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Cisco MDS 9000 ファミリ SMI

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Cisco MDS 9000 ファミリ SMI
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S
プログラミング リファレンス
April, 2008
Text Part Number: OL-16185-01-J
【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意
(www.cisco.com/jp/go/safety_warning/)をご確認ください。
本書は、米国シスコシステムズ発行ドキュメントの参考和訳です。
米国サイト掲載ドキュメントとの差異が生じる場合があるため、正式な内容について
は米国サイトのドキュメントを参照ください。
また、契約等の記述については、弊社販売パートナー、または、弊社担当者にご確認
ください。
このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、
および推奨事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記
載されている製品の使用は、すべてユーザ側の責任になります。
対象製品のソフトウェア ライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理
店にご連絡ください。
シスコシステムズが採用している TCP ヘッダー圧縮機能は、UNIX オペレーティング システムの UCB(University of California, Berkeley)パブリック ド
メイン バージョンの一部として、UCB が開発したプログラムを最適化したものです。All rights reserved. Copyright © 1981, Regents of the University of
California.
ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されま
す。シスコシステムズおよびこれら各社は、商品性や特定の目的への準拠性、権利を侵害しないことに関する、または取り扱い、使用、または取引によっ
て発生する、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。
いかなる場合においても、シスコシステムズおよびその代理店は、このマニュアルの使用またはこのマニュアルを使用できないことによって起こる制約、
利益の損失、データの損傷など間接的で偶発的に起こる特殊な損害のあらゆる可能性がシスコシステムズまたは代理店に知らされていても、それらに対
する責任を一切負いかねます。
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Cisco Unity, Collaboration Without Limitation, EtherFast, EtherSwitch, Event Center, Fast Step, Follow Me Browsing, FormShare, GigaDrive, HomeLink, Internet
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its affiliates in the United States and certain other countries.
All other trademarks mentioned in this document or Website are the property of their respective owners. The use of the word partner does not imply a partnership
relationship between Cisco and any other company. (0804R)
このマニュアルで使用している IP アドレスは、実際のアドレスを示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、および図は、説明のみを
目的として使用されています。説明の中に実際のアドレスが使用されていたとしても、それは意図的なものではなく、偶然の一致によるものです。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
Copyright © 2008 Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
Copyright © 2008, シスコシステムズ合同会社 .
All rights reserved.
CONTENTS
機能の追加と変更 vii
はじめに ix
対象読者 ix
マニュアルの構成 ix
表記法 x
関連資料 xi
リリース ノート xi
互換性に関する情報 xi
適合規格および安全に関する情報 xi
ハードウェアのインストレーション xi
Cisco Fabric Manager xi
コマンドライン インターフェイス xii
インテリジェント ストレージ ネットワーキング サービス コンフィギュレー
ション ガイド xii
トラブルシューティングおよびリファレンス xii
インストレーションおよびコンフィギュレーション ノート xii
マニュアルの入手方法および Service Request ツールの使用 xiii
Cisco.com xiii
Product Documentation DVD xiii
マニュアルの発注方法 xiii
シスコ製品のセキュリティ xiv
シスコ製品のセキュリティ問題の報告 xiv
テクニカル サポート xv
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト xv
Japan TAC Web サイト xv
Service Request ツールの使用 xvi
問題の重大度の定義 xvi
その他の資料および情報の入手方法 xvii
CHAPTER
1
概要 1-1
CIM について 1-2
SMI-S について 1-2
WBEM イニシアティブについて 1-3
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
iii
Contents
CIM および UML 表記の概要 1-4
CIM クラスの概要 1-4
UML の概要 1-4
Cisco MDS 9000 ファミリにおける SMI-S および CIM について 1-6
CHAPTER
2
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート 2-1
SMI-S を使用した SAN 管理 2-2
Service Location Protocol 2-2
サーバ プロファイル 2-3
スイッチ プロファイル 2-4
ブレード サブプロファイル 2-5
アクセス ポイント サブプロファイル 2-5
ファブリック プロファイル 2-6
ゾーン コントロール サブプロファイル 2-7
拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール サブプロファイル 2-7
ゾーニング サブプロファイルの使用 2-7
FDMI サブプロファイル 2-8
FDMI サブプロファイルの使用 2-9
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張 2-10
VSAN 拡張 2-10
TE ポート拡張 2-12
PortChannel 拡張 2-14
FCIP 拡張 2-16
iSCSI 拡張 2-16
ファブリック プロファイル 拡張 2-17
ゾーニング サブプロファイル拡張 2-18
FDMI サブプロファイル拡張 2-18
CIM 通知 2-19
CHAPTER
3
CIM サーバの設定および使用 3-1
CIM サーバの設定 3-2
OpenSSL を使用した証明書の作成 3-2
証明書のインストールと CIM サーバのイネーブル化 3-3
CIM サーバのログレベルの設定 3-3
ディスカバリの実行とパフォーマンスのモニタリング 3-4
ブレード サブプロファイルを使用したモジュールのモデル化 3-5
ゾーニングの設定 3-6
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
iv
OL-16185-01-J
Contents
APPENDIX
A
MOF ファイル A-1
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル A-2
Cisco Fabric MOF A-2
Cisco Zone MOF A-5
Cisco FDMI MOF A-7
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco MOF ファイル A-13
Cisco Fabric MOF A-13
Cisco Zone MOF A-15
Cisco Indications MOF A-16
INDEX
索引
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
v
Contents
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
vi
OL-16185-01-J
機能の追加と変更
表 1 に、『Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス』に含まれる新機能と変更
点を、記載先と共に示します。この表には、新機能の概略および変更が発生したリリースが含まれ
ます。
表1
『Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス』の機能に関する記載
機能
変更された
記載先
リリース
説明
ゾーン メンバの追加 ゾーン MOF のアップデート
3.3(1a)
付録 A「MOF ファイル」
FDMI MOF
FDMI MOF の追加
3.3(1a)
付録 A「MOF ファイル」
通知の追加
新しい通知の追加
3.3(1a)
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
FDMI サブプロファ FDMI サブプロファイルの追加
イル
3.3(1a)
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
FDMI サブプロファ FDMI サブプロファイル拡張の追加
イル拡張
3.3(1a)
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
SMI-S 1.2.0 準拠
SMI-S 1.2.0 準拠のための追加サポート(警告付 3.3(1a)
き)
第 1 章「概要」
SMI-S 1.1.0 準拠
SMI-S 1.1.0 完全準拠のための追加サポート
第 1 章「概要」
アクセス ポイント
サブプロファイル
ス イ ッ チ に 対 す る URL 提 供 の た め の 追 加 サ 3.0(1)
ポート
3.0(1)
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
サーバ プロファイル 公示サービスおよびサーバ プロファイルを使用 2.0(1b)
した機能のための追加サポート
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
SLP
Service Location Protocol(SLP)を使用したサー 2.0(1b)
ビス検出のための追加サポート
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
CIM 通知
CIM 非同期イベント通知のための追加サポート 2.0(1b)
第 2 章「Cisco MDS 9000 ファミリ
CIM サーバのサポート」
CIM 設定
CIM サーバ設定のための追加ステップ
第 3 章「CIM サーバの設定および
使用」
CIM のサポート
Cisco MDS 9000 ファミリに CIM サポートを導入 1.3(1)
1.3(1)
このマニュアル
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
vii
機能の追加と変更
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
viii
OL-16185-01-J
はじめに
ここでは、『Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス』の対象読者、マニュア
ルの構成、および表記法を説明します。また、関連資料の入手方法についても説明します。
対象読者
このプログラミング ガイドを使用するには、一般的なオブジェクト指向プログラミング技術に精通
し以下の項目をよく理解している必要があります。
•
Storage Management Initiative Specification(SMI-S)
•
Common Information Model(CIM)
•
Managed Object Format(MOF)ファイル
•
Unified Modeling Language(UML)
•
Secure Socket Layer(SSL)(CIM サーバにアクセス時のセキュリティ強化が必要な場合)
マニュアルの構成
このプログラミング ガイドの構成は次のとおりです。
章
タイトル
説明
第1章
概要
CIM および他の標準でのサポートについて説明します。
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ サポート対象のプロファイル、通知、およびシスコ固有の
拡張機能について説明します。
CIM サーバのサポート
第3章
CIM サーバの設定および CIM サーバを設定する CLI コマンドについて説明し、CIM
使用
を使用して SAN を管理するシナリオ例を示します。
付録 A
MOF ファイル
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバを拡張する MOF ファ
イルのテキスト部分です。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
ix
はじめに
表記法
表記法
コマンドの説明では、次の表記法を使用しています。
太字
コマンドおよびキーワードは太字で示しています。
イタリック体
ユーザが値を指定する引数は、イタリック体で示しています。
[ ]
角カッコの中の要素は、省略可能です。
[x|y|z]
どれか 1 つを選択できる省略可能なキーワードは、角カッコで囲み、縦
棒で区切って示しています。
出力例では、次の表記法を使用しています。
screen フォント
スイッチが表示する端末セッションおよび情報は、screen フォントで示
しています。
太字の screen フォント ユーザが入力しなければならない情報は、太字の screen フォントで示
しています。
イタリック体 の screen ユーザが値を指定する引数は、イタリック体 の screen フォントで示し
フォント
ています。
< >
パスワードのように出力されない文字は、かぎカッコ(< >)で囲んで
示しています。
[ ]
システム プロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで示
しています。
!、#
コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合には、コ
メント行であることを示します。
このマニュアルは、次の表記法を使用しています。
(注) 「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参照資料などを紹介しています。
注意
「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されていま
す。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
x
OL-16185-01-J
はじめに
関連資料
関連資料
Cisco MDS 9000 ファミリの関連資料には次のものがあります。オンラインのドキュメントを探すに
は、Cisco MDS SAN-OS Documentation Locator を使用してください。このツールには次の URL から
アクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/docs/storage/san_switches/mds9000/roadmaps/doclocater.htm
Cisco MDS 9000 ファミリ用の IBM TotalStorage SAN Volume Controller Storage Software については、
IBM TotalStorage Support の Web サイトを参照してください。このサイトには次の URL からアクセ
スできます。
http://www.ibm.com/storage/support/2062-2300/
リリース ノート
• 『Cisco MDS 9000 Family Release Notes for Cisco MDS SAN-OS Releases』
• 『Cisco MDS 9000 Family Release Notes for Storage Services Interface Images』
• 『Cisco MDS 9000 Family Release Notes for Cisco MDS SVC Releases』
• 『Cisco MDS 9000 Family Release Notes for Cisco MDS 9000 EPLD Images』
互換性に関する情報
• 『Cisco MDS 9000 SAN-OS Hardware and Software Compatibility Information』
• 『Cisco MDS 9000 Family Interoperability Support Matrix』
• 『Cisco MDS SAN-OS Release Compatibility Matrix for IBM SAN Volume Controller Software for Cisco
MDS 9000』
• 『Cisco MDS SAN-OS Release Compatibility Matrix for Storage Service Interface Images』
適合規格および安全に関する情報
• 『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco MDS 9000 Family』
ハードウェアのインストレーション
• 『Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide』
• 『Cisco MDS 9200 Series Hardware Installation Guide』
• 『Cisco MDS 9216 Switch Hardware Installation Guide』
• 『Cisco MDS 9100 Series Hardware Installation Guide』
• 『Cisco MDS 9020 Fabric Switch Hardware Installation Guide』
Cisco Fabric Manager
• 『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Quick Configuration Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Fabric Manager Online Help』
• 『Cisco MDS 9000 Fabric Manager Web Services Online Help』
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
xi
はじめに
関連資料
コマンドライン インターフェイス
• 『Cisco MDS 9000 Family Software Upgrade and Downgrade Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family CLI Quick Configuration Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family Command Reference』
• 『Cisco MDS 9000 Family Quick Command Reference』
• 『Cisco MDS 9020 Fabric Switch Configuration Guide and Command Reference』
• 『Cisco MDS 9000 Family SAN Volume Controller Configuration Guide』
インテリジェント ストレージ ネットワーキング サービス コンフィギュレーション ガイド
• 『Cisco MDS 9000 Family Data Mobility Manager Configuration Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family Storage Media Encryption Configuration Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family Secure Erase Configuration Guide』
(Cisco MDS 9500 および 9200 シリー
ズ向け)
トラブルシューティングおよびリファレンス
• 『Cisco MDS 9000 Family Troubleshooting Guide』
• 『Cisco MDS 9000 Family MIB Quick Reference』
• 『Cisco MDS 9020 Fabric Switch MIB Quick Reference』
• 『Cisco MDS 9000 Family SMI-S Programming Reference』
• 『Cisco MDS 9000 Family System Messages Reference』
• 『Cisco MDS 9020 Fabric Switch System Messages Reference』
インストレーションおよびコンフィギュレーション ノート
• 『Cisco MDS 9000 Family SSM Configuration Note』
• 『Cisco MDS 9000 Family Port Analyzer Adapter Installation and Configuration Note』
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
xii
OL-16185-01-J
はじめに
マニュアルの入手方法および Service Request ツールの使用
マニュアルの入手方法および Service Request ツールの使用
マニュアルの入手方法、Service Request ツールの使用、追加情報の入手に関する情報については、
次の URL で、毎月更新される『What’s New in Cisco Product Documentation』を参照してください。
ここには、シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
『What’s New in Cisco Product Documentation』を Really Simple Syndication(RSS)フィードとして登
録し、リーダー アプリケーションを使用してコンテンツがデスクトップに直接配信されるように設
定してください。RSS フィードは無償のサービスで、シスコは現在 RSS バージョン 2.0 をサポート
しています。
Cisco.com
シスコ製品の最新のマニュアルは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com
