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文献的検討による月経周辺期症状の仮説的看護介入モデ

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文献的検討による月経周辺期症状の仮説的看護介入モデ
Kobe University Repository : Kernel
Title
文献的検討による月経周辺期症状の仮説的看護介入モデ
ルの構築(Nursing Intervention Model of The
Perimenstrual Symptoms : A Hypothesis)
Author(s)
渡邊, 香織 / 喜多, 淳子
Citation
神戸大学医学部保健学科紀要,20:95-108
Issue date
2005-03-25
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
DOI
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/00406763
Create Date: 2017-03-30
神大医保健紀要
第2
0
巻
, 2
0
0
4
9
5
文献的検討による月経周辺期症状の
仮説的看護介入モデルの構築
渡蓬香織喜多淳子三
要
旨
目的:月経周辺期症状は、痔痛、いらいら、自尊感情の低下などの有訴率が高い反面受療
率は低く、大部分の女性が症状を抱えて生活していることに対する援助が必要とされること
から、看護介入モデルの構築に向けて文献的レビューを行った。方法:CINAHL、MEDLINE
及び医学中央雑誌を用いて検索を行い、得られた文献を、口イ適応モデルに基づき刺激、適
応様式、反応の概念を基に分類した。結果:セロトニンシステムと卵巣系ホルモンなどの生
理的要因、月経の価値観、母娘関係、ソーシャルサポートなど心理社会的要因が刺激として
構成された。適応様式は、月経周辺期症状として確認できる行動について 4様式に分類する
ことにより、介入する視点が明確化された。適応反応上の問題は、月経周辺期症状による
Q
u
a
l
i
t
yo
fL
i
f
e (QoL)の支障とした。看護目標は QOLの維持・向上であり、そのために必
要である月経周辺期症状という状況特定的な QOL概念の明確化とその影響要因の検討が今
後の課題として示唆された。
索引用語:月経周辺期症状、看護介入、ロイ適応モデル、 QOL
緒
コ
E
ている O しかし、月経に伴う変化は程度の差は
あっても誰でも起こるものであり、異常とまで
女性は第二次性徴以後ホルモンの影響を受け
判断できないことが多く、しかも月経前と月経
て、月経周期に伴い身体的・心理社会的な変化
期の症状は連続していることから、月経前期お
を経験している O 月経はあくまでも生理的な機
よび月経時に起こる症状を含めた概念として月
能であるが、すべてが正常範囲であるとは限ら
経周辺期症状が用いられている九また、女性
ず、月経時の痔痛などを主症状とする月経困難
の月経に伴う周期的な精神社会的・身体的変化
症や月経前の身体的・精神的・杜会的変化を伴
はネガテイブなものだけではなく、ポジテイブ
う月経前症候群 (
p
r
e
m
e
n
s
t
r
u
a
ls
y
n
d
r
o
m
e
:
な変化もあることから、月経周辺期変化の用語
PMS)などの異常(疾患)を示すケースもある O
が用いられる場合もあるむ。月経についての文
月経に関連する随伴症状として、日本産婦人科
化的信念は一般に否定的であり I1、世界の地域
学会では 1) 、 PMS は「月経開始の 3~ 1O日位前
によっては、月経中の女性が人前に現れると害
から始まる精神的、身体的症状で、月経開始と
をもたらすと信じられていた。我が国において
ともに減退ないし消失するもの」、月経困難症
も「械れ JI
不 浄j の語があり、日Ij火・忌屋で
は「月経期間中に、月経に随伴して起こる病的
の生活が強いられていたなど、月経は忌み嫌わ
症状」と定義し、各々を区別し疾患として捉え
れるものであった。歴史的流れを経て 1
9世紀よ
1.神戸大学大学院医学系研究科博士後期課程
2
. 神戸大学医学部保健学科
9
6
り、医学的関心が月経に向けられたこと、生理
「ストレス」、「ソーシャルサポート」、「女性の
用品の開発引などにより、月経に関して語るこ
健康」などを主として、最初に得られた文献と
とや社会的な制約から解放されるようになっ
掛け合わせて検索を行った。また、国外の文献
た。このように月経の捉え方における変遷は、
e
a
l
t
hの 視 点 か ら 考 え
されている o Women's H
CINAHL、MEDL
I
N
Eを 用 い て 1
9
5
1年 (CINAHLは 1982 年)~
2
0
0
4年 ま で 検 索 し た 。 rmenstruationJ、 rdys-
1
9
9
4年国際人口会議(カイロ)にお
meno
凶1
e
a
J、 r
premenstn
凶 s
yndromeJ、の Key
その時代と所属する地域社会文化に大きく影響
てみると、
は英語で執筆された論文を
e
p
r
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v
eh
e
a
