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平成26年度 事業報告

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平成26年度 事業報告
平成26年度
事
自
至
業 報
告 書
平成26年4月 1日
平成27年3月31日
一般社団法人北海道食産業総合振興機構
(フード特区機構)
0
< 目 次 >
Ⅰ
基本的な考え方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Ⅱ 平成 26 年度におけるフード特区機構の重点事業項目
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1 研究基盤と新たな市場づくり(研究開発拠点化)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(1)北海道大学を中心とした食と健康に関する国際研究開発拠点化への支援‥
(2)北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(3)食品試作・実証・製造プラットフォームの利用促進と運営‥‥‥‥‥‥‥
(4)植物工場クラスターの構築支援 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2 ビジネス化の拡大
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(1)輸入代替の促進
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)輸出拡大の推進
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
3 輸出支援ネットワークの構築
Ⅲ
1
2
2
2
3
4
5
6
6
6
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13
フード特区の統括・管理(マネジメント) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1 規制・制度の特例措置
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2 税制支援 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
3 金融支援 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4 財政支援 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5 広報・賛助会員対応
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Ⅳ
フード特区機構の体制(平成 26 年度末)
Ⅴ
庶務事項
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1
14
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15
16
16
18
20
Ⅰ
基本的な考え方
平成 23 年 12 月、北海道・札幌市・江別市・函館市・帯広市・北海道経済連合会は、日
本で唯一の「食」の国際戦略総合特区、「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特
区(略称:フード特区)」の指定を受けた。この特区は、我が国の経済を牽引することが
期待される産業の国際競争力の強化のため、国際レベルでの優位性を持つ地域が厳選され
たもので、食糧供給基地である北海道ならではの「食の総合産業」の確立、実施が求めら
れている。
平成 24 年 3 月、本特区の推進を担うマネジメント組織として、
「一般社団法人
北海道
食産業総合振興機構(略称:フード特区機構)」が設立し、平成 24 年 4 月より運営を開始
した。
これまで当機構は、研究開発拠点化形成に向けた大学・研究機関等のネットワーク化に
関する取組、新たな機能性食品市場の創出、植物工場クラスター戦略の構築、高鮮度保持
技術や小ロット輸送の実証、商社 OB のコーディネーターを活用した海外ニーズの把握や
個別企業の商談マッチングなどに取り組んできた。
平成 26 年度においては、こうした成果を確実にビジネス化に繋げていく仕組みを創出
するとともに、特区 3 エリアの連携や賛助会員企業との連携といった視点を踏まえ、フー
ド特区の目標である「特区が関与した食品の輸出額・輸入代替額累計 1,300 億円の増加」
の達成を見通せるビジネス環境の構築を進めるべく、各種事業を推進してきた。
以下に、平成 26 年度事業の具体的な内容を報告する。
1
Ⅱ
平成26年度におけるフード特区機構の重点事業項目
1
研究基盤と新たな市場づくり(研究開発拠点化)
(1) 北海道大学を中心とした食と健康に関する国際研究開発拠点化への支援
~食品の機能性に着目したイノベーション創出~
○北海道大学を中心に「食と健康」の研究開発拠点を形成することによって、北
海道の強みを活かし、国際競争力の源泉であるイノベーションを継続的に創出
するため、平成25年度文科省事業である「センター・オブ・イノベーション
(COI) 事業」に申請したが、事業期間が短く予算額も少額なCOIトライアルとし
ての採択に留まった。
○その後、COIへの昇格を目指しコンセプトおよび要素技術の検証を行った結果、
その実績が評価され、平成27年2月、文部科学省「センター・オブ・イノベーシ
