスです。振込手数料も、一般のお 振込よりお得になっております。 しんきんテレサービス オフィスやご家庭の専用端末やパソコンソフトを利用してお振込などの資金移動やお取引 内容の照会ができる、たいへん便利なサービスです。振込手数料も、一般のお振込よりお 得になっております。 自 動 送 金 サ ー ビ ス 家賃、駐車場代金、お子さまへの仕送りなど定型的なお支払を、ご指定の口座からご指示 のあるまで継続してお振込します。 ア ン サ ー サ ー ビ ス ご指定の口座にお振込があったときに、その内容をお届けの電話またはFAX あてに自動的 にご通知します。また、逆にお客さまからお振込の内容や残高照会をすることもできます。 経 済 情 報 誌「 す か い 」 当金庫の本支店ネットワークをとおして、経済面からとらえた身近な情報を毎月お届けして おります。 健 康・介護ご相談サービス 当金庫で年金をお受取りいただいているかたを対象として、健康・介護に関するご相談、 介護関連業者のご紹介、高齢者福祉サービス情報のご提供などのサービスをご利用いた だけます。 ス ポ ー ツ 振 興 くじ の 当 せ ん 金 払 戻 し 法 人 ・ 個 人 向 け インターネットバンキング 長野信用金庫Pay-easy (ペイジー ) 10店舗でスポーツ振興くじ(toto )の当せん金払戻し業務を行っております。 オフィス、ご自宅のパソコンから、当金庫のインターネットホームページを経由して、残高照 会、取引明細照会、お振込ができます。個人向けは、携帯電話(NTTドコモ、KDDI 、ソフ トバンクモバイル)からもご利用いただけます。 当金庫のインターネットバンキングを利用して公共料金や税金等を支払う収納サービスです。 外為インターネットサービス オフィスのパソコンから、当金庫のインターネットホームページを経由して、外国送金、輸入 信用状のお申し込みができます。 テレホンバンキングサービス 電話 1 本で、お振込、お振替、定期預金の作成、残高照会ができるサービスです。 モバイルバンキングサービス i モードの携帯電話によるお振込、残高照会、入出金明細照会などができ、各種のご案内 サービスもご利用いただけます。(注)平成23 年 3月31日をもって新規受付を終了しました。 40 ◆ATM設置場所とお取扱時間 店舗内設置 平成 24 年 7月1日現在 設置場所 平 日 土曜日 日曜祝日 下記店舗以外の全店舗 8:00∼20:00 8:45∼19:00 9:00∼19:00 本 部 8:00∼21:00 8:45∼19:00 9:00∼19:00 店 8:00∼21:00 8:45∼19:00 9:00∼19:00 南 支 店 市 場 出 張 所 8:45∼18:00 − − 店 石 営 業 堂 支 店舗外当金庫設置 設置場所 平日 土曜日 日曜祝日 設置場所 平日 土曜日 日曜祝日 【 中 野 市 】 【長野市】 野 駅 8:00∼21:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 西友中野駅前店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 ステーションビルMIDORI 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 A O K I 中 野 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 長野あおぞら市場 8:45∼19:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 西友西尾張部店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 西 友 川 中 島 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 西 友 粟 佐 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 マ ツ ヤ 稲 葉 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 ショッピングコアあいにー 8:45∼19:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 ながの東急百貨店 9:45∼19:00 9:45∼19:00 9:45∼19:00 【小布施町】 ウエストプラザ長野 8:00∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 コスコ小布施店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 J R 長 【 千 曲 市 】 MEGAドン・キホーテ長野店 10:00∼20:00 10:00∼19:00 10:00∼19:00 西 友 南 長 野 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 西 友 篠 ノ 井 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 西 友 高 田 店 8:45∼20:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 長 庁 8:45∼19:00 9:00∼19:00 9:00∼19:00 長 野 市 役 所 8:45∼18:00 − − 長 野 市 民 病 院 9:00∼18:00 − − 野 県 店舗外共同設置(ご出金のみ) 設置場所 平 日 土曜日 日曜祝日 長 野 赤 十 字 病 院 8:45∼18:00 − − な が の 東 急 ラ イ フ 10:00∼19:00 10:00∼17:00 10:00∼17:00 【 長 野 市 】 (注)1. 店舗外設置で、設置先の事業所の休業日はお取扱いしない所があります。 2. ご入金は、当金庫の口座については平日及び土曜・日曜祝日もお取扱いしており、お通帳のみでもご利用いただけます。また、全国の信用金庫及び 提携する金融機関の口座へのご入金も平日及び土曜・日曜祝日にお取扱いしており、ゆうちょ銀行の口座へのご入金は平日のみのお取扱いとなっ ております。 (一部ご利用いただけない ATMがございます。) 3. お振込は、店舗内設置 ATM及び店舗外当金庫設置 ATMでお取扱いしております。 平日の午後3 時までのお取扱いは当日中に先方口座に届きますが、これ以外のお取扱いは翌営業日扱いになります。 (一部ご利用いただけない金融機関カードがご 4. お振込は、当金庫キャッシュカードの他、銀行、信用金庫、信用組合のカードがご利用いただけます。 ざいます。) (42頁の「主な手数料等一覧」をご覧ください。) 5. ご利用時間帯、ご使用キャッシュカード等によって、所定の手数料が必要になります。 41 ◆主な手数料等一覧 平成 24 年 6月 1日現在 各手数料には、消費税を含んでいます。 内国為替手数料 当金庫同一 支店内あて 当金庫 本支店あて 県内 信用金庫あて 左記以外の 金融機関あて 3万円未満 105円 210円 210円 525円 3万円以上 315円 420円 420円 735円 3万円未満 無料 105円 105円 420円 3万円以上 無料 315円 315円 630円 3万円未満 無料 無料 105円 210円 3万円以上 無料 無料 210円 315円 種 類 窓口利用 振込 ATM利用 個人向け インターネット バンキング利用 当金庫本支店間の取立 長野手形交換所内取立 上記以外の取立 代金取立 無料 420円 630円 特殊取扱手数料 組戻料 630円 不渡手形返却料 取立手形組戻料 取 立手形店 頭 提 示 料 630円 630円 630円 (注)1. テレホンバンキングサービス、モバイルバンキングサービス、法人向けインターネットバンキング、しんきん FAX振込サービス、データ伝送、しんき んテレサービスご利用の場合は、窓口利用の各振込手数料より105円割引となり、同一店内あては無料となります。 2. ATM利用のお振込は、お取扱時間により延長時間帯手数料(105円)が加算されます。 3. 上記の手数料は、1件当たりの手数料です。 ATM利用手数料 お取引 の種類 ご利用の 曜 日 ご利用の 時間帯 ご使用カードの種類 長野信用金庫 全国信用金庫 午前8時 8時45分 平 日 午後6時 無 料 7時 銀行等提携 八十二銀行 ゆうちょ銀行提携 105円 210円 − 無 料 105円 105円 105円 210円 − − 8時 午前8時45分 預 入 9時 土 曜 日 午後2時 無 料 5時 105円 − 無 料 105円 105円 7時 午前9時 日曜祝日 午後5時 平 日 8時45分 午後6時 8時 支 払 土 曜 日 7時 − 105円 210円 105円 210円 無 料 105円 無 料 105円 105円 105円 210円 105円 210円 105円 − − − 無 料 105円 無 料 105円 105円 105円 105円 午前9時 午後5時 210円 無 料 7時 日曜祝日 − − 105円 午後2時 5時 − 105円 午前8時45分 9時 − 無 料 7時 午前8時 210円 210円 − 210円 105円 105円 210円 − − − 210円 105円 210円 − − − (注)1. この手数料は当金庫のATMをご利用の場合であり、他金融機関のATMをご利用の場合はその金融機関の手数料体系によります。 2. 預入での銀行等提携金融機関は、相互入金の業態間提携に参加している第 2 地方銀行、及び信用組合、労働金庫です。 3. この表のご利用時間帯は標準のお取扱時間であり、それぞれのATMにより開始・終了の時間が異なります。 (各ATMのお取扱時間については、41頁の「ATM 設置場所とお取扱時間」をご覧ください。) 42 主な預金関連手数料 主な融資関連手数料 種 類 当座小切手 金 額 種 類 50 枚綴り 50 枚綴り 25 枚綴り 630円 通知書 1通につき 3,150円 手形用紙 1枚 525円 自己宛小切手発行 1枚 525円 預金残高証明書発行(当金庫定型) 420円 (定型外) 1通 1通 通帳再発行 1冊 1,050円 一部繰上償還 全部繰上償還 約束手形 為替手形 マル専口座開設 840円 420円 630円 証書再発行 1枚 1,050円 ICキャッシュカード発行 1枚 1,050円 キャッシュカード再発行 1枚 1,050円 金 額 融資用約束手形 30円×枚数×1.05 金銭消費貸借証書用紙 50円×枚数×1.05 1通 1通 420円 (定型外) 融資証明書発行 1通 5,250円 ローンカード再発行 1枚 1,050円 住宅ローン事務取扱 1件 1件 1件 10,500円 5,250円 融資残高証明書発行(当金庫定型) 条件変更 630円 5,250円 3 年以上5 年未満 3,150円 2,100円 5 年以上7年未満 1,050円 ご融資後3 年未満 無料 7年以上 1件 一部繰上返済・条件変更 1件 5,250円 5,250円 1件 1件 1,050円 3,150円 事業性長期貸出金全額繰上返済 個人ローン全額繰上返済 一部繰上返済・条件変更 その他主なもの 種 類 貸金庫使用料 金 額 タイプにより年間 月額 21,000円 1個 会員 2,100円 非会員 4,200円 月額 1,050円 1枚 525円 しんきんテレホンバンキングサービス 年間 1,050円 しんきんモバイルバンキングサービス 年間 1,050円 しんきん法人向けインターネットバンキングサービス 月額 1,050円 夜間金庫使用料 カバン再発行手数料 テレサービス・FAXサービス基本料 出資証券再発行手数料 払込金額の1,000分の3以上×1.05 株式払込取扱手数料 支払配当金総額の1,000分の3以上×1.05 配当金支払委託手数料 クレジットキャッシング手数料 1回 営業時間内 105円 営業時間外 210円 (決済口座が他金庫の場合はそれぞれに105円加算) (当金庫現金自動機ご利用) 43 2,100円∼31,500円 円貨両替手数料 1回 お取扱枚数に応じた金額(詳しくは当金庫窓口などにお問い合わせ下さい) 硬貨取扱手数料 1回 お取扱枚数に応じた金額(詳しくは当金庫窓口などにお問い合わせ下さい) 金種指定払戻手数料 1回 お取扱枚数に応じた金額(詳しくは当金庫窓口などにお問い合わせ下さい) 資 料 編 財務諸表 貸借対照表 45・46・47・48 損益計算書 49 剰余金処分計算書 49 事業の状況 【資 金 調 達】 預金科目別、会員・会員外別残高 50 流動性預金、定期性預金、 譲渡性預金その他の預金の平均残高 預金者別預金残高 50 50 【資 金 運 用】 貸出金科目別、会員・会員外別残高 51 貸出金科目別平均残高 51 固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金残高 貸出金業種別、使途別残高 52 担保の種類別貸出金残高 52 担保の種類別債務保証見返額 52 有価証券種類別残高・平均残高 53 商品有価証券の種類別平均残高 53 有価証券種類別残存期間別残高 53 51 損益の状況 資金運用収支、役務取引等収支、その他業務収支 業務粗利益及び業務粗利益率 54 業務純益 54 資金運用勘定・調達勘定の平均残高、利息、利回り 総資金利鞘 55 受取利息及び支払利息の増減 55 総資産利益率 55 預貸率・預証率 55 役職員の報酬体系 55 54 財産の状況 有価証券の評価損益 56 デリバティブ取引の契約額等、時価及び評価損益 57 リスク管理債権の状況 58 金融再生法に基づく開示債権額 59 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 59( 23) 貸出金償却額 59 連結決算の状況 連結財務諸表 60・61・62・63・64 連結ベースでの事業の概況 60 連結ベースの主要な経営指標 60 連結自己資本比率 65 連結ベースのリスク管理債権の状況 65 連結ベースでの新自己資本比率規制に関する事項 66・67・68・69・70・71 カワセミ 44 資 料 編 財 務 諸 表 ◆貸借対照表 財 産 の 状 況❶ 期 別 科 目 第90期 (H24.3.31現在) 期 別 科 目 証 695,901,993 13,929,806 154,461,892 4,769,708 2,089,687 462,867,315 53,301,839 4,481,742 2,066,558 99,595 1,156,354 207,123 88,422 238,508 20,535 350 36,287 1,666 28,510 189,204 478,245 14,110 1,756,286 217,450 33,626 91,664 1,527,103 703,239,840 15,252,410 162,898,627 4,714,223 3,935,743 461,884,104 51,310,900 3,243,829 2,023,131 153,820 984,697 202,650 252,814 205,134 29,243 145 35,078 408 31,908 127,229 498,298 13,370 1,790,769 142,500 47,025 100,510 1,236,709 負債の部合計 702,087,038 709,092,155 2,570,854 2,570,854 60,922,010 2,736,515 58,185,495 2,552,114 2,552,114 62,004,012 2,736,515 59,267,497 56,517,000 1,668,495 57,817,000 1,450,497 (負 債 の 部) 預 金 積 金 5,819,132 金 57,529,803 100,044,794 金 銭 の 信 託 500,000 500,000 商品有価証券 27,609 25,214 商品地方債 27,609 25,214 券 368,704,777 338,101,934 債 152,913,575 128,555,720 その他の預金 債 67,608,314 61,389,517 そ の 他 負 債 社 債 108,842,089 108,845,591 未決済為替借 株 式 15,140,569 15,856,547 未 払 費 用 その他の証券 24,200,229 23,454,557 金 323,176,242 324,157,894 割 引 手 形 4,754,779 5,196,004 手 形 貸 付 32,678,605 30,626,958 証 書 貸 付 260,456,465 261,784,392 当 座 貸 越 25,286,391 26,550,539 金融派生商品 替 71,650 7,184 資産除去債務 外国他店預け 7,300 7,184 その他の負債 買入外国為替 64,349 ー 賞 与 引 当 金 そ の 他 資 産 3,702,524 3,580,923 未決済為替貸 48,496 82,457 信金中金出資金 2,332,900 2,332,900 未 収 収 益 1,077,311 930,286 金融派生商品 278 869 その他の資産 243,537 234,410 有形固定資産 6,820,068 7,056,297 け 価 証 国 地 方 貸 外 出 国 為 当 座 預 金 普 通 預 金 貯 蓄 預 金 通 知 預 金 定 期 預 金 定 期 積 金 給付補 備金 未払法人税等 前 受 収 益 払戻未済金 払戻未済持分 職 員 預り金 役員賞与引当金 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 睡眠預金払戻損失引当金 偶発損失引当金 債 務 保 (純 資 産 の 部) 建 物 1,941,446 1,995,036 土 地 4,344,879 4,343,618 普通出資金 建設仮勘定 12,368 203,546 利 益 剰 余 金 その他の有形固定資産 521,373 514,095 利益準備金 無形固定資産 768,077 735,017 ソ フト ウェア 126,488 93,428 その他の無形固定資産 641,589 641,589 繰延税金資産 4,175,017 2,401,300 債務保証見返 1,527,103 1,236,709 △7,614,300 △7,482,278 貸 倒 引 当 金 (うち個別貸倒引当金) 合 計 第90期 (H24.3.31現在) 6,329,666 預 第89期 (H23.3.31現在) 金 有 45 第89期 (H23.3.31現在) (資 産 の 部) 現 (単位:千円) (単位:千円) (△5,823,554) (△6,221,487) 765,718,239 776,184,125 出 資 金 その他利益剰余金 特別積立金 当期未処分剰余金 評価・換算差額等合計 △297 63,492,567 138,632 138,632 △1,362 64,554,764 2,537,204 2,537,204 純資産の部合計 63,631,200 67,091,969 765,718,239 776,184,125 処分未済持分 会員勘定合計 その他有価証券評価差額金 合 計 資 料 編 1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 2. 商品有価証券の評価は時価法(売却原価は主として移動平均法に より算定)により行っております。 3. 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法 による償却原価法(定額法) 、子会社株式については移動平均法に よる原価法、その他有価証券のうち時価のあるものについては決算 日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法に より算定) 、時価を把握することが極めて困難と認められるものに ついては移動平均法による原価法により行っております。なお、そ の他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処 理しております。 4. 金銭の信託において信託財産を構成している有価証券の評価は、 上記2.及び3.と同じ方法により行っております。 5. デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。 6. 有形固定 資 産(リース資 産を除く)の減価償却は、定率法(ただ し、平成10年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備を除く)に ついては、定額法)を採用しております。 また、主な耐用年数は次のとおりであります。 建 物 3年∼50年 その他 3年∼20年 7. 無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法により 償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについては、金 庫内における利用可能期間(5年)に基づいて償却しております。 8. 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産の減価 償却は、リース期間を耐用年数とした定額法によっております。な お、残存価額については、リース契約上に残価保証の取決めがある ものは当該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。 9. 外貨建資産・負債は、主として決算日の為替相場による円換算額 を付しております。 10. 貸倒引当金は、当金庫の定める資産査定規程及び償却・引当規程 に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者 (以下「破綻先」という。 )に係る債権及びそれと同等の状況にある債 務者(以下「実質破綻先」という。 )に係る債権については、以下のな お書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可 能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上 しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻 に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」とい う。 )に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び 保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち債務者の支払 能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。 破綻懸念先の債務者で担保の処分可能見込額及び保証による回 収可能見込額を控除した債権額が一定額以上の大口債務者のうち、 債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合 理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フ ローを当初の約定利子率で割引いた金額と担保の処分可能見込額 及び保証による回収可能見込額を控除した債権額との差額を貸倒 引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法)により引き当ててお ります。 上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績 から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。 すべての債権は資産査定規程に基づき、営業部店及び審査部資 産査定グループが資産査定を実施し、当該部署から独立した監査 部が監査を行っており、その査定結果に基づいて上記の引当てを行 っております。 なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等につい ては、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認め られる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接 減額しており、その金額は4,466百万円であります。 11. 賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対す る賞与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上してお ります。 12. 役員賞与引当金は、役員への賞与の支払いに備えるため、役員に 対する賞与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上し ております。 13. 退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末 における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、必要額を 計上しております。また、数理計算上の差異の費用処理方法は以下 のとおりであります。 財 産 の 状 況❶ 【貸借対照表に関する注記】 (第 90 期) 数理計算上の差異 各発生年度の職員の平均残存勤務期間内の一 定の年数(10年)による定額法により按分した 額をそれぞれ発生の翌事業年度から損益処理 当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金 制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に 対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当 該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。 なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の 拠出等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次 のとおりであります。 ①制度全体の積立状況に関する事項(平成23年3月31日現在) 年金資産の額 1,358,815百万円 年金財政計算上の給付債務の額 1,630,641百万円 差引額 △271,826百万円 ②制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(平成23年3月分) 0.6298% ③補足説明 上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務 債務残高255,938百万円であります。本制度における過去勤 務債務の償却方法は期間16年10カ月の元利均等定率償却で あり、当金庫は、当事業年度の財務諸表上、特別掛金130百万 円を費用処理しております。 なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時 の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合 は当金庫の実際の負担割合とは一致しません。 14. 役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備える ため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のうち、当事業年度末 までに発生していると認められる額を計上しております。 15. 睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、 預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発 生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。 16. 偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備える ため、将来の負担金支払見込額を計上しております。 17. 所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日 が平成20年4月1日前に開始する事業年度に属するものについて は、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。 18. 外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ 会計の方法は、 「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する 会計上及び監査上の取扱い」 (日本公認会計士協会業種別監査委員 会報告第25号)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有 効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リ スクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引 等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見 合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認する ことによりヘッジの有効性を評価しております。 19. 消費税及び地方消費税(以下「消費税等」という。 )の会計処理は、 税抜方式によっております。ただし、有形固定資産に係る控除対象 外消費税等は当事業年度の費用に計上しております。 20. 理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債 権総額 1,582百万円 21. 子会社等の株式又は出資金の総額 10百万円 22. 子会社等に対する金銭債務総額 47百万円 23. 有形固定資産の減価償却累計額 10,663百万円 24. 有形固定資産の圧縮記帳額 1,030百万円 25. 貸借対照表に計上した固定資産のほか、持帰伝票事務集中処理 システム等については所有権移転外ファイナンス・リース契約によ り使用しております。 26. 貸 出 金 の うち、破 綻 先 債 権 額 は101百 万 円、延 滞 債 権 額 は 22,236百万円であります。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継 続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁 済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸 倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。 ) のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第 3号のイからホに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じ ている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債 権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の 支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。 46 資 料 編 財 産 の 状 況❶ 27. 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は14百万円であります。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払いが約定支 払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞 債権に該当しないものであります。 28. 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は1,613百万円であります。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図るこ とを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権 放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債 権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。 29. 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件 緩和債権額の合計は23,966百万円であります。 なお、26.から29.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額 であります。 30. 手形割引は、 「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計 上及び監査上の取扱い」 (日本公認会計士協会業種別監査委員会報告 第24号)に基づき金融取引として処理しております。これにより受け 入れた商業手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる 権利を有しておりますが、その額面金額は5,196百万円であります。 31. 担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産 預け金(定期預金) 3百万円 有価証券 299百万円 担保資産に対応する債務 その他の預金 276百万円 上記のほか、為替決済、当座借越契約等の取引の担保あるいは先 物取引証拠金等の代用として、預け金(定期預金)15,150百万円、 有価証券5,900百万円を差し入れております。 また、その他の資産のうち保証金は34百万円であります。 32. 「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品取引法第 2条第3項)による社債に対する当金庫の保証債務の額は2,596百 万円であります。 33. 出資1口当たりの純資産額 13,151円40銭 34. 金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 当金庫は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金 融業務を行っております。 このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資 産及び負債の総合的管理(ALM)を行っております。 (2)金融商品の内容及びそのリスク 当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様 に対する貸出金です。 また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期 保有目的及び純投資目的で保有しております。 これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リス ク、市場価格の変動リスクに晒されております。 一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リ スクに晒されております。また、変動金利の預金については、金 利の変動リスクに晒されております。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 当金庫は、 「信用リスク管理方針」 「信用リスク管理規程」等 に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審査、与信限 度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問題債権への対応 など与信管理に関する体制を整備し運営しております。 これらの与信管理は、各営業店のほか審査部により行わ れ、また、定期的に審査部会やALM委員会および常勤理事 会等を開催し、審議・報告を行っております。 有価証券の発行体の信用リスクに関しては、資金証券国際 部において、信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管 理しております。 ②市場リスクの管理 ア 金利リスクの管理 当金庫は、ALM(資産及び負債の総合的管理)によって 金利の変動リスクを管理しております。 ALMに関する「統合的リスク管理の基本方針」 「統合的リ スク管理規程」において、リスク管理方針や手続等の詳細 を明記しており、ALM委員会において決定された方針に基 づき、常勤理事会等において実施状況の把握・確認、今後 の対応等の協議を行っています。 日常的には企画部において金融資産及び負債の金利や 期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応度分析等 によりモニタリングを行い、ALM委員会及び常勤理事会等 に報告しております。 イ 為替リスクの管理 当金庫は、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごと に管理しております。 47 ウ 価格変動リスクの管理 有価証券を含む市場運用商品の保有については、ALM 委員会や資金運用会議の方針に基づき、常勤理事会等の 監督の下、市場リスク管理規程に従い行われております。 このうち、資金証券国際部では、市場運用商品の購入を 行っており、事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的 なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図って おります。 これらの 情 報はALM専門部会 や 企画部を通じ、ALM 委 員 会 及び 常 勤理 事会 等において定 期 的に報 告されて います。 エ 市場リスクに係る定量的情報 当 金 庫 では、 「有価 証 券」 (主に債 券、投 資 信 託、及び株 式)の市場リスク量をVaRにより月次で計測し、管理してお ります。 当金庫のVaRは分散共分散法(保有期間1年、信頼区間 99%、観測期間5年)により算出しており、平成24年3月 31日(当事業年度の決算日)現在で当金庫の市場リスク量 は、全体で15,881百万円です。 ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出 した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通 常では考えられないほど市場環境が激変する状況下にお けるリスクは捕捉できない場合があります。 ③資金調達に係る流動性リスクの管理 当金庫は、ALMを通して適時に資金管理を行うほか、資金 調達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランス の調整などによって、流動性リスクを管理しております。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価 格がない場合には合理的に算定された価額が含まれておりま す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用してい るため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なるこ ともあります。 なお、金融商品のうち貸出金については、簡便な計算により 算出した時価に代わる金額を開示しております。 35. 金融商品の時価等に関する事項 平成24年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれら の差額は、次のとおりであります(時価等の算定 方法については (注1)参照) 。なお、時価を把握することが極めて困難と認められ る非上場株式等は、次表には含めておりません( (注2)参照) 。 また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。 (単位:百万円) 貸借対照表計上額 時 価 差 額 100,044 100,122 77 25 97,489 240,429 324,157 △7,446 316,711 25 100,367 240,429 − 2,878 − 324,800 8,089 金融資産計 754,700 765,746 11,045 預金積金 703,239 704,859 1,619 金融負債計 703,239 704,859 1,619 (1 ) 預け金 (2 ) 有価証券 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 (3 ) 貸出金(※1) 貸倒引当金(※2) (※1)貸出金の「時価」には、 「簡便な計算により算出した時価に代わ る金額」が含まれております。 (※2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除 しております。 (注1)金融商品の時価等の算定方法 金融資産 (1)預け金 満期のない預け金及び外貨預け金については、時価は 帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価 としております。満期のある預け金については、残存期 間に基づく区分ごとに、新規に預け金を行った場合に想 定される適 用金 利で割り引いた現在価値を算定してお ります。 (2)有価証券 株 式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引 金融機関から提示された価格によっております。投資信 託は、公表されている基準価格によっております。 自金庫保証付私募債は、債券の期間に基づく区分ごと に、元利金の合計額を市場金利(LIBOR、スワップ金利) で割り引いた価額により算定しております。 満 期保有目的の 債券 のうち、一 部の証券 化商品につ いては、証券化商品の信用補完状況等により算定してお ります。 (注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次の とおりであり、金融商品の時価情報には含まれておりません。 (単位:百万円) 貸借対照表計上額 子 会 社 株 式(※) 非 上 場 株 式(※) 合 計 10 172 182 (※)子会社株式及び非上場株式については、市場価格がなく、時価 を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の 対象とはしておりません。 (注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 預け金(※1) 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のうち満期があるもの 貸出金(※2) 合 計 1年以内 1年超5 年以内 5 年超10 年以内 10 年超 93,044 17,525 6,056 11,468 81,199 7,000 140,377 66,904 73,473 96,856 − 120,568 24,292 96,275 68,423 − 29,506 235 29,270 44,788 191,769 244,233 188,992 74,294 (※1)預け金のうち、満期がないものは「1年以内」に含めております。 (※2)貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債 権等、償還予定額が見込めないもの、期間の定めがないものは 含めておりません。 (注4)有利子負債の決算日後の返済予定額 預金積金(※) 1年以内 599,537 1年超 5 年以内 99,706 (単位:百万円) 10 年超 1年超10 年以内 189 3,806 (※)預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めております。 36. 有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりでありま す。これらには、 「国債」 「地方債」 「社債」 「株式」 「その他の証券」のほか、 「商品有価証券」が含まれております。以下38.まで同様であります。 売買目的有価証券 (単位:百万円) 当事業年度の損益に含まれた評価差額 売買目的有価証券 0 満期保有目的の債券 時価が貸借対照表 計上額を超えるもの 種 類 国 債 地 方 債 社 債 そ の 他 小 計 時価が貸借対照表 計上額を超えないもの 社 債 そ の 他 小 計 合 計 貸借対照表計上額 2,000 29,588 59,665 1,700 92,954 3,599 935 4,534 97,489 その他有価証券 貸借対照表計上額が 取得原価を超えるもの 種 類 株 式 債 券 国 債 地方債 社 債 そ の 他 小 計 貸借対照表計上額が 取得原価を超えないもの 株 式 債 券 国 債 地方債 社 債 そ の 他 小 計 合 計 貸借対照表計上額 5,665 200,289 126,257 30,903 43,127 5,304 211,258 10,008 3,647 298 897 2,452 15,514 29,170 240,429 (単位:百万円) 時 価 差 額 2,034 30,653 61,998 1,720 96,407 3,115 843 3,959 100,367 34 1,065 2,332 20 3,453 483 △ △ 91 △ 574 2,878 (単位:百万円) 取得原価 差 額 4,628 193,663 122,624 29,321 41,717 4,628 202,919 12,131 3,724 299 899 2,524 18,150 34,005 236,925 △ △ △ △ △ △ △ 1,036 6,626 3,632 1,582 1,410 676 8,339 2,122 76 1 2 71 2,635 4,834 3,504 財 産 の 状 況❶ (3)貸出金 貸出金は、以下の①∼③の合計額から、貸出金に対応 する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除する方法 により算定し、その算出結果を時価に代わる金額として 記載しております。 ①破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、 将来キャッシュ・フローの見積りが困難な債権について は、貸借対照表中の貸出金勘定に計上している額(貸倒 引当金控除前の額。以下「貸出金計上額」という。 ) ②①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額 ③①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の期間 に基づく区 分ごとに、元 利金の合計額を市場金 利 (LIBOR、スワップ金利)で割り引いた価額 金融負債 預金積金 要求払預金及び外貨預金については、決算日に要求さ れた場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしておりま す。また、定 期預金の時価は、一定の期間ごとに区分し て、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を 算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れ る際に使用する利率を用いております。 資 料 編 37. 当事業年度中に売却したその他有価証券 (単位:百万円) 売却額 株 債 国 地 方 社 そ の 式 券 債 債 債 他 314 59,852 46,647 8,401 4,802 2,406 合 計 62,572 売却益の合計額 6 1,643 1,054 405 183 10 1,660 売却損の合計額 137 14 14 ー ー 86 238 38. 減損処理を行った有価証券 その他有価証券で時価のあるもののうち、当該有価証券の時価 が取得原価に比べ著しく下落しており、時価が取得原価まで回復す る見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって 貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当事業年度の損失と して処理(以下「減損処理」という。 )しております。 当事業年度における減損処理額は、株式567百万円、その他の 証券346百万円であります。 また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準は、時価が 取得原価に比べて50%以上下落した場合及び2期連続30%以上 50%未満下落している場合等には、回復の可能性がないものとし て減損処理を行っております。 39. 満期保有目的の金銭の信託 満期保有目的の金銭の信託 貸借対照表計上額 500百万円 時価 500百万円 差額 ー うち時価が貸借対照表計上額を超えるもの ー うち時価が貸借対照表計上額を超えないもの 500百万円 40. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客から の融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違 反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であ ります。これらの契約に係る融資未実行残高は、35,358百万円でありま す。このうち契約残存期間が1年以内のものが25,028百万円あります。 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものである ため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・ フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、 金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当 金庫が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をす ることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において 必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定 期的に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要 に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。 41. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、 それぞれ以下のとおりであります。 繰延税金資産 貸倒引当金 2,989百万円 退職給付引当金 499百万円 減価償却費 170百万円 その他 550百万円 繰延税金資産小計 4,210百万円 評価性引当額 △ 841百万円 繰延税金資産合計 3,368百万円 その他有価証券評価差額金 967百万円 繰延税金負債合計 967百万円 繰延税金資産の純額 2,401百万円 (追加情報) 「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得 税法等の一部を改正する法律」 (平成23年法律第114号)及び「東 日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源 の確保に関する特別措置法」 (平成23年法律第117号)が平成23年 12月2日に公布され、平成24年4月1日以後に開始する事業年度か ら法人税率の引下げ及び復興特別法人税の課税が行われることと なりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に 使用する法定実効税率は従来の31.0%から、平成24年4月1日に 開始する事業年度から平成26年4月1日に開始する事業年度に解 消が見込まれる一時差異については29.3%に、平成27年4月1日 に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異については 27.6%となります。この税率変更により、繰延税金資産は139百万 円減少し、その他有価証券評価差額金は119百万円増加し、法人税 等調整額は258百万円増加しております。 42. 追加情報 当事業年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬 の訂正から、 「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」 (企 業会計基準第24号平成21年12月4日)及び「会計上の変更及び誤 謬の訂正に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準適用指針第 24号平成21年12月4日)を適用しております。なお、 「金融商品会 計に関する実務指針」 (日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14号)に基づき、当事業年度の「償却債権取立益」は「その他経常収 益」に計上しております。 48 資 料 編 ◆損益計算書 財 産 の 状 況❶ 科 目 期 別 (単位:千円) 経 常 収 益 資 金 運 用 収 益 貸 出 金 利 息 預 け 金 利 息 有価証券利息配当金 その他の受入利息 役務取引等収益 受入為替手数料 その他の役務収益 その他業務収益 外国為替売買益 商品有価証券売買益 国債等債券売却益 金融派生商品収益 その他の業務収益 その他経常収益 償却債権取立益 株 式 等 売 却益 金銭の信託運用益 その他の経常収益 経 常 費 用 資 金 調 達 費 用 預 金 利 息 給付補 備金繰入額 コールマネー利息 その他の支払利息 役務取引等費用 支払為替手数料 その他の役務費用 その他業務費用 外国為替売買損 商品有価証券売買損 国債等債券売却損 国債等債券償却 その他の業務費用 経 費 人 件 費 物 件 費 税 金 その他経常費用 貸倒引当金繰入額 貸 出 金 償 却 株 式 等 売 却 損 株 式 等 償 却 その他の経常費用 経 常 利 益 特 別 利 益 固定資産処分益 償却債権取立益 特 別 損 失 固定資産処分損 減 損 損 失 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額 税引前当期純 利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法 人 税 等 合 計 当 期 純 利 益 繰越金(当期首残高) 当期未処分剰余金 49 第89期 第90期 (H22.4.1∼H23.3.31)(H23.4.1∼H24.3.31) 15,157,683 13,003,662 7,196,606 275,658 5,479,336 52,061 915,347 500,043 415,304 868,975 ー 293 793,981 4,050 70,649 369,698 ー 325,222 6,859 37,616 13,056,874 1,134,359 1,015,406 118,749 20 182 531,490 135,137 396,353 325,413 68,027 ー 255,613 ー 1,772 8,841,982 5,318,370 3,271,567 252,043 2,223,629 1,103,485 434,857 116,217 488,536 80,532 2,100,809 168,931 5,070 163,860 152,235 36,742 87,974 27,518 2,117,505 191,163 542,333 733,496 1,384,008 284,486 1,668,495 14,801,123 11,898,647 6,912,432 225,996 4,700,892 59,325 901,237 487,497 413,739 1,745,690 37,445 ー 1,653,887 ー 54,357 255,547 122,551 6,852 4,679 121,463 12,263,639 736,703 626,862 109,672 ー 168 531,806 134,643 397,162 371,499 ー 78 101,386 264,450 5,584 9,006,412 5,368,494 3,374,184 263,733 1,617,217 202,719 566,353 138,061 649,631 60,451 2,537,484 1,052 1,052 ー 147,208 147,208 ー ー 2,391,327 338,074 868,779 1,206,853 1,184,474 266,023 1,450,497 【損益計算書に関する注記】 (第90期) 1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 4,934千円 2. 子会社との取引による収益総額 238,632千円 子会社との取引による費用総額 231円74銭 3. 出資1口当たり当期純利益金額 ◆剰余金処分計算書 科 目 期 別 (単位:円) 第89期 第90期 (H22.4.1∼H23.3.31)(H23.4.1∼H24.3.31) 当 期 未 処 分 剰 余 金 1,668,495,483 1,450,497,188 剰 余 金 処 分 額 1,402,472,314 1,201,727,248 普通出資に対する配当金 (配当率) 102,472,314 (年4%) 特 別 積 立 金 1,300,000,000 繰越金(当期末残高) 266,023,169 101,727,248 (年4%) 1,100,000,000 248,769,940 ◆会計監査人による監査 貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書は、信用金庫 法第38条の2の規定に基づき「新日本有限責任監査法人」の 監査を受けております。 ◆財務諸表の正確性、内部監査の有効性の確認 確 認 書 平成23年度における貸借対照表、損益計算書及び剰 余金処分計算書(以下、 「財務諸表」という。)の適正性、 及び財務諸表作成に係る内部監査の有効性を確認して おります。 平成24年6月25日 長野信用金庫 理 事 長 資 料 編 事業の状況(資金調達) 事 業 の 状 況︵資金調達︶ 【資金調達】 当金庫の預金の内容を残高で見てみますと、科目別では定期預金や定期積金といった「定期性預金」が全体の約 73%を占めており、個人と法人の比率では個人預金が約82%となっています。このことは、大手企業が相手ではな く、地域の中小企業や個人の方々専門の金融機関である信用金庫の特徴です。 また、会員と会員外の割合は、会員外が約68%と会員を大きく上回っています。これは協同組織金融機関であっ ても預金取引は広く一般の方々を対象とすることができる信用金庫の大きな特徴となっています。 ◆預金科目別、会員・会員外別残高(定期預金の区分別残高) 平成 23年 3月末 当 座 預 金 普 通 預 金 貯 蓄 預 金 通 知 預 金 期 預 金 定 うち 固 定 金 利 定 期 預 金 う ち 積 立 定 期 預 金 うち 期 日 指 定 定 期 預 金 うち 変 動 金 利 定 期 預 金 定 そ 期 の 積 他 金 の 預 合 計 会 員 会 譲 金 員 渡 性 外 預 金 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 24 年 3月末 残 高 構 成 比 残 高 構 成 比 13,929 154,461 4,769 2,089 462,867 435,227 12 27,309 316 53,301 4,481 695,901 217,680 478,220 − 2.0 22.1 0.6 0.3 66.5 62.5 0.0 3.9 0.0 7.6 0.6 100.0 31.2 68.7 − 15,252 162,898 4,714 3,935 461,884 435,762 19 25,787 314 51,310 3,243 703,239 223,321 479,917 − 2.1 23.1 0.6 0.5 65.6 61.9 0.0 3.6 0.0 7.2 0.4 100.0 31.7 68.2 − (注) 「その他の預金」は別段預金、納税準備預金、外貨預金、非居住者円預金の合計です。 ■預金会員・会員外別残高 平成 23年 3月末 合 計(695,901) 会員 31.2% 平成 24年 3月末 合 計(703,239) (単位:百万円) 会員外 68.7% (217,680) 会員 31.7% (478,220) 会員外 68.2% (223,321) (479,917) ◆流動性預金、定期性預金、譲渡性預金その他の預金の平均残高 (単位:平均残高=百万円、構成比=%) 平成 22年度 預 金 流 定 そ 譲 渡 動 性 期 の 性 他 性 預 金 預 金 の 預 預 合 金 金 計 (単位:百万円) 平成 23年度 平均 残 高 構成比 平均 残 高 構成比 690,493 164,323 524,197 1,972 − 690,493 100.0 23.7 75.9 0.2 − 100.0 696,594 172,024 522,525 2,044 − 696,594 100.0 24.6 75.0 0.2 − 100.0 . は当座預金、普通預金、貯蓄預金、通知預金の合計です。 (注)1「流動性預金」 . は定期預金、定期積金の合計です。 2「定期性預金」 3. 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 ◆預金者別預金残高 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 23年 3月末 個 人 法 人 一 般 法 人 金 融 機 関 公 合 金 計 平成 24年 3月末 残 高 構 成 比 残 高 構 成 比 569,904 125,997 104,417 3,549 18,031 695,901 81.8 18.1 15.0 0.5 2.5 100.0 574,429 128,810 109,404 2,300 17,104 703,239 81.6 18.3 15.5 0.3 2.4 100.0 ※本資料に掲載する計数は原則として単位未満を切り捨てて表示しております。 50 資 料 編 事業の状況(資金運用) 事 業 の 状 況︵資金運用︶ 【資金運用】 当金庫の貸出金の内容を残高で見てみますと、科目別では証書貸付が全体の約81%を占めており、個人と事業者で は個人の比率が約25%となっています。会員と会員外の割合では、会員が約80%を占めています。 一方、お取引先数をご融資金額段階別に見てみますと、総先数約26千6百先に対して1千万円以上の先が5,486先、 約21%であり、3億円以上になると112先と極めて少なくなっています。 このような状況から、信用金庫の貸出は、会員優先の小口多数主義に徹していることがおわかりいただけると思います。 ◆貸出金科目別、会員・会員外別残高 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 23年 3月末 割 引 手 形 手 形 貸 付 証 書 貸 付 当 座 貸 越 合 計 会 員 会 員 外 平成 24 年 3月末 残 高 構 成 比 残 高 構 成 比 4,754 32,678 260,456 25,286 323,176 263,923 59,252 1.4 10.1 80.5 7.8 100.0 81.6 18.3 5,196 30,626 261,784 26,550 324,157 258,772 65,385 1.6 9.4 80.7 8.1 100.0 79.8 20.1 ■貸出金会員・会員外別残高 平成 23 年 3月末 合 計(323,176) (単位:百万円) 平成 24年 3月末 会員 81.6%(263,923) 合 計(324,157) 会員 79.8%(258,772) 会員外 18.3%(59,252) 会員外 20.1%(65,385) ◆貸出金科目別平均残高 (単位:平均残高=百万円、構成比=%) 平成 22年度 割 引 手 形 手 形 貸 付 証 書 貸 付 当 座 貸 越 合 計 (単位:百万円) 平成 23年度 平均 残 高 構 成 比 平均 残 高 構 成 比 4,184 32,676 252,298 22,143 311,303 1.3 10.4 81.0 7.1 100.0 4,350 29,652 259,223 22,247 315,473 1.3 9.3 82.1 7.0 100.0 (注)国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 ◆固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金残高 貸 出 金 う ち 固 定 金 利 う ち 変 動 金 利 51 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 平成 24 年 3 月末 323,176 206,691 116,485 324,157 207,041 117,116 資 料 編 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 23 年 3 月末 製 造 農 業 業 、 林 業 漁 業 鉱 業、採 石 業、砂 利 採 取 業 建 設 業 電 気、ガス、熱 供 給、水 道 業 情 報 通 信 業 運 輸 業 、 郵 便 業 卸 売 業 、 小 売 業 金 融 業 、 保 険 業 不 物 動 品 産 賃 業 貸 業 学術研究、専門・技術サービス業 宿 泊 業 飲 食 業 生活関連サービス業、娯楽業 教 育 、学 習 支 援 業 医 療 、 福 祉 そ の 他 の サ ー ビ ス 地 方 公 共 団 個 人 合 使 体 計 途 別 設 備 資 金 運 転 資 金 事 業 の 状 況︵資金運用︶ ◆貸出金業種別・使途別残高 平成 24 年 3 月末 残 高 構成比 残 高 構成比 34,508 1,039 3 462 33,177 2,364 1,022 6,838 34,201 10,693 33,172 2,130 1,160 8,660 4,547 4,666 1,595 10,492 7,288 39,332 85,817 323,176 145,017 178,158 10.6 0.3 0.0 0.1 10.2 0.7 0.3 2.1 10.5 3.3 10.2 0.6 0.3 2.6 1.4 1.4 0.4 3.2 2.2 12.1 26.5 100.0 44.8 55.1 34,800 988 2 419 32,633 5,547 829 5,932 35,358 13,002 32,218 1,423 1,192 8,415 4,347 4,399 1,423 12,171 7,162 39,290 82,599 324,157 137,793 186,364 10.7 0.3 0.0 0.1 10.0 1.7 0.2 1.8 10.9 4.0 9.9 0.4 0.3 2.5 1.3 1.3 0.4 3.7 2.2 12.1 25.4 100.0 42.5 57.4 (注)業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。 ◆担保の種類別貸出金残高 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 23 年 3 月末 当 金 庫 預 金 有 価 積 証 券 動 産 不 そ 金 動 の 他 産 担 保 信 用 保 証 協 会・信 用 保 険 保 証 信 用 合 計 平成 24 年 3 月末 残 高 構成比 残 高 構成比 7,859 80 − 76,634 − 72,031 113,403 53,167 323,176 2.4 0.0 − 23.7 − 22.2 35.0 16.4 100.0 7,645 52 − 71 , 811 20 69,172 116,106 59,348 324,157 2.3 0.0 − 22.1 0.0 21.3 35.8 18.3 100.0 (注)人的保証は「保証」に含めて記載しております。 ◆担保の種類別債務保証見返額 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 23年 3 月末 残 高 当 金 庫 預 金 不 動 積 金 産 信 用 保 証 協 会・信 用 保 険 保 証 信 用 合 計 319 764 − 443 − 1,527 平成 24 年 3 月末 構成比 20.8 50.0 − 29.0 − 100.0 残 高 279 593 − 362 − 1,236 構成比 22.6 48.0 − 29.3 − 100.0 (注)人的保証は「保証」に含めて記載しております。 52 資 料 編 事 業 の 状 況︵資金運用︶ ○当金庫は、ご融資への資金運用のほか、下記のとおり債券を中心とした有価証券へも資金運用しています。 ◆有価証券種類別残高 (単位:残高=百万円、構成比=%) 平成 23年 3月末 国 債 地 方 短 債 期 社 債 社 債 株 式 外 そ 国 の 証 他 の 券 証 合 券 計 平成 24年 3月末 残 高 構成比 残 高 構成比 152,913 67,608 − 108,842 15,140 6,578 17,621 368,704 41.4 18.3 − 29.5 4.1 1.7 4.7 100.0 128,555 61,389 − 108,845 15,856 3,375 20,078 338,101 38.0 18.1 − 32.1 4.6 0.9 5.9 100.0 ◆有価証券種類別平均残高 (単位:平均残高=百万円、構成比=%) 平成 22年度 国 債 地 方 短 債 期 社 債 社 債 株 式 外 そ 国 の 証 他 の 券 証 合 券 計 平成 23年度 平均 残 高 構成比 平均 残 高 構成比 142,636 65,744 − 106,534 16,084 7,688 22,708 361,398 39.4 18.1 − 29.4 4.4 2.1 6.2 100.0 130,583 63,123 − 107,330 16,819 5,734 21,336 344,927 37.8 18.3 − 31.1 4.8 1.6 6.1 100.0 ◆商品有価証券の種類別平均残高 商 品 商 商 品 品 国 地 政 府 債 方 保 債 証 債 その他の商品有価証券 合 計 (単位:百万円) 平成 22年度 平成 23年度 平均 残 高 平均 残 高 9 14 0 − 23 3 27 − − 31 ◆有価証券の残存期間別残高 国 債 地 短 方 期 債 社 債 社 債 株 式 外 国 証 券 そ の 他 の 証 券 合 53 計 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 (単位:百万円) 1年以下 1年超 3年以下 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10 年以下 10 年超 1,305 9,124 1,354 2,764 − − 5,245 4,295 − − 2,318 1,340 226 − 10,450 17,525 19,386 21,152 13,667 15,063 − − 29,005 33,927 − − 3,149 1,800 320 24 65,528 71,968 19,203 22,999 13,282 14,282 − − 21,303 26,841 − − 610 − 2,339 4,286 56,739 68,409 8,293 12,957 14,245 18,285 − − 17,883 19,318 − − − − 674 602 41,096 51,164 58,427 33,051 25,059 10,994 − − 35,272 24,461 − − − − − 897 118,760 69,404 46,296 29,270 − − − − 131 − − − 500 235 − − 46,928 29,506 期間の定め のないもの − − − − − − − − 15,140 15,856 − − 14,060 14,267 29,201 30,124 合 計 152,913 128,555 67,608 61,389 − − 108,842 108,845 15,140 15,856 6,578 3,375 17,621 20,078 368,704 338,101 資 料 編 損益の状況 事 業 の 状 況︵損益の状況︶ 【業務粗利益】 信用金庫の事業の収益性を示す指標のひとつに「業務粗利益」があります。 その内訳は、預金、貸出金、有価証券などの利息収支(資金運用収支) 、振込や保証といった手数料等による収支 (役務取引等収支) 、有価証券や外国為替の売買等による収支(その他業務収支)の3つに分けられ、資金運用収支 が最大のウエートを占めています。 ◆資金運用収支、役務取引等収支、その他業務収支 業務粗利益及び業務粗利益率 資 資 金 資 金 調 達 金 運 運 用 収 用 費 収 益 用 支 役 務 取 引 等 収 益 役 務 取 引 等 費 用 役 務 取 引 等 収 支 そ の 他 業 務 収 益 そ の 他 業 務 費 用 そ 業 の 他 務 業 務 粗 収 利 支 益 業 務 粗 利 益 率 ( % ) (単位:千円) 平成 22年度 平成 23年度 13,003,662 1,133,559 11,870,102 915,347 531,490 383,857 868,975 325,413 543,561 12,797,521 1.71 11,898,647 736,203 11,162,443 901,237 531,806 369,431 1,745,690 371,499 1,374,190 12,906,065 1.70 (注)1. 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(平成22年度800千円、23年度500千円)をそれぞれ控除して表示しております。 業務粗利益 資金運用勘定計平均残高 2. 業務粗利益率= ×100 3. 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 【業務純益】 「業務純益」とは、金融機関の基本的な業務の成果を示す金融機関固有の利益指標です。 具体的には、業務粗利益から業務に必要とされる費用( 「一般貸倒引当金純繰入額」と「経費」 )を控除したものです。 また、この業務純益は、貸倒発生の際の償却能力を判断する基準ともなります。 ◆業務純益 (単位:千円) 業 務 純 益 (一 般 貸 倒 引 当 金 繰 入 前) 平成 22年度 平成 23年度 4,078,679 (4,052,340) 4,509,871 (3,979,916) ◆資金運用勘定・資金調達勘定の平均残高、利息、利回り (単位:平均残高=百万円、利息=千円) 平成 22年度 資 金 運 用 勘 定 うち 貸 出 金 う ち 預 け 金 うち 商 品 有価 証 券 資 うち 有 価 証 券 金 調 達 勘 定 うち 預 金 積 金 うち コ ールマ ネ ー 平成 23年度 平均 残 高 利 息 利回り 平均 残 高 利 息 利回り 746,558 311,303 71,411 23 361,398 690,033 690,493 2 13,003,662 7,196,606 275,658 201 5,479,134 1,133,559 1,134,156 20 1.74% 2.31% 0.38% 0.84% 1.51% 0.16% 0.16% 0.72% 755,008 315,473 92,168 31 344,927 696,129 696,594 ー 11,898,647 6,912,432 225,996 367 4,700,525 736,203 736,535 ー 1.57% 2.19% 0.24% 1.18% 1.36% 0.10% 0.10% ー (注)1. 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(平成22年度353百万円、23年度360百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(平成 22年度500百万円、23年度500百万円)及び費用(平成22年度800千円、23年度500千円)を、それぞれ控除して表示しております。 2. 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 54 資 料 編 事 業 の 状 況︵損益の状況︶ ◆総資金利鞘 (単位:%) 平成 22年度 平成 23年度 資 金 運 用 利 回 1.74 1.57 資金調達原価率 1.43 1.38 総 0.31 0.19 資 金 利 鞘 資金運用収益 (注)1. 資金運用利回= ×100 資金運用勘定計平残 資金調達費用−金銭の信託運用見合費用+経費 資金調達勘定計平残 3. 総資金利鞘=資金運用利回−資金調達原価率 2. 資金調達原価率= ×100 この比率は、運用資金全体の収益力をみる指標です。 ◆受取利息及び支払利息の増減 (単位:千円) 平成 22年度 残高による増減 受 取 利 平成 23年度 利率による増減 純増減 残高による増減 息 229,770 △ 456,460 △ 226,689 145,691 利率による増減 純増減 △ 1,250,706 △ 1,105,014 うち 貸 出 金 △ 112,195 △ 326,810 △ 439,006 95,365 △ 379,538 △ 284,173 うち 預 け 金 43,054 △ 105,032 △ 61,977 67,161 △ 116,823 △ 49,661 うち 商 品 有 価 証 券 132 △ 34 98 70 94 165 127,643 96,044 223,687 △ 241,870 △ 536,738 △ 778,608 息 30,912 △ 693,788 △ 662,876 9,928 △ 407,284 △ 397,355 金 30,924 △ 694,253 △ 663,328 9,933 △ 407,555 △ 397,621 うち コ ー ル マ ネ ー △ 24 △9 △ 34 △ 20 0 △ 20 うち 有 支 価 払 証 利 うち 預 金 積 券 (注)1. 残高及び利率の増減要因が重なる部分については、両者の増減割合に応じて按分しております。 2. 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 ◆総資産利益率 (単位:%) 平成 22年度 平成 23年度 総資産経常利益率 0.27 0.33 総資産当期純利益率 0.18 0.15 経常(当期純)利益 (注)総資産経常(当期純)利益率= ×100 総資産平均残高 ただし、総資産については債務保証見返勘定は含んでおりません。 この比率は資産規模に対する利益の比率をみる指標であり、一般的に ROA (Return On Assetの略) と呼ばれております。 ◆預貸率・預証率 (単位:%) 平成 22年度 平成 23年度 預 貸 率 期 末 残 高 46.43 46.09 期 中 平 残 45.08 45.28 預 証 率 期 末 残 高 52.98 48.07 期 中 平 残 52.33 49.51 (注)国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 ◆役職員の報酬体系について 1. 対象役員 当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、常勤・非常勤理 事及び常勤・非常勤監事をいいます。対象役員に対する報酬等は、職務執行 の対価として支払う「基本報酬」及び「賞与」 、在任期間中の職務執行及び特別 功労の対価として退任時に支払う「退職慰労金」で構成されております。 (1)報酬体系の概要 【基本報酬及び賞与】 非常勤を含む全役員の基本報酬及び賞与につきましては、総代会において、 理事全員及び監事全員それぞれの支払総額の最高限度額を決定しております。 そのうえで、各理事の基本報酬額につきましては役位や在任年数等を、各 理事の賞与額については前年度の業績等をそれぞれ勘案し、当金庫の理事会 において決定しております。また、各監事の基本報酬額及び賞与額につきまし ては、監事の協議により決定しております。 【退職慰労金】 退職慰労金につきましては、在任期間中に毎期引当金を計上し、退任時に 総代会で承認を得た後、支払っております。 なお、当金庫では、全役員に適用される退職慰労金の支払いに関しては役 員退職慰労金規程を定めております。 (2)平成23年度における対象役員に対する報酬等の支払総額 (単位:百万円) 55 区 分 支払総額 対象役員に対する報酬等 198 (注)1. 対象役員に該当する理事は11名、監事は3名です(期中に退任した者を含む) 。 「基本報酬」157百万円、 「賞与」13百万円、 「退職慰労金」26百万円となっております。 2. 上記の内訳は、 なお、 「賞与」は当年度中に支払った賞与のうち当年度に帰属する部分の金額(過年度に 繰り入れた引当金分を除く)と当年度に繰り入れた役員賞与引当金の合計額です。 「退職慰労金」は、当年度中に支払った退職慰労金(過年度に繰り入れた引当金分を除 く)と当年度に繰り入れた役員退職慰労引当金の合計額です。 3. 使用人兼務役員の使用人としての報酬等を含めております。 (3)その他 「信用金庫法施行規則第132条第1項第6号等の規定に基づき、報酬等に関 する事項であって、信用金庫等の業務の運営又は財産の状況に重要な影響を 与えるものとして金融庁長官が別に定めるものを定める件」 (平成24年3月 29日付金融庁告示第22号)第3条第1項第3号及び第5号並びに第2項第3 号及び第5号に該当する事項はありませんでした。 2. 対象職員等 当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象職員等」は、当金庫の非常 勤役員、当金庫の職員、当金庫の主要な連結子法人等の役員であって、対象 役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者のうち、当金庫の業務 及び財産の状況に重要な影響を与える者をいいます。 なお、平成23年度において、対象職員等に該当する者はいませんでした。 (注)1. 対象職員等には、期中に退任・退職した者も含めております。 2.「主要な連結子法人等」とは、当金庫の連結子法人等のうち、当金庫の連結総資産に対 して2%以上の資産を有する会社等をいいます。なお、平成 23年度においては、該当す る会社はありませんでした。 3.「同等額」は 、平成23年度に対象役員に支払った報酬等の平均額としております。 4. 平成23年度において対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はい ませんでした。 資 料 編 財産の状況 財産の状況❷ 【有価証券の評価損益】 有価証券の時価、評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには、 「国債」 「地方債」 「社債」 「株式」 「その他の証券」のほか、 「商品有価証券」が含まれております。 ◆有価証券 (1)売買目的有価証券 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 平成 24 年 3 月末 貸借対照表計上額 当事業年度の損益に 含まれた評価差額 貸借対照表計上額 当事業年度の損益に 含まれた評価差額 27 0 25 0 売買目的有価証券 (2)満期保有目的の債券 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 貸借対照表 計上額 時価が貸借対照表計上額を超えるもの 国 債 1,000 地 方 債 30,932 社 債 63,411 そ の 他 2,100 小 計 97,443 時価が貸借対照表計上額を超えないもの 1,000 国 債 3,998 社 債 2,700 そ の 他 7,698 小 計 105,142 合 計 時 価 平成 24 年 3 月末 差 額 1,009 32,035 65,790 2,135 100,970 1,000 3,856 2,464 7,321 108,292 △ △ △ 貸借対照表 計上額 時 価 9 1,103 2,379 35 3,526 2,000 29,588 59,665 1,700 92,954 2,034 30,653 61,998 1,720 96,407 ー 141 235 376 3,150 ー 3,599 935 4,534 97,489 ー 3,115 843 3,959 100,367 差 額 34 1,065 2,332 20 3,453 △ △ △ ー 483 91 574 2,878 (注)時価は、決算日における市場価格等に基づいております。 (3)その他有価証券 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 貸借対照表 取得原価 計上額 貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの 5,605 4,451 株 式 債 券 176,285 171,901 国 債 112,459 110,407 地 方 債 33,566 32,213 社 債 30,259 29,280 4,052 3,555 そ の 他 小 計 185,942 179,908 貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの 9 , 352 11,603 株 式 債 券 52 , 736 53,297 国 債 38 , 454 38,809 地 方 債 3 , 109 3,165 社 債 11 , 172 11,322 15 , 347 18,368 そ の 他 小 計 77,436 83,270 合 計 263,379 263,178 平成 24 年 3 月末 差 額 貸借対照表 計上額 取得原価 差 額 1,153 4,383 2,051 1,353 978 496 6,034 5,665 200,289 126,257 30,903 43,127 5,304 211,258 4,628 193,663 122,624 29,321 41,717 4,628 202,919 1,036 6,626 3,632 1,582 1,410 676 8,339 △ 2,251 △ 561 △ 355 △ 56 △ 149 △ 3,020 △ 5,833 10,008 3,647 298 897 2,452 15,514 29,170 240,429 12,131 3,724 299 899 2,524 18,150 34,005 236,925 △ 2,122 △ 76 1 △ 2 △ △ 71 △ 2,635 △ 4,834 200 3,504 (注)貸借対照表計上額は、決算日における市場価格等に基づく時価により計上したものであります。 (4)当期中に売却したその他有価証券 (単位:百万円) 平成 22 年度 その他有価証券 平成 23年度 売却額 売却益 売却損 売却額 売却益 売却損 55,883 1,119 369 62,572 1,660 238 56 資 料 編 財 産 の 状 況❷ (5)時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 内 容 平成 24 年 3 月末 貸借対照表計上額 貸借対照表計上額 子 会 社 株 式 10 10 非 上 場 株 式 172 172 (6)その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の償還予定額 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 1年超 5年以内 1年以内 債 券 国 7,904 1,305 1,354 5,245 2,545 10,450 債 地 方 債 そ 社 債 の 他 合 計 平成 24 年 3 月末 5年超 10 年以内 115,848 38,590 26,949 50,308 6,419 122,268 10 年超 159,182 66,721 39,304 53,156 674 159,857 1年超 5年以内 1年以内 46,428 46,296 − 131 500 46,928 16,184 9,124 2,764 4,295 1,340 17,525 5年超 10 年以内 134,266 44,151 29,345 60,769 6,111 140,377 10 年超 119,068 46,008 29,279 43,780 1,499 120,568 29,270 29,270 − − 235 29,506 ◆金銭の信託 (1)満期保有目的の金銭の信託 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 貸借対照表 計上額 満期保有目的の 金銭の信託 時 価 差 額 500 − 500 平成 24 年 3 月末 うち時価が うち時価が 貸借対照表 貸借対照表計上 貸借対照表計上 計上額 額を超えるもの 額を超えないもの − 500 500 時 価 差 額 500 − うち時価が うち時価が 貸借対照表計上 貸借対照表計上 額を超えるもの 額を超えないもの − 500 ◆デリバティブ取引の契約額等、時価及び評価損益 ■通貨関連取引 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月 区 分 種 店 頭 類 契約額等 − − 通 貨 ス ワ ッ プ うち 米ドル うち1年超 平成 24 年 3 月 時 価 − − 評価損益 − − − − 契約額等 − − うち1年超 時 価 − − 評価損益 − − − − (注)先物為替予約、通貨オプション等につきましては、期末日に引直しを行い、その損益を損益計算書に計上しておりますので上記記載から除いております。 引直しを行っている通貨関連のデリバティブ取引の契約額等は下記のとおりであります。 (単位:百万円) 区 分 種 店 頭 為 替 予 約 類 平成 23 年 3 月 平成 24 年 3 月 契 約 額 等 契 約 額 等 売 建 71 51 買 建 8 48 ■債券関連取引/平成23年3月末、平成24年3月末の該当ありません。 ■金利関連取引/平成23年3月末、平成24年3月末の該当ありません。 ■株式関連取引/平成23年3月末、平成24年3月末の該当ありません。 ■商品関連取引/平成23年3月末、平成24年3月末の該当ありません。 57 資 料 編 財 産 の 状 況❷ 【リスク管理債権の状況】 当金庫では、資産の自己査定に基づき、自己査定の結果、破綻先・実質破綻先及び破綻懸念先の貸出金の未収利 息を収益不計上とし、破綻先に対する貸出金を「破綻先債権」 、実質破綻先・破綻懸念先に対する貸出金を「延滞債 権」としてリスク管理債権を開示しております。 当期のリスク管理債権は、前期比23億円増加して239億66百万円となり、貸出金に占める割合も前期比0.69 ポイント増加して7.39%となりました。また、担保・保証などにより回収が見込める金額と引当金によってカバーさ れている金額の合計は183億12百万円であり、保全率は76.40%となっております。 なお、破綻先及び実質破綻先に対する取立不能見込額を債権額から直接減額する部分直接償却を実施しており、 その金額は44億66百万円であります。 当金庫では、融資業務にあたり、協同組織の金融機関として、中小企業のみなさまが抱えているリスクと同様のも のを抱えており、こうしたリスクの一部を当金庫があえて共有することで、当金庫に課せられた使命を果たしてまい りたいと考えております。これからも、小口多数取引に徹し、安全性・公共性を重視した融資業務を進めて、常に地 域社会の発展に寄与できるよう、経営体質の強化に努めてまいりますとともに、回収の危険性の度合いが高い貸出 債権への対応には万全を期してまいります。 ◆リスク管理債権の状況 破 綻 延 先 債 滞 3 カ 貸 月 出 上 件 延 緩 平成 23 年 3 月末 平成 24 年 3 月末 317 19,214 14 2,119 21,665 6.70% 101 22,236 14 1,613 23,966 7.39% 権 (注1) 債 以 条 (単位:百万円) 権 (注 2) 滞 債 和 権 (注3) 債 権 (注4) 合 計 貸 出 金 に 占 め る 割 合 (注1) 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものと して未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。 )のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第 97号)第96条第1項第3号のイからホに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以 (注 2) 外の貸出金であります。 3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないもの (注3) であります。 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建・支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者 (注4) の有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。 ■リスク管理債権の保全状況 平成 23年 3月末 (単位:百万円) 平成 24年 3月末 延滞債権額(19,214) 延滞債権額(22,236) 貸出条件緩和債権額 破綻先債権額(101) 3カ月以上延滞債権額(14)(1,613) 破綻先債権額(317) 貸出条件緩和債権額 3カ月以上延滞債権額(14)(2,119) 保全率76.25% 貸倒引当金(6,173) 保全率76.40% 担保・保証額(10,347) 10,000 0 (単位:百万円) 20,000 貸倒引当金(6,611) 30,000 0 10,000 担保・保証額(11,700) 20,000 ◆リスク管理債権の保全状況 破 綻 延 先 滞 債 債 (単位:百万円) 権 (A) 権 (B) 3 カ 月 以 上 延 滞 債 権 (C) 貸 出 条 件 緩 和 債 権 (D) 合 計 (E)=(A)+(B)+(C)+(D) 保 全 額 (F)=(G) + (H) 担 保 ・ 保 証 額 (G) 貸 倒 当 金 (H) 保 全 率 引 30,000 (F) ÷ (E) ×100 平成 23 年 3 月末 平成 24 年 3 月末 317 19,214 14 2,119 21,665 16,521 10,347 6,173 76.25% 101 22,236 14 1,613 23,966 18,312 11,700 6,611 76.40% (注)1. 担保・保証額(G)は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額の合計額であります。 2. 貸倒引当金(H)は、破綻先債権・延滞債権に対する個別貸倒引当金と3カ月以上延滞債権・貸出条件緩和債権に対する一般貸倒引当金の合計額であります。 58 資 料 編 財 産 の 状 況❷ 【金融再生法に基づく開示債権額】 金融再生法に基づき、自己査定の結果について開示しております。これは、自己査定における「破綻先・実質破綻 先」を「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」として、 「破綻懸念先」を「危険債権」として、要注意先のうち「3カ月 以上延滞債権・貸出条件緩和債権」を「要管理債権」として開示するものです。 開示債権額は、前期比22億90百万円増加して240億88百万円となり、総与信残高に占める割合も0.69ポイン ト増加して7.33%となりました。 ◆金融再生法に基づく開示債権額 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月末 平成 24 年 3 月末 1,555 18,108 2,133 21,797 6.64% 306,104 327,901 1,501 20,958 1,628 24,088 7.33% 304,224 328,312 破 産 更 生債 権 及びこれらに準 ずる債 権 (注1) 危 険 要 管 権 (注 2) 債 理 小 権 (注3) 債 計 総 与 信 に 占 め る 割 合 正 常 総 与 権 (注4) 債 信 残 高 (注) 対象債権は、 「貸付有価証券」 「貸出金」 「外国為替」 「未収利息」 「仮払金」 「債務保証見返」 「金融機関保証付私募債」であります。 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産、会社更生、再生手続等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる (注1) 債権(以下、破産更生債権等という)であります。 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りが (注 2) できない可能性の高い債権であります。 要管理債権とは、自己査定において要注意先に区分された債務者に対する債権のうち、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権に該当する貸出債 (注3) 権であります。 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権であり、破産更生債権等、危険債権、要管理債権以外の債権をいいます。 (注4) ◆金融再生法開示債権の保全状況 (単位:百万円) 開示残高 (A) 保全額 (B) (B) 保全率 (A) (C)+(D) 担保・保証額(C) 貸倒引当金(D) 破 こ 産 更 生 債 権 及 れ ら に 準 ず る 債 び 権 危 険 債 権 要 小 管 正 理 常 債 権 債 計 権 合 計 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 1,555 1,501 18,108 20,958 2,133 1,628 21,797 24,088 306,104 304,224 327,901 328,312 1,555 1,501 14,024 15,920 1,072 1,011 16,652 18,434 1,174 1,119 8,603 10,117 691 578 10,469 11,814 380 382 5,420 5,803 381 433 6,182 6,619 100.00% 100.00% 77.44% 75.96% 50.26% 62.17% 76.39% 76.52% (注)1. 担保・保証額(C)は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額であります。 2.貸倒引当金(D)は、破産更生債権及びこれらに準ずる債権・危険債権に対する個別貸倒引当金と要管理債権に対する一般貸倒引当金であります。 ◆貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ■23頁に掲載しております。 ◆貸出金償却額 (単位:千円) 平成 22年度 貸 59 出 金 償 却 額 434,857 平成 23年度 566,353 資 料 編 連結財務諸表 連結決算の状況 【長野信用金庫と子会社(株) しんきんサービスとの連結会計報告です。】 ◆連結ベースでの事業の概況 (平成 23 年 4月1日から平成 24 年 3月31日まで) 当企業集団の事業基盤である北信地域は、東日本大震災と長野県北部地震の影響を大きく受け、サプライチェー ンの寸断による生産の減少に加え、消費自粛の動きや原発事故による風評被害等もあって、県内観光地は一時大き な打撃を受けました。その後、生産面では景気の持ち直しが見られましたが、円高の進行や海外経済の減速懸念か ら、先行きに対する不透明感は強まっております。 当期も、引続き厳しい経営環境でありましたが、次のような業績を収めることができました。 連結経常収益は、運用利回りの低下などにより資金運用収益が減少したことを主要因に、前期比3億56百万円減 少して148億円となりました。 連結経常費用も預金利回りの低下により調達費用が減少したほか不良債権処理額の減少などにより、前期比7億 93百万円減少して122億63百万円となりました。 以上から、連結経常利益は前期比4億36百万円増加の25億37百万円、連結当期純利益は税制改正及び復興財 源確保法の公布に伴う法定実効税率の低下により、繰延税金資産が取崩しとなった結果、法人税等合計が増加した ことなどから前期比1億99百万円減少して11億84百万円となりました。 なお、上記連結決算業績は連結決算の中心である当金庫単体の業績によるものが大部分を占めています。 ◆連結ベースの主要な経営指標 経 常 収 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 純 資 産 額 総 資 産 額 (単位:百万円) 平成 20 年 3月末 平成 21年 3月末 平成 22年 3月末 平成 23 年 3月末 平成 24 年 3月末 18,205 1,556 1,017 62,584 728,810 18,471 468 417 56,699 737,174 15,797 1,502 897 62,606 751,112 15,157 2,101 1,384 63,653 765,709 14,800 2,537 1,184 67,114 776,175 ◆連結貸借対照表 (単位:百万円) 平成 23 年 3 月期 平成 24 年 3 月期 63,859 500 27 368,694 323,176 71 3,702 6,820 1,941 4,344 12 521 768 126 641 4,175 1,527 △ 7,614 105,863 500 25 338,091 324,157 7 3,581 7,056 1,995 4,343 203 514 735 93 641 2,401 1,236 △ 7,482 765,709 776,175 平成 23 年 3 月期 (平成 23 年 3月31日現在)(平成 24 年 3月31日現在) ( 資 産 の 部 ) 現 金 及 び 預 け 金 金 銭 の 信 託 商 品 有 価 証 券 有 価 貸 外 そ 証 出 国 の 金 為 他 券 資 替 産 有 形 固 定 資 産 建 物 土 地 建 設 仮 勘 定 その他の有形固定資産 無 形 固 定 資 産 ソ フト ウ ェ ア その他の無形固定資産 繰 延 税 金 資 産 債 務 保 証 見 返 貸 合 倒 引 当 金 計 平成 24 年 3 月期 (平成 23 年 3月31日現在) (平成 24 年 3月31日現在) ( 負 預 債 の 金 部 ) 積 金 そ の 他 負 債 賞 与 引 当 金 役 員 賞 与 引 当 金 退 職 給 付 引 当 金 役員退職慰労引当金 睡眠預金払戻損失引当金 偶 発 損 失 引 当 金 債 務 保 証 負 債 の 部 合 計 (純 資 出 利 産 の 資 益 剰 金 処 分 未 済 持 分 会 員 勘 定 合 計 その他有価証券評価差額金 評 価・換 算 差 額 等 合 計 純 資 産 の 部 合 計 合 703,200 2,030 498 13 1,790 142 47 100 1,236 709,060 2,570 60,944 △0 63,514 138 138 63,653 765,709 2,552 62,026 △1 64,577 2,537 2,537 67,114 776,175 部) 金 余 695,867 2,069 478 14 1,756 217 33 91 1,527 702,055 計 60 資 料 編 連結決算の状況 【連結貸借対照表に関する注記】 (平成 24 年 3月期) 1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 2. 商品有価証券の評価は時価法(売却原価は主として移動平均法に より算定)により行っております。 3. 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法 による償却原価法(定額法) 、その他有価証券のうち時価のあるも のについては連結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は 主として移動平均法により算定) 、時価を把握することが極めて困難 と認められるものについては移動平均法による原価法により行って おります。なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資 産直入法により処理しております。 4. 金銭の信託において信託財産を構成している有価証券の評価は、 上記2.及び3.と同じ方法により行っております。 5. デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。 6. 当金庫の有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率 法(ただし、平成10年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備 を除く)については定額法)を採用しております。 また、主な耐用年数は次のとおりであります。 建 物 3年∼50年 その他 3年∼20年 連結される子会社の有形固定資産については、資産の見積耐用 年数に基づき、定率法により償却しております。 7. 無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法により 償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについては、当 金庫並びに連結される子会社で定める利用可能期間(5年)に基づ いて償却しております。 8. 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産の減価 償却は、リース期間を耐用年数とした定額法によっております。な お、残存価額については、リース契約上に残価保証の取決めがある ものは当該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。 9. 当金庫の外貨建資産・負債は、主として連結決算日の為替相場に よる円換算額を付しております。 10. 当金庫の貸倒引当金は、当金庫の定める資産査定規程及び償却・ 引当規程に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者 (以下「破綻先」という。 )に係る債権及びそれと同等の状況にある 債務者(以下「実質破綻先」という。 )に係る債権については、以下 のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の 処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残 額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今 後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻 懸 念先」という。 )に係る債権については、債権額から担保の処分 可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額の うち債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上し ております。 破綻懸念先の債務者で担保の処分可能見込額及び保証による回 収可能見込額を控除した債権額が一定額以上の大口債務者のうち、 債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合 理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フ ローを当初の約定利子率で割引いた金額と担保の処分可能見込額 及び保証による回収可能見込額を控除した債権額との差額を貸倒 引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法)により引き当ててお ります。 上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績 から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。 すべての債権は資産査定規程に基づき、営業部店及び審査部資 産査定グループが資産査定を実施し、当該部署から独立した監査 部が監査を行っており、その査定結果に基づいて上記の引当てを 行っております。 なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等につい ては、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認め られる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接 減額しており、その金額は4,466百万円であります。 11. 当金庫の賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職 員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額 を計上しております。 12. 当金庫の役員賞与引当金は、役員への賞与の支払いに備えるた め、役員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属 する額を計上しております。 