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廃プラスチック再生事業 事業計画

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廃プラスチック再生事業 事業計画
廃プラスチック再生事業
事業計画
グリーンプロドプロジェクトIn Portugal
2012/ 8/10
GREENPROD- Industria de Reciclagem ,Lda.
1
はじめに
<EU及びポルトガルを取り巻く状況>

ジャンモネのヨーロッパ構想から62年。「不戦の誓い」の具現化策をEUとして目指した方向とは「ゆとりある生活の獲得」、「福祉の拡充と労働者保護」、「地域格差の是正」そして「地
球環境の保護」でした。EUは統合体として連携し、グローバル化の進んだ世界を勝ち抜くことを選択しました。東欧拡大に伴い世界最大の経済圏を持つに至り、欧州統一経済市場
が完成しました。今後も多くの構造問題を抱えながらも、EUは多様性を重用し、経済(財政)・政治的統合をさらに進めた社会的統合を目指し拡大していくでしょう。

EU政府は、そういった社会実現のために農業補助40%、構造基金40%、地域基金その他20%という財政比率を組んで政策に反映させています。地域政策は「結束」(cohesion)と
呼ばれる共同体共通の価値観と深く結びついていて、加盟国間、地域間における経済的格差だけでなく、社会的格差の縮小も目指しています。域内市民間での豊かさの分かち合い
は、EUの「結束」を高めるのに寄与しています。

地域経済社会の重要な主体である中小企業はその役割の重要性を認識され、基金からの支援によって地域経済を振興し地域格差の縮小に後見しています。構造基金の中の欧州
地域開発基金(ERDF)と欧州社会ファンド(EFS)は1人当たりのGDPがEU平均の75%を下回る国が受け取る資格があり、インフラ整備や環境保全などの具体的なプロジェクトに
対し補助金が交付される仕組みになっています。

ポルトガルはその対象国で2000年のEUからの資金支出は06年までに365億ユーロに上りました。
<本事業の目的>

本事業は「環境保護と雇用促進」を目的としてポルトガル全国中小企業協会(ANPME)を窓口に2009年7月28日AICEP(ポルトガル政府投資貿易庁)へ国家重点プロジェクトとし
て申請書を提出・受理されました。2010年11月8日に国家重要事業認定委員会(CAA-PIN)よりPIN―186号事業(以下「グリーンプロドプロジェクト」といいます)として認定・承
認を受けました。

グリーンプロドプロジェクトとは、EU域内の廃プラスティックを収集・処理することでそのリサイクル率を上げ、ペレット等の(プラスティック原料)を作ると共に、油化(燃料油)することで
再生エネルギーに資するという環境に配慮した事業です。上記認定・承認のとおり、これはポルトガル国家の事業であり、新たな雇用を作出しつつ、EU域内に展開できるものとして
ポルトガル国家が後押しする有意義且つ成功の見込める事業です。

グリーンプロドプロジェクトの総事業費は2.91億ユーロです(16ページ参照)

総事業費の70%(約2億ユーロー)は、ポルトガル政府(AICEP)から20%(0.582億ユーロ)及びBEI(欧州投資銀行)から50%(1,455億ユーロ)の資金供与を受ける計画で、ポルト
ガル政府(AICEP)分に関しては、技術革新プロジェクトへのインセンティブとして、全額、無利子融資且つ、このうち40%(0.2328億ユーロ)については、補助金(無償供与)として
賄われます。また、自己資本として0.65億ユーロを出資金として調達準備する計画としております。
<本件ファンドについて>

上記0.65億ユーロについては、基本的にはファンド投資で賄う予定です。

EU内の金融機関からの融資のみで賄う方途も考えられますが、ご承知のとおり、EU諸銀行の財政逼迫の折から、その融資が実現するまでに相当な時間がかかるものと想定されま
す。

自己資本として数多くの投資家から資金を募る方が、利益が出た後の配当利益(インカムゲイン)や将来の上場利益(キャピタルゲイン)を得られ、投資家の皆様の利益に繋がると考
えました。

グリーンプロドプロジェクトに対する日本での投資は、「円高下の投資機会の減少」という状況に鑑み、海外事業の投資に有利な環境が備わっていることから迅速な調達が為されるも
のと期待しております。
2
3.目 次

























