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SYSMAC CJ2 シリーズ フロープログラム変換支援ユーティリティパック
SYSMAC CJ2 シリーズ フロープログラム変換支援 フロープログラム変換支援ユーティリティパック 変換支援ユーティリティパック フロープログラム変換 フロープログラム変換ユーティリティ 変換ユーティリティ ユーザーズマニュアル Man.Rev.D オムロン株式会社 (c)OMRON Corporation 2005.All Right Reserved 1/89 おことわり (1) 本マニュアルの内容の一部または全部を無断で複写、複製、転載することを禁じます。 (2) 本マニュアルの内容に関しては、改良のため予告なしに仕様などを変更することがありますので、予めご了承くださ い。 (3) 本マニュアルの内容に関しては万全を期しておりますが、万一ご不審な点や誤りなどお気付きのことがありました ら、お手数ですが巻末記載の弊社支店または営業所までご連絡ください。その際、巻末記載のマニュアル No.も併せ てお知らせください。 著作権・商標について Microsoft、MS、Windows 2000、Windows NT、Windows XP は、米国マイクロソフト社の登録商標です。 IBM は、米国 IBM 社の登録商標です。 Device Net は、ODVA(Open DeviceNet Vendor Association)の登録商標です。 その他、本文中に記載されている商品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 2/89 はじめに このたび CS/CJ シリーズプログラマブルコントローラをお買い上げいただきまして、ありがとうございます。 CS/CJ シリーズプログラマブルコントローラは、弊社の高度な制御技術と豊富な経験を元に開発された、プログ ラマブルコントローラです。機能や性能などを十分ご理解の上、正しくお使いください。 ●CS/CJ シリーズの定義 本マニュアルで示す「CS/CJ シリーズ」は、「CS シリーズ」と「CJ シリーズ」の総称です。 「CS シリーズ」は、「CS1-H CPU ユニット」の総称です。 「CJ シリーズ」は、「CJ2 CPU ユニット」、「CJ1-H CPU ユニット」および「CJ1M CPU ユニット」の総称です。 ●CPU ユニットの定義 ・本マニュアルで示す「CJ2 CPU ユニット」は、CPU ユニット形式が形 CJ2H-CPU□□-EIP、形 CJ2H-CPU□□ を指します。 CS1/CJ1 シリーズに関しては別マニュアルをご参照ください。 ●「プログラマブルコントローラ」の表記について 本マニュアルでは、「プログラマブルコントローラ」の略称をパソコンと区別するため、「PLC」とします。ただし、従 来からの機能名またはソフトのメニュー名として「PC」を使用している場合は、限定的に「PC」を使用している場 合があります。 なお、パソコンは略称を用いず、「パソコン」と表示します。 ●対象となる読者の方々 本マニュアルは、次の方を対象に記述しています。 電気の知識(電気工事士あるいは同等の知識)を有する方で ・FA 機器の導入を担当される方 ・FA システムを設計される方 ・FA 現場を管理される方 ●お願い 本マニュアルは、「フロープログラム変換ユーティリティ」を用いて変換したプログラムを、CS/CJ シリーズ CPU ユニットにおいて使用する上で重要な情報を記載しています。お使いになる前に本マニュアルをよく読んで、十 分に理解してください。また、お読みになった後も本マニュアルは大切に保管して、いつも手元においてお使いく ださい。 ●「ご使用に際してのご承諾事項」について 1.保証内容 ①保証期間 当社商品の保証期間は、ご購入後またはご指定の場所に納入後1年といたします。 ②保証範囲 上記保証期間中に当社側の責により当社商品に故障を生じた場合は、代替品の提供または故障品の修理対 応を、製品の購入場所において無償で実施いたします。 3/89 ただし、故障の原因が次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外いたします。 a) カタログまたは取扱説明書などに記載されている以外の条件・環境・取扱いならびにご使用による場合 b) 当社商品以外の原因の場合 c) 当社以外による改造または修理による場合 d) 当社商品本来の使い方以外の使用による場合 e) 当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった場合 f) その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合 なお、ここでの保証は、当社商品単体の保証を意味するもので、当社商品の故障により誘発される損害は保証 の対象から除かれるものとします。 2.責任の制限 ①当社商品に起因して生じた特別損害、間接損害、または消極損害に関しては、当社はいかなる場合も責任を 負いません。 ②プログラミング可能な当社商品については当社以外の者が行ったプログラム、またはそれにより生じた結果 について当社は責任を負いません。 3.適合用途の条件 ①当社商品を他の商品と組み合わせて使用される場合、お客様が適合すべき規格・法規または規制をご確認く ださい。また、お客様が使用されるシステム、機械、装置への当社商品の適合性は、お客様自身でご確認くださ い。これらを実施されない場合は、当社は当社商品の適合性について責任を負いません。 ②下記用途に使用される場合、当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによりご確認いただくとともに、定 格・性能に対し余裕を持った使い方や、万一故障があっても危険を最小にする安全回路などの安全対策を講じ てください。 a) 屋外の用途、潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途またはカタログ・取扱説明書などに記 載のない条件や環境での使用 b) 原子力制御設備、焼却設備、鉄道・航空・車両設備、医用機械、娯楽機械、安全装置、および行政機関 や個別業界の規制に従う設備 c) 人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置 d) ガス、水道、電気の供給システムや 24 時間連続運転システムなど高い信頼性が必要な設備 e) その他、上記 a)~d)に準ずる、高度な安全性が必要とされる用途 ③お客様が当社商品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用される場合には、システム全体と して危険を知らせたり、冗長設計により必要な安全性を確保できるよう設計されていること、および当社商品が 全体の中で意図した用途に対して適切に配電・設置されていることを必ず事前に確認してください。 ④カタログなどに記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、ご採用に際しては機器・装置の機能 や安全性をご確認のうえ、ご使用ください。 ⑤当社商品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害が生じることがないよう使用上の禁止事項 および注意事項をすべてご理解のうえ守ってください。 4.仕様の変更 4/89 カタログ・取扱説明書などに記載の商品の仕様および付属品は改善またはその他の事由により、必要に応じて、 変更する場合があります。当社営業担当者までご相談のうえ当社商品の実際の仕様をご確認ください。 5.サービスの範囲 本製品の価格には、技術者派遣などのサービス費用は含まれておりません。 お客様のご要望がございましたら、当社営業担当者までご相談ください。 6.適用範囲 以上の内容は、日本国内での取引および使用を前提としております。 ●海外でのご使用について 本製品の内、外国為替および外国貿易管理法に定める輸出許可、承認対象貨物(または技術)に該当するもの を輸出(または非居住者に提供)する場合は同法に基づく輸出許可、承認(または役務取引許可)が必要です。 5/89 安全上のご注意 安全に使用していただくための表示と意味について このユーザーズマニュアルでは、PLC を安全に使用していただくために、注意事項を次のような 表示と図記号で示しています。 ここで示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載しています。必ず守ってください。 表示と意味は次のとおりです。 安全上の要点 製品を安全に使用するために実施または回避すべきことを示します。 使用上の注意 製品が動作不能、誤動作、または性能、機能への悪影響を予防するために実施または回避す べきことを示します。 お願い 本文中の「お願い」は安全上の要点、使用上の注意と同等の内容を示します。 6/89 図記号の説明 △記号は、注意(警告を含む)を意味しています。 具体的な内容は、△の中と文章で示します。 左図の場合は、「感電注意」を表します。 記号は、禁止を意味しています。 具体的な内容は、 の中と文章で示します。 左図の場合は、「分解禁止」を表します。 ●記号は、強制を意味しています。 具体的な内容は、●の中と文章で示します。 左図の場合は、「一般的な強制事項」を表します。 △記号は、注意(警告を含む)を意味しています。 具体的な内容は、△の中と文章で示します。 左図の場合は、「一般的な注意」を表します。 △記号は、注意(警告を含む)を意味しています。 具体的な内容は、△の中と文章で示します。 左図の場合は、「高温注意」を表します。 7/89 通電中は、ユニットを分解しないでください。 感電の恐れがあります。 通電中は、端子に触れないでください。 感電の恐れがあります。 プログラマブルコントローラ(PLC)の故障や外部要因による異常が発生 した場合も、システム全体が安全側に働くように、PLC の外部で安全対 策を施してください。 異常動作により、重大な事故につながる恐れがあります。 (1)非常停止回路、インターロック回路、リミット回路など、安全保護に関 する回路は、必ず PLC 外部の制御回路で構成してください。 (2)PLC は、自己診断機能で異常を検出したときや、運転停止故障診断 (FALS)命令を実行したとき、運転を停止して全出力を OFF にしま す。 このとき、システムが安全側に動作するよう、PLC 外部で対策を施し てください。 (3)出力リレーの溶着や焼損、出力トランジスタの破壊などによって、 PLC の出力が ON または OFF になったままになることがあります。 このとき、システムが安全側に動作するよう、PLC 外部で対策を施し てください。 (4)PLC の DC24V 出力(サービス電源)が過負荷の状態または短絡され ると、電圧が降下し、出力は OFF となることがあります。 このとき、システムが安全側に動作するよう、PLC 外部で対策を施し てください。 周辺ツールを使用して、ファイルメモリ(メモリカードまたは EM ファイルメ モリ)内のデータファイルを、CPU ユニットの実 I/O(CIO)エリアに転送す るときは、十分に安全を確認してから行ってください。CPU ユニットの動作 モードにかかわらず、出力ユニットに接続された機器が誤動作する恐れ があります。 信号線の断線、瞬時停電による異常信号などに備えて、ご使用者側でフ ェールセーフ対策を施してください。 異常動作により、重大な事故につながる恐れがあります。 8/89 サイクルタイムが延びても影響がないことを確認してから、オンラインエ ディットをしてください。 入力信号を読み取れないことがあります。 他ノードへプログラムを転送するときや、I/O メモリを変更する操作をす るときは、変更先ノードの安全を確認してから行ってください。けがをす る恐れがあります。 CPU ユニットでは、ユーザプログラムまたはパラメータを CPU ユニットに 書き込むと、それらは自動的にフラッシュメモリにバックアップされます (フラッシュメモリ機能)。しかし、その場合、I/O メモリエリア (DM/EM/HR を含む)は、フラッシュメモリへは書き込まれません。とくに 電源断復帰時の保持エリアである DM/EM/HR エリアは、バッテリによっ て保持されます。そのため、電源異常が発生した場合には正しい値が 保持されなくなる可能性があります。したがって、プログラム上で DM/EM/HR エリアの内容を用いて外部へ出力をする場合は、「電池異 常フラグ(A40204)が 1(ON)のときには外部への出力を行わない」など の対策を施してください。 AC 電源の端子台ねじは本マニュアルで規定したトルクで締めてくださ い。 ねじが緩むと発火および誤動作の恐れがあります。 通電中や電源を切った直後は、電源ユニットに触れないでください。 火傷の恐れがあります。 外部電源が接続された非絶縁電源タイプのユニット(形 CS1W-CLK12/52(-V1)、形 CS1W-ETN01)を PLC に実装している場合、 PLC にパソコンなどの周辺機器を接続するときは注意してください。外 部電源が 24V 側を接地していると、周辺機器が 0V 側の接地のときは短 絡します。周辺機器と接続するときは、外部電源を 0V 側で接地するか、 あるいは接地しないでください。 9/89 安全上の要点 CS/CJ シリーズプログラマブルコントローラを使用する際には、次のことに気を付けてください。 ・複数のサイクル実行タスクを新規に作成する場合は、必ず Windows 用周辺ツール CX-Programmer を使用してください。プログラミングコンソール(略してプロコン)では、従来の PLC と同様な1つのサイクル実行タスク(および割込タスク)しか新規作成できません。ただし、 CX-Programmer で作成した複数のサイクル実行タスクをプロコンで、編集することは可能で す。 ・CPU ユニットはユーザプログラム、パラメータエリアのデータを内蔵フラッシュメモリにバックア ップします。バックアップ中は、CPU ユニット前面の BKUP LED が点灯します。CPU ユニット 前面の BKUP LED が点灯している間は、PLC 本体の電源を OFF にしないでください。万一、 OFF にすると、データはバックアップされません。 ・工場出荷時の状態(PLC システム設定の電源 ON 時の動作モードが「プロコンのモード切替ス イッチにしたがう」)の場合、プロコンを接続しないで、電源を投入すると、「運転」モードとして運 転開始となりますので、ご注意ください。 ・周辺ツール(CX-Programmer/プロコン)によって、AUTOEXEC.IOM ファイル(電源 ON 時自動 転送用データファイル)を作成する際には、必ず、書き込み開始アドレスに D20000 を指定し、 かつ書き込みサイズに DM エリア範囲内のサイズを指定してください。 万一、D20000 以外を指定して AUTOEXEC.IOM ファイルを作成した場合であっても、ファイル内 のデータは電源 ON 時に、メモリカードから読み出され CPU ユニットの D20000 を先頭とした アドレスに転送されます。その場合、D20000 以降に誤ったデータが上書きされてしまいます ので、ご注意ください。また、サイズが DM エリア範囲を超えている場合(CX-Programmer の み可)、超過分は、EM エリアに上書きされますので、ご注意ください。 ・信号線の断線、瞬時停電による異常信号などに備えて、ご使用者側でフェールセーフ対策を施 してください。 ・安全のために、インターロック回路、リミット回路、非常停止回路などを必ず PLC の外部回路に 組んでください。 ・PLC 本体の電源を ON にした後に、制御部の電源を ON にするように、外部回路を構成してく ださい。制御部の電源を ON した後に、PLC 本体の電源を ON にすると、PLC 本体の電源 ON 時に、DC 出力ユニット等の出力が一瞬誤動作し、制御部の出力が一時的に正常動作し ないことがあり得ます。 ・出力ユニットのリレーやトランジスタなどの内部回路の故障によっては、出力が ON のままとなる ことがあり得ます。そのため、出力ユニットが誤って、ON のままとなっても、システムが安全側 へはたらくように、PLC の外部で安全回路を設けてください。 ・I/O メモリ保持フラグを 1(ON)に設定している場合、「運転」または「モニタ」モードから「プログラ ム」モードへ変更したとき、出力リレーはクリア(OFF)されず、直前の状態を保持しますので、 外部負荷の状態に注意してください。(なお、運転停止異常(FALS 命令実行を含む)によって、 運転が停止したときは、CPU ユニットの内部の I/O メモリの値は保持されますが、出力ユニッ トの出力接点は、すべて OFF となります。) ・CPU ユニット内の DM(データメモリ)エリア、EM(拡張データメモリ)エリア、および HR(保持リレ ー)は、バッテリによって保持されます。そのため、電池異常が発生した場合には、正しい値が 保持されなくなる可能性があります。したがって、電池異常フラグ(A40204)が 1(ON)のときに は、DM/EM/HR エリアの内容を再設定するなどの対策をラダープログラム上で施してくださ い。 10/89 ・ワイドレンジでない電源ユニットに AC200~240V を供給するときは、付属の短絡金具を「電源 電圧切替端子」から必ず取り外してください。万一、短絡金具を取り付けたまま AC200~240V を供給すると、製品が損傷され、正常な動作、特性となりません。その場合は、必ず電源ユニ ットを交換してください。 ・次のことを行うときは、PLC 本体の電源を OFF にしてください。 ・電源ユニットや I/O ユニットなどの各種ユニット、CPU ユニットの着脱をするとき ・装置を組み立てるとき ・ディップスイッチやロータリスイッチを設定するとき ・ケーブルを接続、配線するとき ・コネクタを取り付けたり、取り外したりするとき ・データの転送中は、ユニットの電源を OFF にしないでください。 とくに、1)メモリカードへアクセス中に、絶対に PLC 本体の電源を OFF にしないでください。 また、2)メモリカードへアクセス中に、絶対にそのままメモリカードを抜かないでください。いった ん、メモリカード給電停止押ボタンを押し、BUSY LED(メモリカードアクセス中 LED)が消えた後 に、メモリカードを抜いてください。 万一、上記1)または2)を行った場合、最悪の場合は、そのメモリカードが使用できなくなります。 ・次の操作は、設備に影響がないことを確認した上で行ってください。 ・PLC の動作モード切替え(電源投入時の動作モード設定を含む) ・接点の強制セット/リセット ・現在値や設定値の変更 ・外部配線の短絡に備えて、ブレーカなどの安全対策を施してください。 ・PLC のベース取り付けネジ、端子台のネジ、ケーブルのネジは、PLC 本体のマニュアルで指 定した規定トルクで締め付けてください。 ・端子台、コネクタを十分確認してから、装着してください。 ・接地された金属に触るなどして人体の静電気を放電させてから、ユニットに触れてください。 ・コネクタ、端子台、増設ケーブルなどロック機構のあるものは、必ずロックしていることを確認し てからご使用ください。 ・正しく配線してください ・本マニュアルで指定した電源電圧で使用してください。 ・電源事情が悪い場所では特に、定格の電圧・周波数の電源が供給できるようにしてご使用くだ さい。 ・配線の際は、ユニット上面の防塵ラベルを貼ったまま配線してください。 ・配線完了後は、放熱のため、必ずラベルを外してご使用ください。 ・配線は圧着端子を付けてください。撚り合わせただけの電線を直接、端子台に接続しないでく ださい。 ・入力ユニットには、定格入力電圧を超える電圧を印加しないでください。 ・出力ユニットは、最大開閉能力を超える電圧の印加および負荷の接続をしないでください。 ・据え付け工事の際には、必ず D 種接地(第 3 種接地)をしてください。 特に電源ユニット端子の GR と LG をショートさせた場合には、必ず D 種接地(第 3 種接地)をし てください。 ・絶縁抵抗試験および耐電圧試験は、電源ユニットの LG 端子を GR 端子から分離して行ってく ださい。 ・配線、スイッチなどの設定を十分確認してから通電してください。 ・運転を開始する前に、ディップスイッチやデータメモリ(DM)が正しく設定されていることを確認し てください。 ・作成したユーザプログラムは、十分な動作確認を行った後、本運転に移行してください。 ・運転再開に必要なデータメモリや保持リレーの内容は、交換した CPU ユニットに転送してから 11/89 運転を再開してください。 ・本製品を分解して修理や改造をしないでください。 ・ケーブルを無理に曲げたり、引っ張ったりしないでください。 ・ケーブルやコードにものを載せないでください。 ・接続ケーブルは本マニュアルに記載されている専用ケーブルを使用または作成してください。 市販の一般パソコン用 RS-232C ケーブルを使用すると、外部機器および CPU ユニットが故 障する恐れがあります。 ・CPU ユニットの RS-232C ポートの 6 番ピン(+5V 電源)は、RS-422A 変換アダプタ(形 CJ1W-CIF11)、RS-232C/RS-422A 変換ユニット(形 NT-AL001)以外の外部接続機器には接 続しないでください。外部接続機器および CPU ユニットが故障する恐れがあります。 ・部品を交換する際には、必ず定格が正しいことを確認した上で交換してください。 ・運搬や保存時は、LSI、IC などの静電気による破壊防止のため、回路基板を導電性のもので 覆い、保存温度範囲に保ってください。 ・回路基板には電気部品のリードなど鋭利な部分がありますので、部品実装部や基板の裏面に 直接手を触れないでください。 ・バッテリは液漏れ、破裂、発熱、発火などの恐れがありますので、+、-の短絡、充電、分解、 加熱、火への投入、強い衝撃を与えることなどは絶対に行わないでください。また、床に落下さ せるなどして強い衝撃をあたえてしまった電池は、液漏れする恐れがありますので絶対に使用 しないでください。 ・電池の交換は熟練した技術者によって行われることが、UL 規格で定められています。 