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資料5 - 大阪市

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資料5 - 大阪市
資料5
公立大学法人大阪市立大予算推移
【大学分】
法人予算(大学分)
運営費交付金(大学)
収入
支出
授業料・入学料金・検定料
雑収入等(大学分)
国庫補助金(大学)
受託研究等収入(大学)
寄付金収入(大学)
計
教育研究経費
人件費(大学)
一般管理費
受託研究費等
計
18年度
予算額
19年度
予算額 前年比
△ 607
20年度
金額 前年比
△ 607
21年度
金額 前年比
△ 607
14,581 13,974 -4.0% 13,367 -4.0% 12,760
5,227 5,227
490
490
46
46
230
230
528
528
21,102 20,495
4,913 4,865
14,760 14,214
1,199 1,186
230
230
21,102 20,495
―
―
―
―
―
-1.0%
-4.0%
-1.0%
―
5,227
490
46
230
528
19,888
4,802
13,688
1,168
230
19,888
―
―
―
―
―
-1.0%
-4.0%
-2.0%
―
5,227
490
46
230
528
19,281
4,724
13,182
1,145
230
19,281
22年度
金額 前年比
△ 607
-5.0% 12,153
―
―
―
―
―
-2.0%
-4.0%
-2.0%
―
5,227
490
46
230
528
18,674
4,629
12,694
1,121
230
18,674
(単位:百万円)
23年度
計
金額 前年比
0
-5.0% 12,153
―
―
―
―
―
-2.0%
-4.0%
-2.0%
―
5,227
490
46
230
528
18,674
4,629
12,694
1,121
230
18,674
―
78,988
―
―
―
―
―
31,362
2,940
276
1,380
3,168
118,114
28,562
81,232
6,940
1,380
118,114
―
―
―
―
【病院分】
法人予算(病院分)
収入
支出
18年度
予算額
運営費交付金(附属病院)
2,238
附属病院収入
雑収入等(附属病院)
国庫補助金(附属病院)
受託研究等収入(附属病院)
寄付金収入(病院)
長期借入金収入
計
診療経費
人件費(附属病院)
財務費用
施設整備費
長期借入金償還金
計
20,658
185
249
1
1
1,815
25,147
12,885
10,447
19年度
予算額 前年比
20年度
金額 前年比
21年度
金額 前年比
22年度
金額 前年比
23年度
金額 前年比
計
2,132 -5.0%
2,273
7.0%
2,023 -11.0%
1,786 -12.0%
1,572 -12.0% 12,024
20,816
1.0%
185 ―
249 ―
1 ―
1 ―
600 -67.0%
23,984
13,045
1.0%
10,312 -1.0%
27
1,815
600 -67.0%
20,916
185
249
1
1
600
24,225
12,954
10,181
36
600
454
24,225
0.0%
―
―
―
―
0.0%
21,016
185
249
1
1
600
24,075
12,771
10,055
45
600
604
24,075
21,116
185
249
1
1
600
23,938
12,595
9,935
54
600
754
23,938
21,216
185
249
1
1
600
23,824
12,424
9,833
63
600
904
23,824
25,147 23,984
-1.0%
-1.0%
33.0%
0.0%
0.0%
―
―
―
―
0.0%
-1.0%
-1.0%
25.0%
0.0%
33.0%
0.0%
―
―
―
―
0.0%
-1.0%
-1.0%
20.0%
0.0%
25.0%
0.0% 125,738
―
1,110
―
1,494
―
6
―
6
0.0%
4,815
145,193
-1.0% 76,674
-1.0% 60,763
17.0%
225
0.0%
4,815
20.0%
2,716
145,193
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
中期目標
num
1 前文
公立大学法人大阪市立大学は、次の
2 理念に基づき、大阪市立大学の設置及
び管理を行う。
3 1 大阪市立大学の理念
優れた人材の育成と真理の探究とい
う大学としての普遍的な使命を果たす
とともに、人とその活動が集積する都
市を学問創造の場としてとらえ、都市
4 の諸問題に英知を結集して正面から取
り組み、その成果を都市と市民に還元
することにより、地域社会ひいては国
際社会の発展に寄与する、市民の誇り
となる大学を目指す。
また、都市型総合大学として、都
市・大阪の伝統と文化を継承するとと
もに、既成の学問の枠にとらわれない
自由で創造的な教育と研究及び高水準
5
の医療を通じ、市民とともに、都市の
文化、経済、産業、医療等の諸機能の
向上を図り、真の豊かさの実現を目指
す。
6 2 大学経営の理念
理事長は、教職員が一体となって大
学経営に取り組む体制を構築するとと
7 もに、学長として、大学活動の全般に
わたって最大の効果を生むためにリー
ダーシップを発揮する。
8 Ⅰ 中期目標の期間
平成18年4月1日から平成24年3
月31日まで
9
中期計画(案)
現状、課題等
*公立大学法人大阪市立大学の中期目標(平成18年度
から平成23年度の6年間)を達成するために、中期計
画を定める。
*特に実施年度等の記述のない場合、中期計画全般にわ
たる達成時期区分は次のとおりとする。
・平成18、19年度 着手
・平成20、21年度 達成
・平成22、23年度 検証(次期中期目標・計画の検
討)
10
11 Ⅱ 教育研究等の質の向上に関する目標 Ⅰ 教育研究等の質の向上を達成するための措置
12 1 教育に関する目標
1 教育に関する措置
13 (1)教育の基本方針
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評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
大阪市立大学における教育は、都
市・大阪を背景とした市民の大学とい
う理念に立脚しつつ、人類の幸福と発
14 展に貢献するため、さまざまな分野に
おいて指導的役割を果たし、社会で活
躍する人材を育成することを目標とす
る。
15 (2)教育の内容
16
17 ①人材育成の目標
18 ア 学士課程
優れた専門性、実践性及び国際性を
有し、総合的な判断力と豊かな人間性
19
を備え、社会に積極的に参加する市民
的公共性を持った人材を育成する。
20 イ 大学院課程
21 (ア)前期博士課程
それぞれの学問領域の研究成果を体
22 系的に学習し、学際領域にも応用展開
できる創造力ある人材を育成する。
23 (イ)後期博士課程
新しい研究領域の開拓に取り組むな
ど、自立した研究者として世界に通用
24 する人材を育成するとともに、特に高
度な知識、技術及び研究能力を有する
専門家を育成する。
25 (ウ)専門職学位課程
高度専門職業人として都市の諸問題
26 に積極的に取り組み、地域の活性化を
先導する人材を育成する。
27 ②アドミッション・ポリシー(学生受入方針)
人間性豊かで、科学や都市の産業、
文化、生活及び環境に広く関心を持
ち、向学心旺盛で優れた資質を有する
学生を、広く国内外から受け入れる。
28
29 ③入学者選抜
各学部及び研究科は具体的な人材育
成の目標像と明確なアドミッション・
30 ポリシーに基づき入学者選抜を実施す
る。
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
(1)教育の内容
①学生の受入れ
(各学部・研究科の人材育成の目標像)
・各学部、研究科、学科、専攻等の具体的な人材育成の ・平成16年3月に各学部・研究科の人材育成の目
目標像を明示する。
標像を作成し、ホームページ等でも公開している。
(各学部・研究科のアドミッション・ポリシー)
・各学部、研究科、学科、専攻等のアドミッション・ポ ・入学者選抜については、一般入試のほか、ユニー ・競争率(倍率)
リシー(学生受入方針)を明確にし、ホームページなど ク入試、社会人特別選抜、推薦入学、第3年次編入 ・合格率
で公表する。
学、私費外国人留学生特別選抜、職業教育を受ける ・合格者の入学率
高校生を対象にした推薦入学、企業・自治体・団体 ・受験者、合格者のセ
等からの組織推薦枠制度や実務経験者に対する特別 ンター試験における水
選抜など、多様な制度を設けている。
準
(入学者選抜制度)
・継続的に、入学後の成績等を追跡調査し、各学部・研 ・入学者選抜制度の検証については、GPA制度を
究科では現に実施しているユニーク入試や推薦入学、帰 用いて一部の学部で実施している。
国生徒・留学生や社会人に対する特別選抜制度など各種
の選抜制度の検証を行い、平成20年度以降に、順次その
改善・充実を図る。
31
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
32
33
中期計画(案)
現状、課題等
(広報活動)
・優秀な学生の確保を図るため、高大連携の促進、オー
プンキャンパス、進学ガイダンス、各学部・研究科の
ホームページなどによる大学及び大学院志望者に対する
広報活動を平成18年度以降一層強化する。
評価指標
・オープンキャンパス・進学ガイダンスのほか、大
阪市広報板へのポスター掲示や大学のホームページ
で入試情報・過去問の掲載を含む広報に努めるとと
もに、高等学校、高等専門学校の訪問や校長会等で
の入試説明などにより、進学希望者を有する学校に
直接働きかけている。
・オープン・キャンパス
昭和62年度から実施している。
・新聞社等の進学説明会等への参加
平成17年度 19回
34
・オープンキャンパス
の実施日数
・オープンキャンパス
の参加者数
・進学ガイダンスの実
施回数
・新聞社等の進学説明
会等への参加回数
35
36
37
38
39
40 ④学部教育
学士課程では、幅広い教養を修得す
るとともに、基本的な専門知識を学習
41 できるカリキュラムを編成する。
42
43
・平成18年度から実施される大学コンソーシアム大阪 ・9月に開催された「大学コンソーシアム大阪」の ・大学フェアへの参加
の企画「大学フェア」に積極的に参加し、受験生を対象 総会において、大阪府下の高校の校長会と連携した 実態
とした各種の催しを実施する。
大学フェアの実施が承認された。
・外国語による募集要項などを工夫し、留学を志望する
外国の学生への広報活動を強化する。
・外国語募集要項の発
行枚数
②教育課程の編成
(学部教育)
・全学共通教育と各学部における専門教育との有機的連 ・各学部において独自の検討は行われており、既に
携のあり方について調査研究を行い、各学部は、その成 カリキュラムの編成の工夫や履修モデルの提示を
果を平成22年度までにはカリキュラムの編成と履修モ 行っている学部もある。
デルの作成に反映させる。
・実務経験者による講義科目を充実するとともに、もの ・理系の学部では、基礎教育実験棟における実験実 ・実務経験者による講
づくりを実感させる科目やフィールドワークを組み入れ 習のほか実務経験のある技術者による実学科目を提 義科目の設定状況
た科目を充実させることにより、参加型の教育を促進す 供している学部もある。
・参加型教育の実施状
る。
況
・学部内での副専攻制度の導入や他学部専門科目の履修 ・文系の学部では他学部の専門科目を履修できる仕 ・他学部の専門科目履
を認め、情報を提供するなど、総合大学であることのメ 組みがある。
修による単位認定の状
リットを十分に生かし、幅広い専門知識の修得を可能に
況
する仕組みを設ける。
受講状況
科目数、学生数
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
44
45
46
47
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
・高校の新教育課程を経た学生が入学する平成18年度
