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様式B-5(PDF形式)

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様式B-5(PDF形式)
参議院
※枚数制限の範囲内で、各項目の欄の高さは適宜変更できる。
No 評価項目
様式名称
提案の要約
No 評価項目
■日本の自然、そして近代の洋と江戸の和を結ぶ室内空間を形成します■
機能と美を明確化しつつ、日本の議員会館にふさわしい室内環境を提案します。敷地の自然と
歴史から、衆議院は南棟の「水」と北棟の「野」の広がりから水平線、参議院は「丘」の樹林の象
徴性から垂直線を基調とし日本の素材と伝統工芸を一部に取り入れ、内外部に連続した空間デ
ザインを図ります。
議員会館に
ふさわしい
1
室内空間の
形成
執務環境の
2 快適性の確
保
総合評価加点項目概要表(施設整備・
維持管理)
様式番号
様式 B-5
1/5
提案の要約
■執務環境に迷惑が及ばないよう最大限の対策を講じます■
●建設工法、解体工法等について騒音及び振動の低減方策
騒音及び振動低減方策 各議員の要望に合わせて既存議員会館の執務室の窓にインナーサッ
シを取り付け40dB以上騒音を低減します。新議員会館の複層ガラスの厚みを増し異厚とし、遮
音性を向上させます。解体建物を防音パネルで覆いワイヤーソーによる縁切り、逆打ち工法や
低騒音工法の採用により、的確な騒音と振動の低減を行います。
振動監視 既存棟を工事振動監視システムによりモニタリングを行い、管理し工事に反映。
●設備インフラ等の切廻しにおける既存施設等への影響軽減方策
工事の最効率化 ボイラー室の移設(位置の見直し)、既存の有効利用、トレンチの先行工事に
より盛り替えの最効率化を図ります。
●工事期間中の現場事務所等の設置位置・方法において執務環境への配慮が十分かつ有効
現場事務所の配置は議員会館から最も離した位置とします。
●工事期間中の議員等のプライバシー確保の方策
目隠し対策 要望に応じて偏光フィルムの施工や先行床の施工により視線を遮ります。
工事期間中 ●工事期間中の施設利用者の安全確保
3 の執務環境 セキュリティの確立 作業員全員の生体認証によるセキュリティ管理を行います。
接触災害の防止 工事区画と人的対応により確実な工事作業エリアの分離をします。
への配慮
隣接部掘削による既存建物への影響対策 逆打ち工法、コラムジェット工法により影響を最小
限とします。
●上記以外で、特に優れた工事期間中の執務環境への配慮について
図面情報管理 図面管理を徹底し情報漏洩を防止します。
電磁波対策 近接部の溶接による電磁障害を防止します。
地下連絡通路の早期供用開始 2年前倒し、供用開始します。
悪臭対策 アスファルト防水は常温工法等を採用し悪臭発生を抑制します。
粉塵対策 散水と泡噴射により浮遊粉塵と粉塵発生源を包み込みます。
アスベスト対策 解体前の調査に基づき周辺環境に配慮した安全な撤去・処理を行います。
●議員事務室、委員長室について品格のある執務空間の形成の考え方
品格ある議員事務室 可変できる間仕切りシステムとモデュール化により、自由な執務空間が
可能です。天井、壁のクロスはVOCを吸着するエコマテリアルを、またグレアレスなルーバー照
明を用いて、人にやさしく疲れにくい環境を整えます。
ITを駆使した活気ある委員長室 討議の場として、音環境に配慮。低明度の日本の伝統色の壁
やプロジェクションシステムに即した調光システムを採用し、ペーパーレス化を可能にします。
●エントランスホール、特別会議室、講堂、特別室、面談室等について
庭と一体となったエントランスホール 南側庭園との一体感を重視した庭園回廊とし、各棟の異
なったランドスケープとインテリアにより、判りやすく人々を迎え入れる空間とします。
優しく来訪者を迎え入れる諸室 特別会議場、講堂、特別室、面談室等は、来訪者をやさしく迎
え入れるシンプルで爽やかな空間とします。水辺や野の広がりの中で会議や面談するかのよう
な快適感を感じさせる横方向のデザインとし、様々な利用に柔軟な対応が可能です。
●ストリートについて質の高い魅力的な空間形成の考え方
長さを感じさせない魅力的なストリート 各棟を結びつける庭園回廊として、エントランス、ランド
スケープと一体化して、場所性を浮かび上がらせます。ファニチャーや光壁、日本の伝統工芸や
国産材等を用いて魅力的な変化のある美しい空間とします。
●上記以外で、特に優れた議員会館にふさわしい室内空間の形成について
多機能な議員サロン 落ち着きとプライバシーのある多機能な環境とします。
アメニティの高い食堂 ドライエリアの緑化等により気持ちのよいアメニティ空間とします。
■議員活動の拠点として、個々人に対応した快適な執務環境を実現します■
■年齢や障害の有無に関係なく、多様な来訪者が過ごしやすい環境をつくります■
●人体に無害な材料の積極的使用について
MSDSの吟味 有害化学物質(環境ホルモン、VOC等)の含有や放散がなく低いものを採用。
ホルムアルデヒド等 F☆☆☆☆品を採用します。 (MSDS=化学物質の特性及び取扱いに関する情報)
