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(企業等部門)(平成14~27年度)(PDF形式:590KB)
情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 業 績 H 14 経済産業大臣 NECフィールディング(株) 保守グループ 佐々木 龍幸 コンピュータの障害発生から復旧に至る技術支援プロセスをを分析し、サービスプロセス統合支援システムを開発し、保守員個々の能力に依存した支援か ら組織的かつ全社的な支援を可能とし、障害復旧時間の大幅な短縮を図った。 H 14 経済産業大臣 (株)アイワバンク銀行 代表取締役社長 安斎 隆 どの銀行でも使用でき、24時間365日稼働するATMネットワークを短期間に構築することにより、ATM利用者へ社会インフラとしての利便性を提供 するだけでなく既存の銀行の合理化(店舗の統廃合等)、効率化にも寄与し社会貢献を果たした。 H 14 経済産業大臣 (株)インテリジェントウェイブ 代表取締役社長 安達 一彦 クレジットカード業務の社会的なインフラであるオンラインオーソリシステムを24時間365日稼働するサービスとして提供し、クレジットカードのネットワーク基盤構築に貢献 するとともに、利便性の実現に大きく貢献するシステムの開発を行うなど情報化の進展に貢献した。 H 14 経済産業大臣 (株)仙台ソフトウェアセンター 代表取締役社長 加藤 義雄 宮城県の基幹システムをクライアント/サーバシステム化として再構築する業務において、地域のソフトウェアハウスのSE、プラグラマーを活用し短期間で完成させる など、電子自治体構築に向けたシステム基盤構築はもとより、地域ベンダーの育成に多大な貢献をした。 H 14 経済産業大臣 (株)セラーテムテクノロジー 代表取締役社長 新藤 次郎 「VFZ」、「PADS」は、デジタル画像ファーマット及びセキュリテイー技術で最もデジタルアーカイブに適しており、欧米諸国や国内の美術館などで使用されてい る。また、商業分野においてもデファクトスタンダードの地位を築きつつあるなどデジタリアーカイブの振興に多大な貢献をした。 H 14 経済産業大臣 ダイキン工業(株) 代表取締役会長兼 井上 礼之 CEO ITを活用した顧客視点からの抜本的経営革新を進め、ネットワークを活用した空調機の遠隔保守や「24時間365日顧客対応」さらには市場変動 対応型システムなど先進ITシステムの構築を進め設備業界のIT活用に先導的役割を果たした。 H 14 経済産業大臣 日立ソフトウェアエンジニアリング(株) 代表取締役会長 佐藤 孜 創業以来、官公庁、金融・保険・証券業向け大規模業務システム開発など社会基盤として重要なシステム開発に取り組むとともに、早くからバ イオインフォマティクス事業等に取り組み、新しいサービスを提供し、業界のリーディングカンパニーとして我が国の情報化に多大な貢献をした。 村井 純 次世代インターネットプロトコルIPv6の研究開発及びその成果の公開を通じて、IPv6の研究開発、標準化及び実用化を国際的に先導し、IPv6の普 及に多大な貢献をした。 H 14 総務大臣 KAMEプロジェクト H 14 総務大臣 学校法人滝学園 理事長 滝 富夫 「メディアコミュニケーションセンター」を利用した実践授業・インターネットによる海外の学生との国際会議を行うなど情報通信を教育現場で積極的に活用し ているほか、同センターを地元の高齢者に開放し異世代間交流を自主的に行うなど、地域情報化にも多大な貢献をした。 H 14 総務大臣 三鷹市 市長 安田 養次郎 市内小中学校の通信インフラ、全国の教育ネットワーク中央センターの整備及び教育用コンテンツ・データベースの整備を通じて、ハード・ソフト両面から教育の情報 化に先導的役割を果たしてきたほか、証明書等の自動交付システムや公共施設の予約システムを早期に導入するなど行政の情報化に積極的に取 り組み、地域情報化に多大な貢献をした。 