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財務省説明資料(所得税3) 2/5 (PDF形式:1532KB)
7月1 7日説明資料 共働き等世帯数の推移 0共働き世帯は年々増加。男性雇用者がいる世帯に占める共働き世帯の割合は、 1980年には 36%で、 あったが、 1990年代に入ると、専業主婦世 帯数と共働き世帯数が桔抗し、 1997年以降は専業主婦世帯数を逆転した。2000 年代に入ると、この傾向は更に鮮明となり、 2014 年には 60%1 こ ま で上昇。 ( 万世帯) 1200 男性雇用者と無職の妻からなる世帯 1100 1 000 ." - ( 問団% ) 900 ‘ ・ .・ . . ・ ・ ・-----~ 800 ." ," 700 7 2 0 雇用者の共働き世帯 600 1985 ( 昭和 60 年} , . 1990 2000 2005 201 0 ( 平 成 2年) ( 平 成 12年) ( 平 成 17 年) (平 成22年) f 雇用者の共働き世帯」とは、夫婦ともに雇用者の世帯。 2 .f男性雇用者と無職の妻からなる世帯』とは、夫が雇用者で、妻が非就業者( 非労働力人口及び完全失業者) の世帯。 3.就業者から農林業及び自営業者・家族従業者は除いた。 4.2 0 11 年は東日本大震災の影響により集計していない期聞があり 、年次結果は公表されていない。 ( 出所)f労働力調査特別調査Jf労働力調査J( 総務省) より作成。 { 備 考) 9 │9月3日説明資料 │ 女性の労働参加の状況 0 女性の労働力率を長期的にみると、 1970年代半ばにかけて低下した後、上昇傾向にあり、 rM 字カーブjは緩やかになりつつある。 O 他方、子育て等により就業を諦めている女性のうち、可能であれば就業したいと考えている女性約 300万人 ( 全年齢)を含めた『潜在 的労働力率 jでは、 25-54 歳において 80% 超となっている。 1 00% 配向 ι % 7 菅川 、 。、 , r E 、 、 、 、 g¥ 7 , 、 、 ・ % ‘ , 守 ¥ 、 、 司 、 、 、 OO - U4 B - 凋怜 コ 吋 7 脇 田吋 花- w m 吋 守 一 8 %一 % M・ ' 4 . %一 - A 量 、 , ‘ . Ru ι 唱 凱 一 、 ‘ 、 w m 配 置 8, 、 ‘ %¥ , / 7 M A 山町 , , , , , 00 % 、 4 , 守 80% 60% 51 . 6% 48.7% 39 塙4 40 % 潜在的労働力率 (2014年) 労働力率 (2014 年} 労働力率 ( 四95年} 20% 労働力率 (1975年) 1 5 .5% 14 .5% 労働力率 (1970 年) 0% 1 5-1 9 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-4 9 50-54 55-5 9 60-64 65- { 歳} ( 出 典)総 務省「労働 力調査」 就業者 +完全 失業 者}の割合。潜在的労働力率は、 15 歳 以上人口に占める潜在 的 労働力人口(労働 力 人 口 +就 業希 望 者) ( 注) 労 働力率は、15歳 以上人 口に占める労働力人口( の割合。就業率は、 1 5 歳 以よ 人口に占める就業者の割合。 10 │ 9月3日説明資料 │ 自営業主数、家族従業者数の推移 0 男女ともに自営業主等の数は減少している。 0 男性は一般雇無業主の数が減少しており、 女性は家族従業者の数が大幅に減少。 ( 万 人) 1, 500 自営業主 1 , 000 500 。 グ ダ ダ グ ヂ ...,0:>'b0...,o:>'b<'.グ ヂ 不 安 1 - ぷ 3 ザθ ゃ少 ( 年) 1 , 500 家族従業者 一般雇無業主 1 , 000 │ 内職者 500 。 φ~O 0 . ( 0 < ' やや f : b 0. o . ' b < '. 0 . 