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無限の色彩『ルミニスト/Luminist
KFトリニティ株式会社 1/17 無限の色彩『ルミニスト/Luminist ®』 塗料/インキ ◇ルミニストサンプル画像 色 : ダークカラーにルミニストを配合 下地 : アルミ蒸着 塗料 : アクリルラッカー 色 : ルミニスト原体白 下地 : アルミ蒸着 塗料 : アクリルラッカー 色 : ダークカラーにルミニスト配合 下地 : シルバーメタリック塗装 塗料 : アクリルラッカー 色 : バイオレットにルミニスト配合 下地 : シルバーメタリック塗装 塗料 : 熱硬化アクリル塗料 【目次】 ページ (1)ルミニストの積層構造 P2 (2)色が変化する原理 P2 (3)ルミニスト顔料の色 P3 (4)鏡面光沢の差による色の見え方の違い P4 (5)ルミニストカラーとパールカラーの違い P5 色 : ルミニスト少量配合(左) ルミニストにバイオレット配合(右) 下地 : アルミ蒸着 塗料 : UVクリヤー (6)ルミニスト顔料の物性 P6 (7)ルミニスト顔料の安全性 P6 KFトリニティ株式会社 http://www.kf-trinity.co.jp/ (東京本社) 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町3丁目28番地 TEL 03-5823-3321 FAX 03-5823-3322 大橋ビル3F (10)ルミニストカラーの作成例 P12 (11)ルミニストカラー作成におけるルミニスト顔料と P13 (大阪支店) 〒555-0001 大阪府大阪市西淀川区佃2丁目1番28号 TEL 06-6472-0153 FAX 06-6472-0154 (特殊インキ開発部直通) (8)ルミニストカラーの色の変化 P7 (9)ルミニスト塗料、インキの作成例 P11 色濃度の関係 (12)ルミニストカラーの微細な色の変化 P14 (13)ルミニスト顔料と着色顔料の配合量について P16 (14)ルミニスト写真撮影画像サンプル P17 ※本資料はホームページに掲載されています 2014/8/1(改) KFトリニティ株式会社 2/17 ◇(1)ルミニストの積層構造 (塗装、インキコーティング、印刷、プラスチック等) ①ルミニストは金属光沢面に積層することでその効果を発揮 ②入射光側で見た色と、反射光側で見た色が変化して見える T-1 積層構造 入射光側 反射光側 入射光側から見るとパステルカラーに見える。 ※ ルミニスト顔料に光が散乱し、より不透明感の強い 白色に見えるためパステル調になる。 反射光側から見ると、ルミニストの白さ が消え、青色が減衰した色に変化し、 メタリックカラーに見える。 ルミニスト顔料を含む塗料、インキ、プラスチック ※ルミニスト顔料は透明性が高く、 光を透過し下層の金属光沢に反 射してルミニスト層を再透過する 鏡面層(アルミ塗装、アルミ蒸着等)または鏡面素材(アルミ等) ルミニスト特許について ◇金属光沢表面にルミニスト顔料、又は同じ化学組成の顔料を含む層を積層してなるアプリケーション は KFトリニティの特許です ◇KFトリニティが販売する製品を使用して、ルミニストのアプリケーションを作成される場合は 特許侵害になりません ◇『ルミニスト/Luminist』はKFトリニティが所有する、 顔料、印刷インキ、塗料、謄写版用インキ、絵の具、文房具類、紙類等における 商標登録です ◇(2)色が変化する原理 入射光側 短波長 反射光側 長波長 ルミニスト顔料 の影響を受ける ルミニスト顔料の 影響を受けない T-2 短波長側の青色が 散乱した結果、長波 長側の黄色の発色 が強く見える 青色の散乱 ルミニスト層 ルミニスト顔料 鏡面層 鏡面層の光沢の違いによって、 ルミニストの色の変化・風合いが異なります。 デザインのイメージに合わせて設定することが出来ます。 KFトリニティ株式会社 3/17 ◇(3)ルミニスト顔料の色 ※ルミニスト原体は白色 下地:アルミ蒸着 ルミニスト白 ◇ルミニスト顔料は高透明の白色 入射光側 T-3 反射光側 膜厚感、隠蔽感 が強調され、高 濃度感→パステ ル調 強いゴールド発 色→ゴールドメ タリック 下地のアルミ光沢の影響 で青白く見える。