玉田 博亮 同協会は、設立以来、建設情報システムの研究開発、建設情報の提供、情報化の啓発・普及等を積極的に推進してきた。特に、同協会が開 発・標準化した公共事業支援統合システム(CALS/EC)は、平成13年度に本格運用を行い、国土交通省の推進する公共工事入札契約の透明性 の向上、競争性の一層の向上等に多大な貢献をした。同システムは、Web上で発注情報を公開する入札情報サービス、電子入札システム、電子納品 システム等で構成され、公共事業に係る情報の入手及び手続をインターネットを用いて行うことを可能とした画期的なものである。同協会は、最 新のITを取り入れ、我が国の建設分野の情報化推進に係る主導的な役割を果してきた。 H 14 国土交通大臣 (財)日本建設情報総合センター 理事長 1 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 H 14 国土交通大臣 東日本旅客鉄道(株) 役 職 代表取締役社長 代表者名 業 績 大塚 陸毅 同社は、新会社発足時から、ICカードの鉄道事業への応用について全社をあげて取り組みを行い、昨年11月に、非接触式ICカード「Suica」 を活用した新しい出改札システムのサービスを開始した。同システムは、乗車券をカードリーダにかざすだけで改札口を通過できる等最新技術の利便 性を数百万人もの利用者にもたらしたものであり、情報技術の大規模実用化の例として画期的なものである。今後、他の交通事業者と の相互利用等の発展性が期待される等、同社の情報化に対する取り組みは、先進的で模範となるものである。 大星 公二 同協会は、設立以来、一貫してテレワークの推進に取組み、その普及促進のため、企業、団体、関係官庁等に対し、積極的に啓蒙等の活動 を行ってきた。その結果我が国のテレワーク人口は平成8年の81万人から平成12年には246万人と3倍の伸びを示すに至った。テレワーククの普及 は、人口の都心部への一極集中を是正し、地域社会を活性化するものであり、情報化が社会経済の効率化に貢献する好例といえる。か かるテレワークの普及に多大な実績を上げた同協会の取り組みは、情報化推進の目的である社会経済の効率化への貢献という観点から模範 となるものである。 H 14 国土交通大臣 (社)日本テレワーク協会 会長 H 15 経済産業大臣 OCAITシステムサポートチーム 保守グループ代表者 浜野 正和 多数の銀行に設置されているATMの運用と監視を行う「自動化機器集中監視システム」や企業を中心とした「電報FAX受付支援システム」などワンストッ プサービスを実現するサポートシステムを開発し、利用者の利便性の向上に多大な貢献をした。 H 15 経済産業大臣 熊本ソフトウエア(株) 代表取締役社長 足立 國功 「身体障害者ソフトウエア開発訓練センター」を開設し、身体障害者が情報処理技術者として社会で自立できるよう訓練するなど、情報処理技術者 の育成及び身体障害者の就業機会拡大に多大な貢献をした。 H 15 経済産業大臣 (社)和歌山情報サービス産業協会 会長 釜中 甫干 和歌山県の情報化を促進するとともに、児童・生徒・学生を対象としたソフトウエアコンテストや産学交流を図る技術研修事業を開催することに より、高度情報社会を担う人材育成や情報サービス業界のスクルアップに多大な貢献をした。 H 15 経済産業大臣 セレスター・レキシコ・サイエンシズ(株) 代表取締役社長 土居 洋文 テキストマイニング技術を用いて、大量の医薬関連雑誌から情報を収集・分析・整理・関連付けを自動的に行うシステムを開発し、研究者が研究テー マやアイディアを効率的かつ網羅的に価値評価することを可能にした。 H 15 経済産業大臣 ティーディーシーソフトウエアエンジニアリング(株) 代表取締役社長 河合 輝欣 昭和38年12月設立以後、我が国情報化の黎明期から、業界の先駆者として、情報サービス産業の発展や情報化の促進に尽力するととも に、各種業界活動に積極的に参加し、業界発展の基礎を築くなど多大な貢献をした。 