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2013年度 受賞作品

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2013年度 受賞作品
文学賞受賞作品特集 2011~2013
図書館では、日本の57の文学賞について、受賞作品を継続して購入しています。
今回は、2011年度から2013年度までの受賞作を特集します。新聞に書評が掲載された作品には、
書評を図書にはさんでいますので、作品選びの参考にご活用ください。
【 図書は年度別、請求番号順に配列 】 2013年度 受賞作品
書名 / 著者 (上段) 内容解説 (下段)
請求番号
289.1-Su89o
S先生のこと / 尾崎俊介著 新宿書房 , 2013.2
第61回日本エッセイストクラブ賞 運命に重ねて信仰を見つめたアメリカ文学者、須山静夫との間に流れた師弟の関係を描く。
市場と権力 : 「改革」に憑かれた経済学者の肖像 / 佐々木実著 講談社 , 2013.4
289.1-Ta642s
第12回新潮ドキュメント賞 「改革」という錦の御旗のもとで、何が行なわれたのか?中心にはいつも、竹中平蔵の存在があった。
アグルーカの行方 : 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極 / 角幡唯介著 集英社 , 2012.9
297.8-Ka28a
第35回講談社ノンフィクション賞 129人全員が行方を絶ったフランクリン探検隊。全滅したはずが、アグルーカという生き残りが…。
謎の独立国家ソマリランド : そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア / 高野秀行著 本の雑
302.453-Ta47n
誌社 , 2013.2
第35回講談社ノンフィクション賞 世界一危険な国ソマリアの中に十数年、平和に暮らす独立国家がある。世界を揺るがすルポ。
誕生日を知らない女の子 : 虐待 - その後の子どもたち / 黒川祥子著 集英社 , 2013.11
369.4-Ku74t
第11回開高健ノンフィクション賞 心の傷と闘う子ども達と、彼らに寄り添い再生へ導く医師や里親たち。家族、生きるとは何か。
タマゾン川 : 多摩川でいのちを考える / 山崎充哲著 旬報社 , 2012.7
519.8136-Y43t
第60回産経児童出版文化賞 僕らの川がちょっとおかしい。アロワナ、ピラニア、グッピー、プレコ。川に捨てられる外国の魚。
カウントダウン・メルトダウン : countdown to meltdown / 船橋洋一著 文藝春秋 , 2012.12
543.49-F88c-1,2
第44回大宅壮一ノンフィクション賞 「民間事故調」を指揮した著者が被災地、官邸、米軍、ホワイトハウスと立体的な取材を継続。
721.02-Y24h
ヘンな日本美術史 / 山口晃著 祥伝社 , 2012.11
第12回小林秀雄賞 絵描きの視点だからこそ見えてきた、まったく新しい日本美術史を綴る。図版も多数掲載。
キャパの十字架 / 沢木耕太郎著 文藝春秋 , 2013.2
740.253-C16Ys
第17回司馬遼太郎賞 戦争写真の傑作「崩れ落ちる兵士」には多くの謎がある。キャパと恋人ゲルダとの隠された物語を描く。
京舞井上流の誕生 / 岡田万里子 [著] 思文閣出版 , 2013.2
769.1-O38k
第35回サントリー学芸賞(芸術・文学部門) 京都花街祇園に伝承され、異彩を放つ京舞井上流は、どのように誕生したのか。
904-A121b
文学を「凝視する」 / 阿部公彦著 岩波書店 , 2012.9
第35回サントリー学芸賞(芸術・文学部門) “読む”とは、“見る”こと?目の機能から切り込む斬新な文学論。
銀色の月 : 小川国夫との日々 / 小川恵著 岩波書店 , 2012.6
910.268-O244o
第29回講談社エッセイ賞 出会いから別れまで、夫の光を浴びて創作の現場を間近で見つめ、支えてきた人による回想録。
歌に私は泣くだらう : 妻・河野裕子闘病の十年 / 永田和宏著 新潮社 , 2012.7
911.162-Ka96n
第29回講談社エッセイ賞 与謝野晶子の再来と言われた妻が癌に。歌人一家を襲う危機。歌が家族を支えた闘いの日々を描く。
バード・バード : なみの亜子歌集 / なみの亜子著 砂子屋書房 , 2012.8
911.168-N47b
第9回葛原妙子賞 2012年春までの395首を収めた第3歌集。 刈りおえた山におりきて鳥のきみは羽ひろげるだけひろげて休めよ
浸蝕 : 晋樹隆彦歌集 / 晋樹隆彦著 本阿弥書店 , 2013.8
911.168-Sh63s
第18回若山牧水賞 ふるさと九十九里。長く続く海岸線。白く広い砂浜が消えていく。世界が自然が人が、その心まで浸食されて。
饕餮の家 : 高島裕歌集 / 高島裕著 Toy , 2012.10
911.168-Ta54t
第18回寺山修司短歌賞 第五歌集。「饕餮」は「たうてつ(とうてつ)」。亡き父が生きて購ひたるその店へ柱時計を修理に出せり
あやはべる : 歌集 / 米川千嘉子著 短歌研究社 , 2012.7
911.168-Y83a
第47回迢空賞 短歌研究賞受賞作「三崎の棕櫚の木」30首、受賞後第一作「あやはべる」50首を収録。さらにあたらしい世界へ。
白駒 : 句集 / 文挾夫佐恵著 角川グループパブリッシング (発売) , 2012.11
911.368-F51h
第47回蛇笏賞 平成18年から同24年までの作品から、400句を厳選して収める。現在98歳の俳壇最高齢俳人による第七句集。
まどろみの島 : 石田瑞穂詩集 / 石田瑞穂著 思潮社 , 2012.10
911.56-I721m
第63回H氏賞 「あらゆる予定が 壊れてしまった この国から あなたへ 風で織ったこの手紙を 私は空に放ちます」6行の言葉の詩集。
1
悪母島の魔術師 = Magicians of Gubo Island : 連詩 / 新藤凉子, 河津聖恵, 三角みづ紀著 思潮
911.56-Sh62g
社 , 2013.4
第51回藤村記念歴程賞 この島にふりかかる災厄を払いのける魔法はあるのか?三人の女性による、生きるための魔法のことば。
いつか別れの日のために : 詩集 / 高階杞一著 澪標 , 2012.5
911.56-Ta54i
第8回三好達治賞 いつか さようなら とも言わず 私も犬も 順番に ここから去って行くのです どこか 遠いところへ 911.56-Ta94s
死語のレッスン / 建畠晢著 思潮社 , 2013.7
