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一億総活躍社会の実現に向けた 文部科学省緊急対策プラン
資料3 一億総活躍社会の実現に向けた 文部科学省緊急対策プラン 平成27年11月12日 馳大臣提出資料 「一億総活躍社会」に向けて、人材投資を拡充し、好循環の実現を パワーエレクトロニクス 革新材料 〈国内市場規模〉 人工知能、 IoT ビッグデータの活用 【人工知能】 約3.7兆円⇒約23.6兆円 (2020年) 日本の最先端技術の パッケージ輸出 宇宙・医療・ 海洋資源探査など 【パワエレ】 約0.5兆円⇒約1.1兆円 (2020年) 第1の矢: 希望を生み出す強い経済 優れた 人材育成 第3の矢: 安心につながる社会保障 技術革新による 介護負担の軽減 再生医療の実現 画期的な医薬品・ 医療機器の開発 【再生医療】 約91億円⇒約950億円 (2020年) 【文化GDP】 約5兆円⇒約18兆円 (2025年) 拡大構想 稼ぐ力を強化し、 未利用資源を開拓することで、 GDP600兆円に貢献 【スポーツGDP】 約5兆円⇒約15兆円 (2025年) 平均寿命= 健康寿命社会の実現 高等教育改革と それを支える教育研究基盤強化 ・次世代を支える科学技術人材の育成 ・海外留学、外国人留学生受入れ促進 「文化GDP」 「スポーツGDP」 スポーツを通じた健康増進による 生産性革命のための スポーツや文化芸術活動による 生涯現役社会の実現 底上げ 第2の矢:夢をつむぐ子育て支援 生き活き社会を実現し、 社会保障費の削減にも貢献 安心して教育が受けられるための教職員定数の戦略的充実 幼児教育無償化、奨学金の充実等の教育費負担の軽減 命を守る学校施設の老朽化・耐震化対策の推進 ・自信を持って学べる教育環境の整備(フリースクール等で学ぶ子供への支援等) ・学校を核とした地域活性化 ・再チャレンジ・キャリアアップのための学びの支援 1 一億総活躍社会の実現に向けた文部科学省緊急対策プラン ~ 文部科学省が目指すこと ~ • 日本の「強み」を伸ばし、社会の「底上げ」を図り、一人一人の「安心」をもたらします。 • 一億総活躍社会を担う「人づくり」、未来の可能性を拓く「知の形成」、それらを支える「社会 システムの変革」に取り組みます。 希望を生み出す強い経済 (GDP 600兆円) 第1の矢 生産性革命の実現 第2の矢 • 科学技術・文化・スポーツによる新市場・雇用の創出 • 生産性革命を支えるソフトインフラの強化・充実 • 高等教育改革などによる優れた人材の創出・呼込み 夢をつむぐ子育て支援 (希望出生率1.8) • 全ての人が可能性を開花できる社会の実現 ~「No One Left Behind」~ 出生率向上・貧困対策のための教育費負担の軽減 • • 第3の矢 安心につながる社会保障 (介護離職ゼロ) 生き活き社会の実現 • 技術革新による介護負担の軽減 社会で活躍する人材を育てる教育環境の提供 • 平均寿命=健康寿命社会の実現 学校を核とした地域活性化の実現 • スポーツや文化活動による生涯現役社会の実現 2 第1の矢:希望を生み出す強い経済 ・GDP600兆円の実現 ・生産性革命 ・投資や人材の日本への呼び込み 等 科学技術・文化・スポーツにより新市場を創出し、高い成長率を実現 ○革新的価値を生む「知」と「技術」の創出 ○スポーツGDP拡大構想(スポーツベンチャー ・人工知能、ビッグデータ、IoTを活用した新たなプラットフォーム ・知を支える技術基盤の強化(スパコンや革新的新材料等) ・更なる挑戦を促す基礎研究力強化 ・再生医療の実現、画期的な医薬品・医療機器の開発 ○総合安全保障など国家の基幹となる 技術の確立 ・省エネルギー、海洋資源、 ロケット・衛星、防災力等 