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1 訓練想定及び参加部隊一覧
津波漂流者・孤立者捜索救出訓練【部隊運用訓練】 1 訓練想定及び参加部隊一覧 指揮支援隊 岡山市消防局 訓練時間 時間経過 県隊別 部隊名 県指揮隊 消火小隊 救助小隊 救急小隊 陸上自衛隊ヘリ 50分 香川県 隊 人 1 4 1 5 2 7 1 3 待機完了 海上保安庁ヘリ 香西漁協 計 使用資機材 備考 5 19 出動 9時35分 愛媛県 関係機関 隊 人 隊 人 1 1 5 3 海上保安庁(巡視艇・警戒艇) 活動概要 9 地震により、津波が発生し、家屋と共に住民が流され救助を求めてい る。孤立地区も発生し、多数の避難要請があった。 訓練想定 参 加 部 隊 訓練番号 2 8 1 2 1 1 5 4 20 4 2 30 9時50分 隊 人 完了・退場 10時40分 計 隊数 人数 1 4 1 5 3 12 2 6 1 4 2 20 1 4 1 2 12 57 1 県指揮隊 他機関との連携、調整及び現地合同指揮所の設置と活動統制 2 消火小隊 出動各隊と連携し、行方不明者の捜索救助、搬送支援 3 救助小隊 漂流者の救助及び行方不明者の捜索救助 4 救急小隊 要救助者の観察、トリアージ、応急手当及び搬送活動 5 陸上自衛隊 ヘリによる津波漂流者の捜索活動 6 海上保安庁 巡視艇、警戒艇による要救助者の救出活動 巡視艇に救助された要救助者の海保ヘリによるピックアップ及び搬送 7 香西漁協 漁船による津波漂流者の捜索・及び救助活動 指揮所開設資機材一式、トラメガ、ライフジャケット、ドライスーツ、ウエット スーツ、バスケットストレッチャー、バックボード、ロープ等 航空小隊の活動は別に記載 58 2 訓練施設及び要救助者配置図 海苔網 海上 ⑥ ⑤ 漂流物C ⑦ ⑧ テトラポット ① ③ 陸上 テトラポット内 要救助者⑦⑧ 漂流物A 門 ② ④ 漂流物B 訓練会場 訓練想定 ・地震により津波が発生し、沿岸部で家屋や人が流されている。 ・訓練場所は会場西側香西港及び北側海面で香西港には家屋が流され要救助者が取 り残されている。 ・家屋は漂流物A、Bとし、漂流物Aに要救助者2人(生体)、漂流物Bに要救助者 (生体1、ダミー1)を配置、北側海面には漂流物Cに掴まり救助を求めている 要救助者2人(生体)とテトラポット付近に要救助者2体(ダミー)を配置する。 ※要救助者詳細は3要救助者リストのとおり。 59 3 要救助者リスト 負傷者 No. 1 氏名 峰久幹歩子 2 岡田卓也 3 籠尾功輝 配置先 関係 性別 女 男 男 トリアージ 容態変化 負傷個所 漂流物A 漂流物B 漂流物A 緑 緑 緑 緑 緑 緑 無 有 上陸前 無 1 ○ 24 95 72 130/90 脱力感、右上腕骨折、 下肢捻挫、低体温症、 補助可 1 ○ 24 95 90 110/80 不(可) 3 ○ 24 90 90 80/50 可 0 ○ 18 99 85 130/80 × 30 88 120 80/50 ○ 18 98 90 110/80 なし No.3の家族 男 漂流物B 赤 赤 無 低体温症 骨盤骨折 5 山本純平 男 漂流物C 緑 緑 無 顔面の擦過傷 低体温症、脱力感 6 荒井英貴 7 東 義男 8 4 赤 赤 無 血圧 可 籠尾 純 漂流物C SPO2 脈拍数 (%) 頭部切創、 低体温症、脱力感 4 No.5の家族 男 歩行 意識(JCS) 従命 呼吸数 START PAT 有・無 タイミング 頭部外傷 低体温症 不(不) 300 備考 生体 生体 生体 海保ダミー 巡視艇~海保H~PU 可 0 生体 漂流物C 水中 不(不) 300 × 8 88 90 90/60 生体 漂流物C 水中 西野良一 男 テトラポット内 男 テトラポッ内 黒 黒 黒 黒 無 無 不 300 × 不 300 × ダミー ダミー 訓練評価(徳島県評価員) (1)情報収集・情報共有について ア 災害現場の確認前に、指揮所が設置されていたが現場確認後、災害現場が見 渡せる場所が良かったと思われる。 イ 活動隊の情報収集は良好であり、指揮隊との情報共有も図れていた。 (2)他の部隊との連携について ア 各隊間の連携は良好で、要救助者情報についても、適宜指揮所に入れられて いた。 イ 他機関と活動現場を分担し、早期に救出活動を行えていた。 ウ 各小隊の車両配備、任務分担が明確にされ、各隊の連携が取れており、救急 車の動線を確保できていた。 (3)活動管理について ア 指揮所の情報収集は良好であった。 イ 各小隊間は、小隊長の下、活動管理が徹底されていたが、指揮隊が活動隊全 体を管理できていない部分があった。 