第19回萩原朔太郎賞 反=物語の彼方に魂のよるべなさが明滅する。未生の領野を眼差す詩22篇を収録。
生誕 / 吉田文憲著 思潮社 , 2013.10
911.56-Y862s
第44回高見順賞 空白へと近づく文字のふるえが、問いと呼びかけの止めどなき転回が、いまここの境域を踏み越えていく。
一丁目ぞめき / 赤堀雅秋著 白水社 , 2013.4
912.6-A29i
第57回岸田国士戯曲賞 父親の葬儀に町で一番のモンスターだった長男が帰ってきた。「雑な家族」の魅力をパワフルに描く。
912.6-I93a
ある女 / 岩井秀人著 白水社 , 2013.4
第57回岸田国士戯曲賞 不倫をしている女が、やむを得ず選択した先で目にしたモノは。禁断の愛がたどりついた先を描く戯曲。
東京プリズン / 赤坂真理著 河出書房新社 , 2012.7
913.6-A321t
第16回司馬遼太郎賞 第23回紫式部文学賞 16歳と45歳のマリが主人公。戦争と戦後処理が日本人に何をもたらしたかを描く。
恋歌 / 朝井まかて著 講談社 , 2013.8
913.6-A832r
第150回直木賞 樋口一葉の歌の師匠だった中島歌子が、水戸天狗党の妻として過ごした幕末。苛烈な運命に翻弄された女の一生。
913.6-F64t
爪と目 / 藤野可織著 新潮社 , 2013.7
第149回芥川賞(平成25年度上半期) 娘と継母。父。喪われた母。集団に横たわる嫌悪と快感を描く、純文学的ホラー。全3編。
鶏が鳴く / 波多野陸著 講談社 , 2013.8
913.6-H422n
第56回群像新人文学賞 引きこもりの健吾と彼のことが気に入らない伸太の深夜の対決。息苦しいまでの自意識と溢れる熱気。
夢幻花 / 東野圭吾著 PHP研究所 , 2013.5
913.6-H554mb
第26回柴田錬三郎賞 黄色いアサガオだけは追いかけるな。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる。
昭和の犬 : Perspective kid / 姫野カオルコ著 幻冬舎 , 2013.9
913.6-H59s
第150回直木賞 柏木イク、昭和33年生まれ。いつも傍らに、犬がいた。犬から透けて見える飼い主の事情を描く長編小説。
未明の闘争 / 保坂和志著 講談社 , 2013.9
913.6-H91m
第66回野間文芸賞 「私」は、いつもだれかと会って話している。現在と過去、生者と死者が対等に交錯する記憶と思索の歩み。
海賊とよばれた男 / 百田尚樹著 講談社 , 2012.7
913.6-H99kc-1,2
2013年本屋大賞 戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か。
913.6-I23m
見えざる網 / 伊兼源太郎 角川書店 , 2013.9
第33回横溝正史ミステリー大賞 インターネット上の希薄な繫がりに異論を呈した今光は、危険な目に遭うように…。新時代犯罪小説。
往古来今 / 磯崎憲一郎著 文藝春秋 , 2013.5
913.6-I852o
第41回泉鏡花文学賞 綿々と続く時間の中で人は何を感じ、受け入れ、進む道を選ぶのか。過去と今が交錯する五つの物語。
想像ラジオ / いとうせいこう著 河出書房新社 , 2013.3
913.6-I8971s
第35回野間文藝新人賞 耳を澄ませば、彼らの声が聞こえる。ヒロシマ、ナガサキ、コウベ、トウホク…。生者と死者の関係を描く。
913.6-I932s
さようなら、オレンジ / 岩城けい著 筑摩書房 , 2013.8
第29回太宰治賞 オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマと、 夫と渡豪した日本人女性「ハリネズミ」の出会い。
913.6-Ka541k
教授と少女と錬金術師 / 金城孝祐著 集英社 , 2014.2
第37回すばる文学賞 「毛」をめぐり、不思議な力を持つ少女と錬金術師が暗躍する。髪と神の支離滅裂で命がけの戦いとは…。
愛の夢とか / 川上未映子著 講談社 , 2013.3
913.6-Ka941a
第49回谷崎潤一郎賞 あのとき、ふたりが世界のすべてになった…。なにげない日常がゆらいで光を放つ瞬間をとらえた短編集。
913.6-Ko31c
沈黙のひと / 小池真理子著 文藝春秋 , 2012.11
第47回吉川英治文学賞 父が遺した日記には娘への愛、家族との不仲、恋人との魂の交流が記されていた。生と死、家族を問う。
913.6-Mi24kb
K / 三木卓著 講談社 , 2012.5 講談社 , 2012.5
第24回伊藤整文学賞 出会いから、死別までの47年。詩人同士の夫婦の破綻した結婚生活、逝ってしまった妻・Kへの想い。
嵐のピクニック / 本谷有希子著 講談社 , 2012.6
913.6-Mo92a
第7回大江健三郎賞 優しいピアノ教師の狂気、ボディビルにのめりこむ主婦、猿山の猿が起こす奇跡…。奇想天外の短編集。
913.6-Mu59y
ゆうじょこう / 村田喜代子著 新潮社 , 2013.4
第65回読売文学賞 廓から逃亡した娼妓。廓の女たちによるストライキ。幼くして廓に売られたイチが見た女たちの生きざまを描く。
2
しろいろの街の、その骨の体温の / 村田沙耶香著 朝日新聞出版 , 2012.9
913.6-Mu591s
第26回三島由紀夫賞 クラス内の立場も性格も正反体の女の子と男の子が出会う。学校嫌いだった人たちへ贈る、教室の物語。
913.6-O544h
左目に映る星 / 奥田亜希子著 集英社 , 2014.2
第37回すばる文学賞 過去を引きずったまま大人になった早季子と、あまりに純粋なアイドルオタク・宮内との恋の行方は…。
残穢 / 小野不由美著 新潮社 , 2012.7
913.6-O672z
第26回山本周五郎賞 何の変哲もないマンションで起きる怪奇現象。浮き上がってきたある「土地」を巡る意外な真実とは。
脊梁山脈 / 乙川優三郎著 新潮社 , 2013.4
913.6-O86s
第40回大佛次郎賞 23歳の終戦。外地で死を覚悟した復員兵、矢田部信幸は木工に魅せられ、日本の美と工芸、その源を辿ってゆく。
913.6-O951a
穴 / 小山田浩子著 新潮社 , 2014.1
第150回芥川賞 仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ夏。見たことのない黒い獣の後を追ううちに、私は得体の知れない穴に落ちて…。
913.6-Sa461h
ホテルローヤル / 桜木紫乃著 集英社 , 2013.1
第149回(2013年上半期)直木賞 舞台は北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれ問題を抱えていた…。