による新事業の創出などスポーツ関連産業の 拡大、スポーツ環境の整備) ○文化GDP拡大構想(文化を生かしたビジネス 展開、人と地域の活力創出、日本の美・文化 の海外発信) ○対日直接投資拡大に貢献する「スポーツ・ 文化・ワールド・フォーラム」開催 生産性革命の実現 (生産性革命を支える) ソフトインフラの強化・充実 ○新産業創出を促す「知」の結集 (生産性革命を支える) 優れた人材の創出・呼込み ○社会や子供の変化に対応する新たな学校教育の実現 ・アクティブラーニングの視点やICTの活用による授業改善 ・産学共創によるオープンイノベーション環境の構築 ・特定研究大学(仮称)及び特定国立研究開発法人の創設 ○生産性革命のための高等教育改革 ・大学改革による教育研究機能強化、高大接続改革 ○大学や研究機関を原動力とした地域活性化 ・実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化、 専門職大学院・高等専門学校の機能強化、社会人の学び直し (これらを支える教育研究基盤の強化を含む) ○地域コミュニティの核としての学校づくり・開放 (学校施設の老朽化・耐震化対策の推進 等) (注) ★ :平成29年度以降に予算措置を検討するもの(以下、同じ) ○次世代を支える科学技術人材育成 ・イノベーションの担い手となる多様な人材の育成 ○海外留学促進、外国人留学生の戦略的受入れ 3 第2の矢:夢をつむぐ子育て支援 ・希望出生率1.8の実現 ・家庭の経済事情等に左右されない教育機会 (幼児教育無償化、奨学金拡充、多子世帯への重点的支援) 等 ※財源論についても、教育再生実行会議第八次提言等を踏まえて検討 ○少子化の最大の要因である 教育費負担の軽減 出生率向上・貧困連鎖防止の ための教育費負担の軽減 ・幼児教育無償化の更なる拡大 ・就学援助の充実 ・高校生・大学生等への奨学金の充実 ・大学等における授業料減免の充実 <理想の子供数を持てない理由> ・理想の子供数を持てない最大の理由は 「子育て・教育にお金がかかりすぎること」 1 子育てや教育にお金がかかりすぎる 2 高年齢で生むのはいやだ 3 欲しいけれどもできない 60.4% 35.1% 19.3% 出典:国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査」(H22) 全ての人が可能性を開花できる社会の実現 社会で活躍する人材を 育てる教育環境の提供 ~「No One Left Behind」~ ○安心して教育が受けられるための教職員定数の戦略 的充実 ・個々に応じた重点的な学習指導や分かる授業の充実 ・スクールカウンセラー等の学校を支える専門人材の配置拡充 ・障害、問題行動、外国人等に対応した特別な支援の充実 ○自信をもって学べる教育環境の整備 ・フリースクール等で学ぶ子供への支援 ・夜間中学の設置促進 ・再チャレンジ・キャリアアップのための学びの支援 ・外国人子弟の就学支援 ・あらゆる子供への文化芸術機会の提供 学校を核とした 地域活性化の実現 ○学校・家庭・地域の連携・協働の充実 ・チーム学校やコミュニティ・スクールの推進 ・学校を核とした地域力強化プラン(地域未来塾、放課後 子ども総合プランの実施、訪問型家庭教育支援、図書館・博物 館等との連携等) ○高齢者など多彩な人材の積極的活用 ○地域コミュニティの核としての学校づくり・開放 ・安全・安心な学校づくりを推進し、学校を福祉、文化芸 術、スポーツ等の様々な拠点に活用できるよう支援 (学校施設の老朽化・耐震化対策の推進 等) 4 第3の矢:安心につながる社会保障 ・介護離職ゼロ ・生涯現役社会の構築 ・予防に重点化した医療制度の改革 ・高齢者への多様な就労機会の提供 等 技術革新による介護負担の軽減 ○人工知能、IoT、ロボット技術等を 活用した介護支援 改革2020で例示した アシストスーツ ・ロボットスーツ ・見守りロボット ・介護代替ロボット 等 INNOPHYS CO. ,LTD.