ョン(COI)プログラム」へ、「食と健康の達人拠点」が採択された。
※期間;平成27年度~平成33年度、予算額;2億2千万円(平成27年度)
○本事業では、「病院から家庭」、「治療から予防」へとパラダイムを転換し、
食によって健康長寿、ひいては医療・介護費を削減する科学的研究を企業とと
もに推進する。本計画では、一つ屋根の下、産と学が人と知を持ち寄って、実
用化を強く意識した共同研究を実施し、これにより食品の機能性を活かした高
付加価値商品を開発し、科学的エビデンスを付与して国内外への販売を図る。
○フード特区機構は同拠点での食に係わる研究成果が後述の「北海道機能性表示
制度」等に着実に実用化されるように大学・研究機関・企業等の間のコーディ
ネートの役割を果たす。
【食と健康の達人拠点のイメージ図】
2
(2)北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)
~全国初の自治体による健康食品機能性表示制度~
○北海道には豊富な食材があるが、素材出荷型で付加価値率が低い。また世界
的な健康志向が高まっている。道内には機能性について科学的なエビデンス
を有している企業が多いが、機能性を表示するためにはトクホを取得する必
要があり、多額の費用と時間を要する。そのため道内バイオ企業は研究成果
を消費者に伝えられないのが現状である。
○本制度は、食品に含まれる機能性成分に関して「健康でいられる体づくりに関
する科学的な研究」が行われた事実を北海道が認定する制度
○要件;商品に含まれる機能性素材が北海道で製造され、かつ北海道で最終製
造された商品であること
※例外規定;道内での加工が困難な一部の工程は、道外の加工を認める
○フード特区機構では、制度の周知啓発活動として道内各地でのセミナー開催
および展示会への出展を実施するとともに、道内外の個別企業との面談およ
び商品開発支援を実施している。
※「道産機能性食品等開発促進コーディネーター育成事業」(北海道、800万円)
※今年度の実績;セミナー7回、展示会9回、企業訪問178社(延べ338回)
○認定商品数;43。売上額;H25年度11億円(実績額)、H26年度10億円(見込額)
【認定商品の例示】
3
(3) 食品試作・実証・製造プラットフォームの利用促進と運営
~道内での機能性食品をはじめとする新商品・高付加価値商品の開発支援~
○食品の開発には多くの技術要素が必要であるが、1社で全てを賄うことは困難で
ある。そのため、平成25年に食に係わる道内主要機関(フード特区機構、ノーステ
ック財団、道総研)が連携し相談窓口を設けた上で、あらかじめ登録された道内
企業等の中から、商品の試作やOEMを受託していただけるパートナー企業等を紹介
する「試作・実証・製造プラットフォーム」を構築した。
○平成26年度の相談対応実績は29件であり、道内での市場ニーズに即した新商品お
よび高付加価値商品の開発に寄与した。
○平成27年度は、食品加工研究センターでの試作・実証施設の整備により同プラッ
トフォームの一層の充実が図られたことから、企業間のマッチングを一層充実し
互いの得意分野を活かした新商品開発をさらに強力に支援する。
4
(4)植物工場クラスターの構築支援
ICT等を活用し高度に環境制御された生産施設と食関連産業が集積する拠点(植物工
場クラスター)を形成し、大幅な収量増加と通年安定供給体制の確立により、安全安心・
高品質・美味しさを求める国内外の市場の要望に応じた流通・有利販売を推進し、地域経
済の活性化と我が国食産業の国際競争力の強化を目指す。
平成26年度は、以下の①~③の事業を実施した。
① 「次世代施設園芸導入加速化支援事業」(農林水産省)
(事業費:H25年度補正 4億824万円、H26年度 2億9,740万円)
・苫東工業団地に太陽光利用型植物工場(イチゴ生産施設)2ha、木質チップボイラー施
設、集出荷センターを整備するとともに、複合環境制御設備をリース導入し、効率的・
効果的な栽培環境制御およびICTを活用した環境を総合的に制御する機器制御ア
ルゴリズムの技術実証に着手した。
② 「「北海道の食」開発基盤強化整備事業」(北海道)
(事業費:742万円)
・有識者・専門家による検討会を実施し、植物工場クラスター形成に向けて、参入企業
の掘り起こしにも活用できる企業群構想図を作成した。
・これを今後の企業参入スキームの具体的検討に繋げていく。
③ 「環境保全型植物工場プロジェクト推進事業」(北海道)
(苫小牧信用金庫から道への指定寄付金事業、総事業費:1,000万円)
・北海道立総合研究機構への研究委託を実施して、炭酸ガスの施用濃度等、冬期のハウ
ス環境と生育状況の関連データが整備された。
・今後はこの試験データを活用して栽培技術の確立を進めていく。
5
2
ビジネス化の拡大
(1)輸入代替の推進
①北海道食品機能性表示制度の活用推進
前述1‐(2)再掲
②食品試作・実証・製造プラットフォームの構築
前述1‐(3)再掲
③植物工場クラスターの構築支援
前述1‐(4)再掲
(2)輸出拡大の推進
①東アジア・東南アジアへの輸出拡大に向けた商流・物流構築
輸出に関わる課題を解決し、輸出意欲のある北海道の生産者・企業(以下「企業等」)
の海外市場の獲得を全面的に支援することで、農林水産物・食品の輸出(あるいは海
外市場での販売)の増加や海外展開の促進を図るため、輸出拡大や海外展開を支援す
るトータル・コーディネート活動を実施することを目的として、
「「北海道の食」輸出
拡大現地支援モデル実証事業」(北海道委託事業)を活用して、以下を実施した。
〇輸出意欲のある道内企業や「売りたい商品」の発掘、現地の市場ニーズの把握および
卸・小売事業者や「買いたい商品」の発掘等を行うとともに、「道内企業とのマッチ
ング(個別商談の直接支援等)」を実施するなど、「企業が必要としている支援」を実