0 : > 0 φ や φφ ややややゆゆ ↑ 雇有業主 。 、 。 。 ' ) . . v ' ) . . 0 ポ グ ( 年) ザ 。 やφ ( 年) 2 , 500 2 , 000 , 500 1 1 , 00 0 。 500 やや f:b0 o . ' b < '0 . 0 : > 0. φ , タφ~Oφ φφ 手 > ¥ .. . . , 0 : > φ φ φ . . , 1 : 5 4伊 ポ 仲 { 出所)総務省統計局 f 労働 力講査{ 基本集計 )J { 注 )1 9 5 5 年から1 9 7 5年 、 z 5年から2 0 1 0 年の数値については、時系列接続数値を使用。2 0 1 1 年の数値については、補完推計値を使用。ただしこれらの年の『一般雇費農業主 JJ肉職者 J については、各 1 9 5 5 年から 1 9 70 年 、2 0 1 1 年については、便宜的に全て『一般雇無象主』としている) 。 年の報告書 の数値を使用 ( ∞ 11 小規模事業者数(法人数十個人業主数)の推移 │9月3日説明資料│ 0 小規模事業者数は、 個 人業主の減少などにより減少傾向にある一方、法人数は増加傾向にあり 、小規模事業者数に占める法人数 の割合は上昇。 ( 万人) 475 477 全体 ー 司 、 - 400l 398 350l - / 389 / 300l - ー 一 330 - 33 4 295 個人業主 257 200 法人 150l - ・ 100l - 4 50 77 1 9 8 1 206 ¥ • 118 115 109 1 9 9 1 1 996 2 0 0 1 2006 10 7 • • 『 . • 128 88 1986 2012 (年) ( 出所}中小企業庁「中小企業白書j掲裁資料 ( 総務省f 事業所・企業統計調査J、総務省・経済産業省「平成2 4 年経済センサス ー活動調査J再編加工)より作成。 ( 注 l)r小規模事業者Jとは、常時雇用する従業員の数が20人( 商業文はサービス案は5人)以下の法人文は個人業主をいう。 { 注 2)r事業所・ 企業統計調査』及び「平成2 4年経済センサスー活動調査」では、農林漁業に属する個人経営の事業所等が調査の対象から除かれていること、 SOHOなど外観か らでは繍捉が囲鍵な事業所・ 企業が増加しており、そうした事業所・企業を必ずしも的確に把握できないこと等から、宇土 ( 者)数が他の統計と季援している。 12 年齢階級別自営業主数の推移 │9月3日説明資料│ 0 全体の自営業主数が減少する中で、 30-59患の自営業主数が減少し、経営者の高齢化が進展。若年層の自営業主数が少ないままの場 合、自営業主数の更なる減少が予想される。 ( 万人} ー 1 2 0 1 9 8 4( 昭和5 9 ) 年 :6 9 9万人 2 0 0 4( 平 成1 6 ) 年 5 2 9万人 1 9 9 4{ 平 成6)年 :6 2 4万人 . . . . . . . .2 0 1 4( 平 成2 6) 年: 4 6 0 万人 1 0 0 8 0 8 0万人 6 0 5 9万人 4 8 万人 4 0 3 6 万人 2 0 。 1 5 ' " "1 9 歳 2 0 ' " " 2 4 歳 2 5 ' " "2 9 歳 3 0 ' " "3 4 歳 3 5 ' " "3 9 歳 4 0 ' " " 4 4 歳 4 5 ' " " 4 9 歳 5 0 ' " " 5 4 蔑 5 5 ' " " 5 9 歳 6 0 ' " " 6 4 歳 6 5 ' " " 6 9 歳 7 0 歳 以上 ∞ ( 出典)1 9 8 4 年及び1 9 9 4年は総務省「労働力調査特別調査Jより、 2 4年及び2 0 1 4年は総務省「労働力調査』より作成。 { 達 1)非農林業について集計。 { 注 2)自営業主とは、従業上の地位区分のうち『雇人のある業主」、「雇人のない業主」及び『家庭内臓者J である人をいう。 