のHPより 生き活き社会の実現 会話ロボット Parlo 平均寿命=健康寿命 社会の実現 ○スポーツ・学習を通じた健康の増進 ○未病段階での先制医療のための研究の推進・ 大学病院の基盤整備 ○再生医療の実現、がんや認知症を克服する 画期的な医薬品・医療機器の開発 スポーツや文化活動による 生涯現役社会の実現 ○スポーツや文化芸術を通じた一億総生き活き 生活の実現 ○スポーツ、文化、技術による共生社会の推進 ・障害者のスポーツ・文化芸術活動の支援 ・文化芸術活動を通じた社会参画促進プログラム ・ストレスフリーな義手・義足 ○学びを通じたコミュニティ活動への参画 3Dプリンターにより造型した 陸上競技用下腿義足 (東大山中研究室) ・高齢者福祉と連携した学びの支援 5 参考資料 「一億総活躍社会」第一の矢に向けて~「生産性革命」の実現~ 人づくり イノベーション 生産年齢人口の減少 (生産性向上が急務) 新技術と産業との結びつきが弱い 個人のスキル アップが必要 変化に柔軟な対応ができる人材の 不足 イノベーターや ルールづくりを 担う人材不足 社会の変 化に 柔軟に対 応できる 人材創出 高齢者も含め た多種多様な 人材活用 ヒトを超える 労働力の確保 実践的・高度な 職業教育、 社会人の学び直し等 環境づくり 大学や研究機関の脆弱な 経営基盤 (運営費交付金の削減) 既存技術の延長線上にない 技術が生まれにくい 国際競争力の低下 イノベーション力の低下 安心して研究開発 に挑戦し続ける環 境が整っていない 国の基幹技術の保持・ 発展が大前提 さらなる挑戦を 促す基礎研究力 の強化 「知」の結集 AI、IoT、ロボット技 術の発展・活用 基盤的経費の 確保 課題発掘、設定、解決能力を高める教育 ・アクティブラーニング、ICT ・大学改革(教育研究機能の強化)、 高大接続改革 等 自然災害やサイバー攻 撃に伴う 経済・社会的損失の増 強靭な国土形成 強固な経営基盤 革新的価値を生む 「知」と「技術」の創出 • 防災・減災力 • 国家基幹技術基盤 • サイバーセキュリティ対応 安定した経営基盤を持つ 教育研究環境 特定研究大学 (仮称)・研発法 人、最先端の研 究施設の充実 『稼ぐ力』の強化 人材、環境、イノベーション創出による『稼ぐ力』 + 『未利用資源』 = GDP 600兆円の実現へ 『未利用資源』の開拓 海外市場の獲得 新たな価値を生み出す 人材(イノベーター)不足 地域潜在力の活用 インバウンドのさらなる拡大 日本の 魅力発信 地域力を活用 できる人材不足 ジャパンブランドの 最大化 ルールづくりを担う人材不足 閉鎖的 頭脳循環の拡大 (人材受入・派遣) グローバル人材 の育成 大学や研究機関を 原動力とした 地域活性化 文化GDPの拡大 課題発掘、設定、解決能力を高める教育 ・アクティブラーニング、ICT ・大学改革(教育研究機能の強化)、高大接続改革 等 地域人材の活用 ・文化資源の活用 ・観光産業の拡大 ・他産業(クリエイティブ産業 など)への波及 スポーツGDPの拡大 ・スポーツベンチャー ・スポーツツーリズム 7 「一億総活躍社会」第二の矢に向けて~「学び」の支援と「活躍の場」の確保~ 幼児教育無償化・奨学金など 教育費負担の軽減 世界最高水準の教職員の育成と 戦略的な定数の拡充等による 安心して教育が受けられるための体 制強化 質の高い教育を受けられる 大学等の機能強化 社会で活躍できる 力を身に付けたい お金がなくて 学用品が買えない 様々な課題や障害が あっても学校で楽しく 学びたい 女性の活躍支援 お金がなくて 進学できない 主体的な 社会参画に必要な 