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World Regions: Asia Pacific
明日に挑む アメリカン・インターナショナル・グループ・インク 2014 年度コーポレート・シチズンシップ レポート アメリカン・インターナショナル・グループ・インク 2014 年度コーポレート・シチズンシップ レポート AIG 2014 年度コーポレート・シチズンシップ レポート プレジデント兼 CEO からのご挨拶 ___________1 Q & A ___________________________________3 環境に対する責任 _ _______________________4 持続可能な開発への投資 __________________8 社員への投資 ___________________________12 ダイバーシティ＆インクルージョン _ _________17 金融サービスの利用提供 _________________ 20 寄付活動 ______________________________ 22 災害と安全管理 _________________________27 コーポレート・ガバナンスとコンプライアンス_ __32 世界の各地域： アメリカ地域 ___________________________ 35 アジア・パシフィック地域 _________________ 38 ヨーロッパ、 中東、 アフリカ ________________ 42 社会貢献は私たちの ビジネスの根幹です。 ピーター D. ハンコック 社長兼 CEO 社員の皆さんへ： 私たち AIG は、世界各地のコミュニティで保険がお 客様の生活にもたらしている価値を日々目にしてい ます。私たちは毎週、数億ドルにおよぶ保険金を支 払っており、これは、私たちがお客様との約束を守 ることをいかに重要なことと受け止めているかを示 しています。保険は、事業拡張や子どもの大学進学 など、人生をより良いものにするための大切な機会 や大きな投資に対する不安感を和らげる助けになっ ています。 運転者から歩行者まで、そしてアジア・パシフィッ ク地域からアメリカ地域まで、私たちはこれらの見 識を活かして交通安全を推進しています。 社会への貢献は当社事業の本質です。AIG は誠実な 企業市民として慎重に事業を行い、私たちの行動が 会社の価値を反映するように注力しています。 環境保全への活動を通じて： AIG は、業界内でもい ち早く次世代のために環境を保護する役割を認識し ました。数十年にわたり、当社は汚染物質の浄化や 世界各地の緑化に努めてきました。2013 年以来、私 たちはウェブ上で保存する書類の量を倍増し、世界 52 か国で請求処理と保険引受業務を 95% ペーパー レスにしています。AIG はまた、再生可能エネルギ ープログラムへの保険提供をリードしており、法人 のお客様が環境的なリスクを予見し、緩和するお手 伝いをしています。 ボランティア精神を通じて： 昨年度、AIG の世界全体 でボランティア週間への参加率は 76%増加しました。 46 か国の社員が 170 におよぶ地域の奉仕活動に参 加し、延べ 20,000 時間以上をボランティア活動に 費やしました。 私は企業の成功は事業を展開する地域の発展の上に こそ得られるものであり、企業は地域にプラスの変 化をもたらす義務を担っていると信じています。AIG のビジネスと社員はこれをさまざまなかたちで体現 しています。 商品とサービスを通じて: 例えば世界の 1,000 万台 以上の車の保険会社として、AIG は独自な立場で交 通事故の発生理由の理解推進に貢献しています。 昨年度、AIG の世界全体でボランティア週間への参加率は 76% 増加しました。46 か 国の社員が 324 におよぶ地域奉仕活動に参加し、述べ 23,500 時間以上をボランテ ィア活動に費やしました。 CEO Letter 1 最後に、2015 年 2 月に逝去したボブ・ベンモシェ前 AIG 社長 兼 CEO について、ひとこと述べさせてください。慈善活動に関 するボブの理念は、社員が最も関心を抱いている活動に寄付や 奉仕を行えるようにするというものでした。これを実践するた めに、AIG のマッチングギフトの寄付比率を 2:1 に引き上げ、 ボランティア休暇プログラムを導入しました。 2014 年 9 月にボブが引退した際には、AIG はボブの栄誉をたた えて、ボブが関心を持っていたニューヨーク大学ランゴンメデ ィカルセンターへのペーパーレス環境導入に 500 万ドルを寄付 しました。この新システム導入がこのメディカルセンターのコ スト低減につながるのに加え、AIG の寄付は患者さんが医師の 診察を受ける前に必要な用紙に記入する時間を大幅に削減でき るという真の価値をもたらしています。 保険会社として、また企業市民として、私たちはお客様と地域 のコミュニティのために世界をより良いものにしていけると信 じています。 Peter CEO Letter 2 Q&A クリスティーナ・プレット（コーポレートコミュニケーシ ョン担当シニアバイスプレジデント）とバレリー・ヘンデ ィ（グローバルコーポレートシチズンシップ担当ヘッド） が語る AIG のコーポレートシチズンシップの今後の方向性 クリスティーナ・プレット シニア・バイスプレジデント コーポレート・コミュニケーションズ コーポレートシチズンシップに関する AIG の理念をどのように考えていますか? ヘッド・オブ・コーポレートシチズンシップ コーポレート・コミュニケーションズ 的かつ洞察に満ちたものにしています。私たちは、 カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトへの 再加盟を予定しています。これは投資家や企業と協 力して気候変動がビジネスに与える影響を報告する もので国際的に広く認知されている団体です。この 分野における取り組みに期待を寄せており、さらな る活動を楽しみにしています。 クリスティーナ： 私たちはコーポレートシチズンシ ップは保険会社としての役割の一部だと考えていま す。AIG は、個人や企業が最も助けを必要としてい るときに手助けし、保険を通じて人々が安心して日 々を過ごせるようにすることで、優れた社会的価値 をもたらしています。責任ある企業市民として、私 たちはお客様がいる世界のあらゆる地域の人々、ガ バナンス、環境を尊重しながらして事業を展開して います。 将来的に AIG におけるコーポレートシチズ ンシップはどのようなものになりますか？ クリスティーナ： 先に申し上げた通り保険会社とし ての AIG とコーポレートシチズンとしての AIG は 一体です。より広い範囲で社会に貢献していくこ とは互いに交わるだけでなく、結びついているので す。AIG は、長期的な持続可能性を追求しながら短 期的に意味のある活動を行うというバランスを取り ながら将来を見据えていることを顧客、投資家、社 員に約束しています。事業展開している地域にも同 じ約束をしています。 AIG ではどのような方法でコーポレートシ チズンシップを推進していますか? バレリー： 私たちは AIG の社員がコーポレートシ チズンシップに積極的に取り組んでもらうようにプ ランを構築しているところです。AIG は 2:1 の比率 で寄付を上乗せするマッチングギフトプログラムや ボランティア休暇プログラムを通じて、社員のみな さん自身が関心を寄せている慈善団体を支援するこ とをサポートしています。ボランティア週間はその 延長線上にある取組みです。ボランティア週間では 社員たちが共感を感じた数百におよぶアイデアを持 ち寄り、チームとしてより結束したかたちで活動し ています。今年、AIG は複数のグローバル・シチズ ンシップ・カウンシルを設立しようとしています。 それにより世界各国の社員がより組織化された枠組 みの中でアイデアを交換し、地域での活動をリード しやすくなり、より大きな影響を与えることができ るようになるでしょう。 バレリー： 近いうちに考えていることとしては、4 月の AIG グローバルボランティア週間を 1 か月に延 長し、さらに多くの社員が参加できるようにしたい と考えています。また、社員と、社員が支援する団 体が最大限恩恵が受けられるようにマッチングギフ トプログラム、寄付、ボランティア活動などのシチ ズンシッププログラムを 1 つのテクノロジープラッ トフォームに集約できるように取り組んでいます。 これにより、効率良くかつ効果的にデータ追跡・報 告することが可能になります。 クリスティーナ： 長期的には現在世界中で交通事 故による死亡や負傷を減少させるためにビジネスと 社会貢献を連動させて取り組んでいるイニチアチブ と同様に、AIG のデータと専門知識をさらに活かし て地域のパートナーに貢献していきたいと考えてい ます。また、財団の再設立や安定的に企業資金を増 やすなどさまざまな選択肢を考慮しながら慈善寄 付活動計画を進めています。多様な考え方や科学的 分析も取り入れながら、私たちのすべてのプログラ ムが、生活や仕事の場としてのコミュニティの改善 に役立つよう、これからも最適な決断に努めていき ます。 クリスティーナ： サステナビリティは、AIG 全社の 社員がより大きな影響力を持てるように取り組んで いるもう 1 つの分野です。私たちは不動産、投資、 商品、サービス、リスク管理、ベンダー管理など、 何らかのかたちでサステナビリティに関わっている 社員たちを集めて AIG サステイナビリティ・ネッ トワークを立ち上げました。これらのチームは定期 的にミーティングを行って、アイデアを共有し、サ ステナビリティのあらゆる側面を検討することによ り、この重要な分野における AIG の位置づけを総合 Q&A バレリー・ヘンディ 3 環境に対する責任 AIG は二酸化炭素排出量を減らし、全社を通じて持続可能な 事業の促進に努めています。 AIG は米国の保険会社の中でいち早く、気候 変動が現実的な問題であり、人類が経済活動 によって地球の大気圏の温室効果ガス濃度を 増加させていることが原因であるという科学 的合意を認識し、環境保護と気候変動に関す る公式声明を採用しました。 