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平成21年度 事業報告および収支決算 財団法人 国際開発センター 平成21年度事業報告および収支決算 目 次 第1部 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 第2部 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 第3部 Ⅰ Ⅱ 事業報告 1 10 15 29 概況 各事業活動の概要 役員、評議員の異動 賛助会員について 収支決算の概要 職員数 理事会・評議員会 第 125 回理事会・第 47 回評議員会 第 126 回理事会・第 48 回評議員会 第 127 回理事会・第 49 回評議員会 第 128 回理事会・第 50 回評議員会 収支決算 財務諸表 1. 貸借対照表 2. 正味財産増減計算書 3. キャッシュ・フロー計算書 財務諸表に対する注記 4. 財産目録 収支計算書 収支計算書に対する注記 監査報告書 資料 1.役員名簿 2.賛助会員名簿 第1部 事業報告 自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日 I 概況 (財)国際開発センターは開発と国際協力に関わる新しい課題に常に積極的に対応し、 またその動向を先取りしてきた。そのために従来から広範にわたる専門機関、コンサル タント、研究者等との協調を展開し、その中核としての研究スタッフの強化を図ってい る。国際機関や他ドナー国が協力政策を見直し、国内においても ODA に関する議論が高 まる中、我が国の ODA においても内容重視の動きが一層強まっている。そうした中で開 発協力におけるソフト分野の多様化と充実、様々な開発問題に対する総合的アプローチ の適用など、当センターが先駆的に対応すべきニーズはますます大きいと考えねばなら ない。 平成 21 年度における各事業は、そうしたニーズに対処しつついずれも順調に推移し、 所期の事業計画を達成した。 人材養成事業については、途上国人材養成に重点を置いて 2 事業を実施し、海外から の研修生延べ 16 名の参加を得た。また、日本人を対象とした人材養成事業とし海外研修 プログラムを企画し、20 名の参加を得てベトナムにて海外研修を受託実施した。 調査事業は計 70 件の受託調査を実施し、近年重点の置かれている専門領域や研究課 題に取り組んだ。特に、教育、貧困、組織・制度といった社会開発協力の新しいアプロ ーチ、国別経済構造改革支援政策、援助協調に関する取り組み、評価手法の研究と各種 評価調査、援助政策に関する調査などが特筆される。 当センターの各事業の実施にあたっては、例年通り外務省をはじめとする各省庁、国 際協力機構(含、旧国際協力銀行)等の政府関係機関、また、国内・外の機関より調査事 業や人材養成事業を受け、その実施にあたってご指導、ご協力を賜わった。さらに各途 上国政府および諸機関、国際機関、援助供与国の政府および諸機関、そのほか民間諸機 関並びに多数の有識者、NGO 等からさまざまな形でご協力を賜った。 これらのご指導とご支援なくしては、今年度も当センターの事業実施は困難であった。 ここに関係各位に対し、改めて深甚なる謝意を表する次第である。 1 II 各事業活動の概要 平成 21 年度における事業活動の概要は以下の通りである。 1. 人材養成事業 平成 21 年度の人材養成事業は、途上国人材の養成を目的とした事業に重点を置き、 昨年度からの継続案件として 2 事業を国際協力機構から受託実施した。 これら 2 事業のうち、地域別研修「中央アジア・コーカサス地域電力セクター開発 (Power Sector Development in Central Asia and Caucasus)」では 5 カ国から 10 名、 さらに「シリア・フィージビリティスタディ及びプロジェクト審査セミナー (Investment Project Preparation and Appraisal Seminar)」ではシリアより 6 名の研修員を受け入 れた。 また、本邦の大学と連携して「平成 21 年度『海外研修プログラム企画立案・運営管理 委託契約』」実施し、20 名の学部生がベトナム国での海外研修に参加した。 2. 調査事業 平成 21 年度の調査事業は、ODA の質的改善等を狙いとする援助の政策立案に直結した 調査や、国際協力の各種評価に関する調査を中心に実施した。分野としては、援助協調 に関する取り組みをはじめとして、貧困、経済開発、教育、農村開発、各種評価等のテ ーマに重点をおいた。調査件数は平成 20 年度の継続案件も含め計 71 件にのぼった。そ の中には、新規に受注した国際協力機構の開発調査案件 7 件や技術協力プロジェクト案 件 4 件も含まれている。 平成 21 年度の主な調査案件は次の通りである。 省庁からの受託調査として、外務省から、 「平成 21 年度 ODA 評価『ブラジル国別評価』 に関する補助業務」、 「平成 21 年度『過去の ODA 評価案件のレビュー』に関する補助業務」、 「民間企業におけるミレニアム開発目標(MDGs)への取組(貢献)に関する資料整理」の 3 件を受注、また経済産業省から「平成 21 年度地球環境適応型・本邦技術活用型産業物 流インフラ整備等事業(円借款案件形成等調査及び民活インフラ案件形成等調査に係る 評価事業)」、 「平成 21 年度東アジア大での産業統計国際比較データ整備事業」、 「『我が国 の産業技術に関する研究開発活動の動向』 (第 10 版)作成業務」、総務省から「情報通信 分野における国際協力担当者教育に係る国際協力人材育成用教材の作成、データベース の作成・管理、及びセミナーの企画運営事務の請負」を受注した。 2 国際協力機構からは業務実施案件として「(カンボジア国)カンボジア日本人材開発セ ンター(フェーズ 2)プロジェクト人材育成コース運営管理」、 「(ラオス国) 『ASEAN 統合 に向けた開発格差是正を目指したラオス・パイロット・プログラム』のための情報収集・ 確認調査」、 「(タンザニア国)地方自治強化のための参加型計画策定とコミュニティ開発 強化プロジェクト」、「(タジキスタン国)総合物流システム情報収集・確認調査」、「(イ ンドネシア国)対インドネシア経済協力の足跡に関する情報収集・確認調査」、 「(全世界) マイクロファイナンスに関する調査研究」、 「(タイ国)社会保障分野 基礎情報収集・確 認調査」、「(ウガンダ国)アムル県総合開発計画策定支援プロジェクト」、「(ラオス国) ビエンチャンとし開発マスタープラン策定プロジェクト」、 「(ラオス国)南部地方道路・ 橋梁改善計画準備調査」等を新たに受注した。 