http://www.cisco.com/jp
シスコの Web サイトの各国語版へは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml
Product Documentation DVD
Product Documentation DVD は、ポータブル メディアに収容された、技術的な製品マニュアルの総
合的なライブラリです。この DVD を使用すると、シスコ製品の各種バージョンのハードウェアの
インストレーション、ソフトウェアのインストール、設定、およびコマンドに関するガイドにアク
セスできます。DVD を使用することで、インターネットに接続しなくてもシスコの Web サイトと
同じ HTML 形式のマニュアルを参照できます。製品によっては、マニュアルの PDF バージョンも
用意されています。
Product Documentation DVD は単独または購読契約で入手できます。Cisco.com(Cisco Direct Customer)
に 登 録 さ れ て い る 場 合、次 の URL に あ る Cisco Marketplace か ら Product Documentation DVD
(Customer Order Number DOC-DOCDVD= または DOC-DOCDVD=SUB)を発注できます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
マニュアルの発注方法
Cisco.com に登録されている場合、次の URL にある Cisco Marketplace の Product Documentation Store
でシスコ製品のマニュアルを発注できます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
Cisco.com に登録されていない場合、製品を購入された代理店へお問い合わせください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
xiii
はじめに
シスコ製品のセキュリティ
シスコ製品のセキュリティ
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このサイトから、次の各内容に関する情報を入手できます。
•
シスコ製品における脆弱性を報告する。
•
シスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける。
•
シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告、セキュリティ上の注意事項、およびセキュリティ応答のリ
ストが以下の URL で確認できます。
http://www.cisco.com/go/psirt
セキュリティ勧告、セキュリティ上の注意事項、およびセキュリティ応答の更新をリアルタイムで
確認するには、Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)フィー
ドに登録します。PSIRT RSS フィードの加入に関する詳細については、次の URL にアクセスして
ください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコ製品のセキュリティ問題の報告
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実
施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発
見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
•
緊急度の高い問題 ― [email protected]
緊急度の高い問題とは、システムが攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセキュリ
ティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度の低い
問題とみなされます。
•
緊急度の低い問題 ― [email protected]
緊急度の高い問題の場合、次の電話番号で PSIRT に問い合わせることができます。
ヒント
•
1 877 228-7302
•
1 408 525-6532
お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)または
PGP と互換性のある製品(GnuPG など)を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRT
は、PGP バージョン 2.x ∼ 9.x で暗号化された情報を取り扱うことができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT への連絡時には、次の URL に
ある Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary セクションにリンクされている有効な公
開鍵を使用してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このページのリンクに、現在使用されている PGP 鍵の ID があります。
PGP を所有または使用していない場合は、機密情報を送信する前に、上記の E メール アドレスま
たは電話番号で PSIRT に連絡し、他のデータ暗号化方法についてご確認ください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
xiv
OL-16185-01-J
はじめに
テクニカル サポート
テクニカル サポート
Cisco Technical Support では、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。
Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、広範囲にわたるオンライン
でのサポート リソースを提供しています。さらに、シスコシステムズとサービス契約を結んでいる
場合は、Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアによる電話サポートも提供されます。シ
スコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト
Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、
トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立て
ることができます。Cisco Technical Support & Documentation Web サイトは 24 時間ご利用いただけま
す。次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれも
Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID また
はパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
(注)
テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用
して、製品のシリアル番号をご確認ください。CPI ツールへは、Documentation & Tools の下にある
Tools & Resources リンクをクリックして、Cisco Technical Support & Documentation Web サイトから
アクセスできます。Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool
を選択するか、Alerts & RMAs の下にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックしてく
ださい。CPI ツールは、製品 ID またはモデル名、ツリー表示、または特定の製品に対する show コ
マンド出力のコピー & ペーストによる 3 つの検索オプションを提供します。検索結果には、シリア
ル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。テクニカル サポートにお
問い合わせいただく前に、製品のシリアル番号のラベルを確認し、メモなどに控えておいてくださ
い。
Japan TAC Web サイト
Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュ
メントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてくだ
さい。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、
「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイ
トのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ロ
グイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってく
ださい。
http://www.cisco.com/jp/register/
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
xv
はじめに
テクニカル サポート
Service Request ツールの使用
オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニ
カル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な
場合)。TAC Service Request ツールに状況を入力すると、推奨される解決方法が提示されます。こ
れらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、シスコの技術者が対応します。TAC
Service Request ツールは次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡
ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 お
よび S2 の問題にはシスコの技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国:1 800 553-2447
TAC の連絡先一覧については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport/contacts
問題の重大度の定義
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1)― ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であ
らゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2)― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマン
ス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたり
ます。
重大度 3(S3)― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能し
ている場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4)― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションにつ
いて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
xvi
OL-16185-01-J
はじめに
その他の資料および情報の入手方法
その他の資料および情報の入手方法
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざ
まな資料をオンラインおよび印刷物で入手できます。
• 『Cisco Product Quick Reference Guide』は、手軽に使えるコンパクトなリファレンス ツールで、
チャネル パートナーを通じて販売されている多くのシスコ製品に関する製品概要、主な機能、
製品番号、および簡単な技術仕様が記載されています。年に 2 回更新され、シスコの最新の製
品が掲載されています。
『Cisco Product Quick Reference Guide』の発注および詳細については、
次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/guide
•
Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、マニュアル、およびロゴ入り商
品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
•
Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。
初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情
報などについては、次の URL からアクセスしてください。
http://www.ciscopress.com
• 『Packet』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネッ
トやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。
『Packet』には、ネットワーク
分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事を
はじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、
認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り
込まれています。『Packet』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/packet
• 『iQ Magazine』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、および
サービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長
企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直
面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投
資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。
『iQ Magazine』には、次の URL からアク
セスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
または次の URL でデジタル版をご覧いただけます。
http://ciscoiq.texterity.com/ciscoiq/sample/
• 『Internet Protocol Journal』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担
当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。
『Internet Protocol Journal』
には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/ipj
•
シスコシステムズが提供するネットワーク製品およびカスタマー サポート サービスについて
は、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/products/index.html
•
Networking Professionals Connection は、ネットワークの専門家がネットワーク製品やネットワー
ク技術に関する質問、提案、情報をシスコの専門家および他のネットワーク専門家と共有する
ためのインタラクティブな Web サイトです。ディスカッションに参加するには、次の URL に
アクセスしてください。
http://www.cisco.com/discuss/networking
•
シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニ
ングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/learning/index.html
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
xvii
はじめに
その他の資料および情報の入手方法
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
xviii
OL-16185-01-J
C H A P T E R
1
概要
マルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチで構成される Cisco MDS 9000 ファミリは、
Storage Management Initiative Specification(SMI-S)を使用した、業界標準の Application Programming
Interface(API; アプリケーション プログラミング インターフェイス)を提供します。SMI-S を使用
することで、マルチベンダー環境におけるストレージ エリア ネットワーク(SAN)の管理が容易
になります。
この章の内容は、次のとおりです。
•
CIM について(p.1-2)
•
CIM および UML 表記の概要(p.1-4)
•
Cisco MDS 9000 ファミリにおける SMI-S および CIM について(p.1-6)
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
1-1
第1章
概要
CIM について
CIM について
Common Information Model(CIM)とは、ネットワークまたはエンタープライズ環境の管理情報を記
述するオブジェクト指向の情報モデルです。CIM はオブジェクト指向であるため、モデル内で抽象
化や継承を行い、オブジェクト間に依存関係や関連関係を定義することができます。CIM は XML
に基づいており、プラットフォームや特定の技術に依存しません。管理アプリケーションの開発者
は、CIM がベンダー製品上でどのように実装されているかについて知る必要はありません。API を
使用するだけで、ベンダー製品とのやりとりが実行できます。
CIM は、クライアント / サーバ モデルを使用します。CIM サーバはベンダー製品に埋め込むことが
できます。または、プロキシ サーバを使用して、レガシーのベンダー製品に CIM サーバ機能を提
供する方法で実装することもできます。CIM クライアントは管理アプリケーションであり、複数の
CIM サーバと通信して SAN を管理します。CIM クライアントは、RFC 2608 に定義されている
Service Location Protocol version 2(SLPv2)を使用して CIM を検出します。SLPv2 は、通信に UDP
ポート 427 を使用する、CIM のクライアント / サーバの通信パスとは別の検出プロトコルです。
CIM は、Web-Based Enterprise Management(WBEM)イニシアティブで定義されたテクノロジーを
利用して、クライアントとサーバ間の通信を定義します。図 1-1 に、CIM のクライアント / サーバ
の完全な通信パスを示します。
図 1-1
CIM のクライアント / サーバ通信
CIM
xmICIM
CIM Operations over HTTP
HTTP
CIM
120460
TCP/IP
CIM の詳細については、http://www.dmtf.org にある DMTF の Web サイトから入手可能な仕様を参照
してください。
SMI-S について
SMI-S は、CIM に基づいたオブジェクト指向モデルを使用し、SAN の要素を管理するオブジェクト
とサービスのセットを定義します。SMI-S は標準化されたアーキテクチャを使用しているため、管
理アプリケーションの開発者が複数の SAN ベンダー製品で稼働する共通の拡張可能なアプリケー
ションを作成するのに役立ちます。図 1-2 にマルチベンダー SAN 環境で SMI-S を使用する例を示
します。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
1-2
OL-16185-01-J
第1章
概要
CIM について
図 1-2
マルチベンダー SAN 環境での SMI-S
CIM
CIM/WBEM
CIM
CIM
CIM
CIM
120459
SMI-S API
SMI-S は、プロファイルにまとめられた標準管理オブジェクトのセットを提供します。SMI-S には
いくつかのプロファイルが定義されており、スイッチ、ファブリック、ゾーニングなどの共通の
SAN 要素を対象としています。これらの標準化されたプロファイルによって、SAN 内の製品間で
の相互運用性が確保されます。また、SMI-S は SLPv2 を使用した自動検出プロセスを定義します。
SMI-S は、WBEM の一部である DMTF によって定義された CIM を使用します。
SMI-S の詳細については、http://www.snia.org にある Storage Networking Industry Association(SNIA)
の Web サイトを参照してください。
(注)
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) は、SMI-S 1.1.0 に準拠しています。
WBEM イニシアティブについて
WBEM イニシアティブとは、エンタープライズ コンピューティング環境を統一的に管理するため
に開発された管理およびインターネット標準のセットです。
WBEM イニシアティブには次のものが含まれています。
•
CIM ― 管理データを収集し記述するための共通のフォーマット、言語、方法論を提供します。
•
CIM-XML Encoding Specification ― 標準を基本にした CIM 情報を交換するための方式です。
CIM-XML は xmlCIM 符号化ペイロードと、トランスポート メカニズムとしての HTTP を使用
しています。CIM-XML は次の仕様で構成されています。
− xmlCIM エンコーディング ― CIM 情報を XML 形式で表す一般的な方法です。
− CIM Operations over HTTP ― HTTP を通じて xmlCIM 符号化メッセージを伝える方法を記述
したトランスポート方式です。
WBEM イニシアティブの詳細については、http://www.dmtf.org にある DMTF の Web サイトを参照
してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
1-3
第1章
概要
CIM および UML 表記の概要
CIM および UML 表記の概要
SMI-S は CIM で定義されたオブジェクト指向クラスを前提としています。これらのクラスの定義に
は、Unified Modeling Language(UML)が使用されることがよくあります。SMI-S やこのマニュア
ルに記載されているシスコの拡張機能を理解するには、CIM クラスおよび UML に関する基本的な
知識が必要です。
CIM クラスの概要
クラスは、あるタイプのオブジェクトを定義するプロパティとメソッドの集合です。たとえば、総
称としてのネットワーク デバイスはオブジェクトのタイプになります。このオブジェクトを表現す
る NetworkDevice クラスを定義することができます。NetworkDevice クラスには、ネットワーク デ