以降について、学部教育とりわけ初年次教育(転換教
育・導入教育)のあり方を検討し、高校と連携を強化し
つつ具体的カリキュラムを作成して、その実施体制を確
立する。
・社会情勢の変化などに応じて学部第2部(夜間課程) ・学部第2部については、夜間課程に対する現状の ・学部第2部の学生の
のあり方について検討を行う。
ニーズを勘案し、平成17年度から、学部間の連携 状況
による広領域化を図っている。
有職者数など
(外国語教育)
・全学共通教育においてTOEFL、TOEIC等での ・TOEIC650点(相当するTOEFL、英語 ・英語による授業の実
単位認定に平成19年度から取り組むとともに、学部専 検定の成績)以上の者について、単位認定を検討中 施状況
門科目の枠内で英語の授業を増やしたり、海外の語学講
習会への参加を奨励する。
・既に「外国語演習」を実施している学部がある。
48
・平成15年度よりインターナショナル・スクール
を設置し、英語による授業(講義、演習発表)を実
施している研究科もある。
49
・平成15年度よりオックスフォード大学ハート
フォード・カレッジの語学研修プログラムへ学生を
派遣している。修了者には専門外国語科目2単位を
認定している研究科もある。
50
・平成18年度より、本学学生のハンブルク大学へ
の留学に対して、ハンブルク州より奨学金が支給さ
れる予定である。
51
52
・全学共通教育における英語の授業を改革し、「読む・
書く・聞く・話す」能力がバランスよく向上することに
努める。
53
・学部及び大学院において外国語による授業の充実を図
る。
54 ⑤大学院教育
(大学院教育)
4 / 42 ページ
・外国語による授業の
実施状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
大学院課程では、優れた研究者を養
成するとともに、特に高度な知識、技
術及び研究能力を有する専門家を養成
できるカリキュラムを編成する。
55
56 ⑥社会人教育
社会人が高度な専門的知識と技術を
修得できるよう、再学習の機会等を幅
広く提供し、社会人教育を充実する。
57
中期計画(案)
・総合大学としての特徴を生かし、学際的な教育・研究
を進めるため、既成の専門分野にとらわれない分野横断
型の履修を拡充することをめざし、平成19年度を目途
に学内の協議を行うとともに、国内外の他大学、他研究
機関との単位互換制度の拡充についても平成20年度を
目途に検討を行う。
62
・分野横断的履修を可能とするため、科目群の編成
替えを行ったり、専攻にとらわれず様々な科目の履
修を可能としている研究科がある。
また、新たに学際分野科目を提供したり、非常勤
講師による最先端研究や学際領域研究に関する成果
の特別講義を重視する研究科もある。
さらに、バーチャルな専攻横断型研究機構を立ち
上げ、大学院生の参加を促進している研究科もある
・分野横断型履修の状
況
科目数、学生数
・他大学、他研究機関
との単位互換の状況
相手先大学、機関数
科目数、学生数
・創造都市研究科のワークショップでは、社会人学
生の問題意識や実社会での課題等を対象に、ゲスト
スピーカーを迎え、教員・学生がともにグループで
取り組む討議方式を採用している。
・社会人が学びやすい環境を整えるため、大学院におい ・理系の研究科では後期博士課程の社会人学生につ
て、長期履修学生制度の導入などを検討するとともに、 いてはゼミの時間等は弾力的に運営している研究科
平成20年度以降のカリキュラム・時間割の編成に弾力 もある。
性を持たせる。
・プロジェクト式の研究で実施している研究科や昼
夜開講制を導入している研究科もある。
60
61
評価指標
(社会人教育)
・リカレント教育などの社会人教育に配慮したカリキュ ・平成15年度に社会人向けの夜間大学院として創
ラム編成について国内外の大学の実情の調査を行い、平 造都市研究科を大阪駅前第2ビルに設置した。
成20年度までにはプロジェクト型の研究や夜間開講授
業、実務型授業、短期集中授業などを実施ないし充実す
るとともに、企業や行政における実務者の博士学位取得
を目的とする修学需要への対応などの検討を進める。
58
59
現状、課題等
(高度専門職業人教育)
・経営学研究科の社会人特別プロジェクトや経済学研究 ・平成16年度に法学研究科にいわゆる法科大学院
科の社会人を対象とした大学院教育の実績を踏まえ、社 (法曹養成専攻)を新設した。
会人教育の活性化の観点から、経営又は会計の分野にお
ける本学独自の専門職大学院のあり方や、産業構造の変
化と技術革新に対応できる専門知識・技術を身につけた
人材を育成するための理系をも含めた多様な専門職大学
院のあり方について、検討を進める。
・専門職大学院(法科大学院)では、入学者に占め
る社会人数の割合は創設時から4割を超えている実
態がある。
63
・社会人が多く入学している学科において、入学後
退職して学業に専念するケースが多い。
64
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
65
66
67
68
69
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・看護学研究科の新設について、医学部看護学科の看護 ・平成16年度に看護短期大学部を改組し医学部看
学部への改組と併せて
護学科とした。平成20年度に最初の卒業生を送り
平成20年度を目途に検討を進める。
出すことになる。
③授業形態、学習指導法等
(シラバスの充実)
・計画的な学習を促進するとともに、選択科目や他学部 ・既に多くの学部で、講義の主題と目標、講義方
科目につき、主体的選択が可能になるよう、全学で記載 法、評価方法、教材などを記した詳細なシラバスを
項目を統一したシラバスに、授業内容、授業の進め方、 提供している。
獲得目標、成績評価の方法などを記載する。
・JABEE認定と連携して充実を図る学部もあ
る。
70
71
72
73
74
75
・全ての学部・研究科のシラバスをホームページに掲載
し、他学部・他研究科の学生が履修可能な科目を文系・
理系別に明示する。
(学部教育)
・情報機器を利用した公開講義など、教員の指導技術の ・専門科目では、情報機器を使用した講義として
向上を図る取組を行い、学生の理解力を高めるためのさ 「コンピュータ講座(経済統計論特殊講義)」や
まざまな授業形態を工夫する。
「法情報学」などがある。
・インターネットやオフィスアワーの活用などにより、
授業時間外における予習・復習・補習・質問を可能と
し、担当教員との間で履修上必要なコミュニケーション
が取れるようにする。
・科目の内容・性質に配慮しつつ、授業の適正規模の上 ・全学共通教育では、教室規模に応じた履修者数の
限をシラバスに明記するなど、少人数教育を重視し、双 調整により過大クラスを防止するとともに、ティー
方向型授業を拡充するとともに、平成19年度以降に
チングアシスタントが有効に機能している。
は、授業評価アンケートなどを通じて検証を行う。
・文系では、ゼミ、外書講読、外国語演習、コン
ピュータ講座など少人数教育の科目が多くを占めて
いる。
76
・理系では、学部4年次には各研究室で個人指導に
よる卒業研究に取り組むとともに、研究分野単位に
よる少人数のセミナー形式の授業も行っている。
77
78
評価指標
(大学院教育)
6 / 42 ページ
・情報機器の活用状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・授業評価アンケートの実施や指導方法の検討を通じ
て、大学院教育の改善に努める。
79
80
83
84
・研究分野単位による少人数のセミナー形式の授業
を実施するとともに、論文の作成のための特別研究
は、個人指導を実施している研究科もある。
・大学院学生の共同研究への参加を促進し、また学友会 ・後援会・学友会などによる大学院学生の学会発表 ・大学院学生の学会で
などの協力を得て、学会・研究会での発表を支援する。 助成制度を有する研究科もある。
の発表状況
(高度専門職業人教育)
・学生が先端的な実務理論に接する機会や企業等の活動
の当事者に触れる機会を設けるとともに、教員の授業経
験を集約し、グループ学習と個人学習を結合させる観点
から、高度専門職業人養成にふさわしい授業形態、研究
指導方法を開発し、実施する。
・正規の授業科目の中に、現実の企業や地域の活動 ・実務家や企業との連
に触れる機会を設けるとともに、ケースメソッド等 携状況
を多用し、教員と学生間・学生相互間の質疑応答の
要素を取り入れて、双方向的・多方向的な授業とな
るよう工夫している。
・社会人院生のプロジェクト研究に関わって、適宜
専門家を招いて講義や講演会を開催している。
85
86
87 ⑦厳正な成績評価
88
人材育成の目標像に基づき、学生が
達成するべき具体的な目標を明確に示
89
し、厳正な成績評価を行う。
・ワークショップ、研究指導、助言教員制度などに ・授業評価アンケート
よる、複数の教員による指導体制は既に実施済みの の実施回数、回答状況
研究科もある。
・学位論文提出ガイドラインの検討等を経て、平成19 ・分野ごとの共同研究会などを通じて集団的な指導
年度以降、研究科の実情や学問分野の特性にも配慮しつ を行うとともに、専攻・科目を異にする多くの大学
つ、複数の教員による指導体制の整備に努める。
院生が共通のテーマで学ぶ機会を提供している研究
科もある。
81
82
④適切な成績評価等の実施
(学部教育)
・各科目の目標達成度や学生の理解度を点検しつつ、そ ・既に講義概要やシラバスに成績評価の方法等を記
れぞれの科目の具体的な達成目標と成績評価の方法、評 載済みの学部・研究科もある。
価基準をシラバスに明示する。
90
・卒業研究は学科ごとに発表会を開催し、卒業判定
を行う学部・研究科もある。
91
・通常の筆答試験以外に口頭試問も導入したり、講
義の理解度をはかるために出席時の小テストを行う
場合もある。
92
評価指標
・成績評価の実態調査を行い、適切な成績評価の方法を ・講義科目については、期末試験の成績にレポート
を加味して、適切な成績評価に努めている学部・
開発する。
研究科もある。
7 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
93
・実験、演習、実習等の実技系科目は、出席点、レ
ポート、作品を評価している学部・研究科もある。
94
・卒業研究は、論文発表を行い総合的に評価してい
る学部・研究科もある。
評価指標
・成績評価をより厳正かつ客観的にするためにGPA制 ・既にGPA制度を実施済みの学部もあるが、最優 ・GPA制度の実施状
度(5段階で評価した上、単位あたりの平均点を出して 秀学業賞、最優秀卒業論文賞などの表彰を行った 況
評価する制度)を拡大する。
り、卒業論文の審査委員会を設け、水準に達しない
ものは書き直させている学部もある。
95
96
(大学院教育)
・修士・博士の学位授与につき、論文の審査手続・審査 ・審査委員会の構成、口述試験の要領、審査に先立
基準を、研究科要覧やホームページに記載することによ つ公開の公聴会・研究会の開催などについて研究科
り、明らかにする。
要覧に明記することにより、既に学位論文の審査手
続の明文化を実施している研究科もある。
97
・論文執筆方法や論文提出の資格要件の基準作りを
実施している研究科もある。
98
99
100
⑧教育力の向上
101
ファカルティ・ディベロップメント
(教員の能力や資質の開発)活動等に
より、教員の教育力の向上を図る。
102
⑤ファカルティ・ディベロップメント(大学教員の能力や資質の
開発。以下「FD」という。)
(全学での取組)
・公開授業の実施や授業改善に関するワークショップを ・全学共通教育においては、平成12年度から公開 ・FD研究会の開催回
開くなど、全学の教員の参加によるFD活動を継続的に 授業(22回)、平成15年度から授業改善のため 数、参加人員
実施する。
のワークショップ(3回)を開催してきている。 ・公開授業の実施回
数、参加人員
・FDワークショップ
の開催回数、参加人員
・大学教育研究センターは、平成15年度以降3
回、全学的なFD研究会(年1回)を開催し、発
表・交流・意見交換を行っている。
103
104
105
・学生による授業評価を専門教育も含めて全学的かつ継 ・全学共通教育では、学生による授業評価アンケー
続的に実施するとともに、適切な授業評価のあり方を検 トを平成6年以降毎年実施している。
討する。
(部局での取組)
