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2013年度/9269KB
© Atsushi Shibuya
目
次
活動紹介
2
憲章
3
支援対象の子どもたち
5-7
会長挨拶/事務局長挨拶
8
KnK の活動地
9
タイプ別にみる KnK の活動
10
地域に根付いた支援活動
14 緊急支援活動
16
日本の青少年のための教育プログラム
18 2013 年度活動報告
20 Ⅰ東日本大震災における援助活動 24 Ⅱ 海外における援助活動
カンボジア/フィリピン/ヨルダン(シリア難民支援)
パキスタン/ヨルダン/ バングラデシュ/パレスチナ
ミャンマー/ インドネシア
44 Ⅲ国内教育プロジェクト・広報活動
友情のレポーター/友情の 5 円玉キャンペーン/イベント
49 Ⅳ日本におけるフェアトレード事業活動報告
50
Ⅴ団体組織
52
Ⅵ会計収支
59
ⅦKO&Co 合同会社会計収支
60
謝辞
61
資料1プレスレビュー
67
資料2国境なき子どもたち沿革
国境なき子どもたち
(KnK)
とは
国 境 な き 子 ど も た ち (KnK) は 、 開 発 途 上 国 、 お よ び 自 然 災 害 や
紛争などの影響を受けた国々の恵まれない子どもたちに
教 育 支 援 を 提 供 す る NGO で す 。
日 本 と 海 外 の 子 ど も た ち が お 互 い の 理 解 を 深 め 、友 情 を は ぐ く み 、
共
成長 し て い く こ と を 目 的 に 活 動 し て い ま す 。
に
KnK の二つの 使命
1. 海 外 の 恵 ま れ な い 青 少 年 を 支 援 す る こ と
2. 日 本 の 一 般 市 民 と り わ け 若 い 世 代 の 人 々 に 対 し 教 育 啓 発 す る こ と
あなたならどちらを選びますか?
6 歳の少年と 16 歳の青年が支援を必要としています。
あなたならどちらに手を差し伸べますか。
憲章 正解は『6 歳の少年です』
それは、 幼い子どもは体力的に弱く、 より多くの危険にさら
される可能性が高いからです。 こうした理由から多くの人が 6
国境なき子どもたち(以下 KnK という)は、
歳の少年に手を差し伸べるでしょう。 幼く、 大人の力を借りず
人道的かつ教育的な活動を行う民間団体であり、
に生きるのが困難な 6 歳を支援することは妥当だといえます。
国際的な使命感をもって 1997 年に日本で設立された。
その活動に関わる評議員およびすべてのボランティア、
国際スタッフ、活動現地国スタッフはいずれも、
ボランティア精神に則り
その行動規範に従って活動を行うことに同意をする。
KnK は恵まれない子どもおよび青少年を支援する。
その内容は、教育、職業訓練を行い、
しかし、KnK は
16 歳の青年を支援 します。
?
理由は簡単です。
全員が 6 歳の少年を支援したら、 いったい誰が 16 歳の青年に
手を差し伸べるのでしょうか。
16 歳はまだ自立できる年齢ではありません。
あと数年、 大人になるための準備が必要なのです。
必要な場合は保護および受け入れ施設を提供し、
家族および地域社会との関係修復を手助けし、
各自の才能を伸ばすことや人間の尊厳を回復するための援助をし、
KnK の支援対象の子どもたち
一人一人が独立し尊重される市民となるよう支援をすることである。
KnK は、人種、性別、宗教、政治その他の信条の如何を問わず、
子どもおよび青少年を支援し、パートナーと共に活動を行う。
● ● ストリートチルドレン
● ● 家族や地域社会からの排除、暴力の被害に遭った青少年
● ● トラフィックト・チルドレン
● ● 重篤な病状にあり孤立している青少年
● ● 法に抵触した青少年
● ● 大規模自然災害で被災した青少年
● ● 極貧層にある青少年
● ● 戦乱や紛争の影響を受けた青少年
KnK は、これらの子どもおよび青少年と、
他国とりわけ日本の子どもおよび青少年との相互理解を促進する。
KnK は、パートナーが自らの目標への到達を可能となすための助力をする。
KnK は、スポーツや芸術を含む教育が、
より良い世界のため正義と平和をもたらす手段として、
KnK は主に、 他の援助機関の支援の枠から外れてしま
いがちな子どもたちを重点的に支援しています。
KnK では、 これらすべての青少年は等しく理解と教育
を受ける機会があると考え、 彼らが適切な職業に就き地
域社会の一員として尊厳ある人生を歩めるよう手助けし
ています。 また、 こうした青少年の両親や家族、 さらに
は地域住民に対しても支援の手を差し伸べ、 地域社会全
体が向上できるような支援を目指しています。
© Akihito Yoshida
それが唯一ではないとしても、最善であると信じる。
KnK は、
「児童の権利に関する宣言」(1959 年 11 月国連採択)に賛同する。
国境なき子どもたち 共に成長するために
2
3
© Atsushi Shibuya
緊 急支援活動
-会長からのご挨拶-
KnK 支援者の皆さま
2013 年も皆さまの変わることのない温かいお心に支えられて、 昨年度を締めくくることができました。
ご支援あっての私たちの活動と深く感謝しております。
こ れ ま で 行 っ て き た ア ジ ア と 中 東 10 の 国 と 地 域 で の 子 ど も た ち へ の 支 援 は、 な ん ら 変 わ る こ と な く、
より中身に心を配りながら着実に続けております。 また昨年は思わぬ自然災害も起きました。 カンボジア
の洪水やフィリピンへの台風による高波の襲来などで被災した大勢の子どもたちへの支援は大きな課題で
した。 またシリア情勢の深刻化に伴い、 ヨルダン北部の難民キャンプ内でも支援を求めている多くのまな
ざしが待っていました。 どんな厳しい状況下でも、 次代を背負う子どもたちには明日への夢をその心に灯
し続けていてほしいと私たちは願っています。 子どもたちは毎年毎年、 次へのステップとなる一年を過ご
さなければなりません。 だから今が大切なのです。
これは東北でも同じことです。 震災の年から3年が経ちましたが、 子どもたちにとってのこの貴重な時
間をより有効に過ごせるように、私たちにできることがあるのなら、精一杯手を差し伸べたいと思います。
地域の公民館 (コミュニティセンター) の存在もその周辺に活気を取り戻すきっかけになることはたしか
です。
私たちに何ができるのかはいつも課題です。 そして皆さまから支えていただかなければその課題には向
かえないのです。 どうぞ私たちと一緒に 「子どもたち」 のそばで、 見守ってください。
2014 年 4 月
認定 NPO 法人 国境なき子どもたち (KnK)
会長 寺田朗子
4
活動紹介
5
-事務局長からのご挨拶-
KnK 支援者の皆さま
● 緊急災害への介入について
2013 年、KnK はカンボジアにおける洪水、 ならびにフィリピンにおける台風の被災地にて支援
日本のみならずフィリピン、フランス、カンボジアにおいても各地の国境なき子どもたち(KnK)
による年次総会が続く季節となりました。 この年次総会は、 一年間の活動を振り返り分析すると
同時に新たな一年の取り組みを熟考する機会でもあります。KnK のような NGO は、 毎年この年次
活動を行った。
» KnK と し て 緊 急 災 害 へ の 介 入 ル ー ル を 確 認 し、 緊 急 災 害 後 の 支 援 に つ い て よ り 熟 考
しなければならない。
総会にて活動内容を確認し、組織としてのアイデンティティを確認しなくてはなりません。
2005 年以降、KnK はアジア地域における緊急災害においてはほぼその全てに支援活動を行って
● 東日本大震災被災地支援
きました。 それには地震、 津波、 台風などの大規模自然災害だけでなくシリアにおける戦乱など
2011 年 3 月 以 来 KnK が 行 っ て い る 被 災 地 支 援 は、 予 算 な ら び に 日 本 国 内 職 員 の 配 置 の 面 で
人災ともいうべき緊急事態も含まれます。 同時に KnK は、 創設以来変わらずにストリートチルド
KnK にとって最大の活動といえる。 その主な内容は教育支援であり、 対象となっているのは厳し
レンや極貧層の子ども、 虐待の被害に遭った子どもなど恵まれない青少年への支援を続けていま
い状況に直面した子どもたちであることは間違いないが、 同時に、 日本は開発途上国ではないと
す。KnK はまた、 ここ日本ならびに世界において、 こうした青少年を取り巻く状況について情報
いう現実もある。
発信する教育的使命を帯びた組織であることも忘れることはできません。 これらの幅広い活動を
つなぐ共通点は、 恵まれない青少年らが置かれた困難な状況と、 そんな彼らの成長を手助けした
» 組 織 と し て、 日 本 国 内 に お け る 活 動 を 拡 充 し た い と い う 意 志 を 確 認 し、 必 要 に 応 じ
て憲章の改訂、または補遺をすべきではないだろうか。
いという私たちの意志です。
● 国際ネットワークについて
目下、KnK が認識している主な課題は次の通りです。
KnK の活動資金はその大部分を日本国内で得ているが、 過去 3 年にわたり、 アメリカやヨーロ
ッパの個人、 民間団体、 企業からの寄付も増えている。 一例として、 ヨルダン北部のザアタリ難
● 建設事業について
過 去 10 年間にわたり KnK は、 カンボ ジ ア に て 4 つ の 施 設、 フ ィ リ ピ ン に て 2 つ の 施 設、 イ ン
ドネシアにて「ユースセンター」を 1 ヵ所、パキスタンにて 40 校の学校校舎を建設したほか、同
民キャンプにおけるシリア青少年教育支援については、 フランス最大の新聞社からの助成によっ
て実施されている。
» カ ン ボ ジ ア、 フ ィ リ ピ ン お よ び フ ラ ン ス に お け る KnK 拠 点、 お よ び パ キ ス タ ン、 バ
じくパキスタンのコヒスタン地方に 30 校の仮設校舎、 そしてカシミール地方に 20 校の校舎を建
ングラデシュ、パレスチナ、ヨルダンにおけるパートナー団体、そして欧州連合(EU)
設する予定でいる。東日本大震災被災地においては、2012 年から 2016 年にかけて、19 ヵ所の「コ
や国連機関などとの国際ネットワークを強化すべきであろう。
ミュニティセンター」あるいは公民館を再建・修復している。
» 学 校 校 舎、 お よ び 若 者 た ち が 集 う 場 の 建 設 は、 人 々 の 生 活 再 建 の た め に KnK が 取 れ
る手段の一つであることが確認できるのではないだろうか。
上記の点以外にも、KnK の支援活動範囲や組織のアイデンティティ、 裨益者、 団体組織の強化、
そして組織の使命としての情報発信など、話し合われるべき点は数多くあります。KnK は、評議員、
理事、これまでに「友情のレポーター(旧:子どもレポーター)」として参加した若者たち、 そし
● シリア難民支援について
現在、KnK は創設以来初めて難民キャンプにおける活動を行っている。KnK の活動地であるヨ
てご支援くださる皆さまと共にある組織です。 こうした皆さまと共に考え、 これらの課題により
良い答えを見出していけることを願っています。
ルダン北部のザアタリ難民キャンプには約 12 万人のシリアの人々が受け入れられている。この支
援活動のもう一つの特色として、国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)や国連児童基金(UNICEF)
皆さまのご協力に心から感謝申しあげます。
な ど、KnK が こ れ ま で パ ー ト ナ ー シ ッ プ の な か っ た 国 連 機 関 と 連 携 し て 行 わ れ て い る 点、 ま た、
2014 年 4 月
日本とフランスにおいて新たな支援者を得て実施されている点も挙げられる。 ちなみに、KnK は
現在、国連経済社会理事会(ECOSOC)との協議資格を得るべく申請をしている段階である。
» 国 際 機 関 と の 連 携 と い う 新 た な 協 働 関 係 を 速 や か に 公 的 な 形 に す る べ き で は な い だ
ろうか。
認定 NPO 法人 国境なき子どもたち (KnK)
事務局長 ドミニクレギュイエ
6
7
2013 年 12
月現在
タイプ別に見る KnK の活動 プロジェクト
実施国・地域
開始時期
終了時期
対象者
居住施設型の
サポート
非公式 /
公式教育
刑務所および 職業訓練 /
更生施設
収入創出
建設 /
修復
その他
○
研修
○
物資提供
長期支援プログラム(緊急対応からの移行を含む)
ストリートチルドレン、
カンボジア
2000 年 9 月
継続中
トラフィックト・チルドレン、
貧困家庭出身者、法に抵触した
○
○
○
○
○
○
○
○
青少年、地域コミュニティ
ストリートチルドレン、
フィリピン
2001 年 11 月
継続中
貧困家庭出身者、法に抵触した
青少年、地域コミュニティ
ストリートチルドレン、
○
バングラデシュ
2008 年 1 月
継続中
パキスタン
2005 年 10 月
継続中
ヨルダン
2007 年 10 月
継続中
ヨルダン在住の青少年
○
パレスチナ
2011 年 11 月
継続中
パレスチナの青少年
○
貧困家庭出身者、地域コミュニティ
○
パキスタン北部大地震の被災児、
学校教員
○
緊急・復興支援プログラム
2011 年 3 月
継続中
東日本大震災の被災者
○
2013 年 3 月
継続中
シリア難民の青少年
○
カンボジア
2013 年 10 月
同年 11 月
洪水被災地の青少年・学校
フィリピン
2013 年 11 月
継続中
台風 30 号の被災者
日本
ヨルダン
(シリア難民キャンプ)
物資配布
○
物資配布
新規プロジェクト調査
ミャンマー
2013 年 11 月
少数民族の青少年
○
教育プロジェクト
友情のレポーター
1995 年
継続中
レポーター 56 名および日本全国の青少年
2001 年
継続中
日本全国約 800 の学校、グループ、個人のキャンペーン参加者
ビデオワークショップ
2004 年
継続中
カンボジア、ヨルダン、パレスチナ、インド、インドネシア、日本の青少年
Web ワークショップ
2006 年
継続中
カンボジア、フィリピン、ヨルダン、パレスチナの青少年
写真展
2003 年
継続中
日本および海外の一般市民
友情の5円玉
キャンペーン
ザアタリ難民キャンプ (シリア難民)
8
活動紹介
9
地 域に根付いた支援活動
子どもの
貧困の
「値段」
「連鎖」
幼い子どもは人から同情を得やす
く、 物乞いや花売りなどが商売として
成り立ちます。 そこに目を付けた悪い
大人が貧困家庭の親と金銭で子どもを
取引し、 観光地などで物乞いや場合に
よっては売春を強要するケースが後を
絶ちません。 子どもは、 親と仲介人の
取 引 金 額 を 自 分 の 値 段 だ と 認 識 し、
トラフィックト・チルドレン
心に傷を負うこともあるのです。 こう
した被害に遭った子どもたちを 「トラ
フィックト・チルドレン」 といいます。
ストリートチルドレン
幼い頃に支援を受けても、自立できなければ再び路上生
活に戻り、路上で子どもを生むことになります。新たなス
トリートチルドレンを生まないためにも貧困の連鎖を断ち
切る必要があるのです。
法に抵触した青少年
ストリートチルドレンは、スリやひったくりなどでわずかなお金を得
フィリピンのマニラ首都圏にある鑑別所。
たり、空腹を紛らすために薬物を乱用し、暴力沙汰や犯罪行為に巻き込
ここには鉄格子に囲まれた部屋が二つありま
まれることも多々あります。
す。一つは殺人など重犯罪を犯した未成年者
用、もう一つは深夜に路上で補導されてきた
自らの努力では
貧困から抜け出せない
刑務所・鑑別所
KnK では刑務所や鑑別所で劣悪な環境にいる未成年者に、識字教育や
ストリートチルドレンたちに夢を聞くと「学校に行きた
職業訓練、レクリエーションを実施し、社会復帰を促進して犯罪の再
い」と答える子どもがいます。日本のような環境では学校
発防止につなげています。また不当に長期間拘置されている青少年に対
に行くことは当たり前ですが、貧しい子どもたちにとって
しては裁判所に働きかけ保護するケースもあります。
未成年者用です。ここには重犯罪者用の部屋
にトイレが一つあるのみ。二つの部屋を子ど
もたちは自由に行き来しているのです。
それは「夢」にしか過ぎず、自力で貧困から抜け出すこと
は困難です。こうした子どもたちがスタートラインに立つ
ためには、
安定した生活が欠かせません。KnK の
「若者の家」
では衣食住を提供し、子どもたちが勉強し将来について考
える環境を整えています。
「勉強したい」
「技術を身につけ
たい」「家族のために働きたい」。「若者の家」で暮らす子
どもたちは日々目標に向かって努力しています。
10
2012
年介
度活動紹介
活
動紹
11
© Natsuki Yasuda
自立支援施設 「若者の家」
「若者の家」はストリートチルドレンやトラフィックト・
自立への第一歩 職業訓練
チ ル ド レ ン、 育児放棄などの被害に遭った子どもたち、 法
KnK では非公式教育と並行して、短期間で技術を習得できるコン
に抵触した青少年などを保護し、 衣食住と教育を提供する
ピューター、縫製、美容、籐家具製作、自動車修理などのコースを
自立支援施設です。 子どもたちが我が家のように安心して
暮 ら せ る よ う、 ス タ ッ フ が 愛 情 を 持 っ て 接 し て い る「家」
です。
設け、自立を促しています。
カンボジア
職業訓練は、地域の生活向上につながっています
技術の習得は自立への近道となるだけでなく、 自信にもつながり
ます。 また、 青少年が技術を身につけることで、 その弟妹が都市な
どへ出稼ぎに行くことを未然に防ぐ効果もあります。 同時に、 地域
住民にも訓練の機会を広げ、地域全体の生活向上を目指しています。
バングラデシュ
収 入創出活動 (IGA)
貧困からの脱却を
「路 上 で の 生 活 は 怖 く て 辛 い も の で し た。『若 者 の 家』
KnK はこれまで数多くの青少年に職業訓練を行って
には、 自分と同じ境遇の子どもたちがいて、 自分は特別
きました。 しかし単に技術を身に付けるだけでは、 失
じゃないんだと感じることができました。 そして何より
