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TCAD操作解説書
TCAD操作解説書 機能追加により多少実システムと異なっているところがあります。 基本的にはガイダンス表示に従ってください。 クラス「直線」を追加しました。(平成24年5月16日) クラス「三角面」を追加しました。(平成27年3月14日) 「線分・直線の交点」を追加しました。(平成27年3月14日) 有限会社 高濱コンピュータサービス 高濱 博久 平成22年5月10日 E-Mail : [email protected] 平成22年5月31日 機能追加-1 平成22年 7月23日 機能追加-2 平成23年11月16日 1.概要 本システムは、二図面あるいは三図面からマウスを使い三次元の点データ(三次元座標値)の入力を 可能にする研究用システムです。 これまで机上で考えていたマウスによる三次元データ入力を、この40年間に培ってきたCAD技術およ びオブジェクト指向技術をベースに実際にプログラミングしたもので、CADシステムとして持つべき重要な 技術を随所に取り入れております。 機能追加-1 Bezier曲線(バーンスタイン基底関数) Bezier曲面 Bezier回転面 B-Spline曲線(Bスプライン基底関数) B-Spline曲面 B-Spline回転面 機能追加-3 直線 機能追加-4 三角面 線分・直線と三角面の交点 開発環境 Windows 8.1 Visual Studio 2013 NET Framework 3.5 Visual C# 実行環境 Windows 8.1 NET Framework 3.5 主な参考文献は下記の通りです。 線形代数入門 コンピュータグラフィックス パワープログラミングMFC 斉藤正彦 著 山口富士夫 訳 小林憲司 監訳 東京大学出版会 日刊工業新聞社 ソフトバンク 現在は下記の図形要素の処理を行っています。 ①.点 ②.線分 ③.円弧 ④.四角柱 ⑤.折れ線(ポリライン) ⑥.多角形(ポリゴン) 機能追加-1 ⑦Bezier曲線 ⑧Bezier曲面 ⑨Bezier回転面 ⑩B-Spline曲線 ⑪B-Spline曲面 ⑫B-Spline回転面 操作機能としては下記の通りです。 ①.図面選択機能 1面図 2面図(横) 2面図(縦) 3面図 ②.図形入力機能 点 線分 円弧 円弧2 四角柱 四角柱2 折れ線(ポリライン) 多角形(ポリゴン) 交点(線分×線分) 交点(直線×直線) 選択機能 1 機能追加-1 Bezier曲線 Bezier曲面 Bezier回転面 B-Spline曲線 B-Spline曲面 B-Spline回転面 ③.回転操作機能 起動停止 起動 停止 初期 回転軸変更 初期設定 変更設定 ④.選択操作機能 選択した図形要素に下記操作が可能です。 削除 移動 コピー 機能追加-1 選択したポリゴンに下記操作が可能です。 Bezier曲線 B-Spline曲線 2.初期値設定 下図の設定画面で原点と幅を指定し、ワールド座標系を設定します。 「テストデータの表示」のチェックをはずすとテストデータが作られません。 応答後、メイン・メニューの「ファイル」の「新規作成」を選択すると3面図画面が表示されます。 3.図面選択機能 下記の図面に切り替わります。 1面図 : X-Y画面 2面図(横) : X-Y画面 と Z-Y画面 2面図(縦) : X-Y画面 と X-Z画面 3面図 : X-Y画面 と X-Z画面 と Z-Y画面 と アイソメ画面 下図:3面図表示 2 4.入力操作 ボタンの押下で点が仮表示され、マウス移動で点が移動し、ボタンアップで座標位置が決まります。 座標値入力は、マウスの左ボタンを押下し座標位置を入力します。図形要素の選択は右ボタンを押 下しマウスを表示図形に近付け、赤表示で選択を確認します。 このときシフトキーを押しながらマウスを動かしたときは、点はマウスに追従しません。 例えば正面図と平面図で入力のときは、平面図でXとY座標値を決めシフトキーを押しながらマウスを 正面図に移動させXとZ座標値を決めます。 3面図では、正面図、平面図、側面図とアイソメ図が表示されます。アイソメ図上からの入力・選択は 出来ません。 下記のuvw座標系は、円弧あるいは四角柱が持つローカル座標系で中心座標あるいは原点座標を 原点とし、指定のu軸座標とv軸座標あるいはw軸座標で傾きを決めます。u-v面上に円弧あるいは四 角柱の1面が載ります。 