トヨタは、「トータルクリーン ＊1」をめざしています。

トヨタは、
「トータルクリーン＊1」をめざしています。
「トータルクリーン」を基本理 念 に、環 境に 配 慮したクルマづくりを進 めています。
生産から廃 棄にいたるトータルライフの 視 点により、環境 への 取り組みのひとつひとつを
すべての 過 程 で 連 携させ、クリーンなクルマづくりをめざします。さまざまな環境 目標を、
バランスを取りながら達 成し、総 合的に 環境 性能 の向上を図ります。
＊ 1. トータルクリーン ：「開発・生産・使用・廃棄」のすべての過程で環境との調和を図ることを意味します。
＊ 2. Eco-VAS［エコバス］： Eco-Vehicle Assessment System。車両開発責任者が企画段階で生産、使用、廃棄にいたる
LCA（ライフサイクルアセスメント）の考え方を踏まえた環境目標値を設定。全開発プロセスを通じて目標達成状況をフォローして、
確実な達成を図る総合的な環境評価システムです。
＊3 の 実 施
LC A（ライフサイクルアセスメント）
2005年からEco -VAS＊2 を導入し、
環境配慮設計をさらに 強化。
■ LCA　実施結果
走行段階だけでなく、生産から廃棄までの全ライフ
サイクルで排出するCO 2 やその他の大 気 汚 染 物 質の
総量を従来に比べて低減しています。
1,000
1.0
800
0.8
600
0.6
400
0.4
200
0.2
＊ 3. LCA：Life Cycle Assessment。資源採取〜廃棄・リサイクルまでの
各段階で、クルマが環境に与える要因を定量化し、総合評価する手法で、
ISO14040 シリーズで国際標準化されています。
0
A B C
CO2
A B C
NOX
A B C
PM
A B C
NMHC
A B C
SOX
A：当社 2.0L ガソリン車（FF）　B：エスクァイア（ 2.0 L ガソリン・FF・アイドリングストップ装置装着車）
C：エスクァイア（ 1. 8L ハイブリッド車）
素材製造
車両製造
走行
メンテナンス
廃棄
NO x［窒素酸化物］
：Nitrogen Oxide　SOX［ 硫黄酸化物］
：Sulfur Oxide　PM［粒子状物質］
：Particulate Matter
NMHC［非メタン炭化水素］：Non Methane Hydrocarbons　●自動車の生涯走行距離10 万km（10 年）を、JC08 モードで走行した場合
の結果です。
●トヨタでは LCA により相対的な環境メリットを確認することを目的とし
ているため、評価結果は指数で示しています。また、CO 2 は ton レベル、
それ以外の項目は kg レベルで排出されますので、指数を別に示しています。
0
1. 地球温暖化対策を実施しています。
3. 環境負荷物質を削減しています。
■ CO 2 排出量の低 減をめざした、軽量・高効率なエンジンを搭載。ハイブリッド
システム、VALVEMATIC、Dual VVT-i ＊4 、Super CVT-（自
i
動 無 段 変 速 機 ）など
の採用により、優れた低燃費を達成しています。
■水銀、カドミウム、六価クロムの使用を廃止するとともに、鉛の使用量を
削減し、業界目標を達成しています。
＊4. V VT- i： Variable Valve Timing -intelligent
■エアコンの冷媒充填量を低減。冷媒にオゾン層を破壊しない代替フロン HFC134aを採用しています。
4. VOC ＊5 の 低 減を推進しています。
■内装部品の素 材、加 工 法、接 着 剤 の見直しにより、ホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、
トルエンなどの揮発性有機化合物（VO C）
の発生量を抑制。車室内の
臭いや刺激臭を軽減するとともに、厚生労働省が定めている「室 内 濃 度 指 針 値 」
を下回るレベルとし、業界自主目標を達成しています。
＊5. VOC : Volatile Organic Compounds
5. 環境に配慮した運転を支援します。
HYBRID Gi /HYBRID Xi
■環境に配慮した走りをしているかどうか、メー
ター内のハイブリッドシステムインジケーターや
エコドライブインジケーター＊ 6 で確認できます。
Xi（ 4WD・車両重量1,650kg 以下）
Gi / X i “サイドリフトアップシート装着車 ”（2WD/4WD）
X（
i 2WD）/ Xi（4WD・車両重量 1,660kg 以上）
エコドライブ
インジケーター
ランプ＊6
＊6. ガソリン車のみ設定。
2. 都市環境のクリーン化に配慮しています。
6. リサイクル性 の 向 上を 図っています。
■三元触媒、Dual VV T- i、空燃比補償装置などの採用により、
排 出 ガ スのクリーン化を推 進 。その 結 果、全 車「平 成17年
基準排出ガス7 5 % 低 減レベル」の認定を国土交通省より取得
しています。
■バンパーやインストルメントパネル、グローブボックスなど内外装部品にリサ
イクル性に優れた樹脂 TSO P ＊7を使用。また、再 生フェルトをフロアカーペット
などに採用しています。
（全車）
＊7. TSOP : Toyota Super Olefin Polymer
トヨタ エスクァイア 環境仕 様
車両型式
DAA-ZWR80G
型式
エンジン
DBA-ZRR80G
総排気量　（L）
3ZR-FAE
1.797
1.986
燃料
車両仕様
駆動装置
無鉛レギュラーガソリン
駆動方式
2WD（ 前輪駆動方式 ）
変速機
Super CVT - （自
i
動無段変速機）
1,610 ～ 1,630
1,570 ～1,650
1,660
1,650
1,660 ～ 1,74 0
燃料消費率※1
（国土交通省審査値）
（km/L）
23.8
16.0
15.2
15.0
14.8
CO 2 排出量　（g/km）
98
145　153
155
157
参考
「平成 27 年度燃費基準 ※2」をクリアしています。
燃料消費率
主要燃費改善対策
認定レベルまたは適合規制（国土交通省）
環境情報
車外騒音
認定レベル値
または適合規制値
（ g/km）
電 動 パワーステアリング
自動無段変速機
電気式無段変速機
充 電制御
アイドリングストップ 装 置
アイドリングストップ 装置
0.013
NOx
0.013
鉛
加速騒音規制値：76
720（代替フロン HFC-134a）
自工会自主目標達成（1996 年比 1/10 以下）
水銀
自工会自主目標達成（2005 年 1 月以降使用禁止）
カドミウム
自工会自主目標達成（2007 年 1 月以降使用禁止）
六価クロム
自工会自主目標達成（2008 年 1 月以降使用禁止）
車室内 VOC
関係
可変バ ルブタイミング
電 動パワーステアリング
1.15
NMHC
適合騒音規制レベル　（dB-A）
環境負荷物質削減
ハイブリッドシステム
可 変バ ルブタイミング
SU-LEV ※3 ※4
CO
エアコン冷媒使用量（冷媒の種類 ）　（g）
リサイクル
4WD（ 4 輪駆動方式）
電気式無段変速機
車両重量　（kg）
排出ガス
DBA-ZRR85G
2 ZR -F X E
自工会自主目標達成
リサイクルし易い材料を使用した部品
TSOP
樹脂、ゴム部品への材料表示
リサイクル材の使用
フロント＆リヤバンパー、インストルメントパネル、グローブボックスなど
あり
再生フェルト
フロアカーペット、ダッシュサイレンサーなど
※ 1．燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、
エアコン使用等）
に応じて燃料消費率は異なります。
※ 2．省エネ法に基づき定められている燃費目標基準。 ※ 3 ．
JC08 モード走行　※ 4．
平成17年基準排出ガス75％低減レベル