Comments
Description
Transcript
妊娠中の尿路感染
図ー1文献3より 妊娠中発症時期 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 分娩後発症時期 20 20 18 18 16 16 14 14 12 12 10 10 8 6 4 2 0~4 5~7 8~11 12~1516~1920~2324~2728~3132~3536~39 40~ 妊娠週数 0 8 6 4 2 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 分娩後日数 第4章妊婦管理6抗凝固療法 9 10 11 12 13 14 15~ 図ー2 文献3より 妊娠中発症時期 分娩後発症時期 25 25 20 20 15 15 10 10 5 5 0 0~4 5~7 8~1112~1516~1920~2324~2728~3132~3536~39 40~ 妊娠週数 0 0 第4章妊婦管理6抗凝固療法 1 2 3 4 5 分娩後日数 6 7 8~ 妊娠に関連したVTEリスク因子(2012 ACCP guideline改変) リスク因子 adusted OR 運動制限 (妊娠中の1週間以上の床上安静並びにBMI 25kg/m2以上) 運動制限(産褥期の1週間以上の床上安静並びにBMI 25kg/m2以上) VTE既往 経腟分娩後産褥感染 (臨床症状+発熱+WBC上昇) 手術に伴う1000ml以上の産褥出血 全身性エリテマトーデス 輸血 帝王切開後産褥感染 (臨床症状+発熱+WBC上昇) 胎児発育遅延を伴う妊娠高血圧腎症 多胎 BMI 30kg/m2以上 アンチトロンビン異常症 生殖補助医療 1L以上の産褥出血 胎児発育遅延 (妊娠週数 性差補正出生児体重が2.5パーセンタイル未満) 喫煙 (1日10-30本 妊娠前又は妊娠中)産褥期 プロテインS異常症 妊娠高血圧腎症 緊急帝王切開 21kg以上の体重増加 1回以上の分娩 35歳以上 予定帝王切開 表―1 第4章妊婦管理6抗凝固療法 62.3 40.1 24.8 20.2 12.0 8.7 7.6 6.2 5.5 4.2 5.3 4.7 4.3 4.1 3.8 3.4 3.2 3.1 2.7 1.6 1.5 1.3 1.3 95% CI 11.5-337.0 8.0-201.5 17.1-36 6.4-63.5 3.9-36.0 5.8-13.0 6.2-8.3 2.4-16 2.1-16 1.8-9.7 2.1-13.5 1.3-17.0 2.0-9.4 2.3-7.3 1.4-10.2 2.0-5.5 1.5-6.9 1.8-5.3 1.8-4.1 1.1-2.6 1.1-1.9 1.0-1.7 0.7-2.2 妊娠に関連したVTEリスク因子(2009 RCOG Green-top guideline No.37a 改変)EL 2+/2++ リスク因子 adusted OR VTE既往 35歳以上 BMI 30kg/m2以上 24.8 1.4 5.3 1.7 2.4 1.8 4.03 1.5 2.4 7.7 2.9 3.1 5.8 2.5 2.7 3.6 2.1 2.0 7.6 BMI 25kg/m2以上 分娩回数 1 2 3以上 運動制限 妊娠高血圧腎症 妊娠高血圧腎症および胎児発育遅延 悪阻 緊急帝王切開 帝王切開(すべて) 輸血 an=分娩前 PE=肺血栓症 pn=産褥 コメント 95% CI 17.1-36 1.0-2.0 2.1-13.5 1.1-2.6 1.7-3.3 1.3-2.4 1.6-9.84 1.1-1.9 1.8-3.1 3.2-19 2.1-3.9 1.8-5.3 2.1-16 2-3.2 1.8-4.1 3.0-4.3 1.8-2.4 1.5-2.7 6.2-9.4 pn=256 n=129 n=256 pn=291 an=268 n=143 an PE n=603 n=603 an pn pn=256 n=症例対照研究における症例数 表―2 第4章妊婦管理6抗凝固療法 分娩前評価と管理 (分娩予約時と入院時になされること) 分娩前評価と管理 図―3 1回VTE既往あり ● 血栓性素因の家族歴 ● 原因の不明/もしくはエストロゲン関連 再発VTE既往 (> 1) 家族歴のない1回 VTE 既往あり 血栓性素因の履歴 VTE既往のない血栓性素因 内科合併症など 例 心肺疾患, SLE, 癌, 炎症性疾患, ネフローゼ症候群 経静脈的薬物治療中患者 高リスク LMWHによる妊娠中の予防が必要 妊娠中の静脈血栓症専門家チームへ紹介 中リスク LMWHによる妊娠中の予防を考慮 妊娠中の静脈血栓症専門家チームの検索 外科治療 例 虫垂切除術 年齢> 35歳 肥満 (BMI > 30kg/m2) 経産回数 ≥ 3 喫煙 広範な静脈瘤 全身性感染 活動制限 例 片麻痺 長距離旅行 妊娠高血圧腎症 脱水/悪阻/OHSS 多胎または生殖補助医療 3 個以上のリスク因子 3 個未満のリスク因子 低リスク 早期離床ならびに脱水予防 第4章妊婦管理6抗凝固療法 Royal College of Obstetricians and Gynaecologists Green-top Guideline No37 April 2009より改変 妊娠初診時妊娠高血圧症候群(PIH)リスク因子 リスク因子 相対危険度(95%CI) 年齢 (40歳以上) 妊娠歴(初産) PIH既往の有無 多胎 内科合併症 I型糖尿病* 慢性高血圧症* 腎疾患(尿路感染症) * 自己免疫疾患* 抗リン脂質抗体症候群 前回分娩からの期間(4年以上) 1.96(1.32-2.87) 2.91(1.28-6.61) 7.19(5.85-8.83) 2.93(2.04-4.21) 9.72(4.34-21.75) 1.87(1.72-1.94) Body mass index(BMI)妊娠時初産BMI>25 血圧 収縮期血圧>130mmHg 拡張期血圧>80mmHg タンパク尿 9.3(2.0-48) 2.37(1.78-3.15) 1.38(1.01-1.87) 表―3 Duckitt K et al. BMJ2005より改変 第4章妊婦管理6抗凝固療法