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浄水汚泥(浄水発生土)の 循環利用について
資料4 浄水汚泥(浄水発生土)の 循環利用について 厚生労働省健康局水道課 浄水処理の概要 凝集沈でん池 沈砂池 河 川 水道残さ 急速ろ過池 O3接触池 粒状活性炭 浄水池 送配水 高度浄水処理 (凝集剤) ろ過洗浄排水 浄水処理工程 脱水機 濃縮槽 排水処理工程 (乾燥機、 粉砕機 等) 乾燥ケーキ(園芸用土等) 1 産業廃棄物排出量に占める割合(平成19年度) 浄水汚泥 2% 8,405(※) 65,632 単位:千t その他 17% 55,365 がれき類 15% 合計 419,425 その他汚泥 44% 176,900 動物のふん尿 22% 89,799 ※脱水処理を行う前の量 出典:環境省産業廃棄物の排出・処理 状況調査(平成19年度実績) 2 浄水汚泥の有効利用 有効利用の例 有効利用率の経年変化 (千DS-t(※)) 350 300 (%) 100 284 297 282 279 278 250 200 150 53 56 55 60 177 151 100 157 155 63 176 総処分土量(DS-t) 有効利用量(DS-t) 50 90 80 0 60 50 40 ※乾燥重量 H17 H18 H19 H20 18% 20% 62% 総量:69千t 30 大阪府 20 9% 0 H16 東京都 70 10 浄水発生土の有効利用率(%) 園芸用土・グランド用土 セメント原料 埋立処分 43% 48% 総量:22千t 「水道統計の経年分析」より集計 3 これまでの対応 • 平成16年6月に「水道ビジョン」を策定(平成20年7月 改訂) – 水道ビジョン:21世紀中頃を見据え、今後の水道に関す る重点的な政策課題とその課題に対処するための具体 的な施策等を示すもの – 浄水汚泥の有効利用率100%を目標 • 平成21年7月に「水道事業における環境対策の手引 き(改訂版)」を策定 – 事業体における取組の具体例を記載 – 水道事業者に配布し、HPで公開 – 水道関係者に対する研修等において、手引きについて周 知 4 今後の対応 • 水道ビジョンのフォローアップ・改訂 – 環境対策はビジョンの5本の柱(安心・安定・持続・環 境・国際)の1つ – フォローアップにおいて現状を把握し、対応を検討 (参考)関係団体の活動例 • PSI(ポリシリカ鉄凝集剤)の普及(NPO法人であるPSI協 会が主に活動) PSI:従来のアルミニウム系の凝集剤に比べ、農地等への 再利用が可能 – (財)水道技術研究センターがPSI使用ガイドラインを作成(平成 22年4月) – PSI協会が普及のためのシンポジウムを開催 – 農学系の研究者、全農等とも連携 5