表紙
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
はじめに(EUが目指した社会)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
プロジェクトの背景(現状分析と課題) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
プロジェクト概要(主な事業内容説明)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
プロジェクト実施予定地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
業務提携と拡大方針
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
プロジェクト現況概説 (1)事業者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
プロジェクト現況概説 (2)事業認可申請スキーム・・・・・・・・・・・ 9
プロジェクト現況概説 (3)事業実施スキーム・・・・・・・・・・・・・・・ 10
資金計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
プロジェクト施設概要-1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
プロジェクト施設概要-2 /・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
プロジェクト実現可能性調査 ( 収支計画書-1)・・・・・・・・・・・・・・・14
プロジェクト実現可能性調査 ( 収支計画書-2)・・・・・・・・・・・・・・・15
プロジェクト実現可能性調査 ( 収支計画書-3)・・・・・・・・・・・・・・ 16
プロジェクト実現可能性調査 ( 収支計画書-4)・・・・・・・・・・・・・・・17
添付資料-1 AICEPのメッセージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
-2 プラスチックパレット製造システム・・・・・・・・・・ 19
-3 油化プラント製造システム・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
-4 油化プラントイメージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
GREENPROD PINー186(国家重要プロジェクト認定書)・・・・・ 22
AICEP(ポルトガル投資管理局)からのComfort Letter・・・・・・・・23
CEA-PME(EU中小企業協会)からのComfort Letter・・・・・・・・・24
EU地域政策・EUファンドの概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
3
4.本プロジェクトの背景
現状分析と課題
本事業計画書はヨーロッパにおいて廃プラスチックリサイクルのニーズを検出したことから始まりました






ポルトガル国内
1) 改正EU廃棄物一般指令(2004/12/CE)によるリサイクル目標率のアップが指摘されています。
有効利用 60% プラスチックリサイクル 22.5%
2) 容器包装プラスチック廃棄物の不適正リサイクル
(単純に圧縮梱包して中国へ輸出しているケースがあります。)Sines港が集積場所。
3) 廃プラスチック処理運営の制定 (2006年9月5日 法令第178/2006号)
EU指令に定められた廃プラスチックリサイクル率の目標達成
目標達成へポルトガル及びEUへの貢献
自治体を主体とした廃棄プラスチックの再利用
廃プラスチックの破砕・洗浄による原料生産
廃PP,PEのぺレット生産
プラスチックの油化によるナフサ(プラスチック原料)と燃料生産
行政ではできない収集運搬サービス
リサイクル事業の雇用促進効果 (収集トラックで10万人に対し
5名~10名)
日 本 側
ポルトガル側
: ポルトガルでの環境投資の可能性
: 日本の環境技術(特に廃プラリサイクル)に注目、
2007年ANPME(ポルトガル全国中小企業協会)代表が訪日、大使公邸
ポルトガル投資環境について説明講演会をおこなった。
その後研究者13名と2度来日札幌リサイクル団地の視察を2回行った。
4
5.プロジェクト概要
主な事業内容説明

1.事業対象国 :ポルトガル共和国

2.事業予定地 :シネス湾に面したシーネス市国営工業団地内、及びリスボンとポルト市郊外他5ヶ所


3.事業内容
:グリーンプロドリサイクル工業有限会社はプラスチックリサイクルに関連する事業の開発を目的としている。
ポルトガル国内で発生する廃プラスチックを1箇所あたり年間約29200t。 約400t/日の受託処理を行う。
:ポルトガル国内で発生する廃プラスチックは中国に輸出されるか又は埋立処分されている。油化還元プラントにより液体燃料にして回
収、発生するガスは所内燃料として有効活用する。又、カーボン残渣も固形燃料化して有効活用を計る。更に分別段階で得たPP&PE
からパレット生産も行なう。
: ケミカルリサイクルはプラスチック油化プラントによりディーゼル油及び化学品原料の製 造、販売をします。
: マテリアルリ サイクルは再生パレット製造プラントを導入してプラス チックペレットとパレットの製造・販売を行います。
Ͱ地域人口10万人に対し10人の雇用を目指し、従業員は未来の地球環境を守る環境戦士として教育・育成します。彼らは廃プラの収集・運
搬とともに粗選別・破砕工程を各発生地域で行い。ペレット化された再生プラスチックを油化プラント(シネス)へ搬送します。更に省エネルギ
-等の企画・提案・販売等を顧客に対して行う営業マンとしても働きます。
・廃プラスチックの油化事業を通してグローバル経済市場に翻弄されないエネルギー供給の確保を目指し、弊社の安価なエネルギー供給に
よって経営上メリットがあるリサクル企業の誘致を提案します。地域の雇用促進と経済発展に寄与する事業体を構築していきます。
Ͱ新しいプラスチック成型事業を創設し、顧客を創造していく廃プラ再生のソリューション事業とします。廃プラスチックの収集運搬を物流事業と
捉え、双方向な運送でコストの削減と顧客の獲得を目指し、日本で行われている宅配事業も視野に入れます。
・各自治体(マルチ市町村)・企業から排出される廃プラスチックのうち一般廃棄物はシステム運営会社(SMAUTs)とSociede Ponto Ver
deより、企業の廃プラスチックはPLASTVAL社より1t当たり約200ユーローで引き受けることがリサイクルプラント生産品販売
と共に主な事業収益となります。
・GREENPRODが必要とする廃プラスチックは上記回収システム会社が処理困難な(マテリアルリサイクルができない)廃プラを原料としており、
既存事業者との共存共栄が可能な為、急速に拡大することになるでしょう。
・日本での油化事業の失敗は第3セクター方式で行った為、廃プラの収集が行政任せになり、廃プラスチックを必要量集荷出来ないことで稼
働率の低下が原因でした。GPでは収集運搬サービスに力を入れ、気の届いた日本式のきめ細かいサービスを考えています。
5
6.プロジェクト実施予定地
表1
ポルト
リスボン
シーネス
表2
表3
6
7.業務提携と拡大方針
スペイン南部、イタリア、フランス等、欧州地域開発基金(ERDF)及び、ESF,CFの補助率の高い地域へ順次展開していく
システム運営会社(SMAUTs)とSociede Ponto Verdeより企業の廃プラスチックはPLASTVAL社Valorsul社が回収
Valorsul 社と業務提携しながらEU圏に展開していく。下記にEU圏におけるValorsul 社の位置を示す。
l ① ポルトガル国内
②EU圏内
廃プラスチック収集とリサイクル製品販売拡大の為、業務提携を行っていきます。
7
また次世代リサイクル技術の習得研究のため必要なM&Aも積極的に行います。
8.プロジェクト現況概説 (1)事業者