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・平成18年度以降、各学部・研究科にFD委員会を置 ・FD委員会を設置済みの研究科もある。
き、授業に関する研修会等を開催するなど、教員の全員
参加によるFD活動を活発化する。
106
109
110
111
112
113 ⑨教育の成果の検証
114
教育の質の向上を図るために教育の
成果及び効果の検証を行い、結果を公
表するとともに、改善に結びつける。
115
116
・FD研究会の開催回
数、参加人員
・公開授業の実施回
数、参加人員
・FDワークショップ
の開催回数、参加人員
・教育指導方法の教員間の連絡調整のための委員会
を置く研究科や、授業の傍聴、受講生から講義内
容・授業方法等についてアンケートを行っている研
究科もある。
107
108
評価指標
(授業の改善)
・各学部のFD委員会において、公開授業の実施やワー ・授業に関する学生へのアンケート、コミュニケー ・授業評価アンケート
クショップ、外部の専門家を招いての公開講座を開く。 ション・カードの配布によるフィードバックの実 の実施回数、回答状況
施、期末ごとのアンケート調査、年1回ペースでの
教員集会の開催や教員が相互に担当科目に関する
「授業研究」を行い問題点の把握や課題を共有化す
るなどの活動が既に行われている。
・学生による授業評価など教員の授業改善方策を平成2 ・平成16年度に学生による学部専門科目の授業評
0年度までに具体化する。
価を行った学部・研究科もある。
・優秀な教育活動に対する表彰制度を検討するととも
・優秀な授業やテキストの表彰は、平成17年度か
に、全学及び各学部・研究科においては、授業内容の理 ら学友会の支援により行われている。
解度などの教育上の効果を客観的な形で評価し、学科ご
との統計の形で公開したり、評価が著しく低い担当教員
には面談で指導するなどの工夫を行う。
⑥教育の成果・効果の検証
(追跡調査)
・入学者選抜方法と入学後の成績の関連を既存の資料を ・各入試制度別入学生に対する入学から卒業までの ・在学者数
活用しながら平成20年度までに分析するとともに、学 成績に関する追跡調査を実施している研究科もあ ・進級率(留年率)
生の入学時から就職後に至るまでの追跡調査などを
る。
・卒業者数
平成21年度までに行い、これらの分析結果をもとに、
・就職率
全学レベルでの改善策をまとめるとともに、教育点検シ
・進学率
ステムを学部・学科レベルで構築する。
・就職した者の進路
・進学した者の進路
・入試制度別の学生のGPA比較を行っている学部
研究科があるが、現在の実施体制方法では事務処
理上の限界がある
9 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・卒業生及び卒業生の就職先、非常勤講師などに対
し、学科の教育目標・カリキュラム等に関するアン
ケート調査を実施している研究科もある。
117
118
119
(外部評価の活用)
・JABEE(日本技術者教育認定機構)が実施する日 ・いくつかの学部では、JABEE認定を受けてい ・JABEEの受診状
本技術者教育認定制度をはじめ、国際的・全国的な外部 る学科がある。
況
の教育課程認定制度など、外部評価を活用する。
・ステークホルダーによる教育検討会議を行い、教
育の成果や効果の検証を実施し、教育貢献度評価を
行い、最優秀教員名を学科ホームページに公開して
いる研究科もある。
120
121
122 (3)教育の実施体制
123 ①教育組織の整備
人材育成の目標を達成するために教
育組織の整備及び充実を図る。
評価指標
(2)教育の実施体制等
(全学共通教育と専門教育の有機的連携)
・大学に教育推進本部を置き、本学の教育全般を掌握し ・平成15年度に大学教育研究センターを新設し
統括する。
た。
124
・このセンターでは、組織的な教育活動(FD活動
など)の強化により教育の効果や効率を高めるとと
もに、全学共通教育・専門教育・大学院教育のつな
がりを考慮した高等教育のあり方や教授法、教育評
価、学生の追跡調査に基づく入試制度の改善と見直
し、高校との連携のあり方などを総合的に検討して
いる。
125
126
また、幅広く豊かな教養と高度な専
門知識を結びつけるために学内の教育
127
体制の有機的連携を図る。
・全学共通教育と専門教育とを各学部の特性に応じて有
機的に連携させるため、教育関係の委員会の見直しを含
め教育実施体制を整備する。
128
(大学教育研究センター)
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
129
130 ②IT(情報通信技術)の活用
学生の学習意欲と理解度の向上を図
るためにITを活用する。
131
132
133
134
135
136 ③教育施設及び設備の整備
時代の要請に即応した先端的な教育
研究を推進するための基盤的な施設及
137 び設備の整備を図る。
138
139
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
・大学教育研究センターは、各学部・研究科と連携し
て、入学者選抜制度にかかる追跡調査・分析、全学共通
教育と専門教育の有機的連携に関する調査研究、成績評
価の実態調査、授業評価のあり方の検討などの調査研究
を推進する。
また、その成果をもとに、適切な成績評価のための改
善策を示すとともに、全学的FD活動の実施と各部局の
FD活動の支援を行うなど、各学部・研究科の教育活動
改善への支援を充実させる。
(ITの活用)
・学生の学習をサポートするため履修案内等の学習に必 ・IT利用をアシストする機能を担うスタッフの人
要な情報の通知にITを活用する。
数が少ない。
・インターネットを活用した公開授業等を実施するため ・授業を補完するものとして、電子掲示板やメーリ
の設備など、オープンラーニング環境を平成19年度を ングリストを活用している研究科もある。
目途に整備する。
・各学問領域の専門分野ごとに教材の蓄積を図り、電子 ・ワークショップの記録(講演、質疑などの映像記
化と公開を推進する。
録については参加者の同意の範囲)をホームページ
上に日英両語で公開している研究科もある。
・教育活動の改善を図るため、教務事項に関係するデー
タ(入試を含む。)や情報を相互に活用できる体制を、
ITを活用して整備する。
・教員のIT活用能力の向上を図るとともに、情報技術 ・ネットワーク管理のための技術的作業が、教員の
に精通した専門的職員を採用することを検討し、支援体 負担になっている場合がある。
制を整備する。
(教育の支援)
・学生用の図書・情報などの資料収集基準を策定し、教 ・本学の所有図書は、平成16年10月現在、学術 ・所有図書の冊数
育・学習に必要な資料の整備拡充を図るとともに、図書 情報総合センター230万冊、大学全体260万冊 ・利用状況
館機能、情報処理・ネットワーク機能の一層の充実など となっている。
を図ることにより、創造性豊かな学習環境を実現する。
・総合的な教育研究支援施設としての学術情報総合セン ・社会人学生の自習を支援するために、学術情報総
ターの利便性の向上について、継続的に検討を行う。
合センターの日曜・休日の開館を必要と考える研究
科もある。
(教育の実施体制にかかる特記事項)
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・文部科学省の「国公私立大学を通じた大学教育改革の
支援」など学外からの支援を得て形成された教育体制で
あって、本学の特色となる教育研究拠点と位置づけられ
るものについては、その評価を踏まえつつ、その維持発
展のための必要な支援を行う。
140
・文部科学省の平成16年度法科大学院等専門職大
学院形成支援プログラムの「教育高度化推進プログ
ラム」に、法学研究科法曹養成専攻の「中小企業法
臨床教育システム」が採択された。
このプロジェクトは、まず第一に、中小企業が遭
遇する様々な法律問題に的確に対応することのでき
る、高度の専門的技能を備えた法曹を養成すること
を、そして第二に、大阪および周辺地域で操業する
中小企業に、法律分野における専門的な知識を提供
することを目的とするものである。
これらの目的を実現するために、市内および周辺
地域のいずれからでもアクセスの容易な大阪市中心
部に「大阪市立大学中小企業支援法律センター」を
開設し、そこを拠点として中小企業向けの無料法律
相談を実施するとともに、この無料法律相談を法曹
養成専攻の正規の授業科目として位置づけ、そこに
学生を参加させることによって、座学からは得られ
ない、法が用いられる現場の実態に関する知識を習
得させることを試みている。
・文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログ
ラム(現代GP)」の平成17年度の募集に生活科
学研究科「QOLプロモーター育成による地域活性
化」プロジェクトが採択された。
このプロジェクトでは、生活科学部の学生・教員
が、学部学科横断的な教育プログラムとして様々な
スペシャリストや地域住民が協働して取り組む「地
域ネットワーク」を活用した実習などを展開し、従
来の専門職養成に加えて、俯瞰的視点を持ち、各生
活要素を統合・再構成する能力を有する専門職であ
るQOLプロモーターの養成を目指す教育プログラ
ムの開発を進めていく。
141
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評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・大学病院の教育の活性化を促進するとともに、地
域における医師・医療人の確保などを目的とした文
部科学省のプログラム募集に医学部附属病院の「市
民病院と連携した全人的総合診療医の育成」プログ
ラムが採択されている。(平成17年度から3か年
計画)
このプログラムでは、総合内科、総合外科及び救
急疾患から補完代替医療にまで対応する能力を有す
る総合診療医養成のため、医学部附属病院の総合診
療センター・救急部を中核に、初年次では附属病院
の専門診療各科と横断的に連携しプライマリケアに
必要な診断・治療能力を身につけ、2年次では各市
民病院での臨床を経験、3年次に附属病院へ戻りさ
らに研修を行うとともに、プログラムの期間中は休
日急病診療所で、1次2次救急疾患の対応を行う。
142
143
144
145 (4)学生への支援
146 ①学生支援体制の整備
学生への支援を充実し、強化するた
めの体制を整備する。
147
・体育学研究室を健康・スポーツ研究センター(仮称)と
改称し、健康・スポーツ教育の充実を図る。
(3)学生への支援
(学生支援体制の整備)
・学生に対する全学的な相談窓口(電子メールを含
・学部事務室が、学生の履修や生活上の「頼れる相
む。)を設置するとともに、学生のニーズを把握するた 談窓口」となっている実態がある。
め、窓口担当者などの意見を集約し、施策に反映させる
体制を構築するなど、きめ細かな学生支援を可能とする
体制を整える。
・各研究分野ごとに、教員、学生のメーリングリス
トや電子掲示板等を整備している研究科もある。
148
149
150 ②学習の支援
学生が明確な目的を持って学習でき
るよう、履修相談や助言指導等の支援
151
を行う。
評価指標
・学科・専攻ごとに学習相談・支援窓口を設置するな
・学部事務室が学生のニーズを把握し、教授会・各
ど、学部・研究科レベルでの支援体制(事務室と教員組 種委員会委員などに伝えている。
織の間での意見・情報交換を含む。)の維持・発展に努
める。
(学習相談・助言)
・学部1回生の担任制度を平成18年度以降拡充し、各
学科・専攻・コースの教務担当や1回生担任による履修
指導を実施する。
13 / 42 ページ
・担任制度の実施状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
152
153
中期計画(案)
現状、課題等
・平成20年度までに学習目的に応じた複数の履修モデ ・進級の節目ごとに教務担当教員と職員が学生に履
ルを提示するなど、「学部便覧」に掲載している履修概 修指導・説明している研究科もある。
要をより正確でわかりやすい表現にするとともに、各セ
メスター直前に学科の教育目標の徹底を行うなど、履修
ガイダンスをさらに充実させる。
・教育相談室を設けるとともに、担任制などを活用した ・大半の学科では月1、2回のオフィスアワーを設 ・オフィスアワーの実
施状況
個々の学生の状況に応じた進路等の相談体制の整備や全 けている研究科もある。
