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教育講演(pdf) - 千葉撮影技術研究会
本日のスケジュール 第48 第48 回千葉撮影技術研究会・ 回千葉撮影技術研究会・MISG医療情報研究会 MISG医療情報研究会 合同研究会 合同研究会 放射線部門における 放射線部門における病院情報システム 病院情報システム構築 構築のポイント のポイント 1. 横河電機のご紹介 2. 放射線部門におけるシステム化の概念 3. 医療分野のシステム化における行政の流れ 4. HIS HIS/ /RIS RIS/ /PACS PACSの の概念と 概念とIHE IHE 5. システム構築のポイント 2006年1月 横河電機株式会社 医療ソリューション本 部 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 1 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 2 横河電機のご紹介 商号 創 業 資本金 企業理念 :横河電機株式会社 :大正4年( 1915年)9 月1日 :323億 600万 円 OPEN SYSTEM SOLUTIONS :YOKOGAWAは 計測と制 御と情報 をテーマにより豊か な人間社会 の実現に 貢献する DICOM & HL7 横河電機の 特長 1 横河電機の ご紹介 1 .放射線部門システム専 門のシステムインテグレーターで す。 n 200病院以上の稼動実績(国立大学 43病 院のうち 、22病院に 納入) n キー製品を自社開発(輸入品ではありません ) 2 .中立な 立場で病 院(現 場)主導 のシステム構築 を実現します。 n 医療機器(モダリティ) やハードウェアに依 存しない システムの 構築 n 個々のユーザー環境を調 査し、個 々の運用に 最適なシステムを設 計 3 .実運用 にあわせたシステムを構 築します 。 n 独自通信機構 を開発し、 高速アクセスを実現 n DICOMの採用による データの 継承 n 業界標準インターフェイスの採用 による他システムと の接続 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 3 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 システム受注・納入実績(関東地方) システム受注・納入実績 (関東地方) ■東京都 ■群馬県 赤坂見附前田病院 ●● 館林厚生病院 ●● 永生病院 ●●● 江戸川区医師会医療検査 センター ●● 慶應義塾大学病院 ● 国立がんセンター 中央病院 ● サン虎の門クリニック ● 昭和大学病院 ● 新宿三井ビルクリニック ● 聖路加国際病院 ●●● セントラル 病院 ●● 多摩川総合病院 ● 東京女子医科大学病院 ●●●● 東京都立駒込病院 ●●● 西台クリニック ● ■神奈川県 三越総合健診センター ● 川崎幸病院 ● 織本病院 ● 関東労災病院 ●●● 社会保険新宿検診 センター ● 横浜栄共済病院 ●● 癌研究会附属病院 ● 国際親善総合病院 ● 大和会 東大和病院 ● 聖マリアンナ医科大学病院 ●●● 昭和大学藤 が丘病院 ● 昭和大学横浜市北部病院 ●●● 【凡例】 日本鋼管病院 ●● ●:画像 横浜市立脳血管医療センター ●●● ●:REPORT 北里大学病院 ● ●:RIS 北里大学東病院 ●● ●:治療 相模原協同病院 ●● ●:ドック/健診 石心会川崎幸クリニック ● ●:HIS 川崎市北部病院 ● 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 4 大学附属病院における受注・納入実績 大学附属病院における受注・納入 実績 ■栃木県 栃木県立がんセンター ●●● 栃木県保健衛生事業団 ●● 大学附属病院の約 半 数で、 PACS、 RISを中 心と し たシステムの稼動実績を 有します 。 