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構成の工夫
C O L U M B U S 21 —
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20 の ポ イ ン ト
Word Squareはなぜ真ん中にあるか ?
◆「今までの付録よりもっと使ってほしい。
」という思いから,各学年の教科書の真ん中に Word
Square のページを置きました。
◆ 1 年には小学校で触れた生活語彙,2 年には日記を書くときに使える言葉を集めました。「Word
Square にきっと使える言葉がある」と生徒に思ってもらえるはずです。
◎ 1 年 p.76-p.81 ◎ 2 年 p.62-p.65 ◎ 3 年 p.56-p.57
構成の工夫
Unit
扉
▶スムーズな導入を促す工夫
1.題材への興味づけを図ったり,本文の内容を予測させたりすることで,
生徒の学ぶ意欲を高めます。
2. 簡単な課題を与えて本文を聞かせることで,
学習のねらい
大まかな内容を理解できるようにします。
具体的な目標を提示することで,生徒
の主体的な学習へとつなげます。
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19
学習に便利な
色遣い
◆ Word Square に緑色のインデッ
日本の詩を
英語で味わう
◆各学年の巻頭に,日本語の詩の英訳を掲
クスを付け,すぐそのページを探せる
載しました。1 年は工藤直子さん ,2 年は
ようにしました。
まど・みちおさん,3 年は谷川俊太郎さん
◆ Unit ごとに色分けしたバーを付け
写真
インパクトのある写
真を大きく掲載しま
した。本文への興味
を引きつけ,活動に
つなげます。
の作品です。
て,Unit のくくりを明確にしました。
◆日本語と英語の響きの違いを楽しみなが
◆ Language Focus のページも,全
ら,どちらも人の思いを伝える同じ言葉だ
体をオレンジ色にしてすぐ見つけられ
という感覚で英語の学習に臨んでほしいと
るようにしています。
願っています。
20
本文の題材について
予備知識をもてるよ
うな問いを掲載。先
生と生徒の活発なや
りとりを促します。
指導書・
周辺教材が充実
◆指導書はワークシートが充実。ワークシートに沿って
進めると,自然と生徒のコミュニケーション能力を高め
まとまりのある英語
(本文全体)
を聞いて,
概要をとらえさせま
す。最初は,比較的
シンプルな課題。繰
り返し聞いて,内容
をつかませます。
る授業ができるようになっています。
◆ホームページに,教科書に関連して使える教材を数多
く収録しています。フォニックスの教材,文法の練習教
材,発展的な読み物教材など,どれも無料で使うことが
できます。
◆すべてカラーになったピクチャーカード,臨場感たっ
ぷりの指導 CD のほか,DVD やデジタル教科書も完備
しています。
1 年 Unit 4 p.39
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7
Unit
本文
構成の工夫
▶自然な英語を通して学ぶ
▶思考力,判断力,表現力が身につく
1. 自然な流れのまとまりのある英文の中に基本文を配置しました。
全体を通しての学習とセクションごとの学習のどちらも可能です。
2. ストーリー性のある自然な対話文は,音読するのに最適です。
3. 本文の最後に設けた Read&Think で,生徒の主体的な意見を引き出します。
中学生に親しみやすいキャラクター。
Unit カラー
Unit ごとにテーマカラーを設定しました。
どの場所を開いているのか一目瞭然。
英単語,英熟語
中学校で学習すべき語彙を各 Unit にまんべ
んなく配置しました。
自然な英語で,中学生に身近な
場面のやりとりが展開します。
1 年 Unit 4 p.42-p.43
セクションごとに本文の
内容理解を確かめます。
Read&Think
内容理解とともに生徒の考えを引き出すことができます。
1 年 Unit 4 p.40-p.41
セクションごとに基本文を配置。
文法事項の配列も教えやすさに配慮しています。
コミュニケーションに役立つ表現を掲載。
相づちのうち方などが自然と身につきます。
新学習指導要領と COLUMBUS 21-③
新学習指導要領では,
「まとまり」
「つながり」という言葉がキーワードになっています。COLUMBUS 21 では,
Unit の本文や Task,Letʼs Read など,さまざまな場面でまとまりのある英語を提示しています。そうした英
語に触れることで,実際のコミュニケーション活動で大切な場面や文脈を生徒に意識させることができます。
