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2015年度版 - 信州大学・工学部・情報工学科

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2015年度版 - 信州大学・工学部・情報工学科
Department of Computer Science & Engineering
Faculty of Engineering
Shinshu University
2015
% プログラミングであそぼう
信州大学工学部
情報工学科紹介
http://www.cs.shinshu-u.ac.jp
信州大学工学部情報工学科 〒380-8553 長野県長野市若里 4-17-1
情報工学科棟
沿革
情報工学科は,講座数 4,学生定員 1 学年 40 名で発足 (1974 年) し,1975 年から 5 講座 50 名とな
り,1978 年には第 1 回卒業生を送り出した.1989 年の工学部改組に伴い,5 大講座,学生定員 1 学年
90 名に拡充して,現在に至る.大学院は,修士課程としては情報工学専攻を,博士課程としてはシス
テム開発工学専攻に情報工学に関わる二つの講座をもち,更に高度な教育研究を提供している.
情報工学科の人材育成に関する目的
情報工学科は,コンピュータのソフトウェア・ハードウェアに関連する基礎力と専門性を有し,こ
れらを実際の応用に展開できる人材を育成するとともに,論理的・創造的思考に優れ,同時に実践的
な技術を備える,高度で知的な素養のある人材の育成を目的とする.
目次
1
平成 27 年度 (2015) 学年暦
1
2
はじめに
2
3
授業科目の履修について
3
4
3.1
3.2
3.3
GPA 制度について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
卒業に必要な単位数 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
開講授業科目 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3.4
3.5
3.6
授業の履修方法の例
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
特別科目に関する情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
履修に関する注意事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
11
11
3.7
進級の条件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
13
就職決定までのプロセス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
15
15
16
就職
4.1
4.2
5
6
平成 25 年度 (2013 年度) までの就職先企業 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
大学院課程の紹介
5.1
修士課程 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
5.2
5.3
博士課程 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
社会人学生のネット遠隔受講 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
免許および資格試験
6.1
教員免許 − 高等学校教諭第一種免許状 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6.2
6.3
6.4
情報処理技術者試験
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
公務員採用試験 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
工事担任者国家試験 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3
4
6
24
24
24
24
25
25
25
25
25
7
研究室紹介
26
8
教育用電子計算機システム
37
37
9
8.1
高速・高柔軟性ネットワークシステム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8.2
8.3
サーバシステムの仮想化 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
システム利用の留意点 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
情報工学科教職員
9.1
9.2
教職員名簿
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
科内委員名簿 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
37
37
38
38
39
10 情報工学科建物案内図
40
11 信州大学工学部案内図
41
情報工学科紹介 2015
1 平成 27 年度 (2015) 学年暦
平成 27 年度 (2015) 学年暦
1
平成 27 年度の主な行事
注意:下記は主として工学部 (長野工学キャンパス) 用なので松本キャンパスと異なる部分がある.
前期
後期
月 /日
行事
月 /日
行事
4/1
前期開始
9/28
後期・授業開始
4/3
4/4
編入生入学式
信州大学入学式・大学院入学式
10/12
(∼5 日:履修登録期間)
休業 (体育の日)
4/8
前期授業開始
4/29
(∼15 日:履修登録期間)
休業 (昭和の日)
10/17∼18
11/3
11/17
光芒祭(工学部・学園祭)
休業 (文化の日)
工学部キャンパス休講
5/3∼6
6/1
休業 (連休)
開学記念日
11/23
6/3
6/17
7/20
学部 3 年生午後休講 (内科検診)
12/23
12/25
12/26∼1/4
休業 (天皇誕生日)
7/29
7/30∼8/7
前期授業最終日
1/4
1/11
後期授業再開
8/8
9/21∼23
9/25
夏休み開始 (8/12∼14 大学休館)
1/15
1/26
1/27∼2/4
休講 (センター試験準備)
9/27
夏休み終了・前期終了
2/5
2/11
春休み開始
3/20∼21
3/23
3/31
春分の日 (連休)
学部 2 年生午後休講 (内科検診)
休業 (海の日)
前期試験期間
休業 (連休)
9 月卒業式・大学院 10 月入学式
(学部推薦 I 入試)
休業 (勤労感謝の日)
年内授業最終日
冬休み期間
休業 (成人の日)
後期授業最終日
後期試験期間
休業 (建国記念の日)
3 月卒業式
後期終了
授業時間割表
1 時限
9:00
2 時限
10:30 10:40
昼休み
12:10
13:00
3 時限
4 時限
14:30 14:40
5 時限
16:10 16:20
17:50
注意
本冊子の内容は,平成 27 年度の入学生を対象にして書かれている.適用される事項が入学年度によ
り異なることがあるので,注意されたい.
平成 26 年度以前の入学生は,入学時のものを参照すること.本冊子の内容が学生便覧やシラバスの
内容と異なる場合には,学生便覧やシラバスを優先する.
1
信州大学工学部
2
2
はじめに
情報工学科紹介 2015
はじめに
本冊子は,松本市の旭キャンパスの新入生および長野市の若里キャンパス(工学部)の 2 年生から
4 年生のために,修学の参考資料として編集されたものである.同時に,大学外部の方々に当情報工
学科を知っていただくための,学科案内の役割も担う.学生向けの記述が多いため,内々の事柄が多
く,外部の方への案内としては適切ではないかもしれない.しかし学科案内としては,内部の事情も
情報公開しているのだと解釈していただきたい.なお,インターネット上の下記の URL で,より詳し
い当学科の紹介が発信されている.
http://www.cs.shinshu-u.ac.jp/
当学科はソフトウェアにもハードウェアにも強い学生の養成を目指している.また,理論の講義を
充実させると共に実験や実習も重視して,創造的思考に優れ,同時に実戦的な技術を備える学生を養
成しようとしている.
平成 10 年度からは,新入生がノート型パソコンを各自で購入し,コンピュータリテラシーの教育を
徹底して行うようにしている他,クラスのコミュニティーづくりにも力を入れている.また 1 年次か
らの専門教育にも,CAI を大幅に導入し,インターネット時代の大学のあるべき姿を模索しつつある.
当学科はいわゆる「くさび型カリキュラム」を取り入れている.1 年次に専門科目を多数開講し(1
年次は旭キャンパスで学ぶ)
,また高学年でも教養科目を履修できる(2 年次以降は若里キャンパスで
学ぶ)
.そのため,多数の専門教員が若里キャンパスから旭キャンパスに講義に出向き,インターネッ
トなどの新しいシステムを駆使して専門教育にあたっている.また高学年にあっては社会で活躍して
いる民間人を非常勤講師に迎えるなどして,教養関係の授業を充実しつつある.
卒業生は第 4 章「就職」で紹介する通り,広い分野の業種で活躍している.大企業あるいはその系
列の企業に入るものも多いが,地元に唯一の 4 年制情報系学科ということもあって,長野県内の企業
に毎年多数就職している.またベンチャー企業をおこして活躍している卒業生も何人かいる.
第 7 章では研究室紹介がされている.それぞれ個性的で魅力的なテーマで研究が行われている現状
が理解していただけると思う.研究室では,卒業研究に従事する 4 年生と,大学院修士課程の学生や
博士課程の学生,あるいは留学生などの研究生,社会人の大学院生,教職員などが一体となり,研究
テーマに取り組み,高い研究レベルを維持している.
第 8 章では当学科のコンピュータシステムが紹介されている.当学科は日本でも早くからワークス
テーションやパソコンを導入して,クライアント・サーバシステムという形態でネットワークを組ん
で教育・研究に供している.またインターネットも早くから導入し,信州大学全体のネットワーク作
りや地域のインターネット普及にも当学科がおおいに貢献してきた.
若い学生諸君は在学中に勉学に精励するとともに,友人や地域の人達とのコミュニケーションやク
ラブ活動を通じて,豊かな人間性を培っていただきたい.またこの冊子の他の読者の方々には,当情
報工学科の発展の為に,様々な面で御協力いただくことをお願い申し上げたい.
信州大学工学部
2
情報工学科紹介 2015
3
3 授業科目の履修について
授業科目の履修について
履修登録による成績処理を実施している.履修登録をしなければ成績が登録されないので十分注意
すること.なお,補習授業,再試験等は履修登録をしなくても成績が登録できるシステムになってい
るので,該当者は授業担当教員の指示に従うこと.
科目履修に関して分からないことがあれば,まずは学生便覧をよく読むこと.または,この学科パ
ンフレットを参照すること.それでも分からない場合は,学科の学務委員,各学年担任(このパンフ
レットの p.39 の委員名簿参照)に相談すること.
3.1 GPA 制度について
信州大学では,学生が適切に履修計画をたて,自主的,意欲的に学習することを促すとともに,適
切な修学指導に資することを目的として,平成 26 年度学部入学生から,
「GPA (グレード・ポイント・
アベレージ) 制度」を導入した.この GPA は,世界の大学で広く用いられている学生の成績評価方法
である.会社に就職する,大学院に進学する,海外の大学に留学するような場合に応募先での採否の
判断となるものである.
3.1.1 GPA について
「GPA」とは,秀,優,良,可及び不可の 5 種の評語をもって表した成績の単位数に,それぞれの
科目の GP(Grade Point) を掛けて合計したものを,履修登録を行った単位数の合計で割って計算した,
GP の平均値 (Average) である.評語と評点 GP の関係を以下に示す.
評語
評点
GP
秀 (S)
90∼100
4
優 (A)
80∼89
3.33
良 (B)
70∼79
2.67
可 (C)
60∼69
2
不可 (D)
50∼59
1
不可 (F)
0∼49
0
※各科目の単位修得には,「可」以上が必要である.
※不受講 (E) の成績のついた科目は,GP が付与されない.
3.1.2 GPA の計算式
GPA =
(履修登録した科目の単位数×当該科目の GP) の合計
履修登録した科目の単位数 (不可 (D,F) を含む,不受講 (E) は除く) の合計
1. 小数第 3 位を四捨五入した数値を小数第 3 位まで表示し,その値を GPA 値とする.
2. 履修登録した科目のうち,GPA の計算式に入らない科目がある.
・ 成績を「合格」・
「不合格」で評価する科目
・ 他大学等で単位修得し,本学が「認定」とした科目
3
信州大学工学部
授業科目の履修について
3
情報工学科紹介 2015
・ 学部で指定する科目 (各学科の専門科目一覧表で確認すること)
3. 不受講 (E) の成績がついた科目は,GPA 計算式からは除外される.
4. 「不可 (D,F)」の科目を再履修して合格 (単位修得) した場合,再履修前の「不可 (D,F)」成績
は GPA の計算式に入らない.
・ 同じ科目名の授業でなければ「再履修」にはならない.
・ 「不可 (D,F)」と成績評価された科目を,再び履修登録して合格した場合は,「可」以上
(GP=2∼4) の成績が GPA の計算式に入り,「不可」 (GP=0,1) の成績は合格した学期以降
の GPA 計算式から除外される.なお,再履修して再び「不可 (D,F)」と成績評価された場
合も,再履修後の GP 値に置き換わる.
・ 授業は来年度も同じものが開講されるとは限らないため,再履修ができない場合もある.
「履修登録した科目は必ず合格する」という覚悟をもって履修すること.
3.1.3
GPA の通知
1. 学期ごとに,キャンパス情報システムから,成績評価と,科目ごとの GP 値及び学期毎・在学中
の通算の GPA 値が確認できる.
2. 学期ごと,および,在学中の通算 GPA 値を確認して学習成果の指標とすること.例えば,1 年
次前期の GPA 値が 2.0 以下であった場合,1 年次後期や 2 年次以降の学習に支障をきたす可能
性が高いため,1 年次前期の内容を復習すると同時に後期の勉強の準備を入念に行うこと.
3. GPA 値は担任との面談でも利用される.
3.2
卒業に必要な単位数
修得すべき授業科目の分類 (入学年度の学生便覧で確認すること) を次ページに示す.