l
t
h
/
r
i
g
h
tの概念が国際的な
ける r
wordsについて足し合わせ検索を行った。得ら
関心を呼び女性の健康について考える機会が到
れた文献と r
d
i
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g
n
o
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i
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J、 r
l
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J、 r
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c
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l
-
来し、わが国においても女性の生涯を通じた健
ogyJ、 r
s
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pt
J
、 rm
o
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J、 r
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J、 r
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o
-
康事業が開始され、出産可能期では月経困難
e
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l
t
hJ などの Key
c
i
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l s
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p
p
o
r
tJ、 rwomen's h
症 .PMS.無月経などの月経障害に取り組むこ
wordsを主に掛け合わせ検索を行った。文献の
との必要性が示されているヘ看護実践に不可
選択方法は、研究論文の体裁をとっている論文
欠な要素を測定し関係づける一連の概念または
とした。さらに各論文に記載されている参考文
イメージである看護モデルは、日常生活の中で
献のうち月経周辺期症状の看護に関して重要で
周期的に向き合うことになる月経周辺期症状の
あると考えられた論文も加えた。その結果、対
女性に対する QOLの維持・向上への指針とな
0件(国内 3
5件、国外
象として得られた文献は 9
り 得 る 。 そ こ で 、 本 著 で は 女 性 の QOLの 維
5
5件)であった。
持・向上に貢献するセルフケア能力が最大限発
看護モデルの検討:月経周辺期症状は、生理
揮できるように、看護介入するための仮説的モ
的変化以上に心理・社会的変化による影響が大
デルの構築について、文献より検討することを
きく、対象者を包括的に捉える上で特に心理・
目的とした。構築の基本には人間を適応システ
社会的側面の詳細な査定が必要とされる O 月経
ムとして捉えるロイ適応モデル iJ を活用し、女
周辺期症状を有する女性の看護実践のために、
性に入力される刺激、コントロールプロセスで
既存の看護モデルを中心に検討した結果、以下
ある対処機制、適応様式及び出力メカニズムで
の 特 徴 を 有 す る ロ イ 適 応 モ デ ル X) を基本とし
ある反応の各要素について、月経周辺期症状に
た。①ロイ適応モデルは、人間を生理的様式、
関する文献検討を行う
自己概念様式、役割機能様式、相互依存様式の
O
各側面から捉え、様々な概念を相互に関連づけ
研究方法
て全体論的な枠組みから捉えることを示唆して
いることから、検索された文献を概念に基づき
方法は、月経周辺期症状を多角的視点から捉
関連づけることで月経周辺期症状を有する女性
えるための文献検索と、看護介入モデルの構築
の全体像が導き出される O また、システム理論
のために基本となる看護モデルの探索から構成
に基づいており全体に単純で理解しやすく、操
される O
作レベルまで理論が開発されているので実際に
文献検索:月経に関して国内外の文献を検索
適用しやすいか。さらに、②ロイ適応モデル
し分析を行った。国内の文献は医学中央雑誌を
は、自己概念・役割機能・相互依存により心
用い 1
9
8
3年から 2
0
0
4年の文献を検索した。「月
理・社会面を詳細に捉えているため、抽象化さ
経」、「月経困難症 j、「月経前症候群 j のキー
れやすいそれらの機能に対して、具体的な看護
ワードを足し合わせにより検索を行った。得ら
の方向性が示せる
れた文献に記されているキーワード「診断j、
人間は変化する環境への適応様式をもっ生理
「生活習慣」、「自己概念」、「心理」、「母親」、
的、心理・社会的存在であるとしている O この
O
ロイ (RoyC)li によれば、
9
7
変化する環境に対応するためにコントロールプ
た鎮静剤、経口避妊薬、漢方薬などの対症療法
ロセスである対処機制が働き、この対処機制は
1
,。一方 PMSの 原 因 は 、 こ れ
が 行 わ れ て い る1