画像 Report RIS 画像 Report 1 旭川医科大学附属病院 ● ● ● 16 和歌山県立医科大学附属病院 ● ● 2 弘前大学医学部附属病院 ● ● ● 17 神戸大学医学部附属病院 ● ● 3 秋田大学医学部附属病院 No ■茨城県 茨城県立こども病院 ● 土浦協同病院 ● 茨城西南医療センター病院 ● ■埼玉県 埼玉医科大学附属病院 ● 埼玉医科大学総合医療センター ● さいたま赤十字病院 ●●● ■千葉県 順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院 ●●● 千葉労災病院 ● 千葉県立佐原病院 ●●● 千葉市立青葉病院 ●● 東京歯科大学市川総合病院 ●● 君津中央病院 ●●● 松戸市立病院 ●●● 小金原病院 ● 5 病 院 名 治療 No 病 院 名 ● 18 島根大学医学部附属病院 ● ● 4 新潟大学医学部附属病院 ● 19 鳥取大学医学部附属病院 ● ● 5 埼玉医科大学附属病院 ● 20 岡山大学医学部附属病院 ● ● 6 群馬大学医学部附属病院 ● 21 広島大学医学部附属病院 ● ● 7 東京女子医科大学病院 ● 22 山口大学医学部附属病院 ● ● 23 香川大学医学部附属病院 ● ● ● ● ● 8 昭和大学病院 ● 9 聖 マリアンナ医科大学病院 ● ● ● ● 11 岐阜大学医学部附属病院 ● ● ● 12 金沢大学医学部附属病院 ● ● ● 13 福井大学医学部附属病院 ● ● ● 10 信州大学医学部附属病院 14 奈良県立医科大学附属病院 ● 15 大阪医科大学附属病院 ● 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 ● ● 24 高知大学医学部附属病院 ● ● 25 佐賀大学医学部附属病院 ● ● ● 26 九州大学医学部附属病院 27 産業医科大学病院 ● ● 28 宮崎大学医学部附属病院 ● ● 29 熊本大学医学部附属病院 ● ● 30 琉球大学医学部附属病院 ● ● ● RIS 治療 ● ● ● ● ● ● ● ● 6 1 システム化の概念 システム化 の概念 (現状のイメージ) 診療科 放射線科 診療科 検査 報告 2 放射線部門 における システム化の 概念 検査 依頼 検査 報告 会計 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 7 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 8 システム化の概念 システム化 の概念 (システム化のイメージ) 診療科 読影レポート 画像 放射線科 システム化の概念 システム化 の概念 診察室 ナースステーション 救急 診療科 画像サーバ KBD/MNTR RM Swtcih T P T P T P 検査オーダー ・CT ・頭部 .. 検査オーダー ・CT ・頭部 .. 画像読影端末 検査結果 ・フィルム ・造影剤 読影レポート 放射線科 会計 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 9 リハビリセンター 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 手術室 10 システム化のメリット システム 化のメリット 運 用・管理業務の向 上 n n n n n n 医 療の質の 向上 フィルム現 像コストの 削減 フィルム保 管 業 務の削 減 技師の 負担軽減 (RIS) 患者間違い の削 減(ワ ー ク リ ス ト) 正確な 照射録及 びデ ー タの 管理 (RIS) 放射線部門情報 の電子管理 に よ る正 確 なコ ス ト・ 経費 の把握 n n n n n n n n 医師間 に よ る画 像の共有化 (院内および 他 施 設) n 他病院 、診療所 との連 携 推 進 n 電子カルテシステム、 所見 システム 、症例 データベースシステムと のリ ンク 病院経営の 効率化へ貢 献 3 医療分野の システム化 における 行 政の 流れ 過去画像の 容易 な参照 他検査画像 との 容易な 比較 類似症例の 画像 のデータベース 化 インフォームドコンセント 患者間違い の軽 減 患者にやさしい 医療へ の転 換 患者待 ち時 間の 短縮 データの共通利用 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 11 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 12 2 行政の流れ 行政 の流れ IT新 改 革 戦 略(案) 国家戦略 厚生労働省 1999 2001 2001年1月 e-J a p a n戦 略 2001年3月 e-Japan重点計画 2002年6月 e-Japan重点計画-2002 電子署名法 2004 診 療 録 等の 電子媒体のよる 保存 について 2001年12月 保 健 医 療 分 野の 情報化 に向 けて の グランドデザイン (2001年施行) 