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満足 どちらとも いえない 不満 合計 病院 376 145 70 591 63.62 24.53

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満足 どちらとも いえない 不満 合計 病院 376 145 70 591 63.62 24.53
・薬剤師の職場ごとの満足度
表 1 現在の仕事内容
どちらとも
満足
病院
調剤薬局
ドラッグストア
大学
行政機関
その他
合計
x2=36.64**
不満
いえない
合計
376
145
70
591
63.62
24.53
11.84
100
64
29
17
110
58.18
26.36
15.45
100
14
5
4
23
60.87
21.74
17.39
100
180
39
9
228
78.95
17.11
3.95
100
28
6
2
36
77.78
16.67
5.56
100
85
15
6
106
80.19
14.15
5.66
100
747
239
108
1,094
68.28
21.85
9.87
100
Cramer’sV=0.129
表 1 は薬剤師の現在の勤務先と仕事内容に関する満足度のクロス集計の結果である。サン
プルが少ない勤務先があるため、満足とやや満足、不満とやや不満を統合して分析を行っ
た。なお、満足度に関するこれ以降のクロス分析でも、変数の統合は同様である。
傾向を見てみると、大学、行政機関で働いている薬剤師が現在の仕事内容に満足感を得
ながら働いている傾向が強い。研究機関における仕事の方が、より満足度を得られるよう
だ。
また、その他と回答した人も、現在の勤務地の仕事内容に満足している傾向が強かった。
(そ他の内容が分からないため、コメントのつけくわえをお願いします)
一方で、病院、調剤薬局、ドラッグストアでは、大学や行政機関に比べて満足度は低い
傾向にある。ドラッグストアで仕事内容に不満を持つ人はサンプル数は少ないが 17%と一
番多く、直に顧客と接する機会が多いほど、自ずと仕事内容に関する満足度は低くなって
いる。
表 2 現在の収入
どちらとも
満足
病院
調剤薬局
ドラッグストア
大学
行政機関
その他
合計
x2=90.37**
不満
いえない
合計
171
180
236
587
29.13
30.66
40.2
100
46
37
28
111
41.44
33.33
25.23
100
13
8
2
23
56.52
34.78
8.7
100
130
46
43
219
59.36
21
19.63
100
16
12
8
36
44.44
33.33
22.22
100
61
24
21
106
57.55
22.64
19.81
100
437
307
338
1,082
40.39
28.37
31.24
100
Cramer’sV=0.204
表 2 は薬剤師の現在の勤務先と、
現在の収入に関する満足度のクロス集計の結果である。
収入に関しては、ドラッグストア、大学、その他における満足度が高く。病院では他に比
べ著しく満足度が低い。不満に思う割合も高く、収入面において病院勤務薬剤師は現状に
満足できていない。調剤薬局勤務者が病院に次ぎ不満を感じている傾向が強いが、病院の
不満度が目立つ結果となった。
表 3 職場の人間関係
どちらとも
満足
病院
調剤薬局
ドラッグストア
大学
行政機関
その他
合計
x2=38.87**
不満
いえない
合計
291
166
132
589
49.41
28.18
22.41
100
72
21
17
110
65.45
19.09
15.45
100
18
2
3
23
78.26
8.7
13.04
100
154
45
25
224
68.75
20.09
11.16
100
19
10
7
36
52.78
27.78
19.44
100
62
31
13
106
58.49
29.25
12.26
100
616
275
197
1,088
56.62
25.28
18.11
100
Cramer’sV=0.134
表 3 は薬剤師の現在の勤務先と、現在の職場の人間関係に関する満足度のクロス集計の結
果である。 人間関係に関しては、ドラッグストア、大学、調剤薬局の順番で高い満足度を
示し、一方ここでも病院勤務薬剤師は満足度が最も低く、不満に思う傾向が最も強い。行
政機関の不満の数値も比較的高かった。
表 4 職場の教育環境
どちらとも
満足
病院
調剤薬局
ドラッグストア
大学
行政機関
その他
合計
x2=37.97**
不満
いえない
合計
212
170
207
589
35.99
28.86
35.14
100
51
24
34
109
46.79
22.02
31.19
100
7
9
6
22
31.82
40.91
27.27
100
124
58
42
224
55.36
25.89
18.75
100
13
10
13
36
36.11
27.78
36.11
100
49
34
23
106
46.23
32.08
21.7
100
456
305
325
1,086
41.99
28.08
29.93
100
Cramer’sV=0.132
表 4 は薬剤師の現在の勤務先と、現在の職場の教育環に関する満足度のクロス集計の結果
である。教育環境に関しては、やはり教育機関である大学満足度が高く、次いで調剤薬局、
その他が比較的高い。全体的に満足度は低い傾向にあり、病院、ドラッグストア、行政機
関では満足感を感じているものは 4 割に満たず、不満が 3 割を超えるなど、教育における
環境は、どの勤務環境でも整っているとはいえないようである。
薬剤師の勤務先と、満足度に関して調べたが、勤務先によって、それぞれの項目で満足
度には大きく差があることが分かった。まず、病院勤務の薬剤師はほぼ全ての項目で、相
対的に満足度が低い傾向にあり、勤務環境の条件の悪さを感じさせる。内容に関しては、
他の項目に比べて比較的満足度は高い傾向にあったが、収入では不満に思うものが特に多
い結果になっており、仕事内容に対する対価がついてこないといった印象だろうか。
調剤薬局勤務の薬剤師に関しては、人間関係では比較的高い満足度を示したものの、仕
事内容への満足度では、満足と答える回答が最も低い数字を示した。教育環境も、相対的
には、満足している割合が高い方であると言える。
ドラッグストア勤務の薬剤師は仕事内容に関して最も不満とする数値が高かった。人間
関係と、収入に関しても比較的高い満足度を示したが教育環境における満足度は低いと言
える。一方で、教育環境に関してはどちらとも言えないという回答が多く、ドラックスト
アという小売り店舗における、教育への関心度の薄さも感じられる結果ではないだろうか。
しかし、ドラッグストアにおいてはサンプルが他に比べて極端に少なく、正確な分析とは
言い難い面もあり、分析においてサンプル数の増加が望まれる。
大学に勤務する薬剤師は、他の勤務先に比べて、仕事に関する満足度は高いようである。
収入、教育環境で最も、満足と回答している割合が高く、仕事内容と人間関係でも 2 番目
に満足の割合が高かった。相対的に恵まれた環境で働いているものが多いと言える。
行政機関に勤務する薬剤師は、仕事内容での満足度が高いようである。一方で、他の項
目では満足の割合は相対的に低く、特に教育環境では、不満と答える割合が最も多い職場
であった。
(その他に関しては何らかのコメントをお願いします)
全体的に見て、仕事内容に関する満足度は比較的高いように感じた。しかし、病院勤務
者の全体的な不満傾向は問題点としてあげられる。
さらに、教育環境に関しては、大学で約 55%の満足とする回答があるものの、全体的に
非常に低い満足度であり、不満と答えるものの割合も高いため今後の薬剤師という職業に
おいて、教育体制の充実は念頭においていかなければならない項目ではないだろうか。
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