情報工学科の学生が卒業までに取らなければならない授業は,教養を身に付けるための「共通教育
科目」(全学共通) と,専門知識を修得するための「専門科目」(学科特有) に大別される.共通教育科
目は主に 1 年次に修得する科目であるが,2 年次以降に開講される科目もあり,さらに専門科目に分
類されるものでも教養の要素を多く含む科目については,
「共通教育科目に振り替え可能」な科目もあ
る.なお,平成 23 年度共通教育科目を中心に科目や単位数が変更されたので注意すること.
信州大学工学部
4
情報工学科紹介 2015
3 授業科目の履修について
履修要件表
平成27年度入学生(15T) ~ 卒業・進級に必要な 授業科目 及び 単位数 ~
情報工学科
★専門科目の必修科目名等は,次頁「専門科目一覧表」を参照.
区 分
教養科目
1年次
2年次
3年次
4年次
に修得を要する単位
に修得を要する単位
に修得を要する単位
に修得を要する単位
内 容
単位数
「教養ゼミナール」から2単位選択必修*
「環境科学群」から2単位選択必修*
「人文科学群」
「社会科学群」
「自然科学群」から2単位選択必修*
選択 「体育・スポーツ群」
14
内 容
単位数
内 容
単位数
内 容
単位数
卒業要件
単位数
14
(*を含め,
14単位選択)
◆教養科目以外で,この区分の単位に算入
できるもの
・初修外国語科目(2単位以内)
……「人文科学群」へ算入可
英語(フレッシュマン・アカデミック・イングリッシュⅠ)
1
英語(フレッシュマン・アカデミック・イングリッシュⅡ)
1
外国語科目 必修 英語(リスニング&リーディングⅠ) 1
英語(リスニング&リーディングⅡ) 1
英語(アカデミック・イング
リッシュⅠ)
2
英語(アカデミック・イング
リッシュⅡ)
2
8
◆専門科目の情報専門英語(2単位)を英語の単位として振り替えることができる.
健康科学
必修 健康科学・理論と実践
共
科目
通
新入生ゼミナール(情報ゼミナールⅠ)
教
新入生ゼミ
育 基 ナール科目 選択 新入生ゼミナール(情報ゼミナールⅡ)
<履修については学科の指導によること.>
科
目 礎
数学(微分積分学Ⅰ)
科
数学(線形代数学Ⅰ)
物理学(力学)
目
2
2
2
化学(一般化学Ⅰ)
基礎科学
選択
科目
化学(一般化学Ⅱ)
2
生物学(生物学B)
2
選択 <外国人留学生対象科目>
31~33
3
必修
学科別科目
学部共通科目
(※1)
-
計
4
2~3年次対象
1~3年次対象
(選択必修科目含む)
選択
計
合 計
2
2
2
地学(地学概論Ⅱ) 日本語・日本
事情科目
12~14
2
2単位のみ
選択可能
地学(地学概論Ⅰ) 専
門
科
目
2
物理学(電磁気学)
生物学(生物学A) 1
1
2
2
1年次
34~36
0
35~37
8
10
21
<0>
66~68
10
87~89
10
124
<66~
68>
3
に修得を要する単位数
0
<4年次対象
科目あり>
74~76
2~3年次
に修得を要する単位数
78~80
2年次への
進級要件
2年次への進級関門は設けていないが,1年次の修得単位が極端に少ない場合は,
松本キャンパスに引き続き在留して1年次の授業科目を履修することを勧告する.
3年次への
進級要件
3年次への進級関門は設けていない.
4年次への
進級要件
1~3年次に修得を要する全単位のうち,以下の全ての条件を満たしていること.
①108単位以上を修得
(卒業要件上,余剰となる単位は含めない)
②共通教育科目29単位~37単位(これを超える単位は算入しない)
4年次
に修得を要する
単位数
(※2)
※1 外国人留学生が,日本語・日本事情の科目を修得した単位については,教養科目の履修すべき単位数に算入することができる.なお,
算入については学科の指導による.
※2 他学科の授業科目(応用数学Ⅰ,応用数学Ⅱ,応用数学A,応用数学B,確率・統計を除く.)及び他学部の授業科目は,合わせて10
単位を越えない範囲で選択科目に加えることができる.
5
信州大学工学部
授業科目の履修について
3
3.3
情報工学科紹介 2015
開講授業科目
情報工学科で開講される授業を下記の表に示す.学生の理解を深めることと即戦力を高めるために
平成 14 年度からカリキュラムを大幅に変更した.主に,
「経験」に重きを置き,専門科目に演習また
は実験を付け,単位数を 2 から 3 に増やしている.
授業内容は「コンピュータ」を中心としたハードウェアとソフトウェア技術に関するものに絞って
いる.1 年次と 2 年次でコンピュータに関する基礎を学ぶ.3 年次と 4 年次では,より専門的な知識を
学生に修得させるために,コンピュータエンジニアリング (CE) とコンピュータサイエンス (CS) の二
つの分野を設けた.卒業するためには,どちらかの授業科目を中心に据えて履修しなければならない.
担当教員,内容,教科書等については,学科のホームページに掲載されるシラバスを参照されたい.
授業科目 – 平成 27 年度 (2015) 入学生分 (専門科目および情報工学科担当共通教育科目 [除:学部共通
科目])
3 単位科目は「講義」と「演習・実験」を含む
単位数
授業科目
選 必
択 修
開講年度・学期
担当
備考
1 1 2 2 3 3 4 4
前 後 前 後 前 後 前 後
共通教育科目
新入生ゼミナール
情報ゼミナール I
2
情報ゼミナール II
2
情報工学科教員
代表:香山
國宗
○
大学教育を始めるに当って
○
パソコン設定, コンピュータ導入
教育
基礎科学科目・専門科目
数学科目
微分積分学 I
2
師玉
○
線形代数学 I
2
丸山
数理論理
3
情報数学
3
師玉・山
応用数学 I
3
数学系教員
確率・統計
3
数学系教員
○
応用数学 II
2
数学系教員
○
力学
2
上口
電磁気学
2
劉
○
師玉
○ ○
通年不定
○
○
主に教員免許向け
物理学科目
○
○
演習・実験・総合科目
理数演習 I
理数演習 II
1
師玉・上口・山
1
新村・劉・上口・宮
尾・國宗
技術発表
1
宮尾
デザインプロジェクト
4
橋本・川原・新村・
藤原・小林
卒業研究
10
情報工学科教員
信州大学工学部
○
微分積分学 I, 力学
線形代数学 I, 電磁気学, プログ
ラミング言語 I
○
○
○
○ ○
6
情報工学科紹介 2015
3 授業科目の履修について
単位数
授業科目
開講年度・学期
担当
選 必
択 修
1 1 2 2 3 3 4 4
前 後 前 後 前 後 前 後
備考
コンピュータ基礎科目
プログラミング言語 I
3
論理回路 I
3
回路理論
3
プログラミング言語 II
3
コンピュータアーキテクチャ
3
信号処理
3
アルゴリズムとデータ構造
3
オートマトンと言語理論
3
形式的システムモデリング 2
宮尾・新村・國宗
井澤・上口・情報工
学科教員 (演習)
小林・情報工学科教員
(演習)
新村・國宗・小形
橋本・情報工学科教員
(演習)
アサノ・情報工学科
教員 (演習)
宮尾・岡
(演習)
山本
和
・香山・小形
コンピュータエンジニアリング (CE) 科目
井澤・上口・情報工
論理回路 II
3
学科教員 (演習)
橋本・情報工学科教員
コンピュータ電子回路
3
(演習)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
コンピュータデバイス
3
劉
マイクロコンピュータ
3
榮岩
○
○
○
コンピュータ通信
3
アサノ
○
マルチメディア表現論
3
香山・白井 (演習)
○
○
コンピュータエンジニアリング・コンピュータサイエンス共通科目 (CE,CS 両方の科目)
画像処理
3
丸山・白井 (演習)
○
ネットワークコンピューティング
3
和
情報センシング
2
齊藤
ヒューマンコンピュータインタラクション
3
小林
○
オペレーティングシステム
3
岡野・小形
○
コンピュータネットワーク
3
○
○
和
○
コンピュータサイエンス (CS) 科目
プログラミング言語論
3
藤原
○
ソフトウェア工学
3
岡野・小形
○
コンパイラ
3
山本
○
データベース
3
新村
○
コンピュータグラフィックス
3
丸山
○
人工知能
3
師玉
○
情報職業論
2
齊藤
情報専門英語
2
劉
情報科指導法
4
香山
○
その他の科目
7
○
○
○
英語の科目として振替認定可
全学年, 奇数年のみ開講
信州大学工学部
授業科目の履修について
3
情報工学科紹介 2015
単位数
授業科目
選 必
択 修
開講年度・学期
担当
備考
1 1 2 2 3 3 4 4
前 後 前 後 前 後 前 後
特別科目
学外特別講義 I
2
学外特別講義 II
2
学外特別講義 III
2
学外特別実習
2
情報工学科教員
年次に無関係,卒業要件の単位
数に加えることができる
レジデントシップ I
1
情報工学科教員
〃
レジデントシップ II
1
情報工学科教員
〃
ボランティア特別実習 I
1
情報工学科教員
年次に無関係,卒業要件の単位
数に加えることができない
ボランティア特別実習 II
1
情報工学科教員
〃
情報創造プロジェクト I
2
情報工学科教員
主に 1∼3 年生用,卒業要件の単
位数に加えることができる
情報創造プロジェクト II
2
情報工学科教員
〃
情報創造プロジェクト III
2
情報工学科教員
〃
情報創造プロジェクト IV
2
情報工学科教員
〃
情報創造プロジェクト V
2
情報工学科教員
〃
共同研究プロジェクト I
1
情報工学科教員
主に研究室配属学生用,卒業要件
の単位数に加えることができる
共同研究プロジェクト II
1
情報工学科教員
〃
共同研究プロジェクト III
1
情報工学科教員
〃
共同研究プロジェクト IV
1
情報工学科教員
〃
学外研修プロジェクト I
2
情報工学科教員
年次に無関係,卒業要件の単位
数に加えることができない
学外研修プロジェクト II
2
情報工学科教員
〃
学外研修プロジェクト III
2
情報工学科教員
〃
学外研修プロジェクト IV
2
情報工学科教員
〃
スーパープロジェクト
3.4
授業の履修方法の例
平成 27 年度の入学生を対象とする科目履修例を下記の表に示す.このプランに従えば卒業できる
が,これはあくまでも一例であり,自分で考えて履修しても構わない.一度に多くの科目を履修しす
ぎると理解できなかったり,単位を落としたりする原因になるので注意すること.
授業内容の理解度を高めるために,当学科では授業の履修順序を指定している.つまり,ある授業
を履修する前に,
「先修条件」となる授業を先に履修することを勧めている.担当教員は先修条件とな
る授業を履修したものとして授業を進めるので,下記の履修順序をできる限り守ってほしい.
信州大学工学部
8
情報工学科紹介 2015
3 授業科目の履修について
科目の先修条件
1年次
2年次
3年次
3,4年次
コンピュータ
グラフィクス
線形代数学Ⅰ
微分積分学Ⅰ
マルチメディア
表現論
画像処理
信号処理
応用数学Ⅰ
情報センシング
コンピュータ通信
確率・統計
ヒューマン
コンピュータ
インタラクション
電磁気学
コンピュータ
デバイス
コンピュータ
電子回路
回路理論
論理回路Ⅰ
論理回路Ⅱ
コンピュータ
アーキテクチャ
マイクロコンピュータ
オペレーティング
システム
コンピュータ
ネットワーク
情報ゼミナールII
ソフトウェア工学
形式的システムモデリング
数理論理
情報数学
人工知能
ネットワーク
コンピューティング
データベース
プログラミング
言語Ⅰ
プログラミング
言語Ⅱ
アルゴリズム
とデータ構造
プログラミング
言語論
オートマトン
と言語理論
コンパイラ
履修方法の例
・ 単位
区分
共通教育
専門教育
1 年次
2 年次
3 年次
4 年次
教養科目
14
–
–
–
外国語科目
4
1
4
–
–
–
–
–
基礎科学科目
4
10
–
–
–
–
–
–
専門科目
5
36
36
10
87
合計
38
40
36
10
124
健康科学科目
新入生ゼミナール
合計
37
* その他,卒業要件の単位数に加えることが出来ない科目がある.