2002 2003 1999年4月 医 科・歯科 ・調剤レセプト の完全オンライン 化に よ る事務経費の削減 と予防医療への 活用 n 2006年度よ りオンライン 化を開 始、 遅くとも2011 年度当初 から原 則として 全て のレセプト をオンライン化 する n レセプトの オンライン 化を 促進 するための 奨 励 策を2006 年度 ま で に導入 し、 紙または 電子媒体で の提 出・ 受 領に対 する 抑 制 策(診 療 報 酬 点 数の 支払い 期日 の伸延等 )を2011 年度当初までに 順次導入す る 2002年3月 診 療 録 等の 保存 を行う 場所 について 2004年2月 医 療・ 介護関係事業者 における 個人情報 の 適切 な取 扱い の た め のガ イ ド ラ イ ン 2005年3月 厚生労働省 の所 管する 法令 の規 定に 基づ く 民間事業者等 が行う 書面 の保存等 にお け る情 報 通 信の 技術の 利用 に関 する 省令 2005年3月 医 療 情 報シ ス テ ムの安 全 管 理に 関す る ガイドライン 2005年5月 標準的電子 カ ル テ推 進 委 員 会 最終報告 2005年10月 医療構造改革試案 2003年7月 e-J a p a n戦 略Ⅱ 2003年8月 e-Japan重点計画ー2003 2004年2月 e-J a p a n戦 略Ⅱ 加速化パッケージ 2004年6月 e-Japan重点計画-2004 2005 2005年2月 IT 政策パッケージー2005 個人情報 保護法 (2005年施行) e-文書法 IT 新 改 革 戦 略 -IT に よ る日 本の改 革 -(案 ) パブリックコメント募集 2005年12月 (2005年施行) (2006年1月6日期限) 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 2 .本 指 針の 読み 方 3 .本ガ イ ド ラ イ ンの 対象シ ス テ ムおよび 対象情報 4 .電子情報 を扱 う医療機関 における 責任 のあり 方 5 .情報 の相互利用性 と標 準 化に つ い て 5.1 標準的な用語集やコードセットの利用 5.2 国際的な標準規格への準拠 6. 情 報システム の基本的 な安全管理 6.1 方針の制定と公表 6.2 情報の取り扱いの把握とリスク分析 6.2.1 取り扱い情報の把握 6.2.2 リスク分析 6.3 組織的安全管理対策(体制、運用管理規定) 6.4 物理的安全対策 6.5 技術的安全対策 6.6 人的安全対策 6.7 情報の破棄 6.8 情報システムの改造と保守 6.9 外部と診療情報を交換する場合の安全管理 7. 電子保存 の要 求 事 項について 7.1 真正性の確保について 7.2 見読性の確保について 7.3 保存性の確保について 7.4 法令で定められた記名・推印を電子署名で 行うことについて n 統合系医療情報 システム( オーダリングシステム、 統合的電子 カ ル テ等 )を200 床 以 上の医 療 機 関のほとんど に導入 する (400床以上 :2008年 度まで 、400床未満 :2010年 度ま で) n システムベンダーは標準的 なデ ー タ フ ォ ー マ ッ トおよび データ 交換規約 の医療情報 システム への 標準搭載を 2006年度よ り開 始す る n HPKI( Healthcare Publi c Key Infrastructure:保 健 医 療 福 祉 分 野の公開鍵基盤 )、 安全で 安心 なネ ッ ト ワ ーク基盤等 を2008年 度までに整 備す る n 医療・ 健康 ・介 護・福 祉 分 野 全 般にわたる IT政策 を統 括す る体 制を2005 年度までに 整備 する n 分野横断的 な情 報 化 方 針、 具 体 的な アクションプラン等 を示す 情 報 化の グランドデザインを2006 年度 ま で に 策定す る 13 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 14 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 8. 