...

2012年 3月 №67

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

2012年 3月 №67
2012.3
№67
福岡県立図書館「企画展示」ポスター
目 次
○「福岡県公共図書館等雑誌新聞総合目録」について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○行政支援サービスとレファレンス事例について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○遠隔地サービスについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○データベース「古文書等検索(福岡県立図書館)
」について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○県立図書館1年の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-1-
2
3
4
6
8
平成23年12月28日より福岡県立図書館のHP掲載の
「福岡県公共図書館等雑誌新聞一覧」が県内各公共図書館の御協力により
「福岡県公共図書館等雑誌新聞総合目録」に移行しました。
刊行頻度 分 図
カナ
タ イ ト ル
出 版 者
西部ガスリビング販売 隔月刊 担
&and
○ 書
0
ンド
ーニャ
*にーにゃ
Jeek
月刊 ○ 0
゙リジストンヒ [ブリヂストン美術館・石橋美術館]館報 石 橋財 団ブ リヂストン美 術館 年刊 ○ 0
ジアガクエン[亜細亜学園学術文化連合会]文化誌 亜 細亜 学園 学術文 化連 合会 年刊 ○ 0
ジアケンキュ [亜細亜大学]アジア研究所所報 亜 細亜大学ア ジア研究所 季刊 ○ 0
[愛媛県歴史文化博物館]研究紀要 愛媛県歴史文化博物館 年刊 ○ 0
安田学園
年刊 ○ 0
スダガクエン[安田学園]研究紀要
ラテマチキョウ[鞍手町教育委員会]社会教育 鞍手町教育委員会 年刊 ○ 0
ンガチョウリツ[遠賀町立図書館]図書館要覧 遠賀町立図書館 年刊 ○ 0
横浜市
半年刊 ○ 0
コハマシチョウ[横浜市]調査季報
カヤマケンノウ[岡山県農業総合センター農業試験場]試験研究主要成果 岡山県農業総合センター農業試験場 年刊 ○ 0
カヤマケンノウ[岡山県農業総合センター農業試験場]農業試験場研究年報 岡山県農業総合センター農業試験場 年刊 ○ 0
キナワケンキ [沖 縄教育 委員会 ]史 料編集 室紀要 沖縄県教育委員会 年刊 ○ 0
レ キシ ブンカ ハ
ク ブツ カン ケン キュ ウキヨウ
所蔵館
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
県立
保存期間
永
永
永
永
永
永
永
永
永
永
永
永
永
所 注記 雑誌
蔵 (改
1985年冬
1分
2002年9月 1
1977年 2 1
9号
1
昭和53年5 1
2007年12号 1
1959年3月 1
2006年
1
平成14年度 1
1986年9月 1
平成12年度 1
平成1岡山県 1
1997[沖縄 1
雑誌
分
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
雑誌
従来は
Excel の一覧表という
方式でしたが・・・
検索システムへ移行し、県内の
公共図書館等の雑誌・新聞の
検索が便利になりました。
例えば・・・
「福岡 Walker」を持
っている図書館はど
こかな・・・
タイトルを入力
と、思ったら・・・
検索
所蔵館の一覧表
から当該図書館
を選択
所蔵館の利用条件等が
確認できます
※御利用にあたっては、検索画面
の【はじめにお読みください】を
ご覧ください。
-2-
(資料課)
行政支援サービスとレファレンス事例について
県立図書館では他部門の行政機関に対して、図書館の持つ資料・情報等を積極的に提供することで、
間接的に県民の役に立つことを目指しています。
行政コミュニケーションシステム内画面
1
「行政に役立つ」図書資料の情報提供
福岡県では、県立学校などの出先も含めてイン
トラネット業務システム「行政コミュニケーショ
ンシステム(通称“行コミ”)
」を使用して業務を
行っています。この“行コミ”を利用して、
「行政
に役立つ」図書資料の情報提供を行っています。
①レファレンス(調査相談)をはじめとする、図
書館の使い方等の案内。
②「仕事に役立つ最新資料&雑誌記事リスト」
(隔週更新)
県の事業や課題に関する最新の本と雑誌記事
のリストを提示しています。特に関わりの深
い部署に対しては、リストをファックスで送
付しています。
これまでのテーマ例
「水素&スマートグリッド」「就職・労働」
「自動車産業」
「都市計画」
「地域振興」
③より広範なテーマによる「新着案内」
(毎週更新)
こちらは県立図書館HPからもご覧いただく
ことができます。
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/
2
「仕事に役立つ最新資料&雑誌記事リスト」
レファレンス(調査相談)
県の各機関からのレファレンスについては、
“行コミ”
の図書館のページや掲示板でも案内を掲載し、
利用の促進を図っています。また、相談を受けた際には、複写物の提供も含めて迅速な対応に努めて
います。
こんな事例で、契約データベースが役立ちました!