気候変動と保険業界 •自然災害に対する回復力の強化、適応の促進、温 室効果ガス排出量の削減など当社はお客様が気候 変動の脅威にプロアクティブに対処できるよう革 新的な保険商品とサービスを提供しています。 AIG は気候変動が自然災害などによって保険業界に 与える影響を認識し、以下のようなリスク管理を実 施しています。 •気候変動によるリスクの影響度を分析しながら、 社内の商品開発、保険引受、モデリング、持続可 能な事業活動の適応を図っています。 •最新の気候に関する研究やポリシーを積極的に分 析し、当社のリスクプロフィールや価格設定モデ ル、戦略計画に生じる可能性のある変化を予想し ています。 排気量削減 •保険引受業務にとって不可欠なプロセスの一環と して気候変動を絶えず考慮しています。 •2 億 6000 万ドル以上を投資して、当社の世界各 地のオフィスに高性能照明、持続可能な方法で製 造された商品、エネルギー効率の良い機械インフ ラを導入しました。 •ニューヨーク市長主導の「カーボン・チャレン ジ」を通じて、2023 年までに二酸化炭素排気量 を 30% 削減することを約束しています。この 2 年間で当社のニューヨーク市内にあるオフィスの エネルギー消費量を 15% 以上削減しました。こ れは二酸化炭素廃棄量を 2,200 トン削減したこと を示しています。 •2020 年までに二酸化炭素排気量を 20% 削減する ことを目標として、イギリスでも同様の活動を今 後も支援していきます。この 2 年間で排気量を 10% 以上削減しました。これは二酸化炭素排出量 を 470 トン削減したことを示しています。 フォートワースにあるデータセンター テキサス州フォートワースにある 次世代型のデータセンター： アップグレードしたデータフロア、集約されたエネル •米国では、旧式の IT 機器をすべて回収して Dell の環境保護パートナーの施設に搬送して最終的な 廃棄を行うためのマスターサービス契約を Dell と 締結し、ゴミ埋立地に廃棄される電気製品廃棄物 を 196 トン以上リサイクルやと再使用に活用しま した。 ギー効率の高いサーバーラック、施設の冷房機能とエ ネルギー使用を最大限に効率化する「冷気封じ込め」 通路など新しい機能を取り揃えています。 環境に対する責任 5 フェンチャーチ・ストリート グリーン・イニシアチブに取り組むベンダーとの提 携 イギリス ロンドンにあるフェンチャーチ ストリー ト オフィスは LED 照明やリサイクルされた材料や •TAG - AIG の契約の 60% が、フォレスト・スチュ ワードシップ・カウンシル (FSC) の認定を受けた ビジネス外注サービスとの間で締結されていま す。 持続可能性なかたちで製造された商品を可能な限り オフィス家具や備品に取り入れています。 ペーパーレスへの取り組み •Office Depot/Max - この会社のリサイクル商品/環 境を考慮した製品は、AIG のオフィス備品購入額 の 21% を占めています。 2014 年、AIG が書類をデジタル化する取り組 み、AIG グローバル・ドキュメント・マネジメン ト・ソリューションプログラムに新たに 16 か国が 参加し、ペーパーレスに取り組む国が 52 か国に達 しました。 •Iron Mountain - 1,546.605 米トンの紙をリサイクル しました。これは約 26,000 本の樹木を保護した ことになります。 • デジタルで保存されるドキュメント数を倍増。 •UPS - 出荷数 950,000 の 88% を紙の書類ではな く、電子システムで手配しました。 • 請求処理と保険引受業務の 95% がすでにペーパ ーレス。 •Republic Waste Services – 中央処理施設での分別作 業を通じて、米国のゴミ埋立地に運ばれる廃棄物 を 60 トン削減しました。 • 22,000 のユーザーが電子ファイルにアクセスで き、 お客様への対応時間を向上。 サプライヤー管理 ドキュメント管理から宅配業者まで、当社は環境保 護を重視するサプライヤーに重きを置いています。 環境に対する責任 6 報告 商品提供 AIG は、世界の保険業界で気候変動に関する政策に 間接的に影響を及ぼすリサーチや分析の促進を牽引 している ClimateWise のメンバーです。2014 年、当 社は、カーボン・ディスクロージャー・プロジェク ト、セリーズ・クライメート・リスク・ディスクロ ージャー、ClimateWise を通じて環境への取り組みを 報告しました。 AIG は環境に配慮した「グリーン」保険商品とリスク エンジニアリングサービスを提供しており、今後も継 続的に新しい提案を検討しています。これら商品やサ ービスは次のような環境汚染に対する法的責任に関す るポリシーと裏書き条項が含まれています。 •保険でカバーされている事業による汚染が怪我、 所有物への損傷、環境破壊を引き起こした場合に 第三者からのクレームからサービスのプロバイダ ーと契約者を保護します。 AIG サステナビリティ・ネットワーク 昨年立ち上げた AIG サステナビリティ・ネットワー クでは、部署を越えたチームがさまざまな事業活 動、商品、機能を集約することで会社全体のサステ ナビリティへの取り組みを強化しています。ネット ワークの取り組み： •地下層での二酸化炭素の回収、注入、貯留による 汚染のクレームに対して炭素の回収と貯留業務の 補償を提供します。 •汚染除去費用、事業の中断、所有地あるいは事業所 内での汚染による怪我や所有物損傷に対する第三者 からのクレーム、輸送貨物や非所有地で引き起こさ れた汚染責任から不動産所有者を保護します。 •サステナビリティに関する社内の見解を統一す る。 •最終的に価値をもたらすようサステナビリティへ の取り組みを強化し、促進する。 さらに、環境汚染に対する法的責任をさらに強化す ることで、汚染除去費用を負担中に損傷した所有物 などをより環境に望ましい材料を用いて修復する補 償を受けられるようになるでしょう。 •社内におけるサステナビリティ構造を組織化す る。 •社員が互いに学び合い、リソースを共有できるネ ットワークを構築する。 環境に対する責任 AIG の自然災害不動産保険商品は、リスクの高い地 域でお客様が悪天候に備えられるよう、また復興を 支えています。 7 環境に対する責任 当社の持続可能な開発への投資は、「環境、社会、ガバナンス (ESG) に おける課題への取り組みと同様に経済および財政要因の管理は、長期的 な発展と価値の創造に不可欠である」という考え方に基づくものです ESG とは? E 環境問題には、温室効果ガス (GHG) 排出、気候 変動規制への脆弱性、廃棄物の発生と管理、製 品使用影響、環境負荷削減など、物理的環境に 対する企業の影響が含まれます。 S 社会的問題には、労働力のダイバーシティ、労 働問題、健康と安全関連規制への準拠、サプラ イチェーン管理、製品安全性、消費者との関 係、地域への取り組みが含まれます。 G 地方債 •2014 年 12 月 31 日時点で、AIG は約 $2,770 億ド ル相当の地方債を有しており、米国内のコミュニテ ィのインフラや不可欠なサービスの改善に役立って います。 •当社が主に保有している地方債には、学校教育、病 院、警察、消防署、図書館、公共交通機関などの運 営資金調達に役立つものが含まれています。 •2014 年、AIG 投資は $8,500 万ドル以上のグリー コーポレートガバナンス問題には、管理職報 酬、透明性、説明責任、投資家の関与、財務報 告、内部統制が含まれます。 ンボンド取引に関与しました。 プロジェクト ファイナンス - 再生可能エネルギーにお ける AIG の経験 AIG インベストメントは、発生するリスクや好機に対 応しながらリスク調整による最善の投資利益リターン を獲得できるため、投資過程で環境、社会、ガバナン ス (ESG) 要素を考慮します。AIGは持続可能な投資商 品を導入し、環境、社会、ガバナンス (ESG) の要素の 変更によってもたらされる機会に投資しています。 •当社は 30 年以上、再生可能エネルギー、グリーンエ ネルギープロジェクトへの投資を牽引してきました。 •当社は風力、太陽、地熱、水力発電プロジェクトに 世界各国で 20 億ドル以上を投資しています。 •再生可能電力に加え、当社は廃棄物発電、送電、分 散発電など自然エネルギープロジェクトへの投資を 牽引しています。 $20 億ドル 当社は 持続可能な開発への投資 以上を世界中の風力、太陽、地熱、水量発電プロジェクトに投資しています。 9 AIG は 再生可能エネル ギープロジェクトへの 投資をリードする会社です 風力発電 米国の 6 つの州の 13 の風力発電プロジェクトに投資し ており、 677 メガワット発電しています。これは 25 万 軒の家庭に電力を供給できる電力です。 太陽光発電 カリフォルニア州の電力会社に 550 メガワット の太陽光 (PV) 発電を販売するプロジェクトが契 約されています。 地熱発電 ハワイにある 30 メガワットの地熱電力発電所 では、島の電気量の四分の一近くを供給してい ます。 北コロラド風力発電センター AIG は、北米で経済的な価格で自然エ ネルギーを供給している NextEra と協 力して、太陽発電施設と風力発電施設 に投資しています。 持続可能な開発への投資 10 2004 10 年間の投資額 $23.6億ドル 38% バーモント州ストウのスプルースピー クは、 2010 年以来、 オーデュボン・サ ステイナブル・コミュニティとして認 定を受けています。 食品の堆肥化、 観 光客に対するゴミ持ち帰りクラス、 電 気自動車の充電ステーションは、 スト ウマウンテンリゾートとスプルースピ ークが持続可能な取り組みを牽引し ている一例にすぎません。 $18.5億ドル $16.5億ドル 58% 73% 5% 4% 53% 12% 16% 6% 15% 14% 6% 2004 再生可能 2009 ガス 2014 水力 火力 不動産 •低所得及び中間所得層に貢献する経済的な住居、地 域開発、インフラプロジェクトへの投資。 