施することで取引を実現させ、それにより“商流”と“物流”を構築した。
〇さらに、構築した“商流・物流”を活用することで、「新たな取引先の発掘」、「既存
取引先の量の増大および新たな商品の取扱い」を目指すことにより、輸出拡大を実現
した。
○具体的には、輸出に関する継続案件および新規案件を企業等と個別対応の上、道内在
住の堀コーディネーター、タイ駐在の多田羅コーディネーター、シンガポール駐在の
新谷コーディネーターの3名のコーディネーターが連携を進めながら、輸出拡大に向
けた各種支援を実施した。また、道内貿易商社との連携をより密接にするため、イン
タビューの実施や意見交換の場を設定した。
その成果については、以下の(ア)~(エ)のとおりである。
(ア) 輸出実績
(イ) 「商流・物流の構築・拡充」の進展
(ウ) 新たな課題の発掘(顕在化)
(エ) 輸出手続きの簡素化・迅速化を目指した「物流システム」の開発・構築に向
けた検討の実施(道内貿易商社との連携の場と機会を設定)
以下、詳細について説明する。
6
(ア) 輸出実績
輸出国・地域
タイ
シンガポール
マレーシア
インドネシア
主な輸出品目
米、ミネラルウォーター、牛肉 等
鮮魚定期便(鮮魚、野菜、果物等)、ソフトクリームミックス、メロン 等
アイスクリーム
米
(イ)「商流・物流の構築・拡充」の進展
➢ 商流
☞既存の取引先における取扱数量・取扱商品の拡大および新規の取引先の発掘
✔タイ
・A 社:米、ミネラルウォーター、牛肉 等を輸出。
その他、新規取扱商品を商談・提案中(A 社からの提案依頼商品もある)
。
・B 社:農産品、スィーツ 等を輸出。
その他、新規取扱商品を商談・提案中。
✔シンガポール
・C 社:メロン、農産品(H27 年 5 月予定)を輸出。
・D 社:農産品等を商談中。
✔インドネシア
・E 社:米を輸出。
・I 社:米を輸出。
➢ 物流
☞既存の物流ルートの拡充(物量の増加による物流費の低減)および新規物流ルート
の構築
✔タイ
☞「北海道 ⇒ バンコク」のコンテナ混載便の運行
(冷蔵:苫小牧港発、冷凍:石狩港発;ともに釜山港経由・バンコク行)
✔シンガポール
☞「新千歳空港&函館空港 ⇒ シンガポール・チャンギ空港」の航空便の運行
(週 2 回の鮮魚定期便、羽田空港経由・シンガポール行)
☞シンガポール航空「新千歳⇔シンガポール季節定期便」の就航(12/1~1/17)
直行便を活用して「おせち料理」等のテスト輸出・販売を実施
(ウ)新たな課題の発掘(顕在化)
〇実際に輸出を行うことで、次のような“やってみなければ分からなかった新たな課
題”が顕在化するなど、課題解決が必要な事例を把握することができた。
〇今後、これらの課題解決を図ることで、輸出拡大を進めていきたい。
7
✔価格競争力の強化
・物流コストの更なる削減や低率関税の適用による中間コストの削減
(道内の生産者・製造者に負担をかけないで、価格を下げる必要がある)
✔輸出入の可否判断(事前確認)
・輸出相手国・地域の輸入可否の確認だけではなく、日本からの輸出可否の確認
も必要。輸出入に関わる手続き、特に植物検疫および動物検疫については、
植物防疫所および動物検疫所(農林水産省)に事前の確認・協議が必須である。
(エ) 輸出手続きの簡素化・迅速化を目指した「物流システム」の開発・構築に向けた
検討の実施(道内貿易商社との連携の場と機会を設定)
※本事業はロジクラウドジャパン㈱と機構がコンソーシアムを設立して実施した。
〇道内貿易商社との連携を図り、輸出に関する業務の課題・問題点を把握するととも
に、その解決に向けた方策として「物流システム」の開発・構築に関する検討を実
施した。
〇検討に当たっては、道内貿易商社23社および通関・物流事業者4社(合計27社)に対
するインタビューの実施と、道内貿易商社との「意見交換会」を3回開催し、そこ
でいただいたご意見等を反映した。
〇具体的には、輸出に関わる業務の分析を行うことで輸出に関わる「業務フロー」を
作成の上、システムの仕様設計を行うとともに、その動作確認、操作性などの検証
を行うプロトタイプを作成し、道内貿易商社(4社)に評価を依頼した。その結果、
高い評価を得ることができ、それを踏まえて物流システムの概要設計を実施した。
今後、ロジクラウドジャパンでは、これらの成果を活用して、
「物流システム開発」
の開発・構築を実施する。
②中国・台湾等への道内企業の進出支援
中国・台湾等への道内企業の進出支援および道産食材供給の支援を実施した。
(ア) 北京(中国)
〇「北海道食品商談会 in 北京 2014」の開催(12月11日)
主催:コンチネンタル貿易㈱
協力:北京和縁亭餐飲有限公司(富威㈱、札幌)、札幌市、フード特区機構
・北京北海道和縁亭において、中国での道産食材・食品の販路を拡大していくこ
とを目的に商談会を開催し、道内7社、北京20社(50名)が参加した。
・輸出品目は、日本酒、ミネラルウォーター、水産品。
(イ) 台北(台湾)
〇「北海道食品試食商談会」の実施(11月7日)
・道内6社(商品のみの出店もある)、台湾40社(70名)が参加。
・スィーツなどを出品。
8
③イスラム圏(中東)への商流構築
(ア)食品ビジネス交流会の開催:クウェート、ドバイ、イスタンブール、サウジアラビア
・イスラム教徒は世界人口の4分の1、食品市場規模は60兆円(2010年)で、今後更なる
成長が見込まれている。市場拡大が見込まれるイスラム圏への輸出拡大に向けて現地
食品関係企業(小売・卸・ホテル等)との交流会、ならびに関係者へのヒアリング等
を行い、どのような食品が受け入れられるのか、課題等の調査を実施。
※「地域新産業集積創出基盤構築支援」(北海道経産局、1,800万円)
※「イスラム・マーケット開拓支援人材育成事業」(北海道、2,600万円)
○出展数