質問:福岡県の大浦地区が地すべり防止区域に指定された時の官報の記事がほしい。
平成5年頃と思われる。
回答:(契約データベースによる調査 所要時間10分)
有料データベースである「官報情報サービス」にて記事検索を行ったところ、
『官報
(平成編) 1995年8月(上)』
(平成7年)に掲載されていることがわかりました
ので、プリントアウトしてコピーを提供しました。
-3-
こんな質問にもお答えしました!
○福岡県と友好提携を締結している地域の概要が分かる資料を探してほしい。
○平成8年に起こった集団食中毒事件について、研修会で使用したいので、出来るだけ
見出しの大きい新聞記事が欲しい。
○昭和 58 年頃廃止になった法律「公衆電気通信法」の 105 条が見たい。
○川島隆太教授の著作で、子供たちのやる気を引き出す読書と脳の働きについて書かれ
たものを知りたい。
県立図書館では、福岡県の機関だけでなく、市町村行政機関からの質問も受付しております。
HPの他、電話・FAXから、お気軽にご相談ください。
レファレンス受付 https://www.lib.pref.fukuoka.jp/wo/ref/input
3
県の事業等のPR
当館には年間約 50 万人の来館者があります。この集客力を活用して、県の様々な事業についてのチ
ラシやポスターを設置し、情報提供を行っています。
チラシ等設置例
「新生活産業就職支援事業」「SOHOフェア」
「特許等取得活用支援事業」など
(参考調査課)
遠隔地サービスについて
~お近くの図書館で県立図書館所蔵資料の受取・返却ができます~
1
概要
県立図書館では、直接来館が難しい方のために、平成22年10月から「遠隔地サービス」を始め
ました。
このサービスは、次の2つの内容となっています。
◎ 県立図書館の所蔵資料を、直接、自宅等のインターネット
や電話で予約し、最寄りの市町村立図書館(室)で受取・
返却できるサービス(遠隔地貸出・返却)
◎ 県立図書館に来館して借りた図書資料を、最寄りの市町村
立図書館(室)で返却できるサービス(遠隔地返却)
資料の配送には、週1回定期的に運行している相互貸借の配送便
を利用しています。
3月1日現在、県内60市町村のうち48の市町村立図書館(室)
での受取・返却が可能です。
なお、このサービスを利用する場合は、県立図書館の貸出カード
が必要です。
-4-
2
利用状況について
サービスの開始とともに、利用は順調に伸びています。利用者に 地区名
実施市町村
古賀市、志免町、粕屋町、
宇美町、篠栗町、須惠町、
福岡 新宮町、久山町、太宰府市、
那珂川町、糸島市、宗像市、
福津市
直方市、中間市、岡垣町、
北九州 遠賀町、宮若市、鞍手町、
小竹町
久留米市、小郡市、朝倉市、
北筑後 うきは市、大刀洗町、東峰村
大牟田市、柳川市、八女市、
南筑後 筑後市、みやま市、大川市、
大木町、広川町
飯塚市、田川市、嘉麻市、
筑豊 川崎町、桂川町、糸田町、
福智町、赤村
行橋市、苅田町、豊前市、
京築 みやこ町、築上町、吉富町
※ 3月1日現在48市町村で実施
サービスの開始とともに、利用は順調に伸びています。利用者に本サービスが少しずつ周知され
利用者が増えていることと、一度利用された方の利用の定着化が進んでいることが、その主な理由
であると考えています。
3
相互貸借との違い
◎ 利用者への連絡や資料の管理責任などの業務は、県立図書館の方で行います。
(県立図書館の直接サービスであるため。)
◎ 利用者は好きな時間にインターネットで予約し、受取先を指定できます。
(相互貸借の場合は、市町村図書館(室)を訪れて取り寄せを依頼する必要があります。
)
◎ 利用する市町村図書館(室)の貸出可能冊数とは別に、県立図書館の貸出冊数の上限である
10冊まで利用することができます。
(相互貸借の場合は、利用する市町村図書館(室)の貸出可能冊数の制限を受けます。)