事業者名称
事業者名称
設立年月日
設立年月日
:: GREENPROD-INDUSTRIA
GREENPROD-INDUSTRIA DE
DE RECICLAGEM,LDA
RECICLAGEM,LDA
(登記NO.NIPC507621883.
(登記NO.NIPC507621883. 以下“グリーンプロド”と言う)
以下“グリーンプロド”と言う)
:: 2006年7月20日
2006年7月20日
所在地
所在地
:: Largo dos Loios No. 80




4050-338
4050-338 Porto
Porto Portugal
1.リデュース
廃プラ処理運営法令第178/2006号(2006年9月5日)に
定められた処理方法は右図の通りに分類されている。
グリーンプロドは、メカニカルリサイクル技術とケミカルリ
サイクル技術を採用し、天然資源保護と環境負荷低減に
貢献し、廃プラスチックの埋立処分量を削減する。
2.リユース
3.リサイクル
4.焼却
5.埋立
グリーンプロドは、2009年7月28日AICEP (ポルトガル政府 投資・貿易庁)へ国家重点プロジェクトとして承認申請書
を提出し受理された。2010年11月8日に国家重要事業認定委員会(CAA-PIN)よりPIN-186号事業『以下グリ
ーンプロドプロジェクトという』として認定を受けました。事業認可申請スキームは次ページの通り。 2010年は、
日本ポルトガル修好150周年にあたり、AICEPは積極的にGPPJを支援する状況となっています。
8
9.プロジェクト現況概説 (2)事業認可申請スキーム
AICEP(ポルトガル投資管理局
(Agécia para o Investimento e
comercio Externo de Portugal)
本国より日本で交渉
推進を要請
Madalena Olliveira e Sillva
(マダレーナ オリベイラ シルバ女史)
AICEP Portugal Global
駐日代表
状況報告・課題報告
Greenprod Project
担当窓口CAA-PIN書記官
2010年11月8日 国家重要プロジェ
クトとしてCAA-PINより認定を受ける
プロジェクト
認可申請
グリーンプロドPJ推進準備室
グリーンプロドジャパン株式会社
ANPME(ポルトガル全国中小企業協会)
(Associaçáo Nacional Das PME’s)
Lisboa – Porto
O Presidente da Associaçáo Nacional das PME
Fernando Augusto Morais
申請
申請書
作成指導
コンサル契約
(ホールディングカンパニー)
東京都中央区日本橋堀留町2-7-1
デュープレックスビル1401号
代表取締役 田澤 審
役員 和泉 幸雄
2008/12/18
国家重点PJ(登録No.A1333号)
(PIN PJ)として申請が受理された
GREENPROD-Industria de Reciclagem, Lda.
(Porto, Portugalに100%出資現地法人)
ANPME (ポルトガル中小企業協会)会員として登録済
事業認可申請者 杉澤 修
協力機関・企業
エンジニアリング会社
プラント施工会社
コンサルティング会社
大学・財団等
2006年7月20日設立
(プロジェクトプロモーター)
9
10プロジェクト現況概説 (3)事業実施スキーム
EU委員会
EU委員会
ポルトガル国内リサイクル目標
ポルトガル国内リサイクル目標
の達成
の達成
自治体(容器梱包廃棄物運営システム)
ERDF
(欧州地域開発基金)
SPV社
SPV社
*1
*1
選別
圧縮梱包(ベール化)
産業界(工場、商店等
農業
自動車産業
電気製品産業
建設産業
ポルトガル政府 投資・貿易庁
事業認可・補助金交付
グリーンプロド・リサイクル
グリーンプロド・リサイクル
工業有限会社
工業有限会社
シーネス工業団地内に以下施設を建設
1)廃プラ前処理施設(選別ペレット製造)
スペイン企業)
2)プラパレット製造施設
3)プラスチック油化施設
既存事業者と競合しない廃プラス
チック原料の為提携が容易
収集運搬サービスの
収益拡大
業務提携
*1 :SPV社(Sociedade Ponto
Verde)は、ポルトガル国内の
容器梱包廃棄物運営システム
指定収集業者
AICEP
AICEP
Varousl社
民間回収会社
事前調査では再生油・ペレット・RDF
は全量 SINES工業団地内で販売出
来る可能性が大きい
10
11.資金計画
AICEP
PINプロジェクトとして事業認可
Green prod Industrial de Reciclagem, Lda
補助金
受領
PIN PJとして承認
プロジェクトコスト
約291M Euro
総プロジェクトコスト
の20%~50%
AICEP
ERDF
欧州地域開発基金
つなぎ融資
シンジケートローン
総プロジェクトコスト
の20%~30%
(投資振興庁)
PIN PJとして承認
プロジェクト
融資
補助金及び融資
等交付申請
口座開設済
補助金交付
エスプリト サント銀行
など
有償・無償ローン
プロジェクトコストの
40~50%
EIB
欧州投資銀行
11
12.プロジェクト施設概要-1
1 メカニカルリサイクル施設(参考:添付資料-2 プラスチックパレット製造システム)
1.1 施設能力:フィード18トン/日×365=6,570トン/年(1ユニット)
.パレット生産は:非連続稼動
パレット生産用の原料は産業・商業・農業から発生するものとなります。(混合ベール/Mix Bales)。
表13にパレット生産における廃プラスチックの消費量と生産量を示します。

