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1章 技術教育支援センターの紹介

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1章 技術教育支援センターの紹介
1.技術教育支援センターの紹介
1.1
技術教育支援センターの概要
川合 政人
(1)基本運営方針
当センターの基本運営方針として、「学校全体の技術教育活動の効率的な支援に貢献・寄与
する」ことをめざし、その具体策として活動指針を定めている。詳細は 1.2 節に記す。
(2)学内における位置づけと組織
当センターは校長直下に組織されており、学内・学外からの依頼への柔軟な対応が行ないや
すい体制となっている。当センターの組織は、企画運営・教育支援・研究支援の 3 グループを
副センター長、センター長が統括する構成となっている。また、当センターでは、特徴的な取
り組みとして、担当責任者制を導入している。なお、昨年度と今年度に採用された 3 名の若手
職員は、それぞれ「企画運営グループ補佐」、「教育支援グループ補佐」、「地域共同テクノセンター
担当補佐」としてセンター業務に取り組んでいる。組織変更についての詳細を 1.3 節に記す。
校長
技術教育支援センター
センター長
副センター長
企画運営グループ
・グループ長
・企画運営担当
・職員研修担当
・財務担当(グループ長が兼務)
・グループ補佐
教育支援グループ
・グループ長
・実習工場担当(グループ長が兼務)
・学科支援担当
・専攻科支援担当
・グループ補佐
研究支援グループ
・グループ長
・共同利用施設担当
・学術情報教育担当(グループ長が兼務)
・地域共同テクノセンター担当
・地域共同テクノセンター担当補佐
(3)運営方法
当センターでは年間計画に基づき学内組織からの支援要望の集約を行い、支援業務の策定し
ている。1.4 節では、運営の流れや支援業務調整方法、そして各グループの会議履歴を記す。
(4)新規採用職員および異動職員について
今年度は 1 名の新規採用者が加わり、1 名が異動することとなった。新規採用者の自己紹介と
異動職員の挨拶を 1.5 節に記す。
1.2
基本運営方針
基本運営方針の策定経緯
技術教育支援センターでは、新組織の活動の拠り所となる目標を掲げ、これを推進すべく基本運
営方針を策定した。本方針では、技術職員の基盤業務である実験・実習・演習科目への技術教育支
援はもとより、新たな取り組みとして、特に共同利用施設と学術情報教育設備の運用管理(ネット
ワーク維持管理等)に技術職員の立場で積極的に係わることを明言している。また、地域共同テク
ノセンターでの地域連携等による学外技術支援要請に応えるべく、その環境整備にも配慮している。
これらの活動を推進するためには、当センター内での人材育成が必要不可欠であり、技術職員の能
力及び資質の向上に関して努力する姿勢を打ち出している。
技術教育支援センター略称
SCEE
(工学)技術
教育
Support Center for Engineering Education
基本運営方針
技術教育支援センターの基本運営方針として、学校全体の技術教育活動の効率的な支援に貢献・寄
与することを目的とする。
指針
① 各学科の実験・実習・演習等の技術教育支援に関する業務
② 共同利用施設(実習工場・創造工房・電子顕微鏡室・X 線室)の技術的支援および運用管理に関
する業務
③ 学内ネットワーク及び教育用電子計算機システム(プログラム演習室・CAD 演習室・基礎情報演
習室・専攻科演習室・図書演習室)の運用に関する業務
④ 地域共同テクノセンター(技術相談室)を窓口とする、地域連携等の学外技術支援要請に関する
業務
⑤ 各技術職員の専門技術系以外にまたがる実験・実習支援への柔軟な移行
⑥ 技術職員の能力及び資質等の向上を図るため、各種研修会への参加、資格取得、各種助成金の申
請など、自己啓発活動に関する業務