また、 「(東ティモール国)ラクロ川及びコモロ川流域住民主導型流域管理計画調査」、 「(ザンビア国)ルサカ南部複合的経済特区マスタープラン調査」、「(カメルーン国)中 小企業振興マスタープラン策定調査」、 「(ギニア国)中部・高地ギニア持続的農村開発計 画調査」、「(カンボジア国)鉱業振興マスタープラン調査」、「(ウガンダ国)ナイル架橋 建設計画調査」等の案件については、他社の補強メンバーとして参加・従事した。 調査の特徴としては、昨年度に引き続き、地域総合開発案件、経済開発案件、教育案 件、農村開発案件、および評価手法に関する調査を中心に実施するとともに、援助協調 に関する支援調査にも取り組んだ。 新規案件に加え、継続案件としては、「キルギス共和国日本人材開発センタープロジ ェクト(フェーズ 2)ビジネスコース運営」、 「(べトナム国)ダナン市都市開発マスター プラン調査」、「(スーダン国)職業訓練システム開発調査」、「(タンザニア国)よりよい 県農業開発計画作りと事業実施体制作り支援プロジェクト」、 「(ネパール国)ジェンダー 主流化及び社会的包摂促進プロジェクト」、「(ラオス国)全国物流網計画調査」、「(イン ドネシア国)前期中等教育の質の向上プロジェクト」、 「(ラオス国)東西回廊における実 践的な観光開発プロジェクト」、「(ネパール国)モニタリング評価システム強化計画」、 「(インドネシア国)南スラウェシ州地域保健運営能力向上プロジェクト」、「(タンザニ ア国)農業セクター開発プログラム(ASDP)事業実施監理能力強化計画」等を実施した。 この他、国内契約課発注の「国際協力人材に関するデータの解析及び人選報告書の作成」 も受注し、また業務実施簡易型および役務提供型案件も多数受注した。 以上のほか、日本赤十字社からも「ジャワ島中部地震復興支援事業事後評価業務」、 「ス マトラ復興支援事業に係る事業終了時評価業」を、Economic Research Institute for ASEAN and East Asia (ERIA)から「Development of International Comparable Industrial Statistics in East Asia」などを受注した。 3 3. 社会貢献推進事業 平成 19 年に人道・開発支援室から社会貢献推進室に名称を変更して以来、当センター による社会貢献およびわが国の NGO、民間企業、大学などによる国際協力の実施支援を 行っている。 平成 21 年度は NGO の能力向上への支援および民間組織による国際協力の拡充への協力 に取り組んだ。NGO については、7 月に第 2 回「インパクト評価入門」研修を実施し(参 加者 18 名)、事業の成果を計量的に示す方法について研修した。本研修は前年に続いて 2 回目である。12 月には NGO より助成金申請のためのプロポーザルの改善について依頼 を受け、改善点を指摘した。平成 22 年 3 月には外務省委託「NGO 長期スタディプログラ ム」報告会にアドバイザーとして参加した。 民間企業の国際協力に関しては、(特活)国際協力 NGO センター(JANIC)が事務局を 務める CSR 推進ネットワークのメンバーとして、企業の MDGs にかかる理解促進、企業と NGO との連携基準作り、BOP ビジネスの可能性と課題についての意見交換などに参加した。 また、11 月には民間企業より問い合わせを受け、企業の実施する CSR 活動の評価方法に ついて助言を行った。 他方、平成 18 年よりカンボジアの NGO(Joint Support Team for Angkor Preservation and Community Development:JST)を支援する形で実施している「アンコールの森」再 生支援事業も継続して実施した。一般の方からの寄付に加え、東京都内の二つのロータ リークラブから前年度に引き続き寄付金が寄せられた。今年度は計 280 本の植樹を行い、 平成 17 年に本事業のトライアルを開始して以来、4000 本を越える植樹を行った。また、 平成 22 年 2 月に実施された両クラブ有志によるカンボジア訪問に同行し、現地での説明 およびモニタリングを行った。植樹サイトは適切に管理されており、多くの苗木が人の 背を大きく上回る高さに生長している。 その他、大学の国際化に当センターとして貢献していく方法を検討するために、大学 の国際化の現状とそのニーズにかかる情報収集に着手した。今年度は関西学院大学およ び神戸大学からヒアリングを行った。 4. 自主研究事業 開発および援助に関連する各種分野の研究と研究成果の公開を目的として、自主研究 事業を実施した。事業実施にあたっては、広く国際機関、国内外の大学・研究機関、援 助関係機関、行政機関などの協力を得つつ、研究内容の充実に努めた。今年度は、 「イン ドネシアにおける中学校の教員の質の現状と課題」、「ネパールの地方行政システムの現 状と課題」をテーマとした。また、国際機関との連携の可能性を検討した他、「21 世紀 4 開発基金」を活用した調査・研究を実施した。 5. 国際交流事業 今年度も、開発ならびに国際協力の各分野における経験交流・情報交換、先端知識の 普及・共有、当センターの各種事業の成果発表などの情報発信を主な目的として、国際 会議を含む内外の各種会合への出席、開発関連の政府機関及び民間機関とのネットワー クづくりなどを行なう国際交流事業を実施した。 6. 広報事業等 IDCJ『年報』として『事業報告書 別冊:事業実績』を IDCJ ホームページ上で公開し たほか、各種公開情報を適宜更新した。また、国際協力専門誌への広告掲載、各種便覧 等への情報掲載を行った。加えて、昨年度に引き続き、国際協力に関心を持つ学生等を 対象とした「国際協力キャリアフェア 2009(2009 年 11 月 14 日開催、於:こまばエミナ ース)」に出展し、キャリア相談や IDCJ 活動紹介等を行った。出版物としては、賛助会 向け広報誌『IDCJ REGIONAL TREND』第 9 号を発行した。また、一般財団法人への移行を 前にホームページのリニューアルを行った。 5 III 役員、評議員の異動(敬称略) 1.