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9
Unit
Activity
Unit
▶言語活動を通じて確実に基礎・基本を習得する
1. 各セクションに対応した言語活動を配置。基礎・基本が確実に身につきます。
2. 言語活動では場面設定を重視。機械的な練習ではないので,楽しく活動できます。
1st Listening, 2nd Listening
視点を変えて繰り返し聞きます。
基本文
文構造を確認できます。
Task
構成の工夫
▶ Unit で学習したことを,複数の技能を使って活用する
1. Unit の題材に関連して,本文や Activity で学習したこと
を既習事項といっしょに活用します。
2.「読む」→「話す」,「聞く」→「書く」など,複数の技能
を統合的に使った活動ができます。
Speak and Write
「クラスの友達のことを知る」
というコミュニケーションの目
的をもった活動です。
自分の力で結果をま
とめます。
1 年 Unit 4 p.44-p.45
Sound Focus
音の違いにも注目させます。
Word Square(=語彙
ページ)を参照しながら,
自分のことについて言え
るようになります。
書く活動を重視
正しく文を書く活動を行うときも,
場面設定を工夫しています。
新学習指導要領と COLUMBUS 21-④
新学習指導要領では,文法を「言語活動と効果的に関連付けて指導する」こ
とが求められています。Activity のねらいは,場面設定のある言語活動を通
して文法を習得すること。使用場面といっしょに文法が頭に残ります。
0
Activity との
つながりを意識
前にあるActivity 3
で書いた文が使える
ので,学習したこと
を無理なく活用する
ことができます。
1 年 Unit 4 p.46
Language Focus
構成の工夫
▶学習した文型・文法事項を確認する
1. 複数の Unit で学習したことを整理し,復習できるようにしています。
網羅的なまとめではなく,焦点を絞って関連のある文法事項をまとめています。
2. 日本語と英語の大きな違いである語順に焦点を当てています。
3. 教科書を振り返って文法事項を確認する Grammar Hunt の活動を設けています。
Language Focus 一覧
be 動詞
4
助動詞 can・現在進行形
1年 2
一般動詞(1)
5
代名詞・いろいろな疑問文
3
一般動詞(2)
1
過去の文
4
比べるときの言い方・助動詞の意味と使い方
過去・現在・未来
5
受け身の文
3
さまざまな接続詞
1
2年 2
ここでは代名詞といっしょにいろいろな
疑問文を取り上げています。1 年で学習
した what, who などの疑問詞を使った疑
問文を整理することができます。
3年
3
to+動詞の原形・さまざまな目的語
1
現在完了
2
人やものを説明する言い方
語順をわかりやすく明示
主語 ・ 動詞などを色と形で区別し,
わかりやすく明示しました。
Grammar Hunt
教科書を読み直して疑問文を探します。
COLUMBUS 21 は,既習事項を何度も
振り返り,学習事項の定着を図るように
しています。
新学習指導要領と
COLUMBUS 21-⑤
・Language Focus によって,新学習指導
要領が求める「語順や修飾関係における日
本語との違いに留意すること」
「関連のあ
る文法事項はまとまりをもって整理する
こと」が自然にできます。
・学習内容を定着させるために「スパイラ
ルな学習」が求められています。語学は,
既習の学習事項を繰り返し学ぶことで定
Check
文法の理解を確認できます。
着します。COLUMBUS 21 は,振り返
りのためのページを随所に設けました。
1年 p.118-p.119
3
Small Goal
構成の工夫
▶学習したことを活用する自己表現の場
1. 各学期に設けた Small Goal で,学習事項を活用した自己表現活動ができるようにしました。
2. 活動の手順と役立つポイントを具体的に示しているので,誰でも表現活動ができます。
▶ Small Goal の活動がしやすい学習の流れ
3. Unit で学習したことを Language Focus で整理し,Small Goal で自己表現を行うという
流れを作ることで,生徒は無理なく活動し,達成感をもつことができます。
1年
2年
3年
伝えよう,自分のこと
自己紹介のスピーチをする
伝えよう,大切な人のこと
Show and Tell:写真や物を使って,身近な人を紹介する
ALT 新聞を作ろう
インタビュー記事を書く
日記を書こう
まとまりのある文章で日記を書く
あなたの意見は?