地域の市場で販売したり、 日本でフェアトレード商品として紹
介し販売しています。
業率が高い途上国で実際に仕事に就くことは困難です。
も勉強ができるということ。 僕が 『若者の家』 に来たと
KnK は職業訓練と伝統産業を結び付け、 生産物を市
き 15 歳でしたが、小学校 4 年生のクラスに通いました。
場へ出荷し青少年の収入向上につなげるプロジェクト
周りは小さい子どもたちで恥ずかしかったですが、 勉強
を始めました。 職業訓練修了者が生産者グループとし
は楽しかったです。 もう路上生活なんてしたくない。 そ
て立ちあがっています。 カンボジアやバングラデシュ
んな思いで一生懸命勉強しました」
では伝統的な絹織物でバッグやポーチなどを製作し、
カンボジア製シルクポーチ
シ ナ ッ ト (26 歳)/
カ ン ボ ジ ア 「若 者 の 家」 卒 業 生
ヨル ダ ン
学びの場、遊びの場 「チルドレンセンター」
12
活動紹介
子どもたちにはさまざまな学びが必要
たちの心を豊かにするだけでなく、こう
ですが、開発途上国では音楽や絵画など
したクラブ活動を通じて集団行動を学ぶ
の情操教育は軽視されがちです。KnK は
機会にもなっています。また、経済的な
チルドレンセンターや ユースセンター
理由などで公立学校に通えない子どもた
で、子どもたちがスポーツや絵画、音楽
ちが、非公式教育を受けることで教育レ
などのクラブ活動に参加できるプログラ
ベルを維持し、いつでも公立学校に戻れ
ムを展開しています。情操教育は子ども
るようにしています。
「若者の家」で暮らし IGA に参加する少女たちのつらい過去、
現在の生活、そして将来の夢が 1 冊の本になりました。
『織物を未来の色に染めて-カンボジアの二人の少女-』
生後間もなく両親に路上に置き去りにさ
きる。 勉強も仕事もできる。 困っている
れ、 人身売買や虐待を受ける日々を生き抜い
ことなんて、 なにもない」 と話します。
た ダ ラ (仮 名)。 貧 し い 農 家 に 生 ま れ、 幼 い
彼女たちの経験は決して特別なもので
ころから仕事を手伝い、 小学校も途中で辞め
はなく、 今も多くの子どもたちが同じよ
たサリカ (仮名)。
うに心と体に傷を負いながら学校にも行
つ ら い 日 々 の 後 に KnK と 出 会 い、「若 者 の
けず過ごしています。 ぜひこの本を通じ
家」 で安心して生活できるようになった今、
て、 カ ン ボ ジ ア の 子 ど も た ち の こ と を
彼女たちは 「住むところがあって、 食事がで
知ってください。
秋山浩子著、汐文社
(好評発売中)
13
緊 急支援活動
KnK は、 地 震、 台 風 な ど の 大 規 模 自 然 災 害、 騒 乱、 紛 争
などの緊急事態が発生した地域でも支援活動を行っていま
す。 緊急時に最も大きな被害を受けるのは弱者である子ども
たちだからです。
© Atsushi Shibu
ya
2007 年 バングラデシュ大型サイクロン
2010 年 パキスタン大洪水
2004 年 スマトラ沖地震津波
2005 年 パキスタン北部地震
2011 年 シリア紛争
緊急事態に即した活動
● KnKは、大規模自然災害の被災地における人命救助活動など短期的な緊急支援が終息する時期、一般
的には災害発生のおよそ5日から10日後に現地での調査活動を開始します。
● KnKは 、 被 災 地 に お い て も 、 本 来 の 活 動 分 野 で あ る 青 少 年 へ の 教 育 支 援 を 主 眼 に 支 援 活 動 を 行 い ま
す。具体的には学校の補習授業やレクリエーション活動、職業訓練などがあげられます。
● KnKは、現地NGOをパートナーとして緊密な連携のもとに活動を展開し、被災した現地NGOの機能回
復も支援します。
● KnKは 、 被 災 地 に お け る 支 援 期 間 を お よ そ6ヵ 月 か ら2年 間 と 設 定 し 、 被 災 し た 青 少 年 ら の 復 興 に 向
けた歩みを支援します。
フィリピンを襲った巨大台風
● KnKは、支援活動を通じて被災地の青少年と日本の若い世代の人々とをつなぐ役割を担います。
緊急支援から復興支援へ
2013 年 11 月、 観 測 史 上 最 大 規 模
が困難になることや、 人身売買や犯罪
の 台 風 が フ ィ リ ピ ン を 襲 い、1,400 万
に巻き込まれるリスクが高まること
人以上が被災し、 死者・行方不明者数
が 懸 念 さ れ ま し た。 そ の た め KnK は、
は約 8,000 人にのぼりました。KnK は
子どもたちを保護し、 彼らが教育を受
食 料 供 給、 居 住 確 保 が 優 先 さ れ ま す。
11 月 に レ イ テ 島、 サ マ ー ル 島 で 現 地
け る 権 利 を 確 保 す べ く、2014 年 1 月
緊 急 事 態 か ら 半 年 が 過 ぎ る と、 支 援
チームによる調査を実施しました。
からレイテ島タナワン、 サマール島バ
活 動 は 落 ち 着 き を 見 せ、 各 援 助 機 関
被害が最も大きいレイテ島、 サマー
サイ、 マラブットでテントを使用した
は プ ロ ジ ェ ク ト を 縮 小、 撤 退 し て い
ル島は、 被災以前より学校をドロップ
チ ル ド レ ン セ ン タ ー を 開 始 し ま し た。
き ま す。
アウトする生徒や児童労働の対象とな
セ ン タ ー で は 9 歳 か ら 17 歳 の 被 災 し
し か し、 残 さ れ た 被 災 者 の 生 活 が
る子どもが多かった場所です。 さらに
た 青 少 年 約 750 名 に 対 し て 学 用 品 を
元に戻るまでには数年単位の時間が
主な生計手段である漁業やココナッツ
提供するほか、 補習授業を提供し、 通
か か り ま す。KnK は 緊 急 支 援 か ら 復
産 業 が 大 き な 被 害 を 受 け た こ と か ら、
学・復学を後押しています。 また絵画
興 支 援 に 切 り 替 え、 人 々 が 自 ら 歩 ん
家庭の経済状況がより逼迫し、 子ども
や 作 文 な ど の 自 己 表 現 活 動 を 実 施 し、
で い け る よ う サ ポ ー ト し て い ま す。
や青少年が働かざるを得ないなど通学
心理面のサポートも行っています。
14
活動紹介
緊 急 支 援 活 動 に お い て は、医 療、水・
復興支援活動を継続中
2005 年 パキスタン北部地震
被災した公立学校の修復・再建を継続中
2007 年 バングラデシュ大型サイクロン
被災した農村部で非公式教育や収入創出活動の実施
都市部でのストリートチルドレン支援
2011 年 東日本大震災
子どもの居場所つくり、公民館再建・修復、子どもたちへの
ワークショップ開催、ニーズに応じた教育支援
15
日本 の青少年向けプログラム 「知る」ことは支援の第一歩
写真展
「知 る」 こ と は 素 晴 ら し い こ と で す。 し
かし一度知ったら、 目を背けることや見て
参加する
見 ぬ ふ り は で き ま せ ん。「 知 る 」 こ と は、
支援の第一歩ともいえるのです。
支援を通して、 新しい出会い、 新しい学び
KnK は毎年数回にわたり、 日本や世界各地で写真展
を開催しています。 一枚の写真が人々に与える影響は
を得ることができます。KnK は 「共に成長す
決して小さくありません。 写真に写し出された子ども
るために」 という理念のもと、 日本の子ども
たちは、 見る人一人ひとりに語りかけています。
一人でも多くの人々に世界の現状を知ってもらうた
たちにもバラエティに富んだプログラムを提
めに、 写真ギャラリーをはじめ、 百貨店やショッピン
供しています。
グモール、 イベント広場などの商業施設や学校などの
教育機関で写真展を開催しています。
友情のレポーター
インターネット
日 本 の 小 中 高 校 生 か ら 選 ば れ た「友 情 の レ
ポーター」 は、 世界の恵まれない子どもたちを
ウェブサイトを随時更新し、 現地の状況を
取材し、 自分たちが 「見たこと」「聞いたこと」
友情の 5 円玉
キャンペーン
を日本の子どもたちに広く伝えます。 取材を通
お 知 ら せ し て い ま す。 ま た、 ツ イ ッ タ ー や
じて得た友情は現地の子どもたちにとって大き
フェイスブックでは、 イベントのお知らせや
な励みになっています。
スタッフ出張時の最新情報などもご紹介して
います。
小 学 生 か ら 大 学 生 ま で が KnK の ウ ェ ブ サ
イトを勉強に役立てています。
ご縁につながる5円玉は友情の印。 5円はそんなに
www.knk.or.jp
大きな金額ではないけれど、 開発途上国で暮らす子ど
www.knk-iwate.jp
もたちにとっては、 彼らの生活全てを変えてしまう金
www.facebook.com/knk.or.jp
額 か も し れ ま せ ん。 ご 飯 を 食 べ ら れ る よ う に な っ た
り、 学校に行けるようになったり…。
お友だちやクラスの皆さんと一緒に友情の5円玉
キャンペーンに参加してみませんか?
Twitter : @knkjapan
ワークショップ
プロカメラマンやジャーナリストなどの専門
映像
家が指導するワークショップ (教室) で、 子ど
もたちは技術を学び、 作品を作り上げる過程で
発想力、 発言力、 団結力などを身に付けます。
KnK は 活 動 の 様 子 を DVD に ま
そして作品を発表することで自信につながりま
と め、 無 料 で 貸 出 し て い ま す。
す。 こうした自己表現は過去のトラウマなど心
現地の生の声に耳を傾けてくだ
のケアにも効果があるといわれています。
さ い。 動 画 サ イ ト (YouTube や
Vimeo など ) でも配信しています。
16
活動紹介
16
17
2013 年度 活動報告
18
18
19
Ⅰ 東日本大震災における援助活動
① 子どもの居場所づくり支援(走る ! KnK 子どもセンター)
組み
り
取
の
つ
4
の
K
Kn
震 災 に よ り 自 宅 や 学 校 は 破 壊 さ れ、
校庭や空き地は仮設団地へと姿を変
え、 子どもが自由に遊び、 勉強に励む
場所は大きく失われた。
遊びや勉強に没頭できる当センターは
で環境の変化が大きい時期だからこ
貴重な居場所となっている。
そ、「 い つ も の 友 だ ち と ス タ ッ フ に 会
2013 年 は、 学 校 の 統 廃 合 な ど 地 域
える」 居場所の存在は大きい。 今後も
の変化に合わせ活動場所の見直しを行
一人ひとりに寄り添いつつ、 居場所づ
① 子どもの居場所づくり支援
( 走る ! K n K子どもセンター)
あ れ か ら 3 年。 依 然、 震 災 直 後 と
うと共に、 子どもの精神的なケアに対
くりを主体的に進める地域との連携方
同数の仮設団地が存在する陸前高田市
するニーズの高まりを受け、 該当分野
法を模索していく。
で、KnK は子どもたちがのびのびと過
でのスタッフ研修の実施や地元の専門
② コミュニティセンターや公民館の再建 ・ 修復支援
ご せ る 空 間 的 ま た 精 神 的 な 「居 場 所」
機関との連携作りを行った。 復興過程
の 提 供 を 目 指 し、 移 動 型 子 ど も セ ン
③ 子どもへの職業体験や自己表現などの
ワークショップの実施
④ ニーズに応じた子ども ・ 教育分野の支援
タ ー 「走 る !KnK 子 ど も セ ン タ ー」 を
市内 5 ヵ所の仮設団地にて運行して
い る。 中 型 バ ス を 改 造 し、 机 や 本 棚、
エ ア コ ン を 設 置 し た 当 セ ン タ ー で は、
小中学生が放課後や長期休みの間、 学
校の宿題や受験勉強、 トランプや風船
遊 び、 友 人 や 常 駐 す る KnK ス タ ッ フ
とのおしゃべりなど思い思いの時間を
緊急支援から復興支援へ
過ごしている。 親族の喪失や共働き家
庭となるなど、 身近で見守る大人の存
在を失い、 また狭い仮設住宅での生活
■実施期間■
2011 年 3 月 ~ 継 続 中
も 3 年目となった子どもたちにとっ
■ 実 施 地 域 (調 査 実 施 地 域 含 む) ■
て、 スタッフや友人と会い、 思いきり
岩 手 県 沿 岸 部 の 市 町 村 : 宮 古 市、 山 田 町、 大 槌 町、 釜 石 市、 大 船 渡 市、 陸 前 高 田 市、 住 田 町、
福島県南相馬市
■裨益者■
小 学 生 か ら 高 校 生 (一 部 就 学 前 児 童 含 む) お よ び 保 護 者
② コミュニティセンターや公民館の再建・修復支援
事業名
子どもの居場所づくり支援
(走る ! KnK 子どもセンター)
事業内容
裨益者・関係機関
2013 年までの実績
常駐スタッフのいる移動型
子どもセンターの運行を通
し、子どもが勉強し、友人
やスタッフとふれあえる居
場所を提供。
陸前高田市の小中学生、市
教育委員会、学校、地元自
治会、保護者
2011 年 12 月の運行開始か
ら 2013 年 12 月末までの利
用者数のべ 9,274 名。
子ども会や婦人会、自治会など、地
ン タ ー や 公 民 館 は、 震 災 に よ り そ の
点 と し て、 山 田 町、 釜 石 市、 そ し て
域 活 動 の 場 と し て 多 く の 人 々 が 集 い、
多 く が 失 わ れ る ま で は 地 域 の「 つ な
大 船 渡 市 か ら の 要 望 を 受 け、2016 年
大人から子どもへ伝統芸能が伝えら
がり」 をはぐくむ役割を果たしてき
ま で に 計 19 ヵ 所 の コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン
れ、そして緊急時には人々の避難シェ
た。KnK は、 地 域 の 人 々 が 再 び 集 い、
タ ー お よ び 公 民 館 の 再 建・ 修 復 を 予
ルターとなる場所―コミュニティセ
復興へ向かって共に活動していく拠
定している。
2013 年 12 月現在、釜石市青葉ビル、
山田町田の浜コミュニティセンターや
大船渡市でも 5 ヵ所の地域公民館が
再建・修復され、 完成後、 地域内外を
地域コミュニティの復興支援
(コミュニティセンター、
公民館の再建)
コミュニティセンターや公
民館の再建を通し、地域の
人々が再び集い、復興へ向
かって共に活動していく拠
点の提供。
山田町、釜石市、大船渡市
の行政、地元自治会、地域
住民
釜石市青葉ビル、山田町田
の浜コミュニティセンター
および大船渡市内 5 ヵ所の
地域公民館の再建完了。
含め多くの人により使用されている。
一方、 岩手県沿岸部は平地が元々少
なく、 公民館再建に利用できる土地の
確保が難しいこと、 また、 集団移転後
に地域 (コミュニティ) が残ることが
子どもの「将来の夢」の後押し、
自己表現の場の提供
(ワークショップ事業)
20
2013 年 度 活 動 報 告
もの作りや職業体験を含む
ワークショップの実施を通
し、子どもが自己表現の場
と将来の夢を描くきっかけ
作りの提供。
岩手県沿岸部の小中学生お
よび高校生、学校、地域住
民
2012 年 夏 の 開 始 か ら 計 6
分野でのワークショップを
実施、小中高生や保護者、
地域住民を含む計 118 名が
参加。
できるのかなど、公民館の再建・修復、
ひいては地域再建に向けた課題は多く
残されている。
21
③ 子どもへの職業体験や自己表現などのワークショップの実施
「子どもたちが将来に夢を持てな
© Atsushi Shibuya
の職業体験、地元新聞社との記事制作、
①ハースト婦人画報社にてメ
い」 という保護者や教育関係者からの
地元の方による地域食材を生かしたパ
イクアップ講座 ②フライパ
声、 そして自分の未来に対し「家が欲
ン作り教室を実施した。 特にドキュメ
ンでのパン作り ③岩手日報
し い 」「 自 分 の ス ペ ー ス が 欲 し い 」 と
ンタリー映像と新聞制作では、 取材を
いう現実的な願いが先行し、 将来の夢
通 し て 子 ど も た ち 自 ら が 自 然 と「 故
を描きにくくなっている子どもたち―
郷」 に目を向け始め、 そのたくましく
現 地 で の 活 動 を 通 し、 子 ど も た ち を
前向きな姿勢は映像作品や地元紙への
①
②
取り巻くこうした状況を確認した KnK
記事掲載を通して多くの人へと届けら
③
④
は、 被災地の子どもを対象に、 もの作
れた。
りによる自己表現の場、および実務家・
時間をかけて共に企画を練り会話
専門家との交流や職業体験を通した将
す る 中 で、 子 ど も た ち は 本 音 を 語 り
来の夢のきっかけ作りをねらいとした
始 め る。 子 ど も た ち が 抱 え て い る 思
ワ ー ク シ ョ ッ プ 事 業 を 2012 年 よ り 開
い を 発 信 し、 夢 に 向 か っ て 進 め る よ
始した。
う、 今 後 も 長 期 的 な ワ ー ク シ ョ ッ プ
2013 年 は ド キ ュ メ ン タ リ ー 映 像 制
作、 ファッション雑誌社や投資会社で
社の記者を講師に迎えて新聞
記事制作 ④プロのカメラマ
ンが指導するビデオ制作
2013 年は、 ファッション、
新 聞、 料 理、 ビ デ オ 制 作 な
どいろいろな分野のワーク
ショップを提供しました。
活動を目指す。
© Atsushi Shibuya
④ ニーズに応じた子ども・教育分野の支援(緊急支援から復興支援へ)
新聞ワークショップを通じて取材した高校生の記事が8月 17 日付岩手日報
で 掲 載 さ れ ま し た。 高 校 生 が 取 材 し た 記 事 (左 半 分) と 新 聞 ワ ー ク シ ョ ッ
プについての記事 (右半分)
2011 年 3 月、 車 で 生 活 物 資 を 届 け
学用品、 学校備品、 スクールバスの提
もが教育を受ける機会を確保し、 また
な が ら の 現 地 調 査 か ら 始 ま っ た KnK
供や学校関連施設の整備など、 学校再
子どもらしい時間を過ごせる活動機会
の東日本大震災における活動は、 岩手
開に向けた支援を中心に実施した。 そ
や場の提供という中長期的な活動へと
県沿岸部と福島県 (一部) を主な活動
の後はニーズの変化や交通機関などの
軸を移してきた。
地とし、 未就学児から高校生、 および
復興状況を考慮しつつ、 部活動や地元
岩手県外では、 福島県南相馬市の保
彼らを取り巻く教職員や保護者、 地域
