Comments
Description
Transcript
ユーザーズマニュアル
ユーザーズマニュアル ■版権 本書は㈱メルコが著作権を有します。本書の一部または全部について、以下のことを禁じ ます。 ・形式または手段を問わず複製・複写・転載すること。 ・派生物(翻訳・変形・改作・流用)を作成すること。 ■免責 本書の内容に関しては、万全を期して作成しておりますが、万一ご不審な点があれば、販売 店または㈱メルコインフォメーションセンターまでお問い合わせください。 また上記に関わらず、以下の事柄については ㈱メルコはいっさい責任を負いません。 (1)本製品に付随する、または運用の結果もたらされたいかなる損害。 (2)本製品によりもたらされるべき、直接的、間接的な効果および利益の損失。 (3)本製品のために費やした時間、経費。 ㈱メルコは、製品および本書を改訂し、随時その外観・内容のすべてを変更する権利を有し ます。またその際に、改訂または変更をいかなる個人または団体に対して通知する義務を負 いません。 本製品を使用して格納したデータが、ハードウェアの故障・誤動作・その他どのような理由 によって破壊された場合でも、弊社はデータの保証をしかねます。 ■商標 本書に記載されている他社商品名は、それぞれの製造および販売会社の商標または登録商標 となっている場合があります。 本書に他社商品名が記載されている場合、参考を目的としたものであり、 ㈱メルコはそれら の商品の使用を強制あるいは推奨するものではありません。 また㈱メルコは、それら他社商品の性能または運用についていっさい責任を負いません。 ■日本国外への持ち出しについて 本製品のうち、戦略物資または役務に該当するものの日本国外への持ち出しに際しては外国 為替法に基づく輸出許可または役務取引許可が必要です。 本製品は、日本国内でのみ使用されることを前提として設計・製造されています。 本製品を日本国外で使用された場合の運用結果については、 ㈱メルコはいっさい責任を負い ません。また ㈱メルコは、本製品に関して海外での保守サービスおよび技術サポートは行っ ておりません。 ■落丁・乱丁について 本書に落丁や乱丁があった場合はお取り替えいたします。販売店または ㈱メルコインフォ メーションセンターまでご連絡ください。 SCSI-2インターフェースボード IFN-92S ユーザーズマニュアル ■目次 ■本書の使い方 ........................................................ 5 ■製品の保証とサービス ................................................ 7 ■メルコインフォメーションセンター .................................... 8 第1章 本製品の概要 ................................ 9 1-1 SCSIインターフェースとは ........................................ 10 1-2 SCSI機器と接続する場合には ...................................... 11 1-3 IFNの特長 ....................................................... 12 1-4 梱包品の確認 .................................................... 13 第2章 ハードウェアのセットアップ ................ 15 2-1 セットアップの概要 .............................................. 16 2-2 セットアップ .................................................... 17 第3章 機能リファレンス .......................... 29 3-1 手動解析プログラム「HDPARA.EXE」 ................................ 30 3-2 HDDパラメータ手動解析の手順 ..................................... 31 3-3 NetWareのサーバ機で使用する場合 ................................. 33 3-4 ASPI仕様のSCSI機器を接続する場合 ................................ 40 第4章 補足情報 .................................. 43 4-1 トラブルシューティング .......................................... 44 4-2 SCSI用語集 ...................................................... 46 4-3 製品仕様 ........................................................ 48 NetWareファイルサーバチェックシート ................................. 52 修理について ........................................................ 53 4 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ■本書の使い方 このたびは弊社製品をお買い求め頂きましてまことにありがとうございます。 本書は、PC-98シリーズ用SCSI-2対応インターフェースボードIFN-92S(以 下、IFNと省略)のパソコンへの取り付け方法およびインストール方法、使用 方法について解説しています。本書の内容をよく読んで、理解してからご使用 ください。なお、本書はいつもお手元に置いてご使用ください。 ●本書に使われているマークの意味について このマークは、本製品を安全にお使いいただくために、守って いただきたい事項や注意事項を記載しています。 このマークは、参考・参照事項を記載しています。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 5 ●本書の構成 本書はSCSIインターフェースボードの使用方法について解説しています。 初めてSCSIボードをご使用される方は第1章本製品の概要をよく理解してから 作業を行ってください。 本マニュアルは以下の構成になっています。 第1章 本製品の概要 SCSI製品を使用するにあたって基本的な内容が記載されています。 第2章 ハードウェアのセットアップ IFNのパソコンへの装着とディップスイッチの設定方法が記載されています。 第3章 機能リファレンス ハードディスクの解析プログラムや本製品をNetWareで使用する方法、ASPI仕 様のSCSI機器を接続する方法について解説しています。 第4章 補足情報 起こりやすいトラブルへの対処の仕方やSCSI関連の用語解説、その他の情報を 記載しています。 6 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ■製品の保証とサービス ●保証について 本製品の保証期間および保証の範囲については同梱の保証書に記載されてい ます。内容をお確かめの上、大切に保管してください。 ●修理の依頼について 修理を依頼される場合は、弊社修理センターにご依頼ください。あて先、依頼 方法については、巻末の「修理について」を参照してください。 ●ユーザー登録はがきの作成 ユーザー登録はがきに必要事項をご記入の上、ご郵送ください。弊社製品の正式 ユーザとして登録させていただきます。ユーザ登録がない方は、サポートやバー ジョンアップなどのサービスを受けることができません。必ずユーザ登録を行っ てください。 ・ユーザー登録はがきの書き方 個人・法人に関ら ず、ご記入くださ い。 個人で購入された場合 にご記入ください。 法人で購入された場合 にご記入ください。 はがきの左側につ いている案内を参 照して、番号でご 記入ください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 7 ■本製品に関するお問い合わせ 弊社製品に関するご質問・ご相談は、下記インフォメーションセンターにて承 ります。 メルコインフォメーションセンター ・住所 〒457 名古屋市南区柴田本通4-15 ㈱メルコハイテクセンター内 ・電話番号 ・受付時間 052−619−1821 月曜日∼金曜日 9:30∼12:00 / 13:00∼17:00 ※電話番号のおかけ間違いがないよう、ご注意ください。お問い合わせの際は、 メモ用紙、ペンなどをご用意ください。また、下記項目をお調べの上、ご連絡く ださい。 ①コンピュータ名とスイッチ設定 ②メルコ製品名とスイッチ設定 ③IFNのシリアルナンバー ④併用している周辺機器名 ⑤使用しているアプリケーションソフト名 ⑥具体的なエラーメッセージ ■FAX情報をご利用ください さらに詳しい使い方やトラブル対策など、弊社製品についての様々な最新情報 をファクシミリで24時間提供しています。ぜひご利用ください。使い方は以下 のとおりです。必ず受け取りたいファクシミリで操作してください。 ① ファクシミリの受話器を上げて、052−614−6911をプッシュし てください。 ② 音声案内に従って、情報が登録されているBOX番号と#をプッシュします。はじ めてお使いになるときは、0010(全BOX一覧)を引き出します。 0010#をプッシュしてください。最大5つまでのBOXを続けて選択できます。 ③ 音声案内に従って、ファクシミリのスタートボタンを押してください。即 座にお手元に情報が届きます。 ■インターネットをご利用ください 弊社では、インターネットによる新製品情報、Q&Aサービス、会社案内、求 人情報などを提供しております。ぜひご利用ください。 <WWWサーバアドレス> 8 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル http://www.melcoinc.co.jp/ Chapter 1 第1章 本製品の概要 1-1 SCSIインターフェースとは 1-2 SCSI機器を接続する場合には 1-3 IFNの特徴 1-4 梱包品の確認 SCSIインターフェースとは SCSIとはSmall Computer System Interfaceの略です。パソコンに最大7台 までの周辺機器を接続することができます。SCSIインターフェースボードを装着 することにより、「ハードディスク(以下、HDまたはHDDと表記する場合があり ます)」「MO(光磁気ディスク)」「CD-ROM」などのSCSI機器をパソコンに接続 することができます。 ●SCSI機器の接続 ・ SCSI機器によっては、機器に付属のデバイスドライバをインストールしなけ ればならない場合があります。 ・ 弊社製CD-ROMや光磁気ディスク用のパッケージの中には専用ドライバが添付 されています。 10 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル SCSI機器と接続する場合には SCSIインターフェースボードボードに接続するSCSI機器は「SCSI-ID」という 固有の番号を設定する必要があります。複数のSCSI機器を接続する場合にはこ の「SCSI-ID」が重複しないように注意してください。また、SCSI-IDは通常 「0」から順番に割り当てる必要があります。 ●SCSI-ID設定例 ●ケーブルの形状に注意してください。 ・ケーブルの合計長が6mを越えないように注意してください。 ・SCSI再終端の機器には、ターミネータを取りつけてください。 ・IFNのSCSI-IDは出荷時「7」に設定されています。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 11 1 IFNの特長 本製品はNEC製PC-98シリーズおよびEPSON製PC-286/386/486/586(PC386LSRを除く)シリーズのデスクトップパソコンに搭載することができます。 ●高速転送が可能です。 本製品は、バスマスタコントローラを搭載したインターフェースボードです。 バスマスタ方式の転送速度は最大で「6.3MB/sec」と高速です。(80286以上 のCPU搭載機のみ) ●SCSI-2インターフェースを採用 インターフェースはSCSI-2(FAST-SCSI)を採用しました。SCSI-2ドライブ と合わせれば最大10MB/sec(理論値)の同期転送が可能です。 ●ASPIマネージャ、WIN-ASPI標準添付 本製品付属のドライバをインストールすれば、スキャナなどASPI仕様のSCSI機器を 接続できます。 ●簡単設定 SCSI-ID、割り込みレベル、DMAチャネルなどの設定がソフトウェアスイッチに より簡単に設定できます。 ●PC-9801-92とのハードディスクパラメータ互換 ハードディスクのパラメータ設定で、NEC製SCSI-2インターフェースボード PC-9801-92 と互換性があります。 ●HDDパラメータ自動解析 接続されたハードディスクの自動解析プログラムにより、他社のフォーマット の異なるハードディスクを再度フォーマットすることなく使用することができ ます。また、パラメータチェックプログラムにより、手動で各パラメータを設 定することができます。 ●NetWare4.1J/3.12J対応 NetWare4.1J/3.12J(以下NetWareと表記します)のサーバ上で本製品を使用 する場合、ハードディスクのミラーリング/デュプレクシングをすることがで きます。 12 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル 梱包品の確認 本製品のパッケージには以下のものが付属しています。万が一不足しているも のがありましたら、お買い上げの販売店にご連絡ください。 1 ●梱包されているもの ・本体 ※本体形状は、イラストと異なる場合があります。 ・ターミネータ ・IFN-92Sユーティリティディスク(3.5インチ/5インチ) ・ユーザーズマニュアル(本書) ・保証書・登録はがき IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 13 ■ MEMO 14 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル Chapter 2 第2章 ハードウェアのセットアップ ここでは、本製品のパソコンへの取付け方法につい て解説します。 2-1 セットアップの概要 2-2 セットアップ セットアップの概要 IFNのセットアップ手順の概要を示します。IFNに接続する各種SCSI機器のマ ニュアルも併せて参照してください。 ●セットアップ手順の概要 IFNのセットアップには大きく5つのステップがあります。以下にその内容を 簡単に解説します。 1 STEP 接続するパソコン を確認する 2 STEP パソコンへ装着 する 3 STEP IFNを装着するパソコンの機種を確認します。 パソコンの機種によってはIFNのディップス イッチの設定が必要な機種がありますので必 ず機種を確認してください。 パソコンの機種によって装着する拡張スロッ トが異なります。 別表を参照しながら装着可能なパソコンの拡 張スロットに挿入します。 SCSI機器を接続 する SCSIケーブルやターミネータを使用してSCSI 機器をIFNに接続します。 複数のSCSI機器を接続する場合はSCSI-ID番号 やケーブルのタイプなどに注意してください。 ソフトウェア スイッチを設定する I F N の接続が完了したら、S C S I ボード設定 ユーティリティを起動してIFNのソフトウェ アスイッチを設定する必要があります。 IFNには接続されたSCSI機器のSCSI-ID番号 やトラック数などの各種パラメータを自動的 に検出し、接続されたSCSI機器に併せてIFN のソフトウェアスイッチを設定する機能があ ります。q+r+S キーを押しなが らパソコンをリセットすると「SCSIボードス イッチ設定メニュー」画面が起動しますので 各種項目を設定します。 HDDパラメータ を設定する IFNは接続されているSCSI機器の各種パラメー タを自動的に解析する機能があります。 初めてIFNを使用する場合、またはSCSI機器を 新しく追加した場合は「HDDパラメータ自動解 析プログラム」により接続されたSCSI機器の パラメータをIFNに登録させる必要がありま す。 4 STEP 5 STEP 16 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル セットアップ 1 STEP 接続するパソコンを確認する IFNを装着するパソコンの機種が下記の機種の場合はディップスイッチの変更 が必要です。下記の機種別ディップスイッチ設定一覧に従ってディップスイッ チの設定変更を行ってください。ディップスイッチ設定についての詳細は、 「4-3.製品仕様」を参照してください。 2 ON ↑ OFF 12 3 4 5 6 7 8 <ディップスイッチの出荷時設定> (1)CPUが8086またはV30搭載の機種 初代PC-9801やPC-9801F/E/M、PC-9801VM/CV/UVなど、CPUの8086またはV30 を搭載している機種は以下ようにSWを変更してください。 SW2:OFF SW3:ON (2)PC-98XL/XL2、PC-98XAの場合 SW2:OFF ON SW3:OFF OFF ↑ 23 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 17 2 パソコンに装着する STEP パソコンの機種によって装着する拡張スロットに制限があります。 