調節器と認知器という 2つのサブシステムに分
まで卵巣ホルモンをはじめ、水分代謝異常説や
けられ、さらにこれらの効果器である 4つの適
精神的因子説など様々な因子が取り上げられて
応様式(生理的様式、自己概念、役割機能、相
きた ll'。 現 在 も 確 証 が 得 ら れ た 説 は な い が 、
互依存)をもっ適応システムと考えている O 環
1
9
9
0年代以降、視床下部-下垂体-卵巣系とセ
境である人間の内的・外的な刺激(焦点刺激、
ロトニンシステムの相互関係が最も有力視され
関連刺激、残存刺激)が入力されると対処機制
ている1:¥'0 PMSの診断は 2周期以上の前方視的
が働きその結果として出現する 4つの適応様式
な症状調査を基に、日常生活に支障を来す場合
に関する行動を観察し、その行動が刺激に対し
をいうことが多いが、統一された診断基準はな
て適応的なものか、非効果的なものかを判断し
)では
く、アメリカ精神科診断基準 (DSM-N)1
て、援助していくことが必要とされる O 月経周
P
r
e
m
e
n
s
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r
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c
月経前気分不快症候群 (
辺期症状の看護モデルの構築過程として、ロイ
d
i
s
o
r
d
e
r
: PMDD)が、精神症状を主とする PMS
適応モデルの 3要素である、刺激、適応様式、
の重症型として取り扱われ、日本でもその診断
反応の概念に基づき文献を整理した。月経周辺
基準が用いられている O 治療として選択的セロ
期症状は生理・心理・社会的な複合要因が関与
トニン再吸収阻害剤、ホルモン療法や漢方薬な
していることからへ全体像への影響要因とし
:
nが 行 わ れ て い る O 月 経 痛
ど に よ る 薬 物 療 法l
て刺激を捉え、生理的、自己概念、役割機能、
を訴える思春期女性は欧米・日本ともに 7
1
.6%
相互依存のカテゴリー化を行った。そして刺激
~
に対して女性の対処機制では対処が困難な場合
7
5
.2%:
1
.
,I
ii
l、成熟期女性では 7
9%~83. 5%1
7
.
1
ぷl
というように年齢に関わらず月経痛は女性に
に、月経による変化として月経周辺期症状によ
共通して高率である O 一方いらいら、疲労感、
る適応行動様式が現れると考えた。
乳房緊満、社会活動の回避など月経周期に伴い
何らかの症状を感じている欧米女性は 751~11 ~
結
果
〈刺激(月経周辺期症状の影響要因
n
90%へ 日 本 女 性 を 対 象 と し た 我 々 の 調 査 で は
9
5
.
3
%
2
1
1と 概 し て 高 率 で あ る o PMSは 20~30
歳代の女性に多く、 PMSと 考 え ら れ る 女 性 は
欧 米 で は8
.3~55. 0
弘山、日本では 30%手1
1と異
生理的様式
ロイの概念 i
: に基づき身体的統合の側面から
,
なっている O この違いは、前述したように診断
月経周辺期症状の女性を理解するには、生理的
基準が明確でないこと、 r
e
t
r
o
s
p
e
c
t
iv
eと p
r
o
-
様式の 5つの基本的ニード(酸素化、栄養、排
s
p
e
c
t
i
v
eな 調 査 手 法 と の 差 異 、 用 い ら れ る 質 問
j
世、活動と休息、皮膚の統合性)と適応プロセ
紙や対象女性の年齢が異なる、などが影響して
スを統合するのに不可欠な 4要素(感覚、体液
いると考えられる O また、国際比較文化による
と電解質、神経機能、内分泌機能)から捉える
研究では、日本では疲労や緊張が、ナイジエリ
ことが必要となる O 月経周辺期症状の異常とし
アでは頭痛や乳房緊満が、米国では怒りっぽい
て、月経困難症と月経前症候群があげられてい
という症状が多いとの報告があるお)が、米国女
るO 月経困難症は、原発性(機能性)月経困難
性でも不安や緊張2:)1、日本女性にもいらいらや
症と続発性(器質性)月経困難症の 2つに分類
乳 房 緊 満 の 症 状 が 多 い こ と1
1が 報 告 さ れ て お
され、前者を訴える女性は無症状の女性よりも
り、人種・文化による症状の特殊性に関しては
子 宮 内 膜 に お け る プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン (PG)
統ーされた見解はな1,, ¥ 0 ヒトの生殖進化につい
産生が多いことから、子宮内膜における関与が
て、原始社会での月経は 4
0回程度であったが、
指摘され、治療には PG産生抑制剤を中心とし
現代の先進諸国では 400~450 回にも達すると述
9
8
べられておりへ時代の背景が性機能に及ぼす
能、相互依存の 3様式により検討する O 自己概
影響が示唆される O また性機能には体脂肪率が
念様式の行動様式は身体的自己と人格的自己に
深く関連しており、初経時に必要な体脂肪率は
大別される O 前者にはボディイメージが含ま
17%程度、 1
6歳以上で排卵を伴う正常な月経周
期 の 維 持 に は 22%が 必 要 で あ る と さ れ て い
れ、後者には自己一貫性、自己理想/自己期