⑦ 技術教育支援センター運営業務の確立及び改善
1.3
学内組織とセンター内組織の変更について
(1)学内での技術教育支援センターの位置づけ
技術教育支援センターは校長直下に組織されており、学内・学外からの依頼への柔軟な対応が行
ないやすい体制となっている。
(2)技術教育支援センターの組織の変更
平成 24 年度をもって再雇用職員 2 名が退職し,今年度は 1 名が新たに当センターに加わった。
昨年度の採用職員 2 と合わせ,3 名の若手が加わったのを機に,センター内組織の変更を行った。
変更内容を表 1 と表 2 に示す。表 1 のオレンジ色の箇所が表 2 の黄色の内容に変更となった。また、
今年度の組織図を図 1 に示す。
・若手職員の業務
3 名の若手職員のうち 2 名はそれぞれ、企画運営グループ補佐、教育支援グループ補佐として、
各グループ内の業務の補佐を行っており、残りの 1 名は地域共同テクノセンター担当職員の補佐を
行っている。これは、センター内で特に多忙と判断された業務のフォローに若手職員を充てること
による負荷の分散と、若手職員の集中的な育成を狙いとしたものである。
・安全衛生管理担当の新設
本校において、実験実習環境、特に安全衛生面での改善は重要な課題である。その課題に対して、
特定の学科に所属しない組織である当センターの特徴を生かし、全学的な視野で安全衛生に関する
改善に寄与することを狙いとして、新たに安全衛生管理担当を設けた。
・授業支援に関する担当の一元化
上に記した安全衛生管理担当の新設に伴い、授業支援に関する担当を教育支援担当として 1 名に
集約した。
表1
役職
担当者の職名
【専門分野】
技術長
【機械系】
技術専門職員
副センター長
【電気系】
センター長
企画運営
グループ長
技術専門職員
【電子情報系】
技術専門職員
【機械系】
技術専門職員
グループ員
【機械系】
再雇用職員
【電気系】
教育支援 技術専門職員
グループ長 【機械系】
技術専門職員
【物理系】
技術専門職員
グループ員
【電子情報系】
技術職員
【土木系】
研究支援 技術専門職員
グループ長 【土木系】
技術専門職員
【化学系】
技術専門職員
【機械系】
グループ員
技術職員
【化学系】
再雇用職員
【電気系】
昨年度の組織と役割
センター業務
担当
主な役割
共同利用施設支援(◎チーフ)
ネットワーク 実習 創造 電顕室
管理室 工場 工房 X線室
センター統括
センター総責任者
●
センター長補佐
各グループの指導的立場
●
(兼務)
財務担当
企画運営グループの統括
センター運営経費のマネジメント
●
職員研修担当
技術職員研修のマネジメント
企画運営担当
センター運営の企画・調整
(兼務)
実習工場担当
教育支援グループの統括
実習工場に関するマネジメント
専攻科支援担当
専攻科の授業支援に関するマネジメント
学科支援担当
本科の授業支援に関するマネジメント
(兼務)
学術情報教育担当
研究支援グループの統括
学内ネットワークに関するマネジメント
共同利用施設担当
共同利用施設のマネジメント
地域共同テクノセンター担当
地域連携に関するマネジメント
備考
安全衛生・災害対策委員
・IT担当技術職員
(高専機構情報人材ネットワーク)
・情報セキュリティ推進員
●
◎
◎
●
●
●
◎
安全衛生部会員
◎
●
●
●
表2
役職
担当者の職名
【専門分野】
技術長
【機械系】
技術専門職員
副センター長
【電気系】
センター長
企画運営
グループ長
技術専門職員
【電子情報系】
技術専門職員
【機械系】
技術専門職員
グループ員
【機械系】
技術職員
【電気系】
教育支援 技術専門職員
グループ長 【機械系】
技術専門職員
【物理系】
技術専門職員
グループ員
【電子情報系】
技術職員
【土木系】
研究支援 技術専門職員
グループ長 【土木系】
技術専門職員
【化学系】
技術専門職員
グループ員
【機械系】
技術職員
【化学系】
今年度の組織と役割
センター業務
担当
共同利用施設支援(◎チーフ)
