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岡山県立大学情報工学部 情報システム工学科
24 第1部 教育研究者総覧 情報システム工学科 情報システム工学科 高 橋 泰 嗣 25 YASUJI TAKAHASHI 計算機システム工学講座 教授 1944 年 10 月生 学歴 岡山大学理学部数学科(1969 年 3 月) 岡山大学大学院理学研究科数学専攻(修)(1971 年 3 月) 学位 理学博士(北海道大学 1976 年 12 月) Bochner-Minlos' Theorem on Infinite Dimensional Spaces 着任年月・前勤務先 1993 年 4 月・岡山大学医療技術短期大学部 Phone: 0866-94-2082 Fax: 0866-94-2082 Email: [email protected] 専門分野 解析学(関数解析学,実解析学) 所属学協会 日本数学会,国際数理科学協会,情報処 理学会 現在の研究テーマ バナッハ空間の構造論の研究 主要担当科目 学 部 解析学 I,解析学 II,解析学演習, 統計の世界,関数解析 大学院 応用解析学,応用解析学特別講義 研究の概要 1971 年に無限次元空間の測度に関する研究を始め, 1976 年頃までの成果を学位論文にまとめた.その後 1994 年頃まで,測度のもつ様々な性質を空間の線形位 相構造との関連で研究した.この間の代表的な論文は 次の国際雑誌に発表した. 1. Accessible Cylindrical Measure and Bochner's Theorem, J. Funct. Anal., Vol. 67, pp. 115-125 (1986) 2. Nuclear Subspace of L0 and the Kernel of a Linear Measure, J. Multivar. Anal., Vol. 22, pp. 65-73 (1987) 3. On the Relationship Between γp-Radonifying Operators and Other Operator Ideals in Banach Spaces of Stable Type p, Math. Ann., Vol. 281, pp. 145-156 (1988) 1994 年頃からはバナッハ空間の構造に興味をもち, 特に,空間の幾何学的性質・確率的性質及びそれらに 関連した種々のノルム不等式を研究し,様々な応用を 試みている.この間の代表的な論文は次の国際雑誌に 発表した. 1. On the von Neumann-Jordan Constant for Banach Spaces, Proc. Amer. Math. Soc., Vol. 125, pp. 10551062 (1997) 2. Type, Cotype Constants and Clarkson's Inequalities for Banach Spaces, Math. Nachr., Vol. 186, pp. 187-196 (1997) 3. Clarkson and Random Clarkson Inequalities for Lr(X), Math. Nachr., Vol. 188, pp. 341-348 (1997) 4. Von Neumann-Jordan Constant for Lebesgue-Bochner Spaces, J. Inequal. Appl., Vol. 2, pp. 89-97 (1998) 5. An Extension of Hlawka's Inequality, Math. Inequal. Appl., Vol. 3, pp. 63-67 (2000) 6. Von Neumann-Jordan Constant of Absolute Normalized Norms on ℂ2, J. Math. Anal. Appl., Vol. 244, pp. 515532 (2000) 7. Absolute Norms on ℂn, J. Math. Anal. Appl., Vol. 252, pp. 879-905 (2000) 8. A New Interpretation of Djokovic's Inequality, J. Nonlinear and Convex Anal., Vol. 1, pp.343-350 (2000) 9. Clarkson Type Inequalities and Their Relations to the Concepts of Type and Cotype, Collect. Math., Vol. 51, pp. 327-346 (2000) 10. On James, Jordan-von Neumann Constants and the Normal Structure Coefficient of Banach Spaces, Studia. Math., Vol. 144, pp. 275-295 (2001) 11. Some Convexity Constants Related to Hlawka Type Inequalities in Banach Spaces, J. Inequal. Appl., Vol. 7, pp. 25-141 (2002) 12. Strict Convexity of Absolute Norms on ℂ2 and Direct Sums of Banach Spaces, J. Inequal. Appl., Vol. 7, pp. 179-186 (2002) 13. On Sharp Uniform Convexity, Smoothness, and Strong Type, Cotype Inequalities, J. Nonlinear and Convex Anal., Vol. 3, pp. 267-281 (2002) 外部資金の取得 1. 科学研究費(基盤(C),代表,1997~1998) 2. 科学研究費(基盤(C),代表,1999~2000) 3. 科学研究費(基盤(C),代表,2001~2002) 4. 科学研究費(基盤(C),代表,2003~2005) 5. 科学研究費(基盤(B),分担,1999~2000) 6. 科学研究費(基盤(C),分担,1999~2000, 2000~2001,2002~2003, 2004~2005, 2006~) 社会連携活動 1. 日本数理科学協会理事(2002~2004) 2. 日本学術振興会科学研究費委員会専門委員 (2004~ 2005) 3. Mathematical Reviews(アメリカ数学会編)レヴュー アー(1988~) 4. 北海道大学大学院理学研究科非常勤講師(2001) 5. 新潟大学大学院自然科学研究科非常勤講師(2001) 6. 岡山大学大学院理学研究科非常勤講師(2002) 7. 岡山大学理学部非常勤講師(1999~) 8. 岡山県立大学公開講座(新時代―未来へのチャレン ジ PART IV“足もとを見つめて”)(1996)「生活の 中の数学」 9. 社団法人岡山県看護協会会員講習会(1993~1995) 「統計処理」 学内運営 1. 入学試験管理委員(1993~1996,1998~2001) 2. 教養教育委員(1996~1997,2000~2001) 3. 入試専門委員(2002~2005) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp/ 26 第1部 早 瀬 道 芳 教育研究者総覧 MICHIYOSHI HAYASE 計算機システム工学講座 教授 1945 年 4 月生 学歴 京都大学工学部電子工学科(1968 年 3 月) 京都大学大学院工学研究科電気工学第二専攻(修)(1970 年 3 月) 学位 工学博士(京都大学 1996 年 5 月) 論理 LSI の自動設計における標準セルとマクロセル混在配置配線手法の研究 着任年月・前勤務先 1993 年 4 月・(株)日立製作所情報機器事業部 Phone: 0866-94-2124 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 情報工学 所属学協会 情報処理学会,電子情報通信学会 現在の研究テーマ スタイナ木(最短距離で点をつな ぐ木)作成アルゴリズムの研究 主要担当科目 学 部 計算機工学,論理回路,情報数学, 情報と社会 大学院 論理設計 研究開発の概要 <㈱日立製作所在職中(1970.4~1993.3)> システムの性能評価手法の研究,および,銀行の ATM のソフトウエア開発を行い,1980 年より論理 LSI のレイアウト(配置配線)の研究開発に従事.製品に 使用するレイアウトプログラムを開発した. [論文]: 1. 早瀬,平野,武市: ページ方式による多数ユーザ会 話システムの解析,信学会論文誌,Vol. 57-D, No. 3, pp. 105-111 (1974) [国際学会]: 1. T. TERAI et al: Performance Analysis of Automatic Placement and Routing Program for Large-Scale CMOS Masterslices, Proc. Of ICCD`83, pp. 536-539 (1983) 2. T. TERAI et al: A Routing Procedure for Mixed Array of Custom Macro and Standard Cells, Proc. of 22nd DAC, pp. 503-508 (1985) 等 [特許]: 数件 <岡山県立大学在職中(1993.4~現在)> 1. スタイナ木(最短距離で点をつなぐ木)作成アルゴ リズムの研究 LSI の配線は,縦横2方向に斜め方向を加えた4方 向配線になりつつある.多数(整数)方向配線の基礎 理論となるスタイナ木作成方法を研究中. [論文]: 1. 早瀬,目木: λ-幾何のスタイナ木作成法,情報 処理学会論文誌,Vol. 38, No. 4, pp. 677-686 (1997) 2. 早瀬: λ-幾何における3点の最小スタイナ木の スタイナ点位置,信学会論文誌,Vol. J81-A, No. 12, pp. 1774-1782 (1998) 3. M. HAYASE: Exact Location of the Steiner Point of the Three-Point Steiner Minimum Tree in λ-Geometry, Electronics and Communication in Japan, Vol. 84, No. 2, pp. 84-94 (2001) 4. M. HAYASE: Steiner Tree on Set of Three Points in λ-Geometry, Trans. IEICE, Vol. 85-A, No. 8, pp. 19461955 (2002) 外部資金の取得 委託研究費(日立製作所,1994~1999) 共同研究の希望テーマ 1. コンパクトな配置方法 2. 最短配線方法 社会連携活動 平成 7 年度公開講座「コンピュータの今昔」講師 学内運営 情報教育センタ副センタ長(2001~2004.3) 情報教育センタセンタ長(2004.3~2005.3) 情報システム工学科長(2004.4~2006) 受賞 情報処理学会論文賞(1997.5) URL http://radish2.oka-pu.ac.jp 情報システム工学科 加藤 隆 27 TAKASHI KATO 計算機システム工学講座 教授 1945 年 7 月生 学歴 名古屋大学工学部鉄鋼工学科(1969 年 3 月) 名古屋大学大学院(博)(1975 年 3 月) 学位 工学博士(名古屋大学 1987 年 1 月)冷間鍛造における昇温現象に関する基礎的研究 着任年月・前勤務先 1993 年 4 月・通商産業省工業技術院名古屋工業技術研究所 Phone: 0866-94-2134 Fax: 0866-94-2134 Email: [email protected] 専門分野 情報工学(並列処理,計算力学) 所属学協会 情報処理学会,日本機械学会,日本塑性 加工学会 現在の研究テーマ 広域ネットワーク利用を想定し た大規模並列 PC クラスタの構築技術とその活用 主要担当科目 学 部 データベース,計算機システム工学, 加工と生産,情報と社会 大学院 計算機システム応用学,並列計算機応用学 研究開発の概要 【1】1985~1995 自動車部品製造に多用される高 速冷間鍛造に伴う被加工鋼材の自己発熱現象を考慮 し材料流動と熱移動を同時連成させた有限要素詳細 解析に関する研究,及び大要素数対応の剛塑性変形解 析用シミュレータの開発と実用化に関する研究に専 念した.その研究の代表的成果は以下の通りである. 1. 連続繰返し後方押出し加工時の寸法変動解析,塑性 と加工, Vol. 36, No. 416, pp. 979-984 (1995) 2. 変形発生熱を考慮した連続冷間鍛造品の寸法変動 予 測 に 対 す る 解 析 方 法 , 塑 性 と 加 工 , Vol. 33, No. 380, pp. 1057-1062 (1992) 3. 連続後方押出し加工時の温度変化に関するプロセ ス動特性,塑性と加工, Vol. 31, No. 356, pp. 11081116 (1990) 4. 剛塑性有限要素解析のための並列コンピュータの 試作,塑性と加工, Vol. 31, No. 348, pp. 105-111 (1990) 5. 密並列コンピュータによる剛塑性有限要素解析の ための並列処理ソフトウェアの開発,塑性と加工, Vol. 30, No. 347, pp. 1646-1652 (1989) 6. すえ込み試験のための高速データ収録処理システ ムの開発,塑性と加工, Vol. 28, No. 315, pp. 368-374 (1987) 【2】1996~2006 生産設計用 CAE の要である有限 要素解析シミュレータの並列大規模高速処理化につ いては未解決課題が山積する.特に Virtual Factory 内 で Digital Engineering の達成を目指す近未来指向の先 進的設計支援ツールの開発は,大規模並列クラスタの 導入に加え,広域通信網や地域ネット利用を前提にし た超大規模計算機グリッド構築準備とソフトウェア 開発環境整備した上で,個々の要素技術に検証を加え て全体システムへ成長させる総合的な取り組み無く しては至難である.以下の研究論文は,この道につな ぐ最近の歩みであり,果敢な挑戦の成果である. 7. 地域インターネット回線仮想常時接続による PC ク ラスタの構築,情報文化学会論文誌,Vol.13,No.2, pp. 12-19(2006) 8. ゴム架橋プロセスに関する研究(-非定常温度場 と架橋度の関係-),日本機械学会論文誌 B 編, Vol.70,pp1872-1877(2004) 9. スカイライン法の一般化による疎行列コレスキー 分解の並列処理,情報処理学会論文誌, Vol. 42, No. 4, pp. 762-770 (2001) 10.Parallelization of Finite Element Analysis Using Broadcast on Workstation Cluster, JSME International Journal, Vol. 44, No. 1, pp. 144-151 (2001) 11.