交換作業は熟練した技術者がご担当ください。また、本マニュアルに記載した方法で交換してく ださい。 ・CJ シリーズにおいて、電源ユニットや、CPU ユニット、I/O ユニット、高機能 I/O ユニット、CPU 高機能ユニットを接続するときは、ユニット同士を接続後、上下のスライダをカチッと音がする までスライドさせて、確実にロックしてください。 ・ロックしないと機能が満足できないことがありますので、ご注意ください。 ・CPU ユニットに付属されているエンドカバーは、必ず最右端のユニットに取り付けてください。エ ンドカバーを取り付けないと、CJ シリーズは、正常に動作しません。 ・不適切なデータリンクテーブル/パラメータが設定されていると、設備が予期しない動作をする 恐れがあります。 また、適切なデータリンクテーブル/パラメータが設定されている場合でも、設備に影響がないこ とを確認してから、データリンクを起動/停止してください。 ・ルーチングテーブルを周辺ツールから PLC 本体に転送すると、CPU 高機能ユニットがリセット されます。これは、設定したルーチングテーブルを読み込んで有効にするためです。CPU 高 機能ユニットがリセットされても設備に影響がないことを確認してから、ルーチングテーブルの 転送を実行してください。 ・端子から端子へ渡り線で配線すると、それぞれの電線には加算された電流が流れます。渡り線 で配線するときは、すべての電線の電流容量に注意してください。 ・交換時期お知らせ機能付電源ユニットをご使用時は以下の点にご注意ください。 ・電源ユニット前面 LED が「0.0」と「A02」を交互表示し始めた場合、またはアラーム出力が自 動的に OFF となった場合、半年以内に電源ユニットを交換してください。 ・アラーム出力ケーブルは、動力線や高圧線から離してください。 ・アラーム出力に、定格を超える電圧の印加や負荷の接続をしないでください。 ・交換時期お知らせ機能を維持するため、保管が 3 ヶ月を超える場合は、周囲温度 -20~+30℃、相対湿度 25~70%で保管してください。 ・取付け状態により放熱性が悪化し、交換時期お知らせ信号の時期のずれが生じたり、内 部素子が劣化または破損することがあります。標準取付け以外での使用はしないでくださ 12/89 い。 ・使用する電源ユニットの最大供給容量を超えないようシステム設計を行ってください。 ・電源を切った直後は電源ユニットの端子に触れないでください。残留電圧により感電する恐れ があります。 13/89 使用上の注意 ●本マニュアルに示すとおり、正しく設置してください。 ●次のような環境には設置しないでください。 ・日光が直接当たる場所 ・周囲温度や相対湿度が仕様値の範囲を超える場所 ・温度の変化が急激で結露するような場所 ・腐食性ガス、可燃性ガスのある場所 ・ちり、ほこり、塩分、鉄粉が多い場所 ・水、油、薬品などの飛沫がかかる場所 ・本体に直接振動や衝撃が伝わる場所 ●次のような場所で使用する際は、遮蔽対策を十分に行ってください。 ・静電気などによるノイズが発生する場所 ・強い電界や磁界が生じる場所 ・放射能を被曝する恐れのある場所 ・電源線や動力線が近くを通る場所 14/89 EC 指令への適合について 適合指令 ・EMC 指令 ・低電圧指令 適合の考え方 ■ EMC 指令 オムロンの商品は、各種機械、製造装置に組み込まれ使用される電気機器であるため、組み込 んだ機械・装置がより容易に EMC 規格に適合できるように、商品自身の関連する EMC 規格(注 1)の適合を図っています。 しかし、お客様の機械・装置は様々であり、かつ EMC の性能は EC 指令適合商品を組み込んだ 機器・制御盤の構成、配線状態、配置状態などにより変化しますので、お客様の使用状態での 適合性は確認できません。したがって、機械・装置全体での最終的な EMC 適合性の確認を、お 客様自身で実施していただくようにお願いします。 注1: EMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁環境両立性)関連規格のうち、EMS(Electro-Magnetic Susceptibility:電磁感受性)に関しては EN61131-2 または EN61000-6-2、 EMI(Electro-Magnetic Interference:電磁妨害)に関しては EN61000-6-4。 また、EN61000-6-4 Radiated emission は 10m 法によります。 ■ 低電圧指令 電源電圧 50V AC ~ 1000V AC および 75V DC ~ 1500V DC で動作する機器に対し、必要な 安全性が確保されていることを求めています。適用規格は EN61131-2 となります。 EC 指令への適合について CS/CJ シリーズは、EC 指令に適合しています。しかし、お客様の機械・装置を EC 指令に適合さ せるにあたり、以下の注意が必要です。 1 CS/CJ シリーズは、必ず制御盤内に設置してください。 2 I/O 電源として使用する DC 電源は、強化絶縁、または二重絶縁されたものを使用してくださ い。 3 CS/CJ シリーズの EC 指令適合商品は、EMI に関して共通エミッション規格(EN61000-6-4) に適合していますが、特に Radiated emission(10m 法)に関しては、ご使用になる制御盤の構 成、接続される他の機器との関係、配線等により変化する事があります。 したがって、EC 指令適合品である CS/CJ シリーズをご使用の場合でも、お客様にて機械・装 置全体で EC 指令適合性を確認・対応していただく必要があります。 15/89 リレー出力のノイズ対策 CS/CJ シリーズは、単体として EMC 指令の共通エミッション規格(EN61000-6-4)に適合していま す。しかし、装置に組み込んだ際、リレー出力にて開閉すると、これにより発生するノイズにより、 本規格を満足しない場合があります。 このような場合は、サージキラーを接続するなど、PLC の外部で対応策を実施する必要がありま す。規格を満足させるために必要な対応策は、ご使用になる負荷装置、配線、機械の構成等に よって異なります。 下記対策例は、あくまで発生するノイズを軽減するための例です。 ● 対策の要否について(詳細は EN61000-6-4 を参照) ・PLC を組み込んだ装置全体での負荷の開閉頻度が、1 分間に 5 回未満の場合は対策は不要で す。 ・PLC を組み込んだ装置全体での負荷の開閉頻度が、1 分間に 5 回以上の場合は対策が必要で す。 ● 対策例 誘導負荷を開閉する場合は、下記のように負荷または接点と並列にサージキラー・ダイオード等 を接続してください。 回路例 CR方式 適用 AC DC ○ ダイオード方式 × バリスタ方式 ○ 特長その他 素子の選び方 負荷がリレー、ソレノイドなどの場合 は復帰時間が遅れます。 電源電圧が 24、48V の場合は負荷間 に、100V~200V の場合は接点間の それぞれに接続すると効果的です。 C、R の目安としては C:接点電流 1A に対し 1~0.5(μF) R:接点電圧 1V に対し 0.5~1(Ω) です。負荷の性質やリレー特性のバラ ツキなどにより必ずしも一致しません。 C の接点開離時の放電抑制効果と R の 次回投入時の電流制限効果を考慮し、 実験にて確認してください。 C の耐電圧は一般に 200~300V のもの を使用してください。AC 回路の場合は AC 用コンデンサ(極性なし)を使用して ください。 ダイオードは、逆耐電圧が回路電圧の 10 倍以上のもので順方向電流は負荷 電流以上のものをご使用ください。 電子回路では回路電圧がそれほど高く ない場合、電源電圧の 2 から 3 倍程度 の逆耐電圧のものでも使用可能です。 ○ ○ コイルに貯えられたエネルギーを並 列ダイオードによって、電流の形でコ イルへ流し、誘導負荷の抵抗分でジ ュール熱として消費させます。 この方式は CR 方式よりもさらに復帰 時間が遅れます。 ○ バリスタの定電圧特性を利用して、接 点間にあまり高い電圧が加わらない ようにする方式です。この方法も復帰 時間が多少遅れます。 電源電圧が 24~48V 時は負荷間に、 100V~200V 時は接点間のそれぞれ に接続すると効果的です。 16/89 - ・白熱電球などの突入電流が大きい負荷を開閉する場合は、以下のような方法で突入電流を抑 えてください。 [対策例 1] [対策例 2] 白熱電球に定格の 1/3 程度の電流を流す方法 制限抵抗を取り付ける方法 17/89 関連マニュアル 関連マニュアル CS/CJ シリーズの PLC、サポートツール関連マニュアルは下表のように構成されています。併せてご覧下さい。 Man No. SBCA-337 SBCA-349 SBCA-350 SBCA-351 マニュアル名称 CX-Programmer オペレーションマニュアル CJ シリーズ ユーザーズマニュアル ハードウェア編 CJ シリーズ ユーザーズマニュアル ソフトウェア編 CS/CJ シリーズ コマンドリファレンスマニュアル 用途 CX-Programmer の操作方法について知りたいとき 概要/取付/保守などの基本的な仕様について知りたい とき 概要/設計/各種機能などの仕様について知りたいとき ラダー命令語の詳細について知りたいとき 使用前に 使用前に確認いただきたいこと 確認いただきたいこと 「フロープログラム変換ユーティリティ(FlowConv)」を用いて、C シリーズフロープログラムから変換した CS/CJ シリーズラダープログラムを使用するときの制約事項は「10.4章 制約事項」に記載しています。 制約事項を確認の上、使用いただきますようお願いします。 1. PLC の注意事項/ 注意事項/制約事項 1) フロー変換対応 フロー変換対応の 変換対応の CS/CJ シリーズ PLC は、次の形式になります 形式になります。 になります。 CJ2 シリーズ 形 CJ2H-CPU□□-EIP Ver1.1 以降 形 CJ2H-CPU□□ CS1/CJ1 シリーズに関しては別マニュアルをご参照ください。 上記型式以外の PLC では FlowConv によるフロー変換プログラムを実行できません。 実行した場合はバージョン異常が発生しますので、必ず対応機種を使用ください。 2) EMエリア EMエリアの ファイル化が必要になります 必要になります エリアのファイル化 プログラム実行前に EM のファイル化作業をお願いします。 ファイル化された EM エリアは、フロー対応用ブロックプログラム命令実行時にシステム作業エリアとして使 用します。EM エリアのファイル化を確保しない状態で、ユーザプログラム実行した場合は、プログラムエラ ー(不当命令)が発生します。 CJ2 シリーズ 3) 形 CJ2H-CPU□□-EIP 形 CJ2H-CPU□□ 必要な EM バンク数 2 ファンクションブロック/ST/SFC ファンクションブロック/ST/SFC 言語は 言語は使用不可になります 使用不可になります フロー変換プログラムとファンクションブロックを混在させて使用することはできません。 フロー変換プログラムを CX-Programmer で読み込むとファンクションブロックが入力できなくなります。 なおフロー変換プログラムを使用しない場合は、ファンクションブロック使用は可能です。 4) オンラインエディット注意事項 オンラインエディット注意事項( 注意事項(WAIT 系命令を 系命令を含む回路の 回路のオンラインエディット) オンラインエディット) WAIT 系命令を含む回路(※)をオンラインエディットする場合、ブロックプログラムが当該 WAIT、WAITNOT、 BPJ 命令の箇所でウェイト中のときは、ウェイト中が解除される可能性がありますので十分ご注意ください。 ※FLBL 命令から次の FLBL 命令までのプログラムを便宜上、回路と称します。 ※WAIT 系命令とは、WAIT、WAIT NOT、BPJ、TIMW(X)、CNTW(X)、TMHW(X)、BPPS(自ブロックプログ ラムに対するポーズ、他ブロックに対するポーズは対象外)を総称しています 18/89 2. CXCX-Programmer の注意事項/ 注意事項/制約事項 フロープログラム変換ユーティリティ FlowConv の変換結果として出力された CXT ファイルには、CX-Programmer Ver6以前ではサポートされていないフロー変換用命令が含まれています。それらのフロー変換用命令を読込 むには次の対応が必要になります。なおフロー変換用命令については、3.3章 フロー変換用命令一覧を参照 ください。 1) 以下の 以下のバージョンの バージョンの CXCX-Programmer が必要です 必要です。 です。 CJ2 シリーズ 2) 形 CJ2H-CPU□□-EIP 形 CJ2H-CPU□□ 必要な CX-Programmer のバージョン CX-Programmer Ver.8.1 フロー変換用命令 フロー変換用命令は 変換用命令は FlowConv の変換結果として 変換結果として出力 として出力された 出力された CXT ファイルを ファイルを用いたときのみ使用可能 いたときのみ使用可能 です フロープログラム変換ユーティリティを介さずに CX-Programmer でプログラムを新規作成し、PLC にダウン ロードした場合は、プログラム実行時にプログラムエラー(命令処理エラーフラグ ON)が発生しますのでご 注意ください。 ※フロー フロー変換プログラム 変換プログラム使用中 プログラム使用中の 使用中の識別方法 FlowConv の変換結果として出力された CXT ファイル(フロー変換プログラム)を CX-Programmer に読込 んだ場合、およびフロー変換プログラムをダウンロードした CPU ユニットから、CX-Programmer を用いて プログラムをアップロードした場合、CX-Programmer の表示(プロジェクトワークスペース)上は次のよう に表示されます。 19/89 3. フロープログラム変換 フロープログラム変換ユーティリティ 変換ユーティリティの ユーティリティの注意事項 1) C フローを フローを CS/CJ ラダーに ラダーに変換する 変換するには するには、 には、フロープログラム変換 フロープログラム変換ユーティリティ 変換ユーティリティが ユーティリティが必要です 必要です C フローを CS/CJ ラダーに変換には、フロープログラム変換ユーティリティを使用ください。 またフロープログラム変換ユーティリテ ィ FlowConv で出力され た CXT ファイルを使用するには 、 CX-Programmer Ver8.1 以降が必要になります。 2) フロープログラム変換 フロープログラム変換ユーティリティ 変換ユーティリティによる ユーティリティによる変換 による変換プログラム 変換プログラムの プログラムの動作保証 フロープログラム変換ユーティリティでの変換結果、エラー/ワーニングなしの場合であっても、そのプログ ラムによるシステム動作を保証するものではありません。変換したプログラムを使用して本運転に入る前に、 十分な動作確認を行ってください。 3) 変換仕様と 変換仕様と制約事項について 制約事項について十分確認 について十分確認してください 十分確認してください フロープログラム変換ユーティリティでは、10 章「C フロー→CS/CJ ラダー変換仕様と制約事項」に記載され た変換を行います。また制約事項に記載された通り、制約事項の中には変換時にエラー/ワーニングとし て出力されないものもあります。とくに SKIP/SKIP NOT 命令、 命令、CNR TIM 命令、 命令、S 命令、 命令、割込処理命令、 割込処理命令、ネッ トワーク命令 「10. トワーク命令を使用されている場合は、「 命令 10.3 各命令変換仕様 各命令変換仕様」 変換仕様」の命令変換詳細および 命令変換詳細および備考欄 および備考欄を参照し 備考欄 てください。 またフロープログラムではループ処理が使用されているケースがありますが、ループを抜け出す入力条件 が1秒以上変化しないようなプログラムになっている場合、CS/CJ シリーズ PLC ではサイクルタイムオーバ ーで運転停止する場合があります。万一サイクルタイムオーバーが発生した場合は「 「 10. 10 .. 4 制約事項 (1)無限ループ 無限ループ処理 ループ処理は 処理は使用できません 使用できません 」を参照ください 上記の「10.3 各命令変換仕様」および「10.4 制約事項」を十分確認の上、プログラム変更および動 作確認を行ってください。 改訂履歴 改訂記号 改訂年月 改訂理由・改訂ページ A 2006 年 1 月 初版 B 2006 年 7 月 誤り修正 関連マニュアル、使用前に確認いただきたいこと、3-2、3-5 CX-Programmer V7 および CS/CJ シリーズ CPU ユニット Ver4.0 記載追記 C 2009 年 1 月 CJ2H 対応 D 2009 年 3 月 誤り修正(10.3 各命令変換仕様 20/89 SBT 命令) 目次 はじめに ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ........................................................................ ........................................3 ........ 3 安全上のご注意 ..................................................................................................................................................................................................................................6 安全に使用していただくための表示と意味について....................................................................................................................................................6 図記号の説明.................................................................................................................................................................................................................................7 安全上の要点.................................................................................................................................................................................................................................... 10 使用上の注意.................................................................................................................................................................................................................................... 14 EC 指令への適合について.......................................................................................................................................................................................................... 15 適合指令........................................................................................................................................................................................................................................ 15 適合の考え方 .............................................................................................................................................................................................................................. 15 EC 指令への適合について.................................................................................................................................................................................................... 15 リレー出力のノイズ対策.......................................................................................................................................................................................................... 