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木質複合梁用吊具を用いた 省令準耐火構造特記仕様書

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木質複合梁用吊具を用いた 省令準耐火構造特記仕様書
木質複合梁用吊具を用いた
省令準耐火構造特記仕様書
木質複合梁用吊具を使用する枠組壁工法の
省令準耐火構造の住宅
住宅金融支援機構承認
住機C発第70号(技)
建築主
施工者
住所
氏名
印
住所
氏名
発 行:
印
白紙ページ
̶1̶
本仕様書の使い方
本仕様書は、建築基準法第 68 条の 26 第 1 項(同法第 88 条第 1 項において準用
する場合も含む)の規定に基づき、同法第37条第二号の規定に適合するものである
ことを国土交通大臣が認めた木質複合軸材料(以下において、「 I 型梁」という)を
床組及び小屋組に使用し、天井を吊天井とする場合の仕様について、吊木受けと吊
木に替えて木質複合梁用吊具(以下、
「 吊具」という)を使用する場合の特記仕様書
です。本特記仕様書における I 型梁の形状と寸法は下参考図に示すものとします。
140㎜以上 508㎜以下
以上
30㎜
38㎜以上
以上
30㎜
9㎜以上
参考図 I 型梁の形状と寸法
I 型梁の床組を用いた省令準耐火構造の住宅等の天井に、吊具を吊天井下地と
して用い、省令準耐火構造の住宅を設計・施工する場合には、住宅金融支援機構
監修枠組壁工法住宅工事仕様書(発行:
(財)住宅金融普及協会)
( 以下、
「 機構監修
仕様書」という)
と併せて本特記仕様書を添付してください。
̶2̶
目 次
木質複合梁用吊具を用いた
省令準耐火構造特記仕様書
1.使用範囲
P.4
2.吊具の使用範囲
P.4
3.本仕様書に定めなき事項
P.4
4.吊具の仕様
P.5
5.接合具
P.5
6.吊具の取扱い
P.6
7.吊天井の構造
P.6
8.吊具の施工方法
P.7
̶3̶
木質複合梁用吊具を用いた
省令準耐火構造特記仕様書
1.使用範囲
この仕様書は、城東テクノ株式会社が製造する吊具について適用する。
2.吊具の使用範囲
吊具は、I型梁を用いた省令準耐火構造の住宅等として天井を吊天井とする場合の吊木及び
吊木受けに替えて使用する。なお、天井の下地材料及び構造については、本特記仕様書による。
3.本仕様書に定めなき事項
本仕様書に定めのない仕様については、機構監修仕様書によることとする。
その他、定めのない施工方法等については、構造計算等で十分に安全を確認すること。
床仕上材
(グラスウール)
野縁
天井材
I 型梁
木質複合梁用吊具@ 1P以内 2方向
参考納まり図
(床梁に直交または直下に平行する野縁
に1P以内で取付けます。)
̶4̶
4.吊具の仕様
4.
1 構 成:
吊具は、構造部にPP(ポリプロピレン)を用い、梁受け部分にTPE(熱可塑性エラストマー)を
用いた吊具とする。
2 形状・寸法:
4.
吊具の形状と寸法及び部分名称は、下記のとおりとする。
梁受け部
床材
本体部
32
(35)
91
グラスウール
(30)10以内
仮止め用
釘穴
吊具
91
( 55 )
I 型梁
(235)
61.5
( 37 )
(53)
9.5
91
( 21.5 )
13
4.5
23
ガイド線
野縁(30x38)
ビス穴(直交野縁用)
41
ビス穴(平行野縁用)
天井材
22
図 4.2 吊具の形状・寸法(TH-5335W)
図 4.2( 1 ) 参考納まり図
3 許容耐力等:
4.
引
張
強
度
1.32KN/コ(135kgf/コ)
実
用
荷
重
0.19KN/コ(20kgf/コ)
ク リ
ー
プ
JIS K 7115 0.19KN/コ(20kgf/コ)23℃ 100年後 2㎜
5.接合具
吊具の取り付けに使用する接合具は、
ビス
(φ4.0 、
ℓ=50mm )を本仕様書に定める数のみ
使用する。
̶5̶
6.吊具の取扱い
( 1)参考図 6に従い、吊具を設置する。
ガイド線の下端よりも下らないように注意して施工する。
( 2)野縁の上端は、
(3)野縁の寸法は、幅 38∼40mm、高さ30mm以上を使用すること。
5.