(混合ベール/Mix Bales)処理量
29,200 t
パレット生産量
240枚/day
必要プラスチック量 (パレット)
2,920 t/年
必要プラスチック量 (Refuse Paper&Plastic Fuel)
2,920 t/年
87754枚/年
1.2 リサイクル製品販売
・
・
・
プラスチックパレット:物流事業者へ
・
・
PS及びEPSはパレット生産又はRefuse Paper & Plastic Fuel生産に適合していないため油化工程へ送られます。
Refuse Paper & Plastic Fuel:ボイラ利用工場へ
Refuse Paper & Plastic Fuelはベールに混入している紙類及びプラスチック類から生産されます。プラスチックの場合、パレット生産用
のスペックに適合してない樹脂を使用します。(前章を参照)。
金属類の廃棄物は有効利用が出来る業者へ販売します。(製鉄所等)
主要物性
発熱量
発火点
嵩比重
C/H/N/S
17,050Kj/Kg (4,073Kcel相当)
> 500℃
0.73g/cm3
12
41.8/5.7/0.43/0.09 wt.%
13. プロジェクト施設概要-2
2. ケミカルリサイクル施設(参考:添付資料-3 油化プラント製造システム)
2.1 施設能力:フィード 80t/日(40tx2)x5ライン
24時間
365日稼動
表5
予測廃プラスチック処理量 (廃プラスチック混合ベール)
連続稼動『(24時間/日)
原料
混合
単位
日常
トン
年間(365日)
1プラント
3プラント
5プラント
1プラント
3プラント
5プラント
80
240
400
29200
87600
146000
2.2 再生油販売 ・軽質油:ナフサ相当で近隣のリファイナリーに引き取って貰います。
・油化残渣(エコパウダー):RDF (Refuse Derived Fuel)として外販
油化肯定(ケミカルリサイクル)で生産される製品及び廃棄物
・中質・重質油:所内用エネルギー源(サルファーフリー) 一部外販
・塩酸溶液:専門業者への販売
表6
連続稼動(TON)
製品
リサイクル率
(%)
日常
1プラント
年間(365日)
3プラント
5プラント
1プラント
3プラント
5プラント
軽質油
40.0
16.0
48.0
80.0
5,840
17,520
29,200
中質油
6.0
2.4
7.2
12.0
876
2,628
4,380
重質油
34.0
13.6
40.8
68.0
4,964
14,892
24,820
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
油化残渣
10.0
4.0
12.0
20.0
1,460
4,380
7,300
オフガス
10.0
4.0
12.0
20.0
1,460
4,380
7,300
100.0
40.0
120.0
200.0
14,600
14,600
73,000
塩酸
合計
。
13
14.プロジェクト実現可能性調査
利益計画書-1
・連続稼動の為業務日数は12ヶ月とする。 消費税のインプットとアウトプットは考慮しない
・工場立ち上げは当プロジェクト投資が完了する2014年01月を予定している。
・売り上げ予測は前章で上げた生産能力、市場平均価格及び工場の稼働率を基とする。稼働率は2014年:を20%とし
2015年:40% 2016年:60% 2017年:80%とした。 2018年以降の売り上げ高はインフレ率の上昇によるもののみと予測した。
受け入れ処理費は製品製作に必要な廃プら必要量の受託処理費を200EURO/t とした。
2014年はパレット生産8t/日 +油化生産40t、を2haで行う合計で80t/日の受け入れ処理を行う。創業初期年の為、稼働率計画を20%にした。
2014
2015
2016
2017
2018
2019
製品・サー
ビス等
単位
軽質油
742.6
Ton
5,840
4,336,784
11,680
8,673,568
17,520
13,010,352
23,360
17,347,136
29,200
21,683,920
中質油
721.4
Ton
876
631,946
1,752
1,263,893
2,628
1,895,839
3,504
2,527,786
4,380
重質油
689.6
Ton
4,964
3,423,174
9,928
6,846,349
14,892
10,269,523
19,856
13,692,698
塩酸
120.0
Ton
0
0
0
0
0
0
0
油化残渣
43.1
Ton
1,460
62,926
2,920
125,852
4,380
188,778
パレット
17,2
枚
87,754
1,509,363
175,50
7
3,018,727
197,446
ペレット
350.0
Ton
0
0
0
0
Refuse
paper &
plastic fuel
Ton
981
42,286
1,962
金属類
127.3
Ton
269
34,198
Ton
16,057
3,211,416
油化工程
数量
金額
数量
金額
数量
金額
数量
表8
金額
数量
金額
数量
2020
金額
数量
金額
29,200
21,900,759
29,200
22,119,767
3,159,732