ウ 指揮所の情報収集機能は良好であった。 (4)活動内容について 各隊の救出は、良く統制が取れ、スムーズな活動ができていたが、ライフジ ャケット未着用で活動している隊があり、安全管理面に配慮する必要があった。 (5)その他 訓練場所が広範囲であるため、評価員2名での全体把握が難しい。 60 津波漂流者・孤立者捜索救出訓練活動記録 現地合同指揮所の設置状況 岸壁付近の捜索状況 漂流者の捜索状況 陸上部隊の活動状況 陸上部隊の救出支援状況 海上保安庁警備艇、漁船の活動状況 海上保安庁の救出状況 巡視艇からのピックアップ状況 61 土砂災害対応訓練【部隊運用訓練】 1 訓練想定及び参加部隊一覧 指揮支援隊 訓練想定 時間経過 参 加 部 隊 県隊別 部隊名 県大隊指揮隊 消火小隊 救助小隊 救急小隊 特殊装備部隊 高松市消防団 陸上自衛隊 香川県建設業協会 北九州市消防局 訓練番号 地震により土砂崩れが発生し、車両や建物が埋まり、多数の要救助者や行方 不明者が発生している。 訓練時間 50分 島根県 隊 人 1 4 2 10 1 5 1 3 待機完了 9時45分 広島県 愛媛県 隊 人 隊 人 1 4 1 4 2 10 3 9 1 3 出動 完了・退場 10時00分 香川県 関係機関 隊 人 隊 人 1 1 5 3 1 5 日本レスキュー協会 計 活動概要 使用資機材 10 5 22 7 27 1 3 3 13 1 1 1 10 5 2 10時50分 計 隊 人 2 8 4 19 4 18 4 12 1 3 1 5 1 10 1 5 1 2 3 17 19 82 1 県大隊指揮隊 他機関との連携、調整及び現地合同指揮所の設置と活動統制 2 消火小隊 要救助者の捜索及び救出活動及び搬送支援 3 救助小隊 要救助者の捜索及び救出活動 4 救急小隊 要救助者の観察トリアージ、応急手当及び搬送活動 5 特殊装備小隊 重機を活用した要救助者の捜索活動 6 消防団 活動場所への誘導と各機関と連携し、捜索活動 7 香川県建設業協会 道路啓開現場より移動後、出動各隊と協力し、捜索活動 8 日本レスキュー協会 災害救助犬による、要救助者の捜索活動 指揮所開設資機材一式、トラメガ、ガス測定器、地震警報器、油圧カッター、油 圧スプレッダー、レスキューサポート、バスケットストレッチャー、バックボード、エ バックハーネス、スコップ、バール、トリアージ資器材等 備考 62 2 訓練施設及び要救助者配置図 訓練想定 ・地震により土砂崩れが発生し、車両や建物が埋まり、多数の要救助者や行方不明 者が発生している。 ・建物内に要救助者1人(生体) 、1階部分と北側屋外のヒューム管内に各1人、 (生 体)建物前面の土砂に埋もれた要救助者2体(ダミー)、建物南側には、車両2台 が土砂に埋没し、軽四車内には、要救助者2体(ダミー)、普通乗用車内には、要 救助者4体(ダミー)を配置する。 ※要救助者詳細は3要救助者リストのとおり。 63 3 要救助者リスト 負傷者 No. 1 氏名 配置先 関係 性別 トリアージ 容態変化 木造家屋内 二階 緑 無 左上腕骨骨折 木造家屋一 アパート住人 女 階ヒューム管 内 赤 無 右胸部開放創 大西夏々子 アパート住人 女 2 亀山佳奈 3 川上景子 アパート住人 女 垂直ヒューム 管内 黄 無 4 牟礼博司 アパート住人 男 土砂内 (下半 身のみ) 黄 有 5 坂井鉄男 土砂内 黒 6 林 琢磨 7 塩田 豊 8 松岡 豊 9 佐野直樹 10 11 4 負傷個所 アパート住人 男 歩行 意識(JCS) 従命 呼吸数 START PAT 有・無 タイミング SPO2 脈拍数 (%) 血圧 可 1 ○ 20 99 60 120/80 不 100 × 30 80 120 80/測定不能 備考1 生体 生体 開放性気胸 右大腿骨骨折 頭部打撲 圧迫部 解除後 無 クラッシュシンドローム 圧死 不 3 ○ 25 99 80 不 1 ○ 20 90 100 不 200 × 5 測定不能 20 不 300 × 110/80 110/90 生体 ダミー 測定不能 両大腿部挟まれ(土砂に埋もれた部分) ダミー 土砂に埋もれた為、圧死 軽四輪 運転手 男 №6の家族 男 埋没軽自動 車運転席 赤 埋没軽自動 車助手席 黒 埋没普通車 運転席 黒 埋没普通車 助手席 黒 無 無 腹腔内出血 右前腕出血 頭部外傷 不 20 ○ 30 90 140 80/50 ダミー ハンドルに挟まれている 不 300 × ダミー フロントガラスによる頭部外傷 No.9No.10 の 友人 男 No.8No.10 の 友人 男 中井俊二 No.8No.9 の 友人 男 埋没普通車 後部座席 赤 無 両大腿部 開放性骨折 向井 保 No.10の子 男 埋没普通車 後部座席 黄 無 左足首捻挫 無 頭部外傷 不 300 × ダミー フロントガラスによる頭部外傷 無 頭部高度損傷 不 300 × ダミー 土砂に埋もれた為、圧死 不 30 ○ 30 90 150 70/50 不 1 ○ 20 98 70 100/70 ダミー ダミー 左足が土砂に埋もれている 訓練評価(愛媛県評価員) (1)情報収集・情報共有について ア 関係者を早急に確保し、情報収集を行うと共に、救出者からも情報の収集に 務め、共有していた。 