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富士の国やまなし次世代エネルギーパーク

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富士の国やまなし次世代エネルギーパーク
次世代エネルギーパーク計画書
1.計画名称
富士の国やまなし次世代エネルギーパーク
2.所在地
山梨県内各地
山梨県
3.計画策定主体
【担当者】山梨県エネルギー局エネルギー政策課
【連絡先】TEL 055-223-1503
FAX 055-223-1505
E-mail: [email protected]
4.実施運営主体
山梨県
5.計画概要
(1)計画のコンセプト
山梨県は、日本のシンボルであり平成25年6月に世界文化遺産登録された富士山をはじめ、南アルプス、
八ヶ岳など雄大な山々や、これらを源とする様々な河川や渓谷、富士五湖をはじめとする湖沼、湧水、高原
や花畑など豊かな自然が広がる山紫水明の地である。都市圏から 2 時間以内とアクセスも良く、年間を通じ
て多くの人が訪れている。
明るい陽射し、清らかな水とそれを育む緑に恵まれた本県は、全国トップクラスの日照時間、県土の 78%
を占める森林、豊富な水などの自然エネルギーや、全国最先端の燃料電池の研究といった地域の資源を生
かして、4 つのクリーンエネルギー(太陽光発電、小水力発電、バイオマス、燃料電池)の普及とクリーンエネ
ルギー産業振興を進めている。
太陽光発電については、住宅用太陽光発電が広く普及し、県や市町村の施設、民間事業所にも太陽光発
電設備が導入されている。さらに、県内には 30 カ所程度のメガソーラーが稼働中であり、県と東京電力との
協定により進めた 10 メガワットの米倉山太陽光発電所が平成 24 年 1 月に運転開始をしている。
水力発電も古くから利用されており、民間発電所のほか、22 箇所の県営水力発電所が年間約 4 億 1 千万
キロワットアワーの電力を供給している。近年は、農業用水、トンネル湧水、上水道、ダム放流水、砂防堰堤
などを利用し、様々なタイプの小水力発電開発が進んでいる。
また、山梨大学の燃料電池ナノ材料研究センターでは全国最先端の研究開発が進められ、市町村におい
ては、地域の間伐材や果樹剪定枝を原料とするペレットの製造と利用、廃食油回収によるバイオディーゼル
燃料製造など、特色あるバイオマス利用の取組が行われている。
「富士の国やまなし次世代エネルギーパーク」は、米倉山太陽光発電所に併設する「ゆめソーラー館やま
なし」を中核施設とし、先行して認定を受けた「山梨市次世代エネルギーパーク」「北杜市次世代エネルギー
パーク」と整合性と連携を保ちながら、県内外の幅広い世代が次世代エネルギーに「見て、触れる」機会を提
供し、理解増進を促進する取組である。
東日本大震災による電力供給不足からエネルギー問題に関心が集まっている現在、本取組により、本県
の豊富な自然資源と活用技術を広く情報発信し、次世代エネルギー普及促進と関連産業の振興を図ってい
く。
1
(2)計画の全体像
「富士の国やまなし次世代エネルギーパーク」は、「ゆめソーラー館やまなし」と、県内の既存施設を連携さ
せた周遊型とする。
内陸部最大級のメガソーラー発電所である米倉山太陽光発電所に併設するPR施設「ゆめソーラー館やま
なし」をパークの入口として、山梨市次世代エネルギーパーク及び北杜市次世代エネルギーパークの中核と
なる施設など、県内各地の施設へ視察者や観光客を誘導する計画である。施設を結ぶルート上の豊かな自
然を目の当たりにし、各地域でのエコツアーなどへ参加することにより、地域の特性を活かした再生可能エネ
ルギーの活用に対する理解をさらに深めることができるのが特徴である。
ゆめソーラー館やまなし
2
北杜市次世代エネルギーパーク
清里高原をはじめとする美しいロケーション
に、太陽光発電、小水力発電、環境教育な
どの施設で構成される。観光資源との相乗
効果が生かせるエコツアーも実施している。
富士の国やまなし
次世代エネルギーパーク
山梨市、北杜市の
次世代エネルギー
パーク区域内では
エコツアーなどに
より密度の濃い体
験が可能
山梨市次世代エネルギーパーク
全国有数の果樹生産地帯にあり、バイオマ
ス資源と自然エネルギーを各所で活用。市
内全域をフィールドとしてエコツアーなど「学
ぶ交流事業」を展開している。
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①米倉山太陽光発電所PR施設「ゆめソーラー館やまなし」の整備
山梨県は全国トップクラスの日射量を有していることから、この地域特性を最大限活かし、地球温暖化対
策として太陽光発電を重点的に推進し、ソーラー王国を目指すこととしている。県と東京電力株式会社の共