理事の選任 (重任 20 名) 東 久雄 農水産業協同組合貯金保険機構 理事長 荒木 光弥 (株)国際開発ジャーナル社 代表取締役・主幹 梅田 貞夫 (社)日本建設業団体連合会 相談役 大河原良雄 (財)世界平和研究所 理事長 岡村 正 日本商工会議所/東京商工会議所 会頭 桜井 正光 (社)経済同友会 代表幹事 佐藤 清 (社)日本技術士会 顧問 品川 正治 (財)国際開発センター 会長 高橋 一生 国連大学 客員教授 高橋 修 (社)海外コンサルティング企業協会 会長 竹内 正興 (財)国際開発センター 理事長 鳥居 泰彦 鳥居事務所 慶應義塾学事顧問 中垣 喜彦 電源開発(株) 取締役社長 林 康夫 日本貿易振興機構 理事長 松澤 建 学校法人青山学院 理事長 御手洗冨士夫 (社)日本経済団体連合会 会長 牟田 博光 東京工業大学大学院 理事・副学長 薮田仁一郎 (財)国際開発センター 理事 渡辺 利夫 拓殖大学 学長 竹内 良夫 以上平成 21 年 10 月 5 日付重任 2.監事の選任 (重任 2 名) 讃井 暢子 (社)日本経済団体連合会 常務理事 藤原 作弥 毎日新聞社 監査役 以上平成 21 年 10 月 5 日付重任 3.評議員の選任 平成21年7月1日門田英郎評議員ご逝去に伴う、後任者の選任 高瀬 国雄 財団法人国際開発センター 顧問 平成21年8月19日付就任 6 4.評議員の選任 (重任 24 名) 安東 俊夫 日本証券業協会 会長 五百旗頭眞 防衛大学校 学校長 石川 博志 関西電力(株) 顧問 入山 映 サイバー大学 客員教授 尾島 俊雄 早稲田大学 名誉教授 川口 文夫 中部電力(株) 代表取締役会長 小島 邦夫 (社)経済同友会 専務理事 小林陽太郎 富士ゼロックス(株) 前相談役・最高顧問 新町 敏行 (株)日本航空インターナショナル 常任顧問 田崎 雅元 (社)日本造船工業会 会長 堤 清二 (財)セゾン文化財団 理事長 手納 美枝 (株)デルタポイントインターナショナル 代表取締役 豊田章一郎 トヨタ自動車(株) 取締役名誉会長 豊間根則道 (財)国際開発センター 評議員 鳥飼 一俊 (株)熊谷組 社友 名尾 良泰 (社)日本自動車工業会 副会長・専務理事 中島敏次郎 あさひ法律事務所 顧問 永松 紀義 (財)国際開発センター 評議員 中山 眞 (社)日本電機工業会 会長 幕田 圭一 東北電力(株) 取締役会長 宮内 義彦 オリックス(株) 取締役兼代表執行役会長・グループ CEO 山内 隆司 大成建設(株) 代表取締役社長 山川 朝生 (社)国際建設技術協会 理事長 渡辺 善子 日本アイ・ビー・エム(株) 常勤監査役 以上平成 21 年 10 月 5 日付重任 5.理事の辞任および選任 (1) 移行認可の取得及び一般財団法人としての設立登記を条件に、次に示す通り理事 の辞任を認める。 【理事の辞任】(15 名) 東 久雄 農水産業協同組合貯金保険機構 理事長 梅田 貞夫 (社)日本建設業団体連合会 会長 大河原良雄 (財)世界平和研究所 理事長 岡村 正 日本商工会議所/東京商工会議所 会頭 7 桜井 正光 (社)経済同友会 代表幹事 佐藤 清 (社)日本技術士会 顧問 高橋 一生 国連大学 客員教授 高橋 修 (社)海外コンサルティング企業協会 会長 竹内 良夫 鳥居 泰彦 鳥居事務所 慶應義塾学事顧問 中垣 喜彦 電源開発(株) 取締役社長 林 康夫 日本貿易振興機構 理事長 松澤 建 学校法人青山学院 理事長 御手洗冨士夫 (社)日本経済団体連合会 会長 渡辺 利夫 拓殖大学 学長 (2) 移行認可の取得及び一般財団法人としての設立登記を条件に、一般財団法人移行 後最初の理事を次に示す通り選任する。 【理事の選任(継続)】(5 名) 荒木 光弥 (株)国際開発ジャーナル社 代表取締役・主幹 品川 正治 (財)国際開発センター 会長 竹内 正興 (財)国際開発センター 理事長 牟田 博光 東京工業大学 副学長 薮田仁一郎 (財)国際開発センター 理事 (3) 移行認可の取得及び一般財団法人としての設立登記を条件に、財団法人国際開発 センターにおける一般財団法人移行後最初の監事を次に示す通り選任する。 【監事の選任】 高千穂安長 玉川大学 教授 藤原 作弥 毎日新聞社 監査役 6.一般財団法人移行後の評議員及び役員 【一般財団法人移行後最初の評議員】 (評議員 5 名) 尾島 俊雄 早稲田大学 名誉教授 堤 清二 (財)セゾン文化財団 理事長 手納 美枝 (株)デルタポイントインターナショナル 代表取締役 中島敏次郎 あさひ法律事務所 顧問 渡辺 善子 日本アイ・ビー・エム(株) 常勤監査役 8 【一般財団法人移行後最初の役員】 (理事 5 名) 荒木 光弥 (株)国際開発ジャーナル社 代表取締役・主幹 品川 正治 (財)国際開発センター 会長 竹内 正興 (財)国際開発センター 理事長 牟田 博光 東京工業大学 副学長 薮田仁一郎 (財)国際開発センター 理事 高千穂安長 玉川大学 教授 藤原 作弥 毎日新聞社 監査役 (監事 2 名) 9 IV 賛助会員について 賛助会員数は、賛助会員リスト(資料 2)のとおり、平成 21 年度末現在 27 組織 1 個 人となっている。会員に対するサービスは、賛助会向け広報誌『IDCJ REGIONAL TREND』 の発行を行った。 賛助会員制度は、特に経済団体連合会の適切なご指導とご示唆によって発展が図られ てきたものであるが、90 年代以降の経済不況の影響を受け、非常に厳しい状況に立たさ れることとなった。その後、国内経済は回復基調にあったものの、サブプライムローン 問題に端を発した金融危機による世界経済の悪化が新たな影響要因となり、会員からの 退会申請が増加した。この傾向は現在も続いているが、当センターにとり、賛助会員制 度は今後も財政基盤安定のために重要であることから、賛助会組織の維持に向け最大限 の努力をする所存である。 V 収支決算の概要 平成 21 年度の収支決算の結果、正味財産増加額は 24,362,224 円となった。収支の主 な内容は以下のとおりである。 収入面では、事業収入 19 億 7 千 1 百万円、会費・利息等収入 3 千 4 百万円、その他収 入 7 百万円であったのに対し、支出面では、人材養成事業費 8 百万円、調査事業費 17 億 6 千 5 百万円、社会貢献推進事業費 1 千万円、国際交流事業費 4 百万円、自主研究事 業費 8 百万円、一般管理費 1 億 7 千 4 百万円、支払利息 6 百万円であった。 当年度幸いにして黒字決算となった。これは役職員一同の努力もさることながら、関 係各位のご協力があってはじめて達成されたものと考えている。