理由を付けて,意見を書く
わたしたちの町
自分たちの町を紹介する
My Treasure
Show and Tell:自分の大切なものを紹介する
Letʼs Have a Debate
立場を明らかにして意見を言う
My Report
心に残ったことを書く
4 技能をバランスよく配置。
ALT の先生にインタビューしたことを
新聞記事に書く活動。
・ALT にインタビューする。【話す】
↓
・答えをメモする。【聞く】
↓
・新聞記事を書く。【書く】
ここでのポイントは,教科書を読み直
してインタビューに使える言い方を探
すこと。直前の Unit 11 がインタビュー
の場面なので,そこに出てきた表現が
使えます。
という流れで技能を統合的に使います。
具体的な活動手順を明示しました。
Language Focusで整理したいろいろな
疑問文を使うことができます。
活動の振り返りができる自己評価
欄を設けました。
1年 p.120-p.121
4
5
Let’s Read
構成の工夫
▶心に訴えるリーディング教材
リーディング教材一覧
1. 人の生き方や現代社会の抱える問題を考えさせる題材,
生徒の感動を呼ぶ題材を取り上げました。
2. 生徒の考えを深めるための課題 Reading Task を配置しました。
3. あっと驚く仕掛けがある作品や世界で評価された作品など,生徒が進んで読みたくなる作品を
掲載しました。
What Am I?
1年
Visas for 6,000 Lives
LR
What Am I?
あっと驚く仕掛けがあるなぞなぞ絵本。
LR
The Lion and the
Mouse
イソップ物語の1篇。先人の知恵など,教養を身につけること
につながる。物語に合う格言を考えることを課題にしている。
SP
The Crow and the
Pitcher/ The Farmer
and His Sons
イソップ物語。The Lion and the Mouse に関連して読む
ことができる。
LR
Living with Robots
かつては夢だったロボットが今や現実のものになり,医療や
福祉などに役立っている。中学生の興味に訴える科学的な説
明文。
LR
Elephant Time and
Mouse Time
ゾウにはゾウの時間があり,ネズミにはネズミの時間がある。
動物と時間とのおもしろい関係を説き明かした科学的な説明
文。
LR
Clancy
一人だけみんなと違っているため,仲間外れになっている牛
の Clancy。でも,違っているからこそできることがあった。
差別の愚かしさ,共に生きることの大切さが感じ取れる物語。
SP
Welcome to
Central Park
ニューヨークのセントラルパークの地図とその説明。
Unit 4 に関連して読むことができる。
LR
Visas for 6,000 Lives
6,000 人のユダヤ人の命を救った日本の外交官・杉原千畝の
伝記。
「世界に貢献した日本人」
の生き方と考え方が心をうつ。
LR
Changing the World
1992 年の環境サミットで 12 歳の少女セヴァン・カリス =
スズキが行った伝説のスピーチ。各国代表の大人たちが声を
失ったそのスピーチとは。
SP
No More Landmines
地雷の被害に苦しむカンボジアの人たちのために地雷除去機
を作った,ある日本人の物語。
SP
Once upon a Home
upon a Home
アカデミー賞を受賞した日本の短編アニメ「つみきのいえ」
を,詩人アーサー ・ ビナードの英訳で発展教材として掲載。
2年
1 年 p.102
3 年 p.35
3年
Once upon a Home
upon a Home
3 年 p.88
6
LR:Letʼs Read SP:Special Program(付録)
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