ネットワーク 実習 創造 電顕室
管理室 工場 工房 X線室
主な役割
センター統括
センター総責任者
●
センター長補佐
各グループの指導的立場
●
(兼務)
財務担当
企画運営Gの統括
センター運営経費のマネジメント
●
職員研修担当
技術職員研修のマネジメント
企画運営担当
センター運営の企画・調整
グループ補佐
企画運営Gの補助的な業務
(兼務)
実習工場担当
教育支援Gの統括
実習工場に関するマネジメント
安全衛生管理担当
実験・実習現場での安全衛生巡視
教育支援担当
授業支援に関するマネジメント
グループ補佐
教育支援Gの補助的な業務
(兼務)
学術情報教育担当
研究支援Gの統括
学内ネットワークに関するマネジメント
共同利用施設担当
共同利用施設のマネジメント
地域共同テクノセンター担当
地域連携に関するマネジメント
地域共同テクノセンター補佐
地域連携に関する補助的な業務
安全衛生・災害対策委員
・IT担当技術職員
(高専機構情報人材ネットワーク)
・情報セキュリティ推進員
●
◎
●
◎
安全衛生部会員
●
●
●
◎
◎
●
●
年間業務支援依頼申請
提出 11月(次年度計画)
生産システム工学科(3コース)
物質環境工学科(2コース)
社会基盤工学科(2コース)
安全衛生・災害対策委員
学科主任(教員)
年間業務支援調整回答
IT担当技術職員(高専機構情報人材NW)h21.11.16
企画運営グループ長(企画統括)
鳴海 敏治
情報セキュリティ推進員
担当責任者
氏名・職名
分野
①企画運営担当責任者
川合 政人
機械系
創造工房兼務 技術専門職員
阿部 努
②職員研修担当責任者
実習系
技術専門職員
鳴海 敏治
③財務担当責任者
情報系
技術専門職員
千葉 裕弥
④企画運営G担当補佐
電気系
技術職員
教育支援G長(教育統括)
安全衛生部会員
担当責任者
専攻科・テクノセンター
共同利用施設・学術情報教育C
専攻科長(教員),各施設の長
藤巻
氏名・職名
藤巻 孝之
技術専門職員
寺島 靖仁
技術専門職員
山崎 伸二
技術専門職員
蛯子 翼
技術職員
⑤実習工場担当責任者
⑥教育支援担当責任者
⑦安全衛生管理担当責任者
⑧教育支援G担当補佐
備考
共同利用施設委員会
分野
実習工場
実習系
創造工房
情報系
電子顕微鏡室
一般系
X線室
土木系
施設の運営支援
研究支援G長(研究統括)
岩渕
担当責任者
氏名・職名
松井 春美
⑨共同利用施設担当責任者
技術専門職員
岩渕 祐一
⑩学術情報教育担当責任者
技術専門職員
⑪地域共同テクノセンター担当責任者
石田 豊
(公開講座,出前講座等のマネジメント) 技術専門職員
高田 将一
⑫共同利用施設・地域共同TC担当補佐
技術職員
図1
分野
化学系
学術情報教育センター
委員会
ネットワーク管理室
(図書館)
情報教育演習室
土木系
実習系
化学系
今年度の組織図
地域共同テクノセンター
● 技術教育支援センター担当責任者の役割
技術教育支援センターでは、各グループ長及び各担当責任者の業務内容を具体的に明文化してお
り、個々の責任を重視する方針をとっている。担当責任者は、担当業務に関するスケジュールや人
員配置、予算案を立案し、それにもとづいて他のセンター員とともに業務遂行に取り組む。
例えば、≪⑤教育支援担当責任者≫は各種実験、実習、演習等の支援という「技術教育支援セン
ターが担う業務」の遂行に関する責任者であり、センター内の人員を専門性や時間配分を考慮して
適正な配置計画を立案している。また、≪⑨地域共同テクノセンター担当責任者≫は、地域連携の
一環として技術教育支援センター独自の公開講座の企画立案を行い、他のセンター員とともに公開
講座の準備や実施にあたっている。
このように、技術教育支援センターで担う各業務の担当責任者を明確に定めることで、センター
全体としての運営効率を改善することを目指している。
【グループ長の役割】 (調整統括)
企画・教育・研究グループ長は,該当する担当責任者からの報告を受けて統括的な役割を果たす.