9
信州大学工学部
3
授業科目の履修について
情報工学科紹介 2015
1 年次
前期
科目
区分
教養科目
外国語科目
健康科学科目
講義,ゼミ
8
2
1
4
講義,ゼミ
力学
微分積分学 I
2
2
電磁気学
線形代数学 I
化学, 生物, 地学から 1 科目
理数演習 I
1
理数演習 II
プログラミング言語 I
英語
健康科学・理論と実践
新入生ゼミナール
情報ゼミナール I,II
日本語・日本事情
留学生対象
教養科目の単位数に算入できる
基礎科学科目
専門教育
後期
科目
単位
合計
英語
20
単位
6
2
2
2
2
1
3
合計
単位
14
4
1
4
10
5
18
38
情報数学
確率・統計
コンピュータアーキテクチャ
信号処理
アルゴリズムとデータ構造
オートマトンと言語理論
形式的システムモデリング
3
3
3
3
3
3
2
36
(※ 1)
英語
2
4
22
40
2 年次
数学
コンピュータ
基礎
演習
外国語科目
数理論理
応用数学 I
論理回路 I
回路理論
プログラミング言語 II
3
3
3
3
3
技術発表
1
2
英語
合計
18
3 年次
CE
論理回路 II
コンピュータ電子回路
コンピュータデバイス
画像処理
ネットワークコンピューティング
CE/CS 共通
ヒューマンコンピュータ
インタラクション
CS
オペレーティングシステム
プログラミング言語論
ソフトウェア工学
3
3
3
3
3
信州大学工学部
3
3
3
3
2
データベース
コンパイラ
コンピュータグラフィックス
ソフトウェア工学
3
3
3
3
4
2
3
3
3
3
デザインプロジェクト
情報専門英語
実験, 他
合計
マイクロコンピュータ
コンピュータ通信
マルチメディア表現論
コンピュータネットワーク
情報センシング
18
18
30
前期 6
科目,
後期 4
科目を
選択
(※ 2)
6
36
10
情報工学科紹介 2015
3 授業科目の履修について
4 年次
前期
科目
内容
総合演習・実験 卒業研究
合計
後期
科目
単位
(5)
卒業研究
(5)
単位
合計
単位
(5)
10
(5)
10
※ 1: 論理回路 I,回路理論,コンピュータアーキテクチャ,信号処理,アルゴリズムとデータ構造,オー
トマトンと言語理論の 6 科目中から 4 科目以上履修しなければならない.
※ 2: 3∼4 年次の間にコンピュータエンジニアリング (CE) 科目または,コンピュータサイエンス (CS) 科
目の少なくとも一方の科目について,24 単位以上履修しなければならない.
3.5 特別科目に関する情報
・ 学外研修プロジェクト (2∼8 単位)
(卒業要件の単位数に加えることは出来ない)
詳しい情報は学科の学務委員に問い合わせること.
・ ボランティア特別実習 (1∼2 単位)
(卒業要件の単位数に加えることは出来ない)
– 30 時間以上の奉仕を原則とする
– 分野
* 対障害者サービス,対高齢者サービス,その他の福祉サービス
* 災害後の救援,支援活動
* その他学科が特に指定する分野
– 手続
1. ボランティアを開始する前に単位取得申請書 (書式自由) を指導教員に提出する
2. ボランティア終了後,学年の期末試験終了までに下記の報告書類を指導教員まで提出
する.
– 報告書類
* 活動のレポート (レポート用紙 5 枚程度)
* ボランティアグループの責任者の証明書 (書式自由)
– 単位
30 時間というのは I の単位を取る目安であり,60 時間以上奉仕した場合は I と II の両方の
単位を与えることが可能である.その場合,報告書等は 1 通でよい.
3.6 履修に関する注意事項
・ 教職員からの重要な連絡は学科ホームページ上の「授業等の告知」からリンクされる電子掲示板
に随時公開される.最低限,この電子掲示板は毎日参照のこと.
11
信州大学工学部
3
授業科目の履修について
情報工学科紹介 2015
・ 主な規則 (学生便覧で確認すること)
– 他の学科の授業科目,共通講座の授業科目及び他の学部の授業科目は,合わせて 10 単位を
超えない範囲で選択科目に加えることができる
– 他の大学等 (例えば放送大学) で履修した単位は,60 単位を超えない範囲で本学部の卒業に
必要な単位に算入できる
– 高等専門学校で履修した単位は,
「学外特別講義」(2 ∼ 6 単位) として認定する場合がある.
・ 講義室の使用
– 講義室での喫煙,飲食は厳禁する.明らかな違反が認められた場合には単位の取り消しも
あり得る.
– PC の利用に関しては規則に従うこと.
* インターネットでのマナーを守ること.
* 商用ソフトウェアのライセンス違反行為を厳禁する.
・ 学生実験室の使用
– 実験室の使用は原則として授業時間のみに限る.
– 実験者は,まず実験器具等の点検を行い,器具の紛失・故障等を発見した場合は,ただち
に担当教員に連絡すること.
– 実験室での喫煙・飲食は厳禁する.
– 細かい指示は掲示するので,掲示板に注意すること.その他疑問な点は,担当教員に相談
すること.
・ 期末試験中
– カンニングをしない.カンニングすると退学処分または無期停学という,厳しい処分がな
されるので注意すること.先輩の自慢話を本気にしないこと.
・ コンパで
– 一気飲みは危険であるので行わないこと.
– 飲みすぎて急性アルコール中毒にならないように気をつける.
・ 通学中
– 自動車での通学は認められておらず,学生用の駐車場はない.通学目的での近隣店舗の駐
車場の使用は禁止されている.買い物時以外は使用しないこと.
– 学生の交通事故が多発しており,バイク,自転車通学時,気をつけること.
– 不測の事態に備えて,自動車・バイク運転者は十分な保険に加入すること.
– 自転車を通行の妨げとなる場所に置かないこと.周囲に気遣うこと.
信州大学工学部
12
情報工学科紹介 2015
3 授業科目の履修について
3.7 進級の条件
3.7.1 2 年次への進級に当っての心構え
隔地学部の宿命として,高年次での共通教育科目の履修,1 年次での専門教育科目の履修がいずれも
困難な事情がある.歴史的な事情により,共通教育の多くは旭キャンパス (松本) で開講されるので,
・ 共通教育科目の単位を取りこぼしたまま 2 年次に長野に移住すると,松本まで通わないとほとん
どの共通教育科目は履修できない.
・ 多くの未修得単位を抱えて長野に移住すると,週の大半を松本に通う羽目となり,高年次の科目
の履修が物理的に不可能となって,結局卒業までに余分な年数を要することになる.
また,共通教育の中には,外国語など,高年次開講科目の基礎となるものも多い.工学部では,この
ような事情から,
・ 1 年次で共通教育の単位の大部分を修得するように定めており,1 年次のうちに修得することが
望ましい.
・ その他の科目でも,1 年次で修得すべき単位を確実に 1 年次に修得することが重要である.
1 年次で修得すべき単位が不足していても,2 年次には進級できる.しかし,このことは,未修得の共
通教育の単位を修得しなくても良いということではなく,卒業までに修得する必要があることに変り
はない.それどころか卒業研究を課す要件を満たせず,4 年次進級の際に留年の憂き目を見るかも知
れない.
以上より,情報工学科では,未修得単位が多い学生には,松本に残留して,不足単位を修得するこ
とを勧めている.もちろん,松本で授業のない場合,工学部の授業に極力出席して専門教育科目を履
修し,少しでも遅れを取り戻すことが肝要である.
・ 取りこぼし単位が多いまま 2 年次に進級する場合,
「長野に移住するか」
「松本に残留するか」の
判断であるが,いずれを取っても険しい道である.熟慮した上,一人前の大人として自己の責任
で決断して欲しい.松本と長野のどちらに住むかは,どちらで受講する授業時間が多いかで判
断すると良い.
1 年次と 2 年次の壁が取り払われ,1 年次での修得単位が不足していても,2 年次以降の専門科目が履
修できるようになったことの意義を十分理解して欲しい.松本に残留しても,従来の留年とは大きく
異なっている.修得単位が多いのに,安易に長野に移って,却って卒業までの年数が伸びることのな
いように,慎重な判断を期待する.
3.7.2 卒業研究を課せられるには
4 年次において,学生は研究室に所属して卒業研究を行うことになる.ただし,3 年次終了の時点
で,修得科目および単位数が以下の基準に満たない場合は,卒業研究は課せられない.卒業研究のた
めの研究室配属には,成績を基に決める.学生の希望を考慮するが,各研究室の割当て人数に限度が
あるため全ての学生が希望どおりの研究室に入れるとは限らない.
平成 27 年度 (2015) の入学生に適用される基準
・ 3 年次終了時において 108 単位以上
13
信州大学工学部
3
授業科目の履修について
情報工学科紹介 2015
・ そのうち,共通教育を 29 単位含むこと
・ ただし,共通教育の単位数は上限を 37 単位とし,それを越える単位数はこの算定に含めない
・ なお,教職に関する科目については,上記算定には含めない
・ 授業科目によっては,卒業単位に含められず余剰単位となる場合があるため,入学年度の学生便
覧を熟読すると共に,疑問点がある場合は担任や学務委員に問い合わせること
信州大学工学部
14
情報工学科紹介 2015
4 就職
就職
4
4.1 就職決定までのプロセス
平成 27 年度(28 年春卒業予定者)より就職活動の開始時期が後ろ倒しとなり,3 月から企業の広報
活動が開始され,学内でも多くの合同企業説明会や個別の企業ごとの会社説明会が開催される.自分
が希望する企業やさまざまな企業を知る機会なので積極的に参加すると良い.有名企業の冠がついた
企業に人気が集中する傾向があるが,自分のやりたいことをよく考えて企業を選択すべきである.
就職の応募方法には,推薦と自由応募がある.企業の工学部への求人では前者を採用しているとこ
ろが多く,本学科の卒業生の多くは推薦で就職先を決めている.推薦のメリットは,幹部面接までの
プロセスが短縮されることにある.以前は学校推薦の場合はほとんど無条件で採用して戴いたような
時代もあったが,現在では学校推薦は「葵の御紋」ではなく,時間短縮に過ぎない.それでも,自由
応募では予備面接,一次面接等の長いプロセスがあるが,推薦制では企業と大学との長い信頼関係か
ら,これらが省略されていきなり幹部面接になることもあるので,短い就職期間では重要な要因であ
る.会社に応募書類を送付すると,推薦制の場合は試験日や合否の結果は就職担当を通じて学生へ連
絡することになる.連絡方法は電子メールによる場合が一番多い.
学校推薦の場合,企業は推薦人数枠を指定してくる.複数名の推薦を依頼してくる企業が多い.推
薦依頼人数に対して希望者の数が多い場合は,事前の調整が必要になる.しかし,
「よければ採用しま
すよ」と言うスタンスの企業が多く,事前調整は少なくなりつつある.多くの企業はネットワーク上
に独自のサイトや大手求人代理店のサイトを開いており,自由応募の場合エントリーシートの記入か
ら実際の就職活動が始まる.
学部生の場合,4 年への進級(厳密には卒業研究を課される)が確定しないと,就職担当は書類を
発行できない.推薦による就職活動に必要な書類は 4 点セットと呼ばれるが,成績証明書,卒業見込
証明書,健康診断書,推薦状である.成績証明書,卒業見込証明書及び推薦状は,卒業研究可と判定
されないと発行できないので,4 月の第 2 週以降になる.自由応募の場合は,推薦状を除けば推薦制
と同じである.自由応募でも,内内定の段階で学校推薦を要求することも多いが,その会社に入社す
る意思を表明すれば後追いの推薦状を発行する.健康診断書は,大学の定期健康診断を受診していな
ければ発行できないことに留意されたい.定期健康診断を受けていない場合は保健所等で受診するこ
とになるが,受診曜日や証明書発行曜日が限定されるため,運が悪いと約 3 週間遅れる.
氷河期と言われるような厳しい状況が永続することも,売り手市場と言われる状況が永続すること
もない.まして,学卒であれば誰でも採用すると言う過去のバブル期のような状況は絶対にあり得な
い.総じてコミュニケーション能力,プレゼンテーション能力,企画力等が厳しくチェックされる.