診療録および 診 療 諸 記 録を外 部に 保存 する 際の基 準 8.1 電子媒体による外部保存をネットワークを通じて行う場合 8.1.1 電子保存の3基準の遵守 8.1.2 外部保存を受託する施設の限定 8.1.3 個人情報の保護 8.1.4 責任の明確化 8.2 電子媒体による外部保存を可搬型媒体を用いて行う場合 8.2.1 電子保存の3基準の遵守 8.2.2 個人情報の保護 8.2.3 責任の明確化 8.3 紙媒体のままで外部保存を行う場合 8.3.1 利用性の確保 8.3.2 個人情報の保護 8.3.3 責任の明確化 8.4 外部保存全般の留意事項について 8.4.1 運用管理規定 8.4.2 外部保存契約終了時の処理について 8.4.3 保存義務のない診療録等の外部保存について 9. 診 療 諸 記 録を スキャナ 等に よ り電子化 して 保存す る 場 合に つ い て 9.1 共通の要件 9.2 診療等の都度スキャナ等で電子化して保存する場合 9.3 過去に蓄積された紙媒体等をスキャナ等で 電子化保存する場合 9.4(補足)運用の利便性のためにスキャナ等で電子化を おこなうが、紙等の媒体もそのまま保存をおこなう場合 10. 運 用 管 理について 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 医療情報化 インフラ の整備 情報化推進体制の整 備と情報化グランドデザインの 策定 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 1 .はじめに I Tによる 医療の構造改革 − レセプト完全オンライン化、生 涯を通じ た自ら の健康管理 − 15 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 4.電子情報を 扱う医療機関における責任のあり方 n 医療に 関わるすべての 行為 は医 療 法 等で医療機関等 の管 理 責 任 者の 責任 で行 うことが求 められており、情 報 の 取 扱い も同 等 n 媒体に 関わらず 情報の 取扱 いは 医療機関等 の自 己 責 任 で行う必要がある n 自己責任は 、「 説 明 責 任」 、「 管理責任」 、「 結果責任 」 を果たすこと 5.情報の相互利用性と標準化について n 標準的 な用語集 やコードセット の利 用 標準的用語 コ ー ド集の 利用 を強 く 推 奨 される 例)病 名 :ICD10 対応電子 カルテ 用 標 準 病 名マスタ 医薬品名 :標 準 医 薬 品マスタ 臨床検査 :JAHIS臨 床 検 査データ交 換 規 約 n 国際的 な標 準 規 格への 準拠 国際的 な標 準や 規格の 中で 、我 が国 の医療 に適 合す る も の に つ い て は、 情報 の相 互 利 用 性の 観点 から直 接こ れらの 規格 や標 準を採 用するか 、少 なくともこれらの規 格や標 準に 適合 した 情報形式に 容易 に変換可能 な状 態にしておくことが強 く 推 奨 される 例)DICOM 、HL7 等 の規 格 及びこれらの 規格の 標 準 的な 運用方法を 定め た IHE(Integrating theHealthcare Enterprise) 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 16 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 6.情報システムの基本的な安全管理(最低限のガイドライン) 7.電子保存の 要求事項について(最低限のガイドライン) n 組織的安全管理対策 n 真正性の 確保について l l l システム運用責任者の 設置 お よ び担当者の 限定 情報シ ス テ ムへ のアクセス 制限 、記 録、点検等 を定め たア ク セ ス管理規定 の作 成 記録媒体の 管理方法、 リ ス クに 対す る予防 、発 生時の 対応方法 (運用管理規定 ) n 物理的安全対策 l l l l 個人情報が 保管 されている 機器 の設置場所 およ び記録媒体 の保存場所 の施 錠 個人情報を 物 理 的に保 存を 行っ て い る区画 への 入退管理 重要な 機器 への 盗難防止チ ェ ー ンの 設置 離席時 の窃視防止対策 n 人的安全対策 l l l l 従業員 に対 する 人的安全管理措置: 医療従事者 以外の 従 業 員の 守秘義務、 教育訓練 、退 職 後の 守秘義務 事務取扱委託業者の監督及 び守秘義務契約 :包 括的な 守秘契約 廃棄の 手順 (廃 棄の条 件、 廃棄 を行 うことので きる従業員 の特 定、破 棄の 方法 )などの明確化 利用者 の識 別および認 証 アクセス権 限の 管理 アクセスの 記録 (アクセスログ ) 不正ソ フ ト ウ ェ ア対策 