・クウェート(9社、20品)、ドバイ(15社、34品)、イスタンブール(12社、28品)
○主な出展商品
・西山製麺(ラーメン)、マルハニチロ(中札内産枝豆)、ベイクドアルル(洋菓子)、
もりもと(洋菓子)、きのとや(洋菓子)、昭和製菓(洋菓子)、カネサン佐藤水
産(水産品)、喜州紀伊國屋(ジャム)、ほんま(洋菓子)
等
○来場者
・クウェート;65名、主な来場者:スルタンセンター(中東60店舗の小売チェー
ン)、レストラン慶、輸入業者Singarea社
・ド
バ
他
イ;85名、主な来場者:ドバイ商工会議所会頭(Al Ghurair Group会
長)、有力財閥関係者(Al Futtaim、Al Maya、Al Gurg)、Group
Director Mr.Kamal,UAE、TOMOレストラン
他
・イスタンブール ;153名、主な来場者:トルコ経済省、Kempinski Hotel 料理長、Sushi
Company、Cup of Edamame他
・サウジアラビア;11名、Al Kabli Trading、Aiziza PANDA、Jeddah商工会議所
※有力現地企業等3社と個別に交流会を実施
○成果
・交流会当日および帰国後の商談件数が合計で44件。商談契約・輸出実績額(見
込み)は約7.6億円。ただし、中東交流会での商談結果であり、輸出先には他地
域を含む。
9
(イ)ドバイでの常設ジャパンブース設置(平成26年10月)
○フード特区機構は、北海道・九州・沖縄を始めとした日本食品の継続的な情報発信・
販促拠点となる「常設JAPANブース」をドバイに設置。
※「新興国市場開拓等事業費補助金」(経産省、2,740万円)
○食材卸店Deans Fujiya Supermarketでは営業マンを配置し、小売店・レストランな
どの事業者向けのBtoB活動を実施する。また、大手財閥が経営するタイムズスクエア
センター内では一般客向けに販売するBtoC活動を実施。
○出展企業;北海道を主とする全国の食品企業
計21社(27年1月末時点)
○出展数;54品目が出品されており、半数近くが北海道産もしくは北海道産原料が主
となっている食品である。
◎ドバイ常設JAPANブースの概要
◎主な出品企業
10
④道内企業が一体となった海外進出支援
〇海外進出の支援を通じて、北海道から現地に進出する店舗等への商流・物流の構
築および拡充を図ることで、新規店舗等の海外進出促進や既存の店舗(既進出店
舗)等の混載物流による物流の効率化等を実現する。
〇また、海外に進出した店舗等を「北海道のビジネス拠点」と位置付けることで、北
海道の総合的なPR(食、観光等)や新たな取引の実現に繋げていく。
〇具体的には、海外進出を予定している事業者に対して、現地で開催する試食会・商
談会等に参加することで、現地の市場ニーズの把握やキーパーソンとのネットワー
ク構築を支援する。また、現地でのイベントや商談会を開催することで、進出意欲
のある企業の発掘を図るとともに、現地飲食店等のPRや、商流・物流における課
題の把握や解決策の検討に繋げていく。
以下、主な事例を(ア)~(ウ)に記載する。
(ア) ホーチミン(ベトナム)
(ア)-1
イオン ホーチミン店での「北海道フェア」の開催(11/24~11/30)
〇ベトナムへの道産食材の商流・物流の構築と、同国で出店攻勢を強めるイオンで
の定番販売を目的に、11/24~11/30、イオン ホーチミン店の催事スペースにおい
て、北海道から輸出した食材を使ったイートインと物販による「北海道フェア」
を開催した。
<出品内容>
ふらの和牛のローストビーフ握り、プレミアムソフトクリーム、北海道産なな
つぼし
〇機構は、これを機会に北海道食材の恒常的な商流・物流ルートの確立を目指して、
「道内生産者 ⇒ 道内貿易商社 ⇒ 現地輸入卸商社 ⇒イオン ホーチミン(小
売)」の商流・物流ルートの構築と北海道フェアの開催を支援するとともに、道
内生産者と現地輸入卸商社との商談を実施した。
○また、1/9~1/11、イオン ビンズン店で開催した「クールジャパンフェア」(主催:
経済産業省)に北海道ブースを出展し、道内企業4社が参加した。
この出展が契機となり、現地法人の設立や輸出に向けた準備(輸入ライセンスの取
得等)に繋がった。
(ア)-2
ホーチミンの「北海道のビジネス共同拠点」の開設
〇アジアの主要都市における「道内企業のビジネス共同拠点」の開設と、異業種の
連携による北海道ブランドの海外展開を目指す「クール北海道㈱」が設立された
(11月21日)。
(道内関連企業が出資。今後、㈱海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)から
の増資を検討中)。
11
〇今後、ホーチミン市に現地法人を設立し、レストランの運営や道産食材・食品
の輸入販売に取り掛かる予定。
〇機構は、クール北海道と連携して、道産食材・食品の輸出や、道内飲食店等の
海外進出を支援する予定。
(イ) コタキナバル(マレーシア)
〇マレーシア
ボルネオ島のリゾート地のコタキナバル市に開設される「Japan
Village」(注)における「北海道ゾーン」の設置と北海道ブランドづくりを支援し
た。
(注) 「Japan Village」は㈱日本ファシリティ(札幌)がテナント管理を担当し、㈱タカ
ハシ(ベーカリー)、サッポロドラッグストアー(ドラッグストア)、日本ファ
シリティ(アンテナショップ)、咲か蔵(居酒屋)、ガルダローバミラノ(アパレ
ル)、等の道内企業が出店予定
〇「WA-venue(北海道村)」のオープン
・3月、「OCEANUS WATERFRONT MALL」内に「WA-venue(北海道村)」が開設。
・3月27日~29日、
「WA-venue」のオープンに合わせて、
「OCEANUS WATERFRONT
MALL」の屋外イベントスペースで、物販、屋台の出店による北海道フェア