自分の夢を実現したいと言う気持ちを表現できるようになるべきである.
15
信州大学工学部
就職
4
4.2
情報工学科紹介 2015
平成 25 年度 (2013 年度) までの就職先企業
情報工学科卒業生、情報工学専攻修了生の就職先 ( ) は修士、[ ] は博士、*は女子
卒
就
職
先
A ACCESS
AGS
ASTI
C CEC
CSE
CTC 伊藤忠テクノサイエンス
G GAC 株式会社
J JA 静岡県信連
JA ひがしみの
JMF
JR 東海
JR 西日本
JR 東日本
JR 東日本情報システム
JR 東日本長野支社
JUKI
K KAYAC
KOYO 証券
KSK
M MHI エアロスペースシステム
MS & AD ホールディングス
N NEC システムテクノロジー
NEC 情報システムズ
NEC ソフト
NEC ソフトウェア北陸
NEC 日本電気
NEC ネクサソリューションス
NEXCO 中日本
NEXCO 西日本
NEXCO 東日本
NS・コンピュータサービス
NTC
NTT アドバンステクノロジー
NTT コムウェア
NTT ソフトウェア
NTT データ
NTT データ関西
NTT データクイック
NTT データシステム技術
NTT データ信越
NTT データ セキスイシステムズ
NTT データ東海
NTT データネッツ
NTT ドコモ
NTT 西日本
NTT 東日本
S SBS
SCSK
T TDK
TIS
TOA
TOWA
U USEN
Y Yahoo!
YPC ネットワーク
あ アイ・エル・シー
アイオス
アイコール
アイシン AW
アイシン・コムクルーズ
アイシン精機
アイソレート
愛知県職員
アイチ情報システム
愛知情報システム
アイ・ティ・フロンティア
信州大学工学部
業
平成 18 年
以前
19
20
21
年
23
22
25
24
26
27
(1)
(1)
1*
1*
(1)
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1*
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1
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1
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2,(1)
1
(1)
(1)
(1)
1
1
1*,(4)
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
1
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1,(1)
(1)*
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1
1
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2
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15,7*,(11)
1
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(1)
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1,(1)
1
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1
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(1)
(1)
(1)
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(1)
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1
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1
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3,(3)
5,(5)
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1
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4,(8)
3,(2)
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(1)
1*
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(1)
1
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(1)
1
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(1)
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1
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(2)
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(1)
1,(1)
1
1
4
1
(1)
1
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1
1
16
情報工学科紹介 2015
4 就職
卒
就
い
う
え
お
か
き
く
17
職
先
アイテクシステム
アイビーシー
アイ・オー・データ機器
アヴァシス
アクティブ・ワーク
アスク工業
アスモ
アスリート FA
安曇野市役所(長野県)
アドヴァンスト・インフォメー
ション・デザイン
アドバンスト・アプリケーション
アネックスインフォメーション
アバント
アルゴハイテック
アルプス技研
アロカ
アーク情報システム
アート金属工業
いすゞ自動車
伊藤忠テクノソリューションズ
伊那市役所
茨城県立水海道第二高等学校
今仙電機製作所
イマック
インターネットイニシアティブ
インテック
インテージテクノスフィア
インテージ長野
インフォコム
ウエザーニューズ
上田日本無線
エクサ
エスキュービズム・ホールディン
グス
エヌエスケイ
エプソンイメージングデバイス
エムケー精工
エルフレーム
大阪ガス
大崎電気工業
大塚商会
沖電気工業
沖データ
オムロン飯田
オリエンタルランド
オリオン機械
オリンパスソフトウエアテクノ
ロジー
オルガン針
オークマ
オービック
オープンセサミ・テクノロジー
科学情報システムズ
樫山工業
神奈川スバル
カネテック
カプコン
キッセイコムテック
キヤノン
キヤノンイメージングシステム
キヤノンシステムアンドサポー
ト
京楽産業
協和エクシオ
共和コーポレーション
協和精工
協和発酵キリン
グリー
クリームソフト
グローリーシステムクリエイト
業
平成 18 年
以前
19
20
21
年
23
22
25
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26
27
1*
(1)
(2)
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1
1,(3)
2
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2
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1
1
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3
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1
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1
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3
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1
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3
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3,1*
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1
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1
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2
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1
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6,1*,(1),(1)*
9,(7)
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1
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1
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1*
1*
1*
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(1)
(1)
1
信州大学工学部
4
就職
情報工学科紹介 2015
卒
就
け
こ
さ
し
す
せ
職
先
グーグル
ケイケンシステム
ゲニアス・デック
ケンウッド
原子力規制庁
厚生労働省
小島プレス
コトヒラ工業
コナミデジタルエンタテインメ
ント
駒ケ根市役所
小松製作所
コンテンツビジョン
コンピュートロン
コーワメックス
サイバーエージェント
サイビス
佐川急便
サクサ
佐久商工会議所
サクラ精機
サミー工業
山陰中央テレビジョン放送
サンクス
サンセイコンピュータシステム
三明電子産業
三洋精密
山洋電気テクノサービス
山洋電気
ジェナジー
自衛隊
静岡県職員
システックス
システムエグゼ
システムクリエイト
システムプラン
シチズンセイミツ
シチズン電子
シナノケンシ
シナノポリ
澁谷工業
清水銀キャリアップ
ジャステック
ジャトコ
シャープ
シャープビジネスコンピュータ
ソフトウエア
秀英予備校
シンエイハイテック
信越富士通
伸光製作所
新光電気工業
信州大学
新生銀行
新日鉄ソリューションズ
シーイーシー
シーテック
数理計画
図研
スズキ
鈴木
スターインフォテック
スターネット
スマートソフトウェア
スマートソフトウェア
住友ゴム工業
住友電装
ズー
ズーム
セイコーエプソン
ゼネテック
信州大学工学部
業
平成 18 年
以前
19
11,1*,(1)
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21,3*,(34)
(1)
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1,(2)
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1,(3),(1)* (1)
1,(2)
2,(1)
(1)
18
情報工学科紹介 2015
4 就職
卒
就
そ
た
ち
つ
て
と
19
職
先
セプテーニ
全研本社
ソニー
ソニーイーエムシーエス
ソニーイーエムシーエス長野テッ
ク
ソフテックインターナショナル
ソフトウエア興業
ソフトバンク
ソラン
ソリトンシステムズ
第一システムエンジニアリング
ダイシン
大日本印刷
大日本スクリーン
大明
平プロモート
大和ライフネクスト
喬木村役場
高島産業
タカノ
高見沢サイバネティックス
立花エレテック
多摩川精機
ちきり
ちくま精機
中部電力
中部テレコミュニケーション
都築製作所
ディ−エヌエイ
デイライトテクノロジー
テクノサイト
テクノマセマティカル
テクノメディカ
テクノモバイル
デジタル研究所
テレビ松本ケーブルテレビジョ
ン
電算
天晴データネット
デンソー
デンソークリエイト
デンソーテクノ
電通国際情報サービス
トイロジック
東海興業
東海理化
東京エネシス
東京海上日動システムズ
東京コンピュータサービス
東京電力
東芝
東芝エレベータ
東芝システムテクノロジー
東芝ソリューション
東芝デジタルメディアエンジニ
アリング
東芝テック
東北インフォメーションシステ
ムズ
東御市役所(長野県)
東洋精機工業
東和エンジニアリング
東和銀行
特許庁
凸版印刷
富山富士通
トヨタコミュニケーションシス
テム
トヨタ自動車
トヨタデジタルクルーズ
業
平成 18 年
以前
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年
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(3)
信州大学工学部
4
就職
情報工学科紹介 2015
卒
就
な
に
ね
の
は
ひ
ふ
職
先
豊田ハイシステム
トランスコスモス
ドワンゴ
トーエネック
長野沖電気
長野銀行
長野県協同電算
長野県警察
長野県職員
長野県信用組合
長野市役所
長野都市ガス
長野日本ソフトウェア
長野日本無線
長野日本無線エンジニアリング
ナックイメージテクノロジー
成田市役所(千葉県)
西尾信用金庫
ニチベイ
日揮情報システム
日精 ASB 機械
ニッセルワン
日本一ソフトウェア
日本信号
日本データコム
ニフティ
日本 IST ソフトウェア
日本インサイトテクノロジー
日立公共システムサービス
日本航空
日本航空電子工業
日本総研
日本デジタル研究所
日本電産サンキョー
日本電子
日本データコントロール
日本特殊陶業
日本ヒューレット・パッカード
日本連合警備保障
ニューギン
ネオ・ウイング
ネットワンシステムズ
農中情報システム
野村総合研究所
パスカル
八十二銀行
八十二システム開発
パナソニック
パナソニックモバイルコミュニ
ケーションス
浜松ホトニクス
日置電機
東日本システム建設
日立アドバンストデジタル
日立エンジニアリング・アンド・
サービス
日立国際電気
日立システム&サービス
日立情報システムズ
日立情報通信エンジニアリング
日立製作所
日立ソフトウェアエンジニアリ
ング
日立ソリューションズ
日立電子サービス
ヒップ
姫路市役所
フェイスホールディングス
フォスター電機
フォーカスシステムズ
福井システムズ
信州大学工学部
業
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以前
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20
情報工学科紹介 2015
4 就職
卒
就
ほ
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み
め