スポーツ少年団へ備品提供や大会遠征
育 園 へ 給 食 食 材 支 援 を 実 施 し た ほ か、
の人々を対象に、 子どもと教育分野に
費支援、 受験シーズン時の特別通学バ
2013 年 夏 に は 園 児 と そ の 家 族 約 50
おける被災地からの支援要請に取り組
ス運行や定時制高校生徒への給食費支
名を神奈川県に招待し、2 泊 3 日で遠
んできた。 震災直後の初動期では、 岩
援、 地域の伝統芸能活動や出前文化講
足を実施した。
手県内 83 校および行政機関に対して、
座支援など、 震災後の環境下でも子ど
限られた時間しか外
で遊べない南相馬市
の 子 ど も た ち は、 放
射能の心配をするこ
と な く、 思 い き り 遠
足を楽しんだ。
22
2013 年 度 活 動 報 告
23
Ⅱ 海外における援助活動
カンボジア
2. 収入創出活動(IGA)
事業内容:
1. 自立支援施設「若者の家」
2. 収入創出活動(IGA)
3. 法に抵触した青少年支援
職業訓練と就業を結び付けた収入創出活動
2013 年 12 月 現 在、 計 41 名 が 縫 製 ・ 絹 織
物 ・ 籐 家 具 製 作 に 参 加 し て い る。2013 年 は 日
本 人 専 門 家 計 3 名 を 派 遣 し、 縫 製 や 染 め の 技
■実施期間■
術 指 導、 商 品 の 品 質 向 上、 新 商 品 開 発 の 研 修
2000 年 9 月 ~ 継 続 中
■実施地域■
が 行 わ れ た。 ま た 現 地 の コ ン サ ル テ ィ ン グ 会
バ ッ タ ン バ ン 州、 バ ン テ ア イ ミ エ ン チ ェ イ 州
■パートナー・関連諸機関■
■裨益者とその数■
公 益 財 団 法 人 日 本 国 際 協 力 財 団、 独 立 行 政 法 人 郵 便 貯 金 ・ 簡 易 生 命
6 歳 か ら 28 歳 の 子 ど も ・ 青 少 年 約 450 名 と そ の 家 族
保 険 管 理 機 構、 ヘ ン ケ ル ジ ャ パ ン 株 式 会 社、 カ ン ボ ジ ア 社 会 福 祉 省、
販 売 戦 略 研 修 が 行 わ れ た。2013 年 の 売 上 高 は
16 歳 か ら 22 歳 の 法 に 抵 触 し た 青 少 年 約 200 名 と そ の 家 族
社 会 福 祉 省 バ ッ タ ン バ ン 支 局、 カ ン ボ ジ ア 内 務 省 な ど
11,165.55 ド ル、 前 年 比 90% と な っ た。 前 年
社 か ら 講 師 を 招 き、 ス タ ッ フ へ の 生 産 管 理 や
を 下 回 る 結 果 で あ っ た た め、2014 年 の 販 売 強
安定した生活ができて初めて、 自分の将来を考える余裕が生まれる
化 が 求 め ら れ る。
[1] プロジェクトの背景と目的
カンボジアは、アジアの 「新・新興国」 として経済成長が進む一方、1 日 2 ドル未満で生活する数が人口の約半数 (49.54%、
世界銀行、2009 年) を占め、 特に教育面においては中学校への就学率が約 17%と著しく低く、 子どもたちの多くが中学校ま
での義務教育を果たせていない (外務省、2012 年)。 貧困地域では、10 代の青少年が労働の担い手とならざるを得ず、 結果、
縫製
2010 年
2011 年
2012 年
2013 年
$116.89
$1,242.88
$5,787.86
$4,882.52
絹織物
$2,081.22
$4,957.95
$2,799.50
$4,065.68
る 中、KnK は 自 立 支 援 施 設 「若 者 の 家」、 収 入 創 出 活 動 (IncomeGeneratingActivities:IGA)、 法 に 抵 触 し た 子 ど も た ち へ の 支
籐家具
$1,578.60
$2,582.38
$3,589.25
$2,193.35
援という 3 事業を実施し、 子どもたちが自立へと歩み出せるよう支援を行っている。
その他
$0.00
$0.00
$278.75
$24.00
$3,776.71
$8,783.21
$12,455.36
$11,165.55
-
233%
142%
90%
人身売買や劣悪な環境での長時間労働を強いられ、 労働から逃れ都市部でストリートチルドレンになり、 窃盗や薬物使用など
軽犯罪に手を染めてしまうなど、 子どもの権利が侵害されている。 貧困、 教育の欠如、 雇用機会の欠如が負の連鎖となってい
売上合計
[2] 2013 年度の総括
1. 自立支援施設「若者の家」
前年比
棒グラフの値
カンボジア IGA 売上推移(2010 年~ 2013 年)
折線グラフ
(売上合計)
の値
ス ト リ ー ト チ ル ド レ ン、 ト ラ フ ィ ッ ク ト・ チ ル ド レ ン、 貧 困 家 庭 の 子 ど も た ち を 対 象 に、
衣食住の提供、 就学・就業支援などを実施
2013 年は、「若者の家」 に受け入れた青少
年が 59 名、
「 若者の家」を卒業し、就職・進学・
家族のもとに戻った青少年が 17 名であった。
また施設内で行う識字・英語・コンピュータ
ー ク ラ ス に は、「若 者 の 家」 生 活 者 や 近 隣 コ
ミ ュ ニ テ ィ か ら 毎 月 310 名 ほ ど が 参 加 し た。
また日本から派遣された美容師ボランティア
に よ る ワ ー ク シ ョ ッ プ が 2 回 行 わ れ、 計 16
名が参加した。
「若者の家」 は 「自立支援の施設」 である
24
と同時に、 バッタンバンの子ども・青少年に
日本での販売が本格化した 2010 年以降の売上は順調に増加していたが、
とっての「集いの場」として利用されている。
2013 年は洪水の影響などもあり前年比 90%に留まった。
2013 年 度 活 動 報 告
25
3. 法に抵触した子どもたち
主に未成年収監者を対象に、 技術習得や社会復帰支援
バッタンバン州およびバンテアイミエンチェイ
事業内容:
洪水被災地域への緊急支援
■実施期間■
2013 年 10 月 ~ 11 月
■実施地域■
バッタンバン州
■裨益者とその数■
バ ッ タ ン バ ン 州 内 で 洪 水 に よ り 被 災 し た 学 校 計 77 校、 教 師 ・ 生 徒 ・ 学 校 関 係 者 約 38,400 名
■パートナー・関連諸機関■
ジ ャ パ ン ・ プ ラ ッ ト フ ォ ー ム (JPF)、 教 育 省 バ ッ タ ン バ ン 支 局
州刑務所にて、 識字・絵画・縫製クラスを実施し、
毎 月 160 名 ほ ど が 参 加 し て い る。 収 監 者 の ス ト
レス軽減、 将来への希望を見出す機会を提供して
い る。 ま た 出 所 者 計 44 名 に、 家 族 の も と へ 戻 る
までの生活・交通費支援を実施した。
[1] プロジェクトの背景と目的
2013 年 10 月に発生した洪水によりカンボジア国内で 170 万人以上が被災し、
14 万人以上が避難を余儀なくされ、24 万ヘクタール以上の農地が被災した。
[3] 今後の展望と課題
近年バッタンバン州では、 支援を必要とする子どもが依然として存在しながら、 子どもの保護や支援を行う NGO や国際
機関が活動を停止したり撤退する傾向がみられる。KnK が果たす役割は今後より重要となると考え、上述の 3 事業を継続す
ると共に、 州行政との連携を活用し、 バッタンバン州全体に資する子ども・青少年支援の実施を視野に入れ、 次の段階へと
[2] 事業の総括
KnK は、 洪水発生直後から近隣地域の被災者を対象に食料などの物資配給を開始した。 ジャパン・プラットフォーム
(JPF)の助成を受けてからは、バッタンバン州内 9 郡計 77 校を対象に、学校の机と椅子約 470 セット、教科書約 20,000 冊、
衛生用品約 17,850 名分を配布し、 学校再開に向けた支援を行った。
進むべく事業運営を図る。
[3] 今後の展望と課題
行政との連携のもとに教育支
援事業を行い、 緊急時のネット
ワークの重要性や情報収集のあ
り方を学ぶことができた。 今後
はこれらのノウハウを普及さ
せ、 次なる災害時に備えられる
よう当局や地域への働きかけを
①
③
行いたい。
②
④
①配布物資の仕分けを「若者の家」 の子どもたちが手
伝 っ て く れ た。 ② 膝 ま で 水 に つ か り な が ら 徒 歩 で 物 資
を 運 ぶ。 ③ 学 校 で は 大 勢 の 生 徒 た ち が 物 資 を 待 っ て い
た。 ④衛生用品セットを手に喜ぶ子どもたち
26
2013 年 度 活 動 報 告
27
度重なる水害の恐怖から子どもたちを守る
フィリピン
2013 年 8 月下旬、2012 年に続きマニラ首都圏を豪雨が襲い、バゴンシーランの
事業内容:
「若者の家」、法に抵触した青少年支援、収入創出活動(IGA)、
スラム地域における非公式教育、豪雨被害による緊急支援
川沿いに住むスラム住民は生計手段である野菜園が流されるなどの被害を受けた。
KnK フ ィ リ ピ ン は 195 世 帯 に 食 料 な ど の 緊 急 物 資 を 配 布 し、「若 者 の 家」 に 30 名
以 上 の 子 ど も を 受 け 入 れ た。 ま た、 自 己 表 現 や 体 験 の 共 有 を 通 じ て 恐 怖 感 が 軽 減
さ れ る よ う、500 名 を 超 え る 子 ど も を 対 象 に グ ル ー プ ア ク テ ィ ビ テ ィ を 実 施 し た。
11 月 に 大 型 台 風 が フ ィ リ ピ ン を 直 撃 し た 際 に も、 こ れ ま で の 緊 急 支 援 の 経 験 を 活
かし、 レイテ島、 サマール島で調査を実施し、 被災地でのチルドレンセンター開設
に向け活動を開始している。
■ 実 施 期 間 ■
■パートナー・関連諸機関■
■ 実 施 地 域 ■
フ ィ リ ピ ン 社 会 福 祉 省 カ ラ オ カ ン 市 局、 教 育 省 カ ラ オ カ ン 市 局 ・ ケ ソ ン 市 局、
2001 年 11 月 ~ 継 続 中
伊 藤 忠 商 事 株 式 会 社、ジ ャ パ ン・プ ラ ッ ト フ ォ ー ム (JPF)、株 式 会 社 デ ジ タ ル ア ド ベ ン チ ャ ー、
ケ ソ ン 市 パ ヤ タ ス、 バ リ ン タ ワ ッ ク、 パ ソ ン プ テ ィ ッ ク、
カ ラ オ カ ン ・ ノ ー ス 市 グ ア ダ ノ ー ビ ル、 バ ゴ ン シ ー ラ ン、
カラオカン・サウス市
技 術 教 育 技 能 開 発 庁 (TESDA)、 労 働・労 使 関 係 局 (LIRO)、 パ ヤ タ ス・バ ゴ ン シ ー ラ ン 自 治 区、
少 年 司 法 福 利 委 員 会 (JJWC) な ど
■裨益者とその数■
貧 困 地 域 の 青 少 年 約 1,550 名 と そ の 家 族、 地 域 行 政 ・ 住 民
[3] 今後の展望と課題
2001 年より実施している教育支援・
ルドレンセンターにおいても、 教育の
生 活 支 援 に 加 え、2010 年 よ り 職 業 訓
ほか職業訓練や IGA など、 よりコミュ
練 を 開 始 し て 3 年 が 経 過 し た。 訓 練
ニティのニーズに即した活動をさらに
内容の改善や地域とのネットワーキン
展開していく。
グを通し、 貧困地域の青少年が安定し
た 生 活 基 盤 を 整 え、 自 尊 心 を 回 復 し、
[1] プロジェクトの背景と目的
2001 年よりマニラ首都圏のスラム地
© Natsuki Yasuda
く包括的なアプローチを構築しつつあ
KnK は、 危険にさらされた子どもた
域にて、貧困家庭出身の子どもに対し、
ちや法に抵触した青少年が、 健全な環
心のケアを含む教育支援・生活支援を
境や教育、 食事、 心のケア、 職業訓練
実施。 スラム地域において多くの家庭
を含む包括的な支援を受けることで尊
はごみ拾い、 家政婦、 露天商などで生
厳を取り戻し、 自立した社会の一市民
計をたてており、 学校に通わず労働に
になれるよう支援を行っている。
より生産的で責任ある社会人になるべ
る。IGA の 拡 充 は 青 少 年 の 自 立 を 後 押
しするほか、KnK フィリピンの持続的
な経営活動にも貢献することが期待さ
れる。 今後は新設されたパヤタスのチ
© Natsuki Yasuda
従事する子どもたちも多く存在する。
[2] 2013 年度の総括
フィリピン・台風ハイエン(台風 30 号)緊急支援
「若者の家」 では、 主に法に抵触し
テン製作による収入で学費を賄い、学
修了資格)を受け、2013 年 12 月現在、
た青少年や虐待の被害にあった子ど
業を継続している現役大学生なども
そ の 結 果 発 表 を 待 っ て い る。2004 年
2013 年 11 月、 観測史上最大規模の台風がフィリピンを襲い、1,400 万人以上が被災し、 死者・行方不明
も 計 54 名 を 受 け 入 れ、 教 育 の ほ か、
出ている。コンピューターコースにつ
に ALS を 開 始 し た 当 初 は 保 護 者 か ら
者数は約 8,000 人にのぼる (2014 年 1 月現在)。KnK は 11 月にレイテ島、 サマール島で現地チームによる
心のケア、スポーツ、絵画などの活動
いては、より企業に求められる技術や
教育に対する理解が得られず、 スタッ
調査を実施した。 被害が最も大きいレイテ島、 サマール島は、 被災以前よりドロップアウトする生徒や児童
を 提 供 し た。 ま た、「 若 者 の 家 」 の ス
知識の習得を希望する声が昨年のア
フが家庭訪問を通して保護者に働きか
労働の対象となる子どもが多い。 さらに主な生計手段である漁業やココナッツ産業が大きな被害を受けたこ
タッフが定期的にカラオカン市青少
ンケートであがったことから、ハード
けるなどの対応が必要だったが、 現在
とから、 家庭の経済状況がより逼迫し、 子どもや青少年が働かざるを得ないなど通学が困難になり、 人身売
年 鑑 別 所 を 訪 問 し、 計 240 名 を 対 象
ウェアコースを新たに開始した。コン
は ALS を き っ か け と し、 青 少 年 や そ
買や犯罪に巻き込まれるリスクが高まることが懸念される。
に教育活動を行った。同鑑別所から紹
ピューターのトラブルシューティン
の保護者らが KnK の活動にボランティ
そのため、KnK は子どもたちを保護し、 教育を受ける権利を確保すべく、2014 年 1 月よりレイテ島タナ
介を受けた子どもは「若者の家」で受
グ、 解体・組み立てなどの内容につい
アとして関わるなど地域住民の積極的
ワン、 サマール島バサイ、 マラブットにおいてテントを用いたチルドレンセンターを開始した。 センターで
け入れ、保護している。 さらに、職業
て実技を通して学習し、訓練生は近隣
なコミットメント、 意識の変化がみら
は 9 歳から 17 歳の被災した青少年約 750 名に対して学用品を提供するほか、 補習授業を提供し通学・復学
訓 練 や 収 入 創 出 活 動 (IGA) を 拡 充 す
住民のコンピューターを修理するな
れ る。 ま た、10 月 に は ALS や IGA な
を後押しする。 また絵画や作文などの自己表現を可能とする活動を実施し、 心理面のサポートも行う。 少な
る た め、「若 者 の 家」 地 下 1 階 を 7 月
ど収入を得始めている。
どの拡充を図り、 チルドレンセンター
くとも 2014 年 5 月までチルドレンセンターを運営し、6 月から始まる新年度には公教育もしくは非公式教
を新たにパヤタスで開設した。
育のいずれかに子どもたちを就学させることを目指す。
に 改 修・ 増 築 し た。 改 修 後 の 地 下 ス
スラム 2 ヵ所で実施した非公式教育
ペ ー ス で は、 縫 製 の 職 業 訓 練 の ほ か、
(AlternativeLearningSystem:ALS) に
訓練修了生が近隣の学校からカーテ
は 237 名 が 参 加 し、 う ち 56 名 は 11
ン製作を受注生産し、中にはこのカー
月に学業修了試験 (公立学校と同等の
28
2013 年 度 活 動 報 告
※特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)よる助成を受け活動実施中(2014 年 4 月現在)。
29
シリア難民支援
(ヨルダン国内)
事業内容:
ザアタリ難民キャンプにおける学校教育
[2] 2013 年度の総括
ザアタリ難民キャンプ内で過酷な避
を凝らした授業を提供したことで、 授
る生徒はその 1 割程度と非常に少な
難 生 活 を 送 る シ リ ア 難 民 の 青 少 年 に、
業開始から 3 ヵ月後には授業中のケ
く、 キャンプ内ではシリア難民の子ど
学校という安全な場で情操教育の授業
ンカや口論などの行動がほぼ見られな
ものドロップアウトや未就学が課題と
を実施し、 健全なストレス発散や自己
くなるなど、 フラストレーションを抱
なっていた。 子どもが当然受けるべき
表現の機会を提供した。
えるシリア難民生徒らの問題行動の減
教育の権利が享受されていない危機的
少や授業態度の改善につながった。
な状態にあったが、 青少年らの関心の
第 1 期 事 業 で は、 計 655 回 の 情 操
■ 実 施 期 間 ■
第 1 期 2013 年 3 月 8 日 ~ 10 月 7 日
第 2 期 2013 年 10 月 8 日 ~ 継 続 中
■ 実 施 地 域 ■
ヨ ル ダ ン 北 部、 マ フ ラ ッ ク 県 ザ ア タ リ
■裨益者とその数■
第 1 期 中 学 校 5 ~ 11 年 生 (10 ~ 17 歳) 男 女 2,438 名、 小 学 校 1 ~ 4 年 生 男 女 281 名
第 2 期 中 学 校 5 ~ 11 年 生 (10 ~ 17 歳) 男 女 1,116 名、 小 学 校 1 ~ 4 年 生 男 女 1,431 名
■パートナー・関連諸機関■
教育の授業および授業用資機材を提供
第 2 期事業でも同様の活動を継続
高い音楽、 演劇、 ストーリーライティ
し、キャンプの学校教育をソフト、ハー
し、10 月 か ら 12 月 末 ま で の 2 ヵ 月
ングといった情操教育を学校の授業と
ドの両面から補完、 補充することがで
半で 2,547 名の生徒に支援を届けるこ
して提供することで、 継続した通学や
きた。 また、 本事業で雇用したヨルダ
とができた。