バイスのプロパティまたは属性が含まれます。ここで取り上げる NetworkDevice クラスに含まれる
プロパティには、IpAddress や DeviceType があります。さらに、NetworkDevice クラスを使用して
ネットワーク デバイスを制御する必要があります。よって、メソッドやルーチンを追加してネット
ワーク デバイス上のアクションを起動します。メソッドの例としては、enablePort() や
rebootDevice() があります。
ここまでで、NetworkDevice クラスを作成したので、次にスイッチのみのクラスを定義します。ス
イッチは特殊なタイプの NetworkDevice であるため、オブジェクト指向のコンセプトである継承を
使用して Switch クラスを定義します。NetworkDevice クラスの子クラスとして、Switch クラスを
定義します。これによって、Switch クラスには自動的に親クラスのプロパティとメソッドが含まれ
ます。ここに、スイッチ固有のプロパティおよびメソッドを追加します。
CIM には、関連クラスと呼ばれる特別なクラスが定義されています。関連クラスは、2 つ以上のク
ラス間の関係を表現します。たとえば、関連クラスを定義して NetworkDevice クラスと
OperatingSystem クラス間の関係を示すことができます。多対 1 または多対多の関係がある場合、
その関連クラスは集約であるとみなされます。
CIM の詳細については、http://www.dmtf.org を参照してください。
UML の概要
UML は、製品またはテクノロジーを表現するクラスを視覚的に表したものです。UML には多くの
視覚的要素が含まれますが、ここでは一部のみが記載されています。UML の詳細については、
http://www.uml.org を参照してください。
図 1-3 に、CIM クラス用の UML ダイアグラムの例を示します。ダイアグラム内の線の色は、以下
を表します。
•
青線:クラス間の継承
•
緑線:クラス間の集約
•
赤線:クラス間の関連
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
1-4
OL-16185-01-J
第1章
概要
CIM および UML 表記の概要
図 1-3
UML ダイアグラムの例
ManagedElement
Description: string
Caption: string
Dependency
ManagedSystemElement
Component
120526
Name: string
Description: string
Caption: string
Status: string
InstallDate: datetime
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1-5
第1章
概要
Cisco MDS 9000 ファミリにおける SMI-S および CIM について
Cisco MDS 9000 ファミリにおける SMI-S および CIM について
Cisco MDS 9000 ファミリの各スイッチまたはディレクタには、埋め込み CIM サーバが含まれます。
CIM サーバは、SMI-S と互換性のある SAN 管理を提供するために、すべての CIM クライアントと
通信します。CIM サーバには、SMI-S で定義されている以下の標準プロファイル、サブプロファイ
ル、および機能が含まれます。
•
Service Location Protocol version 2(SLPv2)
•
サーバ プロファイル
•
CIM 通知
•
ファブリック プロファイル
− ゾーニング コントロール サブプロファイル
− 拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール サブプロファイル
− FDMI サブプロファイル
•
ブレード サブプロファイルとアクセス ポイント サブプロファイルを含むスイッチ プロファイ
ル
•
WBEM イニシアティブが規定する xmlCIM エンコーディングおよび CIM Operations over HTTP
•
HTTPS は、Secure Socket Layer(SSL)を使用します。HTTPS の使用は任意ですが、これを使
用すると、CIM サーバと CIM クライアント間の通信が暗号化されセキュリティが強化されま
す。
表 1-1 に、Cisco SAN-OS のリリースとサポートする SMI-S のバージョンを示します。
表 1-1
Cisco SAN-OS による SMI-S のサポート
Cisco SAN-OS のリリース SMI-S のサポート 説明
3.3(1a)
SMI-S 1.2.0 準拠
(警告付き)
•
必要な通知がすべてサポートされているわ
けではない
•
WQL/CQL のサポート(制限付き)
3.0(1)
SMI-S 1.1.0 準拠
サーバ プロファイルおよびアクセス ポイント サ
ブプロファイルの追加サポート
2.0(1b)
SMI-S 1.0.2 の
サポート
SLPv2、CIM 通知、サーバ プロファイルのサポー
ト
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
1-6
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2
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバ
のサポート
SMI-S に定義されている多数のプロファイルは、SAN 要素の制御と監視に使用する管理オブジェク
トを規定するものです。Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバは、この章に記載されている標準プ
ロファイルをサポートします。また、CIM サーバはこれらのプロファイルに対する拡張をサポート
することによって、標準プロファイルからは使用できない Cisco MDS SAN-OS の機能をサポートし
ています。
この章の内容は、次のとおりです。
•
SMI-S を使用した SAN 管理(p.2-2)
•
Service Location Protocol(p.2-2)
•
サーバ プロファイル(p.2-3)
•
スイッチ プロファイル(p.2-4)
•
ファブリック プロファイル(p.2-6)
•
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張(p.2-10)
•
CIM 通知(p.2-19)
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
2-1
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
SMI-S を使用した SAN 管理
SMI-S を使用した SAN 管理
SAN は、マルチベンダー環境で作成されます。異なるベンダー製のホスト、ファブリック要素(ス
イッチ、ディレクタ)、およびデータ ストレージ デバイスを統合して、相互運用可能なストレージ
ネットワークを作成します。これらの異なるベンダー製の要素を管理することは、ネットワーク管
理者にとって厄介な問題です。それぞれの要素には固有の管理インターフェイスが備わっており、
独自の仕様を持っている場合もあります。ネットワーク管理者は、これらの異なる管理 API を使用
して、SAN を制御および監視する 1 つの結合管理アプリケーションを構築しなければなりません。
SMI-S はこの管理の問題に対処するために、ベンダーやテクノロジーに依存しない CIM に基づい
た、柔軟性のあるオープンな管理 API 標準一式を提供します。ネットワーク管理者は、共通の管理
クラスのプロファイル内にまとめられた SMI-S API を使用することによって、単純な管理アプリ
ケーション CIM クライアントを作成して、SMI-S と CIM をサポートする異種の SAN 要素を制御お
よび監視することができます。SAN 要素に埋め込まれているか、またはプロキシ CIM サーバにサ
ポートされている CIM サーバを使用すると、ネットワーク管理者の CIM クライアント アプリケー
ションからこれらの要素にアクセスできます。
SMI-S は、Service Location Protocol version 2 (SLPv2)を使用して CIM サーバを検出します。CIM
サーバが識別されたら、CIM クライアントはサーバ プロファイルを使用して CIM サーバでサポー
トされているプロファイルを特定します。これは、すべての SMI-S ベースの CIM サーバにおいて
必須のプロファイルです。
プロファイルによって制御と監視をサポートするのに加え、CIM サーバは CIM 通知を介した非同
期のイベント配信をサポートします。通知は、インターフェイスの故障などの重要なイベントをす
みやかに通知します。
Service Location Protocol
CIM サーバを使用した SAN 要素のネットワーク管理における第一歩は、CIM サーバの場所と使用
できるサポートを検出することです。SLPv2 によって、この検出メカニズムが提供されます。CIM
クライアントは SLPv2 を使用して CIM サーバを検出し、どのようなサービスを CIM サーバが提供
しているかに関する一般的な情報と、これらのサービスの URL を収集します。
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバは、RFC 2608 に定義された SLPv2 をサポートします。
(注)
Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(1b) 以降では、Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバ用に SLPv2 がサ
ポートされています。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
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第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
サーバ プロファイル
サーバ プロファイル
CIM クライアントは、SAN 内の CIM サーバを検出したら、それぞれの CIM サーバが提供するサ
ポート レベルを特定する必要があります。サーバ プロファイルによって、CIM サーバの機能が定
義されています。これには、CIM サーバがサポートするネームスペース、すべてのプロファイルと
サブプロファイルが含まれます。
サポートされる各プロファイルに対して、サーバ プロファイルが RegisteredProfile クラスのイン
スタンス化を行います。このクラスの各インスタンスから CIM クライアントに、CIM サーバがサ
ポートするプロファイル名と一意の ID が渡されます。同様に、CIM サーバは、
RegisteredSubProfile クラスと、サブプロファイルをプロファイルに関連付ける
SubprofileRequiresProfile 関連クラスを使用して、サポートされるすべてのオプションのサブプ
ロファイルを提示します。
(注)
Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(1b) 以降では、Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバに対してサーバ
プロファイルがサポートされています。
(注)
サーバ プロファイル インスタンスのダイアグラムについては、http://www.snia.org にある SMI-S を
参照してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
2-3
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチ プロファイル
スイッチ プロファイル
スイッチ プロファイルは、スイッチの物理的および論理的な特徴をモデル化するものです。CIM ク
ライアントは、スイッチ プロファイルを使用して CIM サーバがスイッチ上にあることを識別し、
スイッチ プロファイル内のクラスを使用してスイッチ上の Fibre Channel ポートの識別および管理
を行います。
また、スイッチ プロファイルはオプションのブレード サブプロファイル(「ブレード サブプロファ
イル」[p.2-5] を参照)とオプションのアクセス ポイント サブプロファイル(「アクセス ポイント
サブプロファイル」[p.2-5] を参照)をサポートします。
(注)
スイッチ プロファイル インスタンスのダイアグラムについては、http://www.snia.org にある SMI-S
を参照してください。
表 2-1 に、スイッチ プロファイル クラスおよび関連クラスを使用して、スイッチとポートのモデル
化を行う方法を示します。
表 2-1
スイッチ プロファイルの使用
クラス
使用法
ComputerSystem
Switch に設定されている Dedicated プロパティを使用してスイッチを
識別します。
PhysicalElement
デバイスの物理的特徴を識別します。
FCPort
ポートのリンク層およびデータ層の論理的な特徴を識別します。
FCPortCapabilities
ポートがサポートする設定オプションを定義します。
FCPortStatistics
ポートの統計情報を識別し、FCPort クラスの各インスタンスに対して
ポートのトラフィック情報をリアルタイムで表示します。
FCSwitchCapabilities
スイッチがサポートする設定オプションを定義します。
FCSwtichSettings
スイッチ上の設定変更を要求します。
FCPortSettings
ポート上の設定変更を要求します。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2-4
OL-16185-01-J
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチ プロファイル
ブレード サブプロファイル
CIM クライアントは、オプションのブレード サブプロファイルを使用して、スイッチのスーパー
バイザ モジュール、スイッチング モジュール、またはサービス モジュールの物理的および論理的
な特徴をモデル化します。これをスイッチ プロファイルと組み合わせることによって、CIM クラ
イアントは、スイッチ、モジュールの関連ポート、およびスイッチに対するモジュールをシャーシ
レベルで見ることができます。
表 2-2 に、クラスおよび関連クラスを使って、モジュールをモデル化する方法を示します。
表 2-2
(注)
ブレード サブプロファイルの使用
クラス
使用法
LogicalModule
スーパーバイザ モジュール、スイッチング モジュール、またはサービ
ス モジュールをスイッチ ポートの集約点として識別します。
ModulePort
ポートをモジュールに関連付けます。
ブレード サブプロファイル インスタンスのダイアグラムについては、 http://www.snia.org にある
SMI-S を参照してください。
アクセス ポイント サブプロファイル
CIM クライアントは、アクセス ポイント サブプロファイルを使用してスイッチにアクセスする
URL を返し、Fabric Manager または Device Manager のインストールまたは起動を行います。Fabric
Manager または Device Manager がインストールされていない場合、URL によってこれらをインス
トールするオプションが表示されます。Fabric Manager または Device Manager がインストールされ
ている場合、URL によっていずれかを起動するオプションが表示されます。
表 2-3 に、クラスおよび関連クラスを使って、モジュールをモデル化する方法を示します。
表 2-3
(注)
アクセス ポイント サブプロファイルの使用
クラス
使用法
HostedAccessPoint
RemoteServiceAccessPoint をホスト システムに関連付けます。
RemoteServiceAccessPoint
管理ツール用の ServiceAccessPoint。Fabric Manager または Device
Manager をインストールもしくは起動する、スイッチの URL を返し
ます。
SAPAvailableForElement
システム内で RemoteServiceAccessPoint がサービスするデバイス
のサブセットを識別します。
アクセス ポイント サブプロファイル インスタンスのダイアグラムについては、http://www.snia.org
にある SMI-S を参照してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
2-5
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
ファブリック プロファイル
ファブリック プロファイル
ファブリックは、SAN 内の 1 つ以上のスイッチとネットワークの相互接続要素で構成されていま
す。ファブリック プロファイルは、スイッチ プロファイルで指定された SAN スイッチを含むファ
ブリックの物理的および論理的な特徴をモデル化するものです。
ファブリックには、1 つ以上の仮想 SAN または VSAN が含まれます。シスコの VSAN 拡張につい
ての詳細は、
「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参
照してください。Cisco MDS 9000 ファミリのルーティングは VSAN に基づいて行われるため、
ConnectivityCollection および ProtocolEndpoint クラスはファブリックではなく VSAN に関連付
ける必要があります。
表 2-4 に、ファブリック プロファイルのクラスおよび関連クラスを使用して、ファブリックをモデ
ル化する方法を示します。
表 2-4
(注)
ファブリック プロファイルの使用
クラス
使用法
AdminDomain
ファブリックおよび VSAN を識別します。
ContainedDomain
VSAN をファブリックに関連付けます。
ConnectivityCollection
互いに直接通信できる ProtocolEndpoint クラスのセットを 1 つにま
とめて、ルーティングに必要な基礎を表します。Component 関連クラ
スを使用して VSAN に関連付けます。
ComputerSystem
ポートを含むファブリック要素(スイッチ、ホスト、ストレージ シス
テムなど)を表します。Dedicated プロパティは Switch に設定します。
Component 関連クラスを使用して VSAN に関連付けます。
FCPort
リンク層およびデータ層の論理的な特徴を表します。
DeviceSAPImplementation 関連クラスを使用して ProtocolEndpoint
クラスに関連付け、SystemDevice 関連クラスを使用して
ComputerSystem クラスに関連付けます。
ProtocolEndpoint
ルーティングの上位ネットワーク層を表します。
ConnectivityMemberOfCollection 関連クラスを使用して
ConnectivityCollection クラスに関連付けます。
ActiveConnection
2 つの ProtocolEndpoint クラ スを 関 連 付け るリ ンクを、現 在ト ラ
フィックが流れている接続として表します。
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバは LogicalPortGroup クラスをファブリックに提供するだけ
で、ホストやストレージ システムには提供しません。
CIM サーバでは、ファブリック名や VSAN 名は同一 CIM ネームスペース内では一意であることが
必要です。名前は、オプションの NameFormat 関連プロパティを使って、Name クラス プロパティで
識別します。VSAN 識別子には、VSAN に続いて主スイッチの World-Wide Name(WWN)が表示
されます。たとえば、“1_2001000530000A0A” のようになります(NameFormat には WWN であるこ
とが示されています)。VSAN の場合、ファブリックごとの主スイッチがないので、ファブリック
識別子は文字列になります。
(注)
ファブリック プロファイル インスタンスのダイアグラムについては、 http://www.snia.org にある
SMI-S を参照してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2-6
OL-16185-01-J
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
ファブリック プロファイル
CIM サーバは、以下のファブリック プロファイルのオプションのサブプロファイルをサポートし
ます。
•
ゾーン コントロール サブプロファイル(「ゾーン コントロール サブプロファイル」[p.2-7] を
参照)
•
拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール サブプロファイル(「拡張ゾーニングおよ
び拡張ゾーニング コントロール サブプロファイル」[p.2-7] を参照)
•
FDMI サブプロファイル(「FDMI サブプロファイル」[p.2-8] を参照)
ファブリック プロファイルは、Cisco MDS 9000 ファミリ固有の拡張も数多くサポートします。
「ス
イッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参照してください。
ゾーン コントロール サブプロファイル
ゾーニングを使用することで、CIM クライアントによる、ストレージ デバイスまたはユーザ グルー
プ間におけるアクセス制御の設定が可能になります。ゾーン コントロール サブプロファイルは
ファブリック プロファイルのサブプロファイルで、ファブリックのゾーニング情報をモデル化しま
す。読み取り機能や書き込み機能のほかにも次の動作が含まれます。
•
ゾーンおよびゾーン セットの作成と削除
•
ゾーン メンバの作成と削除(ZoneMembershipSettingData を使用)
•
ゾーンへのゾーン メンバの追加と削除
•
ゾーン セットへのゾーンの追加と削除
•
ゾーン セットのアクティブ化と非アクティブ化
CIM サーバは、SMI-S ゾーニング モデルで記述されているすべての CIM クラスおよび関連クラス
をサポートします。
拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール サブプロファイル
拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール サブプロファイルは、ファブリック プロファ
イルのサブプロファイルであり、管理用にシスコ ゾーニング情報の追加モデリングを提供します。
以下のサポートが含まれます。
•
ゾーン エイリアスの作成と削除
•
ゾーン エイリアスへのゾーン メンバの追加と削除
このサブプロファイルは、SMI-S ゾーニング モデルで記述されているすべての CIM クラスおよび
関連クラスをサポートします。ただし、ゾーニングのセッションに関するコンセプトは除きます。
ゾーニング サブプロファイルの使用
Cisco MDS CIM 実装において、ゾーニングはファブリックではなく VSAN に基づいて行われます。
(注)
ゾーニング サブプロファイル インスタンスのダイアグラムについては、http://www.snia.org にある
SMI-S を参照してください。
表 2-5 に、ゾーニング サブプロファイルのクラスおよび関連クラスを使用して、ゾーニングをモデ
ル化する方法を示します。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
2-7
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
ファブリック プロファイル
表 2-5
ゾーニング サブプロファイルの使用
クラス
使用法
ZoneMembershipSettingData