o 当社の投資は、米国 48 州、プエルトリコ、バ ージン諸島で 1,300 の不動産開発を援助しま した。 o 2015 年 1 月現在、AIG は全米第 5 位の集合住 宅の投資家で、116,000 戸を保有しています。 •利用されなくなった工業地帯の復興、歴史的地域の 保存、地元投資家との連携を通して環境に優しい建 物づくりに貢献しています。例： o 韓国ソウルの国際金融センター o バーモント州ストウのスプルースピーク 当社のグループ・リタイアメントビジネスである VALIC は、ソーシャル・スクリーニングを受けた次の 2 つの 投資オプションを提供しています。 • VALIC Socially Responsible Fund（VALIC 社会的責任 ファンド） • VALIC Global Social Awareness Fund（VALIC グロー バル社会意識ファンド） 持続可能な開発への投資 11 社員への投資 世界各国に 65,000 人の社員を持つ AIG は、社員にとって働きがい のある会社となるよう取り組んでいます。 アメリカ心臓協会のハートウォーク 2014 年のハートウォークには、米国の 12 の都市から 900 名の AIG 社員が参 加し、心臓病に対して生命を守るための 募金活動に 13 万ドル以上の寄付を集め ました。 「当社は社員とお客様との関係によって成り立ってい る事業ですから、 チームの力や職場での交流は非常に 重要です。 柔軟な勤務スタイルによってこうしたチーム の力をサポートし、 仕事への関心を高め、 社員が飛躍 できる職場環境を生み出しています。 」 クリス・ニュービー EMEA ジェネラル・カウンシル、EMEA フレキシブル・ワーキン グ・アレンジメント・フレームワークのビジネススポンサー •AIG の社風 – 産休と育児休業、ウェルネス イニシア ティブ、託児施設、社員支援プログラム、同性カップ ルへの福利厚生、社員ボランティアプログラム、マッ チングギフト、学費援助、無給個人休暇など社員の福 利厚生を支援しています。 フレキシブル・ワーキング・アレンジメント (FWA) フレームワーク - ロンドン AIG のヨーロッパ、中東、アフリカ (EMEA) 地域で、柔 軟な勤務スタイルの実現に向けたパイロットプログラ ムにより、EMEA 地域のリーガルチームは少なくとも週 に1日は柔軟な勤務スタイルを実施しています。 2014 年社員手当の向上（米国） •AIG の医療保険制度に加盟している社員と家族のた 従業員関係 めの禁煙プログラム Optum QuitPower の導入。 次のAIG の職場の業務実施、ポリシー、原則を含む •予防医療ケアの目的で医師の診療を受ける場合に、 社員の医療保険支払額が割引される予防衛生ケアク レジットの設立。 •グローバルの行動規範 •オープンな職場環境 •大規模なオフィスのいくつかで、ヘルスフェアとバ •労働争議解決プログラム イオメトリックイベントを開催。 •フレキシブル勤務調整（フレックスタイムと在宅勤務） •民間ダイエットプログラム Weight Watchers の月会費 •複数言語による社員エンゲージメントアンケート の半額を会社が負担。 福利厚生 •全米の健康問題に焦点を当てたライブキャストとウ ェブキャストを社員向けに月 1 回開催。 AIG は競争力のある社員手当により市場で最も優秀な人 材を年齢、性別、人種、経歴にかかわらず獲得し確保し ています。次の 3 つのカテゴリーで総合的に手当を給付 しています。 米国以外では、2015 年にウェルネスプログラムを拡大 していく予定です。 •各種保険 – 病気や死亡、身体障害、出張時の事故な ど、日々の生活で必要とされる、あるいは不慮の出来 事に遭遇した場合の助けとなる保険を社員と家族に提 供しています。 •地域特有の制度 – 退職金、自動車保険、駐車場利 用、交通費手当、職務手当、有給休暇、長期休暇、食 費手当、AD&D、歯科保険、眼科保険など、各地域の 現状にあったプランを提供しています。 社員への投資 13 グッドウィル プロジェクト 昨年、AIG はテネシー州ナッシュビル の The Arc of Davidson County と提携し て知的及び発達障害を有する方々が就 職に必要なスキルを得られるよう雇用 し、3 年間かけて 620 万枚の書類フ ァイルのデジタル化に取り組んでもら っています。 能力開発 ボランティア有給休暇プログラム (VTO) 当社は以下を通じて、社員がスキルを高め、新たなキャ リア機会に向けて準備できるよう取り組んでいます。 社員は年に 2 日（16 時間）有給休暇を使用して、慈善 団体や学校でボランティア活動を行うことができます。 このプログラムは現在、当社の北米、アジア・パシフィ ック、ラテンアメリカおよびカリブ地域で実施されてお り、今後、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域にも拡大さ れる予定です。 • 能力フレームワーク - 役割、職種、部署において成 功をもたらす一連の行動。 • タレントコネクション – 社員が自分のパフォーマン グローバル ボランティアイベント 年間を通じて、当社は世界各国の社員に数百におよぶ奉 仕活動の機会を提供しています。 スやキャリアの発展のために自発的に活用できる多 数のコースを取りそろえたオンライン キャリア管理 プラットフォーム。 •グローバルボランティア週間（4 月） • 学費援助 – 社員が業務に関連するコースを学ぶ大 学での授業や専門分野の認定試験の費用を補助しま す。 •保険業界慈善団体支援週間（10 月） •#GivingTuesday（12 月） 人権 当社は、社員を公平に尊厳と敬意を持って対応する社会 的責任を担う企業とともに事業を行なっています。国連 の人権宣言をはじめとする人権擁護に関わる国際協定を すべての分野において支持しています。 地域への取り組み 当社の社員は熱心に仕事や生活の場である地域を支援し ており、世界各国で使命を果たすために時間や才能、専 門地知識を惜しみなく注いでいます。当社ではこうした 活動を支援するために、複数のプログラムを提供してい ます。 社員への投資 14 #GivingTuesday – テキサス州ヒューストンのストップ・ハンガー・ナウ ボストン、ヒューストン、マイアミ、ニ ューヨークで 150 名以上の社員が Stop Hunger Now と提携し、世界各国で飢え と貧困に苦しむ人々のために 約 4 万食 の梱包作業を行いました。 グローバルボランティア週間 23,586 25000 14,703 15000 AIG のマッチング寄付プログラムを通じて、社 員は毎年 5,000 ドルまで承認された慈善団体や 認可校に寄付し、会社から 2:1 のマッチで寄付 の追加を受けることができます。2014 年度、 当社は社員の寄付額に 790 万ドルを上乗せ寄付 しました。 231 250 200 150 10000 0 マッチング寄付プログラム 324 300 20000 5000 350 100 5,200 3,652 Employees 社員数 14 50 0 Hours 時間数 2013 33 46 Countries 国 Projects プロジェクト 2014 ケニヤのナイロビにあるホスピス ナイロビのボランティアは食料品の寄付を地元のホスピス に持参して、末期患者を支援しています。 社員への投資 15 ロサンゼルスの Street Law プログラム ロサンゼルスで、17 人の AIG ボランティアが Street Law とルーズベルト高校と提携して、法務と法律専 門家としてのキャリアについて学ぶためにインタラクティブな教育体験プログラムを開発しました。 表彰 プロボノプログラム AIG はイラク難民援助プロジェクトにおける協 力により、プロボノ・インスティチュートの 2014 年度企業プロボノパートナー賞を獲得し ました。 プロボノプログラムは、AIG 社内の弁護士や他の専門家 がプログラムを通じて非営利団体や財力の限られた人々 に無料で法律相談に応じるものです。 2014 年のプロボノ活動のハイライト •128 名のボランティア – 2013 年の参加数から倍増し ました。 •世界各国の個人と非営利団体のため 2,027 時間以上が 費やされました。 •本プログラムを支援する団体への支援額総額は 29 万 1500 ドル です。 社員への投資 16 ダイバーシティ&インクルージョン AIG は真のグローバル企業として社員やベンダーがもたらす多様な視点を重視して います。そして顧客に対する理解を深め、イノベーションを高めリスクを低減し、 グローバル市場において競争力を高めています。 ダイバーシティ＆インクルージョン： トレーニングプログラム •私たちの多様性をより理解するためにデータを活用し AIG は 2014 年、世界各国でダイバーシティ＆インクル ージョンに関する貴重なトレーニングを実施しました。 これには、世界 20 か国でのダイバーシティ＆インクル ージョン全般に関するセッションをはじめ、カルチャー 能力、無意識的偏見、世代間の多様性などの分野のマネ ージャー向けトレーニングが含まれます。差別に関する トレーニングは今後も、AIG のリーダーシップカリキュ ラムの一部として扱われます。 たアプローチ。 •受容性のある職場環境を促進するためにリーダーシッ プの効果を高める。 •私たちのグローバルなカルチャーを拡大。 •私たちのビジネスに影響がある人々に関する法規制を 理解する。 Employee Resource Group (ERG)（エンプロイー・リソー ス・グループ） •イノベーションと生産性を高め、リスクを緩和するた めに認識的多様性を活用する。 AIG のエンプロイー・リソース・グループ (ERG) は 2014 年大きく成長しました。既存の 36 支部に加え、当 社は世界各国で 10 の異なるダイバーシティグループを 代表する 37 支部を新たに設立しました。7,600 名以上 の AIG 社員が現在 ERG 会員となっており、大きな取り 組みを牽引しています。 