下地の 鏡面を隠蔽しているよう に見え、濃度感がある。 塗膜は透明性であるた め、光は透過し、下地の 鏡面で反射、再透過す る。その反射光を見ると、 鮮やかなゴールドメタリッ クに輝く。 ※上記の図柄は、実際の塗色を見てPC画面上 にペイントしたものであり、微妙な風合い、色は 厳密には再現されていません。特にゴールドメ タリックの輝度感及び色は表現困難なため、下 段の写真撮影画像と合わせて参考にして下さ い。 ルミニスト白 写真撮影画像 入射光側 反射光側 写真画像 ※アクリルラッカー塗料にてルミニスと白塗料作成。 アルミ蒸着紙に約2-3μmバーコート ◇本資料のルミニストカラーの色表現について下記の点にご注意下 さい!! 以下、本資料の色表現はペイント画像と写真画像の双方で表現し、出来る だけ色のイメージを捉えられるようにしました。写真撮影画像の場合、現物 の色と違った色に撮影される色域もあり、その場合、色味としてはペイント の方が近い表現になります。色の変化のイメージは双方観察することに よって捉えて下さい。メタリックの輝度等表現不可能であるため、実際には 現物見本をご評価下さい。 KFトリニティ株式会社 4/17 ◇(4)下地の鏡面光沢の差による色の見え方の違い T-4 下地の鏡面度がつや消し 下地の鏡面度が高光沢 反射光 反射光の散乱 が少なく、反射 する面積が小 さい。 下地の反 射光が散 乱するた め、色の変 化する面 積が大き い。 変化にソフト感があり、より広い面 積で色が変化する。 下地 鏡面度 つや消し 下地がつや消しのため、塗膜 の艶、光沢が落ちる 濃度が薄めに発色する。色の 色・濃度 鮮明さが鏡面高光沢に比べ劣 る。 反射光が散乱するため、色の 色の変化 変化する面積が広い。変化が 分かりやすい。 塗膜 変化がシャープ。色が変化する面 積に広がりがない。 鏡面高光沢 下地が高光沢であるため、艶、 光沢感あり。 下地の鏡面光沢のダウンフロッ プが大きいため濃度感がある。 色が鮮明。 反射光の散乱が少ないため、 色の変化する面積が小さい。 ※デザイン性に合わせて下地の鏡面度を設定して下さい。 KFトリニティ株式会社 5/17 ◇(5)ルミニストカラーとパールカラーの違い ●塗膜の仕上がり感 ルミニスト顔料を含む層 パール顔料を含む層 ※粒子径が大きいため粒子感 がある。キラキラする。 ※粒子径が小さいため粒子感 がなく滑らか。 パールの粒子径 5μm~ 形状:燐片構造 ルミニストの粒子径 1μm以下 形状:球状構造 T-5 ●光輝性の違い パールの光輝性はパール顔料自身に依存する。ルミニストは下層の金属光沢に依存するため、下層 の金属光沢を変えることで、デザインに合わせた輝度感を設定することが出来る。輝度によって色の 変化、風合いも変わる為、デザインの選択肢が広がります。 T-6 入射光 反射光 パール燐片構造 (パール自身の輝度に依存) ルミニスト 球状構造 入射光 反射光 (鏡面層の輝度に依存) ●色設計の違い T-7 パール ルミニスト パール顔料が発色する最適な 既存の色設計にルミニスト顔料 配合設計 (白)を添加し、色の濃度と色の 配合量 変化によって配合量を決める。 基本的に配合量は任意。 パール顔料固有の色を基本に 色設計する。下層の色(白、黒 色設計 等)を利用する。パールの特性 を損なわない程度の着色。 パール顔料に依存する。 光輝度 ルミニスト顔料は白色であるた め、色は着色顔料の色で決ま る。基本的にパステルカラーに なる。透明度を維持出来る配合 設計が必要。 下地の鏡面度に依存する。同じ 色設計でも下地の鏡面度の差 によって色の風合いが異なる。 KFトリニティ株式会社 6/17 ◇(6)ルミニスト顔料の物性 T-8 色 種類 粒径 耐光性 耐熱性 耐薬品性 高透明性の白色 無機顔料 1μm以下 優 優 優 ◇(7)ルミニスト顔料の安全性 1.ルミニスト顔料 製品名 RoHS指令 REACH規則 POPL ルミニスト顔料 規制値以上の意図的使用はあ りません。 規制値以上の意図的使用はあ りません。 