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16年ぶり、待望の東京公演

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16年ぶり、待望の東京公演
16年ぶり、待望の東京公演!
古楽界の巨匠、トン・コープマンがアムステルダム・バロック管弦楽団を率いて
待望の再来日を果たします。古楽器のスペシャリスト集団であるアムステルダム・
バロック管は特にバッハ演奏において評価が高く、2005年に完結した67枚のCD
に収められたカンタータ全集は、両者の信頼関係の一つの到達点といえます。
多くの古楽アンサンブルが得意とする鋭角的なアーティキュレーション、極端な強弱
を多様する演奏法とは異なり、彼らの音楽は自然な流れでの生き生きとした表現、
華やかな音色が特徴です。一流の演奏家、指揮者であり、かつ音楽学者でもある
コープマンの解釈に裏付けされた、バッハ本来の響きを目指す溌剌とした愉悦感
溢れる演奏に、私たちは新鮮な驚きと感動を覚えることでしょう。バッハの数多い
作品の中でも屈指の名曲が並ぶ今回のプログラム、聴き逃せない一夜です。
トン・コープマン(指揮・チェンバロ)
オランダのズヴォレ生まれ。アムステルダムでク
ラシック音楽の教育を受け、音楽学のほか、
オル
ガンとチェンバロを学び、両楽器については優秀
賞を授与された。古楽器に魅了され、文献学的な
奏法に興味を持った彼は、バッハを中心にバロッ
ク音楽を専門に研究するようになり、
やがて
『真正
な演奏』
の第一人者と呼ばれるようになった。
オルガンとチェンバロの奏者として、世界中のあ
らゆる有名コンサートホールで、
ヨーロッパのもっと
も美しい名器の数々を演奏している。1979年、
彼が
25歳のときにアムステルダム・バロック管弦楽団
ⓒ Eddy Posthuma de Boer
を設立。その後1992年には、アムステルダム・
バロック合唱団を併設した。アムステルダム・バロック管弦楽団・合唱団は、
すぐにもっ
とも優れた古楽アンサンブルのひとつとして世界的名声を獲得する。初期バロックから
後期古典派までをレパートリーとし、
アムステルダムはもちろんのこと、
パリのシャンゼリゼ
劇場やサル・プレイエル、
ロンドンのバービカン・ホールやロイヤル・アルバート・ホール、
ウィーンの楽友協会やウィーン・コンツェルト・ハウス、ベルリンのフィルハーモニー、
ニューヨークのリンカーン・センターやカーネギー・ホール、東京のサントリーホールなどに
加え、
ブリュッセル、
ミラノ、
マドリッド、
ローマ、
ザルツブルク、
コペンハーゲン、
リスボン、
ミュンヘン、
アテネなどで公演を行っている。
最近では、客演指揮者として世界の一流オーケストラに招かれることも多く、
これ
までに、
ベルリン・フィル、
ニューヨーク・フィル、
ミュンヘン・フィル、
シカゴ響、
サンフランシ
スコ響、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ベルリン・
ドイツ響、
チュー
リッヒ・
トーンハレ管、
フランス国立放送フィル、
ウィーン響、
ボストン響、
クリーヴランド管
などと共演している。
現在は、
ライデン大学の教授、英国王立音楽院の名誉会員、
オランダのバロック
音楽祭 Itineraire Baroque の芸術監督を務めている。
©Marco Borggreve
Ton KOOPMAN &
Amsterdam Baroque Orchestra
アムステルダム・バロック管弦楽団
アムステルダム・バロック管弦楽団は、
1979年にトン・コープマンによって設立された。
国際的に活躍する古楽器の名手たちが年に数回集まり、新しいプログラムに挑戦しな
がら演奏活動を行っている。
メンバーにとってはひとつひとつのコンサートが新たな経験
であり、
コープマンの尽きることのないエネルギーと情熱は、最高レベルの演奏を生み
出している。
1994年には、
トン・コープマンと共にバッハの世俗カンタータと教会カンタータを含む
全曲録音という意欲的なレコーディング・プロジェクトに着手した。
このレコーディングは
10年の月日をかけて行われ、
ドイツ・シャルプラッテン・ベルリンのエコー・クラシック賞を
受賞した。2014年には、
若き日のバッハに多大な影響を与えた作曲家、
ディートリヒ・ブク
ステフーデの作品の全曲演奏および録音というさらに壮大なプロジェクトに挑んだ。
この
ブクステフーデ作品全集のシリーズ最終巻は、
2014年にリリースされている。
また、
同年
にはアムステルダム・バロック管弦楽団の創立35年を記念してオランダとヨーロッパで
大々的なツアーが行われた。
コープマンは、娘のマリエケ・コープマンと共にでこどもの
ための舞台音楽プロダクション
『Oorwurm』
を立ち上げ、
一流のバロック音楽をオランダ
中の若い世代に届ける活動を行っている。
これは、彼の長年の夢であったことである。
アムステルダム・バロック管弦楽団は、
バロック作品および古典作品のほぼすべてを
録音しており、
その多くがグラモフォン賞、
ディアパゾンドール、
10のレパートリー賞、
フォノ・
フォルム賞、
エクトル・ベルリオーズ賞、
エジソン賞に輝くなど受賞歴も華々しい。
また、
2008年には名誉あるBBC賞も受賞。
さらに2009年には、
ブクステフーデのオペラ・
オムニア第7巻が2回目となるエコー・クラシック賞を受賞した。
トン・コープマンとアムステルダム・バロック管弦楽団は、
ヨーロッパ、
アメリカ、
アジア
の主要なホールおよび音楽祭で定期的に客演している。
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