塗料・接着剤・シール等 水性・無溶剤・低溶剤・無機質・自然系の物を可能な限り採用します。
無害化する材料の使用 議員事務室・委員長室に有害物質の吸着分解材料を使用します。
●化学物質過敏症等についてきめ細やかで有効な対応
先行計測しフィードバックする 先行モックアップルームのVOCを測定し確認・検証します。
竣工時のからし運転 引渡しまでにVOCのからし運転(暖房状態にして揮発促進し換気。夜間
はナイトパージ)期間を1ヶ月以上設け、化学物質過敏症への配慮をします。
内装施工後の対応 議員事務室・委員長室は室毎のマルチゾーン空調で換気します。
●議員事務室、委員長室の適正な熱・空気・音環境等について
高機能ペリカウンターによる窓廻り環境の向上 アルミリブの窓台に自然換気/温風の吹出し
と温輻射効果を付加し、各季節と方位で最適な環境を用意します。自然換気は、開閉装置(モー
ターダンパー)を設置し、中央監視により開閉でき、自然換気の有効性を向上させます。
変風量・変温度のマルチゾーン空調方式 負荷偏在・冷暖同時要求に対応し、外気量を保障し
つつロードリセットをなくす高制御性を実現します。
音環境の適正化 高性能の遮音と適度な吸音により快適な音環境を実現します。
アートによる演出 委員長室等の壁面にアートを設置し品格と落ち着きを演出します。
議員事務室に給湯収納を導入 省スペースと耐震性、更新時の省力化を実現します。
●議員事務室、委員長室の適正な室内光環境について
疲れにくく品格のある光環境 グラデーションブラインド(電動個別制御型)とグレアレスな照明。
●上記以外の室の執務環境の快適性について
西側執務室 エアフロースクリーンシステム等を導入し、窓際の熱環境を改善します。
低層の執務室 1階より低層の会議室等の窓は自然換気が可能な構造とします。
重度ハンディキャップへの対応 議員事務室・委員長室一部の「ユニバーサルルーム」は、コン
セント・スイッチ類高さの選択、引き戸への変更が可能。盲導犬・聴導犬への対応。
●高度なバリアフリーやユニバーサルデザインによる施設利用者の利便性の向上
利用しやすい移動動線 高層棟の階段は幅員1400mm以上のゆとりある階段とし、利用しやす
さと判りやすさに配慮します。エスカレータはつまづきにくい形状(コム形状11度)と可変速運転
システムを採用します。乗用の全エレベータホールに先行予約可能なタッチパネル式操作盤を
設け、待ち時間を短縮させることで利便性を向上させます。戸袋への引込み防止装置、多光軸
センサーの採用で、子供から高齢者まで会館内のやさしい移動を実現します。
ユニバーサルなサイン計画 明度差の高い配色と大きく見やすい多国語表示とします。
●視覚障害者の誘導装置等についての具体的方策
内外の誘導ブロック 外部から受付までと館内の階段踊り場等に誘導ブロックを埋込みます。
親切なサイン 施設の案内板に点字、音声案内、インターフォン等を設けます。
親切な人的対応 受付で手話による会話が可能な体制とし、希望者の盲導犬等を預かります。
最新の誘導システム 情報端末を利用者に貸与する赤外線式音声システム等を採用(外国語
対応も可能)。将来の自律的移動支援プロジェクトで開発中のICタグも設置検討します。
●施設整備面及び運営面における車椅子使用等の利用者への対応方策
車椅子で利用しやすい会館内の動線 主要出入口扉は有効幅1500mmのオートドアとします。
車椅子利用の駐車場の設置 各エントランス近傍に設置。
多機能トイレ 全ての階において男女別に多機能トイレを配置します(インターフォン、緊急時呼
び出し釦、オートドア、オストメイト対応、ベッド、更衣スペース、カーテン対応)。
利用しやすい案内 見やすくかつ車椅子で操作しやすい位置にディスプレイを設置します。
車椅子で利用できる諸室 会議室や面談室等の執務関連スペース、食堂や喫茶等のアメニティ
スペースは、全て車椅子が容易に利用できるエリアを設けます。
親切な人的対応 通常時・災害時共、コンシェルジュ・サービスセンターが対応窓口となり、きめ
細かなホスピタリティが可能。地下鉄駅連絡通路からのインターホンにより係員(コンシェル
ジュ・サービスセンター)が対応しエスカレータでの利用を可能とします。
バリアフ
4 リーへの対
応
3
参議院
※枚数制限の範囲内で、各項目の欄の高さは適宜変更できる。
様式名称
No 評価項目
施設利用者
5 の利便性の
確保
室内環境の
6 快適性の確
保
No 評価項目
総合評価加点項目概要表(施設整備・
維持管理)
様式番号
様式 B-5
2/5
提案の要約
■ITを活用し全ての人に便利でスマートな施設をめざします■
■土地のコンテクストを継承し市民と議員に共有されるランドスケープをつくります■
●職員・秘書・国会議員・来訪者・サービス動線の考え方
セキュリティとICカード利用に対応した動線計画 議員・職員・来訪者が同一のエントランスを利
用する場合、テーピング等のフレキシブルな対応で議員動線を明確に確保。入退出口を変えら
れるICカード面会証利用や迅速・的確なセキュリティチェックにより、入館の効率化と確実化。
サービス動線集約化による確実なセキュリティチェック。
●設備機器等の搬入動線の確保