61 13. 当金庫の退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当連 結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づ き、必要額を計上しております。また、数理計算上の差異の費用処 理方法は以下のとおりであります。 数理計算上の差異 各連結会計年度の発生時の職員の平均残存 勤務期間内の一定の年数(10年)による定 額法により按分した額をそれぞれ発生の翌 連結会計年度から損益処理 当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金 制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に 対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当 該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。 なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の 拠出等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次 のとおりであります。 ①制度全体の積立状況に関する事項(平成23年3月31日現在) 年金資産の額 1,358,815百万円 年金財政計算上の給付債務の額 1,630,641百万円 差引額 △271,826百万円 ②制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(平成23年3月分) 0.6298% ③補足説明 上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債 務残高255,938百万円であります。本制度における過去勤務 債務の償却方法は期間16年10カ月の元利均等定率償却であ り、当金庫は、当連結会計年度の財務諸表上、特別掛金130百 万円を費用処理しております。 なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時 の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合 は当金庫の実際の負担割合とは一致しません。 14. 当金庫の役 員退職 慰 労引当金は、役 員への退職 慰 労金の支払 いに備えるため、役 員に対する退職 慰 労金の支給見 積額のうち、 当連結会計年度末までに発生していると認められる額を計上して おります。 15. 睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、 預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発 生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。 16. 偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備える ため、将来の負担金支払見込額を計上しております。 17. 当金庫並びに連結される子会社の所有権移転外ファイナンス・リ ース取引のうち、リース取引開始日が平成20年4月1日前に開始す る連結会計年度に属するものについては、通常の賃貸借取引に準じ た会計処理によっております。 18. 当金庫の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対す るヘッジ会計の方法は、 「銀行業における外貨建取引等の会計処理 に関する会計上及び監査上の取扱い」 (日本公認会計士協会業種別 監査委員会報告第25号)に規定する繰延ヘッジによっております。 ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為 替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワ ップ取引等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債 務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを 確認することによりヘッジの有効性を評価しております。 19. 当金 庫の消費 税 及び地 方消費 税(以下「消費 税等」という。)の 会 計処 理は、税抜 方 式によっております。ただし、有形固定 資 産 に係る控除対象外消費税等は当連結会計 年度の費用に計上して おります。 20. 当金庫の理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対す る金銭債権総額 1,582百万円 21. 有形固定資産の減価償却累計額 10,672百万円 22. 有形固定資産の圧縮記帳額 1,030百万円 23. 連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、持帰伝票事務集中 処理システム等については所有権移転外ファイナンス・リース契約 により使用しております。 24. 貸 出 金 の うち、破 綻 先 債 権 額 は101百 万 円、延 滞 債 権 額 は 22,236百万円であります。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継 続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁 済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸 倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。 ) 資 料 編 25. 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は14百万円であります。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払いが約定支 払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延 滞債権に該当しないものであります。 26. 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は1,613百万円であります。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図る ことを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、 債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破 綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであ ります。 27. 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件 緩和債権額の合計は23,966百万円であります。 なお、24.から27.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額 であります。 28. 手形割引は、 「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会 計上及び監査上の取扱い」 (日本公認会計士協会業種別監査委員会 報告第24号)に基づき金融取引として処理しております。これによ り受け入れた商業手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処 分できる権利を有しておりますが、その額面金額は5,196百万円で あります。 29. 担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産 預け金(定期預金) 3百万円 有価証券 299百万円 担保資産に対応する債務 預金 276百万円 上記のほか、為替決済、当座借越契約等の取引の担保あるいは 先物取引証拠金等の代用として、預け金(定期預金)15,150百万 円、有価証券5,900百万円を差し入れております。 また、その他資産のうち保証金は34百万円であります。 30. 「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品取引法第 2条第3項)による社債に対する当金庫の保証債務の額は2,596 百万円であります。 31. 出資1口当たりの純資産額 13,155円86銭 32. 金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 当グループは、預金業務、融資業務および市場運用業務など の金融業務を行っております。 このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資 産及び負債の総合的管理(ALM)を行っております。 (2)金融商品の内容及びそのリスク 当グループが保有する金融資産は、主として事業地区内のお 客様に対する貸出金です。 また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期 保有目的及び純投資目的で保有しております。 これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リス ク、市場価格の変動リスクに晒されております。 一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リ スクに晒されております。また、変動金利の預金については、金 利の変動リスクに晒されております。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 当グループは、 「信用リスク管理方針」 「信用リスク管理規 程」等に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審 査、 与信限 度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問題債権 へ の対応 など与信 管 理に関する体 制を整 備し運 営してお ります。 これらの与信管理は、各営業店のほか審査部により行わ れ、また、定期的に審査部会やALM委員会および常勤理事 会等を開催し、審議・報告を行っております。 有価証券の発行体の信用リスクに関しては、資金証券国際 部において、信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管 理しております。 連結決算の状況 のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第 3号のイからホに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じ ている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債 権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の 支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。 ②市場リスクの管理 ア 金利リスクの管理 当グループは、ALM(資産及び負債の総合的管理)によっ て金利の変動リスクを管理しております。 ALMに関する「統合的リスク管理の基本方針」 「統合的リ スク管理規程」において、リスク管理方針や手続等の詳細 を明記しており、ALM委員会において決定された方針に基 づき、常勤理事会等において実施状況の把握・確認、今後 の対応等の協議を行っています。 日常的には企画部において金融資産及び負債の金利や 期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応度分析等 によりモニタリングを行い、ALM委員会及び常勤理事会等 に報告しております。 イ 為替リスクの管理 当グループは、為替の変動リスクに関して、個別の案件ご とに管理しております。 ウ 価格変動リスクの管理 有価証券を含む市場運用商品の保有については、ALM 委員会や資金運用会議の方針に基づき、常勤理事会等の 監督の下、市場リスク管理規程に従い行われております。 このうち、資金証券国際部では、市場運用商品の購入を 行っており、事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的 なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図って おります。 これらの 情 報はALM専門部会 や 企画部を通じ、ALM 委 員 会 及び 常 勤理 事会 等において定 期 的に報 告されて います。 エ 市場リスクに係る定量的情報 当グループでは、 「有価証券」 (主に債券、投資信託、及び 株式)の市場リスク量をVaRにより月次で計測し、管理して おります。 当グループのVaRは分散共分散法(保有期間1年、信頼区 間99%、観測期間5年)により算出しており、平成24年3 月31日(当連結会計年度の決算日)現在で当グループの市 場リスク量は、全体で15,881百万円です。 ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出 した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通 常では考えられないほど市場環境が激変する状況下にお けるリスクは捕捉できない場合があります。 ③資金調達に係る流動性リスクの管理 当グループは、ALMを通して適時に資金管理を行うほか、 資金調達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バラ ンスの調整などによって、流動性リスクを管理しております。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価 格がない場合には合理的に算定された価額が含まれておりま す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用してい るため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なるこ ともあります。 なお、金融商品のうち貸出金については、簡便な計算により 算出した時価に代わる金額を開示しております。 33. 金融商品の時価等に関する事項 平成24年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこ れらの差額は、次のとおりであります(時価等の算定方法について は(注1)参照) 。なお、時価を把握することが極めて困難と認められ る非上場株式等は、次表には含めておりません( (注2)参照) 。 また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。 (単位:百万円) 連結貸借対照表計上額 時 価 差 額 100,044 100,122 77 25 97,489 240,429 324,157 △7,446 316,711 25 100,367 240,429 ー 2,878 ー 324,800 8,089 金融資産計 754,700 765,746 11,045 預金積金 703,200 704,820 1,619 金融負債計 703,200 704,820 1,619 (1 ) 預け金 (2 ) 有価証券 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 (3 ) 貸出金(※1) 貸倒引当金(※2) (※1)貸出金の「時価」には、 「簡便な計算により算出した時価に代わ る金額」が含まれております。 (※2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し ております。 62 資 料 編 連結決算の状況 (注1)金融商品の時価等の算定方法 金融資産 (1)預け金 満期のない預け金及び外貨預け金については、時価は帳 簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価として おります。満期のある預け金については、残存期間に基づく 区分ごとに、新規に預け金を行った場合に想定される適用金 利で割り引いた現在価値を算定しております。 (2)有価証券 株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融 機関から提示された価格によっております。投資信託は、公 表されている基準価格によっております。 自金庫保証付私募債は、債券の期間に基づく区分ごとに、 元利金の合計額を市場金利(LIBOR、スワップ金利)で割り 引いた価額により算定しております。 満期保有目的の債券のうち、一部の証券化商品については、 証券化商品の信用補完状況等により算定しております。 (3)貸出金 貸出金は、以下の①∼③の合計額から、貸出金に対応す る一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除する方法によ り算定し、その算出結果を時価に代わる金額として記載して おります。 ①破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、 将来キャッシュ・フローの見積りが困難な債権につい ては、連結貸借対照表中の貸出金勘定に計上している 額(貸 倒 引 当 金 控 除 前 の 額。以下「貸 出 金 計上 額」と いう。 ) ②①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額 ③①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の期間に 基 づ く 区 分 ご と に、元 利 金 の 合 計 額 を 市 場 金 利 (LIBOR、スワップ金利)で割り引いた価額 金融負債 預金積金 要求払預金及び外貨預金については、連結決算日に要求さ れた場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。ま た、定期預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来の キャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。 その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を 用いております。 (注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のと おりであり、金融商品の時価情報には含まれておりません。 (単位:百万円) 連結貸借対照表計上額 非上場株式(※) 合 計 172 172 (※)子会社株 式及び非上場株 式については、市場 価格がなく、時価を 把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象 とはしておりません。 (注3)金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 預け金(※1) 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のうち満期があるもの 貸出金(※2) 合 計 1年以内 1年超5 年以内 5 年超10 年以内 10 年超 93,044 17,525 6,056 11,468 81,199 7,000 140,377 66,904 73,473 96,856 − 120,568 24,292 96,275 68,423 − 29,506 235 29,270 44,788 191,769 244,233 188,992 74,294 (※1)預け金のうち、満期がないものは「1年以内」に含めております。 (※2)貸出金のうち、破綻 先、実 質破綻 先及び 破綻 懸 念 先に対する債 権等、償還予定額が見込めないもの、期間の定めがないものは含 めておりません。 (注4)有利子負債の連結決算日後の返済予定額 預金積金(※) 1年以内 599,498 1年超 5 年以内 99,706 (単位:百万円) 10 年超 5 年超10 年以内 189 3,806 (※)預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めております。 63 34. 有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであ ります。これらには、 「有価証券」のほか、 「商品有価証券」が含まれて おります。以下36.まで同様であります。 売買目的有価証券 (単位:百万円) 当連結会計年度の損益に含まれた評価差額 売買目的有価証券 0 満期保有目的の債券 時価が連結貸借対照表 計上額を超えるもの 時価が連結貸借対照表 計上額を超えないもの 種 類 国 債 地 方 債 社 債 そ の 他 小 計 社 債 そ の 他 小 計 合 計 連結貸借対照表計上額 2,000 29,588 59,665 1,700 92,954 2,034 30,653 61,998 1,720 96,407 3,599 935 4,534 3,115 843 3,959 97,489 100,367 その他有価証券 連結貸借対照表計上額が 取得原価を超えるもの 連結貸借対照表計上額が 取得原価を超えないもの 種 類 株 式 債 券 国 債 地方債 社 債 そ の 他 小 計 株 債 そ 小 式 券 国 債 地方債 社 債 の 他 計 合 計 (単位:百万円) 時 価 差 額 連結貸借対照表計上額 34 1,065 2,332 20 3,453 △ △ △ 483 91 574 2,878 (単位:百万円) 取得原価 差 額 5,665 200,289 126,257 30,903 43,127 5,304 211,258 4,628 193,663 122,624 29,321 41,717 4,628 202,919 1,036 6,626 3,632 1,582 1,410 676 8,339 10,008 3,647 298 897 2,452 15,514 29,170 240,429 12,131 3,724 299 899 2,524 18,150 34,005 236,925 △ 2,122 △ 76 1 △ 2 △ △ 71 2,635 △ △ 4,834 3,504 35. 