イ 小隊長や、関係機関を集めた任務分担指示による情報共有が的確に行われ、 メガホン等で分かり易い説明であった。 (2)他の部隊との連携について ア 初動段階では情報を共有した活動であったが、活動が進むにつれて情報の錯 綜する部分があった。 イ 災害救助犬の活動について、現場到着後、現場全域の検索行動をさせる方法 を取らせても良かったのではないか。 ウ 消防間の連携は良く取れており、情報も多く良好であった。 (3)活動管理について ア 全体を管理する安全管理員が、少なく思えた。(二次災害防止) イ 全員(全隊員)の活動であったが、役割分担を明確にし、交代要員等の時間 管理も必要である。 ウ 重機移動の誘導も無く、車輪止めをしていない隊や、全体に周囲の安全確認 が少なかった。 エ 救急車の部署位置の考慮と、病院搬送等の情報を的確に指揮本部へ伝達する。 (4)活動内容について ア 災害救助犬の有効活用のため初動若しくは早い段階で投入し、検索活動を行 えば効果があるのではないか。 イ 重機の使用をもう少し早めても良いのでは。 (5)その他 傷病者への保温等を早い段階で実施するのが望ましい。 64 土砂災害対応訓練活動記録 消防団先導による出動状況 現地合同指揮所の設置状況 緊急消防援助隊活動状況 陸上自衛隊の活動状況 重機の活動状況 トリアージエリアの設置状況 災害救助犬の活動状況 DMAT活動状況 65 木造倒壊建物対応訓練【部隊運用訓練】 1 訓練想定及び参加部隊一覧 指揮支援隊 訓練想定 時間経過 参 加 部 隊 県隊別 部隊名 県大隊指揮隊 消火小隊 救助小隊 救急小隊 計 神戸市消防局 訓練番号 11 地震により、木造建物が倒壊し多数の要救助者や負傷者が発生してい る。 訓練時間 45分 徳島県 隊 人 1 4 2 10 2 10 2 6 7 30 香川県 隊 人 1 1 1 5 5 3 3 13 待機完了 出動 10時05分 10時20分 隊 人 隊 人 完了・退場 11時05分 計 隊数 人数 1 4 3 15 3 15 3 9 10 43 1 県大隊指揮隊 出動各部隊の統制指揮 2 消火小隊 出動各隊と連携し要救助者の救出活動及び搬送支援 3 救助小隊 要救助者の検索及び救助活動 4 救急小隊 要救助者の観察、トリアージ、応急手当及び搬送活動 活動概要 使用資機材 指揮所開設資機材一式、トラメガ、地震警報器、カギ付きはしご、三連はし ご、ハンマー、バックボード、トリアージ資器材等 備考 66 2 訓練施設及び要救助者配置図 訓練想定 ・地震により木造建物が倒壊し、5人の要救助者が建物内に取り残されている。 ・建物は、2階建て構造で1階のU字溝内に右下腿部にボルトが刺さった要救助者 1人(生体)を配置し、U字溝とU字溝の間で土砂に埋もれた要救助者1体(ダ ミー)を配置する。 ・2階は、タンスの下敷きとなっている要救助者1人(生体)と、木材に挟まれて いる要救助者2人(生体1、ダミー1)を配置する。 ※要救助者詳細は3要救助者リストのとおり。 67 3 要救助者リスト 負傷者 配置先 トリアージ 容態変化 No. 氏名 関係 1 川端昌宏 父 男 2階タンス下敷 緑 無 2 野田 忍 母 女 2階材木挟まれ 黄 有 3 岡内 茂 子 男 2階材木挟まれ 赤 無 4 田中啓基 祖父 男 1階U字抗内 赤 有 ボルト除去 5 山下 司 4 祖母 性別 1階U字とU 女 字抗の間の 土砂 負傷個所 歩行 意識(JCS) 従命 呼吸数 START PAT 有・無 タイミング 赤 可 無 除圧 右大腿挟まれ クラッシュ 腹部圧迫 右下腿 脱水(失禁)低体温 無 0 SPO2 脈拍数 (%) 血圧 ○ 15 98 80 115/70 98 100 100/65 備考 生体 不 1 ○ 29 不 300 × 0 不 300 × 8 90 35 60/30 不 30 × 30 98 120 90/60 生体 不 10 ○ 30 98 108 90/60 保温 輸液 不 300 × 0 生体 0 0 ダミー ダミー 訓練評価(高知県評価員) (1)情報収集・情報共有について ア 指揮隊が関係者から情報収集を行ったが、他隊で指揮隊を介さず関係者を探 す隊が見受けられた。 