力を育む教育 ブランクがあり 復職が不安 小・中学校 若年期 高校 大学等 就職 専修学校等も活用した 再チャレンジ支援 フリースクールや地域等での 学習環境の整備 勉強が分からない 勉強する場所がほしい お金がなくて塾に通えない キャリアアップ・ キャリアチェンジしたい 生きがいが ほしい 高齢者の活躍支援 結婚 壮年期 一度つまづき就労も就学もせず、 一歩が踏み出せない 学校になじめない 学び直しの支援 将来の教育費が不安 で子供を産めない 主体的に社会に参画す る力を身に付けたい 乳幼児期 高齢者施設と連携した 学習活動支援 老年期 子育てが不安 家庭教育支援 学びや文化・スポーツ活動 など 小学生になっても 子供を預かってくれる 場所があるか不安 地域コミュニティの 核になる場所が足りな い 学校開放による 地域拠点の形成 地域で活躍できる 場がほしい 放課後子ども総合プラン等 地域未来塾等 地域拠点としての 安全・安心な学校施設の整備 地域学校協働本部(仮称) 地域の人々や団体による「緩やかな」ネットワークを形成し、 地域全体で未来を担う子供たちの成長を支える 8 「一億総活躍社会」第三の矢に向けて~生き活き社会の実現~ 学びを通じた コミュニティ活動への参画 健康な方をより健康に ・高齢者福祉とも連携した学びの支援 スポーツ・文化芸術を通じた 一億総生き活き生活の実現 子供の頃からスポーツ・ 文化芸術に触れたい 未病段階での先制医療 のための研究の推進・ 大学病院の基盤整備 スポーツを通じた健康増進 様々な世代の人達と 関わり合いたい 様々な分野で 活躍したい 将来の健康に 不安がある 若年期 子供の病気を 治したい 豊かな人生を 送りたい 壮年期 老年期 病気を克服し、 元気な身体を 取り戻したい 治療が困難な病気や 障害を克服したい 寝たきりになる 不安がある 障害を抱えていて 将来が不安 介護負担の軽減 平均寿命=健康寿命 生涯現役社会の実現 若い頃のように 体が動かない 老老介護が心配 認知症が不安 ・認知症自体の心配 ・介護の不安 スポーツ、文化、技術による 共生社会の推進 ・障害者のスポーツ・文化芸術活動の支援 ・文化芸術活動を通じた社会参画促進プログラム ・ストレスフリーな義手・義足 等 障害の克服・疾病からの回復 障害があっても 様々な分野で活躍したい 再生医療の実現、画期的な 医薬品・医療機器の開発 ・iPS細胞等による再生医療の実現 ・がんや認知症等を克服する医薬品の開発 AI、IoT、ロボット技術等を 活用した介護支援 ・ロボットスーツ ・見守りロボット ・介護代替ロボット 等 9 第1の矢 関連データ ■ 公的研究開発投資の経済成長 への寄与 公的R&Dスピルオーバーの寄与 企業間R&Dスピルオーバーの寄与 3.0 0.5 0.0 自社R&Dの寄与 2.12 2.0 1.0 1.1兆円 その他要因の寄与 3.5 1.5 (兆円) 15000 1.5 (億円) TFP成長率の要因分析 (%) 4.0 2.5 ■ 再生医療、人工知能、パワー半導体の市場規模 10000 1 iPS細胞 TFP成長率 1.67 0.5兆円 0.46 0.80 0.61 0.36 0.34 0.19 0.5 5000 0.49 0.16 0.12 -0.72 -0.5 0.36 0.16 0.14 -0.33 00 -1.0 1987-1992 1992-1997 1997-2002 2002-2007 TFP(Total Factor Productivity):経済成長率から労働と資本の寄与を除いた生産性指標 出典:科学技術政策研究所 NISTEP DISCUSSION PAPER No. 93 (2013年5月、 科学技術 イノベーション政策における「政策のための科学」政策課題対応型調査研究) →公的研究開発投資は我が国製造業のTFP (全要素生産性)成長率に一貫して貢献 ■スポーツ関連GDPの国際比較 2.3倍 1.5倍 0.8倍 出典:日本政策投資銀行(2015年5月)、UK Sport Satellite Account(2011 ,2012)、 Plukett resarch(2013)等の資料を参考にスポーツ庁において作成 →欧米では、この10年間でスポーツ関連 GDPが大きく拡大。