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Ⅱ.「水上オートバイ専用ゲレンデ」の先進事例等の調査

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Ⅱ.「水上オートバイ専用ゲレンデ」の先進事例等の調査
Ⅱ.
「水上オートバイ専用ゲレンデ」の先進事例等の調査
Ⅱ.
「水上オートバイ専用ゲレンデ」の先進事例等の調査
(1)全国における「水上オートバイ専用ゲレンデ」設置状況
「水上オートバイ専用ゲレンデ」の先進事例について、その保有施設
及び管理運営体制等は以下のとおりである。
①二色の浜公園
ゲレンデ名称
二色の浜
所在地
大阪府貝塚市二色南町
水域管理者
財団法人 大阪府公園協会
(※施設管理者、水域管理者は大阪府)
最盛期の利用艇数
160 台/日
主な活動時期
5∼9 月
主な活動時間帯
9:00∼11:00/17:00∼18:00
水上オートバイ専用水域
あり
水上オートバイ水域ゾーニング
なし
運用ルール
あり
運用ルール告知方法
看板設置・チラシ配布
スロープ
6 本(うちウインチ 2 本)
駐車場
あり
トイレ
あり
シャワー
あり
洗艇場
あり
水道設備
あり
ゴミ箱
あり(基本的には持ち帰りを指導、ゴミ箱の利用
は殆ど併設のバーベキュー場利用者)
スロープ利用料 1,000 円/台、駐車場 600 円(普
料金
通車の場合、牽引車は別途 600 円/台加算)、洗
艇場及びシャワーはコイン式で 300 円/回
(5 分)
登録制度
利用艇登録が必要(更新登録は不要)であるが、
登録料は無料
(財)大阪府公園協会(水上オートバイゲレンデの
管理運営主体
運営についてはマリンスポーツ財団へ委託)
最盛期:7 名
管理運営体制
人員配置
検艇:2 名/スロープ利用券・ステッカー確認:
2 名/車誘導:1 名/海上監視:2 名
通常期:2 名
25
業務として請け負っているため、水上オートバイ
管理運営体制
組織単位の取組 ゲレンデについては、整備へのアドバイスや管理
等全てを行う。
・ 海上パトロール
・ 水路への侵入禁止指導
管理運営(業務)内容
・ ルール、マナー啓発
・ スロープの利用指導(使用方法や順番につい
てのトラブル回避)
<参考資料>
ⅰ)案内チラシ
26
ⅱ)揚降施設
ⅲ)安全パトロール艇
ⅳ)二色の浜ゲレンデ水上オートバイ航行上のルール
二色の浜水上オートバ
イ航行上のルール
海水浴シーズン
進入禁止
通常沖合い2∼
3マイルまで
工事船多し進入禁止
衝突防止の為迂
回の事
スロープ(6)
&ウインチ(2)
は当初より設
計
ブイ横断禁止
・スロープ利用は登録者(
有料)
・部外者乗り入れもOK
・改造艇(
消音器)
の乗り入れ禁
止
・シーズン中はパトロール艇常
時監視
27
ⅴ)登録方法等周知文
二色の浜公園(海浜緑地)水上オートバイ・ジェットボート等の登録方法等について
二色の浜公園(海浜緑地)内、斜路及び斜路進入路を利用しようとする人は、必ず艇の登
録が必要です。
1.登録の目的
(1)他の利用者や周辺住民の迷惑となる迷惑騒音艇の拝上による良好な路用環境の確保
(2)水上オートバイ等関係施設の安全な利用の促進と事故発生時の迅速な対応の確保
(3)二色の浜海水浴場、水路周辺の海上交通ルールの指導
2.登録対象艇
(1)水上オートバイ・ジェットボート等
3.登録の方法
(1)登録場所
二色の浜公園(海浜緑地)の検艇所詰所
(2)登録時に持参するもの
① 登録したい艇
② 登録申請書(検艇所で必要事項を記入して下さい)
③ 登録したい艇の小型船舶検査証書及び検査手帳
④ 艇所有者、本人の確認のできるもの(小型船舶免許等)
(3)登録検査
① 小型船舶検査証書及び検査手帳により、安全航行可能艇の確認
② メーカー標準装備の消音器(ウォーターボックス)の目視による、迷惑騒音艇
