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Windows 10 のエディションについて

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Windows 10 のエディションについて
Windows 10 のエディションについて
1.Windows 10 のエディション構成
Windows 10 で利用可能なエディションには次のようなものがあります。
エディション
機能概要
Windows 10 Home
一般ユーザー/家庭向けの一番基本的なエディションです。タブ
レットから 2-in-1 デバイス,PCなど,非業務用途向けのエディ
ションです。
Windows 8/8.1(Coreエディション)の後継になります。
Windows 10 Pro
Home エディションの上位エディションです。ハイエンドユー
ザーやビジネス用途向けに,より多くの機能を備えています。ド
メインへの参加機能やHyper-V,ビジネス向けWindows
Update など,企業内で利用する機能も備えています。Windows
8/8.1 Pro の後継になります。
Windows 10 Enterprise
Windows 10 Pro を基盤として構築されていて,中~大規模の企
業のニーズに対応するための高度な機能が追加されています。デ
バイス,ID,アプリケーション,および企業の機密情報を対象と
した広範なセキュリティ上の脅威に対する高度な保護機能を使用
できます。また,最新機能やセキュリティ更新プログラムを利用
できると同時に,新しい「Windows Update for Business」や
「Long Term Servicing Branch」をオプションで使用できるな
ど,最新技術を導入する頻度を制御することができます。
Windows 8/8.1 Enterprise の後継になります。
Windows 10 Education
教育機関の職員,教員,学生向けのエディションです。機能的に
はほぼ Windows 10 Enterprise と同等です。
※「Long Term Servicing Branch」は利用できません。
2.Windows as a service (Windows を最新の状態に維持)
Windows 10 ではこれまでの Windows OS と違い,数年に一度のメジャーバージョン
アップではなく,もっと短い間隔でこまめに機能強化が図られることになりました。
数年ごとに大きくバージョンアップを行うのは,ユーザーにとっては負担やリスクが大き
く,移行作業にも手間がかかります。これを避けるため,今後は細かい改良や機能追加など
を頻繁に行うことになりました。また,実際に新しい機能を一般公開する前に,一部のユー
ザーに向けてプレビュー版を配布し,ユーザーの反応などを見ながら開発/リリースを進め
るために,新しく導入されたのが「Current Branch for Business」や「Long Term
Servicing Branch」などのバージョン管理機能です。
2-1.Current Branch(カレントブランチ)
Windows 10 に新しい機能が追加されると,それが最新の「Current Branch(カレン
トブランチ)となり,Windows Update などを通じて一般に公開されます。カレントブラ
ンチは数カ月に1回程度リリースされます。
カレントブランチには更新プログラムなどが含まれますので,ユーザーはセキュリティ
パッチや不具合修正などと共に新しい機能を受け取ることができます。
Windows 10 Home では,この仕組みによって,OS が常に最新の状態に保たれること
になります。(新機能を追加しないといった選択はできません。)
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Windows 10 のエディションについて
2-2.Current Branch for Business ( CBB )
Windows 10 に新しい機能が追加されても,ビジネス用途では,すぐにはそれを必要と
しないことも多々あります。十分に検証してからでないと何が起こるか,現状のシステムが
正しく動作するかわからないからです。
そこで,新しい機能の導入を遅延させる機能「Current Branch for Business」が用意
されました。これを使うと,Windows Update によるセキュリティパッチなどは受けるも
のの,新しい機能(カレントブランチ)を受け取るのを数カ月間だけ延期することができま
す。
この機能は,Windows 10 Pro 以上のエディションで利用できます。
2-3.Long Term Servicing Branch ( LTSB )
金融や工場,各種制御装置など,よりシビアな用途で Windows 10 を利用しているの
で,新機能の追加は一切不要というケースでは「Long Term Servicing Branch( LTSB
)」を利用するという方法があります。
LTSB では機能追加は行われず,セキュリティパッチや不具合修正のみが行われます。
LTSB は Windows 10 Enterprise のみ利用できます。Windows 10 のメインスト
リームサポート期間は5年,延長サポート期間は5年なので,合わせて10年の間,このエ
ディションに対して機能追加は行なわれません。
2-4.エディションと更新スキーム
エディション
更新スキーム
更新の配布方法
・Current Branch
・Windows Update
・Current Branch
・Current Branch for Business
・Windows Update
・Windows Update for Business
・Current Branch
・Current Branch for Business
・Long Term Servicing Branch
・Windows Update
・Windows Update for Business
・Current Branch
・Current Branch for Business
・Windows Update
・Windows Update for Business
Windows 10 Home
Windows 10 Pro
Windows 10 Enterprise
Windows 10 Education
3.更新の延期
一部の Windows 10 エディションでは,更新の延期ができます。
更新を延期すると,Windows の新機能が数か月間ダウンロードまたはインストールされません。
更新の延期によるセキュリティ更新プログラムへの影響はありません。
更新を延期すると,Windows の最新機能がリリースされてもそれらを入手できなくなりますのでご注意くだ
さい。
操作画面
操作手順
手順1
スタートメニューの「設定」をクリック
します。
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Windows 10 のエディションについて
操作画面
操作手順
手順2
「更新とセキュリティ」をクリックしま
す。
手順3
「詳細オプション」をクリックします。
手順4
「アップグレードを延期する」にチェッ
クを入れ,「設定」を閉じます。
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