留学報告書はこちら

埼玉大学 海外協定校留学報告書
氏名
鈴木 聡太
学部・研究科/年次
教育学部英語専修 四年
留学先国・地域名
アメリカ合衆国ノースカロライナ州
留学先大学名
The University of North Carolina at Asheville
留学期間
2014
年
8 月 から
2015 年
5 月まで
留学前の準備について
私は英語教員を目指していたので、将来より良い教員になる為には英会話能力が不可欠
留学を志したきっかけは何です だと思っていました。実際に英語圏の中で英語を使って生活することが一番効果的な方
か？
法だと思い留学を決意しました。また、幼いころからアメリカに対する憧れもあり、場所はア
メリカに決めました。
留学を決めたのは、いつ頃でした
か？
三年次の 11 月頃。
留学前に海外渡航の経験があった
ら、場所、期間、活動内容を教えて ありませんでした。
ください。
留学準備期間中、役に立った勉強
方法、参考書等あれば教えてくださ
い。
私は留学をする決断をするのが遅かったため、TOEFL 対策の十分な時間はありませんで
したが、とにかく公式問題集をやり、テストの方式に慣れることに集中しました。リスニング
やライティング問題は形式が固定なので、自分の回答テンプレートを作り、それを暗記して
テストに挑みました。
卒業を遅らせないためにどのよう
私は四年次に留学に行ったため、四年で卒業することはできませんが、出国前に帰国後
な工夫をしましたか？
どのような授業を何単位とれば卒業できるのかをしっかりと確認しました。
留学中について
留学先で履修した授業を教えてくださ Writing(様々な形式の文章の書き方を学ぶ。)
い。（時間数、授業形態、履修方法 Teaching writing(English の指導法。日本でいう国語の指導法に近い。)
等）
Sociology(社会学。人種、宗教、貧困、ジェンダーなどについて学ぶ。)
Psychology(心理学。)
Health and wellness promotion(メンタルヘルスやフィジカルに関することを学ぶ。)
Education(教員免許取得希望者のための授業。現地の小中高を実際に見学する。)
どのように現地語の習得に努めま
一学期目は、単語帳をやったり、リスニングの練習をしたりしましたが、結局効果を感
したか？
じられずストレスが溜まるだけでした。それよりも大事なことは、現地の友達とたくさん
話すことです。初めはうまく話せず劣等感を感じるかもしれませんが、英語なんてそ
の人の一要素に過ぎません。所詮英語です。気楽にいきましょう。
学習面で一番困ったことはどんな
留学当初は言語の壁や文化の違いなどに悩み、一人で部屋に閉じこもってしまうこと
ことですか？また、どのように問題
もありました。一時はとてもつらくて帰国を真剣に検討したほどでした。しかし、次第に
を解決しましたか？
環境になれ、自分の悩みや弱さを友人や教授に打ち明けるうちに、孤独感から少し
ずつ抜け出すことができました。
日本の授業との違いを教えてくだ
授業が週に２，３回あるので、その分毎回の授業の予習や復習の寮は日本よりも段
さい。
違いに多いです。また、数人でプレゼンやプロジェクトをやる機会が多いのでクラスメイ
トと仲良くなりやすいです。
大学内の施設等について教えて
大学にあるべき施設は一通りあると思います。その中で私のお勧めの場所を二つ紹
ください。（図書館、スポーツジム
介します。一つ目は UNCA の図書館の前にある『quad』です。『quad』とはみんながく
等）
つろいだり、寝そべったりする草原エリアのことです。天気のいい日には、太陽の下み
んなで音楽を聴いたり、おしゃべりしたり、とてもリラックスできる場所です。二つ目は
『Botanical Garden』です。UNCA はとっても自然豊かで素晴らしい大学です。小さな
小川もあり、四季を通して自然の変化を楽しむことができます。
同じ大学への留学を希望する人
UNCA はとっても小さな大学で、教室や学食へ行く道で必ずと言っていいほど友達に
たちへのアドバイスをお願いしま
出くわす程です。生徒数も少なく、深い人間関係を築くことができます。留学生が少
す。
なく、diversity は小さいですが、反面アメリカ人と交流する機会も多いです。そして最