「HOKKAIDO WHITE BAR」を実施した。
(ウ) バンコク(タイ)
〇道内飲食店の進出支援
・本年7月、バンコクの大型商業施設「Gateway Ekamai」(高架鉄道BTSのEkkamai
駅直結)の5Fのリニューアルに合わせて、雪をテーマとする屋内テーマパーク
「SNOW TOWN」が開設する。
・A社よりこの施設に出店する道内飲食店の紹介依頼があり、機構が調整を実施し
た(1月に現地で打合せを実施)。現在、出店に向けて最終調整中である。
注:タイでホテルや商業施設などの開発を数多く手掛ける「TCCランド」が日本の不
動産投資会社と共同で開発。来場者数は年間20万人を見込んでおり、タイ人向
けの日本観光の窓口、日本各地の特産品の紹介、進出企業のテストマーケティ
ング、日本文化の発信拠点としての位置付けを目指す考え。
なお、SNOW TOWNにおいて、アルコール飲料等を販売するため、諸準備を進めて
いる。
・また、昨年11月には「NIKKA BAR & RESTAURANT 余市」がバンコクにオープ
ンし、同店に対する水産品や牛肉等の輸出支援を実施するとともに、同店が北海
道とタイを結びつけるビジネスの拠点として機能することを期待して、同店のオ
ープン日に合わせて試食会を開催するなど、同店の認知度向上に協力した。
12
3
輸出支援ネットワークの構築
〇前述2‐(2)‐①、②、④で実施した個別の取引の実施事例を踏まえて、輸出国・地域別、
輸出品目別に、以下の項目について整理を実施した。
✔商流・物流
「生産者・製造者→販売者→輸出者→物流(物流・通関事業者、物流方法・ルート等)
→輸入者(卸売事業者等)→現地の販売先(小売、飲食店等)」
✔取引条件等
輸出実績(数量、単価、金額)、現地の販売価格 等
✔輸出に関する課題等
具体的な課題とその解決方策等
〇これらの情報・ノウハウやネットワークについては、機構のデータベースとして構築し
ていくとともに、道内の生産者・企業等からの相談時に活用していきたい。
〇なお、「見える化」については、オープン情報とクローズ情報(公開不可)が混在してい
るため、公開方法について引き続き検討していきたい。
北海道から現地への輸出商品の流れ(「輸出支援ネットワーク」 の構築後)
13
Ⅲ
フード特区の統括・管理(マネジメント)
1
規制・制度の特例措置
規制・制度の特例措置(規制緩和、税制措置、財政措置)は、これまで合計 63 件を提
案。
平成 24 年度は、22 件の協議が終了し、
「北海道独自の機能性表示制度の創設」、
「農業車
両の車検期間延長」など、計 18 件について要望に沿い協議が終了した。
平成 25 年度は、7 件の提案を行い、5 件について要望に沿い協議が終了した。
平成 26 年度は、4 件の提案を行い、2 件について要望に沿い協議が終了した。
【提案・協議件数】
項
目
全体
提案数
うち平成
24 年度
協議終了
要望に沿い
協議終了
うち平成
25 年度
協議終了
要望に沿い
協議終了
うち平成
26 年度
協議終了
要望に沿い
協議終了
規
税
財
合
制
制
政
計
36
8
19
63
16
2
4
22
14
2
2
18
4
2
1
7
4
1
0
5
4
0
0
4
2
0
0
2
【これまでの主な協議済み項目】
項目
規制
税制
財政
提案内容
食品の機能性表示制度の
見直し
農業用貨物自動車の車検
期間の延長
農産物貯蔵施設の消防用
設備設置基準の緩和
バイオガス消化液の有機質
肥料認定
BDF混合軽油の混合率
上限の緩和(B20)
研究開発税制の優遇措置
の適用年度延長
農業コントラクターの施設整
備に対する支援
国の見解
商品に「健康でいられる体づくりに関する科学的研究」が行われている旨の表示を
可能とする北海道の新たな表示制度を創設。
車検延長に向けた調査を実施し、その間、法定点検で安全性が確認されれば、
現行 1 年の車検期間を 1 年伸長できる規定を整備。
屋内消火栓設備や警報装置等に関して、管轄の消防署長が当該施設の設置
を不要とする判断の基準を消防庁が提示。
有機農産物JAS規格に基づいて有機野菜を生産する際に使用できる肥料として
メタン発酵消化液を追加。
「規格外燃料の公道使用の認定制度(試験研究認定制度)」を活用し、混合率
20%での走行が可能に。
試験研究費が前 3 年の平均を超える場合、超過分の 5%を控除する制度等につ
いて、適用年度の延長。(23 年度末から 25 年度末まで期限延長)
助成対象機械の範囲を拡大するとともに、飼料生産コントラクターの作業範囲拡
大のため、助成を受けて導入した機械の用途拡大(畑作での使用)が実現。
14
2
税制支援
平成 24 年度は 8 件、平成 25 年度は 1 件、平成 26 年度は 4 件が支援措置を活用した。
認定となるポイントは、「①高度な技術の活用が図られていること」、「②高付加価値
化への寄与が図られていること」、
「③特区目標実現・国際競争力強化のための必要性が
十分認められること」。
【これまでの税制支援措置活用事業】
年
度
平
成
24
年
度
平
成
25
年
度
平
成
26
年
度
実施主体
設備名
(実施場所)
支 援 基 盤 の ㈱ き の と や ( 札 幌 洋菓子製造施設 1
市)
棟
強化
種子馬鈴しょ選別施
設一式
士幌町農業協同
食用馬鈴しょの受入
組合(士幌町)
検品設備一式、選
別施設一式
項目
施設概要
安定・大量・高品質な生産かつロングライフ化が可能となる世界標準
の衛生管理を備えた空調管理施設。
馬鈴しょ選別においては先駆的な技術である、土砂分離+サイズ選
別+小水量(ミスト)消毒の連続作業が可能な施設。
出荷品の品質の均一化を図るため、農業では先駆的な馬鈴しょの
品位階層別貯蔵を「自動化制御技術」により、一連の作業の自動