イ 情報収集については、概ね良好であったが、要救助者の年齢、性別は、救出 するまで不明のままであった。意識レベル、年齢、性別及び名前は速やかに手 に入れたい情報である。 ウ DMATの要請後、到着予定時間(またはDMAT出動状況)を周知してい ないため、DMATを待つのか、他の活動を優先するかを決定できていなかっ たように感じた。 (2)他の部隊との連携について 無線、伝令、ホワイトボード等を使用し、良好な連携が取れていた部分と小 隊ごとの活動が目立ち連携が少ない部分が見受けられた。 (3)活動管理について ア 進入隊員5名の内、活動指示を1名に集中させていた。 イ 進入口2か所のうち、高所側の三連梯子が放置されたままとなっていた。 ウ 進入隊員の出入りが多く1階に要救有なら最小限にすべき。 エ 個人間の伝達多数(1階に進入する。1階に要救あり等) オ 指揮隊は、小隊からの報告を受け、状況把握が主体となっているように感じ られた。積極的な指揮を行えば十分な活動管理が可能となるのでは。 (4)活動内容について ア 要救を挟んでいた木材に2度乗った。2度目は木材が撥ね危険であった。 イ 救命士が進入する場合、資器材の携行をした方が良い。 ウ 2階の要救上にあった木材を除去しないまま、バスケット担架をその上に乗 せた。(間接的に) (5)その他 ア 他隊との連携が課題 安全管理面で不安な点があった。 イ 指揮統制・相互連携の困難さを感じる訓練だった。 ウ 評価員2名は少ない。3~4名だと目が届くと思う。活動的時間が想定に対 し短いと感じた。 68 木造倒壊建物対応訓練活動記録 緊急消防援助隊の出動状況 現地指揮所の設置状況 活動現場全景 屋内進入状況 建物内部の状況 要救助者救出状況 トリアージエリア設置状況 DMATとのミーティング状況 69 多重衝突事故対応訓練【部隊運用訓練】 1 訓練想定及び参加部隊一覧 指揮支援隊 訓練想定 時間経過 参 加 部 隊 県隊別 部隊名 県大隊指揮隊 消火小隊 救助小隊 救急小隊 特殊装備小隊 後方支援小隊 香川県警 岡山市消防局 訓練番号 地震により、交差点付近で急停車した車両に、後続車両や対向車両が衝突 し、多重衝突事故が発生している。 訓練時間 50分 岡山県 隊 人 1 4 2 10 3 15 3 9 1 2 待機完了 10時15分 広島県 山口県 隊 人 隊 人 1 4 2 9 1 5 1 5 1 3 出動 完了・退場 10時30分 香川県 関係機関 隊 人 隊 人 1 5 1 3 1 2 香川県広域緊急援助隊 計 活動概要 使用資機材 12 10 40 2 9 4 17 3 10 1 2 2 11 11時20分 計 隊 人 2 8 6 29 4 20 5 15 1 2 1 2 1 2 2 11 3 13 22 89 1 県大隊指揮隊 出動各部隊の指揮統制、現地合同指揮所の設置 2 消火小隊 警戒筒先配備、消火活動、要救助者救出活動及び支援 3 救助小隊 要救助者救出活動 4 救急小隊 要救助者の観察、トリアージ、応急手当及び搬送活動 5 特殊装備小隊 震災工作車を活用し活動障害の排除 6 後方支援小隊 歩行可能負傷者の搬送 7 香川県警察 活動現場での交通整理及び情報収集 8 香川県広域緊急援助隊 出動各部隊と協力し、要救助者の救出活動 指揮所開設資機材一式、トラメガ、ホース、管槍、油圧カッター、油圧スプレッ ダー、コンビツール、グラスソー、車両・重量物固定器具、バスケットストレッ チャー、バックボード、トリアージ資器材等 備考 70 2 訓練施設及び要救助者配置図 車両別要救助者配置状況(表1) 車両番号 要救助者配置状況 備考 1 ①運転席(生)②車 外(生) 2 ③車 外(生) 3 ⑤運転席(ダ) ガソリン臭 4 ⑥運転席(生)⑦後部座席(生) 転覆車両 5 ⑧運転席(生)⑨助手席(生) 6 ⑩車 7 ⑪運転席(生)⑫助手席(生) 横転 8 ⑬運転席(生)⑭後部座席(ダ) ガソリン臭 9 ⑮運転席(ダ) 横転 10 ⑯車 外(生)⑰助手席(ダ) 助手席挟まれ ⑲運転席(生)⑳ガイド(生) 21 ・○ 22 ・○ 23 ・○ 24 ・○ 25 ・○ 26 ・○ 27 ・○ 28 乗客(生)○ ハイブリッドバス 外(生)④車 外(生)⑱車両下敷き(ダ) 出火車両 ダミーは車両の下敷き 横転 右手挟まれ 訓練想定 ・地震により、交差点付近で急停車した車両に、後続車両や対向車両が衝突し、マイ クロバスを含む車両11台が関係した多重衝突事故が発生している。 ・車両1、4、8からガソリン臭がしている。 ・車両別の要救助者は28人で配置状況は(表1)のとおり。 ※要救助者詳細は3要救助者リストのとおり。 