ノミネーションプログラム 2014 年、AIG は事業展開地域を代表する 9 か国で 350 名以上の優秀な社員を対象に専門能力開発プログラムを 実施しました。このプログラムは女子社員や十分に活用 されていない社員グループのキャリア開発に焦点を置い たものです。 2014 年、ERG メンバーシップは 76% 増加 7,625 当社の焦点... 才能 優秀な人材を引きつけ、 開発し、維持する 職場 受容性のある社風の育成と発展 マーケットプレース AIG ブランドの強化 4,765 245 ダイバーシティ＆インクルージョン 18 2012 2013 2014 年間の米国ティア 1 サプライヤーへの ダイバーシティ支払額 支出額単位 100 万ドル $240.0 ドル 0% 40 増加 $180.1 ドル $117.0 ドル $45.1 ドル 2012 イリノイ州シカゴで開催された全米アフィニティリー ダーシップ会議に参加した ERG メンバーたち。 Employee Resource Group (ERG) エンプロイー・リソース・グループ： •Asian Leadership Network •Black Professionals@AIG •disAbilities & Allies •Latino Network •LGBT & Allies •Seasoned Professionals •Veterans Leadership Network •Women & Allies •Working Families •Young Professionals 表彰： •2014 年の Corporate Equality Index で 100% の得点を 獲得 – これは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャ ル、トランスジェンダーに対する職場の公平な扱いに ついて Human Rights Campaign が 4 年間評価した指標 に基づくものです。 20142015年目標値 るソリューションで革新性を示し、AIG との契約を誠実 に履行しています。 2014 年、AIG は米国の多様性のあるサプライヤーへの 支出額を 2 億 4 千万ドルから 2 億 6,600 万ドルへ増加 （2013 年から 48% 増）し、目標を大き越える成果を達 成しました。当社の多様性のあるベンダーは 40% 増加 し、325 社になりました。 今年、AIG は米国以外の国々で、サプライヤーダイバー シティプログラムを拡充しました。当社また WEConnect International および Minority Supplier Development United Kingdom (MSDUK) と提携し、プログラムに対する認識を 高め、Ethnic Minority Businesses (EMB’s) and Women Business Enterprises (WBE’s) を当社のイギリス市場でのサ プライヤーとして認定しました。 AIG は 10 月に、ニューヨ ークとニュージャージーの マイノリティサプライヤー 開発評議会と AIG ブラック プロフェッショナル ERG と の共催で、サステナビリテ ィサミットを開催しまし た。このイベントでは民間 企業、行政機関、学術機関 から多数のリーダーが集ま り、サステナビリティのイ ニシアティブをビジネスに 取り入れることの重要性を 話し合いました。 •Stonewall (UK) Organization Workplace Equality Index – 352 位から 238 位にランクアップしました。 •2 年連続で ダイバーシティ・インク社の価値ある企 業トップ 25 にランクされました。 サプライヤーの多様性 グローバルソーシング & プロキュアメントサービスの チームは当社のサプライヤーの多様性を高めるために取 引先と密接に取り組んでいます。当社の多様性のあるサ プライヤーは、入札プロセスで競争力を発揮し、提案す AIG は 2014 年 4 月に、第一回のサプライヤ ーダイバーシティフェアを実施い、 60 の多 様なサプライヤーを対象に、RFP（Request For Proposal / 提案依頼書）の提出方法や当社との 契約締結、取引増加などを含む AIG との事業 発展やネットワーキングについて学ぶ機会を 提供しました。 ダイバーシティ＆インクルージョン 2013 19 金融サービスへの利用提供 当社は、保険商品やサービスを利用することが困難な個人や零細企業が、こうした 商品やサービスを利用できるようにしています。 2014 年 1 月にコロンビアのバジェ・デル・カウ カ県が豪雨に襲われ、アーネスト・ジラルドのイ チゴ栽培はダメージを受けましたが、AIG のマイ クロインシュアランスによって救われました。ジ ラルドさんは「保険の給付金により困難な時期を 乗り越えることができました。他の起業家にも、 この保険の良さを伝えたいと思います。」と述べ ました。 マイクロインシュアランスは、世界の発展途上国の最 も脆弱な人口層にセーフティネットを提供するために 作られた保険プランで、事故や病気、家族の死、財産 の損失による打撃を緩和します。AIG は、民間非営利 団体、銀行、地方自治体、マイクロファイナンス機関 などのさまざまな関係者と協力し、これまでより容易 にリスクを緩和し、必要に応じてマイクロインシュア ランスを提供しています。 ウガンダ 47 のマイクロファイナンス機関と協力して、50万 人 以上のお客様とその家族に事故保険を提供しているほ か、災害での損失時のローンの補償なども提供してい ます。 インド •グジャラートの 10 の地区で 152 万人の契約者に保 険を提供。政府補助金による Rashtriya Swasthya Bima Yojna (RSBY) と提携して、貧困レベルの家族にマイ クロ医療保険を提供しています。 マイクロインシュアランスの活用例 コロンビア •Bancamia – 4.5 万以上の零細企業に、火災、地震、浸 水、テロリズムのリスクをカバーする総合的なマイク •グループ傷害保険を通じて 6.5 万の FINISH (Financial ロインシュアランス パッケージを提供しています。 INclusion Improves Sanitation and Health) 協会のメンバ ーとともに農村地帯での衛生の補償に取り組んでい •コロンビア政府の Department of Social Prosperity – 生 ます。 命保険や葬儀料保険などを含む低所得層向けの保険 プログラムを通じて、30 万人におよぶ人々の生活 •40 万人の農民と 35 万ヘクタールの農地（穀物、 を守っています。 稲、トウモロコシ、落花生、綿などを栽培）に対し て、降雨量の変動や極端な気温上昇や低下、暴風な •Mujeres Ahorradoras – 選考された女性マイクロ起業 どによる被害費用を緩和する天候対策農作物保険プ 家に給付を行っています。 ランを提供しています。 チリ •州の家畜開発プログラム、主要な酪農会社、民間非 マイクロファイナンス機関と提携してメンバーに必要 営利機関、マイクロファイナンス機関、生協銀行と に応じた保険補償を提供しており、さらに広い地域や 提携し、家畜保険プランを通じて、66.5 万頭の家畜 国々に拡大しています。 を補償しています。 インドネシア 農村地帯の銀行と協力して、医療費を負担する保険を 提供するとともに、マイクロ起業家向けの事故保険も 扱っています。 インドネシアのマイクロインシュアランス 金融サービスへの利用提供 21 インドネシアにおいて、AIG のマイクロインシュ アランス (SIMURA(h)) は Bank Muamalat の 下で、 当社の戦略的なパートナー Baitul Maal Muamalat によって提供されています。 このプロ グラムは医療ケア、事故、死亡に対するマイクロ インシュアランスを提供するものです。 スマトラ のベンクルで一家の稼ぎ手であった夫を亡くし たお客様にとって保険金は経済的な支援だけ でなく、精神面でもサポートとなりました。 寄付金 投資家と提携して、個人や家族、そして当社が事業展開する地域にとって安全な未 来をつくるため世界各国の組織に寄付を行っています。 AIG が資金を提供した AIP 財団の Helmets for Kids プログラムでは、ハノイの Trung Vuong 小学校の子供たちにヘルメットを寄付しました。 慈善活動 地域に対してより大きな影響力を発揮するために、AIG は次の 3 つのテーマに沿って慈善活動に取り組んでいます。 「この寄付によって、来院するたびにいくつ もの医療フォームに記入しなければならない という、当院の患者さんたちからの苦情が解 決しました。そして患者の満足度が向上し、 病院のコストも削減されました。」 ナダ－ メラビ シニア・バイス・プレジデント兼副学部長、 チーフ・インフォメーション・オフィサー ニューヨーク大学ランゴーンメディカルセン ター 寄付金 1.セーフティ： 道路の安全、病気の予防、健康問題、処方薬の 不適切な使用を防ぐイニシアティブなどを含みます。 •アメリカ心臓協会 - アメリカ心臓協会 (AHA) との 5 年目にな る提携において、AIG は、ニューヨークのウォールストリー トランとハートウォークのスポンサーとして 2万 5 千ドルを 寄付し、700 人の社員が参加しました。当社は、社員のため に健康とウェルネスの機会を推進することを誇りにしてお り、アメリカ人のためのより健康で心血管疾患や脳卒中のな い生活をサポートするため、AHA の使命を支持しています。 •交通安全 –インドネシアからタイまで、アジア・パシフィック 地域全体に 5 万ドル近くが投じられ、地域住民に自転車やオ ートバイ乗車時のヘルメット着用、交通安全の重要性が啓発 されました。 AIG の交通安全キャンペーンに関する詳細は、こちらをご参 照ください。 23 テキサス南東部にあるジュ ニア・アチーブメントのビ ズタウンで実施された実体 験的学習イベントので生徒 たちをナビゲーションする 社員 ニューヨークにあるジュニ ア・アチーブメントのファ イナンスパークで実施され た実践的な予算作成を体験 するブルックリンの生徒 2. セキュリティ： 地域の安定性を促進する経済に関する 教育やその他のプログラムが含まれます。 