同報通信を用いた有限要素解析の並列高速化,日本 機械学会論文集 A 編, Vol. 65, No. 635, pp. 14591466 (1999) 12. 階層型ワークステーションクラスタによる有限要 素解析の高速化,日本機械学会論文集 A 編, Vol. 64, No. 627, pp. 2701-2709 (1998) 13. 対称型マルチプロセッサによるコレスキー分解の 並列処理,情報処理学会論文誌, Vol. 38, No. 1, pp. 1-8 (1997) 14. FEM 剛性方程式の並列処理による高速解法,日本 機械学会論文集 A 編, Vol. 62, No. 603, pp. 68-73 (1996) 外部資金の取得 天田金属加工機械技術振興財団研究助成(1994~ 1996) 共同研究 地域ネットを活用したメタクラスタ計算機システ ムによる大規模有限要素解析技術の開発 共同研究の希望テーマ 1. VPN トンネリング技法に基づく計算機クラスタ結 合システムのための要素技術開発と実用化 2. 岡山情報ハイウェイを活用した超大規模グリッド 計算システム機構の開発とその応用展開 社会連携活動 1. 日本塑性加工学会冷間鍛造分科会委員(1984~) 2. 日本塑性加工学会鍛造分科会委員(1996~) 学内運営 1. 公開講座委員(1993~1994) 2. 教養教育委員(2000~) 3. 情報システム工学科工学教育改革委員(2001~) 4. 評価実施専門委員(2003~) 5. 附属図書館長(2005~) 受賞 論文賞受賞: 日本塑性加工学会論文賞「圧延圧力分 布特性に関する基礎研究」 URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp/ 28 第1部 小 松 弘 明 教育研究者総覧 HIROAKI KOMATSU 計算機システム工学講座 助教授 1957 年 1 月生 学歴 岡山大学理学部数学科(1979 年 3 月) 岡山大学大学院理学研究科数学専攻(修)(1981 年 3 月) 学位 理学博士(大阪市立大学 1986 年 6 月)The Category of s-Unital Modules 着任年月・前勤務先 1998 年 4 月・岡山大学大学院自然科学研究科 Phone: 0866-94-2081 Fax: 0866-94-2081 Email: [email protected] 専門分野 代数学(環論) 所属学協会 日本数学会,国際数理科学協会,情報処 理学会,アメリカ数学会 現在の研究テーマ 非可換代数系の高次微分加群の 理論,半素環の一般導分の理論 主要担当科目 学 部 フレッシュマンセミナー,数学の世界, 解析学 I,解析学 II,解析学演習, 集合と位相 大学院 応用代数学,応用代数学特別講義 研究の概要 非可換代数系の理論について,主に以下のような研 究を行ってきた. 【微分作用素】研究生活の初期から今日に至るまで, 非可換環の導分による特徴付けについて研究を続け ている.近年は,非可換環に対する高次の微分作用素 および微分加群の概念を構築し,研究を行っている. 主な成果は次の論文にまとめられている. 1. H. KOMATSU: On Inner (σ,τ)-Derivations of Simple Rings, Mathematical Journal of Okayama University, Vol. 23, No. 2, pp. 153-162 (1981) 2. M. HONGAN and H. KOMATSU: (σ,τ)-Derivations with Invertible Values, Bulletin of the Institute of Mathematics Academia Sinica, Vol. 15, No. 4, pp. 411-415 (1987) 3. M. HONGAN and H. KOMATSU: On the Module of Differentials of a Noncommutative Algebra and Symmetric Biderivations of a Semiprime Algebra, Communications in Algebra, Vol. 28, No. 2, pp. 669-692 (2000) 4. H. KOMATSU: The Module of Differentials of a Noncommutative Ring Extension, International Symposium on Ring Theory, Birkhäuser, pp. 171-177 (2001) 5. H. KOMATSU: Quasi-Separable Extensions of Non-Commutative Rings, Communications in Algebra, Vol. 29, No. 3, pp. 1011-1019 (2001) 6. H. KOMATSU: High Order Kähler Modules of Non-Commutative Ring Extensions, Communications in Algebra, Vol. 29, No. 12, pp. 5499-5524 (2001) 7. H. KOMATSU and A. NAKAJIMA: Generalized Derivations of Associative Algebras, Quaestiones Mathematicae, Vol. 26, No. 2, pp. 213-235 (2003) 8. G. XIE, H. MARUBAYASHI, S. KOBAYASHI and H. KOMATSU: Non-Commutative Valuation Rings of K(X;σ,δ) over a Division Ring K, Journal of the Mathematical Society of Japan, Vol. 56, No. 3, pp. 737-752 (2004) 【環の可換性】10 年程前には,環の可換性について集 中的に研究を行っていた.W. Streb の挙げた数種類の 特徴的な非可換環(どんな非可換環からも必ずそれら のうちのどれかが抽出される)の中に,実在しないも のがあることを発見するなどの成果を挙げた.代表的 な論文は次のとおりである. 1. H. KOMATSU: A Commutativity Theorem for Rings. II, Osaka Journal of Mathematics, Vol. 22, No. 4, pp. 811814 (1985) 2. H. KOMATSU and H. TOMINAGA: On Non-Commutative Algebras and Commutativity Conditions, Results in Mathematics, Vol. 18, No. 1/2, pp. 74-92 (1990) 3. H. KOMATSU, T. NISHINAKA and H. TOMINAGA: On Commutativity of Rings, Radovi Matematički, Vol. 6, No. 2, pp. 303-311 (1990) 4. H. KOMATSU and H. TOMINAGA: Commutativity Theorems for Rings with Polynomial Constraints on Certain Subsets, Bulletin of Australian Mathematical Society, Vol. 43, No. 3, pp. 451-462 (1991) 5. H. KOMATSU and H. TOMINAGA: Commutativity Theorems for Algebras and Rings, Mathematical Journal of Okayama University, Vol. 33, pp. 71-95 (1991) 【その他】環の構造について種々の研究がある.環上 の加群をも研究対象としており,強固有加群の成す圏 の圏論的特徴付けにも成功した.主な論文は次のとお りである. 1. H. KOMATSU: On the Equational Definability of Addition in Rings, Mathematical Journal of Okayama University, Vol. 24, No. 2, pp. 133-136 (1982) 2. H. KOMATSU: The Category of s-Unital Modules, Mathematical Journal of Okayama University, Vol. 28, pp. 65-91 (1986) 3. H. KOMATSU and K. TANABE: On Rings Having a Faithful Noetherian Module, Mathematical Journal of Okayama University, Vol. 39, pp. 57-59 (1997) 外部資金の取得 科学研究費(基盤(C),代表,2001~2002) 共同研究 1. 非可換代数系の微分加群の基礎研究とその応用 (2001~2002) 社会連携活動 広島県立大門高等学校出張授業(2003, 2004) 学内運営 1. 図書館専門委員(2002~) 2. 情報工学部評価分科会委員(2003~) URL http://math.cse.oka-pu.ac.jp/ 28 情報システム工学科 佐藤 洋 一郎 29 YOICHIRO SATO 計算機システム工学講座 助教授 1959 年 8 月生 学歴 岡山大学工学部電子工学科(1982 年 3 月) 岡山大学大学院工学研究科電子工学専攻(修)(1984 年 3 月) 学位 工学博士(大阪大学 1990 年 2 月) メタステーブル動作にもとづく非同期式アービタの信頼性評価に関する研究 着任年月・前勤務先 1995 年 10 月・岡山大学工学部情報工学科 Phone: 0866-94-2125 Fax: 0866-94-2129 Email: [email protected] 専門分野 情報工学(計算機工学) 所属学協会 電子情報通信学会,情報処理学会 現在の研究テーマ ディペンダブルコンピューティ ング,画像処理,超伝導論理回路 主要担当科目 学 部 フレッシュマンセミナー,電子情報回路, 計算機アーキテクチャ,論理設計,回路デザイン演 習,機械物理学実験 大学院 高信頼性システム,機能回路構成学特論 研究開発の概要 【1】1981 年頃から競合処理回路の高信頼化法に関す る研究に従事した.メタステーブル動作に基づく競合 処理回路の誤動作軽減法およびその信頼性評価法に 関する研究の主な成果は,以下の通りである. 1. 佐藤他:要求先取り形アービタの MTBF,信学論 (DI),J71-D,No. 10,pp. 2148-2154 (1987) 2. Y. SATO et al.: A Method of Shortening Metastable Operation Duration Time by the Use of Feedback, Systems and Computers in Japan, Vol. 27, No. 10, pp. 23-32 (1996) 3. 佐藤他:シンクロナイザの一性能評価法,信学論 (DI),J81-D-I,No. 3,pp. 292-302 (1997) 4. Y. SATO et al.: Systematic Reducing of Metastable Operations in CMOS D Flip-Flops, Systems and Computers in Japan, Vol. 31, No. 3, pp. 20-28 (2000) 5. 佐藤他:CMOS D フリップフロップのカスケード接 続により構成したシンクロナイザの性能評価式,信 学論(DI),J84-D-I,No. 10,pp. 1484-1492 (2001) 【2】1994 年から,マルチウィンドウシステムの高機 能・高性能化に関する研究に従事した.特に,ウィン ドウ操作の高速化に関する成果は下記論文にまとめ られている. 1. Y. SATO et al.: Realization of Multi-Window System with High-Speed Operations of Nonrectangular Windows, Systems and Computers in Japan, Vol. 27, No. 10, pp. 48-58 (1996) 2. 佐藤他:マルチウィンドウ表示装置及びマルチウィ ンドウ管理方式,特願 2005-078079 3. Y. SATO et al.: A Multi-Window System for Smooth Window Operations by the Combination of DrawingPeriod Generation Method and Display-Period Generation Method, Electronics and Communications in Japan, Vol.88,No.1,Wiley Periodicals,Inc.,p12~p23 (2005) 【3】1998 年頃から,ディジタル動画像の高速変換法 に関する研究に従事した. 1. 佐藤他:長方形動画像のための 1 アフィン変換法, 信学論(DI),J81-D-I,No. 1,pp. 11-20 (1998) 2. 尾崎他:射影変換における座標計算の高速化手法, 信学論(DI),J88-D-I,No. 1,pp. 1-7 (2005) 【4】1998 年頃から,超伝導論理回路の構成法に関す る研究に従事した. 1. 佐藤他:競合処理用ジョセフソンフリップフロップ の一構成法,信学論(DI),J82-D-I,No. 2,pp. 441-445 (1999) 2. 佐藤他:SQUID の二つのしきい値を利用した超伝 導論理回路の構成法,信学論(DI),J86-D-I,No. 12, pp. 855-862 (2003) 3. Y. SATO et al. : Superconductive logic circuits constructed by the use of two thresholds of SQUID, Systems and Computers in Japan, Vol. 36, No. 2, pp. 42-50 (2005) 外部資金の取得 特別電源所在県科学技術振興事業に係わる委託研 究(代表者,2006) 共同研究の希望テーマ 1. 大規模ディジタル回路の高信頼化設計 2. 高速画像変換 社会連携活動 1. 情報処理学会査読委員(1994~) 2. 岡山大学工学部非常勤講師(1995~2003) 3. 情報処理学会論文誌編集委員(2000~2004) 4. 戦略的情報通信研究開発推進制度専門評価委員 (2002~) 5. 中国職業能力開発大学校非常勤講師(2004~) 6. 