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高分子膜によるCO 分離技術 「分子ゲート膜」
高分子膜によるCO2分離技術 「分子ゲート膜」 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 化学研究グループ CO2分子ゲート機構によるCO2分離 CO2分子ゲート機能:膜中のCO2分子が 供給側 H2の透過を阻止 CO2は通過可能 CO2 H2 0.33nm 0.29 nm 高 NH2 OH 圧力 O N 低 透過側 HO HN PAMAM系デンドリマー ・優れたCO2選択性 RITE化学グループ NH H2N O O HN HO NH2 デンドリマー含有高圧型架橋PEG膜 HN H2N N N O O NH2 N H NH NH2 O-OH-PAMAM dendrimer + + O O O O O O TMPTMA -10 1000 CO2 α H2 10 -11 100 CO2 10 -12 α 10 10 -13 H2 10 -14 0 1 2 3 CO2圧 4 5 6 PCO2, atm 7 1 QCO2, QH2およびαCO2/H2のCO2分圧依存性 PAMAM/PEGDMA/TMPTMA = 50/37.5/12.5, Feed : 100 mL/min,Sweep : 20 ml/min, T = 313 K, R.H. = 80% RITE化学グループ α(CO2/H2)/(-) PEGDMA 10 CO2/H2 選択性 N H O O 透過速度 (Q)/ (m 3(STP)/(m2 s Pa)) H2N 均一フィルムのCO2分離性能と目標膜性能 膜厚:500μm ⇒薄膜化? 50 RITE CO/H /H selectivity CO 2 2 22選択性(―) 40 50-100倍 9 7 10 6 30 4 2 3 8 1 10 Science 10 -13 10 第1目標 5 20 0 -14 10 11 -12 35℃ 10 -11 (1) 10 -10 10 -9 2 2 s Pa) Permeance, m /3 (STP)/(m s Pa) CO 透過速度 m3(STP)/(m 2 (1) H. Lin B.Freeman et al., Science, 311, 639-642 (2006). 分離膜、モジュール、システムの開発* H2N N H HN H2N O O N N O O NH2 N H NH NH2 O-OHOH-PAMAM dendrimer + ・膜材料 ・製膜方法 ・膜構造 ・プロセス適合性 ・耐久性 ・分離メカニズム PEGDMA + TMPTMA 互 相 力 協 「デンドリマー膜材料(アクリレート/PVA)」 分離膜の開発:京都研究室、倉敷研究室 (RITE) 次世代型膜モジュール技術研究組合 相 互 協 力 相互協力で 効率的に 研究開発を推進 分離機能層 相互協力 「膜断面とプロト型モジュール」 膜モジュールの開発:茨木研究室 ・膜モジュール ・モジュール構造 ・耐久性 「高精度模擬ガス試験装置」 膜分離システムの開発:富津研究室 *: 次世代型膜モジュール技術研究組合が経済産業省より受託 国際動向: CSLF認定プロジェクト 米国DOE/NETLでの共同実験 RITE開発の大気圧用膜モジュール試験 分子ゲート膜モジュール 大気圧ガスからのCO2/N2の膜分離実験 RITE化学グループ