16 関連マニュアル 関連マニュアル ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ........................................................................................ ........................................................ 18 使用前に 使用前に確認いただきたいこと 確認いただきたいこと................................ いただきたいこと................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ .......................................................................................... .......................................................... 18 1. フロープログラム変換 フロープログラム変換ユーティリティ 変換ユーティリティ( ユーティリティ(FlowConv) FlowConv)とは................................ とは................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ...................................................................... ...................................... 24 2. FlowConv 動作環境................................ 動作環境................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ..................................................................... ..................................... 24 3. 対象 PLC 機種 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ .............................................................................. .............................................. 25 3.1. 置換え 25 置換え対象の 対象のフローPLC フローPLC 機種................................................................................................................................................................................. 機種 3.2. フロー変換対応 26 フロー変換対応 CS/CJ シリーズ PLC 仕様...................................................................................................................................................... 仕様 3.3. フロー変換用命令一覧 26 フロー変換用命令一覧................................................................................................................................................................................................ 変換用命令一覧 3.4. I/O メモリエリア仕様 27 メモリエリア仕様..................................................................................................................................................................................................... 仕様 3.5. フロー変換 フロー変換プログラム 変換プログラムに プログラムに対応した 対応した CXCX-Programmer のバージョン ........................................................................................................... 28 4. FlowConv インストール方法 インストール方法 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ..................................................................................... ..................................................... 29 5. FlowConv 起動方法................................ 起動方法................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ..................................................................... ..................................... 29 6. FlowConv ユーザインターフェイス仕様 ユーザインターフェイス仕様................................ 仕様 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ............................................................................................... ............................................................... 30 6.1. 6.1.1. ファイルメニュー ........................................................................................................................................................................................................ 31 6.1.2. 編集メニュー 編集メニュー ............................................................................................................................................................................................................... 31 6.1.3. PLC メニュー............................................................................................................................................................................................................... 32 メニュー 6.1.4. オプションメニュー .................................................................................................................................................................................................... 32 6.1.5. ヘルプメニュー ........................................................................................................................................................................................................... 32 6.2. 7. メニュー仕様 メニュー仕様 ..................................................................................................................................................................................................................... 31 ログエリアに ログエリアに表示される 表示されるメッセージ されるメッセージ ......................................................................................................................................................................... 33 FSS ファイルから ファイルから変換 から変換する 変換する ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ........................................................................................ ........................................................ 34 7.1. FSS ファイルとは ファイルとは ............................................................................................................................................................................................................ 34 21/89 7.2. 変換操作の 変換操作の流れ ............................................................................................................................................................................................................. 34 7.3. フロー/ 35 フロー/ニモニックファイル( ニモニックファイル(.FLO)、 .FLO)、I/O )、I/O ラベルファイル( ラベルファイル(.CIO) .CIO)の変換操作......................................................................................... 変換操作 7.4. フロー/ 36 フロー/ニモニックファイル( ニモニックファイル(.FLO)、 .FLO)、I/O )、I/O ラベルファイル( ラベルファイル(.CIO) .CIO)の変換結果......................................................................................... 変換結果 7.5. データメモリファイル( 37 データメモリファイル(.DM) .DM)の変換操作................................................................................................................................................................ 変換操作 7.6. データメモリファイル( 38 データメモリファイル(.DM) .DM)の変換結果................................................................................................................................................................ 変換結果 7.7. CXCX-Programmer への CXT ファイル、 ファイル、MEM ファイル読 ファイル読み込み.................................................................................................................. 39 7.8. CS/CJ シリーズ PLC への転送 への転送 .............................................................................................................................................................................. 40 8. PLC からアップロード からアップロードして アップロードして変換 して変換する 変換する ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ........................................................................ ........................................ 41 8.1. フローPLC 41 フローPLC 接続............................................................................................................................................................................................................... 接続 8.2. プログラムアップロード( プログラムアップロード(バックアップファイルの バックアップファイルの作成) 作成) .................................................................................................................................. 42 8.3. バックアップファイル( 43 バックアップファイル(.CFB) .CFB)の変換 → CXT ファイルの ファイルの作成................................................................................................................. 作成 8.4. バックアップファイル バックアップファイル( アップファイル(.CFB) .CFB)の変換 →MEM ファイルの ファイルの作成 ................................................................................................................... 44 8.5. CXCX-Programmer における、 における、CXT ファイル、 ファイル、MEM ファイルの ファイルの読み込み .................................................................................................. 44 8.6. CS/CJ シリーズ PLC への転送 への転送 .............................................................................................................................................................................. 44 9. エラーメッセージと エラーメッセージと処置 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ .............................................................................................. .............................................................. 45 10. C フロー→ フロー→CS/CJ ラダー変換仕様 ラダー変換仕様と 変換仕様と制約事項................................ 制約事項 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ............................................................................ ............................................ 46 10.1. C フロー→ 46 フロー→CS/CJ ラダー変換仕様 ラダー変換仕様........................................................................................................................................................................ 変換仕様 10.1.1. プログラム構造 46 プログラム構造の 構造の変換..................................................................................................................................................................................... 変換 10.1.2. プログラム変換 プログラム変換の 変換の考え方 ................................................................................................................................................................................ 49 10.2. I/O 指定( 指定(オペランド) オペランド)変換仕様 ............................................................................................................................................................................... 50 10.3. 各命令変換仕様 ............................................................................................................................................................................................................. 51 10.4. 制約事項 ............................................................................................................................................................................................................................ 