次年度以降もさらなる 効率化を図り、財政的安定を目指して役職員一同努力を続ける所存である。 VI 職員数 平成 21 年度末現在、在籍の職員は 73 名、このうち研究スタッフは 61 名であった。こ のほか、各種調査には多数の外部専門家の協力を得た。また、人材養成事業においては 多数の研修講師の協力参加を得た。 10 第2部 理事会・評議員会 I 第 125 回理事会・第 47 回評議員会 【理事会】 日 時 平成21年5月27日(水)正午より午後2時00分まで (うち、午後1時15分より午後1時45分まで休憩) 場 所 経団連会館5階 507号室 出席者 理事19名(内、書面による表決委任12名)、監事1名 議決事項 (1) 平成20年度事業報告、収支決算および財産目録等 (2) 一般財団法人移行のための定款変更(案) (3) 一般財団法人移行後最初の代表理事、執行理事及び会計監査人の選任方法 について 【評議員会】 日 時 平成21年5月27日(水)正午より午後2時00分まで (うち、午後12時30分より午後1時15分まで休憩) 場 所 経団連会館5階 507号室 出席者 評議員25名(内、書面による表決委任20名) 議決事項 (1) 一般財団法人移行に伴う理事の辞任及び移行後最初の理事選任について (2) 一般財団法人移行後最初の監事の選任について (3) 第125回理事会議案1「平成20年度事業報告、収支決算および財産目録等」の 審議結果について (4) 第125回理事会議案2「一般財団法人移行のための定款変更(案)」の審議 結果について (5) 第125回理事会議案3「一般財団法人移行後最初の代表理事、執行理事及び 会計監査人の選任方法について」の審議結果について II 第 126 回理事会・第 48 回評議員会 【理事会】 日 時 平成21年8月18日(火)正午より午後2時00分まで (うち、午後1時15分より午後1時45分まで休憩) 場 所 経団連会館4階 403号室 出席者 理事17名(内、書面による表決委任9名)、監事1名 議決事項 (1) 評議員の選任について (2) 一般財団法人移行に伴う公益目的支出計画について (3) 定款変更案の修正について (4) 役員報酬規程の改訂について (5) 役員退職慰労金支給規程の改訂について 11 【評議員会】 日 時 平成21年8月18日(火)正午より午後2時00分まで (うち、午後12時30分より午後1時15分まで休憩) 場 所 経団連会館4階 403号室 出席者 評議員24名(内、書面による表決委任19名) 議決事項 (1) 第126回理事会議案2「一般財団法人移行に伴う公益目的支出計画について」 の審議結果について (3) 第126回理事会議案3「定款変更案の修正について」の審議結果について (4) 第126回理事会議案4「役員報酬規程の改訂について」の審議結果について (5) 第126回理事会議案5「役員退職慰労金支給規程の改訂について」の審議 結果について III 第 127 回理事会・第 49 回評議員会 【理事会】 日 時 平成21年9月29日(火)正午より午後2時00分まで (うち、午後1時00分より午後1時30分まで、及び 午後1時40分より午後1時45分まで休憩) 場 所 経団連会館4階 404号室 出席者 理事20名(内、書面による表決委任17名) 議決事項 (1) 評議員の選任について (2) 修正収支予算書(案)について (3) 会長、理事長の任期満了による互選について 【評議員会】 日 時 平成21年9月29日(火)正午より午後2時00分まで (うち、午後12時30分より午後1時00分まで、及び 午後1時30分より午後1時40分まで休憩) 場 所 経団連会館4階 404号室 出席者 評議員24名(内、書面による表決委任21名) 議決事項 (1) 役員の選任について (2) 第127回理事会議案2「修正収支予算書(案)について」の審議結果について (3) 第127回理事会議案3「会長、理事長の任期満了による互選について」の審議 結果について 12 IV 第 128 回理事会・第 50 回評議員会 【理事会】 日 時 平成22年3月30日(火)正午より午後2時00分まで (うち、午後1時00分より午後1時30分まで休憩) 場 所 経団連会館5階 505号室 出席者 理事20名(内、書面による表決委任17名) 議決事項 (1) 平成22年度事業計画および収支予算について (2) 一般財団法人移行のための定款変更(案)の修正について 【評議員会】 日 時 平成22年3月30日(火)正午より午後2時00分まで (うち、午後12時30分より午後1時00分まで休憩) 場 所 経団連会館5階 505号室 出席者 評議員25名(内、書面による表決委任21名) 議決事項 (1) 第128回理事会議案1「平成22年度事業計画および収支予算について」の 審議結果について (2) 第128回理事会議案2「一般財団法人移行のための定款変更(案)の修正に ついて」の審議結果について 13 14 第3部 収支決算 平成21年度収支決算 Ⅰ. 財務諸表 1.貸借対照表 (平成22年3月31日現在) (単位:円) 科 目 当 年 度 前 年 度 増 減 Ⅰ 資 産 の 部 1.流 動 資 産 現 金 預 金 129,896,626 288,390,644 △158,494,018 未 収 金 826,556,055 467,364,968 359,191,087 前 払 金 74,664,481 65,621,995 9,042,486 仮 払 金 248,700 248,700 0 立 替 金 303,784 1,876 301,908 繰 延 税 金 資 産 996,574 1,054,987 △58,413 流 動 資 産 合 計 1,032,666,220 822,683,170 209,983,050 2.