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『JERSEY BOYS』紀行�vol.2 「アメリカの夜」 日本版ジャージー・ボーイズいよいよ開幕! 今号は演出家・藤田俊太郎氏を大特集! n o s Sea 演出 藤田俊太郎(文・写真) 2015年11月。ジャージー•ボーイズの演出プランを考えるためにボストンにてフランキー• ヴァリのコンサートを観た後、 ニューヨークに向かいました。そしてその先、フランキー•ヴァリ出身地ニュージャージー州ベルヴィルの町を 目指して。まずはニューヨーク、マンハッタンからバスに乗りました。ハドソン川の下、トンネルを向けると まるで別世界。マンハッタンからわずか十数分でニュージャージー州に入ります。それはまさに、現代のニュー ジャージーを舞台にしたテレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のオープニングの風景その ものでした。バスから降りると、ハドソン川の向こうの届きそうで届かない距離に先程まで歩いていた ブロードウェイの街、たくさんの高層ビルがみえます。 そこから電車で数十分。工場地帯が少しの間続き、それもすぐに途切れて大きな道路、 ニュージャージーの町。都市部から離れたアメリカの町並み。「コップランド」「ザ・ ハリケーン」今まで観たニュージャージーの映画のシーンが重なっていくようでした。 電車を乗り継ぎ、ベルヴィルで下車。町には移民、特にイタリア系移民の方がたく さん往来していました。《ウラ面につづく》