解析ネット OKAYAMA 画像解析等グループリーダ ー(2006~) 学内運営 1. 情報システム工学科計算機委員会委員長(1996~ 1999) 2. 入試実施委員(1997~1998) 3. 情報システム工学科経理担当(2005) 4. 情報システム工学科教育プログラム検討委員会委 員(2005~) 5. 時間割編成専門委員会委員(2005~) 6. 評価委員会・研究年報部会・就職アンケート班委員 (2005~) URL http:// www.cse.oka-pu.ac.jp/staff/sato.htm 29 30 第1部 松 田 章 教育研究者総覧 AKIRA MATSUDA 計算機システム工学講座 助教授 1955 年 9 月生 学歴 山梨大学工学部計算機科学科(1978 年 3 月) 山梨大学大学院工学研究科計算機科学専攻(修)(1980 年 3 月) 学位 博士(工学)(名古屋大学 2000 年 4 月) 着任年月・前勤務先 1994 年 4 月・通商産業省 工業技術院 名古屋工業技術研究所 Phone: 0866-94-2111 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 並列分散処理 所属学協会 情報処理学会,人工知能学会,日本機械 学会 現在の研究テーマ PC クラスタによる高速処理のた めの高速通信手法 主要担当科目 学 部 プログラミング言語,アルゴリズムとデー タ構造,ソフトウェア設計,同 II,同 III,機械物理 学実験,フレッシュマンセミナー 大学院 分散処理システム論,並列計算機応用学 研究開発の概要 <名古屋工業技術研究所(1986.4~1994.3)> セラミックス強度データベースおよび日本語によ るデータベース検索を可能にする自然言語インター フェースに関する研究,工業製品の製造工程における 各種計測技術およびデータ処理の知能化に関する研 究,剛塑性有限要素法に基づく数値シミュレーション による材料流動等の解析に関する研究,分散型計算機 システムの設計に従事した. 1. A. MATSUDA et al: Development of Strength Database System for Advanced Structure Ceramics, Proc. of ISPRAM '91 D, Vol. 1, pp. 277-280 (1991) 2. 松田 章他:傾斜工具による半密閉鍛造時の素材の 変形挙動および素材と工具の温度上昇,塑性と加 工,Vol. 33,No. 376,pp. 550-555 (1992) 3. 松田 章他:機能分散型計算機システムの設計:機 能分散型計算機システムの設計,名古屋工業技術研 究所報告論文集,Vol. 41,No. 3,pp. 106-117 (1992) 4. 松田 章他:知識ベースシステム記述用のオブジェ クト指向型言語 objKB に関する概念設計について, 名古屋工業技術研究所報告論文集,Vol. 41, No. 8・9, pp. 261-271 (1992) <岡山県立大学(1994.4~現在)> 並列処理による大規模な剛塑性有限要素解析の高 速化に関する研究を行っている.特に汎用のハードウ ェア,ソフトウェア,通信プロトコルを用いて構成さ れた計算機クラスタにおける,通信処理の高速化,高 効率化について研究している. 5. 宮川佳夫,松田 章,加藤 隆:Sequent Symmetry2000 を用いた剛塑性有限要素法の並列処理,並列処理シ ンポジウム JSPP'96,pp. 25-32 (1996) 6. 宮川佳夫,松田 章,加藤 隆:対称型マルチプロセ ッサによるコレスキー分解の並列処理,情報処理学 会論文誌,Vol. 38,No. 1,pp. 1-8 (1997) 7. 松田 章他:階層型ワークステーションクラスタに よる有限要素解析の高速化,日本機械学会論文集 A 編,Vol. 64,No. 627,pp. 2701-2709 (1998) 8. 松田 章他:並列化ツール PVM による剛塑性有限要 素解析の高速化,日本機械学会論文集 A 編,Vol. 65, No. 633,pp. 955-961 (1999) 9. 松田 章他:ベクトルコンピュータによる鍛造シミ ュレータの高速化,塑性と加工,Vol. 40,No. 466, pp. 1091-1095 (1999) 10. 松田 章他:非平衡木型通信方式を用いた剛性方程 式の並列高速求解,日本機械学会論文集 A 編, Vol. 66,No. 641,pp. 20-25 (2000) 11. A. MATSUDA et al: Parallelization of Finite Element Analysis Using Broadcast on Workstation Cluster, JSME International Journal, Vol. 44, pp. 144-151 (2001) 12. 宮川佳夫,松田 章,加藤 隆:スカイライン法の 一般化による疎行列コレスキー分解の並列処理,情 報処理学会論文誌, Vol. 42, No. 4, pp.762-770 (2001) 13. Y. MIYAKAWA, A. MATSUDA and T. KATO: Parallel Processing of Rigid-Plastic FEM on a PC Cluster, Proceedings of the 7th International Conference on Numerical Methods in Industrial Forming Processes, pp. 177-182 (2001) A. MATSUDA et al: Acceleration of Finite Element Analysis by PC Cluster with Broadcast and Multi- Thread, Proceedings of the 7th International Conference on Numerical Methods in Industrial Forming Processes, pp. 183-187 (2001) 共同研究の希望テーマ 計算機クラスタなどの分散メモリ型並列計算機を用 いた高速処理に関する研究 社会連携活動 1. 岡山大学教育学部非常勤講師(2003~) 2. IT ネットワーカー養成講座(2005~2006) 学内運営 1. 情報教育センター幹事(2002~) 2. 情 報 シ ス テ ム 工 学 科 計 算 機 委 員 会 委 員 長 代 理 (2002~) 3. 情報システム工学科 シラバス集約委員(2005) 情報システム工学科 横川 智 教 31 TOMOYUKI YOKOGAWA 計算機システム工学講座 学歴 大阪大学基礎工学部情報科学科(1999 年 3 月中退) 大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻(修)(2001 年 3 月) 大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻(博)(2004 年 3 月) 学位 博士 (工学) (2004 年) Formal Verification for Dependable Systems by Model Checking (モデル検査手法によるディペンダブルシステムの形式的検証に関する研究) 着任年月・前勤務先 2004 年 5 月・大阪大学大学院情報科学研究科産学官連携研究員 Phone: 0866-94-2405 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 ディペンダブルシステム,システム検証 所属学協会 IEEE Computer Society,Association for Computing Machinery(ACM),電気情報通信学会 現在の研究テーマ モデル検査を用いたシステムの 形式的検証,UML を用いて記述されたシステムの検 証 主要担当科目 学 部 フレッシュマンセミナー,ソフトウェア演 習 II,機械物理学実験 研究開発の概要 [1] 形式仕様記述言語 UML を用いて記述されたシス テムを対象として,形式的検証を行うための手法に関 する研究に従事した.ソフトウェアの設計段階でバグ を発見することで,開発コストを削減することを目的 としている.研究結果については下記にまとめてい る. [研究会] 1. 横川智教, 佐藤貞仁, 佐藤洋一郎, 早瀬道芳: "モデ ル検査手法を用いた ULM 図の検証," 電気情報通信 学会 2006 年総合大会 予稿集, D-10-1, March 2006. 2. 横川智教: "モデリング記法の応用分野 - モデル検 査による UML の形式的検証," ソフトウェア信頼性 研究会第 3 回ワークショップ, July 2006. 3. 佐藤貞仁, 宮崎仁, 横川智教, 佐藤洋一郎, 早瀬道 芳: "シーケンス図と状態遷移図で記述された UML モデルを対象としたモデル検査による形式的検証," 第 5 回情報科学技術フォーラム(FIT2006) 講演論文 集, B-003, September 2006. 4. 横川智教, 佐藤貞仁, 宮崎仁, 佐藤洋一郎, 早瀬道 芳: "記号モデル検査を用いた複数 UML 図の形式 的検証," 第 4 回ディペンダブルソフトウェアワー クショップ(DSW06-2) 予稿集, December 2006. [2] 記号モデル検査手法を用いて,分散システムの耐 故障性を自動検証するための手法に関する研究に従 事した.研究結果については下記にまとめている. [論文誌] 1. T. YOKOGAWA, T. TSUCHIYA, T. KIKUNO: "Verifying Fault Tolerance of Concurrent Systems by Model Checking," IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences, Vol.E85-A, No.11, pp.2407-2413, November 2002. [国際会議] 2. T. YOKOGAWA, T. TSUCHIYA, T. KIKUNO: "Automatic Verification of Fault Tolerance Using Model Checking," In Proc. of IEEE 2001 Pacific Rim International Symposium on Dependable Computing (PRDC2001), pp.95-102, December 2001. [3] 有界モデル検査を用いて,電話システムにおける 機能競合を検出するための手法に関する研究に従事 した.また,有界モデル検査手法の効率化に関しても 研究を行った.研究結果については下記にまとめてい る. [論文誌] 1. T. YOKOGAWA, T. TSUCHIYA, M. NAKAMURA, T. KIKUNO: "Feature Interaction Detection by Bounded Model Checking," IEICE Transactions on Information and Systems, Vol.E86-D, No.12, pp.2579-2587, December 2003. [国際会議] 2. T. YOKOGAWA, T. TSUCHIYA, M. NAKAMURA, T. KIKUNO: "Detecting Feature Interactions in Telecommunication Services by Bounded Model Checking," In Proc. of The 2003 International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications (ITC-CSCC2003), Vol.3, pp.1807-1810, July 2003. [研究会] 3. 横川智教, 土屋達弘, 中村匡秀, 菊野亨: "機能競合 の検出を目的とした限定モデル検査手法の改良," シンポジウム「システム検証の科学技術」予稿集, pp.58-65, February 2004. 共同研究の希望テーマ 1. 形式手法を用いたソフトウェア開発プロセスの信 頼性向上 2. ソフトウェアシステムの自動検証 学内運営 1. 情報システム工学科 計算機委員会 委員 2. 情報システム工学科 実験演習検討委員会 委員 3. 情報システム工学科 広報委員会 委員 URL http://radish2.cse.oka-pu.ac.jp 32 第1部 目木 信太郎 教育研究者総覧 SHINTARO MEKI 情報処理工学講座 助手 1965 年 10 月生 学歴 京都大学工学部情報工学科(1991 年 3 月) 京都大学大学院工学研究科情報工学専攻(修)(1993 年 3 月) 学位 博士(工学)(京都大学大学院 1999 年 3 月) Studies on Main Memory Database Systems for Vector Processors 着任年月・前勤務先 1993 年 4 月 Phone: 0866-94-2122 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 インターネット, データベース 所属学協会 情報処理学会 現在の研究テーマ サーチエンジンの高機能化に関 する研究 主要担当科目 学 部 情報通信工学演習 II, 情報通信工学実験 B 大学院 研究開発の概要 1. H. HIRAISHI, S. MEKI and K. HAMAGUCHI: Vectorized Model Checking for Computation Tree Logic, Workshop on Computer-Aided Verification, pp. 219-230 (1990) 2. Y. KAMBAYASHI, H. TAKAKURA and S. MEKI: Data Structure and Algorithms for New Hardware Technology, Conference on Foundations of Data Organization and Algorithms, pp. 164-196 (1993) 3. 早瀬道芳, 目木信太郎:λ-幾何のスタイナ木作成 法, 情報処理学会論文誌, Vol. 38, No. 4, pp. 677-686 (1997) 4. S. MEKI and M. HAYASE: Realization of Relational Database Operations on Vector Processor, Symposium on Information Systems and Technologies for Network Society, pp. 121-128 (1997) 5. Y. KAMBAYASHI and S. MEKI: Formal Model for the Integration of Data in Complex Structure, Workshop on Conceptual Modeling in Multimedia Information Seeking (1997) 6. S. MEKI and Y. KAMBAYASHI: Evaluation of FilteringOverwritten-Label Method for Vector Processing of Symbolic Data, International Conference on European Parallel and Distributed Systems, pp. 202-205 (1998) 7. S. MEKI and Y. KAMBAYASHI: Evaluation of Sorting Algorithms on Vector Processors, International Confer- ence on Parallel and Distributed Computing Systems, pp. 218-223 (1998) 8. 