ラブレス = LOVE LESS / 桜木紫乃著 新潮社 , 2011.8
第19回島清恋愛文学賞 戦後の北海道、どん底の家に生まれた百合江は、旅芸人一座に飛び込む。歌が人生を変えてくれると信じて。
満つる月の如し : 仏師・定朝 / 澤田瞳子著 徳間書店 , 2012.3
913.6-Sa932m
第32回新田次郎賞 平安時代に、仏像造りの礎を築き、日本美術史にその名を残す仏師と、彼を支えた僧侶との絆を描く。
913.6-Ta681s
襲名犯 / 竹吉優輔著 講談社 , 2013.8
第59回江戸川乱歩賞 あの日、僕は連続殺人犯に出会った。殺戮者ブージャムの死刑執行が、新たな惨劇の幕を開ける 。
歓喜の仔 / 天童荒太著 幻冬舎 , 2012.11
913.6-Te351kb-1,2
第67回毎日出版文化賞 父は突然消え、母は心に傷を負って植物状態に。残された三兄妹は、犯罪に手を染める道を選んだ…。
913.6-Ts416f
冬の旅 / 辻原登著 集英社 , 2013.1
第24回伊藤整文学賞 緒方隆雄、滋賀刑務所を出所。罪状は強盗致死。ドミノ倒しのように不運が続き、全てを失った男を描く。
百年法 / 山田宗樹著 角川グループパブリッシング (発売) , 2012.7
913.6-Y194h-1,2
第66回推理作家協会賞 原爆投下で終戦を迎えた日本で、「百年法」が制定された。不老のかわりに100年後に死ぬ義務が…。
『マルタの鷹』講義 / 諏訪部浩一著 研究社 , 2012.3
933-H26mYs
第66回推理作家協会賞(評論その他の部門) なぜ『マルタの鷹』はハードボイルド小説の原点にして、なおかつ極北であるのか。
月下上海 / 山口恵以子著 文芸春秋 , 2013.6
913.6-Y242g
第20回松本清張賞 スキャンダルを逆手に人気画家になった令嬢・八島多江子。戦時下の上海で運命の男たちとの歯車が…。
3
2012年度 受賞作品
書名 / 著者 (上段) 内容解説 (下段)
請求番号
未完のファシズム : 「持たざる国」日本の運命 / 片山杜秀著 新潮社 , 2012.5
210.6-Ka84m
第16回司馬遼太郎賞 天皇陛下万歳。大正から昭和の敗戦へ、近代化が進展するほど、日本人は、なぜ神がかっていったのか。
安部磯雄の生涯 : 質素之生活高遠之理想 / 井口隆史著 早稲田大学出版部 , 2011.6
289.1-A1223i
第60回日本エッセイストクラブ賞 日本野球の父、平和・民主・社会主義の先駆けとして激動の時代を生きた理想主義者を描く。
科学ジャーナリズムの先駆者 : 評伝石原純 / 西尾成子著 岩波書店 , 2011.9
289.1-I82n
第15回桑原武夫学芸賞 石原は、日本初の相対論と量子論の論文を書いた理論物理学者、 科学ジャーナリスト、歌人であった。
雪男は向こうからやって来た / 角幡唯介著 集英社 , 2011.8
292.58-Ka28y
第31回新田次郎賞 ヒマラヤに棲むという謎の雪男。その発見に情熱を燃やす人たち。延べ60日を費やした捜索の結果は…?
ネットと愛国 : 在特会の「闇」を追いかけて / 安田浩一著 講談社 , 2012.4
361.4-Y622n
第34回講談社ノンフィクション賞 「ゴキブリ在日を叩き出せ」と過激なスローガンを叫ぶネット右翼。何が彼らを憎悪に駆り立てるのか?
「つなみ」の子どもたち : 作文に書かれなかった物語 / 森健著 文藝春秋 , 2011.12
369.31-Mo451t
第43回大宅壮一ノンフィクション賞 18万部のベストセラーとなった作文集から生まれた、10の家族の喪失と再生のドキュメント。
つなみ : 被災地の子どもたちの作文集 : 完全版 / 森健編 文藝春秋 , 2012.6
369.31-Ts75b
第43回大宅壮一ノンフィクション賞 被災地の子ども達の作文集「つなみ」。原発に苦しむ福島の子ども達の作文を加えた保存版。
メルトダウン : ドキュメント福島第一原発事故 / 大鹿靖明著 講談社 , 2012.1
543.49-O76m
第34回講談社ノンフィクション賞 首都圏壊滅、3000万人避難の危機に、官邸、東京電力、経産省では、何が起きていたのか。
エンジェルフライト : 国際霊柩送還士 / 佐々涼子著 集英社 , 2012.11
673.93-Sa71a
第10回開高健ノンフィクション賞 運ぶのは遺体だけじゃない。国境を越え、“魂”を家族へ送り届けるプロフェッショナルたち。
イメージの地層 : ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言 / 水野千依著 名古屋大学出版
702.05-Mi96i
会 , 2011.9
第34回サントリー学芸賞 奇跡像、蝋人形、幻視…近代の「芸術」からはこぼれ落ちる、「迷信」に満ちたイメージの力とは。
俵屋宗達 : 金銀の「かざり」の系譜 / 玉蟲敏子著 東京大学出版会 , 2012.1
721.5-Ta97Ytb
第63回芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門) 宗達の作品に引き継がれる美の伝統を、奈良、平安時代まで遡って詳細に考察。
あさになったのでまどをあけますよ / 荒井良二著 偕成社 , 2011.12
726.5-A62a
第59回産経児童出版文化賞 大気にみなぎる光と気配、風景の力を描いた絵本。荒井良二のあらたな傑作。
小澤征爾さんと、音楽について話をする / 小澤征爾, 村上春樹著 新潮社 , 2011.11
760.4-O97ob
第11回小林秀雄賞 世界の様々な場所で、自由に語り合った一年に及ぶ日々。煌めく魂に触れる迫真のロング・インタビュー。
シェーンベルクの旅路 / 石田一志著 春秋社 , 2012.8
762.346-Sc6Yi
第63回芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門) 彼が意図した作曲のありようを照射し、変貌する音楽的冒険と精神的遍歴を描く。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか / 増田俊也著 新潮社 , 2011.9
789.2-Ki39Ym
第43回大宅壮一ノンフィクション賞 第11回新潮ドキュメント賞 力道山との一戦で、木村は叩き潰され、表舞台から姿を消した。
910.268-Ki64kb
白秋望景 / 川本三郎著 新書館 , 2012.2
第23回伊藤整文学賞(評論部門) 都会、田園、戦争、白秋が生きた明治、大正、昭和…心の襞にふれる文学評伝の最高峰。