化により効率化を図るほか、省エネルギー化、一貫データ管理によるダン
ボール単位までの完全トレーサビリティー化を実現する施設。
加工用馬鈴しょエチ 新たな保存技術により油加工用馬鈴しょを長期にわたって安定的に
本別町農業協同
レン濃度制御装置
保存し、高品質な馬鈴しょを長期間供給することを可能にする装
組合(本別町)
1機
置。
安全で高品
質な農畜産
馬鈴しょの加工残渣を原料として栄養価の高い発酵飼料を製造す
タ イ セ イ 飼 料 株 式 細断型ベールラップシ
物の生産
ることが可能な、密度・密封性の高い牧草ロールサイレージの原理を
会社(音更町)
ステム一式
応用した細断型ベールラッピング技術を用いた装置。
帯広市川西農業
出荷処理能力を大幅に向上させるとともに、出荷時の適正品温の確
長いも製品保管・出
協同組合(帯広
保、製品貯蔵から出荷における一連の作業の自動化による効率化
荷施設一式
市)
等を可能にする先駆的な自動ラック倉庫の導入。
乳酸菌の培養工程の副産物である乳酸菌体回収後の培養液を原
雪印種苗㈱(江別 抽出エキス真空濃縮 料として、農産物の収量の増大や品質の向上に有効な複合肥料や
市)
装置一式
培養土を開発・製造するため、低温低圧下で培養液を高効率かつ
高品質に濃縮する装置。
農業廃棄物
等を活用した
農事組合法人サン バイオガスプラント一 熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・
バイオガスプラ
エイ牧場(大樹町) 式
高断熱構造を適用したシステム)。
ントの高効率
化
農業廃棄物
等を活用した
農 事 組 合 法 人 日 バイオガスプラント一 熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・
バイオガスプラ
式
昭牧場(大樹町)
高断熱構造を適用したシステム)。
ントの高効率
化
安 全 で 高 品 帯広市川西農業
輸出向けのノンブラシ洗浄方式に代え、先駆的3連リング洗浄機の
長いも洗浄選別・製
質な農畜産 協同組合(帯広
導入により、洗浄効率の向上等によりコストを削減し、遠距離の輸出
品保管施設
物の生産
市)
先における販売力の強化を図る。
帯 広 大 正 農 業 協 種子馬鈴しょ選別施 馬鈴しょ選別においては先駆的な技術である、土砂分離+サイズ選
設
同組合(帯広市)
別+病果・傷害果選別+小水量消毒の連続作業が可能な施設
農 業 廃 棄 物 有 限 会 社 友 夢 牧 バイオガスプラント 一 熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・
式
等を活用した 場(新得町)
高断熱構造を適用したシステム)。
バイオガスプラ
十勝・新得バイオガ バイオガスプラント 一 熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・
ントの高効率
式
ス株式会社
高断熱構造を適用したシステム)。
化
15
3
金融支援
平成 24 年度は 13 件、平成 25 年度は 7 件、平成 26 年度は 3 件が認定を受け支援措置を
活用した。
【これまでの金融支援措置活用事業】
年度
平
成
24
年
度
平
成
25
年
度
平
成
26
年
度
実施主体(実施場所)
事業概要
佐藤水産㈱(札幌市)
外国人観光客の購入状況の把握や海外向け商品の企画・開発等を行うため、店舗を併設し
た本社社屋を整備。
㈱桐越(札幌市)
輸入代替に向けた、商品別の鮮度保持技術を活かした業務用カット野菜工場の整備。
昭和製菓㈱(函館市)
㈱福岡運輸ホールディングス
(帯広市)
帯広市川西 農業協同 組合
(帯広市)
中札内村農業協同組合
(中札内村)
士幌町農業協同組合
(士幌町)
芽室町農業協同組合
(芽室町)
上士幌町農業協同組合
(上士幌町)
A社(札幌市)
B社(札幌市)
C社(音更町)
帯広市川西農業協同組合
(帯広市)
D社(音更町)
E社(函館市)
ベル食品㈱(札幌市)
F社(函館市)
海外販路開拓に資する洋生菓子を開発・生産するための設備を整備。
道内産の食肉等の輸出拡大に向けた、高品質・高鮮度での保管・輸送を可能とする冷凍・冷
蔵倉庫の整備。
G社(札幌市)
H社(函館市)
帯広大正農業協同組合
(帯広市)
輸出拡大に向けた長いもの製品保管・出荷施設の整備。
輸出拡大に向けた枝豆等の加工処理施設の整備。
輸入代替拡大に向けた馬鈴しょ集出荷貯蔵施設の整備。
輸入代替拡大に向けた冷凍食品加工処理施設の整備。
輸出拡大・輸入代替に向けた長いもや加工用馬鈴しょの貯蔵施設の整備。
家畜飼料の輸入代替に向けた TMR センターの整備。
輸出拡大に資する食品製造工場の整備。
輸出拡大に資する物流施設を整備。
農業生産体制強化に向けた機械の導入。
強力小麦(ゆめちから)の乾燥・貯蔵施設を整備。
強力小麦(ゆめちから)の乾燥・貯蔵施設を整備。
海外への輸出に対応できる高度な鮮度保持機能を備えた水産加工場施設を整備。
賞味期限の改善、生産能力向上を図る自動化タレ製造ラインを整備。
輸出拡大に資する水産物の乾燥・劣化を防ぎ冷蔵・凍結能力を強化した冷蔵庫を整備。
輸出拡大に資する冷凍能力向上、安全性向上、倉庫内温度安定化を可能にする新型冷却
機を整備。
輸出拡大に資する HACCP 対応の冷蔵保管能力を備えた水産加工場施設を整備。
種子馬鈴薯選別貯蔵施設の新設工事
Ⅰ社(札幌市)
札幌本館新築改修工事
J社(函館市)
工場新築及び水槽設備工事
16
4
財政支援
これまでに、国等の既存事業を活用して実施してきたフード特区関連事業は次の通り。
【これまでの財政支援措置活用事業】
実施主体
北海道情報大学等
(公財)ノーステック財
団、北大
(公財)十勝圏振興機
構
(公財)函館地域産業
振興財団
フード特区機構等
足寄町農協
士幌町農協