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 ルール の遵 守 l l l l l 医療機関の 適切 な管理 の下 に よ る保守作業 の実 施 n 技術的安全対策 l l l l l n 見読性の 確保について n 情報システムの改 造と保 守 l l l l l n 情報の破 棄 l 作成者 の識 別および認 証 記録の 確定手順 の確立 と作成責任者 の識別情報 の記録 更新履歴の 保存 代行操作の 承認機能 1つの 診療記録 を複数 の医療従事者 が共同 して 作成す る場 合の 管理 機器・ ソフトウェアの 品質管理 情報の 所在管理 見読化手段 の管 理 見読目的に 応じ た応答時間 とスループット システム障 害 対 策としての 冗 長 性の 確保 システム障 害 対 策としての バックアップデータ の保存 17 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 n 保存性の 確保について l l l l ウィルスや 不 適 切なソ フ ト ウ ェ ア等 による 情報 の破壊 お よ び混同等の 防止 不適切 な保 管・ 取り扱 いによる 情報 の滅失 、破 壊の防 止 記録媒体、 設備 の劣化 に よ る読 み取 り不能 また は不 完 全な 読み 取りの 防止 媒体・ 機器 ・ソフトウェア の整合性不備による 復元不能の 防止 n 法令で定 められた 記名・ 押印を 電子署名 で行うことについて l l l 認定特定認証事業者等 の発 行す る電 子 証 明 書を 用いて 電子署名 を施すこと 電子署名を 含む 文書全体に タイムスタンプ を付 与すること 上記タイムスタンプを 付与 する 時点 で有効 な電 子証明書を 用いること 18 3 標準的電子カルテ推進委員会 最終報告/ 最終報告/医療構造改革試案 医療構造改革試案 標準的電子カルテ推進委員会 最終報告 n 標準的電子カルテシステムが備えるべき機能等 標準的 な電 子カ ル テ シ ス テ ムの 目的 や目標 の明確化 、電 子カ ル テ シ ス テ ムが 備えるべき 共通 の機 能と構 成、 これ らの機 能を 満た す た め のシ ス テ ム要 件、優 れた マン ・マ シ ン イ ン タ ー フ ェ イ スのモデル 化、 システム上 の共 通の 機能に 対応 する ソフトウエア部 品の 標準化 の あ り方 、医療安全確保 の視 点からの電 子カルテシステムの 機能 、共 通の機 能の 実装 に当た っ て の安 全で 適切な システム 運用指針の 整備 と利 用 n 標準的電子カルテシステムを普及 させるために必 要な基盤整備 4 HIS/RIS/PACSの概念 と IHE 医療用語・ コ ー ドの標 準マ ス タ ーの 普及と 改善 、異 なる システム間 での 互換性確保 や新 旧シ ス テ ム間で の円 滑な データ 移行 、 標 準 化を 推進 するための インセンティブ について n 標 準 的 電 子カルテシステム 導入による効果 や影響等 の評価 について n 電子カルテシステムの適 切な普及 のための 方策 医療費 の伸 びの 抑制 医療構造改革試案 医 療 保 険 制 度 体 系の見 直し n 保険運営効率化の 取組の 一つとしてのIT を活用 した医療保険事務 の効率化 l l l 医療保険事務全体の効率化 を図 る た め、保険医療機関等 、審査支払機関 、保険者という レセプト の流れ が、 オンライン を含 め一貫 して ペーパーレスで 行われる 仕組 みづくりを 目指 す このため、 審査支払機関か ら保険者 への提 供も 電 子 的な 手法で で き る よ う に す る な ど必 要な 取組 を早急 に 実施す る いまだ 2割程度 にとど ま っ てい る病 院における 電 子 的 手 法に よ るレ セ プ ト提 出の大 幅な 拡大 を図 るため 、 病院については 、電 子 的 手 法による レセプト提 出を 標準 であるものとす る 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 19 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 HIS/ HIS /RIS RIS/ /PACS PACSの概念 の概念 20 HIS/RIS/PACSのデータの流れ HIS 検査実施 病院情報システム HIS(H ospital Infomeation 薬剤部門 システム 電子カルテ システム 