も大きなポイントは日本人が少ないことでしょう。昨年度、私は唯一の日本人学生で
した。孤独を感じることもありましたが、その分常に英語を使う環境に身を置くことにな
り、いろいろなバックグラウンドをもった友人を作ることができました。一クラスの人数も
少なく、教授も熱心で helpful な人が多いです。
大学からバスで 20 分ほどのところにアシュビルという街があります。カフェ、レストラ
ン、バー、ユニークな雑貨屋さんなどが多く立ち並び、おしゃれでかわいらしい街で
す。アメリカの住みたい町ランキングの上位に入ることもあります。
また、アシュビルは山に囲まれており、美しい山々を眺めながらのハイキングは最高
です。
UNCA では自分から積極的に動いていけば様々な経験をすることができます。
日常生活
授業のある日の一日の流れを教えて 一限がある日の流れ
ください。
7:20 起床
8:00-9:40 授業
9:50-朝食兼昼食のあと、部屋に戻り洗濯、休憩
11：00 図書館で勉強
1:40-3:00 授業
3：00- おやつを食べて、ジムへ行きバスケットして遊ぶ
5：00‐夕食
7：00-勉強
10：00-友達の部屋に遊びに行く
12：００ 就寝
生活費及び内訳を教えてください。
・寮費 $2,329.00 per semester
・食費 $ 1,837.00 (fall semester)
$1,783.00 (spring semester)
・その他 health insurance 約$800 per semester
日本から持参した方が良いと思うもの 日本のお菓子。
は何ですか？
これから留学する人への、日常生活 アシュビルは四季のはっきりしている地域です。夏はとても暑く、日差しがとても強いで
に関するアドバイスをお願いします。 す。サングラスは必須です。冬は東京よりも少し寒いくらいですが、大雪で一週間以
（携帯電話、病気の際の対応等）
上休講が続くこともありました。
現地で通話用の携帯電話を買った方がいいと思います。現地の人は良く text といっ
て携帯番号をつかってメッセージをやり取りすることもありますし、旅行の際にも通話
することは多いです。
お金の管理や、日本からの送金等に 私はキャッシュパスポートとクレジットカード二枚を準備しました。現地で銀行口座は
ついてアドバイスをお願いします。（銀 作りませんでした。
行口座開設や海外送金、またはクレ
ジットカード持参など）
住居、生活環境
住居の種類
・寮
・ホームステイ ・民間アパート ・その他（
費用 (月額)
$2,329.00 per semester（ダブルルーム）
）
留学生活を送る上で今後の留学生に 寮によって特徴がかなり異なります。私は留学中、合計３人のルームメイトを持ちまし
伝えたい情報があったら教えてくださ た。私は一人になる時間が欲しいタイプなので、ルームメイトを持つことにストレスを感
い。
じましたが、今となっては非常に良い経験になったなと思います。
留学を終えて
留学を通して、自分自身の気持ちを相手にはっきり伝えていく大切さを学びました。
留学をして変わったことや新たに
気付いたことを教えてください。
悩んでいる。腹が立っている。悲しい。うれしい。日本では口に出さなくても、なんとな
く相手が察してくれることもありますが、海外では口ではっきりと言わなければ伝わりま
せん。時には、はっきり言いすぎて衝突することもありますが、そうすることで相手が自
分を理解し、より深い人間関係を築くことができると思います。
留学はつらいことの方が多いかもしれません。でも、終わってみればすべてがよい思
留学を考えている方へのメッセー
ジをお願いします。
い出です。英語なんてほとんどしゃべったことがなかった自分がなんと一年やってこら
れたので、皆さんなら大丈夫です。最初は日本に帰りたくてよく泣いていたものです
が、最後はアメリカを離れるのが寂しくて泣きました。留学は一生の経験になります！
頑張ってください！
その他
UNCA 最高ですよ。なにか質問等ありましたら、遠慮なくどうぞ。お待ちしています。
その他、自由にご記入ください。
写真
友人たちとキャンパスの近くにある山に登った時の写真。夕日がとてもきれいに見えます。
帰国する前に、友人の実家に遊びに行った時の写真です。
quad と呼ばれる広場で友人たちと撮った写真。