復学、 就学を促す効果があり、 公教育
ン人講師およびシリア人講師アシスタ
ザアタリ難民キャンプには約 4 万
ントが研修の学びを実践につなげ、 青
3,000 人 の 就 学 年 齢 の 子 ど も が い る に
少年一人ひとりの意見を尊重し、 工夫
も関わらず、 実際に学校に出席してい
へのアクセス自体を高めることが確認
できた。
ジ ャ パ ン ・ プ ラ ッ ト フ ォ ー ム (JPF)、 ヨ ル ダ ン 教 育 省、UNICEF
[3] 今後の展望と課題
[1] プロジェクトの背景と目的
シリアの内戦激化に伴い、人々は周
辺 国 を 含 む 国 外 へ 避 難 し 続 け て お り、
ヨルダンの公立学校にて、 ヨルダン教
沿 い、 国 連 や 他 NGO の 支 援 方 針 や 動
て お り、2014 年 末 ま で に シ リ ア か ら
育省と連携のもと、 シリア人生徒の進
向を確認し、 ヨルダン政府とも密に連
ヨ ル ダ ン に 逃 れ て く る 人 々 は 80 万 人
級支援およびヨルダン人生徒の補習プ
携しながら活動に取り組んでいく。
都市部や郊外での避難生活を送って
約 半 数 は 17 歳 以 下 の 子 ど も や 青 少 年
に達すると見込まれている。 難民を受
ログラムを開始する。 事業の実施にあ
なお、 ザアタリ難民キャンプ内の学
いる。
であることを鑑み、青少年らのフラス
け入れているヨルダン社会の負担も大
たっては、 国連が主導するシリア難民
校 へ の 支 援 に つ い て は 2014 年 夏 ご ろ
トレーションの高まりやストレスの
き い こ と か ら、2014 年 3 月 か ら は キ
に対する人道危機への地域対応計画
まで継続し、 その後はキャンプ内のニ
ャンプ外の難民受け入れ地域における
(RegionalResponsePlan) の 枠 組 み に
シリア国境に近いヨルダン北部に
ヨ ル ダ ン に お い て は、2013 年 12 月
シリアの紛争は長期化の様相を見せ
末 で UNHCR( 国 連 難 民 高 等 弁 務 官 事
設置されたザアタリ難民キャンプへ
悪化を防ぎ、健全なストレス発散の場
務 所 ) に 登 録 し て い る シ リ ア 人 は 57
の 流 入 数 も 2013 年 1 月 以 降 急 増 し、
を提供すること、不断の教育機会を確
万 5,000 人 に 達 し た。 そ の う ち 11 万
世界の難民キャンプの中でも 2 番目
保することを目的に、難民キャンプの
5,000 人 が 難 民 キ ャ ン プ 内 で、46 万
に 大 き い 大 規 模 な キ ャ ン プ と な っ た。
学校にて 2013 年 3 月より教育支援を
人がホストコミュニティと呼ばれる
ザ ア タ リ 難 民 キ ャ ン プ の 人 口 の う ち、
開始した。
50 万人
ーズに応じて対応を検討する。
難民キャンプの生徒の様子~音楽の授業から
一日の時間割をこなし、 少し疲れた様子で教室の一番前の
に揺らしながら歌い出した。 どれだけ音楽の授業を心待ちに
席 に 座 っ て い た 6 年 生 の 女 子 生 徒 マ ル ワ は、KnK の 音 楽 講
していたか、 その気持ちを体全体で表現していた。
師が教室に向かってくる様子が見えると、 満面の笑みで拍手
シリアの公立校では音楽がカリキュラムに含まれている
を始めた。 これから音楽の授業が始まると知ると歓喜の声を
が、 ヨルダンでは含まれていない。KnK はシリアのカリキュ
あげて興奮した様子だったが、 講師が教室に入り、 オルガン
ラムも考慮し、 ヨルダン教育省との協議のもと、 キャンプ内
に触れた途端に静かに姿勢を正し、 真剣な眼差しで先生を見
の学校で音楽の授業を提供している。
つめ、 教室の外までよく聞こえる大きな声で、 体を楽しそう
20 万人
2012 年
3月
5月
9月
2013 年
1月
5月
9月
2014 年
1月
ヨルダン全体におけるシリア人登録数
ザアタリ難民キャンプにおけるシリア人登録数
ヨルダンにおけるシリア人の登録数 ( 政治亡命希望者としての登録 )
30
2013 年 度 活 動 報 告
出典 :UNHCR ウェブサイト
31
パキスタン
事業内容:
公立学校再建および学校運営に対する能力強化
■ 実 施 期 間 ■
第 2 期 2012 年 3 月 15 日 ~ 2013 年 3 月 14 日
第 3 期 2013 年 3 月 15 日 ~ 継 続 中
■ 実 施 地 域 ■
ハイバルパフトゥーンハー州マンセラ郡
■裨益者とその数■
第 2 期 5 歳から 14 歳の子ども・生徒会員 1,008 名(男子 685 名、 女子 323 名)、 教師・PTA93 名、 地域住民
第 3 期 5 歳から 16 歳の子ども・生徒会員 1,154 名(男子 765 名、女子 389 名)、教師・PTA117 名、地域住民
地震で学校が倒壊して以来、 屋外で勉強を
続けてきた生徒たちは新しい学校を待ち焦
がれていた
■パートナー・関連諸機関■
日 本 国 外 務 省、パ キ ス タ ン・マ ン セ ラ 郡 教 育 局、Friends Welfare Association (FWA)
に つ い て も、 計 画 通 り 2014 年 3 月 ま
は、 生徒会の役割や子どもの権利につ
でにマンセラ郡の教育省に引き渡す見
いて学ぶと共に生徒たちに学校におけ
通しである。
る課題を考える機会も提供し、 生徒自
完成した校舎はマンセラ郡教育局に
ら が 課 題 に 対 し て の 解 決 策 を 提 案 し、
その管理が譲渡され、 政府の責任にお
行 動 計 画 を 作 成 で き る よ う 指 導 し た。
いて管理運営されている。 なお、 校舎
研修後は、 生徒会を中心として生徒た
を含め、 学校の家具などの支援物資が
ちが学校の清掃プロジェクトに取り組
大切に使用されるよう、 子どもにも分
み、 学校からドロップアウトした子ど
かりやすい絵を用いた啓発ポスターを
もの復学を促すなど、 子どもたちが学
作成し、 各学校に掲示している。
校 の 課 題 を 自 ら の 問 題 と し て 認 識 し、
第 2 期、 第 3 期 の い ず れ の 対 象 校
行動を起こせるようになった。 これら
においても生徒会を組織し、 学校にお
一連の取り組みにより、 子どもらが自
ける生徒の主体性を高めるため、 生徒
信を高める様子が確認できた。
参 加 型 の 研 修 を 実 施 し た。 同 研 修 で
再建前と再建後の生徒数(2013 年 5 月時点)
© Atsushi Shibuya
[1] プロジェクトの背景と目的
生徒数
学校名
KnK は、2010 年 か ら 現 地 NGO の
増加数
再建前
FriendsWelfareAssociation(FWA) の 協
再建後
GGPS●Susal●Jhangar(女子校)
52
109
57
GGPS●Nizam●Dana(女子校)
68
78
10
校に対して校舎再建プロジェクトを行
GGPS●Kehnian(女子校)
60
70
10
い、2012 年 ま で に 21 校 の 学 習 環 境
GGPS●Chanai●Haryala(女子校)
63
66
3
GPS●Jandri●Hotar(男子校)
97
105
8
GPS●Munawal(男子校)
70
81
11
備の整備に加え、PTA や生徒会、 地域
GMS●Bai●Payeen(男子校)
70
90
20
住民に対する学校運営に関する能力強
GMS●Lammi●Battal(男子校)
70
77
7
GMS●Shanai●Bala(男子校)
60
69
9
GHS●Dilbori(男子校)
252
263
11
合計
862
1,008
146
力 の も と、2005 年 の パ キ ス タ ン 北 部
大地震の影響を受けたマンセラ郡の学
の改善に取り組んできた。 このプロジ
ェクトでは、 耐久性に優れた校舎の再
建 や ト イ レ、 水 タ ン ク な ど の 衛 生 設
化、 教師の教授法向上のためのトレー
ニングを実施し、 学校に対する包括的
な支援により、 マンセラ郡の学校教育
の向上を図ることを目的としている。
[3] 今後の展望と課題
[2] 2013 年度の総括
32
2013 年 度 活 動 報 告
2013 年 は 外 務 省 の 助 成 に よ る 「 マ
持続するようフォローアップに努め
これまでのマンセラ郡における学校
明した。 震災後の緊急支援で配布され
ン セ ラ 郡 に お け る 教 育 環 境 整 備・ 向
た。 第 2 期 で 再 建 し た 10 校 で は、 事
再建プロジェクトが評価され、 同じく
た簡易テントや仮設校舎は劣化が進み
上を通じた学校教育支援事業」 を計 2
業終了後 2 ヵ月時点で、全校において
2005 年 の パ キ ス タ ン 北 部 大 地 震 に よ
使用できなくなり、 生徒たちは厳しい
期実施した。
生徒数の増加が見られた (参照:表)。
り 被 災 し た ア ー ザ ー ド・ ジ ャ ン ム ー・
山岳地帯での気候のもと屋外での学習
第 2 期 で は、 マ ン セ ラ 郡 の 8 村 に
安 全 な 校 舎 の 再 建 と 教 師 や PTA の 能
カ シ ミ ー ル (AJK) 地 域 か ら も 支 援 の
を強いられているケースもあり、 この
お い て 女 子 校 4 校、 男 子 校 6 校 を 再
力強化支援という包括的な取り組みが
要 望 が 寄 せ ら れ た こ と か ら、2013 年
ような過酷な教育環境は、AJK 地域全
建 し た。 対 象 校 の 教 師 お よ び PTA に
子どもの通学の促進につながったこと
は AJK 地 域 に お け る 被 災 校 の 状 況 を
体に高いドロップアウト率を招いてい
対 し て は そ れ ぞ れ 研 修 を 実 施 し、 教
が確認できた。
調査した。
る こ と か ら、2014 年 は マ ン セ ラ 郡 に
師の意識改革や学校運営における PTA
第 3 期 で は6 村 で 9 校 の 再 建 を 計
調査の結果、AJK 地域内でも震災被
おける学校再建事業の最終フェーズを
の果たすべき役割について取り上げ
画 し て お り、 そ の 内 2013 年 末 で 4 校
害が特に著しいムザファラバード郡で
完 了 さ せ、 続 け て AJK 地 域 に お け る
た。 研 修 後 は FWA の ス タ ッ フ が 定 期
が完成し、 マンセラ郡の教育省へと引
は 計 898 校 の 公 立 学 校 が 被 災 し、 使
支援を開始する予定である。
的に各校を巡回し、 研修内容の学びが
き 渡 し が 完 了 し て い る。 残 り の 5 校
用できない状態となっていることが判
33
ヨルダン
事業内容:
ユースセンター(非公式教育、コミュニティ参画プログラム、
地方センター職員研修後のフォローアップ)
■ 実 施 期 間 ■
トレーニングを行い、 結果的に自分た
声が聞かれた (参加職員に対する質問
なお、 複数年事業最終期である今年
ちで活動を企画運営できるまでに成長
表 結 果 よ り )。 特 に、KnK 現 地 ス タ ッ
度は、 上述の活動実施と同時に、 当事
した。 また、 孤児院訪問などの社会奉
フ が 直 接 実 施 過 程 を モ ニ タ リ ン グ し、
業を通じて培った青少年活動の実践ノ
仕活動を通し、 青少年自身が将来の目
その場で助言を提供することで、 活動
ウハウと資機材をスムーズに現地へ移
標を明確に持つようになり、 高等教育
の振り返りが速やかに行われたことが
譲すべく、 現地関係機関と協議を進め
に進学する例もみられた。
高く評価された。 また、 参加した青少
た。 具 体 的 に は、HCY と 資 機 材 譲 渡
③ 地 方 ユ ー ス セ ン タ ー 職 員 へ の 研
年からは 「今後さらに回数や時間を増
に関する覚書の作成と、 事業終了後に
修後フォローアップでは、 地域の緑化
やしてほしい」 などの声が上がり、 地
活 動 の 一 部 を 継 続 運 営 し て い く CP 運
アンマン市 ジャバルアンマン地区
活動などの青少年活動を実践すること
方における青少年活動への満足感の高
営委員会 ( 仮称 ) の設立準備を行った。
■裨益者とその数■
で、 そのノウハウがより定着したとの
まりが確認できた。
2011 年 12 月 ~ 継 続 中
■ 実 施 地 域 ■
8 歳 か ら 18 歳 の 青 少 年 975 名 (ア ン マ ン に お け る 活 動)
ユ ー ス セ ン タ ー 職 員 18 名 お よ び 青 少 年、 地 域 住 民 (地 方 に お け る 活 動)
■パートナー・関連諸機関■
日 本 国 外 務 省、 ヨ ル ダ ン 社 会 開 発 省、
ヨ ル ダ ン 青 少 年 高 等 評 議 会 (HCY)
ヨルダンチームと青少年らが
現地の様子を発信しています。
ぜひ覗いてみてください。
[1] プロジェクトの背景と目的
資源に乏しいヨルダン国は、 外国か
を強めている。
とで相互理解を深め、 心身共に健全に
らの短期的な資本流入や中東地域の治
KnK は彼らが自由に通えるユースセ
成長する場を提供してきた。 また、 事
安情勢に影響を受けやすく、 また近年
ン タ ー を 運 営 す べ く、2010 年 10 月
業終了後も地域住民主体でユースセン
はシリア難民を含め周辺国から避難民
より首都アンマンにおいて活動を開始
タ ー が 運 営 さ れ る よ う、 青 少 年 の リ
の 流 入 も あ り、 都 市 部 の 人 口 が 増 加、
し、 青少年らが当センターでの活動に
ーダーシップ育成ならびに現地提携
貧困層が拡大している。 こうした貧困
参加することで、 閉塞感やフラストレ
先 機 関 で あ る HigherCouncilforYouth
層や避難民の青少年の多くは、 学校に
ーションを緩和し、 また、 出身国・地
(HCY) 職員の意識改革や能力向上にも
通うことができず家で孤立し、 閉塞感
域の異なる同年代の仲間と活動するこ
取り組んだ。
www.knkjordan.blogspot.com
中東に広がる KnK の活動についても
ぜひご覧ください。
www.1001stories.asia/
[2] 2013 年度の総括
2013 年 度 は、 当 セ ン タ ー を 拠 点 に
① 非 公 式 教 育 コ ー ス で は 参 加 者 か
青少年に対し①非公式教育 (言語、演
ら、「 以 前 は 路 上 で 持 て 余 し て い た 時
劇、 スポーツ、 音楽、 美術、 ストーリ
間を自分のために有意義に使えるよう
[3] 今後の展望と課題
ーライティング)および②コミュニテ
に な っ た」「セ ン タ ー で の 学 び を 家 族
ィ参画プログラム(年長青少年に対す
や 友 人 に 教 え る こ と で 自 信 が つ い た」
の 連 携、 ま た KnK 現 地 チ ー ム に よ る
るセンター運営方法に関するトレー
など、 日常生活や内面におけるよい変
助 言 と サ ポ ー ト の 下、 当 事 業 の CP で
ニングおよび青少年による地域奉仕
化 を 示 す 声 が 多 く 聞 か れ た。 さ ら に、
研 修 を 受 け た 青 少 年 が 中 心 に な る CP
活動の実施) を継続すると共に、③地
コースに参加した出身国・地域や家庭
運 営 委 員 会 ( 仮 称 ) が 主 導 と な り、 青
方 で の 青 少 年 活 動 の 活 性 化 を ね ら い、
環境が異なる青少年の間で、 新たな友
少年活動を実施していく。 同時に、 当
HCY 管 轄 の 地 方 ユ ー ス セ ン タ ー 職 員
情の芽生えや相互理解も進んだ。
事業で研修・実践活動を行った地方の
が昨年度実施した研修での学びを生
②コミュニティ参画プログラム
ユースセンターから要望を受けたこと
かし、KnK 現地チームによる助言のも
(CP) で は、 地 域 の 環 境 美 化 キ ャ ン ペ
から、 地方での青少年活動のさらなる
と、各センターで青少年活動の実践を
ー ン な ど、 青 少 年 自 ら が HCY や 地 元
活性化を目指したフォローアップも継
行った。
の住民と協力しながら継続できるよう
続していく。
34
2013 年 度 活 動 報 告
コミュニティ参画プログラム(CP)トレーニングを受けた青少年の声
今 事 業 終 了 後 は、 引 き 続 き HCY と
「僕 の 住 む 地 域 は 治 安 が 悪 く て、 家 か
ら外に出るのもずっと怖かった。 地域
も閉鎖的で、 僕自身も内向的になりが
ちだった。 でも、 センターでのトレー
ニングに参加するようになって、 自分
に自信が持てるようになったら、 学校
の仲間や地域の人ともうまく会話でき
るようになった。 トレーニングから多
スハイブ (当時 18 歳)
くのことを学んだよ」 35
© Atsushi Shibuya
バングラデシュ
① 事業内容:非公式教育および収入創出活動
■ 実 施 期 間 ■
2008 年 1 月 ~ 継 続 中
■実施地域■
ボリシャル管区ピロジュプール県ネサラバード郡およびカウカリ郡の 5 村
■裨益者とその数■
非 公 式 教 育 : 村 の 5 歳 か ら 14 歳 ま で の 子 ど も 524 名
職 業 訓 練 : 村 の 女 性 198 名
組合員 91 名の 2013 年度の年間収入
協 同 組 合 : 職 業 訓 練 を 修 了 し た 村 の 女 性 149 名
職業訓練を受ける前は収入を得ていなかった女性
上記裨益者の家族および地域住民
たちが、職業訓練を経て縫製・機織り技術を学び、
■パートナー・関連諸機関■
日 本 国 外 務 省、 宗 教 法 人 真 如 苑、Society for Underprivileged Families(SUF)
組合員として収入を得るようになってきた。 しか
し、 年 間 収入 1,000 タ カ以 下 が 約半 数 を占 め るた
め、 組合員の総数を増やすと共に、 各人の収入を
拡大できるよう努力を続けている。
(1 タ カ = 約 1.3 円)
[1] プロジェクトの背景と目的
2007 年 11 月 に 発 生 し た サ イ ク ロ
非公式教育や村民に対する啓発活動を
り の 職 業 訓 練 を 実 施。2010 年 よ り、