の判断
③ 検査不合格の場合は、水上オートバイ施設の利用はできません。
(4)検査費用
4.登録艇
無料
長さ制限
艇の長さが16フィート以上のジェットボート等は、斜路進入ができない為登録できま
せん。
5.登録の抹消
(1)登録後、艇の改造を行い、基準外となった艇は登録を取り消します。
(2)二色の浜公園利用ルール及び海上交通ルールを遵守できない場合。
(3)係員の指示に従わない場合。
以上。
28
ⅵ)登録申請書
NO,2
登 録 申 請 書
平成 14 年
大阪府臨海公園事務所長
月
様
次のとおり二色の浜公園(海浜緑地)の水上オートバイ等の登録を申請します。
また、登録終了後に登録済票の張付を受けたくあわせて申請します。
船
舶
の
種
類
( 艇 種 類 を 記 載 )
KAWASAKI YAMAHA SEADOO POLALIS
記入例: KAWASAKI
1100STX
その他(
)
船 舶 検 査 済 票 番 号
フ
リ
所
ガ
ナ
有
者
氏名又は代表者氏名
〒
住
所
電
話
番
号
携
帯
電
話
番
号
緊
急
時
連
絡
先
(上記以外の連絡先)
090−
氏名
家族、友人等の電話番号
又は、携帯電話番号
電話番号
{遵守事項}
1.斜路利用者の心得及び施設等の使用のルールを遵守します。
2.昇降機(ウィンチ)の操作は、係員の指示に従います。
3.施設を損傷したときは、責任をもって現状回復します。
4.艇の盗難、破損、紛失等は、自己責任を負います。
5.天候悪化等で利用中止のときは、係員の指示に従います。
6.申請書の内容に変更があった場合は、係員に連絡し、指示に従います。
以上の事項を遵守することを誓約します。
氏名
29
日
ⅶ)施設利用ルール
2002 海浜緑地施設利用ルール
□(迷惑艇排除)
①登録ステッカーは、検査員の指定に従い決められた場所に必ず貼ってください。
②ステッカーを貼っていても検査員が迷惑騒音艇と判断した時は、エンジンを再確認させて頂
きます。
なお、検査員の指示に従っていただけない場合は、
今後斜路の利用をお断りさせて頂きます。
□(斜路)スロープ
①斜路ウィンチは、今年より2レーンに変更になりました。
(5・6番レーン)
ウィンチを利用される方は、順序よく係員の指示に従って下さい。
②牽引車での利用は、直接スロープをご利用下さい。
③斜路での水上バイクの点検、修理等のエンジン整備は他の利用者の迷惑になりますので禁止
します。斜路上でのエンジントラブルが目立ちます。
指定駐車場でエンジンが始動する事を確かめて斜路へお進み下さい。
(斜路使用時間は1台約10分以内とさせて頂いています。)
④利用者は、すみやかに艇を降ろし指定の駐車場へ車両を移動して下さい。
(艇は待機場に移動して、艇及び荷物の盗難等には、各自責任を持って管理して下さい。
)
⑤ウインチ操作がはじめての利用者の方は係員に知らせてください。
ウインチ使用方法の看板をよく読み、ウインチ操作はまわりの安全確認を行い操作してくだ
さい。ウインチ使用上の事故等は、一切責任を負いません。
□(走行ルール)
①湾内でのスキービスケット、バナナボート等の引っ張り物は禁止しています。
②湾内でのフリースタイル練習は、まわりの利用者に十分注意して行って下さい。
③二色の浜海水浴場への乗り入れも禁止しています。又海水浴場周辺では徐行をして下さい。
④水路の走行は地域の皆様の迷惑になりますので走行しないで下さい。
二色の浜公園
海浜緑地 水上バイク専用斜路の使用が、いつまでも使用できるように各利用者
のご協力をお願い致します。
人に迷惑をかける行為は、かけられた方も楽しい1日にはなりません。
海浜緑地で利用者の皆様が思う存分楽しんで頂けるよう皆様もご協力ください。
大阪府マリンスポーツ普及協会
(財)大阪府公園協会
30
(財)マリンスポーツ財団
②淀川一津屋地区
ゲレンデ名称
淀川一津屋地区