入力操作での座標位置は、左ボタンでマウス位置の座標値が、右ボタンで選択の点あるいは線分の 近傍の端点の座標値が取られます。 入力途中での「ESC」キーで入力を中断出来ます。 1面図での入力は、Z値一定での入力となります。 (1)点 点 (2)線分 始点 終点 (3)円弧 中心座標 u軸座標 v軸座標(仮) 半径 始角 終角 (4)円弧2 中心座標 w軸座標 半径 始角 終角 (5)四角柱 対角座標1 対角座標2 (6)四角柱2 原点座標 u軸座標 v軸座標(仮) 縦幅 横幅 奥行 (7)折れ線(ポリライン) 座標入力×3以上の点 「Enter」で終了 (8)多角形(ポリゴン) 座標入力×3以上の点 「Enter」で終了 (9)交点(線分×線分) 右ボタンで2線分を選択し交点に点を作成します。 交点は双方の線分上になければなりません。 (10)交点(直線×直線) 右ボタンで2線分を選択し交点に点を作成します。 交点は線分の延長上でもかまいません。 (11)選択機能 右ボタンで図形要素を選択するとプルダウンメニューが表示され、下記の選択操作機能が 利用できます。 移動 削除 コピー 制御点移動 制御点追加 Bezeir曲線 B-Spline曲線 機能追加-1 (12)Bezier曲線 左ボタンで座標値を入力すると、それを制御点としてBezier曲線を作成します。 (13)Bezier曲面 右ボタンでポリラインを3本以上選択する。 「Enter」で入力されたポリラインを制御点としてBezier曲面を作成します。 (14)Bezier回転面 右ボタンで線分とポリラインを選択すると、線分を回転軸としてBezeir曲線で作る半回転面 を作る。 (15)B-Spline曲線 左ボタンで座標値を入力すると、それを制御点としてB-Spline曲線を作成します。 (16)B-Spline曲面 右ボタンでポリラインを3本以上選択する。 「Enter」で入力されたポリラインを制御点としてB-Spline曲面を作成します。 (17)B-Spline回転面 右ボタンで線分とポリラインを選択すると、線分を回転軸としてB-Spline曲線で作る半回転面 を作る。 3 4.回転操作機能 任意軸周りの3次元回転です。 初期設定は原点を通り(1,1,1)方向を回転軸とします。 変更設定は、マウスで中心点と任意軸方向を入力し回転軸を指定します。このときの入力操作も左 右のボタンが使えます。 起動停止 起動 : 回転の開始 停止 : 回転の停止 初期 : 初期表示 回転軸変更 初期設定 : 回転軸を初期設定に戻します。 変更設定 : 回転軸を変更する。 中心座標 : 中心点 n軸座標 : 任意軸方向 下図:回転中 6.選択操作機能 「図形入力」メニュの「選択処理」メニューを選択します。 図形要素の選択は右ボタンを押下し、点を表示図形に近付け、黒から赤への表示変化で選択を確認 します。 このときシフトキーを押しながらマウスを動かしたときは、点はマウスに追従しません。 例えば正面図と平面図で入力のときは、平面図でXとY座標位置を決め、シフトキーを押しながらマウス を正面図に移動させXとZ座標位置を決めます。 選択は通常線分への距離を見ていますが、四角柱の選択は平面への距離を見ております。 移動またはコピーでの選択した図形の移動は、左ボタンの押下でのマウス移動で行います。 図形要素を選択する(右ボタンアップ)と下記メニューが表示され、メニュー選択によりそれぞれの操作 が可能となります。 削除 移動 コピー 機能追加-1 選択したポリゴンに下記操作が可能です。 Bezier曲線 B-Spline曲線 下図:四角柱選択時 4 機能追加-1 下図:回転面とBezier曲線とB-Spline曲線 機能追加-2 下記機能が追加されました。 ファイル 開く 上書き保存 名前を付けて保存 クリップボードへ 印刷 印刷プレビュー 終了 Deco入力 以下8メニューは、2次元処理の別アプリです。 機能追加-3 入力操作に「直線」を追加しました。 今回の「直線」クラス追加に伴うソースコード上の修正追加箇所には下記のコメントを付け ております。オブジェクト指向による機能追加の容易性を実感してください。 //2012.5.16 Straight Line ・・・・・ 機能追加-4 入力操作に「三角面」と「線分・直線と三角面の交点」を追加しました。 今回の「三角面」クラス追加に伴うソースコード上の修正追加箇所には下記のコメントを付け ております。オブジェクト指向による機能追加の容易性を実感してください。 //2015.3.14 Triangle ・・・・・ 以上 5