評伝野上彌生子 : 迷路を抜けて森へ / 岩橋邦枝著 新潮社 , 2011.9
910.268-N93i
第22回紫式部文学賞 夏目漱石の指導を受け、二十二歳でデビュー。生涯休むことなく小説を書き続けた野上彌生子の評伝。
トリサンナイタ : 歌集 / 大口玲子著 角川グループパブリッシング (発売) , 2012.6
911.168-O26t
第17回若山牧水賞 第63回芸術選奨文部科学大臣賞 幼子との何気ない暮らしが東日本大震災によって一変する。
雲鳥 : 田中拓也歌集 / 田中拓也著 ながらみ書房 , 2011.11
911.168-Ta843k
第17回寺山修司短歌賞 雲の間を飛ぶ鳥。孤高にして純粋な霊魂の形象を仰ぎつつ、流れ行く生の時間と向き合うやさしい眼差し。
歌集エクウス / 梅内美華子著 角川グループパブリッシング (発売) , 2011.9
911.168-U73k
第8回葛原妙子賞 新しさと伝統的な言葉遣いを巧みに用いた詠風。ゆたかなしらべと、のびやかな身体感覚にあふれた250首。
911.168-W46c
蝶 : 歌集 / 渡辺松男著 ながらみ書房 , 2011.8
第46回迢空賞 孤独なけものどもが跳梁跋扈する。異界の住民どもが拍手喝采する。詩歌の時空を自在に遡行し飛翔し続ける。
911.368-Sh23h
澁谷道俳句集成 / 澁谷道著 沖積舎 , 2011.11
第46回蛇笏賞 文学的虚実を表裏として独自な幻想的俳句世界を志向する。現代俳句の女流第一人者による未刊を含む全句業。
4
「二重国籍」詩人野口米次郎 / 堀まどか著 名古屋大学出版会 , 2012.2
911.52-N932h
第34回サントリー学芸賞 日本文化や芸術の融合を試みながら、志はなぜ挫折したのか。文学史から消された詩人の生涯。
911.56-H52m
眼の海 / 辺見庸著 毎日新聞社 , 2011.11
第42回高見順賞 海・死・宇宙をつなぐ、目くるめく原光景の巡覧。伝えられた風景はすべて偽造。地獄めぐりの美しき真景。
谷間の百合 / 細田伝造著 書肆山田 , 2012.6
911.56-H93t
第18回中原中也賞 老人の日常、生と死の亀裂、韓国と日本の切断の意識、日常的な風景から非日常、エロスの怖れを詠う。
Spectacle & pigsty : selected poems of Kiwao Nomura / translated by Kyoko Yoshida & Forrest
Gander Richmond, Calif. : Omnidawn Pub. , c2011
911.56-N811s
第50回藤村記念歴程賞 If you think of haiku when you think of Japanese poetry, this book will be a huge surprise.
ヌードな日 / 野村喜和夫 [著] 思潮社 , 2011.10
911.56-N95n
第50回藤村記念歴程賞 言葉が言葉を駆り立て、生が死を、死が生を駆り立てる。詩のサバイバルのための長篇詩。
911.56-N95nb
難解な自転車 / 野村喜和夫著 書肆山田 , 2012.8
第50回藤村記念歴程賞 2003年以降に著者が書いた詩のうち、連作詩篇および長篇詩作品を除く大部分を収録。
明日 / 佐々木幹郎著 思潮社 , 2011.10
911.56-Sa751a
第20回萩原朔太郎賞 不滅のもの―生きることの幻の影を追い、人間の果てしない思いを、身体のゆるやかな音色で奏でる。
いつか別れの日のために : 詩集 / 高階杞一著 澪標 , 2012.5
第8回三好達治賞 いつか来る「その日」に思いを馳せつつ綴った詩集。
911.56-Ta54i
911.56-Ts99k
化車 / 廿楽順治著 思潮社 , 2011.4
第62回H氏賞 詩誌「生き事」に一挙掲載し衝撃をあたえた「化車」、宇田川新聞との共同作品「漏刻」など、長篇詩5本を収録。
かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。 / 藤田貴大著 白水社 , 2012.5
第56回岸田国士戯曲賞 故郷を想う三兄妹の「記憶の迷路」へと誘う三部作。現代口語フラッシュバック演劇。
912.6-F67k
○○トアル風景 / ノゾエ征爾著 白水社 , 2012.5
912.6-N98m
第56回岸田国士戯曲賞 両親は離婚し、長男は仕事をクビになり、女は穴に落ちた。喪失と模索の物語。舞台写真も収録。
912.6-Y54m
前向き!タイモン / 矢内原美邦著 白水社 , 2012.5
第56回岸田国士戯曲賞 資産家の引きこもりと、メイドやリンゴ農家―不幸のどん底でもがく3人が、ポジティブな雄叫びをあげる!
近代日本奇想小説史 / 横田順彌著 PILAR PRESS , 2011.1
913.6-A1yc
第65回推理作家協会賞 正統派の近代日本文学史から、はみ出していた異端の小説の歴史を捉え直したライフワーク。
烏に単は似合わない / 阿部智里著 文藝春秋 , 2012.6
913.6-A1211k
第19回松本清張賞 八咫烏が支配する世界で始まった、世継ぎの若宮の后選び。四人の姫の陰謀や恋心が火花を散らす。
913.6-A1212t-1,2
等伯 / 安部龍太郎著 日本経済新聞出版社 , 2012.9
第148回直木賞 激動の戦国の世と法華の教えが、画境を高みに誘う。長谷川「等伯」の誕生を骨太に描く傑作長篇。
913.6-A321t
東京プリズン / 赤坂真理著 河出書房新社 , 2012.7
第66回毎日出版文化賞 16歳と45歳のマリを主人公に、戦争と戦後処理、天皇の戦争責任が日本人に何をもたらしたかを描く。
私のいない高校 / 青木淳悟著 講談社 , 2011.6
913.6-A531w
第25回三島由紀夫賞 カナダからの留学生を受け入れた、高校での出来事。物語の概念を排除した、主人公のいない小説。
913.6-A831n
何者 / 朝井リョウ著 新潮社 , 2012.11
第148回直木賞 就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。就活大学生の自意識をリアルに描く。
913.6-E44i
犬とハモニカ / 江国香織著 新潮社 , 2012.9
第37回川端康成文学賞 空港の国際線到着ロビーを舞台に、渦のように生まれるドラマを軽やかにすくい取った受賞作など6篇。
楽園のカンヴァス / 原田マハ [著] 新潮社 , 2012.1
913.6-H322r
第25回山本周五郎賞 大富豪の屋敷に掛かる一枚の絵。その真贋判定を迫られた若き二人の研究者。傑作アートサスペンス!