4,380
3,191,329
4,380
3,223,243
24,820
17,115,872
24,820
17,287,031
24,820
17,459,901
0
0
0
0
0
0
0
5,840
251,704
7,300
314,630
7,300
317,776
7,300
320,954
3,396,068
197,446
3,396,068
197,446
3,396,068
197,446
3,430,028
197,44
6
3,464,329
1,980
693,000
4,620
1,617,000
7,260
2,541,000
7,260
2,566,410
7,260
2,592,074
84,573
2,208
95,144
2,208
95,144
2,208
95,144
2,208
96,096
2,208
97,057
537
68,396
604
76,945
604
76,945
604
76,945
604
77,715
604
78,492
32,114
6,422,832
47,963
9,592,686
63,743
12,748,686
79,523
15,904,686
79,523
16,063,733
79,523
16,224,370
パレット工程
受入処理費
合計
13,252,094
26,504,189
39,218,335
51,753,166
14
64,287,997
64,930,877
65,580,186
15. プロジェクト実現可能性調査
利益計画書-2
単位:ユーロ
利益計画書
2014
売上高
2015
2016
2017
2018
2019
2020
13,252,094
26,504,189
39,218,335
51,753,166
64,287,997
64,930,877
65,580,186
584,000
1,752,000
3,504,000
5,840,000
8,760,000
10,220,000
11,680,000
13,836,094
28,256,189
42,722,335
57,593,166
73,047,997
75,150,877
77,260,186
材料費
43,770
88,065
118,057
128,466
139,474
140,869
142,277
外部委託費
90,000
92,700
95,481
98,345
101,296
102,309
103,332
水道光熱費
479,120
963,297
1,268,763
1,378,003
1,419,343
1,433,536
1,447,872
労務費
558,581
942,139
1,337,204
1,744,121
2,163,246
2,184,878
2,206,727
減価償却費
5,349,676
9,396,876
13,843,676
17,990,389
21,912,589
21,912,589
21,912,589
土地使用料
281,200
236,800
377,400
518,000
592,000
592,000
592,000
売上原価計
6,802,346
11,719,877
17,040,580
21,857,323
26,327,947
26,366,181
26,404,797
売上総利益
7,033,748
16,536,312
25,681,755
35,735,843
46,720,050
48,784,696
50,855,389
販売管理費
180,415
268,516
330,303
347,530
357,955
361,535
365,150
6,853,333
16,267,796
25,351,452
35,388,313
46,362,095
48,423,161
50,490,239
AICEP補助金入
6,000,000
4,160,000
4,640,000
4,400,000
4,080,000
0
支払利息
1,125,000
1,905,000
2,775,000
3,600,000
4,365,000
4,365,000
21,142,796
27,606,452
37,253,313
47,162,095
48,138,161
46,125,239
廃プラスチック収集
費
売上高合計
営業利益
経常利益
6,853,333
15
16. プロジェクト実現可能性調査
資金収支計画書-3
Ⅰ営業活動によるキャッシュ・フロー
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
税引前当期利益
6,853,333
21,142,796
27,606,452
37,253,313
47,162,095
48,138,161
46,125,239
減価償却費
5,349,676
9,396,876
13,843,676
17,990,389
21,912,589
21,912,589
21,912,589
1,125,000
1,905,000
2,775,000
3,600,000
4,365,000
4,365,000
-6,000,000
-4,160,000
-4,640,000
-4,400,000
-4,080,000
0
12,203,009
25,664,672
39,195,128
