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「はぐくみ」第20号(PDF:669KB)

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「はぐくみ」第20号(PDF:669KB)
青少年支援センター「はぐくみ」
松江市青少年支援センターだより
は ぐ く み
●も く じ●
松江市青少年支援センター今昔 ………………1
平成 25 年度青少年支援センター
の支援状況……2
地域における体験・交流活動事業
平 成 26年 5月 発 行
第20号
1
……………3
職員雑感…………………………………………3
音楽&ものづくりスタジオ主催事業活動報告 …4
松 江 市 青 少 年 支 援 センター今 昔
松江市青少年支援センターは、平成 16 年 7 月、
への支援が多くなってきている。政府のひきこもり
島根県の重点プロジェクト事業の一つとして設置さ
調査による推計値から算出すると、松江市内には、
れ9年が経過した。この事業は、様々な問題を抱え
15 歳から 39 歳までの若者、約 1000 人がひきこ
ている子どもが元気を取りもどし、規範意識に支え
もっていることになる。現在、ひきこもりに対する
られた明るく、たくましく、豊かな心を持った子ど
行政の専門相談・支援機関は無く、本人及び家族は
もを育むことを目的として、3 年間の期間限定でス
支援の手を待っている。そうした中、先日、島根県
タートした。
がひきこもり実態調査を実施するなどひきこもり支
3 年間の事業終了後、事業継続の是非について検
援が動き始めているように見える。
討がなされ、事業成果を受けて、県警察本部、県健
様々な社会事象、問題等に対し、法律は後追いで
康福祉部、県教育委員会、松江市がそれぞれ応分の
光を当ててくるが、ひきこもっている方に早期に光
負担をして事業継続することとなった。これより、
があたることを期待し、それまでの間、松江市青少
支援対象を問題を抱える子どもだけでなく、様々な
年支援センターは、ささやかではあるができる限り
困難を抱える子ども・若者に拡大し現在に至ってい
の支援をしていきたいと考えている。
る。
このように、当支援センターは、様々な困難を抱
当支援センターは、中学校卒業後、就職も進学も
える子ども・若者に対し、関係機関と連携の下、ボ
しなかった若者、高校を中退した若者など『行政機
ランティアの皆さんのご協力を得ながら若者の社会
関の狭間にいる子ども、若者』に手をさしのべ、社
的自立を促す支援を行うことが使命と考えている。
会的自立を促す支援に重きを置いている。そうした
少子、高齢化の中、松江市の将来を担う子ども・
若者を支援する中で、最近、ひきこもっている若者
若者への支援に一層努力して参りたい。
2
青少年支援センター「はぐくみ」
平成 25 年度青少年支援センターの支援状況
平成 25 年度年間集計で、25 年度の相談支援件数は、2,940 件(H25.4~H26.3合計)です。
学習支援・就労支援・生活支援(悩み相談、居場所の提供等)など必要に応じて継続的に支援を行ってい
ます。下記にその内訳を載せております。
相談支援件数(H25.4~H26.3)
4~3)
4月
学校問題(不登校・いじめ・暴力行為等)
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
計
81
93
123
101
94
167
209
161
178
172
200
175
1754
家庭問題(ひきこもり・家庭内暴力等)
6
1
0
7
4
4
6
2
3
3
7
5
48
対人・社会問題(就労・友人関係等)
92
93
74
85
49
80
38
33
28
56
43
47
718
個人問題(疾病・性格等)
21
17
12
17
12
18
14
17
24
8
8
3
171
問題行動(犯罪・不良行為等)
5
3
14
25