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21
職
先
福井村田製作所
フクザワコーポレーション
富士重工業
富士ゼロックス
富士通
富士通 BSC
富士通エフアイピー
富士通関西中部ネットテック
富士通コンピュータテクノロジー
ズ
富士通システムズ・ウエスト
富士通ソフトウェアテクノロジー
ズ
富士通中部システムズ
富士通長野システムエンジニア
リング
富士フィルムソフトウェア
藤原印刷
富士通コンポーネント
富士通システムズ・イースト
富士通北陸システムズ
ブラザー工業
ブリヂストン
フリースケール・セミコンダク
タ・ジャパン
プログレス・テクノロジーズ
ブロードリーフ
防衛庁
北陸コカコーラボトリング
北海道電力
本田技研工業
ホーチキ
マイクロテック
毎日新聞
前田製作所
前橋市役所
マックスバリュ中部
松下電器
マツダ
松本市役所
松山
マリモ電子工業
マルギンインターナショナル
マーべラス
みずほ情報総研
三菱自動車工業
三菱スペース・ソフトウエア
三菱電機
三菱電機エンジニアリング
三菱電機特機システム
ミマキエンジニアリング
ミラプロ
ミログ
明星電気
メイテック
名鉄観光
メトロ
ヤマザキマザック
山梨中央銀行
ヤマハ
ヤマハ発動機
やまびこ
ユー・ドム
楽天
ラック
ランドコンピュータ
リオン
LIXIL
リクルート
リクルートスタッフィング
リコー
業
平成 18 年
以前
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1,(1)
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信州大学工学部
4
就職
情報工学科紹介 2015
卒
就
る
れ
ろ
わ
職
先
リベロ・プロジェクト
リベラル
両毛システムズ
リンナイ
ルネサステクノロジ
レシップ
レッドバロン
ローレルバンクマシン
ワイズ
ワークスアプリケーションズ
博士課程進学
修士課程進学
平成 18 年
以前
業
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年
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43,2*
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47,1*
45
49
その他、就職先企業
AGC マレーシア, ATI テクノロジーズ, A & I システム, CBS, CRC ソリューションズ, CSK ホールディング
ス, CTI, FDK, FFC, H.I.S., IBS データセンター, INS エンジニアリング, JRC エンジニアリング, KDDI, Matsushita
Audio & Video (マレーシア), NEC エンジニアリング, NEC 航空宇宙システム, NEC コンピュータテクノ株式会社,
NEC 静岡日電ビジネス, NEC システム建設, NEC 情報サービス, NEC ソフトウェア中部, NEC 通信システム, NEC
ビューテクノロジー, NEC フィールディング, NEC マイクロシステム, NEC マシナリー, NEC モバイリング, NRI
ネットワークコミュニケーションズ, NTT, NTT データアイテック, NTT データ三洋システム, NTT ドコモ東海,
NTT ドコモ北陸, NTT ファシリティーズ, PFU, SMG, SNK, SUNX, TAK システムズ, TIC グループ, TOOL, TSI,
Tokai, UFJ 銀行, VIC TOKAI, YDK, アイティフォー, アイテック阪神, アイネット, アイホン, アキタ電子システム
ズ, アキレス, アスキー, アステラス製薬, アットネットホーム, アテック, アテックス, アドソル日進, アドックイン
ターナショナル, アドテックス, アドバンソフト開発, アドバンテスト, アピックヤマダ, アム, アルファシステムズ,
アルプス電気, アンリツ, アンリツエンジニアリング, アークレイ, 和泉電気, イセット, 伊丹産業, いとう, 伊藤忠エ
レクトロニクス, 伊那食品, 伊那西高校, 伊原電子工業, 入一通信工業, 岩崎通信機, 岩谷産業, 植木組, ウェブテクノ
ロジー株式会社, 内田洋行, ウチダユニコム, 美ヶ原温泉ホテル, 宇部興産, 越後上越農業組合, エム・ケー・シー, エ
ム・ソフト, エリック, エルミックシステム, エルモ, エーアイネットテクノロジー, 大分市役所, 大阪市役所, 大田区
役所, 大塚製薬, 沖ソフトウェア, 沖テクノラボ, 王滝, おといち, 小布施堂, オムロン, オムロンソフトウェア, オリ
エント貿易, オリオン電機, オリックス, オリンパス, オージス総研, オープンシステムテクノロジ, かいぎんシステ
ム, 花王, 香川県庁, カシオ計算機, 神奈川工科大, 川嶋建設, 河村電器産業, 関東管区警察局, 北日本新聞社, キッツ,
木下製作所, 岐阜県市町村行政情報センター, キャデム, キヤノンソフトウェア, キヤノン電子, キヤノン販売, 共栄
医科器械, 協栄産業, 共済連長野県本部, 京セラ, 京セラコミュニケーションシステム, クマヒラ, 倉元製作所, クラ
リオン, クリエイティブヨーコ, クリスタル, クレイリサーチ総研, クロスソフトウェア, 群馬県庁, 経済産業省, 経
調出版センター, ケーヨー, コア, コウズファイネストソフトウェア, 高知新聞社, 神戸教育企画, 国際コンピュータ
ビジネス専門学校, 国土交通省, コニカミノルタ, コミュニケーションプランニング, コロンビアミュージックエン
タテインメント, コーア, コールトゥウェブ, 埼玉県警, 佐久市役所, さくらケーシーエス, 三協精機, サンデン, サン
トリー, サン・マイクロシステムズ, サンミュージック, 三洋電機, 塩尻市役所, 滋賀銀行, 時習館, 静岡市役所, シス
テム科学研究所, システムコーディネイト, システムサポート, システムプラネット, システムリサーチ, シスメッ
クス, 信濃毎日新聞社, 島津製作所, 島根 CSK, 島根富士通, 下西技研工業, ジャスコ, シャープエレクトロニクスマ
レーシア, 上越コンピュータサービス, 神鋼電気, 秦高電気, 信州大学工学部, 新電元工業, 鈴鹿英数学院, スタンレー
電気, スター精密, 住友電気工業, 炭平コンピュータシステム, 積水ハウス, セコム, セコム上信越, セック, セラシス
テム, セラテックジャパン, 全日空システム企画, セーレン, 創価学会, ソニー LSI デザイン, ソニーコンピュータエ
ンタテインメント, ソニー電子, ソピア, ソフトウェアマネジメント, ソフトバンクテクノロジー, ソリマチ技研, ソ
リューション・アンド・テクノロジー, 第一会計計算センター, 第一法規出版, 大学生協東京事業連合, ダイキンコ
信州大学工学部
22
情報工学科紹介 2015
4 就職
ムテック, 大興電子通信, ダイテック, タイテック, 大日本法令印刷, ダイヤ精機製作所, 太陽工業, 大和証券グルー
プ本社, 高岳製作所, 多田商事 (人形の甲州屋), 田中貴金属工業, チノン, チノンテック, 中京ガス機器, 中京テレビ,
中部ソフトウェアエンジニアリング, 中部東芝エンジニアリング, 中部日立電子サービス, 長大, 蝶理情報システム,
千代田製作所, つるや, ツーカーセルラ東京, ツーカーホン関西, ディジタルコンピュータ, テクノブレーン, テクモ,
デジタルプロセス, テレビ信州, デロイト トーマツ コンサルティング, デンソーウエーブ, 天龍精機, データ通信シ
ステム, 東京エレクトロン, 東京海上日動火災保険, 東京学参, 東京ソフト, 東京特殊電線, 東京都警察通信部 (警視
庁), 東京法令出版, 東京三菱インフォメーションテクノロジー, 東光, 東芝電波システム, 東芝物流, 東芝マイクロ
エレクトロニクス, 東放製作, 東北エプソン, 東洋計器, 東洋紡績, ドコモシステムズ, 豊田クーラム, 豊田工機, 豊
田合成, 豊田自動織機, トヨタ車体, 豊田市役所, トヨタ情報システム愛知, トヨタテクノサービス, ドリーム, トー
テックアメニティ, 内藤, 中嶋オールプレシジョン, 長野愛知電機, 長野計器, 長野経済連計算センター, 長野県高校
教員, 長野県商工会連合会, 長野県信用農協連合会, 長野県中小企業団体中央会, 長野県立短大, 長野工業高等専門
学校, ながのソフト, 長野テレメッセージ, 中野プラスチック, 長野放送, 名古屋税関, 名古屋鉄道, ナナオ, 鍋林, ナ
ムコ, 奈良県高校教員, ナレッジサイエンス, ニコンシステム, ニスカ, 日機装, 日機電装, 日響電気工業, ニック, 日
興コーデュアル証券, 日産コンピュータテクノロジ, 日産自動車, 日信工業, ニッセイコム, 日精樹脂, 日星電気, 日
東電工, 日本 IBM, 日本 IBM ソリューションサービス, 日本 NCR, 日本 SGI, 日本 TI, 日本アイティエフ, 日本アド
バンステクノロジ, 日本板硝子, 日本オラクル, 日本教育システム研究所, 日本ケンテック, 日本光電, 日本コムシ
ス, 日本システムウェア, 日本システムエンジニアリング, 日本システムディベロプメント, 日本情報産業, 日本情
報通信コンサルティング, 日本食研, 日本タイムシェア, 日本タンデムコンピュータズ, 日本中央競馬会, 日本テレ
コム, 日本電算機, 日本電産トーソク, 日本電子機器, 日本電熱, 日本電話施設, 日本データコントロール, 日本デー
タゼネラル, 日本トーター, 日本ビクター, 日本飛行機, 日本ビジネスコンピュータ, 日本メナード化粧品, 日本モト
ローラ, 日本ユニシス, ネオジャパン, のと共栄信用金庫, 延岡市役所, パイオニア, 萩原電気, 八光電気製作所, パナ
ソニック AVC テクノロジー, パナソニック MSE, パナソニックコミュニケーションズ, パナホーム, 羽生三洋電子,
浜松市役所, パルス, パロマ, パワードコム, ビクターテクノブレーン, 日立 INS ソフトウェア, 日立 SKC, 日立エン
ジニアリング株式会社, 日立家電販売, 日立建機, 日立工機, 日立公共システムエンジニアリング, 日立造船情報シ
ステム, 日立超 LSI システムズ, 日立ハイコス, 日立ハイシステム21, 日立ハイテクソリューションズ, 日立ハイ
テク電子エンジニアリング, 日立物流ソフトウエア, 日立メディコ, 広田製作所, ファナック, フォアキャスト・コ
ミュニケーションズ, フォース, フジカラーイメージングサービス, 不二越, 富士写真フィルム, 富士通 VLSI, 富士
通アクセス, 富士通関西システムズ, 富士通システムソリューションズ, 富士通ゼネラル, 富士通ソフト ABC, 富士
通ソーシャルシステム, 富士通ターミナルシステムズ, 富士通デバイス, 富士通テン, 富士通伝送, 富士通東北シス
テムズ, 富士通ネットワークソリューションズ, 富士通ネットワークテクノロジーズ, 富士通ハイパーソフトテク
ノロジー, 富士通東日本ディジタルテクノロジ, 富士通ビジネスシステム, 富士通プライムソフトテクノロジー, フ
ジテック, 富士電機ホールディングズ, フタバ産業, 船井電機, フューチャシステム, フロム・ソフトウェア, 平成電
電, ペンタックス, ベンチャーセーフネット, ホクシンアスター, ホテルさかえや, ホロンシステム, マイクロキャビ
ン, マキタ, 松定プレシジョン, 松下システムテクノ, 松下電工, 松本電気鉄道, マルイチ, 丸栄, 丸善食品工業, 三重
県高校教員, 三田工業, ミツバ, 三菱自動車エンジニアリング, 三菱重工業, 三菱スペース・ソフトウェア, 三菱電機
インフォメーションシステムズ, 三菱電機コントロールソフトウェア, 三菱電機ビジネスシステム, 三菱電機メカ
トロニクス, ミネインフォメーション, ミネベア, 未来技術研究所, 村上開明堂, 村田製作所, 名鉄システム開発, 明
電舎, メタテクノ, メディアドライブ, メディアプラン, メルコパワーシステムズ, 安川電機, 山田写真製版所, 山田
製作所, ヤマト運輸, 郵政三種公務員, 輸送機工業, ユニデン, 湯山製作所, ユーフィット, 横河電機, 横河レンタリー
ス, 理経, リコーソフトウェア, リコー販売, 理想科学工業, 菱電商事, リードライト・エスエムアイ, ルネサス東日
本セミコンダクタ, ルビコン, レンタコム信越, ロイター・ジャパン, ロコモティブ, ローム, ローランド, ローラン
ドデージー, 和歌山県農協電算センター
23
信州大学工学部
大学院課程の紹介
5
情報工学科紹介 2015
大学院課程の紹介
5
大学院工学系研究科には修士課程,総合工学系研究科には博士課程が設置されている.高度な専門
的学識や研究能力を育みたいと思う学生には,大学院への進学を奨める.実力を身につけた大学院修
了学生を強く望む企業が増加している.しかし,単なる「就職ができないから進学する」のような考
えで進学を決めることは良くない.明確な目的をもっての進学が望ましい.
5.1
修士課程
大学院修士課程 (標準修業年限:2 年) は,学部における一般的ならびに専門的教養の上に広い視野
に立って専攻分野を研究し,深遠な学識と研究能力を養うものである.修士課程に 2 年以上在学し,
所定の専攻科目について 30 単位以上を取得し,かつ学位(修士)論文を提出し,その審査及び最終試
験に合格したものは工学修士の学位が授与される.ただし,在学期間に関しては,優れた業績を上げ
た者については一年以上在学すればよい場合がある.
5.1.1
情報工学専攻の入学試験
情報工学専攻は,以下の URL で修士課程入試の情報を公開している.
http://www.cs.shinshu-u.ac.jp/Nyushi/
5.1.2
授業料
経済的理由により授業料の納付が困難であり,かつ学業優秀と認められる者ならびに風水害等の災
害を受け授業料の納付が困難であると認められる者および特別の事情のある者には,授業料の全部ま
たは一部を免除できる.また,日本学生支援機構奨学金の貸与も可能である.
5.1.3
学部 3 年次学生を対象とする特別選抜
特に優秀と認めた者については,学部 3 年次生を対象とする特別選抜があり,選抜結果により 3 年
次から修士課程への「飛び級制度」がある.この特別選抜によって,本研究科修士課程に入学した者
の学部学生としての学籍上の身分は,退学扱いとなる.しかし,学位授与機構に申請し,審査及び試
験に合格した者は学士の学位を取得できる.したがって,各種国家試験等の受験資格で,大学の学部
卒業が要件となる資格については,上記方法で受験資格を得るように十分留意すること.
5.2
博士課程
博士課程 (標準修業年限:3 年) は,専攻分野について研究者として自立して研究活動を行い,なら
びに高度に専門的な業務に従事するのに必要な研究能力およびその基礎となる豊かな学識を養うもの
である.この博士課程の入学選抜方法は,修士課程より進学する一般選抜と企業等に在職中の社会人
のための社会人特別選抜がある.また,入学の時期は,4 月と 10 月で年 2 回が可能である.