教員によるオフィスアワーの取り組み、各学部・研究科
における学習相談窓口(電子メールを含む。)や学習や
教育に関する意見箱の設置、チューター制度の導入など
を実施し、組織的できめ細かな学習相談を行う。
・各学期に少なくとも1回、教員の側から学生を呼
び出し、学習の進捗状況等について尋ねる制度の試
行や、教務委員が学習や生活全般にかかわる相談を
受け、様々な助言や指導している研究科もある。
154
・入学から卒業まで4年間を通じて同一教員による
担任制を導入し、学習指導については毎年度の初め
にガイダンスを行い、学習相談には教務委員が対応
しつつ、留学生に対して大学院生がチューターとな
り、学習・研究や日常生活上の助言を含めたチュー
トリアルを行っている研究科もある。
155
156 ③学生生活の支援
学生が豊かなキャンパスライフを通
じ、その資質の向上を図ることができ
るよう、生活等に関する支援を行う。
157
評価指標
(キャンパスライフの充実)
・各学年・各学科ごとに相談担当教員1名を配置し
・学生の生活に関する相談にきめ細かく対応するため
に、各学年・各学科ごとに相談担当教員を置き、学生との ている研究科がある。
定期的な懇談の場を設けるとともに、奨学金、授業料減
免、アルバイト、消費生活問題などの情報を、学内ホー
ムページなどを活用し、適時に提供する。
158
・留学生の生活相談については院生によるチュー
ター制度がある。
159
・奨学金、授業料減免、アルバイト、保険加入など
の情報を学内ホームページに掲載している。
160
・授業料等の減額、免除のあり方や、成績優秀な学生に ・法科大学院では、成績優秀者に対する授業料減免
対するインセンティブの付与について検討する。
制度を実施している。
161
・大学独自の奨学金制度として市立大学一般奨学金
と大学院修学援助資金がある。
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・経済的事情のため、修学困難となった学生には、
授業料減免や分納制度を適用している。
162
163
164
165
166 ④進路選択の支援
学生のキャリア形成の意欲に応え、
167 卒業後の進路に関する情報の提供等の
支援を行う。
168
169
170
171
172
評価指標
・学友会など、大学関連団体と連携して顕彰制度を充実 ・優秀な成績を収めたサークル・個人、顕著な活動
させ、クラブ・サークル活動を奨励する。
が認められたサークル・個人に対して、体育会同窓
会や育桜会の支援を得て、顕彰を行っている。
・地域施設や地域活動などに対して、貢献可能なボラン ・学生による法律相談が教員の指導・協力のもとに
ティア活動についての広報を強化し、学生に対してボラ 行われている。
ンティア活動に関する各種情報などを提供する。
・学生の定期健康診断受診率を上げるとともにカウンセ ・学生の健康管理として、定期健康診断と週4日の ・カウンセリングの受
診 件数等
ラーの相談体制や健康・スポーツ研究センター(仮称)が カウンセリングを実施している。
行うクラブ、サークル活動支援などを充実させる。
(キャリア形成支援)
・キャリア形成支援のあり方を研究し、その成果をもと
にプログラムを開発・導入する。
・各学部・研究科では卒業生の就職先についての把握と ・各学科あるいは専攻毎に就職担当教員を配置する
記録の充実を図る。
とともに、就職資料室を設置している。
・平成18年度以降、各学部・研究科のHPに学内限定 ・学部事務室で掲示や資料閲覧を行うとともに、担
の就職情報ページを設置する。
当教員は、研究指導の中で、適宜、就職のためのア
ドバイスや支援等を行っている。
・学生に幅広い知識と技術を習得させ、就職に有利な状 ・生協との共催で、公務員試験対策講座を実施して
況を作り出すために、平成19年度以降、複数の資格
いる。
(ダブルライセンス)の取得の可能性を検討する。
・起業・NPO設立に関し、卒業生・在校生・教員の協
力による支援体制の創設などに努めるほか、学友会など
と連携して情報の収集及び周知にかかる体制の充実を図
る。
・公認会計士などの高度専門職業人や大手企業に勤
める若手の卒業生を招いて新入生むけに講演会とシ
ンポジウムを行い、体験談に触れる機会を設けた
り、卒業生の協力による特講を提供している学部・
研究科もある。
・クリニカルクラークシップ(診療参加型実習)制度や
大阪市の関係機関とインターンシップ(就業体験学習)
制度を設置するなど、インターンシップ制度の充実を図
る。
・大阪府内の6市における自治体インターンシップ ・インターンシップ等
を平成15年度から実施するとともに、法科大学院 の状況
では、受入先として高水準な法律事務所を確保し、
教育効果を発揮している。
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
173
中期計画(案)
現状、課題等
・就職活動を支援するため、学友会などの協力を得なが ・卒業生・他大学研究者との交流や、講演会などが
ら、講演会、体験報告会、会社説明会の実施や、学生に 自主的に行われている。
よる自主的な専門職の採用試験研究会の支援など、支援
事業をさらに充実させる。
・授業終了後等の学生の集まりやすい時間帯に、
「談論風発」型の意見交換の場を設けている。
174
・各種就職ガイダンスなどを実施するとともに、
「就職ハンドブック」を配布するなど就職・求人情
報の提供に努めている。
175
・就職ガイダンス
平成16年度 28回
・卒業生による会社説明会
平成16年度 150社
(5399人参加)
・就職相談
平成16年度 364人
176
177
178
179 2 研究に関する目標
180 (1)研究の基本方針
181 ①卓越した研究拠点の形成
新しい知の創造を目指し独創的で特
色ある研究を進め、市民の誇りとなる
卓越した研究拠点を形成することによ
182 り、学問研究において先駆的役割を果
たす。
2 研究に関する措置
183 ②地域社会との連携
都市が抱えるさまざまな課題に研究
科を越えて取り組み、また、学外の団
体や研究者等と連携して、その成果を
184
都市と市民に還元し、地域社会の発展
に寄与する。
185 ③産業の諸分野との連携
新しい産業を生み出す芽となる研究
を推進し、大学を越えて産業の諸分野
186 との連携を進め、その成果を社会に還
元していく。
187 (2)研究の実施体制
評価指標
(1)研究の実施体制
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・就職ガイダンスの実
施回数、参加人員
・卒業生による会社説
明会の実施回数、参加
人員
・就職相談の実施状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
188 ①大学の特色となる研究の推進
研究の基本方針を実現するため、独
創性に富んだ基礎研究及び応用研究を
大阪市立大学の特色となる基幹的な研
189 究に育てるための支援体制を構築す
る。
190
191
192
193 ②各研究科における研究の推進
各研究科では、研究の自由と自主性
を尊重し、研究組織としてその能力を
194
最大限に発揮できる自律的研究体制を
確立する。
195 ③都市に関する総合的な研究の推進
都市・大阪の未来を拓く学際的かつ
総合的な都市研究を推進するため、学
内及び学外の多くの研究者が集まる柔
196 軟な研究体制の整備及び充実を図る。
197
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
(研究体制の整備)
・大学に研究推進本部を置く。
・研究推進本部が統括する特別研究(現行の重点研究、 ・全学的な研究体制として平成14年度に大阪市と
都市問題研究、新産業創生研究など)と各研究科におい の共同研究的な試みとして「プロジェクト研究」
(現:都市問題研究)を開始し、平成15年度から
て行う研究とに研究体制を区分する。
は、
21世紀COEプログラムに呼応するものとして重
点研究を、地域経済の活性化への取組として新産業
創生研究を加えた。
・大学の特色を明確にする研究に対し、全学的な視点で ・平成13年度から研究費の5%を学長裁量経費と ・重点配分予算の確保
重点的予算配分を行う仕組みを設ける。
して留保するとともに、平成14年度からは更に研 及び執行の状況
究費の10%を全学的共通経費として位置づけてい
る。
・研究にかかる情報収集、研究計画の立案、研究の実施 ・競争的研究資金の申請及び研究計画報告の作成作
にかかる共同作業などについて教員と職員が一体となっ 業にかかるアシスト機能の整備が必要である。
て取り組む体制を構築する。
(研究科長の裁量)
・各研究科の研究予算に対する研究科長の裁量権を確立 ・平成13年度から各部局の研究費予算の5%を研 ・研究科長裁量経費の
する。
究科長裁量経費と位置づけている。
確保及び配分の状況
(都市研究プラザ)
・都市研究プラザを設置し、都市に関する問題を、研究
科を超え、学際的・多角的にまた国際的な規模で研究
し、成果を公表する。
・都市研究プラザは、研究の活性化を図るため、各研究
科と連携して学外の研究施設の確保に向けて努力する。
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
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中期目標
198
199 ④他の研究機関との連携
各種の研究機関、特に大阪市立の研
究機関との人的交流や共同研究を推進
200 し、積極的な連携を図る。
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
・21世紀COEによる海外研究拠点などを都市研究プ ・文学研究科の海外研究拠点(21世紀COEプロ
ラザと連携させる。
グラム)
・ドイツ・フライブルク大学との学術交流協定に基
づきシンポジウムを交互に開催するとともに、研究
者各人は欧州やアジア、国際機関などにおいて、研
究成果を公表している。
(大阪市の研究機関と連携)
・連携大学院を設置している大阪市立の工業研究所、環 ・市立工業研究所、環境科学研究所、(財)大阪バ
境科学研究所、(財)大阪バイオサイエンス研究所や大阪 イオサイエンス研究所とはすでに連携大学院として
市立病院群との共同研究を推進するなど、大阪市の有す 連携している。
る研究機関等との有機的連携を促進する。
・大阪市ほかの政府機関(中央・地方)及び法曹・
企業実務家との人的交流を行っている。
201
202
203
204
205
206
(2)研究の活性化
①研究の支援、研究基盤の整備
(研究の支援)
・国内外の著名研究者や若手研究者の招聘を促進し、本 ・国際学術交流として、平成4年度から外国人研究 ・著名研究者の招聘状
学で開催する学会、国際会議、シンポジウムなどへの職 者の招聘制度を設けている。
況
員を含めたバックアップ体制を確立する。
・学会、国際会議、シ
ンポジウムの実施状況
・女性研究者の支援を図る体制を整備する。
207
208
209
・第三次基本計画(平成12年策定)において、女
性が教育・研究に専念できない環境の改善と、女
性教員をサポートするシステムを整備すべきであ
るとの認識を示している。
・女性教員の比率
平成12年度7.2%
→ 平成17年度 10.4%
・女性研究者の比率
・海外派遣制度の充実を平成19年度から図るととも
に、ポスドク制度などの確立や研究科長の裁量による研
究助成などにより、若手研究者への研究支援を促進す
る。
・ポスドクの雇用状況
研究分野、人員
・若手研究者への助成
の内容
・外部資金で研究者及び補助者の雇用を可能とするな
ど、最先端の研究に取り組みやすい支援の仕組みを設け
る。
・外部資金による雇用
の状況
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資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
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220
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
(研究基盤の整備)
・研究の充実と質的拡大を図るために、学術情報総合セ
ンターを含む研究設備の整備と拡充及びIT化を図る。
・平成18年度を目途に、逐次刊行物及び電子ジャーナ
ル、二次情報データベース等の学術情報基盤の整備やイ
ンターネットの対外接続の高速化を図る。