53,378,702
68,274,684
70,335,750
72,402,828
0
-1,125,000
-1,905,000
-2,775,000
-3,600,000
-4,365,000
-4,365,000
12,203,009
24,539,672
37,290,128
50,603,702
64,674,684
65,970,750
68,037,828
-75,000,000
-52,000,000
-58,000,000
-55,000,000
-51,000,000
0
0
0
6,000,000
4,160,000
4,640,000
4,400,000
4,080,000
0
-75,000,000
-46,000,000
-53,840,000
-50,360,000
-46,600,000
4,080,000
0
46,500,000
32,240,000
35,960,000
34,100,000
31,620,000
0
-3,100,000
-5,249,333
-7,646,666
-9,919,999
支払利息
AICEP補助金
(23.28百万€)
小計
支払利息
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
Ⅱ投資活動によるキャッシュ・フロー
固定資産の取得支出(291.0百万€)
AICEP補助金
投資活動によるキャッシュ・フロー
Ⅲ財務活動によるキャッシュ・フロー
配当金支払い
資本金収入
65,000,000
長期借入金(AICEP、BEI)収入(180.42百万€)
長期借入金(AICEP、BEI)返済
財務活動によるキャッシュ・フロー
Ⅳ現金及び現金同等物の増加額
65,000,000
46,500,000
32,240,000
32,860,000
28,850,667
23,973,334
-9,919,999
2,203,009
25,039,672
15,690,128
33,103,702
46,925,351
94,024,084
58,117,829
2,203,009
27,242,681
42,932,809
76,036,511
122,961,862
216,985,946
2,203,009
27,242,681
42,932,809
76,036,511
122,961,862
216,985,946
275,103,775
-62,796,991
-21,460,328
-16,549,872
243,702
18,074,684
70,050,750
68,037,828
Ⅴ現金及び現金同等物の期首残高
Ⅵ現金及び現金同等物の期末残高
フリーC/F
16
17. プロジェクト実現可能性調査
収支計画書-4
年度
売上
げ
経常
利益
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
13.8億円
28.2億円
42.7億円
57.5億円
73.0億円
75.1億円
77.2億円
廃プラ自社回収率20%
廃プラ自社回収率30%
廃プラ自社回収率40%
廃プラ自社回収率50%
廃プラ自社回収率60%
廃プラ自社回収率70%
廃プラ自社回収率80%
20%運賃10%経費
20%運賃10%経費
20%運賃10%経費
20%運賃10%経費
20%運賃10%経費
20%運賃10%経費
20%運賃10%経費
6.8億円
21.1億円
27.6億円
37.2億円
47.1億円
48.1億円
46.1億円
70.0億円
68.0億円
上 場 準 備
株式
フリー
上場
▲62.7億円
▲21.4億円
▲16.5億円
0.2億円
18.0億円
C/F
資金
65億円
需要
(出資金)
既存設備の償却
成長促進
スペイン南欧・
東欧諸国へ進出
※2017年度よりフリーC/Fが黒字になりますが、当分の間は配当より内部留保を優先し上場を目指します。
※施設の増設はポルトガル国内は5施設を予定していますが、ビジネスプランが確立され上場されたあかつきには、スペイン南欧・東欧諸国(収斂地域=補助率が高い地域)
へ進出を計画しています。
17
17
18.添付資料-1 AICEPからのメッセージ
課題ポルトガルグリーンプロドプロジェクト
2010年5月10日18時58分
ルイスフーリンド ポルトガルグローバルから
CC ジョゼ・フェルナンデス(在日本ポルトガル商務省代表)
Mr. Luis Florindo, Executive Directorからのメッセージ
(19 May, 2010)の抜粋
親愛なる 杉澤さん
私はこのメールをAICEP会長BASILIO HORTA氏日本AICEP代表ジョゼ、
フェルナンド氏、担当マネージャーであるオルガ女史にも送付しています。
私はリスボンにおいて我々の下記の会話をポルトガルおいての投資促
進に関して責任ある機関の取締役会のメンバーの資格において貴方に
メールを書いています。
中略
このようなことを言いながらも貴方方グリーンプロドの投資にとって理想
的な場所としてポルトガル シネスの可能性を確認する為、グリーン
プロドをサポートすることに非常に興味をもちつづけています。
この手続きを開始してからの時間経過を考慮すると、AICEPはシネスに
おいて貴方方が選択した事業用地に関して最終契約がないとしてもPIN