待、道徳的-倫理的-霊的自己が含まれる O 身
る27)O 前述のように、有史以前の女性は現在の
体的イメージでは「やせ願望 j をもっ女性が多
ような月経周期ではなく、文明が発達し食糧事
く、月経周期の異常が多いことが報告されてい
情が改善するとともに適切な体脂肪率などが確
るお)。自尊感情の低い女性に月経周辺期症状が
保され、人類は規則的な月経周期を経験するよ
強く、自己受容と自尊感情の問題を反映してい
うになった。本邦における初経の発来年齢の若
るとの指摘もある封、また、 H
e
a
l
t
hLocus o
f
年化と、社会進出が進む現代の女性では、生殖
C
o
n
t
r
o
l との関連では、内的統制傾向にあるも
可能期間は初経から 4
0年前後あり、初経から結
のに月経期の痔痛が強く出現するなどの報
婚までの年月が長く、生涯に生む子供の数も少
告訂 :l~) がある一方で、 PMS を有する女性に外
ないというライフサイクルの変化が生じてい
的統制傾向の有意な上昇を認める )9) などの報告
るC さらに、未婚率の上昇、子供を産まない選
もある D 神 経 症 傾 向 と の 関 連 で は 、 C
o
r
n
e
l
l
択など女性の生き方も多様化してきているお)。
Medical I
n
d
e
x
: CMIを用いた研究において、
月経の期間が長くなったが、進化の点では人類
CMI異常群には月経随伴症状が多いことが明
は対応し切れておらずその結果、重症の月経障
らかにされておりか、 PMSと関連する人格特性
害、子宮筋腫、子宮内膜症などの増加をもたら
としては精神的に未熟であり、神経症的である
した出)と指摘がある O 月経周辺期症状と栄養や
という見解が述べられているヘ特性不安を示
睡眠などの不健康な生活習慣との関連が指摘さ
t
a
t
e
-T
r
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i
tA
n
x
i
e
t
yI
n
v
e
n
t
o
r
y
: STAIを用いた
すS
れ へ 5年以上の喫煙歴がある女性には有意に
研究では、 STAIと PMSに有意な相関関係があ
1日2
0本以上喫煙する
ること刷、また楽観性と月経周辺期症状との関
女性の月経不順や黄体期の短縮約)など、月経周
連が高い 12) などが報告されている O 月経の認識
辺期症状に与える喫煙の影響が指摘されてい
0カ国間で比較した研究ではI:li、2
/
3以上の
を1
るG 飲酒の影響では、月経不順や月経障害 :lll、
女性は毎月の出血を望み、大部分の女性は経口
P
M
S
:
!
(
)
I との関連が報告されている O さらにカ
避妊薬などによる無月経を望んでいないこと
フェインについては、神経受容体を過敏にする
や、月経の認識は文化により異なり、月経は女
ことから PMSとの関連が深い山一方で、関連
性性・生殖能力・若さ・身体の浄化、不浄と関
が無いとする報告もある川口運動については、
連していることが報告されている D 想起した初
規則的に実施している女性には月経時痛や
経時の感情はその後の月経に対する認識への影
PMSの症状が少なく]ヘ頻度については、週に
響は少ないという一方で 1
/
I
"j
;
>
)、日本女性を対象
2日以上の激しい運動 m が具体的に示されてい
とした研究では否定的な初経観が否定的な月経
るO 縦断的な研究では、喫煙と月経不)lI買、月経
観を形成する要因との報告がある
過多、月経痛の関連が明らかにされている一方
に月経に対する否定的認識は、女性に対する宗
で、肥満、運動、飲酒とは関連が無かったこと
教、社会、家庭での活動の制限が基盤となり、
が報告されている ilJO
月経周辺期症状に影響している O 日本の思春期
PMSが多いこと "
1
1
1や
、
l
このよう
女性に作られる月経のイメージは暗く、消極的
自己概念様式
で否定的であることが多ぐに面倒、なくても
心理・社会的統合の側面から月経周辺期症状
いい、恥、嫌悪などのネガテイブな認識がある
の女性を理解するために、自己概念、役割機
一方で、出産のため、女性としての喜びなどの
9
9
ポジテイブな認識があるヘ月経を受容する女
性と月経に対する態度・認識、ストレスによる
性は年齢とともに増加し、大部分の成熟期女性
PMSへ の 影 響 が 類 似 し て い る こ と 、 母 親 は
は月経を女性の特質と捉えて肯定し、拒否する
PMS、娘は月経困難症が多いこと、娘は母親の
者が減少すると報告している九
月経の行動を正しく認識していることが報告さ
れている問。月経の母娘相互作用を比較した研
究では、月経の同調は大部分の母娘で起こるこ
役割機能様式
役割機能様式は年齢、性別、発達段階に起因
する l次的役割、
と、非同調性の母娘と比較して同調性サイクル
l次的役割遂行のために必要
の母娘は、親愛と月経周期の類似レベルは高
な役割で職業人、学生、母親、妻などの 2次的
く、混乱のレベルが低いことが報告されてい
役割、前者 2つの役割を果たすための方法であ
る附。思春期の女性にとって母親は、最初に初
り、価値観などにより選択する 3次的役割があ
経の発来を告げる対象でありへ月経に関する
るO 職 業 人 で あ る 女 性 は 無 職 の 女 性 と 比 較 し
相談ω)、月経のセルフケア教育を行ってほしい
て I~J.