以下に該当する機種については下表の指示に従って拡張スロットを変更してく ださい。また、他の拡張ボードがすでに装着されている場合は拡張ボードのマ ニュアルも併せて参照してください。 その他、機種別の注意事項などを「4-1.トラブルシューティング」に記載して いますので参照してください。 ●機種別装着可能スロット一覧 パソコン本体 スロット番号 NEC PC-9801VX0、VX2,VX4 NEC PC-98XA NEC PC9801UF/CV EPSON PC-286LS(T) EPSON PC-386LS(C/X) #2、#3、#4 #3、#5 #2 #2(背面より見て左側) #2(背面より見て左側) これ以外のパソコンはどのスロットでも装着可能です。 ●PC-H98 シリーズをお使いの方へ PC-H98シリーズをお使いの方へ ・ 取付が終了したら、パソコン付属の「リファレンスディスク」を使用して 「オプションボード構成の変更」を行ってください。詳細はPC-H98の「リ ファレンスディスク」の使用方法のマニュアルを参照してください。 ●NetWare をお使いの方へ NetWareをお使いの方へ ・ NetWareのサーバパソコンにIFNを使用される方は「3-3 NetWareのサー バー機で使用する場合」を参照してください。 18 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●IFNの装着手順 パソコンの拡張スロットのカバーをはずす。 パソコンおよび周辺機器の電源をすべてOFFにし、ケーブル類をすべ て取り外します。 本体の背面にある拡張スロットの2つのネジを外してください。 2 ・ パソコンの電源が入ったままボードの取り外しや装着を行うと、パソコン本 体やボードが故障したり、感電したりする場合があります。必ず電源を切っ てから作業を行ってください。 IFN を挿入する。 IFNを挿入する。 IFNの部品面を上にして、拡張スロットのガイドレールに沿ってゆっ くり挿入します。 ・ 必ず、ガイドレールに沿って挿入してください。無理に挿入するとボードや パソコンを破損する恐れがあります。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 19 ネジを締める。 拡張スロットの奥まで両手でしっかりとIFN を挿入します。「カク ン」という手応えがあればパソコンのコネクタに接続されています。 で外したネジでIFNを固定してください。 ・IFNを取り外す場合は、IFNの両側についているカードプラをつまんで外側に 動かします。「てこ」の原理でカードが拡張スロットから外れますのでゆっ くり引き出してください。 20 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル 3 STEP SCSI機器を接続する SCSIケーブルやターミネータを使用してSCSI機器をIFNに接続します。 以下の点に注意してください。 ・各SCSI機器の接続ケーブルの長さの合計が6mを超えないこと。 ・複数のSCSI機器を接続する場合はSCSI-IDは「0」から順番に割り当てること。 ・SCSI-ID番号は重複しないこと。 ・SCSI最終端の機器にはターミネータを取り付けること。 2 ●SCSI機器が1台の場合 ・ SCSI機器を接続する時は、パソコンおよびSCSI機器の電源を必ずOFFにし てください。 ●複数のSCSI機器を接続する場合 ・ SCSI機器を接続する時は、パソコンおよびSCSI機器の電源を必ずOFFにし てください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 21 4 STEP ソフトウェアスイッチを設定する IFNの接続が完了したら、「SCSIボード設定ユーティリティ」を起動してIFNの ソフトウェアスイッチを設定する必要があります。 「SCSIボード設定ユーティリティ」は、IFNのSCSI-ID番号、DMAチャンネル、 割り込みレベル、転送モード、3.5インチMOモードなどの設定を行います。 ●起動方法 「SCSIボード設定ユーティリティ」の起動方法はq+r+Sキーを押 したままパソコンをリセットします。 ・ 機種によっては「SCSIボード設定ユーティリティ」の起動までかなり時間を 要する場合があります。また、パソコンのスピーカボリュームを「大きく」 してある場合は「ピピピピ」と大きな音が出る場合がありますが故障ではあ りません。SCSIボードスイッチ設定メニューが起動するまで押し続けてくだ さい。 22 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●各種設定 キー操作が確認されると、以下のような「SCSIボードスイッチ設定メニュー」 が表示されます。 SCSIボードスイッチ設定メニュー Melco,Inc. 1.INT 0 1 2 3 5 6 2.DMA 0 3 3.転送方式 自動判定 1/0転送 DMA 4.3.5インチMOモード MOモード HDモード 自動判定 5.ボードID 0 1 2 3 4 5 6 7 6.クイックフォーマット OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF 7.ライトプロテクト OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF 8.フォーマットプロテクト OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF [↑][↓]:設定項目移動 [←][→]:設定値選択 [RET]:決定 [ESC]:中止 [SPACE]:ON/ OFF反転 ・[]キーで設定項目を選択し、\^キーで設定値を変更します。 ・すべての項目を設定したら@キーを押すと設定が記憶されます。 ・設定を中止する場合はvキーを押して終了します。 設定項目の解説 1. INT 1.INT IFNが使用する割り込みレベルを指定します。他のボードと重複しないように 設定します。出荷時には「1」が設定されています。 通常INT3は内蔵ハードディスク、INT5はサウンドボード、INT6はマウスが 使用します。 2. DMA 2.DMA IFNが使用するDMAチャンネルを設定します。 出荷時には「3」が設定されています。 3. 転送方式 3.転送方式 IFNのデータ転送方式を決定します。自動判定ではCPUの種類に応じて「バスマ スタ」、「I/O転送」、「DMA」の中から最適な方法を選択します。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 23 2 「I/O転送」または「DMA」を選択すると、CPUの種類に関わらず、選択した転 送方式を採用します。 4. 3.5 インチMOモード 4.3.5 3.5インチMOモード 3.5インチ光磁気ディスクを使用するモードを設定します。 MO モード: MOモード: モード:このモードを選択するとMOディスクの有無に関わらず、光磁気ディ スクとして使用します。このモードはDOS5.0以降のOSで使用できます。この モードはMOディスクの交換を行うことができます。 HD モード: HDモード: モード:このモードは通常のハードディスクとして使用するモードです。 この場合MOディスクの交換はできません。HDモードではMOディスクを入れたま まリセットをしてください。DOS3.3以降のOSに対応しています。 ・ HDモードでMOディスクを交換する場合は、一度MOドライブの電源を切り、再 度電源を投入後、MOディスクを取り出し操作を行います。 ・他社のインターフェースボードでHDモードとして使用していたMOディスク を使用する場合は、MOドライブにMOディスクを挿入したまま「HDDパラメー タ解析プログラム」を実行してください。 自動判定: 自動判定:本モードに設定するとパソコンのリセット時にMOディスクの内容を チェックし、MOディスクが初期化されている状態によって自動的に「MOモー ド」か「HDモード」に設定します。MOディスクのフォーマットが解らない場合 に有効です。 ・ MOディスクが判別できなかった場合またはMOディスクのチェック時にMOディ スクが挿入されていなかった場合には「MOモード」になります。 5. ボード ID 5.ボード ボードID IFN自身のSCSI-IDを設定します。出荷時は「7」が設定されています。 6. クイックフォーマット 6.クイックフォーマット 本オプションが「ON」になっているSCSI装置は、その初期化、領域確保を高速 に行うことができます。 7. ライトプロテクト 7.ライトプロテクト 本オプションが「ON」になっているSCSIデバイスはデータの書き込み、フォー 24 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル マットを行うことができません。 