目木信太郎, 上林弥彦:ベクトル計算機による関係 データベース演算の高速化, 電子情報通信学会 論文誌, J81-D-I, 8, pp. 976-985 (1998) 9. Meki, S., Kambayashi, Y.: Acceleration of relational database operations on Vector Processors, Systems and Computers in Japan, vol.31, no.8, pp.79-89, 2000. 学内運営 情報通信工学科実験演習検討委員(2001~2006) 受賞 情報処理学会論文賞(1997) URL http:// alpha.c.oka-pu.ac.jp/~meki 33 情報システム工学科 渡辺 富 夫 TOMIO WATANABE (専攻長) 知能システム工学講座 教授 1955 年 11 月生 学歴 岡山大学工学部生産機械工学科(1978 年 3 月) 東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻(博)(1983 年 3 月) 学位 工学博士(東京大学 1983 年 3 月) マン・マシン・インタフェースにおける動作と音声の同期に関する研究 着任年月・前勤務先 1993 年 10 月・山形大学工学部電子情報工学科 Phone: 0866-94-2105 Fax: 0866-94-2105 Email: [email protected] 専門分野 ヒューマンインタフェース 所属学協会 日本機械学会,ヒューマンインタフェー ス学会,情報処理学会,計測自動制御学会,日本生体 医工学会,日本バーチャルリアリティ学会,IEEE,日 本赤ちゃん学会,日本子ども学会 現在の研究テーマ 心が通う身体的コミュニケーシ ョンシステム E-COSMIC,人を引き込む身体性メディ ア場の生成・制御技術 主要担当科目 学 部 計測・信号処理,生体情報工学,ヒューマ ンインタフェース,ヒューマンコミュニケーショ ン,情報と社会 大学院 ヒューマン・コンピュータ・インタラクシ ョン,ヒューマンインタラクション 研究開発の概要 うなずきや身振りなどの身体的リズムの引き込み をロボットや CG キャラクタのメディアに導入するこ とで,対話者相互の身体性が共有でき,一体感が実感 できる身体的コミュニケーションシステムを研究開 発するとともに,人を引き込む身体性メディア場の生 成・制御へと開発展開している.この主な論文は, 1. T. WATANABE, M. OKUBO, M. NAKASHIGE and R. DANBARA: InterActor: Speech-Driven Embodied Interactive Actor, International Journal of Human-Computer Interaction, Vol.17, No.1, pp.43-60,(2004) 2. T. WATANABE, M. OGIKUBO and Y. ISHII: Visualization of Respiration in the Embodied Virtual Communication System and Its Evaluation, International Journal of Human-Computer Interaction, Vol.17, No.1, pp.89-102, (2004) 3. T. WATANABE: Embodied Interaction and Communication Technology for Mind Connection, Tutorial Notes of the 11th International Conference on Human-Computer Interaction(HCI International 2005), HCI Innovations in Japan, part.2, pp.1-26,(2005) 4. 渡辺富夫(共著):身ぶりは口ほどにものを言う, ヒューマン・インフォマティクス,工作舎, pp.85-104,(2005) 外部資金の取得 1. 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)新 規産業創造型提案公募事業(代表,1999~2000) 2. 科 学 技 術 振 興 機 構 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「心が通う身体的コミュニケーションシス テム E-COSMIC」(代表,2000~2004) 3. 科 学 技 術 振 興 機 構 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「コミュニケーション機能の発達における 「身体性」の役割」(研究グループ代表,2003~) 4. 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)次 世代ロボット実用化プロジェクト(プロトタイプ開 発支援事業)(代表,2004~2005) 5. 科 学 技 術 振 興 機 構 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「人を引き込む身体性メディア場の生成・ 制御技術」(代表,2006~) 6. 科学研究費(基盤(B),代表,2001~2004) 7. 科学研究費(基盤(B),代表,2005~) 等 共同研究 1. インタロボット㈱(2000~) 2. 科学技術振興機構(2003~)等 共同研究の希望テーマ 1. 身体的コミュニケーション技術 2. 身体性メディア場の生成・制御技術 社会連携活動 1. ヒューマンインタフェース学会理事(1999~2002), 評議員(2003) ,副会長(2004~2005) ,会長(2006~) 2. 日本機械学会設計工学・システム部門運営委員,同 HI 技術委員会委員長(1996~) 3. 日本赤ちゃん学会理事(2001~) 4. 日本子ども学会運営委員(2003~) 5. 中山科学振興財団評議員(2003~) 6. インタロボット㈱技術顧問(2000~) 等 学内運営 1. 機械情報システム工学専攻長(2005~) 2. 教務専門委員会委員(2006~) 3. 広報専門委員会委員(2000~) 4. AMC! 顧問(1997~),合気道部顧問(2003~)等 受賞 1. IEEE International Workshop on Robot and Human Communication (IEEE RO-MAN), The Best Paper Award(1998. 10) 2. ヒューマンインタフェースシンポジウム最優秀プ レゼンテーション賞(1999.10) 3. International Conference on Information Systems, Analysis and Synthesis (ISAS 2000), The Best Paper Award(2000.12) 4. ヒューマンインタフェース学会論文賞(2001.3) 5. ヒューマンインタフェース学会論文賞(2002.3) 6. IEEE RO-MAN, The Best Paper Award(2003.11) 7. ヒューマンインタフェース学会論文賞(2004.3) 8. ヒューマンインタフェース学会論文賞(2005.3)等 URL http://hint.cse.oka-pu.ac.jp 34 第1部 川 畑 洋 昭 教育研究者総覧 HIROAKI KAWABATA (情報系工学研究科長) 知能システム工学講座 教授 1943 年 8 月生 学歴 大阪府立大学工学部電気工学科(1967 年 3 月) 学位 工学博士(大阪府立大学 1980 年 9 月) 電力系統における最適レギュレ-タの応用に関する研究 着任年月・前勤務先 1994 年 4 月・大阪府立大学工学部電気電子システム工学科 Phone: 0866-94-2097 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 電気工学,制御工学 所属学協会 電気学会,電子情報通信学会,計測制御 学会,システム制御情報学会,日本数学会 現在の研究テーマ 知的システム制御に関する研究, ウェーブレット解析に関する研究,ニューラルネット ワークの応用に関する研究,自然エネルギーの利用に 関する研究 主要担当科目 学 部 フーリエ解析,システム制御 I,システム 制御 II,電気回路 大学院 ニューロ情報処理,知的機械制御工学 研究開発の概要 人間から見て知的と感じられる動き、制御、システ ムなどに関する研究を行っている。このほか、ウェー ブレット解析を用いた各種の非定常信号解析の研究、 内発的動機の向上に主眼を置いた教育手法、解析手法 に関する研究を行っている。自然エネルギーを利用し た環境の知的化に関する研究にも興味を持っている。 主な発表論文は,次のとおりである。 1. 実信号マザーウェーブレットを用いた人工内耳装 用児の母音分析,電子情報通信学会論文誌, C Vol. J86-C No.5,pp518-523(2003) 2. セルラーニューラルネットワークおよびその異常 診断への応用,計測自動制御学会論文集, 39-3, pp. 209-217 (2003) 3. 複素数多重解像度解析によるレコード音楽中のパ ルスノイズの除去に関する研究,日本機械学会論文 集(C 編), Vol. 69, No. 680, pp. 966-973 (2003) 4. 複数の記憶テーブルを有する連想記憶セルラニュ ーラルネットワーク,システム制御情報学会論文誌 Vol. 16, No. 7, pp. 321-329 (2003) 5. RI-Spline ウェーブレットおよびその非定常信号解 析への応用(第 2 報 RI-Spline ウェーブレットによる 複素数多重解像度解析) 計測自動制御学会論文集, Vol. 39, No. 7, pp. 615-623(2003) 6. 打鍵技術の習熟過程における学習者の初期熟達感 と打鍵能力との関係,情報処理学会論文誌, Vol.44, No.12, pp.3252-3255(2003) 7. 2次元複素数多重解像度解析およびその画像ノイ ズ除去への応用に関する研究, 日本機械学会論文 集(C 編),Vol. 70, No. 689, pp. 176-183 (2004) 8. ウェーブレット変換による木材の性能評価法に関 する研究, 日本機械学会論文集(C 編), Vol. 70, No. 689, pp. 184-191 (2004) 9. セルラーニューラルネットワークによる連想記憶 の医療診断への応用, 日本知能情報ファジィ学会 誌, Vol. 16, No. 4, pp. 341-348 (2004) 10.実信号マザーウェーブレットおよびその異常信号 抽出への応用, 日本機械学会論文集(C 編), Vol. 70, No. 696, pp. 180-187 (2004) 11.セルラーニューラルネットワークおよびその異常 診断への応用,第2報:近傍設計によるセルラーニ ューラルネットワークの効率化, 計測自動制御学 会論文集, 40-6, pp. 626-634 (2004) 12.2次元複素数多重解像度解析を応用した方向選択 性とその画像への応用に関する研究, 日本機械学 会論文集(C 編),Vol. 71, No. 703, pp. 124-131 (2005) 13.Cellular Neural Network and its Application to Abnormal Detection, INFORMATION, No.4, pp. 587-604 (2005) 14.打鍵技術の習熟課程における学習者の振り返りと メタ認知, 教育システム情報学会誌, Vol. 23, No. 1, pp. 40-45 (2006) 15.ウェーブレット変換を用いた適応線スペクトル強 調器の提案, 日本機械学会論文集(C 編), Vol. 72, No. 722, pp. 21-28 (2006) 16. Development of Individual and Motivational Parallel Model ( 個 人 の 学 習 動 機 づ け モ デ ル の 開 発 ) Proceedings of Second International Conference on Multimedia and ICT's in Education 2006.(Badajoz, Spain, 2006) 外部資金の取得 1. 財団法人ウェスコ学術振興財団学術研究費(2003) 共同研究の希望テーマ 1. 自然エネルギーの利用 2. 異常音などの解析 3. 遠隔制御、知的制御の応用 社会連携活動 1. ビジネスインキュベータ岡山(BIO)理事(2006 ~) 2. おかやま経済国際化連携プロジェクト実行委員会 委員(2001~) 3. 電子情報通信学会非線形問題研究会中国支部にお ける開催(2006.11.13~14) 学内運営 1. システム工学専攻長(2003~2005) 2. 共同研究機構副機構長(2003~2005) 大学院情報系工学研究科長(2005~) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp/ 情報システム工学科 神代 充 35 MITSURU JINDAI 知能システム工学講座 助教授 1972 年 3 月生 学歴 岡山大学工学部機械工学科(1994 年 3 月) 岡山大学大学院自然科学研究科システム科学専攻(博)(1999 年 3 月) 学位 博士(工学)(岡山大学 1999 年 3 月) CAD 図形情報と画像処理を組み合わせた対象物の認識手法に関する研究 着任年月・前勤務先 2004 年 4 月・愛媛大学工学部機械工学科 Phone: 0866-94-2106 Fax: 0866-94-2106 Email: [email protected] 専門分野 制御工学,画像処理 所属学協会 日本機械学会,日本経営工学会,ヒュー マンインタフェース学会,日本人間工学会,計測自動 制御学会,日本福祉工学会 現在の研究テーマ 人間の動作解析,及びロボットへ の応用,ヒューマンインタラクションに関する研究 主要担当科目 学 部 知識工学,パターン情報処理,システム創 造プロジェクト,CAD 演習 大学院 機械知能化論,ヒューマンインタラクショ ン 研究開発の概要 人間の優れた動作特性を解析し,それを応用するこ とで人間心理に受け入れられる動作特性を有する人 間共存型ロボットシステムの研究開発を行っている. この主な論文は, 1. 