71 3 要救助者リスト 負傷者 配置先 トリアージ 容態変化 負傷個所 No. 氏名 関係 1 川西陽子 ①運転手 女 運転席 座位 緑 無 右下肢打撲 2 木村美里 ①助手席 女 車外 立位 緑 無 左下肢挫創 3 京谷織音 ②運転手 女 車外 座位 緑 無 前額部挫創 4 坂井映美 ②助手席 女 車外 座位 緑 無 頸部捻挫 5 河野太一 ③運転席 男 運転席 座位 赤 有 6 秋山夏希 ④転覆 運転手 7 黒田恭平 ④転覆 後部座席 8 田村洋介 ⑤ 運転手 9 平見友亮 ⑤ 助手席 10 宮城諭明 ⑥運転手 男 11 黒川裕介 ⑦運転手 12 岡田和明 13 大原 豊 性別 救出後 右側頭部挫創 男 車内 仰臥位 緑 無 胸部打撲 男 緑 無 頸部捻挫 男 運転席 座位 緑 無 上肢骨折 男 助手席 座位 緑 無 頸部捻挫 車外 立位 緑 無 なし 男 車内 座位 緑 無 下肢骨折 ⑦助手席 男 車内 座位 緑 無 下肢挫創 ⑧運転手 男 車内 座位 緑 無 頭部打撲 14 鳥取恒太郎 ⑧後部座席 男 車内 座位 緑 無 上肢骨折 車内 座位 赤 無 多発外傷 頭・胸・上肢 15 村上洋二 ⑨運転手 16 塚田由佳梨 ⑩運転手 男 車内 座位 女 車外 座位 緑 無 負傷なし 多発外傷 頭・胸・腹 17 竹内 強 ⑩助手席 男 挟まれ 座位 赤 無 18 田中和郎 ⑥車両 下敷き 男 腹臥位 赤 有 19 筒井亜美 20 筒井麻美 21 寺尾裕子 バス乗員 22 戸城由貴 23 中西陽菜 24 長谷川瞳 25 日浦真夕 バス乗員 26 樋口さゆり 27 28 輸液後 骨盤骨折 運転席 座位 赤 運転席横 側臥位 赤 女 座席 座位 黄 無 頭部打撲 バス乗員 女 座席 座位 黄 無 下肢骨折 バス乗員 女 バス内 立位 赤 有 座席 座位 緑 女 バス内 座位 緑 無 負傷なし バス乗員 女 バス内 座位 緑 無 負傷なし 藤田恵子 バス乗員 女 バス内 座位 緑 無 頸部捻挫 真鍋吉孝 バス乗員 男 バス内 座位 緑 無 上肢骨折 バス運転手 女 バスガイド バス乗員 女 女 歩行 意識(JCS) 従命 呼吸数 START PAT 有・無 タイミング 有 有 有 処置後 救出後 救出後 歩行 すれば 右胸部血気胸 左開放性気胸 肺挫傷 過換気症候群 動悸・パニック 右胸部フレイルチェスト 72 SPO2 脈拍数 (%) 血圧 補助可 0 ○ 24 98 108 100/80 補助可 0 ○ 24 98 108 130/90 可 2 ○ 24 98 108 110/80 可 0 ○ 18 98 108 130/90 備考 生体 生体 生体 生体 不 10 × 24 95 70 100/80 ダミー 不 200 × 24 95 50 100/80 足挟まれ 可 1 ○ 24 99 108 100/90 可 0 ○ 18 99 100 110/80 可 0 ○ 24 98 108 110/80 可 0 ○ 18 98 90 110/80 可 1 ○ 20 98 108 130/90 補助可 1 ○ 24 99 90 110/80 可 0 ○ 18 98 90 130/90 補助可 2 ○ 18 98 90 110/80 可 0 ○ 18 99 108 130/90 不 300 × 確保30 不能 120 60/- ダミー 不 300 × なし 不能 なし 測定困難 手 下敷き 可 0 ○ 18 99 72 110/80 不 300 × 確保35 不能 130 60/- 不 30 × 24 不能 150 60/- 不 30 × 24 98 120 90/60 生体 生体 生体 生体 生体 生体 生体 生体 生体 生体 ダミー ダミー 不 30 × 30 90 150 80/50 生体 不 10 ○ 30 90 120 90/60 ドレンで改善 不 100 × 30 88 120 80/50 生体 不 200 × 42 不能 150 60/- 赤~赤 不 3 ○ 24 95 108 100/80 不 0 ○ 24 95 108 100/80 可 2 ○ 42 100 120 130/90 生体 可 1 ○ 24 100 90 110/80 赤~緑 生体 生体 補助可 3 ○ 24 90 108 100/80 生体 不 100 × 30 80 150 80/50 緑~赤 可 0 ○ 18 99 108 110/80 可 0 ○ 18 99 72 110/80 可 1 ○ 24 98 108 130/90 可 1 ○ 18 98 108 130/90 生体 生体 生体 生体 4 訓練評価(徳島県評価員) (1)情報収集・情報共有について ア 指揮隊の設定位置も現場の中央付近で、各隊が収集した情報は、指揮本部で共 有できていた。 