ゾーン メンバを識別し、メンバ ID(CIM スキーマで定義)とデバ
イスのゾーニング方法を示します。
ZoneAlias
ゾーン エイリアスを識別します。ElementSettingData 関連クラス
を使用して関連付けたゾーン メンバ(ZoneMembershipSettingData
クラス)を含みます。
ZoneSets
ゾーン セットを識別します。MemberOfCollection 関連クラスを使
用して関連付けたゾーンを含みます。
AdminDomain
VSAN を識別します。HostedCollection 関連クラスを使用して関
連付けたゾーン セットのみを含みます。
ZoneControl
ゾーンとゾーン セットの両方を作成、削除、アクティブ化すると
いったゾーン オブジェクト制御の動作を提供します。
ZoneService
ゾーン セット、ゾーン、ゾーン エイリアス、ゾーン メンバの作成
やゾーン セットのアクティブ化を管理します。ZoneService クラ
スは CISCO_Vsan クラス上にあり、このクラスは AdminDomain の
サブクラスです。
ActiveConnection
2 つの ProtocolEndpoint クラスを関連付けるリンクを、現在トラ
フィックが流れている接続として表します。
アクティブなゾーンおよびゾーン セットには Active プロパティがあり、CIM サーバによって True
に設定されています。ゾーンには、次のタイプのオブジェクトだけを含めることができます。
•
ElementSettingData 関連クラスを使用して関連付けたゾーン メンバ(ZoneMembershipSettingData
クラス)
•
MemberOfCollection 関連クラスを使用して関連付けたゾーン エイリアス(ZoneAlias クラス。
SMI-S で NamedAddressCollections クラスとして定義されている)
FDMI サブプロファイル
Fabric Device Management Interface(FDMI)は、ファブリックを介して Host Bus Adapters(HBA)を
管理し、ファブリック プロファイル内のデータを補完します。FDMI を使用すると、ファブリック
内のすべてのエンティティで、HBA を持つホスト上にエージェントがなくても、SMI を介して HBA
情報を提供できます。ファブリック プロファイルでは、HBA タイプのデバイスのみを管理します。
FDMI によって定義される HBA 管理インターフェイスは、Fibre Channel HBA API の仕様によって
定義されるインターフェイスのサブセットです。
図 2-1 に、FDMI サブプロファイルのインスタンス ダイアグラムを示します。クラスは
CISCO_HBA.mof で定義されています。FDMI に対応した HBA がホスト名をサポートする場合、
CISCO_PortController は、CISCO_PortControllerInPlatform を介してプラットフォームに関連付けられ
ま す。FDMI に 対 応 し た HBA が ホ ス ト 名 を サ ポ ー ト し な い 場 合、CISCO_PortController は、
CISCO_PortControllerInFabric を介してファブリックに関連付けられます。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2-8
OL-16185-01-J
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
ファブリック プロファイル
図 2-1
FDMI サブプロファイルの UML ダイアグラム
FDMI サブプロファイルの使用
Cisco MDS CIM 実装において、FDMI サブプロファイルはファブリックに基づいて行われます。
(注)
FDMI サブプロファイル インスタンスのダイアグラムについては、http://www.snia.org にある SMI-S
を参照してください。
表 2-6 に、FDMI サブプロファイルのクラスおよび関連クラスを使用する方法を示します。
表 2-6
FDMI サブプロファイルの使用
クラス
使用法
CISCO_PhysicalHBA
スイッチに装着された FDMI 対応の物理 HBA カードを表します。
CISCO_HBAProduct
スイッチに装着された FDMI 対応の物理 HBA カードの製品情報を
表します。
CISCO_Platform
1 つ以上のノード オブジェクトを持ち、ファブリックに接続された
エンティティを表します。エンティティは、ファブリックの管理
サーバ サービスに登録されています。
PortController
FDMI に対応した HBA のポート コントローラを表します。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
2-9
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバは、標準の SMI-S プロファイルに含まれない SAN 機能を管理
する追加クラスをサポートします。以下の拡張が含まれます。
•
VSAN 拡張(p.2-10)
•
TE ポート拡張(p.2-12)
•
PortChannel 拡張(p.2-14)
•
FCIP 拡張(p.2-16)
•
iSCSI 拡張(p.2-16)
•
ファブリック プロファイル 拡張(p.2-17)
•
ゾーニング サブプロファイル拡張(p.2-18)
•
FDMI サブプロファイル拡張(p.2-18)
VSAN 拡張
VSAN とは、物理ファブリックを 1 つ以上の論理ファブリックにパーティショニングして作成する
仮想 SAN です。Cisco MDS スイッチのルーティングは、VSAN に基づきます。CIM クライアント
はこれらの VSAN 拡張を使用して、VSAN と物理ファブリックおよびスイッチに対する関連を識別
します。
CIM サーバの VSAN モデルは、DMTF のパーティション モデルを使用します。パーティショニン
グとは、1 つのエンティティを複数のエンティティに仮想分割することであり、DMTF によって定
義されています。どのリソースに対しても適用でき、ネームスペースや CIM オブジェクト マネー
ジャを対象に行うことができます。各パーティショニング エンティティは下位のパーティションを
管理します。パーティション化されたエンティティからはパーティション化されたことが認識でき
ない場合や、ユーザ自身もリソースが分割されていることを認識できない場合があります。CIM 2.8
スキーマに記述されている標準パーティショニング モデルを参照してください。
http://www.dmtf.org にある DMTF Web サイトから入手できます。
(注)
VSAN の詳細については、
『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』または『Cisco
MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバで提供される VSAN 拡張は、標準パーティション モデルとの
互換性があり、同時にこのモデルの拡張でもあります。VSAN 拡張は、パーティション化された物
理ファブリックとして VSAN をモデル化します。Cisco MDS スイッチの E ポート、F ポート、
PortChannel、FCIP および iSCSI をサポートするポートはすべて、パーティショニング モデルをサ
ポートします。
HostedDependency 関連クラスでは次の関係が記述できます。
•
パーティショニング(ファン イン)
− 主側がパーティショニング エンティティ
− 従側がパーティション化されたエンティティ
•
クラスタリング(ファン アウト)
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2-10
OL-16185-01-J
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
図 2-2 に、2 つの VSAN にパーティション化されたファブリックの UML ダイアグラムを示します。
物理スイッチが 2 つの論理スイッチに分割されています。パーティション化されたスイッチ 1 と
パーティション化されたスイッチ 2 です。HostedDependency 関連クラスにより、これらのパーティ
ションは物理スイッチに属していると識別されます。Component 関連クラスにより、VSAN は対応
するスイッチ パーティションに属していると識別されます。
図 2-2
ファブリック パーティショニングの UML ダイアグラム
AdminDomain
SAN
Name="Physical Fabric"
NameFormat="String"
OperationalStatus={2}
Hosted=false
ComputerSystem
Component
Name=2000000000000000
Hosted
Dependency
Contained
Domain
AdminDomain
VSAN 1
ComputerSystem
1
Name="1_2130405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
Hosted=true
AdminDomain
Component
Name=2100000000000000
Hosted
Dependency
VSAN 2
ComputerSystem
2
Name="2_2230405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
Hosted=true
Component
Name=2200000000000000
120469
Contained
Domain
図 2-3 は、図 2-2 から VSAN コンポーネントを除いたものです。物理ファブリックが 2 つの VSAN
に分割されています。VSAN 1 と VSAN 2 です。それぞれの VSAN は、AdminDomain クラスによっ
て識別されます。ContainedDomain 関連クラスにより、VSAN が物理ファブリックに属していると
識別されます。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
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2-11
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
図 2-3
VSAN パーティショニングの例
AdminDomain
Name="Physical Fabric"
NameFormat="String"
OperationalStatus={2}
SAN
Contained
Domain
AdminDomain
VSAN 1
Name="1_2130405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
SAN
Contained
Domain
AdminDomain
VSAN
VSAN 2
120468
Name="2_2230405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
TE ポート拡張
TE ポートは、複数の VSAN でトラフィックを送信できる E ポートです。CIM サーバは既存のファ
ブリック /FC ポート関連クラスを使用して、複数の VSAN で TE ポートのメンバシップをモデル化
します。図 2-4 に、物理および論理ポートのスイッチとの関係を示します。図の 2 つの物理ポート
は論理ポートに分割されており、HostedDependency 関連クラスによって、これらの論理ポートは物
理ポートに属していると識別されます。物理的な TE ポートは 2 つの論理ポートにパーティション
化されています。1 つはパーティション化されたスイッチ 1(図 2-2 において VSAN 1 に関連)用、
もう 1 つはパーティション化されたスイッチ 2(図 2-2 において VSAN 2 に関連)用です。
SystemDevice 関連クラスにより、物理ポートは物理スイッチのコンポーネントとして識別されま
す。同じ方法により、パーティション化されたポートも、対応するパーティション化されたスイッ
チのコンポーネントとして識別されます。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2-12
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第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
図 2-4
TE ポート パーティショニングの例
ComputerSystem
SystemDevice
FCPort
TE
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2000000000000000
PortType=14
Name=2000000000000000
FCPort
SystemDevice
HostedDependency
ComputerSystem
SystemDevice
SystemDevice
Hosted
Dependency
DeviceID=2B00000000000000
SystemName=2000000000000000
PortType=14
HostedDependency
1
Name=2100000000000000
TE
FCPort
Hosted
Dependency
E
Hosted
Dependency
DeviceID=2B00000000000000
SystemName=2100000000000000
PortType=14
FCPort
1
ComputerSystem
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2100000000000000
PortType=14
2
Name=2200000000000000
FCPort
SystemDevice
(注)
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2200000000000000
PortType=14
120471
2
トランキングの詳細については、
『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』また
は『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
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2-13
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
図 2-5 に、SAN スイッチにおける VSAN ファブリックとポート パーティショニングの UML ダイア
グラム全体を示します。
VSAN パーティショニングの UML ダイアグラム
FCPort
AdminDomain
Name="Physical Fabric"
NameFormat="String"
OperationalStatus={2}
Hosted=false
Component
SystemDevice
FCPort
ComputerSystem
SystemDevice
HostedDependency
AdminDomain VSAN 1
FCPort
Name="1_2130405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
Hosted=true
TE
DeviceID=2B00000000000000
SystemName=2000000000000000
PortType=14
Name=2000000000000000
Contained
Domain
TE
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2000000000000000
PortType=14
Hosted
Dependency
E
DeviceID=2B00000000000000
SystemName=2100000000000000
PortType=14
HostedDependency
Hosted
Dependency
SystemDevice
DeviceSAP
Implementation
ComputerSystem
Component
Name=2100000000000000
Component
SystemDevice
Contained
Domain
Hosted
Dependency
AdminDomain VSAN 2
ProtoclEndPoint
DeviceID=2B00000000000000
SystemName=2100000000000000
1
Name="2_2230405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
Hosted=true
FCPort
DeviceSAP
Implementation
Component
1
Active
Connection
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2100000000000000
PortType=14
ComputerSystem
ProtoclEndPoint
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2100000000000000
2
Component
Name=2200000000000000
FCPort
2
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2200000000000000
PortType=14
Component
ProtoclEndPoint
Active
DeviceID=2c00000000000000
Connection SystemName=1000000000000000
SystemDevice
DeviceSAP
Implementation
ProtoclEndPoint
DeviceSAP
Implementation
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2200000000000000
ComputerSystem
/
FCPort
/
SystemDevice
Name=10000000000000
DeviceID=2c00000000000000
SystemName=1000000000000000
PortType=14
120187
図 2-5
PortChannel 拡張
PortChannel とは、複数の物理 Fibre Channel ポートを 1 つの論理ポートに集約することであり、集
約された帯域幅、ロード バランシング、リンク冗長性を提供します。CIM サーバは、Cisco_FCPort
クラスの PortChannel ポート タイプをサポートします。Component 関連クラスを使うと、個別のポー
トを PortChannel に関連付けることができます。
PortChannel は、CIM サーバが動作しているローカル スイッチについてのみ CIM サーバでサポート
されます。CIM サーバはリモート PortChannel へのアクティブな接続もエクスポートしますが、次
のような 2 つの制約があります。
•
リモート PortChannel WWN が利用できません。リモート スイッチ WWN とポート インデック
スは提供されます。
•
リモート PortChannel の Component および LogicalIdentity 関連クラスは利用できません。
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2-14
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第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
(注)
PortChannel の詳細については、
『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』または
『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
図 2-6 に、CIM サーバを実行するスイッチのポートと PortChannel の関係を示します。この例から、
次のことが分かります。
•
SystemDevice 関連クラスにより、PortChannel とポートは物理スイッチに属していると識別さ
れます。
•
FCIP を使用するポート、PortChannel、およびイーサネット ポートの関係を示す UML インスタンスのダイアグラム
FC
SystemDevice
AdminDomain
Name="Physical Fabric"
NameFormat="String"
OperationalStatus={2}
Hosted=false
VSAN
Name=2000000000000000
AdminDomain VSAN 1
Component
SystemDevice
Contained
Domain
PortType=2
HostedDependency
Name="2_2230405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
Hosted=true
DeviceID=2D00000000000000
SystemName=2000000000000000
PortType=21
VSAN
Name=2100000000000000
SystemDevice
LogicalIdentity
FC
VSAN
AdminDomain VSAN 2
PortChannel
SystemDevice
HostedDependency
Component
Component
Component
Contained
Domain
Name="1_2130405060708090"
NameFormat="id with wwn"
OperationalStatus={2}
Hosted=true
E
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2000000000000000
PortType=14
Component
SystemDevice
Name=2200000000000000
FC
SystemDevice
iSCSI
DeviceID=2B00000000000000
SystemName=2100000000000000
PortType=14
LogicalIdentity
LogicalIdentity
FCIP
DeviceID=2A00000000000000
SystemName=2100000000000000
PortType=19
FC
FCIP
DeviceID=2A01000000000000
SystemName=2200000000000000
PortType=19
120186
図 2-6
Component 関連クラスにより、それぞれのポートは PortChannel に属していると識別されます。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
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2-15
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
FCIP 拡張
CIM サーバは、現在の FCPort クラスを使用して FCIP をサポートするポートに関する情報を取得し
ま す。ロ ー カ ル ス イ ッ チ(CIM サ ー バ が 動 作 す る ス イ ッ チ)に つ い て は、CIM サ ー バ は
LogicalIdentity 関連クラスを使用して、同じモジュール上の FCIP をサポートするポートにリン
クさせることができます。
CIM サーバは FCIP を実行しているリモート ポートへのアクティブな接続をエクスポートします