ン 「シドル」 の被災者支援のため、 同
実施。 貧困による子どもの出稼ぎや児
職業訓練修了生を中心に協同組合を設
国での活動を開始。 被災児の心理ケア
童労働を防ぐため、 世帯収入向上を目
立し、 自立した活動へ向けて支援を行
事業を経て、 子どもたちを対象とした
的に村の女性を対象とした縫製と機織
っている。
全体の教育に対する意識の向上が確認
いくことを目指し、 組織運営・ビジネ
できた。
ススキルの研修を行った。 研修を通し
非公式教育へ通う子どもの父親の職業と月収 (有 効 回 答 359 名)
[2] 2013 年度の総括
非公式教育活動では、 公立学校へ通
えない小学校 1 年生から 4 年生に該
当する子どもたちに対して、 ベンガル
職 業 訓 練 で は、 今 年 も 約 200 人 の
自信をつけたことで、 近隣の学校制服
語・算数・英語・社会の授業を提供し
女性たちが毎日センターへ通い、 縫製
の大口受注を目指し組合員が学校を訪
た。 子どもたちへのきめ細かなフォロ
技術もしくは機織り技術の習得に励ん
問して営業活動を行い、 ショールーム
ー ア ッ プ、 情 操 教 育、 親・ 村 民 へ の
だ。6 ヵ月間のコースを終える際には
の売上拡大計画の提案がなされるな
啓 発 活 動 を 実 施 す る こ と で、 農 村 地
筆記・実技試験を受け、 修了書を授与
ど、 組合リーダーを中心に地域・村人
域 の 初 等 教 育 の 底 上 げ を 図 っ て い る。
した。
からのオーダー受注に積極的に取り組
2013 年 12 月 に 実 施 し た 現 状 調 査 で
協同組合活動では、 縫製・機織りの
は、 農村の多くの子どもたちが公立学
スキルアップトレーニングに加え、 女
校へ入学する意欲を示しており、 地域
性たちが自立して組合活動を運営して
人数としては日雇い労働者が最も多く、 漁師、 商
店 主 が 次 い で い る。 こ れ ら の 職 業 で は 月 収 2,400
タカ以下が 7 ~ 8 割を占める。 また漁師・農家は
気候によって収入が変動しやすく、 日雇い労働は
仕事の依頼自体が外的要因に影響されやすい。 こ
のことからも縫製・機織りといった外部環境の影
響を受けにくい職業に期待が高まっている。
(1 タ カ = 約 1.3 円)
めるようになった。
© Atsushi Shibuya
[3] 今後の展望と課題
「職 業 訓 練 に 通 う ま で ミ シ ン に 触 っ た こ と は な か っ た け
ての子どもが教育を受けられる環境を整えることを目指
今では組合員として村人や日本からのオーダーに応え
す。 職業訓練においては、 技術訓練に加え、 収入創出に
て、 組合のミシンで商品を作っています。 家族には 『女
役立つ知識(原価計算・オーダー対応手順など) の提供
の子でも稼ぐことができる。 親に頼らなくても自分で必
を行っていく。 協同組合活動は、 組合運営を組合員が実
要なものを買える』 と胸を張ることができ、 自分が働け
践していくことに重点を置き活動を進める。 いずれの活
ることをとても誇りに思っています」 動も地域の村人を巻き込むことで地域全体の意識の向上
シムル (19 歳)
36
2013 年 度 活 動 報 告
非 公 式 教 育 は、 公 立 学 校 と の 連 携 を 強 化 し、 村 の 全
れど、6 ヵ月の間に自分の服を縫えるようになりました。
を図る。
37
© Akihito Yoshida
紹介
②事業内容:
ストリートチルドレンのためのドロップインセンター
ドロップインセンターの子どもたち
■実施期間■
シ ュ モ ン (11 歳) は 父 親 の 暴 力 で 家 を 飛 び 出 し、 ダ ッ カ の ス ト リ ー ト で
2011 年 9 月 ~ 継 続 中
■実施地域■
生活していた時にドロップインセンターを知った。 センターに通うように
ダッカ管区ダッカ県ケラニゴンジ郡
な り、 ま た 勉 強 し た い と 強 く 思 う よ う に な っ た シ ュ モ ン は 2013 年 7 月、
■裨益者とその数■
首 都 ダ ッ カ で 生 活 す る 6 歳 か ら 17 歳 ま で の ス ト リ ー ト チ ル ド レ ン 40 名
スタッフに連れられボリシャルの親元へ戻ることができた。 現在シュモン
■パートナー・関連諸機関■
は復学し、 毎日元気に小学校へ通っている。 心配されていた父親の暴力も
味 の 素 株 式 会 社、 特 定 非 営 利 活 動 法 人 ワ ー ル ド ラ ン ナ ー ズ ・ ジ ャ パ ン、
スタッフの度重なる啓発によりなくなった、 とシュモンや近所の人々が証
Society for Underprivileged Families(SUF)
言している。
ハッサン(8 歳)
記録時期
ダッカの工場で働く少年
2013 年 4 月
2013 年 9 月
身長
115 センチ
118 センチ
体重
20 キロ
22 キロ
センターに来た当初は身なりが汚れて
センターに来て食事をし、空腹が軽減さ
いた。体中から悪臭を放ち、服すら着
れ皮膚病の症状が見られなくなるなど、
スタッフからのコメント
[1] プロジェクトの背景と目的
ていなかった。彼は体が小さく仕事に
健康面での改善が見られる。センターで
2008 年 よ り 行 っ て き た ピ ロ ジ ュ プ
童労働を防ぐための貧困層の底上げを
く、日中彼らが立ち寄り、食事や教育、
就けないので十分な食事を毎日取るこ
体と服を洗うようになり身なりが清潔に
ール県での活動で見えてきた児童労働
目的とした活動を、 そしてダッカでは
けがの応急手当などを受けられるセン
とができない。センターの子どもとの
なった。さまざまなヘアスタイルを楽し
を生む村の経済・社会構造。 ボリシャ
村から都会に出てストリートチルドレ
ターを 2011 年 9 月に開設した。
けんかをよく見かける。川で体を洗っ
んでいる。センターの子どもたちとのけ
ているためか皮膚病の症状がある。歯
んかもなくなり、授業や絵の時間は熱心
を毎日磨く習慣がない。衛生教育を行
だ。自分の名前だけでなくアルファベッ
う必要がある。
トや数字まで書けるようになった。
ルでは貧困による子どもの出稼ぎや児
ンとして生活する子どもを支援するべ
オシャレ好きの
[2] 2013 年度の総括
ハ ッ サ ン (下)
[3] 今後の展望と課題
セ ン タ ー 開 設 以 降、 一 日 平 均 約 40
センターに来はじめ数ヵ月もすると顔
今年度はコミュニティからの協力を
名のストリートチルドレンがセンター
色がよくなり体重が増えるなどの外見
広く呼びかけたが、 地域住民による定
を利用している。今年度からは、昼食、
の変化はもちろん、 集中力が増し文字
期的なセンターへの訪問は継続されな
教育、 日常的な応急手当、 栄養・衛生
が書けるようになり喧嘩をしなくなる
かった。 今後はセンター訪問者へのフ
に関する啓発に加え、 朝食の提供、 道
など、 内面の成長が見られた。 さらに
ォローアップの徹底、 イベントなどに
徳も含めた社会性を身に着けるための
今年はストリートチルドレンの一人を
地域住民を招待することで、 コミュニ
セッション、 カウンセリングサービス
出身村落の家庭に戻す初の事例に成功
に至るまでより広く活動を展開するこ
した。
シャヒン(11 歳)
記録時期
2013 年 4 月
2013 年 9 月
身長
118 センチ
124 センチ
ティとセンターとの定期的な関わりを
体重
23 キロ
27 キロ
確実にしていく。 その結果、 センター
スタッフからのコメント
シャヒンはリーダー的存在である。セ
各種啓発セッションに参加し、自身の体
ンターの子どもたちとけんかする姿が
をケアできるようになった。毎日体を洗
時に見られる。水泳が好きで、普段は
う習慣が身についてきたので、これから
川の汚染された水で体を洗っているた
も継続して促していく。皮膚病が治り、
め、皮膚病になりやすい。歯をきれい
歯を気を付けて毎日磨くようになった。
とで、 子どもたちが心身共にたくまし
内だけではなく地域全体でストリート
く成長していくためのサポートを充実
チルドレンの生活を保護する環境を整
させることができた。 多くの子どもは
え、 また彼らが社会復帰する上で必要
な社会的スキルを地域コミュニティか
© Akihito Yoshida
© Akihito Yoshida
ら 学 ん で い く こ と を 目 指 す。 並 行 し、
に磨かないので汚れが落ちていない。 センターの子どもたちとのけんかは少な
関連他機関との関係を強化し幅広いサ
歯磨きや清潔な水で体を洗う重要性を
くなっている。体力が付き、仕事を積極
ポート体制を構築していく。
理解していないようだ。衛生教育の必
的に探しに行くようになっている。
シャヒン
要がある。
ドロップイン セ ン タ ー で は い つ も 温 か い 食 事 や シ ャ ワ ー が 待 っ て い る
38
2013 年 度 活 動 報 告
39
パレスチナ
職業訓練コース参加者アンケート結果 (回答数 132 名)
事業内容:ユースセンター「希望の家」
(職業訓練、非公式教育、サマー・ワークショップ)
■ 実 施 期 間 ■
2011 年 11 月 ~ 継 続 中
■ 実 施 地 域 ■
コース内容について
コースで学んだことは
今後役立ちそうか
パレスチナ自治区西岸地域エルサレム県アルザリア村および周辺地域
■裨益者とその数■
主 に 4 歳 か ら 26 歳 の 青 少 年 1,400 名 と そ の 保 護 者、 地 域 住 民
■パートナー・関連諸機関■
「希望の家」の子どもたち
日 本 国 外 務 省、Vision Association For Culture & Arts (VACA)
[1] プロジェクトの背景と目的
パレスチナ自治区は、 イスラエル政
スラエル領) の経済文化圏の一部で
への妨害、 若者とイスラエル軍との衝
府により設置された分離壁や検問所を
あ っ た こ と か ら、2003 年 の 分 離 壁 建
突が頻発しており、 子ども・青少年の
通じた人やモノの移動制限のため経済
設以降、 地域経済の停滞は著しく、 住
健全な心身の成長に悪影響をもたらし
が停滞し、失業率も西岸地域で 20.3%
民の多くが職を失い、 仕事がある若者
ている。
と非常に高い。 特に若年層の失業率は
も大学などで学んだ専門分野と異なる
パ レ ス チ ナ 全 域 で 41.1 % と 極 め て 高
職業への就業を余儀なくされている。
© ハービー・山口
本プロジェクトではこのような背景
の も と、 将 来 の 地 域 の 安 定 を 見 据 え
く、15 歳 か ら 29 歳 の 青 少 年 の う ち
また、 同地域はイスラエルの戦略的
て、 特に若年人口に対して職業訓練と
26.1%が貧困状況に置かれている。 事
重要地域 (エリア C) を含むため、 銃
非公式教育を提供することで、 彼らの
業対象地域はかつてエルサレム(現イ
を携帯した兵士による巡回や市民生活
能力開発と健全な育成を目指す。
[2] 2013 年度の総括
西岸地域アルザリア村においてユー
止まりする中でも若者が前向きに能力
ス ク ー ル 時 の ア ン ケ ー ト 調 査 で は、6
スセンター 「希望の家」 を運営し、 ①
を高める努力を続けられるよう、 支援
割の子どもが自身の肯定的な変化を実
職業訓練としてコンピューター、 セク
を続けていく。
感し、8 割の保 護者が 「子ども の社会
今後も職業訓練と非公式教育を継続
スキル強化を中心に研修を実施し、 来
的なアドバイスなどを適宜行い、 中長
性の向上などの前向きな変化が見られ
すると同時に、 センターを協同運営す
年度は助成金獲得に向けたノウハウの
期的な視点でパレスチナでの効果的な
た」 と回答した。
る現地パートナー団体の能力強化を行
習得を目指すほか、地域とのネットワー
活動についてパートナー団体と共に模
夏期の遠足では、 近隣都市で飲料工
い、 事業実施能力の向上と自立的な発
クを活かした事業の効率的な運営を目
索を続けていく。
展を目指す。 今年度は会計などの運営
指していく。 事業内容についても技術
レタリー技術を、 ②非公式教育として
非公式教育のうち課外補習について
課 外 補 習 ( 英 語、 ア ラ ビ ア 語、 数 学 )
は、 パレスチナでは個別指導を望む傾
およびユースプログラム(音楽、絵画、
向が強いことから、 できる限り講師と
演 劇、 伝 統 ダ ン ス な ど ) を 提 供 し た。
生徒が 1 対 1 で学べるようスケジュー
場 の 見 学 を 行 っ た。 予 算 不 足 も あ り、
また、 夏期にはサマースクールを開催
ルを設定し、 保護者からも 「丁寧な指
政府系の学校ではこうした遠足などの
し、 通常の課外補習とユースプログラ
導 だ」「苦 手 克 服 に よ い」 と い う 評 価
行 事 は ほ と ん ど な く、 子 ど も た ち が
ムに加え、 遠足の機会を提供した。
を受けている。
日々生活する町を抜け出して視野を広
職業訓練では、 女性を中心にセクレ
ユ ー ス プ ロ グ ラ ム で は 音 楽、 絵 画、
げるよい機会となった。 また、 今年度
タリー技術を教えるほか、 若年層を対
伝統ダンス、 演劇などの授業を通年提
は KnK ス タ ッ フ に よ る ビ デ オ ワ ー ク
象にコンピューターコースとして幅広
供している。 これらは政府系の学校で
ショップも実施し、 子どもたちは一緒
い講座を提供し、 就業能力の向上に努
は、 教育課程にないか、 または不十分
に作品を作ることを通じ、 スキルのみ
めた。 今年度からは高度なプログラミ
な 時 間 数 で し か 学 ぶ こ と が で き な い。
ならず新たな友人を獲得し、 協力の大
ン グ の 講 座 も 提 供 し、「 こ こ で 学 ん だ
センターでの学びは発表会を通じて保
切さなどを学んだ。
ス キ ル で ア プ リ を 作 り、 起 業 し た い」
護者や地域住民へ披露され、 子どもの
という受講生も出てきた。 失業率が高
自信の形成にも貢献している。 サマー
40
[3] 今後の展望と課題
41
41
2013 年 度 活 動 報 告
© ハービー・山口
ミャンマー
インドネシア
ミャンマー少数民族支援 初動調査
■ 実 施 期 間 ■
2013 年 11 月 14 日 ~ 27 日
■ 実 施 地 域 ■
カ レ ン 州 コ ー カ レ イ、 ラ イ ン ブ エ、 パ ア ン
■パートナー・関連諸機関 ジ ャ パ ン ・ プ ラ ッ ト フ ォ ー ム (JPF)
KnK は、2006 年 5 月、 ジ ャ ワ 島 中
計 約 300 名 の 青 少 年 が 参 加 し た。 質
(ICWF) と KnK と の 協 働 に よ り 運 営 し
部地震の発災を機に被災児支援を開始
の高い指導や企業と協同のインターン
て き た が、 両 団 体 の 支 援 は 2012 年 末
した。 当初はチルドレンセンターを運
シップにより、 訓練修了後には地元の
に 終 了 し、2013 年 以 降 の 運 営 は か ね
営し、 心理ケアと教育支援を実施した
ショップやガレージに就職し、 また開
てより協力を得てきたコミュニティに
が、 その後の子どもの心理状態の改善
業を果たす若者も数多く出ている。
対し、 センターおよび資機材を移管し
や 地 域 の 復 興 の 進 み か ら、2008 年 以
同センターはコミュニティに開かれ
た。 今後は地元の青年会や女性団体な
降は同地域の、 特に若年層の経済的自
た セ ン タ ー と し て、 幅 広 い 年 齢 層 に
どが主体となり、 将来における地域社
立を目指した。 ユースセンターを開設
よ り 長 く 利 用 さ れ て き て い る。 ジ ャ
会の安定化に向けて自立した活動運営
し青少年へ提供した縫製やオートバイ
ワ島での活動は現地パートナー団体
が継続される。
修理、 コンピューターの職業訓練では
Indonesia Children Welfare Foundation
[1] 調査の背景と目的
近年ミャンマーは民主化へとめまぐるしい動きを見せている。 なかでも各少数民族の反政府組織とミャンマー政府との停
戦合意は今後の同国の行方を大きく左右するできごとである。
こうした動きを受け、少数民族の難民や避難民が帰還する可能性が高まってきた。KnK はジャパン・プラットフォーム(JPF)
による少数民族帰還民支援プログラムに参加し、JPF 事務局と加盟他 2 団体と合同で調査を行った。
1948 年のミャンマー独立 (当時ビルマ連邦) 当初から続いているカレン族と政府との紛争や人権侵害により、 カレン族
はタイに避難し、1984 年にタイ国境に難民キャンプができた。これらは世界で最も長期化するキャンプの一つとなっている。
タイに暮らす難民がミャンマーに帰還するためには、 同国のインフラ整備など停戦合意後も多くの問題が存在する。 教育環
境を整えるなど、 教育支援における KnK の役割を策定することを目的にニーズ調査を実施した。
[2] 調査結果と今後の展望
カ レ ン 州 政 府 は 2013 年 か ら 2016 年 に か け
て州内公立学校の修復再建を計画しているもの
の、 計画から外れている学校にも校舎の老朽化
で雨漏りする天井の修復、 机やいすなどの教育
資材や教材支給のニーズがあることが判明し
た。 また、 公立学校以外に寺院が運営する学校
があり、 これらの学校の教育環境はさらに改善
の余地があることが確認された。
同 国 は 民 主 化 が 進 ん で い る と は い え、NGO
の支援を草の根まで浸透させるにはまだまだ時
間がかかることが見込まれる。 学校修復支援を
通じて州政府および各地方自治体との関係を強
化し、 今後のさらなる支援活動につなげていく
予定である。
42
2013 年 度 活 動 報 告
43
Ⅲ 国 内 教 育 プ ロ ジ ェ ク ト ・ 広 報 活 動
KnK の「若者の家」で暮らすスレイピアップという 17 歳の女
の子にインタビューをしました。その内容は、「なぜ『若者の家』
で生活をしているのか」「両親はどこで生活をしているのか」とい
うことです。彼女は、「働いて家庭を支えなければならなかったけ
れど、勉強がしたかった」「母はお金を稼ぐためにタイに行き、父
は自分が幼いころに亡くなってしまった」と答えてくれました。