イ 大隊長を基に指揮統制が取れ、指揮隊へ情報収集時、隊全員で情報を聞き入る ように意思統一も良好であった。 ウ 多発事故のため指揮隊本部が隊員で混雑し、少し困惑していたように見えた。 (2)他の部隊との連携について ア 同じ所属の隊は良好に連携できていた。 イ 現場付近への進入は、他隊と連携し、必要部隊を時間差で進入させ現場活動に 有効であった。 ウ マイクロバス(重傷者)への救急隊投入が必要だと思う。 エ 最後まで、危険確認をして、異常ないところから撤収するよう連絡が他部隊に も確実にできていた。 (3)活動管理について ア 指揮系統が重複し、必要のない動きが見受けられたが、小隊ごとの活動は統制 が取れていた。 イ 事故車両の転倒防止、火災危険等、安全管理面は良好であった。 (4)活動内容について 事故車両が多数の場合、活動の際に周囲の安全確認や、2次災害防止の措置を 十分に行い活動する必要がある。 (5)その他 ア 訓練場所の設定は、見学者に活動内容が見えるような位置、配置とし、消防や 緊急消防援助隊のアピールが必要である。 イ 実災害では、現場の混乱により指揮統制の難しさや、混雑による車両導線の確 等が重要であると感じた。 73 多重衝突事故対応訓練活動記録 現地合同指揮所の設置状況 多重衝突事故対応訓練現場全景 ハイブリッドバス内の救出状況 車両火災の消火状況 事故車両からの救出状況 事故車両からの救出状況 広域緊急援助隊の活動状況 トリアージエリアの状況 74 中高層建物消火救出訓練【部隊運用訓練】 1 訓練想定及び参加部隊一覧 指揮支援隊 訓練想定 時間経過 参 加 部 隊 県隊別 部隊名 県大隊指揮隊 消火小隊 救助小隊 救急小隊 特殊装備小隊 航空小隊 計 活動概要 使用資機材 備考 北九州市消防局 訓練番号 13 地震により、ビル3階部分が座屈、火災も発生し、多数の要救助者が取り残さ れ助けを求めている。崩落した瓦礫が車庫に落下し、車両内外に要救助者が閉 じ込められている。 訓練時間 50分 高知県 隊 人 1 5 2 10 2 10 2 6 1 5 8 36 待機完了 出動 完了・退場 10時35分 徳島県 山口県 隊 人 隊 人 10時50分 香川県 隊 人 隊 1 6 1 6 1 1 1 2 1 5 5 3 4 6 11時40分 計 隊 人 1 5 3 15 3 15 3 9 3 9 3 18 1 6 1 6 6 23 16 人 71 1 県大隊指揮隊 出動各部隊の指揮統制 2 消火小隊 警戒筒先配備、消火活動、要救助者救出活動及び支援 3 救助小隊 要救助者救出活動 4 救急小隊 要救助者の観察、トリアージ、応急手当及び搬送活動 5 特殊装備小隊 消火小隊、救助小隊と協力し、要救助者救出活動、消火活動 6 航空小隊 要救助者救出活動及び搬送 指揮所開設資機材一式、トラメガ、ホース、管槍、空気呼吸器、エンジンカッター、 油圧カッター、油圧スプレッダー、バスケットストレッチャー、バックボード、三連は しご、ロープ、トリアージ資器材等 航空小隊の活動は別に記載 75 2 訓練施設及び要救助者配置図 訓練想定 地震により、5階建てビル3階部分が座屈、火災も発生し、建物内外に12人の要救助者 が取り残され助けを求めている。 ・ビル屋上には避難した要救助者2人(生体)が救助を求めている。 ・5階は天井部分が落下し、要救助者3人(生体)が取り残されている。 ・4階は上半身を挟まれた要救助者2人(ダミー1、生体1)が取り残されている。 ・3階は要救助者2人(生体)が取り残されている。 ・崩落した瓦礫が車庫に落下し、車両内に要救助者(生体1、ダミー1)が閉じ込められ車 外に要救助者1体(ダミー)が瓦礫に埋もれている。 ※要救助者詳細は3要救助者リストのとおり。 76 3 要救助者リスト 負傷者 No. 1 氏名 香西美津希 2 谷久由華 3 三宅あや 4 森田能理子 5 戸田光太郎 6 曽我部優衣 配置先 関係 従業員 従業員 従業員 従業員 従業員 従業員 性別 女 女 女 女 男 女 トリアージ 容態変化 負傷個所 歩行 意識(JCS) 従命 呼吸数 START PAT 有・無 タイミング 屋上 屋上 5階 5階 5階 4階 赤 黄 緑 黄 赤 緑 有 救出 準備中 頭部出血 骨盤骨折 左下腿部 開放性出血 無 SPO2 脈拍数 (%) 不 200 × 25 95 不 300 × なし 測定不能 不 10 ○ 20 可 0 ○ 不 10 不 不 可 1 血圧 80/50 生体 測定不能 測定不能 徳島HでPU~空港 95 110 90/60 山口HでPU~空港 13 98 70 110/80 ○ 26 95 110 95/50 