ポジティブリストに適合していま す。 2.ルミニストチップ 製品名 RoHS指令 REACH規則 LCW-05(CAB),LCW-06(AC), LCW-08(VC) 規制値以上の意図的使用はあ りません。 規制値以上の意図的使用はあ りません。 KFトリニティ株式会社 7/17 ◇(8)ルミニストカラーの色の変化 例1)青色 ※以下、基本的に下地鏡面光沢は高輝度のアルミ蒸着を使用。 T-9 ●青色にルミニストを配合しない時の色 膜厚感、隠蔽感がない 130628CB-1 L zero 写真撮影画像 (ブルーメタリックカラー) 130628CB-1 ルミニストなし 入射光側 反射光側 パステルカラー に見えない メタリックカラー に見える 下地の鏡面のダウンフ ロップで暗く、黒く見え、 顔料の色味が見えにく い。 メタリックカラーに見え、 顔料本来の色味が鮮明 に見えるが濃度感がな い。高透明感有。 写真撮影画像 基本的に色の変化が ない T-10 ルミニスト添加 ●青色にルミニストを配合した時の色 膜厚感、隠蔽感がある 130607LCB (ルミニストカラー) 写真撮影画像 130607LCB 入射光側 反射光側 パステルカラー に見える メタリックカラー に見える ルミニストの白さが加わり パステル調の色になる。 顔料の色彩が見えるよう になり、暗い場所でも色 彩が映える。 メタリックカラーに見え、ラ イトブルーに黄色が加わ り青味の金発色に輝く。 発色が明るく濃度感があ る。 写真撮影画像 KFトリニティ株式会社 8/17 ●着色青顔料を増量 T-11 反射光側 入射光側 130603LCB (ルミニストカラー) 写真撮影画像 パステルカラー に見える メタリックカラー に見える C-4 130603LCB さらに高濃度の青色 のパステルカラーに なる。 メタリックカラーに見 え、ブルーに黄色が加 わりグリーンメタリック に見える。発色が明る く濃度感がある。 写真撮影画像 KFトリニティ株式会社 9/17 例2)ダークカラー Sample1 1016RBk T-12 ●ルミニストを配合しない時の色 膜厚感、隠蔽感がない 入射光側 反射光側 パステルカラー に見えない メタリックカラー に見える 1016RBk Luminist zero (ダークーメタリックカラー) C-5 基本的に色の 変化がない 下地の鏡面のダウンフ ロップで暗く見え、顔料の 色味が見えにくい。 メタリックカラーに見え、 顔料本来の色味が鮮明 に見えるが濃度感がな い。高透明感有。 T-13 ●ルミニストを配合した時の色 膜厚感、隠蔽感がある ルミニストを添加 入射光側 反射光側 パステルカラー に見える メタリックカラー に見える 1016RBk-2 (ダークルミニストカラー) C-6 ルミニストの白さが加わり パステル感が出る。顔料 の色味が見えるようにな る。暗い場所でも色味が 見える。 メタリックカラーに見え、 赤紫の色に黄色が加わり 茶色系の色に見える。色 が明るく濃度感がある。 KFトリニティ株式会社 10/17 Sample2 1017RBk T-14 ●ルミニストを配合しない時の色 膜厚感、隠蔽感がない 1017RBk-1 (ダークーメタリックカラー) 写真撮影画像 入射光側 反射光側 パステルカラー に見えない メタリックカラー に見える 写真撮影画像 C-7 下地の鏡面のダウンフ ロップで暗く見え、顔料の 色味が見えにくい。 顔料本来の色味が鮮明 に見える。濃度感がな い。高透明感有。 基本的に色の変化が ない T-15 ●ルミニストを配合した時の色 ルミニストを添加 1017RBk-3 (ダークルミニストカラー) 写真撮影画像 膜厚感、隠蔽感が出る 入射光側 反射光側 パステルカラー に見える メタリックカラー に見える C-8 ルミニストの白さが加わり パステル感が出る。顔料 本来の色味が見えるよう になる。暗い場所でも色 味が見える。 薄茶色の色に黄色が加 わり、橙色系の色に変化 する。濃度感があり、色 に明るさがある。 写真撮影画像 KFトリニティ株式会社 11/17 ◇(9)ルミニスト塗料、インキの作成例 1.