13 塑 塑 竺 竺 型 塑 竺 埜ιI 0 自営業主を職種別でみると、農林漁業従事者、生産工程従事者、小売・卸売庖主といった『伝統的自営業」の割合が減少する一方、 建築技術者、 SE 、保険代理人・外交員などの労働者に近い『雇用的自営等Jの割合が増加している。 100% 90 % 雇 用 的自営等 80% 70 % 士業 等 60 % そのi ! ! ! の 伝統的自営 理容毎・美容師 50 % 大エ 飲食底主・館館主 40% 圃 小 売・卸売民主 30% 生産工程従事者 20% 農掠漁業従事者 10% 0% 1985 1990 199 5 2000 20 05 2010 {年 ) (出典)総務省『 国勢調査』 ( 備 考)r 伝統的自営業 Jとは、農林漁業、製造業、小売・卸売庖主など取引先との関係で使用従属性の低い従来型の自営業をいい、「士業等Jとは、医師、弁護士、 、保険代理人・外交員など使用従属性の高 会計士・税理士、画家・芸術家など使用従属性の低い専門的臓業をいい、 f雇用的自営等」とは、建築技術者やSE 平 成27年 9月 3日政府税制調査会資料)による。 い自営業主が多く含まれる聴種をいう。この区分は、山田久 『 働き方の変化と税制・社会保障制度への含意 J( 14 事業所得者と「雇用的自営等」等との関係(イメージ) [ 税 制 臥) 1 0事 業 所 得 者 数 3 7 7万 人 事業所得者数 : 3 7 7万 人 ,-ーーーーーーー--E ,-ーーーーーーー--も E ーーーーーー、 量一業人 -業人 一造万 一製日 設万 a民 建 印 1 0r 雇用的自営等」である事業所得者の人 数(推計値) 約 110万人 、 a a - , , e ・ ・ ・ ・ ・ ・ : 1 l A- -- ーー 「一一 一一 -L--j----ーー ーー ---L!- ーー ~.=--, 、 ~ _ . ー 二f 召 さ ?百 戸 1 1 l T 雇 用 的 自 営 等 約 110万人(推計値) フリーランス 約 9 0万人( 11 ) 肝 -JJ 4 { ;~; 1 I I 剖甲i rr~ 、 - 金融保険業 に← R 一三号;W:~~ ゴ 48万人 スーー - A - ー一 一孟 i (推計値) 約90万人 1 l i" .----~ ---'1 ロ lf 運 輸業 li 11有 人 (備考)r 雇用的自営等』とは、建築技術者や S E、保険代理人・外交員など使用従属性(労 働者性)の高い自営業主が多く含まれる職 種をいう(山田久「働き方の変化と税制・社 会保障制度への含意 J(平成 27年 9月 3日 政府税制調査会資料)) 。 (注)上記の人数は「雇用的自営等」の個人業 主数(約 158万人)(総務省「国勢調査 J)に 事業所得者比率(※)を乗じて算出 。 ;0 r フリーランス』である事業所得者の人数 1 1 、 -7 4L--J その他の事業 情報通信業 │ l ‘・・・・・圃・・・・・・圃---_ . . " . 士業・医療保健業 3 1万 人 l (出典)国税庁「国税庁統計年報書(平成 25 年分 )J (注1)r 事業所得者』とは、所得税の申告等を 行った個人のうち、事業所得の金額が他の いずれの所得の金額よりも大きい人をいう 。 )r 税額』とは、申告納税額をいう 。 ( 注2 『 、 、ーーーーーーーーーー" 、ーーーーーーーーー' 、ーーーーーーーーー' サービス業 93万 人 I 料理飲食 旅館業 30万 人 卸売・小売業 不動産業 42万 人 農林水産業 4 1万 人 、 ,ーーーーーーーーー-- 1 6 還 付 :8 3万人 税額なし:132万人 ! j h 己、 ーーーーー 土主主三 ナ ー 二1 1 1 アーーー' (注)リクルートワークス研究所「フリーランス調 査 J(2015年)における「フリーランス Jの人 数(約 127万人)に事業所得者比率 ( ※)を乗 じて算出 。 「フリーランス」とは、①個人事業主として の収入が主体、②誰も雇用していない、 ③ 農林水産業・小売業・飲食業・運送/包装 業・土木/建設業以外、④実庖舗を保有して いない、という条件を満たす 18歳以上の男 女とされている。 !(※)事業所得者比率とは、自営業主数(551万 1 人)に占める事業所得者数 (377万人)の割合 ( 6 8.4%)をいう。 15 税負担の調整のあり方(イメージ) 0 税負担の調整に当たっては、 ・各類型の所得の合算前に、働き方等に応じた所得の種類ごとの負担調整 ( 所得計算上の控除) を行うことが主体となる場合と、 -合算後に、所得の種類と関係なく、家族構成などの人的な事情に配慮した負担調整 ( 人的控除等) を行うことが主体となる場合が存在。 家族構成や所得水準などの ,納税者の人的な事情に配慮した 負担調盤(人的控除等〉 所得の種類ごとの負担調整 (所得計算上の控除) ※所得控除のほか、税額控除や、ゼロ税率を含 む税率構造等によって負担の調整が行われる。 A控 除 A所 得 s; 段式 B控 除 B所 得 総所得金額 : 瓜 破j 系 ; 所得の種類ごとの 負担調整が主体 0 働き方や収入の稼 得形態によって、税 制上の取扱いが大 きく異なる。 側交流ー- 必要経費 -{C所 得 の中 、 別判lJ 人的な事情による 負担調整が主体 語数泳三j (一 必要経費 H 総所得金額 E ; マ 二τ ロ計一一一一一一一一一一一一一-t 一体的l こ取扱し i F~:湾>>業本:::ケー 必要経費 1 1 人的控除等 ~ ~ ~ ~沿線系• . ~.--------------------------------------------_j 16 │ 1附 日 説 明資料│ 所得税における負担調整制度の効果 ( イメージ) 0主要諸外国における所得税の負担調整制度としては、 ①所得控除、 ②合算分割課税、 ③ゼロ税率及び④税額控除が存在。 0給与収入の額に税率表 (ゼロ税率なし)をそのまま適用した場合の税負担額と比較すると、 ① ④の諸制度によって税負担額 が調整されることとなるが、どの制度を用いて税負担を調整することとしているかは各国によって異なる o 「 │ ① 所得控除 ②合算分割課税 ( 2分割) 税率 税率 給与収入の額に税率表(ゼロ税率なし)を そのまま適用した場合 唾 ⑧i!? 税率 砂 - Y 所得控除 収入 Y ④税額控除 ③ゼロ税率 @ きつ 収 入i 収入 給与収入 税額控除 ( 注)r ② 合算分割課税」 とf ③ ゼロ税率」が両方適 用される場合、 「 ② 合 算分割課 税」 にゼロ税率の影 響が一部含まれる点に留意 。 . J 収入 川 町 2 ⑧j 17 所得税の課税最低限の内訳の国際比較 ( 給与所得者の場合)① ( 201 5年 1月現在) 【単身】 日本 給与所得控除 65万円 社 笠 宮 科 │凝 控 除 1 8 . 2万円 I3 8 万円 l a 官 官 概算控除 7 3 . 1万円 アメリカ │ 10月14日説明資料│ I121. 1万円 1 19 . 5万円 基礎控除 1 8 3 万円 イギリス 183万円 ゼロ税率 1 21 .1 万円 ドイツ 1 6 5 . 4 万円 雇用のための手当 24. 7万円 低所得者控除 フランス III ゼロ説率 2 9 1 . 1万円 ( 注) カナダ ゼロ; 説率 スウヱ 7ン z ω . 3 万円 基礎控除 21 .0万円 オランダ 広 基礎税額控除 87. 5万円 7 3 0 . 2万円 ( 注) 9 2 . 1万円 ¥勤労税額控除 4. 6万円 { 注) フランスとスウェーデンには、当該金額のほぼ金額に対して一律に課される税{ フランス:社会保障関連諸説 ( 8 %)、スウェーデン{ ストックホルム市): 地方税 (29.78%))が存在。 { 備考)1.所得税額の計算においては、統一的な国際比較を行う観点から、一般的に適用される鐙除を考慮している。 2.邦貨換算レートは 、 tドJ レ=116円 、 1ポンド183円 、 1ユーロ=145円 、 1カナダドル =10 3円 、 1スウェーデン・ クローネ=16円( 基準 ・ 議定外国為替相場: 平成27年 (2015年 )1月中適用) 。 18