所在地
大阪府摂津市一津屋地先
水域管理者
国土交通省近畿地方整備局淀川工事事務所
最盛期の利用艇数
200 隻/日
主な活動時期
6∼8 月
主な活動時間帯
−
水上オートバイ専用水域
あり
水上オートバイ水域ゾーニング
あり(競技・トーイング・レジャー)
運用ルール
あり
運用ルール告知方法
販売店経由・業界誌・専門誌・看板設置
スロープ
2本
駐車場
あり
トイレ
あり
シャワー
なし
洗艇場
なし
水道設備
なし
ゴミ箱
なし
料金
河川敷の占有許可がなく、利用料金の徴収が出来
ないため、1 シーズン 3,000 円の協力金を販売店
経由で集めている(強制力は無く、あくまでも協
力依頼)。
登録制度
シーズンごとに登録が必要であるが、登録料は無
料
管理運営主体
PW安全協会
人員配置
管理運営体制
日曜日・祝日:6 名
陸上:2 名/海上:2 名/駐車場:1 名
土曜日:3名
組織単位の取組 PWSA会員に対して、PWSA事務局として、
管理運営協力の要請を行う。
・ ゾーニング厳守のための水上監視
・ 登録カードの確認
管理運営(業務)内容
・ OIL吸着マットの配布
・ 上下流等、他の水域からの誘導(一津屋地区
を利用してもらうように啓発)
31
・ 非動力船の安全航行誘導
管理運営(業務)
・ スロープ誘導
・ ルール、マナー啓発
<参考資料>
ⅰ)ゲレンデゾーニングの推移
1998年(平成10年)
1999年(平成11年)
32
ⅱ)利用者向け案内チラシ
33
③木曽川馬飼ビーチ
ゲレンデ名称
木曽川馬飼ビーチ
所在地
岐阜県羽島市桑原町
水域管理者
国土交通省中部地方整備局木曽川上流工事事務
所
最盛期の利用艇数
200 隻/日
主な活動時期
5∼9 月
主な活動時間帯
−
水上オートバイ専用水域
あり
水上オートバイ水域ゾーニング
なし
運用ルール
あり
運用ルール告知方法
看板設置・チラシ配布
スロープ
あり(自然河川敷)
駐車場
なし(但し、駐車可能な空地有り)
トイレ
あり(夏季限定)
シャワー
なし
洗艇場
なし
水道設備
なし
ゴミ箱
あり
料金
なし
登録制度
なし
管理運営主体
管理運営はなされておらず、水域管理者による区
域設定のみ(自由使用)
管理運営体制
人員配置
なし
組織単位の取組 なし
管理運営(業務)内容
なし
34
<参考資料>
ⅰ)案内チラシ
ⅱ)揚降場所
ⅲ)案内看板
35
④片男波海水浴場
片男波海水浴場周辺においては、地元住民、漁業協同組合等より、その暴走、
騒音等に関し、条例による規制について陳情を受けるほど水上オートバイにつ
いては、社会問題化していた。そのような状況下において、関係者が一同に集
い「和歌浦湾における水上バイク安全対策のための関係者意見交換会」の発足、
全国で初めての地元販売店で組織される「和歌山水上オートバイ安全協議会」
の設立等を通じて、水上オートバイの全日本選手権大会が開催されるまでに改
善が図られた。
以下にその経緯等を示す。
<参考資料>
ⅰ)水上オートバイのルールマナーの啓発と全日本選手権大会開催に
至るまでの経緯(片男波海水浴場の例)
平成12年9月27日
「沿岸住民の生活と自然環境を守るための条例制定について」
の陳情書が提出される。
陳情者:漁協、周辺自治会、琴の浦リハビリセンター
陳情書の提出
内
容:水上バイクのマナーが悪く、暴走・騒音等により漁
業、遊泳者、周辺住民に迷惑をかけている現状にあ
り、条例で規制してほしい。
平成14年6月議会
議会質問
水上バイク問題の県の対応について県議会で一般質問。
答弁者:土木部長
答
平成14年6月∼
弁:関係者と連携しルールマナーの啓発を図りたい
管理整備課窓口で、地元漁協、自治会、販売店、マリン関係
県が関係者の接着剤の 者、警察、保安署等の協力を求め、条例制定より先ずルールマ
役割に
平成15年2月17日
ナーの徹底を啓発する旨の調整を図る。