石田 晴久 我が国の情報セキュリティ意識の啓発に尽力するとともに、最新の情報セキュリティ技術及び情報 セキュリティへの脅威に関する情報提供を行い、ネットワー ク社会の情報レベルの維持・向上に多大な貢献をした。 平松 庚三 基本的な業務知識さえあれば、パーソナルコンピュータ初心者でも簡単に導入し、やさしく運用できる「弥生シリーズ」と称する業務ソフトウエアの開発・ 販売を通じ、中小企業の業務効率化及び情報化の進展に大きく貢献した。 江﨑 浩 IPv6ネットワークの設計・運用技術に関する研究開発や、IPv6関連機器の相互接続の検証実験を実施し、日米のIPv6関連機器メーカーの機器開発 及び機器間の相互接続性の向上に多大な貢献をした。 増田 寛也 「岩手山・広域情報通信ネットワーク」を整備し、防災分野における情報処理システム導入の効果を具体的に示したモデルシステムとして、県民の生活の 向上に貢献したほか、他地域への波及を通じ全国的な情報化促進に多大な貢献をした。 H 15 経済産業大臣 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協 会長 会 H 15 経済産業大臣 弥生(株) H 15 総務大臣 IPv6トラフィックエンジニアリング技術の研究開発グ ループ H 15 総務大臣 岩手県 代表取締役社長 知事 2 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 H 15 総務大臣 三重県 知事 H 15 国土交通大臣 特定非営利活動法人国土空間データ基盤推 理事長 進協議会 代表者名 業 績 野呂 昭彦 県内すべての市町村でCATVを利用できる環境を整備し、高速インターネットサービスを実現する等、全国に先駆けて地域情報化を推進し、県民の 生活の向上に貢献したほか、他地域への波及を通じ全国的な情報化促進に多大な貢献をした。 相原 宏徳 同協議会は、GIS(地理情報システム)の普及促進を行うことを目的として発足以来 出版、講演会、セミナー、GIS総合情報提供サイト(GISサイバー見 本市)の運営を通じて、広く国民に対してGISに関する関心を高めるなど、GISの普及啓発に関して先導的な役割を果たした。 H 15 国土交通大臣 新東京国際空港公団 総裁 黒野 匡彦 同公団は、政府の「e-エアポート構想」に基づき空港内に世界最速のブロードバンドインターネットを利用できる環境を整備するなど、空港利用者の利 便性を図ることにより、空港の情報化の促進 に多大な貢献をした。 H 15 国土交通大臣 (社)日本マリーナ・ビーチ協会 会長 松尾 道彦 同団体は、プレジャーボートの安全、快適かつ適正な利用促進のためのデータバンク「海覧版」を整備しインターネット公開することにより、我が国の海 洋性レクリエーションの振興と放置艇の解消に貢献した。 理事長 五月女 喜二 企業から提供された中古パソコンを契約した障害者施設に再生を委託し、社会貢献団体へ無償寄贈するとともに、高齢者・障害者に優し くITを教える「シニア情報生活アドバイザー」を養成、IT講習会を実施するなど、高齢者・障害者の情報化に貢献した。 H 16 経済産業大臣 (株クレセント 代表取締役社長 古閑 睦朗 視覚障害者等の情報弱者も自由に情報を取得できる社会実現のため、次世代音声認識技術を核とした音声認識ソリューションの開発を行い、 行政のホームページへの音声認識技術の導入を全国で初めて実用化。行政ホームページへのボイスポータル化を実現するなど情報化に貢献した。 H 16 経済産業大臣 (株)システムサポート 代表取締役社長 深澤 達郎 社会問題化している情報セキュリティ防止を目的に、組織上の管理者等のレベルで状況管理ができる「エレクトリックアイ」を開発。入力文字列の取得、ア イドル時間控除による正確な業務量の計測等の特徴をもち、仕事の軽量化、情報セキュリティ向上に著しい貢献をした。 代表理事 堀池 喜一郎 三鷹市の協働事業として、学校教育、高齢者、IT講習事業、地域産業等様々な分野に関わり業績をあげ、地域情報化に貢献し、平成16 年度国民生活白書にも先進的取組の成功事例として取り上げられ、日本経済新聞社「日経地域情報化大賞」受賞。 