が、次のような 2 つの制約があります。
(注)
•
FCIP を実行しているポートの WWN が利用できません。リモート スイッチ WWN とポート イ
ンデックスは提供されます。
•
FCIP を実行しているポートの LogicalIdentity 関連クラスが利用できません。
FCIP の詳細については、
『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』または『Cisco
MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
図 2-6 に、FCIP を実行しているポートと他のエンティティとの関係を示します。この例から、次の
ことが分かります。
•
FCIP を実行しているポートは、LogicalIdentity 関連クラスを使用して他のエンティティと関
連付けられています。一方の FCIP を実行しているポートは単独のイーサネット ポートの論理
エンティティであり、もう一方はイーサネット ポートを構成する PortChannel の論理エンティ
ティです。
•
SystemDevice 関連クラスにより、FCIP を実行しているポート、イーサネット ポート、および
PortChannel は物理スイッチに属していると識別されます。
iSCSI 拡張
現在の EthernetPort クラスを使用してポートに関する情報を取得し、LogicalIdentity 関連クラス
を使用してギガビット イーサネット ポートと iSCSI を関連付けることができます。この関連クラ
スは、CIM サーバのローカル ポートについてのみ利用できます。
図 2-6 に、iSCSI を実行しているポートと他のエンティティとの関係を示します。この例から、次
のことが分かります。
•
LogicalIdentity 関連クラスにより、iSCSI を実行しているポートがイーサネット ポートに属
していると識別されます。
•
SystemDevice 関連クラスにより、iSCSI を実行しているポートが物理スイッチに属していると
識別されます。
(注)
iSCSI の詳細については、
『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』または『Cisco
MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
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2-16
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第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
ファブリック プロファイル 拡張
標準のファブリック プロファイルに加えて、Cisco MDS 9000 ファミリに固有である次のクラスや
関連クラスもサポートします。
CISCO_ActiveConnection
CISCO_AdminDomain
CISCO_FCPort
CISCO_FCPortCapabilities
CISCO_FCPortSettings
CISCO_Vsan
CISCO_Component
CISCO_ComputerSystem
CISCO_ConnectivityCollection
CISCO_ConnectivityMemberOfCollection
CISCO_ContainedDomain
CISCO_DeviceSAPImplementation
CISCO_FCPortStatistics
CISCO_HostedAccessPoint
CISCO_HostedCollection
CISCO_ProtocolEndPoint
CISCO_PhysicalPackage
CISCO_PhysicalElement
CISCO_Product
CISCO_Realizes
CISCO_SystemDevice
CISCO_ComputerSystemPackage
CISCO_ElementStatisticalData
CISCO_LogicalPortGroup
CISCO_LogicalModule
CISCO_ModulePort
CISCO_HostedDependency
CISCO_LogicalIdentity
CISCO_PhysicalComputerSystem
CISCO_LogicalComputerSystem
CISCO_FCNodeMemberOfCollection
CIM サーバがサポートする CISCO_FCPort クラスのポート識別子を表 2-7 に示します。ポート識別
子の 16004 から 16012 までは、シスコの拡張です。
表 2-7
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバでサポートするポート識別子
ポート識別子
ポート タイプ
0
不明
1
その他
10
N
11
NL
12
F/NL
13
Nx
14
E
15
F
16
FL
17
B
18
G
16004(シスコ固有)など
PortChannel
16010
FCIP
16011
iSCSI-F
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
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2-17
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張
表 2-7
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバでサポートするポート識別子(続き)
ポート識別子
ポート タイプ
16012
iSCSI-N
16000...65535
ベンダー用
シスコのファブリック拡張の全定義については、
「Cisco Fabric MOF」
(p.A-2)を参照してください。
ゾーニング サブプロファイル拡張
標準のゾーニング サブプロファイルに加えて、シスコ固有である次のクラスや関連クラスもサポー
トします。
CISCO_HostedService
CISCO_ZoneMemberOfCollection
CISCO_ZoneMembershipSettingData
CISCO_ZoneSet
CISCO_Zone
CISCO_ZoneCapabilities
CISCO_ZoneAlias
CISCO_ElementSettingData
CISCO_ZoneService
CISCO_SystemSpecificCollection
シスコのゾーニング拡張の全定義については、「Cisco Zone MOF」
(p.A-5)を参照してください。
FDMI サブプロファイル拡張
標準の FDMI サブプロファイルに加えて、Cisco MDS 9000 ファミリに固有である次のクラスや関連
クラスもサポートします。
PortControllerRealizes
PlatformPackage
PortControllerSoftwareIdentity
HBASoftwareInstalledOnPlatform
NodeFCPortControlledByPortController
ProductPhysicalHBA
PlatformInFabric
NodePortInPlatform
NodeInPlatform
PortControllerInPlatform
PortControllerInFabric
シスコの FDMI 拡張の全定義については、「Cisco FDMI MOF」(p.A-7)を参照してください。
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2-18
OL-16185-01-J
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
CIM 通知
CIM 通知
SMI-S は、CIM サーバまたは CIM サーバが制御する管理要素の変更に対して、非同期の通知を提
供します。これらの通知により、CIM クライアントに以下の事項を通知できます。
•
SAN の設定が変更された。
•
SAN スイッチの状態が悪化した。
•
SAN ファブリックのパフォーマンスが低下した。
•
ネームサーバ データベースが変更された。
•
VSAN が追加 / 削除 / 変更された。
•
ファン ステータスが変更された。
•
温度ステータスが変更された。
•
電源ステータスが変更された。
•
FRU が挿入 / 削除 / 変更された。
終了するまでに長時間かかる CIM クラスのメソッドが起動された場合に、通知を使用することも
できます。動作が完了するまで CIM サーバを拘束する(ブロック)のではなく、CIM サーバは動
作の開始に対して応答し、他の要求の処理を続行します(ノンブロッキング)。もとの長い動作が
完了すると、CIM サーバは CIM クライアントに対して非同期に通知を送信し、動作の結果を表示
します。CIM クライアントは、CIM サーバから受信したい通知に対して登録を行う必要があります。
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバは、以下のシスコ固有の通知をサポートします。
CISCO_LinkStateChange
CISCO_LinkUp
CISCO_Linkdown
CISCO_MediaFRUInserted
CISCO_MediaFRURemoved
CISCO_VSANChanged
CISCO_ZoneSetAlert
CISCO_EnvironmentalAlert
CISCO_FanAlert
CISCO_PowerAlert
CISCO_TempAlert
CISCO_NameServerDatabaseChanged
シスコの通知 MOF ファイルについては、「Cisco Indications MOF」
(p.A-16)を参照してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
2-19
第2章
Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバのサポート
CIM 通知
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2-20
OL-16185-01-J
C H A P T E R
3
CIM サーバの設定および使用
この章では、Cisco MDS 9000 ファミリ製品の CIM サーバを設定する手順について説明し、CIM オ
ブジェクトを使用して SAN を管理するシナリオの例をいくつか示します。この章の内容は、次の
とおりです。
(注)
•
CIM サーバの設定(p.3-2)
•
ディスカバリの実行とパフォーマンスのモニタリング(p.3-4)
•
ブレード サブプロファイルを使用したモジュールのモデル化(p.3-5)
•
ゾーニングの設定(p.3-6)
CLI コマンドの詳細については、
『Cisco MDS 9000 Family Command Reference』を参照してください。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
3-1
第3章
CIM サーバの設定および使用
CIM サーバの設定
CIM サーバの設定
CIM サーバは、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使って設定できます。CIM サーバの設
定を行うには、はじめにサーバをイネーブルにする必要があります。セキュリティを強化する場合
は、ログイン情報を暗号化する Secure Socket Layer(SSL)認証をインストールし、HTTPS をイネー
ブルにしてから CIM サーバをイネーブルにします。CIM サーバでは、HTTP または HTTPS もしく
はその両方をイネーブルにする必要があります。デフォルトでは HTTP がイネーブルになってお
り、セキュアな HTTPS はディセーブルになっています。HTTPS を使用すると、CIM クライアント
と CIM サーバ間のすべての管理トラフィックが暗号化されます。HTTPS を使用した設定をお勧め
します。
OpenSSL を使用した証明書の作成
CIM サーバを設定するには、有効な証明書が必要です。OpenSSL を使用して、CIM サーバに必要
な秘密鍵と証明書を作成することができます。http://www.openssl.org を参照してください。
OpenSSL を使用して自己署名証明書と秘密鍵を作成するには、以下の手順に従います。
ステップ 1
ワークステーション上に、ssl.conf という名前のファイルを作成します。このファイルを使用して識
別者名を指定します。次に、このファイルの内容例を示します。
[ req ]
distinguished_name = req_distinguished_name
prompt = no
[ req_distinguished_name ]
CN = Common Name
emailAddress = [email protected]
ステップ 2
openssl コマンドを使用して、秘密鍵と証明書を作成します。以下に、入力する内容を示します。
/usr/bin/openssl req -x509 -days 365 -newkey rsa:2048 -nodes -config ./ssl.conf
-keyout ./key.pem -out ./cert.pem
ステップ 3
秘密鍵と証明書を 1 つのファイルに連結します。
cat key.pem cert.pem > cimserver1.pem
ステップ 4
cimserver1.pem を、スイッチ上の bootflash: にコピーします。CIM サーバを設定する際、このファイ
ルを証明書として使用します。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
3-2
OL-16185-01-J
第3章
CIM サーバの設定および使用
CIM サーバの設定
証明書のインストールと CIM サーバのイネーブル化
HTTPS プロトコルを使用して CIM サーバを設定するには、以下の手順に従います。
コマンド
目的
ステップ 1
switch# config t
コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2
switch(config)# cimserver certificate
bootflash:cimserver1.pem
.pem 拡 張 子 の つ い た フ ァ イ ル に 指 定 さ れ た Secure
Socket Layer(SSL)証明書をインストールします。
switch(config)# cimserver clearcertificate
Certificate1
ステップ 3
switch(config)# cimserver enableHttps
switch(config)# no cimserver enableHttps
ステップ 4
(任意)指定された SSL 証明書(Certificate1)をクリア
します。
HTTPS(セキュア プロトコル)をイネーブルにします。
(任意)HTTPS をディセーブルにします(デフォルト)。
CIM サーバをイネーブルにします。
switch(config)# cimserver enable
(任意)CIM サーバをディセーブルにします(デフォル
ト)
。
switch(config)# no cimserver enable
HTTP プロトコルを使用して CIM サーバを設定するには、以下の手順に従います。
コマンド
目的
ステップ 1
switch# config t
コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2
switch(config)# cimserver enable
デフォルトの HTTP(非セキュア)プロトコルを使用し
て CIM サーバをイネーブルにします。
switch(config)# no cimserver enable
(任意)CIM サーバをディセーブルにします(デフォル
ト)
。
switch(config)# no cimserver enableHttp
(任意)HTTP をディセーブルにします。
switch(config)# cimserver enableHttp
(任意)HTTP をイネーブルにし、スイッチをデフォル
トの状態に戻します。
CIM サーバのログレベルの設定
CIM サーバのログレベルを設定するには、以下の手順に従います。
コマンド
目的
ステップ 1
switch# show cimserver logs
CIM サーバのログを表示します。
ステップ 2
switch# conf t
CIM サーバのログレベルを設定します。
ステップ 3
switch(config)# cimserver logLevel
CIM サーバのログレベルを設定します。ログレベルの
範囲は 1 ∼ 5 です(1 はトレース、2 は情報、3 は警告、
4 は重大、5 は致命的)。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
3-3
第3章
CIM サーバの設定および使用
ディスカバリの実行とパフォーマンスのモニタリング
ディスカバリの実行とパフォーマンスのモニタリング
ファブリック プロファイルおよびスイッチ プロファイルを利用して、ディスカバリおよびパ
フォーマンスのモニタリングを実装できます。これらのプロファイルの詳細については、「ファブ
リック プロファイル」(p.2-6)および「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco
MDS 拡張」(p.2-10)を参照してください。
ディスカバリにより、SAN 内の物理および論理エンティティの情報が取得できます。この情報は、
SAN エンティティを追加、移動、削除すると動的に変化します。ディスカバリには、関連クラスと
プロパティだけではなくオブジェクト クラスのディスカバリも含まれ、管理環境でサーバから渡さ
れたステータス コードを返します。
表 3-1 に、CIM で定義したイントリンシック メソッドを使用したディスカバリの実行方法を示しま
す。これらの方式を使用して、スイッチとファブリックに関する情報を取得します。
表 3-1
ディスカバリの実行
メソッド
使用法
enumerateInstances()
CIM クラスのインスタンスを列挙します。
enumerateInstanceNames()
CIM クラスのインスタンス名を列挙します。
getInstance()
CIM インスタンスを取得します。
associators()
CIM オブジェクトの関連を列挙します。
associatorName()
CIM オブジェクトの関連名を列挙します。
references()
CIM オブジェクトへの参照を列挙します。
referenceName()
CIM オブジェクトへの参照名を列挙します。
これらのメソッドの対象は CIM サーバの場所であり、スイッチ IP アドレスで識別されます。
パフォーマンスのモニタリングにより、ローカル ポートのステータスおよび統計情報が確認できま
す。モニタリングできるのはローカル スイッチ上のポートだけです。統計情報は、CIM サーバ上
の FCPort クラスのインスタンスに対する FCPortStatistics クラスのプロパティから取得できま
す。
(注)
CIM サーバのネームスペースは、root/cimv2 です。
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
3-4
OL-16185-01-J
第3章
CIM サーバの設定および使用
ブレード サブプロファイルを使用したモジュールのモデル化
ブレード サブプロファイルを使用したモジュールのモデル化
ブレード サブプロファイルを使用して、スイッチのスーパーバイザ モジュール、スイッチング モ
ジュール、またはサービス モジュールをモデル化できます。表 3-2 に、このサブプロファイルの関
連クラスを使用して、ポートをモジュールへ、モジュールをスイッチへマッピングする方法を示し
ます。
表 3-2
ブレード サブプロファイル関連クラスの使用
クラス
使用法
Realizes
LogicalModule クラスを PhysicalPackage クラスに関連付けます。このク
ラスを使用してモジュールをスイッチにマッピングします。
ModulePort
FCPort クラスを LogicalModule クラスに関連付けます。このクラスを使
用して、スイッチ内でそれぞれのポートをモジュールにマッピングしま
す。
ブレード サブプロファイルの詳細については、「ブレード サブプロファイル」(p.2-5)を参照して
ください。
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3-5
第3章
CIM サーバの設定および使用
ゾーニングの設定
ゾーニングの設定
SMI-S のゾーニング モデルは、エクストリンシック メソッドおよびイントリンシック メソッドを
使用して SAN ファブリック内のゾーニングを管理します。エクストリンシック メソッドは、特定
のクラスに固有のメソッドです。イントリンシック メソッドは、CIM から継承されており、当て
はまるすべてのクラスに含まれるメソッドです。
ゾーン メンバ(ZoneMembershipSettingData という)
、ゾーン、ゾーン エイリアス、またはゾーン
セットを作成するには、invokeMethod(operand) を使用します。operand は、表 3-3 に示されたゾー
ニング サブプロファイルのエクストリンシック メソッドのうちの 1 つです。
表 3-3
ゾーニングのエクストリンシック メソッド
エクストリンシック メソッド
使用法
CreateZoneMembershipSettingData()
ZoneMembershipSettingData
CreateZone()
Zone を作成して、ZoneService がホスティングされてい
を 作 成 し て、指 定 さ れ た
Zone または NamedAddressCollection に追加します。
ConnectivityMemberID は、 ConnectivityMemberType に
依存します。
る AdminDomain に関連付けます。
CreateZoneAlias()
ZoneAlias を作成して、ZoneService がホスティングされ
ている AdminDomain に関連付けます。
CreateZoneSet()
ZoneSet を作成して、
ZoneService がホスティングされて
いる AdminDomain に関連付けます。
AddZone()
Zone を 指 定 さ れ た ZoneSet に 追 加 し ま す。Zone を
ZoneSet に追加すると、Zone のメンバを含むように
ZoneSet のゾーン実施定義が拡張されます。Zone の追加
が正しく実行されると、MemberOfCollection によって、
Zone と ZoneSet が関連付けられます。
AddZoneMembershipSettingData()
ZoneMembershipSettingData を Zone または
NamedAddessCollection に追加します。
AddZoneAlias()
ZoneAlias を Zone に追加します。
ActivateZoneSet ()
ZoneSet をアクティブ化します。
DeleteInstance(instance_name) イントリンシック メソッドを使用すると、コレクションからゾー
ニング項目を 1 つ削除したり、ゾーニング項目すべてを削除することができます。
DeleteInstance() メソッドは、
表3-4 に示したインスタンスのいずれかを参照する必要があります。
表 3-4
ゾーニング項目の削除
クラス
使用法
CIM_ElementSettingData
ゾーンまたはゾーン エイリアスからゾーン メンバを削除しま
す。deleteInstance() を使用して、ゾーン メンバをゾーンに
関連付けている ElementSettingData のインスタンスを削除し
ます。
CIM_MemberOfCollection
ゾーン セットからゾーンまたはゾーン エイリアスを削除しま
す。deleteInstance() を使用して、ゾーンまたはゾーン エイ
