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第 5 節 障がい者の社会参加の促進(地域生活支援事業を中心に)
第5節 5-1 障がい者の社会参加の促進(地域生活支援事業を中心に) 地域生活支援事業 (1)地域生活支援事業の概要 障害者総合支援法第77条および第78条に基づき、 障がい者及び障がい児が、自立した日常生活または 社会生活を営むことができるよう、地域の特性や利 用者の状況に応じ、柔軟な形態により事業を効果 的・効率的に実施し、障がい者および障がい児の福 祉の増進を図るとともに、障がいの有無に関わらず 国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮ら すことのできる地域社会の実現に寄与することを 目的としています。 (2)市町村地域生活支援事業 障がい者等の支援のために、市町村が実施主体 となり実施する事業は以下のとおりです(下表参 照)。 ※この他に、都道府県が実施主体となり実施する 都道府県地域生活支援事業があります。 【市町村地域生活支援事業】 1 理解促進研修・啓発事業 2 自発的活動支援事業 3 相談支援事業 基幹相談支援センター等機能強化事業 住宅入居等支援事業 4 成年後見制度利用支援事業 5 成年後見制度法人後見支援事業 6 意思疎通支援事業 7 日常生活用具給付等事業 8 手話奉仕員養成研修事業 9 移動支援事業 10 地域活動支援センター機能強化事業 福祉ホームの運営 訪問入浴サービス 生活訓練等 日常生活支援 日中一時支援 地域移行のための安心生活支援 障害児支援体制整備 巡回支援専門員整備 相談支援事業所等(地域援助事業者)における退院支援体制確保 スポーツ・レクリエーション教室開催等 11 その他の事業 文化芸術活動振興 社会参加支援 点字・声の広報等発行 奉仕員養成研修 自動車運転免許取得・改造助成 権利擁護支援 成年後見制度普及啓発 障害者虐待防止対策支援 盲人ホームの運営 就業・就労支援 重度障害者在宅就労促進 更生訓練費給付 知的障害者職親委託 12 障害支援区分認定等事務 第3章 障がい者福祉サービス 89 5-2 意思疎通支援・社会参加支援 「地方公共団体の広報」、 「障がい者関係事業の 紹介」、「生活情報」、「その他必要な情報」など、 社会生活上必要な情報を提供する事業です。 (1)視覚に障がいのある方のための事業 ① 点字図書の給付 情報を点字によって得ている視覚に障が いのある方に、点字図書を給付します。 点字図書出版施設の点字図書発行証明書 など添えて各区保健福祉課の窓口に申請し てください。 ② 点字図書の製作・貸出 点字図書、録音図書、拡大図書を製作し、 無料で閲覧・貸出を行います。利用にあたっ ては登録が必要です。 ≪市内の点字図書館≫ ・札幌市視聴覚障がい者情報センター 中央区大通西 19 丁目 TEL631-6747 FAX 631-6751 ・日本赤十字社北海道支部点字図書センター 中央区北 2 条西 7 丁目 かでる 2・7 TEL 271-1323 ③ プライベートサービス 図書や各種資料などの点訳・音訳・拡大な どを希望される方の相談に応じます。 ④ 点字広報誌等の発行 市政情報などを点字、音声で毎月提供して います。「点字さっぽろ」、「声のさっぽろ」 を発行し、札幌市が実施する各種事業・行事、 図書新刊情報、その他お知らせなどを紹介し ています。 ◆上記②~④の問い合わせ先 札幌市視聴覚障がい者情報センター 中央区大通西 19 丁目 TEL 631-6747 FAX 631-6751 ⑤ 点字即時情報ネットワーク 日常生活上必要な最新の各種情報「点字 JB ニュース」を、札幌市中央図書館、各区役所、 視聴覚障がい者情報センター、身体障害者福 祉センターなど市内 14 か所で無料閲覧がで きます。希望者には月額 250 円で郵送もして います。 ◆問い合わせ先 札幌市視覚障害者福祉協会 西区二十四軒 2 条 6 丁目 TEL・FAX 644-8310 90 第3章 障がい者福祉サービス ⑥ 点字等ボランティアの養成 視覚に障がいのある方の文化・教養・娯楽 などのため、点字図書、録音図書、拡大図書 などの製作に協力するボランティアを養成 しています(不定期開催) ≪留意事項≫ 養成講習会終了後は修了者で組織するボラ ンティア団体に所属して活動していただき ます。 ・点訳奉仕「むつの会」 点字図書を作成します。 ・札幌朗読奉仕会 録音図書を製作します。 ・拡大写本グループ「かわずの会」 弱視者のための大きな文字の図書を製作し ます。 ◆問い合わせ先 札幌市視聴覚障がい者情報センター 中央区大通西 19 丁目 TEL 631-6747 FAX 631-6751 (2)聴覚に障がいのある方のための事業 ① 聴覚障がい者向け映像資料の作成 地域に根ざした情報や聴覚に障がいのあ る方などの活動を映像化して字幕または手 話を挿入した DVD 等を製作しています。 ② 聴覚障がい者向け映像資料の貸出等 聴覚障がい者用字幕(手話)入り映像情報 (DVD 等)を無料で貸し出しています。また、 パソコンの利用開放、CS 障害者放送「目で聴 くテレビ」の閲覧開放も行っています。利用 にあたっては登録が必要です。 ◆上記①、②の問い合わせ先 札幌聴覚障害者協会 中央区大通西 19 丁目 TEL 642-8010 FAX 642-8377 ③ ファクシミリによる図書の所蔵調査・貸出予約 聴覚に障がいのある方に、ファクシミリに よる図書館資料の所蔵調査と貸出予約をし ています。 ◆③の問い合わせ先 札幌市中央図書館(TEL 512-7320) ほか地区図書館 ④ 手話講習会 手話を理解することにより、聴覚に障がい のある方を正しく理解するとともに、福祉の 増進に役立てるため、市内 10 か所の会場で 行っています。 ⑤ 中級手話講習会 日常会話を行うのに必要な手話技術を習 得し、聴覚に障がいのある方を正しく理解す るとともに、福祉の増進に役立てるため、講 習会を行っています。 ⑥ 手話通訳者養成講座 手話による日常会話が可能な手話技術を 有する方を対象に札幌市登録手話通訳者認 定レベルと同程度の通訳技術の習得および 聴覚障がい者とのコミュニケーションを図 り、広く社会生活に寄与するために必要な知 識の習得をし、聴覚に障がいのある方を正し く理解するとともに、福祉の増進に役立てる ため、講習会を行っています。 ◆④、⑤、⑥の問い合わせ・申込み先 札幌聴覚障害者協会コミュニケーション支援グ ループ手話通訳者派遣室 中央区大通西19丁目 TEL 633-7575 FAX 631-7600 ⑦ 要約筆記者等派遣事業 手話習得の困難な中途失聴者・難聴者と健聴 者とのコミュニケーションを円滑にするため、 依頼に応じて要約筆記者等を派遣します。 ≪対象者≫ ・身体障害者手帳4級以上の手話習得が困難な中 途失聴者等のみの世帯に属する方 ・世帯の中に日中、適当な付添いを得られない方 ≪派遣対象事項≫ 生命、健康、権利、教育、保育、職業、住居、 人間関係、文化・教養、社会生活に関すること。 ≪費用≫ 無料 ≪留意事項≫ 利用にあたっては、登録が必要です。 ◆⑦の問い合わせ、申込み先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (3)視覚・聴覚または音声機能に障がいのある方の ための事業 ① 手話通訳者派遣事業 聴覚に障がいのある方と健聴者とのコミュ ニケーションを円滑にするため、依頼に応じて 手話通訳者を派遣します。 ≪派遣対象事項≫ 生命・健康・医療保健、司法、教育・保育、労 働と雇用、地域及び住居、人間関係、文化教養、 社会生活、その他障がい保健福祉部長が認めるもの。 ◆①の問い合わせ・申込み先 札幌聴覚障害者協会コミュニケーション支援 グループ手話通訳者派遣室 中央区大通西19丁目 TEL 633-7575 FAX 631-7600 ② 盲ろう者通訳・介助員派遣 視覚と聴覚の両方に障がいのある方(盲ろう 者)のコミュニケーションや外出支援のために、 通訳・介助員を派遣します。 ≪対象者≫ 視覚と聴覚の両方に障がいがあり、その総合等 級が2級以上である在宅の満18歳以上の身体障 害者手帳所持者で、単独ではコミュニケーショ ンや外出が困難な方 ≪派遣対象事項≫ ・外出支援(社会生活上、外出が不可欠な場合、 社会参加促進の観点から日常生活上必要な 外出をする場合) ・通訳 ・重要な文書の代読 ≪費用≫ 所得によって利用金額が変わるため、下記問い 合わせ先にご相談ください。 ≪留意事項≫ 利用にあたっては、登録が必要です。 ◆②の問い合わせ、申込み先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (4)その他の事業 ① 障がい者ITサポートセンター 障がいのある方の情報通信技術の利用機会 や活用能力の格差是正を図り、自立と社会参加 を目指す総合的なサービス拠点として、ITに関 する利用相談・情報提供、パソコン講習、パソ コンボランティア養成講座、パソコンボランテ ィア派遣などを行います。 ≪費用≫ 無料(パソコン講習とパソコンボランティア派 遣を除く) ◆実施先、問い合わせ先 札幌市障がい者ITサポートセンター 北区北7条西6丁目 北苑ビル2階 (NPO法人札幌チャレンジド内) TEL 769-0841 ② 図書などの郵送貸出 直接図書館を利用することが困難な身体 に障がいのある方などに、無料で郵送または 第3章 障がい者福祉サービス 91 宅配便での図書および視聴覚資料の貸出を しています。 ≪手続≫ 登録が必要ですのでお問い合わせ下さい。 ≪貸出期間≫ 1 か月間。図書は 1 人 10 冊まで、視聴覚資料 は 1 人 2 点まで。ただし、総重量に制限があ ります。 ◆問い合わせ先 中央図書館 中央区南 22 条西 13 丁目 TEL 512-7320 5-3 移動支援 (1)移動支援事業 居宅で生活されている屋外での移動に著しい制 限のある方に対し、社会生活上必要不可欠な外出お よび余暇活動や社会参加のための外出支援を行い ます。 ① 対象者 ア 札幌市内に居住する在宅の方(一部例外あり) イ 屋外での移動に著しい制限のある以下の方 ・ 重度の視覚障がい ・ 重度の全身性障がい ・ 知的障がい ・ 精神障がい ※障害福祉サービスの同行援護または行動援 護の利用対象となる方は、そのサービスが優 先されます。 ② 利用範囲 ア 社会通念上外出が必要不可欠と認められ る場合 行政機関等での手続き・相談・選挙の投票、 医療機関への受診等 イ 社会参加促進の観点から日常生活上外出 が必要な場合 文化・体育・観光施設等の利用、買い物、 理容、美容、着付け、冠婚葬祭、金融機関の 利用、公的行事への参加等 ※通勤・通学・通所等の通年かつ長期にわたる 外出は利用対象外となります。 【支給量】 対象者 時 間 身体障がいのある方 原則月60時間以内 知的障がいのある方 原則月30時間以内 精神障がいのある方 障がい児 92 第3章 原則月30時間以内 (※身体介護有は月15時間以内) 原則月30時間以内 障がい者福祉サービス 【利用者負担】 所得区分 負担割合 生活保護世帯 無料 市民税非課税世帯 無料 市民税課税世帯 サービスの提供にかかる費用 の10% ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 (2)福祉バスの運行 身体に障がいのある方のレクリエーションや行 事などのため、団体や施設などを対象に、福祉バス を運行しています。リフト付バスは、大型1台、中 型1台、チェアキャブ3台あります。 ◆問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (3)駐車禁止除外指定車の標章 下記の障がい等級に該当する方は、公安委員会か ら「駐車禁止・時間制限区間除外指定車」の標章の 交付を受けることができます。ただし、使用できな い場所等がありますので注意してください。 ① 該当する方 ・視覚障害:1~4級の1 ・聴覚障害:2、3級 ・平衡機能障害:3級 ・上肢不自由:1~2級の2 ・下肢不自由:1~4級 ・体幹不自由:1~3級 ・脳原性(上肢障害)1級、2級(一上肢のみの障害 を除く) ・脳原性(移動障害)1、2級 ・内部障害:1~3級 ・知的障害:A ・精神障害:1級 ② 手続き 手帳の交付を受けている本人が、住所地を管 轄する警察署に申請します(一部、介護人申請 もある)標章の使用方法や申請手続きの詳細に ついては、事前に警察署交通課または方面本部 交通課もしくは警察本部交通規制課へお問い 合わせ下さい。 ◆問い合わせ先 北海道警察本部交通規制課 中央区北2条西7丁目 TEL 251-0110(代表) 5-4 地域活動支援センター 創作的活動や生産活動のほか、就労に向けた訓練 や、地域社会との交流など、様々な活動の場を提供 しています。活動内容は、施設によって異なります。 ① 対象者 原則として市内に居住する15歳以上の在宅 の障がいのある方など(原則、中学校、高等学 校および特別支援学校等へ通学している者を 除く)。 ② 利用料 食費・光熱水費などの実費 ◆問い合わせ先 各地域活動支援センター 札幌市のホームページ、以下を参照ください。 http://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/ sagyosho/documents/chikatsu.pdf 5-5 障がい者地域共同作業所等 (1)障がい者地域共同作業所 主に重度の障がいのある方に対して創作的活動 や社会参加のための活動の場を提供するとともに、 日常生活上の支援などを行います。活動内容は、施 設によって異なります。食費・光熱水費などの実費 がかかります。 ◆問い合わせ先 各障がい者地域共同作業所 札幌市のホームページ、以下を参照ください。 http://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/ sagyosho/documents/sagyosyo.pdf (2)障がい者施設等の製品の販売所 (元気ショップいこ~る・元気ショップ) 市内や道内の障がい者施設等で製作された製品 を販売する店舗です。 ・元気ショップいこ~る(道内の製品が主) 北区北6条西4丁目 JR札幌駅西コンコース「食と観光」情報館内 TEL 213-5063 ・元気ショップ(市内および近郊の製品が主) 中央区大通西3丁目(平成26年度12月移転) 地下鉄大通駅構内コンコース内 TEL 210-1147 5-6 入浴サービス 家庭での入浴が困難な重度の障がいのある方に、 入浴サービスを行っています。入浴方法は施設の入 浴設備を利用した施設入浴と入浴業者を自宅に派 遣する訪問入浴の2種類があり、入浴回数は月4回以 内となっています。 ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 5-7 福祉ホーム事業 自立した日常生活を営むことができるよう、現に 住居を求めている障がいのある方を対象に、低料金 で居住その他の設備を提供することにより、日常生 活に必要な便宜を供与します。 ① 対象者 家庭環境、住宅事情等の理由により、居宅に おいて生活することが困難な18歳以上の障が いのある方 ② 利用料 室料・光熱水費など(各施設が設定した料金) ◆申込み先 ≪身体に障がいのある方≫ ・自立ホーム24(定員10人) 西区二十四軒4条6丁目3-2 TEL 632-7077 ・ステップ6・2(定員13人) 手稲区西宮の沢6条2丁目5-12 TEL 669-2222 ≪精神に障がいのある方≫ ・清和ハイツ(定員14人) 西区山の手4条5丁目3-27 TEL 644-5111 5-8 生活訓練等事業 (1)視覚に障がいのある方のための盲女性・盲青年 生活訓練 ① 盲女性家庭生活訓練<札幌市視覚障害者福祉 協会委託事業> 家庭における諸能力の開発や訓練など日常 生活に必要な技術の習得や生活文化の向上を 図っています。 ・生け花教室 ・料理教室 ・一般教養教室 など ② 盲青年等社会生活教室<札幌市視覚障害者福 祉協会委託事業> 社会生活上必要な知識の習得やスポーツ・レ クリエーション活動を進め生活文化の向上を 図っています。 ・グランドソフトボール(野球) ・フロアバレーボール(バレーボール) ・サウンドテーブルテニス(卓球) ・ダンス教室 など ◆①、②の問い合わせ先 札幌市視覚障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL・FAX 644-8310 第3章 障がい者福祉サービス 93 (2)視覚に障がいのある方のための中途失明者社会 適応訓練 日常生活を送る上で必要とされる訓練、指導を行 うとともに、各種相談にも応じています。 ① コミュニケーション訓練 点字の読み書き訓練および音声パソコン の訓練を通所で行っています。 ② 日常生活動作訓練<札幌市視覚障害者福祉協 会委託事業> 日常生活動作訓練および感覚訓練を訪問 で行っています。 ③ 歩行訓練<札幌市視覚障害者福祉協会委託事業> 白杖を使用した歩行訓練を訪問で行って います。 ④ 相談・助言 各種訓練事業、福祉制度、福祉機器・用具、 日常生活全般に関する相談、助言を行っています。 ◆①~④の問い合わせ先 ・各区保健福祉課 ・札幌市視聴覚障がい者情報センター 中央区大通西19丁目 TEL 631-6747 FAX 631-6751 ループ討論会などを通して総合的に言語訓練 を行います。 ② 失語症言語機能訓練 失語症の方を対象に、発音や発語等の訓練を 行い、自立促進と社会生活への適応力を高める ことを目指します。 ③ 音声機能障がい者発声訓練 疾病などにより喉頭を摘出して音声機能を 失った方を対象に、コミュニケーションの円滑 化を進め社会参加の促進を目指します。 ≪内容≫ ・食道発声法 ・電気発声法 ・人工喉頭発声法(タピア式)など ④ 音声機能障がい者指導者養成 発声訓練の指導者養成を目的に、年 1 回程 度、音声機能障がいの方を養成講座へ派遣し ています。 ◆①~④の問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (3)聴覚に障がいのある方のための生活訓練 ① 聴覚障がい者社会生活教室 社会生活に必要な知識の習得や情報交換を 目的に手話通訳や要約筆記付きの各種研修会 を実施しています。 ・コミュニケーション関係 ・人間関係 ・家庭生活関係 ・職業生活関係 ・芸術、文化、教養 ・スポーツ関係 など ② 聴能言語訓練 自立促進と社会生活への適応力を高めるこ とを目的に、補聴器をつけて音やことばを聞き 取る訓練。 また、残存聴力を活用し、ことばの理解力を 伸ばす、話す力を伸ばす、発音を正しくするな どの訓練を行っています。 ◆①、②の問い合わせ先 札幌聴覚障害者協会 中央区大通西19丁目 TEL 642-8010 FAX 642-8377 (5)その他の生活訓練 ① 機能回復訓練 身体に障がいのある方を対象に、日常生活に 必要な機能の維持・向上のための訓練を行い、 社会生活への適応性を高めます。また、自立生 活の円滑化を図り、生活意欲や生きがいを高め ることを目指しています。 ≪内容≫ 運動訓練、日常動作訓練、物療訓練 ≪留意事項≫ 利用にあたっては、登録が必要です。 ② オストメイト社会適応訓練 ストマ用装具を利用している方やその家族 を対象に、社会生活に必要な知識を習得し、不 安を取り除くことで社会参加の促進を図るた めに相談会を実施しています。 ◆①、②の問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (4)音声・言語に障がいのある方のための生活訓練 ① 言葉の教室 失語症の方を対象に、言語聴覚士により、グ 94 第3章 障がい者福祉サービス 5-9 日中一時支援事業 日中において、介護者が病気等の理由により家 庭において介護ができない場合に、一時的に、事 業所で見守り、障がい者等に活動の場を提供し、 その他必要な日常生活の支援を行います。 ① 対象者 日中において監護する者がいないため、一 時的に見守り等の支援が必要となる身体障 がいのある方、知的障がいのある方、精神障 がいのある方 ② 利用料 施設利用料および食事・光熱水費・教材費 などの実費 ③ 申込み先 各日中一時支援事業所 ◆問い合わせ先 障がい福祉課 TEL 211-2936 5-10 スポーツ・レクリエーション教室開催事業 (1)スポーツ・レクリエーション教室等 スポーツ、レクリエーションを通じて、障がい 者の体力増強、交流、余暇などに資するため、お よび障がい者スポーツを普及するため、各種スポ ーツ・レクリエーション教室や障がい者スポーツ 大会を開催する事業です。 種 目 クラブ名 アーチェリー 肢体協アーチェリークラブ 水 泳 水泳教室(平岸プール) 卓 球 卓球クラブ ◆問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒 2 条 6 丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (2)スポーツ・レクリエーションクラブ (1)の教室の他、各団体に所属している方々で活 動しているクラブがあります。 区 分 種 目 クラブ名 車椅子 札幌WBC(男性) バスケットボール 肢 体 不 自 由 テ ニ ス 札幌ハンディキャップテニスクラブ ゲートボール 札幌市肢体障害者協会 ゲートボール部会 ボッチャ ドリームボッチャ札幌 パークゴルフ 肢体協パークゴルフ 区 分 種 目 クラブ名 バレーボール フロアバレーボール教室 視 覚 野 球 グランドソフトボール教室(男性) 水 泳 かっぱの会 ボウリング 卓 球 テニス フレンドリーアイ札幌 サウンドテーブルテニス ブラインドテニスサークル ◆問い合わせ先 札幌市視覚障害者福祉協会 区 分 種 目 TEL 644-8310 クラブ名 バレーボール 札幌男子バレーボールクラブ フットボール 札幌デフフットボールクラブ ソフトバレーボール 札幌デフソフトバレーボールクラブ 聴 覚 カーリング 札幌デフ・カーリングクラブ バドミントン 札幌デフバトミントンクラブ ゲートボール 札幌ろうあゲートボールクラブ パークゴルフ 札ろうパークゴルフクラブ ボウリング フロアカーリング 失中 聴途 ゲートボール 札幌ろうあボウリングクラブ 札幌ろうあフロアカーリングクラブ 中途失聴・難聴者ゲートボール部 ◆問い合わせ先 札幌聴覚障害者協会 TEL 642-8010 FAX 642-8377 札幌市中途失聴・難聴者協会 FAX 644-2628 (3)札幌市障がい者スポーツ大会 (すずらんピック) 障がいのある方がスポーツを通じて、体力の向 上や自立更生への意欲を高め、また、競技などを 通じてスポーツの楽しさを体験するとともに、市 民の障がいのある方への理解を深めるために実施 しています。 (4)全国障害者スポーツ大会 障がい者の自立と社会参加の促進に寄与するた め、秋季国民体育大会開催都道府県において開催 される全国障害者スポーツ大会へ選手および役員 を派遣する事業です。 ◆(3)、(4)の問い合わせ先 札幌市障がい者スポーツ協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 612-1184 ◆問い合わせ先 札幌市障がい者スポーツ協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 612-1184 第3章 障がい者福祉サービス 95 5-11 芸術・文化講座開催等事業 (1)芸術・文化講座開催事業 障がい者の芸術・文化活動を振興するため、以 下の各教室を開催しています。 肢体不自由 : 手芸教室、料理教室、茶道教室 視覚 : 生花教室、教養教室、ダンス教室 中途失聴・難聴者 : 手芸教室、料理教室、手話教室、 トータルコミュニケーション 共通 : 生花教室、短歌教室、ペン字教室、絵画教室、英会話、 囲碁教室、将棋教室、民謡教室、カラオケ、陶芸教室 ◆問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 FAX 641-8966 (2)知的障がい者合同文化・スポーツ活動 知的に障がいのある人達へ市民の幅広い理解を 求め、文化芸術活動や社会参加活動を通して、ひと りひとりが住み慣れた地域で「普通に暮らす」こと ができる社会の実現に努めています。 ・札幌もいわライオンズクラブ杯ボーリング大会 ・あらかるあーと(アート展) ◆問い合わせ先 札幌市知的障がい福祉協会 白石区菊水1条4丁目 TEL 831-6161 5-12 (2)盲導犬の無償貸与 視覚に重度の障がいのある方のために、歩行訓練 や飼育管理技術を指導の上、盲導犬を無償で貸与し ます。 ◆問い合わせ先 北海道盲導犬協会 南区南30条西8丁目 TEL 582-8222 5-13 自動車運転免許取得と自動車改造に 対する助成 (1)身体障がい者自動車運転訓練費の補助 ① 内容 身体に障がいのある人が、就労等に伴い自動 車運転免許を取得しようとする場合、教習に要 する費用の一部を補助します。ただし、免許取 得後の申請は、補助対象となりません。 ② 対象者 身体障害者手帳4級以上で、免許取得により 自立更生の促進が図られる方。 ③ 補助額の上限 100,000円 ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 補助犬育成、盲導犬など (1)身体障害者補助犬育成事業 身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の 育成に要する費用を助成する事業(実施主体は北海 道)。 ※身体障害者補助犬法とは 平成14年5月成立、10月施行(一部平成15年4 月)。この法の第1の柱は、良質な身体障害者 補助犬の育成。第2の柱は、アクセスの保障(施 設などに対する受入れ義務) ① 利用対象者 視覚障がい者、肢体不自由または聴覚障がい により日常生活に著しい障がいがあり、補助犬 を使用することにより就労など社会活動への 参加に効果があると認められる人(本人または その世帯などにおいて補助犬の管理ができな い場合を除く) ② 事業内容 実施主体である北海道が、社会福祉法人、公 益法人(民法第34条)、特定非営利活動法人な どで盲導犬訓練施設(身体障害者福祉法第33 条)を経営する事業または介助犬・聴導犬訓練 96 事業(身体障害者福祉法第4条の2第3項)を行 う団体に対し、補助犬の育成に要した経費を助 成する。 第3章 障がい者福祉サービス (2)身体障がい者自動車改造費の補助 ① 内容 重度身体障がい者が就労などに伴い、自らが 所有・運転する自動車を取得する場合、その自 動車の改造に要する費用の一部を補助します。 ② 対象者 身体障害者手帳の肢体不自由の等級が1級ま たは2級で、自動車を改造することにより、就 労等の自立更生の促進が図られる方。 ③ 補助額の上限 100,000円 ≪留意事項≫ 所得制限があり、限度額は「特別障害者手当 所得制限限度額」と同じです(第4章105頁参照)。 補助を受けた時点から3年間は原則として再び 補助を受けることはできませんが、過去3年間 に受けた補助金額が、100,000円に満たないと きは、100,000円から過去3年間に受けた補助金 額を控除した額の補助を受けることができま す。 ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 (3)改造教習車のある教習所 ◇麻生自動車学校 北区北36条西5丁目 TEL 726-5251 ※主な対象者は、両下肢障害または片側の上下肢 障害の方となりますが、教習を希望される場合 は上記問い合わせ先までご相談下さい。 5-14 紙おむつの支給 ① 在宅重度障がい者(児)紙おむつ支給事業 感覚マヒ等により常時おむつを使用してい る在宅の重度障がい者(児は原則3歳以上)に 紙おむつを支給します。 ア 対象者 ・常時おむつを必要とする原則3歳以上の方 ・身体障害者手帳、療育手帳または精神障害 者保健福祉手帳のいずれかの交付を受け ている方 イ 月支給数量等 利用上限額6,500円/月以内で、市指定の商 品の中から各対象者が選択した品目を支給。 毎月1回、指定事業者が支給対象者宅へ配送 する。 ウ 費用 かかる費用の1割。生活保護法による被保 護世帯は0円 ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 ② おむつの支給 居宅で常時おむつを使用している高齢者お よび中度以上の認知症高齢者に、紙おむつを支 給しています。 ※詳細は、第6章170頁参照 ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 第3章 障がい者福祉サービス 97 第6節 6-1 相談支援事業 札幌市障がい者相談支援事業 障がい者(児)や家族の地域生活を支えるため、 生活に関わる全般的な相談に応じ、福祉サービス等 の情報提供や利用のための援助、関係機関との連絡 調整、権利擁護のために必要な援助など、総合的な 支援を行います。 