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流動化偏析テスター - アイビック・リサーチは

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流動化偏析テスター - アイビック・リサーチは
Jenika & Johanson
流動化偏析テスター
機 能
U.S. Patent 6, 487, 921, B1
ASTM Standard D6941 - 03
粉粒体バルクが気流によって流動化した場合の偏析の傾向を
試験します。
 粉粒体バルクに通気したときの偏析をシュミレーション
できます。例:容器への充填、急速混合、空気輸送など
 異なるマテリアルによる偏析を比較できます。
 コンピューターによるガスフローコントロールで、オペ
レーターに依存しない再現性の高い試験が出来ます。
粉粒体が流動化すると、粒径等の違いにより水平方向に層が
できて垂直方向の偏析が起こることがあります。一般的に、
微細粒子は粗大粒子より空気の透過率が低いため、より長く
空気を保持する傾向があります。そのためホッパーに充填す
ると、重い粗大粒子は底部に集まり、空気を含んで軽くなっ
た微細粒子は流動化したまま上部表面付近に留まります。
タンブラーミキサーでの混合中に流動化する場合は、ミキサー停止後に偏析する可能性があります。粒径 100 ミク
ロン以下の多くの粉体は、エアーを引き込み易く流動化する傾向が大きくなります。また、粉体を高速で空気輸送
する場合、充填や排出する場合、移動方向に対して逆のガスフローがある場合に流動化する可能性が高まります。
一般試験法
装置を組み立て、ロート状のエクスパンジョンチャンバーの上から秤量済み試料を注ぎます。ロートの上にキャッ
プとフィルターを置いて固定します。
コントローラー上でエアー流量と時間をセットします。流動化-脱気サイクルが自動的に進行します。
脱気が完了したら、それぞれのセクションが適切な採取カップに入る様にハンドルを回します。このユニークな設
計により、速やかで簡単なサンプル採取ができます。
必要に応じて、分析に必要な正確な量を得るために適した方法でサンプルを分割します。
主なコンポーネント
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シールキャップ
ペーパーフィルター(100 枚入り 1 箱)
エアー/粒子分離チャンバー/ロート
上部サンプルチャンバー
中部サンプルチャンバー
下部サンプルチャンバー
多孔質焼結金属製エアー分配器
ガラス製サンプル採取容器(3個)
エアー圧力/流量/タイミングコントローラー
110 V 電源とレギュレーター付圧縮空気
が必要です。
株式会社 アイビック・リサーチ TEL 029 – 875 - 4739
www.ivicres.com
Jenika & Johanson
シフティング偏析テスター
ASTM Standard D6940 - 03
機 能
粉粒体バルクにおける、ふるい分け効果による偏析
の傾向を試験します。
 ホッパーから自由流動性粉粒体を排出する際の
偏析をシュミレーションできます。
 充填/排出サイクルを通した偏析を知ることが
できます。
 異なる粉粒体による偏析を比較できます。
 充填/排出サイクルを繰り返すことができます。
 通常、マスフローとファンネルフローの両パター
ンの試験が可能です。
Sifting(ふるい分け効果)による偏析は、粒径の小さい粒子が大きな粒子の間を通過して起きる最も一般的な
偏析です。このメカニズムは、粉粒体が異なる粒径で構成され、粒子間の動きがあるある場合、例えば充填や
移送などの工程に最も発生する可能性が高くなります。
一般試験法
上部ホッパーに粉粒体を充填し、下部ホッパーに排出します。急角度と浅い角
度のコーンを持つ2種類のホッパーはどちらも上部ホッパー又は下部ホッパー
として使用できます。通常は下部に浅いホッパー、上部に急角度のホッパーを
置きます。下部ホッパーを排出し、分析用のサンプルを採取します。
この試験法のバリエーションの一つとして、定常状態になるまで、粉粒体をリ
サイクルする方法があります。このテスターは特にこの方法を容易に行えるよ
うに設計されています。定常状態にすることで、粉粒体の初期のブレンド状態
の影響が小さくなり、偏析傾向をより明確に把握できます。
主なコンポーネント
 2個の急角度のコーン付ホッパー
 2個の浅い角度のコーン付ホッパー(スライド排出口とステンレス製支持脚付)
 4個のパイレックス製サンプル採取容器
参考文献
“Bench Scale Segregation Tests as a Predictor of Blend Sampling
Error,” by J.K. Prescott, P.J. Ramsey, et al, presented at the AAPS
2000 annual meeting. Copies are available upon request.
“A Method to Quantitatively Describe Powder Segregation
During Discharge from Vessels,” by A. Alexander, M. Roddy, D.
Brone, J. Michaels, and F. Muzzio, published in Pharmaceutical
Technology, Yearbook 2000, pp. 6-21.
株式会社 アイビック・リサーチ
TEL 029 – 875 - 4739
www.ivicres.com
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