;:i())、既婚・出産経験のある女性では未婚・
対象であることが報告されているヘ月経の保
出産経験の無い女性と比較して川月経周辺期症
健行動に対する母親の影響では、母親は保健行
状の訴えが多く、出産回数が多いほど月経周辺
動の知識やケアに直接的な影響を与えており、
期の否定的感情が高くなる M ことが報告されて
娘は母親の保健行動をみて学習している実態が
いる口この背景には、職場における作業環境や
明らかになり、娘にとって母親は月経に関する
労働時間、職務分担、対人関係などのストレス、
衛生方法など生活面に関する情報源であること
家庭における役割、育児などによる過重責任や
が報告されている州)。このように、母親は娘に
ストレスが関与していると言われているヘし
とって、同調性などの生理学的影響、保健行動
かし、出産経験との関連性はないという指摘も
モデル、教育者、道具的・社会情緒的なソー
あり、妊娠経過や産後うつ病との検討の必要性
シャルサポート機能などの心理社会的影響に対
が示唆されている問。伝統的性役割を指向する
するキーパーソンである D 夫婦関係では、夫婦
女性の月経周辺期症状が近代的社会の性役割を
関係の障害を持つ女性に月経周辺期症状が強
指向する女性よりも強いこと、月経をより強く
く、夫婦満足度との関連が報告されている“ 11。
意識し否定的に捉える傾向を指摘してい
る
らI,mjo
ストレスが月経に対する否定的感情に影響する
ことやと)、 PMSと の 関 連 性 が 高 い こ と な
どなペストレス水準と月経周辺期症状の関連
相互依存様式
は欧米のみではなく日本女性においても重視さ
相互依存とは、人と人との親密な関係であ
れている O 日常生活上のストレスは重大な人生
り、受容的行動と寄与的行動から成り立ってい
上のストレスよりも PMSへの影響が大きいこ
るO 前者は、重要他者あるいはサポートシステ
とや山川、ストレスは月経周辺期症状に直接的
ムからの養育行動を受け入れ、取り入れあるい
な影響を与えるだけでなく、不安や蓄ぎなどへの
は吸収する行動であり、後者は重要他者あるい
影響から間接的な関与も報告されている出)。逆
はサポートシステムに対して養育を与えるある
に PMSの悪化に伴いストレスが生じることか
いは供給する行動であると定義されている D 月
ら
、 PMSがストレスを増強させるという報告
経に関する母娘関係では、月経における母親の
もある川口このように、ストレスは様々な疾患
対応が否定的であれば、その娘も否定的なイ
との関連が指摘されているが、月経に関しでも
メージを持つという報告があり、母親の月経の
例外ではなし ¥0 PMSとストレスの関連から、
認識が娘の月経に対する感情に影響するヘ母
ソーシャルサポートによるストレスへの主効
娘の月経周辺期症状における関係性では、女性
果・緩衝効果という媒介を通して PMSの軽減
1
0
0
効果が述べられている例。その一例としてピア
e
f
f
i
c
a
c
yの関連性に限定されており、月経周辺
サポートグループに参加することにより、症状
期症状の保健行動に対する大きな影響要因であ
e
r
s
o
n
a
lr
e
s
o
u
r
c
eを 測 定 す る
の軽減とともに p
ることの根拠が示される必要性がある O このこ
p
e
r
s
o
n
a
lr
e
s
o
u
r
c
eq
u
e
s
t
i
o
n
n
a
i
r
e
: PRQが介入後
とから、ある特定の場面で遂行される特定の行
に有意に上昇していることが明らかにさ
動に影響を及ぼすという本来の s
e
l
f
e
f
f
i
c
a
c
yの
れ1.(へ専門家によるサポートの有効性も報告
概念に基づき、アセスメントに有効である日本
されている IO.I11。サポートグループの活動が月
女性を対象とした月経周辺期症状特性 s
e
l
f
-
経周辺期症状に有用であるという報告li.nl があ
e
f
f
i
c
a
c
y尺 度 開 発 の 検 討 の 必 要 性 を 述 べ て い