10 ○ 12 95 110 300 × 30 ○ 12 生体 無 生体 無 有 備考1 130 腹腔内出血 救急隊引 渡後レベ ル低下 無 気道熱傷 頭部出血 7 内山正治 従業員 男 4階 赤 無 上半身挟まれ 8 若宮加奈 従業員 女 3階 緑 無 左上肢骨折 9 島田小百里 従業員 女 3階 黄 無 全身打撲 10 橋本清人 運転手 男 ガレージ 緑 無 左下腿部骨折 11 多田真知 助手席 娘 女 ガレージ 黄 有 12 南原幸三 生体 測定不能 180 98 80 110/75 生体 測定不能 口腔内煤あり 120/75 生体 ダミー 不 300 × 30 可 0 ○ 20 測定不能 150 98 80 測定不能 120/80 総頚動脈のみ触知可能 生体 介添えにより歩行可能 車両外岩の 男 下敷き ガレージ 赤 鉄筋切断 が不適切 な場合 右大腿部 両下腿 全身打撲 除圧 両下腿骨折変形 頭部挫創 有 不 10 ○ 25 95 120 100/60 可 0 ○ 12 97 80 120/70 生体 生体 介添えによ り歩行可能 左足首ブ レーキペダル挟まれ 不 10 ○ 15 95 63 180/110 ダミー 不 200 × 55 89 110 80/40 処置不良で出血性ショック 不 100 △ 30 98 100 80/50 ダミー 不 300 × 30 98 120 90/60 除圧後クラッシュ 4 訓練評価(愛媛県評価員) (1)情報収集・情報共有について ア 先遣情報を指揮本部に早期に収集し、無線にて各部隊に伝達できていた。 イ 情報端末を使用し、適時に伝達が行われていた。 (2)他の部隊との連携について ア 指揮所で集約された情報に基づき各部隊に指示、統制がなされていた。 イ 要救助者の様態に応じ、DMATの要請が適切に行われていた。 (3)活動管理について 車両部署は適切に行われていたが、活動スペースが狭い中で各隊が活動しており、安 全管理員の増員配置が望ましい。 (4)活動内容について ア 早期に進入路確保できていた、活動スペースが狭いため、安全確保が出来難い状態 であった。 イ 三連梯子による救出時に、要救助者のロープ確保が必要である。 ウ ヘリ救出訓練については円滑であった。 エ シャッター切断時の筒先配備はされていたが、トリアージエリアが無人となってい る時間帯があり、付近にタンク車の冷却水が流れていた。 (5)その他 ア 使用していない資機材が活動エリア内に放置されていた。 イ 梯子は火災を想定し、伏梯状態で待機でなく警戒伸梯しておくのが望ましい。 77 中高層建物消火救出訓練活動記録 現地指揮所の設置状況 中高層建物訓練場所全景 徳島県ヘリコプター「うずしお」の救出状況 山口県ヘリコプター「きらら」の救出状況 瓦礫崩落現場の活動状況 ビル内部の救出活動状況 トリアージエリアの設置状況 DMAT活動状況 78 大規模火災対応訓練(空中消火訓練)【部隊運用訓練】 1 訓練想定及び参加部隊一覧 指揮支援隊 訓練想定 神戸市消防局 訓練時間 50分 県隊別 愛媛県 鳥取県 部隊名 隊 人 隊 人 県大隊指揮隊 1 5 消火小隊 1 5 1 5 救助小隊 2 10 救急小隊 2 6 特殊装備小隊 2 6 航空小隊 1 10 1 7 高松市消防団 陸上自衛隊 計 活動概要 使用資機材 備考 14 地震により、住宅密集地で火災が発生し、延焼拡大中である。 時間経過 参 加 部 隊 訓練番号 9 42 2 12 待機完了 出動 完了・退場 10時35分 広島県 岡山県 隊 人 隊 人 10時50分 香川県 関係機関 隊 人 隊 人 2 2 10 1 1 8 5 9 2 9 1 1 5 5 4 23 1 5 11時40分 計 隊 人 1 5 7 34 2 10 2 6 2 6 3 25 1 5 1 5 1 5 19 96 1 県大隊指揮隊 出動各部隊の指揮統制 2 消火小隊 消火活動、要救助者検索活動 3 救助小隊 要救助者検索活動及び消火活動支援 4 救急小隊 消火活動支援 5 特殊装備小隊 遠距離送水ポンプ車及びホース延長車による消火部隊への送水活動 6 航空小隊 ヘリコプターによる空中消火活動 7 高松市消防団 出動各部隊と協力し、消火活動 指揮所開設資機材一式、ホース、管槍、空気呼吸器、エンジンカッター、ロープ 等 航空小隊の活動は別に記載 79 2 訓練施設図 訓練想定 ・地震により住宅密集地で火災が発生し、延焼拡大中である。 ・中央の消火用建物から出火した火災は周囲に延焼し、東西の検索用建物や木造倒壊建物に 拡大してる。 ・検索用建物は入り口付近のシャッター切断後活動可能である。 ・要救助者の配置は無し。 