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Vodafone IoTを活用した Diabetacare社の 糖尿病リモート管理

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Vodafone IoTを活用した Diabetacare社の 糖尿病リモート管理
Vodafone IoTを活用した
Diabetacare社の
糖尿病リモート管理
Diabetacareはビジネス・レディ
Vodafone
Power to you
Diabetacare case study
Vodafone IoTのテクノロジーを採用した
Diabetacare社のデバイスが、糖尿病患者の
状態を観察、通知し続けることで病状の効果的
な管理が可能に
糖尿病は、失明や下肢切断、そして腎不全の最大の原因になっています。糖尿病患者は、世界の人口の8%に及ぶと推定
され、富裕国ほどその割合が高い傾向にあります。2013年の糖尿病に対する全世界の経済的コストは、5億4,80 0
万ドルと推定されています。糖尿病の管理は、患者とヘルスケア専門家のいずれにとっても手間のかかるものとなって
います。
ソリューション
“
リモート観察が命を救う
自分の健康状態を定期的に理
解したりモニターしたりするこ
とが、糖尿病の効果的な管理に
おいて重要となります。それは
インドでもドバイでも、そして英
国でも同じことです
“
Diabetacareは、この問題に立ち向かおうとして
います。同社では、インド・バンガロールの800名
の患者を対 象にリモート観察ができる新たな
血糖値測定デバイスを試験しています。8日間の
外来診療を併用しながらこのデバイスを使用し、
個々の治療スケジュールに沿った定期的なモニタ
リングを行います。特別なトレーニングを受けた
看護師が日々のデータを観察し、糖尿病の専門
医師が治療経過を評価しながら緊急事態に備え
ています。
Diabetacare 創立者 兼 CEO
Sanjiv Agarwal 博士
主な課題
糖尿病治療の改善
Diabetacareの創立者でCEOであるSanjiv
Agarwal 博士は、次のように述べています。
「薬物
療法は、糖尿病管理の30%を占めるに過ぎませ
ん。治療方針に従うことと生活スタイルの選択
が重要な要因です。決められた時間に薬を服用
し、飲み物や食べ物を管理するのは患者自身の
責任です」
これまでの糖尿病の治療では、患者への投薬と
結果観察の繰り返しが必要でした。しかし、これ
には患者の厳しい自己管理と定期的な通院が不
可欠で時間と費用もかかります。
Diabetacareでは、患者の自己管理と観察の双
方を支援します。しかし、このデバイスが機能する
ためには、リアルタイムな通信接続不可欠です。
信頼性の高い通信接続が確保され、セントラル
サーバーにデータアップロードされて初めて、複
数の患者による安全なデータアクセスが可能に
なります。
Agarwal博士は、適切なテクノロジーの開発が鍵
だったと説明しています。
「過剰なテクノロジーに
負担を感じるようであれば、患者はそれを使おう
とはしません。快適な使用感が得られるテクノロ
ジーである必要があります。わざわざ回線に接続
したり、Bluetoothを使用したいと思わないでし
ょう。スイッチを入れるだけで接続性が確保され
る簡易さが求められます」
英国を活動拠点にする英国の国民保険サービス
(NHS)のコンサルタントでもあるAgarwal博士は、
まずボーダフォンに話しをもちかけ、m-health
チームの専門家に相談しました。ボーダフォンの
グローバルM2Mプラットフォームがベストな
ソリューションであることは明らかでした。
「他の候補も検討しましたが、ボーダフォンのIoT
ソリューションは群を抜いていました。テクノロジー
に限らず、本当に問題解決に取り組みたいという
姿勢がボーダフォンにはありました」
「これは生命に関わる医療機器であるため、ソリュー
ションを実際に導入する前に完璧な動作を確認
する必要があり、そのために何度も試験を繰り返
さなければなりませんでした。これは、ボーダ
3
“
“
他の候補も検討しましたが、ボーダフォンのM2M
ソリューションは群を抜いていました。テクノロジー
に限らず、本当に問題解決に取り組みたいという
姿勢がボーダフォンにはありました
Diabetacare 創立者 兼 CEO Sanjiv Agarwal 博士
導入効果
フォンの忍耐力と専門能力がなければ達成でき
なかったでしょう。ボーダフォンは、このソリュ
ーションを市場に投入することに極めて積極的
でした」
Diabetacareのソリューションは、血糖値と血
圧を測定して専門医療関係者(医者や栄養士を
含む)に自動的に送信します。患者は、定期的
に最寄りの病院に通院し自分に適切な治療法
の指導を受けます。バンガロールにおける試験
導入は2014年3月に始まりました。
報告によれば、インドでは1億人以上が糖尿病と
診断され、さらに未診断の患者が3,000万人は
居るだろうと推定されています。Diabetacare
は、優れた選択肢の1つとして捉えられており、
そのサービスも手頃な価格に設定されています。
Agarwal博士は、
「このソリューションは、患者に
合わせたもので、相乗効果を発揮します。データ
が多いほど、より良い治療が可能です。さらに糖
尿病に苦しむ人々の生活習慣をより注意深く理
解できます。そして、多くの注意を払うほど、患
者を平常値に戻していくことができます」
将来の展望
Diabetacareでは、集団単位ごとのソリュー
ション展開をインド全体で計画しています。
同 社は 、2 015 年 4月から始まるドバイでの
パイロットを皮切りに世界展開を目指してお
り、Agarwal博士は3年以内に10万人の利用者
獲得を目指しています。ボーダフォンの場合、
1社だけで世界中にビジネスを展開し同じグロー
バルプラットフォーム上で全てを管理できます。
つまり、Diabetacareにとってのビジネス拡大
のチャンスに素早く対応する準備が既に整って
いるのです。
Agar wal博士は、英国の国民保険 サービス
(NHS)がもっとも大きなビジネスチャンスだと
述べています。
「2015年中にミッドランドでパ
イロットを開始できればと願っています。NHS
は、eヘルスソリューションに積極的で、患者へ
の効果改善が望めると見ています。NHSでは、
最初に当社のソリューションを確認したいとし
ています」
「自分の健康状態を定期的に理解したりモニター
したりすることが、糖尿病の効果的な管理にお
いて重要となります。それは、インドでもドバイ
でも、そして英国でも同じことです」
• Diabetacareでは、世界初のリモート糖尿病
治療を提供して先行者利益を獲得することが
可能に
• グローバルSIMによって、800名を対象にし
た地域的なパイロットから世界10万名の利用
者に至るまで3年以内での展開が可能に
• グローバルプラットフォームで、お客様のデー
タ使用状況をリアルタイムに把握し、請求処
理やSIMの管理を行うことが可能に
お客様概要
• Diabetacareは、英国・インドの新規事業会
社として糖尿病患者向けリモートモニタリング
ソリューションを提供しています
• ソリューションは、患者の血糖値を測定し投薬
を促すと共に健康なライフスタイルの実践を
支援します
• 現在、バンガロールの800名の患者が同デバ
イスを試用しており、3年以内に10万名の利用
者獲得を計画しています
• NHSへのソリューション販売を目指しています
• diabetacare.com
www.vodafone.com/iot/japan
2016年ボーダフォングループ
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