913.6-H475u
うつぶし / 隼見果奈 [著] 筑摩書房 , 2012.12
第28回太宰治賞 里山で父と養鶏場を切り盛りする雛子。だが、穏やかな日々が突然の闖入者の出現で少しずつ壊れていく…。
913.6-H78r
螺法四千年記 / 日和聡子著 幻戯書房 , 2012.7
第34回野間文芸新人賞 現在という地平線に交錯する、神、人、小さな生き物たちの時空。此岸と彼岸、私と彼方の景色を描く。
なずな / 堀江敏幸著 集英社 , 2011.5
913.6-H871n
第23回伊藤整文学賞 私は守っているのではなく、守られているのだ、この子、なずなに。かけがえのない人々を描く“保育”小説。
かなたの子 / 角田光代著 文芸春秋 , 2011.12
913.6-Ka28kc
第40回泉鏡花文学賞 何気ない日常の隙間に口を開けている闇。それを偶然、覗いた人々の戸惑いと恐怖を描く短篇集。
5
紙の月 / 角田光代 [著] 角川春樹事務所 , 2012.3
913.6-Ka28kd
第25回柴田錬三郎賞 わかば銀行から契約社員・梅澤梨花が1億円を横領した。梨花は海外へ逃亡するが、逃げ切れるのか?
913.6-Ka761m
冥土めぐり / 鹿島田真希著 河出書房新社 , 2012.7
第147回芥川賞 一族の災厄から逃れたはずの奈津子だが、突然、夫が不治の病にかかる。それは、奇跡のような幸運だった。
デッドマン / 河合莞爾著 角川グループパブリッシング(発売) , 2012.9
913.6-Ka932d
第32回横溝正史ミステリ大賞 身体が切り取られた猟奇死体が発見された。特別捜査班に“死体から蘇った”という男からメールが届く。
水瓶 / 川上未映子著 青土社 , 2012.10
913.6-Ka941m
第43回高見順賞 40枚超の書き下ろし「水瓶」、蓮實重彥らが激賞した「戦争花嫁」、出産後の新境地「わたしの赤ちゃん」など9編。
913.6-Ku721a
abさんご / 黒田夏子著 文藝春秋 , 2013.1
第148回芥川賞 昭和の知的な家庭に生まれた幼な子が成長し、両親を見送るまでの物語。全文横書き、やまと言葉を多用。
913.6-Ma772k
火山のふもとで / 松家仁之著 新潮社 , 2012.9
第64回読売文学賞小説賞 国立現代図書館設計コンペの闘いと、若き建築家の密やかな恋。浅間山の麓の山荘を舞台に描く。
望郷 / 湊かなえ [著] 文藝春秋 , 2013.1
913.6-Mi391b
第65回推理作家協会賞「海の星」収録 島に生まれ育った人々が織りなす、心の奥底を揺さぶる連作短篇集。傑作全六編。
913.6-Mi672f
舟を編む / 三浦しをん著 光文社 , 2011.9
2012年度本屋大賞 玄武書房に勤める馬締光也は、新しい辞書『大渡海』を編む仲間として、辞書編集部に迎えられるのだが。
913.6-Mi861b
盤上の夜 / 宮内悠介 [著] 東京創元社 , 2012.3
第33回日本SF大賞 囲碁、チェッカー、麻雀、将棋、古代チェス…。対局の果てに、人知を超えるものが現出する清新なSF連作。
母の遺産 : 新聞小説 / 水村美苗著 中央公論新社 , 2012.3
913.6-Mi955hb
第39回大佛次郎賞 ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?親の介護、姉妹の確執…離婚を迷う女は一人旅へ。
ことり / 小川洋子著 朝日新聞出版 , 2012.11
913.6-O249k
第63回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門) 世の片隅で小鳥のさえずりにじっと耳を澄ます、やさしく切ない兄弟の一生を描く。
913.6-O421k
架空列車 / 岡本学著 講談社 , 2012.7
第55回群像新人文学賞 会社を辞めて、ひとり東北の町に逃げた「僕」は、架空の鉄道路線を妄想の中で造ることに熱中する。
狭小邸宅 / 新庄耕著 集英社 , 2013.2
913.6-Sh63k
第36回すばる文学賞 目的もなく戸建不動産会社に就職した「僕」。そこは売上という結果以外、評価されない過酷な職場だった。
さあ、地獄へ堕ちよう / 菅原和也著 角川グループパブリッシング(発売) , 2012.9
913.6-Su281s
第32回横溝正史ミステリ大賞 《地獄へ堕ちよう》というサイトに登録し、指定された相手を殺害すると報酬が与えられるという…。
913.6-Ta3311o
黄金の庭 / 高橋陽子 [著] 集英社 , 2013.2
第36回すばる文学賞 不思議な事がおこる町に引っ越してきた青奈夫婦。寺の閻魔様が動き回り、池の蓮からお釈迦様が…。
さよならクリストファー・ロビン / 高橋源一郎著 新潮社 , 2012.4
913.6-Ta332sb
第48回谷崎潤一郎賞 ぼくは何でもパパに聞き、パパは一緒に考える。子どもたちのために書かれた物語をめぐる新しい冒険。
ジェノサイド / 高野和明著 角川グループパブリッシング (発売) , 2011.3
913.6-Ta471g
第65回推理作家協会賞 急死したはずの父親から送られてきたメール。ウイルス学者だった父は、何を研究しようとしていたのか。
913.6-Ta472k
カラマーゾフの妹 / 高野史緒著 講談社 , 2012.8
第58回江戸川乱歩賞 『カラマーゾフの兄弟』で描かれる父殺し。その真犯人は別にいる。未解決事件の謎が今ここに解かれる。
913.6-Ta871o
おしかくさま / 谷川直子著 河出書房新社 , 2012.11
第49回文藝賞 バツイチ子供なし49歳・ミナミ。先行き不安な彼女が見つけた希望とは?現代日本のお金信仰を問う痛快小説。
雲をつかむ話 / 多和田葉子著 講談社 , 2012.4
913.6-Ta97kb
第64回読売文学賞小説賞 突然届いた犯人の手紙から、芋づる式ならぬ雲づる式に明かされる、わたしの奇妙な過去とは…。
913.6-Ts44k
鍵のない夢を見る / 辻村深月著 文藝春秋 , 2012.5
第147回直木賞 普通の町に生きる人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。地方の姿を鋭く衝く短篇集。