利用しやすい通常の搬入動線 搬入に使用する非常用EVを塔屋や低層部屋上にも着床。
定期更新の搬入動線 マシンハッチ、ドライエリアから搬出入が可能な機器レイアウトとします。
改修時等の搬入動線 屋上の清掃用ゴンドラクレーンの兼用。大改修時の光庭も活用可能。
●エレベータ、エスカレータにおける利便性の向上方策
エレベータ 議員専用運転等の群管理は2・4・6台と切替可能で、各階ホール表示も連動。タッチ
パネル式先行予約釦、多光軸センサードア等により、待機時間を短縮。初期微動検知や緊急地
震速報システムとの連携で耐震安全性向上。非常時救出運転装置と扉開放実地訓練を受けた
スタッフによる故障時対応。搬送設備管理システムの効率運転による省エネ。
エスカレータ 可変速運転システムで,高齢者等が利用しやすい低速運転可能
●各種情報を発信・表示する設備の利用者の利便性向上方策
会議室案内設備と開会設備の活用 会議室案内設備は会議室情報・館内案内・ニュース等を
表示。通報設備は本会議・委員会未開催時の多目的案内設備としての表示。各表示設備は防
災・警備システムと連動した緊急時利用を対応可能とします。
受付予約機能による受付業務迅速化と来訪者データ管理によるセキュリティ向上
館内情報ネットワーク(G.Comet)との連携による受付業務のサービス向上
検索可能な施設利用者向け情報端末(コンシェルジェi-Box)の設置
●上記以外の施設利用の利便性の確保について
携帯情報端末によるスタッフの情報共有 より良いサービスの為、館内情報等の検索可能な携
帯情報端末によりスタッフの情報共有化を図ります。
館内サービスサイトの活用 自室パソコンからの会議室・備品予約等可能にします。
会議開催メール発信 本会議・委員会開催メールを事前に議員・秘書に発信します。
■自然採光による快適性の高い室内空間を実現します■
●モール空間について指定事項と整合し、質の高い魅力的な都市景観の形成
土地のコンテクストを継承し、都市スケールの景観形成を提案します。3棟の議員会館に3つの
庭の景「水」「野」「丘」を設え、内と外が連続した庭園回廊を具体化。モール空間は、ケヤキ並木
などにより、国会議事堂を中心に近代日本を象徴するブールバールにふさわしいスケールと品
位を備えた空間とします。モール照明は地下連絡通路の自然採光も兼ねたアートオブジェとして
配置。新議員会館東面ファサードにライトアップ照明を設置し、ブールバールの景観を演出。
●エントランス広場、ドライエリア、西側外構、南側空間、擁壁等について
木立の中に広がるエントランス広場 見通しのある枝下空間を確保できる落葉高木を植栽し、
駐車場外周部は常緑樹として広場の領域を形成。異なる舗装パターンと樹種により各棟のエン
トランスを演出し、舗装は湿潤保水性舗装の、打ち水効果によってヒートアイランドを緩和。
庭園回廊を形成する南側空間と擁壁・ドライエリア 会館の南側のドライエリアは垂直壁をでき
るだけ切り下げ、擁壁を小さくします。四季の移ろいを演出する庭園を広げます。南側庭園は3
つの庭の景「水」「野」「丘」のイメージを水や石垣、木々に表現します。ドライエリアの垂直面は
仮設駐車場の壁面緑化を活用し、最上部の下垂植物等とともに緑の領域を形成します。
多様な緑と水を配したヒューマンスケールの西側外構 南北方向の地形勾配を利用した水景と
麹町台地に連なる丘を江戸の森として整備します。
魅力的なラ
7 ンドスケー
プの形成
■工事中の周辺環境に対する影響を最低限に抑えます■
●トイレ、リフレッシュ、喫煙室、廊下、地下連絡通路等におけるアメニティ向上
環境共生の光庭 基準階中央に外部の光庭を設け、自然採光・自然通風換気に活用
快適なトイレ 光ダクトの自然光を導入し、オゾン脱臭・収納式フィッティングブース等を設置。
リフレッシュコーナー 執務空間とは異なる環境で、寛ぐだけでなくIT作業もできる空間とします。
喫煙室 男女分離。防汚効果の光触媒塗装と外光あふれる快適な環境とします。
自然光の多い廊下 光庭とともに議員事務室入口のガラススリットから自然光を導入します。
自然光の差し込む地下連絡通路 時間の変化が感じられる閉塞感のない室内環境とします。
●来訪者に向けたスペースの活用方法の考え方
一部施設の限定的な開放が可能 国民に開かれた議員会館をめざし、エントランス・ストリート
を一体的に利用して国会閉会中等に展示など一般への開放が可能な施設を提案します。
地下1階ロビー ITによる情報コーナーや室内緑化で快適な待合せスペースとします。
●床の歩行感、風揺れ等、居住性への配慮の考え方
床の鉛直振動と風による水平振動 V-3 H-3レベルを満足します。
二重床の歩行感の向上 フリーアクセスフロアの製品改良や比較検証による歩行感の向上。
ブリッジの制振 制振装置を設け、床の歩行感を向上させます。
●上記以外で、特に優れた室内環境の快適性の確保の考え方
グリーンカフェ・ライブラリーカフェ 室内緑化を行った緑のカフェや、書籍を並べて自由閲覧可
能としたカフェ等の環境整備を、運営委託先と協議検討します。
ストリートの環境 ブリッジ西側ダブルスキンとトップライトの電動遮光ロールスクリーンによる日
射遮蔽、夏期・中間期は熱抜き排気等により居住域の快適性を保持します。ストリートと1Fエン