関係者との調整を踏まえ、水上バイクの諸問題を解決しよう
県の呼びかけで関係者 と和歌浦湾における関係者(地元販売店、PW安全協会、関係
が一同に集結。
協力体制づくり
漁業共同組合、片男波・浜の宮海水浴場管理者、地元自治会、
マリン関係業者、海上保安署、警察、水上安全協会、近畿運輸
局、県、市)を一同に集め、
「和歌浦湾における水上バイク安全
対策のための関係者意見交換会」(主催:管理整備課)を開催。
≪結
果≫
関係者が一丸となって利用者にルールマナーを徹底さ
せ、海域環境を良くしていこうという結論に至り、走行に
係る自主規制エリアのマップを作成することとなる。
(県内外府県の販売店等に配布)
36
平成15年5月7日
地元販売店6社で組織する「和歌山水上オートバイ安全協議
和歌山水上オートバイ 会」
(会長:太田豊隆 マリンルームオオタ代表)が設立される。
安全協議会の設立
≪活動内容≫
マナーを守る利用者には登録によるステッカーの貼付を
義務づけるとともに、チラシ・看板等により自主規制を徹
底させる。当該事項は全国で初めてのこと。
平成15年6月
全日本選手権大会の誘致
地元関係者及び和歌山水上オートバイ安全協議会、和歌山県
マリンスポーツ連盟の協力のもと、水上バイクのルールマナー
啓発の一環として全日本選手権大会が誘致される。
水上バイクのルールマナ
ー啓発
ⅱ)水上バイクの全日本選手権大会開催概要
水上バイクの全日本選手権大会を片男波海水浴場(和歌山)
で開催します!!
○ ルールマナーの啓発
○ 世界ランク2位、4位
・・の演技が和歌山で
○ 和歌浦一帯の活性化
1
名称・主催等
名 称:′03ジェットスポーツフリースタイル全日本選手権シリーズ戦
主 催:日本ジェットスポーツ連盟
和歌山県大会(第4戦)
共 催:和歌山県マリンスポーツ連盟、和歌山水上オートバイ安全協議会
後 援:(財)マリンスポーツ連盟、和歌山県、和歌山市
協 力:片男波海水浴場管理運営委員会、和歌浦シーサイド(株)和歌の浦観光
2
協会、和歌の浦旅館組合
日程等
平成15年8月30日(土)∼31日(日)
≪第1日目(30日)≫
≪第2日目(31日)≫
開会式:10時15分
決勝戦:11時∼15時
予選会:11時∼16時30分
表彰式:15時30分
37
※両日とも昼休みに水上バイク乗船体験があります。
雨天決行。時間は予定です。
3
場
所
片男波海水浴場(和歌山市和歌浦)南側ビーチ
4
開催までの経緯
近年のマリンスポーツブームにより水上バイクの利用者が増えた反面、一部
の心ない利用者が、魚の産卵場所や養殖場を暴走するとともに、遊泳者とのト
ラブル、また騒音で周辺住民に迷惑をかけている現状にあります。
そこで、地元関係者(販売店、漁協、自治会等)の協力のもと、今年5月7
日に地元販売店6社で「和歌山水上オートバイ安全協議会」(会長:太田豊隆マ
リンルームオオタ代表)が設立されました。
当協議会では、マナーを守る利用者には登録によるステッカーの貼付を義務
付け、啓発用チラシや看板設置による自主規制を啓発しています。
今回、和歌山水上オートバイ安全協議会、和歌山県マリンスポーツ連盟およ
び地元関係者の協力により、ルールマナーの啓発を図るべく、全日本選手権大
会(フリースタイル)が片男波海水浴場に誘致されることとなりました。
5
開催目的
① 多くの愛好者が全国から集まるのをきっかけに、水上バイクのルールマナ
ーを啓発します。
② 騒音の原因となる改造バイクをなくす啓発をします。
・参加する水上バイクはすべてノーマル(改造していない)であり、騒音
や暴走行為をするマナー違反者へのお手本となる。
③ 世界レベルのプロの演技が観戦できます。(参加選手は約70名、うちプ
ロは10名程度)
・世界選手権第2位で全日本チャンピオンの藤澤選手、世界4位の望月選
手をはじめとした高いレベルのプロのテクニックが見られます。
④ 海に親しむ