(単位:千円)
事業内容
食品の有用性を評価するシステムの機能強化を
図るため、コーディネーターを配置
国内外の有用性食品素材等の成分分析、評
価手法に係る共同研究等
地場の農畜産物及び加工副産物からの新規機
能性素材の開発等
水産物の有用成分を活用した機能性素材の開
発等
北海道産米の東南アジア等への輸出拡大に向
けたマーケット調査等
植物工場でいちご等を低コスト生産し、海外市
場でブランド化を確立するための調査
鮮度保持技術を活用したアスパラ等の高鮮度
野菜の輸出拡大支援
生産者と加工事業者が連携した高品質な農産
物・加工食品の輸出プロモーション等
ラワンぶき等の農産物を処理加工するための施
設や塩蔵庫の整備
家畜ふん尿等を活用するバイオガスプラントの整
備
飼料生産組織の経営の高度化等、地域コント
ラクターが使用する農作業機械の導入等
バイオ・食関連企業が研究開発できるよう、札幌
テクノパーク内のエレクトロニクスセンターを改修
スラリーアイスを利用した生鮮魚介類の高鮮度ス
ーパーチリング流通実証
清水町飼料自給率協
議会、足寄町農協
(財)さっぽろ産業振興
財団
(公財)函館地域産業
振興財団
と か ち 低 コ スト 施 肥 技
無人ヘリコプターの撮影画像の解析による農作
術体系確立事業推進
物管理等
協議会
事業費
(国費)
9,571
(9,571)
1,264,340
(1,264,340)
532,293
(520,328)
1,563,576
(830,920)
37,674
(37,674)
37,674
(37,674)
2,938
(1,469)
318
(159)
212,000
(106,000)
620,844
(295,640)
262,536
(146,655)
244,000
(122,000)
20,000
(20,000)
11,669
(9,564)
63,163
(63,163)
「フード&メディカルイノベーション国際拠点」の整 3,600,000
北海道大学他
備
(3,600,000)
小麦、豆類の優良種子を安定供給するための
653,001
(323,450)
十勝農業協同組合連 種子調製加工施設等の整備
合会
安全・安心な農産物生産体制の強化を図るた
63,000
めの農薬分析機器等の導入
(25,500)
(公財)函館地域産業 食の安全性向上を目指すための迅速微生物検
54,305
振興財団
査システムの商品開発及び普及
(54,305)
83,704
フード特区機構
イスラム諸国での made in Japan 食品展開事業
(57,938)
商品の安全性・機能性評価手法を活用した新
113,710
(公財)ノーステック財団
規機能性食品の開発・事業化促進
(93,710)
バイオディーゼル燃料を普及・拡大するための施
357,425
民間団体
設整備
(178,758)
ポストハーベスト・ロス削減のための加圧・加熱食
49,447
フード特区機構
品加工技術の移転に関するニーズ調査
(49,447)
(独)産業技術総合研
45,000
核内受容体を用いた、道産食品の機能性
究所 北海道センター
(45,000)
「病院から家庭」、「治療から予防」へとパラダイム
220,000
北海道大学等
を変換し、新産業の創出を図る
(220,000)
フード特区機構
海外との商流・物流の構築支援
17
補助制度
地域新成長産業創出促進事業費補助金
【経産省】★(H23)
地域イノベーション戦略支援プログラム
【文科省】(H24~28)
地域イノベーション戦略支援プログラム(都市
エリア型) 【文科省】(H23~25)
地域イノベーション戦略支援プログラム(グロ
ーバル型) 【文科省】(H23~25)
先端農業産業化システム実証事業
【経産省】(H24)
先端農業産業化システム実証事業
【経産省】(H24)
農山漁村 6 次産業化対策事業
【農水省】(H24)
農山漁村 6 次産業化対策事業
【農水省】(H24)
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金
【農水省】(H24)
緑と水の環境技術革命プロジェクト事業
【農水省】(H24)
飼料生産拠点育成地区リース事業
【農水省】(H24、27)
企業立地促進等施設整備費補助事業
【経産省】(H24)
攻めの農林水産業の実現に向けた革新的
技術緊急展開事業【農水省】(H26-27)
農業生産環境対策事業
【農水省】(H24-26)
地域新成長産業創出促進事業費補助金
【経産省】★(H25)
地域資源を活用した産学連携による国際科
学イノベーション拠点整備事業【文科省】(H24)
強い農業づくり交付金
【農水省】(H25)
消費・安全対策交付金
【農水省】(H25-27)
農林水産業・食品産業科学技術研究推進
事業 【農水省】(H25-27)
新興国市場開拓等事業費補助金【経産
省】(H26-27)
地域新成長産業創出促進事業費補助金
【経産省】★(H25)
地域バイオディーゼル流通システム技術実証
事業補助金 【経産省】(H25-27)
政府開発援助海外経済協力事業
【外務省】(H25)
農山漁村 6 次産業化対策に係る新需要創
造支援事業 【農水省】(H25-27)
革新的イノベーション創出プログラム
(COI STREAM) 【文科省】(H27)
高度な環境制御による生産性を上げた次世代
北海道次世代施設園
施設園芸の拠点である植物工場クラスターを形
芸コンソーシアム
成する
ICT 技術を応用したホタテガイの精密増養殖管
北海道大学
理支援システムの技術開発
5
2,325,033 次世代施設園芸導入加速化支援事業
(1,352,460) 【農水省】(H25-28)
18,800
(18,800)
攻めの農林水産業の実現に向けた革新的
技術緊急展開事業【農水省】(H26-27)
広報・賛助会員対応