トランスロビーはアロマ空調を導入し、アートのある上質な環境を提案します。
西側諸室の西日対策 エアフロースクリーンシステム、ダブルスキン、自然換気
●工事現場の仮設建築物等についての良好な周辺景観の形成の考え方
壁面緑化の現場事務所・仮囲い・ゲート 壁面緑化や一部のデザイン化。
●良好な都市景観の形成に十分に配慮した仮設駐車場の外装の考え方
再生可能な壁面緑化システムの仮設駐車場 壁面の50%を緑化し新築工事のドライエリア等に
再利用します。また一部の屋上緑化を行います。
メタル外装の仮設庁舎 仮庁舎の壁面を美しい金属パネルとします。
●工事中の適切な交通計画と周辺交通への影響の軽減の考え方
搬出量の削減 残土の有効利用、無排土施工エコパイル、資機材の削減、解体材や緑化の再
利用、簡易梱包等による場外の搬出搬入を最小限にし、周辺交通への影響を最小限にします。
クロスドッキング配送システム クロスドッキング配送システム等により車両の集中を回避。
●適切な電波障害の調査方法と、迅速な対策実施の考え方
事前対策 遮蔽・反射障害とも障害予測範囲全域に対して障害発生前に対策を実施します。
●上記以外で特に優れた工事中の周辺地域への配慮の考え方
工事中の周 場外排水処理 エリア内からの排水はPH管理中和処理を行います。
8 辺地域への 悪臭対策 アスファルト防水は常温工法等を採用し悪臭の発生を抑制します。
配慮
粉塵対策 散水と泡噴射により浮遊粉塵と粉塵発生源を包み込みます。
周辺地域の美化 環境パトロールや洗車設備の設置により美化を進めます。
周辺地域とのコミュニケーション 近隣連絡窓口を明確化します。
騒音振動対策 逆打工法による地下工事の封じ込み、工業化工法等による騒音・振動の低減。
既存建物のねずみ駆除 解体前に駆除処理を施し、新議員会館への移動を防止します。
地下鉄等近接施工の安全性の確保 計測管理を行い、常時安全確認を行います。
風環境への配慮 風害シミュレーションを実施し事前予測のうえで対策を施します。
4
参議院
※枚数制限の範囲内で、各項目の欄の高さは適宜変更できる。
No 評価項目
様式名称
提案の要約
No 評価項目
■最適な省エネ手法の導入により、PAL/ERRを低減しLCCO2を削減します■
省エネル
9 ギー性能の
確保
様式番号
様式 B-5
3/5
提案の要約
■適正な運用監視とエネルギーの効果的な利用によりエネルギーコストを31%削減します■
●PAL値を低減させるための手法及びPAL値の低減値の大きさ
PAL値=217.3MJ/㎡・年 PAL値を低減するための手法として、要求水準以外に昼間直射光
カット西日対策・ダブルスクリーン・屋根の二重化・屋上緑化エリアの拡大等を採用します。
●ERRを低減させるための手法及びERR値の低減値の大きさ
ERR値=41.3% 上記の建築的施策以外に下記の手法でERRを改善します。
自然エネルギー利用(外気冷房の拡大・太陽光発電の拡大・昼光制御等)
設備システムの効率化(高効率機器の採用・機器の個別分散配置・インバーター制御等)
設備の効率的運用(駐車場排気のCO制御・エレベーターの群管理・人感センサ照明制御等)
●LCCO2の削減割合の向上手法と削減値の大きさ。
LCCO 2削減率=31%
LCCO2はPAL・ERRの数値達成手法の複合と、解体・撤去をふくめた施工面での配慮、環境にや
さしい材料の選定等によって上記数値を実現します。
●光熱水費等のコスト低減につながる維持管理方策の考え方
専用スタッフによる取組 省エネ管理責任者とエネルギー管理士が積極的に取組みます。
LCSチームの参画 消費エネルギーの状況分析と評価により省エネを実践します。
省エネ管理サイクルの構築 エネルギー消費原単位平均1%以上削減を目標とし、活動を推進。
BEMSと施設管理情報マネジメントシステム BEMS、GC-FMシステムによりさらなる光熱水費等
のコスト低減に努めます。
●光熱水費等のコスト低減に向けた省エネ・高効率な機器の採用の考え方
採用する省エネ・高効率機器 高効率モーター 熱源補機インバータ化、超節水型衛生器具、
高効率コージェネレーション、超高効率ターボ冷凍機、高効率照明器具、高効率変圧器
●効率的なエネルギー利用システムの考え方
自然エネルギーの利用 自然換気、外気冷房、フリークーリング、太陽光発電、昼光利用、アー
スチューブ
光熱水費の 効率的なエネルギーの運用 空調冷温水の2段利用、冬期蓄熱系統熱源排熱によるエントラン
11
ス床暖房、蓄熱空調熱源、空調冷温水と送風温度の大温度差化、居住域空調と局所熱排気、
低減方策
制御弁監視による空調送水量・圧力の制御、セキュリティ連動照明空調制御、VAV空調機制
御、全熱交換器、熱源機冷媒過流量制御、コージェネレーションシステム、適正照度・タイムスケ
ジュール制御・人感センサー照明制御
資源の再利用 中水処理、雨水利用
■構成企業の技術と経験を結集し、最先端の環境負荷低減方策を実行します■
その他環境
10 負荷の低減
方策
総合評価加点項目概要表(施設整備・
維持管理)
■利用者が快適に使用し続け、永く親しまれる建築をめざします■
●ヒートアイランド抑制手法
「ヒートアイランド対策大綱」(H16.3.30)に基づいた対策を実施し、BEE-HI値3.39、サスティナビリ