スレイピアップは泣いていました。スレイピアップは初めて会っ
たときからいつも笑顔でした。けれど、その笑顔の裏に辛い過去
や寂しさを抱えながら生活をしていたのです。私も泣いてしまい
ました。「泣かないで」とスレイピアップが私の涙を拭いてくれま
した。
カンボジアを訪れて、強く感じたことがあります。
「貧しさって
何?」ということです。日本と比べると経済的に遅れていて裕福
な暮らしではないでしょう。けれども、そこに住む人々には確か
に心の豊かさがあり、笑顔であふれています。そして、その笑顔
がどんな状況であっても明日を生きる強いパワーをつくっている
ように感じました。今ある環境に感謝し、一生懸命笑顔で生きて
いくこと。私はカンボジアの人々に出会って忘れかけていた大切
少 女の辛い過去について勇気を 出 し て イ ン タ ビ ュ ー す る 「友 情 の レ ポ ー タ ー」 の 水 谷 さ ん
なことを教えてもらいました。
水谷 涼香
友情のレポーター
「友情のレポーター」 とは、 日本の青少年に向けた教育プロジェクトで、1995 年の開始以来、 日本在住の 11 歳から 16
歳 の 子 ど も た ち を カ ン ボ ジ ア や フ ィ リ ピ ン、 ヨ ル ダ ン な ど へ 派 遣 し て い る。 レ ポ ー タ ー た ち は KnK の 活 動 現 場 や ス ト リ ー
トチルドレンなどの現状を取材しながら、 現地の子どもたちとの相互理解を深め、 帰国後は自分たちが現地で取材したこと
をさまざまな形で報告し、 支援を呼びかけている。 これまでに 56 名のレポーターが派遣された。
「若者の家」で生活するソッチェン、ソットラン、パラ、スレイ
ピアップ。始めは緊張して、名前もおぼえられませんでしたが、み
2013 年春休み友情のレポーター カンボジア取材
すずか
行き、一人一つずつカメラを使って沢山笑うことができました。ソッ
トランとソッチェンを取材し、過去の話を少し聞くことができまし
水谷 涼 香さん 派遣当時 14 歳/神奈川県在住
かなめ
んなすぐに仲良くなりました。一緒に世界遺産アンコールワットに
後藤 要 くん
派遣当時 13 歳/三重県在住
た。でもどこまで聞いてよいのか分からず、深いことまでは聞けま
選出方法:
日本在住の 11 歳から 16 歳の子どもたちを対象に公募し、 課題レポートと電話面接にて選出
せんでした。くやしかったです。
別の日に取材した「若者の家」の卒業生シナットさんは、
7歳の頃、
課題レポートのテーマ: 「夢の中の物語」
派遣日程:
2013 年 3 月 28 日 (木) ~ 4 月 6 日 (土)
取材場所:
カンボジア、 バッタンバン市郊外で KnK カンボジアが運営する 「若者の家」、
シェムリアップ、 ポイペト、 アランヤプラテート (タイ)
家庭が貧しく、父親の家庭内暴力もひどくなり、家を追い出され路
上で生活するようになったそうです。路上で生活していて、大人が
怖かったと言っています。路上で考えていたのは勉強のこと。学校
をやめてしまい、ずっと勉強をしたかったと。
KnK カ ン ボ ジ ア が バ ッ タ ン バ ン 州
ンコールワットへの遠足では共に笑
月 2 日 お よ び 4 月 25 日 付 ス ポ ー ツ 報
僕は自分でお金を稼がずに生活しています。それにお小遣いもも
で 運 営 す る 自 立 支 援 施 設 「若 者 の 家」
い、 彼 ら の 抱 え る 複 雑 な 問 題 を 取 材
知では青森から静岡エリアの紙面で
で 暮 ら す 子 ど も た ち は、 貧 困 や 人 身
し て は 共 に 涙 し、 友 情 を は ぐ く む こ
レポーターの活動が大きく掲載され
らっています。自分がすごく恵まれた環境にいることを今回学びま
売買など同国を取り巻くさまざまな
とができた。
た。 ま た、 レ ポ ー タ ー 自 ら が 新 聞 社
社会問題の影響を受けている。
今回はテレビ制作会社と報知新聞
に リ リ ー ス を 配 信 し 取 材 に 応 じ た り、
「2013 年 春 休 み 友 情 の レ ポ ー タ ー」
が 同 行 取 材 を 行 っ た。9 月 12 日 に 日
学校や地域での報告会に参加するな
で は、 現 地 の 子 ど も た ち と の 交 流 や
本 テ レ ビ 系 列 番 組 「NEWSZERO」 で
ど多方面での精力的な広報活動を続
家 庭 訪 問 を 通 じ て 取 材 を 行 っ た。 ア
取 材 の 模 様 が 全 国 放 送 さ れ た ほ か、3
けている。
44
2013 年 度 活 動 報 告
した。僕は将来、世界の子どもたちのために支援活動を行う人にな
りたいです。将来、世界中の全ての国が、「若者の家」のような施設
のいらない先進国になってほしい。そのため今よりももっと勉強を
して、もっとたくさんの現実を見て知らせて頑張ります。
後藤 要
45
友情の
5円玉 キャンペーン
2001 年からスタートした「友情の5円玉キャンペーン」は、
また、2012 年から東京・渋谷区の「Bookcafe days」のご協
2013 年 11 月 で 第 26 回 目 を 迎 え た。 こ れ ま で の べ に し て
力で開始した SNS での普及も好調で、「いいね!」や「リツイー
800 以上の学校や個人が参加している。
ト」などのアクションを起こしてくれた方は年間のべ 3,799 人
11 月上旬にフィリピンを襲った大型台風を受けて緊急支援
を呼びかけ、11 月 24 日付の東京新聞に「友情の5円玉キャ
ンペーン」記事が掲載された。これにより、年末にかけて個
①
に上る。
① ② KnK 写 真 展 2013「物 語、
岩 手 の 子 ど も た ち」 開 催 (ア
イ デ ム フ ォ ト ギ ャ ラ リ ー 「東
京 ・ シ リ ウ ス」 に て) / ③ 写
真家ハービー・山口氏と渡辺
真理氏によるギャラリートー
クも開催
本年は「友情の5円玉キャンペーン」と学校からの寄付の合
計 1,823,052 円が恵まれない青少年支援に寄せられた。
人の参加数が伸びている。
メディアを通じた理解の促進
2013 年 の メ ジ ャ ー メ デ ィ ア へ の 露
ら 取 材・ 編 集 し た 記 事 ) が、8 月 17
月 12 日 に 日 本 テ レ ビ 系 列 報 道 番 組
出 数 は 新 聞 46、 雑 誌 等 22、 テ レ ビ・
日付岩手日報の教育面で大きく紹介
「NEWSZERO」 で 紹 介 さ れ、KnK の 活
ラ ジ オ 10、 計 78 件 ( 前 年 比 90 %)
さ れ る と い う 快 挙 を 成 し 遂 げ た。 ま
動やカンボジアにおける子どもの現
と 減 少 し て い る が、 そ の 内 容 は 充 実
た、 団 体 設 立 15 周 年 記 念 写 真 展 「共
状 に つ い て 全 国 の 方 に 伝 え、 イ ン パ
し た も の で あ っ た。 新 聞 掲 載 記 事 の
に成長するために~ GrowingTogether
クトを与えることができた。
13 % は、 企 業 と 協 働 で カ ン ボ ジ ア の
~」 は、 テ レ ビ 含 め 20 以 上 の メ デ ィ
メジャーメディア以外の動きとし
青少年を対象に実施している美容職
ア で 紹 介 さ れ、 会 場 へ の 動 員 と 新 規
て は、 ウ ェ ブ サ イ ト や ブ ロ グ、SNS
業 訓 練「未 来 を つ な ぐ 夢 は さ み」 関
支援者獲得につながる大きな後押し
連記事が占めたことが特徴的であっ
と な っ た。 年 末 に は KnK 事 務 局 長 ド
「PRTIMES」の NPO 向け無償サービス
た。2008 年 に 始 ま っ た こ の 協 働 事 業
ミ ニ ク・ レ ギ ュ イ エ が 中 日 新 聞、 東
で あ る プ レ ス リ リ ー ス 配 信 を 開 始。9
は、2014 年 に 第 10 回 目 を 迎 え、 さ
京新聞の「この人」欄で取り上げられ、
月 の 導 入 以 降 10 回 配 信 し、 約 6,700
らなるメディア露出が期待される。
本 人 の 人 柄 と 共 に KnK の さ ま ざ ま な
人の方に各種情報を届けることがで
活動を紹介した。
き た。2014 年 度 も こ の サ ー ビ ス を 利
岩手日報の全面協力を得て実施し
た「新 聞 ワ ー ク シ ョ ッ プ」 の 成 果 物
春 に カ ン ボ ジ ア を 取 材 し た「 友 情
(参 加 し た 岩 手 県 釜 石 市 の 中 学 生 が 自
の レ ポ ー タ ー」 は、 新 聞 掲 載 の 他、9
②
③
⑤
⑥
で の 情 報 発 信 に 注 力 し た こ と に 加 え、
用 し、 団 体 認 知 度 ア ッ プ を 図 っ て い
きたい。
イベント実績
④
国 境 な き 子 ど も た ち 設 立 15 周 年 を 記 念 し て
岩手県と東京都で写真展開催
④ 写 真 家 た ち に よ る ギ ャ ラ リ ー ト ー ク (伊 藤
忠 青 山 ア ー ト ス ク エ ア に て)/ ⑤ 佐 藤 慧 氏 /●
⑥ 渋 谷 敦 志 氏 / ⑦ 安 田 菜 津 紀 氏 (左) と ハ ー
ビ ー ・ 山 口 氏 (右)
⑦
商業施設でも多くの方に写真を見ていただい
⑧大阪・阪急うめだ本店/⑨東京・新宿タカシマヤ
⑧
⑨
2013 年 は、 団 体 設 立 15 周 年 記 念 写 真 展 「 共 に 成 長 す
るために~ GrowingTogether ~」 を、岩手県盛岡市 (6 月)
⑩
と 釜 石 市 (7 月 )、9 月 に は 東 京 の 「 伊 藤 忠 青 山 ア ー ト ス
クエア」 で開催した。 本写真展では既存支援者に感謝を伝
え、KnK を知らない層を新たに取り込むことを目的に、 過
去から現在までの活動を辿る写真を展示したほか、 東京で
⑩ フ ラ ン ス・ リ
ヨン市で開催さ
れ た 「東 日 本 再
生ビジョン展」
に写真を出展
(リヨン 3 区区
役 所 に て)
はフィリピンの 「若者の家」 にフォーカスしたコーナーや
カンボジアシルク製品などを紹介するフェアトレードブー
スを設置し、 来場者の関心を惹いた。
また、 写真家ハービー・山口氏のご協力でアイデムフォ
トギャラリー 「シリウス」 で開催した国境なき子どもたち
写 真 展 2013「物 語、 岩 手 の 子 ど も た ち」 は、 株 式 会 社 髙
島屋のご好意で 7 月末には新宿タカシマヤ 2 階ウエルカ
ムゾーンで、9 月末にはシンガポール髙島屋においても展
示の機会を得た。
企業や行政のご協力により、写真展の多い 1 年であった。
46
2013 年 度 活 動 報 告
KnK 設 立 15 周 年 記 念 写 真 展 に ご 来 場 く だ さ っ た 高 円 宮 妃 久 子 さ ま (左)
47
Ⅳ 日 本 に お け る フ ェ ア ト レ ー ド 事 業 活 動 報 告
2013 年度イベント実績
1 月 9 日(水)~ 1 月 28 日(月)
大阪・堺市/山口家住宅 新春 堺市から被災復興を願って まちなか福助人形展 共催:堺市/国境なき子どもたち
1 月 23 日(水)~ 2 月 12 日(火)
大阪・大阪市/阪急うめだ本店 KnK パネル展in阪急うめだ本店/大阪 共催:株式会社阪急阪神百貨店/国境なき子どもたち
3 月 13 日(水)~ 22 日(金)
フランス/リヨン3区区役所 東日本再生ビジョン展/フランス・リヨン市 主催:東日本再生ビジョン展リヨン実行委員会
3 月 20 日(水祝)
東京・千代田区/日比谷公園噴水前広場 小音楽堂 第1回 HAPPYDAYTOKYO2013 主催 :HAPPYDAYPROJECT 実行委員会
4 月 25 日(木)~ 5 月 8 日(水)
東京・新宿区/アイデムフォトギャラリー「シリウス」 国境なき子どもたち写真展 2013 「物語、岩手の子どもたち」 (※)
日本人専門家による研修を実施、
商品展開の拡大、新規顧客開拓へ。
2012 年 1 月、KO&Co. 合 同 会 社 の
本人専門家による研修を実施した。 カ
期的な商品製作を行い、 生産者へより
フ ェ ア ト レ ー ド 事 業 は KnK の IGA 事
ン ボ ジ ア は 計 4 名、 バ ン グ ラ デ シ ュ
安 定 し た 収 入 や 雇 用 機 会 が 提 供 で き、
業 の 一 部 と し て 移 管 さ れ、 生 産 と 販
は 計 2 名 の 専 門 家 が 派 遣 さ れ、 普 段
また発注を通じて技術向上が図れるよ
売 を KnK 内 で 一 元 管 理 で き る 体 制 と
の作業工程の見直しやミスを防ぐ生
う、発注体制の改善を試みる。さらに、
なった。
産管理体制を築けるよう提言が行われ
引き続きオンラインを含む小売・卸販
2013 年、IGA 事 業 国 で あ る カ ン ボ
た。 また、 衣服縫製や天然染めなど新
売に注力し、 国内販売拡大を目標とす
ジ ア と バ ン グ ラ デ シ ュ に お い て、 生
規の技術指導も行われ、 商品展開の拡
る と 同 時 に、IGA 事 業 の 目 標 設 定 や 成
産・ 品 質 管 理 の 問 題 解 決、 商 品 開 発、
大、 新 た な 顧 客 開 拓 へ と つ な が っ た。
果、 現地のニーズなどを見直し、 事業
縫製や染めの技術向上を目的とした日
今後は、 季節ごとの新商品展開など定
としての精度向上を図る。
6 月 18 日(火)~ 6 月 23 日(日)
岩手・盛岡市/ CROSSTERRACEMORIOKA 国境なき子どもたち設立 15 周年記念写真展
「共に成長するために~ GrowingTogether ~」 (※)
7 月 5 日(金)~ 7 月 19 日(金)
岩手・釜石市/釜石市青葉ビル
国境なき子どもたち設立 15 周年記念写真展
「共に成長するために~ GrowingTogether ~」 (※)
7 月 31 日(水)~ 8 月 6 日(火)
東京・渋谷区/新宿タカシマヤ 2 階ウエルカムゾーン
国境なき子どもたち写真展 2013「物語、岩手の子どもたち」in新宿タカシマヤ
共催:株式会社髙島屋/国境なき子どもたち
9 月 7 日(土)
東京・渋谷区/表参道ヒルズ他 FASHION’SNIGHTOUT2013 主催:コンデナスト・ジャパン
9 月 10 日(火)~ 9 月 23 日(月祝)
東京・港区/伊藤忠青山アートスクエア
国境なき子どもたち設立 15 周年記念写真展「共に成長するために~ GrowingTogether ~」 共催:伊藤忠商事株式会社/国境なき子どもたち
9 月 14 日(土)
大阪・大阪市/阪急うめだ本店 FASHION’SNIGHTOUT2013OSAKA 共催:株式会社阪急阪神百貨店/コンデナスト・ジャパン
伊 藤 忠 青 山 ア ー ト ス ク エ ア に て 開 催 さ れ た 国 境 な き 子 ど も た ち 設 立 15 周 年 記 念 写 真 展 で 販 売 を 行 っ た
(右 写 真) 商 品 を ご 購 入 さ れ た 高 円 宮 妃 久 子 さ ま (左) と 商 品 を 説 明 す る KnK 会 長 寺 田 朗子(右)
9 月 27 日(金)~ 10 月 2 日(水)
シンガポール/シンガポール髙島屋
シンガポール髙島屋 20 周年感謝イベント 写真展「物語、岩手の子どもたち」 共催:株式会社髙島屋/国境なき子どもたち
10 月 5 日(土)
、6 日(日)
東京・千代田区/日比谷公園 グローバルフェスタJAPAN2013 主催:グローバルフェスタJAPAN2013実行委員会
11 月 3 日(日)
神奈川・中郡大磯町/大磯プリンスホテル周辺 第 8 回 湘南国際マラソン 主催:湘南国際マラソン実行委員会
12 月 13 日(金)
東京・渋谷区/津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス 津田ホール会議室
津田塾大学オープンスクール「人身売買された子どもたち~カンボジアの経済発展の裏側~」
KO & Co.(コ ー ア ン ド コ ー) は、 認 定 NPO 法 人
国 境 な き 子 ど も た ち (KnK) が 実 施 す る 収 入 創 出
活動 (IGA) により製作された商品をフェアトレー
ド と し て 販 売 す る 合 同 会 社 と し て 設 立 さ れ ま し た。
2012 年 の 事 業 移 管 後 は、IGA 生 産 者 に よ り 製 作 さ
れた商品のラベルとして、 引き続き KO&Co. の名称
およびロゴマークを使用している。
主催:津田塾大学オープンスクール
※印のあるものは国境なき子どもたち(KnK)主催イベント
48
2013 年 度 活 動 報 告
49
Ⅴ 団 体 組 織
【理事会】
【岩手事務所】
2013 年の岩手事務所人員配置は以下の通りである。
2013年の国境なき子どもたちの理事会は次の通り構成されている。
会 長
寺田朗子
氏 名
任 地
職務
活動期間
東●洋平
岩手県釜石市
調整員
2011 年 10 月~継続中
ドミニクレギュイエ
鎌田●舞衣
岩手県釜石市
調整員
2012 年 6 月~継続中
守谷季美枝
畠山●理恵
岩手県陸前高田市
調整員
2012 年 4 月~継続中
理 事
横山治雄
管野●洋子
岩手県陸前高田市
調整員
2013 年 6 月~継続中
理 事
アグネスG.クィトリアーノ
管野●久美子
岩手県陸前高田市
調整員
2012 年 5 月~ 2013 年 2 月
理 事
常田高志
理 事
金珠理
監 事
松永弘
理 事(名誉会長)
宮尾舜助
副会長
甲斐道幸
会計役
専務理事
また、NPO 法上の社員に相当する評議員は、2013 年 3 月 7 日の年次総会をもって計 66 人である。
【東京事務局】
2013 年の東京事務局人員配置は次の通りである。
レ ポ ー タ ー 特 集 告 知 特 別 版 を 1 回、 パ キ ス タ ン 特 集
氏 名
職 務
ドミニクレギュイエ
事務局長
守谷●季美枝
渉外/フェアトレード
大竹●綾子
支援事業オペレーション
ビ ュ ー 数 (閲 覧 数) は 337,224(1 日 平 均 924、 前 年
佐々木●恵子
支援事業オペレーション
比 68%)となった。 また、2013 年の KnK 岩手公式ウェ
久野●由里子
支援事業オペレーション
ブサイトの年間ページビュー数(閲覧数)は、14,900(1
村井●香織