リアスをゾーン セットに関連付けている MemberOfCollection
のインスタンスを削除します。
CIM_ZoneMembershipSettingData ゾーン メンバを削除します。ゾーン メンバは、すべてのゾー
ンまたはゾーン エイリアスから自動的に削除されます。
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3-6
OL-16185-01-J
第3章
CIM サーバの設定および使用
ゾーニングの設定
表 3-4
ゾーニング項目の削除(続き)
クラス
使用法
CIM_Zone
ゾーンを削除します。
CIM_ZoneAlias
ゾーン エイリアスを削除します。
CIM_ZoneSet
ゾーン セットを削除します。
ゾーニング サブプロファイルの詳細については、
「ゾーン コントロール サブプロファイル」
(p.2-7)
および「拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール サブプロファイル」
(p.2-7)を参照し
てください。
(注)
これらのメソッドは、CIM プロトコルについてのみサポートされており、CLI でコマンドとして入
力することはできません。SMI-S の詳細については、http://www.snia.org にある SNIA の Web サイ
トを参照してください。CIM の詳細については、http://www.dmtf.org にある DMTF の Web サイト
を参照してください。
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3-7
第3章
CIM サーバの設定および使用
ゾーニングの設定
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
3-8
OL-16185-01-J
A P P E N D I X
A
MOF ファイル
この付録では、Cisco MDS 9000 ファミリ CIM サーバを拡張する Managed Object Format(MOF)ファ
イルのテキスト部分を示します。これらの MOF ファイルは、標準 MOF ファイルを拡張して、VSAN、
PortChannel、FCIP、および iSCSI の管理機能を提供するものです。
標準 MOF ファイルの詳細については、次の URL にある DMTF の Web サイトを参照してください。
http://www.dmtf.org
この付録の内容は、次のとおりです。
•
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル(p.A-2)
•
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco MOF ファイル(p.A-13)
•
Cisco Indications MOF(p.A-16)
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
A-1
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
ここでは、Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降でサポートされる MOF ファイルを示します。以下の内
容が含まれます。
•
Cisco Fabric MOF(p.A-2)
•
Cisco Zone MOF(p.A-5)
•
Cisco FDMI MOF(p.A-7)
Cisco Fabric MOF
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco Fabric MOF では、ファブリック プロファイルを拡張して、
VSAN、PortChannel、およびその他のファブリック内のシスコ固有エンティティを管理する機能を
提供します。
「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参
照してください。
[Version ("1.0.0"), Description (
"cisco fabric and switch profile classes")]
class CISCO_ActiveConnection : CIM_ActiveConnection
{};
class CISCO_AdminDomain : CIM_AdminDomain
{};
[Version ( "2.7.1"), Description (
"Capabilities and management of a Fibre Channel Port Device.") ]
class CISCO_FCPort : CIM_FCPort {
[Override ( "PortType"), Description (
"The specific mode currently enabled for the Port. The "
"values: \"N\" = Node Port, \"NL\" = Node Port supporting FC "
"arbitrated loop, \"E\" = Expansion Port connecting fabric "
"elements (for example, FC switches), \"F\" = Fabric "
"(element) Port, \"FL\" = Fabric (element) Port supporting "
"FC arbitrated loop, \"B\" = Bridge and \"G\" = Generic "
"Port. PortTypes are defined in the ANSI X3 standards. "
"When set to 1 (\"Other\"), the related property "
"OtherPortType contains a string description of the port's "
"type."),
ValueMap { "0", "1", "10", "11", "12", "13", "14", "15", "16",
"17", "18", "16004", "16010", "16011", "16012", "16000..65535"},
Values { "Unknown", "Other", "N", "NL", "F/NL", "Nx", "E", "F",
"FL", "B", "G", "PortChannel", "FCIP", "ISCSI-F", "ISCSI-N", "Vendor
Reserved"} ]
uint16 PortType;
uint16 PortAvailability = 2;
};
class CISCO_Vsan : CIM_AdminDomain {
};
class CISCO_Component : CIM_Component
{};
class CISCO_ComputerSystem : CIM_ComputerSystem
{};
class CISCO_ConnectivityCollection : CIM_ConnectivityCollection
{};
class CISCO_ConnectivityMemberOfCollection : CIM_MemberOfCollection
{};
class CISCO_ContainedDomain : CIM_ContainedDomain
{};
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A-2
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
class CISCO_DeviceSAPImplementation : CIM_DeviceSAPImplementation
{};
class CISCO_FCPortStatistics : CIM_FCPortStatistics
{};
class CISCO_HostedAccessPoint : CIM_HostedAccessPoint
{};
class CISCO_HostedCollection : CIM_HostedCollection
{};
class CISCO_ProtocolEndPoint : CIM_ProtocolEndPoint
{};
class CISCO_PhysicalPackage : CIM_PhysicalPackage
{};
class CISCO_PhysicalElement : CIM_PhysicalElement
{};
class CISCO_Product : CIM_Product
{};
class CISCO_Realizes : CIM_Realizes
{};
class CISCO_SystemDevice : CIM_SystemDevice
{};
class CISCO_ComputerSystemPackage : CIM_ComputerSystemPackage
{};
class CISCO_ProductPhysicalComponent : CIM_ProductPhysicalComponent
{};
class CISCO_ElementStatisticalData : CIM_ElementStatisticalData
{};
class CISCO_LogicalPortGroup : CIM_LogicalPortGroup
{};
class CISCO_LogicalModule : CIM_LogicalModule
{};
class CISCO_ModulePort : CIM_ModulePort
{};
class CISCO_EthernetPort : CIM_EthernetPort
{};
class CISCO_HostedDependency : CIM_HostedDependency
{};
class CISCO_LogicalIdentity : CIM_LogicalIdentity
{};
class CISCO_PhysicalComputerSystem : CISCO_ComputerSystem
{};
class CISCO_LogicalComputerSystem : CISCO_ComputerSystem
{};
class CISCO_FCNodeMemberOfCollection : CIM_MemberOfCollection
{};
class CISCO_FabricHostedService : CIM_HostedService
{};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
A-3
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
class CISCO_ObjectManagerHost : CIM_System
{};
class CISCO_FCPortCapabilities : CIM_FCPortCapabilities
{};
class CISCO_FCSwitchCapabilities : CIM_FCSwitchCapabilities
{};
class CISCO_FCPortSettings : CIM_FCPortSettings
{};
class CISCO_FCSwitchSettings : CIM_FCSwitchSettings
{};
class CISCO_ElementCapabilities : CIM_ElementCapabilities
{};
class CISCO_ElementSettingDataSys : CIM_ElementSettingData
{};
class CISCO_SoftwareIdentity : CIM_SoftwareIdentity
{};
class CISCO_ElementSoftwareIdentity : CIM_ElementSoftwareIdentity
{};
class CISCO_SAPAvailableForElement : CIM_SAPAvailableForElement
{};
class CISCO_RemoteServiceAccessPoint : CIM_RemoteServiceAccessPoint
{};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-4
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
Cisco Zone MOF
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco Zone MOF は、ゾーニング サブプロファイルの拡張機能を
「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参
提供します。
照してください。
[Version ("1.0.0"), Description (
"cisco zoneset class")]
class CISCO_ZoneSet : CIM_ZoneSet
{};
class CISCO_Zone : CIM_Zone
{};
class CISCO_ZoneAlias : CIM_NamedAddressCollection
{};
class CISCO_ZoneMemberSettingData : CIM_ZoneMembershipSettingData{
[Override ( "ConnectivityMemberType" ), Description (
"ConnectivityMemberType specifies the type of identification "
"used in the ConnectivityMemberID field. For Fibre Channel, "
"several of the enumerated values require additional "
"explanation: \n"
"* A ConnectivityMemberType equal to 2 (Permanent Address) "
"indicates that an NxPort WWN (pWWN)value should be specified in "
"the related ConnectivityMemberID property. \n"
"* A ConnectivityMemberType of 3 (FCID) indicates "
"that an NxPort Address ID(FCID) value should be specified in the "
"related ConnectivityMemberID property. \n"
"* A ConnectivityMemberType of 4 (Switch Port ID) indicates "
"that a Domain or Port Number(DomainID) value should be specified in "
"the related ConnectivityMemberID property.(eg. 06:40) \n"
"* A ConnectivityMemberType of 5 (fcalias) "
"indicates that alias name which denotes a port ID or WWN shoud be "
"specified in the related ConnectivityMemberID property."
"* A ConnectivityMemberType of 6 (Interface) "
"indicates that a interface of local switch. The fc interface should"
"be specified in the related ConnectivityMemberID property(eg. fc1/9)"
"* A ConnectivityMemberType of 7 (fWWN) "
"indicates that Fabric port WWN.The WWN of the fabric "
"port value should be specified in the "
"related ConnectivityMemberID property."
"* A ConnectivityMemberType of 8 (Network Address IpV4) "
"indicates that IPv4 address of an attached device in 32 bits"
"in dotted decimal format should be specified in the "
"related ConnectivityMemberID property."
"* A ConnectivityMemberType of 9 (Network Address IpV6) "
"indicates that IPv6 address—The IPv6 address of an attached device "
"in 128 bits in colon(:)-separated hexadecimal format should be specified"
" in related ConnectivityMemberID property."
"* A ConnectivityMemberType of 10 (Interface with Remote SWWN) "
"indicates that a interface of remote switch. The fc interface should"
"be specified along with Switch WWN in the related ConnectivityMemberID"
"property(eg. fc1/9:20000005300084DF)"
"* A ConnectivityMemberType of 11 (Interface with DomainID) "
"indicates that a interface of local switch. The fc interface should"
"be specified along with the Domain Id in the related "
"ConnectivityMemberID property(eg.fc1/9:25)" )]
"* A ConnectivityMemberType of 12 (Symbolic-node name) "
"indicates that a symbolic-node name"
"should be specified in the "
"related ConnectivityMemberID property."
uint16 ConnectivityMemberType;
};
class CISCO_ZoneService : CIM_ZoneService
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A-5
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
{};
class CISCO_SystemSpecificCollection : CIM_SystemSpecificCollection
{};
class CISCO_ZoneMemberOfCollection : CIM_MemberOfCollection
{};
class CISCO_ElementSettingData : CIM_ElementSettingData
{};
class CISCO_HostedService : CIM_HostedService
{};
class CISCO_ZoneHostedCollection : CIM_HostedCollection
{};
class CISCO_ZoneCapabilities : CIM_ZoneCapabilities
{};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-6
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
Cisco FDMI MOF
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco FDMI MOF では、ファブリック プロファイルを拡張して、
VSAN、PortChannel、およびその他のファブリック内のシスコ固有エンティティを管理する機能を
提供します。
「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参
照してください。
[Provider("FDMI_Provider"),Description (
"This class represents FDMI enabled physical HBA card attached "
"to a switch" )]
class CISCO_PhysicalHBA: CIM_PhysicalPackage {
[Override("Tag"), Key, MaxLen (256), Description (
"A unique physical identifier that serves as the key for "
"the HBA. The HBA serial number could be used as a tag.\n" )]
string Tag;
[Override("CreationClassName"), Key, MaxLen (256), Description (
"CreationClassName indicates the name of the class or the "
"subclass used in the creation of an instance.")]
string CreationClassName= "CISCO_PhysicalHBA";
[Override("Manufacturer"), MaxLen (256), Description (
"The name of the organization responsible for "
"manufacturing the HBA.")]
string Manufacturer;
[Override("Model"), MaxLen (64), Description (
"The name by which the HBA is generally known.")]
string Model;
[Description (
"The detailed description of the model of the HBA. The "
"value might provide a more detailed identification of the "
"HBA than the Model property does."),
MaxLen (256)]
string ModelDescription;
[Override("SerialNumber"), MaxLen (64), Description (
"A manufacturer-allocated number used to identify the HBA. "
"This value SHOULD match a serial number engraved or "
"printed in the HBA.")]
string SerialNumber;
[Override("Version"), MaxLen (64), Description (
"A string indicating the version of the HBA card.")]
string Version;
} ;
/// CISCO_HBAProduct
[Provider("FDMIProvider"),
Description ("This class represents product information of FDMI enabled
physical
HBA card attached to a switch."
