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ASEANの日系部品メーカー:タイでの生産能力の拡大続く
2016/4/5 ASEANの日系部品メーカ ー:タイ での生産能力の拡大続く マークラ イ ン ズ 自動車産業ポータル ASEANの日系部品メーカー:タイでの生産能力の拡大続く 愛知製鋼、カネミツ、今仙電機、ユーシン、トヨタ紡織、ケーヒンなどの動向 2010.5.19 No.880 タイで、愛知製鋼/カネミツなど生産を拡大、ユニプレスがタイへ進出 タイ:今仙電機/ユーシンが生産拡充計画を再開 タイ:旭テック/トヨタ紡織が日本から生産移管の動き タイ:ケーヒン/フコクがアジア統括会社設置、KYBが新興国向け開発機能設置を検討 ベトナム:ニチリンが一貫生産、日本電産トーソクが工場建設を再開 インドネシア/マレーシア:小糸製作所がインドネシアに新工場建設 要 約 以下は、ASEANにおける日系自動車部品メーカーの最近動向である (収録対象は、2010年5月中旬までの約1年 間)。 タイでは、日産がMarch/Micraの新型モデルを生産する工場を2010年3月から稼動し、スズキが凍結していた自動 車工場の建設を2009年11月に再開した。2012年までには、トヨタ/ホンダ/三菱自動車/スズキが Eco-Car 生産を 開始する。これら完成車メーカーの動きに対応し、日系部品メーカーの生産能力拡大や、凍結していた計画の再開 などの動きも増加している。 タイを除いた国では、ベトナムで生産拠点の構築・拡充の動きが続くものの、インドネシア、フィリピン、マレーシア での動きは少ない。 タイで、愛知製鋼/カネミツなど生産を拡大、ユニプレスがタイへ進出 (2010年 5月中旬までの約 1年を中心とする動向で、配列は企業名 50音順) ■愛知製鋼:タイで鍛造部品の生産強化を検討 愛知製鋼は、タイの子会社Aichi International (Thailand) Co., Ltd.に鍛造工場を建設して、鍛造から仕上げま での一貫生産が可能な体制を構築することを検討中(2010年4月報道)。同社はタイで、鍛造部品の仕上げのみを 行っているが、アジアで自動車用の鍛造部品の需要が増えていることに対応する。 ■エルナー:タイでのコンデンサ生産を拡大 エルナーは、2010年度中にタイ子会社(TANIN ELNA CO., LTD. )の工場でのアルミ電解コンデンサの生産能 力を拡大させる。EV, HEV車の普及開始で、自動車向けのアルミ電解コンデンサの需要が大幅に伸びているた め。 ■田中精密:タイでホンダ次期型車のエンジン部品生産 田中精密工業は、ホンダの次期小型車用のエンジン部品ロッカーアームの生産を2011年4月よりタイ工場 (Tanaka Precision (Thailand) Co., Ltd.) で始める(2009年11月報道)。約1億円をかけて設備を改良し、2012年 12月期には新型車向けに177万個生産し、売上高は7億円を見込む。 2013年度以降には、供給能力が不足する と見込んで、タイかインドに新工場を建設することも検討中。 ■東研サーモテック:タイ工場の表面処理・熱処理を強化 東研サーモテックは、タイ工場(THAI TOHKEN THERMO CO., LTD.) で自動車部品のダイヤモンドライクカ ーボン(DLC) コーティングの受託加工を始める(2009年7月報道)。DLC被膜加工は摺動部品の耐磨耗性を高め る。HEV向けエンジン・ウォーターポンプ用部品、ディーゼルエンジンのコモンレールなどが対象。被膜形成用の 大型スパッタリング装置を2台導入。投資額は4億円で、年間2億円の売り上げを目指すとのこと。 また、同工場では自動車部品の熱処理体制も、2010年7月をめどに強化する。新たな工場建屋を建設し、ガス浸 硫窒化ラインを新設し、連続ガス浸炭ラインを増設する(2010年4月報道)。投資額は約5億円で、この投資により年 6億円の売り上げ増を見込んでいる。 