支援事業オペレーション
日 平 均 40、 前 年 比 60%) と な っ た。 バ レ ン タ イ ン &
熊本●晃順
支援事業オペレーション/フェアトレード
ホワイトデイやクリスマスなど季節に合わせた寄付誘
清水●匡
広報
松浦●ちはる
広報
村松●知恵子
広報/ファンドレイジング
吉崎●翠
広報/支援者対応
後藤●紀子
経理/総務
臨時特別版を 1 回、合計 12 回を送信した。 送信先は、
2013 年末現在で 5,478 件(前年同月比 91%)である。
2013 年 の KnK 公 式 ウ ェ ブ サ イ ト の 年 間 ペ ー ジ
導企画、 各地活動報告やブログ更新などで寄付呼びか
けと情報発信を続けている。
ま た、 本 年 も 年 間 を 通 じ て 多 数 の ボ ラ ン テ ィ ア の
【活動現地における人員配置】
2013 年の海外活動地における人員配置は以下の通りである。
氏 名
任 地
職 務
活動期間
清水●恭代
バングラデシュ
プロジェクト・コーディネーター
2012 年 5 月~ 2013 年 7 月
土岐●三輪
バングラデシュ
プロジェクト・コーディネーター
2012 年 12 月~継続中
渡辺●三帆
バングラデシュ
プロジェクト・コーディネーター
2013 年 7 月~継続中
佐藤●健太郎
パレスチナ
現地代表
2013 年 2 月~継続中
加藤●香子
ヨルダン
プロジェクト・コーディネーター
2010 年 10 月~継続中
プロジェクト・アドミニストレーター
2013 年 3 月~継続中
プロジェクト・アドミニストレーター
2013 年 10 月~継続中
現地事業総括
2013 年 12 月~継続中
現地事業総括補佐
2014 年 1 月~継続中
小林●由佳
太田●歩
田口●伸秀
原●理栄子
ヨルダン
(シリア難民支援)
ヨルダン
(シリア難民支援)
フィリピン
(台風ハイエン被災者支援)
フィリピン
(台風ハイエン被災者支援)
( は 2014 年の派遣)
方 々 が、 事 務 局 内 作 業 や 各 種 イ ベ ン ト 会 場 で の サ
ポ ー ト お よ び 在 宅 で の 翻 訳 な ど に ご 協 力 く だ さ っ た。
2013 年 末 現 在 で、 事 務 局・ イ ベ ン ト・ 翻 訳 の 各 ボ ラ
ンティア登録者数は 512 名となった。
2013 年 度 は、 支 援 者 向 け に 2012 年 度 活 動 報 告 書 - 東 日 本 大
東京事務局における学生インターンの受け入れは長
震 災 活 動 報 告 2011 ~ 2013 年 - を 発 行 す る と 共 に、 個 人 支 援 者
期 (2012 年 か ら の 継 続 含 む )2 名、 短 期 1 名 の 計 3
からの寄付強化を目的にニュースレター発行回数を増やし、 年 6
名である。 また、KnK 活動地のヨルダンにおけるイン
回発行した。 結果として、
「KnK 支援会員」(年会費一般:一万円、
タ ー ン の 受 け 入 れ は 短 期 3 名 で あ る。 そ れ ぞ れ 広 報
学 生: 五 千 円 ) は 2013 年 末 現 在 で 373 名 ( 一 般 359 名、 学 生
やフェアトレード事業、 海外事業オペレーションの大
14 名) と な り、 前 年末より 57 名増加した。「毎日の 力! 50 円」
きな戦力となった。
マンスリーサポート (月々の継続支援) 参加者は、602 名 (前年
同 月 比 110%) と な り、 前 年 末 よ り 57 名 増 加 し た。 国 内 支 援 者
総数は、前年末の約 15,000 名から約 16,000 名へと拡大している。
E メールにてほぼ毎月発信しているメールマガジンは、 通常版
を 10 回、 日本テレビ系報道番組 「NEWSZERO」 における友情の
50
2013 年 度 活 動 報 告
51
Ⅵ 会 計 収 支
2013 年度収支報告
2013 年度は、 経常支出 375,071,389 円のうち、 総援助事業費 (すなわち活動地における援助事業費+東京における
事業実施運営費+国内教育プロジェクト費・広報活動費) が全体の 89% を占めた。
2013 年 経常支出の部
合計 375,071,389 円
2013 年 経常収入の部
合計 358,833,260 円
52
2013 年 度 活 動 報 告
53
2013年度 特定非営利活動事業会計 活動計算書
2013年度 特定非営利活動事業会計貸借対照表
2013年1月1日から2013年12月31日まで
2013年12月31日現在
特定非営利活動法人 国境なき子どもたち
(単位:円)
特定非営利活動法人 国境なき子どもたち
金 額
科 目
I. 経常収益
A. 一般個人寄付収入
21,958,781
2) 銀行口座からの自動引落寄付
12,163,711
4) 講演・寄稿・募金箱による寄付
5) 友情の5円玉キャンペーン&学校からの寄付
I 資産の部
6,240,120
255,209
1 流動資産
1,823,052
6) 評議員会費
75,000
7) KnKフランスにおける寄付
84,348
現金および預金
42,600,221
2) KnKフランスにおける寄付
C. 一般企業寄付収入
188,928,252
商品
B. 民間機関寄付収入
1) 日本国内寄付
金額
科目
1) 日本国内一般寄付
3) クレジットカードによる寄付
2,203,090
貯蔵品
108,859,210
4,185,854
113,045,064
25,639,391
25,639,391
525,149
その他の流動資産
6,965,375
流動資産 計
D. 公的機関寄付収入
1) 外務省
2) 国際ボランティア貯金寄附金
3) 東京労働局
2,106,000
1,766,022
165,118,022
2,835,282
2,835,282
F. 物品による寄付収入
3,225,364
3,225,364
2 有形固定資産
建物
10,117,018
器具備品
G. その他収入
1) 利息収入
19,631
2) 為替差益
1,987,241
4,363,044
630,527
土地
48,982,441
有形固定資産 計
6,369,916
経常収益計
358,833,260
II. 経常費用
105,550
無形固定資産 計
1. 活動地における援助事業費
1) カンボジア
20,319,087
2) カンボジア 洪水緊急支援
10,801,871
4 投資その他の資産
3) フィリピン
19,329,056
敷金
5) インドネシア
2,228,216
84,486,260
7) ヨルダン
12,646,168
8) ヨルダンにおけるシリア難民支援
21,119,188
9) バングラデシュ
20,637,306
10) ミャンマー
1,048,863
11) パレスチナ
18,405,909
2) 収入創出活動支援費
3) 東京事務局における支援業務にかかわる人件費
東京事務局における支援業務費計
1 流動負債
前受寄附金
14,652,361
3) 東京事務局における支援業務にかかわる人件費
6,475,706
長期借入金
3,984,447
12,951,411
54
9,210,500
負債 合計
91,345,342
8,829,660
9,713,558
3) 管理運営・会計監査(減価償却費含む)
6,619,168
4) 管理運営にかかわる人件費
9,713,559
5) KnKフランスでの事業開発費
6,211,911
III 正味財産の部
前期繰越正味財産
41,087,856
41,087,856
375,071,389
当期経常増減額
△ 16,238,129
税引前当期正味財産増減額
△ 16,238,129
186,511,189
当期正味財産増減額
△ 16,308,129
正味財産 合計
170,203,060
負債及び正味財産 合計
261,548,402
△ 70,000
前期繰越正味財産額
186,511,189
次期繰越正味財産額
170,203,060
2013 年 度 活 動 報 告
9,210,500
固定負債 計
18,871,351
333,983,533
2) 事業開発にかかわる人件費
法人税、住民税及び事業税
82,134,842
2 固定負債
1,935,493
III. D. 事業開発・一般管理費
総援助事業費
1,002,914
流動負債 計
74,436,491
直接援助事業費 計 (A+B+C)
1) 事業開発費
70,000
預り金
C. 国内教育プロジェクト・広報活動費
3) 広報・啓発活動にかかわる人件費
4,000,000
未払法人税等
2) 岩手事務所における支援業務にかかわる人件費
2) 広報・啓発活動費
14,065,026
短期借入金
240,675,691
B. 国内援助事業費(東日本大震災被災者支援)
1) 教育プロジェクト
62,996,902
未払金
3,117,814
25,902,822
53,308,424
261,548,402
II 負債の部
497,550
1) 活動地における援助事業費(岩手県、福島県)
3,091,000
資産 合計
211,157,505
29,518,186
2,991,000
投資その他の資産 計
2. 東京事務局における事業実施運営費
1) 東京事務局における運営管理費
105,550
100,000
KO&Co.合同会社 出資金
135,581
6) パキスタン
活動地における援助事業費計
59,729,986
3 無形固定資産
ソフトウエア
A. 海外援助事業費
4) フィリピン 台風緊急支援
198,621,866
161,246,000
E. 物品販売
3) その他
(単位:円)
55
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2013年度 特定非営利活動事業会計財産目録
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2013年12月31日 現在
特定非営利活動法人 国境なき子どもたち
(単位:円)
科目
流動資産
現金および預金
日本
手元現金 円(東京)
手元現金 USドル(東京)
手元現金 ユーロ(東京)
手元現金 他外貨(東京)
手元現金 円(岩手)
手元現金 円(KO&Co.)
カンボジア
手元現金 USドル
手元現金 リエル
フィリピン
手元現金 ペソ
バングラデシュ
手元現金 タカ
手元現金 バーツ
手元現金 USドル
ヨルダン
手元現金 ディナール
手元現金 円
手元現金 USドル
パキスタン
手元現金 パキスタンルピー
パレスチナ
手元現金 USドル
手元現金 シュケル
フランス
手元現金 ユーロ
手元現金 スイスフラン
日本
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店【一般】
外貨普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【フィリピン】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【バングラデシュ】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【パキスタン】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【パキスタン】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【シリア】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【シリア】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【ミャンマー】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【東北】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【東北】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【東北】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【カンボジア】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【カンボジア】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【カンボジア】
普通預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店 【KO&Co.】
振替貯金 (株)ゆうちょ銀行 新目白通郵便局
振替貯金 (株)ゆうちょ銀行 新目白通郵便局 【友情の5円玉キャンペーン】
振替貯金 (株)ゆうちょ銀行 新目白通郵便局 【東北】
普通預金 (株)みずほ銀行 高田馬場支店
普通預金 (株)三井住友銀行 高田馬場支店
普通預金 (株)岩手銀行 釜石支店 【東北】
定期預金 (株)三菱東京UFJ銀行 高田馬場支店
カンボジア
カンボジアコマーシャル銀行 バッタンバン支店 USドル
カンボジアコマーシャル銀行 バッタンバン支店 USドル
フィリピン
メトロ銀行 ザバルテ支店 USドル
メトロ銀行 ザバルテ支店 ペソ
メトロ銀行 ザバルテ支店 ペソ バングラデシュ
ウッタラ銀行 エレファントロード支店 タカ
ルパリ銀行 ナヤトラ支店 タカ ルパリ銀行 ナヤトラ支店 タカ
ヨルダン
ヨルダン・イスラム銀行 ワスフィ・アルタルストリート支店 ディナール
ヨルダン・イスラム銀行 ワスフィ・アルタルストリート支店 ディナール
ヨルダン・イスラム銀行 ワスフィ・アルタルストリート支店 ディナール 【シリア】
パキスタン
ムスリムコマーシャル銀行 ガジコット支店 ルピー
パレスチナ
アラブ銀行 ベツレヘム支店 USドル
アラブ銀行 ベツレヘム支店 シュケル
フランス
郵便貯金銀行 ユーロ
商品
商品KO&Co.
188,928,252
751,418
643,467
81,402
156,244
65,598
388,847
15,809
1,666
固定負債
長期借入金
金額
82,134,842
62,996,902
14,065,026
4,000,000
70,000
1,002,914
9,210,500
9,210,500
415,608
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89,687
46,644
2,010,077
6,525
4,862,874
3,119,692
30,435,450
5,924,152
12,348,584
113,991
1,414,937
4,695,554
1,772,255
26,604,614
14,188,394
4,934,201
3,769,516
1,541,278
680,232
1,392,249
526,886
445,495
1,522,478
79,773
999,307
565,738
15,000,000
145,523
573,442
13,226
290,786
7,837,771
2,226,972
307,036
394,718
4,751,109
4,315,777
6,550,564
14,709,443
2,549,405
513,668
756,178
170,203,060
3,091,000
100,000
2,991,000
資産 合計
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105,550
105,550
投資その他の資産
敷金
KO&Co.合同会社 出資金
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1,030,072
32,114
52,695
59,729,986
10,117,018
630,527
48,982,441
無形固定資産
ソフトウエア
䚷
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218,593
16,630
10,539
6,965,375
183,412
33,943
1,375,655
516,023
4,856,342
有形固定資産
建物
器具備品
土地
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ෆᐜ
525,149
25,220
42,120
196,099 正味財産
261,710
その他の流動資産
前払保険料
立替金
未収入金
仮払金
長期貸付金(KO&Co.Combodia)
2013 年 度 活 動 報 告
科目
流動負債
前受寄附金
未払金
短期借入金
未払法人税等
従業員預り金(社会保険料)
2,203,090
2,203,090
貯蔵品
ビデオ・DVD
ポストカード
封筒
書籍
56
金額
261,548,402
負債および正味財産 合計
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57
Ⅶ K O & C o . 合 同 会 社 会 計 収 支
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2012 年 1 月、KO & Co. 合同会社のフェアトレード事業は KnK の IGA 事業の一部として移管された。
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58
2013 年 度 活 動 報 告
59
謝辞
国境なき子どもたちの 2013 年度における世界での活動および 2011 年 3 月以降における東日本大震災での活動に対し、
あたたかいご理解とご支援をお寄せくださいました皆さまに心より御礼申しあげます。(順不同、 一部敬称略)
個人支援者の皆さま
友情の5円玉キャンペーンにご参加くださった小・中・高校生の皆さま
BLOOMBERGL. 従業員有志の皆さま、 神戸チャリティコンペ有志の会の皆さま、 ローランドディー . ジー . 株式会社株主有志の皆さま
生活協同組合パルシステム東京の組合員の皆さま、 キム・ヒョンジュンさま、 ほか
資料 1 プ レ ス レ ビ ュ ー
新聞掲載
no.