神代充,柴田論,山本智規,清水顯:人間の好みを 考慮した手渡しロボットシステムに関する研究- 第 1 報,画像処理をマン・マシン・インタフェース に用いたロボットシステムの構築-,日本機械学会 論文集(C 編),Vol.70, No.692, pp.219-226,(2004) 2. 神代充,柴田諭,山本智規,清水顯:人の好みを考 慮した手渡しロボットシステムに関する研究-手 部のサインを用いた動作特性の調整-,日本人間工 学会学会誌, Vol.41, No.2, pp.57-64,(2005) 3. 神代充,山本倫也,柴田論,山本智規:画像処理と 3次元 CAD 図形情報による形状・面情報を用いた 認 識 手 法 , 日 本 機 械 学 会 論 文 集 (C 編 ) , Vol.71, No.707, pp.131-138,(2005) 4. 大崎紘一,神代充,宗澤良臣,梶原康博,画像認識 システム学,共立出版株式会社,(2005) 5. 神代充、渡辺富夫:音声駆動型身体引き込みキャラ クタに力覚センサ入力を併用した身体的コミュニ ケーションシステム,日本機械学会論文集(C 編), Vol.72, No.720, pp.179-186,(2006) 6. M. JINDAI, T. WATANABE, S. SHIBATA, and T. YAMAMOTO : Development of a Handshake Robot System for Embodied Interaction with Human, Proceedings of the 15th IEEE International Symposium on Robot and Human Interactive Communication, pp.710-715,(2006) 7. M. JINDAI, S. SHIBATA, T. YAMAMOTO, and T. WATANABE :Development of a Handing-Over Robot system Based on an Approaching Trajectory Model, Proceedings of the 8th International Conference on Industrial Management, pp.913-919,(2006) 8. M. JINDAI, S. SHIBATA, T. YAMAMOTO, and T. WATANABE :A Study on Robot-Human System with Consideration of Individual Preferences (2nd Report, Multimodal Human-Machine Interface for ObjectHanding Robot System), JSME International Journal, Series C, Vol.49, No.4, pp.1033-1039(2006) 外部資金の取得 1. 実吉奨学会研究助成「音声認識機能と視覚機能を併 用した人に優しいヒューマン・マシン・インタフェ ースの開発」(代表,2004) 2. 科 学 技 術 振 興 機 構 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「心が通う身体的コミュニケーションシス テム E-COSMIC」(分担,2004~2005) 3. 科 学 技 術 振 興 機 構 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「コミュニケーション機能の発達における 「身体性」の役割」(分担,2003~) 4. 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)次 世代ロボット実用化プロジェクト(プロトタイプ開 発支援事業)(分担,2004~2005) 5. 科 学 技 術 振 興 機 構 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「人を引き込む身体性メディア場の生成・ 制御技術」(分担,2006~) 6. 科学技術振興機構独創的シーズ展開事業委託開発 「冷凍倉庫におけるガイドレス無人フォークリフ ト」(代表,2006~) 7. 科学研究費(基盤(B),分担,2005~) 8. 日本科学協会海外発表促進助成「Development of a Handshake Robot System for Embodied Interaction with Human」(代表,2006) 等 共同研究 1. 日本輸送機(株)(2005~) 2. (株)アイ・エス・ディ(2005~) 3. (株)工学基礎(2004~) 共同研究の希望テーマ 1. 人間共存型ロボット 2. 人間の動作解析 3. 画像処理 社会連携活動 (株)工学基礎取締役兼任(2003~) 受賞 The Seventh International Conference on Industrial Management (ICIM 2004), The Presentation Award (2004.11) URL http://hint.cse.oka-pu.ac.jp 36 第1部 山本 倫 也 教育研究者総覧 MICHIYA YAMAMOTO 知能システム工学講座 助手 1974 年 10 月生 学歴 京都大学工学部電気工学第二学科(1997 年 3 月) 京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻(博) (2002 年 3 月) 学位 京都大学博士(エネルギー科学)(京都大学 2002 年 3 月) エネルギー技術の教育と訓練のための分散型仮想環境の構成手法に関する研究 着任年月 2002 年 4 月 Phone: 0866-94-2103 Fax: 0866-94-2103 Email: [email protected] 専門分野 ヒューマンインタフェース,身体的インタ ラクション 所属学協会 情報処理学会,ヒューマンインタフェー ス学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本原子力 学会 現在の研究テーマ ロボットや CG を情報メディアと する身体的インタラクションシステム 主要担当科目 学 部 ソフトウェア演習 I,ソフトウェア演習 III, フレッシュマンセミナー 研究開発の概要 ロボットや CG を情報メディアとする身体的インタ ラクションシステムのヒューマンインタフェース研 究と教育への応用を進めている.主な学術論文は下記 のとおりである. 1. 山本 倫也 他: コミュニケーションと思考の媒体 となる分散型仮想環境の作成支援法, 情報処理学 会論文誌, Vol. 43, No. 9, pp. 2914-2927 (2002) 2. 山本 倫也, 渡辺 富夫: ロボットとのあいさつイン タラクションにおける動作に対する発声遅延の効 果, ヒューマンインタフェース学会論文誌, Vol.6, No.3, pp.87-94 (2004) <論文賞受賞> 3. 大崎 浩司, 渡辺 富夫, 山本 倫也: InterActor に手 指動作入力を併用した身体的インタラクションシ ステムの開発, ヒューマンインタフェース学会論 文誌, Vol.7, No.3, pp.89-98 (2005) 4. 山本 倫也, 渡辺 富夫: 音声駆動型身体引き込みキ ャラクタを映像に重畳合成した教育支援システム, 情報処理学会論文誌, Vol. 47, No. 8, pp. 2769-2778 (2006) 主な国際会議発表は下記のとおりである. 1. M. YAMAMOTO and T. WATANABE: Relationships between the Utterance of Emphatic Phrase and the Following Motions and Actions for a Speech-driven Embodied Interaction System, 11th International Conference on Human-Computer Interaction (HCI International 2005), Vol. 6, 2026 (2005) 2. M. YAMAMOTO and T. WATANABE: Time Lag Effects of Utterance to Communicative Actions on CG Character-Human Greeting Interaction, Proceedings RO-MAN 2006 - the 15th IEEE International Symposium on Robot and Human Interactive Communication, pp. 629-634 (2006) 主な特許は下記のとおりである. 1. 渡辺 富夫, 山本 倫也, 鈴木 克拓: 視覚に訴える 身 体 的 引 き 込 み 方 法 及 び シ ス テ ム ( 特 願 2004064855, 特開 2005-250422) 2. 渡辺 富夫, 山本 倫也, 小野 紘司: 身体的引き込 み現象を利用した映像システム (特願 2004-064856, 特開 2005-251133) 3. 渡辺 富夫, 山本 倫也, 大崎 浩司: アバター表示 機能付き通話端末 (特願 2005-201740) 外部資金の取得 1. 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 次 世代ロボット実用化プロジェクト「子どもを元気づ ける身体的コミュニケーションロボットの研究開 発」(分担,2004~2005) 2. 科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 (CREST) 「人を引き込む身体性メディア場の生 成・制御技術」(分担,2005~) 3. 科学研究費補助金「対面コミュニケーションの引き 込み原理に基づく協調学習ロボットの開発」(若手 (B),代表,2005~)等 共同研究の希望テーマ 1. 身体的インタラクションシステムの開発展開 2. 身体的 e-learnig システムの研究開発 社会連携活動 1. ヒューマンインタフェース学会共生システム専門 研究会運営委員(2001~),同幹事(2007~) 2. 晴れの国「サイエンス・セミナー」講師(2002, 2004) 3. ヒューマンインタフェース学会電子広報委員(2002 ~), 同幹事(2006~) 4. 日本学生支援機構・育英友の会「中国地区留学生・ 奨学生地域交流集会」開催委員(2003~), 同開催委 員長(2006~) 5. 育英友の会中国支部運営委員(2004~),同本部理事 会選出評議員・理事(2006~) 6. IEEE RO-MAN 2004 Organizing Committee(2004) 7. ヒューマンインタフェースシンポジウム 2006 実行 委員(2006) 8. シンビオ社会研究会理事(2006~) 等 学内運営 1. 情報システム工学科 計算機委員(2002~) 2. 情報システム工学科 広報委員(2004~)等 受賞 1. ヒューマンインタフェースシンポジウム 2004 優秀 プレゼンテーション賞 (2004) 2. 情報処理学会 第 66 回全国大会 大会奨励賞 (2005) 3. ヒューマンインタフェース学会論文賞 (2005) 等 URL http://hint.cse.oka-pu.ac.jp 情報システム工学科 福 谷 征 史 郎 37 SEISHIRO FUKUTANI エネルギーシステム工学講座 教授 1941 年 8 月生 学歴 京都大学工学部工業化学科(1964 年 3 月) 京都大学大学院工学研究科工業化学専攻(博)(1969 年 3 月) 学位 工学博士(京都大学 1985 年 10 月)A Study on Flame Structure Using Chemical Kinetic Models 着任年月・前勤務先 1993 年 4 月・京都大学工学部工業化学科 Phone: 0866-94-2137 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 燃焼工学,材料工学 所属学協会 日本機械学会,日本化学会,応用物理学 会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本燃焼 学会 現在の研究テーマ 燃焼特性解析と燃焼の高効率化, 燃焼過程にともなう気相からの固相析出過程の解析, 固体の構造と物性との関連性の微視的解析 主要担当科目 学 部 熱力学,エネルギー工学,固体物性,量子 力学,科学技術の歴史 大学院 燃焼解析,数値反応解析論 研究開発の概要 【1】多数の素反応からなる反応モデルを用いたシミ ュレーションに基づいて燃焼反応機構を解析するこ とにより,主として気体燃料の火炎がもつ基本的な性 質の解析,燃焼過程の高効率化,燃焼排出物抑制法の 開発などに関する研究に従事してきた.また,炭化水 素火炎中に生じるスス生成過程や CVD 法などの気相 から固相が生成する反応過程を,分子軌道法や分子動 力学法などの理論手法を用いて解析してきた.この分 野の研究についてこれまでに公表した主な論文は以 下の通りである. 1. N. KUNIOSHI, S. MOURI, N. YAMASHITA and S. FUKUTANI : Hydrogen Abstraction Reactions from C2 Hydrocarbons, Bull. Chem. Soc. Jpn., vol.73, pp.2185-2192 (2000) 2. N. KUNIOSHI, M. TOUDA and S. FUKUTANI : Computational Study on the Formation of Five Membered Rings in PAH through Reaction with O2, Combust. Flame, vol.128, pp.292-300 (2002) 3. N. KUNIOSHI, S. KOMORI and S. FUKUTANI : Numerical analysis of the effect of acetylene and benzene addition to low-pressure benzene-rich flat flames on polycyclic aromatic hydrocarbon fomationn with O2, Combust. Flame, vol.147, pp.1-10 (2006) 【2】結晶性固体,高分子固体あるいは液体の構造を 原子論的立場からモデル化し,第一原理計算法を用い て推定した原子間ポテンシャルを適用することによ って,原子・分子論的な立場から,固体や液体の熱的・ 機械的性質,表面や界面の構造や特性,化学反応性や 反応速度,表面反応と微視的構造との関連性などを主 として分子動力学法に基づくシミュレーション手法 を用いて解析する研究を行っている.この分野につい てこれまで公表した主な論文は以下の通りである. 