59 10.4.1. プログラム/ プログラム/設定変更が 設定変更が必要になる 必要になる制約事項 になる制約事項 .................................................................................................................................... 59 10.4.2. ユニット等 ユニット等を含めた設計変更 めた設計変更が 設計変更が必要になる 必要になる制約事項 になる制約事項 ....................................................................................................................... 60 10.4.3. 変換後の 変換後の CPU ユニットにおける ユニットにおける仕様制約事項 における仕様制約事項 ................................................................................................................................... 60 11. デバッグ機能 デバッグ機能................................ 機能 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ............................................................................ ............................................ 61 11.1. CXCX-Programmer による I/O モニタ ........................................................................................................................................................................ 61 11.2. CX63 CX-Programmer によるデータトレース によるデータトレース................................................................................................................................................................. データトレース 11.2.1. WAIT ステータスモニタ........................................................................................................................................................................................... 66 ステータスモニタ 付録 プログラム変換事例 プログラム変換事例 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ .................................................................. .................................. 67 付録 フロー変換用命令詳細仕様 フロー変換用命令詳細仕様 ................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ ................................................................................................ .................................................................................... .................................................... 76 1. 「ブロックプログラムリセット」 ブロックプログラムリセット」命令: 命令:BPOFF( BPOFF(825) 825) .................................................................................................................................................. 76 2. 「ブロックプログラムジャンプ」 ブロックプログラムジャンプ」命令: 命令:BPJ( BPJ(826) 826) ...................................................................................................................................................... 77 3. 「ラベル」 ラベル」命令: 命令:FLBL( FLBL(827) 827)............................................................................................................................................................................................... 77 4. 「ラベルジャンプ」 ラベルジャンプ」命令: 命令:LJMP( LJMP(828) 828) ............................................................................................................................................................................ 78 5. 「ラベル条件分岐 ラベル条件分岐」 条件分岐」命令: 命令:LCJP/ LCJPNOT( LCJPNOT(829) 829) ................................................................................................................................................ 79 22/89 6. 「ラベルリピート」 ラベルリピート」命令: 命令:LRPT( LRPT(830) 830) .............................................................................................................................................................................. 80 7. 「条件スキップ 条件スキップ」 スキップ」命令: 命令:SKIP/ SKIPNOT( SKIPNOT(831) 831).......................................................................................................................................................... 81 8. 「フローカウンタ」 フローカウンタ」命令: 命令:FCNT( FCNT(832) 832) ............................................................................................................................................................................. 82 9. 「フロー可逆 フロー可逆カウンタ 可逆カウンタ」 カウンタ」命令: 命令:FCNTR( FCNTR(833) 833) ................................................................................................................................................................ 83 10. 「フロータイマ」 フロータイマ」命令: 命令:FTIM( FTIM(834) 834).............................................................................................................................................................................. 85 11. 「フロー高速 フロー高速タイマ 高速タイマ」 タイマ」命令: 命令:FTMH( FTMH(835) 835).................................................................................................................................................................. 86 12. 「フロータイマスタート」 フロータイマスタート」命令: 命令:FTMS( FTMS(836) 836) ........................................................................................................................................................... 87 13. 「フロー高速 フロー高速タイマスタート 高速タイマスタート」 タイマスタート」命令: 命令:FTMHS( FTMHS(837) 837) .............................................................................................................................................. 88 14. 「ブロックプログラム」 ブロックプログラム」命令: 命令:FBPRG( FBPRG(823)/「 823)/「ブロックプロ )/「ブロックプログラムエンド ブロックプログラムエンド」 グラムエンド」命令: 命令:FBPEND( FBPEND(824) 824) .................................................. 89 23/89 1. フロープログラム変換 フロープログラム変換ユーティリティ 変換ユーティリティ( ユーティリティ(FlowConv) FlowConv)とは フロープログラム変換ユーティリティは、SYSMAC C シリーズ SYSMATE フローサポートソフトで作成したフロ ープログラムを、SYSMAC CX-Programmer に読み込み可能なファイル形式に変換するためのソフトウェアで す。 2. FlowConv 動作環境 動作可能なパソコン機種は以下の通りです。 項目 仕様 パソコン DOS/V パソコン 推奨 NEC PC98 シリーズは含まない。 OS Windows98 SE 以降 (IE4.0 以降がインストールされていること) CPU Pentium200MHz 以上 PentiumⅡ300MHz 以上 モニタ 800×600(SVGA)以上 1024×768(XGA)以上 256 色以上 メモリ 64MB 以上 128MB 以上 ハードディスク 50MB 以上の空き容量 キーボード 必要 マウス 必要 通信 シリアルポート(COM)×1以上 CD-ROM ドライブ 必要 注意! 注意! SYSMAC C シリーズ SYSMATE フローサポートソフトで作成したフロープログラムは、NEC PC98 フォーマット(2 HD 1.2MB)のフロッピーディスクで保存されている可能性があります。その場合、読み込み可能な FDD(フロッ ピーディスクドライブ)の準備が必要になります。 24/89 3. 3.1. 対象 PLC 機種 置換え 置換え対象の 対象のフローPLC フローPLC 機種 置換え対象となるフローPLC 機種は、次の 7 機種です。 性能仕様 形 C1000HF-CPUA1-V1 形 C500F-CPUA1-V1 形 C120F-CPU□□ 形 C60PF-C□□-□ 形 C40PF-C□□-□ 入出力点数 UM:8K~32Kワード DM:4K~10Kワード(ch) 性能:10us~/命令 UM:8Kステップ DM:512~4Kワード(ch) 性能:50us~/命令 UM:4Kステップ DM:0.5Kワード(ch) 性能:50us~/命令 UM:2.3Kステップ DM:128 ワード 性能:55us~/命令 その他 最大1024点 ファイルメモリ:128K/256K ワード(ch) 最大512点 ファイルメモリ:なし 48点~最大256点 ファイルメモリ:なし 20点~最大148点 高速カウンタ1点 2KHz 高速カウンタリセット1点2KHz 形 C28PF-C□□-□ 形 C20PF-C□□-□ 各機種は CS/CJ シリーズのラダーPLC に置換える際、プログラム容量などの違いにより、置換え先のラダー PLC 機種が異なりますので、下記の対応機種一覧表を参照いただき、各フローPLC 機種に対応したラダーPLC 機種を選択ください。 対応機種( 対応機種(置換え 置換え推奨機種) 推奨機種)一覧表 ラダーPLC ラダーPLC 形式 CJ2H-CPU67 フロー 形 C1000HF –CPUA1-V1 C L P 形式 形 C500F -CPUA1-V1 形 C120F –CPU□□ 形 C60PF -C□□-□ 形 C40PF -C□□-□ 形 C28PF -C□□-□ 形 C20PF -C□□-□ CJ2H-CPU66 CJ2H-CPU65 ファイルメモリユニッ ファイルメモリユニッ ファイルメモリユ ト形 ト形 ニット未使用時 C1000H-FMR21(2K C1000H-FMR11(1K は 、 本 ラ ダ ー ブロック)を使用され ブロック)を使用され PLC 機 種 を 推 ている場合、本ラダ ている場合、本ラダ 奨します ーPLC 機種を推奨 ーPLC 機種を推奨 します します 本ラダーPLC 機種で置き換えは可能ですが、性能仕様的に はオーバースペックになります。 CJ2H-CPU64 CJ1M-CPU21 CJ1M-CPU11 プログラム容量 が不足する可 能性があります プログラム容量 が不足する可 能性があります プログラム容量 が不足する可 能性があります 高速カウンタ機 能を使用されて いる場合は、 CJ1M 本機種を 推奨します。 高速カウンタ機 能未使用時は、 本機種を推奨し ます。 本ラダーPLC 機 種を推奨します 本ラダーPLC 機種で置き換えは可能ですが、性能仕様的にはオーバースペック になります。また本ラダーPLC 機種には内蔵高速カウンタ機能を搭載していませ ん。 25/89 3.2. フロー変換対応 フロー変換対応 CS/CJ シリーズ PLC 仕様 以下の PLC でフロープログラム変換ユーティリティによる変換プログラムを使用できます。 その他の PLC では使用できず実行時にプログラムエラーとなりますので、必ず対応機種を使用ください。 <CJ シリーズ仕様> CJ シリーズ CPU ユニット形式 EM 容量 ラベル数 ブロックプログラム内で使 用可能なサブルーチン数 形 CJ2□ CJ2□-CPU□□ CPU□□ ユニットバージョン 1.1 フロー変換命令を使用する場合、EM2 バンクをシステム領域として使用します。 10000 個(0~9999 まで) 1024 個(0~1023 まで) <CX-Programmer 仕様> CX-Programmer Ver8.1 以降 3.3. フロー変換用命令 フロー変換用命令一覧 変換用命令一覧 フロー変換対応の CS/CJ シリーズ PLC では、次の命令をサポートしています。 各命令の詳細仕様については「付録 フロー変換用命令詳細仕様」を参照ください。 命令分類 ブロックプログラム制御命令 ジャンプ系命令 タイマ/カウンタ系命令 ニモニック FBPRG FBPEND BPOFF BPJ FLBL LJMP LCJP/ LCJPNOT LRP SKIP/ SKIPNOT FCNT FCNTR FTIM FTMH FTMS FTMHS FUN No. 823 824 825 826 827 828 829 名称 フロー用ブロックプログラム命令 フロー用ブロックプログラムエンド命令 ブロックプログラムリセット ブロックプログラムジャンプ ラベル ラベルジャンプ ラベル条件分岐 830 831 ラベルリピート 条件スキップ 832 833 834 835 836 837 フローカウンタ フロー可逆カウンタ フロータイマ フロー高速タイマ フロータイマスタート フロー高速タイマスタート ※フロー変換用命令のうち FBPRG 命令、FLBL 命令以外は、ブロックプログラム外では使用できません。 26/89 3.4. I/O メモリエリア仕様 メモリエリア仕様 フロー変換プログラムを使用する場合、WR エリアと EM エリアの一部をシステムエリアとして使用します。 <CJ2 CJ2 用メモリマップ> メモリマップ> 名称 CIO 入出力リレー データリンクリレー CPU 高機能ユニットリレー 高機能 I/O ユニットリレー DeviceNet リレー 内部補助リレー 点数 2560 点 3200 点 6400 点 15360 点 9600 点 37504 点 内部補助リレー 8192 点 保持リレー 特殊補助リレー データメモリ DM 拡張データメモリ EM 8192 点 15360 点 32768ch 32768ch × 4 バ ン ク ~ 32768ch×25 バンク チャネル番号 0000~0159ch 1000~1199ch 1500~1899ch 2000~2959ch 3200~3799ch 1200~1499ch 3800~6143ch W000~W511ch H000~H511ch A000~A959ch D0000~D32767 E0_0000~E18__32767 27/89 フロー変換プログラム使用時の相違点 W000.00~W007.15 をグループ実行中ス テータスリレー、W100.00~W163.15 をサ ブルーチン実行中ステータスリレーとし て使用します。 GN000~127 を W000.00~007.15 に、 SBN000~1023 を W100.00~W163.15 に 割付け、各リレーの ON/OFF 状態によっ て、グループプログラムの実行状態を把 握することができます。 システム作業エリアとして EM2 バンクを 使用します。該当エリアはラダーでは使 用できません。 3.5. フロー変換 フロー変換プログラム 変換プログラムに プログラムに対応した 対応した CXCX-Programmer のバージョン フロープログラム変換ユーティリティ FlowConv の変換結果として出力された CXT ファイル(※)には、 CX-Programmer Ver.8.0 以前ではサポートされていないフロー変換用命令が含まれています。それらのフロー変 換用命令を PLC に読込むには次の対応が必要になります。なおフロー変換用命令については、3.3章 フロー 変換用命令一覧を参照ください。 1) CX-Programmer Ver.8.1 以降が必要です。 2) フロー変換用命令は FlowConv の変換結果として出力された CXT ファイルを用いたときのみ使用可能 です 3) フロープログラム変換ユーティリティを介さずに CX-Programmer でプログラムを新規作成し、PLC にダ ウンロードした場合は、プログラム実行時にプログラムエラー(命令処理エラーフラグ ON)が発生しますの でご注意ください。 ※CXT ファイルは CX-Programmer で読み込んだあと、CXP ファイルとして保存することが可能です。CXP ファイ ルで保存することで、ファイルサイズを小さくすることができます。 28/89 4. FlowConv インストール方法 インストール方法 FlowConv インストール用セットアップファイル(Setup.exe Setup.exe)を実行し、インストールシールドのガイダンスに従いイ Setup.exe ンストールを行ってください。 5. FlowConv 起動方法 Windows の「スタートボタン」→「プログラム」→「OMRON」→「FlowConv」→「フロープログラム変換ユーティリテ ィ」を選択してください。下記のフロープログラム変換ユーティリティのメイン画面が表示されれば起動完了です。 <フロープログラム変換ユーティリティのメイン画面イメージ> 29/89 6. FlowConv ユーザインターフェイス仕様 ユーザインターフェイス仕様 メイン画面として、下記のウィンドウが表示されます(デフォルト画面の大きさは 640×480 ピクセル)。 変換ユーティリティメイン画面 メインメニュー ログエリア ステータスバー <変換時のメッセージ表示例> 変換時には、以下のようなメッセージが表示されます。 30/89 6.1. メニュー仕様 メニュー仕様 メインメニューには、「ファイル」「編集」「PLC」「オプション」「ヘルプ」があります。 