・水上オートバイ安全協議会では、参加者に海に親しんでもらうための「水
上バイク体験乗船会(無料)」を両日の昼休みに行う予定にしています。
⑤ 和歌浦一帯の活性化
・海水浴利用客は、日焼け止めクリームや塩を洗い流したい(特に県外の
利用客)、お風呂に入りたい等という要望に応え、和歌の浦の旅館全14
館のうち4館が対応可能。全日本選手権大会時は4館以上の協力が得られ
る予定。)
38
※詳しくは和歌の浦観光旅館組合まで。
6
主な選手のプロフィール
○ 藤 澤 正 雄(ふじさわ まさお)
31才
出身:奈良県奈良市
成績:世界選手権第2位、全日本チャンピオン(昨年度)
○ 望 月 信 幸(もちづき のぶゆき) 30才
出身:大阪府岸和田市
成績:世界選手権第4位、全日本選手権第2位(昨年度)
○ 渡 部 文 一(わたなべ ふみかず) 34才
出身:広島県広島市
成績:世界選手権第 13 位、全日本選手権第3位(昨年度)
○ 村 尾 高 明(むらお たかあき)
30才
出身:茨城県鹿島郡
成績:世界選手権第6位、全日本チャンピオン(2000 年度)
○ 大 塚 裕 之(おおつか ひろゆき) 37才
出身:神奈川県座間市
成績:世界選手権第 13 位(2000 年度)、全日本選手権第5位(昨年度)
問い合わせ
(1)イベント内容等について
和歌山県マリンスポーツ連盟
理事長 上 野 重 美
電話090−3491−9315
日本ジェットスポーツ連盟
事務局 松 田 悌 助
電話03−3519−3908
(2)ルールマナーの啓発、水上バイク体験乗船会等について
和歌山県水上オートバイ安全協議会
会 長 太 田 豊 隆(マリンルームオオタ代表)
電話073−433−3008
(3)和歌の浦観光旅館組合
事務局長 藤 田 光
彦
39
電話073−444−4349
(2)先進事例の比較検討
(1)の先進事例については、以下のとおり比較検討できる。
二色の浜公園
大阪府による施設整備が
淀川一津屋地区
官主導ではなく、PW安
木曽川馬飼ビーチ
一級河川の静穏な水域に
実施されており、水上オー 全協会及び販売店による自 面したゲレンデであるが、
トバイについての識見を有 主的な管理運営が行われて 水上オートバイゲレンデと
するスタッフが常駐し、ゲ いる民間主導によるゲレン しての施設整備がなされて
レンデの管理運営も(財)大 デである。
阪府公園協会・マリンスポ
いない、利用者の自主的な
管理者により定められた ルール、マナーを前提とし
ーツ財団で行う等官民一体 利用時間や区域設定を自主 た事例である。
となって開設された一年を 的に遵守しながら利用され
管理運営はなされておら
通して利用できる良好な事 ている地元主導の良好な事 ず、その他のマリンレジャ
例である。
又、海水浴、その他のマ
例である。
ー等との棲み分けのみが施
又、その他のマリンレジ されている。
リンレジャー等との棲み分 ャー等との棲み分け、登録
今後の課題としては、公
けが、厳格に施されており、 制によるマナー遵守の徹底 共による簡易な施設整備と
登録制によるマナー遵守の については、「二色の浜公 管理運営面での検討が必要
徹底も図られる等、理想的 園」と同様である。
な環境となっている。
期間が限定されたゲレン
である。
資金確保を必要としない
中国地区における「水上 デの事例としては、中国地 ゲレンデの設置としては、
オートバイ専用ゲレンデ」 区においても参考となるも 中国地区において参考とな
のお手本となるべきものと のである。
考えられる。
る事例である。
但し、管理運営における
但し、同等の施設整備・ 資金確保という点で課題が
管理運営等を行う為の資金 あり、官との協調も検討す
確保という点で大きな困難 る必要がある。
性を有する。
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