・情報ネットワークを活用した対話型研究支援システム
など、マルチメディア研究基盤を平成19年度を目途に
整備する。
・「大阪都市文庫」の大阪都市資料などのデータベース
を充実する。
223
・データベース化の進
捗状況
・大型実験施設の集約化と、工作技術センター・分析施
設・低温施設・RI共同利用施設などの共同利用のため
の一元的管理体制の構築に向け検討を行う。
・研究施設設備の共同利用を推進するため、大阪市の他
の研究機関との連携強化を図る。
・他の研究機関との連
携状況
②研究の水準・成果の検証
(多面的な検証)
・各専門分野の特殊性に十分に配慮するとともに、それ ・研究業績(論文・学会発表など)は研究科が発行
ぞれの研究の先進性・萌芽性や研究を推進するための組 する雑誌に掲載・公表している。
織の構成、研究成果の社会に対する影響の度合いなどを
多面的に検証する仕組みを平成20年度までに設ける。
・研究水準等の自己点検評価を今年度より実施した
研究科もある。
221
222
評価指標
・各研究科等が刊行している研究紀要等の信頼性を増し ・平成15年度から二人の査読者の内の一人は外部
高水準なものとするため、外部査読者を含む査読体制の 査読者とする外部査読制度を導入している研究科も
確立などに努める。
ある。
・平成18年度以降、研究紀要等に外国語のサマリーや ・論文のレフェリー制や外国語の目次は実施してい ・外国語の目次、サマ
目次を設ける。
る研究科もある。
リーの実施状況
・教育評価を含む自己点検・評価シート(平成16
年度)を改定した。
224
19 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・英文紀要を年1回発行している学部・研究科もあ
る。
225
226
227
228
229
230
231
(外部委員による評価)
・各研究科において学外から選任した評価委員による評 ・いくつかの研究科では学外から選任した評価委員 ・外部委員によるピア
価やピアレビュー(各専門分野の研究者による相互評
による評価をすでに実施している。
レビューの実施状況
価)を定期的に受ける。
③研究成果の公表
(情報の発信)
・修士論文・博士論文のタイトル・内容や教員の研究業 ・研究成果は国内外の学術誌に掲載するとともに、 ・ホームページでの公
績等の情報の公開を、著作権や特許などの知的財産権の 大学の研究者データベース及び各専攻のホームペー 開状況
取扱いに配慮しながら、大学のホームページで行う。
ジに業績を一部公開している。
・各研究科では、研究紀要を発行している。
232
・研究紀要の発行状況
・『法学雑誌』(大阪市立大学法学会、年4回刊
行)のほか年1冊をめどに個人執筆による『大阪市
立大学法学叢書』を発刊している。
233
・『工学研究科紀要』を発行するとともに「工学研
究科研究内容一覧」を冊子体で発行している。
234
・創造都市研究科では、紙媒体「創造都市研究」と
電子ジャーナル「創造都市研究e」を平成17年度
より刊行しているする。
235
236
評価指標
・国内外の学会、国際会議での発表はもとより、市民講 ・平成5年度から毎年国際学術シンポジウムを開
座や公開講座などを通じて地域への情報発信をより積極 催、18年度も予定している。
化する。
・主要な研究業績等は、隔年刊行の研究者要覧、シ
ラバス講義概要、ホームページに掲載、公表してい
る。
237
・年次報告を毎年度末に発行し、各教員の研究業績
(論文、著書および学会発表など)を収録し公表し
ている。
238
239
・国際学会の参加や国際雑誌への投稿を推進してい
る。
240
・平成16年度より特色ある研究に対する出版助成
制度を創設している研究科もある。
20 / 42 ページ
・国際学術シンポジウ
ムの開催状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
241
242
243
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・大学が有する貴重資料(史料)や希覯書などについ
て、重点的に公開を行い、電子資料化を進める。
・研究科の広報活動は、学部事務室と教員の負担に
おいて行われているが、広報宣伝の専門知識、技能
に乏しい。
・学問分野ごとの国際会議を毎年開催し、国際学術
雑誌を刊行している。
245
・NACSIS-CAT、NACSIS-ILL等
へ参加し、遡及入力については全国的にも貢献して
いる。
246
248
249
250
251
252
253
254
・貴重資料〈史料)、
希覯書の電子化状況
・公開の状況
(情報発信体制の整備)
・市民や都市、地域に有用な情報について、迅速かつ多 ・すでに広報委員を配置している研究科もある。
方面への公開を図るため、学部・研究科に広報委員を置
くなど各種メディア向けの広報スタッフ(あるいは部
署)を置く。
244
247
評価指標
(国際的な情報発信)
・研究成果の外国語による情報発信を増加させるほか、
ホームページにおいては海外からのアクセスに対して魅
力のあるコンテンツの充実に取り組むなど、国際的な観
点から情報発信する。
・外国語による情報発
信の実施状況
④研究体制にかかる特記事項
(理学部附属植物園)
・環境問題、絶滅危惧種の保全などへ積極的に提言す
る。
・収集植物データベース、開花状況などの情報を積極的
に公開し、植物情報発信基地の一つとして機能を果た
す。
(すぐれた教育研究拠点の形成)
21 / 42 ページ
・情報発信の状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・21世紀COEプログラムなど学外からの支援を得て
形成された研究体制であって、本学の特色となる研究教
育拠点と位置づけられるものについては、その評価を踏
まえつつ、その維持発展のための必要な支援を行う。
255
・(文学研究科)都市文化研究センター(含む海外
研究拠点)
文部科学省「21世紀COEプログラム」(平成
14年度)に採択された「都市文化創造のための人
文科学的研究」で形成している研究拠点。
このセンターでは、国際的な学術交流協定に基づ
いて、大阪、中国、東南アジア、アーカイブスの四
つのプロジェクトを設け、世界の研究者と協力し
て、都市に蓄積されてきた文化的伝統を歴史的に解
明する基礎研究を踏まえ、都市文化の現状解明や、
現代都市の諸問題への実践的な取り組みに関する研
究を行っている。現在、東・東南アジアの主要大学
の所在都市にサブセンターを置き、ネットワークで
結んで研究を進めている。
・(理学研究科)数学研究所
文部科学省「21世紀COEプログラム」(平成
15年度)に採択された研究拠点。
このプログラムは、結び目を焦点とした数学の研
究体制の確立と優秀な研究者の育成という観点に立
ち、世界中から結び目関連の研究者が絶えず来訪
し、講義・セミナー・国際会議や日常の交流活動に
より、結び目の真理と美を深く追求するような世界
最高水準の数学の拠点化をめざすものである。
結び目理論は、数学のほとんどの最先端分野と密
接に関連しており、さらに量子統計力学、環状DN
Aの遺伝子合成研究、ポリマーネットワーク、認識
科学、複雑系の科学等、数学以外への応用もある。
本学は、結び目研究の土台であるトポロジー研究
において、設立時より世界レベルにあり、また20
年以上にわたり、神戸大、大阪大、大阪市立大、関
西学院大、奈良女子大などの専門家により組織され
たトポロジーセミナー(通称クックセミナー)を文
化交流センターで運営し、結び目理論研究を主導し
てきた。
256
22 / 42 ページ
評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・(医学研究科)疲労克服研究教育拠点
文部科学省「21世紀COEプログラム」(平成
16年度)に採択された研究拠点。
この研究拠点は、様々な病気の前兆かつ万病の元
(未病概念)であり、予知医療の中核として極めて
注目される「疲労」について、大都市・大阪を母体
とし疲労研究の中核として、疲労の分子神経機構の
解明、疲労度の客観的評価法の確立を行い、疲労国
際会議を主催するなど世界の疲労研究をリードして
きた本学を「疲労の科学」の拠点とすべく、国際疲
労研究センター、疲労クリニカルセンター、抗疲労
食薬開発センターを設立し、国内外の俊英を集めて
研究教育を行い、世界最高水準の国際的な基地とし
て「疲労克服研究教育拠点」の形成をめざすもので
ある。
257
258
259 3 社会貢献に関する目標
260 3-1 地域貢献
261 (1)地域貢献の推進体制
市民に対して、より充実した生涯学
習や再学習の機会を提供できるよう、
262
地域貢献を総合的かつ組織的に遂行し
うる体制を整備する。
263
264
265
266 (2)地域貢献の活性化
267 ①人材の育成
教育研究を通じて、生活の質の向上
に取り組むなどの地域づくりに貢献で
268 きる優れた人材を育成する。
269
270 ②高校等との連携
3 社会貢献に関する措置
3-1 地域貢献
(1)地域貢献の推進体制
・大学に地域貢献推進本部を設置し、教職員が一体と
なって社会貢献の推進に取り組む。
・平成18年度より、各学部・研究科において地域貢献
推進のための体制を整える。
・市民が21世紀をよりよく生きることに貢献するた
め、地域住民の療養生活に積極的な看護支援を行う体制
の構築を検討する。
(2)地域貢献の活性化
①人材の育成
・生活科学研究科内に地域交流室を設置し、平成18年
度から市民の生活の質を向上するための技能と資質を有
するQOLプロモーター育成の教育プログラム開発を行
う。
②高校等との連携
23 / 42 ページ
・広報・社会貢献委員を配置済みの研究科もある。
評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
青少年の知的興味を喚起するととも
に、進路の選択に資するため、高校等
との連携を強化する。
271
中期計画(案)
現状、課題等
・出張講義、大学での公開講義、高校教員との意見交
・本学は、大学コンソーシアム大阪の高大連携部会 ・高校との双方向連携
換、研究室見学、全国の高校への学部情報の発信と情報 の幹事大学の一つである。
の実施状況
収集など双方向的な高校との連携を、大学コンソーシア
出張講義
ム大阪との連携をも図りつつ推進する。
公開講義
意見交換
研究室見学
学部情報の発信
・高校からの依頼により、入試説明や模擬講義など
を高校へ出向いて実施している学部・研究科もあ
る。
272
・学部・研究科によっては、平成16年度に学部独
自の高大連携に関するガイドラインを制定してい
る。
273
・工業高校等の専門高校からの推薦入試の改善に関
し、高校長等との懇談を定期的に実施している学
部・研究科もある。
274
275
276 ③地域社会との連携
277
高度な専門的知識やアイデアを市民
278 や社会に提供する。
279
③地域社会等との連携・協力等
(地域との連携、地域の活動への参画)
・市民を対象とした無料法律相談所、中小企業支援法律 ・学生による法律相談が教員の指導・協力のもとに ・法律相談の件数、内
センターなどの取組をさらに推進する。
行われている。
容
平成15年度 328件
・特別研究のうち「都市問題研究」を引き続き積極的に ・「都市問題研究」を大阪市と共同で実施
展開しつつ、地域の科学・技術の振興と自治体政策課題
への参画をさらに推進する。
・自治体、企業等、民間団体との協同プロジェクト
を関係教員及び院生とともに実施
280
281
282
283
評価指標
・地域振興のための研究科独自の調査研究プログラムを ・創造都市研究科では、「大阪市北区商業活性化協 ・NPO,NGOとの
企画立案し、NPO・NGO活動への協力支援を行う。 会」と包括的な協力協定を平成17年度に締結し、 連携状況
活動を進めている。
・地域の小・中学校と連携し、総合的学習の時間などへ ・平成17年度に、アインシュタイン記念世界物理 ・ボランティア等の実
の協力や在学生が行う学校支援ボランティアなどを奨
年の高校生・大学生・一般向けの講演会を開催
施状況
励・支援する。
・地域住民を対象とした栄養相談、食育相談、住宅改
・生活科学研究科の人間福祉学科では、児童・家庭 ・児童・家庭相談の件
造・改修等の相談、保健相談、教育・福祉相談、心理相 相談を、市民を対象に行っている。
数、内容
談などに取り組む。
平成15年度 129件
延べ1558件