ティランクSを達成します。
●低環境負荷材料の使用の考え方
エコマテリアルの採用 高炉セメント、MDF、北欧材、EM電線、照明器具、ノンフロン系断熱
材、水溶性塗料等。
高環境負荷材料の不使用 六フッ化硫黄、空調冷媒の選択等。
熱帯材型枠使用の抑制 高層部、床躯体に関してはハーフPCにより型枠を不使用。
●解体容易な材料・工法の採用の考え方
仮庁舎・仮設駐車場は、軽量化により杭を不要とします。鉄骨接合部を高力ボルトとし解体を容
易にすると共に、廃棄物を削減します。新築建物は可変スリーブユニットを採用します。
●自然採光、自然通風等の直接利用型自然エネルギーの利用方法
建物各所への自然光導入 基準階-光庭、光ダクト、事務室-ライトシェルフ、地下連絡通路-
トップライト。基準階個室は、室内外の温度差を利用して自然通風を行い、管理にも配慮。スト
リートは冬期太陽熱を暖房利用。電気室、機械室は自然換気を採用。
●太陽光発電、風力発電等の間接利用型自然エネルギーの利用方法
高効率ハイブリット型太陽光発電の採用 フリークーリングで冷房エネルギーを削減。
●雨水利用水等、水の有効利用方法
屋根雨水、雑排水、厨房排水を原水とした排水再利用システムを採用します。
●ゴミ処理設備及びシステムの考え方
排出量の適正予想により、能力の最適化を行います。
●利用者のゴミ投入において分別をしやすくするための方法
利用者段階での分別を6分類とし、再利用のし易さと利便性の両立を図ります。
●建設副産物の排出抑制・再資源化等の考え方
適切な材料・工法の選定による建設副産物の排出抑制をおこないます。仮設駐車場の解体廃
棄物は、リユース、リサイクルをおこないます。再生資源、再生資材を積極的に使用します。
●上記以外の環境負荷低減方策の考え方
外装材のフッ素樹脂焼付塗装下地処理のノンクロメート。アスベスト含有材料の不使用。厨房排
気系統の脱臭装置。冬期蓄熱系統熱源排熱によるエントランス床暖房。
●各部位及び工事の保証期間と、自主管理手法及び具体的な確認・検証方法
各部位および工事の保証期間(主要なもの)
<外部>保護アスファルト防水(20年)、塗膜防水(10年)、外装PCCW(15年)、CW金属部(20
年)、CW可動部エアタイト材(10年)、CW発泡シリコンゴム目地材(20年)、外装アルミ建具(20
年)、シーリング(5~7年)、アルミスパンドレル(15年)、外構床花崗岩(10年)
<内部>床花崗岩(15年)、ビニル床タイル(10年)、タイルカーペット(5年)、塗膜防水(5年)、壁
大理石(10年)、スチールパネル(15年)、壁塗装(5年)、ケイ酸系塗布防水(5年)、システム天井
(10年)、岩綿吸音板(10年)、天井塗装(5年)
100年建築を目指した品質管理 設計段階より目標耐用年数等の耐久性に考慮し、メンテナン
スの手間がかからない材料・ディテールを採用します。
設計・施工段階の品質管理については設計監理JV、施工JVの各代表企業のISOの品質管理
手法を適用し、施工品質の確実な向上を具現化します。
設計・施工 設計・施工各企業の相互モニタリング、早期からの情報共有、互いのノウハウのフィードバック
品質の確保 により、より高い品質を確保します。
12
(品質管理 音環境・振動等の施工品質の測定・解析、防災システムの構築等、構成会社の技術研究部門
のスタッフが全面的な支援を行います。
方策)
●収縮クラックや地震時層間変形等に関して低層部平面形が大きいことへの対応と効果
真空コンクリートの採用 地上部床はハーフPCa版と真空コンクリートによりクラックを防止。
コンストラクションジョイント 平面の広がり部に収縮クラックの防止と沈下コントロール・不同沈
下防止策としてコンストラクションジョイントを設けます。
100年コンクリートの採用 地下躯体にはコンクリート、地上床には真空コンクリートを採用し、収
縮クラックを最小限にします。
外から見えない地震時層間変位への対処 参議院と衆議院北棟間は、約20mの棟間に、サッシ
のモデュール毎に約40mmの変位を吸収できる構造とし、エキスパンションが外観に見えない
ディテール(基本的にサッシ見付寸法内処理)を提案します。
5
参議院
※枚数制限の範囲内で、各項目の欄の高さは適宜変更できる。
No 評価項目
提案の要約
様式 B-5
4/5
提案の要約
(個別の実積詳細は第1次審査書類の競争参加資格(実積)確認資料による)
●構造計画における空間の可変性・拡張性の考え方
構造の自由度 耐震制震部材をコア廻り等に配置し、将来の改修に柔軟に対応できる構造計画
を提案します。また、CFT柱の採用による柱のスリム化、耐火検証による耐火被覆のスリム化を
行い執務空間の有効利用を図ります。
耐荷重の余裕度 床荷重を4900N/㎡にアップし、フレキシビリティを拡張します。さらに積載加
重L7対応のヘビーデューティーゾーンを基準階専用面積の30%以上確保します。
●各種設備の可変性・拡張性の考え方
設備レイアウトのモジュール化 移設や変更を容易にします。
プレワイヤリング方式 電源及び情報配線をプレワイヤリング方式とし、変更に容易に対応。
予備タッピング・予備フランジ 空調及び衛星配管に予備タッピング・予備フランジを設けます。