3.災害救援： 災害対策と被災地のインフラの復興を含 みます。 •ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンター - AIG の •台湾の高雄市 Social Affairs Bureau - 台湾南部の高雄市で ボブ・ベンモシェ前プレジデント兼 CEO の退職を記念 起きた爆発事故の後、地域復興と被災住民の支援に 4 し、AIG はベンモシェ氏の名前で 500 万ドルを寄付し 万ドル以上が贈られました。 ました。これにより、外来患者施設と入院施設の両方で •台風ハイヤンの被害に遭ったフィリピンへの援助 – こ ペーパーレス環境を導入できるようになりました。 の台風で大きな被害を受けた地域の復興のため、当社 •ジュニアアチーブメント USA – 全米 12 か所でパート はハビタット・ フォー ・ヒューマニティに 20 万ド ナーシップを開始し、300 名以上の社員がボランティア ルを寄付しました。現在までに、63 軒の住居がほぼ として参加しました。 31 万ドル以上の寄付金によ 完成しています。さらに現地に台風ハイヤン特別対策 り、79 校の 1 万 4 千名以上の生徒が家計や経済に関し 委員を発足し、このプロジェクト完了まで継続的に支 て学ぶプログラムに参加しました。 援しています。 •ハビタット・フォー・ヒューマニティ – すべての男 性、女性、子供は、健全で安全で経済的な価格の住居を 必要とするという信念のもとで創設されたこの組織と提 携し、27.5 万ドル 以上を投資して 38 軒の住宅を建て ました。175 名以上のボランティア社員が時間と技術を 提供して、援助を必要としている家族のために質の高い 住宅を建築する支援をしました。 2014 年度のテーマ別の寄付額 フィリピンのハビタット・フォー・ヒューマニティがレイテ 島オルモックのバランガイ・マーゲンに建設した新住宅。 13% 12% 5% 70% セーフティ 寄付金 24 セキュリティ 災害救援 その他 「イラクから帰国したときには、 自分がチーム USA の代表になると は夢にも思っていませんでした」 ジョン・ルーハン、海兵隊退役軍人、パラリンピック選手 海兵隊退役軍人のジョン・ルーハン はイラク従軍中に大怪我を負いまし たが、2014 年のロシアでのソチ冬 季オリンピックに向けて、DSUSA Warfighter Sports プログラムの援助で トレーニングを受けることができま した。 Disabled Sports USA AIG は Disabled Sports USA’s (DSUSA) Warfighter Sports プ ログラムを支援おり、毎年ウィンターサミットを通じて マネジメントの取り組み 軍病院や全米各州の地域でリハビリプログラムを提供し AIG の経営陣は非営利団体の要職を務め、重要な事案に おける資金集めを援助するなど、地域でリーダー的な役 割を果たしています。AIG は次の団体を支援する募金活 動で 280 万ドル以上を集めました。 ています。今年で 8 年目を迎えるこのイベントは、クラ イアントやブローカー、回復してアスリートとなった負 傷退役軍人を一堂に集め、スキー競技会やビジネスセッ ションを行いました。2014 年のイベントには 500 名以 上が参加し、59 万 2600 ドルの寄付が集まりまし •BritishAmerican Business た。AIG はさらに追加で 19.5 万ドルを寄付しました。 •Bronx Lebanon •Pro-Bono Partnership •St. John’s University •Spencer Educational Foundation DSUSA のエグゼクティブディレクター、 カーク・バウアー氏から感謝の盾を受け 取るピーター・ハンコック プレジデント 兼 CEO 寄付金 25 イギリス ロンドン テートブリテ イン 企業の美術館会員プログラム AIG は事業展開する地域の文化施設を援助することに誇りを持 っています。美術館や博物館との提携により、社員は入館料が 無料となるほか、会員としてのさまざまな特典を享受していま す。2014 年 AIG は企業の美術館会員プログラムを 9 つの美術 館から世界 4 か国の 13 の美術館に拡大しました。 ラグビー慈善パートナーシップ ます。 オールブラックスをはじめとするニュージ ーランドの他の 5 つの国立ラグビーチー ムの公式保険パートナーとして、また USA ラグビーのスポンサーとして AIG はこれらのチームが支援する地域や 慈善団体をサポートしています。さ らにニュージーランドの地域活動に 10 万ドル を投資しています。AIG はまた、世界各国で身体障害者や 低所得層の若者たちなどさまざま な人々にラグビーを普及させる プロジェクトをサポートしてい 2014 年度ラグビー・ セイフティ・アワード #AIGSafeRugby AIG ラグビー・セイフティ・アワード AIG は 2014 年に「ラグビー・セイフティ・アワ ード」を立ち上げました。これは世界各国のラグ ビー選手に安全なプレー方法を促すキャンペーン です。最終選考に残ったラグビークラブには総額 5 万ドルの助成金が授与されました。 寄付金 26 災害及び安全管理 AIG は災害時や復興時にお客様や社員を守り、将来の安心と安全性 を高める商品、プログラム、保険契約を取りそろえています。 ニューヨークの AIG グローバル・セキュリティ ・オペレーションセンター グローバルセキュリティ グローバルビジネスの継続性 AIG はお客様や社員がどこにいても次のような総合的な 危機対策サービスを利用できることを約束します。 AIG のグローバル事業の継続性において昨年度、コミュ ニケーション、シンプル化、戦略に取り組みました。95 ％の計画をポリシーに準拠したまま、今後も効果的なビ ジネス継続性プログラムを維持していきます。 •企業標準アクセスコントロールシステムに従事する人 員を 9,402 名に増加し、Pro-Watch がカバーする総面 積が全世界で 59.30% になりました。 •AIG の新しいビジネス構造をより正確に反映するため に、グローバルビジネス継続性管理チームが再編成さ れました。 •南スーダンの大規模なクライアントの避難から、社員 の出張中の盗難被害の援助まで、100 を超えるアシス タンスオペレーションに従事しています。 •事故をより効率的に管理し、伝達し、追跡するために 統一したオペレーションポイントを設立しました。。 •安全性とセキュリティ環境を評価するために世界 60 の施設の評価を実施し、必要に応じて提案やアップグ レードを行っています。 •グローバルビジネス継続性管理ポリシー、基準、関連 プロセスをシンプル化しました。 •より効果的な復旧計画を作成するために、すべての施 設でリスク評価を実施しました。 •危機の最中に当社のアナリストがリアルタイムで情報 提供できるようにトラベルトラッキングテクノロジー を使用しています。 •テクノロジー要件と当社のインフラ機能とのアライン メントに焦点を当て、ビジネスインパクトアナリシス を実施しました。 •誘拐と身代金要求チームを通じてシミュレーションを 行い、保険ポリシー所有者が脆弱性を認識し、こうし た事件を防止できるようにするとともに、防御策も援 助しています。 •問題発生中、社員によりタイムリーに通知やアップデ ートを行うことを重視し、コミュニケーションを引き 続き強化しています。 •アクセスカード要求システムのギャップを埋めるため に、要求プロセスにバックグラウンドチェックを統合 し、プログラムを合理化し、コンプライアンスを高め ています。 •セキュリティチームのアプリケーションを統合し、ビ ジネス継続中に当社への影響をより総合的に見ること ができるようにしています。 •米国内の各施設に総合的なセキュリティ維持プログラ ムを導入し、大幅なコスト減を達成しました。 災害及び安全管理 28 請求のサポート ハリケーン オディールへの対応 自然災害に備え保険に入っておくことで、破壊的損害 を抑えることが可能です。高度で効果的な保険補償卓 越した請求サポートにより、損害を緩和し、復興を促 進します。 2014 年 9 月、メキシコのバハ・カリフォルニア・ス ル州を襲ったハリケーン オディールは半島のインフ ラストラクチャに大きな被害をもたらし、3 万人ほど のの観光客が足止めされました。このような状況の 中、AIG はハリケーンの上陸地ロスカボスに最初に到 着した保険会社としていち早く到着し、ただちに保険 金請求処理に対応しました。これらの保険請求総額は 1 億ドル以上と推定されています。 グローバルアシスタンス AIG トラベル - 旅行保険のソリューションとアシスタ ンスの世界的リーダーとして、トラベルガード (Travel Guard) の名称のもとで観光旅行と出張の両方に旅行保 険とグローバルアシスタンスを提供しています。AIG トラベルは、アメリカ地域、アジア、ヨーロッパにあ るの 7 か所のサービスセンターを通じてこれらのサ ービスを提供しています。 「当社の特殊化された早期検出システムと手順によ り、ハリケーンの進路を先読みし、影響を受ける恐れ のある地域でカスタマーベースを構築することができ ました。お客様のさまざまな所在地を確認すること で、ハリケーンが去った後ですぐにお客様のもとを訪 れ、当社の災害チームがただちに状況を検証すること ができたのです。」 ビジネス旅行客は、AIG トラベルのモバイル トラベ ルアシスト ウェブサイトとビジネストラベル アプリ を使って、総合的な医療情報やセキュリティ情報にア クセスできます。 — リカルド・フー クレーム担当ディレクター、 AIG メキシコ エボラ出血熱の大流行 AIG トラベルは 2014 年のエボ ラ出血熱発生時に、クライアン トやブローカー、旅行者に対し て懸命に情報を伝え続けまし た。AIG ウェビナー – 専用の ウェブサイトwww.aig.com/ travel/ebola – を通じて、旅行規 制やセキュリティレポート速報 など最新情報を提供しました。 