24 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・個人または研究グループレベルで、住民からの直
接的な相談への対応、住民参加型の研究会や学習会
の主催、住民、住民グループの主催する事業への協
力、生活関連サービス事業者との共同研究や継続的
な学習会の開催、地方自治体の主催する講演会や研
修会への協力を行っている。
284
285
286
・公共図書館、専門図書館等との情報検索や相互貸借な ・市立中央図書館、府立中央図書館と市立大学との
ど相互協力を推進し、行政の情報化及び地域情報化推進 図書情報の横断検索が可能
に際し、学術情報総合センターに蓄積された技術等のノ
ウハウを移転する。
・大阪市内のスポーツ関連諸機関、施設、クラブと連携
した健康増進事業及びスポーツクラブ事業の支援、産学
官の「大阪スポーツアカデミー」(仮称)の可能性につ
いて検討する。
・自治体などの各種審議会等への参画を促進する。
287
・平成17年度では、148名(延べ312名)の ・各種審議会等委員の
教員が大阪市をはじめ各種審議会等の委員となって 受嘱件数
いる。
288
・大阪平野における都市地盤、地震・防災等に関し
て、自治体の各種委員会に参画している。
289
・教員2名が、大阪市政研究所(総務局に常置)の
研究員となっている。
290
291
292
293
294
295
評価指標
(情報の発信)
・最新の研究成果や、図書などの情報を、市大広報やイ
ンターネットなど各種媒体を活用して積極的に情報発信
する。
④生涯学習の支援
(公開講座等)
・より専門的な研究成果を市民に還元するために、平成 ・文化交流センターは、大学創立100周年記念事
19年度を目途に公開講座の充実を図るとともにエクス 業として、同窓生・大学関係者・産業界からの寄附
テンションプログラム等の検討を行う。
金などにより昭和57年に設立された。このセン
ターは、通年、「公開講座」を開講するとともに、
本学教員を中心とした学会・研究会等の学術活動の
場としても活用されている。
25 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・公開講座等の実績
公開講座(平成16年度)
延べ119回 延べ12488人
高校生講座(平成17年度)
4回 155人
市民講座(平成16年度)
6回 延べ743人
市民医学講座(平成16年度)
10回 1563人
296
・市民の知的関心を引くと思われる講義科目を市民
に公開し、修了者には修了証を発行している。
298
300
301
・公開講座等の開催回
数、参加人員
公開講座
高校生講座
市民講座
市民医学講座
・大阪市立大学市民講座を複数の研究科で共同開催
297
299
評価指標
・地域の科学技術の振興と市民の科学への関心を高める
ため、ホームページで科学に関する相談窓口を設置す
る。
・大阪市等の生涯学習担当部局等と共同で生涯学習関係
講演会の開催を推進する。
・生涯学習等関係後援
会の開催状況
・学術情報総合センターの図書市民利用制度を平成20 ・図書市民利用制度は、市内在住、在職の20歳以
年度までに拡充する。
上の者を対象とし、登録時2年2000円の実費が
必要となっている。
・登録者は平成17年3月末で2845人となって ・図書市民利用制度
いる。
登録者数
302
303
・住民相互の学習の促進を図るなど、多様な生涯学習支
援の方法を検討する。
304
・科目等履修生の受入れや3年次編入学の推進など、社 ・科目等履修生
会人学生を積極的に受け入れる。
平成16年度 68人
・科目等履修生
学生数
305
・社会人学生に対して選抜方法(入試)、履修指導・研 ・研究生
究指導などについてのきめ細かな対応を行う。
平成16年度 141人
・研究生
学生数
・市民の健康増進のために健康・スポーツ・身体運動に
関連した公開講座を開設する。
・公開講座の実施状況
306
・公開講座などの映像記録を市民に提供する。
・映像記録の提供状況
307
308
(インターネット講座等)
26 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
ITの活用により、学習意欲のある
市民等に対する情報発信を行い、高度
309 な専門教育を受ける機会の充実を図
る。
310
311
312 ④産業界との連携
313
地域経済に貢献するために、関西を
中心とした企業、特に中小企業と連携
し、新たな事業創生に向けて大学の知
314 的資源を提供する。
315
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
・インターネット講座について平成19年度までにこれ ・平成11年度からインターネット講座を開設して ・インターネット講座
までの蓄積の活用を検討しつつ、授業科目の拡充を図
いる。
の実施講座数、取組教
る。
平成16年度は11講座、延べ714人が受講し 員数、受講人員
た。
・インターネットを利用した「誰でも、いつでも、どこ
でも学習」を実践できるシステムの構築をめざし、平成
19年度を目途に検討を行う。
⑤産学連携の推進
(新産業創生研究)
・新産業創生研究センターは、産業界のニーズに呼応す ・平成15年度に新産業創生研究センターを設置し
る共同研究を積極的に展開し、新事業、新産業の創出を た。
支援する。
・新産業創生研究を促進するために、共同研究の実施、 ・理学研究科では、企業等との共同研究(受託研
各種講演会・シンポジウムやセミナーの一層の充実を図 究)を平成15年度で19件実施している。
り、定期的開催を平成18年度から検討開始する。
・平成14年度に、本学の教員が保有する知識・技
術等を活用し、ベンチャー企業の設立や新製品・新
技術の開発に取り組めるインキュベータを学内に開
設した。
316
・専門職大学院形成支援プログラムの一環として、
「大阪市立大学中小企業支援法律センター」を開設し
ている。
317
・企業からの研究員の受入れのための客員研究員制
度を改定した。
318
・工学研究科では、平成15年2月よりオープンラ
ボラトリーを都心(大阪産業創造館)において開催
(平成16年8月までに10回開催、講演件数40
件)し、「工学研究科研究内容一覧」を配布してい
る。
319
27 / 42 ページ
・共同研究、講演会、
シンポジウム、セミ
ナーの実施状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
・工学研究科では、受託研究を平成13年度71
件、平成14年度77件、平成15年度81件実施
している。
320
・学問分野横断的なプロジェクトチームを立ち上
げ、産官との連携や委託研究の推進している。
321
・医学研究科では、受託研究(治験、調査含む。)
を、平成13年度291件、平成14年度235
件、平成15年度256件、平成16年度245
件、共同研究 平成16年度9件を実施している。
322
・「健康・予防医療ラボラトリー」を充実するととも
に、「特定保健用食品」等の登録試験機関となった大阪
市立環境科学研究所と連携し、企業との製品開発を活発
化する。
323
・健康・栄養食品や健康関連サービスなどの研究開 ・製品開発の取組状況
発拠点の形成をめざして、「健康・予防医療ラボラ
トリー」を平成16年3月に開設している。
高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防に効果のあ
る健康・栄養食品の開発や効能の科学的実証方法の
確立など11の共同研究プロジェクトを実施してい
る。
324
・「医薬品・食品効能評価センター」の整備・充実を図
る。
325
・測定・解析、装置制作等に関わる外部からの依頼の受
入れを拡充することにより、産学連携の促進を図る。
・外部からの依頼の件
数等
・年数回ペースで、都心においてオープンラボラトリを
積極的に開催するとともに、目標値を設定して受託研究
件数を増やす。
・オープンラボラトリ
の実施状況
・地域経済活性化のために大学外機関との連携のプラッ
トホーム(枠組み)を構築し大学発ベンチャーの推進に
努める。
・大学発ベンチャーの
状況
326
327
328
・特許を中心とした知的財産権の取扱いにつき、専門分
野の教員が協力できる体制の整備などに努める。
329
・関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所な ・経営学研究科と大阪商工会議所企業経営支援委員
どの経済団体や、近畿経済産業局、大阪市経済局、大阪 との交流協定を合意した。
産業創造館や大阪TLOとの連携強化を図る。
330
(データベースの充実)
28 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
331
中期計画(案)
現状、課題等
・学内研究者とその研究内容あるいは関連情報の企業へ
のより大規模な公開・発信を行うため、大阪市立大学産
学連携データベースや大阪市立大学研究者要覧などを充
実する。
・現状では、産学連携データベースへの登録は全学 ・産学連携データベー
で33%程度である。
スの登録教員数、登録
平成17年10月現在
件数、アクセス件数
全学で279人 577件登録
・アクセス数
平成16年度 10250件
332
・教員の学外活動を年度ごとにホームページに掲載
している。
333
・毎年、生活科学研究科『年報』を刊行しており、
ここでは1年間の研究業績が開示されている。
334
・個人あるいは研究グループ単位でみた場合、生活
関連産業との連携はかなり積極的な状況にある。
335
336 ⑤都市・大阪のシンクタンク
都市の課題に関する研究等を通じ
て、都市・大阪のシンクタンクとして
の機能を高め、地域社会への提言を行
337 う。
338
339 3-2 国際貢献
340 (1)国際貢献の基本方針
国際都市大阪に位置する大学とし
て、世界の都市が抱えるさまざまな課
341 題に取り組み、国際的な教育研究機能
を強化する。
⑥都市・大阪のシンクタンク
・都市研究プラザは、地域社会に溶け込んだ活動を通じ
て都市に関する学術的研究と政策的研究を推進し、地域
社会への提言を行うことにより、都市・大阪のシンクタ
ンクとしての役割を果たす。
3-2 国際貢献
市民生活と結び付いた学術及び文化
342 の国際的な交流拠点となる。
国外の大学との交流の拡大を図り、
学生及び教職員の国際交流をより一層
343
推進する。
344
345
346
347
(1)国際交流の活性化
(研究交流)
・国際的に共通する都市の課題について本学独自の研究
に取り組む。
29 / 42 ページ
評価指標
・現場プラザの設置件
数等
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
348
中期目標
中期計画(案)
・国を越えて活躍できる人材の育成と、国際的な相互理
解、情報の交流による研究ネットワークの形成のため
に、外国の提携先大学との共同研究について、研究科の
実情に配慮しつつ、平成20年度までに検討する。
349
350
現状、課題等
評価指標
・海外からの客員研究員の受入は、平成16年度で
19か国、49名である。
・市立大学在外研究員は、平成16年度52名、そ
の他の海外出張者375名である。
・海外からの客員研究
員の受入数
・市立大学在外研究員
数
・その他の海外出張者
数
・大学間交流
研究交流 7カ国 9大学 9件
学生交流 6カ国 8大学
派遣 11人 受入 33人
・大学間学生交流の相
手国数、大学数、学生
数
・学部間交流
研究交流 2カ国 2大学 3件
学生交流 4カ国 5大学
派遣 11人 受入 34人
・学部間学生交流の
相手国数、大学数、学
生数
・ゲストハウスの利用
平成16年度
161人 延べ6352泊
351
・大学間交流協定により、タタ基礎研究所(イン
ド)、上海市所在大学(中国)、サンパウロ大学
(ブラジル)、サンクト・ペテルブルグ国立大学
(ロシア)、メルボルン大学(オーストラリア)、
ハンブルク大学(ドイツ)と交流
352
・都市文化研究センターを通じて、華東師範大学
(中国)、国立ガジャマダ大学(インドネシア)、
インドネシア国立芸術大学(インドネシア)、チュ
ラロンコン大学(タイ)との間で共同研究を推進
中。
353
30 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・オックスフォード大学サイード・ビジネススクー
ル及びハートフォード・カレッジ(イギリス)、
ミュンヘン大学マネジメント・スクール(ドイ
ツ)、清華大学経済合作研究所(中国)、上海財経