掲載日
新聞名
内容
1
2013/1/6
中日新聞
地球の子どもたち:フィリピン・マニラ(下)教育支援で前向きに
2
2013/1/6
中日新聞
読者のひろば:2013 年友情のレポーター 募集告知
3
2013/1/23
伊勢新聞
4
2013/2/21
岩手日報
被災者からのメッセージ 遊べる場所つくって / KnK 岩手 畠山理恵
5
2013/3/2
スポーツ報知
KnK カンボジア サッカーシューズを友情のレポーターが届けます
6
2013/3/21
岐阜新聞
2013 年友情のレポーター 後藤要(ごとう●かなめ)
7
2013/3/25
神奈川新聞
2013 年友情のレポーター 水谷涼香(みずたに●すずか)
8
2013/4/13
東京新聞
2013 年友情のレポーター 水谷涼香(みずたに●すずか)
“未来をつなぐ夢はさみ” カンボジアの青少年にカット技術を指導
9
2013/4/18
繊研新聞
山田町田の浜コミュニティセンター開所式
10
2013/4/19
読売新聞
山田町田の浜コミュニティセンター開所式
雙葉学園同窓会、 雙葉幼稚園、 雙葉小学校、 田園調布雙葉中学高等学校 エリザベット会、 岩手県高等学校教職員組合、
11
2013/4/19
岩手日報
山田町田の浜コミュニティセンター開所式
学校法人自由学園、 普連土学園、 ラ・サール学園、 京都府亀岡市立育親中学校生徒会、 ほか
12
2013/4/21
東海新報
大船渡市 小細浦地域公民館安全祈願祭
13
2013/4/23
読売新聞 関東●夕刊 KnK 写真展 2013 「物語、岩手の子どもたち」
14
2013/4/25
スポーツ報知
15
2013/4/27
東海新報
16
2013/4/29
岐阜新聞
2013 年友情のレポーター 後藤要(ごとう●かなめ)
17
2013/5/8
産経新聞 神奈川
2013 年友情のレポーター 水谷涼香(みずたに●すずか)
特定非営利活動法人ワールドランナーズ・ジャパン、湘南国際マラソン実行委員会、一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン、
18
2013/5/12
中日新聞 ジュニア中日
2013 年友情のレポーター 後藤要(ごとう●かなめ)
日本キリスト教教会大森教会、全国友の会、ほか
19
2013/5/17
東海新報
KnK 岩手 ブロンデルジャパンからチョコレート寄贈
20
2013/5/21
東海新報
訂正記事
21
2013/5/28
The●Jordan●Times● 【ヨルダン】
ヨルダン:シリア難民キャンプ支援 KnK とヨルダン教育省による調印式
22
2013/5/30
朝日新聞 熊本
23
2013/6/8
中日新聞
24
2013/6/15
産経新聞 東北
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
25
2013/6/15
スポーツ報知
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
26
2013/6/23
朝日中学生ウィークリー
2013 年友情のレポーター 後藤要(ごとう●かなめ)
サノフィ株式会社、コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン、キューピー株式会社、合同会社ワンアート、グンゼラブアース倶楽部、
27
2013/6/29
東京新聞 神奈川
“未来をつなぐ夢はさみ” カンボジアの青少年にカット技術を指導
プラダジャパン株式会社、 ローランドディー . ジー . 株式会社、 株式会社アークメイカーサザンカンフオート、 株式会社トーハン、
28
2013/6/29
伊勢新聞
“未来をつなぐ夢はさみ” カンボジアの青少年にカット技術を指導
【学校教育関連機関の皆さま】
【民間機関の皆さま】
特定非営利活動法人国際協力 NGO センター(JANIC)、国際ソロプチミスト東京 -- 広尾、公益財団法人ソロプチミスト日本財団、
宗教法人真如苑、国境なき合唱団、大宮中央ロータリークラブ、NPO 法人チャリティ・プラットフォーム、FOREVER ☆ 501、
NPO 法人ジャパン・プラットフォーム、公益社団法人渋谷法人会、公益財団法人日本国際協力財団、東日本大震災復興支援財団、JTI 財団、
【企業の皆さま】
株式会社小学館、 ロクシタンジャポン株式会社、 ロクシタングループ、LVMH モエヘネシー・ルイヴィトン・グループ、
伊藤忠商事株式会社、 株式会社髙島屋、 ヘンケルジャパン株式会社、 株式会社エフエム東京、UBS 証券株式会社、
フェリシモ 地球村の基金、フィデリティ投信株式会社、フィデリティ投信株式会社/ CharitiesAidFoundation、大和ハウス工業株式会社、
リシュモンジャパン株式会社ヴァシュロン・コンスタンタン、 株式会社阪急阪神百貨店、 株式会社ハースト婦人画報社、
株式会社高齢社、 株式会社出版文化社、 リンベル株式会社、 味の素株式会社、 株式会社サンルート、 株式会社サンクスジャパン、
KnK カンボジア サッカーシューズを友情のレポーターが届けました
「子どもセンター」スタッフ募集(陸前高田)
第 25 回 友情の5円玉キャンペーン
“未来をつなぐ夢はさみ” カンボジアの青少年にカット技術を指導
ブロンデルジャポン株式会社、 株式会社新川製作所、 アド・コムグループ株式会社、 株式会社レッシー・インターナショナル、
29
2013/7/6
岩手日報
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
MBS マリバレエスクール、 株式会社京王興産笹塚ボウル、 有限会社豊田市民市場、 株式会社梶田、 ホロス・ゾーンセラピースクール、
30
2013/7/10
復興釜石新聞
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
株式会社プロジェクトプロデュース、株式会社さくら屋、株式会社トッパン・フォームズ・オペレーション、キャンドルウィック株式会社、
31
2013/8/2
毎日新聞
KnK 写真展 2013 「物語、岩手の子どもたち」
●in●新宿タカシマヤ
32
2013/8/3
毎日新聞
KnK 写真展 2013 「物語、岩手の子どもたち」
●in●新宿タカシマヤ
33
2013/8/17
岩手日報
34
2013/8/21
信濃毎日新聞 夕刊
“未来をつなぐ夢はさみ” カンボジアの青少年にカット技術を指導
35
2013/8/22
千葉日報
“未来をつなぐ夢はさみ” カンボジアの青少年にカット技術を指導
【公的機関の皆さま】
36
2013/9/4
しんぶん赤旗
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
37
2013/9/13
読売新聞 都内版
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
外務省、 独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構国際ボランティア貯金、 独立行政法人国際交流基金、 ほか
38
2013/9/17
読売新聞
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
39
2013/9/17
毎日新聞 都内版
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
40
2013/9/18
朝日新聞 都内版 東京マリオン
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
41
2013/11/24
東京新聞
フィリピン台風被災児ら支援を 友情の5円玉キャンペーン
42
2013/11/28
物流日本進運
KnK 岩手 移動型子どもセンター
43
2013/12/14
読売新聞
KnK 岩手 移動型子どもセンター
44
2013/12/19
中日新聞
45
2013/12/24
Ouest●france 【フランス】
46
2013/12/29
東京新聞
マルヨ産業運送株式会社、 プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社、 株式会社サイエイ・インターナショナル、 寺田倉庫グループ、
三井化学株式会社、 株式会社 QVC ジャパン、geechs 株式会社、 株式会社デジタルアドベンチャー、 生活協同組合パルシステム東京、
株式会社イニュニック、 株式会社堀内カラー、G.I.P.Tokyo、 アイデムフォトギャラリー 「シリウス」、 ほか
【海外の皆さま】
5STARLEGACYFOUNDATION(アメリカ)、BLOOMBERGL.(イギリス)、
MacquarieGroupFoundationLimited(オーストラリア)、OuestFrance-Solidarité(フランス)、 ほか
お預かりしたご寄付は大切に使用させていただきます。
世界と東北地方での中長期的な活動に向けて、
KnK 岩手 新聞ワークショップ / KnK 岩手 鎌田舞衣
「この人」 KnK 事務局長ドミニクレギュイエ
ヨルダン:シリア難民キャンプの子どもたちを支援
「この人」 KnK 事務局長ドミニクレギュイエ
2014 年も引き続きご支援ご協力をお願い申しあげます。
60
2013 年 度 活 動 報 告
61
産経新聞 神奈川 ●2013 年 5 月 8 日
The●Sankei●Shimbun●Kanagawa●● May●8,●2013
その他
no.
掲載・発行日
情報誌名
内容
1
2013/2/28
25ans 4 月号
KnK 岩手 ワークショップを通じた青少年支援
2
2013/2/28
25ans 4 月号
KnK 岩手 「走る !●KnK 子どもセンター」/ KnK 写真展 2013
3
2013/3/28
ELLE●girl●ブログ
4
2013/4/1
美容の経営プラン
5
2013/4/22
VOGUE●●web
KnK 岩手 山田町田の浜コミュニティセンター開所式
6
2013/4/28
25ans 6 月号
KnK 岩手 ファッションワークショップ●in●東京/ KnK 写真展 2013
7
2013/5/13
ハースト婦人画報社 News●Letter
KnK 岩手 ファッションワークショップ●in●東京
8
2013/4/20
CAPA
KnK 写真展 「物語、岩手の子どもたち」
9
2013/4/28
アサヒカメラ .net●●-●web●-
KnK 写真展 「物語、岩手の子どもたち」
10
2013/6/13
盛岡経済新聞●●-●web●-
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
11
2013/6/14
週間金曜日
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
12
2013/6/27
marie●claire●style
KnK 岩手 山田町田の浜コミュニティセンター開所式
13
2013/6/28
Richesse●no.4
KnK 岩手 山田町田の浜コミュニティセンター開所式
14
2013/8/22
Peachy●●-●web●-
“未来をつなぐ夢はさみ”
カンボジアの青少年にカット技術を指導
15
2013/8/22
beauty●news●Tokyo●●-●web●-
“未来をつなぐ夢はさみ”
カンボジアの青少年にカット技術を指導
16
2013/9/3
シブヤ経済新聞
「ファッションズ・ナイト・アウト 2013」
チャリティグッズ売上を KnK 東北支援へ
17
2013/9/4
The●Japan●Times●●-●web●-
“未来をつなぐ夢はさみ”
カンボジアの青少年にカット技術を指導
18
2013/9/4
IMA ONLINE●●-●web●-
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
19
2013/9/5
まいまいクラブ●●-●web●-
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
20
2013/9/11
マイナビニュース●●-●web●-
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」スタート
21
2013/10/11
Preppy
22
2013/12/1
シナジー vol.160
KnK 岩手 ファッションワークショップ●in●東京
“未来をつなぐ夢はさみ”
カンボジアの青少年にカット技術を指導
“未来をつなぐ夢はさみ”
カンボジアの青少年にカット技術を指導
グローバルフェスタ 2013 チャリティラン寄付先 KnK バングラデシュ
朝日中学生ウィークリー ●2013 年 6 月 23 日
Asahi●Chugakusei●Weekly●● June●23,●2013
テレビ/ラジオ放送
no.
放送日
放送局・番組名
ジャパンFMネットワーク 「OH!●HAPPY●MORNING」
内容
1
2013/1/9
2013 年友情のレポーター 募集告知
2
2013/4/22
London●Hit●Radio●-●UK●&●
Europe●Direct
(Internet●Radio)
KnK 写真展 「物語、岩手の子どもたち」
/ ハービー・山口
3
2013/4/25
TOKYO●FM●「アポロン」
KnK 写真展 「物語、岩手の子どもたち」
/ ハービー・山口
4
2013/6/13
ラヂオもりおか「もりおかニュース」
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
/ 松浦ちはる
岩手朝日テレビ
「共に成長するために」
「ワイドスクランブル(ローカルニュース)
」 KnK 設立 15 周年記念写真展 5
2013/6/20
6
2013/7/10
FM 岩手
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
7
2013/7/13
陸前高田災害 FM
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
8
2013/7/18
NHK●「お昼のニュース」
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
9
2013/9/12
日本テレビ●「NEWS●ZERO」
2013 年友情のレポーター 水谷●涼香(みずたに●すずか)
カンボジア取材
10
2013/9/22
62
2013 年 度 活 動 報 告
NHK 第 2●
「宗教の時間●一瞬の輝きを求めて」
KnK 設立 15 周年記念写真展 「共に成長するために」
/ ハービー・山口
63
毎日新聞 ●2013 年 8 月 3 日
The●Mainichi●Shimbun●● August●3,●2013
読売新聞 ●2013 年 12 月 14 日
The●Yomiuri●Shimbun●● December●14,●2013
NHK ニュースウェブ 2012年 11 月 28日
NHKNEWSWEB November28,2012
毎日新聞 都内版 ●2013 年 9 月 17 日
The●Mainichi●Shimbun●Tokyo● September●17,●2013
64
2013 年 度 活 動 報 告
中日新聞 ●2013 年 12 月 19 日
The●Chunichi●Shimbun● December●19,●2013
65
資料 2 国 境 な き 子 ど も た ち 沿 革
ウェストフランス ●2013 年 12 月 24 日
Ouest●France● December●24,●2013
1995 年
KnK の前身となった教育プロジェクト「子どもレポーター」開始(2003 年に「友情のレポーター」と改称)
1997 年 9 月
日本の NGO として国境なき子どもたち(KnK)設立
2000 年
9月
9月
2001 年
1月
2月
11 月
12 月
特定非営利活動法人(NPO 法人)として東京都に認証される カンボジア、バッタンバンにて初の自主運営プロジェクト、「若者の家・男子」開設
ベトナム、ホーチミンにて「若者の家」開設(2008 年 3 月終了)
カンボジア、バッタンバンにて「若者の家・女子」開設
フィリピン、マニラ首都圏「若者の家」開設
フィリピン、マニラ首都圏の刑務所にて未成年収監者への支援開始(2006 年 1 月終了)
2002 年
9月
12 月
フィリピン、マニラ首都圏にて「友情の家」を開設(2004 年 9 月「若者の家」に統合)
カンボジアにて高等教育を希望する青年を対象とした「若者の家プノンペン」を開設(2008 年 11 月終了)
フィリピン、マニラ首都圏のスラム地区にてチルドレンセンターを開設
2003 年
1月
カンボジア、バッタンバンの刑務所にて未成年収監者への支援開始
2004 年 12 月 26 日 スマトラ島沖地震・インド洋大津波発生、調査・支援開始
2005 年
1月
10 月
インド、インドネシア、タイにて津波で被災した青少年の支援開始(インド 2010 年 6 月、タイ 2006 年 1 月、インドネシア 2006 年 6 月終了)
パキスタン北部大地震で被災した青少年の支援開始
2006 年
5月
10 月
インドネシア、ジャワ島中部地震で被災した青少年の支援開始(2013 年 2 月終了)
東ティモールにて紛争の影響を受けている青少年の支援開始(2012 年 2 月休止)
2007 年
5月
7月
7月
10 月
10 月
日本にてフェアトレードによる KnK 支援を目的に KO&Co. 合同会社を設立
カンボジア、バッタンバンにて収入創出活動(IGA)を開始
フィリピンにて現地法人「KnK ネットワーク・フィリピン」を設立、カンボジアにて現地法人「KnK ネットワーク・カンボジア」を設立
インドネシア、スマトラ島南西沖地震で被災した青少年の支援開始(2008 年 6 月終了)
ヨルダンにてイラク避難民の青少年に対する支援開始(2008 年 10 月終了)
2008 年
1 月 6月
11 月
バングラデシュ、ピロジュプールにてサイクロン「シドル」で被災した青少年の支援開始
ミャンマーにてサイクロン「ナルギス」で被災した青少年の支援開始
ヨルダン、アンマンにて青少年支援を開始
2009 年
4月
9月
12 月
2010 年 1 月
1月
9月
10 月
2011 年
3月
6月
9月
9月
10 月
11 月
11 月
シリアにて、イラク難民支援に関する調査活動を実施
フィリピン、マニラ首都圏にて大型台風の被災児に対する緊急支援を開始(2010 年 1 月終了)
フィリピン、マニラ首都圏にて「若者の家」新設
国税庁長官より、認定 NPO 法人としての認定通知を受ける
パキスタン、マンセラにて 2005 年の大地震の影響を受けた校舎の再建を開始
パキスタン、コヒスタンおよびシャングラにて大洪水により被災した学校の再開支援を開始(2011 年 7 月終了)
ハイチにてシスター本郷幸子を通じ、同年 1 月の大地震により被災したポルトープランスおよびエンシュ市の学校を支援
3 月 11 日東日本大震災発生
東日本大震災の被災地で緊急支援活動を開始
岩手県盛岡市に岩手事務所を開設
岩手県被災地にて公民館・コミュニティセンター再建修復支援を開始
バングラデシュ、ダッカにてストリートチルドレンのための「ドロップインセンター」を開設
岩手県釜石市に岩手事務所を移転
パレスチナ、エルサレム県にて青少年育成事業を開始
東京国税局長より、東日本大震災の被災者支援活動を行う認定 NPO 法人として「指定寄付金」認定団体の確認を受ける(2013 年 12 月 31 日終了)
2012 年
1月
8月
10 月
11 月
福島県南相馬市にて保育園へ「食」の支援開始(2013 年 3 月終了)
フィリピン、マニラ首都圏にて豪雨被災児に対する緊急支援を開始(10 月終了)
ミャンマー、モン州にて青少年支援に関する調査活動を実施
フランス、パリ事務所を開設
2013 年
3月
8月
10 月
11 月
11 月
66
2013 年 度 活 動 報 告
ヨルダン、ザアタリにてシリア難民支援を開始
フィリピン、マニラ首都圏にて豪雨被災児に対する緊急支援を開始(9 月終了)
カンボジア、バッタンバン州にて豪雨被災児に対する緊急支援を開始(11 月終了)
ミャンマー、カレン州にて青少年支援に関する調査活動を実施
フィリピン、レイテ島、サマール島にて大型台風「ハイエン」の被災児に対する緊急支援を開始
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認定 NPO 法人国境なき子どもたち(KnK)
2013 年度活動報告書 2014 年 5 月 15 日発行
禁無断複製・転載
認定 NPO 法人国境なき子どもたち(KnK)
会長
: 寺田朗子
事務局長
: ドミニクレギュイエ
東京事務局 : 〒 161-0033 東京都新宿区下落合 4-3-22
TEL
: 03-6279-1126
サポーター専用 TEL
: 03-6279-1128
FAX
: 03-6279-1127
岩手事務所 : 〒 026-0024 岩手県釜石市大町 3-8-3 青葉ビル 1 階
TEL & FAX : 0193-22-3877
E-mail
: [email protected]
URL
: www.knk.or.jp
www.knk-iwate.jp(東日本大震災特設サイト)
写真協力
: ハービー・山口、渋谷敦志、安田菜津紀、国境なき子どもたち
印刷・製本 : 株式会社イニュニック この冊子は TechSoupJapan より寄贈されたアドビ・ソフトウェアにより編集されました。
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