H 16 経済産業大臣 (株ジャスティック 代表取締役社長 神山 茂 独自開発した「ソフトウェア生産管理システム」を基本に、IS09001を取り入れるなど、独創的な品質保証体系を確立し、役務提供から一括請負へ のビジネスモデルの転換等を業界内で率先して実施。情報サービス市場の健全化に大きく貢献している。 H 16 経済産業大臣 (株)名古屋ソフトウェアセンター 代表取締役社長 内藤 進 ITSSP事業に積極的に参画し、県内中小企業のIT活用による経営活性化に大きく貢献するとともに、ITコーディネーター制度の普及、育成にも 意欲的に取組み、地元金融機関及び商工会議所等と連携しながら中小企業のIT投資支援・経営活性化を推進するなど情報化に貢献して いる。 H 16 経済産業大臣 (株)メリーチョコレートカムパニー 代表取締役社長 原 邦生 中小企業としては極めて早くから経営にITを活用し、生産から物流、販売、財務、人事の統合的なシステムを一社で構築するとともに全社 員での情報共有、取引先企業に対する情報提供などにより、経営効率化に継続的に取組み経営改革に成功。中小企業のIT活用の模範的 事例。 H 16 経済産業大臣 H 16 経済産業大臣 特定非営利活動法人 イー・エルダー 特定非営利活動法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹 3 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 業 績 H 16 総務大臣 川口市 市長 岡村 幸四郎 行政相談・情報提供システムをはじめとする公共施設のネットワーク接続や市民向けのキオスク端末を設置する一方で、防災・衛生・教育といった住 民向けのアプリケーションンの面においても先進的な情報化施策を推進しており、他の自治体の模範として地域情報化の推進に大きく貢献。 H 16 総務大臣 タイムビジネス推進協議会 会長 大橋 正和 標準時配信サービスや時刻認証サービスを行う「タイムビジネス」に関する調査・研究、シンポジウムの開催などを通じてタイムビジネスの早期普及を図り、 我が国におけるタイムビジネスを積極的に推進し、高度情報通信ネットワーク社会の構築に大きく寄与。 H 16 総務大臣 (社)テレコムサービス協会VoIP推進協議会 会長 志岐 紀夫 電気通信事業者に対して050番号の申請方法、品質評価方法等をわかりやすく示した「IP電話の総合品質とIP電話番号申請のためのガイ ドライン」の作成に尽力したほか、電気通信事業者が総合品質を測定評価するための「IP電話の通話品質測定ガイドライン」を作成するなど、 050番号を用いるIP電話の普及促進を図り、情報化促進に大きく貢献。 H 16 国土交通大臣 (財)建築行政情報化センター 理事長 救仁郷 斉 発足以来、膨大な量の建築確認関係情報のデータベース化や建築確認支援システムの開発などを通じて、建築行政の情報化を推進してきた。特 に、平成15年度には利便性の高い建築確認支援システム「ほくと」の導入や誰でも無料でダウンロードのできるサイトを開設するなど、建築行政の 情報化の普及啓発に多大な貢献をした。 H 16 国土交通大臣 東海旅客鉄道(株) 代表取締役社長 松本 正之 これまで、列車運行系システムの高度化に取り組み鉄道事業の安全性と正確性の向上に先導的な役割を果たしてきた。また、何時でも何処 でも携帯電話やパソコンから簡単な操作で東海道新幹線の指定席予約や変更取消ができる「エクスプレス予約システム」を導入し顕著な成果をあげ、 国民生活の向上に多大な貢献をした。 H 16 国土交通大臣 (株)日本航空 代表取締役社長 新町 敏行 従来から、ホームページ等を活用した航空券の予約購入サービスの向上に積極的に取り組んできた。平成15年度には、世界で初めて携帯電話 を使った国内線航空券の決済と搭乗手続きができる「ケータイチェックイン」システムを導入し顕著な成果をあげた。