にて指定の接合具を使用し固定する。
(4)野縁は床梁に対して平行または直交させ、
( 4 )以外の補助材料は使用しないこと。
(5)施工に際し
野縁(平行)
野縁(直交)
ビス止め
参考図6
ビス止め
野縁(平行)
野縁(直交)
7.吊天井の構造
7.1 界床以外の天井の下地材料及び構成:
7.1.1 断熱材で天井内を区画する場合
(1)室内に面する天井の下地材料は、以下のいずれかとする。下地材料の取付方法は、
機構監修仕様書による。
(イ)厚さ12㎜以上のせっこうボード張り
(ロ)厚さ9 ㎜以上のせっこうボード2枚張り
(ハ)厚さ9 ㎜以上のせっこうボード張りの上に厚さ9 ㎜以上のロックウール化粧
吸音板張り
(2)天井の構成は次による。
(イ)野縁は30㎜×38㎜以上の木材とし、50cm以内の間隔で取り付ける。
(ロ)I 型梁下面と野縁上面の間は間隔 10 ㎜以内とし、
( ハ)に規定する材料を
用いて充填する。
(ハ)天井裏面には、厚さ50㎜以上のグラスウール(かさ比重0.024以上)
を充填する。
̶6̶
7.1.2 せっこうボード2枚張り場合
(1)室内に面する天井の下地材料は、7.1.1(1)
(ロ)
または(ハ)
とし、下地材料の取付
方法は機構監修仕様書による。
(2)天井の構成は、7.1.1( 2)
(イ)
による。
7.1.3 強化せっこうボード1枚張りの場合
(1)室内に面する天井の下地材料は厚さ12㎜以上の強化せっこうボードとし、下地材料
の取付方法は機構監修仕様書による。
(2)天井の構成は次のいずれかによる。
(イ)7.1.1(2 )
(イ)、
(ロ)及び(ハ)
による。
(ロ)7.1.1(2 )
(イ)
とし、かつ、野縁は格子状に組み、天井下地材はその目地を野縁
と一致させて張る。
7.2 界床の天井の下地材料及び構成:
界床の床根太にI型梁を使用する場合の床根太以外の下地材料及び構成は、機構監修仕様書
による
(共同建ては賃貸住宅に限る)。
1P以内
8.吊具の施工方法
8.
1 施工方法:
1P以内
( 1 )吊具の取付位置は、床梁( 1P )直下の野縁に、概ね1P 以内
1P以内
の間隔で、床梁1列おきに2方向、概ね1P以下となるように
取付ける。その際壁との取り合い部分には使用しないこと。
6帖間(6ヶ所)
(2 )吊具は室の中央部分から取付ける。
6帖間(6ヶ所)
( 3 )I型梁への取付けは、吊具の上部をひらき、
フランジに引
1P以内
1P以内
掛ける。吊具の仮固定は、裏面の仮止め用釘穴を使用し、
釘で留めつける。
( 4 )吊具に野縁をガイド線の範囲内に野縁上端を合わせて取
1P以内
1P以内
付ける。その際必ずビス穴を使用し、締めすぎに注意して
ℓ=50㎜)2本を留めつける。
ビス
(φ4.0・
取付けの際、野縁の上端がガイド線の下端より下らない
6帖間(6ヶ所)
ように注意すること。
88帖間
( 9ヶ所)
ヶ所)
帖間
参考図 8.1 吊具の配置
̶7̶
8.2 その他注意事項 :
( 1 )床梁の中心と野縁の中心が揃わない場合は、床梁と平面直行する野縁の交点を吊り込み
位置として使用する。
(2 )吊具を枠組壁工法の下がり天井(設備機器の設置その他の必要から天井面の一部を下げた
10による。
部分をいう)を設ける場合の仕様は、機構監修仕様書 14.
TH-5335W
TH-5335W
1m以内
参考図8.2(2 ) 下がり天井の場合
̶8̶
白紙ページ
本社 〒573-1006 大阪府枚方市招提田近3丁目15番地
TEL.072-868-6611
(代) FAX.072-868-6687
●本工法に関する技術上のお問い合せは
9【J】
:0120-106011
http://www.joto.com
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