災害及び安全管理 29 AIG ロード・セーフティー 交通事故は世界の死亡理由の第 8 位となって います。何らかの手段を講じない限り、2030 年までに交通事故は糖尿病、咽喉がん、肺が ん、HIV/AIDS を抜いて死因の1位になること が予想されています。1 事実 道路上の安全 AIG は、世界で 1,000 世界中で 1,000 万台以上の車両の保険を扱っ ている保険会社として、交通安全は AIG にと って重要な課題です。 64,000 個人車と商用車 人以上の社員が世界中で 働いています。 の保険を取り扱っています。 124 毎年世界中の道路上で、 万人が亡くなっており、 2,000 ～ 5,000 万人が負傷しています。 交通事故死亡者の 59% が 15 ～ 44 歳である一方で、 現在交通事故で死亡する人 々の 4 分の 3 近くが男性と なっています。 5 は、 これらの国々で起こっています。4 •A IG の交通安全誓約 - 昨年 11 月、当社 は社員に AIG 交通安全誓約プログラムに 参加することを奨励するキャンペーンを 開始しました。社外の人々も 2015 年か らこの誓約プログラムに参加することが できます。すでに 2,000 名の社員が参加 し、交通安全を重視するようになってい ます。 の国々、地域にある AIG は、世界的な道路上の安全性の課題において、 詳細な知識を持っています。 交通弱者 （歩行者、 自転車、 自動二輪車とその同乗者） 世界中の交通事故死亡者の 46% となっています。6 道路利用者のうち、 このグループに対するリスクは低所得国で顕著です。 最も予防可能とされる交通事故の原因 AIG は交通事故が起こる理由を理解するために、 データに基づく洞察と保険クレームにおける長年の経験を活用しています。 • 交通安全に関する統計 飲酒運転 Together for Safer Roads プログラム AIG は、交通安全に関する世界初の民間セク ター連携活動である Together for Safer Roads プログラムの創設メンバーです。国連の「交 通安全のための行動の 10 年」の目標と足並 みを揃えるこのイニシアティブは、メンバー の知識、データ、テクノロジー、グローバル ネットワークを活用して、安全な道路や車、 運転行動、輸送システムを促進します。 www.togetherforsaferroads.org 運転中の不注意 スピード違反 ヘルメットの 着用を怠っていた シートベルトの 着用を怠っていた チャイルドシートの 使用を怠っていた AIG は、道路上の安全性を改善するため、主な民間企業、公的機関と協力して、 テクノロジーとドライバーの教育プログラムの開発を行っています。 詳しくは、www.aig.com/roadsafety をご覧ください。 この情報は役に立ちましたか？ aig.com/roadsafety Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+ でこれを共有するには、#BeRoadSmart を利用ください 。 (1) World Health Organization、United Nations、2013 Global Status Report on Road Safety（世界保健機関、国連、交通安全に関する 2013 年度グローバル統計報告） 30 1 http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs358/en/. 2 Ibid. 3 http://www.who.int/violence_injury_prevention/road_safety_status/2013/report/background.pdf. 4 Ibid. 5 Ibid. 6 Ibid. 低・中所得の国々は、世界全体の登録車両の約半 分しか所有していないのにも関わらず、交通事故 の約 •R oad Safety Microsite（交通安全マイクロ サイト） – www.aig.com/roadsafety 交通事故死 2030 交通安全プログラム AIG の交通安全プログラムは社員とお客様 に、交通安全を促進するために必要な次のよ うな情報とリソースを提供するものです。 15 ～ 29 歳の死因の 1 番目に 挙げられます。2 肺がん 8 もし、2030年までに対処しなければ、糖 尿病、咽頭がん、肺がん、HIV/エイズを 追い越して、交通事故死は 5 つの主な死因 3 のうち、第一位になると予測されます。 番目であり、 HIV/エイズ 世界的な統計において、道路上での事故は死因の 糖尿病 1 咽頭がん 2014 年、AIG は世界各国で次の 2 つの主要 なイニシアティブを含む交通安全促進活動を 開始しました。 災害及び安全管理 AIG では、 万台もの 「交通安全は世界的に高まっている問題です。特に中国などの発展途 上国でその傾向が顕著で、AIG の調査によると 40% のドライバーが 3 年以下の運転経験しかありません。」 スティーブ・ミラー AIG 非常勤会長、および Together for Safer Roads 副会長 中国での交通安全視察 AIG のスティーブ・ミラー会長（前列右側）と 2014 年 11 月 13 日に国連で同意書に署名する TSR 連盟とその他の派遣団のメンバー。 AIG チャイナは、広東から上海、四川までを結ぶ交通安全活 動を開始しました。数万人におよぶ人々を対象とするこの啓 蒙的活動には次のことが含まれます。 •個人の安全運転度を評価するドライビングシミュレー ター •飲酒運転の危険を参加者に理解させるための酒気帯び 運転経験 •衝突の衝撃を再現するシートベルトシミュレーター 災害及び安全管理 31 コーポレートガバナンスとコンプライアンス AIG は優れたコーポレート・ガバナンスと効果的な監督がビジネスパフォーマンス を強化すると考えています。当社は全社を通じて責任ある倫理的なビジネス慣行 を行うことに専心しています。 コーポレートガバナンス AIG 取締役会への連絡方法 当社のコーポレートガバナンス方策と構造は AIG の取 締役会の独立性と効果的な機能を確保するために意図さ れており、透明性と投資家との明確なコミュニケーショ ン、高い倫理基準と財務報告における整合性を促進する ものです。 郵便： AIG の取締役会と監査委員会は申し立ての考慮に対する 手順を設定しています。懸念その他の理由で AIG の取 締役会の非管理職者メンバーやその他のメンバーに連絡 が必要な場合は、以下の方法をご利用ください。 c/o Vice President – Corporate Governance American International Group, Inc. 175 Water Street New York, NY 10038 こうした方策には次のものが含まれます。 •CEO とは別の取締役会会長 •取締役会会長は独立社外取締役 •取締役の三分の二以上は独立社外取締役 Eメール： [email protected] •取締役は全員毎年選出される 申し立ての報告 •多数決投票の内規は、委任票より反対票を多く入れ られた取締役候補者に辞職を願い出るものとする AIG の経理、内部会計統制、監査についての懸念を報告 する場合は、以下までご連絡ください。 郵便： Christopher S. Lynch Chairman of the Audit Committee c/c Internal Audit Division - Investigations Group American International Group, Inc. 32 Old Slip New York, NY 10005 •独立社外取締役の評議会は定期的に予定されている 取締役会で行うものとして、電話では行わない •取締役や CEO が就任できる取締役会には一般的な制 限数が設けられている •取締役会、そのメンバー、および分科委員会は毎年 査定を受ける インターネット： www.aigcompliancehelpline.com •役員報酬は完全、公平かつ透明な開示が行われる •CEO の報酬は取締役会の承認または裁可の対象となる 電話：AIG コンプライアンス ヘルプライン (877)244-2210 メニュー項目 4 番（米国外から AIG コンプライアンス ヘルプラインに電話する場合は国番号をダイアルして指 示を待ち、ヘルプラインの電話番号をダイアルしてくだ さい） AIG 取締役会 コーポレートガバナンスガイドライン コーポレートガバナンスとコンプライアンス 33 「最高の法務部」 賞 「優れた法務部門」賞 –コーポレート カウンセル 「2014 年パートナー賞」 – New York Law Journal – Pro Bono Institute コンプライアンス フェデラル・リザーブによる監督 AIG は、システム上重要なノンバンク金融機関として、 またシステム上重要なグローバルな保険会社とし て、2013 年 7 月から両方の規制を受けています。 AIG は当社の事業活動すべてを統治する法律や規制の精 神と条文への遵守に専心しています。AIG のグローバル コンプライアンスグループは、全社的なコンプライアン ス部門です。 フェデラル・リザーブは複数の経路やインタラクションを 通じて日々 AIG を監督しています。こうした監督のすべ てのアスペクトは、私たちの運営フレームワークの厳守、 サポートプロセス、セキュリティテクノロジーを通じて言 及されます。AIG は、最高水準のコーポレートガバナンス の維持に対する連邦政府のコミットメントを共有します。 このコミットメントは AIG の米国内および海外の運営を 監督する多くの規制機関も支持しているものです。 行動規範 AIG の行動規範は、世界各国の社員の指針となる当社の ベストプラクティスと原則を反映するものです。 AIG は、懸念がある場合は発言することを社員に推奨 し、法令、規制、ポリシーへの違反の疑いを善意に基づ いて報告した社員に対する報復を禁止しています。