該当するIDに接続されている装置が光磁気ドライブで、かつ「MOモード」に設 定されている場合には無視されます。 8. フォーマットプロテクト 8.フォーマットプロテクト 本オプションが「ON」になっているSCSI装置はフォーマットを行うことができ ません。該当するIDに接続されている装置が光磁気ドライブで、かつ「MOモー ド」が選択されている場合は無視されます。 ●パソコンのリセット 「SCSIボードスイッチ設定メニュー」により各種項目の設定が終了したら、 @キーを押してユーティリティを終了します。 自動的にパソコンがリセットされます。 IFNはパソコンがリセットされる度にSCSIバスに接続されたSCSI機器を自動的 にチェックします。 ・「SCSIボードスイッチ設定メニュー」設定後パソコンが起動しない場合は設 定の誤りが考えられます。特にネットワークボードやサウンドカードなど他 のボードと併用する場合は、他のボードのマニュアルも参照し、巻末のトラ ブルシューティングを参照してください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 25 2 5 STEP HDDパラメータ自動解析 「SCSIボードスイッチ設定ユーティリティ」によりIFNの設定が完了したら、 接続されたSCSI機器を認識できるようになります。IFNにSCSI機器を初めて接 続する場合は「HDDパラメータ自動解析プログラム」が起動しますので、SCSI 機器のパラメータを解析してIFNに登録します。 ここではハードディスクを接続した場合について解説します。 ●HDDパラメータ自動解析プログラムの起動 はじめてSCSI機器を接続した場合は自動的に「HDDパラメータ自動解析プログ ラム」が起動します。一度、登録されたSCSI機器のパラメータはIFN内に記録 保持されます。 HDDパラメータは手動で強制的に起動させることもできます。パソコンの電源 をONにして(またはリセット)次の画面が表示されたときに q+r+ Pを押してください。 MELCO SCSI SYSTEM Ver.X.xx XX/XX/XX Connect ID = 0 1 2 … 認識されるSCSI-IDは、接続されてい るSCSI機器によって異なります。 ・ q+r+Pを押すタイミングによっては、HDDパラメータ自動解析 プログラムが起動せず、OSが起動することがあります。また、パソコンのス ピーカボリュームを「大きく」してある場合は「ピピピピ」と大きな音が出 る場合がありますが故障ではありません。SCSIボードスイッチ設定メニュー が起動するまで押し続けてください。 ・ IFNは、NECのSCSI-2インターフェースボードPC-9801-92と、HDDパラメー タの設定で互換性があります。 新たにHDDを増設した場合には、起動時に一度q+r+Pを実行し てください。 26 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●設定方法 プログラムが起動すると、接続されているSCSI-ID番号のHDDに対してパラメー タの解析を行います。このパラメータの解析は1台のSCSI機器に対して約2秒 ほどかかります。 解析が終了すると、解析されたパラメータを登録します。 HDDパラメータ自動解析プログラム Copyright(c) 1994 Melco,Inc. SCSI ID シリンダ数 ヘッド数 セクタ数 セクタ長(byte) ドライブ容量(MB) 第一領域のOS 0 1 2 3 4 5 6 解析結果 1234 8 27 512 240 MS-DOS 2 パラメータ解析中です。しばらくお待ちください。 [←][→]:ID変更,[HELP]:修正モード,[ESC]:終了 SCSI ID SCSI ・\^キーでパラメータ表示のSCSI-ID番号を選択できます。 ・ID番号は色によって解析状態を表します。 青: 未接続 黄色: 解析良好 紫: 解析不良 ・自動解析できなかったSCSI機器の該当するSCSI-ID番号が「紫」になります。 この場合は「パラメータの手動設定」を行う必要があります。 (ただし、未初期化、未領域確保の場合を除く) シリンダ数、ヘッド数、セクタ数、セクタ長 ・該当するSCSI-ID番号にSCSI機器のパラメータを表示します。 ドライブ容量 ・ハードディスクの最大容量を表示します。この値はドライブの最大論理ブ ロックアドレスから算出していますので、解析結果よりも多少大きくなりま す。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 27 第一の領域の OS 第一の領域のOS ・第一の領域のOSを示します。表示可能なOSは、MS-DOS、N88-BASIC、OS/2 です。 メッセージエリア ・プログラムの実行領域や解析状態に対応するコメントが表示されます。 ・自動解析できないSCSI機器には次のようなものがあります。 a)初期化されていないハードディスク b)第一領域が無い(領域確保されていない)ハードディスク c)第一領域が1シリンダより始まっていない場合 d)PC-UXがインストールされている場合 ・自動解析できなかったHDDのIDを選択すると、解析できなかった原因が メッセージエリアに表示されますので、適切な処置を行ってください。 ・a)、b)の場合はMS-DOSに添付されている「FORMAT.EXE」によりハード ディスクの初期化および領域確保を行ってください。vキーを押して、 システムを起動し直してください。 ・c)d)の場合はパラメータ表示プログラムにより解析後、手動パラメータ 設定を行う必要があります。ハードディスクのマニュアルも併せて参照して ください。 28 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル Chapter 3 第3章 機能リファレンス 3-1 手動解析プログラム「HDPARA.EXE」 3-2 HDDパラメータ手動解析の手順 3-3 NetWareのサーバ機で使用する場合 3-4 ASPI仕様のSCSI機器を接続する場合 手動解析プログラム「HDPARA.EXE」 「HDPARA.EXE」は、IFNに解析できなかったHDDを、IFNでも使用できるよう解 析するプログラムです。ここで解析されたシリンダ数、ヘッド数、セクタ数、 セクタ長は非常に重要ですので必ずメモしてください。HDPARA.EXEで解析でき ないハードディスクは故障またはSCSIドライブでは無い可能性(たとえばSASI ドライブ)がありますのでお使いのハードディスクのマニュアルを参照してく ださい。 q+r+Pキーで IFNが解析できなかったハードディスクを 手動で解析します HDPARA.EXEにより ハードディスクの解析が行なわれます HDDパラメータ表示プログラム Copyright(c) 1994 Melco,Inc. HDPARA.EXEを 実行する SCSI ID シリンダ数 ヘッド数 セクタ数 セクタ長(byte) ドライブ容量(MB) 0 1 2 3 4 5 6 解析結果 1234 8 27 512 240 [←][→]:ID変更選択 [ESC]:終了 30 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル HDDパラメータ手動解析の手順 解析できなかったHDDを、ハードディスクをフォーマットしたSCSI ボードに接続して、パソコンに取り付けます。 ハードディスクまたはフロッピーディスクから、MS-DOSを起動しま す。 付属のプログラム「HDPARA.EXE」をフロッピーディスクより起動しま す。付属のディスクをフロッピードライブ(Aドライブとします)に入 れ、次のとおり入力してください。 A>HDPARA@ HDDパラメータ表示プログラムが起動します。 HDDパラメータ表示プログラム Copyright(c) 1994 Melco,Inc. SCSI ID シリンダ数 ヘッド数 セクタ数 セクタ長(byte) ドライブ容量(MB) 0 1 2 3 4 5 6 解析結果 1234 8 27 512 240 [←][→]:ID変更選択 [ESC]:終了 解析できなかったHDDのSCSI-IDが表示されるよう\ ^キーを押 します。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 31 3 表示されたHDDのシリンダ数、ヘッド数、セクタ数、セクタ長をメモし ます。 再度SCSIボードをIFNに変更し、解析できなかったHDDを接続し、パラ メータ自動解析プログラムを起動します。 HDDパラメータ自動解析プログラム Copyright(c) 1994 Melco,Inc. SCSI ID シリンダ数 ヘッド数 セクタ数 セクタ長(byte) ドライブ容量(MB) 第一領域のOS 0 1 2 3 4 5 6 解析結果 1234 8 27 512 240 MS-DOS パラメータ解析中です。しばらくお待ちください。 [←][→]:ID変更,[HELP]:修正モード,[ESC]:終了 \^キーを使用して解析したいHDDのSCSI-IDを反転させます。 xキーを押し、パラメータ修正モードに入ります。 HDDパラメータ自動解析プログラム Copyright(c) 1994 Melco,Inc. SCSI ID 0 1 2 3 4 5 6 解析結果 シリンダ数 ヘッド数 セクタ数 セクタ長(byte) ドライブ容量(MB) 第一領域のOS シリンダ数を入力してください[ ] [←][→]:ID変更,[↑][↓]:修正項目変更,[f1]:登録,[ESC]:修正中止 32 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル パラメータ修正モードでは、シリンダ数、ヘッド数、セクタ数、セク タ長の各項目が[]キーで選択できるようになります。(着目項 は黄色になります) 修正したいパラメータの項目で@キーを押します。 @キーを押すと、メッセージエリアに数値入力が可能となりますの で、さきほど得られた該当するH D D パラメータの数値を入力後@ キーを押し確定します。 これらの動作を、全パラメータについて行います。 (例) シリンダ数を入力してください[1234] 全パラメータが確定した場合、aキーを押すと登録が完了します。 登録が完了したらvキーを押し、システムを再ブートします。 NetWareのサーバ機で使用する場合 ●NetWareで使用する場合 NetWare4.1J/3.12J(以下、NetWareと表記)環境では、IFNに接続された ハードディスクをネットワークサーバのデータ格納に使用できます。 また、NetWareのミラーリング/デュプレクシングを使用して、サーバ用ハー ドディスクと同じ内容(バックアップ)を作成できます。 ここでは、IFNとIFNに接続されたハードディスクをNetWareのサーバ機で使用 するための準備について説明します。ネットワーク環境の構築や具体的な運用 については、NetWareのマニュアルを参照してください。 なお、ケーブル接続やボードの抜き差しを行うときは、必ずパソコン・周辺機 器の電源をOFFにしてください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 33 3 NetWareインストール前に必要な作業(概要) デュプレクシングする場合 1.IFNを取り付ける IFNを取り付けた後、IFNのデータ転送方式を [I/O転送]にします。 <構成例> IFN① HDD① HDD② 2.ハードディスクを取り付ける ハードディスクを取り付けた後、ハードディスクの パラメータ (ヘッド数・セクタ数・シリンダ数) 変更 を行います。 IFNにハードディスクを接続した後、パラメータ設 定ユーティリティ ( q +r+P で電源 ON) を起動して、下表のとおり設定してください。 デバイス ヘッド数 セクタ数 シリンダ数 DSC-2048 8 32 16024 DSC-1024 8 32 8012 DSC-828 8 32 6470 DSC-526 8 32 4118 DSC-334 8 32 2621 DSC-257 8 32 2017 IFN② ■I F N ②を取り付ける前に、 IFNボード上のジャンパー ピンでBIOSを [無効] にし、 IFN①と異なるI/Oアドレス を設定します。 ■1.のユーティリティで、IFN① と②のINTとDMAを異なる値に 設定します。LANボードのINT とも重なってはいけません。 IFN① 接続されたハードディスクすべてに対して設定を行い ます。SCSI IDを指定して、処理を行ってください。 3.ハードディスクを初期化する MS-DOSのFORMAT.EXEで、接続されたハードディ スクをすべて初期化してください。 IFN② ■先にHDD②をIFN①に接続し て2.∼3.を行います。 IFN① HDD② MS-DOS領域 (起動用) 初期化 NetWare領域 パソコン起動用のハードディスクに対しては、MSDOSの領域を作成する必要があります。引き続き FORMAT.EXEで領域確保 (10MB程度) ∼システム 転送を行ってください。 NetWare領域に対しては領域確保は必要ありません。 IFN② 続いてHDD①をIFN①に接続 して、 2.∼3.を行います。 HDD① HDD② NetWareをインストールする NetWareのマニュアルを参照して、サーバのインストールを行ってください。 34 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●NetWareインストールの準備 以下の作業には、MS-DOSのシステムとFORMAT.EXEが必要です。MS-DOSのシス テムとFORMAT.EXEを用意してください。 パソコンの電源をOFFにして、拡張スロットにIFNを取付けてくださ い。 使用するハードディスク(ミラーリングディスクを含む)をすべて接 続してください。 q+r+Sキーを押しながら、パソコンの電源をONにしてく ださい。IFNのROMに入っているソフトウェアスイッチ設定ユーティリ ティが起動します。(使い方はP22参照)。 画面に表示された設定項目の[3.転送方式]で[I/O転送]を選択して @キーを押してください。パソコンが再起動します。 パソコンが起動し、接続されているSCSI機器のSCSI-IDが認識された ら(Connect ID=0…と表示されます)q+r+Pキーを押し てください。HDDパラメータ解析ユーティリティが起動します(使い 方はP26参照)。 ヘッド数・セクタ数・シリンダ数を下表のとおり入力してください。 デバイス ヘッド数 セクタ数 シリンダ数 DSC-2048 8 32 16024 DSC-1024 8 32 8012 DSC-828 8 32 6470 DSC-526 8 32 4118 DSC-334 8 32 2621 DSC-257 8 32 2017 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 35 3 ・接続されたハードディスクすべてに対して、パラメータの変更が必要です。 ハードディスクのSCSI-IDを指定して、設定を行ってください。 ・パラメータ解析ユーティリティを終了させると、パソコンが再起動します。内 蔵ハードディスクがない場合は、MS-DOSのシステムが入ったフロッピーディス クをフロッピードライブにセットしておいてください。 ・弊社製以外のハードディスクを使用する場合でも、ヘッド数、セクタ数は同じ にします。ヘッド数を8、セクタ数を32 に設定してv キーを押してくださ い。再びq+r+Pキーでパラメータ解析ユーティリティを起動してく ださい。 ヘッド数を8、セクタ数を32の場合のシリンダ数が表示されます。 設定が終了したらvキーを押してください。内蔵ハードディスクま たはフロッピーディスクからパソコンが起動します。 MS-DOSのFORMAT.EXEで、接続されたハードディスクをすべて初期化 してください。 起動用のハードディスクには、MS-DOSの領域を10MB程度確保してください。 (領域確保の時にMS-DOSシステムの転送を同時に行ってください。) 初期化の済んだSCSIハードディスクからパソコンを再起動してください。 ・内蔵ハードディスクから起動した場合は、パソコンのシステムセットアップ メニューでいったん内蔵ハードディスクを無効にしてください。 NetWareのインストールを行ってください。 インストールする時は、N e t W a r e 付属のS C S I ボードドライバ PC98SCSI.DSK をロードしてください。ドライバをロードしないと、 IFNに接続されたハードディスクが認識されません。 (書式) [サーバ名]:LOAD PC98SCSI.DSK デイジーチェーンで接続されたすべてのハードディスク、またはミラーリング先のハー ドディスクに対しても ∼ の手順を行ってください。なお、起動用ハード ディスク以外に対しては、MS-DOSの領域確保は必要ありません。 本書の巻末に、ファイルサーバに接続された機器の情報を記録するチェック シートがあります。運用に役立ててください。 36 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●デュプレクシングするには IFNを2枚装着し、それぞれにハードディスクを接続します。 IFN① HDD① HDD② IFN② IFN①に接続されたHDD①に書き込みを行うと、IFN②に接続されたHDD②にも 自動的に内容が書き込まれます。 ミラーリングを異なり、インターフェースボードIFN①に障害があった場合で も、即座にIFN②とHDD②を代替として使用できます。 デュプレクシングを行う場合には、以下の手順でIFNとハードディスクを設定 してください。(手順は弊社製ハードディスクを接続する場合の例です。) なお、以下の作業には、MS-DOSのシステムとFORMAT.EXEが必要です。