1. K. OZAKI, S. FUKUTANI and K. HONDA: Effect of Interatomic Potential on Melting Point and Thermal Expansion of Transition Metal, JSME Int. J., vol.44, pp.199206 (2001) 2. 大西謙二,福谷征史郎:ゴムの硫黄/CBS 架橋過程 の速度論的解析, 日本ゴム協会誌, vol.76, pp.3-8 (2003) 3. 末岡浩治,芝世弐,福谷征史郎:Si 単結晶における Si 酸化物の析出機構に関する第一原理解析 (高濃 度 B 添加の効果),機械学会論文集 (A 編),第 72 巻,第 716 号,pp.369-376 (2006) 4. 末岡浩治,芝世弐,福谷征史郎:チョクラルスキー 法による Si 単結晶育成中の点欠陥と空洞欠陥の形 成エネルギーに関する第一原理解析 (ドーパント 型および濃度依存性),機械学会論文集 (A 編),第 72 巻,第 717 号,pp.801-808 (2006) 5. 王艶波,末岡浩治,芝世弐,福谷征史郎:[110]圧縮 応力を付加した Si 単結晶中の C-H 複合体の安定性 に関する第一原理解析,機械学会論文集 (A 編),第 72 巻,第 720 号,pp.1200-1206 (2006) 外部資金の取得 1. フロンティアカーボン株式会社研究奨励寄付金 (2002) 共同研究の希望テーマ 社会連携活動 1. 日本セラミックス協会中四国支部幹事(1993~) URL http:// www.cse.oka-pu.ac.jp/ 38 第1部 末 岡 浩 治 教育研究者総覧 KOJI SUEOKA エネルギーシステム工学講座 助教授 1963 年 8 月生 学歴 京都大学工学部物理工学科(1987 年 3 月) 京都大学大学院工学研究科物理工学専攻(修)(1989 年 3 月) 学位 博士(工学)(京都大学 1997 年 7 月) 着任年月・前勤務先 2003 年 6 月・三菱住友シリコン株式会社技術開発部 Phone: 0866-94-2136 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 材料工学,計算材料学 所属学協会 日本応用物理学会,日本機械学会,日本 材料学会,日本表面科学会 現在の研究テーマ 第一原理計算による固体材料へ の新機能付与,異種材料界面の密着性予測技術,半導 体シリコン単結晶の高品位化 主要担当科目 学 部 工業材料,微分方程式,技術英語演習,ソ フトウェア演習 I,フレッシュマンセミナー 大学院 計算材料学,数値反応解析論 研究開発の概要 <住友金属工業株式会社,三菱住友シリコン株式会社 在職中 1989.4~2003.5> 超 LSI 用の半導体シリコン単結晶ウェーハの高品位 化に関する研究開発に従事した.大口径ウェーハにお ける格子欠陥制御技術の確立や強度維持,ウェーハの 品質予測を目的として実験および計算機シミュレー ションを併用した研究を行った. 1. K. SUEOKA et al: Morphology and Growth Process of Thermally Induced Oxide Precipitates in Czochralski Silicon, Journal of Applied Physics, Vol. 74, pp. 5437-5444 (1993) 2. K. SUEOKA et al: Dependence of Mechanical Strength of Czochralski Silicon Wafers on the Temperature of Oxygen Precipitation Annealing, Journal of Electrochemical Society, Vol. 144, pp. 1111-1120 (1997) 3. K. SUEOKA et al: Internal Gettering for Ni Contamination in Czochralski Silicon, Journal of Electrochemical Society, Vol. 147, pp. 3074-3077 (2000) 4. K. SUEOKA et al: Computer Simulation for Morphology, Size and Density of Oxide Precipitates in Czochralski Silicon, Journal of Electrochemical Society, Vol. 150, pp. G469-475 (2003) なお,研究成果をもとに開発した欠陥制御技術やウェ ーハ製品を以下の特許に登録した. 1. 赤塚雅則,末岡浩治,山本俊郎:半導体基板表面 欠陥の検査方法及びその自動検査装置,登録番号 3635762(1996 年 1 月 16 日) 2. 定光信介,末岡浩治:半導体 Si 基板における IG 能 の評価方法,半導体 Si 基板及びその製造方法,登 録番号 3279527(1998 年 8 月 24 日) <岡山県立大学 2003.6~現在> 第一原理計算や分子動力学法を研究手法として活 用し,以下の研究テーマに取り組んでいる. 第一原理計算による半導体シリコン単結晶の新機能 発現に関する研究(2003~) 1. 末岡浩治,大原茂大,芝世弐,福谷征史郎:第一原 理計算による Si 結晶中の Cu 不純物原子とドーパン ト原子の相互作用解析,日本機械学会論文集(A 編) 71 巻,708 号,pp.1103-1108(2005) 2. 末岡浩治,芝世弐,福谷征史郎:Si 単結晶における Si 酸化物の析出機構に関する第一原理解析(高濃度 B 添加の効果),日本機械学会論文集(A 編)72 巻, 716 号,pp.369-376(2006) 3. 末岡浩治,芝世弐,福谷征史郎:チョクラルスキー 法による Si 単結晶育成中の点欠陥と空洞欠陥の形 成エネルギーに関する第一原理解析(ドーパント型 および濃度依存性),日本機械学会論文集(A 編) 72 巻,717 号,pp.801-808(2006) 異種材料界面の密着性予測技術開発に関する研究 (2005~) 中西亮太,末岡浩治,芝世弐,福谷征史郎:Fe 基板 上の Ni めっきに関する第一原理計算の適用,第 8 回 関西表面技術フォーラム予稿集,pp.61-62(2006) 外部資金の取得 1. 中国電力技術研究財団(2004) 2. ミクロものづくり岡山(2006) 3. 教育研究奨励寄付金(材料メーカー,2003~) 4. 教育研究奨励寄付金(建設機械メーカー,2004) 共同研究 1.「異種金属材料界面の新接合技術の開発」(2004~ 2005) 2.「Si 中の CO 複合体形成に関する第一原理計算」 (2005~2006) 共同研究の希望テーマ 1. 固体材料特性と微視的構造との関連性 2. 半導体材料の高品位化 3. 界面密着性の予測と制御 社会連携活動 1. 日本学術振興会第 145 委員会学界委員(2001~) 2. 日本応用物理学会九州支部幹事(2002~2003) 3. 日本応用物理学会シリコンテクノロジー分科会 幹事(2002~) 4. 日本応用物理学会中国四国支部幹事(2003~) 5. 日本育英会岡山県支部予約採用候補者選考面接委 員(2003) 6. 日本応用物理学会学会誌編集委員(2005~) 7. 日本表面科学会関西支部役員(2005~) 学内運営 1. 情報工学部評価分科会委員(2003~) 2. 語学センター副センター長(2006~) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp 情報システム工学科 市 川 正 美 39 MASAMI ICHIKAWA エネルギーシステム工学講座 助教授 1958 年 11 月生 学歴 名古屋大学工学部航空工学科(1982 年 3 月) 名古屋大学大学院工学研究科博士課程前期課程航空工学専攻(修)(1985 年 3 月) 学位 博士(工学)(名古屋大学 1997 年 9 月) 亜音速揚力面理論における数値計算法の高精度化に関する研究 着任年月・前勤務先 1994 年 4 月・通商産業省工業技術院 名古屋工業技術研究所(現 独立 行政法人産業技術総合研究所中部センター) Phone: 0866-94-2111 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 振動工学 所属学協会 日本航空宇宙学会,日本機械学会,情報 処理学会 現在の研究テーマ 変動荷重下の機械構造の振動応 答解析,熱弾性・粘弾性を考慮した機械要素の応答解 析 主要担当科目 学 部 フレッシュマンセミナー,機械数学演習, 連続体力学,力学 II,機械物理学実験,数値計算法 大学院 振動及び波動工学,流動工学 研究開発の概要 [1]1985~1997 亜音速流中で振動する3次元薄翼 の揚力面理論に関する汎用的な高精度数値計算法の 開発に関する研究に従事した.その派生的応用として 揚力面理論の数理解析や地面効果翼に対する空気力 学的特性の解析などを行った.以上の研究は下記の論 文にまとめられている. 1. S. ANDO and M. ICHIKAWA: A New Numerical Method of Subsonic Lifting Surfaces, Transactions of Japanese Society of Aeronautical Space and Science, Vol. 29, No. 84, pp. 101-118 (1986) 2. M. ICHIKAWA and S. ANDO: A New Numerical Method of Subsonic Lifting Surfaces (Some Additional Computational Results), Transactions of Japanese Society of Aeronautical Space and Science, Vol. 31, No. 93, pp. 146-156 (1988) 3.S. ANDO and M. ICHIKAWA: Aerodynamics of a Thin Airfoil Flying over and in Proximity to a Wavy Wall Surface Lifting Surface Theory,Transactions of Japanese Society of Aeronautical Space and Science,Vol. 34,No. 103, pp. 1-11 (1991) 4. 亜音速揚力面に現れる対数型特異積分公式の精 度について,日本航空宇宙学会誌,第 44 巻,514 号, pp. 677-679 (1996) 5. Analytical Expression of Induced Drag for a Finite Elliptic Wing,Journal of Aircraft,Vol. 33,No. 3,pp. 632634 (1996) 6. M. ICHIKAWA and A. MATSUDA: Induced Drag Calculation by Numerical Lifting Surface Method,Journal of Aircraft,Vol. 34,No. 2,pp. 257-259 (1997) など他 5 件 [2]1987~1994 上記[1]と並行して名古屋工業技 術研究所において連続体力学に基盤をおく粉体 力 学・塑性力学などの工学あるいは工業的現象に関連す る研究に従事し,下記の論文および報告書等にまとめ られている. 1. 久保,松田,市川他 4 名:粉粒体のハンドリング 技術に関する調査研究報,名古屋工業技術研究報告, 1989 年 5 月 2. 久保,内海,宇敷,市川他 12 名:多機能ナノ粒子・ 複合粒子素形材の調査研究,名古屋工業技術研究報 告,1991 年 3 月 3. 内海良治,山本 博,市川正美:電成ふるいを通 過する流体の圧力損失,化学工学論文集,Vol. 17, No. 2, pp. 341-346 (1991) 4. Development of Strength Database System for Advanced Structure Ceramics, Proc. of ISPRAM '91, Vol. 1, Part D, pp. 277-280 など他 20 件 [3]1998~現在 変動荷重を受ける機械あるいは構 造要素の振動応答解析,熱弾性・粘弾性を考慮した応 答解析の研究等を行っている. 1. M. ICHIKAWA et al.: Simple Analysis of a Multi-Span Beam under Moving Loads with Variable Velocity, Transactions of Japanese Society of Aeronautical Space and Science, Vol. 41, No. 134, pp. 168-173 (1999) 2. M. ICHIKAWA et al.: Vibration Analysis of the Continuous Beam Subjected to a Moving Mass, Journal of Sound and Vibration,Vol. 230, No. 3, pp. 493-506, February (2000) 3. A. MATSUDA et al.: Acceleration of Finite Element Analysis by PC Cluster with Broadcast and Multi-Thread, The 7th International Conference on Numerical Methods in Industrial Forming Processes/Simulation of Materials Processing, pp. 183-187 (2001) 共同研究の希望テーマ 機械あるいは構造要素に関連する振動問題 社会連携活動 1. 岡山大学教育学部非常勤講師(2002) 学内運営 1. 岡山県立大学共同研究機構 幹事(2002~2004) 2. 岡山県立大学産官学連携推進センター 幹事(2005 ~) 3. 情報システム工学科時間割作成担当(2004,2005) 4. 情報システム工学科学生経費担当(2006) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp 40 第1部 芝 世 弐 教育研究者総覧 SEIJI SHIBA エネルギー変換工学講座 助手 1973 年 1 月生 学歴 東京大学工学部航空宇宙工学科(1995 年 3 月) 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻(修)(1997 年 3 月) 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻(博)(2000 年 3 月) 学位 博士(工学)(東京大学 2000 年 7 月) 航空機排気を模擬した NO ガスのオゾン破壊反応に関する実験的研究 着任年月・前勤務先 2000 年 4 月 Phone: 0866-94-2084 Fax: 0866-94-2199 Email: [email protected] 専門分野 内燃機関燃焼,計算機化学,熱流体 所属学協会 日本燃焼学会,日本機械学会,日本化学 会,日本航空宇宙学会,日本材料学会 現在の研究テーマ 圧縮自己着火機関の数値計算,小 型高回転内燃機関の動力試験,窒素酸化物によるオゾ ン層破壊反応,分子動力学によるナノ構造解析 主要担当科目 学 部 フレッシュマンセミナー,CAD 演習,CAE 演習,システム創造プロジェクト 研究開発の概要 <東京大学,燃焼研究室在学中(1994.4~2000.3)> 1994 年より SCRAM ジェットエンジン開発に不可欠な超 音速燃焼機構に関して実験的研究を行い以下にまと めた. 1.