社員 は倫理的行動に関する懸念を匿名で（法で許可されてい る場合）さまざまな方法でコンプライアンスグループに 報告することができます。これには複数の言語で年中無 休で 24 時間対応しているグローバルホットラインへの 通話も含みます。 2015 年、こうした監督がさらに強化される環境におい て、AIG はこれらの国際的な規制機関との間に信頼と理 解、相互尊重に基づく確かで継続的で根強い関係を今後 も築き続けていくものです。 AIG のコンプライアンスヘルプライン（877-244-2210）と www.aigcompliancehelpline.com – 社員、顧客、第三者が匿名 で、利害相反、ギフトや接待、セキュリティ法、窃盗や詐 欺行為、知的財産、環境保護、健康と安全の侵害、政治献 金、職場における暴力、データ保護、プライバシーなどに 関する懸念を法律代理人に報告できるようにしています。 このヘルプラインは当社とは別のサービスプロバイダーが 応対し、75 か国語以上の言語に対応しています。 コーポレートコンプライアンスへの連絡 コンプライアンスに関する問題、 申し立て、質問 は以下の方法でコーポレートコンプライアンス に報告することができます。 電話： (646)857-1877 ファックス：(646)857-1876 E メール： [email protected] コーポレートガバナンスとコンプライアンス 34 アメリカ地域 社員総数： 事業展開国数： 地域拠点： 14,000人 18 アメリカ合衆国 ブラジルの Casa do Zezinho の子供たちのために 開催された 「ラグビーの日」 は、子供たちが将来の 成功に必要なスキルを学ぶことを支援しました。 「企業の社会的責任は、地域内のすべての個人を結 びつける繊維の一部となることです。業界のパートナ ーと提携して仕事を進めることにより、 AIG は社内と 社外の両方で強力なコミュニティ精神を育み促進しま す。 」 ロブ・シメック プレジデント兼 CEO AIG アメリカ地域 慈善団体への寄付 コロンビア Un Techo para mi País（私の国の屋根） – AIG による 1.5 万ドル近くの寄付金に加え、ボゴタ郊外の貧困地域 Altos de la Florida では緊急用住宅ユニットを建設するた めに 140 人余りの社員とその家族が週末をボランティ ア活動に投じています。 ボランティア精神 IICF（保険業界慈善基金）の Week of Giving（慈善週間） アメリカ地域のすべての国から 2,000 名近い社員のボラ ンティアがそれぞれの地域での奉仕活動に 6,400 時間を 費やしました。155 におよぶさまざまなプロジェクト は、地元地域のニーズと社員の関心に基づくものです。 •ブラジルの「Casa do Zezinho」 – 恵まれない子供た ちのための「ラグビーの日」を開催しました。 •ウルグアイの CAIF 「Daju Bilu」 - 貧困家庭の幼児た ちのための寄付品を集めました。 •ベネズエラの「Tapas Por Vidas」 – 小児がん患者のた めにリサイクル用のボトルキャップを集めました。 •アルゼンチンの「Virreyes Hockey Project」 – 貧困地域 の少女たちのために運動場を改善しました。 •メキシコの「With the Aim to Live」アソシエーション – 地元の病院の小児がん患者のためにハロウィーン の楽しい催しを行いました。 •プエルトリコの「San Lázaro Sanctuary」 – 地元の動 物保護施設の清掃と犬の世話を行いました。 •エクアドルの「Hogar de la Paz Foundation」 – 高齢者 向け住居センターの清掃、ペンキ塗り、修繕を行い ました。 •バミューダの「West Pembroke Primary School」 – 自 閉症の子供たちのための「知覚促進ガーデン」のハ リケーンによる損傷を修復しました。 アメリカ地域 Un Techo para mi País（私の国の屋根） とともに住宅を建設。 36 メキシコに新設された 「女性 とその味方」ERG の会合では 文化の多様性、 グローバルな 思考とローカルな行動などに ついて話し合われました。 Foundation S.O.S – 収容施設の動物たち に援助の手を差し伸べるチリの社員たち。 年間を通して慈善活動に従事 •ラテンアメリカ、カリブ海、カナダで「Employee Resource Groups (ERG) （社員リソースグループ）」をす べての地域に先駆けて開始しました。 •カナダの「Juvenile Diabetes Research Foundation（若年型 糖尿病研究基金）」 - 若年型糖尿病への認識を高め、 資金集めを行うために毎年開催される Ride for Research を支援しました。 •上級管理者向けの「GlobeSmart（グローバルスマート） 」と「Unconscious Bias（無意識の偏見）」トレーニング を拡張しました。 •フロリダ州マイアミの「Stop Hunger Now（今すぐ飢餓 をなくそう）」 – 世界の最も深刻な貧困地域に向けて 1 万食のパッケージを準備しました。 •ヒューストンとニューヨークの当社施設で「Diversity Day （ダイバーシティデー）」のイベントを開催しまし た。 •チリのビニャ・デル・マールの「Foundation S.O.S」 – 捨て犬収容所の清掃と修復を行いました。 •チリのキトで、第 2 回年次「Latin American and Caribbean Women’s Forum（ラテンアメリカとカリブ海の 女性フォーラム）」を開催しました。 •ミシガン州デトロイトの「Coalition on Temporary Shelter （一時避難施設連合）」 – 地元のホームレスや危険な 状態にある人々のための募金と寄付品集めを支援しま した。 •メキシコで新設された「Women and Allies ERG（女性と その味方 ERG）」は、働く親たちが毎月の最終金曜日 に子供たちを職場に連れてこられるように AIG 保育セ ンターを作りました。 •カリフォルニア州サンフランシスコの「Leukemia & Lymphoma Society（白血病とリンパ腫協会）」 – Light the Night walk に参加し、1.6 万ドル以上を集めました。 栄誉 •ジョージア州アトランタの「Chattahoochee River Keeper」 – チャタフーチー川のクリーンアップデーに 参加しました。 ダイバーシティ＆インクルージョン アメリカ地域全域で、AIG はディバーシティとインクルー ジョンの社風育成に専心しています。ハイライト： •ラテンアメリカ、カリブ海、カナダで「Regional Diversity Councils（地域ダイバーシティ評議会）」を開始しまし た。 • ブラジルの 2014 年度「Empresas Iluminadas（啓蒙され た企業）」賞 – 知的障害者に奉仕する Casas André Luiz Institution への貢献が称えられました。 • エルサルバドルの「FUNDEMAS」賞 – 社会的責任に対 する AIG のコミットメントが称えられました。 • グアテマラの「Héroe Del Voluntariado 2014、Live United Guatemala」 – 公立学校の恵まれない子供たちに対す る AIG 社員の支援が称えられました。 財務教育プログラム - コロンビア AIG コロンビアでは過去 4 年間にわたり、FASECOLDA（コロ ンビア保険業者連盟）と協力して、リスクに対処するための 保険やその他の手段に関する情報を個人に提供する「安全な 生活プログラム」を実施してきました。2014 年には指導を受 けた人数は 655 人となり、2013 年の参加者から 67% の増加 となりました。 アメリカ地域 37 ブラジルでの受賞：Casas André Luiz Institution は知 的障害者に対する AIG の 支援を称えました。 アジア パシフィック地域 社員総数： 事業展開国数： 23,000人 16 地域拠点： 日本 「コーポレートシチズンシップは AIG で重要な役割を果 たします。それは私たちの人格の一部です。当社は私たち が生活し仕事をする地域に還元することの大切さを信じて います。ボランティア活動や慈善寄付、交通安全プログラ ム、災害救援などを通じて、AIG は世界をお客様や社員、 ビジネスパートナーにとってより安全でより良い場所にす るために努力しています。」 ホセ・ヘルナンデス プレジデント兼 CEO アジアパシフィック地域 ダイバーシティ＆インクルージョン ダイバーシティ月間の一貫として、AIG のマニラオフィスで 「ダイ バーシティツリー・クリエイティブ・コンセント」 の作品を審査す るジェフ・ハード （人事管理担当エグゼクティブ・バイスプレジ デント）。 フィリピンとマレーシアの 5 つのオフィスが参加し、 ダ イバーシティのビジョンをチームで共同制作しました。 アジアパシフィック地域での業務運営にとって、ダイバー シティは AIG の日常の一部です。 •ニュージーランド、中国、フィリピン、日本で 「Unconscious Bias（無意識の偏見）」プログラムを実施 しました。 ダイバーシティ月間 •「Regional Women’s Forum（地域の女性フォーラム）」を マニラで、「Future Leaders Forum and Passport to Success（ 未来のリーダーフォーラム）」をジャカルタで開催し ました。 AIG のダイバーシティのユニークな社風を祝い、アジア パシフィック地域のオフィスでは10月に「ダイバーシ ティ月間」を実施。地域全体で 45 以上のイベントが計 画され、1 万人以上の社員が参加しました。 •アジアパシフィック地域では他に先駆けて 10 の「社員 リソースグループ (ERG)」が結成されました。 表彰 •ダイバーシティアクセスについて 12 の大型オフィスを 監査し、2 か所は調整完了（ベトナムと韓国）、もう 1 か所は間もなく完了予定（中国）となっています。 