る一方で、介入時に構成されたサポートグルー
る
口 11。日常生活での月経ケア実践は事象の発生
プによる効果は、介入時のみ効果があるという
や月経日、バックアップメカニズム、社会的・
指摘もある I11。日本におけるソーシャルサポー
プライベートな状況で起こり、月経に関する文
トと月経についての研究はごく僅かであり、月
化的・社会的・個人的価値を確認するという概
経期の随伴症状はその出現が短期間であるため
念から構成されると述べている削 o
これまでのソーシャルサポートには限界がある
e
t
r
o
s
p
e
c
t
i
v
e
ことを報告しているがi:l)、そこには r
な研究方法による限界が生じている可能性もあ
〈月経周辺期症状を有する女性の適応様式〉
生理的様式
これまでに報告されている月経周辺期症状は
るO
1
5
0種類以上とも言われ川多岐にわたる
対処機制に関わる刺激
O
その
中でも主に生理的様式として現れるものとし
対処機制の認知器サブシステムと直接関連が
て:!l ぺ 酸 素 化 で は 動 停 ・ 顔 が 火 照 る 、 栄 養 で
あり、このシステムの機能の効果に関わる刺激
匝吐・体
は食欲増加・甘い物への欲求・日直気.0
が述べられている O 個人のもつ知識や感覚、技
重増加、排池では便秘・下痢・尿量の減少、活
能はこの刺激に固有のもので、人間はこれによ
動と休息では疲労・常に眠い・睡眠障害、皮膚
り環境刺激に対処する際の助けを得ていると述
の統合性では肌荒れなどの皮膚のトラプルとし
べられている川。本邦女性は性教育の中で月経
て出現する O 感覚では、下腹部痛・腰痛・頭痛
に関する教育を受けているが、その内容は出産
などの痔痛症状、乳房の不快症状、体液と電解
との関連が強調され、自分自身の健康のために
質では浮腫、神経機能では手足のしびれ、内分
月経は大切であり、健康の指標であるという認
泌機能では月経周期に伴う卵巣系ホルモンの変
識は非常に低い b D また、月経周期の数え方や
化などが認められ、月経周辺期症状は生理的様
哉が低いこ
月経のホルモンメカニズムなどの知 i
式では非効果的反応として出現する口
とも報告されているヘ PMSという言葉を知っ
ている日本女性は、調査対象者による影響はあ
自己概念様式
るものの 1
2
.4 ~43. 3 %と半数に満たない現
月経周辺期症状は日常生活と自己実現に悪影
状が報告されている O これらのことは、女性は
響を与えると述べられており、自己に対する不
月経に対する認識が十分とは言い難い状況にあ
満足感、自己コントロールの欠知や自尊感情の
ることを明示している O 保健行動にはバン
低下が報告されている附 0 また、希望がもてな
ドゥーラ (BanduraA.)加により提唱された社
い・不安・憂欝など非効果的反応や、性欲の増
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会的学習理論において規定された s
加や減退など性的な感情の変化も認められてい
が行動変容に関連する概念として注目されてい
る問。その一方で、自分は最高である、エネル
るO しかし、本邦の検討では月経時の内服行動恥
ギーという反応も報告されている仙。
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や運動習慣51)など一部の保健行動と一般性 s
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〈月経周辺期症状を有する女性の反応〉
役割機能様式
ロイは役割機能の非効果的行動として、非効
反応は適応反応と非効果的反応に分類され、
果的役割移行、役割距離、役割内葛藤、役割感
前者は適応の目標という観点から生存、成長、
葛藤、役割失敗をあげている 7110 女 性 の 社 会 進
生殖、円熟、人間と環境の受容という人間の統
出を背景に、視点を経済的側面から捉えた報告
合性を促進するような反応であり船、看護は健
7
.