5.3
社会人学生のネット遠隔受講
当学科は全学 e-Learning システム (eALPS) の運営とそれを用いた ICT 活用教育の研究・開発を強力
に支援しており,通学が困難な社会人修士学生については,これらを用いて,修了に必要な講義科目
の一部をインターネットにより在宅で受講することも可能である.
信州大学工学部
24
情報工学科紹介 2015
6
免許および資格試験
免許および資格試験
6
6.1 教員免許 − 高等学校教諭第一種免許状
平成 13 年度から新しい高等学校教諭第一種免許状の種類「情報」が取得可能になった.従って,
「情
報」と従来の「数学」の免許状が情報工学科で取得できる.興味のある学生は学務係から発行されて
いる「教職課程の履修手引」を参照していただきたい.
6.2 情報処理技術者試験
経済産業省が行うこの試験は,資格,免許等を付与するものではないが,合格者は,情報処理技術者
として備えるべき一定水準の能力,技術をもつことを国が認定するものである.合格者は就職の際や
就職後の給与等で有利になることがあり,また自らの励みにもなるので,在学中の受験を勧める.詳
しくは次のホームページを見ること.
http://www.jitec.jp/
6.3 公務員採用試験
国家公務員については 2 月頃受験案内が公開される.人事院のホームページを参照してください.
国家公務員採用試験には総合職試験,一般職試験,専門職試験があり,概ね,次の日程で実施される.
試験種目,試験地は職種により異なるので人事院の情報を参照してください.また,総合職試験では
TOEFL,TOEIC などの英語試験が活用されるので,早めに情報を入手して対応して欲しい. 地方公
務員については各自治体に問い合わせること.
国家公務員採用試験
時期
受付
4 月上旬 ∼ 中旬
第 1 次試験
5 月下旬 ∼ 6 月中旬
第 2 次試験
6 月下旬 ∼ 8 月上旬
最終合格者の発表
7 月末 ∼ 8 月下旬
6.4 工事担任者国家試験
電気通信事業者の設備を利用して通信を行うため,端末設備や自営電気通信設備を設置する場合,
工事担任者の資格を有する者がこれに係わる工事を行い,または実地に監督しなければならない.
アナログ電話網またはディジタル網に接続する工事の種類や範囲に応じて,アナログ第一種,アナ
ログ第二種,アナログ第三種,ディジタル第一種,ディジタル第二種の 5 種の資格に分けられている.
試験科目は法則,端末設備の接続のための技術,電気通信技術の基礎である.詳細については,日
本データ通信協会信越支部 (〒 380-0872 長野市妻科 426-1 長野県建築士会館 5 階) から必要書類を
取り寄せるか,テレホンサービス (026-235-3537) を利用すること.
25
信州大学工学部
7
7
研究室紹介
情報工学科紹介 2015
研究室紹介
(50 音順)
アサノ 研究室
アサノ研究室では,幅広い範囲で情報機器の研究開発を行っています.
『役に立つ』
『使いやすい』を
基本方針にし,人間の仕事や生活が『楽になる』
『楽しくなる』機器を目指しています.例えば,右図
上の『免トレ君』は,運転免許の学科試験問題をわかりやすくするために動画を付けたものです.正
解・不正解の判定も動画を使い,試験勉強をゲーム感覚でできるようにしています.また,右図下の
『在室表示器』はインターネット経由でも確認できるので,部屋まで行かなくても在室しているかどう
がわかります.これにより,行き違いが避けられます.
アサノ 教授
運転免許学科試験用の練習器「免トレ君」
.問
題には動画が付いているので理解が深まる
タッチパネルを利用した「在室表示機器」
.戻
る時間が設定でき,インターネット経由でも
確認できる
井澤 研究室
井澤研究室では,回路情報を書き替えることができる FPGA という LSI を用いた『リコンフィギュ
ラブル・システム』について研究しています.近年のディジタル機器の寿命は短く,早いものでは数年
の間に不燃ゴミと化してしまいます.回路情報を書き替えることができる FPGA を用い,ネットワー
ク等を介して最新の回路にアップデートすれば,
『LSI のリサイクル』も夢ではありません.FPGA の
潜在能力は高く,利用するアプリケーションに応じて回路情報を更新することにより,高性能 CPU に
も匹敵する処理を,より少ない消費電力で実現することも可能です.
井澤 准教授
言語障がい者の会話を支援するウェアラブル 自動車の運転席など狭い空間でも利用可能な
な会話エイドシステムの試作機(指先の動き 簡易型モションキャプチャ・システムの外観
でカーソルを移動し,音声を出力する)
(ドライバーの動作をリアルタイムに解析す
る)
岡野・小形 研究室
岡野研究室では小形研究室と協力しソフトウェア開発をサポートする諸技術の研究を行っています.
ソフトウェアの普及,大規模化に伴い,ソフトウェア開発の種々の側面を計算機によってサポートす
信州大学工学部
26
情報工学科紹介 2015
7 研究室紹介
る必要が高まっています.ソフトウェアは要求文書に始まり,どのように作るかという設計文書,そ
してプログラムコードなどからなっています.これらが相互に関連付けられていることが高信頼ソフ
トウェアの設計や保守において極めて重要です.また,ソフトウェアを定量的に測定し, あるいは静
的に解析を行って,種々の性質を検証したり,工数などを予測することも重要です.これらの技術に
ついて企業,他大学とも連携して研究を行っています.
岡野 准教授
ライントレーシングロボットの安全性検証
ソフトウェアの正しさの情報可視化
小形研究室では,良いソフトウェアを効率的に開発する方法を研究しています.建築では最初に模
型と言った「概略」を作り,その良し悪しをお客さんに確認してもらいます.お 客さんの欲しないモ
ノには多量の手直しが生じ,膨大な費用と時間がかかるため,この確認は非常に重要です.ソフトウェ
ア開発においても「概略」を下図の 「モデル」として記述することが普及してきましたが,モデルの
有益な活用方法の研究は未だ不十分です.小形先生は「使い勝手の良い」ソフトウェアの開発を 促進
するためのモデリング方法やソフトウェアへの変換方法に関する研究を行っています.
小形 助教
Unified Modeling Language と呼ばれる言語を使って記述したモデルからソフトウェアを自
動生成するツールを研究開発している
香山 研究室
香山研究室では,人工知能技術を応用した学習支援工学に関して研究しています.ヒトが有する知
識の中で,特に身体知:巧みな動作・行為を可能にしている能力に着目し,芸術(歌唱や美術)やス
香山 教授
27
デジタル・ドローイング(デジタルペンを用
いたドローイング)を自動解析し,アドバイ
スを生成 [美術専門学校との連携研究]
スプーンを叩いて飛行船をコントロール.
Magical Spoons は,情報通信の原理や仕組み
を理解するための教材.全国で約 20,000 人が
利用
信州大学工学部
7
研究室紹介
情報工学科紹介 2015
ポーツの練習を対象としたスキル学習支援環境の構築,アルゴリズム的思考法やモデリング/抽象化
能力育成環境の整備,情報科学の原理を学ぶためのハンズオンでタンジブルな教材の開発などに取り
組んでいます.また,音響情報・生体情報に対するデータマイニング手法・最適化アルゴリズムの開
発など,ヒトが発する多様な行為・信号に対する知的な処理の実現も目指しています.
川原 研究室
川原研究室では,レーザー光を用いて大気を観測する「ライダー」という観測の技術開発と,観測
結果から大気物理の解明を研究テーマとしています.日本における南極や北極に設置する極域大気観
測ライダーの開発に長年関わっています.観測は地球そのものをより良く知るための観測で,国際協
力体制で行っています.極域では磁力線に沿って宇宙から荷電粒子が降り込み,高度 100Km 近辺の
超高層大気に達してオーロラが光ります.このような宇宙からのエネルギー流入により,地球大気は
どのような変動をするのか.それを研究しています.
川原 准教授
ノルウェーに設置した高出力ナトリウムライ
ダー用レーザーの一部.レーザ波長の超精密
制御を行う
夜空に向けて射出される黄色のレーザー.オー
ロラ活動時の大気温度の空間変動を調べるた
め,5 方向に射出
カワモト 研究室
The students in the Kawamoto Laboratory work on developing important professional communication
skills by constructively evaluating the successes and failures of their research work as much as possible
during the school year with their colleagues. Their topics of study range from IT applications to support
English education inside and outside of the classroom to investigations of the design/development challenges
of cyberphysical systems for improving the condition of life in the communities and society around them.
カワモト 准教授
信州大学工学部
Studying the successes and failures of research
in groups, with men and women from various
countries helps students develop strong professional communication skills.
Learning what it takes to actually “show” an
audience that an engineering solution works.
28
情報工学科紹介 2015
7 研究室紹介
小林究室(小林准教授)
小林研究室では,インタラクションデザインに関する研究と情報通信技術 (ICT) を用いた農業に関
する研究に取り組んでいます.インタラクションデザインとは人間とロボットやソフトウェアとの間
でやりとりされる情報とその処理過程をデザインすることです.一方的にロボットやソフトウェアな
どに仕事を任せるのではなく,人間とのやり取りを通して,人間が得意なことと機械が得意なことを
考慮して,協調的な問題解決を目指します.また,その応用として農業に情報通信技術を導入するこ
とで,データに基づく科学的で効率的な農園管理方法についても研究しています.
小林 准教授
機能に気づかせるリモコンエージェント (左)
と農園観測装置(右)
農業情報公開サイト「農ライブ」
齊藤・冨田 研究室
安全で安心な生活が保障されるには,どのような情報が必要でしょうか? 私達は,身近な生活に係
る自然環境を注意深く見つめ,その情報をきちんと知らせる技術−センシング技術−の開発を行って
います.空気・水・植物等,私達の生活周辺環境が今どうなっているのかを,正しく理解することが,
安全・安心を確保する第一歩です.それを実現するキーワードが“光”
“画像”
“IT”です.レーザー
や特殊カメラといった,最新の光・画像機器を駆使した,オリジナルなセンシングシステムを開発し
ています.環境や農業といった,信州を基盤とした産業への応用展開も目指します.
齊藤 教授
生活・自然環境情報センシングシステム・LIFS ライダー;空中スギ花粉,粉塵,諏訪湖水
質,植物生育の遠隔センシングに使用中
冨田研究室では,目に見えない電磁波である紫外線のレーザーを利用して,大気中に浮遊する微細
な粒子を測定する装置を開発しています.この技術は工学分野での活躍も多いにありますが,物理学,
地学,農学といった様々な分野での応用が期待されます.目には見えない電磁波(光)の可能性を追
求することで,今まで見られなかった新しい世界が見えてきます! 私たちは光に満ちた世界に生きて
います.光によって身の回りのモノが見えますね.光のおかげで形や色といった身の回りの情報を得
ることができているのです.光とは電磁波の一種で目に見えるものを差します.電磁波には紫外線や
赤外線,X 線など多くの種類があります.電磁波は波長の違いで様々な名前や性質をもちます.もし
私たちが今見ている光以外の波長をもつ電磁波も見ることができたならば,周りの世界は大きく変わ
ります.私たちの目では光以外の電磁波を見ることができませんが,それらを見ることができる特殊
な装置(検出器)を利用することで,人が見ることでは得られない情報を知ることができるのです.
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信州大学工学部
7
研究室紹介
冨田 助教
情報工学科紹介 2015
紫外線レーザーを用いた遠隔観測装置のイメー
ジ:大気中の浮遊物質に紫外線を照射するこ
とで発する蛍光を観測します
紫外線レーザーを用いた遠隔観測装置と観測
の様子:大気中の花粉,粉塵の遠隔観測を粉っ
ています
上口 研究室
エレクトロニクス,情報技術の進歩は,インターネット,携帯電話など,新しい産業・サービスを
創出しております.特に,集積回路の微細化は様々な機能を低コストで実現し,コモディティ化によ
り,医療,農業といった様々な分野に応用されるようになってきました.しかしながら,今,日本の
エレクトロニクス業界はコスト競争の点で大変苦しい状況にあります.このような状況を打開し,商
品を差別化するためには,集積回路を自らカスタマイズ(設計)し,使いこなす必要があります.研
究室では,集積回路設計技術を用いて,新しい計算機アーキテクチャを開発し,ソフトウェア,アプ
リケーションと協調した新たなシステム・サービスの構築を目指します.