メニュー名 キャプション 説明 「FSS プログラム→CXT 変換」、「FSS DM→MEM 変換」、「バックアッププログラム ファイル (F) →CXT 変換」、「バックアップエリア→MEM 変換」、「終了」を行う。 ログエリアに表示されている文字列に対する操作を行う。「全て選択」「コピー」「クリ 編集 (E) ア」を行う。 「転送(PLC→パソコン)」、「転送(パソコン→PLC)」、「照合」、「機種自動読出」、 PLC (C) 「PLC モード変更」を行う。 オプション (O) 通信設定、接続先設定、レスポンス監視時間設定を行う。 ヘルプ (H) バージョン番号の表示を行う。 6.1.1. ファイルメニュー ファイルメニューには、以下の項目があります。 メニュー名 キャプション 説明 PGCFALL.LIB ファイルの FLO ファイル、CIO ファイルを入力 FSS プログラム→CXT 変換 (F) とし、CXT 形式ファイルに出力します。 PGCFALL.LIB ファイルの DM ファイルを入力とし、MEM 形式 FSS DM→MEM 変換 (D) ファイルに出力します。 バックアップファイルのプログラムエリアを入力とし、CXT 形 バックアッププログラム→CXT 変換 (P) 式ファイルに出力します。 バックアップファイルの DM エリア、HR エリアを入力とし、 バックアップエリア→MEM 変換 (A) MEM 形式ファイルに出力します。 終了 6.1.2. (X) 本ツールの終了を行う。 編集メニュー 編集メニュー 編集メニューには以下の項目があります。 メニュー名 キャプション 説明 全て選択 [A] ログエリアに表示されている文字列を全て選択します。 クリップボードにコピー [C] 選択対象の文字列をクリップボードにコピーします。 クリア [D] ログエリアに表示されている文字列を全て削除します。 31/89 6.1.3. PLC メニュー PLC メニューでは、機種自動読み出し、PLC 本体のモード変更、転送(PLC→パソコン)、転送(パソコン→PLC)、 照合を行います。 メニュー名 キャプション 機種自動読出 [T] PLC モード変更 現在接続されている PLC 本体の機種を PLC から読み込みます。 PLC のモードを変更します。 プログラムモード [P] PLC のモードをプログラムモードに変更します。 デバックモード [D] PLC のモードをデバックモードに変更します。 モニタモード [M] PLC のモードをモニタモードに変更します。 運転モード [R] PLC のモードを運転モードに変更します。 転送 6.1.4. 説明 転送機能メニュー 転送[PLC→パソコン] [F] PLC 本体からパソコンにデータをアップロードします。 転送[パソコン→PLC] [T] パソコンから PLC 本体にデータをダウンロードします。 照合 [V] PLC 本体とパソコン上のデータを照合します。 オプションメニュー オプションメニュー オプションメニューには以下の項目があります。 メニュー名 接続/通信設定 6.1.5. キャプション [C] 説明 接続先、通信設定を行います。 ヘルプメニュー ヘルプメニューには以下の項目があります。 メニュー名 バージョン キャプション [A] 説明 バージョン情報を表示します。 32/89 6.2. ログエリアに ログエリアに表示される 表示されるメッセージ されるメッセージ ログエリアには処理経過を表示するとともに変換内容の表示を行います。 ログエリアに表示される主なメッセージは以下の通りです。 メッセージ 意味 バックアップ プログラム→CXT ファイル変換実 バックアップファイル(プログラム)から CXT 形式への変換開始時に 行中 表示します。 バックアップファイル(DM)から MEM 形式への変換開始時に表示し バックアップ DM→MEM ファイル変換実行中 ます。 バックアップファイル(HR)から MEM 形式への変換開始時に表示し バックアップ HR→MEM ファイル変換実行中 ます。 FSS プログラム→CXT ファイル変換実行中 FSS データ(FLO,CIO)から CXT 形式への変換開始時に表示します。 FSS DM→MEM ファイル変換実行中 FSS データ(DM)から MEM 形式への変換開始時に表示します。 変換元:AAAAAA、BBBBBB、CCCCC 変換元のファイル種別またはエリア種別が表示します。 変換完了 変換処理が完了した際に表示します。 ファイル名:XXXXXXXX 変換元が FSS ファイルの場合、選択したファイル名を表示します。 バックアップファイルの読み込み、または保存で バックアップファイルの読み込みでエラーが発生し処理を中断した際 異常が発生したため処理を中断しました。 に表示します。 ファイル保存で異常が発生したため、処理を中 CXTファイル及びMEMファイルの保存時にエラーが発生し、処理を 断しました。 中断した際に表示します。 FSS データファイルの読み込みでエラーが発生し FSS データファイルの読み込みでエラーが発生し、処理を中断した たため処理を中断しました。 際に表示します。 33/89 7. 7.1. FSS ファイルから ファイルから変換 から変換する 変換する FSS ファイルとは ファイルとは FlowConv の変換元ファイルには、FSS ファイル(PGCFALL.LIB)を使用します。 FSS ファイル(PGCFALL.LIB)は複数のファイルから構成されていますが、変換対象はプログラムファイル (ファイルタイプF)、I/Oラベルファイル(ファイルタイプ C)、データメモリファイル(ファイルタイプD)のファイ ルが対象となります。 FSS ファイル構成内容 7.2. タイプ 変換対象 フロー/ニモニック (プログラム) I/Oラベル F ○ C ○ UM U × DM D ○ I/O テーブル I × データリンクテーブル L × データトレース ステップトレース T S × × FlowConv にて、CXT ファイルに変換します FLO ファイル、I/O ラベルファイルから作成でき るため、変換には必要ありません。 FlowConv にて、MEM ファイルに変換します 変換対象ではありません。 CS/CJ シリーズ PLC に置換えたのち、I/O テー ブルの再作成をお願いします 変換対象ではありません。 CS/CJ シリーズ PLC に置換えたのち、データリ ンクテーブルの再作成をお願いします 変換には必要ありません。 変換には必要ありません。 変換操作の 変換操作の流れ フロープログラム変換ユーティリティ FlowConv において、FSS ファイルからの変換時は、次の操作が必要に なります。 1) フロー/ニモニックファイル(.FLO)、I/O ラベルファイル(.CIO)の変換 → CXT ファイルの作 成 2) DM ファイル(.DM)の変換 → MEM ファイルの作成 3) CX-Programmer への CXT ファイル、MEM ファイルの読み込み 4)CS/CJ シリーズ PLC への転送 以降、各操作について説明します。 34/89 7.3. フロー/ フロー/ニモニックファイル( ニモニックファイル(.FLO)、 .FLO)、I/O )、I/O ラベルファイル( ラベルファイル(.CIO) .CIO)の変換操作 ① メインメニューの「ファイル」-「FSS プログラム→CXT 変換」を選択します。 ② 下記ダイアログが表示されるので、FSS データファイルの選択ボタンを押し、FSS データファイルを 選択します。 ③ ダイアログ上でフロー/ニモニックファイルの選択ボタンを押します。 ④ 下記ダイアログが表示されるので、表示されている FLO ファイルの一覧よりファイルを1つ選択し ます。 このときダイアログ上で選択した FLO ファイル名と同名の I/O ラベルファイルがあれば、I/O ラベル 35/89 ファイル名の欄に I/O ラベルファイル名が表示されます。 ⑤ FLO ファイルと同一名の I/O ラベルファイルがない場合、あるいは異なるファイルを変換したい場 合は、ダイアログ上でI/Oラベルファイルの「選択」ボタンを押します。 ⑥ 下記ダイアログが表示されるので、表示されている I/O ラベルファイルの一覧よりファイルを1つ選 択します。 ⑦ 出力 PLC 機種を選択します。 ⑧ CPU 型式を選択します。 ⑨ 都度リフレッシュ変換したい場合は、[都度リフレッシュ]チェックボックスにチェックを行い、開始 CH、終了 CH を指定します。 ⑩ 変換先データファイル欄には、FLO ファイル指定時に FLO ファイルと同一名のファイル名(CXT 拡 張子)が指定されます。CXT ファイル名を変更する場合には、CXT ファイルの選択ボタンを押して 変更を行ってください。 ⑪ OK ボタンを押すと変換処理を実行します。 ⑫ キャンセルする場合は、キャンセルボタンを押すと変換処理は実行されず、メイン画面に戻りま す。 7.4. フロー/ フロー/ニモニックファイル( ニモニックファイル(.FLO)、 .FLO)、I/O )、I/O ラベルファイル( ラベルファイル(.CIO) .CIO)の変換結果 FSS プログラム→CXT 変換変換結果は、ロープログラム変換ユーティリティのメイン画面表示(出力)容 としては、下記の4つの情報が出力されます。 <表示内容> 処理の進行状況(メイン画面にのみ出力) 命令変換エラー数(メイン画面/ログファイルに出力) 個別の変換が必要な命令(ログファイルにのみ出力) 変換不可の命令(ログファイルにのみ出力) 1 対 1 に変換できる単純な命令の変換結果(ログファイルにのみ出力) 36/89 <ログファイル> ファイル名 拡張子 形式 保存場所 変換先ファイル名(CXT 形 Log テキスト 変換先ファイルと同じ場所 式ファイル名)と同様 既に同じファイル名 ファイル名が存在していた 存在していた場合 していた場合、 場合、上書きしますので 上書きしますので、 きしますので、ご注意ください 注意ください。 ください。 <メッセージ一覧> 出力先 変換メッセージ 備考 メイン画面 変換開始 開始 メイン画面 変換元ファイルを読み込み中 ロード処理 メイン画面 変換処理中 変換処理 メイン画面 変換先ファイルに書き込み中 セーブ処理 メイン画面 変換終了 終了処理 ログファイル 例) 0:LBL 0000 → 2:FLBL 0 単純に変換できる命令/フラグ 例)フロープログラムアドレス0の”LBL 0000”を、ラダ ープログラムアドレス2の”FBL 0”に変換しました。 ログファイル 例) ##ERROR @008 → 単純に変換できる命令/フラグ (変換エラー時) 1208:WRIT(87) #0005 @DM0800 1197:???? (変換不可命令) 例)フロープログラムアドレス1208の”WRIT #0005 @DM0800 @008”は、変換不可命令のため、ラダープ ログラムアドレス1197に”????”として変換しました。 7.5. データメモリファイル( データメモリファイル(.DM) .DM)の変換操作 ① メインメニューの「ファイル」-「FSS DM→MEM 変換」を選択します。 ② 下記ダイアログが表示されるので、FSS データファイルの選択ボタンを押し、FSS データファイルを選 択します。 ③ ダイアログ上で DM ファイルの「選択」ボタンで押す。 37/89 ④ 下記ダイアログが表示されるので、表示されている DM ファイルの一覧よりファイルを1つ選択しま す。 ⑤ 出力 PLC 機種を選択します。 ⑥ CPU 型式を選択します。 ⑦ MEMファイルの選択ボタンを押して、保存先のファイル名を指定してください。 ⑧ OK ボタンを押すと変換処理を実行します。 ⑨ 7.6. キャンセルする場合は、キャンセルボタンを押すと変換処理は実行されず、メイン画面に戻ります。 データメモリファイル( データメモリファイル(.DM) .DM)の変換結果 FSS DM→MEM 変換結果は、変換ユーティリティ・メイン画面のログエリアへ表示され、また同じ内容が ログファイル(テキストファイル)に出力されます。 <表示内容> 処理の進行状況(メイン画面にのみ出力) <ログファイル> ファイル名 拡張子 形式 保存場所 変換先ファイル名(MEM 形 Log テキスト 変換先ファイルと同じ場所 式ファイル名)と同様 既に同じファイル名 ファイル名が存在していた 存在していた場合 していた場合、 場合、上書きしますので 上書きしますので、 きしますので、ご注意ください 注意ください。 ください。 <メッセージ一覧> 出力先 変換メッセージ 備考 メイン画面 変換開始 開始 変換元ファイルを読み込み中 ロード処理 変換処理中 変換処理 変換先ファイルに書き込み中 セーブ処理 変換終了 終了処理 /ログファイル メイン画面 /ログファイル メイン画面 /ログファイル メイン画面 /ログファイル メイン画面 /ログファイル 38/89 7.7. CXCX-Programmer への CXT ファイル、 ファイル、MEM ファイル読 ファイル読み込み <CXT ファイルの読み込み> ① CX-Programmer を起動後、メインメニューの「ファイル」-「開く」を選択します。 ② 下記のダイアログが表示されますので、ファイルの種類にて「CX-Programmer テキストファイル(*.CXT)を 選択ください。 ③ 読み込み対象の CXT ファイルを選択し、ファイルを開くと CXT ファイルの読み込みを行います。 <MEM ファイルの読み込み> ① CXT ファイルの読み込んだのち(下記のウィンドウの表示になります)、メインメニューの「PLC」「PLC 情報」-「PLC メモリ」を選択します。 ② 下記の PLC メモリウィンドウが表示されますので、PLC メモリウィンドウ上のメインメニューの「ファイル」-「フ ァイルを開く」を選択します。 39/89 ③ 下記のダイアログが表示されますので、読み込み対象の MEM ファイルを選択し、ファイルを開くと MEM ファ イルの読み込みを行います。 7.8. CS/CJ シリーズ PLC への転送 への転送 CX-Programmer をオンライン接続し、変換後のラダープログラムと PLC メモリを転送してください。 またフロー→ラダー変換のプログラムを実行する場合、EM ファイルエリアをシステム作業エリアとして使用し ます。 CJ2H では変換 では変換プログラム 変換プログラムを プログラムをダウンロードするときに ダウンロードするときに EM エリアが エリアがファイル化 ファイル化されます。 されます。 (このエリアはシステムエリアとして使用しますので、ファイルエリアとして使用することはできません。) CJ2 シリーズ 形 CJ2H-CPU□□-EIP 形 CJ2H-CPU□□ 必要な EM バンク数 2 40/89 PLC からアップロード からアップロードして アップロードして変換 して変換する 変換する 8. フロープログラム変換ユーティリティ FlowConv では、直接フローPLC からプログラムをアップロードして、CS/CJ シリーズのラダープログラムに変換することができます。アップロード、変換に際して、次の操作が必要になりま す。 1) フローPLC 接続 2) プログラムアップロード(一旦、CFB 形式のバックアップファイルとして保存します) 3) バックアップファイル(.CFB)の変換 → CXT ファイル、MEM ファイルの作成 4) CX-Programmer へ CXT ファイル、MEM ファイルの読み込み 5) CS/CJ シリーズ PLC への転送 以降、各操作について説明します。 ※FlowConv のアップロード機能は、フローPLC から直接プログラムなどをアップロードし、CFB 型式ファイルとし て保存する機能です。FlowConv には CFB 形式ファイルをフローPLC にダウンロード機能を持ちますので、フロ ープログラムのバックアップツールとしても使用することができます。 8.1. フローPLC フローPLC 接続 ① メインメニューの「オプション」-「接続/通信設定」を選択します。 ② 下記の接続/通信設定ダイアログがオープンしますので、PLC の上位リンク号機番号、パソコンのシリア ルポート番号、通信速度などのシリアル通信の設定を行います。 なお、メインメニューの「PLC」-「機種自動読出」を選択すると、接続/通信設定の接続 PLC 機種に自動読出をし た結果が反映されます。 41/89 8.2. プログラムアップロード( プログラムアップロード(バックアップファイルの バックアップファイルの作成) 作成) ① メインメニューの「PLC」-「転送」-「転送[PLC→パソコン]」を選択します。 ② 転送(PLC→パソコン)機能が選択されるとファイル名指定ダイアログが開きます。ここでバックアップファ イル名の指定を行います(ファイル型式は CFB になります)。 ③ その後、エリア設定ダイアログが開き、対象となるエリアをユーザが指定します。 エリア選択ダイアログをオープンしたときは、選択した PLC 機種において選択可能なエリアは全て選択 チェックが ON になっています。処理の対象にしない場合は、選択チェックを OFF にしてください。 (注意) フロー→ラダー変換対象になるエリアは、HR エリア、DM エリア、プログラムエリアのみです。 エリア選択ダイアログで選択したエリアと、変換対象になるエリアは異なりますので、ご注意ください。 42/89 ④ 実行ボタンが押すと、接続/通信設定にしたがって転送(PLC→パソコン)処理を開始します。通信設定が 正しくない場合は、「PLC と接続できません。」のダイアログがオープンしますので、接続 PLC 機種、シリ アル通信設定などを確認ください。 8.3. バックアップファイル( バックアップファイル(.CFB) .CFB)の変換 → CXT ファイルの ファイルの作成 ① メインメニューの「ファイル」-「バックアッププログラム→CXT 変換」を選択します。 ② 下記ダイアログが表示されるので、バックアップファイルの選択ボタンを押し、バックアップファイルを選 択します。 ③ 出力 PLC 機種を選択します。 ④ CPU 型式を選択します。 ⑤ 都度リフレッシュ変換したい場合は、[都度リフレッシュ]チェックボックスにチェックを行い、開始 CH、終 了 CH を指定します。 43/89 ⑥ CXT ファイルの選択ボタンを押し、CXT ファイルを選択します。 ⑦ OK ボタンを押すと変換処理を実行します。 ⑧ キャンセルする場合は、キャンセルボタンを押すと変換処理は実行されず、メイン画面に戻ります。 8.4. バックアップファイル( バックアップファイル(.CFB) .CFB)の変換 →MEM ファイルの ファイルの作成 ① メインメニューの「ファイル」-「バックアップエリア→MEM 変換」を選択します。 ② 下記ダイアログが表示されるので、バックアップファイルの選択ボタンを押し、バックアップファイルを選 択します。 ③ 出力 PLC 機種を選択します。 ④ CPU 型式を選択します。 ⑤ MEM ファイルの選択ボタンを押し、MEM ファイルを選択します。 ⑥ OK ボタンを押すと変換処理を実行します。 ⑦ キャンセルする場合は、キャンセルボタンを押すと変換処理は実行されず、メイン画面に戻ります。 8.5. CXCX-Programmer における、 における、CXT ファイル、 ファイル、MEM ファイルの ファイルの読み込み FSS ファイルから変換する場合と同じ操作になります。7.7 章を参照ください。 8.6. CS/CJ CS/CJ シリーズ PLC への転送 への転送 FSS ファイルから変換する場合と同じ操作になります。7.8 章を参照ください。 44/89 9. エラーメッセージと エラーメッセージと処置 ログファイルに出力されるフォーマット(情報)を以下に示します。 FSS ファイル( ファイル(プログラム) プログラム)→CXT ファイル変換 ファイル変換実行中 変換実行中 変換元::ファイル名 変換元 ファイル名 変換先: 変換先:ファイル名 ファイル名 命令変換エラー :3 命令変換エラー 変換エラー個数を出力 ##ERROR/##WARNING 箇所を 箇所を確認してください 確認してください。 してください。 -----------------------------------------------------------<<< 変換結果 >>> I/O ラベル : I/O No. → I/O ラベル : I/O No. 変換結果を出力 ***** I/O ラベルテーブルの変換結果 シート:1 → サイクル実行タスク 256:MAIN :MAIN → 0:LD P_On : → 1:FBPRG 127 0:CMP <20> AR10 AR01 → 2:CMP H110 W1 ##ERROR 1:FUN <49> 000# 5F40 000 → 2:CNR HR00 HR86 → 4:BSET #0000 H0 H86 3:CNR LR00 LR63 → 5:BSET #0000 1000 1063 3:???? (変換不可命令) *****プログラムの変換結果 ログファイルでは、変換エラー/ワーニングが発生した箇所に##ERROR/##WARNING のメッセージが付加 され、変換エラーについてはログファイルの4行目にエラー個数を出力します。 なお変換エラーは、次の要因が存在する場合に発生します。 エラー内容 FLBL 番号二重使用 処置 同じ番号の FLBL 命令が2個以上使用されています。同じ番号 の FLBL 命令は1個のみにしてください。 FLBL 番号範囲オーバー FLBL の番号が範囲を超えて使用されています。 PLC 機種ごとの範囲を確認のうえ、番号を修正してください。 FLBL 番号割付エラー 割込プログラム変換エラー GN 番号二重使用 同じ番号の GN 命令が 2 個以上使用されています。同じ番号の GN 命令は 1 個のみにしてください。 GN 番号範囲オーバー GN の番号が範囲を超えて使用されています。 範囲を確認のうえ、番号を修正してください。 SBN 番号二重使用 同じ番号の SBN 命令が 2 個以上使用されています。同じ番号 の SBN 命令は 1 個のみにしてください。 SBN 番号範囲オーバー SBN の番号が範囲を超えて使用されています。 範囲を確認のうえ、番号を修正してください。 FBPRG 割付エラー 命令変換エラー 変換不可の命令が使用されています。 