http://www.marklines.com/ja/report/rep880_201006 1/5 2016/4/5 ASEANの日系部品メーカ ー:タイ での生産能力の拡大続く マークラ イ ン ズ 自動車産業ポータル ■秦野精密:タイに自動車部品新工場 秦野精密は、ファインブランキング(精密打ち抜き)加工によるエンジンやミッション部品を製造する新工場をタイに 建設する(既存のタイ工場から移設)。約1.5億円を投資し、2010年9月の稼動予定。2010年9月期のタイ事業は3.5 億円を見込み、15年には10億円を見込む。 ■ブリヂストン:タイでのリトレッドビジネスを拡大 ブリヂストンは、タイにリトレッド部材工場 (Bridgestone Bandag Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.) を2009 年7月より建設し、2010年11月より生産開始予定。リトレッドタイヤは、使用済みタイヤの接地(トレッド)部分を取り除 いて、新たにトレッドゴムを着けて利用可能にしたタイヤのこと。投資金額は約52億円で、生産能力は2013年下期 には日産30トン(新ゴム量)。 ブリヂストンは、リトレッド事業を強化するために同事業を手がける米Bandag Inc.を、 子会社を通じて2007年に買収していた。 また、ブリヂストンはTHAI BRIDGESTONE CO.,LTD.の工場内に、 "Bridgestone Bandag Retread Center" (BBRC)を2010年2月開設した。このセンターは、リトレッドタイヤを生産する(日産44本)とともに、直営店やフランチ ャイズ店などに対するリトレッドタイヤの製造・ソリューションビジネスの研修機関として活用する。 ■八千代工業:タイ工場から樹脂製タンクをホンダ新低価格車に供給 八千代工業は、タイの製造拠点から(Siam Yachiyo Co., Ltd.)、ホンダの新興国向け低価格車に樹脂製タンク を供給する見込み(2010年4月報道)。供給するのは次世代型の樹脂製タンクで、平均肉厚を薄くして軽量化したも の。ホンダの新興国向け低価格車は2011年をめどに、タイ・インドに導入され、現地工場で生産される予定。 ■ユニプレス:タイへ進出し、生産は現地メーカーに委託 ユニプレスは、タイに車体骨格部品の販売・生産管理・品質保証を行う子会社 (UNIPRESS (THAILAND) CO., LTD.:資本金1000万バーツ) を2009年7月に設立した。生産はタイ現地メーカーに委託し、ユニプレスは金型や 治工具の提供や技術援助を行う。委託先は、KYOKUYO INDUSTRIAL(THAILAND) CO., LTD.(旭洋タイラン ド)を中心に、THAI SUMMIT AUTOPARTS INDUSTRY CO., LTD.、YMP PRESS & DIES ( THAILAND) CO., LTD.の3社。ユニプレスのタイの進出は、タイ日産自動車のグローバルエントリーカー用の部品の受注が契 機で、2012年に13億バーツの売り上げを見込んでいる。 資料:各社広報資料, 各紙報道 タイ:今仙電機/ユーシンが生産拡充計画を再開 (2010年 5月中旬までの約 1年を中心とする動向で、配列は企業名 50音順) ■今仙電機:タイのシート部品の新工場計画再開 今仙電機製作所は、タイでのシート部品の新工場を2012年3月期中に稼動する(2009年12月報道)。新工場を建 設するのは、タイ子会社Imasen Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd.のシートアジャスタ工場。投資額は約2億円 で、現地のいすゞ、ホンダ向けに生産を行う予定。当初は2009年中に稼動予定であったが、需要減に伴い凍結し ていた。 ■ユーシン:タイでの工場増設を再開 ユーシンは、キーセットなどを生産しているタイでの第2工場の建設計画を再開した(2010年2月)。これはスズキ が、タイの工場建設を2009年11月から再開したことに伴うもの。スズキのタイ工場が2010年3月に生産を開始する 予定に合わせて建設する。プレス品の生産可能な工場として、ドアラッチの生産も計画している。 また既存の第1 工場では、VWの米国新工場向けのキーセットを生産する計画。 