ルミニストチップ ●塗料種、インキ種によって下表のルミニストチップを選択します。 T-16 ルミニスト(%) 適用対象 品名 樹脂 50 ※LCW01M 硝化綿 50 標準品 LCW05 CAB 50 アクリル系塗料 ※LCW06 アクリル 35 グラビアインキ ※LCW08 塩酢ビ ※少量生産時は価格高になります。 2.ルミニストチップの溶解 ●目的の塗料(またはインキ)に使用される溶剤の主溶剤に(混合組成でも可)約20%~25%のチップを高速 攪拌(約2000rpm)にて溶解させる。(注意:ルミニストチップが固まらないよう攪拌しながら、少量ずつ分けて投入 すると固まりにくく、溶解しやすくなります。) T-17 攪拌機 約2000rpmで約4-6hr(ラボ 機の場合の目安)※ラボ 機、生産機などスケールに よって違いがあります。実機 試験にてご確認下さい。 塗料主溶剤(単独又は混合) ルミニストチップ(20%~25%) 粘調に仕上がります。 3.ルミニスト塗料、インキの作成 2. で溶解したルミニストスラリーを目的の塗料メジューム(又はインキメジューム)に所定量添加し攪拌する。 注意) ルミニスト顔料の分散安定性が不安定(凝集)になると、透明性が損なわれ反射光の黄色 発色が劣化または出なくなります。塗料系とルミニストチップ樹脂との親和性がない場合発生 重要!! します。塗料仕上がり後、ルミニストの透明性、黄色発色度等確認して下さい。 4.塗装及びコーティング膜厚によるルミニスト顔料の適正濃度調整(目安) T-18 ルミニスト顔料の適正濃度の目安 乾燥膜厚 2-3μm 塗料樹脂に対して20%~25% 20-30μm 塗料樹脂に対して3%~5% ※実際には塗料(又はインキ)を作成後、それぞれの膜厚においてご確認下さい。ルミニスト顔料を増減させて 最適量を決定して下さい。 KFトリニティ株式会社 12/17 ◇(10)ルミニストカラーの作成例 簡易的な作成法 1.目的の塗料メジュームで色作成に必要な色塗料とルミニスト塗料を作成(準備) T-19 塗料 配合 ポイント:それぞれの塗料を 目標の膜厚に対して高めの 濃度設定し、濃い場合はメ Luminist メジューム ジュームで希釈して調整する と、配合の調整が容易にな り、最もルミニスト効果のあ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ る配合比を探索しやすくな メジューム 赤塗料 青塗料 黄色塗料 黒塗料 ルミニスト塗料 る。ほぼ配合比が決まった (顔料所定量) (顔料所定量) (顔料所定量) (顔料所定量) (高濃度) (色希釈用) 後、微調整し、最終配合を決 定する。 ※濃度は出来るだけ高めに設定し、色希釈は塗料メジュームで調整する。 2.①~④の着色塗料を混合して目的の色を作成する 例)紫色を調整 + 赤塗料 → 青塗料 目的の紫色 3.目的の塗料にルミニスト塗料を混合して色と反射光の変化を評価する (例) + 目的の紫色 Luminis Luminist 反射光の黄 色発色が弱 いと評価 Luminist → パステル調 ルミニスト塗料 + Luminist さらにルミニ スト塗料を 加える Luminist → Luminist パステル調が 強くなり、反射 光の黄色発 色が強くなる ※目標の色濃度と、ルミニストによる色の変化を相互に確認し、ルミニス顔料の最適値を求める。 ※ルミニスト顔料に対して着色顔料が多過ぎると、ルミニスト効果が小さくなるので着色顔料と ルミニスト顔料の比率を確認し、目的のデザインに応じて決定する。 KFトリニティ株式会社 13/17 ◇(11)ルミニストカラー作成における ルミニスト顔料の添加量と色濃度の関係 例 : ダークカラー1016RBk 1016RBk-1 1016RBk-3 入射光側 写真撮影画像 T-19 1016RBk-1 塗料 (ルミニスト ゼロ) -2 -3 -4 -5 LCW-400SH (ルミニスト白 塗料) 着色塗料 1016RBk-1 100(%) 50 30 10 5 0 ルミニスト 白塗料 LCW400SH 0 50 70 90 95 100(%) 塗料 入射光側 反射光側 ゴールド フロップ なし 強い 着色濃度 パステル調 高い なし なし 大 反射光側 写真撮影画像 ※反射光側の色はオレ ンジ調銅色。