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簡易マニュアル - テセラ・テクノロジー株式会社
操作説明マニュアル 注 :キー操作による遷移を示します。矢印の向きがキー操作の方向を示します。 2.7 V≦VDD≦5.5 Vの電圧範囲で使用してください。電源電圧が2.7V未満の場合,動作は保障されません。 A/Dコンバータ、D/Aコンバータの基準電圧源としてVREFOUTを使用しますので,JP2をオープンにしてください。 :実際の表示を示します。 :PUSHキー操作による遷移を示します。 オープニング ALL FLASH MICROCONTROLLER 78K0R/LH3 STARTER KIT キー入力があるまで,オープニング・メッセー ジをスクロール表示します。オープニング・メ ッセージを最後までスクロールすると,先頭か らスクロールします。何かキーを入力すると時 計モードになります。 Time 12:34 Set 12:34 CLOCK 時計モード 24HOUR 時間の表示,設定を行います。時計の初期設定 は24時間表示で「00:00」です。消費電流測定 用モードで「STOP」実行すると,時計がリセ ットされます。 AM/PM キッチン・タイマ・モード Set Timer KITCHEN TIMER 12:34:56 12bit ADC 1.23456V AMP+12bit AD 0.12345V 12.34 °C SENSOR 123.4 °F LED1 J5に入力された電圧を,0.5sec毎に12bitA/D 変換を行い,電圧を表示します。電圧計モー ドを使用する際は,SW2を「Ext Volt」に設 定してください。 メニューからアンプの使用/不使用を切り替 えられます。アンプの不使用を選択した際は SW3を「OFF」に接続してください。アンプ の使用を選択した際はSW3を「ON」に,SW1 を「DAC」に設定してください。 1/4duty 1/3bias Capacitance 1/3duty 1/3bias 温度センサの出力電圧を12ビットA/D変換で取 得し,表示します。表示は,摂氏表示と華氏表 示を切り替えられます。初期設定は摂氏表示で す。またA/D変換結果を使用してPWM出力を行 い,LED1の輝度を温度に応じて変化させます。 セ ン サ ・ モ ー ド を 使 用 す る 場 合 は , SW2 を 「TEMP」に設定してください。 測定できる温度の範囲は約−35℃から約100℃ (約−29°Fから約212°F)です。 1/8duty 1/4bias LCD TEST 1/4duty 1/3bias Resistance 1/3 1/3duty 1/2bias Set Contrast 12ビット分解能のA/Dコンバータを 使用して温度センサの出力電圧を測 定し,温度を表示します。UP/DOWN キーで摂氏表示または華氏表示を切 り替えられます。 LCD駆動電源生成回路に容量分割 方式を選択します。電源が電池(3V) の場合は,選択できません。 LCD駆動電源生成回路に内部昇圧方式を選択します。 電源がUSB,電池(3V)のどちらの場合も選択できます。 LCD駆動電源生成回路に外部抵抗分割方式を選択し ます。電源が電池(3V)の場合は,選択できません。 contrast 時分割数およびバイアス法を選択します。 LCD駆動電源生成回路によって次の選択が出来ます。 容量分割方式 ・4時分割1/3バイアス ・3時分割1/3バイアス 内部昇圧方式 ・8時分割1/4バイアス ・4時分割1/3バイアス ・3時分割1/3バイアス 外部抵抗分割方式 ・8時分割1/4バイアス ・4時分割1/3バイアス ・3時分割1/3バイアス ・2時分割1/2バイアス ・3時分割1/2バイアス PUSHキーを押すと,設定された基準電圧,時分割数, およびバイアス法でテスト表示を行います。LEFTキー でテスト表示を終了し,初期設定(内部昇圧方式,8時 分割1/4バイアス)に戻ります。 テスト表示中に電源を電池に切り替えると,LCD駆動 電源生成回路の選択に戻ります。 テスト表示中は下記のような表示になります。 ・8時分割のテスト表示 LCD TEST ! MAIN RUN SUB RUN MAIN HALT PWR SAVE キッチン・タイマ,各周辺機 能を停止します。動作中は LCDに表示をしません。キー 入力があると,通常動作に戻 ります。 SUB HALT Other Mode SUB HALT + RTC STOP キッチン・タイマ,各周辺機 能,メイン・システム・クロ ックを停止し,CPUクロック をサブシステム・クロックに 切り替えます。動作中はLCD に表示をしません。キー入力 があると,通常動作に戻りま す。 音声再生モード 内蔵音声データを再生します。再生方法は12bitD/A変換,10bitD/A変換が 選択できます。音声再生する際は,J1にスピーカーを接続して下さい。 VR1で音量調節ができます。 再生方法を選択し,PUSHキーを押すと再生を開始します。再生中はキ ー入力を受け付けません。また,再生中はキッチン・タイマのカウント・ ダウンを行いませんので,カウントする時間に誤差が生じます。 消費電流測定用モード 動作状態を選択し変更することで,いろいろな動作状態で消費電流を比較できま す。