)]
class CISCO_HBAProduct: CIM_Product {
[Override("Name"),Key, Description (
"Commonly used Product name."),
MaxLen ( 256 )]
string Name;
[Override("IdentifyingNumber"),Key, Description (
"A manufacturer-allocated number used to identify the HBA. "
"This value SHOULD match a serial number engraved or "
"printed in the HBA."),
MaxLen ( 64 )]
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
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A-7
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
string IdentifyingNumber;
[Override("Vendor"),Key, Description (
"The name of the Product's supplier, or entity selling the "
"Product (the manufacturer, reseller, OEM, etc.). "
"Corresponds to the Vendor property in the Product object in "
"the DMTF Solution Exchange Standard."),
MaxLen ( 256 )
]
string Vendor;
[Override("Version"),Key, Description (
"A string indicating the version of the HBA card."),
MaxLen ( 64 )]
string Version;
[Override("ElementName"), Description(
"The detailed description of the model of the HBA. The "
"value might provide a more detailed identification of the "
"HBA than the Model property does ")]
string ElementName;
};
// CISCO_Platform
[Provider("FDMIProvider"),
Description (
"CISCO_Platform represents a fabric-connected entity, "
"containing one or more Node objects, that has registered "
"with a fabric's Management Server service.")]
class CISCO_Platform: CIM_ComputerSystem {
[Override ("CreationClassName"), Key, MaxLen (256),
Description (
"CreationClassName indicates the name of the class or the "
"subclass used in the creation of an instance.")]
string CreationClassName= "CISCO_Platform";
[Override ("Name"), Key, MaxLen (256), Description (
"The inherited Name serves as key of the platform in an "
"enterprise environment. This value has the following "
"format:\n"
"\"WWN\":\"Platform Name\".")]
string Name;
[Override ("ElementName"), Required, Description (
"A user-friendly name for the object. This property allows "
"each instance to define a user-friendly name IN ADDITION TO "
"its key properties/identity data, and description "
"information.")]
string ElementName;
[Override ( "NameFormat" ),Required, Description (
"The ComputerSystem object and its derivatives are Top Level "
"Objects of CIM. They provide the scope for numerous "
"components. Having unique System keys is required. The "
"NameFormat property identifies how the ComputerSystem Name "
"is generated. The NameFormat ValueMap qualifier defines the "
"various mechanisms for assigning the name. Note that "
"another name can be assigned and used for the "
"ComputerSystem that better suit a business, using the "
"inherited ElementName property."),
ValueMap { "Other", "IP", "Dial", "HID", "NWA", "HWA", "X25",
"ISDN", "IPX", "DCC", "ICD", "E.164", "SNA", "OID/OSI",
"WWN", "NAA" }]
string NameFormat = "Other";
[Write, Override ("Dedicated"), Description(
"Platform type. Although this is represented as an array, "
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-8
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
"only one type is specified at any given time (array size is "
"always 1). When writing this property, users should "
"specify only a single type in an array size of exactly 1. "
"Specifying more or less than 1 type results in an exception "
"with an invalid argument error code."),
Values{"Unknown", "Others", "Gateway", "dummy3", "dummy4",
"Converter", "HBA", "Swproxy", "StorageDev", "Host",
"Storsubsys", "Module", "Driver", "StorAccess"},
ValueMap {"0", "1", "2", "3", "4", "5", "6", "7", "8", "9", "10",
"11", "12", "13"}]
uint16 Dedicated[];
[Override ("OtherIdentifyingInfo"), Description(
"Platform name: for example, host name.")]
string OtherIdentifyingInfo[];
[Write, Description(
"The set of management IP Addresses used to access this "
"platform.")]
string MgmtAddressList[];
};
// CISCO_PortController
[Description("CISCO_PortController represents the port controller of an FDMI enabled
HBA.")]
class CISCO_PortController: CIM_PortController {
[Override("SystemCreationClassName"), Key, MaxLen (256), Description (
"The scoping system's creation class name. The "
"scoping system is the CISCO_Platform or "
"CISCO_Fabric of which this device is part.")]
string SystemCreationClassName;
[Override("SystemName"), Key, MaxLen (256), Description (
"The scoping system's Name property. The value "
"is equivalent to the platform name if the scoping system is an "
"instance of CISCO_Platform or the Proxy Switch WWN if the "
"scoping system is an instance of CISCO_Fabric.")]
string SystemName;
[Override("CreationClassName"), Key, MaxLen (256),
Description (
"CreationClassName indicates the name of the CISCO_PortController "
"class that, when used with the other key properties of this "
"class, uniquely identifies an instance of the "
"CISCO_PortController class.")]
string CreationClassName= "CISCO_PortController";
[Override("DeviceID"), Key, MaxLen (64), Description (
"This is the Serial Number of the HBA")]
string DeviceID;
[Override("ControllerType"),Required,Description (
"The type or model of the port controller. Specific values "
"will be enumerated in a later release of this schema. When "
"set to 1 (\"Other\"), the related property "
"OtherControllerType contains a string description of the "
"controller's type."),
ValueMap { "0", "1", "2", "3", "4", "5", "6", "7", "8" },
Values { "Unknown", "Other", "Ethernet", "IB", "FC", "FDDI",
"ATM", "Token Ring", "Frame Relay" }]
uint16 ControllerType = 4;
};
class CISCO_HBASoftwareIdentity : CIM_SoftwareIdentity
{};
class CISCO_ElementSoftwareIdentity : CIM_ElementSoftwareIdentity
{};
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OL-16185-01-J
A-9
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
// Associations
// CISCO_PortControllerRealizes
[Association,
Provider("FDMIProvider"),
Description (
"CISCO_PortControllerRealizes is the association that defines "
"the mapping between devices and the physical elements "
"that implement them.")]
class CISCO_PortControllerRealizes: CIM_Realizes {
[Override ("Antecedent"), Description (
"The physical HBA that implements the Device.")]
CISCO_PhysicalHBA REF Antecedent;
[Override ("Dependent"), Description (
"The Device.")]
CISCO_PortController REF Dependent;
};
// CISCO_PlatformPackage
[Association,
Description (
"This association denotes one or more physical HBAs that "
"realize a Platform.")]
class CISCO_PlatformPackage: CIM_ComputerSystemPackage {
[Override ("Antecedent"), Description (
"The physical HBA that realizes a Platform.")]
CISCO_PhysicalHBA REF Antecedent;
[Override ("Dependent"), Description (
"The Platform.")]
CISCO_Platform REF Dependent;
};
// CISCO_PortControllerSoftwareIdentity
[Association,
Description (
"The PortControllerSoftwareIdentity relationship identifies any "
"software that is associated with the device and this association "
"can return multiple instances.")]
class CISCO_PortControllerSoftwareIdentity: CIM_ElementSoftwareIdentity {
[Override ("Antecedent"), Description (
"The SoftwareIdentity on the device.")]
CISCO_HBASoftwareIdentity REF Antecedent;
[Override ("Dependent"), Description (
"The logical device that requires or uses the software.")]
CISCO_PortController REF Dependent;
};
// CISCO_HBASoftwareInstalledOnPlatform
[Association,
Description (
"The SofwareInstalledOnPlatform relationship allows the "
"identification of the platform on which HBA driver "
"is installed and this association can return multiple instances.")]
class CISCO_HBASoftwareInstalledOnPlatform: CIM_InstalledSoftwareIdentity {
[Key, Override("System"), Max (1), Description (
"Reference to the platform hosting a particular "
"SoftwareIdentity.")]
CISCO_Platform REF System;
[Key, Override("InstalledSoftware"), Description (
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-10
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
"Reference to the driver that is installed on the "
"platform.")]
CISCO_HBASoftwareIdentity REF InstalledSoftware;
};
// CISCO_NodeFCPortControlledByPortController
[Association,
Description (
"This association represents the relationship between a "
"device and ports.")]
class CISCO_NodeFCPortControlledByPortController: CIM_ControlledBy {
[Override ("Antecedent"), Description (
"The device that controls the port.")]
CISCO_PortController REF Antecedent;
[Override ("Dependent"), Description (
"The port being controlled.")]
CISCO_FCPort REF Dependent;
[Override("DeviceNumber"), MaxLen(255), Description (
"Address of associated port in context of the antecedent "
"device. This may be a comma-separated list in case there "
"are multiple addresses.")]
string DeviceNumber;
};
// CISCO_ProductPhysicalHBA
[Association,
Description (
"The HBA is shipped to the customer by a third party "
"(OEM/reseller) to the customer. This class associates "
"the HBA with the product.")]
class CISCO_ProductPhysicalHBA: CIM_ProductPhysicalComponent {
[Override ("GroupComponent"), Description (
"The product.")]
CISCO_HBAProduct REF GroupComponent;
[Override ("PartComponent"), Description (
"The HBA that is shipped as a product.")]
CISCO_PhysicalHBA REF PartComponent;
};
CISCO_PlatformInFabric
[Association, Aggregation,
Description (
"CISCO_PlatformInFabric is a generic association used to "
"establish membership relationships between the fabric and "
"platforms connected to the fabric.")]
class CISCO_PlatformInFabric: CIM_Component {
[Override("GroupComponent"), Aggregate, Key, Description (
"The fabric that has connected platforms.")]
CISCO_VSAN REF GroupComponent;
[Override("PartComponent"), Key, Description (
"The platforms connected to this fabric.")]
CISCO_Platform REF PartComponent;
};
// CISCO_NodePortInPlatform
[Association, Aggregation,
Description (
"CISCO_NodePortInPlatform is a generic association used to "
"establish membership relationships between a platform and the "
"node ports contained within that platform.")]
class CISCO_NodePortInPlatform: CIM_SystemDevice {
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
A-11
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 3.0(1) 以降の Cisco MOF ファイル
[Override("GroupComponent"), Description (
"The platform that has contained node ports.")]
CISCO_Platform REF GroupComponent;
[Override("PartComponent"), Description (
"The node ports contained in this platform.")]
CISCO_FCPort REF PartComponent;
};
// CISCO_NodeInPlatform
[Association,
Description (
"CISCO_NodeInPlatform defines a SystemSpecificCollection "
"in the context of a scoping system. Only nodes that are "
"present in the platform database and also present in the "
"Name Server are considered.")]
class CISCO_NodeInPlatform: CIM_HostedCollection {
[Override ("Antecedent"), Description (
"A platform hosts a collection of nodes.")]
CISCO_Platform REF Antecedent;
[Override ("Dependent"), Description (
"The nodes that are hosted on a platform.")]
CISCO_LogicalPortGroup REF Dependent;
};
// CISCO_PortControllerInPlatform
[Association,
Description (
"CISCO_PortControllerInPlatform defines a SystemSpecificCollection "
"in the context of a scoping system. The node registered "
"in the platform database must also be registered in the "
"Name Server.")]
class CISCO_PortControllerInPlatform: CIM_SystemDevice {
[Override ("GroupComponent"), Description (
"A platform hosts a collection of devices.")]
CISCO_Platform REF GroupComponent;
[Override ("PartComponent"), Description (
"The devices hosted on a platform.")]
CISCO_PortController REF PartComponent;
};
// CISCO_PortControllerInFabric
[Association,
Provider("FDMIProvider"),
Description (
"CISCO_PortControllerInFabric defines a SystemSpecificCollection "
"in the context of a scoping system.")]
class CISCO_PortControllerInFabric: CIM_SystemDevice {
[Override ("GroupComponent"), Description (
"A platform hosts a collection of devices.")]
CISCO_VSAN REF GroupComponent;
[Override ("PartComponent"), Description (
"The devices hosted on a platform.")]