情報化の先導的役割を果たすとと もに、国民生活の向上に多大な貢献をした。 H 17 経済産業大臣 住友電気工業(株) 社長 松本 正義 誰でも簡単にソフトウェア開発が可能なミドルウェアを開発し、1/3の期間でのシステム構築を実現。自社及び関連会社の基幹システムのオープン化により管 理コストの低減を実現。情報化の先導的事例として積極的に産業界や新聞・雑誌等により公表し、産業界全体の情報化にも貢献した。 H 17 経済産業大臣 KDDI(株) 代表取締役社長兼 小野寺 正 会長 企業合併により保守効率が悪く機能追加も容易ではなかった基幹システムを、概念データ・モデルの導入により、めまぐるしく変化する経営環 境に対応でき、かつ大幅なコスト効果を見込める大規模情報システムの構築に成功した。 H 17 経済産業大臣 (株)アキュラホーム 代表取締役 宮沢 俊哉 同社が主宰する全国工務店ネットワークを活用し、顧客情報、住宅契約状況、販促資料等の共有化による迅速で正確な会員サポートで業界情報 化に貢献。ホームページ上における顧客への3次元CADによる図面の無償提供による住宅作り支援等、顧客満足度経営を実践し情報化に貢献 した。 H 17 経済産業大臣 (株)ビック 代表取締役社長 村上 幸三 GPS,GPIを活用してクレームや入居率等をリアルタイムに管理するシステムや、顧客の地域ごとに希望物件を大型スクリーンに表示するシステムの導入により顧 客満足度向上を図り、物件、空き室状況を3D化して顧客に提供するなど、経営にITを積極的に活用し経営の効率化を実現している。 H 17 経済産業大臣 (株)ラック 代表取締役社長 三輪 信雄 企業の情報システムを遠隔管理するオペレーションセンターを設立し、企業等のセキュリティー確保に尽力するとともに、常に新たな脅威への対策を研究。 技術力、ノウハウの蓄積による不正アクセス等の原因究明、対策に貢献するなど情報セキュリティー確保に顕著な貢献をした。 4 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 業 績 H 17 経済産業大臣 (株)CSKシステムズ 代表取締役社長 広瀬 省三 システム生産性向上度合を定量的に捉える独自の生産管理及び品質管理システムを確立。ビジネスモデルの転換を図り、新しい経営分野の開拓、IT を基盤とするサービス分野の拡大など時代を先取りした経営戦略による高収益を実現。人材の育成・確保にも尽力するなど情報化に貢献 した。 H 17 経済産業大臣 (株)大和コンピューター 代表取締役社長 中村 憲司 品質向上の世界的モデルとなっているCMM及びCMMIを導入。日本のソフトウェア開発企業として初めてCMMIレベ゙ル4を取得。社内に公式インストラクター を養成し、SEI認定の講習を実施するなど、CMM、CMMIの普及を通じて情報化に貢献した。 H 17 総務大臣 (社)デジタルメディア協会 理事長 山科 誠 デジタルコンテンツ産業の発展、作品の質的向上、制作者の制作意欲の向上及び人材育成を目的とする顕彰(デジタルコンテンツ・オブ・ジ・イヤー・AMDアワー ト)の主催、著作権に係る課題解決に向けた検討・協議の開催や、専門テーマに基づいたセミナーの開催及びデジタルメディアに関する調査研究の 実施等を通じ、我が国のデジタルコンテンツの制作を通じた情報通信業界の発展や、広く国民の情報化に対する普及・啓発に多大な貢献をし た。 H 17 総務大臣 名護市 市長 岸本 建男 名護市内の公共施設を光ファイバで接続する地域イントラネット基盤施設整備事業の実施や、企業誘致のためのインキュベーション施設や企業向け超高速 専用線サービスを提供する「北部広域ネットワーク」の整備のみならず、一般住民のためのe-ラーニングシステムの導入など、産業振興と住民サービス向上 に努力し、地域情報化の推進に大きく貢献した。 H 17 総務大臣 兵庫ニューメディア推進協議会 会長 水越 浩士 昭和59年の設立時より調査研究や普及・啓発活動等を通じて、地域におけるケーブルテレビやインターネットなどの基盤整備、防災をはじめとする 情報システムの整備などの提案に、産・学・官・民連携して取り組み、兵庫県が全国有数の情報化先進県となることに実務面において大き く貢献した。 