消費電流測定用メニューを選択し,PUSHキーを押すと,0.5秒後に消費電 流測定用の動作に入ります。 消費電流測定モードを実行すると,キッチン・タイマのカウント・ダウン動作が 停止し,設定時間がクリアされます。また「STOP」を実行すると,時計がリセ ットされます。 キッチン・タイマ,各周辺機能を停止し,HALTモードに 入ります。動作中はLCDに表示をしません。キー入力があ ると,通常動作に戻ります。 キッチン・タイマ,各周辺機能,メイン・システム・クロッ クを停止し,CPUクロックをサブシステム・クロックに切 り替え,HALTモードに入ります。動作中はLCDに表示をし ません。キー入力があると,通常動作に戻ります。 キッチン・タイマ,LCD以外の各周辺機能,メイン・システム・ クロックを停止し,CPUクロックをサブシステム・クロックに 切り替え,HALTモードに入ります。RTCの定周期割り込み(0.5 秒毎)のタイミングでLCDの表示を点滅します。キー入力があ ると,通常動作に戻ります。 C D T E S T ! T E S T ! L D 10bit DAC C PLAY BACK ・3時分割のテスト表示 ・2時分割のテスト表示 L 音声データを12ビットまたは10ビ ットのデータに変換し,D/Aコンバ ータを利用して再生します。PUSH キーで再生を開始します。再生が終 わると再生方法の選択画面になり ます。再生中は下のような表示にな ります。 Play ♪♪♪ 12bit DAC T E S T ! L C D ・4時分割のテスト表示 1/2bias Mode テスト表示中,またはテスト表示用の設定中 に電源をUSBから電池に切り替えると,LCD ドライバ用駆動電圧生成回路の選択に戻り ます。 1/2 1/3duty 1/3bias 1/2duty 1/2bias 内部昇圧方式 全てオフ 容量分割方式 LCDドライバ用駆動電源生成回路を外部抵 抗分割方式に設定した場合は,バイアス法の 変更に応じてSW6およびSW8を以下のよう に設定してください。 Other Mode 1/4duty 1/3bias 1/3duty 1/3bias Display Test LCD評価モード 1/4 入力電圧を小数第5位まで表 示します。測定可能な入力電 圧の範囲は0Vから2Vです。 1/8duty 1/4bias センサ・モード SW8 1/4bias Mode 入力電圧を,200mVをオフセットと して10倍反転増幅した値を,小数第 5位まで表示します。測定可能な入 力電の範囲は0.02Vから0.22Vです。 温度表示をすると点灯し,温度により輝度が変化しま す。輝度はPWM出力のデューティ比により決まりま す。輝度は約20℃(約67°F)から約30℃(約86°F) の範囲で変化し,温度が高くなると明るくなります。 Booster SW6 時間を調整できます。LEFT/RIGHTキ ーで設定位置を変更し,UP/DOWNキ ーで設定値を変更します。選択中の設 定位置は点滅表示になります。PUSH キーで設定値を決定し,時計メニュー の選択に戻ります。 キッチン・タイマのカウント・ダウン時間を設定します。LEFT/RIGHTキーで設 定位置を変更し,UP/DOWNキーで設定値を変更します。カウント・ダウン時間 を設定し,PUSHキーを押すと,設定値の左にベルを表示し,カウント・ダウン を開始します。設定時間が「00:00:00」の状態ではPUSHキーを入力すると,「Set Timer」に戻ります。 PUSHキーを押すと,カウント・ダウンを停止し, カウント・ダウン時間の設定値をクリアします。 Stop & Clear VOLT METER 電圧計モード バイアス法 12時間表示と24時間表示設定を切 り替えます。「24HOUR」または 「AM/PM」を選択した状態でLEFT キーを押すと,設定を変更し,時計 メニューの選択に戻ります。 Mode 時間をセットすると,カウント・ダウンし, 設定した時間が経過するとステレオミニジ ャックに接続したスピーカーからアラーム を鳴らします。 他のモードで操作中の場合もカウント・ダウ ンおよびアラーム鳴動は行いますが,消費電 力測定用動作に入ると,カウント・ダウン動 作が停止し,設定時間がクリアされます。ま た,音声再生モードで音声再生中はカウン ト・ダウンを行わず,音声再生が終了すると カウント・ダウンを再開します。カウント・ ダウン中に音声を再生すると,アラームが鳴 動するまでの時間に誤差が生じます。 コントラストの調整,およびLCDの設定を変 更したテスト表示を行います。電池駆動中 は,LCD駆動電源生成回路の変更は出来ませ ん。時分割数を8時分割以外に変更する場合 は,SW5をすべてOFFにしてください。 LCDドライバ用駆動電源生成回路の変更に 応じて,SW7を以下のように設定してくださ い。 駆動電源生成回路 SW7 全てオン 外部抵抗分割方式 時間の時,分を表示します。左は24時間表示の場合の表示例です。12時間 表示設定の場合は,右のような表示になります。 12:34 AM UP/DOWNキーでコントラストの調整を行います。コ ントラストの設定は,他モードへ遷移しても保持され ます。 ・ 本資料に記載されている内容は2009年7月現在のもの で,今後,予告なく変更することがあります。 ・ 当社は,本資料の誤りに関し,一切その責を負いません。 ・ 当社は,本資料に記載された当社製品の使用に関連し発 生した第三者の特許権,著作権その他の知的財産権の侵 害等に関し,一切その責を負いません。当社は,本資料に 基づき当社または第三者の特許権,著作権その他の知的 財産権を何ら許諾するものではありません。 ・ 本資料に記載された回路,ソフトウエアおよびこれらに関 する情報は,半導体製品の動作例,応用例を説明するも のです。お客様の機器の設計において,回路,ソフトウエ アおよびこれらに関する情報を使用する場合には,お客 様の責任において行ってください。これらの使用に起因し お客様または第三者に生じた損害に関し,当社は,一切 その責を負いません。 ・ 当社は,当社製品の品質,信頼性の向上に努めておりま すが,当社製品の不具合が完全に発生しないことを保証 するものではありません。 (注) (1) 本事項において使用されている「当社」とは,テセラ・ テクノロジー株式会社をいう。 (2) 本事項において使用されている「当社製品」とは, (1)において定義された当社の開発,製造製品をい う。 テセラ・テクノロジー株式会社 〒214-0014 キッチン・タイマ,各周辺機能を停止し,STOPモードに入りま す。動作中はLCDに表示をしません。キー入力があると,通常動 作に戻ります。動作に入る際,時計はリセットされます。 神奈川県川崎市多摩区登戸 2710-1 第 6 井出ビル 4F TEL 044-271-7533 FAX 044-271-7534 http://www.tessera.co.jp (E-Mail: [email protected]) TK-78K0R/LH3+LCD ボード・マニュアル ■はじめに TK-78K0R/LH3+LCD をご購入いただき有難うございます。 本キットは NEC エレクトロニクス製 16bit ALL FLASH マイ コン「78K0R/LH3」を使用した応用システム開発を体験でき るキットです。 パソコンと本キットを USB 接続するだけでプログラム作成~ ビルド~デバッグ~動作確認といった一連の開発フローに使 用できます。 (マイコンのオンチップ・デバッグ機能を使用して、エミュレ ータなしでのデバッグを実現しています。) 尚、使用デバイスの 78K0R/LH3 は、血糖値計などのヘルスケ ア機器やガス/水道/電力といった各種メーター、温度調節計 をはじめとするFA機器などの市場に向けて、液晶(Liquid Crystal Display:LCD)駆動回路を搭載した 16 ビットのフ ラッシュメモリ内蔵マイコンです。 液晶ディスプレイで数値などを表示するシステムを構築する 際に必要となるLCD駆動回路、12 ビットの A/D および D/A コンバータやオペアンプなどを1チップ上に集積しているこ とが特長の低消費電力マイコンです。 ■プログラム書き込み方法/デバッグ方法 ① USB ドライバーをインストールして、パソコンと本キット を USB 接続してください。 ② SW9、SW11 をデバッグ・書き込みモードに設定してくだ さい。 ③ プログラム書き込みを行う場合: WriteEZ5 を使用して、パソコンから書き込みを行っ てください。 デバッグを行う場合: ID78K0R-QB-EZ を使用して、パソコンからオンチッ プ・デバッグを行ってください。 ■モード設定 SW9,SW11 の設定によって「デバッグ・書き込みモード」と 「PC 通信モード」を切り替えることが出来ます。 ・デバッグ・書き込みモード ID78K0R-QB-EZ もしくは WriteEZ5 を使用することが 出来ます。 ・PC 通信モード マイコンの UART0 をパソコンの COM ポートに擬似的 に接続してパソコンと通信が行えるモードです。 デバッグ・書き込みモード PC 通信モード SW11 「Debug/Writer」 「K0R-K0/USB」 SW9 全て ON 全て OFF ■供給電源 JP1 によってマイコンへの電源供給元を切り替えることがで きます。 JP1 電源供給元 1-2 USB コネクタに接続した USB 電源を使用します。 外部電源供給用ターミナルまたは基板裏面の電池 2-3 ソケット(未実装)からの電源を使用します。 ■評価用 ・マイコンの全ての端子をスルーホールに接続しています。 ・AMP を使用したフィルタ回路などを安易に実装できるよう にユニバーサル・エリアを設けています。 音声出力回路 ミニジャックにスピーカーを接続してください。アラームや音声 を再生します。可変抵抗(VR1)で音量調整が出来ます。 78K0R/LH3 (uPD78F1508) ROM: 128KByte, RAM: 7KByte メインクロック 20MHz(村田製作所製) サブクロック 32.768KHz(SII 製) USB(miniB)コネクタ 4 方向+センター・プッシュ付きスイッチ サンプルプログラムでメニューの操作に使用します。 ■LCD パネル TN 液晶、1/8duty、5V 駆動、8COM×50SEG = 400 セグメントの LCD パネルです。 外部抵抗分割方式 駆動電源生成回路 SW7 バイアス法 SW6 外部抵抗分割方式 全て ON 1/4 全て OFF 1/3 Other Mode 内部昇圧方式 容量分割方式 1/2 1/2bias Mode SW8 1/4bias Mode Other Mode 時分割数 SW5 8 時分割 全て ON 8 時分割以外 全て OFF