同事業である米倉山太陽光発電所(平成 24 年 1 月稼働開始)はその中核となる施設である。
この発電所に併設し、再生可能エネルギーや地球温暖化などの環境学習の場、情報発信の拠点とし
て、米倉山太陽光発電所PR施設「ゆめソーラー館やまなし」を整備する。
■ 鉄骨平屋造 285 ㎡、遊歩道、簡易展望台、駐車場、電気自動車用急速充電器あり
特色
○場内の遊歩道で自然とふれあいながら内陸部最大規模の太陽光発電所を見学
○再生可能エネルギーの最新技術と運用を展示
・米倉山太陽光発電所の建設事業を通し、太陽から受けるエネルギーとその活用技術に関して展
示する。
・小水力発電、太陽光発電、燃料電池、蓄電池、ペレットストーブ等、様々な再生可能エネルギー
について、パネルや映像により紹介するとともに、実機を運用展示する。
○「CO2ゼロやまなし」のシンボルとして、環境に配慮した施設運営を行う。
・施設内の電力は、太陽光発電、燃料電池等により供給
・LED照明等の省エネルギー機器を積極的に活用
・場内の管理用車両に電気自動車を活用
・広大な敷地の除草に山羊を活用
・施設内の冷暖房に、地中熱、ペレットストーブ等を活用
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②見学モデルルートの設定
本県の豊かな自然とクリーンエネルギー活用の状況を県内外の多くの方に認識してもらうため、複数の
施設を巡る周遊型見学モデルルートを設定し、広報する。
ルートは、クリーンエネルギー施設のみならず、景勝地や温泉地等の観光資源や、文化施設、地域特産
品等へのアクセスも考慮し、より多くの人に視察意欲を起こさせるものとする。
なお、ルートの設定、交通手段等については、平成 23 年度中に調査、決定する。
【モデルルート例】
エネルギーの地産地消学習ルート
日照時間日本一!ソーラールート
米倉山太陽光発電所PR施設
太陽光、小水力、
燃料電池ほか
米倉山太陽光発電所PR施設
米倉山太陽光発電等PR施設
北杜サイト太陽光発電所
太陽光
街の駅やまなし
北杜市次世代エネルギーパーク
の施設
太陽光、
小水力
ほか
山梨市次世代エネルギーパーク
の施設
太陽光、小水力、
燃料電池ほか
木質バイオマス
エコハウス、
木質バイオマスほか
富士の恵み体感ルート
国登録文化財 駒橋発電所
都留市小水力発電所
「元気くん」
県立富士ビジターセンター
水力
小水力
太陽光、
環境教育
※点線の施設は検討中のものである。
③中核施設等における総合的な情報提供
各施設の概要とモデルコースを掲載したパンフレットを作成。米倉山太陽光発電所PR施設等において
配布し、本県の自然資源やクリーンエネルギー活用技術を紹介する。
また、県エネルギー政策課のホームページの中に「富士の国やまなし次世代エネルギーパーク」を紹介
するコーナーを設け、広く情報提供する。
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(3)関連施設
1.中心となる施設
<米倉山太陽光発電所PR施設「ゆめソーラー館やまなし」>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 山梨県
設置時期 : 平成 24 年 1 月
場所 : 山梨県甲府市下向山
②見学等に係る取り組み、体制
施設は中央自動車道甲府南ICに近く、甲府盆地の眺望が楽しめる立地であり、観光客
やビジネス客の立ち寄りが見込まれる。また、県立考古博物館に近く、小中学校生徒の
社会科見学時の来館も見込まれる。
そのため、普通車駐車場と大型バス駐車場を整備し、安全に配慮しながら駐車場∼遊
歩道∼館内を自由に見学してもらうこととする。(見学、入館無料)
館内には次世代エネルギーの情報を映像やパネルで展示するほか、太陽光や小水
力などの発電設備(実機)を運用展示し、見える化モニターにより稼働情報を表示する。
展示にあたっては、幅広い年代に興味を持ってもらえるよう、エネルギーに関するクイ
ズ、透過型スクリーン映像による山梨県のエネルギー解説、球体型スクリーンによる環
境問題解説など、わかりやすさを心がけるとともに、「エネルギーを自給自足する展示施
設」が実感できるよう工夫する。職員も常駐し、見学者に必要な情報を提供する予定であ
る。
また、遊歩道には米倉山太陽光発電所(10 メガワット)の太陽光パネルが一望できる
展望台を備える。
これらの取組により、来場者が間近に「見て、触れて」、次世代エネルギーを理解する
ことを目指す。
③その他
県内の次世代エネルギー関連施設等や周遊見学モデルルートに関するパンフレットを
館内で提供し、「富士の国やまなし次世代エネルギーパーク」の全体像を案内する。
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2.既設施設