また,定期的に該当する担当責任者とグループ会議を実施して,グループ運営の効率化に努める.
【担当責任者の役割】
各担当責任者は,担当業務または担当施設の管理運営に関する計画を立案し,業務に支障が無い様,
その適正な運営に努め,その責任を果たす.
※ワーキンググループの設置について
センター長の承認により,課題検討,問題解決のため,センター員は必要に応じてグループ横断的な
ワーキンググループを設置することができる.(定期的に進捗状況を公開する)
<企画運営グループ>
①企画運営担当責任者
1.校長裁量経費,科学研究費等の助成金および紀要応募などの研究啓発活動.
2.グループ長会議およびグループ間の定期会議等の調整運営.
3.センターホームページの作成および更新.
4.センター活動内容報告書の作成.(年次報告書)
5.その他,センターに関わる総務的な役割を果たす.
※以上,センターの企画運営におけるマネジメント.→報告書の提出.
②職員研修担当責任者
1.職員出張および学外研修について,年間計画と人選をセンター長に提言する.
2.専門分野に限定されることなく,学内技術職員研修または企業見学の企画立案を行う.
3.学内技術職員研修実施は,定期的(年1~2回程度)または,必要があれば随時行う.
実施時期等も考慮にいれ効率良く実施する.
※以上,職員研修の企画におけるマネジメント.→報告書の提出.
③財務担当責任者
1.技術教育支援センター運営経費の管理(概算要求,企画,予算の執行計画).
概算要求について,各グループからの要望を集約し作成する.
2.各グループから提出される物品請求伝票等の処理およびセンター財務管理,決算.
※以上,センターの財務管理におけるマネジメント.→報告書の提出.
④企画運営グループ担当補佐
1.企画運営グループの①~③の担当責任者の要請により,これを補佐する.
※以上,企画運営グループ全体の業務を必要に応じて補佐する.
<教育支援グループ>
⑤実習工場担当責任者
1.工作実習の指導(本科・専攻科),創造演習支援,卒業研究製作依頼,教員研究製作依頼,
学外技術支援,学外受託試験の協力,行事等の技術支援(1日体験学習会,高専祭,学校見学会,
財団フェステバルなど),安全講習会の企画実施.
2.各種工作機械の保守管理.
3.実習工場運営経費の管理.(中央経費の申請を含む)
4.工場利用依頼申請の窓口.(利用申請・利用記録の集計)
※以上,実習工場業務全般におけるマネジメント.→報告書の提出.
⑥教育支援担当責任者
1.工学実験の指導,設計製図CAD支援,演習の支援,卒業研究支援,実験装置の製作依頼,
学外技術支援,学外受託試験の協力,行事等の技術支援(1日体験学習会,高専祭,学校見学会,
財団フェステバルなど).
2.各種機器・実験装置の運用,保守管理.
3.技術職員の業務支援派遣先について調整し,技術職員支援一覧(時間割)および週間予定表
(センター内掲示)を作成する〔スケジュール管理〕.
※以上,各学科業務支援全般におけるマネジメント.→報告書の提出.
⑦安全衛生管理担当責任者
1.工学実験・工作実習等において,学生作業中の危険行為や危険箇所の指摘を行い,現場担当へ
助言し,作業方法や作業環境の改善を求めるため,安全衛生巡視を定期的に行う.