オペランド変換エラー 使用されているオペランドは変換不可です。 45/89 10. C フロー→ フロー→CS/CJ ラダー変換仕様 ラダー変換仕様と 変換仕様と制約事項 10.1. C フロー→ フロー→CS/CJ ラダー変換仕様 ラダー変換仕様 フロープログラムおよびフローPLC の動作には、次の3つの特徴があります。 • 順次実行/分岐/工程歩進 • ループ処理と都度 I/O リフレッシュ • グループ制御/並列処理 これらの動作を、順次実行/分岐、工程歩進の要素を持つ CS/CJ シリーズ ラダーPLC のブロックプログラム によって実現します。 10.1.1. プログラム構造 プログラム構造の 構造の変換 C フロープログラム内のサブプログラム範囲は、次のように定義できます。 プログラム項目 プログラム範囲定義 メインプログラム ・プログラム先頭(0番地)から最初の GN/SBN 命令の手前まで グループプログラム ・GN 命令から次の GN/SBN 命令の手前まで サブルーチンプログラム ・SBN 命令から次の GN/SBN 命令の手前まで 割込プログラム I/O 割込プログラム ・LBL0000~0031 命令から RTI 命令まで 注)C□□PF 時は、LBL0002~0007 定時割込プログラム ・LBL9999 命令から RTI 命令まで 電断割込プログラム ・LBL9998 命令から RTI 命令まで 注) ※ RTI 命令が存在しない場合、全割込プログラムなしとします。 ※ 割込プログラム該当 LBL 命令~RTI 命令の間に GN/SBN 命令が存在する場合は、該当割込プログラ ムなしとし、前記 RTI 命令は不正命令とします。 1) グループプログラム • グループはすべて該当番号のブロックプログラムに変換し、サイクルタスク0のメインプログラム以 降に配置されます。 サイクルタスク0 メインプログラム GN 000~127 → FBPRG 000~127 • グループ実行中ステータスリレーとして、W リレーエリアを割り当て、GN000~127=W000.00~ 007.15 とします。よって各ブロックプログラムは以下の構成になります。 GN 000 → LD W000.00 FBPRG 000 OUT W000.00 : : FBPEND 46/89 2) メインプログラム • メインプログラムは、グループプログラムにて割り付けられた以外の最大空きブロックプログラム番 号に割り付け、サイクルタスク0の先頭に配置されます。 サイクルタスク0 MAIN → FBPRG 126 GN 000,002~031,127 → FBPRG 000,002~031,127 このケースでは空きブロックプログラム番号の最大値は 126 のため、メインプログラムはブロックプログラム番号 126 に 割り付けられます • メインプログラムは、グループ実行ステータスがないため以下の構成になります。 MAIN → LD P_On FBPRG 126 : : FBPEND <注意> CS/CJ では最大 128 個のブロックプログラムを持ちますが、メインプログラムをブロックプログラムに割り 付けるため、使用可能なブロックプログラム数は 127 個になります。 グループプログラムを最大数(128 個)使用している場合は、ブロックプログラム数が不足しますので、プ ログラム構造の見直しが必要になります。 3) サブルーチンプログラム • サブルーチンはすべて該当番号のグローバルサブルーチンに変換し、割込タスク 0 内に配置しま す。 割込タスク0 SBN 000,002,004~031→ GSBN 000,002,004~031 • サブルーチン実行中ステータスリレーとして、W リレーエリアを割り当て、SBN0000~1023= W100.00~163.15 とします。故、各サブルーチンは以下の構成とします。 SBN 0000 → GSBN 0000 SET W100.00 : RET : → RSET W100.00 GRET 47/89 4) 割込プログラム • I/O 割込みは、割込みタスクn(該当 LBL 番号+100)のブロックプログラム(次最大空きブロックプロ グラム番号)内に配置します。 LBL 0002 → 割込みタスク102 LD P_On FBPRG 124 FLBL 0002 : RTI : → FBPEND • 定時割込みは、割込タスク 2 のブロックプログラム(次最大空きブロックプログラム番号)内に配置し ます。 LBL 9999 → 割込タスク 2 LD P_On FBPRG 123 FLBL 9999 : RTI : → FBPEND • 電断割込みは、割込タスク 1 のブロックプログラム(次最大空きブロックプログラム番号)内に配置し ます。 LBL 9998 → 割込タスク 1 LD P_On FBPRG 122 FLBL 9998 : RTI : → FBPEND 48/89 10.1.2. プログラム変換 プログラム変換の 変換の考え方 1) サブプログラムの抽出 • まず全プログラムより、割込プログラムを抽出し、かつ同時に LBL 使用状況を抽出します。 ・ ラベル使用状況は LBL0000~9999 に対して行います。 ・ 割込プログラム該当 LBL 番号が不正の場合、割込プログラムとしません ・ RTI 命令が存在しない場合、全割込プログラムなしとします ・ 割込プログラム該当 LBL 命令~RTI 命令の間に GN/SBN 命令が存在する場合、該当割込プロ グラムなしとし、前記 RTI 命令は不正命令とします • 次に全プログラムより、メインプログラムから順にグループ/サブルーチンプログラムを抽出します • メイン/グループ/サブルーチンプログラムが割込プログラム領域と重なる場合は、メイン/グループ/サ ブルーチンプログラムを優先し、該当割込プログラムなしとします 2) サブプログラムにブロックプログラム番号割り当て • グループは、GN 命令該当番号に割り当てます。 • 次にメイン→各割込プログラムの順に、空き番号の最大値から順に割り当てます。 • 割り当て番号がなくなった場合は、変換異常とし、最大値 127 を割り当てます。 3) サブプログラム毎に各命令を変換 • LBL、SBN 命令については、指定番号最大値を考慮して変換します。 番号≧指定番号最大値の場合、変換異常とします。 • 詳細は各命令変換仕様を参照してください。 49/89 10.2. I/O 指定( 指定(オペランド) オペランド)変換仕様 オペランドとしての I/O 指定は、以下のように変換します。 エリア種別 C-I/O 指定(from) CJ2-I/O 指定(to) タイマ CH:000~255 接点:00000~25507 CH:H00~99 接点:H0000~H9915 CH:A00~07 接点:A0000~A0715 CH:A08~27 接点:A0800~A2715 CH:L00~63 接点:L0000~L6315 T000~511 CH:0000~0255 接点:0000.00~0255.07 CH:H000~099 接点:H000.00~099.15 CH:W000~007 接点:W000.00~007.15 CH:H108~127 接点:H108.00~127.15 CH:1000~1063 接点:1000.00~1063.15 T000~511 カウンタ C000~511 C000~511 データメモリ D0000~9999 *D0000~9999 D0000~9999 *D0000~9999 入出力・内部補助リレー 保持リレー 補助記憶リレー リンクリレー なお特殊補助リレーは各型式に対して以下のように変換します。 リレー名称 CxxPF(from) C120/500F(from) SYSBUS 異常発生号機 IOM 保持フラグ 負荷遮断フラグ 3113 3114 60.12 6015 6100~07 CH:61 6108 6109 6110 6113 6114 3100 3101 3102 3103 3104 3105 3106 3107 6300 6301 6302 6303 6304 6305 6306 6307 故障コード 電池異常フラグ 間接 JMP エラー I/O 照合異常フラグ 常時 ON フラグ 常時 OFF フラグ DM 間接 BCD エラーフラグ 0.02 秒クロックリレー 0.1 秒クロックリレー 1秒クロックリレー 1分クロックリレー ER フラグ CY フラグ >フラグ =フラグ <フラグ 3108 3109 電源断発生回数 50/89 C1000HF(from) 25100~15 CH:251 25212 25215 25300~07 CH:253 25308 25309 25310 25313 25314 25315 25401 25500 25501 25502 25503 25504 25505 25506 25507 A2300~15 CH:A23 CJ2(to) A425.00~15 CH:A425 A500.12 A500.15 A400.00~07 CH:A400 A402.04 A295.09 A402.09 P_On P_Off 29509 P_0_02s P_0_1s P_1s P_1min P_ER P_CY P_GT P_EQ P_LT A514.00~15 CH:A514 10.3. 各命令変換仕様 • 各命令は、サブプログラム範囲毎に変換します。 • 各命令のオペランドは、I/O 指定(オペランド)変換に従い変換します。 • 「都度リフレッシュ命令変換」選択の場合、下記命令は都度リフレッシュ型(!付)に変換します。 LD/AND/OR/OUT/SET/RSET/MOV/CMP • 各命令の変換仕様は、命令変換一覧にて示します。 • 変換不可命令については「????」として変換異常出力し、変換元ニモニックを行コメントにて出力します。 命令変換一覧 命令 ■入出力命令 ロード アンド オア アンド・ロード オア・ロード 出力 C フローニーモニック(from) LD xxxx LD NOT xxxx AND xxxx AND NOT xxxx OR xxxx OR NOT xxxx AND LD OR LD OUT xxxx OUT NOT 条件出力 OUTC xxxx xxxx OUTC NOT ■フローチャート命令 待ち ラベル ジャンプ 条件分岐 リピート 条件スキップ xxxx CS1 ニモニック(to) LD xxxx LD NOT xxxx AND xxxx AND NOT xxxx OR xxxx OR NOT xxxx AND LD OR LD OUT xxxx SET xxxx OUT NOT xxxx RSET xxxx OUT xxxx LD P_On SET xxxx LD P_On OUT NOT xxxx LD P_On RSET xxxx LD P_On WAIT WAIT NOT WAIT NOT WAIT LBL xxxx JMP xxxx CJP xxxx CJP NOT xxxx RPT xxxx ssss SKIP xxxx FLBL xxxx LJMP xxxx LCJP xxxx LCJPNOT xxxx LRPT xxxx ssss SKIP ゼロジャンプ xxxx SKIP NOT xxxx SKIPNOT xxxx BRZ CMP xxxx ssss BRZ NOT xxxx LD LCJP CMP 51/89 #0000 ssss P_EQ xxxx #0000 備考 AND/OR 群の先頭の場合、LD /LD NOT とする オペランドが HR,AR の場合 オペランドが HR,AR の場合 オペランドが HR,AR の場合 オペランドが HR,AR の場合 フロー→ラダー変換時に、複数命令 に変換される命令があるため、スキ ップ数の見直しが必要になります。 変換前と変換後のプログラム行数 の違いはログファイルを参照(7.4 章を参照)ください。 命令 ■タイマ/カウンタ命令 タイマ タイマスタート C フローニーモニック(from) ssss TIM TMS カウンタ CNT 可逆カウンタ CNTR タイマ/カウンタ リセット xxxx ssss kkkk dddd ssss xxxx ssss FTMH xxxx ssss FTMS xxxx ssss FTMHS xxxx ssss FCNT xxxx ssss cccc FCNTR xxxx ssss kkkk CNR Txxxx Txxxx CNR ssss eeee BSET #0000 ssss eeee MTIM kkkk dddd ssss xxxx cccc xxxx cccc LD cccc UP LD cccc DOWN cccc LD MILH xxxx ssss xxxx ssss cccc xxxx ssss kkkk CNR TIM xxxx CNR ssss eeee マルチ出力タイマ MTIM ■入力微分命令 立上り微分 DIFU 立下り微分 DIFD ■インターロック命令 インターロック IL インターロッククリア ■無機能 ノップ ■グループ命令 アンドグループ CS1 ニモニック(to) ssss LD P_EQ LCJP NOT xxxx ILC 備考 FTIM 該当 TIM 番号が 10ms 単位の場合 該当 TIM 番号が 10ms 単位の場合 該当 TIM 番号が CNT にて使用され ている場合、CNT 番号に修正が必 要になります。 オペランドが TIM/CNT の場合 オペランドが TIM/CNT 以外の場合 cccc 1 W511.00 MILC 1 LD P_On NOP NOP ANDG xxxx ANDGNOT xxxx AND Wggg.gg AND NOT Wggg.gg オアグループ ORG xxxx ORG NOT xxxx OR Wggg.gg OR NOT Wggg.gg グループ番号 GN xxxx グループセット GS xxxx LD Wggg.gg FBPRG xxxx OUT Wggg.gg SET Wggg.gg 52/89 ・ Wggg.gg:該当グループ実行中ス テータスリレー ・ AND 群の先頭の場合、LD /LD NOT とします ・ Wggg.gg:該当グループ実行中ス テータスリレー ・ OR 群 の 先 頭 の 場 合 、 LD /LD NOT とします ・ Wggg.gg:該当グループ実行ス テータスリレー Wggg.gg:該当グループ実行中ステ 命令 グループ終了 C フローニーモニック(from) GE グループ一時停止 グループ再起動 グループリセット グループ継続 GP GR GOFF GC グループジャンプ グループテスト GJ GT CS1 ニモニック(to) xxxx RSET Wggg.gg xxxx xxxx xxxx xxxx RSET Wggg.gg BPJ BPPS xxxx BPRS xxxx BPOFF xxxx ― BPJ ― サブルーチン コール サブルーチン リターン サブルーチン テスト ■データシフト命令 シフトレジスタ SBN xxxx GSBN SET xxxx Wzzz.zz SBS xxxx GSBS xxxx SBT xxxx RSET Wzzz.zz GRET LD NOT Wzzz.zz SFT xxxx ssss eeee RET MOV LD OUT LD OUT SFTR #5000 W511 xxxx W511.13 P_On W511.14 W511 ssss eeee 左右シフトレジスタ SFTR ORW kkkk dddd eeee #4000 kkkk kkkk SFTR kkkk dddd eeee 1ビット右シフト ASR ASR dddd 1ビット左シフト ASL 1桁左シフト SLD dddd ASL dddd dddd SLD ssss eeee 1桁右シフト SRD ssss eeee SRD ssss eeee 1ビット右回転 ROR ssss eeee ROR 53/89 CS/CJ CPU に該当機能がないた め、変換できません。そのため電源 再投入時の動作についてはプログ ラム再設計が必要です。 変換できません。 そのため、該当ブロックの実行中リ レー(=グループ実行中ステータスリ レー)を使用して、プログラム再設計 が必要です。 ssss nnnn kkkk ■サブルーチン命令 サブルーチン エントリー 備考 ータスリレー Wggg.gg:該当グループ実行中ステ ータスリレー xxxx=自グループ番号の場合 ・ Wzzz.zz:該当サブルーチン実行 ステータスリレー ・ GSBN と SET 命令の間にはコメン ト行など挿入しないで下さい Wzzz.zz:該当サブルーチン実行ステ ータスリレー Wzzz.zz:該当サブルーチン実行ステ ータスリレー 命令 1ビット左回転 ワードシフト ■データ転送 転送 C フローニーモニック(from) dddd ROL dddd WSFT ssss dddd eeee MOV CS1 ニモニック(to) dddd ROL dddd WSFT ssss dddd eeee MOV ssss dddd 否定転送 MVN ssss dddd MVN ssss dddd ブロック転送 XFER ssss dddd XFER nnnn ssss dddd ブロック設定 BSET nnnn ssss dddd BSET nnnn ssss eeee データ分配 DIST nnnn ssss eeee DIST ssss dddd kkkk データ抽出 COLL ssss dddd kkkk COLL ssss kkkk dddd ビット転送 MOVB ssss kkkk dddd MOVB ssss kkkk dddd ディジット転送 MOVD ssss kkkk dddd MOVD ssss kkkk dddd データ交換 XCHG ssss kkkk dddd XCHG ssss eeee ■データ比較 比較 CMP ssss eeee CMP ssss pppp 2 チャンネル比較 CMPL ssss pppp CMPL ssss pppp テーブル間比較 BCMP ssss pppp BCMP ssss tttt dddd テーブル一致 TCMP ssss tttt dddd TCMP ssss tttt dddd ssss tttt dddd ■データ変換命令 54/89 備考 命令 BCD→BIN 変換 BCD→BIN 倍長変換 BIN→BCD 変換 BIN→BCD 倍長変換 4→16 デコーダ 16→4 エンコーダ 7 セグメントデコーダ ビットカウンタ ASCII コード変換 ■BCD 演算命令 BCD インクリメント C フローニーモニック(from) BIN ssss dddd BINL ssss dddd BCD ssss dddd BCDL ssss dddd MLPX ssss kkkk dddd DMPX ssss dddd kkkk SDEC ssss kkkk dddd BCNT nnnn ssss dddd ASC ssss kkkk dddd INC CS1 ニモニック(to) BIN ssss dddd BINL ssss dddd BCD ssss dddd BCDL ssss dddd MLPX ssss kkkk dddd DMPX ssss dddd kkkk SDEC ssss kkkk dddd BCNT nnnn ssss dddd ASC ssss kkkk dddd ++B dddd BCD デクリメント DEC セットキャリー クリアキャリー BCD 加算 STC CLC ADD dddd --B dddd dddd STC CLC +BC ssss pppp dddd BCD 倍長加算 ADDL ssss pppp dddd +BCL ssss pppp dddd BCD 減算 SUB ssss pppp dddd -BC ssss pppp dddd BCD 倍長減算 SUBL ssss pppp dddd -BCL ssss pppp dddd BCD 乗算 MUL ssss pppp dddd *B ssss ssss 55/89 備考 命令 BCD 倍長乗算 BCD 除算 BCD 倍長除算 浮動小数点除算 平方根 ■BIN 演算命令 BIN インクリメント C フローニーモニック(from) pppp dddd MULL ssss pppp dddd DIV ssss pppp dddd DIVL ssss pppp dddd FDIV ssss pppp dddd ROOT ssss dddd INCB CS1 ニモニック(to) pppp dddd *BL ssss pppp dddd /B ssss pppp dddd /BL ssss pppp dddd FDIV ssss pppp dddd ROOT ssss dddd ++ dddd BIN デクリメント DECB BIN 加算 ADB dddd -- dddd dddd +C ssss pppp dddd BIN 減算 SBB ssss pppp dddd -C ssss pppp dddd BIN 乗算 MLB ssss pppp dddd * ssss pppp dddd BIN 除算 DVB ssss pppp dddd / ssss pppp dddd ■論理演算命令 ビット反転 COM ssss pppp dddd COM dddd ワード論理積 ANDW Dddd ANDW ssss pppp dddd ワード論理和 ORW ssss pppp dddd ORW ssss pppp dddd ワード排他的論理和 XORW ssss pppp dddd XORW ssss pppp dddd ワード排他的論理積 XNRW ssss pppp dddd XNRW 56/89 備考 命令 ■特殊演算 数値変換 C フローニーモニック(from) ssss pppp dddd CS1 ニモニック(to) ssss pppp dddd 備考 FUN(69) kkkk ssss dddd APR ■工程表示 工程表示 S MSG ■故障診断 運転継続故障診断 FAL xxxx ssss FALS xxxx ssss FAL TRSM TRSM FUN(49) nnnn ssss pppp ― 変換できません。 CS/CJ では PLC システム設定にて 一部代替可能です。 • 電断割込み定義: 電断割込タスク設定で代替可 能 • 間接 DM 定義変更: 代替不可。プログラムの変更 が必要。 • スケジューラ定義変更: 代替不可 • オート FAL 禁止: 代替不可 • 運転/モニタモード時のプログラム 書込み許可: モニタモード時はオンラインエ ディット可能。 MSKS xxxx ssss MSKS xxxx ssss 割込解除 CLI CLI CS/CJ ではオペランドの仕様が異な るため、オペランド内容の見直しが 必要です。 CS/CJ ではオペランドの仕様が異な るため、オペランド内容の見直しが 必要です。 割込リターン 割込マスクリード RTI MSKR ■ファイルメモリユニット ファイルメモリ読出 FILR 運転停止故障診断 ■データトレース トレースメモリ サンプリング ■システム システム動作定義 ■割込処理命令 割込マスクセット xxxx ssss xxxx ssss xxxx dddd kkkk ssss dddd #xxxx ssss xxxx>0007 時は、xxxx=#0007 と変 換しますので、工程番号が正しく表 示できません。メッセージに工程番 号を含める等の再設計が必要にな ります。 xxxx ssss FALS xxxx ssss xxxx=00 時は、ssss=#FFFF とします xxxx ssss EXIT P_On MSKR xxxx dddd ― nnnn ssss dddd ファイルメモリ書込 FILW ― nnnn ssss 57/89 CS/CJ ではオペランドの仕様が異な るため、オペランド内容の見直しが 必要です。 変換できません。 ファイルメモリの代替として、EM エリ アを使用するよう、プログラムの再 設計が必要です。 変換できません。 ファイルメモリの代替として、EM エリ アを使用するよう、プログラムの再 命令 外部プログラム読出 ■高機能ユニット インテリジェント I/O 書込 インテリジェント I/O 読出 ■SLK/SYSNET ネットワーク送信 C フローニーモニック(from) dddd FILP nnnn WRIT CS1 ニモニック(to) ― ― ― nnnn ssss dddd SEND SEND ssss dddd kkkk ネットワーク受信 RECV ssss dddd kkkk RECV ssss dddd kkkk ■高速カウンタ 高速カウンタ 変換できません。 対象ユニットを CS/CJ 用ユニットに 置換えた上で、そのユニットに準じ たプログラムの再設計が必要です。 変換できません。 対象ユニットを CS/CJ 用ユニットに 置換えた上で、そのユニットに準じ たプログラムの再設計が必要です。 nnnn ssss dddd READ HDM ssss dddd kkkk ― ssss dddd ---- 58/89 備考 設計が必要です。 変換できません。 ファイルメモリの代替として、EM エリ アを使用するよう、プログラムの再 設計が必要です CS/CJ ではオペランドの仕様が異な るため、オペランド内容の見直しが 必要です。 CS/CJ ではオペランドの仕様が異な るため、オペランド内容の見直しが 必要です。 変換できません。 CJ1M-CPU21 使用時は、CJ1M 用 の高速カウンタ/パルス出力命令の 仕様に準じたプログラム再設計が必 要です。 10.4. 制約事項 10.4.1. プログラム/ プログラム/設定変更が 設定変更が必要になる 必要になる制約事項 になる制約事項 1) 無限ループ 無限ループ処理 ループ処理は 処理は使用できません 使用できません フローPLC では無限ループ処理が実行可能ですが、ラダーPLC では無限ループ処理を実行すると、サイク ルタイムオーバー(PLC システム設定のデフォルト設定では、サイクルタイムが1秒以上かかるとサイクルタ イムオーバーになります)が発生します。 そのため適当なタイミングでループを時分割処理し、無限ループにならないよう考慮する必要があります。 回避策としては、条件不成立時にブロックプログラムジャンプ(BPJ)などを使用して、次のグループに処理 が移行するようにしてください。 無条件で BPJ を入れたプログラム FLBL 1 FLBL 1 BPJ LD A LD LCJP #1 接点 A=ON の間、 FLBL1 へジャンプする 条件成立(A=OFF)までに 1 秒以上 待つような待ち処 理がある場合、 サイクルタイムオーバーになる 可 能性があります。 LCJP #1 接点 A=ON の間、 FLBL1 へジャンプする 接点 A=OFF 時 接点 A=OFF 時 処理1 接点 A=OFF 時 処理1 2) A この無限ループに入ったら、無条件で BPJ で 別の ブロックプログラムへジャ ンプを行な う。 (サイクルタイムオーバーを防ぐため) BPJ でジャンプした場合、 次のサイクルで BPJ の次ステップから実行 を再開する。 SKIP命令 SKIP命令の 命令のSKIP数 SKIP数の見直しが 見直しが必要 しが必要です 必要です 変換時に 1 行のフロープログラムが 2 行のラダープログラムに変換されることがあるため、SKIP 命令のス キップ数は見直しが必要になります。スキップ数が一致していないとプログラム動作が不正になることがあ りますのでご注意ください。 3) リフレッシュタイミングが リフレッシュタイミングが異なります ラダーPLC での I/O リフレッシュのタイミングについては、サイクルエンドでの I/O リフレッシュが基本です。 都度実行を行う場合は、I/O リフレッシュ(IORF)命令や都度リフレッシュオプション(!)付き命令にする必 要があります。 都度リフレッシュオプション(!)付き命令に変換する方法は、「7.3章フロー/ニモニック(.FLO)、I/O レベル ファイル(.CIO)の変換操作」を参照ください。 4) FUN(49) FUN(49)命令 (49)命令は 命令は変換できません 変換できません 変換先の CS/CJ シリーズにシステム動作定義の概念がないため FUN(49)命令は変換する事が出来ませ ん。個別のシステム設定につきましては PLC システム設定での設定(電断設定)や、ラダー変更(間接 DM 設定)などの対応が必要となります。「11.1.3 章 各命令変換仕様」を参照ください。 5) 使用可能な 使用可能なグループプログラム数 グループプログラム数が1つ減ります 変換時にグループプログラムをブロックプログラムに置換えるにあたり、CS/CJ では最大 128 個のブロック 59/89 プログラムを持ちますが、メインプログラムをブロックプログラムに割り付けるため、使用可能なブロックプロ グラム数は 127 個になります。 グループプログラムを最大数(128 個)使用している場合は、ブロックプログラム数が不足しますので、複数 のグループプログラムを同一グループ化するなどのプログラム構造の見直しが必要になります。 6) サブルーチンは サブルーチンは SBN~ SBN~RET 間のみブロックプログラム のみブロックプログラムに ブロックプログラムに変換しけます 変換しけます フロープログラムでのサブルーチン SBN~RET は、グローバルサブルーチン GSBN~GRET に変換します。 その際に SBN~RET の間(GSBN~GRET の間)をブロックプログラムに割り付けます。 そ の た め RET 命 令 の 後 ろ ( GRET の 後 ろ ) に 、 ブ ロ ッ ク プ ロ グ ラ ム 命 令 が 記 述 さ れ て い る 場 合 、 CX-Programmer によるコンパイル実行時に「ブロック外に誤り」のエラーが発生します。 よって該当ブロックプログラム命令を GSBN~GRET 間に配置する等、プログラム構造の見直しが必要にな ります。 10.4.2. ユニット等 ユニット等を含めた設計変更 めた設計変更が 設計変更が必要になる 必要になる制約事項 になる制約事項 1) 一部高機能ユニット 一部高機能ユニットの ユニットのアクセス命令 アクセス命令は 命令は変換できません 変換できません インテリジェント R/W 命令について、CS/CJ シリーズ高機能 I/O ユニットではサポートしていないため、フロ ープログラムの命令語の変換も対応出来ません。対象ユニットを CS/CJ 用ユニットに置換えた上で、その ユニットに準じたプログラムの再設計が必要になります。 電断継続機能は 電断継続機能は使用できません 使用できません 2) グループ継続(GC)命令については、CS/CJ シリーズ PLC において C500F・C120F でサポートしていた電 源断継続運転を代替できる機能はありませんので、変換不可となります。 3) ファイルメモリユニットの ファイルメモリユニットの扱い 変換先の CS/CJ シリーズにファイルメモリユニット(形 C1000H-FMR**)がないため、ファイルメモリユニット アクセス命令(FLIR/FLIW)は対応出来ません。 ただし CS/CJ シリーズ PLC の拡張 DM(EM)を使用して同等機能の実現は可能です。 10.4.3. 変換後の 変換後の CPU ユニットにおける ユニットにおける仕様制約事項 における仕様制約事項 1) WR の使用制限 変換後はグループステータスとして WR を一部使用する(W000~W007、W100~W163)ため、該当エリアは ラダーでは使用できなくなります。 2) メモリエリアの メモリエリアの使用制限 ラベル命令 FLBL 使用時に下記のエリアをシステムで使用するため、次の点の注意が必要です。 フロー→ラダー変換のプログラムを CPU ユニット上で実行する場合、EM ファイルエリアをシステム作 業エリアとして使用します。 事前に EM エリアのファイル化したエリアを確保していただくようお願いします。(このエリアはシステム エリアとして使用しますので、ファイルエリアとして使用することはできません。) 3) ファンクションブロック/ST ファンクションブロック/ST タスク/SFC タスク/SFC タスク使用制限 タスク使用制限 フロー変換プログラムを使用する場合、ファンクションブロック(FB)や ST タスク/SFC タスクを使用することは できません。 60/89 11. デバッグ機能 デバッグ機能 デバッグ機能としては、CX-Programmer による①I/O モニタ、②データトレースがあります。 11.1. CXCX-Programmer による I/O モニタ ニモニック表示画面に切り替えることにより、下図のように各命令で使用されている接点/チャネルの状態がモ ニタ可能になります。これによりプログラムの実行状態が把握しやすくなります。 <操作手順> 1)CX-Programmer 上のメインメニューにおいて「ツール」→「オプション」を選択すると、下記のポップアップウィ ンドウが表示されます。下記のポップアップウィンドウにて、 • 「画面分割時に同時に表示するビュー」において、 ラダーエディタ = 「ニモニック」、ニモニック=「ラダー」に設定します • 「ラダービューとニモニックビューのカーソルの同期」を有効にします とします。 61/89 2) メインメニューにおいて「ウィンドウ」→「分割」を選択すると、エディタの表示が分割でき、ラダ ーエディタとニモニックエディタが表示できるようになります。 3) ニモニックエディタでは、オペランドに指定された接点やチャネルの状態が表示されます。 なおニモニックエディタではプログラム編集はできませんので、編集時はラダーエディタの画面にて編集 を行ってください。 62/89 11.2. CXCX-Programmer によるデータトレース によるデータトレース CJ2H CPU ユニットでは、データトレース機能を使用してフローの動作状況をご確認ください。 1) データトレースコンフィグレーションの設定タブでトレース開始条件を設定します。 トレースタイプ トレースを選択 サンプリング設定 「TRSM 命令による」を選択 トレース設定 左辺(L) A11199、UINT を指定します 値(V) トレースを開始するラベル番号(FLBL 番号)を 10 進で指定します。 例)ラベル番号 9999 を指定する場合は、9999 と入力します。 また、トレース結果の範囲をトレース開始条件成立からずらしたい場合は、トレース設定のディレーを設定 します。 63/89 2) データトレースコンフィグレーションのトレース対象タブでダミーのトレース対象を登録します。 トレースしたのラベル番号の格納エリアを確保するために、ダミーのトレース対象を登録します。 アドレス A11199 を指定する データ型 UINT を指定する ラベル番号のトレースに加えて、FLBL 命令実行時点の入出力リレーの状態やデータメモリの状態をトレースデータとして保 存したい場合は、トレース対象にトレースしたいアドレス/変数を登録してください。登録できるトレース対象のサイズは以下 となります。 サンプリング接点数 31 サンプリング CH 数 15(ダミートレース対象を除く) 3) CJ2 にトレース設定を転送し、データトレースを開始させます。 64/89 4) トレース結果は、CX-Programmer のデータトレース機能でトレース結果を CSV ファイルに出力し、 Excel ファイルで閲覧します。 ① ファイル-名前を付けて保存で、トレース結果を保存します。 保存した CSV ファイルを Excel で開きます。 [トレースデータ]行以降にトレース結果が格納されます。 サンプリング:FLBL 命令の実行順序 A11199 :実行したラベル番号 W100.0 :ユーザが指定したサンプリングデータ W100.1 :ユーザが指定したサンプリングデータ 65/89 11.2.1. WAIT ステータスモニタ 本機能は、CJ2H CPU ユニットはサポートしていません。 66/89 付録 プログラム変換 プログラム変換事例 変換事例 グループ制御の変換(説明用プログラム例) メインプログラム LBL 100 GS 000 GS 001 GN 000 GN 001 OUT 00200 OUT 00201 AND 00000 TIM 001 #0100 WAIT GJ WAIT OUT NOT 00200 GP 000 GR 000 GE 002 GE GN 000 NOT 00201 GOFF 001 002 次 ページ以降 ページ以降、 以降、このプログラム この プログラムを プログラムを例 として、 として、各 グループ 制御命令の 変換について について説明 説明します します。 制御命令 の変換 について 説明 します 。 LBL 002 OUT 00202 JMP LBL 2 GOFF 002 JMP OUT LBL 100 67/89 GN命令の変換 メインプログラム LBL 100 GS 000 GS 001 W000.00 GP GR GE 000 000 002 000 GN 001 OUT 00200 OUT 00201 AND 00000 TIM 001 #0100 W000.01 [FBPRG GJ GN OUT WR000.00 OUT 2.00 : LD WAIT 0.00 : OUT NOT WAIT [FBPRG WAIT 0] OUT NOT 00200 GE 000 2.00 GN 002 LBL 002 OUT 00202 GOFF 002 2.01 : BPOFF 1 FBPEND GN命令の動作(グループ領域を JMP JMP OUT WR000.01 OUT OUT 2.01 NOT : 00201 FTIM 1 #0100 WAITGOFF 001 : OUT NOT : RSET W000.00 BPJ FBPEND 1] LBL 2 LBL 100 定義する)は、ブロックプログラム 領 域 の 定 義 ( FBPRG 命 令 ~ FBPEND命令)により代替できま す。 68/89 GS命令の変換 メインプログラム LBL 100 GS 000 GS 001 GN 000 GN 001 OUT 00200 OUT 00201 TIM 001 #0100 AND 00000 W000.00 [FBPRG WAIT P_On(常時ON) GJ FLBL GP GR GE 000 SET SET [FBPRG 100] #100 W000.00 W000.01 : 000 BPJ : BPPS 0 002 : BPRS 0 : GOFF 002 RSET W000.02 : BPOFF 2 JMP OUT GE OUT WR000.00 OUT 2.00 NOT : 00200 LD 0.00 000 WAIT : OUT NOT GN 002 : RSET W000.00 BPJ LBL 002 FBPEND OUT 00202 JMP 2.00 LBL 2 LBL :100 FBPEND 69/89 0] WAIT W000.01 [FBPRG OUT 1] NOT OUT WR000.01 00201 OUT 2.01 GOFF 001 : FTIM WAIT 1 : OUT NOT #0100 2.01 : GS命令の動作(他グループを起 RSET W000.01 LJMP #1 動中とする)は、該当ブロックの起 動条件(FBPRG命令の入力接点) : をONすることで代替できます。 BEND これにより、サイクルの中で該当 ブロックの中が実行されます。 GJ命令の変換 メインプログラム LBL 100 GS 000 GN P_On(常時ON) OUT 00200 AND GS 001 WAIT OUT GJ GP 000 GR 000 GE 000 GE GN FLBL 00000 SET SET : BPJ : 00200 BPPS [FBPRG #100 W000.00 W000.01 NOT 0 : 000 BPRS 0 : RSET W000.02 :002 LBL BPOFF 2 :002 FBPEND OUT 00202 JMP LBL 2 002 GOFF 002 JMP LBL 100 70/89 100] GN 001 OUT 00201 TIM 001 #0100 WAIT OUT NOT 00201 GOFF 001 GJ命令の動作(自グループの処 理を抜けて、他の起動中グループ に処理を移す)は、BPJ命令で代 替できます。(その命令以降~ FBPEND命令までを実行せずブロ ックを抜ける。次サイクルはBPJ命 令の次から実行) GP命令の変換 メインプログラム LBL 100 GS 000 GS 001 GN 000 GN 001 OUT 00200 OUT 00201 AND 00000 W000.00 TIM WAIT GP 000 GE NOT [FBPRG 00200 LBL #100 000 SET W000.00 SET : GR 000 GE 002 GOFF 002 JMP LBL 100 W000.01 GN BPJ002 : LBL [FBPRG WAIT P_On(常時ON) OUT GJ 001 #0100 BPPS 0 002 : BPRS 0 OUT : 00202 RSET W000.02 : JMP BPOFF LBL 22 : FBPEND 71/89 100] OUT OUTOUT 0] WR000.00 2.00NOT : 00201 LD 0.00 GOFF 001 WAIT : OUT NOT : 2.00 RSET W000.00 BPJ FBPEND GP命令の動作(他グループを一 時停止中とする)は、他ブロックを 一時停止中とするBPPS命令で代 替できます。 GR命令の変換 メインプログラム LBL 100 GS 000 GS 001 GN 000 GN 001 OUT 00200 OUT 00201 AND 00000 W000.00TIM WAIT GP 000 GE NOT [FBPRG 00200 LBL #100 000 SET W000.00 SET W000.01 : GR 000 GN BPJ002 : LBL GE 002 [FBPRG WAIT P_On(常時ON) OUT GJ 001 #0100 BPPS 0 002 : 100] 0] OUT WR000.00 OUT 2.00 OUT NOT : 00201 LD 0.00 WAIT GOFF 001 : OUT NOT : 2.00 RSET W000.00 BPJ FBPEND BPRS 0 GOFF 002 OUT : 00202 RSET W000.02 時停止状態を解除する)は、他ブ : JMP LBL 100 GR命令の動作(他グループの一 JMP BPOFF LBL 22 : FBPEND 72/89 ロックの一時停止状態を解除する FBPPRS命令で代替できます。 GE命令の変換(他グループから実行) メインプログラム GN 000 GN 001 P_On(常時ON) [FBPRG LBL 100 GS 000 GS 001 GJ GP 000 GR 000 OUT 00200 GE命令の動作(他グループを停止 AND 00000 状態とする)は、該当ブロックの起 動条件(FBPRG命令の入力接点) WAIT をOFFすることで代替できます。 これにより、サイクルの中で該当ブ ロックの処理が実行されなくなりま OUT NOT す。 00200 GE GN 000 100] OUT LBL 00201 #100 SET W000.00 SET W000.01 TIM 001 #0100 : WAIT BPJ : BPPS 0 OUT : NOT 00201 BPRS 0 : GOFF 001 RSET W000.02 : BPOFF 2 : 002 FBPEND GE LBL 002 OUT 00202 002 W000.02 GOFF 002 JMP JMP LBL 2 LBL 100 [FBPRG OUT WR000.02 FLBL : #2 OUT : 2.02 LJMP #2 FBPEND 73/89 2] GE命令の変換(自グループ内で実行) メインプログラム LBL 100 GS 000 GS GN 000 GN 001 OUT 00200 OUT 00201 AND 00000 W000.00 TIM 001 WAIT GJ WAIT OUT NOT 00200 GP 000 GE 000 001 #0100 [FBPRG OUT WR000.00 OUT 2.00 OUT : NOT LD 0.00 00201 WAIT GOFF 001 : OUT NOT GR 000 GN 002 0] 2.00 : RSET W000.00 BPJ FBPEND GE LBL 002 OUT 00202 JMP LBL 2 002 GOFF 002 JMP LBL 100 GE命令の動作(自グループを終了さ せ停止状態とする)は、ブロック内で、 自ブロックの起動条件(FBPRG命令 の入力接点)をOFFすることで代替で きます。 