<北杜サイト太陽光発電所>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 北杜市
設置時期 : 平成 23 年 4 月
(平成 18 年に NEDO が設置した施設。北杜市に譲渡された)
場所 : 山梨県北杜市長坂町夏秋地内
②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等
(太陽光発電) ・発電出力 : 1,840kW
・年間発電量 : 2,200,000kWh
・利用先 : RPS 法にしたがって電気事業者へ販売
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
・現在の見学受入体制を継続。
・見学は市職員、管理業務委託先職員、ボランティアガイドのいずれかが
案内し、必要な情報を提供する。
〔平成 23 年度見学受入体制〕
・見学・視察受入れ期間及び時間帯:平成 23 年 5 月 25 日∼11 月 16 日の
第 1∼4 水曜日(ただし、祝祭日は除く)
【午前の部】 10 時 30 分∼
【午後の部】 13 時 30 分∼
・場所:山梨県北杜市長坂町夏秋地内(現地集合現地解散)
・定員:原則、各回とも定員なし(団体可)
・参加費:無料
・申込方法:申込書に必要事項を記入の上、北杜市環境課へ FAX 又は E-Mail で希望日の
2 週間前までに申し込む。
④その他
北杜市次世代エネルギーパークの中核施設のひとつ。
実証実験に使われた国内最大級のパワーコンディショナー、国内外 9 カ国から先進的
な 27 種類の太陽電池を導入したシステム、環境性に優れた先進的架台といった設備
をそのまま見学できる。
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<街の駅やまなし(山梨市地域交流センター)>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 山梨市
設置時期 : 平成 21 年 12 月
場所 : 山梨県山梨市上神内川 1229-1
②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等
(バイオマス熱利用(ペレット冷暖房システム))
・ペレットボイラー 加温能力 : 407 kW(350,000kcal/h)
・冷温水器、冷却塔
・利用先 : 施設内冷暖房、足湯熱源
(太陽光発電)
・発電出力 : 30kW
・年間発電量 : 約 35,000kWh
・利用先 : 施設内で利用
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
・現在の見学受入体制を継続
・施設又は市役所へ申込必要。見学者は職員が案内し、情報提供する。
・なお、施設内の休憩コーナーや足湯は誰でも無料で利用でき、ペレットボイラーによ
る温熱・冷熱利用を実感する機会を提供している。
④その他
山梨市次世代エネルギーパークの入口となる施設。
地域の間伐材を原料として市内事業所で製造された木質ペレットをボイラー燃料とし
て使用している。
隣接の環境共生型モデル住宅「エコハウスやまなし」にはペレットストーブが設置さ
れ、地域の森林のエネルギー利用について理解を深めることができる。
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<山梨県企業局発電総合制御所(クリーンエネルギーセンター)>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 山梨県
設置時期 :平成 10 年 4 月
場所 : 山梨県甲斐市竜王新町 2277-3
②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等
(太陽光発電)
・発電出力 : 20kW
・年間発電量 : 21,265kWh
・利用先 : 施設内で利用
(小型風力発電) ・発電出力 : 0.3kW
・利用先 : 屋外照明の電力の一部に利用
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
環境とエネルギーに対する理解促進を目的とした展示を備え、だれでも無料で自由に
見学、体験できる啓発施設である。県職員が見学者のニーズに応じた説明を行ってい
る。また、年間を通じて、クリーンエネルギー学習講座、工作教室、クリーンエネルギーフ
ェスティバルなどの啓発イベントを実施している。
④その他
館内には、「水力」「太陽光」「風力」について発電の仕組みを学ぶ参加・体験型装置、
地形模型と連動した複合シアター、県営水力発電所の発電状況※をリアルタイムで表示