2.結果を月1回以上,グループ長会議で報告し,改善策を検討する.(緊急度に応じ随時報告する)
3.⑥教育支援担当責任者に協力し,円滑な学科(本科・専攻科)支援業務の遂行に補助する.
※以上,安全衛生巡視におけるマネジメント.→報告書の提出.
⑧教育支援グループ担当補佐
1.教育支援グループの⑤~⑦の担当責任者の要請により,これを補佐する.
※以上,教育支援グループ全体の業務を必要に応じて補佐する.
<研究支援グループ>
⑨共同利用施設担当責任者
1.共同教育設備の効率的な運用管理(創造工房,電子顕微鏡室,X線室).実習工場は⑤担当に任意.
2.共同利用施設利用申請の窓口.(利用申請・利用記録の集計)
※以上,共同利用施設業務全般におけるマネジメント.→報告書の提出.
⑩学術情報教育担当責任者
1.教育用電子計算機システムの運用管理.
(NW管理室,プログラム演習室,CAD演習室,基礎情報演習室,専攻科演習室,図書演習室).
2.学内ネットワークの運用管理.(ユーザー登録業務,サーバー管理等)
※以上,学術情報教育業務全般におけるマネジメント.→報告書の提出.
⑪地域共同テクノセンター担当責任者
1.地域連携等の要請に応えるべく専門の部署を設置.(テクノ技術相談室を窓口とする連携),
グループの枠組みにとらわれない柔軟な発想でこれに対処する.(グループ横断的な対応)
2.学外への技術協力(テクノセンター)および学外受託試験依頼件数の把握.(依頼申請の集計)
3.地域共同テクノセンター内の共同設備の運用管理.
4.教員による公開講座の支援依頼件数の把握.(依頼申請の集計).技術職員支援などの調整.
5.センター独自の公開講座の企画立案を行い,センター職員の技術を利用してこれを実施する.
6.エネルギーラボなどの出前講座の支援依頼件数の把握.(依頼申請の集計)
※以上,地域共同テクノセンター業務全般および出前講座におけるマネジメント.→報告書の提出.
⑫共同利用施設・地域共同TC担当補佐
1.研究支援グループの⑩,⑪の担当責任者の要請により,これを補佐する.
※以上,研究支援グループ全体の業務を必要に応じて補佐する.
1.4
運営方法
(1)運営の流れ
平成 25 年度 4 月からの新学科カリキュラムの導入に伴い、例年に比べて支援要望のとりまとめ
の時期が遅くなっている。
実施時期
H25年
9月中旬
運営事項
h25年度第1回技術教育支援センター運営委員会の開催
(h24~h25年センター活動の経過報告)
11月上旬 h26年度技術職員支援要望書 → 送信
11月下旬 技術職員支援要望書の回答〆切 ← 受信
※(来年度の新学科カリキュラム,現行カリキュラムの混成作業による
時間割作成の遅れにより,h26年度技術職員支援一覧(暫定版)の
作成をh26年3月に延期)
12月中旬 h25年度年次活動報告書の作成 ~ 開始
H26年
3月中旬
教務より,平成26年度前期授業時間割(1次案)の受信
h26年度技術職員支援一覧(暫定版)の1次案作成
→ 技術教育支援センター内での調整継続
3月12日
北海道内4高専技術職員SD研修会当番校運営
4月上旬
h26年度技術職員支援一覧の確定 → 送信
共同利用施設等年次運営管理に関する規程 → 送信
H26年度
H26年
予定
4月上旬
h26年度計画の策定提出(SCEE内部資料)
4月下旬
h26年度年次活動報告書の刊行 → CD配布
9月下旬
h26年度第1回技術教育支援センター運営委員会の開催
(2)支援業務の調整方法
技術教育支援センターとして次年度の支援要望を一括して集約した後、技術教育支援センター内
部で調整を行ない前後期(年間)の支援時間割を決定している。これによって、各技術職員の担当
業務の配分及び支援内容を明確にすることで円滑な支援体制を目指している。
≪例 授業支援の場合≫教育支援グループの⑤学科支援担当が、各学科長から提出される授業支
援内容と次年度の授業時間割をもとに、技術職員の支援スケジュール案を作成する。その後、教育