フレキシブルダクトと巻き出し配管 可変性や移設を容易にします。
●構内通信、設備機器・システムの可変性・拡張性の考え方
中央監視システムの拡張性 オープンネットワーク方式による拡張性の確保
予備回路予備経路による安全性とフレキシビリティ
多芯光ケーブル 新たな機器やシステムの設置が可能なインフラを構築します。
●室の用途の変更に伴う建築・設備の改変を簡便に実施するための方策
面積区画のフレキシビリティ 高層棟防火区画の面積を避難安全検証により拡大します。
間仕切り壁の自由度 議員事務室内の固定間仕切りを可変システムとし、一室利用も可能。
高性能間仕切りの採用 議員事務室間の間仕切りに耐火遮音に優れたパネル形式の壁を採用
し、間仕切り変更の廃材削減と工期短縮が可能です。
可変スリーブユニットの採用 躯体に影響のない配管更新を可能とします。
可変可能な照明器具 ワットフリーダウンライトの導入により要求照度の変更に球の交換だけで
対応可能です。
ゆとりある設備対応 大部屋化や用途の変更に対応可能な冷房能力・外気取り入れ(20%)を確
保します。また設備更新のための余裕スペースを設け、変更及び増設に対応します。
機器搬出入の対応 ドライエリアやマシンハッチ以外に、屋上のゴンドラをクレーン兼用とした
り、人荷用エレベータの屋上や低層屋上への着床、大改修時の光庭の利用を提案します。
所属名
設計実績
施工実績
管理技術者
狩野大和
三菱地所設計
3件
建築主任担当技術者
武田有左
三菱地所設計
2件
構造主任担当技術者
小川一郎
三菱地所設計
3件
久米設計
3件
久米設計
3件
機械設備主任担当技術者 平松哲也
ランドスケープ主任担当技術者
植田直樹
三菱地所設計
積算主任担当技術者
蓬莱一夫
三菱地所設計
3件
管理技術者(建築)
末吉志郎
大林組
3件
1件
(電気・新設)
宮原聖
住友電設
建
(電気・改修)
設
武井裕
住友電設
(機械・新設)
小林貢
竹中工務店
(機械・改修)
長沢寿男
朝日工業社
工事監理者
工 建築監理主任技術者
事
構造監理主任技術者
監
理
災害時・緊
急時対応
様式番号
■公共建築としてのゆとりを備えることで使われ方の変化に対応します■
設
電気設備主任担当技術者 小玉敦
計
14
No 評価項目
総合評価加点項目概要表(施設整備・
維持管理)
■監理技術者・担当技術者の実績、設備改修工事の施工成績評定点■
氏名
設計・施工
品質の確保
13
(技術者・企
業の実績)
様式名称
西村俊一
三菱地所設計
鈴木高明
三菱地所設計
小川一郎
フレキシビ
15 リティの確
保
3件
三菱地所設計
電気設備監理主任技術者 小野健二
久米設計
機械設備監理主任技術者 山田安信
久米設計
国交省設備改修工事の
(電気)
関電工
施工成績該当件数
(機械)
朝日工業社
3件
■非常時に必要な機能を維持する施設の整備と管理体制を構築します■
■議員会館にふさわしい風格を永く保つことができる質の高い100年建築とします■
●災害時における要求水準以上の機能確保の考え方
電力:非常用発電機による3日間の運転 22kV複数回線受電、オイルタンクの複数化
要求水準の倍の太陽光発電容量
通信:通信衛星による機能維持、光・メタル対応二重化
空調:防災センター等の緊急対策室は非常用電源で空調が可能
デュアルフュエル型ボイラによる備蓄燃料の腐敗防止
給水:受水槽と防災井戸による7日間給水、防災井戸のホットスタンバイ状態の確保
水蓄熱槽の防災用水・雑用水への利用
排水:7日分の排水備蓄槽
建築二次部材の耐震性の確保
家具の耐震性の確保
●防災システム計画における制御、監視、確認方法の考え方
避難安全検証・耐火検証による設計時の万全な防災性能・防災システムの立案
緊急地震速報システム(REIS)の導入と円滑な館内告知
防災監視システム
●災害時緊急時のバックアップの具体的な内容と、応急措置のための体制
コンシェルジュ・サービスセンターへの情報集約により、適切な状況判断による迅速な対応。
維持管理JV、警備担当構成会社の24時間監視センターとの連携で、機動的なバックアップ体
制を構築します。
●災害・緊急時前後の対応方法・体制の考え方
緊急地震速報システムの導入
防災拠点の設置 防災センターに近い居室(会議室等)を緊急時の災害対策本部とし、情報集約
と指揮が可能な設備を設置します。
災害時の被災者の受け入れ 開かれた庁舎として災害時に地下駐車場を被災者へ開放が可
能な計画とします。
●各部材や仕上材の長寿命化等による大規模修繕や維持管理費の軽減方策
スケルトンとインフィル 建築をスケルトン(構造・外皮)とインフィル(内装)に分けて考え、各部
位に適した手法を用いて100年建築の大規模修繕や維持管理費の軽減を行います。
スケルトン 100年の使用を前提とした部材選定/100年コンクリート、床のハーフPC、乾式巻付
方式耐火被覆、屋上緑化による防水層劣化防止、外装カーテンウォールのユニット化、石材の
保護コーティング、ノンシール化、ガラスの光触媒コーティング、ガラスのガスケット押さえ、アル
ミの高耐久性塗装、外部金属の錆び対策(ステンレス、アルミ、溶融亜鉛めっき)
