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期日前投票 制度の概要

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期日前投票 制度の概要
期日前投票
制度の概要
青森県選挙管理委員会
き じつぜん
期日前投票制度の概要
∼ 不在者投票制度が変わりました ∼
公職選挙法の一部が改正され、「期日前投票」という新しい投票制度が創設されました。
期日前投票は、従来の不在者投票をより簡単に投票できるようにするため、投票の手続きを簡
素化し、選挙人の投票環境の向上を図ることを目的に創設された制度です。
○見直しの趣旨
平成9年に不在者投票事由が緩和されて以来、不在者投票をする人の数は、年々増加してきまし
た。
不在者投票は、公職選挙法の原則である当日投票主義の例外として、投票日の前に投票することを
認めていたもので、選挙権の有無の調査は、選挙の期日現在で行うこととなっていました。このた
め、選挙人は不在者投票を二重の封筒に入れた上で外封筒に署名し、選挙管理委員会が投票日当日ま
で保管する必要がありました。
当日投票と違い、投票箱に直接入れられない、わざわざ二重の封筒に入れなければならない、外封
筒に署名しなければならないなど、選挙人からは依然として面倒な不在者投票の手続に改善を求める
要望も徐々に増えてきました。
今回の改正では、選挙権の認定は、選挙人が投票を行う日を基準とするよう改められました。これ
により、期日前投票の時点で投票用紙を直接投票箱に入れることができるようになり、二重に封筒に
入れ外封筒に署名するという手続きがなくなりました。
●対象となる投票
従来の不在者投票のうち名簿登録地の市町村選挙管理委員会で行う投票が対象となります。
(これまでの不在者投票数のうち、約4分の3が期日前投票に移行することとなります。)
●投票できる期間と時間
選挙期日の告示(公示)日の翌日から選挙期日の前日まで
原則として午前8時30分から午後8時まで(土、日、祝日含む。)
●投票できる人
選挙の当日、仕事や旅行、レジャーや冠婚葬祭などで投票所に行けないと見込まれる人 (現行の不
在者投票事由に該当する人)です。
●投票する場所
市役所や町村役場など、市町村選挙管理委員会が指定した場所に設けられる期日前投票所で行いま
す。
●投票の手続き
選挙当日の投票所における投票手続とほぼ同じです。
(なお、不在者投票と同様、宣誓書の提出を必要とします。)
●期日前投票のメリット
選挙人にとっては、選挙当日の投票と同様に投票用紙を直接投票箱に入れることとなるため、投票用
紙を内封筒と外封筒に入れ、外封筒に署名するという手続きがなくなり、投票が簡単になります。
一方、選挙の管理執行面では、受理不受理の決定や封筒の開封作業がなくなるため、事務の負担が軽
減されます。
期日前投票Q&A
Q 今後、不在者投票はなくなるのですか。
A 名簿登録地の市町村以外の市町村や病院、老人ホームなどで行う場合は、従来どおり不在者
投票として行われます。
ただし、投票できるのは期日前投票と同様に「選挙期日の告示(公示)日の翌日」からとなり
ます。
Q 期日前投票を行った人がその後選挙期日までに死亡した場合、その投票はどうなるのです
か。
A 選挙権認定の時期が投票を行う日に改められたことから、有効な投票として扱うこととなり
ます。
(これまでの不在者投票では有権者数や投票総数から除くこととなっていました。)
※本県では、15年12月28日執行の柏村長選挙が期日前投票制度で行う初の選挙となりま
す。
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