固 定 資 産 (1) 基 本 財 産 普 通 預 金 49,636,108 60,649,223 △11,013,115 定 期 預 金 0 50,000,000 △50,000,000 投 資 有 価 証 券 855,251,897 794,330,958 60,920,939 運 投 営 資 強 有 化 価 資 証 金 券 300,094,295 300,002,119 92,176 金 22,702,200 22,702,200 0 計 1,227,684,500 1,227,684,500 0 付 産 39,000,000 39,000,000 0 保 基 証 本 財 産 合 (2) 特定資産 退 引 特 職 当 定 給 資 資 産 合 計 39,000,000 39,000,000 0 属 設 備 5,404,582 5,973,494 △568,912 品 4,179,419 5,834,123 △1,654,704 権 1,179,684 1,179,684 0 産 687,542 5,737,622 △5,050,080 そ の 他 固 定 資 産 合 計 11,451,227 18,724,923 △7,273,696 計 1,278,135,727 1,285,409,423 △7,273,696 計 2,310,801,947 2,108,092,593 202,709,354 (3) その他固定資産 建 物 什 付 電 繰 固 資 器 話 延 定 備 加 税 資 産 入 金 産 合 資 合 15 Ⅱ 負 債 の 部 1.流 動 負 債 短 期 借 未 入 払 金 385,000,000 415,000,000 △30,000,000 金 363,141,521 154,348,164 208,793,357 未 払 法 人 税 等 9,138,800 70,000 9,068,800 未 払 消 費 税 等 17,955,200 9,686,300 8,268,900 前 受 金 125,648,280 189,792,396 △64,144,116 預 り 金 53,991,415 18,890,111 35,101,304 計 954,875,216 787,786,971 167,088,245 金 20,071,710 17,032,345 3,039,365 役 員 退 職 慰 労 引 当 金 80,999,176 72,779,656 8,219,520 計 101,070,886 89,812,001 11,258,885 計 1,055,946,102 877,598,972 178,347,130 金 300,000,000 300,000,000 0 (300,000,000) (300,000,000) (0) 954,855,845 930,493,621 (うち 基本財産への充当額) (927,684,500) (927,684,500) (0) (うち 特定資産への充当額) (39,000,000) (39,000,000) (0) 流 動 負 債 合 2. 固 定 負 債 退 職 固 定 負 給 負 債 付 引 債 当 合 合 Ⅲ 正 味 財 産 の 部 1. 指 定 正 味 財 産 運 営 強 化 資 (うち 基本財産への充当額) 2. 一 般 正 味 財 産 正 味 財 産 合 負債及び正味財産合計 計 24,362,224 1,254,855,845 1,230,493,621 24,362,224 2,310,801,947 2,108,092,593 202,709,354 16 2.正味財産増減計算書 (平成21年4月1日から平成22年3月31日まで) (単位:円) 金 額 科 目 当年度 前年度 増減 Ⅰ.一 般 正 味 財 産 増 減 の 部 1. 経 常 増 減 の 部 (1)経 常 収 益 ①基本財産運用益 基本財産受取利息 運営強化資金受取利息 13,568,387 12,468,164 1,100,223 4,456,000 4,748,000 △292,000 69,442 537,585 △468,143 16,455,000 19,340,994 △2,885,994 7,808,253 7,354,665 453,588 1,963,571,595 1,363,013,932 600,557,663 56,000 135,000 △79,000 0 475,000 △475,000 3,481,088 5,492,438 △2,011,350 ②特定資産運用益 特定資産受取利息 ③受取会費 賛助会員受取会費 ④事業収益 人材養成事業収益 調査事業収益 社会貢献推進事業収益 ⑤受取補助金等 受取民間助成金 ⑥受取寄付金 受取寄付金 ⑦雑収益 雑収益 経 常 収 益 計 3,650,400 3,784,600 △134,200 2,013,116,165 1,417,350,378 595,765,787 (2)経 常 費 用 ①事業費 人材養成事業費 人 4,803,067 4,980,111 △177,044 事 材 業 養 成 人 事 件 業 費 費 3,223,589 2,542,506 681,083 事 業 付 帯 費 98,872 114,119 △15,247 調 査 事 業 費 1,034,017,640 688,549,327 345,468,313 事 業 人 件 費 711,009,029 503,035,923 207,973,106 事 業 付 帯 費 20,437,839 20,570,863 △133,024 社 会 貢 献 推 進 事 業 費 1,761,465 1,023,699 737,766 事 業 人 件 費 7,913,541 2,526,826 5,386,715 事 業 付 帯 費 206,801 86,156 120,645 業 費 297,133 2,052 295,081 調査事業費 社会貢献推進事業費 国際交流事業費 国 際 交 流 事 事 業 人 件 費 3,675,872 2,053,638 1,622,234 事 業 付 帯 費 79,249 52,147 27,102 業 費 自主研究事業費 自 1,332,079 14,073 1,318,006 事 主 業 研 究 人 事 件 費 6,328,778 5,984,287 344,491 事 業 付 帯 費 270,200 276,606 △6,406 17 ②管理費 人件費 75,053,954 70,224,244 4,829,710 事務費 33,777,878 27,918,406 5,859,472 租税公課 62,974,200 60,105,700 2,868,500 賛助会費用 241 6,649 △6,408 減価償却費 1,728,847 2,678,380 △949,533 支払利息 5,516,374 7,313,243 △1,796,869 1,974,506,648 1,400,058,955 574,447,693 経 常 費 用 計 当期経常増減額 38,609,517 17,291,423 21,318,094 0 0 0 0 65,250 △65,250 2. 