913.6-Ts63k
機竜警察自爆条項 / 月村了衛著 早川書房 , 2011.9
第33回日本SF大賞 警視庁特捜部は、北アイルランドのテロ組織によるイギリス高官暗殺計画を察知したが、捜査中止命令が…。
かわいそうだね? / 綿矢りさ著 文芸春秋 , 2011.10
913.6-W47kc
第6回大江健三郎賞 彼氏が元カノを居候させたり、美人の親友にいつも隣に並ばれたり、女ってほんとに厄介。本音を描く2篇。
913.6-Y1921gb
ジェントルマン / 山田詠美著 講談社 , 2011.11
第65回野間文芸賞 眉目秀麗、文武両道、才覚溢れるジェントルマン・漱太郎。しかし、その正体は、紛うことなき、犯罪者だった。
913.6-Y441m
緑のさる / 山下澄人著 平凡社 , 2012.3
第34回野間文芸新人賞 彼女と友達に裏切られたフリーターの「わたし」は、海に行き不思議な出来事に遭遇する。
6
野蛮な読書 / 平松洋子著 集英社 , 2011.10
914.6-H65y
第28回講談社エッセイ賞 食と生活のエッセイストとして活躍する著者が、読書の魔力と快楽を味わい尽くす名随筆。
人生と運命 / ワシーリー・グロスマン著 ; 齋藤紘一訳 みすず書房 , 2012.1-2012.3
983-G88j-1,2,3
第49回日本翻訳文化賞 第二次世界大戦、スターリングラード攻防戦を舞台に、物理学者一家をめぐる叙事詩的歴史小説。
2011年度 受賞作品
書名 / 著者 (上段) 内容紹介 (下段)
請求番号
本の魔法 / 司修著 白水社 , 2011.6
022.57-Ts57h
第38回大佛次郎賞 戦後を代表する文学作品の装画・装幀を手がけ、表現してきた芸術家が照射する、文学と人間の深淵。
A3 / 森達也著 集英社 (発売) , 2010
169.1-Mo45a
第33回講談社ノンフィクション賞 何も解明されないまま、確定したオウム教祖と幹部たちの死刑。司法とメディアの問題点に迫る。
大逆事件 : 死と生の群像 / 田中伸尚著 岩波書店 , 2010
210.683-Ta84t
第59回日本エッセイストクラブ賞 天皇制国家による最大の思想弾圧、大逆事件。100年を経た今、日本史の暗部を照らす。
墓標なき草原 : 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 / 楊海英著 岩波書店 , 2009.12222.6-Y51b-1,2,3
2011.8
第14回司馬遼太郎賞 文革時期にモンゴル族の5人に1人が「民族分裂主義者」とみなされ、公式発表でも3万人近くが殺害された。
ご先祖様はどちら様 / 高橋秀実著 新潮社 , 2011
288.2-Ta33g
第10回小林秀雄賞 自分のルーツが知りたくて、戸籍を調べ、父祖の地を訪ね、縁者の話を聞く。先祖探しは己を知ること。
288.41-Sh97ib
昭和天皇伝 / 伊藤之雄著 文藝春秋 , 2011.7
第15回司馬遼太郎賞 日本の命運を一身に背負った君主は、何を決断したのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤と、円熟の日々。
空白の五マイル : チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む / 角幡唯介著 集英社 , 2010
292.29-Ka28k
第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第8回(2010年)開高健ノンフィクション賞 ツアンポー峡谷に挑んだ探険家たちの旅を追う。
裁かれた命 : 死刑囚から届いた手紙 / 堀川惠子著 講談社 , 2011
326.41-H89sb
第10回新潮ドキュメント賞 誰もが死刑事件と向き合う可能性がある今、忘れられた死刑事件が人が人を裁くことの意味を問いかける。
日本を捨てた男たち : フィリピンに生きる「困窮邦人」 / 水谷竹秀著 集英社 , 2011.11
334.4248-Mi97n
第9回開高健ノンフィクション賞 フィリピンクラブとの出合いが、フィリピンへの逃避行、無一文への転落と5人の男の運命を変えた。 カニは横に歩く : 自立障害者たちの半世紀 / 角岡伸彦著 講談社 , 2010
369.27-Ka14k
第33回講談社ノンフィクション賞 自立して生きる障害者の姿を通して、「あるがままの生」というテーマに挑んだノンフィクション。
遠野物語と怪談の時代 / 東雅夫著 角川グループパブリッシング(発売) , 2010
388.1-H55t
第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門 ) 豊富な史実と文献でひもとき、名著誕生の経緯を怪談史の視点から探究。
ヤノマミ / 国分拓著 日本放送出版協会 , 2010
389.62-Ko45y
第42回大宅壮一ノンフィクション賞 アマゾンで1万年にわたり独自の文化と風習を守り続ける人々、ヤノマミ。長期同居生活ルポ。
645.5-O66b
ぶたにく / 大西暢夫写真・文 幻冬舎(発売) , 2010
第58回産経児童出版文化賞大賞 ぶた肉はどうやって食卓へあがるの?鹿児島のある豚舎を追った、ドキュメンタリー写真絵本。
フランス革命の身体表象 : ジェンダーからみた200年の遺産 / 鈴木杜幾子著 東京大学出版会 ,
702.35-Su96f
2011.9
第62回芸術選奨文部科学大臣賞 18世紀のダヴィッドから21世紀のフィンレイまで、フランス革命をテーマとする芸術作品を分析。 アメリカ音楽史 : ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで / 大和田俊之著 講談社 , 2011 762.53-O93a
第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門) ジャズ、ブルース、ロック…。文化史としてアメリカ大衆音楽を俯瞰する野心的論考。