上口 准教授
師玉・山
測定ボードと集積回路チップ.設計した集積
回路試作チップに対して,仕様通り動くかど
うかの検証を,測定により確認する
・岡
集積回路設計の様子.アプリケーションに応
じて,仕様を決め,回路図を作成し,それに対
応した数十 nm 精度の配線レイアウトを CAD
ソフト上で描き,半導体チップを設計,試作
する
研究室
師玉研究室では数学定理と証明を計算機のプログラムのような形式化言語で書いてその論理的数学
的正しさを計算機で検査する研究をしています.この検査で正しいことが確かめられた定理と証明を
辞書のようにライブラリにする国際共同研究プロジェクトに海外の研究者達とともに参加しています.
例えばインターネットのデータ通信に使われる暗号は高度な代数学を用います.現代の科学工学技術
は数学なしには成り立ちません.株式の売買その他,経済活動も高度な数学を利用したコンピュータ
システムが主役になっています.数学の研究成果の正しさを,誤りを犯しやすい人手によらず,計算
機によって,厳密に,瞬時に検査できる手段は大変重要です.その使い道は定理の正しさを検査する
だけではなく,将棋やチェスのルールのように複数の規則に従って,様々な要素や手続き,機能を論
理的に組み合わせて作られる工学的なシステムの開発やその動作の検査にも応用できます.例えば計
算機のプログラムは入力データから出力データを作る論理的な手続きを形式的な言語で表現したもの
であり,その動作は数学的な命題として表すことができます.これにより,今までのように,多くの
信州大学工学部
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情報工学科紹介 2015
7 研究室紹介
テストデータを入力して処理結果を検査したり,誤りを犯しやすい人手によって動作を一行一行解析
したりといった,不完全な方法ではなく計算機によって数学的に厳密に検査することができるように
なります.それが正しいと確認されれば,その形式的な記述をそのまま,計算機プログラムに変換し
て使えば,その動作の正しさが数学的に裏付けされたプログラムを作ることができます.
師玉 教授
数学以外への形式化数学の応用例
山 研究室では,コンピュータで人間が行うような画像の判定や解析を行うことを研究しています.
画像というのは人間で考えると目から入る情報になります.画像処理技術は様々な場面で利用されて
いますが,CG や 3D,バーチャルリアリティなどが注目されています.これらの技術は人間の目に入
れるための情報をどのように作成するかに注目した分野になります.一方,人間は目から取り込んだ
情報から人物や物の判定やそれらがどのような状態であるかを判断しています.このような技術には,
自動販売機の人物が成人であるかの判定やカメラのシャッターの機能の人が笑っているかどうかを判
定するといった技術があります.応用の一つとして,ハードディスクなどコンピュータデバイス 製造
過程での傷検出・認識処理の研究を行なっています.現在は人間のほうが正確に判断できるので,製
造過程の多くの段階で人間が関わっています.人手・視認によらない品質管理,不良検出の自動化,ロ
ボットによる部品の組み立てなど,物作り日本の産業基盤の根底,底力を支える広汎な技術です.同
研究室では,それの数学的な手法を研究しています.デジタル画像処理を扱うための数学としては集
合論,格子理論,位相幾何学,確率論などを基礎にした幾何的構造の解析や処理を行う数学数理形態
学という分野の研究になります.
山
助教
画像からの情報の取り出し
岡 研究室では暗号の研究をおこなっています.暗号は ICT 社会をささえるインフラの要素として
重要となっています.しかし,暗号は情報理論,計算理論,あるいは数学など情報工学のさまざまな
技術分野の上に成り立つ総合的な学問分野であるため,専門家以外には理解しがたい世界になってい
ます.これからの暗号は「安全であることを誰もが納得して使える」ことを目指さないといけません.
同研究室では,数理的技法を用いてコンピュータを使って暗号システムの安全性を証明するための仕
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信州大学工学部
7
研究室紹介
情報工学科紹介 2015
組み作りを進めています.
岡 助教
既に身近なところで使われている暗号みなさんも知らないうちに使っていませんか?
新村・國宗 研究室
新村研究室では,主に教育分野において,数千人を対象をするネットワークサービスを実際に提供
することで,IT 社会で必須となるインフラシステムの構築と運用に関する研究を進めています.蛇口
をひねると水が出たり,スイッチを入れると灯りがついたりするのは,あたりまえのようですが,社
会生活を行う上では必要不可欠なものです.このようなサービスは社会基盤(インフラ)と呼ばれて
います.いまや,インターネットにつないでいろいろなサービスをうけることも,社会生活を行う上
で必用不可欠なものになりつつあります.
新村 准教授
サービスを提供するために,サーバの設置,電
源・ネットワーク配線,インストールなど,シ
ステム構築を一から行う)
教育用ネットワークサービスの開発.学生が
自分の目線で,自分にとって使いやすいシス
テムを開発している
國宗研究室では ICT(情報通信技術) を活用して,教育および学習を支援するためのシステムに関す
る研究を主に行っています.現在,教育・学習における ICT の活用は,大学や高校,小中学校などの
國宗 助教
Web ページとして作成された電子教科書に, 専門科目であるプログラミングを学習する前
直接書き込みを行い,他の学習者と議論を行 に,プログラミング言語を使わずアルゴリズ
うことを実現した“Writable Web”システム
ム的思考を学ぶための支援システム
教育機関だけではなく,企業などでの組織内人材育成や,生涯学習など様々なところで実践されてい
ます.その活用のされ方についても,遠隔学習や授業・研修時間外の学習支援,授業・研修などの運営
信州大学工学部
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情報工学科紹介 2015
7 研究室紹介
支援,スキル獲得の支援,学習をサポートするチュータやメンタなどのスタッフの支援,授業・研修
などの質を向上するための FD(Faculty Development; 授業改善) の支援など,多岐に渡っています. 私
たちは,これらの多様な教育・学習環境において有用なシステムを開発・構築することを研究の目的
としています.また,コンピュータネットワークとそのセキュリティに関する研究や,組込システム
開発に関する研究なども行っています.さらに,これらの研究で得られた技術や知見を教育・学習支
援システムに対して適用したシステム開発や研究も行っています.
榮岩 研究室
現在の情報化社会を支えているのは半導体を中心とする電子の流れ(電流)を制御する電子デバイ
スです.更なる省エネルギー・高速化の切り札として電子のスピン情報を活用するスピントロニクス
デバイスが期待されています.榮岩研究室では,スピントロニクスデバイス材料として,磁気ナノワ
イヤー或いはドットが絶縁体を介して規則配列したナノ構造体に注目し,その材料開発研究を行って
います.規則的なナノ構造を作るために,界面活性剤(石鹸)の自己組織化によって生み出されるハ
ニカム構造の活用も進めています.
榮岩 准教授
ナノ構造を観察するためには走査型透過電子
顕微鏡 (STEM) 等の最先端電子顕微鏡操作が
欠かせない
界面活性剤の自己組織化を利用したメソポー
ラスシリカ薄膜の電子顕微鏡写真.約 4nm の
細孔がハニカム状に規則的に配列
橋本 研究室
橋本研究室では,身体の様々な情報を取り出し,医療やコミュニケーションに利用することに取り
組んでいます.通常の機器ではコミュニケーションをとりにくい障がい者の支援方法にも取り組んで
おり,最近では視線を利用した入力装置や視覚や聴覚による刺激に対応する脳波を解析した入力手法
を研究しています.医療に役立つ分野の計測として,加速度センサによる身体のバランス評価やいび
き音の解析など,体にまつわる広い分野を手掛けています.
橋本 准教授
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視線検出を利用したソフトウェアキーボード
の研究.ディスプレイ下部の USB カメラで
利用者の眼の動きを検出している
脳波を利用したインタフェスのシステム構成
図特定の刺激を意識したことを,脳波から察
しようとする試み
信州大学工学部
7
研究室紹介
情報工学科紹介 2015
藤原 研究室
先のことは分からないが,今,行動を決めなければならないことがよくあります.日常生活のみな
らず,経済活動,ひいてはコンピュータの管理や設計においてもです.
「スキー板はレンタル? 買っ
てしまう?」
「次々と荷物がやってくるが,配送トラックにどのように詰めるべき?」 先のことの情
報があれば,それを基づいてうまい行動がとれます.しかしながら,
「一寸先は闇」といっていいほど
予測がつかない事例も少なくありません.藤原研究室ではそのような事例の本質を突き止めたうえで,
それに対する「戦略」や「アルゴリズム」を研究します.
藤原 准教授
「スキーレンタル問題」は,例えばモバイル
端末において「1 分操作がなければバックラ
イト消灯」などのモードを選ぶことと表裏一
体
「ビンパッキング問題」は,理論計算機科学の
重要なトピックであるだけなく,ロジスティッ
クや分散処理などに幅広い応用がある
丸山・宮尾・白井 研究室
丸山研究室では,宮尾研究室と共同で研究室を運営し,画像理解・認識・検索,3 次元復元,コン
ピュータグラフィックスなどを中心と した研究を行っています.我々人間は,目に映った画像から,
どのような色,形状,特徴を持つ物が存在しているのかを理解する高度で柔軟な能力を有しています.
また,このような能力は日々の経験の中で学習によって培われてきたものであると考えられます.当
研究室では,人間の持つこのような学習・認識能力をコンピュータ上で,コンピュータの特長を生か
して大量のデータを対象として,実現するための手法に関する研究を行っています.
丸山 教授
リアルなCGを高速に作成するための研究や, 国際学会で発表し,論文賞を受賞する学生も.
モーションキャプチャデータから強化学習と 上図は表彰式の様子と研究内容(確率的トピッ
(DAS2009)
呼ばれる手法でアニメーションを作成する手 クモデルを用いた文書画像認識)
法の研究なども行っている
宮尾研究室では,タブレット PC やスマートフォンなどで使われているペン入力やタッチ入力の情
報を活用した研究を中心に行っています.例えば,ペンで手書き入力された文字・記号・図形をコン
ピュータで逐次に認識・整形したり,以前に入力した情報を検索する手法について研究しています.
また,タッチ入力された情報を用いた研究では,そのジェスチャ(タッチした複数の指の動き)の登
録・認識を行ったり,それらの技術を用いたプログラム開発を行なったりしています.なお,当研究
室は丸山研究室と合同で研究活動を行っていますので,興味のある方はそちらもご覧ください.
信州大学工学部
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情報工学科紹介 2015
宮尾 准教授
ペンで手書き入力されたフローチャート(流
れ図)や楽譜をコンピュータが逐次自動認識
後,整形・出力するシステム
7 研究室紹介
スマートフォン上でのタッチ入力を用いた類
似画像検索システム.緑矢印の方向にタッチ
すると,画像群がらせん状に回転する
白井は多次元信号処理(画像/3D)を対象とした研究を行っています. 従来画像処理においては各
色ごとにフィルタ処理などが行われるのが一般的でしたが,近年では色の連続性を考慮してノイズを
抑えたり領域分割を行う研究が行われており,画像空間での2次元の連続性に加え,色空間内での3
次元の連続性を同時に満たすことが求められています. また,画像を画素単位で処理を行う単純時系
列信号処理に代わり,領域単位で領域の色や模様といった特徴を考えたり,複雑に隣接した近傍領域
との連続性を考える必要性がでてきています. 上述の問題を解決するため,古典的手法に加え,確率
的,物理的な新たな処理法を試みています.
白井 助教
画像合成によるノイズ除去.フラッシュ画像
(左)の模様とノンフラッシュ画像(中央)の
色合いを合成して作り出された画像(右)
人間の知覚に近い画像の作成.撮影された画
像(左)から被写体部分を検出して(中央)
,
背景をぼかして被写体を際立たせる(右)
山本 研究室
山本研究室では,より安全で効率的な検索を行うための基本技術の開発を行っています.社会の情
山本 教授
並列マシン:今後,ソフトウエアの効率化に
おいて重要な役割をなす.計算を行うための
多数の装置を持ち,分担して計算を行う
安全な検索システム:鍵をもつ正規利用者だ
けが,暗号化されたデータサーバにアクセス
し,データを検索することができる
報化が進むにつれ,大量のデータが電子化され,コンピュータに保存されるようになってきています.