CISCO_PortController REF PartComponent;
};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-12
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco MOF ファイル
ここでは、Cisco SAN-OS Release 2.x でサポートされる MOF ファイルを示します。以下の内容が含
まれます。
•
Cisco Fabric MOF(p.A-13)
•
Cisco Zone MOF(p.A-15)
Cisco Fabric MOF
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco Fabric MOF では、ファブリック プロファイルを拡張して、VSAN、
PortChannel、およびその他のファブリック内のシスコ固有エンティティを管理する機能を提供しま
す。
「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参照してく
ださい。
[Version ("1.0.0"), Description (
"cisco fabric and switch profile classes")]
class CISCO_ActiveConnection : CIM_ActiveConnection
{};
class CISCO_AdminDomain : CIM_AdminDomain
{};
[Version ( "2.7.1"), Description (
"Capabilities and management of a Fibre Channel Port Device.") ]
class CISCO_FCPort : CIM_FCPort {
[Override ( "PortType"), Description (
"The specific mode currently enabled for the Port. The "
"values: \"N\" = Node Port, \"NL\" = Node Port supporting FC "
"arbitrated loop, \"E\" = Expansion Port connecting fabric "
"elements (for example, FC switches), \"F\" = Fabric "
"(element) Port, \"FL\" = Fabric (element) Port supporting "
"FC arbitrated loop, \"B\" = Bridge and \"G\" = Generic "
"Port. PortTypes are defined in the ANSI X3 standards. "
"When set to 1 (\"Other\"), the related property "
"OtherPortType contains a string description of the port's "
"type."),
ValueMap { "0", "1", "10", "11", "12", "13", "14", "15", "16",
"17", "18", "16004", "16010", "16011", "16012", "16000..65535"},
Values { "Unknown", "Other", "N", "NL", "F/NL", "Nx", "E", "F",
"FL", "B", "G", "PortChannel", "FCIP", "ISCSI-F", "ISCSI-N", "Vendor
Reserved"} ]
uint16 PortType;
};
class CISCO_Vsan : CIM_AdminDomain {
[Override ( "NameFormat"), Description (
"The NameFormat property identifies how the Name of the "
"AdminDomain is generated, using the heuristic specified in "
"the CIM V2 System Model spec. It assumes that the "
"documented rules are traversed in order, to determine and "
"assign a Name. The NameFormat Values list defines the "
"precedence order for assigning the Name of the "
"AdminDomain. \n"
"\n"
"\"FC\" has been deprecated and replaced by \"WWN\" to be "
"consistent with the other ValueMaps."),
ValueMap { "Other", "AS", "NAP", "NOC", "POP", "RNP", "IP",
"IPX", "SNA", "Dial", "WAN", "LAN", "ISDN", "Frame Relay",
"ATM", "E.164", "IB", "FC", "Policy Repository", "WWN", "ID with WWN"},
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
A-13
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco MOF ファイル
Values { "Other", "Autonomous System",
"Network Access Provider", "Network Operations Center",
"Point of Presence", "Regional Network Provider", "IP",
"IPX", "SNA", "Dial", "WAN", "LAN", "ISDN", "Frame Relay",
"ATM", "E.164", "Infiniband", "Fibre Channel",
"Policy Repository", "Fibre Channel Worldwide Name", "Virtual SAN ID and
Worldwide Name"},
ModelCorrespondence { "CIM_AdminDomain.Name"} ]
string NameFormat;
};
class CISCO_Component : CIM_Component
{};
class CISCO_ComputerSystem : CIM_ComputerSystem
{};
class CISCO_ConnectivityCollection : CIM_ConnectivityCollection
{};
class CISCO_ConnectivityMemberOfCollection : CIM_MemberOfCollection
{};
class CISCO_ContainedDomain : CIM_ContainedDomain
{};
class CISCO_DeviceSAPImplementation : CIM_DeviceSAPImplementation
{};
class CISCO_FCPortStatistics : CIM_FCPortStatistics
{};
class CISCO_HostedAccessPoint : CIM_HostedAccessPoint
{};
class CISCO_HostedCollection : CIM_HostedCollection
{};
class CISCO_ProtocolEndPoint : CIM_ProtocolEndPoint
{};
class CISCO_PhysicalPackage : CIM_PhysicalPackage
{};
class CISCO_PhysicalElement : CIM_PhysicalElement
{};
class CISCO_Product : CIM_Product
{};
class CISCO_Realizes : CIM_Realizes
{};
class CISCO_SystemDevice : CIM_SystemDevice
{};
class
{};
class
{};
class
{};
class
{};
CISCO_ComputerSystemPackage : CIM_ComputerSystemPackage
CISCO_ProductPhysicalComponent : CIM_ProductPhysicalComponent
CISCO_ElementStatisticalData : CIM_ElementStatisticalData
CISCO_LogicalPortGroup : CIM_LogicalPortGroup
class CISCO_LogicalModule : CIM_LogicalModule
{};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-14
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco MOF ファイル
class CISCO_ModulePort : CIM_ModulePort
{};
class CISCO_EthernetPort : CIM_EthernetPort
{};
class CISCO_HostedDependency : CIM_HostedDependency
{};
class CISCO_LogicalIdentity : CIM_LogicalIdentity
{};
class CISCO_PhysicalComputerSystem : CISCO_ComputerSystem
{};
class CISCO_LogicalComputerSystem : CISCO_ComputerSystem
{};
class CISCO_FCNodeMemberOfCollection : CIM_MemberOfCollection
{};
Cisco Zone MOF
Cisco SAN-OS Release 2.x の Cisco Zone MOF は、ゾーニング サブプロファイルの拡張機能を提供し
ます。
「スイッチおよびファブリック プロファイルに対する Cisco MDS 拡張」
(p.2-10)を参照して
ください。
[Version ("1.0.0"), Description (
"cisco zoneset class")]
class CISCO_ZoneSet : CIM_ZoneSet
{
};
class CISCO_Zone : CIM_Zone
{};
class CISCO_ZoneAlias : CIM_NamedAddressCollection
{};
class CISCO_ZoneMemberSettingData : CIM_ZoneMembershipSettingData
{};
class CISCO_ZoneService : CIM_ZoneService
{};
class CISCO_SystemSpecificCollection : CIM_SystemSpecificCollection
{};
class CISCO_ZoneMemberOfCollection : CIM_MemberOfCollection
{};
class CISCO_ElementSettingData : CIM_ElementSettingData
{};
class CISCO_HostedService : CIM_HostedService
{};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
A-15
付録 A
MOF ファイル
Cisco Indications MOF
Cisco Indications MOF
Cisco Indications MOF は、SMI-S 標準通知を拡張して、リンク状態の変更に関する通知を提供しま
す。この MOF ファイルは、Cisco SAN-OS Release 2.0(1a) 以降をサポートします。「FDMI サブプロ
ファイル拡張」(p.2-18)を参照してください。
[Version ("2.2.0")]
class CISCO_LinkStateChange : CISCO_AlertIndication
{
[Description (
"The desired state of the interface. The testing (3) state"
"indicates that no operational packets can be passed. When a"
"managed system initializes, all interfaces start with"
"ifAdminStatus in the down(2) state. As a result of either"
"explicit management action or per configuration information"
"retained by the managed system, ifAdminStatus is then"
"changed to either the up(1) or testing(3) states (or remains"
"in the down(2) state)."),
ValueMap {"1", "2", "3"},
Values { "up", "down", "testing"}]
uint32 ifAdminStatus;
[Description (
"The current operational state of the interface. "),
ValueMap {"1", "2", "3", "4", "5", "6", "7"},
Values { "up", "down", "testing", "unknown", "dormant",
"notPresent", "lowerLayerDown"}]
uint32 ifOperStatus;
uint32 ifIndex;
};
class CISCO_LinkUp : CISCO_LinkStateChange
{};
class CISCO_LinkDown : CISCO_LinkStateChange
{};
class CISCO_MediaFRU : CISCO_AlertIndication
{
uint32 PhysicalIndex;
string PhysicalDescr;
uint32 PhysicalVendorType_len;
uint32 PhysicalContainedIn;
[
Description ("Entity Physical Class Type "),
ValueMap {"1", "2", "3","4" , "5", "6", "7", "8", "9","10", "11" } ,
Values {"ENT_OTHER","UNKNOWN_ENTITY", "CHASSIS", "BACKPLANE","CONTAINER",
"POWERSUPPLY", "FAN", "SENSOR", "MODULE", "PORT", "STACK"}
]
uint32 PhysicalClass;
uint32 PhysicalParRelPos;
string PhysicalName;
string PhysicalHardwareRev;
string PhysicalFirmwareRev;
string PhysicalSoftwareRev;
string PhysicalSerialNum;
string PhysicalMfgName;
string PhysicalModelName;
string PhysicalAlias;
string PhysicalAssetID;
boolean PhysicalIsFRU;
boolean Valid;
[
Description ( "Module Admin Status Status"),
ValueMap {"1", "2", "3","4"},
Values {"CEFC_PHYS_STATUS_OTHER ","CEFC_PHYS_STATUS_SUPPORTED",
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-16
OL-16185-01-J
付録 A
MOF ファイル
Cisco Indications MOF
"CEFC_PHYS_STATUS_UNSUPPORTED", "CEFC_PHYS_STATUS_INCOMPATIBLE"}
]
uint16
PhysicalStatus;
string
string
string
string
string
uint16
string
PhySecondSerialNum;
PhyProductNumber;
PhyPartRevision;
PhyMfgDate;
PhysicalCLEICode;
PhySramSize;
PhysicalNameofSlot;
};
class CISCO_MediaFRUInserted : CISCO_MediaFRU
{};
class CISCO_MediaFRURemoved : CISCO_MediaFRU
{};
class CISCO_MediaFRUChanged: CISCO_AlertIndication
{
uint32 PhysicalIndex;
[Description (
"Module Operational Status"),
ValueMap {"1", "2","4","5","6","7","8","9","10","11","12",
"13","14","15","16","17","18","19","20","21"},
Values {
"MOD_OPER_UNKNOWN","MOD_OPER_OK","MOD_OPER_DISABLED","MOD_OPER_OKBUTDIAGFAILED",
"MOD_OPER_BOOT","MOD_OPER_SELFTEST", " MOD_OPER_FAILED", "MOD_OPER_MISSING",
"MOD_OPER_MISMATCHWITHPARENT", "MOD_OPER_MISMATCHCONFIG",
"MOD_OPER_DIAGFAILED",
"MOD_OPER_DORMANT" , " MOD_OPER_OUTOFSERVICEADMIN",
"MOD_OPER_OUTOFSERVICEENVTEMP",
"MOD_OPER_POWEREDDOWN", "MOD_OPER_POWEREDUP", " MOD_OPER_POWERDENIED",
"MOD_OPER_POWERCYCLED", "MD_OPER_OKBUTPOWEROVERWARNING","
MOD_OPER_OKBUTPOWEROVERCRITICAL",
"MOD_OPER_SYNCINPROGRESS" }
]
uint16 ModuleOperStatus;
[Description (
"Module Admin Status Status"),
ValueMap {"1", "2", "3","4"},
Values {"Admin Enabled","Admin Disabled", "Admin Reset", "Admin Out of
Service"}
]
uint16 ModuleAdminStatus;
[Description (
"Module Admin Status Status"),
ValueMap {"1", "2", "3","4","5"},
Values {"UNKNOWN_RESET ","POWERUP", "PARITYERROR",
"CLEARCONFIGRESET","MANUALRESET"}
]
uint16 ModuleResetReason;
string ModuleResetReasonDescription;
uint32 numPorts;
uint32 boot_mode;
uint8 isValid;
uint8 mod_state;
uint8 mod_type;
uint8 pad[2];
uint32 mod_no;
uint32 ModuleUpTime;
uint32 numFcPorts;
};
class CISCO_VSANChanged: CISCO_AlertIndication
{};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
A-17
付録 A
MOF ファイル
Cisco Indications MOF
class CISCO_ZoneSetAlert: CISCO_AlertIndication
{
string ZoneSetName;
uint32 VsanId;
};
class CISCO_EnvironmentalAlert: CISCO_AlertIndication
{
string EnvAlertDescription;
uint32 PhysicalIndex;
uint32 OperationalStatus;
};
class CISCO_FanAlert: CISCO_EnvironmentalAlert
{};
class CISCO_PowerAlert: CISCO_EnvironmentalAlert
{
uint32 FRUPowerAdminStatus;
uint32 FRUCurrent;
};
class CISCO_TempAlert: CISCO_EnvironmentalAlert
{
uint32 SensorValue;
uint32 SensorThresholdValue;
uint32 SensorThresholdIndex;
};
class CISCO_NameServerDatabaseChanged: CISCO_AlertIndication
{
};
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
A-18
OL-16185-01-J
INDEX
C
MOF
Release 2.x 用 Cisco Fabric A-13
CIM
Release 2.x 用 Cisco Zone A-15
Operations over HTTP 1-3
Release 3.x 用 Cisco Fabric A-2, A-7
オブジェクト使用のシナリオ例 3-1
Release 3.x 用 Cisco Zone A-5
クライアント / サーバの通信パス(図) 1-2
説明
サーバの設定 3-2
サポートする Cisco SAN-OS のリリース(表) 1-6
O
証明書の作成(手順) 3-2
説明 1-2
OpenSSL
証明書の作成に使用(手順) 3-2
CIM サーバ 1-6
CIM サーバの設定 3-2
CIM 通知、通知を参照
P
Cisco FDMI MOF A-7
Common Information Model(CIM)
、CIM を参照
PortChannel
拡張 2-14
説明 2-14
D
ポートとの関係(図) 2-15
DMTF の Web サイト 1-2
S
F
Service Location Protocol、SLP を参照
FCIP 拡張 2-16
FDMI 拡張 2-18
SLP の説明 2-2
SMI-S
Cisco MDS 9000 ファミリにおけるサポート 1-6
H
SAN の管理 2-2
HTTP および HTTPS プロトコル(手順) 3-3
サポートする Cisco SAN-OS のリリース(表) 1-6
説明 1-2
マルチベンダー SAN (図) 1-3
I
SNIA の Web サイト 1-2
iSCSI 拡張 2-16
M
Managed Object Format ファイル、MOF を参照
Storage Management Initiative Specification(SMI-S)
、
SMI-S を参照
T
TE ポート拡張 2-12
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
1
Index
U
PortChannel 2-14
TE ポート 2-12
UML
VSAN 2-10
FCIP および PortChannel の例(図) 2-15
ゾーン コントロール サブプロファイル 2-18
TE ポート パーティショニングのダイアグラム
(図) 2-13
ファブリック プロファイル 2-17
UML ダイアグラムの例(図) 1-5
拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロール
サブプロファイルの説明 2-7
VSAN パーティショニングのダイアグラム(図)
2-14
説明 1-4
ファブリック パーティショニングのダイアグラム
(図) 2-11
Unified Modeling Language
UML を参照
き
機能の追加と変更(表) vii
さ
サーバ プロファイルの説明 2-3
V
サブプロファイル
アクセス ポイント 2-5
VSAN
VSAN パーティショニングの UML ダイアグラム
(図) 2-14
拡張ゾーニングおよび拡張ゾーニング コントロー
ル 2-7
拡張 2-10
ゾーン コントロール 2-7
パーティショニングの例(図) 2-12
ブレード 2-5
サポート対象の標準 1-6
W
し
WBEM
Web サイト 1-3
シスコの拡張、拡張を参照
説明 1-3
WBEM イニシアティブ、WBEM を参照
す
スイッチ プロファイル
X
スイッチ プロファイル クラスの使用(表) 2-4
説明 2-4
xmlCIM Encoding Specification 1-3
ディスカバリとパフォーマンス データ 3-4
あ
そ
アクセス ポイント サブプロファイル
アクセス ポイント サブプロファイル クラスの使
用(表) 2-5
ゾーニング
エクストリンシック メソッド(表) 3-6
説明 2-5
項目の削除(表) 3-6
設定 3-6
ゾーニング サブプロファイル クラスの使用(表)
2-8, 2-9
か
拡張
FCIP 2-16
モデル化 2-7, 2-9
ゾーン コントロール サブプロファイル
iSCSI 2-16
拡張 2-18
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
2
OL-16185-01-J
Index
ま
説明 2-7
ゾーンの管理 3-6
マニュアル
関連資料 xiii
つ
その他の資料 xi
表記法 x
通知
マニュアルの入手方法および Service Request ツールの
使用 xiii
シスコ固有 2-19
説明 2-19
も
て
モジュール、モデル化 3-5
ディスカバリとパフォーマンス データ 3-4
手順
CIM サーバの設定 3-2
ゾーニングの設定 3-6
ディスカバリの実行 3-4
パフォーマンス データの収集 3-4
は
パフォーマンス データ、収集 3-4
ふ
ファブリック プロファイル
拡張 2-17
説明 2-6
ディスカバリとパフォーマンス データ 3-4
ファブリック プロファイル クラスの使用(表) 2-6
ブレード サブプロファイル
説明 2-5
ブレード サブプロファイル クラスの使用(表) 2-5, 3-5
プロファイル
サーバ 2-3
スイッチ 2-4
ファブリック 2-6
ほ
ポート タイプ別ポート識別子(表) 2-17
Cisco MDS 9000 ファミリ SMI-S プログラミング リファレンス
OL-16185-01-J
3
Fly UP