我が国スポーツの 稼ぐ力を強化し市場拡大を目指す。 再生医療の国内市場規模予測 人工知能関連の国内市場規模予測 出典:再生医療の実用化・産業化に関する研究会(2013年2月) 出典:人工知能が経営にもたらす「創造」と「破壊」(EY Institute) 2020年 2013年 パワー半導体の国内市場規模予測 (株)矢野経済研究所 パワー半導体 →【再生医療】iPS細胞の実用化をリード。2050年に世界市場は38兆円と予測 における世界市場に関する調査結果 2014等より推計 →【人工知能】人工知能関連産業の国内市場規模は、2020年に約24兆円と予測 →【パワー半導体】次世代半導体の実用化を加速。国内市場は2020年に約1.1兆円に拡大 ■ 各国において文化GDPが国内総 生産(GDP)に占める割合 米 4.3%(2012) 仏 3.2%(2011) 日 1.2%(2011) ■ 高等教育の社会への効果 大卒者・院卒者一人当たりの費用便益分析(平成24年度時点試算) 豪 4.0%(2008-9) 加 3.0%(2010) ※「文化GDP」について、各国共通の定義は存在しない。 ■ 文化がもたらす経済波及効果 ・直島・小豆島等(人口3.6万人) 「瀬戸内国際芸術祭2013」の開催により 経済波及効果132億円 ・群馬県・富岡製糸場 世界遺産登録により 入場者数31万人→134万人(4倍以上) 経済波及効果136億円(年間) →文化芸術・文化資源の活用は、文化産業だけ でなく他の産業分野(観光業、クリエイティ ブ産業など)への経済波及効果をもたらす ※1 大学学部及び大学院(全てにおいて同様) ※2 大卒・院卒者の学から高卒者の額を差し引いたものである。 ※3 65歳までの所得税・住民税・消費税について、各年齢の税額を19歳を起点として割引率4%による割引現在価値を示した。 ※4 雇用保険の失業給付部分を想定したものである。 ※5 刑務所への収容にかかる費用を想定したものである。 注 平成22年度文部科学省委託調査「教育投資が社会関係資本に与える影響に関する調査研究」三菱総合研究所(2010)を基に国立教育 政策研究所にて試算 出典:教育再生実行会議第3分科会(第6回)国立教育政策研究所提出資料 →大学・大学院卒業者一人当たりが社会にもた らす便益(約608万円)は、大学教育の公的 教育投資に係る費用(約254万円)に対して、 約2.40倍と推計 10 第2の矢 関連データ ■ 少子化の要因 ■ 深刻化する子供の貧困、貧困の連鎖 <理想の子供数を持たない理由> 1 子育てや教育にお金がかかりすぎる 2 高年齢で生むのはいやだ 60.4% 35.1% 3 欲しいけれどもできない 19.3% 出典:国立社会保障・人口問題研究所 「第14回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査」(H22) 経済的援助を受ける 困窮家庭が増加 16人に1人 2 幼稚園・保育所などの費用の補助 59.4% 万人 3 妊娠・出産に伴う医療費の補助 55.9% 障害に応じた指導を 受けている子供 2.3倍 <日本語指導が必要な子供> 平成7年度 H7 151.5 60 万人 50 69.6 67.2 算数B 64.9 60.6 71.5 67.9 国語B 62.2 53 56.2 61.5 55.5 52.4 45.7 