検査部門 システム 撮影オ ー ダ ー S ystem) 検査予約 医事会計 システム オーダーリング システム オーダー確認 患者受付 受付 看護部門 システム HL7 照射録 検査台帳 統計 WEB レポート 画像 Findings RIS 検査実施結果 検査所見 検査画像 検査室 検査情報 放射線業務システム RIS(Radiology I nformation System) 検査実施 医事会計 システム オーダー確認 検査実施 検査情報 検査実施 画像管理システム 技師室 DICOM PACS PACS(Picture Archiving and Communication System ) 撮影画像 KBD/MNTR RMSwitch 検査 放射線部門システム T P T P 検査装置 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 21 ① 撮影依頼 ④ 会計実施 ⑤ 患者移動 ⑥ 患者情報変更 HL7 RIS 放射線業務システム 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 Health Level Seven n HL7という 非営利団体(本部アメリカ、 世界15カ国 に支部) が規定する 医療情報 の電子デ ー タ 交換規約。 1987年Ver.1.0、 2000年 Ver.2.4、 2003年 V er.2.5 発行。 ② 検査受付 放射線科に て患 者の受 付を 実 施 時 に、RISか らHIS へ通 知される。 n 患者個人情報 や検査情報 などの臨 床データだけではなく、入退院 、転科、 会計情報なども規定 されており、 病院業務のほとんどをカバーす る。H L 7は異な る部門システム間の 接続手法を 提 供できる。 ④ 会計実施 HISにて 会 計 実 施 後、HISよりR I S へ通知 さ れ る。 ③ 撮影実施 22 HL7& HL7 &DICOM DICOM規格について 規格について ① 撮影依頼 HISにて 入力 さ れ た撮影依頼 オ ー ダ が、HIS よりRIS へ通 知される。 ③ 撮影実施 撮影実施後 、そ の撮影実施情報 が 、RISから HISへ 通知 さ れ る。 ② 検査受付 画像読影端末 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 HISと HIS とRIS RISと との連携例 HIS 病院情報システム T P 画像サーバ DICOM Digital Imaging and Communications in Medicine n ACR(アメリカ放射線学会)とNEMA(アメリカ電子機器工業会) が規定する 医用画像機器の ためのネットワーク規格 。 ⑤ 患者移動 患者の 移動 (転 棟、転 床な ど) が 発生時 に、 HISか らRISへ 通知さ れ る。 n 1985 年ACR-NEMA Ver.1、 1988年ACR- NEMA Ver.2、 1992年 DICOM Ver.3 n メーカを問わ ず、ディジタル画像情報の交換 を行うことができる 。HIS やRISとの インターフェ イスも考慮されている。 ⑥ 患者情報変更 患者の 属性情報 が変 更 時に 、HIS か らRISへ通 知される . 23 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 24 4 これからの病院情報システム 従来のイメージ IHEーー Jについて IHE IHEーJと は… 今後のシステム n n Internet 診療医 電子カルテ ユーザ n n 薬剤 部 門シ ス テ ム etc 医事会計 看護支援 システム 給 食シ ス テ ム HIS 放射線部門 システム 検査 部 門シ ス テ ム 薬剤部門 システム 1社集中型システム構 築 看護支援 システム 各社の システム がIHEの 仕様 に基 づいて 実装 されているかどうかを確 認す る場 所定の テ ス ト項 目を合 格し た場 合は 、IHE-J コネクタソン合 格とする HL7 アーカイバ オーダリング 放射線部門 システム DICOM n n 院内 Work Flow Manager 日本に お け る医療連携 のための 情報統合化 プロジェクト 医療情報 の 円滑 な連 携を 可能 と す る た め に、 HL7 お よ びDICOM をベ ー スとする 規格 の使 い方 を提 案 する ガ イドライン 実際に 日本 の約70% の医 療 機 関にて 必要 と思 わ れ る連携 を想 定し 、逆定義をしている 。 