する展示等がある。屋外では小型風力発電、太陽光発電の様子を見学できるほか、展示
用水力発電機器が設置されている。
※塩川発電所(1,100kW)
、塩川第二発電所(82kW)及び大城川発電所(49kW)
。年
間発電量 4,783,300kWh(平成 25 年度)
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<早川水系発電管理事務所(県営奈良田第一発電所ほか)>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 山梨県
設置時期 : 昭和 36 年 9 月(奈良田第一発電所)ほか
場所 : 山梨県南巨摩郡早川町奈良田 1,050
②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等
(水力発電)
・発電出力 : 計 74,900kW
・年間発電量〔25 年度〕 : 293,745,542kWh
・利用先 : 全量売電
奈良田第一発電所 27,200kW
奈良田第二発電所 4,400kW
奈良田第三発電所 2,500kW
野呂川発電所 20,000kW
西山発電所 18,800kW
湯島発電所 2,000kW
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
・現在の見学受入体制を継続
・奈良田第一発電所を公開している。水の流れから電気エネルギーを作り出す仕組
みについて、発電の現場を案内しながら説明。また、早川水系の他の発電所の状
況についても情報提供している。
〔奈良田第一発電所見学受入体制〕
見学可能日時 : 月曜日∼金曜日の 9 時 00 分∼16 時 00 分
見学所要時間 : 約 30 分。職員が案内
見学料金 : 無料
受付場所 : 山梨県企業局早川水系発電管理事務所
10 人以上の団体の場合は電話予約が必要
④その他
奈良田第一発電所は県営水力発電所中最大規模であり、早川水系発電管理事務所
を併設している。
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<笛吹川水系発電管理事務所(県営柚ノ木発電所ほか)>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 山梨県
設置時期 : 昭和 50 年 5 月ほか
場所 : 山梨県甲州市塩山藤木 2043
②新エネルギー等の内容及び規模、実績等
(水力発電)
・発電出力 :計 43,300kW
・年間発電量〔25 年度〕 : 108,580,147kWh
・利用先 : 全量売電
柚ノ木発電所 17,800kW
広瀬発電所 3,200kW
天科発電所 13,300kW
下釜口発電所 1,800kW
藤木発電所 1,900kW
小屋敷第一発電所 1,300kW
小屋敷第二発電所 900kW
鼓川発電所 380kW
琴川第一発電所 900kW
琴川第二発電所 640kW
琴川第三発電所 1,100kW
若彦トンネル湧水発電所 80kW
深城発電所 340kW
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
・現在の見学受入体制を継続
・柚ノ木発電所を公開している。水の流れから電気エネルギーを作り出す仕組みに
ついて、発電の現場を案内しながら説明。また、笛吹川水系の他の発電所の状
況についても情報提供している。
〔柚ノ木発電所見学受入体制〕
見学可能日時 : 9 時 00 分∼16 時 00 分。休日は 10 人以上の団体のみ
見学所要時間 : 約 1 時間。職員が案内
見学料金 : 無料
受付場所 : 山梨県企業局笛吹川水系発電管理事務所
電話により 1 週間前までに要申込み
④その他
柚ノ木発電所に笛吹川水系管理事務所を併設。調整池は、かんがい用水、上水道な
どにも利用されている。
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<都留市家中川小水力市民発電所「元気くん」>
①所有者、管理者、設置時期、場所
所有者及び管理者 : 都留市
設置時期 : 元気くん 1 号 平成 17 年 10 月
元気くん 2 号 平成 22 年 1 月
元気くん 3 号 平成 24 年 3 月
場所 : 山梨県都留市上谷地内
②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等
(水力発電)
・発電出力 : 元気くん 1 号(開放型下掛け水車) 20kW
元気くん 2 号(開放型上掛け水車)19kW
元気くん 3 号(開放型らせん水車) 7.3kW
・年間発電量 〔25 年度〕 : 元気くん 1 号 57,278kWh