相互貸借 遠隔地サービス
実際の利用者
(提示する貸出カード)
借受館の利用者
(市町村図書館等のカード)
県立図書館の利用者
(県立図書館のカード)
資料の管理責任
借受館(市町村図書館等)
県立図書館
県立図書館への
借受申込
同 上
利用者本人
貸出期間
受取館の指定する期間
概ね2週間
受取館への到着翌日から
15日間(HP上で延長可)
(企画協力課)
-5-
データベース「古文書等検索(福岡県立図書館)」について
1
はじめに
「古文書等検索(福岡県立図書館)」は、当館がホームページ上で提供しているデータベースの一つ
です。当館と九州歴史資料館が所蔵する古文書等の歴史資料、69 資料群 27,459 件の目録情報を、地名
や人名、主題などのキーワードで横断的に検索できます。資料の画像は収録されていません。
2
当館所蔵の古文書類とその利用
当館は、郷土資料として、福岡県関係出版物、県や市町村の行政資料に加え、県内各地の歴史資料(
古文書・古記録)を収集保存しています。代表的な資料群としては、戦災を免れた希少な福岡藩藩政資
料である「黒田家文書」
、明治初期に福岡県史編さんを目的として長野誠氏によって収集された「福岡
県史編さん資料」等が挙げられます。
本格的な収集事業は、県文化会館図書部に郷土資料室が新設された昭和 43 年度に始まり、また昭和
51 年度から平成 17 年度まで、文化庁の国庫補助事業として古文書所在調査を行いました。その成果と
(1)
原資料を所蔵する古文書等
して、昭和 45 年から平成 18 年までの間に 29 冊の目録を刊行しました。
は約 6 万件、所蔵するマイクロフィルムは約 5 千リールあります。
図書館の中心資料である図書・雑誌については、平成 8 年 3 月から電算による資料管理と所蔵情報の
公開が始まりましたが、当館の独自資料であるこれらの古文書類や特殊コレクションは、電算化されな
い状態が続いていました。
古文書類の場合、OPAC(利用者用検索機)では検索できません。
通常、利用者に文書名を告げていただき、職員がカウンター備え
付けの文書カードにより収録目録を確認、その冊子目録から資料
番号を特定、再度文書カードにより複製物(マイクロフィルム、
紙焼き本)の有無を確認、マイクロフィルムの場合は別の台帳か
らリール番号を確認する、というように、資料を提供するまでに
数段階が必要です。
3
データベース構築と資料の収録範囲
古文書類や特別コレクションについても時代の要請に見合ったサービスを実現するため、平成 21 年 2
月のシステム更新の際に、汎用的に使用できる検索データベースが構築されました。
(現在このデータベ
ースを使って「古文書等検索」の他に「映画資料コレクション」
「福岡県公共図書館等雑誌新聞総合目録
」を公開しています。
)
それまでに目録情報の電子データは少しずつ作成されており、ごく一部の資料群については、平成 17
年から外部機関のデータベースで公開していました。(2)
平成 22 年度に「古文書データ電子化事業」として緊急雇用事業の予算を得ることができたため、当
初考えていたよりも多くのデータを登録できるようになりました。
文書館が提供するデータベースの中には、文書の表題等に含まれる単語だけではなく、地域、年代、
文書の種別(藩政文書、行政文書、諸家文書等)など様々な角度から分析的に検索できるようなものも
ありますが、公共図書館である当館が歴史資料のデータベースを構築するにあたっては、次のような方
針を立てて、データベースの項目等を決定しました。
①今まで刊行してきた目録の内容に複製物等の所蔵データを加えた情報を提供する。
②地域や年代等については刊行目録に掲載された内容を所収文書の一覧リストとして掲載する。
③目録刊行後に郷土資料調査を行うなどして詳細な情報を採録した資料群については、その成果を