放射線分野 から 先行し 、内視鏡 、病 理、循環器分野 も策定中 IHE-J コネクタソン Connect + Marathonの略 … システム接続試験会 認証局 電子カルテ HL7 IHE:Integrating the Healthcare Enterprise - Japan 給食 システム 検査部門 システム 医事会計 システム マルチベンダー型オープンシステム構築 通常運用のワークフロー 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 25 IHE-Jホームページから引用 http://www.ihe-j.org/index.html 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 26 IHEーー Jについて IHE について ∼ ∼ コネクタソン ∼ 5 システム構 築における ポイント IHE-Jホームページから引用 http://www.ihe-j.org/index.html 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 27 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 システム検討の流れ ∼ メーカ決定まで ∼ ① 意思決定機構の 創設 n 病院意思決定機構 の明 確 化(システム検討部会等 ) ② システム 全体構想策定 n システム コンセプト(目 的/基本方針/目 標)の 明確化 システムの検討ポイント ① ① システム 基本方針の確認 l 病院全体の 意見集約、 基本 コ ン セ プ トの明確化 l 放射線部門 システムは 、病 院 情 報システム (HIS )の 一 部 門システム で あ り、 放射線部門 システム の充実 が HISの充 実につながることを 認識 すること。 l 病院情報シ ス テ ムの基 本 方 針を 踏襲 すること。 (採 用 規 格、コード など ) l システムは 道具 の一つ で あ り、 最も 大切な こ と は人 と人 とのコミュニケーション。 l 病院ス タ ッ フへ の動 機 付け l 最終ゴール (全体構想 /全 体シ ス テ ム構成 )の 設定 l 最終ゴール への 優先順位または フェーズプラン の検 討 l 優先順位または フェーズプラン に沿 った予 算の 確保 ③ システム 基本仕様策定 メーカ選定 ② 撮影装置 との連 携 n システム 化を行う 業務の 洗い出し :システム化へ の優先順位 l 現状業務の 分析 、イレギュラー な業 務の洗 い出 し l システム導入後 の端末 の配 置や 人の 動線を 検討 l 運用基本フロー および 各業 務の 重 要 性/使 用 頻 度/ コ ス ト対 効 果の 考慮 n システム の基本仕様部分 の取りまとめ ④ システム 詳細仕様策定 ⑤ システム 構築 ⑥ システム 稼動 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 28 l 画像や 放射線科 レポートの 臨床 部門 への提 供 方 法 情報 (データ )のTPO+W が重要性 ( いつ 、ど こ で、 ど の よ う な場面 で、 誰が 画像 を見る か) l 電子保存に 関す る考え 方を 明 確 化 l 撮影装置の ディジタル 化 対 応の 検討 DICOM mage Storage Service( 画像出力) 、DICOM Modality Worklist Management(M W M )( 患者属性データ 取得) 、DICOM Modality Performed Procedure Step (MPPS)( 撮影実施 デ ー タ出 力)の 対応可否 l 他部門 に存 在す る撮影装置 の扱 い l 特に、 一般撮影検査は 撮 影 数が 多いため、 最高 の効 率を 意識す る こ と。 ③ HIS との連携 l l l l n 部 門システムメーカーの決 定 l 部門シ ス テ ムとして独立性 。 HIS 側のシ ス テ ム変 更に 伴う、 影響 など l 個別の パフォーマンス だけではなく 、トータルシステム のパ フ ォ ー マズ l 部門シ ス テ ムごとに、 最新 で最 善な システムに に 更新可能 か 29 HIS端末 と放 射 線 部 門 端 末と の位 置づ け HIS端末 における 画像参照、 読影 レポートの 返信方式 の検 討 造影剤副作用の チェックおよび 同意 HISにおける 撮影 オーダ お よ びマスタ の作成 は放射線部門 にて実 施す る こ と。 