大学金融学院、会計学院及び国際工商管理学院(中
国)、上海国家会計学院(中国)、釜山大学商学部
(韓国)、全南大学経営学部(韓国)、南ソウル大
学(韓国)、ハノイ資源地質大学理学部および地質
学部(ベトナム)、パジャジャラン大学数理学部
(インドネシア)、グアダラハラ自治大学(メキシ
コ)、ハノイ理科大学(ベトナム)、ホーチミン市
工科大学(ベトナム)、慶熙大学医学部、全南大学
医学部(大韓民国)、リヨン大学医学部(フラン
ス)と学部間交流協定
354
・国際協力事業団専門家派遣等(平成10年度中
国、平成12年度バングラデシュ、平成14年度バ
ングラデシュ・パキスタン)
355
356
・オランダワーゲニンゲン大学食品化学研究室の教
員・大学院学生が28名が来学
357
・大韓民国の中央大学生活科学部教員との交流会を
開催している。
358
359
360
評価指標
・本学が支援してきた国際シンポジウムを平成18年度
以降も継続的に開催するとともに、21世紀COE都市
文化研究センターの活用(海外サブセンターによる教員
の交流や外国人研究者の受入れなど)を平成18年度以
降一層推進させ、国際共同研究を推進する。
・国際シンポジウムの
開催状況
・国際共同研究の実施
件数
・韓国の全南大学、中国の上海財経大学との共同研究プ ・タイやカンボジア等の外国政府に対し法制度面の ・教育支援プログラム
ロジェクトを平成18年度以降推進するとともに、東南 アドバイスを行っている。
への参加状況
アジアや南太平洋地域を中心とした開発途上国などに対
・技術援助への参加状
する教育支援プログラムや、技術援助など国際活動に参
況
加する。
・本学法学研究科とドイツ・フライブルク大学との間で
相互に展開されてきた日独シンポジウムをさらに発展さ
せる。
31 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
361
362
中期計画(案)
現状、課題等
・イギリス・ロンドン大学とシンポジウムを行うなど交 ・17年11月シンポジウムを開催する。
流の促進に努める。
(学生交流)
・学生の海外派遣を推進・支援する仕組みを整える。
363
364
評価指標
・シンポジウムの開催
状況
・留学生の受入れは、平成17年10月現在280 ・留学生の受入れ
名である。
相手国数
学生数
・留学生の受入れにあたっては、学内共同利用施設の外 ・平成元年度よりフランスのルアーブル大学国際学 ・外国語ホームページ
国語(英語、中国語、朝鮮語)版の案内やホームページ 部と毎年3ないし4名の学生相互派遣を行ってい の実施状況
作成など、国際化対応サービスを平成20年度を目途に る。
外国語数
充実する。
365
・学生数名を、毎年一定期間、ドイツのフライブル
ク大学に派遣している。
366
・ハンブルク大学の語学研修に10名前後の学生が
毎年参加。文学研究科はリヨン大学と提携。
・学生交流のためのボランティア組織への支援を拡充す
る。
367
368
369
・研究科独自の留学制度を平成23年度までに検討・実
施する。
370
(情報発信)
・本学の研究、教育、その他活動に関する正確で豊富な ・欧文紀要と英語版HPで情報発信を行っている。
情報を世界各地域の個人や機関に発信する。
371
・ドイツ・フライブルク大学と日独シンポジウムを
交互に開催。報告成果を日独双方で公刊している。
372
373
374 (2)国際貢献の実施体制
国外の大学との学術交流及び研究者
375 や学生の交流関係の業務を総合的かつ
組織的に遂行しうる体制を整備する。
376
・21世紀COEプログラムの研究成果である「大阪都
市文庫」や「グローバルベース」を平成18年度内に公
開する。
(2)国際交流の実施体制
・外国語に堪能な職員を採用するなど、国際(学術・学
生)交流の体制整備へ向け検討を行う。
32 / 42 ページ
・公開状況
・外国語に堪能な職員
の採用状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
377 4 附属病院に関する目標
378 (1)附属病院の基本方針
安全で質の高い患者本位の医療を提
供することはもとより地域医療機関
(病院、医院、診療所等)との連携を
一層深めることにより、適切な医療機
能の分化を推進し、地域医療の向上に
379
寄与するとともに、健康・予防医学の
推進により、市民の健康保持に貢献す
る。
中期計画(案)
現状、課題等
4 附属病院に関する措置
高度医療の推進を図る特定機能病院
の特性を生かし、市民へ最新の医療を
380
提供する。
優れた知識、技術、科学的思考及び
倫理観を備えた、人間味の豊かな医療
381
人を育成する。
質の高い臨床研究及び高度先進医療
を推進し、世界に発信できる新しい診
382 断法、治療法及び予防医学の開発を行
い、医療の水準の向上に寄与する。
医療及び保健の向上に寄与する多彩
な研究を、学内の他の専門分野との連
携を図りつつ、柔軟な体制により推進
383
する。
384 (2)附属病院の運営体制
附属病院の機能を充実し、強化する
ため、機動的な運営が可能となる組織
編成を行う。
385
病院経営の効率化を図り、健全な財
務体質の確保に努める。
386
(1)附属病院の診療・運営
・病院運営に迅速性と効率性を確保するため、平成18 ・病院長のもと、副院長3名により執行部を形成
年度より病院長を専任化するとともに、権限の強化と病 し、全体的な統括を行いながら、月1回の診療科部
院長支援体制を整備する。
長会において合議制により運営を行っている。
・患者サービス、医療の質、医療安全の向上を図るた
・医学部附属病院は、大阪市内唯一の特定機能病院
め、平成21年度に臓器別・疾患別を中心とした診療体 として高度先進医療を実践している。
制、管理体制を整備するとともに平成19年度から電子
カルテを主体とした情報システムの整備を行う。
・患者本位で安全で質の高い医療を提供している。
387
33 / 42 ページ
評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
・患者サービスを向上すべく、安全管理対策協議
会、良質医療検討委員会等を設けている。
388
389
390
391
392
・患者の立場に立った支援体制及びアメニティを重視し
た医療環境の整備を行う。
・地域における基幹病院として、平成21年度以降地域
医療機関との医療連携や交流を更に積極的に展開・充実
する。
特に、大阪市立病院群をはじめとする医療機関との診
療・教育・研究における連携を強める。
・多角的な観点からの評価に基づく外部評価及び自己評
価システムを平成20年度に構築する。その一環として
平成18年度に病院機能評価を受審する。
・人員、施設・設備の再配置の検討など業務のあり方や
改善に、職員が直接的に参画できる体制を平成18年度
以降早期に整備する。
393
・平成21年度以降、災害発生時等、緊急時における医
療体制の整備・充実を図り、地域に貢献する。
394
・医療資源の有効利用を図るとともに、安定経営に平成 ・診療科部長会のもと経営改善委員会を設け、病院
18年度以降も更に努める。また、経営改善に係る管理 長が委員長となり経営改善に努めている。
会計システムなどを平成21年度には整備する。
・公立の大学病院として、病院の診療収入でまかな
うことが適当でない経費については、一般会計によ
り負担している。
395
396
397
398
399
400
評価指標
・大型機器の導入をはじめ施設整備にあたっては、計画
的かつ経済的に整備・保全を行うとともに、職場環境整
備を行う。
(2)臨床教育、臨床研究
(臨床教育)
・医療スタッフ等への医の倫理や医療安全をはじめとし ・医学部附属病院として、高度先進医療に対応でき ・研修の実施状況
た研修を実施するとともに、専門技術研修の体系的なプ る医療従事者の育成を行っている。
ログラムを、平成21年度より更に整備・充実する。
34 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
401
・教員を対象としたワークショップを行い教育指導
法の充実に努めている。
402
・卒後臨床研修については、プライマリケアーから
専門性・高度先進性までの幅広いカリキュラムを実
践している。
403
404
405
406
・医師の臨床技能の向上のため卒前、卒後を通じ、教
育・研修を体系的に行うことのできる研修トレーニング
センター(仮称)を平成19年度に設置するとともに、
卒後臨床研修センターの充実を図る。
・研修トレーニングセ
ンターの利用状況
・地域医療を担う医師を対象に、平成21年度以降専門 ・地域における医師、医療人の確保などに資するこ ・専門医育成研修、生
医育成研修、生涯教育プログラムの充実を図り、地域医 とを目的とした文部科学省の教育プログラム募集 涯教育プログラムの受
療の向上に貢献する。
に、医学部附属病院の「市民病院と連携した全人的 講状況
総合診療医の育成」プログラムが採択された。平成
17年度から3か年計画としている。
(臨床研究)
・都市・大阪の観点から、健康・予防医学研究の推進と ・高度先進医療の基盤となる臨床研究、技術の開発
して医薬品、食品等も含んだ特色ある研究体制・治験体 に努めている。
制を充実させる。また、産官学の連携による共同研究や
トランスレーショナルリサーチを推進し、充実させる。
・「健康・予防医療ラボラトリー」において市民の
健康づくりの一助となる共同研究・産学連携を図っ
ている。
407
・「医薬品・食品効能評価センター」の整備・充実
を図る。
408
409
評価指標
・先進的な情報通信資源の活用による医療研究(ユビキ
タス医療システムの研究)を平成21年度以降推進す
る。
410
Ⅲ 業務運営の改善及び効率化に関する Ⅱ 業務運営の改善及び効率化に関する措置
目標
412 1 教育研究体制等の改善
1 運営体制の改善
413 (1)柔軟な組織編成
(1)柔軟な組織編成
414
(組織編成の基本方針)
411
35 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
415
中期目標
教育研究体制及び支援体制について
柔軟な組織編成を行う。
416
417
418
419
420 (2)教育研究等の支援体制の充実
教育研究及び社会貢献に係る支援体
制の充実を図る。
421
422
423 2 人事制度の改善
424
多様で柔軟な人事制度を構築し、優
秀な教職員を確保する。
425
中期計画(案)
現状、課題等
・各学部・研究科の特色に配慮しつつ、事業の重要度、
優先度に応じ、教職員が一体となった柔軟な組織編成と
人員配置を行う。
(大学院教育)
・大学院のあり方について、全学的見地から継続的に検 ・本学独自の大学院重点化に取り組んできており、
討を行う。
平成15年度に達成している。
(2)教育研究等の支援体制の充実
・教育・研究・社会貢献にかかる情報収集、企画・立案と
実施、効果の検証と改善にかかる業務の執行について、
職員の直接的な参画を図るとともに、これらの事項に関
する職員の能力を向上させるための体制を整備する。
・平成15年度から、非常勤嘱託制度を活用し、本
学独自の博士研究員制度を導入している。
・職員については、大学運営(経営)の専門職の育成・
確保を図る。
428
・各学部・研究科は非常勤講師及び特任教員を活用す
る。
431
432 3 予算制度の改善
433
・平成13年度に事務体制の再編整備を行い、人 ・職員の研修等の実施
事・予算等の管理的業務の集中化を行ったが、教 状況
育・研究の支援体制についてはなお検証すべき課題
も残っている。
2 多様な人事制度
(多様な人事制度)
・教員については任期制、特任教員や博士研究員など多 ・平成15年度から、非常勤嘱託制度を活用し、創 ・特任教員、博士研究
様な任用制度を検討し、必要と認められるところから順 造都市研究科、法科大学院及び全学共通教育に特任 員の雇用状況
次導入する。
教授制度を導入している。
427
430
・教員数
・職員数
(全学共通教育)
・全学共通教育の全学協力体制の実現をめざして、平成
18年度以降、科目・担当者の見直しなどの検討を行
い、平成20年度から実施する。
426
429
評価指標
(長期研修制度等)
・教員の教育研究活動を活発にするためのサバティカル
制度や職員の能力開発のための長期研修制度等の検討を
進める。
3 戦略的な予算配分
(戦略的予算配分)
36 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