創られた「日本の心」神話 : 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 / 輪島裕介著 光文社 , 2010
767.8-W16t
第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門) 明治の自由民権運動から現われ、昭和初期に衰退した「演歌」の歴史を論じる。
花とフォルムと : 転換する時代の歌舞伎評論 / 中村哲郎著 朝日新聞出版 (発売) , 2011.7
774.04-N371h
第62回芸術選奨文部科学大臣賞 伝統か、現代か、芸か、ドラマか、祭宴か。歌舞伎に関する批評・研究・エッセイ・紀行を収録。
眉月集 : 本田一弘歌集 / 本田一弘著 青磁社 , 2010
911.168-H84b
第16回寺山修司短歌賞 現代歌壇に、古さを恐れない新しさをひっさげて、「抒情の更新」に果敢に挑戦する一冊。
大女伝説 : 歌集 / 松村由利子著 短歌研究社 , 2010
911.168-Ma82o
第7回葛原妙子賞 短歌研究賞受賞作「遠き鯨影」を含む意欲作。『短歌研究』掲載を中心に、ほぼ4年間の作品をまとめた歌集。
7
月食 : 歌集 / 大下一真著 砂子屋書房 , 2011
第16回若山牧水賞 平成17年冬から21年歳晩までのおよそ540首の短歌と4首の長歌を収めた第5歌集。
911.168-O78g
911.168-Sh36h
蓬歳断想録 : 歌集 / 島田修三著 短歌研究社 , 2010
第45回迢空賞 第15回(2010年)若山牧水賞 日々の実感がなまなましくにじむ、虚実を織りまぜた断想歌集。
日光月光 : 句集 / 黒田杏子著 角川グループパブリッシング(発売) , 2010
911.368-Ku72n
第45回蛇笏賞 平成17年から22年までの作品700句を掲載。惜しみなく季語の現場に立ち、句作にうち込んだ日々。
清冽 : 詩人茨木のり子の肖像 / 後藤正治著 中央公論新社 , 2010
911.52-I11g
第14回桑原武夫学芸賞 「椅りかからず」に生きた女流詩人の生涯。数々の詩を生み出した清冽なる精神に迫るノンフィクション。
911.56-A33v
ウイルスちゃん / 暁方ミセイ著 思潮社 , 2011.10
第17回中原中也賞 さまざまな要素を孕んだ魅惑的な第1詩集。
911.56-F57h
春楡の木 / 藤井貞和著 思潮社 , 2011.10
第62回芸術選奨文部科学大臣賞 いのちの震えを詩に託す。闇をかきわけ、荒れ地に生い出る言葉たち。
青い家 / 福間健二著 思潮社 , 2011
911.56-F77a
第49回藤村記念歴程賞、第19回萩原朔太郎賞 生きることと書くことをぶつけ、歩き続ける著者の詩的存在証明ともいうべき大冊。
家族の午後 : 細見和之詩集 / 細見和之著 澪標 , 2010.12
911.56-H94k
第7回三好達治賞 生きにくい時代に、平易なことばで新境地をひらく、子育て詩集。詩人で、大阪府立大のドイツ思想の研究者。
911.56-Ta292k
傍らの男 / 高木敏次著 思潮社 , 2010
第61回H氏賞 どこに行けば私に会えるのか。精確に定められた書くという位置。顕れる感性を告げる異能の第一詩集。
自慢の息子 / 松井周著 白水社 , 2011
912.6-Ma77j
第55回岸田國士戯曲賞 母親と息子の関係をサンプリングする、愉快な考察劇(『自慢の息子』)のほか、『家族の肖像』を併録。
白樫の樹の下で / 青山文平著 文藝春秋 , 2011
913.6-A585s
第18回松本清張賞 賄賂塗れの田沼時代から清廉な松平定信への過渡期。人を斬ったことがない貧乏御家人が刀を抜くとき…。
913.6-A87t
たまゆら / あさのあつこ著 新潮社 , 2011
第18回島清恋愛文学賞 狂おしい思いにとらわれ、呼ばれるように山へ入る二組の男女を描く。赦しと救いを描く慟哭の物語。
道化師の蝶 / 円城塔著 講談社 , 2012.1
913.6-E62d
第146回芥川賞 希代の多言語作家「友幸友幸」と、資産家A・A・エイブラムスの、言語をめぐって連環してゆく物語。
人間の尊厳と八〇〇メートル / 深水黎一郎著 東京創元社 , 2011
913.6-F72n
第64回日本推理作家協会賞短編部門 こじんまりとしたバーで、初対面の男から持ちかけられた、謎めいた“賭け”の行方は…。
913.6-H26hb
蜩ノ記 / 葉室麟著 祥伝社 , 2011.11
第146回直木賞 幽閉先での家譜編纂と十年後の切腹を命じられた男。凄絶な覚悟を山間の風景の中に謳い上げる感涙の時代小説。
謎解きはディナーのあとで / 東川篤哉著 小学館 , 2010
913.6-H553n
第8回本屋大賞 「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。本格ミステリ。
俺俺 / 星野智幸著 新潮社 , 2010
913.6-H922o
第5回大江健三郎賞 なりゆきでオレオレ詐欺をしてしまった俺は、別の俺になっていた。人間が信頼し合うとはどういうことか。
913.6-I332s
下町ロケット / 池井戸潤著 小学館 , 2010
第145回直木賞 佃航平は実家の町工場を継いでいたが、経営は崖っプチ。だが佃製作所に、ロケット開発という思わぬ展開が。
こちらあみ子 / 今村夏子著 筑摩書房 , 2011
913.6-I44k
第24回三島由紀夫賞 第26回太宰治賞 風変わりな少女の目に映る世界を鮮やかに描いた表題作ほか、「ピクニック」を収録。
クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰 / 今村友紀著 河出書房新社 , 2011.11
913.6-I441c
第48回文藝賞 閃光と轟音とともに、“それ”は始まった。外部と遮断された渋谷の女子高、俳徊する化物。そして…。
913.6-I51h
半島へ / 稲葉真弓著 講談社 , 2011
第47回谷崎潤一郎賞 東京を離れ、志摩半島を望む町で暮らし始めた中年女性が、孤独な暮らしのなかで見つめたものは?