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 30 5 システムの検討ポイント ② システム構築成功の鍵 ① ∼ メーカの立場から ∼ ④ システム化業務 の検討 【 総論】 システム構築 の契約は、 設備(CT、MR装置 )の契約 と本質的に 異なるこ なる認識が 理解され ていない。 l システム構 築の タイミング で、 現行業務の フ ロ ーを 再度 、見直 す。 患者 サービスを 中心 に、 患者 の動線 を考 え 、効率 を検 討す る。 l 本当に システム 化す べ き機 能か 検討 する。 例外処理 や1 年に1 回 程 度し か発 生し な いケース まで システム化 す ると、 使い に く いシステム となってしまう 。 ⑤ システム 障害時 の運用 n システム構築 の契約は、 ユーザー とメーカー のSE (システムエンジニア)が一 体となった プロ ジェクトが発 足し、その プロジェクトを遂行 する(エンジニアリングを行 う)ことにより、買 い たいと思ったものに近づけていくもの。 n ユーザーとメーカーが一 体となり 、目標が達 成できたとき、初め てユーザーは満足度 を得ら れ る 。 l HISに障害発生時 、ネットワーク に障 害 発 生 時の 部門 システムと し て の運 用を 検討す る。 l 部門シ ス テ ムに 障害発生時 の対 応 方 法、緊 急 運 用を 検討 する。 l HISの基 本 方 針を 考慮し 、部 門シ ス テ ムとしての 冗 長 化 方 針を検 討す る。 システム構 築の成功 の鍵は 、人(ユーザーと メーカーのS E) 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 31 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 システム構築成功の鍵 ② ∼ メーカの立場から ∼ 32 システム構築成功の鍵 ③ ∼ メーカの立場から ∼ メーカーの 選定を充 分に行 うためには… うためには … 【 各論】 n 構築するシステムの目的 が明確ではない。 n 構築するシステムと実際 の運用が 合致しない 。 n 病院側の意見 が調整できない。( 特に、他科 をまたぐ 場合) n メーカー側の 業務知識が 乏しい。 n 技術の限界知識が正確ではない。 n システムの 目的を理 解し、 目的達成 のために 現実的 なソリューション が提案できるメーカーで あるか? n 対 応が不 可 能な問題 (技術 、コスト 、納期) をユーザーへ明 確に説明 することができるメーカ ー であるか ? n 他 院の類似 した目的 のシステム事例 を確認す る。実 際に見学 を行い、 システム の稼動状況、ユ ーザーの満足度、保 守の状 況などを 確認する 。 n 類 似システムのデモンストレーションを行わせる。 機能、パフォーマンス、拡張性、 データの 継承性の確 認を行う 。 n 保 守の内容 とコスト のバランスを確 認する。 n コストバランスの感覚がない。 n n n n 構 築するシステムの 目的を 明確に す る。複数 ある場 合は優先順位をつけておく 。 投資額を明 確にしておく。 システム 完成後の 改善に 使用する 計画をたてておく 。 プロジェクト体制を 明確に し、意思決定機構 を決めておく。 メーカーの 選定を充 分に行 う。 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 33 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 34 システムインテグレーション DICOM HL7 目的の共有 医療情報 標準化動向 機能要求 IHE-J 分 散システム構築技術 電子情報化 への コンサルタント 情報技術 システム インテグレータ セキュア通 信 医療画像用 モニタ モダリティ の知識 システム構 築 病院 殿 検査機器 診 断モニタ シ ス テ ム保 守 画像品質管理 放射線の業務知識 画 像の運用管理 病院業務 の 知識 運用要求 各検査の業務知識 横河電機株式会社 医療 ソリューション 本部 ©Yokogawa Electric Corporation 2006/1/26 35 6