このような大量のデータから目的のデータを探すためには,効率的な検索技術が必要です.また最近
では,個人情報など他人に知られたくない情報を扱うことが多くなってきているため,このような情
35
信州大学工学部
研究室紹介
7
情報工学科紹介 2015
報を保護しながら検索する技術も重要になってきています.研究室では,効率的な検索を行うための
技術,安全性に配慮した検索を行うための技術に関する研究を行っています.
劉 研究室
劉研究室では,電子の電荷とスピンを制御することによって,より高密度,高速,低消費電力の不
揮発性メモリ及び不揮発性ロジック素子の創成を目指します.注力しているのは,電流,電圧による
スピンの方向の直接かつ自由に制御に向かってチャンレンジしています.同研究室では,髪の毛の直
径の千分の一以下の厚さを持つ薄膜の作製技術とフォトリソグラフィーを用いたマイクロスケールの
微細加工技術を組み合わせて,新規なメモリ素子の形成とその電気伝導特性,磁気特性,微細構造等
様々な評価を行っています.
劉 教授
和
研究室のナノリソグラフィー加工の例.この画
像は原子間力顕微鏡のイメージです.1 nm =
10 億分の 1 メートル
研究室で作成したスピンメモリ素子
研究室
情報システムの「信頼性 (Dependability)」に関して,ネットワークの QoS・暗号化通信に代表され
る「安全性 (Safety)」とともに,システムの堅牢性 (Reliability) を確保することが大変重要です.高い
信頼性が要求される情報システムのために,可能な限り誤り(バグ)を排除した設計に仕上げていく
ことが重要な課題です.私たちの研究室では,「100%バグフリー設計」を目指し,ソフトウェア分野
で (1) 特に並列システムを対象とした,設計の全網羅的な検査システムと検証ツールの開発と (2) 上流
工程からの一貫設計検証環境,などを研究しています.
和
教授
信州大学工学部
HiPS ツール:階層型ペトリネットを設計・
解析・シミュレーション実行する統合環境
http://sourceforge.net/projects/hips-tools/
SPIN モデル検査ツール統合環境 iSPIN によ
る検証とランダムウォーク・シミュレーショ
ン実行の様子(通信プロトコル設計の検証中)
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情報工学科紹介 2015
8
教育用電子計算機システム
教育用電子計算機システム
8
当情報工学科の計算機システムは 4 年毎に更新され,2014 年春に 8 代目のシステムとなった.現
在,「高速・高柔軟性ネットワークシステム」を核とした構成になっている.これは,1998 年春入学
の学部学生以降,入学時に個人のノート PC を購入してもらっており,その PC を中心とした教育構造
の転換が浸透したことにも起因する.また,昨今のインターネット環境における安全性の低下を考慮
し,セキュリティを考慮したシステムとなっている.特に,インターネット側から学科内利用者端末
への攻撃の対応を重視した設計になっている.
8.1 高速・高柔軟性ネットワークシステム
学科外との接続はギガビットイーサを通じて行われ,インターネット接続ポイントまでの高速通信
が保証されている.また,学科内のサブネットもギガビットイーサによる接続となる.教室など不特
定多数の者が利用するサブネットについては,大学全体が提供するセキュアネットに接続することで,
セキュリティ対策と来訪者等への利便性の両立を図っている.また仮想化ネットワーク技術により,異
なるフロア間であっても,研究室毎のプライベートなネットワーク接続ができるよう設計されている.
8.2 サーバシステムの仮想化
本学科では,通常のネットワークサービスに加え,授業支援のために,数多くのサーバを運用して
いる.これらのサーバ運用においては,省エネルギーや運用の簡便さから,サーバ仮想化技術を用い,
数台の仮想化サーバへと集約している.更に,仮想化サーバの冗長化を行い,耐障害性を高めたシス
テム構成となっている.
8.3 システム利用の留意点
・ 主なサービスについては以下の URL を参照されたい.
http://www.cs.shinshu-u.ac.jp/ComputerSystem/
・ 講義室 (115,215 室),プロジェクト実験室 (414 室),および,各階コミュニティスペースにおい
ては,大学が提供するセキュアネットに接続可能である.その際には ACSU へのログインが必
要となる.
37
信州大学工学部
情報工学科教職員
9
情報工学科紹介 2015
情報工学科教職員
9
9.1
教職員名簿
(50 音順)
学外からの電話は 026-269-(内線番号)
学科外からの e-mail は @cs.shinshu-u.ac.jp を付加すること
氏 名
内 線
専門分野
e-mail
教 授
デービッド アサノ
5491
通信工学,情報システム
david
香山 瑞恵
5473
学習支援工学,生体情報工学
kayama
齊藤 保典
5457
情報センシング,光情報技術
saitoh
師玉 康成
5463
定理証明支援系,非線形系の解析
shidama
丸山 稔
5452
機械学習,コンピュータビジョン,CG
maruyama
山本 博章
5485
情報検索,アルゴリズム論
yamamoto
劉 小晰
5480
情報エレクトロニクス
liu
和
5464
並列システムモデル,形式検証,モデル検査
wasaki
克己
准教授
井澤 裕司
5490
画像通信,変復調理論,符号理論
yizawa
岡野 浩三
5469
ソフトウェア工学,モデル駆動開発,仕様記述検証
okano
川原 琢也
5458
惑星大気光学観測
kawahara
ポーリン カワモト
5591
自動設計,形式設計,教育工学
pauline
小林 一樹
5456
インタラクションデザイン,情報センシング
kby
上口 光
5489
半導体集積回路設計,計算機アーキテクチャ
johguchi
新村 正明
5569
情報通信ネットワーク,教育工学
niimura
榮岩 哲二
5565
ナノデバイス,薄膜工学,磁気工学
haeiwa
橋本 昌巳
5471
生体情報工学,福祉情報工学
hasimoto
藤原 洋志
5470
アルゴリズムの設計,オンライン最適化,関数解析
fujiwara
宮尾 秀俊
5453
HCI,音楽情報処理
miyao
助 教
岡
裕之
5503
暗号理論,安全性検証,数論アルゴリズム
okazaki
小形 真平
5468
モデル駆動工学,要求工学
ogata
國宗 永佳
5502
教育工学,学習環境,システム開発
kunimune
白井 啓一郎
5486
静止画・動画像処理,多次元信号処理
shirai
冨田 孝幸
5455
情報センシング
tomida
山
5477
非線形系の解析,形式検証系,暗号理論
yamazaki
浩
職 員
冨岡 美佐子
5494
tomioka
堀内 美惠子
5478
horiuchi
信州大学工学部
38
情報工学科紹介 2015
9 情報工学科教職員
9.2 科内委員名簿
役 職
担当業務
学科長
齊藤 保典
学科の総括
副学科長
山本 博章
学科長代理
学務委員
小林 一樹
授業,履修,単位,休学,退学,復学
に関する相談
1 年生担任
上口 光 (正),冨田 孝幸 (副)
2015 年度入学生の担任
2 年生担任
劉 小晰 (正),小形 真平 (副)
2014 年度入学生の担任
3 年生担任
井澤 裕司 (正),白井 啓一郎 (副)
2013 年度入学生の担任
3 年生担任
宮尾 秀俊
研究室に配属されていない 2012 年度入学生
の担任
3 年生担任
新村 正明
研究室に配属されていない 2011 年度入学生
の担任
3 年生担任
劉 小晰
研究室に配属されていない 2010 年度入学生
の担任
就職担当
39
担当教員
伊東 一典 (正・就職支援室),
橋本 昌巳 (副)
進路に関すること
IT 大学院担当
師玉 康成
インターネット大学院に関すること
計算機担当
新村 正明
科内のネットワーク,計算機システム,
貸し出し PC に関すること
信州大学工学部
10
10
情報工学科建物案内図
情報工学科紹介 2015
情報工学科建物案内図
デービッド
アサノ
(5491)
614
613
612
616
617
EV
611
井澤裕司
(5490)
615
トイレ
513
602
512
516
517
EV
610
山本博章 藤原洋志
(5485)
(5470)
609
608
607
6階
606
E
P
S
604
給
湯
室
605
新村正明 國宗永佳
(5569)
(5502)
510
509
和崎克己
(5464)
508
507
5階
506
コミュニティ
スペース
501
502
岡野浩三
(5469)
413
ポーリン
カワモト
(5591)
603
トイレ
511
劉小晣
(5480)
515
給
湯
室
コミュニティ
スペース
601
上口光
(5489)
514
E
P
S
412
トイレ
EV
411
プロジェクト実験室
503
504
505
E
P
S
給 小形真平 白井啓一郎 宮尾秀俊
湯 (5468)
(5453)
(5486)
室
403
404
410
409
408
丸山稔
(5452)
407
4階
406
コミュニティ
スペース
415
401
402
405
414
冨田孝幸
(5455)
314c
313
314
312
トイレ
311
斉藤保典
(5457)
315
EV
E
P
S
給 岡崎裕之 山崎浩
湯
(5503)
(5477)
室 310
309
3階
師玉康成
(5463)
308
307
306
コミュニティ
スペース
301
302
303
304
305
314b
314a
複写室
214
トイレ
213
第2講義室
212b
トイレ
事務室
(5494)
EV
212a
香山瑞恵
(5473)
会議室
会議室
216
201
202
E
P
S
給
湯
室
小林一樹
(5456)
橋本昌巳
(5471)
211
210
209
208
2階
207
コミュニティ
スペース
203
204
205
206
215
トイレ
114
113
トイレ
112
111
EV
E
P
S
給
湯
室
1階
川原琢也 榮岩哲二
(5565)
(5458)
110
109
108
107b
玄関・ホール
第1講義室
115
信州大学工学部
116
101
102
103
104
105
106
107a
( )内は内線電話番号
学外からは 026-269-( )
40
情報工学科紹介 2015
信州大学工学部案内図
11
11 信州大学工学部案内図
N
武
道
場
機
械
実
験
棟
正門
環境機能
工学科
(SASTec)
情報工学科
国際科学イノベーション
講義棟
加セ
工ン
技タ
術|
科学技術総
合振興センター
警備員室
センター
バス停
総合研究棟
機械システム
工学科
図書館
機械システム
工学科
物質工学科
東門
建築学科
電気電子工学科
土木工学科
テニスコート
土木実験棟
保健室
総合情報
センター
体育館
セ地
ン域
タ共
|同
研
究
広場
学部
共通棟
物質工学科
UFO
長野
電気電子工学科
事務部
太田国際 リサイクル
センター
記念館
食堂
課
外
活
動
2F
就職支援室
売店
グラウンド
駐車場
バス停
南門
〒
バス停
学生寄宿舎
長野国際交流会館
41
教職員宿舎
信州大学工学部
メモ欄
メモ欄
メモ欄
% こんなプログラムでした
% MATLAB code
% 画像を読みこみ、輪郭を抽出
Bnds = bwboundaries(1 ~= imread('badge.png') );
for n = 1:50
badge.png
for i = 1:length(Bnds)
画像ファイル
B = Bnds{i};
% フーリエ変換を介した簡略化
FB = fft(B,[],1); % フーリエ変換
FB(1+n:end-n+1,:) = 0;
B = real( ifft(FB,[],1) ); % 逆フーリエ変換
% 結果表示
if i == 1; plot( B(:,2), B(:,1) );
else hold on; plot( B(:,2), B(:,1) ); hold off; end
end; drawnow;
end
輪郭を表す関数をフーリエ変換し,主要な基底のみを残して再構築した輪郭.
用いた基底数はそれぞれ 3, 5, 9, 17, 33 そして 65.
発行者: 信州大学工学部情報工学科
連絡先: 〒380-8553 長野市若里4-17-1
電話 026-269-5494 (学科事務)
FAX 026-269-5495
発行日: 2015年 4月 1日
【再生紙使用】
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