3
%の 女 性 が 月 経 痛 の た め に 仕 事 を
では IXI、2
康
、 QOLお よ び 尊 厳 あ る 死 に 寄 与 す る こ と で
休んだり量を減らしたりしている実態を明らか
ある O このことから、症状が現れていることよ
8
0
0億 円 と 推 計
にし、労働の経済損失を年間約 3
りも、症状による適応様式への影響を主観的に
している O また PMSの 影 響 に よ る 仕 事 の 損 失
評価する QOLを 、 月 経 周 辺 期 症 状 を 有 す る 女
は顕著であり、仕事に関連した生産性の低下率
性の反応として捉えることができる O 元 々 経 済
は 3-16%と 報 告 さ れ て お り へ 作 業 能 率 の 低
学や社会学の分野から生まれたと言われている
下による職業人としての役割失敗と捉えること
QOLは 、 一 般 的 に 「 生 命 の 質 ・ 生 活 の 質 j と
ができる O また、社会活動を避ける、頭の中が
言われている幻
混乱、普段のことができなくなることから日常
し、個人の主観的、心理的、意識的な生活の評
生活への影響が生じ、職場以外の家庭における
価であり、膨大な範囲を包括しへコンセンサ
母親や妻としての役割にも非効果的反応が認め
スが得られていない概念である附)。社会機能、
られる反面、頭がさえて仕事がはかどる、整理
日常生活状況なども網羅しており多角的に評価
整頓したくなるという反応も認められる川。本
Fで き る 、 包 括 的 健 康 関 連 QOL尺 度 で あ る S
邦での月経困難症を主訴とした受療率は、人口
3
6を用いた研究では、
1
0万 人 対2
6
2人 1引であるが、
有 意 に QOLが 低 い こ と が 明 ら か に さ れ て い
PMSや PMDDの
明確な受療率は見あたらず、ごく僅かであるこ
o
QOLは 生 活 の 満 足 感 と 関 連
PMSを 有 す る 女 性 で は
る
州
、 9l)O
とが推測される O このように、月経周辺期症状
の有訴率は高いにもかかわらず医療機関への受
考
察
療率は低い背景には、婦人科という特殊な診察
への抵抗感や月経は病気ではないと思われてい
月経周辺期症状に関して、ロイ適応モデルを
ることが影響し、患者役割に対する葛藤が生じ
基に刺激、適応様式および反応について文献的
る環境がある O このことから、大部分の女性が
検討を行い、これまでの先行研究から、図 1に
何らかの症状を抱えながら生活しており、異常
示すような仮説的看護介入モデルが構築され
の早期発見が遅れる可能性がある。
た。刺激については、生理的様式に述べた様
に、月経困難症の原因である子宮内膜における
相互依存様式
プロスタグランデインの作用、原因は未だに不
相互依存における非効果的行動として、分離
明であるが月経前症候群の原因として有力であ
不安、孤独があげられている O 月経周辺期症状
るセロトニンシステムと卵巣系ホルモンの関与
には、他者否定、寂しくなる、孤独感や親しい
が大きいことから、これらを焦点刺激とした。
人を避けたりするなどが認められる町村 11。さら
生理的様式における他の要因や自己概念、役割
に家族との関係では、いらいら・怒りやすくな
機能、相互依存の各様式の刺激は関連刺激とし
る・情緒不安定などの心理的症状により他者と
て考えられる O すなわち、生理的様式では、年
の関係性への悪影響を及ぼすことから家族の葛
齢を含む人口学的デー夕、月経に必要な体脂肪
藤、ストレス、有害なコミュニケーションパター
率、月経周期を含む月経の状況、睡眠・食事・
ンなどをもたらし、家族関係へのネガテイブな
運動を含むライフスタイルなどである O 自己概
影響が報告されている町村引
念様式では、ボディイメージ、低い自尊感情、
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2
看護介入
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蘭蓮剰 2
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・セロトニンシステム .