原則として、全ての障がい種別の相談に応じます。 各事業所は、下表のとおりです。 6-2 札幌市障がい児等療育支援事業 在宅の障がい児等に対して、①訪問療育、②外来 療育、③施設支援の方法により、専門職員を派遣し て、発達の援助や医療的ケア等、療育に関する助言 や指導を行うとともに、地域の関係機関に対して技 術指導を行います。 各事業所は、下表のとおりです。 【障がい者相談支援事業所一覧】 (平成 26 年 10 月 1 日現在) 事業所名 所在地 電話 地域生活支援センターさっぽろ 中央区大通西19丁目WEST19 5階 622-1118 相談室ぽぽ 中央区南8条西14丁目1-33 エボリューションF301号室 522-4112 相談室ぽらりす 北区北21条西5丁目1-32 梅ノ木ビル202 757-1871 相談室つぼみ 北区北26条西3丁目1-10-2 299-7246 相談室らっく 北区北38条西4丁目1-5 スノーベル麻生1階 769-0981 相談室セーボネス 東区北41条東15丁目3-18 アズブライト503 748-3119 相談室あさかげ 東区北33条東14丁目5-1 733-3808 相談室あゆみ 白石区川北2254-1 相談室きよサポ 白石区南郷通14丁目南4-8 キャッスル大木戸1階 860-1750 ますとびぃー 厚別区厚別中央1条3丁目1-17 ブルーヒルズ101号室 299-3856 相談室きらら 豊平区月寒東5条17丁目10-20 ルミエールⅢ102号 854-4400 相談室みなみ 豊平区平岸2条7丁目4-13 平岸前田ビル4階 825-1373 相談支援事業所ノック 清田区真栄1条2丁目1-28 真栄ビル1階 378-4244 相談室ほくほく 南区澄川3条1丁目5-3 センター・ビル1階 807-9746 ほっと相談センター 南区川沿2条2丁目5-37 572-2220 相談室すきっぷ 西区西町南18丁目2-1 稲嶺ビル1階 676-0101 相談室ぽれぽれ 西区西町北7丁目1-20 カトレアハイム102号室 215-4234 地域生活支援センター手稲 相談室ていね 手稲区前田1条12丁目1-50 ていね楽市ビルB棟1階 686-0502 相談室こころ ていね 手稲区前田1条12丁目2-30 渓仁会ビル1階 685-2861 879-5522 (内線215) ※上記のほか、相談支援事業所等支援機関からの相談を受ける基幹相談支援センターを1か所設置しています。 さっぽろ地域づくりネットワーク ワン・オール 中央区南8条西2丁目市民活動プラザ星園302号 TEL213-0171 【障がい児療育相談支援事業所一覧】 事業所名 社会福祉法人あむ に・こ・ぱ 社会福祉法人はるにれの里 発達支援室なっつ (平成 26 年 10 月 1 日現在) 所在地 中央区南13条西23丁目2-12 電話 561-2271 西区西町南7丁目1-41 080-3572-2255 社会福祉法人麦の子会 東区北36条東9丁目1-1 753-6468 社会福祉法人北翔会 白石区川北2254-1 879-5555 社会福祉法人楡の会 厚別区厚別町下野幌49 898-3929 98 第3章 障がい者福祉サービス 6-3 札幌市障がい者あんしん相談事業 常設相談窓口を設置し、面談や電話により、障が い者の権利擁護などに関する相談に応じます。 また、内容に応じて弁護士による法律相談も行っ ています。 ◇相談窓口 障がい者あんしん相談 (高齢者・障がい者生活あんしん支援センター内) ◇所在地 中央区大通西19丁目 札幌市社会福祉総合センター2階 TEL 633-1313 FAX 633-3887 ※下記の「高齢者・障がい者のあんしん支援セン ター」を参照下さい。 6-4 札幌市障がい者虐待相談 障がいのある方の虐待に関する相談に、面談や 電話で応じる専門の相談窓口を設置しています。 障がいのある方への虐待を発見したり、疑わしい と感じられた場合には、すぐにお知らせください。 ◇相談窓口 障がい者虐待相談 (高齢者・障がい者生活あんしん支援センター内) ◇所在地 中央区大通西19丁目 札幌市社会福祉総合センター2階 TEL 632-7021 FAX 613-5486 ◇開設日:月~金(祝祭日および年末年始を除く) 9:00~19:00 また、上記の窓口時間外にも、夜間・休日の 緊急連絡先を設置し、相談に応じています。 ◇夜間・休日の連絡先 TEL 080-5723-0200 ※身体・生命の維持に危険がある場合には、 110 番または 119 番に通報してください。 6-5 高齢者・障がい者生活あんしん支援 センター(略称:あんしんセンター) 高齢者や障がい者が安心して地域で暮らすこと を支援するために、日常生活自立支援事業、成年後 見制度利用支援事業、各種相談業務など、次頁表の とおりの8事業を一体的に実施しております。 ◆問い合わせ先 中央区大通西19丁目1-1 札幌市社会福祉総合センター2階 TEL 632-7355 FAX 613-5486 ◇開設日:月~金(祝祭日および年末年始を除く) 9:00~17:00 6-6 各種相談員 (1)身体障害者相談員 身体障がい者の更生援護の相談に応じ、必要な指 導を行うとともに、地域活動の推進、関係機関との 連携や協力等を行います。 ◆問い合わせ先:各区保健福祉課 (2)知的障害者相談員 知的障がいのある人および家族などからの相談 (療育、生活等)に応じ、必要な助言、指導を行い ます。また、施設入所、就学、就職等に関する関係 機関への連絡を行います。 ◆問い合わせ先:各区保健福祉課 (3)盲人相談員 視覚障がい者の更生相談に応じ、必要な指導を行 います。 ◆問い合わせ先:中央区保健福祉課 (4)ろうあ者相談員 聴覚障がい者等の更生相談に応じ、必要な助言、 指導を行うとともに、聴覚障がい者理解のための啓 発、関係機関業務に対する協力等を行います。 ◆問い合わせ先:各区保健福祉課 (5)民生委員・児童委員 高齢者や障がいのある方の福祉についての相談 に応じ、必要な助言、指導を行うとともに、区保健 福祉部等と連絡を取り合い、高齢者や障がいのある 方と行政・各機関をつなぐパイプ的役割を担います。 ◆問い合わせ先:各区保健福祉課 (6)身体障害者就職相談 身体に障がいのある方の就職の相談を行うとと もに、公共職業安定所との連絡を取りながら、雇用 の促進を図ります。 ◆問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 (7)身体障害者結婚相談 障がいのある方の結婚相談をお受けし、紹介や助 言を行っています。 ◆問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 第3章 障がい者福祉サービス 99 【高齢者・障がい者生活あんしん支援センターの事業】 各種相談業務 内 容 問い合せ先 利用を希望されるご本人との契約に基づき、認知症や精神障 害等により、日常生活を送る上で支障がある方へ、福祉サービ スの利用に関する相談や助言、利用のために必要な手続きまた は費用の支払い等の援助を行います。 専門員が訪問して「契約締結判定ガイドライン」に基づくイ 第6章172頁を参 ンタビュー調査を実施し、事業の契約を結ぶ能力について確認 照下さい を行います。 その後、権利擁護審査会で審査(契約の判断、支援内容に関 するアドバイス等)を行い、ご本人との契約、支援計画書の作 成を行います。 ①日常生活 自立支援事業 ②成年後見制度 利用支援事業 成年後見制度全般に関する相談に応じます。 また、市長申立ての窓口として、事務手続を行っています。 632-7355 ③法人後見事業 身寄りのない方が判断能力を欠く状態になり、市長が成年後 見の申し立てを行う場合に、社会福祉協議会が法人として成年 後見人となり後見業務を行います。 なお、法人が後見人等候補者となるためには、権利擁護審査 会(社協が設置)で審査します。 632-7355 ④福祉サービス 苦情相談 福祉サービスに関する苦情について相談に応じます。 中立・公平な立場で当事者間の意見調整を行うとともに、必 要に応じて、専門家で構成する「福祉サービス調整委員会」 (社協が設置)において助言・提言等を受け、解決を図ってい きます。 632-0550 ⑤障がい者 あんしん相談 障がいのある方の権利擁護に関する相談に応じます。 また、相談内容に応じて弁護士による法律相談(第2水曜日: 予約制)を利用できます。 〔相談内容の具体例〕 ①生命・身体に関する危害 ②財産に対する侵害 ③相続関係 ④金融・消費・契約関係 ⑤雇用・勤務条件関係 ⑥職場・施設での人間関係 ⑦隣人・知人との人間関係 ⑧家族・親族との人間関係 633-1313 FAX 633-3887 ⑥障がい者虐待相談 障がいのある方の虐待に関する相談に応じます。 なお、区役所や障がい者相談支援事業所においても相談を受 けています。 632-7021 FAX 613-5486 ⑦高齢者虐待相談 高齢者の虐待に関する相談に応じます。 なお、区役所や地域包括支援センターにおいても相談を受け ています。 614-2002 ⑧市民後見推進事業 市民後見実施機関を設置して、市民後見人の養成及び後見活 動の支援等を行います。 632-7355 ※①、②については、第 6 章 172 頁、⑦については、第 6 章 163 頁参照 100 第3章 障がい者福祉サービス 第7節 7-1 その他の障がい福祉サービス 重度身体障害者寝具洗濯乾燥事業 在宅で寝たきりの重度の身体障がいがある方が 使用している寝具等の洗濯乾燥を行います。 ① 対象者 在宅で寝たきりの重度の身体障がいがある 方で、所得税非課税世帯に属する方 ② 回数 1人につき年2回 ③ 洗濯・乾燥の方法 市が委託した実施業者が、対象者の自宅を訪 問し、寝具等の洗濯乾燥を行います。 ④ 乾燥対象物 掛布団、敷布団、丹前、毛布、枕、ガウン、 座布団および発泡材質による厚さ100mm以下の クッション類 ⑤ 費用 無料 ⑥ 手続き 区保健福祉課に所定の申請書を提出する ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 7-2 福祉除雪 道路に面している一戸建ての住宅に住み、500メ ートル以内に除雪を援助できる子どもが居住して いない、70歳以上の方や、1・2級の重度の身体に障 がいのある方のみで構成されている世帯などに対 し、地域の協力員が玄関先の除雪を行います。 ◆問い合わせ先 各区社会福祉協議会(資料編211頁参照) 7-3 身体障がい者あんしんコール 心身に不安を持つひとり暮らしの重度の身体障 がいをお持ちの方の自宅に、各種相談や急病などの 緊急時にボタン一つで通報できる通報装置を設置 し、専用の受信センターにおいて24時間体制で対応 します。 ① 対象者 18歳以上ひとり暮らしの重度(1級または2 級)身体障がい者で、次のア、イどちらかに該 当 ア 移動能力に障がいを有するため、緊急時に 迅速な避難または連絡手段の確保が困難な 方 イ 内部障がいを有し、日常生活上注意を要す る方 ② サービス内容 ・相談受付 健康等に関する各種相談に24時間体制で応 対する。 ・お元気コール 受信センターから定期的に利用者に電話掛 けし、近況を確認する。 ・緊急通報への対応 緊急通報に対し、救急車の要請など、状況に 応じた支援を行う。 ③ 費用 月額900円 (市民税非課税世帯は300円、生活保護受給者 は無料) ◆問い合わせ先 各区保健福祉課 7-4 障害者週間記念事業 12月3日から12月9日の「障害者週間」に、障がい のある方とない方の交流等や啓発事業を実施し、障 がいのある方の社会参加を促進するとともに、市民 の理解と協調の精神を育てるように努めています。 ◆問い合わせ先 障がい保健福祉部障がい福祉課 中央区北1条西2丁目 TEL 211-2936 7-5 身体障害者福祉月間行事 毎年10月を「身体障害者福祉月間」とし、障がい 者の文化活動の紹介と地域の人々との交流を目的 とした文化祭や集会等を行っています。 ◆問い合わせ先 札幌市身体障害者福祉協会 西区二十四軒2条6丁目 TEL 641-8853 第3章 障がい者福祉サービス 101 7-6 障がい者に関するマークについて 街で見かける障がい者に関するマークには次の ようなものがあります。このマークを見かけた場 合には、障がい者の利用への配慮について、ご理 解、ご協力をお願いいたします。 (3)聴覚障害者標識 【連絡先】 警察庁 TEL 03-3581-0141(代) 都道府県警察本部交通 部、警察署交通課 (1)障がい者のための国際シンボルマーク 【連絡先】 公益財団法人日本障 害者リハビリテーシ ョン協会 TEL 03-5273-0601 障がい者が利用できる建物、施設であることを 明確に表すための世界共通のシンボルマークです。 マークの使用は、国際リハビリテーション協会 の「使用指針」により定められています。 ※このマークは「すべての障がい者を対象」とし たものです。特に車椅子を利用する障がい者を 限定し、使用されるものではありません。 聴覚障がいであることを理由に免許に条件を付 されている方が運転する車に表示するマークで、 マークの表示は、義務となっています。 危険防止のためやむを得ない場合を除き、この マークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運 転者は、道路交通法の規定により罰せられます。 (4)盲人のための国際シンボルマーク 【連絡先】 社会福祉法人 日本盲人福祉委員会 TEL 03-5291-7885 (2)身体障害者標識 【連絡先】 警察庁 TEL 03-3581-0141(代) 都道府県警察本部交通 部、警察署交通課 世界盲人会連合で 1984 年に制定された盲人の ための世界共通のマークです。視覚障がい者の安 全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器 などに付けられています。信号機や国際点字郵便 物・書籍などで身近に見かけるマークです。 (5)耳マーク 肢体不自由であることを理由に免許に条件を付 されている方が運転する車に表示するマークで、 マークの表示は、努力義務となっています。 危険防止のためやむを得ない場合を除き、この マークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運 転者は、道路交通法の規定により罰せられます。 【連絡先】 一般社団法人 全日本難聴者・中途失 聴者団体連合会 TEL 03-3225-5600 聞こえが不自由なことを表す、国内で使用され ているマークです。聴覚障がい者は見た目には分 からないために、誤解されたり、不利益をこうむ ったり、社会生活上で不安が少なくありません。 このマークを提示された場合は、相手が「聞こ えない」ことを理解し、コミュニケーションの方 法への配慮についてお願いいたします。 102 第3章 障がい者福祉サービス (6)ほじょ犬マーク ほしい、障がい者用駐車スペースに停めたい等と 希望していることがあります。 【連絡先】 厚生労働省社会・援護 局障害保健福祉部 企画課自立支援振興室 TEL 03-5253-1111(代) 身体障害者補助犬同伴を啓発するためのマーク です。身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、 聴導犬のことを言います。 「身体障害者補助犬法」が施行され、公共の施 設や交通機関、デパート、スーパー、ホテル、レ ストランなどの民間施設でも身体障害者補助犬が 同伴できるようになりました。 補助犬はペットではなく、体の不自由な方の体 の一部となって働いています。社会のマナーもき ちんと訓練されており、衛生面でもきちんと管理 されています。 (7)オストメイトマーク 【連絡先】 公益社団法人 日本オストミー協会 TEL 03-5670-7681 (9)障害者雇用支援マーク 【連絡先】 公益財団法人 ソーシャルサービス 協会 IT センター TEL 052-218-2154 公益財団法人ソーシャルサービス協会が障がい 者の在宅障害者就労支援並びに障害者就労支援を 認めた企業、団体に対して付与する認証マークで す。 障がい者の社会参加を理念に、障がい者雇用を 促進している企業や障がい者雇用を促進したいと いう思いを持っている企業は少なくありません。 そういった企業がどこにあるのか、障がい者で 就労を希望する方々に少しでもわかりやすくなれ ば、障がい者の就労を取り巻く環境もより整備さ れるのではないかと思われます。 障害者雇用支援マークが企業側と障がい者の橋 渡しとなります。 人工肛門・人工膀胱を造設している人(オスト メイト)のための設備があることを表しており、 オストメイト対応のトイレの入口・案内誘導プレ ートに表示されています。 (8)ハート・プラス マーク 【連絡先】 特定非営利活動法人 ハート・プラスの会 TEL:052-718-1581 「身体内部に障がいがある人」を表しています。 身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、 小腸、肝臓、免疫機能)に障がいがある方は外見 からは分かりにくく様々な誤解を受けることがあ ります。内部障がいの方の中には、電車などの優 先席に座りたい、近辺での携帯電話使用を控えて 第3章 障がい者福祉サービス 103 104 第3章 障がい者福祉サービス