MS-DOS のシステムとFORMAT.EXEの入ったフロッピーディスクを用意するか、内蔵ハー ドディスクを使用可能な状態にしておいてください。 ミラーリングとデュプレクシングは併用できます。 IFNを2枚使用するデュプレクシングでは、2枚のIFNのI/Oアドレス、 BIOS有効/無効、転送方式、INT、DMAを異なる値に設定する必要があ ります。 IFNを取付ける前に、P48を参照して、ジャンパーピンを下記の通り設 定してください。 ・IFN ① IFN① IFN①には、日常データの書き込みに使用するハードディスクを接 続します。出荷次設定(I/Oアドレス=0CC0h、BIOS=有効)のまま 取り付けてください。 ・IFN ② IFN② IFN②には、自動的にデータが書き込まれるバックアップのハード ディスクを接続します。 I/Oアドレスを0CC0h以外(0CD0h、0CE0h、0CF0hのいずれか)、 BIOS=無効にして取付けてください。 パソコンの電源をOFFにして、パソコンの拡張スロットに2枚のIFNを 取り付けてください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 37 3 q+r+Sキーを押しながら、電源をONにしてください。 IFNのROMに入っているソフトウェアスイッチ設定ユーティリティが起 動します。(使い方はP22参照) 設定項目を以下の通り変更してください。 SCSIボードスイッチ設定メニュー Melco,Inc. 1.INT 0 1 2 3 5 6 2.DMA 0 3 3.転送方式 自動判定 1/0転送 DMA 4.3.5インチMOモード MOモード HDモード 自動判定 5.ボードID 0 1 2 3 4 5 6 7 6.クイックフォーマット OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF 7.ライトプロテクト OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF 8.フォーマットプロテクト OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF 9.セカンドボードINT 0 1 2 3 5 6 10.セカンドボードDMA 0 3 [↑][↓]:設定項目移動 [←][→]:設定値選択 [RET]:決定 [ESC]:中止 [SPACE]:ON/ OFF反転 ① [3.転送方式]で[I/O転送]を選択してください。 ② [9.セカンドボードINT]で2枚目のIFNが使用する割り込みレベルを指定 します。1枚目の設定(画面上の項目1.で設定)と異なる値を指定してくだ さい。(1枚目のIFNだけでなく他の周辺機器とも重ならない値を指定して ください。) ③ [10.セカンドボードDMA]で2枚目のIFNが使用するDMAチャネルを指定します。 1枚目の設定(画面上の項目2.で設定)と異なる値を指定してください。 (1枚目のIFNだけでなく他の周辺機器とも重ならない値を指定してください。) 設定が終了したら、@キーを押してください。パソコンが再起動します。 ・ここでハードディスクのパラメータを変更しますが、パラメータ変更は1枚目 のIFNに接続されたハードディスクに対してのみ行えます。 ・従って、2枚目のIFNに取り付ける予定のデュプレクシング用ハードディスク を、一時的に1枚目のIFNに取り付けてパラメータ変更を行います。 パソコンの電源をOFFにしてください。 38 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル 2枚目のIFNに接続予定のデュプレクシング用ハードディスクを1枚目 のIFNに取り付けてください。 q+r+Pキーを押しながら、電源をON にしてください。 HDDパラメータ解析ユーティリティが起動します。(使い方はP26参照)。 ヘッド数・セクタ数・シリンダ数を下表のとおり入力してください。 デバイス ヘッド数 セクタ数 シリンダ数 DSC-2048 8 32 16024 DSC-1024 8 32 8012 DSC-828 8 32 6470 DSC-526 8 32 4118 DSC-334 8 32 2621 DSC-257 8 32 2017 ・弊社製以外のハードディスクを使用する場合でも、ヘッド数とセクタ数は同じ にします。ヘッド数を8、セクタ数を32に設定してv キーを押してくださ い。再び、q+r+Pキーでパラメータ解析ユーティリティを起動して ください。ヘッド数を8、セクタ数を32の場合のシリンダ数が表示されます。 設定が終了したらvキーを押してください。パソコンが再起動します。 MS-DOSのFORMAT.EXEで、ハードディスクを初期化してください。 電源をOFFにして、パラメータを設定したハードディスクを2枚目の IFNに接続してください。1枚目のIFNにも、予定のハードディスクを すべて接続してください。 接続されたすべてのハードディスク対してパラメータの変更を行いま す。 の手順を実行してください。 1枚目のIFNに複数のハードディスクが接続されている場合は、SCSI-ID を指定して、設定を行います。 設定が終了したらvキーを押してください。内蔵ハードディスクが フロッピーディスクからパソコンを起動します。 NetWareのインストールを行ってください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 39 3 インストールする時は、N e t W a r e 付属のS C S I ボードドライバ PC98SCSI.DSK をロードしてください。ドライバをロードしないと、 IFNに接続されたハードディスクが認識されません。 (書式) [サーバ名]:LOAD PC98SCSI.DSK ASPI仕様のSCSI機器を使用する場合 「IFN-92S ユーティリティディスク」(以下「ユーティリティディスク」と 表記)には、ASPIマネージャ、WIN-ASPIが入っています。 スキャナなどASPI仕様のSCSI機器を接続するときに必要です。 ※HDDやCD-ROMドライブなど、ASPI非対応の機器のみを使用する時は、ASPIマ ネージャは必要ありません。 従って以下のインストール作業を行う必要はありません。 ●インストール手順 インストーラは、APSIマネージャ、WIN-ASPIファイルをハードディスクに コピーし、CONFIG.SYSを変更します。以下の手順で実行してください。 ※以下の例ではハードディスクをA、フロッピードライブをBとしていま す。お使いの環境に合わせてドライブ名を読み替えて実行してください。 ※インストーラは、A S P I マネージャ(C O N F I G . S Y S に登録)W N - A S P I (Windowsに登録)のインストールを連続して行います。 パソコンを起動し、MS-DOSのコマンド入力が可能な状態にしてくださ い。 「ユーティリティディスク」をフロッピードライブにセットし、セッ トしたドライブをカレントドライブにしてください。 【例】 A:¥>B:@ インストーラ起動コマンドINSTALLを入力してください。 【例】 B:¥>INSTALL@ 40 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル インストーラは、MS-DOS用、Windows用のASPIマネージャを登録します。 画面の指示に従って以下の項目を入力してください。 ①ASPIマネージャインストール時 ・ASPIマネージャをインストールするドライブ名(デフォルトはAドライブ) ・ASPIマネージャをインストールするディレクトリ名(デフォルトは¥SCSI) ・CONFIG.SYSにドライバソフトを登録するか(デフォルトはY=Yes) ・CONFIG.SYSがある起動ドライブ(デフォルトはAドライブ) 指定ドライブ、ディレクトリのC O N F I G . S Y S にドライバソフトが、また、 AUTOEXEC.BATにPATHがそれぞれ登録されます。 登録作業が終了すると、終了のメッセージが表示され、続いてW I N - A S P I (Windows3.1用ASPIマネージャ)のインストールが開始されます。 ※ 変更前の CONFIG.SYS、AUTOEXEC.BAT はそれぞれCONFIG.ORG、AUTOEXEC.ORGにファ イル名が変更されます。 ②WIN-ASPIインストール時 ・WINDOWSのディレクトリ名(デフォルトA:¥WINDOWS) WINDOWSのSYSTEMディレクトリにドライバが登録され、SYSTEM.INIが変更さ れます。 以前のSYSTEM.INIはSYSTEM.ORGにファイル名が変更されます。 登録作業がすべて終了すると、終了メッセージが表示され、MS-DOSに戻ります。 ※ お使いのパソコンにWINDOWSがインストールされていない場合は、ディレクトリ名 の問い合わせに @ を押してください。「ディレクトリが存在しない」旨のメッ セージが表示され、プログラムが終了します。 インストールが終了し、MS-DOSに戻ったら、パソコンをリセットして ください。登録したASPIマネージャがデバイスドライバとして読み込 まれ、ASPI対応SCSI機器が使用可能になります。 ※「ユーティリティディスク」に納められているプログラムの著作権は、株式会社マ イクロスタッフに帰属します。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 41 3 ■ MEMO 42 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル Chapter 4 第4章 補足情報 4-1 トラブルシューティング 4-2 SCSI用語集 4-3 製品仕様 NetWareファイルサーバチェックシート 修理について トラブルシューティング ■ パソコンが起動しない パソコンが起動しない、ハードディスクが使えない、などいろいろな症状があり ます。特にSCSI装置をいくつも使用している場合は各装置のSCSI-ID番号やI/O ポートのアドレスなどが重複していないかをチェックする必要があります。 ●SCSI-IDのチェック途中で停止する IFNはパソコンを起動すると同時に、SCSIバスに接続されているSCSI機器の チェックを行います。この場合は接続した各SCSI機器のID番号の重複が考えら れます。SCSI-IDを変更してください。 また、ターミネータが接続系の最後に接続されているか確認してください。 SCSI機器によってはターミネータを内蔵しているものもあります。この場合は ターミネータを取り付ける必要はありません。ディジーチェーンの最終端以外 の場所にターミネータ内蔵SCSI機器を接続するときは、そのSCSI機器の内蔵 ターミネータを「使用しない」に設定してください。 ●ハードディスクが認識されない・ハードディスクのアクセスラ ンプが点灯したままになる たとえば「DIR」コマンドなどで目的のハードディスクのファイルを表示させ ようとしたら、「ドライブが見つかりません」などと表示された場合は、割り 込みレベル、I/Oアドレスの重複をチェックしてみてください。複数のSCSI機 器を接続している場合はいろいろな割り込みやI/Oアドレスを使用しますので 注意が必要です。お使いのSCSI機器のマニュアルを併せて参照してください。 ●MOドライブが認識されない MOドライブの場合はIFNのパラメータ設定で「3.5インチMOモード」の設定を確 認してください。 また、SCSI-ID番号の設定にも注意してください。IFNにMOドライブを接続す る場合は、ID番号をハードディスクに設定してください。 たとえば、ハードディスク1:SCSI-ID=「0」、ハードディスク2:SCSIID=「1」、MOドライブ:SCSI-ID=「2」というように設定してください。 44 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ■ ハードディスクから起動したい MS-DOSの「SWITCH.EXE」コマンドで起動ドライブをSCSI固定ディスクの1に 設定変更をします。 ■ PC-98の機種別注意事項 ●PC-9821Xa、 Cb、Cx、Cfに挿入したら起動しない パソコン本体とIFNが同じ割り込みレベル(INT)を使用している可能性があり ます。IFNの出荷時設定は「1」です。ソフトウェアスイッチの設定を行って (第2章参照)、IFNが使用する割り込みレベルを変更してください。 ただしXa10/C12はPCカード用にINT2を使用するため、パソコン本体のサウン ド機能の割り込みレベルを「41」などに変更した上でIFNが「5」を使用でき るように設定してください。 ●拡張スロットが2つしかないモデルは PC-9801UF/CVなどコンパクト型98シリーズでは拡張スロットが2つしかあり ません。この場合はスロット#2にIFNで使用してください。 ●CPUアクセラレータを搭載している場合 PC-9801RXでCPUアクセラレータを搭載し、内部増設メモリを併用している場 合は転送方式を「I/O転送」に設定してください。 ●PC-H98シリーズをお使いの場合 PC-H98Model100/70/60でIFNを使用する場合の「自動判定」はSCSIボードが 自動的に本体機種を認識し、「I/O転送」モードになります。 ●PC-9801Tシリーズの場合 「I/O転送」モードで使用してください。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 45 4 SCSI用語集 A ASPI(Advanced SCSI Programming Interfaceの略) 米国Adaptec社が提唱した規格。 B BIOS(Basic Input/Output System) バイオスと発音します。コンピュータの基本動作命令をマザーボード上に集 めたプログラムのことで、キーボードやプリンタ、フロッピーディスクドラ イブなどを制御します。 D DMA(Direct Memory Access) CPUから独立した専用のハードウェアを持ち、直接メインメモリとデータを送 信する方式のこと。 F FAST SCSI 「SCSI」は、コンピュータと周辺機器とを接続するインターフェース規格。 ハードディスク、M O 、C D - R O M などを接続することができます。「F A S T SCSI」は、転送速度を高速にした規格です。 I INT 割り込みレベルのことで、割り込みとは、あるプログラムが実行されている ときに、なんらかの理由(例えばスクリーンセーバーを終了させる時、マウ スを動かします。このマウスの動きが割り込みといいます。)で一時中断さ れ、他のプログラムが実行されるよう制御されることをいいます。しかし、 一度に複数の割り込みがあると正常な動作ができなくなるため、それぞれ割 り込みの種類が決められています。この割り込みの種類を割り込みレベルと いいます。 NN NetWare ノベル社のネットワークオペレーティングシステム(NOS)。 O OS 簡単な入出力の管理、ファイルの管理、メモリの管理などを行うソフトウェ アのこと。MS-DOS、UNIXなどがあります。 キ キャッシュ機能 CPUやハードディスクなどの装置を高速化するためのメモリの機能。 シ システム転送 オプション/Sを付けることにより、フォーマット終了後、フロッピーディス ク、またはハードディスクにMS-DOSのシステムファイルを転送します。 ソ ソフトウェアスイッチ ハードウェアの設定を行うソフトウェア。PC-98ではxキーを押しながら 電源ON(またはリセット)で呼び出します。 46 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル タ ターミネータ SCSIなど、バス型配線の両端に付け、信号の反射を防ぐ抵抗のこと。本製品付属の ターミネータは、高速データ転送に適したアクティブターミネータです。 テ デイジーチェーン SCSIケーブルで数珠つなぎになっているSCSI機器構成のこと。 ディスクキャッシュ ディスク装置の読み書きを高速化するメモリのこと。 デフォルト あらかじめ設定されている値のこと。初期値ともいう。 ト 同期転送 データを転送するとき送信側と受信側の動作タイミングを合わせること。高 速なデータ転送が実現できます。 ハ ハイレゾモード 1120×750ドットの画面の解像度のこと。 バスマスタ(Bus Master) ハードディスクとコンピュータのデータ転送方式。 バックアップ 予備のためにフロッピーディスクやMOなどにデータを複製しておくこと。 フ 物理デバイスのフォーマット フロッピーディスクや、ハードディスクなどをトラック単位でフォーマット すること。 プロテクトメモリ インテル製CPU 80286以降において、1MBよりも上位で使用されるメモリのこと。 ヘ ヘッド数 フロッピーディスクなどの記憶媒体にデータを書き込んだり、読み込んだり する領域数のこと。 ミ ミラーリング 保存するデータを2台のハードディスクに同時にデータを書き込む方式。片 方のハードディスクが故障しても、処理を継続できます。 リ 領域確保 ハードディスク内に、MS-DOSでハードディスク内に使用する領域を作成すること。 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 47 4 製品仕様 ●ハードウェア仕様 バス転送方式 バスマスタ方式(本ボード上コントローラのDMA機能使用) DMA方式(PC-98上のDMA機能使用)、I/O転送 SCSIインターフェース SCSI-2(FAST SCSI)シングルエンド 転送速度:最大10MB/s SCSI-ID 0∼7のいずれか(ソフトウェアスイッチで設定) 出荷時設定:7 割り込みレベル(INT) INT0,1,2,3,5,6のいずれか(ソフトウェアスイッチで設定) 出荷時設定:1 DMAチャンネル DMAチャンネル0または3(ソフトウェアスイッチで設定) 出荷時設定:3 I/Oアドレス 「0CF0h,0CF2h,0CF4h,0CF6h」「0CE0h,0CE2h,0CE4h,0CE6h」 「0CD0h,0CD2h,0CD4h,0CD6h」「0CC0h,0CC2h,0CC4h,0CC6h」 のいずれか。