支援グループ長、副センター長、センター長の確認を経て、正式な次年度授業支援計画としてセン
ター長が各学科長に回答している。
【詳細】→「2章
教育研究支援」
(3)会議実施記録
技術教育支援センターでは、定期的なグループ会議や必要に応じた会議を実施している。
表 1 に各会議について年間の開催数と、主な議事を示す。
表 1 会議履歴
会議名
開催数
主な議事
センターG 長会議
3
・平成 25 年度 SCEE 各グループ年度計画
・教育支援グループ安全衛生担当業務と巡視について
・新規公開講座について
・新規職員採用について
企画運営 G 会議
8
・グループ長会議報告
・技術教育支援センター研修について
・年次報告書について
・北海道内 SD 研修会の検討
・各担当者報告、検討事項
教育支援 G 会議
5
・平成 25 年度の技術職員派遣要求に対する検討課題
・年次報告書の内容についての確認・打合せ
研究支援 G 会議
8
・各担当者報告
・技術教育支援センター研修について
編集委員会
2
・年次報告書編集方針決定、内容確認
1.5
新採用職員・異動職員の紹介
新規採用職員
【電気系】 千葉
裕弥
新しく函館高専技術教育支援センターの技術職員として採用されました
千葉と申します。私は昨年度,函館高専の電気電子工学科を卒業し、今年
度から函館高専技術教育支援センターでお世話になっております。今年度
は、実験等では電気電子工学科の実験や低学年のプログラミングなど中心
に支援させていただいておりました。
この 1 年は自分の苦労した点などを思い出しながら実験を行う際に何を考えて実験を行うと理解
しやすいかなど,実験のポイントをどのように学生に伝えれば良いか考えながら実験等を支援させ
ていただきました。しかし,うまく伝わらない場合や納得しきれていない様な様子、実験中の疑問
などまだうまく伝えることができていないと感じました。
来年度は、他のセンターの方や先生方を見習いながら学生によりわかりやすく伝えることができ
るように、自分自身の知識や経験を増やしていくことが必要だと考えております。また,ほかにも
センター員としての業務やネットワークに係る業務などの作業も早く覚え、動けるようになってい
ければと思います。
異動職員
【機械系】 川合
政人
平成 26 年 3 月をもって技術教育支援センターを去ることになりました。平
成 7 年から 5 年間は学生として本校で過ごし、平成 14 年から現在に至る 11
年間は技術職員として働かせて頂きました。延べ 16 年間、人生の半分近くを
函館高専に関わって過ごしてきたことになります。私が函館高専に関わるき
っかけとなったのは、中学校時代の進路指導でした。これだけ長らく高専の
お世話になっているということは、おそらく、適切な指導をして頂いたのだ
と思います。そこでふと、自分は今まで接してきた学生の皆さんに対して、技術職員として適切な
指導をしてきただろうか、と自問してみました。当初は卒業時点での知識・技術に毛が生えた程度
の状態でした。その状態から、技術支援に関わらせて頂く中で失敗を重ねながら少しずつ経験を積
んできました。また、職場の方々のご理解を頂き、社会人学生として学位を取得する機会に恵まれ
ました。さらに、ある教員の熱心なご指導により科研費(奨励研究)の申請に取り組むきっかけを
つかみ、論理的で読み手に伝わる文章の作成方法を鍛えることができました。また、採択時に体験
した、1 年間という限られた期間内に一定の研究成果を出すという経験は、計画的でありながら臨
機応変に業務を遂行するための良い訓練となりました。これらの経験を学生の皆さんへの指導に生
かせていたと思いたいところです。最後に、在職期間中お世話になった全ての皆様に厚く御礼申し
上げます。
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