インフィル 耐久性、清掃費低減、更新性に配慮/原着タイルカーペット、移設可能な間仕切り
壁、標準品・汎用品・基材同材の採用、汚れ防止ペイント、コーナーガード等の保護材の使用
●施設の資機材に関する費用の低減方策
LCCを低減する当初資機材の選定 耐久性向上・標準品汎用品の採用・モデュール化や、自然
エネルギーの利用・リサイクルによりトータルなLCC削減に努めます。
資機材のLCC低減 長寿命電池、ハロゲン系電球への電圧制御、SUS配管、可変スリーブユ
ニット、熱源機器のヘビーロード仕様化、電気集塵機、直結方式(ファンベルトの縮減)、ゴンドラ
クレーン、共用部品の採用、将来増設スペース、機器搬入路の確保
●事業終了後の施設の最終的な耐用期間の考え方
100年建築を前提とします。また、引渡し後直ちに更新の必要性が生じない修繕計画とします。
保全計画 計画的保全が有用な部位とそうでない部位を見極め、現実的な保全計画とします。
●上記耐用期間における設備機器の更新を含めた修繕計画の考え方
耐用年数の整合性 建築関連工事が発生する機器の更新は、建築インフィル更新との整合をと
り30年とします。発生しない部位は、部品交換やオーバーホール等により延命を図ります。
BEMSによる運転状況の把握 異常の早期発見等を行い機器の延命を図ります。
GC-FMによる最適化 BEMSに蓄積したデータを管理分析し設備運転の最適化を図ります。
●上記以外のライフサイクルコスト低減方策の考え方
振動監視システムの採用によりメンテナンスの最適化と機器の長寿命化を図ります。
改善プログラム 施設情報管理システムに蓄積したデータをもとに作成し、国へ引き渡します。
改修スケジュールの積極的な開示により、利用者の理解を得るよう勤めます。
ライフサイ
16 クルコスト
の低減
6
参議院
総合評価加点項目概要表(施設整備・
BEMSによる運転状況の把握
様式名称
維持管理)
※枚数制限の範囲内で、各項目の欄の高さは適宜変更できる。
No 評価項目
提案の要約
No 評価項目
■自動清掃システムの導入と柔軟な清掃業務により、継続的な業務品質を向上します■
清掃業務に
17 おける水準
向上方策
様式 B-5
5/5
提案の要約
■議員等の執務環境に配慮した業務計画と、迅速かつ柔軟に対応する体制を整備します■
●清掃業務の実施における設計・建設上の配慮
メンテナンスを容易にする外壁 ガラスへの光触媒コートや、花崗岩へのシリカ系浸透性吸い上
げ防止剤の塗布により、汚れのつきにくい表面処理を行います。
自動清掃システム 光庭は自然採光の機能維持のため、自動清掃システム付きカーテンウォー
ルの採用により、ランニングコストを削減します。
防汚性のある内部仕上げ 喫煙室の壁に防汚コーティングを施します。トイレには汚れにくい抗
菌カウンターや、結晶化ガラス製汚垂石を採用します。
カプセル降下式自動搬送システム 各フロアで分別しカプセル化したゴミを垂直方向に降下さ
せ、分別装置によってゴミの種類に応じて適切にゴミ・分別収集室に収集し、自動計量するシス
テムを採用し、省力化と再資源化に推進を図ります。
生ゴミ処理設備 生ゴミ処理システムを導入し、リサイクルシステムを構築します。
●清掃業務における、より良好な状態の実現方策
要望に対する迅速な対応 清掃に関する要請は、コンシェルジュサービスセンターで一元的に
受け付け、清掃業務責任者からの適切且つ迅速な指示により柔軟に対応します。
有資格者の配置 副責任者以上の管理者は、全て建築物清掃管理評価資格者を配置。
開館前の清掃 時間指定のある共用部は施設開館前に清潔な状態として日常清掃を完了。
定期清掃時の立会い 責任者等の管理者が立会いを行い、議員・秘書の執務に配慮した適切
な清掃を実施します。
夜間清掃の実施 夜間清掃班により、執務コア時間外の清掃にも柔軟に対応。
ゴミの分別化・計量 ゴミ・古紙収集処理室の専属スタッフによるゴミの細分別と計量。
ねずみ等の防除 総合防除(IPM)方式作業を採用します。
盲導犬専用トイレ 巡回清掃により常時清潔な状態を確保し、利用後は警備員から連絡を受け
迅速に対応します。
●施設利用者や業務提供時間帯に配慮した維持管理業務の実行と高い柔軟性
コンシェルジュサービスセンターの設置 一元的な要望受付窓口を設置して、多様な要望に対し
て、柔軟かつ迅速に対応が可能な体制を構築します。
維持管理総括責任者の常駐 コンシェルジュサービスセンターに副センター長として常駐配置。
FMコンシェルジュ機能 維持管理総括責任者はファシリティマネージメント(FM)の有資格者と
し、建築設備保守管理業務及び清掃業務を統括管理。FMのコンシェルジュとして機能します。
作業管理者の24時間常駐 建築設備保守管理業務の副責任者等の作業管理者を365日24
時間配置します。
●PFI事業のメリットを活かした継続的業務改善等による質的改善方策
維持管理業務の一元管理 コンシェルジュ・サービスセンターを中心とした維持管理、運営業務
の管理体制を一元化します。
維持管理業 マルチジョブ化 職種間のスキルミックスや連携強化を図り、相互補完とマルチジョブを具現化し
務における 維持管理業務を効率的に実施します。
19
マネジメント体制の効率化 コンシェルジュサービスセンター長は運営総括責任者を兼務し、副