H 17 国土交通大臣 遠州鉄道(株) 代表取締役社長 竹内 善一郎 バス・電車共通で利用できる非接触ICカードを導入し、平成16年8月には全駅・全バスで利用可能とした。平成17年6月現在、利用者が10万 人を突破し、利用率も60%を超えるなど短期間で普及させた。バス・電車共通ICカードとしては、全国初の本格運用であり、バスの降車時 間が約20%短縮され、ラッシュ時の渋滞解消に大きな効果が現れている。切符等不要によるコスト削減、磁気カードに比べメンテナンスコストも大幅に削 減できるなど、中小企業において効率的なシステムを導入し、企業の情報化を促進するとともに国民生活の向上に多大な貢献をした。 H18 経済産業大臣 情報技術開発(株) 代表取締役社長 竹田 征郎 ソフトウェアの開発能力を客観的に測定する独自の「ソフトウェアプロセス標準」を制定し、ソフトウェアの品質向上に努めるととも に、バイオメトリクスを応用した高速・高精度の顔認証システムを実現するなど、情報セキュリティ分野においても貢献。 H18 経済産業大臣 都築テクノサービス(株) 代表取締役社長 広林 謙祐 ITを活用した障害管理システムの構築等によりシステム障害に係る現場情報の早期伝達・共有化を図り、エンジニアの迅速な派遣や 障害修復時間の短縮を実現し、保守サービスにおける顧客満足度の向上に大きく寄与。 H18 経済産業大臣 JFEスチール(株) 代表取締役社長 (CEO) 馬田 一 会社統合を契機に情報システムの大幅な見直しを行い、商談、製品仕様、注文の全ての情報を一元管理することにより、物件注文型、 リピート注文型等の多様な販売形態を実現し、顧客からの要求にも柔軟に対応。同時に、生産計画の短期化も達成するなど、他社の模 範となるIT経営を実践。 H18 経済産業大臣 昭和電機(株) 代表取締役 柏木 武久 ITと優れた生産性システム(画面、仕様書をデータベース化した「技術図書提供システム」等)を融合させてビジネススタイルを大 幅に改善するとともに、顧客情報・技術情報の効率的管理により優れたナレッジ・マネージメントを確立するなど、先進的なIT経営 を推進。また、IT経営応援隊の「平成16年度IT経営百選」において最優秀賞を受賞するなど、IT経営応援隊活動にも大きく貢 献。 H18 経済産業大臣 (株)BIG RENTAL 代表取締役社長 四家 千佳史 レンタル建設用の機械・設備を本部のコールセンターで集中管理し、顧客の要望に応じて、どこの支店にあっても機械を運ぶ体制を整 備し、ITを活用した広域かつ効率的に運用を実現させ、業界水準を大幅に上回る稼働実績を達成。また、ITを活用した巡回給油 サービスとして燃料供給システムを構築して顧客満足度を高めるなど、優れたIT経営を実践。 5 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 特定非営利活動法人NPO情報セキュリ 理事長 ティフォーラム 代表者名 業 績 岡崎 洋 自治体と密接に連携しつつ、神奈川県内各地でインターネット安全教室を多数開催し、セキュリティ対策に関する普及啓発に尽力。ま た、教育現場における事故・対応事例集の作成や各種意識調査・実態調査等を通じ、情報セキュリティに関する基礎データの整備にも 大きく貢献。 H18 経済産業大臣 H18 商務情報政策 (財)ハイパーネットワーク社会研究所 理事長 局長 公文 俊平 自治体と密接に連携しつつ、九州各県でインターネット安全教室を多数開催し、セキュリティ対策に関する普及啓発に尽力。また、教 育現場における情報モラル普及啓発活動等を通じて、情報セキュリティに対する認識の向上に先導的役割を果たす。 H18 商務情報政策 日本コンピュータセキュリティリサーチ 代表取締役社長 局長 (株) 村上 清治 ウイルス対策のための非営利団体AVARの事務局として、アジア太平洋地区のアンチウイルス研究機関/研究者のネットワークを構 築するとともに、毎年世界各地で開催する会議を通じ、アジア地区のウイルス事情に関する情報提供に貢献。