経 常 外 増 減 の 部 (1)経 常 外 収 益 経 常 外 収 益 計 (2)経 常 外 費 用 固定資産除却損 経 常 外 費 用 計 0 65,250 △65,250 当期経常外増減額 0 △65,250 65,250 38,609,517 17,226,173 21,383,344 税引前当期一般正味財産増減額 法人税、住民税及び事業税 9,138,800 70,000 9,068,800 法人税等調整額 5,108,493 △2,200,884 7,309,377 当期一般正味財産増減額 24,362,224 19,357,057 5,005,167 一般正味財産期首残高 930,493,621 911,136,564 19,357,057 一般正味財産期末残高 954,855,845 930,493,621 24,362,224 4,456,000 4,748,000 △292,000 一般正味財産への振替額 4,456,000 4,748,000 △292,000 当期指定正味財産増減額 0 0 0 指定正味財産期首残高 300,000,000 300,000,000 0 指定正味財産期末残高 300,000,000 300,000,000 0 1,254,855,845 1,230,493,621 24,362,224 Ⅱ.指 定 正 味 財 産 増 減 の 部 (1)基本財産運用益 運営強化資金受取利息 (2)一般正味財産への振替額 Ⅲ.正 味 財 産 期 末 残 高 18 3.キャッシュ・フロー計算書 (平成21年4月1日から平成22年3月31日まで) 科 目 (単位:円) 金 額 当年度 前年度 増減 Ⅰ.事業活動によるキャッシュ・フロー 1. 税引前当期一般正味財産増減額 38,609,517 17,226,173 21,383,344 ① 減価償却費 6,644,502 3,988,777 2,655,725 ② 基本財産の増減額 △319,715 △735,420 415,705 0 △477,421 477,421 3,039,365 3,438,065 △398,700 2. キャッシュ・フローへの調整額 ③ 退職給付引当資産の増減額 ④ 退職給付引当金の増減額 ⑤ 役員退職慰労引当金の増減額 8,219,520 6,097,440 2,122,080 ⑥ 未収金の増減額 △359,191,087 172,393,802 △531,584,889 ⑦ 前払金の増減額 △9,042,486 26,665,152 △35,707,638 ⑧ 仮払金の増減額 0 224,590 △224,590 ⑨ 立替金の増減額 △301,908 257,544 △559,452 ⑩ 未払金の増減額 208,793,357 4,571,749 204,221,608 ⑪ 未払消費税等の増減額 ⑫ 前受金の増減額 ⑬ 預り金の増減額 ⑭ 指定正味財産からの振替額 8,268,900 △6,441,300 14,710,200 △64,144,116 171,023,213 △235,167,329 35,101,304 △3,518,807 38,620,111 △4,456,000 △4,748,000 292,000 ⑮ 有形固定資産除却損 33,399 65,250 △31,851 △167,354,965 372,804,634 △540,159,599 △70,000 △3,547,200 3,477,200 ① 基本財産受取利息 4,456,000 4,748,000 △292,000 指定正味財産増加収入計 4,456,000 4,748,000 △292,000 △124,359,448 391,231,607 △515,591,055 11,013,115 0 11,013,115 小 計 3. 法 人 税 等 の 支 払 額 4. 指 定 正 味 財 産 増 加 収 入 事業活動によるキャッシュ・フロー Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー 1. 投 資 活 動 収 入 ① 普通預金引出収入 ② 定期預金取崩収入 ③ 投資有価証券売却収入 50,000,000 88,000,000 △38,000,000 110,000,000 205,000,000 △95,000,000 0 17,000 △17,000 ④ 什器設備売却収入 ⑤ 長期貸付金返金収入 投資活動収入計 0 487,673 △487,673 171,013,115 293,504,673 △122,491,558 2. 投 資 活 動 支 出 ① 普通預金預入支出 ② 投資有価証券取得支出 ③ 什器設備購入支出 投資活動支出計 投資活動によるキャッシュ・フロー 0 22,314,780 △22,314,780 170,693,400 269,949,800 △99,256,400 4,454,285 1,627,640 2,826,645 175,147,685 293,892,220 △118,744,535 △4,134,570 △387,547 △3,747,023 19 Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー 1. 財 務 活 動 収 入 ① 短期借入金収入 130,000,000 180,000,000 △50,000,000 財務活動収入計 130,000,000 180,000,000 △50,000,000 160,000,000 365,000,000 △205,000,000 △205,000,000 2. 財 務 活 動 支 出 ① 短期借入金返済支出 財務活動支出計 160,000,000 365,000,000 △30,000,000 △185,000,000 155,000,000 △158,494,018 205,844,060 △364,338,078 Ⅴ.現金及び現金同等物の期首残高 288,390,644 82,546,584 205,844,060 Ⅵ.現金及び現金同等物の期末残高 129,896,626 288,390,644 △158,494,018 財務活動によるキャッシュ・フロー Ⅳ.現金及び現金同等物の増減額 (注)1 資金の範囲 資金の範囲には、現金及び現金同等物を含めている。 20 財務諸表に対する注記 1.重要な会計方針 (1)有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券については、償却原価法(定額法)により評価している。 . (2)固定資産の減価償却の方法 建物付属設備及び什器備品の減価償却の方法は、定額法による。 (3)退職給付引当金の計上基準 職員の退職給付(ただし平成15年8月1日以降退職給付の新規発生はない。)に備えるため、当期末における退職給付債務に基づき、当期末において発生していると 認められる額を計上している。 なお、退職給付債務は期末自己都合要支給額に基づいて計算し、会計基準変更時差異は、15年で費用処理している。 (4)役員退職慰労引当金の計上基準 役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく期末要支給額を計上している。 (5)リース取引の処理方法 ファイナンス・リース取引 リース取引開始日が適用初年度開始日前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、引き続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用している。 (6)税効果会計の適用 税引前の当期一般正味財産増減額と法人税等の金額を合理的に期間対応させ、より適正な当期正味財産増減額を計上することを目的として税効果会計を適用している。 (7)消費税等の会計処理 消費税等の会計処理については、税込み方式による。 2.基本財産及び特定資産の増減額及びその残高 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 基本財産 普 通 預 金 60,649,223 11,013,115 定 期 預 金 50,000,000 50,000,000 0 投 資 有 価 証 券 794,330,958 150,994,202 90,073,263 855,251,897 運営強化資金投資有価証券 300,002,119 20,110,805 20,018,629 300,094,295 171,105,007 171,105,007 1,227,684,500 保 証 金 小 計 22,702,200 49,636,108 22,702,200 1,227,684,500 特定資産 退職給付引当資産 39,000,000 39,000,000 小 計 39,000,000 0 0 39,000,000 合 計 1,266,684,500 171,105,007 171,105,007 1,266,684,500 3.基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 基本財産 普 通 預 投資有価証券 金 運営強化資金投資有価証券 保 証 金 小 計 特定資産 退職給付引当資産 当期末残高 (うち指定正味財産 からの充当額) 49,636,108 855,251,897 300,094,295 22,702,200 1,227,684,500 (うち一般正味財産 からの充当額) (300,000,000) (300,000,000) 39,000,000 (49,636,108) (855,251,897) (94,295) (22,702,200) (927,684,500) (うち負債に 対応する額) (0) (39,000,000) 小 計 39,000,000 (0) (39,000,000) (0) 合 計 1,266,684,500 (300,000,000) (966,684,500) (0) 4.担保に供している資産 該当事項は無い。 5.固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高 固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 建物付属設備 什器備品 合 計 取得価額 7,538,002 26,385,952 33,923,954 減価償却累計額 2,133,420 22,206,533 24,339,953 21 当期末残高 5,404,582 4,179,419 9,584,001 4.財産目録 (平成22年3月31日現在) (単位:円) 科 目 Ⅰ 資産の部 1.流動資産 現金預金 現金 現金手許有高 普通預金 みずほ銀行・虎ノ門支店 みずほ銀行・新橋支店 三菱東京UFJ銀行・深川支店 その他12行・支店 未収金 国際協力機構受託調査金 経済産業省受託調査金 外務省受託調査金 その他 前払金 調査費用 事務所ビル賃借料他 平成21年度帰属未経過支払利息 その他継続案件次年度分直接経費等 仮払金 仮払保険料 立替金 社会保険・住民税 繰延税金資産 流動資産合計 金 額 129,896,626 3,960,723 125,935,903 112,584,691 2,338,541 8,685,277 2,327,394 826,556,055 559,050,296 56,696,501 38,624,048 172,185,210 74,664,481 3,815,862 2,885,894 343,030 67,619,695 248,700 248,700 303,784 303,784 996,574 1,032,666,220 2.固定資産 (1)基本財産 普通預金 みずほ銀行・虎ノ門支店 投資有価証券 国債、政府保証債他 運営強化資金投資有価証券 政府保証債、地方債他 保証金 日立ソフトタワービル建物保証金 基本財産合計 (2)特定資産 退職給付引当資産 普通預金 三菱東京UFJ銀行・本店 定期預金、みずほ銀行・虎ノ門支店 特定資産合計 (3)その他固定資産 建物付属設備 事務所入居工事他 什器備品 電話設備、パソコン他 電話加入権15本 繰延税金資産 その他固定資産合計 固定資産合計 資産合計 49,636,108 855,251,897 300,094,295 22,702,200 1,227,684,500 24,000,000 15,000,000 39,000,000 5,404,582 4,179,419 1,179,684 687,542 11,451,227 23 1,278,135,727 2,310,801,947 Ⅱ 負債の部 1.流動負債 短期借入金 みずほ銀行・虎ノ門支店 三菱東京UFJ銀行・深川支店 中央三井信託銀行・新橋支店 三井住友銀行・本店営業部 りそな銀行・虎ノ門支店 未払金 外部直接人件費他 継続案件次年度分直接経費 未払法人税等 未払消費税等 前受金 継続案件次年度分受託調査金 預り金 源泉所得税・住民税 社会保険料 21世紀開発基金 流動負債合計 385,000,000 150,000,000 130,000,000 20,000,000 30,000,000 55,000,000 363,141,521 273,727,868 89,413,653 9,138,800 17,955,200 125,648,280 125,648,280 53,991,415 36,375,571 15,277,303 2,338,541 2.