5
7
21
14
8
1
3
1
107
その他
5
1
3
2
8
2
7
15
14
22
25
38
142
210
208
226
237
172
278
295
242
255
262
286
269
2940
計
継続支援状況
人数
学習支援
相談者内訳
24年度
25年度
26人
24人
子ども・若者
1430
(小2、中16、高・定5、過卒3)
(小3、中8、高・定6、過卒7)
保護者・家族
501
相談支援件数
地域住民
教科学習、体験学習、実技学習)
内容
成果
高校入学者5人
高校入学者4人
29人(求職票提出25人)
31人(求職票提出17人)
人数 問題行動5人、ニート18人、ひき 問題行動5人、ニート13人、ひき
こもり6人
こもり7人、障がい・その他6人
小学生
15
中学生
274
高校生
494
その他学生 39
有職者
82
無職者
526
6
教育関係者
297
行政機関
166
その他
507
不明
33
計
2940
就労支援
内容
就労情報の提供、有償体験、ハローワーク同行、履歴書作成・面
接指導、職場訪問等
成果
交流・ 人数
体験活動 内容
生活支援
人数
内容
合 計
就労者17人
就労者17人
2人
18人
困難別相談人員(実員)
( )は継続支援者数
24年度
お菓子作り、パソコン、ドラム、木工等
26人
48人
助言、指導、居場所の提供等
87人
121人
27 (17)
31 (17)
ニ
ト
33 (15)
23 (14)
ひきこ もり
19 (12)
23 (17)
ー
不
継続支援員活用状況
校
24 ( 8)
31 (10)
学業・進路
登
31 (16)
34 (10)
障
が
い
23 (10)
28 (14)
病
7
10
家 庭 問 題
12 ( 3)
8 ( 1)
友 人 関 係
4
7
疾
区分
学習支援ボランティア
スポーツ、文化支援員(ス
ポーツ、交流体験活動等)
人数
支援時間等
職業・経歴等
元教員3人、BBS会員7人、団体職
738時限の学習支援
20人
員1人、島大学生等(千時間ボラン
に従事
ティア等)9人
延べ21
人
7回の活動に参加 BBS会員等
25年度
問 題 行 動
そ
の
合
他
計
2
6
182 (81)
201 (83)
青少年支援センター「はぐくみ」
3
10 月 ~ 3 月
2月 17 日(月)
10 月 23 日(水)
陶芸体験
農村体験
交流先:出雲北山窯
交流先:㈲京羅木農産
みんな、自分だけのマイ茶
うどん作りに挑戦。
碗をつくりました。
おなかがいっぱいになったら
午後は、ゴビウスで楽しみ
金比羅宮まで登山しました。
ました。
3 月 13 日(木)
今年度最後の体験は、ピ
ピザ焼・竹笛作り体験
ザ焼き、竹笛作りに挑戦
交流先:宍道ふるさと
森林公園
しました。
染物体験
ボート体験
牧場体験
農村体験
陶芸体験
ピザ焼き竹笛作り体験
実施日時
H.25.6.7
8:50~12:00
H25.8.2
8:50~12:15
H25.9.4
9:15~13:50
H25.10.23
9:00~16:20
H26.2.17
9:00~16:10
H26.3.13
9:00~16:00
実施場所
八束町波入
美保関町手角
鹿島町佐陀本郷
東出雲町上意東
出雲市八尾町
宍道町
参加人数
5人
6人
5人
7人
6人
10人
工芸館でのぼたん染め
体験
溶岩隧道探検
牡丹染め研究会
牧場で簡単な作業をしな
浮桟橋を利用してのボー
がら牛と触れ合う体験
ト体験
島根原子力館見学
美保関ローイングクラブ
山下牧場
農産物加工うどん作り
竹とんぼづくり体験
(有)京羅木農産
京羅木山登山
陶芸体験
出雲北山窯
ゴビウス見学
ピザ焼き
竹笛つくり
宍道ふるさと森林公園
内 容
ボランティア
体験作業援助 3人
体験作業援助 2人
体験作業援助 6人
体験作業援助 6人
体験作業援助 1人
体験作業援助 3人
憲法 25 条は「すべての国民は、健康で文化的