これにより、次サイクル以降、該当ブ ロックの中が実行されなくなります。 74/89 GOFF命令の変換 メインプログラム GN 000 GN 001 P_On(常時ON) [FBPRG LBL 100 GS 000 GS 001 OUT 00200 GOFF命令の動作(他グループを停止状 態とするとともに、出力やタイマをリセット する)は、BPOFF命令にて代替できます。 AND 00000 BPOFF命令により、該当ブロックのステ ータスをリセット待ち状態とします。この WAIT 後、サイクル内の該当ブロックの実行タイ ミングで、FBPRG命令はFBPEND命令ま OUT NOT での区間をリセット実行(インターロック処 00200 理と同等)を実行します。 GJ GP 000 GR 000 GE 002 GE GN 000 002 LBL 002 OUT 00202 OUT FLBL 00201 #100 SET W000.00 TIM SET W000.01 001 #0100 : WAIT BPJ : BPPS 0 OUT : NOT 00201 BPRS 0 : GOFF 001 RSET W000.02 : BPOFF 2 : FBPEND W000.02 GOFF 002 [FBPRG JMP JMP LBL 2 LBL 100 OUT WR000.02 FLBL : #2 OUT 2.02 : LJMP #2 FBPEND 75/89 100] 2] 付録 フロー変換用命令 フロー変換用命令詳細仕様 変換用命令詳細仕様 1. 「ブロックプログラムリセット」 ブロックプログラムリセット」命令: 命令:BPOFF( BPOFF(825) 825) 1)機能 指定ブロックプログラム内の OUT 命令使用リレー及びタイマをリセットする。 GOFF 命令とはリセットする範囲(保持リレー(HR)、補助記憶リレー(AR)の現在値はリセットしない)が一 部異なる。 2)シンボル BPOFF N :指定ブロックプログラム番号(0~127) 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 N - - - - - - - - - - 0~127(10進) - - - 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON N のデータが 0~127 の範囲内にないとき、ON 指定ブロックプログラムが存在しないとき、ON それ以外のとき、OFF 76/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 2. 「ブロックプログラムジャンプ」 ブロックプログラムジャンプ」命令: 命令:BPJ BPJ(826 826) 1)機能 現実行ブロックプログラムを中断する。 次サイクルで本命令の次の命令より実行再開する。 2)シンボル BPJ 3)オペランド指定範囲 オペランドなし 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 割込タスクプログラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ 3. ラベル ER 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON それ以外のとき、OFF 「ラベル」 ラベル」命令: 命令:FLBL( FLBL(827 827) 1)機能 LJMP(ラベルジャンプ)/LCJP(ラベル条件分岐)/LRPT(ラベルリピート)命令の飛び先を示す。 2)シンボル FLBL N :ラベル番号(0~9999) 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 N - - - - - - - - - - 0000~9999(10進) - - - 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 影響なし 77/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 4. 「ラベルジャンプ」 ラベルジャンプ」命令: 命令:LJMP( LJMP(828) 828) 1)機能 指定されたジャンプ先(ラベル番号)の位置にプログラムを無条件に移行する。 • ジャンプ先指定には、ラベル番号を直接(定数)指定する直接ジャンプと、チャネルデータの内容に よりジャンプ先を変えられる間接ジャンプがある。 • 指定ラベル番号が不正(BCD エラー)あるいはプログラム中にないとき、NOP 処理となる。 2)シンボル LJMP N :ジャンプ先(ラベル番号) 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON N のデータが BCD でないとき、ON 指定ラベルが存在しないとき、ON それ以外のとき、OFF 78/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 5. 「ラベル条件分岐 ラベル条件分岐」 条件分岐」命令: 命令:LCJP LCJP/ LCJPNOT LCJPNOT( JPNOT(829) 829) 1)機能 本命令直前の入力条件(P.F.)により、プログラムを分岐する。 • 入力条件が”1”(LCJPNOT の場合は0)のとき、指定されたジャンプ先(ラベル番号)の位置に移行す る。”0”(LCJPNOT の場合は1)のとき、次命令に移行する。 • ジャンプ先指定には、ラベル番号を直接(定数)指定する直接ジャンプと、チャネルデータの内容によ りジャンプ先を変えられる間接ジャンプがある。 • 指定ラベル番号が不正(BCD エラー)あるいはプログラム中にないとき、NOP 処理となる。 2)シンボル 入力条件命令(LD、AND、OR など) LCJP N :ジャンプ先(ラベル番号) 入力条件命令(LD、AND、OR など) LCJPNOT N :ジャンプ先(ラベル番号) 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 N 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON N のデータが BCD でないとき、ON 指定ラベルが存在しないとき、ON それ以外のとき、OFF 79/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 6. 「ラベルリピート」 ラベルリピート」命令: 命令:LRPT( LRPT(830) 830) 1)機能 本命令と指定ジャンプ先(ラベル番号)間のプログラムを指定回数分繰り返し実行する。 • 指定ジャンプ先(ラベル番号)~本命令間の実行回数は指定繰り返し回数+1となる。 • 指定繰り返し回数=0のとき、NOP 処理となる。 • 本命令の使用回数に制限はないが、ネスティングでの使用は不可とする。 • ジャンプ先指定には、ラベル番号を直接(定数)指定する直接ジャンプと、チャネルデータの内容に よりジャンプ先を変えられる間接ジャンプがある。 • 指定ラベル番号が不正(BCD エラー)あるいはプログラム中にないとき、NOP 処理となる。 2)シンボル LRPT N S :ジャンプ先(ラベル番号) :繰り返し回数 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON N、S のデータが BCD でないとき、ON 指定ラベルが存在しないとき、ON それ以外のとき、OFF 80/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 7. 「条件スキップ 条件スキップ」 スキップ」命令: 命令:SKIP/ SKIPNOT( SKIPNOT(831) 831) 1)機能 本命令直前の入力条件(P.F.)により、プログラムを分岐する。 入力条件が1(SKIPNOT の場合は0)のとき、次命令以降の指定スキップ命令数分の命令を飛び越し移 行する。 ”0”(SKIPNOT の場合は1)のとき、次命令に移行する。 2)シンボル 入力条件命令(LD、AND、OR など) SKIP N :スキップ命令数(1~99) 入力条件命令(LD、AND、OR など) SKIPNOT N :スキップ命令数(1~99) 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 N - - - - - - - - - - 1~99(10進) - - - 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON N のデータが BCD でないとき、ON 指定ラベルが存在しないとき、ON それ以外のとき、OFF 81/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 8. 「フローカウンタ」 フローカウンタ」命令: 命令:FCNT( FCNT(832) 832) 1)機能 減算カウンタの動作をし、WAIT/LCJP/SKIP 命令と組み合わせて使用する。 • 指定カウンタ番号該当カウンタが稼動中でないとき、指定カウンタ設定値をプリセット及びカウントU Pフラグを OFF し、該当カウンタを稼動する。 • 該当カウンタが稼動中のとき、指定カウント入力の ON 立上がり時に、-1減算カウントし、カウンタ 現在値が 0000 になった時、カ f ウントUPフラグが ON となる。 • 該当カウンタのカウントUPフラグ状態が次命令の入力条件となる。 2)シンボル FCNT N S C :カウンタ番号 :カウンタ設定値 :カウント入力 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー N - - - - S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ - 0000~4095(10進) - - DM/EM間接(BIN) - DM/EM間接(BCD) - 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 - - - - T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 C 0000.00~6143.15 W000.00~511.15 H000.00~511.15 A000.00~959.15 コンデションフラグリレー クロックパルスリレー T0000~4095 C0000~4095 - - - - - - - ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON S のデータが BCD でないとき、ON それ以外のとき、OFF 82/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 9. 「フロー可逆 フロー可逆カウンタ 可逆カウンタ」 カウンタ」命令: 命令:FCNTR( FCNTR(833) 833) 1)機能 加減算カウンタの動作をし、WAIT/LCJP/SKIP 命令と組み合わせて使用する。 • 指定カウンタ番号該当カウンタが稼動中でないとき、該当カウンタ現在値を0及びカウントUPフラグ を OFF し、該当カウンタを稼動する。 • 該当カウンタが稼動中のとき、指定コントロールデータ内の加算カウント入力の ON 立上がり時に、 該当カウンタ現在値を+1加算カウントし、指定カウンタ設定値を越えたとき、現在値が 0000 となり カウントUPフラグが ON となる。超えないときは、カウントUPフラグが OFF となる。 • 該当カウンタが稼動中のとき、指定コントロールデータ内の減算カウント入力の ON 立上がり時に、 該当カウンタ現在値が 0000 であれば、指定カウンタ設定値をプリセットしカウントUPフラグが ON と なる。現在値が 0000 でないときは、-1減算カウントしカウントUPフラグが OFF となる。 • 該当カウンタのカウントUPフラグ状態が次命令の入力条件となる。 2)シンボル FCNT N S C :カウンタ番号 :カウンタ設定値 :コントロールデータ 15 14 ・・・ 減算カウント入力 加算カウント入力 00 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N - - - - - 0000~4095(10進) - - DM/EM間接(BIN) - DM/EM間接(BCD) - 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 - - - - S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 C 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 ラベル 内容 83/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 エラーフラグ ER ・ ・ ・ ・ ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON S のデータが BCD でないとき、ON それ以外のとき、OFF 84/89 10. 「フロータイマ」 フロータイマ」命令: 命令:FTIM( FTIM(834) 834) 1)機能 減算式 ON ディレー0.1 秒単位のタイマの動作をし、WAIT/LCJP/SKIP 命令と組み合わせて使用する。 • 指定タイマ番号該当タイマが稼動中でないとき、指定タイマ設定値をプリセット及びタイムUPフラグ を OFF し、該当タイマを稼動する。 • 該当タイマが稼動中のとき、0.1 秒クロック毎に-1減算カウントし、タイマ現在値が 0000 になった時、 タイムUPフラグが ON となる。 • 該当タイマのタイムUPフラグ状態が次命令の入力条件となる。 2)シンボル FTIM N S :タイマ番号 :タイマ設定値 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N - - - - 0000~4095(10進) - - - DM/EM間接(BIN) - DM/EM間接(BCD) - 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 - - - - S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON S のデータが BCD でないとき、ON それ以外のとき、OFF 85/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 11. 「フロー高速 フロー高速タイマ 高速タイマ」 タイマ」命令: 命令:FTMH( FTMH(835) 835) 1)機能 減算式 ON ディレー0.01 秒単位のタイマの動作をし、WAIT/LCJP/SKIP 命令と組み合わせて使用す る。 • 指定タイマ番号該当タイマが稼動中でないとき、指定タイマ設定値をプリセット及びタイムUPフラグ を OFF し、該当タイマを稼動する。 • 該当タイマが稼動中のとき、0.1 秒クロック毎に-1減算カウントし、タイマ現在値が 0000 になった時、 タイムUPフラグが ON となる。 • 該当タイマのタイムUPフラグ状態が次命令の入力条件となる。 2)シンボル FTMH N S :タイマ番号 :タイマ設定値 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N - - - - 0000~4095(10進) - - - DM/EM間接(BIN) - DM/EM間接(BCD) - 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 - - - - S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON S のデータが BCD でないとき、ON それ以外のとき、OFF 86/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 12. 「フロータイマスタート」 フロータイマスタート」命令: 命令:FTMS( FTMS(836) 836) 1)機能 減算式 ON ディレー0.1 秒単位のタイマを稼動中にする 指定タイマ番号該当タイマに指定タイマ設定値をプリセット及びタイムUPフラグを OFF し、該当タイマを 稼動する。 2)シンボル FTMS N S :タイマ番号 :タイマ設定値 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N - - - - 0000~4095(10進) - - - DM/EM間接(BIN) - DM/EM間接(BCD) - 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 - - - - S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON S のデータが BCD でないとき、ON それ以外のとき、OFF 87/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 13. 「フロー高速 フロー高速タイマスタート 高速タイマスタート」 タイマスタート」命令: 命令:FTMHS( FTMHS(837) 837) 1)機能 減算式 ON ディレー0.01 秒単位のタイマを稼動中にする。 指定タイマ番号該当タイマに指定タイマ設定値をプリセット及びタイムUPフラグを OFF し、該当タイマを 稼動する。 2)シンボル FTMHS N S :タイマ番号 :タイマ設定値 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ N - - - - 0000~4095(10進) - - - DM/EM間接(BIN) - DM/EM間接(BCD) - 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 - - - - S 0000~6143 W000~511 H000~511 A000~959 T0000~4095 C0000~4095 D00000~32767 E00000~32767 En_00000~32767 (n:バンク指定) @D00000~32767 @E00000~32767 @En_00000~32767 (n:バンク指定) *D00000~32767 *E00000~32767 *En_00000~32767 (n:バンク指定) #0000~9999(BCD) DR0~15 IR0~15 ,IR0~15 -2048~+2047,IR0~15 DR0~15,IR0~15 ,IR0~15+(++) ,-(――)IR0~15 4)実行条件・使用制限 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 領域 ブロックプログラム 使用制限 使用可 工程歩進プログラ ム 使用不可 サブルーチンプログ ラム 使用可 *1 *1:各プログラム領域内のブロックプログラム領域において使用可。 5)コンディションフラグ動作 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 ブロックプログラム領域にないとき、ON DM/EM 間接指定が不正の時、ON S のデータが BCD でないとき、ON それ以外のとき、OFF 88/89 割込タスクプログラム 使用可 *1 14. 「ブロックプログラム」 ブロックプログラム」命令: 命令:FBPRG BPRG( RG(823)/「 823)/「ブロックプログラムエンド )/「ブロックプログラムエンド」 ブロックプログラムエンド」命令: 命令:FBPEND( PEND(824) 824) 1)機能 フロー変換用のブロックプログラム命令(下記)を使用する場合、ブロックプログラム領域の定義は、 FBPRG 命令と FBPEND 命令で行ってください。 従来の BPRG 命令/FBPEND 命令との相違点としては、FBPRG 命令の入力条件に関係なく、BPOFF 命令により、ブロックプログラム内の OUT 命令使用リレー及びタイマをリセット(IL 状態をセット)すること ができ、FBPEND 命令実行時にリセットを解除(IL 状態を解除)することができます。 2)シンボル FBPRG FBPEND N :ブロック番号(0~127) 10進 3)オペランド指定範囲 エリア CIO 内部補助リレー 保持リレー 特殊補助リレー タイマ カウンタ データメモリ 拡張データメモリ DM/EM間接(BIN) DM/EM間接(BCD) 定数 データレジスタ インデックスレジスタ インデックスレジスタ間接 N - - - - - - - - - - 0000~127(10進) - - - 4)実行条件・使用制限 FBPRG 命令 実行条件 ON 時毎サイクル実行 立ち上がり1サイクル実行 立ち下がり1サイクル実行 都度リフレッシュ指定 FBPRG なし なし なし FBPEND 命令 実行条件 ブロックプログラム内で常時実行 FBPRG 命令/FBPEND 命令共通 領域 ブロックプログラム 使用制限 - 工程歩進プログラ ム 使用可 サブルーチンプログ ラム 使用可 割込タスクプログラム 使用可 4) コンディションフラグ動作 FBPRG 命令 名称 エラーフラグ ラベル ER ・ ・ ・ ・ 内容 すでにブロックプログラム実行中のときに本命令が実行されたとき、ON N のデータが0~127(BCD)の範囲内にないとき、ON ブロックプログラム No.が二重に使用されているとき、ON それ以外のとき、OFF ・ ・ 内容 ブロックプログラム実行中でないときに本命令が実行されたとき、ON それ以外のとき、OFF FBEND 命令 名称 エラーフラグ ラベル ER 89/89