元気くん 2 号 81,715kWh
元気くん 3 号 28,546kWh
・利用先 : 市役所及び隣接施設(エコハウス、植物栽培施設)で利用
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
・現在の見学受入体制を継続
・見学は自由。また、団体については、案内と説明付きの視察を受け入れている。
〔視察受入体制〕
受入日:原則として毎週水曜日(祝日を除く)
時間 : ①午前 10 時∼ ②午後 1 時 30 分∼ ③午後 3 時∼
申込方法 : 希望日の 2 週間前までに「ミュージアム都留」に申込
費用 : 資料代 300 円
施設所要時間 : 30 分∼60 分
視察内容 : 事業概要、発電のしくみ、発電した電力利用状況 など
見学者の安全の確保について
本事業における施設見学においては、各施設とも安全な見学コース設定をするととも
に、現場においては説明者が十分に安全を確認した上で案内を行うこととしている。
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<米倉山太陽光発電所及び PR 施設「ゆめソーラー館やまなし」>
①所有者・管理者、設置予定時期、場所
所有者・管理者 : 発電所は東京電力(株) PR 施設は山梨県
設置予定時期 : 平成 24 年 1 月
場所 : 山梨県甲府市下向山
②再生可能エネルギー等の内容及び規模、計画等
(太陽光発電)
米倉山太陽光発電所
PR施設
・発電出力 : 10,000kW
・発電出力 : 20kW
・年間発電量 : 約 1,200 万 kWh
・年間発電量 : 約 24,000kWh
・パネル設置面積 : 約 14 ヘクタール
・利用先 : 施設内で利用
(小水力発電) PR施設
・発電出力 : 1.5kW
・年間発電量 : 約 500kWh
・利用先 : 施設内で利用
(木質バイオマス熱利用) PR施設
・ペレットストーブ 暖房能力 : 7kW(6,020kcal/h)1 台、 4.7kW(4,000kcal/h)1 台、
・利用先 : 施設内で利用
(地中熱利用) PR施設
・地中熱利用冷暖房システム 冷暖房能力 : 20kW
・利用先 : 施設内で利用
(燃料電池 〔※参考設備) PR施設
・発電出力 : 0.75kW
・年間発電量 : 約 1,800kWh
・利用先 : 施設内で利用
③建設費、運営・維持費及び費用負担計画
・米倉山太陽光発電所は、県所有地において東京電力が建設、運営。
・PR 施設は、県が設置、運営。
④今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
・PR 施設では、米倉山太陽光発電所について、またクリーンエネルギー全般につい
て、説明資料を展示する。職員も常駐して情報提供を行う。
⑤その他
・内陸部最大規模の太陽光発電所であり、交通の便も良いことから、広く再生可能エ
ネルギーに関する情報を発信することができる。
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(参考)近隣の再生可能エネルギー関連施設
次の施設は、現在見学を受け入れていないが、パンフレットへの掲載など県による広報
は、エネルギーパークと一体的に行っていく。また、今後、見学体制が整った場合は計画
への位置づけを検討する。
<山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター>
国内最先端の燃料電池の研究施設。
産学官による燃料電池の研究と実用化の拠点である。
<東京電力 葛野川発電所及び駒橋発電所>
葛野川発電所は出力 80 万キロワットの揚水式水力発電所、駒橋発電所は明治 40 年に
運転を開始した県内最古の水力発電所であり、いずれも当県を代表する水力発電施
設。
6.全体スケジュール
平成 23 年 8 月
次世代エネルギーパーク計画の提案
平成 23 年 9 月
見学モデルルート調査
平成 23 年 12 月
広報パンフレット作成
平成 24 年 1 月
米倉山太陽光発電所PR施設開所
次世代エネルギーパークの案内及びパンフレット配布開始
7.関連する新エネルギービジョン等
「やまなしグリーンニューディール計画推進指針」(平成 23 年 3 月)
県内におけるクリーンエネルギーの普及促進のために、県・市町村・事業者・県民等がクリーンエネ
ルギーを導入する際の指針を定めた。
太陽光発電・太陽熱利用、小水力発電、バイオマス、燃料電池について普及方針を明らかにしたほ
か、県内のクリーンエネルギー活用状況と関連産業について全国に情報発信することなどに取り組
むこととした。
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