1月経の状況
一卵巣系ホルモン ト人口学的データ
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・性格特性 p
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.ストレス
・ソーシャルサポート
.母娘関係
子宋I
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日、,品市
・月経のタブー・信念
.文化風習
・月経期間の延長
企儲~盛.一一一一一ー
・知識の不足
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フィードバック
旦
月経周辺期症状
生理的様式
-嬉痛
-疲労
-乳房症状
・
偉
浮
腫
重増加など
自己概念
-自尊感情低下
-不安
-憂欝
-自己実現低下など
役割機能
-生産性低下
-日常生活の支障
-低い受療率など
相互依存
-孤独感
-他者否定
-家族関係への悪影響
など
ι
反応
適応反応
QOL
の維持・向
症状の受容
図1
. 月経周辺期症状の仮設的看護介入モデル
不安傾向や神経症を含む性格特性、月経に対す
無いということは、全ての保健行動や健康に関
る認識・価値観が抽出され、役割機能様式で
して適応行動を起こすために認知器サブシステ
は、性役割、職業・結婚・出産の有無やそれら
ムが効果的に機能していないということであ
による職業人、妻、母親としての役割に対する
り、知識不足は適応レベルに影響を及ぼす刺激
過重責任が考えられた。相互依存様式では、母
となる
娘関係、夫婦関係、ストレス、ソーシャルサポー
とは、これまでの学習をふまえて問題解決行動
トが考えられた。さらに、月経に関する知識が
に結びつけることが困難であることから適応レ
O
同様に、 s
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ベルに影響を与える関連刺激と考えた。また、
い。また、女性が認知する主観的 QOLには、
残存刺激には信仰、過去から引き続く態度など
月経周辺期症状に対する受容が大きく反映する
があげられておりヘ月経の認識に影響を与え
と考えられる O 月経周辺期症状の看護を実践し
る可能性もあることから、月経のタブー・信
ていく過程において、 QOLの概念を論じた上
念、文化風習および月経期間の延長もあげた。
で、現実に QOLを測定および評価し、看護に
月経周辺期症状の適応様式では、生理的様式と
よる QOLの改善を判断する必要がある O その
して、有訴率が高い痔痛、乳房の不快症状、食
ために、月経周辺期症状の QOL評価尺度は有
欲増加など、非効果的な身体的反応が考えられ
意義であるが、既存の尺度を用いた QOLの研
た。自己概念様式では、不安、憂穆、自己実現
究では、社会機能・日常生活への影響、特に月
への影響、自尊感情の低下などが行動として認
経周辺期症状の受容に関しては限界がある O 月
められる D 役割機能では、経済生産性の低下か
経周辺期症状を有する女性の QOLの実体をふ
ら職業人としての役割失敗、日常生活への影
まえて評価指標を適応様式に基づき導き出すこ
響、妻・母親役割の支障、低い受療率が考えら
とは、 QOLの影響因子とともに今後の検討課
れた。相互依存では、孤独感、他者否定の行動
題となる
が認められ家族関係への影響があげられた。こ
様式に分類したが、例えば性的感情の変化は自
のようにロイ適応モデルに基づき分類すること
己概念でもあるが同時に、夫婦関係への影響が
により、これまで月経周辺期症状の心理・社会
あれば相互依存として捉える必要性がある O 症
的症状として抽象的に捉えられてきたことが、
状による行動様式への影響を明確にするには、
症状による適応行動を示すことで援助の焦点が
今後の検討が必要である O
O
さらに、月経周辺期症状の行動を 4
企士
て、月経周辺期症状をもっ女性はお互いに語り
五
ロ
==ロ
明確化された。例えば、相互依存への介入とし
市ロ
合うことで、症状による孤独感から解放され、
対処方法も共有でき、知識面の情報が得られる
女性のセルフケア能力を最大限発揮できるよ
専門家のサポートが重要であることから、サ
うな看護の提供のために、ロイ適応モデルに基
ポートネットワークの拡大支援と、本邦の文化
づく月経周辺期症状の仮説的看護介入モデルを
背景に照らし合わせた効果的なソーシャルサ
提示することで、援助の視点が明確化されてき
ポートの検討が考えられた。多様化する女性の
た。生殖進化とライフサイクルの変化により、
生き方、ライフサイクルの変化の中で、人類の
医学の分野では月経に対して「無用の長物 Jと
誕生とともにある月経という生理的現象に対す
いう新たな価値観も生じ、多様化する女性の生
る看護のゴールには、月経周辺期症状の軽減を
き方に合わせた保健医療の提供が必要とされ
焦点とするような設定では限界があると考えら
るO 今後は女性の一生の変化を見据えて、ライ
れる。症状があっても、女性が主観的判断を行
フステージの変化が大きい成熟期や更年期の月
えるだけの知識-認識を十分にもち、月経周辺
経変化に合わせた健康教育の必要性が高まると
期症状を受容できることが、 QOLが高い適応
考えられる。今後研究を進める過程において月
状態であると考えられる O 従って月経周辺期症
経周辺期症状および関連要因は、差恥心やプラ
状の適応上の問題とは月経周辺期症状による
イパシーに触れる内容もあり、十分な倫理的配
QOLの支障と考えられる
慮が必要である口
O
月経周辺期症状は、
痔痛・乳房の不快症状などの生理的症状ととも
に、相互依存、役割機能として現れる社会機能
文
献
や日常生活および不安や自尊感情の低下など自
己概念として現れる心理状態への影響が大き
l.日本産婦人科学会編.産科婦人科用語解説
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集.東京,金原出版, pp23-24, 1
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