荒木幹也,芝世弐他:超音速二重せん断層の発達に 及ぼすスパン方向渦の蛇行の効果,日本航空宇宙学 会誌,第 48 巻,第 556 号, pp. 148-154,(2000) 2.荒木幹也,芝世弐他:超音速燃焼に及ぼす音波じょ う乱の影響,日本機械学会論文集(B 編),第 66 巻, 644 号,pp. 265-270,(2000) 3.佐藤巨光,芝世弐他:音波擾乱入射による超音速混 合層の不安定性励起,日本航空宇宙学会誌,第 47 巻,第 540 号,pp. 1-8,(1999) 4.高橋周平,芝世弐他:固定形状スクラムジェット燃 焼器内における保炎のフィードバック制御,日本航 空宇宙学会誌,第 46 巻,第 531 号,pp. 230-238, (1998) 1995 年より航空機排気ガスのオゾン層に対する環境 影響について先進的実験研究を行い以下にまとめた. 岡山県立大学赴任後も数値解析を加えるなど実験結 果に対する詳細な考察を進めている. 1. S. Nakaya, S. Shiba et al. :A Study on Reaction of NOx and O3 in Exhaust Plume in Stratospheric Condition, 4th Asia-Pacific Conference on Combustion, (2003) 2. 中谷辰爾,芝世弐ほか:真空チャンバを使用した模 擬成層圏における紫外光照射下の NO-O3 反応の挙 動,日本機械学会論文集(B編),68 巻 671 号, pp.303-310,(2002) 3. 中谷辰爾,芝世弐ほか:LIF 法を用いた模擬オゾン 層における NO 希釈ガス噴流中における NO-O3 反応 の測定,日本機械学会論文集(B編),68 巻 672 号, pp.145-151,(2002) 4. 中谷辰爾,芝世弐ほか:成層圏における NOx-O3 反 応系の感度解析と模擬実験,日本航空宇宙学会論文 集,50 巻 587 号,pp.504-509,(2002) 5. S. Shiba et al. :Experimental and Numerical Simulations of Photochemical Reactions in the Ozone Layer with NOx Emission, 15th International Symposium on Air Breathing Engines, (2001) 6. S. Shiba et al. :The Behavior of NOx Emission in the Imitated Ozone Layer,14th International Symposium on Air Breathing Engines, (1999) <岡山県立大学 1994.4~現在> ジメチルエーテル燃料等の圧縮着火機関について数 値計算を行い以下にまとめた. 1. 芝世弐他:圧縮着火型機関における NOx 生成の数値 解析,第 41 回燃焼シンポジウム,(2003) 2. S. Shiba et al. :An Ignition Control of DME HCCI Engine, 19th International Colloquium on the Dynamics of Explosions and Reactive Systems , (2003) 3. S. Shiba and S. Fukutani : Chemical Kinetics of HCCI Engine, 29 International Symposium on Combustion, (2002) 4. 芝世弐他:DME 圧縮着火型機関における化学反応,第 40 回燃焼シンポジウム,(2002.12) また,上記に関連して小型高回転の内燃機関の動力試 験を行い,従来のデータが少ない高回転機関に着目し 実験を進めている. 1. 瀧花省二,芝世弐,福谷征史郎:高回転小型ロータ リーエンジンの動力試験,第 41 回燃焼シンポジウ ム,(2003.12) その他,エンジン筒内の数値解析を行い海外の研究者 と交流を深めている. 1.S. Shiba: Computational Simulation of HCCI System with Detail Chemical Reactions, 31 International Symposium on Combustion, (2006) 外部資金の取得 1. ライムネット株式会社(共同研究費,2006) 2. ミクロものづくり岡山(2006) 共同研究の希望テーマ 1. 内燃機関を含む燃焼器の反応性熱流体解析 2. 化学反応過程の詳細分析 3. 分子動力学法を用いた数値解析(ナノ構造分析) 社会連携活動 日本燃焼学会電子情報化委員(2005~) 学内運営 情報システム工学科演習室サーバ担当(2004~) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp 41 情報システム工学科 藤 原 航 WATARU FUJIWARA エネルギーシステム工学講座 助手 1943 年 4 月生 学歴 玉野市立備南高等学校 機械科(1962 年3月) 学位 なし 着任年月・前勤務先 1995 年 4 月・三井造船株式会社 Phone: 0866-94-2128 Fax: 0866-94-2128 Email: [email protected] 専門分野 機械工学(計算機援用工学) 所属学協会 日本機械学会 現在の研究テーマ ・ソリッドゴム架橋プロセス ・発泡ゴム架橋プロセス 主要担当科目 学 部 機械物理学実験,CAD演習, フレッシュ マンセミナー,システム創造プロジェクト 研究開発の概要 <三井造船(株)在職中 1958.4~1995.3> 計測・応用力学・ソフトウエア技術・情報制御など の研究・技術開発に従事し、 ・長径間単段ゲートの水理実験、三井造船技 報,92,pp.29-36(1975) ・スーパーミニコンピュータを用いた潮流・拡散・漂 砂解析システム、三井造船技報,120,pp.94-104(1983) ・潮汐と潮流の予報計算システム、三井造船技 報,123,pp.17-23,(1984) を公表するとともに、マシニングセンター用CAD/ CAMシステムの構築、溶接ロボット作業のCAD/ CAM化などの技術開発、CAD/CAMに関する社 内教育に従事するとともに、岡山県コンピュータ応用 技術研究会でエキスパートシステム構築技術につい て研究を行った。 <岡山県立大学 1995.4~現在> 【1】小型ヒートポンプ用熱交換器の高性能化を目的 とする Herringbone tube 内における凝縮熱伝達特性の 解明に従事し ・冷媒 HCFC123 のマイクロフィン付き水平管内凝縮、 日本機械学会第 38 期講演会,pp.203-204(2000.3) ・ヘリンボン管内を流れる凝縮液の流動様相、日本冷 凍空調学会講演論文集,pp.197-201(2001) ・ヘリンボン管内を流れる凝縮液をみる、日本冷凍空 調学会誌「冷凍」,77,901,pp.965-968(2002) を公表した。 【2】2001 年から流動過冷却水中におけるガスハイド レートの生成、2002 年から静止過冷却水中におけるガ スハイドレートの生成実験に従事し、中間報告として ・ 流動過冷却水中におけるガスハイドレートの生 成実験、日本機械学会中国四国支部第 41 期講演 会,pp.191-192(2003) を公表した。 【3】2005 年からソリッドゴム架橋プロセスの実験に 従事し、架橋剤である硫黄の濃度とゴムの昇温特性の 関係を明らかにした。 2006 年から発泡ゴム架橋プロセスの実験に従事し、ゴ ム内部の非定常温度場と発泡状態(発泡密度と発泡径 の空間分布)の間に密接な関係が存在することを見出 し、 ・発泡ゴム架橋実験,日本伝熱学会支部講演会,2006,5 を公表した。 外部資金の取得 1. 科学研究費(基盤(C),分担,1997~1999) 2. 科学研究費(基盤(C),分担,2001~2002) 共同研究 水和物の生成とその応用技術の開発(2001) 共同研究の希望テーマ 1. ゴム架橋プロセス 社会連携活動 1. 岡山職業訓練短期大学校非常勤講師(2000~2001) 2. 水和物の生成とその応用技術の開発(産学共同研究 2000~2001) 3. 岡山県立大学公開講座 ・Desk Top Publishing 事始め (1995.9) ・初心者を対象としたコンピュータの指導 (2000.9) 学内運営 1. 情報システム工学科 在) URL 計算機室運営委員(1999~現 http://www.cse.oka-pu.ac.jp/ 42 第1部 亀 山 嘉 正 教育研究者総覧 YOSHIMASA KAMEYAMA 設計システム工学講座 教授 1945 年 7 月生 学歴 岡山大学工学部生産機械工学科(1968 年 3 月) 学位 工学博士(京都大学 1980 年 9 月) 非線形計画問題に対する変換手法に関する研究 着任年月・前勤務先 1993 年 4 月・岡山大学工学部 Phone: 0866-94-2127 Fax: 0866-94-2127 Email: [email protected] 専門分野 システム工学 所属学協会 システム制御情報学会,日本 OR 学会, 日本機械学会,日本経営工学会,化学工学会,日本ロ ボット学会,計測自動制御学会,日本認知学会,情報 処理学会 現在の研究テーマ システムの最適化手法とその応 用,システムの信頼性・安全性解析法とその応用,多 基準意思決定法とその応用,Jリーグスケジュール作 成支援法 主要担当科目 学 部 科学技術の歴史,システム工学,数理計画 法 大学院 システム工学特論,システム開発支援論 研究開発の概要 <岡山大学工学部在職中(1968~1993)> システムの最適化手法として,制約条件を有する非 線形最適化問題の解を効果的に求める変換手法(ペナ ルティ法,乗数法,準 Newton 乗数法等)の開発とそ の特性について検討した. 1. 亀山嘉正,佐山隼敏,稲葉克美:非線形計画問題に 対する疑似 Newton 乗数法,計測自動制御学会論文 集,Vol. 12, No. 3, pp. 272-278 (1976) 2. 亀山嘉正,佐山隼敏,他 2 名:条件数の情報を利用 した乗数法,計測自動制御学会論文集,Vol. 20, No. 5,pp. 396-402 (1984) 等 12 報 システムのリスク評価法,システムに潜在する危険 要因と防止対策を解明する方法,システムの設計段階 におけるフォールトツリーによる信頼性解析法の提 案とその応用について検討した. 1. Y. KAMEYAMA, F. S. LAI, H. SAYAMA and L. T. FAN: The Risk of Dust Explosions in Grain Processing and Handling Facilities, Journal of Agricultural Engineering Research, Vol. 27, No. 3, pp. 253-259 (1982) 2. F. S. LAI, D. F. ALDIS, Y. KAMEYAMA, H. SAYAMA and L. T. FAN: Operability Study of a Grain Processing and Handling Facility, The Transactions of the ASAE, Vol. 27, No. 1, pp. 396-402 (1984) 3. 亀山嘉正,佐山隼敏,他 3 名:フォ-ルトツリ-に おける主観的クリティカルティ重要度解析,システ ム制御情報学会論文誌,Vol. 3,No. 6, pp. 185-193 (1990) 等6報 <岡山県立大学(1993~現在)> システムの最適計画等で重要な役割を果たす多基 準意思決定問題に対して,階層化意思決定法(AHP) を効果に活用する方法を提案している. 1. 亀山嘉正,倉重賢治,他 3 名:AHP におけるファ ジィ数を用いた相対的重要度決定法,システム制御 情報学会論文誌,Vol. 10,No. 10,pp. 509-517 (1997) 2. 千田裕司,亀山嘉正,倉重賢治:評価精度および意 思決定のための実施コストを考慮した AHP の運用 に関する研究,オペレーションズ・リサーチ学会誌, Vol. 48,No. 4,pp. 313-320 (2003) また複数のフォールトツリーが形成されるシステ ムに対する安全性解析法を提案している. 1. 亀山嘉正,倉重賢治,他 4 名:複数のフォールトツ リーを考慮した主観的総合クリティカリティ重要 度解析,計測自動制御学会論文集,Vol. 34,No. 5, pp. 422-429 (1998) 外部資金の取得 科学研究費(一般研究(C),代表,1995~1996) 共同研究 1. (株) ニッカリ(1995~1996) 2. ウイングバレイ(2002) 共同研究の希望テーマ 1. 多基準意思決定の応用問題 2. 合意形成問題 3. システムの信頼性・安全性に関する問題 社会連携活動 1. ミクロものづくり岡山推進協議会ブランド戦略委 員会委員長(2006~) 2. 岡山県マルチメディア研究会副会長(2002~) 3. 村川工業ライブラリー理事(1998~) 4. 日本 OR 学会中国・四国支部運営委員(2001~) 5. 総社市行財政問題懇談会委員(2006~) 6. ウイングバレイ IT 調査・研究ワーキング委員会委 員長(2001) 7. 都市エリア産学官連携促進事業推進委員(2005~) 学内運営 1. 教務委員(1993~1996) 2. 評議員(1997~1998) 3. 情報システム工学科 学科長(1997~1998) 4. 人権委員会委員長(1997~2001) 5. 産学官連携推進センター副センター(2000~) 6. 情報工学部長(2001~2004) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp/ 情報システム工学科 早 川 悌 二 43 TEIJI HAYAKAWA 設計システム工学講座 教授 1942 年 1 月生 学歴 東京大学工学部産業機械工学科(1965 年 3 月) 東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻(修)(1967 年 3 月) 学位 工学博士(東京大学 1981 年 3 月) 着任年月・前勤務先 2000 年 4 月・三井造船株式会社技術本部 Phone: 0866-94-2126 Fax: 0866-94-2126 Email: [email protected] 専門分野 機械工学(材料力学) 所属学協会 日本機械学会,日本材料学会 現在の研究テーマ 構造解析・強度評価技術関連 主要担当科目 学 部 情報と社会,材料力学 I,機械数学演習, 機械デザイン演習,機械物理学実験 大学院 材料強度・設計学,設計システム工学 研究開発の概要 <三井造船株式会社在職中(1967.4~2000.3)> 構造解析,材料,構造強度および応用力学の一部を専 門分野とし,①製品強度の信頼性向上②製品の付加価 値向上と新製品開発が主要な研究目的であった. 