また、ウイルス解析に関 し、我が国で最高レベルの技術力を保有。 H18 商務情報政策 特定非営利活動法人新潟情報セキュリ 局長 ティ協会 代表理事 石黒 義久 県内各地でインターネット安全教室を多数開催し、セキュリティ対策に関する普及啓発に尽力。また、ネットワークセキュリティワー クショップin越後湯沢その他の情報セキュリティ対策に関するセミナーを全国各地で開催し、情報セキュリティに対する認識の向上に 先導的役割を果たす。 H18 総務大臣 (社)伊都医師会 会長 横手 英義 平成14年6月に医師会会員の9割の医療機関が構成するネットワーク上の仮想病院「ゆめ病院」を全国に先駆けて立ち上げ、医療機 関が連携した地域住民の診療情報を共有するシステムを構築し、一貫した医療の提供を通じて、重複検査の抑制や医療費負担の軽減 等、患者の立場に立った医療の効率化を大いに推進するなど、情報通信を利用した医療分野からの地域住民の利便性の向上に多大な貢 献。 H18 総務大臣 (株)中海テレビ放送 代表取締役社長 秦野 一憲 地域のケーブルテレビとして、放送のデジタル化や通信のブロードバンド化を推進するとともに、地域の行政・団体・個人と連携して 他に類を見ない6チャンネルのコミュニティチャンネルを自主制作し、住民参加型の情報発信を成功させており、またインターネット 講習会の開催、鳥取県内のケーブルテレビとの広域連携による県域情報発信の強化を図る等、地域の情報化推進に多大な貢献。 H18 総務大臣 北海道長沼町 町長 板谷 利雄 地域公共ネットワーク等と2.4GHz帯無線LAN装置を組み合わせ、無線施設の総数が1,400台を超える大規模なネットワー クを構築し、住民向け高速インターネット接続環境を実現したことにより、デジタル・ディバイド地域の解消、また加入者間回線及び 拠点間通信への積極的活用が地域情報化に多大な貢献。 H18 総務省情報通 (株)仙南情報技術センター 信政策局長 代表取締役社長 晋山 孝善 地域に密着したインターネット関連サービスを提供する事業を行う一方、初心者でも理解しやすいような情報セキュリティについて自 習のための教材を開発し、「インターネット安心安全講座」として無料でWeb上に公開する等地域におけるインターネットの普及の ための活動を行い、特に地域における情報セキュリティ意識の向上に大きく貢献。 H18 総務省情報通 (株)ネットフォレスト 信政策局長 代表取締役 高橋 佑至 地域に密着したインターネット接続サービスを提供する中で、情報セキュリティの集中啓発やサーバー型ウィルス対策ソフトの提供を はじめとしたセキュリティの高いサービス提供を行い、地域におけるセキュリティ意識の向上に大きく貢献。 H18 国土交通大臣 中部国際空港(株) 代表取締役社長 平野 幸久 空港会社が提供する各種サービス、空港における手続き、空港保安検査の実施等空港運営の様々な場面で情報化を積極的に進め、国際 空港という国民生活、経済社会活動に必要不可欠な、大きな影響を及ぼす社会資本が提供する各種サービスの高度化に取り組んでお り、空港を利用する利用者の利便の向上のみならず、政府のIT新改革戦略が目指す、ITの恩恵を実現できる社会の実現に大きく貢献。 H18 国土交通大臣 西鉄情報システム(株) 代表取締役社長 臼杵 明 「九州のりものinfo.com」を通じて、九州の鉄道、バス、旅客船の運行情報を参加事業者から提供を受け、一元的にパソコン、携帯電 話で利用者に提供を行っている。本年4月からNHK福岡放送局が地上デジタル放送のデータ放送のコンテンツとして放送する等、報 道機関からも高い評価を受けており公共交通利用者の利便向上に大きく貢献。 