国語A 47 40 39 男性 女性 平成25年度 H25 資料:労働政策研究・研修機構(2014)、若年者の就業状況・ キャリア・職業能力開発の現状②より作成 資料:平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を 活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究より抜粋 →経済的援助を受ける 困窮家庭が2倍に →世帯収入と学力には 明確な相関関係 ■ 学習指導以外に特別なサポート が必要な子供の増加 学校内での 暴力行為の件数 →学歴が低い場合、経済的に 自立しない可能性が高い ■深刻な学校施設の老朽化 児童虐待相談 対応件数 13.8倍 73,765件 10,605件 1,304件 21,344人 平成9年度 H26 70 75.5 75.1 14 12 10 8 6 4 2 0 ※要保護・準要保護児童生徒の合計数 34,178人 H16 算数A 非求職無業者の 学歴別構成比 30 83,750人 ※普通学級で通級による指導を 受けている児童生徒数 6人に1人 8.1倍 1.6倍 35,757人 80 2.0倍 76.6 ■ 障害のある子供、日本語指導が 必要な外国人の子供の増加 85.6 83.9 79.7 68.6% 出典:内閣府平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書 点数 90 <妊娠・出産に積極的になる要素> 1 将来の教育費に対する補助 →理想の子供数を持てない最大の要因は 「子育て・教育にお金がかかりすぎること」 →妊娠・出産に積極的になる最大の要因は 「将来の教育費補助」 「幼稚園・保育園等の費用補助」 世帯収入(税込年収)と 学力の関係 H16 H26 ※外国人児童生徒のほか、帰国児童生徒など 日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒を 含んでいる。(文部科学省調べ) →「障害に応じた指導を受けている子供」が2.3倍 「日本語指導が必要な外国人の子供」が1.6倍に増加 5,352件 平成26年度 (出典)文部科学省「児童生徒の問題行動等 生徒指導上の諸問題に関する調査」 (注)国・公・私立の小学校のデータ 平成9年度 平成25年度 (出典)厚生労働省調査 →「学校での暴力行為の件数」が約8倍 「児童虐待相談対応件数」が約14倍に増加 →公立小中学校施設については、改修が 必要な建物が保有面積の約7割を占める など老朽化が深刻化 11 第3の矢 関連データ ■ スポーツによる医療費の抑制 ○新潟県見附市において、平成15年より筑波大学及びつく ばウェルネスリサーチの指導の下、健康づくり事業を実施 対象者1人あたり医療費( 円/年/人) 40 42.9万円 40 差額:104,234円 30 37.4万円 35.6万円 60 週1回 以上は 27.9 27.0 30 25 20 27.3万円 24.4万円 27.0万円 22.8万円 22.4万円 開始時 1年後 22.9万円 2年後 3年後 32.5万円 ◆実施群 94人 平均年齢70.1歳 ■ 対照群 282人 平均年齢70.2歳 4年後 (出典)筑波大学久野研究室、㈱つくばウエルネスリサーチ、新 潟県見附市 2011 →スポーツを通じた健康づくりは、年間1人当 たり約10万円の医療費抑制効果があるとの 調査結果 ■ 文化による共生社会の推進事例 ○可児市文化創造センター 音楽や演劇、ダンスなどのワークショップを通じて 地域課題に取り組む「まち元気プロジェクト」を実施。 ・不登校等の児童生徒、障害者、高齢者、乳幼児と保 護者等を対象に、年間400回以上開催し、のべ7千人 以上の市民が参加 ・ワークショップを実施した県立高校では、中退者が 約3分の1に減少し、新入生の定員割れも解消。 ○さいたまゴールド・シアター 蜷川幸雄氏が2006年に立ち上げたシニア世代によ る劇団 ・64歳から89歳まで39名の団員が在籍。 ・高齢者の生きがいの創出に貢献し、海外公演に招聘 されるなど芸術的にも高く評価されている。 →文化芸術活動が地域社会の課題解決に貢献 26.4 27.8 20 29.9 34.8 障害者 45.3 44.4 40.4 38.5 37.2 成人一般 19.6 80% 100% 58.2 20.8 21.1 5.5 9.1 6.3 22.7 0.4 週に3日以上 週に1~2日 月に1~3日 ○スポーツ用車椅子をはじめとした障害者スポーツ用具が不可欠。 21年度 23年度 25年度 (参考1)陸上用車椅子:100万円以上、バスケットボール用車椅子:30~50万円 (参考2)スポーツ・レクリエーションの実施の障壁として「金銭的な余裕がない」ことを挙げている者 の割合:26%(平成25年度文部科学省委託事業(平成25年11月)) 27年度 (出典)「体力・スポーツに関する世論調査」(平成24年度まで)」及び「東京オリン ピック・パラリンピックに関する世論調査(平成27年度)」に基づく文部科学省推計 →できるかぎり早期に、成人の週1回以上の スポーツ実施率が3人に2人(65%程度)、 週3回以上のスポーツ実施率が3人に1人 (30%程度)となることを目標 ○東京大会開催で期待される効果として最も高い割合を占めているのは「障害者への理解 の向上」であるなど、障害者スポーツの振興への期待は高い。 (参考)障害者への理解の向上:44 %(1位)、バリアフリーの導入など:38 %(4位) (出典)内閣府「東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」(平成27年6月) (スポーツ基本計画より) →障害者スポーツの振興への期待が高まる中、 障害者がスポーツを行う環境の整備が必要 ■全国における子供の文化芸術体験 重要で ない 2.1% 60% (出典)平成25年度文部科学省委託事業(平成25年11月) 11.9 13.3 19年度 40% 8.5 9.7 8.9 4.1 5 40.4% 0 17年度 20% 週1回 以上は 23.5 24.4 21.7 20.0 19.6 18.3 18.2 10 0% 18.2% 47.5 週3回以上 週3回以上(全体) 35 p<0.05 障害者(成人)が過去1年間にスポーツ・レクリエーションを行った日数 (%) 50 健康づくり実施群 対照群 ■ 障害者スポーツへの期待と課題 障害者スポーツ 成人の運動・スポーツを行う者の割合の推移 週1回以上 全体 スポーツ実施者と非実施者の年間医療費の比較 (万円) 45 ■ 成人のスポーツ実施率 わから ない 4.9% 重要で ある 93.1% ■ 高齢者と学び <生涯学習の今後の意向> 都道府県 開催数 愛媛県 5 生涯学習をしたいと思う 高知県 7 生涯学習をしたいとは思わない 沖縄県 7 わからない 青森県 8 鳥取県 8 子供の文化芸術体験の重要性 島根県 8 出典:内閣府 「文化に関する世論調査」(平成21年11月) 兵庫県 179 愛知県 204 オーケストラ連盟加盟団体 演奏会回数 神奈川県 243 大阪府 391 出典:公益社団法人 日本オーケストラ連盟調査(2014) 東京都 984 60~69歳 70歳以上 1.7% 2.5% 82.9% 15.3% 61.1% 36.4% 資料:内閣府「生涯学習に関する世論調査」(平成24年)より作成 →約9割の人が子供の文化芸術体験が重要と考え ているものの、地域により鑑賞機会数に差 →生涯学習をしたいと考える高齢者の割合 は高い 12