【1】圧力容器の新しい設計技術に関する研究 従来の簡便設計法(Design by Rule)に対して,材料力 学分野の成果を活用した合理的な解析に基づく設計 法(Design by Analysis)を導入すべく以下の研究開発 を行った. (1)応力解析・応力特性に関する研究 弾性理論に基づくプログラム,FEM による弾性・弾塑 性解析プログラムを開発すると共に,モデル実験によ りその妥当性を検証し,応力特性の研究に供した. (2)強度評価技術の研究 塑性崩壊,漸増崩壊,破裂,疲労破壊,座屈,脆性破 壊,クリープ破壊,クリープ疲労などの強度評価法 (3)JIS 規格への寄与 通産省/工業技術院の要請により,JIS 圧力容器設計規 格の検討・とりまとめ 【2】実工業製品の構造強度に関する研究 製品の大型化,高性能化,高信頼性化に応えるべく以 下のような実際の工業製品の構造強度に関する研究 を行った. (1)設計関連:デイーゼルエンジン,ガスタービン および各種回転機械,各種プラントおよび原子力・ボ イラ機器,船舶,鉄構製品など (2)製造関連:鋳造凝固シミュレーション,曲げ・ プレスなどの塑性加工,溶接,熱処理など 【3】応用力学関連の新技術開発/実用化研究 新製品開発・実用化を目的に,以下のような応用力学 関連の基礎研究~開発研究~製品化研究を行った. (1)新素材分野:セラミックス製品の材料・構造強 度の評価技術 (2)振動・音響分野:アクテイブ防振・防音,音響 ホログラフィ技術による音源探査,異常診断 (3)情報・制御分野:電磁波探査,レーダーセンシ ング,信号処理,画像処理技術によるトンネル覆工, 道路下空洞,地中埋設物などの探査 (4)CAE 分野:線形/非線形構造解析,CFD など [主な論文] 1. T. HAYAKAWA et al.: Limit Pressure Analysis and Design of Cone-Cylinder Junction, ASME 75-PVP-49, pp. 1-12 (1975) 2. T. HAYAKAWA et al.: Collapse Pressure for the Small End of a Cone-Cylinder Junction Based on Elastic-Plastic Analysis, ASME 3rd Int. Conf. On Pressure Vessel Technology, Part I, pp. 149-156 (1976) 3. T. HAYAKAWA: Design Criteria for Boiler and Pressure Vessels in Japan —New JIS Standard for Pressure Vessels and New Aseismic Design Code, ASME PVP, Vol. 109, pp. 47-58 (1984) 4. 早川悌二: ひずみ硬化を考慮した圧力容器構造の 崩壊強度に関する検討(第 1 報, 厚肉円筒および皿 形鏡による崩壊点の力学的検討), 日本機械学会論 文集,64 巻 622 号,pp. 1673-1679 (2000) 5. 早川悌二: 同上 (第 2 報, 二, 三の圧力容器構造に よる崩壊点の確認と崩壊圧力の実用的決定法の検 討), 日本機械学会論文集, 64 巻 622 号, pp. 16801686 (2000) <岡山県立大学(2000.4~現在)> ハードとしての“もの”を対象として,理論,解析, 実験による構造物の強度設計に関わる研究を実施 (1) マグネシウム合金の射出成形に関する研究 (2) 構造物の解析・強度評価に関する研究 (3) 分子動力学による材料評価に関する研究 共同研究 岡山県産業振興財団/特別電源所在県科学技術振興 事業(2006) 共同研究の希望テーマ 構造物の解析および強度評価関連 社会連携活動 1. 日本高圧力技術協会圧力容器規格委員会委員 (1996~1999) 2. 日本機械学会研究協力部会委員(1990~1995) 3. 日本工業標準調査会一般機械部会圧力容器専門委 員会委員(1970~1993) 学内運営 1. 教務・教養教育専門委員(2002~2005) 2. 就職委員(2001~2002,2005~2006) 3. 教員免許課程設置検討部会会長 (2005~2006) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp/ 44 第1部 尾 崎 公 一 教育研究者総覧 KOICHI OZAKI 設計システム工学講座 助教授 1965 年 6 月生 学歴 岡山大学工学部応用機械工学科(1988 年 3 月) 岡山大学大学院工学研究科機械工学専攻(修)(1990 年 3 月) 学位 博士(工学)(岡山大学 1996 年 9 月) 多孔質材料を充填した流路内の流動及び伝熱特性の数値解析法に関する研究 着任年月・前勤務先 1998 年 6 月・岡山大学工学部機械工学科 Phone: 0866-94-2133 Fax: 0866-94-2133 Email: [email protected] 専門分野 機械工学(材料力学・熱工学) 所属学協会 日本機械学会,日本材料学会,日本金属 学会,軽金属学会,日本鋳造工学会,日本伝熱学会, 日本熱物性学会 現在の研究テーマ マグネシウム合金の成形プロセ スと強度特性,多孔質材料の熱的・機械的特性と応用, 分子動力学法による材料特性の評価 主要担当科目 学 部 材料力学Ⅱ,CAE 演習,機械物理学実験, 機構学,フレッシュマンセミナー,機械数 学演習,工業力学 大学院 シミュレーション解析学,設計システム工 学 研究開発の概要 【1】1988 年より,種々の伝熱現象に関する研究に従 事.研究対象は,強制対流熱伝達,凝縮熱伝達,多孔 質層の熱・物質伝達,固液相変化など多岐にわたる. 1. 尾崎公一,稲葉英男: 比較的大きな球状粒子を充填 した下面加熱・上面冷却を受ける水平粒子層の対流 熱伝達(第 2 報,充填層厚さの影響),日本機械学 会論文集(B 編),62 巻 596 号,pp. 1488-1495(1996) 2. 尾崎公一,稲葉英男: 固体境界壁近傍の影響を考慮 した球状粒子充填層の強制対流熱伝達の数値解析 モデルの提案,日本機械学会論文集(B 編),62 巻 603 号,pp. 3926-3933(1996) 3. 尾崎公一,他 2 名: 球カプセル化潜熱蓄熱材を充填 した小型潜熱蓄熱槽の蓄熱特性に関する数値解析, 日 本 機 械 学 会 論 文 集 ( B 編 ), 63 巻 609 号 , pp. 1762-1769(1997) 4. 稲葉英男,尾崎公一,堀部明彦,下山力生,木田貴 久: 繊維系有機吸着剤の過渡的脱着特性,日本機械 学会論文集(B 編),65 巻 639 号,pp. 3777-3784, (1999) 【2】1998 年以降,固体材料に対しても研究領域を拡 大.現在は,温度(熱)による材料特性の変化とその 応用技術に着目した研究を行っている. 5. K. OZAKI et al.: Effect of Interatomic Potential on Melting Point and Thermal Expansion of a Transition Metal, JSME International Journal, Series A, Vol. 44, No. 2, pp. 199-206 (2001) 6. 尾崎公一,他 4 名: マグネシウム合金の射出成形技 術に関する基礎研究(マグネシウム合金粒子充填層 のかさ密度に与える温度, 見掛け圧力および時間 の影響),日本機械学会論文集(A 編),72 巻 716 号,pp.478-486(2006) 7. 尾崎公一,他 5 名: マグネシウム合金の射出成形技 術に関する基礎研究(第 2 報,マグネシウム合金粒 子充填層の有効熱伝導率),日本機械学会論文集 (A 編),72 巻 717 号,pp.669-675(2006) 8. K. OZAKI et al.: Influence of Slurry Temperature and Gate Velocity on Injection Molding of Magnesium Alloys, Proc. of 9th Int. Conf. on Semi-Solid Processing of Alloys and Composites, pp.468-471, (2006) 外部資金の取得 1. 科学研究費(基盤(C),分担,2001~2002) 2. 科学研究費(若手(B),代表,2003~2004) 3. 経済産業省受託研究(中小企業地域新生コンソーシ アム,分担,2003~2004) 4. 教育研究奨励寄附金(1999,2002~2006) 共同研究 1. マグネシウム合金の摩擦係数測定に関する研究 (2001) 2. 革新的低コスト・生産性・品質向上 Mg 合金製筐体 製造プロセスの研究開発(2003~2004) 共同研究の希望テーマ 1. 固体材料の成形プロセスに関する研究 2. 数値計算を援用した設計技術に関する研究 社会連携活動 1. 御津町地域新エネルギービジョン策定委員会副委 員長(2001) 2. 日本機械学会計算力学部門運営委員(2001~2002) 3. 日本熱物性学会幹事(2001~2002) 4. 井原市地域新エネルギービジョン策定委員会副会 長(2003) 5. 総社広域圏地域新エネルギービジョン策定委員会 委員長(2004) 6. 総社市環境審議会委員(2006) 学内運営 1. 情報システム工学科計算機室運営委員(1999~) 2. 情 報 シ ス テ ム 工 学 科 教 育 プ ロ グ ラ ム 検 討 委 員 (2006) 3. 時間割専門委員(2001~2003) 4. 入試実施専門委員(2006) 受賞 1. 軽金属学会中国四国支部 技術賞(2005.7) 2. 第一回ものづくり日本大賞 優秀賞(2005.8) 3. 岡山リサーチパーク研究・展示発表会 産学官連携 推進賞(2006.1) URL http:// www.cse.oka-pu.ac.jp/ 情報システム工学科 福 田 忠 生 45 TADAO FUKUTA 設計システム工学講座 助手 1977 年 2 月生 学歴 九州工業大学工学部設計生産工学科(1999 年 3 月) 九州工業大学大学院工学研究科機械知能工学専攻(博)(2004 年 3 月) 学位 博士(工学)(九州工業大学 2004 年 3 月) Cu 析出に着目した原子シミュレーション に基づく原子炉圧力容器鋼の経年劣化に関する研究 着任年月・前勤務先 2005 年 9 月・高周波熱錬株式会社技術本部 Phone: 0866-94-2087 Fax: 0866-94-2087 Email: [email protected] 専門分野 機械工学(材料力学・計算力学) 所属学協会 日本機械学会,日本材料学会,日本金属 学会,日本塑性加工学会 現在の研究テーマ マグネシウム合金の成形プロセ スに関する研究,分子動力学法による材料特性の評 価,超急速短時間焼入焼戻鋼の強度評価 主要担当科目 学 部 CAD 演習,機械物理学実験,フレッシュマ ンセミナー,システム創造プロジェクト 研究開発の概要 【1】1999 年より, 分子動力学法を用いた研究に従事. 特に, 原子炉圧力容器鋼の経年劣化を,Cu 析出に着目 し原子レベルから研究を行っている. 1. 福田忠生,赤星保浩他:MD シミュレーションによ るナノ多結晶体の作成と引張試験,九州工業大学研 究報告(工学),第 72 号,pp.1-12 (2000) 2. 福田忠生,赤星保浩他:Cu クラスタリング過程の LMC シミュレーション,九州工業大学研究報告(工 学),第 73 号,pp.1-8 (2001) 3. T. FUKUTA, Y. AKAHOSHI et al. : Influence of Nanoscale Copper Precipitates on Motion of Edge Dislocation Under Shear Strain, The 8th Japanese - German Joint Seminar (2001) 4. 福田忠生,赤星保浩他:LMC による Cu クラスタリ ング過程の定量的評価,日本機械学会論文集 A 編, 第 69 巻,pp.538-544 (2002) 5. T. FUKUTA, Y. AKAHOSHI et al. : Atomic computer simulation of the formation of Cu-precipitate in Fe-Cu Alloy and of the Influence of Cu-Precipitate on Motion of Edge Dislocation Under Shear Strain, 29th MPA-Seminar (2003) 6. 福田忠生,赤星保浩他:せん断ひずみ下における Cu ナノクラスタと刃状転位の相互作用,日本機械学会 論文集 A 編,第 71 巻,pp.420-427 (2005) 【2】2002 年より,超急速短時間加熱を用いた炭素鋼 の強度評価に関する研究を行っている. 7. 福田忠生,黒島義人他:超急速加熱焼戻し鋼の強度 特性,日本機械学会材料力学部門講演会講演論文集 (2003) 8. 福田忠生,黒島義人他:誘導加熱を用いた超急速短 時間焼戻鋼の引張特性" 日本機械学会論文集 A 編,第 72 巻,pp.1088-1094 (2006) 9. 福田忠生,黒島義人他:誘導加熱を用いた超急速短 時間焼入鋼の引張特性" 日本機械学会論文集 A 編,掲載決定 【3】2005 年より,マグネシウム合金充填層の熱的・ 機械的特性に関する研究を行っている. 10. 尾崎公一,福田忠生他 3 名: マグネシウム合金粒子 群のかさ密度と有効熱伝導率に与える粒子形状の影 響,日本機械学会中国四国支部第 44 期総会・講演会 講論,pp. 37-38 (2003) 11. K. OZAKI, T. FUKUTA et al. : Influence of Slurry Temperature and Gate Velocity on Injection Molding of Magnesium Alloys, Solid State Phenomena Vols. 116-117 pp. 468-471 (2006) 外部資金の取得 日本原子力研究所黎明研究 (2003) 共同研究の希望テーマ 1. 固体材料の成形プロセスに関する研究 2. 数値計算を援用した設計技術に関する研究 社会連携活動 育英友の会 奨学生の集い実行委員(2006~) 学内運営 情報システム工学科計算機室運営委員(2005~) 受賞 岡山リサーチパーク研究・展示発表会「産学官連携 推進賞」 (2006.1) URL http://www.cse.oka-pu.ac.jp/