80 3 訓練評価(高知県評価員) (1)情報収集・情報共有について 関係者を早期に確保する必要あり。 (2)他の部隊との連携について 各隊の活動状況の把握は良好であった。 (3)活動内容について 資機材の使用について安全面で一部不備が見受けられた。 (4)その他 ア 訓練進行上やむを得ないが、撤収中の建物に火を付けるのは早過ぎ、指揮車の部署位 置が延焼建物の真横となった。 イ 安全管理員の位置が背面側に多く正面側に少なかった。 ウ 県外の評価員より内容を把握している県内の評価員を選出してはどうか。 81 大規模火災対応訓練活動記録 現地指揮所の設置状況 大規模火災対応訓練全景 遠距離送水用ポンプ車水利部署状況 ホース延長車のホースの延長状況 スーパーラインホースによる中継状況 建物内部の要救助者検索状況 建物延焼状況 消火部隊による活動状況 82 大規模火災対応訓練【ヘリ空中消火訓練】 ヘリコプター3機の進入状況 1番機「えひめ21」の散水状況 2番機「とっとり」の散水状況 3番機「ハンター」 (陸自)の散水状況 83 DMAT活動訓練 1 DMAT活動訓練参加チーム No 病院名 1 人 数 医 師 2 看護師 2 業務調整員 1 医 師 1 看護師 3 業務調整員 1 医 師 1 看護師 2 業務調整員 1 医 師 2 看護師 2 業務調整員 3 医 師 1 看護師 3 業務調整員 1 医 師 1 看護師 2 業務調整員 1 医 師 1 看護師 3 業務調整員 1 合 計 7チーム 合 計 35 人 病院名 職 種 人 数 医 師 1 主 事 7 看護師長 1 看護師長 2 合 計 11 人 香川大学医学部付属病院 2 香川県立中央病院 3 高松赤十字病院 4 坂出回生病院 5 6 職 種 香川労災病院 四国こどもとおとなの医療センター 7 三豊総合病院 (救護班) No 1 日本赤十字社香川県支部 84 DMAT活動訓練活動記録 DMATの出動状況 DMAT到着状況 DMAT指揮所でのミーティング状況 DMAT活動指揮所の活動状況 日赤救護班テントの設置状況 日赤救護班テント内部の状況 活動テント内の活動状況 活動の情報共有状況 85 ヘリコプター搬送訓練(傷病者・物資) 【部隊運用訓練】 ヘリコプター搬送訓練「うずしお」場外到着 医療支援物資の搬送状況 医療支援物資の引継状況 ヘリコプター搬送負傷者の引継状況 ヘリコプター搬送負傷者の引継状況 ヘリコプター搬送負傷者の状態確認状況 機内への収容状況 ヘリコプター搬送開始状況 86 6 航空部隊訓練実施結果 (1) 10月31日 訓練概要 香川県災害対策本部内に設置した香川県航空運用調整班において、消防防災航空 隊等のヘリコプターについて、運用調整を実施した。 また、高松空港をヘリベースとし、高松空港内の香川県防災航空隊に航空隊指揮 本部を設置し、指揮支援隊長等の受け入れをはじめ、緊援隊航空小隊等のヘリコプ ター運用に関する指揮及び活動管理と調整を行った。 各航空小隊は、地震発生直後の被害状況調査及び情報伝達訓練、指揮支援隊輸送 訓練、参集訓練を実施した。 参集後は、香川県庁で行われた図上訓練と連動し、ブラインド型の各種訓練を実 施した。 地上支援体制の確保として、機体を運用できない航空隊の隊員及び香川県防災航 空隊経験消防職員を有効に活用した。 ア 神戸市消防局航空機動隊(出動の求め/指揮支援隊輸送航空小隊) 時 刻 離陸場所 時 刻 着陸場所 9:09 神戸ヘリポート 9:51 小豆郡土庄町 土庄場外 9:54 小豆郡土庄町 土庄場外 10:05 高松空港 イ 鳥取県消防防災航空隊(出動の求め/指揮支援隊輸送航空小隊) 時 刻 離陸場所 時 刻 着陸場所 8:41 鳥取空港 9:15 岡南飛行場 9:22 岡南飛行場 9:39 高松空港 ウ 岡山県消防防災航空隊(出動の求め/地上支援活動隊) 陸路により地上支援隊員4人を派遣し、航空隊指揮本部及びヘリベース運営の 支援を実施した。 エ 時 広島県防災航空隊(迅速出動/指揮支援部隊長輸送航空小隊) 刻 8:45 オ 時 時 刻 時 刻 時 9:18 着陸場所 高松空港 離陸場所 時 徳島空港 刻 9:54 着陸場所 高松空港 離陸場所 時 松山空港 刻 9:56 着陸場所 高松空港 高知県消防防災航空隊(迅速出動/情報収集航空小隊) 刻 9:10 ク 広島空港 刻 愛媛県消防防災航空隊(迅速出動/救助・救急・輸送航空小隊) 9:15 キ 時 徳島県消防防災航空隊(迅速出動/情報収集航空小隊) 9:10 カ 離陸場所 離陸場所 時 高知空港 刻 10:35 着陸場所 高松空港 近畿地方整備局ヘリ(被害状況調査及びヘリサットによる情報伝達) 刻 8:01 離陸場所 時 八尾空港 刻 8:51 87 着陸場所 高松空港