913.6-Ka28tb
ツリーハウス / 角田光代著 文藝春秋 , 2010
第22回伊藤整文学賞(小説部門) 謎の多い祖父の戸籍、沈黙が隠した家族の過去。家庭の床下に、戦争の記憶が埋まっている。
よろずのことに気をつけよ / 川瀬七緒著 講談社 , 2011
913.6-Ka973y
第57回江戸川乱歩賞 呪いで人が殺せるか。呪術の研究を専門にする文化人類学者・仲澤大輔が殺人事件の真相に迫る。
913.6-Ki81h
漂砂のうたう / 木内昇著 集英社 , 2010
第144回直木賞 谷底から見上げた明治維新。根津遊廓に巣食う男と女の身に降りそそぐのは、絶望の雨か、希望の光か。
無花果の森 / 小池真理子著 日本経済新聞出版社 , 2011.6
第62回芸術選奨文部科学大臣賞 夫の暴力から逃れ、失踪。孤絶にあえぐ現代人の心の闇に迫る傑作長編。
8
913.6-Ko31i
ふがいない僕は空を見た / 窪美澄 [著] 新潮社 , 2010
913.6-Ku111f
第24回山本周五郎賞 高校一年、斉藤卓巳。好きだったクラスメートに告白されても、頭の中は主婦、あんずのことでいっぱい。
913.6-Ku391k
完盗オンサイト / 玖村まゆみ著 講談社 , 2011
第57回江戸川乱歩賞 報酬は1億円。皇居へ侵入し、徳川家光が愛でたという樹齢550年の名盆栽「三代将軍」を盗み出せ。
西巷説百物語 / 京極夏彦著 角川グループパブリッシング (発売) , 2010
913.6-Ky3nc
第24回柴田錬三郎賞 坂を舞台に、明確な悪意ではなく、それと知れず病んだ心が引き起こしてしまうが故に恐ろしい事件を描く。
隻眼の少女 / 麻耶雄嵩著 文藝春秋 , 2010
913.6-Ma981s
第64回日本推理作家協会賞 殺人事件の犯人と疑われた静馬を救った少女探偵・みかげ。事件は解決したが、再び悪夢が…。
913.6-Mi86m
魔王の愛 / 宮内勝典著 新潮社 , 2010
第22回伊藤整文学賞(小説部門) 聖者の中には小さな悪魔がいた。インド建国の父、ガンジー。多面的な実像に迫る長編小説。
913.6-Mo567a
悪道 / 森村誠一著 講談社 , 2010
第45回吉川英治文学賞 百花繚乱たる人間群像ひしめく元禄の江戸。独裁者、犬公方をめぐって張りめぐらされた巨大な罠とは。
ぬるい毒 / 本谷有希子著 新潮社 , 2011
913.6-Mo92n
第33回野間文芸新人賞 電話をかけてきた同級生と称する男。嘘つきで誠意のない男だと知りながら、私はその嘘に魅了されて。
消失グラデーション / 長沢樹著 角川グループパブリッシング (発売) , 2011.9
913.6-N222s
第31回横溝正史ミステリー大賞 藤野学院高校のバスケ部員椎名康は、少女が校舎の屋上から転落する場面に遭遇するが…。
913.6-Sa96f
フラミンゴの村 / 澤西祐典著 集英社 , 2012.2
第35回すばる文学賞 農夫のアダン氏は、ある日突然「妻がフラミンゴになる」という不条理に陥る。極限状況での人間心理を暴く。
風景 / 瀬戸内寂聴著 角川グループパブリッシング(発売) , 2011
913.6-Se93f
第39回泉鏡花文学賞 かつての破滅的な恋と死が胸に蘇る「デスマスク」、戦中の北京で出会った恩人との別れを綴った「絆」など。
あとより恋の責めくれば : 御家人南畝先生 / 竹田真砂子著 集英社 , 2010
913.6-Ta592a
第30回新田次郎文学賞 滑稽の天才・寝惚先生として江戸文壇の寵児となった大田南畝。恋の相手は遊女・三保崎だったが…。
913.6-Ta848t
共喰い / 田中慎弥著 集英社 , 2012.1
第146回芥川賞 女を殴る父と、同じ目をした、17歳の俺。川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の濃密な物語を描く。
尼僧とキューピッドの弓 / 多和田葉子著 講談社 , 2010
913.6-Ta97n
第21回紫式部文学賞 熟年の女が第2の人生を送る修道院を訪れた作家。尼僧たちが噂するのは、弓道が起こした駆け落ちだった。
913.6-Ta97yb
雪の練習生 / 多和田葉子著 新潮社 , 2011
第64回 野間文芸賞 この子を「クヌート」と名づけよう。極北の地に生まれモスクワを経てベルリンへ。白い毛皮のシロクマ3代の物語。
913.6-Ts416d
韃靼の馬 / 辻原登著 日本経済新聞出版社 , 2011.7
第15回司馬遼太郎賞 かつて朝鮮通信使の警固を務め、文武に秀で外国語に堪能で、藩と幕府を救った若き藩士がいた。
遍路みち / 津村節子著 講談社 , 2010
913.6-Ts74h
第37回川端康成文学賞 夫を喪った作家の胸に様々な記憶が蘇り、後悔となって自らを責め続ける。別れと哀しみを綴った作品。
華竜の宮 / 上田早夕里著 早川書房 , 2010
913.6-U321k
第32回日本SF大賞 多くの陸地が水没した25世紀。未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類は、再び繁栄を謳歌していたが…。
913.6-Y46g
癌だましい / 山内令南著 文藝春秋 , 2011.8
第112回文学界新人賞 食道癌を患う女性の食への執着を描いた表題作と、癌で死去する直前まで推敲していた絶筆を収録。
折れた竜骨 / 米澤穂信著 東京創元社 , 2010
913.6-Y841o
第64回日本推理作家協会賞 父を暗殺騎士の魔術で殺されたアミーナは、「走狗」の正体を突き止めるべく行動を開始する。
大江戸釣客伝 / 夢枕獏著 講談社 , 2011
913.6-Y971o-1・2
第39回泉鏡花文学賞 最古の釣り指南書、何羨録(かせんろく)を著した津軽采女(つがるうねめ)等、釣りに憑かれた人々を描く。
913.6-Y972a
会えなかった人 / 由井鮎彦著 筑摩書房 , 2011.12
第27回太宰治賞 会うことが叶わない4人の登場人物たち。本当は「誰に」「なぜ」会おうとしているのか。存在の不確かさを描く。
ジーノの家 : イタリア10景 / 内田洋子著 文藝春秋 , 2011
914.6-U142g
第59回日本エッセイストクラブ賞 第27回講談社エッセイ賞 30年のイタリア生活で出会った人々と生の輝きを綴ったエッセイ。
身体 (からだ) のいいなり / 内澤旬子著 朝日新聞出版 , 2010
916-U25k
第27回講談社エッセイ賞 38歳で乳がんと診断されて、なぜか心身ともに健やかになっていく。“頑張らない”闘病体験を綴る。
カ リ ブ 海 偽 典 : 最 期 の 身 ぶ り に よ る 聖 書 的 物 語 / パ ト リ ッ ク ・ シ ャモ ワ ゾ ー 著 ; 塚 本 昌 則 訳
953-C32c
紀伊國屋書店 , 2010
第48回日本翻訳文化賞 第2次大戦後に世界の独立戦争に参加した、島の英雄が身ぶりで語るその生涯。闘いの意味とは?
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ドストエフスキー / 山城むつみ著 講談社 , 2010
980.28-D88ye
第65回毎日出版文化賞 文学史上最大の衝撃、ドストエフスキーとは何なのか?ドストエフスキー論の新たな地平。
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獨協大学図書館 2014.2.28
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