当連結会計年度中に売却したその他有価証券 株 債 そ 国 地 社 の 方 合 計 式 券 債 債 債 他 売却額 売却益の合計額 (単位:百万円) 売却損の合計額 314 59,852 46,647 8,401 4,802 2,406 6 1,643 1,054 405 183 10 137 14 14 ー ー 86 62,572 1,660 238 36. 減損処理を行った有価証券 その他有価証券で時価のあるもののうち、当該有価証券の時価 が取得原価に比べ著しく下落しており、時価が取得原価まで回復す る見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって 連結貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当連結会計年度 の損失として処理(以下「減損処理」という。 )しております。 当連結会計年度における減損処理額は、株式567百万円、その 他の証券346百万円であります。 また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準は、時価が 取得原価に比べて50%以上下落した場合及び2期連続30%以上 50%未満下落している場合等には、回復の可能性がないものとし て減損処理を行っております。 37. 満期保有目的の金銭の信託 満期保有目的の金銭の信託 連結貸借対照表計上額 500百万円 時価 500百万円 差額 ー うち時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの ー うち時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの 500百万円 38. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧 客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条 件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けること を約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、 35,358百万円であります。このうち契約残存期間が1年以内のも のが25,028百万円あります。 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するもので あるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫並びに連結 される子会社の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものでは ありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保 全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを 資 料 編 39. 当連結会計年度末の退職給付債務等は以下のとおりであります。 △3,485百万円 退職給付債務 年金資産 ◆連結損益計算書 科 目 経 1,421百万円 未積立退職給付債務 会計基準変更時差異の未処理額 未認識数理計算上の差異 △2,064百万円 ̶ 322百万円 未認識過去勤務債務 連結貸借対照表計上額の純額 前払年金費用 14,800,887 資 金 運 用 収 益 15,157,622 13,003,662 貸 出 金 利 息 7,196,606 6,912,432 預 け 金 利 息 275,658 225,996 11,898,647 有価証券利息配当金 5,479,336 4,700,892 その他の受入利息 52,061 59,325 △1,790百万円 役務取引等収益 912,992 898,882 その他業務収益 867,777 1,744,842 その他経常収益 373,190 258,514 償 却 債 権 取 立 益 ー 122,551 その他の経常収益 373,190 135,963 用 13,056,438 12,263,148 資 金 調 達 費 用 1,134,317 736,688 息 1,015,364 626,847 給付補 備金繰入額 118,749 109,672 売渡手形利息及びコールマネー利息 20 ー その他の支払利息 182 168 役務取引等費用 531,490 531,806 その他業務費用 325,413 371,499 費 8,841,587 9,005,936 その他経常費用 2,223,629 1,617,217 貸 出 金 償 却 434,857 566,353 貸倒引当金繰入額 1,103,485 202,719 その他の経常費用 685,286 848,144 経 常 預 41. 追加情報 当連結会計年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の 誤謬の訂正から、 「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」 (企業会計基準第24号平成21年12月4日)及び「会計上の変更及び 誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準適用指針 第24号平成21年12月4日)を適用しております。なお、 「金融商品 会計に関する実務指針」 (日本公認会計士協会会計制度委員会報告 第14号)に基づき、当連結会計年度の「償却債権取立益」は「その他 経常収益」に計上しております。 平成 22年 4月1日から 平成 23年 4月1日から 平成23年3月31日まで 平成24年3月31日まで ( 利 益 剰 余 金 の 部) 金 利 経 常 利 益 2,101,184 2,537,739 特 別 利 益 168,931 1,052 固定資産処分益 5,070 1,052 償却債権取立益 163,860 ー 失 152,235 147,208 固定 資 産処分損 36,742 147,208 減 87,974 ー (単位:千円) 平成 23 年 3月期 平成 24 年 3月期 費 経 特 科 目 益 平成22年 4月1日から 平成23年 4月1日から 平成23年3月31日まで 平成24年3月31日まで ̶ 40. 追加情報 経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得 税法等の一部を改正する法律」 (平成23年法律第114号)及び「東 日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源 の確保に関する特別措置法」 (平成23年法律第117号)が平成23 年12月2日に公布され、平成24年4月1日以後に開始する事業年度 から法人税率の引下げ及び復興特別法人税の課税が行われること となりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算 に使用する法定実効税率は従来の31.0%から、平成24年4月1日 に開始する連結会計年度から平成26年4月1日に開始する事業年 度に解消が見込まれる一時差異については29.3%に、平成27年4 月1日に開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異に ついては27.6%となります。この税率変更により、繰延税金資産は 139百万円減少し、その他有価証券評価差額金は119百万円増加 し、法人税等調整額は258百万円増加しております。 ◆連結剰余金計算書 収 (単位:千円) 平成 23 年 3月期 平成 24 年 3月期 △1,741百万円 48百万円 退職給付引当金 常 別 損 損 損 失 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額 27,518 ー 税金等調整前当期純利益 2,117,881 2,391,582 法人税、住民税及び事業税 191,163 338,074 利益剰余金期首残高 59,662,781 60,944,238 法 人 税 等 調 整 額 542,333 868,779 利益剰余金増加高 1,384,384 1,184,729 法 人 税 等 合 計 733,496 1,206,853 当 期 純 利 益 1,384,384 1,184,729 少数株主損益調整前当期純利益 1,384,384 1,184,729 利益剰余金減少高 102,927 102,471 当 1,384,384 1,184,729 金 102,927 102,471 利益剰余金期末残高 60,944,238 62,026,495 配 当 (注) 「資本剰余金の部」は該当ございません。 期 純 利 益 連結決算の状況 受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の 条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不 動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定 めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて 契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。 【連結損益計算書に関する注記】(平成24年3月期) 1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 2. 出資1口当たり当期純利益金額 231円79銭 3. その他の経常費用には、株式等償却649,631千円を含んでおります。 64 資 料 編 連結決算の状況 ◆連結ベースの主要な事業の内容 当金庫グループは、当金庫と㈱しんきんサービスで構成され、信用金庫業務を中心に、現金・印刷物の運搬業務、業務用 不動産の管理業務などのサポート業務も営み、総合的な金融サービスを提供しております。 【組織構成】 長野信用金庫 本店ほか支店39・出張所1 国 内 子会社 (株)しんきんサービス(現金・印刷物の管理・運搬業務) (人材派遣業務) (業務用不動産管理業務) ◆事業の種類別セグメント情報 連結子会社である㈱しんきんサービスは、信用金庫業務以外に業務用不動産の管理等の事業を営んでおりますが、 それらの事業の全セグメントに占める割合が僅少であるため、事業の種類別セグメント情報は記載しておりません。 ◆連結自己資本比率(国内基準) 項 目 (単位:百万円) 平成20年3月末 平成21年3月末 平成22年3月末 平成23年3月末 平成24年3月末 62,572 62,301 62,991 65,021 64,643 61,063 61,362 62,138 63,412 64,475 目(B) 1,621 1,707 1,661 1,609 1,260 目(C) 113 768 809 ー 1,092 (E) 262,637 273,166 265,916 257,481 262,360 資産(オン・バランス)項目 236,379 247,346 240,930 232,670 238,034 オフ・バランス取引等項目 1,644 1,650 1,309 1,202 965 オペレーショナル・リスク 相当額を8%で除して得た額 24,612 24,169 23,675 23,608 23,360 23.82% 22.80% 23.68% 25.25% 24.63% + 自 己 資 本(A) (B) − (C) (D) 基 本 的 項 目(A) 補 完 的 項 控 除 項 リスク・アセット等 (D) ×100 (E) 自己資本比率(国内基準)= 連結自己資本比率は、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産 (注) 等に照らし自己資本の充実の状況が適当かどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)に基づき算出しております。なお、当金庫は国内基 準を採用しております。 ◆連結ベースのリスク管理債権の状況 (単位:百万円) 平成 23 年 3月末 破 綻 延 3 貸 合 先 債 滞 カ 出 月 債 以 条 上 件 延 緩 滞 和 債 債 権 317 101 権 19,214 22,236 権 14 14 権 2,119 1,613 計 21,665 23,966 (注)これらの開示額は、単体ベースと同一であり、破綻先債権等に対する注書の記載を省略しております。 65 平成 24 年 3月末 資 料 編 連結決算の状況 連結における新自己資本比率規制への対応に関する開示事項 ◆連結グループでの定性的な開示事項について 当金庫グループは、当金庫と子会社㈱しんきんサービスで構成されており、業績の大部分は当金庫単体の業績によるも のです。当金庫グループの信用金庫法施行規則第133条第1項第3号ハの規定に基づく自己資本の充実の状況等に関する 定性的な開示事項(自己資本管理、リスク管理等に関する定性的な開示事項)につきましては、当金庫単体における管理方 針等と同様でありますので、その記載を省略しております。 ◆連結の範囲に関する事項 イ. 自己資本比率告示第三条又は第二十条に定める連結自己資本比率を算出する対象となる会社の集団(以下「連結グル ープ」という。 )に属する会社と連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規制(昭和五十一年大蔵省令第二十八 号)に基づき連結の範囲に含まれる会社との相違点 該当する事項はございません。 ロ. 連結グループのうち、連結子会社の数並びに主要な連結子会社の名称及び主要な業務の内容 連結子会社に関する事項 連結グループのうちの連結子会社の数 1社 会 社 名・所 在 地 主 要 業 務 内 容 設 立年月日 (株)しんきんサービス 現金・印刷物の管理・運搬、 昭和59 年 3月1日 長野市居町133-1 人材派遣業務、 業務用不動産管理 資 本 金 1,000万円 当金庫議決権比率 子会社等の株式 等の所有割合 100 % 0% ハ. 自己資本比率告示第七条又は第二十六条(比例連結)が適用される金融業務を営む関連法人等の数並びに主要な金 融業務を営む関連法人等の名称及び主要な業務の内容 該当する事項はございません。 ニ. (1)自己資本比率告示第六条第1項第二号イからハまで又は第二十五条第1項第二号イからハまでに掲げる控除項目 の対象となる会社(連結範囲に含まれない金融子会社・金融業務を営む子法人等、保険子法人等)の数並びに主要な会社 の名称及び主要な業務の内容 (2)上記(1)の会社のうち、規制上の所要自己資本を下回った会社の名称と所要自己資本を下回った額の総額 該当する事項はございません。 ホ. 信用金庫法第五十四条の二十一第1項第一号に掲げる会社のうち同号イに掲げる業務を専ら営むもの又は同項第二 号に掲げる会社(従属業務を専ら営む会社、新たな事業分野を開拓する会社)であって、連結グループに属していない会 社の数並びに主要な会社の名称及び主要な業務の内容 該当する事項はございません。 ヘ. 連結グループ内の資金及び自己資本の移動に係る制限等の概要 該当する事項はございません。 66 資 料 編 連結決算の状況 ◆自己資本の構成に関する事項 項 (単位:百万円) 目 ( 自 己 資 本 ) 出 資 金 非 累 積 的 永 久 優 先 出 資 及 び 非 累 積 的 永 久 優 先 株 優 先 出 資 申 込 証 資 本 剰 余 利 益 剰 余 処 分 未 済 持 自 己 優 先 出 拠 金 金 金 分 (△ ) 資 (△) 自 己 優 先 出 資 申 込 証 拠 金 そ の 他 有 価 証 券 の 評 価 差 損 (△) 為 替 換 新 算 株 調 整 予 勘 約 定 権 連 結 子 法 人 等 の 少 数 株 主 持 分 営 業 権 相 当 の れ ん 相 当 額 (△) 額 (△) 企業結合等により計上される無形固定資産相当額 (△) 証券化取引により増加した自己資本に相当する額 (△) 基 本 的 目 (A) 項 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額 の差額の45%相当額 一 般 貸 倒 引 当 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 2,570 2,552 − − − − 60,841 0 − − − − − − − − − − 63,412 − − 61,924 1 − − − − − − − − − − 64,475 − − 債 性 資 本 調 達 手 段 目 成 22 年 度 9,329 11,729 負債 性 資 本 調 達 手段 及びこれに準 ずるもの 4,600 4,600 期限付 劣 後 債 務及び 期限付優 先 出資 並びにこれらに準ずるもの 3,000 5,400 連結の範囲に含まれない金融子会社及び金 融 業 務を営む子 法 人等、保 険 子 法 人等、金 融業務を営む関連法人等の資本調達手段 − − 非同時決済取引に係る控除額及び信用リス ク削 減手法として用いる保 証 又はクレジッ ト・デリバティブの免責額に係る控除額 − − 基 本的項目からの控除分を除く、自己資本 控除とされる証券 化エクスポージャー及び 信用補完機能を持つⅠ/Oストリップス − 1,092 9,329 ー 65,021 11,729 1,092 64,643 232,670 1,202 238,034 965 23,608 23,360 控 除 控 項 目 除 自 己 (リ ス 不 算 項 資 本 ク ・ ア 目 額 セ 入 額 (△) (D) [ (C) (D) ] (E) 計 ッ ト 等) 資 産( オ ン ・ バ ラ ン ス )項 目 オ フ・バ ラ ン ス 取 引 等 項 目 オペレ ーショナル・リスク 相 当 額 を8%で 除して得た額 等 (単位:百万円) 平成 22 年度 リスク・アセット 標 準 的 手 法 が 適 用 さ れるポート フォリオごとのエクスポージャー ソ ブ リ ン 向 け 金 融 機 関 向 け 法 人 等 向 け 中 小 企 業 等・個 人 向 け 抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン 不 動 産 取 得 等 事 業 向 け 三 取 月 立 以 上 未 延 済 滞 手 等 形 信用保証協会等による保証付 出 上 資 記 等 以 外 証 券 化 エ ク ス ポ ー ジ ャ ー ロ.オ ペ レ ー シ ョ ナ ル・リ ス ク ハ.連 結 総 所 要 自 己 資 本 額(イ+ロ) 成 23 年 度 他 の 金 融 機 関 の 資 本 調 達 手 段の 意 図 的 な 保有相当額 ◆自己資本の充実度に関する事項 イ.信用リスク・アセット、 所要自己資本の額合計 平 1,260 リ ス ク ・ ア セ ッ ト 等 計 (F) 257,481 262,360 結 T i e r Ⅰ 比 率(A/F) 24.62% 24.57% − 連 − 連 結 自 己 資 本 比 率(E/F) 25.25% 24.63% − (注)連結自己資本比率は、信用金庫法第 89条第1項において準用する銀行 法第14 条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有 − する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当かどうかを判断するた 1,260 めの基準(平成18 年金融庁告示第 21号)に定められた算式に基づき算出 65,736 しております。 金 1,790 − 負 債 性 資 本 調 達 手 段 − 期 限 付 劣 後 債 務 及び 期 限 付 優 先 出 資 − 補 完 的 項 目 不 算 入 額 (△) 181 補 完 的 項 目 (B) 1,609 自 己 資 本 総 額 [( A )+( B )] ( C ) 65,021 負 項 平 平成 23 年度 所要自己資本額 リスク・アセット 所要自己資本額 233,872 9,354 239,000 9,560 229,711 9,188 239,000 9,560 954 22,572 78,665 54,473 13,300 11,986 1,500 9 4,953 23,103 18,191 4,160 23,608 257,481 38 902 3,146 2,178 532 479 60 0 198 924 727 166 944 10,299 917 33,993 80,802 52,647 13,512 10,847 1,688 16 4,747 24,247 15,600 ― 23,360 262,360 36 1,359 3,232 2,105 540 433 66 0 189 969 624 ― 934 10,494 (注)1.所要自己資本の額=リスクアセット×4% 「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額等のことです。 2. 「ソブリン」とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、地方三公社、外国の中央政府以外の公共部門 3. (当該国内においてソブリン扱いになっているもの) 、及び国際開発銀行のことです。 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「ソブリン向け」 、 4. 「金融機関向け」 、 「法人等向け」においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。 