資料:各社広報資料, 各紙報道 タイ:旭テック/トヨタ紡織が日本から生産移管の動き (2010年 5月中旬までの約 1年を中心とする動向で、配列は企業名 50音順) ■旭テック:アルミ鋳造生産をタイに集約 旭テックは、日本の生産拠点である菊川南事業所(静岡県)を閉鎖し、アルミ金型重力鋳造の生産を、2010年度 中にタイの100%子会社ASAHI TEC ALUMINIUM(THAILAND) CO., LTD.に全面移管する。アルミ砂型鋳造品 の生産は、2011年度中に横地事業所(静岡県)へ移管する。閉鎖する菊池南事業所の売上高は55.96億円(2009 年3月期)、鋳造能力は350t/月。 ■カネミツ:タイでボス一体型プーリーを一貫生産 カネミツは、タイの子会社 KANEMITSU PULLEY CO., LTD. でボス(突起)一体型プーリーの一貫生産を開始 http://www.marklines.com/ja/report/rep880_201006 2/5 2016/4/5 ASEANの日系部品メーカ ー:タイ での生産能力の拡大続く マークラ イ ン ズ 自動車産業ポータル (2009年7月報道)。従来は加西工場でボス部分を生産して、タイへ送っていた。タイで一貫生産を行うことで、コスト の削減、生産拠点の分散を進める。これに伴い、加西工場からタイへ、大型プレス機を移設した。このプレス機を 用いて、プーリー以外の製品の開発・生産を進める(将来のプーリーの需要減見込みへの対応)。 ■トヨタ紡織:シート機構部品生産をタイへ一部移管 トヨタ紡織は、シートの角度を調整するラウンドリクライナーの生産を、タイのシート工場 (ARST (Thailand) Co., Ltd.) へ一部移管する。ARSTには2008年11月に、ラウンドリクライナーを生産するための高性能の FHS(Fine Hold Stamping)工法プレス機を導入している。この部品は、猿投工場(愛知県)で一極生産を行っていたが、アジ ア、南米、南アフリカ向けをタイに移管する。猿投工場は日米欧向けとするという(2009年5月報道)。 ■山下ゴム:海外向け部品生産をタイへ移管検討 山下ゴムは、現在日本国内から輸出している海外市場向けの部品の生産を、タイ (Y-TEC CO., LTD.) へ移管 することを検討中(2010年1月報道)。同社は防振ゴムやホースなどの自動車向けのゴム製品を主にホンダ向けに 生産。製造コストの低減と為替リスクの回避が目的。 資料:各社広報資料, 各紙報道 タイ:ケーヒン/フコクがアジア統括会社設置、KYBが新興国向け開発機能設置を検討 (2010年 5月中旬までの約 1年を中心とする動向で、配列は企業名 50音順) ■KYB:タイに新興国向け開発機能 KYBは、新興国向けの開発機能をタイのテクニカルセンターに持たせることを検討中(2010年3月報道)。新興国 向けの部品は、価格設定が厳しく、現地のニーズを的確に捉えるために市場に近い現場での開発によって、競争 力を確保する狙い。現在のテクニカルセンターは、市販用製品向けのサービスが中心。 ■ケーヒン:タイにアジア統括会社を設立 ケーヒンは、タイにアジア地域(中国を除く)を統括する100%子会社 Keihin Asia Bangkok Co., Ltd.(資本金 3000万バーツ)を2009年12月に設立した。タイのほかに、台湾、マレーシア、フィリピン、インドネシアの拠点を統括 する。 ■タチエス:リア社と合弁で、タイで日産向けシートを生産 タチエスは、Lear Corporation と合弁で、タイでタイ日産自動車向けにシートを生産する、生産会社 TACLE Seating Thailand Co., Ltd.を設立した(資本金:約500万米ドル、タチエス49%、Lear社51%)。生産開始は2010年 2月で、2011年度に年産約14万台、売上高約3600万米ドルを見込む。新興国市場とコンパクトカー向けを強化し た受注戦略の一環。 ■日本電産トーソク:現地調達拡大に向けてタイに駐在員事務所設置 日本電産トーソクは、タイ・バンコクに、駐在員事務所を2009年10月に設置した。自動変速機用コントロールバル ブを生産するベトナム工場 (Nidec Tosok Vietnam Corporation: NTVC) での、現地調達を拡大させるため、タイ からの調達も増やす目的。