アセスメントを継続する準備があります。これはPINの認証手続きを進め
ることを許可するでしょうし、グリーンプロドが日本におけるパートナーに
対しての最終確認をすることを許可するでしょう。投資する為の最終決定
がなされたときのみ土地に関する正式な契約が要求されるでしょう。どう
かわかってくださいこれは現在の環境に起因する例外的な手続きである
こと、我々は同じ事業用地に興味がある他のいかなる企業体ではなく貴
方方であると通知致します。
2010年はポルトガルと日本の間に結ばれた友好通商条約150周年を
祝う年です。グリーンプロドがポルトガルに投資するという決定をもって
これが祝われることは我々にとって非常に重要なことです。
日本においてヨーロッパの企業の新しいビジネスの展開が非常に
難しかったことの経験からヨーロッパにおいて日本の企業が新しい
ことを展開することの難しさを知っています。どうか安心して下さい。
我々はグリーンプロドがポルトガルに投資決定をする為の全ての必要な
情報や条件を貴方方に我々の責任において提供する為我々ができる
全ての事をするつもりです 末尾略
中略
末尾略
18
19.添付資料-2 プラスチックパレット製造システム
(廃プラスベール品)
解体
スプリッター
形状選別
解砕
手選別コンベヤ
フィルム回収ボックス
① 廃プラ残渣
① 廃プラ残渣
:原料・製品の流れ
(
廃棄物
:用排水の流れ
:廃棄物の流れ
):原料・製品名
:廃棄物名
ロールフィーダー
受
入
選
別
ラ
イ
ン
トロンメル
手選別コンベヤ
① 廃プラ残渣
① 廃プラ残渣
PS減容機
不適物残渣梱包物
製品販売
フィルム類梱包機
(工業用水)
破砕
バッファサイロ
フレクション
ウォッシャー
比重分離器
メカニカル
ドライヤー
排水処理施設
サーマル
ドライヤー
② 汚泥
公共下水
成型機サ イロ・定量供給機
パレット成型機
パレット製品
販売
③ 廃油
パレット製造ライン
19
造粒機
焼却
破
砕
・
造
粒
ラ
イ
ン
20. 添付資料-3 油化プラント製造システム
( 廃プラスベール品)
解体
解砕
スプリッター
形状選別
手選別コンベヤ
フィルム 回収ボックス
廃プラ残渣
廃プラ残渣
:原料・製品の流れ
(
廃棄物
:用排水の流れ
:廃棄物の流れ
):原料・製品名
:廃棄物名
ロールフィーダー
受
入
選
別
ラ
イ
ン
トロンメル
手選別コンベヤ
廃プラ残渣
廃プラ残渣
PS減容機
造粒ライン破砕機ヘ
製品販売
フィルム 類梱包機
廃プラ残渣
破砕機
風選機・磁選機
ペレタイザー
ペレット貯蔵タンク
造
粒
ラ
イ
ン
油化製造ライン
余熱加熱投入ホッパー
塩素脱離処理装置
熱分解装置
生成油回収塔
分解油ドラム
オフガス
塩酸回収
塩素ガス吸収塔
オフガススクラバ
場内コジェネ燃料
オフガス焼却炉
大気放出
20
軽質油
中質油
重質油
再
生
油
販
売
21. 添付資料4 sinesプラントイメージ
GTLプラント マレーシア 日揮
21
22.添付資料-6
PINー186プロジェクト承認書
Largo dos Loios No. 80
4050-338 Porto
Greenprod – Indústria de Reciclagem , Lda.御中
経営者 様
受取確認書留郵便
Refª2010.ENV.LXA/BH/MOS/MJR
リスボン、2010年11月8日
主題:Greenprod- PIN186 地位供与の件
拝啓
混在的国家重要事業認定委員会(CAA-PIN)は去る10月25日の会合に於い
て「プラスチック残留物液状化」の投資事業を潜在的国家重要事業と認知し
たことをここにご通知申し上げます。但し、本事業は、ZILS の E 区画(ゾー
ン1)に設置されるものとし、地域持続可能基準に従うものとします。
本プロジェクトは、今後 CAA-PIN 全監督機関及び法令関与者によって遂行さ
れることとなります。
8月26日付行政法 No.174/2008、国家的重要事業認定及び実行法第五条第三
項により、本事業は法律に定められた必要実行事項満たす必要があり、権利
を与えるものではありません。
地位供与の 基本部分に抵触する様なプロジェクトの内容変更及び 事業推進者
の変更は、 CAA-PIN によって再検討されるものとし、地位供与終了の対象と
なります。
更に、上記法令第五条第五項に従い、国家的重要事業指定の認定通知後90
日経過しても、事業推進者が本事業を開始しない場合、 PIN プロジェクトの
地位は自動的に失効になります。
敬具
Basílio Horta
CAA-PIN 理事長
22
24.AICEPからのComfort Letter
(書留郵便、抄訳)
AICEP、Board Member, Luis FLORINDO -
杉澤代表 宛
GREENPRODリサイクル工業(有)
ラーゴロスオイオス広場 80番地
4050-338ポルト
Ref,2011LX//ENV/AFL/LBF (Comfort Letter)
親愛なる 杉澤さん
事前の接触を通じて、我々は、ポルトガルにおけるGREENPROD社の投資事業に対し、
EU及び国家の法的枠組みの範囲において支援パッケージ(global package)準備する可能
性を確認する。
これらの支援は、貴社によって提出されたビジネス・プラン及び以下の仮定を考慮に入れて
提案されます:
・投資総額は、99百万ユーロ
・廃棄プラスティックリサイクル用の油化プラントをSINES物流工業団地に設置し、200人の
雇用が創出される。
・投資は、2012に開始され2014に完了される。
・GREENPROD社は、中規模会社と考慮される。
上述の仮定の下に、我々は以下を提案できます。
(財務インセンティブ)
対象となる費用総額の20%の無利子融資で、これの40%は、プロジェクトで成し遂げられる
目的(雇用創出、売り上げ及びポルトガル経済への裨益とその他指標)が達成され契約上
定義済みの目的の遂行と同時に、贈与(cash grant)として充当される。
我々は、加えて、建設費がこの財務インセンティブに適合しないことを明確にしなければ
ならない。(この費用が適合されるのは、以下に言及する税務インセンティブのみである)
従って、対象投資額総額は、投資比率から87百万ユーロと考えられる。
これらインセンティブに加え、我々は職能教育費支援として適用可能費用の35%~60%の
割合での贈与(cash grant)もまた準備しています。
23
24.CEA-PMEからのComfort Letter
(CEA-PMEレター抄訳)
GREENPRODに対するBEIの資金供与
ポルトガル国所在で有限会社であるGREENPROD-INDUSTRIA DE RECICLAGEM、LDAの
プロジェクト、これは、ポルトガルSINES物流工業団地に設置する投資額、50百万ユーロ以上
にのぼる工場建設で新規雇用200人の創出が見込まれ、さらに2010年11月に発効された国
家戦略プロジェクトであるPIN-186-GREENPRODとして認知されている事業の予備の計画
分析の結果、
・収集した情報について、また関係先との接触の結果、この投資は、BEI-欧州投資銀行から
の資金供与及び直接融資面で、原則として優先的かつ有資格案件と言えます.
・当方の知見及び経験から、EBIからのGREENPROD社への融資は、有意義かつ価値ある
ものであります。
・BEI資金供与の形成には、最終事業計画(dossier integral)の作成が不可欠と なります。
・投資家の関与によるプロジェクト全体のプレゼンテーションを含む、BEIとの 交渉の実現が必
要となります。
・BEIは、プロジェクトのメリットによって、利率3%以下となるような、非常に魅力的な資金供与
を提供できます。
・資金供与の申請は、プロジェクト全体及び実施済みもしくは実施予定投資額に 該当します。
・BEIからの融資は、権利・義務を明確に記載した契約書に明示されます。
・BEIからの資金供与は、投資額総額の50%までであり、2年間の資本不足を 許容する10年、
12年及び15年の長期期間に対応しています。
・(資金供与は、)常に、プロジェクトのメリット及び資金申請者の技術キャパシティさらに管理能
力を考慮されます。
・CAE-PMEのメンバーであるANPME及びその組合員に対しては、全ての手続き処理において、
より有利な特別な条件を提供できます。
・通常、これらの交渉には、4か月から6か月間を要します。
・従って、次段階の手続き・処理のための最終事業計画の提出を要請いたします。
全ての交渉は、ANPMEと同行、一緒に実施いたします。
2011年11月10日、ブリュッセル
STEFAN ZICKGRAF
24
24.EU地域政策・EUファンドの概要
20
1兆 20年
エ EU R ま で
イン ネル O に
フ ギー の
ラ需
要
グリーンプロドプロジェクト
PIN186
「EU構造ファンド」はEU加盟国間の経済・社会上の格差是正
を図る所得再配分資金
『経済・社会の収斂』・『競争力の向上と雇用創出』・『国境を
跨ぐ地域間協力』3つの目的
民間投資銀行
融資・投資
BEI
欧州投資銀行
配分期間2007~2013年
運輸
通信
エネルギー
環境
革新
EU予算3474億EURO
構造ファンド
域内GDPの1%
対象地域
ファンドの種類
欧州地域開発ファンド(ERDF)
European Regional Development Fund
2828億EURO
国民一人当たり
GNIが25カ国
平均の90%未満
地域
結束ファンド (CF)
Cohesion Fund)
87億EURO
50~85%
75~85%
収斂・地域競争・雇用関連
プロジェクトへの支援
人材強化・就職支援・教育訓練・職場環境
地域間協 力
European Social fund
549億EURO
75~85%
収斂・地域競争・雇用地域間協力
プロジェクトへの支援
企業投資に対する直接支援
調査・革新・通信・環境・エネルギー
競争・
雇用
欧州社会ファンド(ESF)
目的;経済・社会の格差是正・低開発国の
水準を開発国下位まで収斂
収斂
国民一人当たり
GNPが25カ国
平均の75%未満
地域
支援枠
(投資対象コスト)
25
収斂関係プロジェクトへの支援
交通・環境インフラプロジェクト
エネルギー効率化・リサイクル関連
ポルトガルは全ての対象地域と
全てのファンドを利用可能な対
象国であり、GREENPROD PJ
は収斂・雇用・競争力向上・環境
リサイクル・エネルギーなど多くの
プロジェクト支援項目に関して対象
範囲に入る資格を有しています。
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