な最低限の生活を営む権利を有する。」
「国は、す
べての生活部面について、社会福祉、社会保障お
指導員
坂本 昇三
よび公衆衛生の向上及び増進に努めなければな
らない。」とあります。
「最低賃金の平均水準が最低生存水準および
子どもの状況を知り、理解し、共感することは
生活保護水準を下回っていること、ならびに生活
日本国民の権利であり義務です。それによって困
費 が 増 加 し て い る こ と に 懸 念 を 表 明 す る 。」
難を抱えている子どもたちにどう関わるべきか
2013 年5月 17 日に国連の社会権規約委員会
見えてくるのではないかと考えます。
が日本に対して警告をしました。
私はこの4月から、青少年支援センターに指導
実際、日本では非正規労働者が増加し、労働者
員として勤務することになりました。憲法 25 条
の38%が非正規労働者となり、この 20 年間で
を遵守することが強く求められます。年取った未
労働者の平均年収が 70 万円減少しています。多
熟者ですが頑張りたいと思います。
くの保護者は余裕のない生活に追い込まれ、子ど
ご迷惑を多々おかけすると思いますがよろし
もたちはさまざまな面で厳しい状況になっています。 くお願いいたします。
4
青少年支援センター「はぐくみ」
♪音楽&ものづくりスタジオ主催事業活動報告♪
25年度後半2月、「カホン」作りのワークショップを初めて試みました。大変好評で、是非「次を」の
要望にこたえて、今年度は何回か開催することになりました。
カホンって聞きなれない言葉だと思いますが、れっきとした打楽器です。ここでは、構造・奏法、
歴史を紹介し、手作りカホンに興味がわきましたら、参加してみてください。
カホン作り Part2開催決定!
カホンって何!
ぜひ親子でご参加下さい
(24-7602)
12 土
7
ペルー発祥の打楽器の一種です。一
見すると木箱ですが、これにまたがって
打面や縁を素手で叩くとドラムの音がし
ます。叩く場所によって、バスドラムの
ような低い音やスネアドラムのような音
スナッピー
これが振動
して音が鳴る
鈴をつける場
合もある
φ
色を出す事ができます。
持ち運びに便利で、フラメンコやスト
リートミュージックに重宝されています。
裏面
主催事業一覧
正面(内部)
音楽&ものづくり
スタジオのキャラ
クターです。
よろしくね
講師
開 講 日
時 間
ドラムスクール
歌島
毎月2回(木曜日)
16:30~19:30
ドラムスクール(ビギナーズコース)
歌島
毎月1回(木曜日)
15:30~16:30
アコギ教室
高橋
毎月1回(日曜日)
13:30~16:30
ボーカル
松本
毎月1回(土曜日)
10:30~13:30
ピアノ講座
松本
毎月1回(火曜日)
15:00~16:30
お菓子教室
ス も
タ の ストレッチ ヨガ
づ
ジ く 木工教室
オ り
手芸教室
小泉
毎月1回(金曜日)
13:30~16:30
安達
毎月1回(火曜日)
15:00~16:30
岡田
毎月2回(金曜日)
13:30~15:00
吉岡
毎月1回(月曜日)
10:30~12:00
共催
中嶋
毎月2回(土曜日)
12:30~17:30
音
楽
ス
タ
ジ
オ
白雪姫吹替版製作講座
※参加される前には、予約が必要です。事務局までご連絡下さい。
TEL 24-7602(平日9-17 時)
ものつくりっす
おんがくま
キャラクターは、当センター
利用者の作品です。
相談時間等
*開所時間 月曜日~金曜日
午前9時から午後5時まで
*休 日
土・日、祝日、年末年始
*相談用電話等
●電話
0800-200-2700(通話料無料)
●FAX 0852-20-2852
●メール [email protected]
*来所時間の予約もできます。電話にてお受けします。
松江市青少年支援センター
〒690-0061 松江市白潟本町 43 スティックビル6F
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