反映させる。
-6-
また、時間経過により、目録刊行時から所有状況等が変わっている可能性が高いことを考慮し、①当
館に原資料あり(寄託を含む) ②マイクロフィルムあり ③刊行目録あり の 3 要件を満たす資料を
選び、結果として 24 資料群 11,574 件を登録して、平成 23 年 3 月に公開しました。寄託資料は、公開
にあたり所蔵者から許諾を得ています。
データベースには、簡易検索的に使う項目として「フリーワード」を設けています。資料内容に関す
る項目である「表題」
「作成」
「宛名」
「内容注記」を同時に検索できます。まず「フリーワード」項目で
、関連する資料群を把握し、所収文書の一覧リストと照合するなどして、個々の資料群を再度見ていた
だく、というような使い方が可能です。
「古文書」の語からは想像しにくいと思われますが、所収資料群には、近世だけではなく、刊行物も
含めた近現代(明治から昭和期)の資料も含まれています。
「年月日(和暦)」で元号を指定すると、概
観できます。
今後も、マイクロフィルムのある資料群から順次追加し、また、文書名「福岡県史編さん資料」にお
いて、表題データに「大倉種教文庫 1~41」が 41 件続く例のように、内容が貧弱すぎるものについては
、情報を補足することも考えています。
4
九州歴史資料館所蔵「福岡県史編纂史料」の追加
公開後 1 年を経た平成 24 年 3 月に、九州歴史資料館が所蔵する「福岡県史編纂史料」のデータを追加
できることになりました。
「福岡県史編纂史料」は、福岡県が『福岡県史』編纂のために収集した近世から近現代に関する歴史
資料で、10 万点を超えます。これらの資料は、平成 22 年 11 月の九州歴史資料館の小郡市への移転・開
館にあわせて、それまで県から委託を受けていた福岡県地域史研究所から移管されました。
新九州歴史資料館のホームページでは、これらの目録が公開されていましたが、PDF形式のため、
検索には制約がありました。平成 23 年秋に当館が九州歴史資料館の職員に研修講師を依頼したことをき
っかけに、45 資料群 15,885 件の目録情報を「古文書等検索」に登録することになりました。こちらも
随時追加予定です。
(1)三池 賢一 福岡県立図書館の収集文書について(古文書めぐり) 古文書研究 / 日本古文書学会
編 (通号 33) 1990.10. p81~86
(2)記録史料データベース / 九州大学デジタルアーカイブ / 九州大学総合研究博物館
http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/
「古文書等検索(福岡県立図書館)
」
http://www2.lib.pref.fukuoka.jp/wo/gsrh/srh/ko/
-7-
(郷土資料課)
県立図書館1年の動き
・外国語資料(ハングル資料・英語観光ガイド本)を多数、選書・購入しました。
・青少年と暮らしの交流室に「海外留学コーナー」を設置しました。
・当館ホームページに、
「学校支援」窓口の開設と
ビジネス支援 PR 動画のリンクを掲載しました。
・西日本新聞電子版が閲覧
できるようになりました。
遠隔地サービスパンフレット
(4 ページ「遠隔地サービスについて」参照)
パンフレットの詳細については、
福岡県立図書館 HP をご覧ください。
(URL http://www.lib.pref.fukuoka.jp/)
・雑誌「改造」マイクロフィルム版を収蔵しました。
編集・発行/平成24年3月
福岡県立図書館
〒812-8651 福岡市東区箱崎1-41-12
TEL(092)641-1123(代表) FAX(092)641-1127
-8-
URL
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/
Fly UP