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Bライセンスモータースポーツ応援マガジン CLUB B vol.9

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Bライセンスモータースポーツ応援マガジン CLUB B vol.9
モータースポーツ、始めてみませんか?
体験会で、雰囲気を
感じてみよう
モータースポーツに興味を持ったけど、何から始めていいか分からなくて悩んでいるキミは、
入門者を対象に全国各地で開催されている「モータースポーツ体験会」で、
その雰囲気を感じてみたらどうだろう。 今回は6月7日(土)に静岡県で開催された、
JAF主催の「マイカーでジムカーナ体験会」に潜入してみた。
今
回この体験会に参加したのは19名。
免許を取得して間もないヤングドラ
イバーから、運転歴40年以上のベ
テランドライバーまで、年齢や性別はバラバ
ラだが、全員が「モータースポーツ入門者」
だ。それぞれが普段、街乗りで使用している
マイカーを持ち込んでの体験になる。
「この体験会は、ヘルメットやレーシンググ
ローブの着用義務もありません。そこまでの
スピードは出せない。安全走行が第一。それ
でもモータースポーツの基本は体験すること
が出来るんです」と話すのは、講習会の進行
と講師を務めるJMRC中部(JAF中部地域
クラブ協議会)モータースポーツ振興委員長
の増田好洋氏だ。
「今回は、座学はほどほど
に、出来るだけ多くの時間を走ってもらって、
クルマの動きや自分の運転のクセなどを感じ
てもらいます」と増田氏。
走行会場は、それほど広くはない広場に
パイロンが並べられたスラロームコース。中
にはコースの狭さに肩を落とした参加者もい
たかも知れない。しかし走り出して間もなく、
この広さでも十分“難しい”ことを、参加者
の多くは感じただろう。
思ったらいきなり目の前に大きな壁がそびえ
立って、足を踏み出そうにも踏み出せない状
況」なのが現状だそうだ。その壁を少しでも
低くするために、このような体験会は非常に
重要な意味を持つと言う。
「私は『モーター
スポーツのバリアフリー化』を目指していま
す」と増田氏は力説する。
今回紹介したジムカーナ体験会のほかに、
JAFやモータースポーツクラブ、ショップ等
が主催する入門者向けの体験会や見学会など
が、全国のミニサーキットなどで随時開催さ
れている。ダートトライアルやラリーがテー
マになっている体験会もあるので、インター
ネットなどで情報を収集して、もし近くのイ
ベントを見つけたら、是非参加してみよう。
前のクルマに続いて、慎重にスラローム走行を体験。
四つのタイヤの位置を意識しながらゆっくりと。
走行前に講師
(右)
からの説明を受け、いざコースイン!
何台かの参加者が、パイロンを抜ける際に
引っ掛けたり踏んだりして、その都度コース
係員がパイロン位置を直しに走る。
「四つの
タイヤの位置を意識して運転してください」
という講師の声が響く。
増田氏によると、
「モータースポーツ入門
者にとっては、一段ずつ階段を上っていかな
ければならないにも関わらず、上り始めたと
午後には1台ずつ、少し複雑なコースにチャレンジ。
今回は走行時間が多く、参加者からは好評だった。
小金澤かおりさん
クルマの運転は
好きだが、競 技 会
に参加するかどうか
検討中の小金澤さ
ん。
「JAFメイトの
記事を見て応募し
ました。終了後国内
Bライセンスは取る
予定ですが、競技
会への参加はまだ悩んでいます。今日は緊張して
いっぱい失敗してしまいました。でもたくさん走る
ことができて、自分の限界も分かりました。
(競技
会参加までに)もう一度同じ入門者向けイベント
を受けてみてもいいかなと思っています」
。
望月政次さん
(右)
・俊宏さん
それぞれが自身
のRX7で 参 加した
望月さん親子は大
のモータースポー
ツ好き。
「低速スラ
ロームで基本の大
切さを学びました。
JAF公認競技に出
場している友達が
いるので、僕もライセンスを取得して、これから
は友達と同じ土俵で戦いたいと思います」
(息子・
俊宏さん)
。
「息子に影響されて、私も後から同じ
クルマを買いました。モータースポーツはいい趣
味ですよね」
(父・政次さん)
。
※講習会の内容は、会場や主催者によって異なります。
ラ イ セ ン ス 取 得 は 意 外 と カ ン タ ン !!
体験会でモータースポーツの面白さを知ってしまったキミは、もうモータースポーツライセンスを
取るっきゃない!ジムカーナやダートトライアル、ラリーなどの出場資格である
「国内Bライセンス」は、約2時間の座学講習を受けるだけでゲットできるって知ってた?
日程を確認して申し込もう
だな」と意外に思う人も多いかもしれない。受講したい講習会
Bライセンス講習会の日程や会場は、JAFのモータースポー
を決めたら、さっそく講習会の主催者に電話して参加申し込み
ルが掲載されているので、手元にある人は見てみよう。
講習会を受講しよう
ツHPでチェックできる。開催月や地域で検索できるので便利だ
をしよう。あとは講習会当日、受講料や写真など必要なものを
ゾ!土曜、日曜や平日の夜など、参加しやすい日程で開催され
準備して会場に向かうだけ。既にJAFの会員になっている人は、
約2時間の座学講習は、モータースポーツのマナーや、絶対
ている場合がほとんどで、
「結構いろんな場所でやっているん
年に10回届く機関誌「JAFメイト」にもBライ講習会スケジュー
に知っておかないといけない規則など、競技会に参加するため
約2時間の講習は、これから始まるモータースポーツライフに役立
つ内容ばかり。よく聞いておこう。きっと役に立つ時が来るはずだ。
テップアップにきっと役立つので、よく聴いておこう。講師は
の基本の内容が中心だ。実技や試験は無いが、これからのス
モータースポーツのベテラン揃いだから、分からないことや疑
問に思ったことは質問して解決しておくようにしよう!
JAFに申請してライセンスをゲット!
終了後に受け取ったライセンス交付申請書に写真、ライセン
ス許可証料を添えて、30日以内にJAFに申請しよう。講習会に
よっては、主催者が代理で申請してくれるケースもある(別途
費用が必要な場合もある)
。JAFの個人会員でない人は、講習
JAFホームページから講習会開催スケジュールをゲットしよう。
http://www.jaf.or.jp >モータースポーツ>ライセンス>講習会スケ
ジュール
Cover Photo
昨年、全日本ダートトライアル選手権N3クラスで初の全
日本チャンピオンを獲得した北條倫史は、今年もエボXでN2
クラスと名称が変わったこのクラスのタイトル防衛にかける。
ランサー、インプレッサの猛者達が集まるこのクラスにおい
て、派手さはないものの、確実にトップタイムを奪う北條の
ドライビングは、徐々に熱い注目を集め始めている。
会会場で入会手続きできる場合もあるので、主催者に確認して
おこう。そして申請後約2 〜 3週間ほどで、念願の国内Bライセ
ンスが郵便で届く。さぁ、モータースポーツを楽しもう!
“CLUB B”はWEBでも見れます!
本誌“CLUB B vol.9”はWEBでもご覧になることができます。これまでのバックナ
ンバーも掲載していますので、興味のある方は下記のホームページへアクセス下さい。
JAF出版社ホームページ http://www.jafpubco.co.jp/
CLUB B Vol.9 Bライセンスモータースポーツ応援マガジン
発行所 ㈱JAF出版社
〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30
発行人 茂木淳一
編集人 田代康
デザイン 鎌田僚
編集
㈱JAF出版社 ☎03-5470-1712
本誌掲載記事、写真の無断複写・複製・転載を禁じます。
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