434
中期目標
基盤的な教育研究経費の確保を図る
とともに、全学的視点からの戦略的な
学内資源配分を行う。
435
436
437
438
439
中期計画(案)
現状、課題等
・大学の特色を明確にする教育や研究に対し、全学的な ・平成13年度から研究費の5%を学長裁量経費と
視点で戦略的・重点的予算配分を行う。
して留保するとともに、平成14年度からは更に研
究費の10%を全学的共通経費として位置づけてい
る。
(全学共通経費)
・教育推進本部、研究推進本部は、全学的状況を勘案し
つつ、新たな機構の設置や重点となる教育・研究分野に適
切に全学共通経費の配分を行う。
・施設の維持管理経費や光熱水費などの運営経費を全学
共通経費と位置づけ、情報の集約による効率的な運用を
行う。
445
446 (2)業務の効率化
定型的な事務等の効率化を推進す
る。
447
448
449 Ⅳ 財務内容の改善に関する目標
450 1 自己収入の改善
451
・光熱水費の執行状況
(研究科長の裁量の拡大)
・各学部・研究科に配分する教育研究経費については、 ・平成13年度から研究費の5%を研究科長裁量経
各学部・研究科の自主性自律性を尊重し研究科長の裁量 費と位置づけている。
による重点的な予算配分や柔軟な予算執行が行える仕組
みを設ける。
・競争的資金枠を研究科内に設け、公募審査によ
り、教員・学生の研究促進を行っている研究科もあ
る。
440
441
442 4 業務執行の改善
443 (1)サービス機能の強化
学内及び学外に対するさまざまな
サービスの改善を図るための実施体制
を整備する。
444
評価指標
4 業務執行の改善
(1)サービス機能の強化
・学生へのサービス(学習支援、キャンパスライフ支援
など)、地域社会へのサービス(生涯学習機会の提供、
情報提供など)の強化を図るために、組織、体制の検討
を進め、教職員が一体となってこれらの機能の強化に取
り組む体制の実現を図る。
(2)柔軟な業務執行
・大学の教育・研究・地域貢献にかかる業務及び事務の
執行のあり方の調査・分析を行い、いわゆる定型的な業
務のアウトソーシングも含めた柔軟な業務執行体制の構
築を検討する。
Ⅲ 財務内容の改善に関する措置
1 外部研究資金その他の自己収入の増加に関する措置
(学生納付金等)
37 / 42 ページ
・アウトソーシングの
実施状況
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
中期計画(案)
現状、課題等
評価指標
授業料等の自己収入を安定的に確保
するとともに、外部資金、寄付金、知
的財産権等による自己財源の獲得を図
452
る。
・学生納付金については、公立大学の役割を踏まえ適正
な金額の設定に努めることにより安定的な収入確保を図
るとともに、エクステンションプログラムの提供などに
より自己収入の増に努める。
453
(科学研究費補助金等)
・科学研究費補助金など国及び民間等の公募型研究に関 ・科学研究費補助金の獲得については、平成17年 ・科学研究費補助金
する情報の収集、学内での共有化を図るとともに、より 10月現在では全学で339件、11億9100万 申請件数
効果的な申請を効率的に行いうる体制を確保するため、 円となっている。
申請教員数
事務体制の強化を行い、申請件数を拡大することにより
獲得件数
積極的な研究資金の獲得を図る。
獲得金額
454
455
456
(共同研究、受託研究、寄附金等)
・大学における研究とその成果に関する産業界等のニー ・共同研究の実績は、平成16年度では、9件、5 ・共同研究
件数
ズに関する情報収集や学内に対する周知、産学官連携推 900万円である。
進体制の強化、柔軟な組織の構築などにより、外部資
教員数
金、寄付金の積極的な獲得を図る。
金額
・受託研究の実績は、平成16年度では全学で39 ・受託研究
7件、約7億2400万円である。
件数
教員数
金額
457
・教育研究奨励寄附金の実績は、平成16年度では ・教育研究奨励寄附金
全学で662件、5億6300万円である。
件数
金額
458
459
・授業料、入学料、検
定料の収入状況
・その他の自己収入の
状況
(知的財産)
・知的財産の取扱いに関するポリシーを明確にし、適切
な管理、運用を図る体制を整備する。
460
461
462 2 経費の抑制
463
大学経営全般を点検し、効率的な業
464 務運営により経費の節減を図る。
2 経費の抑制に関する措置
(管理的経費の抑制)
・管理会計の手法を基本として大学全体及び予算管理単
位ごとにコスト把握を行い、予算配分に反映する。
465
・支出の抑制と効率的な運営を行うために、経費区分に
応じた目標を設定し、計画的な経費の削減を図る。
38 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
466
467
468
469 3 資産の活用
470
知的資産はもとより、施設、設備等
471
についても情報を集約し活用を図る。
472
中期計画(案)
現状、課題等
・事務の集約化・標準化・情報化により経費の節減を図
る。
・事務等の経費の節減
の状況
・省エネルギー運動の推進により経費の節減を図る。
・省エネルギーによる
経費の節減の状況
3 資産の運用管理の改善に関する措置
(資産の効率的・効果的運用)
・資産の運用、管理にかかる情報を集約化する。
・継続的な施設の点検と評価を行い、全学的視点で効果
的なスペース配分など施設の有効活用を推進する。
473
Ⅴ 自己点検及び評価並びに当該情報の Ⅳ 自己点検・評価及び当該情報の公開等に関する事項
公開等に関する事項
475 1 評価制度の確立
1 評価制度の確立
476
(1)教員の業績評価制度の確立
教育研究及び社会貢献並びに大学の ・教育に関する実績評価制度を確立するとともに、教員 ・教育、研究、社会貢献、管理運営に対する教員の
管理運営に係る自己点検及び評価を行 の個人評価及び各部局の自己点検・評価においては、教 個人評価シートは今年2月の試行を経て完成してい
う体制を確立する。
育・研究及び社会貢献、大学の管理運営について各部局 る研究科もある。
477
の目標、計画や専門分野の特性に応じ総合的かつ適切な
評価を行う。
474
478
479
480
481
482
483
484
485
486
評価指標
(2)自己点検・自己評価
(評価組織)
・各部局の自己点検・評価を行うために各部局に評価委 ・外部有識者による経営評価委員会を研究科独自で
員会を置く。
既に設置している研究科もある。
・各部局の自己点検・評価をもとに全学の自己評価・点 ・全学的な自己点検・評価は自己評価委員会がその
検を行うために全学評価委員会を置く。
実務を担当しているが、評価結果を改善に結びつけ
る作業は各部局に委ねられており、大学として評価
を改善に結びつけるシステムは確立していない。
(評価項目)
・全学評価委員会は評価の対象・レベルに応じ各専門分
野に適合した多元的な評価項目を設定する。
(実施方法)
・全学評価委員会は各部局の自己点検及び評価に基づ
き、全学での自己点検・評価を行い報告書を作成する。
39 / 42 ページ
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
487
488
中期計画(案)
現状、課題等
・各部局及び全学評価委員会は、自己評価・点検を行う ・アドバイザリーボードと外部評価委員制度がある
際に学外者及び学生の意見を聞く機会を設ける。
研究科もある。
・中期目標期間中に一度、認証評価機関の評価を受け
る。
・平成15年度に大学評価・学位授与機構の「国際
的な連携及び交流活動」に関する評価を受けてい
る。
489
490
491 2 改善の実施
自己点検及び評価の結果を公表する
とともに、それに基づく改善を全学的
492
観点から行う。
・平成10年に大学基準協会による相互評価を受け
ている。また、各研究科の大学院再編に際しては担
当者全員が教員審査を受け、それに合格している。
2 評価結果の公表及び大学活動の改善
・自己点検・評価報告書には中期目標・中期計画に掲げ
る事項の達成度を明示する。
・各部局及び全学評価委員会の自己点検・評価結果は大
学のホームページ等で全文を公表する。
493
494
495
496 Ⅵ その他業務運営に関する重要目標
497 1 人権の尊重及び法令の遵守等
498
大学活動全般の遂行に当たっては、
人権の尊重及び法令の遵守はもとより
499
大学の使命と社会的責任に応えるため
の体制の確立を図る。
500
501
・評価結果に基づいた改善勧告や優先的な資源配分など
により部局の改善活動を全学的に奨励、支援する仕組み
を設け、大学の活動の改善及び向上を図る。
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
1 人権の尊重、法令遵守等に関する措置
(人権の尊重)
・教育・研究・社会貢献及び大学の管理運営の遂行にあ ・大阪市立大学人権宣言2001に基づき、人権の
たっては、人権尊重の視点に立った取組を全学的に一層 尊重にかかわる取組を実施している。
推進する。
(コンプライアンスの確立)
・法令の遵守等大学としてのコンプライアンスの確立を
図る。
・「大阪市立大学研究・教育倫理綱領」(仮称)を策定する。
502
503
504
(個人情報の保護)
・個人情報取扱指針・ガイドラインを制定し、個人情報
を適切に取り扱う。
40 / 42 ページ
評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
505
506 2 情報公開等の推進
507
積極的な情報発信を行うための体制
を整備し、大学の諸活動について広く
508
社会の理解を得る。
509
510
511
中期計画(案)
現状、課題等
2 情報公開等の推進に関する措置
(大学の活動情報の公開)
・中期目標、中期計画、年度計画、財務内容、運営状況
等について公表する。
・大学の諸活動の成果を評価指標とともに、分かりやす
い資料にまとめて発表する。
・教育・研究・社会貢献にかかる情報のデータベース化
を図るとともに、教員の活動実績にかかるデータの収
集、蓄積、一元的管理を行う。
(長期計画の策定と公開)
・新たな長期計画を策定しホームページ等で公表する。
512
513
514
515
516 3 施設及び設備の管理、整備及び活用
517
施設及び設備を有効に活用しつつ、
教育研究に係る目標及び計画を達成す
518
るためのキャンパス整備を図る。
519
520
(広報体制の整備)
・全学的広報活動の強化拡充を図るため、広報業務の効
率的・効果的な実施体制の整備へ向けた検討を進める。
3 施設設備の管理・整備・活用等に関する措置
(施設等の整備)
・施設の機能性、安全性、信頼性を確保するための整備
計画を策定する。
・施設の点検・評価を実施し、スペースの再配分、活用
にかかるルールを策定する。
521
(情報基盤の整備・活用)
・学術情報総合センターは教務事務システム等、大学が
行う各種情報システムの構築に参画し、助言、指導を行
う。
522
・情報処理・ネットワークシステムを見直し、相互協力
で運用できる体制を平成20年度を目途に整備する。
523
(施設等の有効活用及び維持管理)
41 / 42 ページ
・平成元年に20年間のスパンを設定した大阪市立
大学基本計画を策定し、その後2回の改定を経て、
現在は第三次基本計画に沿ってさまざまな施策を進
めてきている。
評価指標
資料6
公立大学法人大阪市立大学 中期目標、中期計画〈案)
num
中期目標
524
525
526
527 4 安全の確保等
528
教育研究及び医療に係る安全管理の
向上及び管理システムの整備を図る。
529
530
531
532
533
中期計画(案)
現状、課題等
・施設マネージメント・システムを構築し、施設設備の
適切な管理・運用を行う。
・省資源・省エネルギーシステムを導入する。
4 安全の確保等に関する措置
(事故防止)
・業務執行上の安全・衛生の確保を図るとともに、危険
物質の保管場所や建物等のセキュリティ管理体制を構築
する。
(学生等の安全確保等)
・学生実験における取扱いにかかるマニュアルを作成し ・学部で安全防災マニュアル、各学科ごとに実験実
指導を行う。
習マニュアルを作成している学部・研究科もある。
・海外研修等の届出や保険加入を平成18年度以降徹底さ
せる。
・安全確保ガイドラインを平成18年度内に作成する。
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