出荷時設定は「0CC0h,0CC2h,0CC4h,0CC6h」 BIOS ROMのマッピング BIOS ROMの有効/無効をディップスイッチで選択 BIOSアドレス (ノーマルモード時) 0Dn000∼0DnFFFh、n=0,2,4,6,8,A,C,Eのいずれか (ディップスイッチで設定:出荷時設定0DC000∼0DCFFFh) BIOSアドレス (ハイレゾモード時) 0En000∼0EnFFFh、n=8,A,C,Eのいずれか (ディップスイッチで設定:出荷時設定0EC000∼0ECFFFh) 対応パソコン NEC PC-9801/PC-9821シリーズデスクトップ (PC-98DO/DO+を除く、拡張スロットを持つ機種) EPSON PC-286/386/486/586シリーズデスクトップ (PC-386LSRを除く、拡張スロットを持つ機種) 基板サイズ PC-98拡張スロット(Cバス)標準サイズ:148.7×169.4mm ※ 98MATEシリーズにPC-9801A-E20(98ハイレゾボード)を実装した場合、 ノーマルモード/ハイレゾモード共用仕様と同じになります。 ※ パソコンにプロテクトメモリを16MB以上装着している場合、バスマスタ 方式は使用できません。I/O転送方式・DMA方式でお使いください。 48 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●ディップスイッチの設定 (◎は出荷時設定) No.1:BIOS有効/無効設定 ON ↑ ◎ OFF 1 OFF BIOS有効/無効設定 BIOS無効 ON BIOS有効 「BIOS有効」で使用する場合は、I/Oポートアドレス 1 (ジャンパースイッチで設定→次ページ参照)を出荷 時設定のままお使いください。 No.2,3:パソコンタイプ設定 ON ↑ OFF 23 ◎ 2 OFF OFF ON 3 OFF ON OFF パソコンタイプ PC-98XA 8086,V30 CPU仕様 ハイレゾ、ノーマル兼用機 ON ON 80286/386/486/Pentium CPU仕様(VX以降) No.4,5:ハイレゾモードのBIOSアドレス設定 4 OFF OFF ◎ ON 5 OFF ON OFF ハイレゾモード時のBIOSアドレス 0E8000 ∼ 0E8FFFh 0EA000 ∼ 0EAFFFh 0EC000 ∼ 0ECFFFh ON ON 0EE000 ∼ 0EEFFFh No.6,7,8:ノーマルモードのBIOSアドレス設定 6 OFF OFF OFF OFF ON ON ◎ ON ON 7 OFF OFF ON ON OFF OFF ON 8 OFF ON OFF ON OFF ON OFF ハイレゾモード時のBIOSアドレス 0D0000 ∼ 0D0FFFh 0D2000 ∼ 0D2FFFh 0D4000 ∼ 0D4FFFh 0D6000 ∼ 0D6FFFh 0D8000 ∼ 0D8FFFh 0DA000 ∼ 0DAFFFh 0DC000 ∼ 0DCFFFh ON ON 0DE000 ∼ 0DEFFFh IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 49 4 ●ジャンパースイッチの設定 通常は工場出荷時のまま使用してください。 ◎は出荷時設定です。 JP1:バス要求チャンネル選択 1 8 ホールドリクエスト Ch.1 4 5 1 8 ホールドリクエスト Ch.2 ◎ 5 4 JP2:I/Oアドレス設定 1 4 0CF0h,0CF2h,0CF4h,0CF6h 2 3 1 4 0CE0h,0CE2h,0CE4h,0CE6h 2 3 1 4 0CD0h,0CD2h,0CD4h,0CD6h 2 3 1 4 0CC0h,0CC2h,0CC4h,0CC6h ◎ 2 3 JP3:未使用 JP4:SCSIバス信号「TERMPWR」 通常はオープン(出荷時設定)で使用 50 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル ●SCSIコネクタのピン配列 ピン番号 01 信号名 GND 信号名 -DB0 ピン番号 26 02 GND -DB1 27 03 GND -DB2 28 04 GND -DB3 29 05 06 GND GND -DB4 -DB5 30 31 07 GND -DB6 32 08 GND -DB7 33 09 GND -DBP 34 10 11 GND GND GND GND 35 36 12 GND GND 37 13 オープン オープン(TERMPWR) 38 14 GND GND 39 15 16 GND GND GND -ATN 40 41 17 GND GND 42 18 GND -BSY 43 19 GND -ACK 44 20 21 GND GND -RST -MSG 45 46 22 GND -SEL 47 23 GND -C/D 48 24 GND -REQ 49 25 GND -1/0 50 IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 51 4 NetWare ファイルサーバチェックシート NetWareファイルサーバの機器構成をメモしておくと便利です。下記の書式を役立て てください。 ●サーバに関すること ファイルサーバ名 (担当者: ) メーカー/機種名 メモリ容量 内部ネットワーク番号 サーバ起動方法 □ フロッピーディスク □ ハードディスク ●サーバに取り付けられたボードに関すること スロット番号 割り込み番号(IRQ) DMAチャネル I/Oポートアドレス ●サーバに取り付けられたハードディスクに関すること ドライブ# 型番/モデル サイズ DOSパーティションサイズ NetWareパーティションサイズ ディスクサブシステム … 追加増設したハードディスクを記入しておいてください。 52 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル 修理について 故障と思われる症状が発生した場合、まずマニュアルを参照して設定/接続が正 しく行われているかを確認してください。異常が回避されない場合は、下記要領 で、株式会社メルコ 修理センター宛に製品をお送りください。 製品送付先 〒457 名古屋市南区柴田本通4−15 株式会社メルコ 修理センター宛 TEL:052−619−1839 お預かりした修理品の専用窓口ですので、修理品に関する お問い合わせ以外は承っておりません。 あらかじめご了承ください。 ご送付いただくもの ・障害の起きる製品 ・下記チェック項目について明記した資料 ・保証書の原本 ご送付方法 宅配便等、送付された控えが残る方法でお送りください。 ・郵送は固くお断り申し上げます。 ・送料は送り主様のご負担とさせていただきます。 ・輸送中の事故に付きましては、弊社にて責任を負いかね ますので、ご了承ください。 修理費用 保証書に記載の保証期間内であれば無償修理となります。 (例外の詳細は、保証書をご覧ください) ・保証書の原本が添付されていない場合は、有償になる場 合がありますので、必ず添付してください。 修理期間 修理期間は、弊社到着後、7日程度(弊社営業日数)を予 定しております。諸事情により、14日(弊社営業日数)以 上かかる場合は、弊社よりご連絡いたします。 トラブル発生時にご連 絡いただきたい事項 ①返送先お名前/住所/電話番号(内線)/FAX番号 ②平日昼間の連絡先お名前/住所/電話番号(内線)/ FAX番号 ③修理対象のメルコ製品名 ④メルコ製品ハードウェアシリアルNo. ⑤メルコ製品ソフトウェアシリアルNo. ⑥具体的な症状/エラーメッセージ ⑦発生状況(初めから/ある日突然/環境を変えたら) ⑧発生 度(必ず/ 繁/時々/時間が経過すると等) ⑨コンピュータ(本体メーカ名/型番/シリアルNo.) ⑩ハードディスク(メーカ名/型番/シリアルNo.) ⑪ディスプレイ(メーカ名/型番/シリアルNo.) ⑫その他周辺機器(メーカ名/型番/シリアルNo.) ⑬WINDOWS(メーカ名/バージョン) ⑭アプリケーション/バージョン(症状に依存性のある場 合はその詳細を) ⑮製品以外の添付品(付属ソフトなど) IFN-92Sユーザーズマニュアル ● 53 4 ■ MEMO 54 ● IFN-92Sユーザーズマニュアル IFN-92S ユーザーズマニュアル ㈱メルコ 名古屋市中区大須 4-11-50 カミヤビル 1995 年 12 月 1 日 第 2 版発行 DM95132-2-01