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ロボット技術に関する産業競争力 強化と社会へのインパクト

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ロボット技術に関する産業競争力 強化と社会へのインパクト
資料2(2)
ロボット技術に関する産業競争力
強化と社会へのインパクト
1
ロボットは「
融合技術」
機械技術
I
T技術
・多軸制御技術
・センサ技術
・アクチュエータ/
ロボット技術
マイクロモータ技術
・トライボロジー(潤滑)
ナノテク・材料技術
MEMS技術
・音声・画像認識・処理
・学習機能
・通信/制御プロトコル
・専用LSI
電源・駆動系
認知技術
人工知能
・電源(リチウム電池/燃料電池)系
・油圧/空気駆動/モータ技術
2
産業用ロボット稼働台数
2001−2003推定 2003−2006予測
産業用ロボットは日本が世界No.1
しかし、EUと米国は急速に日本をキャッチアップ
1990s半ばから2002まで欧州と米国の稼働台数増加は6%
日本は、1998以降次第に減少してきている。
2003-2006の世界市場予測へ年率平均7.4%
日本
米国
EU
その他
400000
350000
300000
250000
200000
150000
100000
50000
0
新しい動きとして
家庭用ロボットが
Take off!!
2001
2002
2003
2006
資料:UNECE(United Nation Economic Commission for Europe)
3
サービスロボットの世界市場予測
業務用ロボットとコンシューマ市場の市場予測
業務用では医療ロボット、監視・
セキュリティロボットのニーズが
増加する。
2002
個人用では、家庭内ロボット
(掃除、芝刈り)
とエンターテイ
メント(
ホビー、余暇用)が急増
する。
2006
掃除
ロボ
ット
取り
壊し
ロボ
ット
潜水
ロボ
ット
医療
ロボ
ット
監
視
・セ
キュ
リテ
ィ
農
業
・林
業
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
2002 2006
1600000
1400000
1200000
1000000
800000
600000
400000
200000
0
家庭内ロボット
資料:UNECE(United Nation Economic Commission for Europe)
エンターテイメント
4
新しいロボットの市場
自律性
生活分野
接客ロボット
2010;7,382億円 掃除
レスキュー
ロ
ボット チャイルド
ケア
ネットワーク
福祉・介護用
警備
ロボット
ロボッ
ト
エンターテイメント
ロボット
コンシューマ
ユース
2010;890億円
プロユース
医療用ロボット
フェーズⅢ
2010;733億円
2003年 5000億円
フェーズⅡ
市場予測はJARA報告書より
産業用ロボット
制御
フェーズⅠ
5
5
実用システム化プロジェクト
コア技術と社会へのインパクト
テーマ
企業名
申請テーマ
コア技術
高度コミュニケーション機能を有
三菱重工株
する実用接客ロボットシステム 4カ国語の言語認識
不特定話者対応
接客
4カ国語を操る人間に酷使した
(
株)アドバンスト・メ アンドロイド受付
腕や顔による豊かな身体表現
ディア、(株)ココロ
顔認識によるユーザ認識
自律走行機能を持つ次世代イン GPSや内部センサー、RFI
Dに
テリジェント車椅子
よる高精度位置決め機能
インテリジェ アイシン精機(株)、
信号などからの安全情報による
ント車椅子 富士通(株)
停止・回避機能
松下電工(
株)
屋外用自律走行型掃除ロボット 障害物検知・
回避機能
掃除
複数台のロボットの協調制御
耐候性、耐久性、信頼性
屋外掃除ロボット&野外ゴミ箱
搬送ロボット
屋外対応警備案内ロボット及び
総合警備保障(株) 遠隔監視制御システム
(
株)テムザック
富士重工業(株)
警備
日本電気(
株)
チャイルド・
ケア
チャイルドケア・ロボット
ゴミ箱の認識・回収技術
各種センサーを使った位置決め
機能
障害物検知・
回避機能
テレイグジスタンス(遠隔監視)
バイオメトリクス
自然言語認識機能
人間と会話できるエージェント機
能
ネットワーク通信機能
社会へのインパクト
自動翻訳の実現
登録せずに言語入力が高精度で可能