固定負債 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 固定負債合計 負債合計 20,071,710 80,999,176 正味財産 954,875,216 101,070,886 1,055,946,102 1,254,855,845 24 Ⅱ. 収支計算書 (平成21年4月1日から平成22年3月31日まで) (単位:円) 勘 定 科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 14,000,000 17,774,114 3,774,114 17,000,000 16,455,000 △545,000 8,500,000 7,808,253 △691,747 1,607,500,000 1,963,571,595 356,071,595 Ⅰ.事 業 活 動 収 支 の 部 1. 事 業 活 動 収 入 (1)基本財産利息収入 基本財産利息収入 (2)会費収入 賛助会費収入 (3)事業収入 人材養成事業収入 調査事業収入 社会貢献推進事業収入 国際交流事業収入 2,000,000 56,000 △1,944,000 100,000 0 △100,000 1,000 0 △1,000 1,000 3,481,088 3,480,088 2,120,000 3,650,400 1,530,400 1,651,222,000 2,012,796,450 361,574,450 (4)補助金等収入 補助金収入 (5)寄付金収入 寄付金収入 (6)雑収入 雑収入 事業活動収入計 2. 事 業 活 動 支 出 (1)事業費支出 人材養成事業費支出 調査事業費支出 8,570,000 8,125,528 △444,472 1,435,080,000 1,751,666,281 316,586,281 社会貢献推進事業費支出 4,905,000 9,513,455 4,608,455 国際交流事業費支出 2,216,000 3,777,014 1,561,014 自主研究事業費支出 7,500,000 7,641,767 141,767 人件費支出 70,731,000 73,582,419 2,851,419 事務費支出 30,725,000 33,772,583 3,047,583 租税公課支出 60,000,000 62,974,200 2,974,200 (2)管理費支出 賛助会支出 200,000 241 △199,759 支払利息支出 8,500,000 5,516,374 △2,983,626 法人税及び住民税等支出 2,000,000 9,138,800 7,138,800 1,630,427,000 1,965,708,662 335,281,662 事業活動支出計 事業活動収支差額 20,795,000 25 47,087,788 26,292,788 備 考 Ⅱ.投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 普通預金引出収入 50,270,000 11,013,115 △39,256,885 定期預金取崩収入 0 50,000,000 50,000,000 110,000,000 110,000,000 0 投資有価証券売却収入 什器設備売却収入 退職給付引当資産取崩収入 投資活動収入計 30,000 0 △30,000 24,000,000 0 △24,000,000 184,300,000 171,013,115 △13,286,885 10,000,000 0 △10,000,000 150,000,000 170,693,400 20,693,400 2. 投 資 活 動 支 出 普通預金預入支出 投資有価証券購入支出 什器設備購入支出 退職給付引当資産積立支出 投資活動支出計 300,000 4,454,285 4,154,285 24,000,000 0 △24,000,000 184,300,000 175,147,685 △9,152,315 0 △4,134,570 △4,134,570 投資活動収支差額 Ⅲ.財 務 活 動 収 支 の 部 1. 財 務 活 動 収 入 短期借入金収入 600,000,000 130,000,000 △470,000,000 財務活動収入計 600,000,000 130,000,000 △470,000,000 600,000,000 160,000,000 △440,000,000 600,000,000 160,000,000 △440,000,000 2. 財 務 活 動 支 出 短期借入金返済支出 財務活動支出計 財務活動収支差額 Ⅳ.予 備 費 支 出 当期収支差額 0 △30,000,000 △30,000,000 229,000 0 △229,000 12,953,218 △7,612,782 20,566,000 前期繰越収支差額 627,193,000 448,841,212 △178,351,788 次期繰越収支差額 647,759,000 461,794,430 △185,964,570 26 収支計算書に対する注記 1.資金の範囲 資金の範囲は、流動資産及び流動負債(但し繰延税金資産及び短期借入金を除く)である。 2.次期繰越収支差額に含まれる資産及び負債の内訳 (単位:円) 科 目 現 金 預 前期末残高 当期末残高 金 288,390,644 129,896,626 未 収 金 467,364,968 826,556,055 前 払 金 65,621,995 74,664,481 立 替 金 1,876 303,784 仮 払 金 248,700 248,700 合 計 未 払 821,628,183 1,031,669,646 金 154,348,164 363,141,521 未 払 法 人 税 等 70,000 9,138,800 未 払 消 費 税 等 9,686,300 17,955,200 前 受 金 189,792,396 125,648,280 預 り 金 18,890,111 53,991,415 372,786,971 569,875,216 448,841,212 461,794,430 合 計 次 期 繰 越 収 支 差額 27