サービス水 センター長は維持管理総括責任者を兼務することで、管理体制の効率化を図り、センター内で
準の確保
連携し、業務の効率化を図ります。
●PFI事業のメリットを活かした総合的管理体制と、施設全体を統括した維持管理業務の十分
な効率化
CSRを反映した教育徹底 コンシェルジュハンドブックを用いて、接遇やマナー、情報セキュリ
ティへの配慮等の行動指針に関する教育・研修を行います。
警備業務等との連携 建築設備保守管理業務責任者と運転監視班は、防災センターで各種モ
ニター監視等の業務を警備業務や駐車場管理業務と連携実施し、効率化と相互補完を図りま
す。
緊急対応に関する訓練計画 エレベーターの閉じ込めによる一次対応の実施を可能とするた
め、エレベーター専門メーカーによる年2回の実地研修を実施します。
■IT活用とISOによるモニタリングで業務の迅速な遂行と国の業績監視の支援を行います■
施設整備に
おける業績
18
モニタリン
グ
様式番号
■事業期間を通した適確な保全管理により、万全な状態で事業終了時の引継を行います■
●監理企業による建設業務のチェック機能について
ISO9001と「監理方針書」 SPCの構成企業である設計・工事監理企業が、建設工事に対して工
事監理を遂行します。設計・工事監理JV代表企業のISO9001を適用し、「監理方針書」に基づき
施工品質のチェックを行います。。建設JV作成の施工要領書に対し、建設JV・各製作企業の製
作・施工に関する内部確認の手順をチェックします。特殊な製作・工程、国による資格審査等の
ある工事は、第三者機関の審査を受けます。施工完了時の各段階で、最終的な確認を監理者
が行い、建設JVに品質の是非を指示しSPCと参議院・国に報告します。
●参議院内部及び別事業との円滑な調整方法
設計・工事監理JVのオフィス 現地周辺に設置しクイックレスポンスを実行します。
ITを活用した情報伝達・情報共有「G.Comet」(エクストラネット情報共有システム)により、会議
の案内や記録等の確実で迅速な情報の伝達を行います。
調整協議の定例化 設計・工事監理・施工・運営・維持管理の各協議担当者が出席する定例会
議を開催し調整にあたります。ISOに準拠した協議記録を作成し、迅速に関係者に配布します。
●参議院及び国土交通省による業務監視への協力
参衆両議院会館の仕様・性能の調整 外装指定範囲等で両議員会館の仕様・性能の統一化が
求められる部位については、国土交通省や両議員会館の設計・工事監理・施工者と協議の上
で、統一化を図ります。
調整会議の実施 参衆両議員会館の設計・工事監理・施工・運営・維持管理の各協議担当者が
出席する会議を開催し、情報の共有化をはかり、他事業との調整にあたります。
自主モニタリングと相互モニタリング 各段階で設計・工事監理・施工の自主モニタリングを行
い、参議院及び国土交通省に報告します。自主モニタリング結果は、設計・工事監理・施工・運
営・維持管理各JVの相互モニタリングにより複眼的な確認を行い、万全な準備をすることで国
の業績監視の業務量の低減を図ります。
●事業終了時における施設・設備の状態の確認方法
LCSチームによる定期的な各種診断 SPC構成企業によるLCS(ライフサイクルサポート)チー
ムを組成し、設計段階から維持管理・運営期間中までの一貫した予防保全管理を実践します。
ライフサイクルマネジメントの実践 予防保全の考え方のもと、日常の点検実施と計画的な修繕
を実施し、建物の資産価値を高いレベルで維持するライフサイクルマネジメントを実践します。
事業期間中における施設状況の把握 LCSチームによる建物設備診断を施設供用開始5年目
に実施します。建物設備を対象とした総合的な簡易診断を実施し、診断結果に基づき修繕計画
の見直しを支援します。また、定期的に第三者機関による省エネルギー診断を実施し、より効果
的な運用方法の改善提案を行います。
大地震発生時の対応 事業期間中に震度6強の大地震が起きた場合、建物に設置した震度計
で測定した地震波データをもとに被害の有無を解析的に検証します。
引継ぎ体制の構築 事業終了時に、SPC総括代理人の指揮のもと、設計・建設・維持管理・運
事業終了時 営の各JVの共同体制により、施設全体の状態を把握し引継ぎを行います。
20 の状態の確 建築設備診断の実施 事業期間終了1年前に物理的劣化を対象とした建物設備診断を実施
し、独自の建築設備診断チェックシートを用いて物理的劣化状況を客観的に評価します。
認方法
●参議院の立場に立った引き継ぎ資料の構成・内容の考え方
引継ぎ資料 業務計画及びマニュアル類や、G.Cometに蓄積した建築設備保守管理の点検・診
断内容の最新版を、事業終了時にすべて引き渡します。
業務改善プログラムの提案 事業期間中の改善事項を反映させた業務計画プログラムを提案。
手引きの作成と説明会実施 G.Cometに蓄積された各種データの利用方法に関する手引きを作
成し、維持管理総括責任者及び各業務責任者による定期的な説明会を開催してスムーズな業
務の引継ぎを実行・支援します。
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