アジアパシフィック地域は、日本、東京で開催された 2014 年度「Disability Matters（ディスアビリティ・マタ ーズ）」の国際会議で受賞者に選ばれました。この賞 は、人材、職場、市場で障害者の雇用や職場の整備など に貢献している企業を表彰するものです。 •初のダイバーシティとインクルージョン地域アンケー トの作成と導入を行い、4,000 の回答を取得しました。 香港では、機会均等委員会が差別禁止法の概要を提示し、 職場での差別の認識と防止、 インクルーシブな職場環境の 育成について説明しました。 アジアパシフィック地域 「ディスアビリティ・マターズ」 国際会議で AIG に贈られた賞 を受け取るピーター・デービソン （アジアパシフィック地域人事 担当地域ヘッド） 39 AIG は特別仕様のトラックを使って中国全土で交通安全 促進キャンペーンを半年にわたって実施し、28,000 人以 上の人々が参加しました。 交通安全 アジアパシフィック地域は主に低所得から中程度の所得 の国々から構成されており、交通安全のリスクが非常に 高くなっています。AIG では交通安全促進に世界的に専 心しており、2014 年はアジアパシフィックの 4 つの市 場で次のキャンペーンを実施しました。 One AIG Blue Day 国連が定めた「世界自閉症啓発デー」に合わせて社員た ちは青いものを身につけ啓発への呼びかけに賛同しまし た。各地で実施された活動例： •日本 - 東京、富山、大阪、札幌で、地域の自閉症児支 援団体と連携してボランティアイベントを開催しまし た。 •タイ – 自閉症のこどもたち向けのセンターへの募金活 動を行いました。 •台湾 – 自閉症の方々が作った手作りの石鹸をチャリテ ィで販売しました。 •中国 - 市民に交通安全の重要性を知らせるために交通 安全視察を開始しました。中国の交通安全インフォグ •ベトナム – ボランティアの社員が自閉症の子どもたち と共に特別支援学校の募金活動を支援しました。 ラフィック •シンガポール – 交通安全規則の大切さを教えるため に、就学前の児童を対象とする交通安全教育プログラ ムを実施しました。 •シンガポール – シンガポール初の自閉症の特別支援学 校であるパスライト学校の生徒たちが作成したしおり を販売しました。 •ニュージーランド – Autism New Zealand から 2 名の スピーカーを招いて、自閉症についての社員向けの講 •タイとベトナム - 青少年のヘルメット使用を促進する 演会が行われました。 「ヘルメット安全キャンぺーン」を実施しました。 札幌で開催された One AIG Blue Day ボランティア精神 アジアパシフィックの AIG 社員は年間を 通して結束し、地域のコミュニティに貢 献しています。 AIG ボランティア週間 アジアパシフィックでは、460 名以上の 社員が 20 のプロジェクトをまとめ、参 加しました。 アジアパシフィック 40 アジアパシフィック 41 ヨーロッパ、 中東、アフリカ 社員総数： 事業展開国数： 7,500人 47 地域拠点： イギリス 「私たちグローバル企業としての価値は、 ビジネスの成功だけで なく、私たちが奉仕し支援する地域によって測定されるようにな っています。環境の保護や維持に対して取る行動、事業運営にお けるリーダーシップやインテグリティ、 すべての社員に対する機会 均等などが重視されます。 EMEA 地域は地理的な広さと文化の多 様性において、私たちの個々の違いをOne AIG（ひとつの AIG） に 団結させる強さを示す格好の例となります。」 セレーナ・マーグ プレジデント兼 CEO EMEA Leading Others は地域全体で未来のリーダー候補に能力開 発の機会を提供します。 ダイバーシティ月間 EMEA 地域は昨年 5 月に初のダイバーシティ月間を実施 しました。社員は 24 か国で開催された、多様な文化や 伝統、アフィニティグループを促進し、それらを学ぶこ とを奨励する 58 のイベントに参加しました。イベント での活動例： ダイバーシティ＆インクルージョン 複数の大陸をまたがりグローバルなビジネス競争に従事 し、才能ある人々の採用を行うには、多様性のある職場 環境が不可欠です。2014 年の達成事項： •バーレーン – ラマダンの月間に食される地元の食事の 紹介、この聖なる月間の背景と意味の説明。 •EMEA フレックスワーク原則の導入 •ブルガリア – 「ギャップを埋める」ダイバーシティワ ークショップ。 •インドとアラブ首長国連邦での初の ERG を含み、15 の「社員リソースグループ」を開始しました。 •フランス – 「世代間多様性」ワークショップ。 •ロンドン、ブリュッセル、アテネの中堅管理職者を対 象に、AIG の「Leading Others」プログラムを開始しま した。 •ウガンダ – 「身体障害認識とエチケット」セミナー。 •フランスで開始された第 10 回年次「ドーヴィル女性 フォーラム」に AIG 派遣団を送りました。 Employee Resource Group (ERG) エンプロイー・リソー ス・グループ •11 の「無意識の偏見」ワークショップを開催し、145 名が参加しました。 現在 6 か国で 15 のグループが運営されています。年間 を通じて、ERG はメンバーを対象に数々のイベントを開 催し、専門能力の育成、ネットワーキング、文化の認識 を促進しています。 慈善団体への寄付 •ネルソン・マンデラ基金 - 「マンデラ記念日コンテナー ライブラリー・イニシアティブ」 – AIG アフリカは南ア フリカのリムポポにあるセクトゥプ小学校に書籍や E リ ーダーを入れたプレハブ図書館を寄付しました。 セクトゥプ小学校にプレハブ図書館を寄付した AIG アフリカ。 •Enactus – AIG は、フランス、カザフスタン、南アフ リカ、イギリスのローカル組織を通じて 7.2 万ドル 以上を寄付し、学生、学者、ビジネスリーダーを一 堂に集めて起業活動によるより良い持続性のある世 界を形成する努力に貢献しています。 ロンドンの 「女性とその味方」 ERG は 「スピードネットワーキン グ」 イベントを開催しました。 このイベントで参加者は、 会社の リーダーと 3 分間ずつ対面してキャリア開発に関する助言を 受けました。 ヨーロッパ、中東、アフリカ 43 ジュニアアチーブメント、 アイルランド 6 週間にわたり、AIG のボラン ティアはダブリンの 7 つの学区 の 200 名以上の生徒に、学業 を続けることの大切さ、スキル を伸ばし、教育機会を最大限活 用することの重要さを教えまし た。 •ドイツ – がん対策協会「Schmetterling e.V.」のために ベークセールを行いました。 ボランティア精神 グローバルボランティア週間 •イスラエル – 「善行を行う日」のイベントで、50 万 EMEA 地域の AIG チームはグローバルボランティア週 人以上のボランティアが参加し、人々の生活をより良 間のチャレンジに応え、750 名の社員がそれぞれの地域 くするための活動に従事しました。 で合計 2,200 時間以上をボランティア活動に費やしま した。 実施されたプロジェクト： •ギリシャ – 収容所や公共住宅プログラムを通じてホ ームレスやホームレスになる恐れがある人々を支援す る慈善団体「PRAKSIS」を援助しました。 スコットランドのメリーリー小学校 AIG はグラスゴーの生徒とオールブラッ クスセブンのチームメンバーとのミーテ ィングを組織して、 スキルやドリルのトレ ーニングセッションを行いました。 オールブラックスセブンズ 表彰 自転車通勤 •ロシア – 評価機関 Expert RA により魅力的な雇用者とし てА.hr 高評価を 2 年連続して受けました。 健康とウェルネス、環境への責任を促進す るために、ロンドンの AIG オフィスの 1 つではイギリスの通勤用無課税自転車の大 手プロバイダー、Cyclescheme と提携して パイロットプログラムを開始しました。政 府のグリーントラベルプランのもと、雇用 者が通勤用の自転車と安全設備を社員に提 供すると税優遇措置を受けることができま す。 •スペイン – ICEA 保険詐欺検出技術賞を受賞し、賞金を慈 善団体の食費に寄付しました。 •スペイン – 障害者雇用の卓越した持続的人事方針に対し てIMAF (Instituto para la Mediación Aseguradora Financiera) 賞を受賞しました。 ヨーロッパ、中東、アフリカ 44 明日に挑む AIG グループは、世界の保険業界のリーダーであり、100 以上の国や地域で顧客にサービスを提供しています。 AIG グループ各社は、世界最大級のネットワークを通して個人・法人のお客様に損害保険商品・サービスを提供して います。また、米国では生命保険事業、リタイヤメント・サービス事業におけるリーディングカンパニーです。持株 会社 AIG, Inc. はニューヨークおよび東京の各証券取引所に上場しています。 詳細はこちらをご覧ください。www.AIG.com | YouTube: www.youtube.com/aig | Twitter: @AIGinsurance | LinkedIn: http://www.linkedin.com/company/aig AIG はアメリカン・インターナショナル・グループ傘下の全世界の損害保険事業、生命保険事業、リタイヤメントサ ービスのマーケティングネームです。詳細は、当社ウェブサイト www.aig.com をご覧ください。すべての商品はアメ リカン・インターナショナル・グループ傘下の子会社あるいは関連会社である保険会社によって契約の引受が行われ ます。保険の適用範囲は、一部の地域では適用外となる可能性があり、実際の契約に準拠します。保険以外の商品・ サービスは、独立した第三者によって提供されることがあります。一部の補償については、サープラス・ラインの保 険会社によって提供されることがあります。サープラス・ラインの保険会社は、一般的に、米国州政府保証基金に加 入していないため、当該の基金による保証は行われません。