人間と共生しても違和感のない表現力(ペットロ
ボット、介護など)
セキュリティ等の個人認証・
電商取引の認証
町内や病院等限定された地域での無人運転(
配
送など)
町内や病院等限定された地域での無人運転(
配
送など)
災害現場などでの複雑な作業(下水管の溶接な
ど)をロボットに実施させる
オフィス内での書類配送やクリーンルームでの配
送機能など
移動車両への精密ナビゲーション
自動車の無人走行を実現
災害現場等人間の入れない危険地帯での作業
セキュリティなどの個人認証
携帯電話を使った各種サービス
老人介護用のペットロボット
ネットワーク家電の人間のインターフェイス
6
6
チャイルドケア・ロボットの技術波及
ネットワーク家電と通信
インターネットとの通信プロトコル
を持ち、人間のニーズを家電に伝
えるインターフェイス機能
ネットワーク家電は2010年に一
兆円の市場規模
子供の好きなチャンネルにワープ
子供達と自然な会話が可能
人間と話ができるエー
ジェント機能
孤独な老人のペットロボット、
緊急の時には病院へ連絡。
2015年には日本で老人が
3300万人
バイオメトリクス技術
米国はテロ対策としてパスポート
に顔のバイオメトリクスデータを
入れることを決定
2010年市場規模1000億円
10人の子供の顔を認識する。
騒音の中で子供の話を理解できる
自然言語認識技術
議会や会議の議事録自動
作成。オフィスの効率改善。
携帯電話を使った各種サー
ビス。
2004年4500万台の携帯
電話が出荷予想
7
7
プロト
タイプの分野
1.サービス・ロボット
2.医療・福祉ロボット
(10)
オフィス(3)
ヒューマノイドロボット
(HRP−2)を使った
人間との対話、遠隔
操作による複雑作業
日常生活(8)
仮想体験(7)
ロボットを使って
未知の空間を
体験できる
教育ロボット
ネットワークを使った
日常空間での 屋外熟練作業(
7)
サービス
特殊作業を
するロボット
4.パフォーマンスロボット(20)
・微細手術を遠隔で サポートするロボット
・人間を強化する ロボットスーツ
・生体信号で制御する
バリアフリーロボット
3.パートナーロボット
(8)
・人間と協調作業のできる ロボット(動作、会話) ・ロボット間で会話し、協調する
ロボット ・特殊運動能力のあるロボット (構造可変モジュール、跳躍、超分散)
・レスキュー、監視などを特殊環境で 行うロボット(空中、水中、災害地) 数字は採択件数
8
プロトタイプ例1
異種ロボット協調機能の研究開発((株)国際電気基礎通信技術研究所)
複雑な作業を
協調で可能にする
より人間に近い作業
を可能にする
ロボット用通信
プロトコルの統一
Σ,ωποµµω
οφκλϕαλ
ロボット用制御
コマンドの統一
アプリケーション言語の
統一が図られソフトの
蓄積ができる
Reas
kdfg
災害場所での救出や
悪環境下での破損個
所の修復などが可能
になる。
ロボットの行動範囲の
拡大が図られる。
・様々なアプリができ
ればロボットも進化
できる。
・ソフト業者もロボット
産業に参入可能
9
プロトタイプ例2
人とのインターラクションにおける高性能用各機能ロボットの研究開発
((株)
東芝)
ネットワークロボット
ネットワーク家電
との連携
・遠隔地からの家電製品の操作
・家庭内の電力消費の監視
・家電製品の自動コントロール
・防犯機能の強化(戸締まりの確認)
・緊急時の警報・
連絡
・自動家計簿作成機能
・ネットワークを介してもレシピ紹介
不特定話者
の言語認識
・言葉でロボットに命令できる
(人との共生の必須条件)
・意味解析でプログラミングから の解放
・オフィスでの秘書業務
・デジタルデバイドの解消
・老人でも容易にネットサーフィン
・教育のサポート
10
新技術と新市場
産業用ロボット
人間と共生するロボット
決められた手順を高速で
休みなく処理する機械
自律性があり人間の行動を認
識できる知的機械 (重要となる技術課題)
・正確な位置決め精度
・重いものをもてるパワー
・アクチュエータの多自由
度・ スピード
・制御性能の向上
(重要となる技術課題)
・自律行動(人工知能、学習機 能)
・冗長性の認識機能(自然言語
認識、バイオメトリクスなど)
・外界の空間認識機能(3D画 像認識機能など)
・各種センサー技術(触覚、加 速度、圧力、赤外線など)
・ネットワークを使った通信機能
11
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