5.オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しています。 〈オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法〉 粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15% ÷ 8% 直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 6.連結総所要自己資本額=連結自己資本比率の分母の額×4% 67 資 料 編 イ.信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高〈地域別・業種別・残存期間別〉 エクスポージャー 区分 地域区分 業種区分 期間区分 (単位:百万円) 信用リスクエクスポージャー期末 残 高 貸出金等与信、コミットメント 及び そ の 他 の デリバティブ 以 外 の オ フ・バ ラン ス 取 引 デリバティブ 債 券 取 引 三月以上延滞 エクスポージャー 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 国 内 国 外 760,163 4,591 771,461 2,886 325,177 325,786 292,709 2,886 74 1,888 1,963 − 325,519 4,591 63 − − − − − 764,755 54,384 774,348 55,111 325,177 35,267 325,786 35,520 330,110 11,747 295,596 11,814 63 74 1,888 1,963 業 − − 83 121 農 業 1,098 1,007 1,098 1,007 − − − − − 1 林 業 173 210 173 210 − − − − 4 0 漁 業 24 2 3 2 − − − − − − 業 472 業 37,467 19,667 478 , 36 759 462 , 36 738 21,817 4,451 2,384 1,044 地 域 製 別 合 造 鉱 建 設 計 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 信 業 419 − − − − − − 36,104 5,569 450 370 − − 201 505 14,939 2,909 13,991 2,909 − − − − 845 − − 8 − 7,100 35,192 6,155 36,220 3,617 4,075 3,617 3,374 − − − − 0 0 329 177 21,990 1,506 0 1 − − − − 550 559 441 業 4,607 11,530 卸 売 業 、小 売 業 40,127 10,708 40,493 金 融 ・ 保 険 業 94,147 36,639 137,962 35,549 10,750 34,795 13,058 33,881 22,251 1,706 45,606 307,586 45,296 276,129 44,878 39,393 44,560 39,351 581 581 − 0 555 267,831 235,439 − − − − 75,796 35,427 72,793 35,624 75,796 72,793 − − − − 154 157 96 84 − − 62 72 − − 764,755 135,858 774,348 179,997 325,177 79,844 325,786 82,158 330,110 9,292 295,596 18,024 63 74 1,888 1,963 1 1 119,813 95,975 134,340 103,889 53,551 41,962 56,365 40,686 64,237 54,012 70,950 63,203 − − − − 67,667 157,912 84,217 99,516 28,504 40,908 35,522 33,089 39,162 117,004 48,694 66,426 − − − − 93,869 58,466 73,323 63,650 47,466 45,026 46,402 28,296 − − 32,879 32,890 − − − − 35,193 764,755 35,413 774,348 59 46 − − 62 72 325,177 325,786 330,110 295,596 63 74 運 不 輸 動 産 業 各 種 サ ー ビ ス 国・地 方 公 共 団 体 等 個 人 そ 業 1 の 種 別 年 他 合 以 計 下 1 年 超 3 年 以 下 3 年 超 5 年 以 下 5 年 超 7 年 以 下 7 年 超 10 年 以 下 10 年 超 期間の定めのないもの そ 連結決算の状況 ◆信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く) の 他 残 存 期 間 別 合 計 (注)1.オフ・バランス取引は、デリバティブ取引を除きます。 「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3カ月以上延滞しているエクスポージャーです。 2. 3.業種別の「その他」には、現金、投資信託、取立未済手形、有形固定資産、その他の証券等を集計しております。 4.残存期間別の「その他」には、現金、投資信託、有形固定資産等を集計しております。 ※期末残高は、当期のリスクポジションから大幅な乖離がないため、期中平均残高は開示しておりません。 ロ.一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 期首残高 一 般 貸 倒 引 当 金 個 別 貸 倒 引 当 金 合 計 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 1,817 1,790 5,199 5,823 7,016 7,614 当期増加額 1,790 1,260 5,823 6,221 7,614 7,482 当期減少額 目的使用 その他 − − 505 334 505 334 1,817 1,790 4,693 5,488 6,510 7,279 期末残高 1,790 1,260 5,823 6,221 7,614 7,482 68 資 料 編 連結決算の状況 ハ.業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等 (単位:百万円) 個別貸倒引当金 期首残高 当期減少額 当期増加額 目的使用 貸出金償却 期末残高 その他 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 22年度 平成 23年度 製 造 業 農 業 林 業 漁 業 鉱 976 − − − − 397 − − 91 233 − 1,973 1,262 − 240 22 5,199 業 建 設 業 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 運 信 業 輸 業 卸 売 業 、 小 売 業 金 融 ・ 保 不 各 動 種 険 業 産 サ ー 業 ビ ス 国・地 方 公 共 団 体 等 個 人 そ の 他 合 計 1,833 − − − − 321 − − 76 238 − 2,081 1,053 − 197 22 5,823 1,833 − − − − 321 − − 76 238 − 2,081 1,053 − 197 22 5,823 1,856 − − − − 209 − − 71 252 − 2,058 1,553 − 184 35 6,221 59 − − − − 63 − − − 43 − 41 281 − 15 − 505 10 − − − − 95 − − 46 − 144 24 − 11 1 334 917 − − − − 334 − − 91 190 − 1,931 981 − 224 22 4,693 1,822 − − − − 225 − − 76 191 − 1,936 1,028 − 186 20 5,488 1,833 − − − − 321 − − 76 238 − 2,081 1,053 − 197 22 5,823 1,856 − − − − 209 − − 71 252 − 2,058 1,553 − 184 35 6,221 74 − − − − 74 − − − 42 − 2 220 − 20 − 434 143 − − − − 132 − − − 6 − 110 138 − 35 − 566 (注)1.個別貸倒引当金の「その他」は、当金庫が保有するゴルフ会員権に対する個別貸倒引当金であります。 「地域別」の区分は省略しております。 2.当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、 ニ.リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円) エクスポージャーの額 平成 22 年度 告示で定めるリスク・ウェイト区分(%) 自 合 己 資 0% 10 % 20 % 35% 50 % 75% 100 % 150 % 本 控 除 計 平成 23 年度 格付適用有り 格付適用無し 2,079 − 88,226 − 23,706 − 1,204 − − 115,217 341,545 53,238 17,713 38,024 840 65,949 131,632 594 − 649,538 格付適用有り 格付適用無し 316,157 50,344 43,946 38,621 622 63,594 131,819 815 − 645,921 1,042 − 99,433 − 22,495 − 5,455 − − 128,426 (注)1.格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。 2.エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。 3.投資信託は、格付適用無しに集計しております。 4.国・地方公共団体等でリスク・ウェイトが0になるものは「格付適用有り」に含めておりません。 ◆信用リスク削減手法に関する事項 ■信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー 信用リスク削減手法 ポートフォリオ 平成 22 年度 信用リスク削 減手法が適 用されたエクスポージャー ソ ブ リ 金 融 機 法 人 ン 向 関 け 向 等 け 向 け 中 小 企 業 等 ・ 個 人 向 け 抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン 不 動 産 取 得 等 事 業 向 け 三 上 月 以 記 上 延 以 滞 等 外 8,017 − − 1,696 5,829 7 96 2 385 (注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。 69 (単位:百万円) 適格金融資産担保 平成 23 年度 7,882 − − 1,824 5,404 17 32 158 444 保 証 平成 22 年度 平成 23 年度 66,404 49,983 315 3,014 12,846 − − 13 232 72,214 54,168 330 4,950 12,514 − − − 251 資 料 編 (単位:百万円) 平成 23 年度 平成 22 年度 与 グ 信 相 ロ 当 額 ス 再 の 算 構 出 築 に 用 コ い ス る ト 方 の 式 カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式 額 0 0 グロス再構築コストの額及びグロスのアドオン合計額から担保による信用 リスク 削 減 手 法 の 効 果 を 勘 案 する 前 の 与 信 相 当 額 を 差し 引 い た 額 − − (注)グロス再構築コストの額は、0を下回らないものに限っています。また、投資信託に内包している派生商品取引に係る額を除きます。 派 生 商 外 国 品 為 替 取 関 連 引 取 引 連結決算の状況 ◆派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 (単位:百万円) 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案する前の与信相当額 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案した後の与信相当額 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 63 63 74 74 63 63 74 74 (注)担保による信用リスク削減手法は適用しておりません。 ■担保の種類別の額 該当する事項はございません。 ■与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブの種類別想定元本額 該当する事項はございません。 ■信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブの想定元本額 該当する事項はございません。 ◆証券化エクスポージャーに関する事項(定量的項目) ■連結グループがオリジネーターの場合 平成 23年 3月末、平成 24 年 3月末の該当ありません。 ■連結グループが投資家の場合 ①保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳 a.証券化エクスポージャー(再証券化エクスポージャーを除く) (単位:百万円) 平成 22 年度 オンバランス取引 証 券 化 エ ク ス ポ ー ジ ャ ー の 額 住 宅 そ ロ の ー 他 ン 債 債 オフバランス取引 172 2,509 権 オンバランス取引 − − − 2,681 権 平成 23 年度 オフバランス取引 − − − 1,092 89 1,003 b.再証券化エクスポージャー 該当する事項はございません。 ②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等 a.証券化エクスポージャー(再証券化エクスポージャーを除く) (単位:百万円) 告示で定める リスク・ウェイト区分 (%) 20% 50% 100% 350% 自 己 資 本 控 除 住 宅 ロ ーン 債 権 そ の 他 債 権 合 計 エクスポージャー残高 平成 22 年度 所要自己資本の額 平成 23 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 オンバランス オフバランス オンバランス オフバランス オンバランス オフバランス オンバランス オフバランス 取引 取引 取引 取引 取引 取引 取引 取引 672 1,001 − 1,007 − − − 2,681 − − − − − − − − − − − − 1,092 89 1,003 1,092 − − − − − − − − 5 20 − 141 − − − 166 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − (注)所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト×4% b.再証券化エクスポージャー 該当する事項はございません。 ③保有する再証券化エクスポージャーに対する信用リスク削減手法の適用の有無 該当する事項はございません。 ④証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額 該当する事項はございません。 70 資 料 編 連結決算の状況 ◆出資等エクスポージャーに関する事項 イ.連結貸借対照表計上額及び時価 (単位:百万円) 区 分 上場株式等 非上場株式等 平成 22年度 平成 23年度 連結貸借対照表計上額 時 価 連結貸借対照表計上額 時 価 時 価 の あ る 株 式 等 22,057 22,057 23,232 23,232 時 価 の あ る 株 式 等 29 29 24 24 時 価を把 握することが 極め て困難と認められる株 式 等 2,553 2,551 計 24,640 25,808 合 (注)1.連結貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。 2.投資信託の裏付け資産のうち「出資等エクスポージャー」に該当するものは、上場株式等に含めております。 ロ.出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額 出 資 等 エ ク ス ポ ー ジ ャ ー (単位:百万円) 売却益 売却損 償 却 平成 22 年度 365 114 488 平成 23 年度 6 137 649 ハ.連結貸借対照表で認識され、かつ、連結損益計算書で認識されない評価損益の額 益 損 価 評 (単位:百万円) 平成 22 年度 平成 23 年度 △1,787 △1,584 ニ.連結貸借対照表及び連結損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円) 平成 22 年度 評 価 損 平成 23 年度 − 益 − ◆金利リスクに関する事項 (単位:百万円) 運用勘定 区 分 調達勘定 金利リスク量 平成 22 年度 平成 23 年度 区 分 平成 22 年度 平成 23 年度 金 9,695 2,147 定 期 性 預 金 △ 3,271 △ 1,262 等 13,973 2,446 要 求 払 預 金 △ 4,356 △ 1,591 金 140 111 そ 他 △ △ コ ー ル ロ ー ン 等 − − 調 計 △ 7,627 そ 他 − − 計 23,809 4,705 16,181 1,850 貸 有 出 価 証 預 運 券 け の 用 勘 定 合 銀 行 勘 定 の 金 利リスク の 達 勘 (注)銀行勘定における金利リスクは、単体と同様であり、注書等の記載を省略しております。 71 金利リスク量 定 合 0 0 △ 2,854 索 引 信 用 金 庫 法 施 行 規 則に定められた 項目 1.金庫の概況及び組織に関する事項 イ.事業の組織 32 ロ.理事・監事の氏名及び役職名 31 ハ.事務所の名称及び所在地 34 2.主要な事業の内容 30 3.主要な事業に関する事項 イ.直近の事業年度における事業の概況 17 ロ.直近の5事業年度における主要な事業の状況 ① 経常収益 18 ② 経常利益又は経常損失 18 ③ 当期純利益又は当期純損失 18 ④ 出資総額及び出資総口数 18 ⑤ 純資産額 18 ⑥ 総資産額 18 ⑦ 預金積金残高 18 ⑧ 貸出金残高 18 ⑨ 有価証券残高 18 ⑩ 単体自己資本比率 19 ⑪ 出資に対する配当金 18 ⑫ 職員数 18 ハ.直近の2事業年度における事業の状況 (1)主要な業務の状況 ① 業務粗利益及び業務粗利益率 54 ② 資金運用収支、役務取引等収支、及び その他業務収支 54 ③ 資金運用勘定並びに資金調達勘定の 平均残高、利息、利回り及び資金利鞘 54・55 ④ 受取利息及び支払利息の増減 55 ⑤ 総資産経常利益率 55 ⑥ 総資産当期純利益率 55 (2)預金に関する指標 ① 流動性預金、定期性預金、譲渡性預金 その他の預金の平均残高 50 ② 固定・変動金利定期預金及びその他の 区分ごとの定期預金の残高 50 (3)貸出金等に関する指標 ① 手形貸付、証書貸付、当座貸越及び 割引手形の平均残高 51 ② 固定金利及び変動金利の区分ごとの 貸出金の残高 51 ③ 担保の種類別の貸出金残高及び 債務保証見返額 52 ④ 使途別の貸出金残高 52 ⑤ 業種別の貸出金残高及び貸出金の 総額に占める割合 52 ⑥ 預貸率の期末値及び期中平均値 55 (4)有価証券に関する指標 ① 商品有価証券の種類別の平均残高 53 ② 有価証券の種類別残存期間別の残高 53 ③ 有価証券の種類別の平均残高 53 ④ 預証率の期末値及び期中平均値 55 4.事業の運営に関する事項 イ.リスク管理の体制 21~29 ロ.法令遵守の体制 10 ハ.金融ADR制度への対応 11 5.直近の2事業年度における財産の状況 イ.貸借対照表、損益計算書及び剰余金 処分計算書 45~49 ロ.貸出金のうち次に掲げるものの額及び その合計額 ①破綻先債権に該当する貸出金 58 ②延滞債権に該当する貸出金 58 ③3カ月以上延滞債権に該当する貸出金 58 ④貸出条件緩和債権に該当する貸出金 58 ハ.自己資本の充実の状況について 金融庁長官が別に定める事項 19 ~29 ニ.次に掲げるものに関する取得価額 又は契約価額、時価及び評価損益 ①有価証券 56・57 ②金銭の信託 57 ③デリバティブ取引 57 ホ.貸倒引当金の期末残高及び 期中の増減額 23 ヘ.貸出金償却の額 59 ト.貸借対照表等について会計監査人の 監査を受けている旨 49 6.金庫及びその子会社等の概況に関する事項 イ.金庫及びその子会社等の主要な事業の 内容及び組織の構成 65 ロ.金庫の子会社等に関する事項 66 7.金庫及びその子会社等の主要な事業に 関する事項 イ.直近の事業年度における事業の概況 60 ロ.直近の5連結会計年度における主要な 事業の状況 ①経常収益 60 ②経常利益又は経常損失 60 ③当期純利益又は当期純損失 60 ④純資産額 60 ⑤総資産額 60 ⑥連結自己資本比率 65 8.金庫及びその子会社等の直近の2連結会計 年度における財産の状況 イ.連結貸借対照表、連結損益計算書及び 連結剰余金計算書 60~ 64 ロ.貸出金のうち次に掲げるものの額及び その合計額 ①破綻先債権に該当する貸出金 65 ②延滞債権に該当する貸出金 65 ③3カ月以上延滞債権に該当する貸出金 65 ④貸出条件緩和債権に該当する貸出金 65 ハ.自己資本の充実の状況について 金融庁長官が別に定める事項 66 ~ 71 ニ.金庫及びその子法人等の事業の種類 ごとの経常収益額、経常利益額及び資産額 65 9.役職員の報酬体系 55 〒380 - 8686 長野県長野市居町133 -1 TEL(026)228- 0221 http://www.nagano-shinkin.jp/