日系メーカーからだけでなく、現地メーカーも品質によっては取引をしていくという。 ■日立電線:タイ子会社の株式を売却 日立電線は、ワイヤーハーネスなどを生産するタイの合弁会社 Thai Wire & Cable Services Co., Ltd.の株式 を売却し、持分法適用会社から除外した(2010年3月)。この合弁会社はハヤカワ電線工業との合弁で、1987年に 設立された。日立電線グループの保有割合は8%に低下した。この売却に伴い、日立電線は2010年3月期に約7億 円の特別損失を計上。日立電線の電子機器用電線・配線部品及び加工部品の製造拠点が、東南アジアに複数あ るため合理化を図る。 ■フコク:タイにマネジメント会社を設立、将来はアセアン統括会社へ フコクは、タイ子会社2社(THAI FUKOKU CO., LTD. と SIAM FUKOKU CO., LTD.)の管理部門を統合、 分社化したマネジメント会社(フコク100%保有)を2010年2月に設立した。設立したのはFukoku A.P. CO., LTD. (資本金200万バーツ)で、タイでの人件費・管理費の削減を図るのが目的。インドネシアなどを含めた、将来のアセ アン地域統括会社の前身と位置づけ、財務機能の強化、人材の育成を進める予定。 ■三菱化学:タイの塩ビコンパウンド合弁会社を完全子会社化 三菱化学は、タイの塩ビコンパンウンドの生産販売合弁会社Sunprene (Thailand) Co., Ltd.の全株を2009年12 月に取得し完全子会社にする。この合弁会社はThai Nam Plastic (Public) Co., Ltd.と1994年に設立したもの で、完全子会社化以前の三菱化学の持分は約78%。タイ及び周辺各国は長期的な自動車需要の拡大が予測さ http://www.marklines.com/ja/report/rep880_201006 3/5 2016/4/5 ASEANの日系部品メーカ ー:タイ での生産能力の拡大続く マークラ イ ン ズ 自動車産業ポータル れ、自動車部材に用いられる塩ビコンパウンドの需要も大きく伸びるとしている。 資料:各社広報資料, 各紙報道 ベトナム:ニチリンが一貫生産、日本電産トーソクが工場建設を再開 (2010年 5月中旬までの約 1年を中心とする動向で、配列は企業名 50音順) ■ニチリン:ベトナムでブレーキホース一貫生産 ニチリンは、ベトナム (NICHIRIN VIETNAM CO., LTD.) で2011年初めよりブレーキ用ホースを一貫生産する (2010年2月報道)。現在は日本・タイから部品を供給して最終組み立てだけを行っている。2008年秋以降延期して いた計画を再開し、約6億円を投じて現地の需要増に応じる体制を作る。当初は月産15万メートルから、2012年1 月には同50万メートルを見込む。 ■日本電産トーソク:ベトナムの工場に新棟建設、ダイカスト部品合弁会社設立 日本電産トーソクは、小型車CVT用コントロールバルブの増産に対応して、ベトナム工場 (Nidec Tosok Vietnam Corporation: NTVC)の第6新棟建設を再開。2008年秋以降、計画を凍結していたが、約30億円かけて 建設した。2010年第1四半期から稼動開始した。さらに、第2の生産拠点の設置も検討中。 同工場では、2009年5 月に発売された富士重工の新型レガシィ搭載の新開発「リニアトロニック」CVT用のコントロールバルブ、日産自動 車・ジヤトコから2009年7月に発表された新CVT用のコントロールバルブなどの生産・供給を行っている。 日本電産トーソクは、秋葉ダイカスト工業所と、アルミダイカスト部品の合弁会社(日本電産トーソク・秋葉ベトナム 会社(NTAV))をベトナムに設立し、2010年第1四半期から稼動開始した。精密アルミダイカスト製品の現地での内 製化による原価低減と、物流の効率化が目的。 ■ブリヂストン:ベトナムに販売会社設立 ブリヂストンは、ベトナムに販売会社Bridgestone Tire Sales Vietnam LLC.を2010年4月に設立した。資本金は 70万米ドルでブリヂストンの持分は95%で、三菱商事が5%を出資した。 ■ミツバ:フィリピン・ベトナムでの開発体制を強化 ミツバは、フィリピンとベトナムでの既存の研究開発拠点を強化し、2010年度にも両拠点とも100人体制とする (2009年11月報道)。強化する開発拠点は、Mitsuba Philippines Technical Center CorporationとMitsuba Vietnam Technical Center。日本から、アジア向け部品の開発機能を移し、現地向けの派生モデル車への部品 開発を強化する狙い。 資料:各社広報資料, 各紙報道 インドネシア/マレーシア:小糸製作所がインドネシアに新工場建設 (2010年 5月中旬までの約 1年を中心とする動向で、配列は企業名 50音順) ■小糸製作所:インドネシアに自動車用照明機器生産子会社設立 小糸製作所はインドネシアに自動車用照明機器の生産販売を行う子会社PT. INDONESIA KOITOを2010年6 月に設立する。インドネシアにおける受注拡大などに対応する。資本金は3000万米ドルで、小糸製作所が90%、豊 田通商が10%出資する。30億円を投資して工場を建設し、2012年に四輪車用前照灯を40万台、二輪車用前照灯・ 標識灯を各120万台生産予定。 ■中央精機:インドネシアで高級車用アルミホイール生産 中央精機は、トヨタの高級車レクサスLS用のアルミホイールをインドネシア工場(P.T.Meshindo Alloy Wheel Corp.) で生産する(2010年3月報道)。従来はトヨタ北海道が生産を行っていたが、労務コストが安い東南アジアで 稼動する中央精機の拠点にアルミホイールの生産を移し、トヨタ北海道は自動変速機などの生産に集中する。 ■小倉クラッチ:マレーシア拠点を清算し、タイへ生産移管 小倉クラッチは、マレーシアの輸送機器用クラッチを生産する子会社 OGURA CLUTCH MALAYSIA SDN. BHD.を清算し、タイの子会社OGURA CLUTCH THAILAND CO., LTD.へ2009年9月に生産を移管した。タイ、 マレーシアのカルソニックカンセイへ部品を供給している。2010年には年100万個の生産を目指す。 日本の自動 車メーカー、部品メーカーが集積するタイへ生産を集約して生産性を高める。タイの子会社での生産は当初は 2010年から開始する予定であった。マレーシア子会社の売上高は約13億円(2008年12月期) ■古河電工:マレーシアのワイヤーハーネス子会社の経営権取得 古河電工と古河オートモーティブシステムズ(古河AS)は、マレーシアで自動車用ワイヤーハーネスを製造販売す るPermintex Industries Sdn.Bhd (PI:資本金1300万マレーシアリンギッド) .の出資比率を5%から51%に引き上 http://www.marklines.com/ja/report/rep880_201006 4/5 2016/4/5 ASEANの日系部品メーカ ー:タイ での生産能力の拡大続く マークラ イ ン ズ 自動車産業ポータル げ、経営権を取得した(2009年8月)。PI社は社名を、Permintex Furukawa Autoparts Malaysia Sdn.Bhd.に変更 した。 PI社はPermintex Holdings Sdn.Bhd.の子会社として、マレーシア国民車メーカーへのワイヤーハーネス 製造販売を目的として、1993 年に設立。2005年より、古河電工グループが5%出資していた。 ■ヨコオ:マレーシアでの車載アンテナの生産を検討 ヨコオは、車載アンテナのマレーシア(YOKOWO ELECTRONICS (M) SDN. BHD.)での生産を検討中(2010 年4月報道)。現在は、車載アンテナは中国の東莞友華汽車配件有限公司(Dongguan Youhua Automobile Spare Parts Co., Ltd.)を主工場として生産している。しかし、所在する広東州で最低賃金の引き上げがあり、労 務コストの上昇が見られるため生産の移管を検討している。 資料:各社広報資料, 各紙報道 出典:マークラインズ Copyright(C)MarkLines Co., Ltd. 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