ペイント画 像の色が実物に近い。 ◇色作成における ポイント ●着色顔料を複数(赤、青、黄色、黒等)で混色 すると反射光の色の変化も特徴的になり、デザイ ン性が高まります。 ●色塗料(1016RBk-1)と、ルミニスト塗料(LCW400SH)を混合し、色濃度と反射光の色の変化を 総合評価し、ルミニストの添加量を決定する。 注意点 ●ルミニストの配合量が多いと透明度が低くなり、 反射光が鈍くなる。色の変化は大きい。 ●ルミニストの配合量が少ないと、透明度は高い が色の変化が小さくなる。パステル感が小さい。 KFトリニティ株式会社 14/17 ◇(12)ルミニストカラーの微細な色の変化 ポイント ルミニストは下地に鏡面光沢を有し、その下地の鏡面が周囲のコントラストを映し出し、 そのコントラストがルミニスト塗膜表面に反映され、ルミニスト自身の色の変化にも伴って、 アナログ的に微細な色の変化を発現させる。 ゆえに、 1.見る場所(光環境)で色が微細に変化 2.強い光、弱い光、周囲の色、明暗、屋内、屋外等々、光環境によってルミニスト カラーは微細に変化して見えるため、色彩に高級感があります。 条 件※条件は数値管理されたものではありません。 入射光側 反射光側 ① ② ③ 下地の鏡面が暗くなっている 下地の鏡面が明るくなっている 下地の鏡面が光を反射し、その反射光を見た場合 イメージ 上層のルミ ニストカラー 下層の鏡面 光沢 入射光① 入射光② 反射光③ ※実際の光環境は複雑で、様々なコントラ ストが周囲を覆っているため、ルミニストカ ラーは微細に色が変化して見えます。 ルミニスト ダークカラーの色の変化(例) 例-1)ルミニスト配合 1016RBk-3(T-19参照) T-20 入射光側① 入射光側② 反射光側③ 写真撮影画像 ※反射光側の色はオレンジ調 銅色。ペイント画像の色が実 物に近い。 KFトリニティ株式会社 15/17 写真撮影画像 1016RBk-1(T-19参照) 着色顔料は同配合でルミニストが配合されていな い場合の見え方 入射光側① 入射光側② 反射光側③ ※ルミニストが配合されない場合、基本的に色の変化がなく下地の鏡面の影響を 受け、暗く見えたり、明るく見えたりするだけで微細な色の変化が感じられない。 写真撮影画像 ルミニスト白 入射光側① 入射光側② 反射光側③ 写真撮影画像 ルミニスト白に シアン+レッドを着色 (130607LCR) 入射光側① 入射光側② 反射光側③ KFトリニティ株式会社 16/17 ◇(13)ルミニスト顔料と着色顔料の配合比 例 : ダークカラー1016RBk T-21 1016RBk-1 塗料 (ルミニスト ゼロ) -2 -3 -4 -5 LCW-400SH (ルミニスト 白塗料) 100(%) 50 30 10 5 0 0 50 70 90 95 100(%) 着色顔料 濃度(%) 1.3 0.65 0.39 0.13 0.065 0 ルミニスト 顔料濃度(%) 0 2.35 3.29 4.23 4.47 4.7 塗料 着色塗料 1016RBk-1 ルミニスト 白 塗料LCW400SH 入射光側 反射光側 膜厚2-3μm ※色濃度とルミニスト顔料配合量は反比例の関係にある。 ※膜厚が大きくなると、顔料総濃度が減少する関係にある。 (膜厚が2倍になると、おおよそ顔料濃度は1/2) 参考 : 20-30μm の膜厚の場合、目 安として3PHR~ 5PHRに調整 KFトリニティ株式会社 17/17 ◇(14)ルミニスト写真撮影画像サンプル 光環境による色の微細な変化 上層:ルミニストダークカラー 下層:シルバーメタリック塗装 塗料:アクリルラッカー 青味のブラック色 から茶色味に変化 青味のブラック色 さらに茶色味の 色に変化 上層:ルミニストダークカラー 下層:アルミ蒸着 塗料:アクリルラッカー 青味のブラック色 から茶色味に変化 青味のブラック色 青味のブラック色 下地:蒸着 光環境による 変化 下地: シルバーメタリック塗装 下地:蒸着 さらに茶色味の 色に変化 茶色味のブラック色 下地: シルバーメタリック塗装