講演会等を通して、フード特区の取り組みを PR してきた。
(平成 26 年度計 7 件、うち特区エリア 3 件、エリア外道内 4 件、本州 0 件)
また、当機構ホームページをリニューアルするとともに、賛助会員向けとして、機能性
食品データベースの掲載や説明会の開催等、賛助会員参画事業の情報発信の強化を行った。
(当機構ホームページアドレス
http://www.h-food.or.jp/)
【主な講演会等の状況】
月日
名称
所在地
主催
H26.08.26 フードビジネス支援セミナーin 釧路
釧路市
フード特区機構
H26.08.27 フードビジネス支援セミナーin 帯広
帯広市
フード特区機構
H26.09.18 フードビジネス支援セミナーin 札幌
札幌市
フード特区機構
H26.10.09 フードビジネス支援セミナーin 網走
網走市
フード特区機構
H26.10.30 フードビジネス支援セミナーin 函館
函館市
フード特区機構
H26.11.13 フードビジネス支援セミナーin 旭川
旭川市
フード特区機構
H26.11.26 フードビジネス支援ンセミナーin 苫小牧
苫小牧市 フード特区機構
H27. 3.10 フード特区機構業務説明会
札幌市
18
フード特区機構
Ⅳ
フード特区機構の体制(平成 26 年度末)
社員総会
【企画総務部】
(7名)
(社員)
~ 業務概要 ~
○規制の特例措置等、財政支援要望等に
関する内閣官房と特区内との調整
道、札幌市、江別市、函館市、帯広市、道経連
理
理事 10名以内
事
(理事長、副理事長、常任理事3名
理事5名以内)
会
監事 1名
常
任
理
事
会
理事長
大内 全
副理事長
濱田 剛一
○フード特区機構総務・庶務、企画、予算・
決算・経理・庶務、会議運営、会員対応、
広報
○研究開発・輸出拠点化
・両部との連携
事
務
局
長
常任理事3名
【研究開発部】
(4名)
~ 業務概要 ~
○研究開発拠点化事業企画・管理
・安全・有用性研究評価プラットフォー
ム
・試作・実証・製造プラットフォーム
○ビジネス化の拡大
・北海道食品機能性表示制度の利用促進
・中東への輸出事業によるハラール認証
実証及び輸出制度調査
【販路拡大支援部】
(7名)
~ 業務概要 ~
○研究開発拠点化
・植物工場クラスター
○ビジネス化の拡大
・植物工場クラスターの構築・運営支援
・商流・物流構築
・海外進出支援
○輸出拠点化
・海外輸入制度等の DB 化
19
Ⅴ
庶務事項
1
社員総会
第 1 回(定時社員総会)
開 催 日
平成 26 年 6 月 24 日(火)
場
書面による開催(みなし決議)
所
出席社員数
審議事項
-
第 1 号議案
平成 25 年度事業報告及び決算承認に関する件
第 2 号議案
平成 26 年度事業計画案及び収支予算案に関する件
第 3 号議案
理事の交代に関する件
上記審議事項等について書面により同意書が提出された。
第 2 回(臨時社員総会)
開 催 日
平成 26 年 8 月 15 日(金)
場
書面による開催(みなし決議)
所
出席社員数
審議事項
-
第 1 号議案
理事の交代に関する件
第 2 号議案
苫東ファーム株式会社への出資に関する件
第 3 号議案
平成 26 年度収支補正予算案に関する件
上記審議事項等について書面により同意書が提出された。
第 3 回(臨時社員総会)
開 催 日
平成 26 年 9 月 19 日(金)
場
北海道経済連合会
所
出席社員数
審議事項
会議室
6名
第 1 号議案
苫東ファーム株式会社への出資に関する件
第 2 号議案
平成 26 年度収支補正予算案に関する件
20
2
理事会
第 1 回(定時理事会)
開 催 日
平成 26 年 6 月 6 日(金)
場
北海道経済連合会
所
出席者数
審議事項
会議室
5名
第 1 号議案
平成 25 年度事業報告及び決算承認に関する件
第 2 号議案
平成 26 年度事業計画案及び収支予算案に関する件
第 3 号議案
理事の交代に関する件
第 4 号議案
定時社員総会の招集に関する件
第 5 号議案
規定の改定に関する件
第 6 号議案
次回理事会の開催に関する件
第 2 回(臨時理事会)
開 催 日
平成 26 年 6 月 24 日(火)
場
書面による開催(みなし決議)
所
出席者数
審議事項
-
第 1 号議案
代表理事の選任に関する件
第 2 号議案
常任理事の選任に関する件
第 3 号議案
特別顧問の選任に関する件
第 4 号議案
外部役員との責任限定契約の締結に関する件
第 3 回(臨時理事会)
開 催 日
平成 26 年 7 月 31 日(木)
場
書面による開催(みなし決議)
所
出席者数
審議事項
-
第 1 号議案
理事の交代に関する件
第 2 号議案
苫東ファーム株式会社への出資に関する件
第 3 号議案
平成 26 年度収支補正予算案に関する件
第 4 号議案
臨時社員総会の開催に関する件
第 4 回(臨時理事会)
開 催 日
平成 26 年 9 月 9 日(火)
場
北海道経済連合会
所
出席者数
審議事項
会議室
7名
第 1 号議案
苫東ファーム株式会社への出資に関する件
第 2 号議案
平成 26 年度収支補正予算案に関する件
第 3 号議案
臨時社員総会の開催に関する件
21
第 5 回(定時理事会
(兼
常任理事会))
開 催 日
平成 27 年 3 月 24 日(火)
場
北海道経済連合会
所
出席者数
審議事項
会議室
5名
第 1 号議案
平成 27 年度事業計画案及び収支予算案について
第 2 号議案
当法人の短期借入金の上限額の設定について
第 3 号議案
就業規則の改定について
第 4 号議案
賛助会員の入会審査について
22
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