6 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 業 績 H18 国土交通大臣 日本貨物鉃道(株) 代表取締役社長 伊藤 直彦 平成17年8月から、インターネット経由により最適な列車の予約を可能とするIT-FRENSシステムと、RFID、GPS等の 技術を活用したTRACEシステムを本格稼動させ、コンテナ位置情報の提供が可能となる等輸送サービスの向上、コンテナ積載作業 の正確化・迅速化を図るとともに、安全性の向上、貨物に対するセキュリティの向上に貢献。 H19 経済産業大臣 (株)インクス 体表取締役社長 山田 眞次郎 金型製造に係る3000を超える業務フローを徹底的に分析した高度な生産管理システムの開発等により自社の製造リードタイムを1 /10に短縮するなどITを活用した高度な経営を実現。また、部品・部材製造業40数社に一連のシステムの導入を支援し、導入先の リードタイムを平均で1/5に短縮するなど、IT活用による製造業の生産性の向上に大きく貢献。 H19 経済産業大臣 (株)シーエスアイ 代表取締役社長 赤塚 彰 医療従事者の業務フローを徹底的に分析し医療現場のニーズや業務実態に即した電子カルテシステムを開発しIT技術を活用した医療 の高度化に大きく貢献。平成8年に札幌で創業したベンチャー企業ながら平成18年には電子カルテシステム市場で高いシェアを獲得 するなど、地方における中小・ベンチャーの創意・工夫による競争力強化の事例として他の範となりうる。 H19 経済産業大臣 ソフトイーサ(株) 代表取締役会長 登 大遊 利用者が安全かつ高性能なVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)を専門知識が無くとも容易に構築できる ソフトウェアを開発。現在数千超の企業等で導入されるなどネットワーク利用者の利便性の向上に大きく貢献。 H19 経済産業大臣 ビジネスオンライン(株) 代表取締役 藤井 博之 我が国ではじめて中小企業向けにインターネットを活用した会計ソフトウェア提供サービスを実施。専用システムの構築が不要である こと等からITに関する専門的知識や資金が少ない中小企業にも利用が容易であり、平成12年のサービス開始から今日まで7万社以 上の中小企業が利用するなど中小企業のIT活用の推進に大きく貢献。 H19 経済産業大臣 住友商事(株) 取締役社長 加藤 進 商社流通業向けの標準ソフトウェアを、ユーザーとしての立場から共同開発するとともに、IT分野における非競争分野について自社シ ステムを同業他社へ展開。IT投資効率化に寄与。 H19 経済産業大臣 H19 経済産業大臣 情報セキュリティ大学院大学 学長 辻井 重男 情報セキュリティに関する高度な専門教育研究機関として、情報セキュリティに関する知識を体系的に提供する大学院課程を設け、人 材育成を通じた我が国の情報セキュリティの向上に著しく貢献。また、専門教育研究機関の知見とリソースを有効活用して、外部に対 しても数多くの公開講座やシンポジウム等を実施するなど、一般利用者等の情報セキュリティ知識の向上にも寄与。 H19 商務情報政策 上田市マルチメディア情報センター 局長 所長 清水 卓爾 「インターネット安全教室」を多数開催し、情報セキュリティに関する普及啓発に尽力。また、子供から年輩の方を対象としたパソコ ン講座を開催するなど、地域に密着した草の根的な活動を継続的に実施し、市民の情報セキュリティ知識の向上に大きく貢献。 H19 商務情報政策 SBシステム(株) 局長 代表取締役 磯田 和良 ファイルをビット単位に分散して保存する情報セキュリティ技術を開発。平成15年に福井市で創業したベンチャー企業でありながら、 平成19年度には当該技術に係る我が国の特許を取得するなど、地方における中小・ベンチャーの創意・工夫による競争力強化の事例と して他の範となりうる。 H19 商務情報政策 (株)サイバー・ソリューションズ 局長 代表取締役社長 Glenn Mansfield 東北地域の産学官連携による技術が国際標準に認められるなど、地域の情報セキュリティ技術向上を牽引するとともに、情報セキュリ Keeni ティ技術者の育成に大きく貢献。また、講演等を通じ、県内企業及び自治体の情報セキュリティに関する意識向上及び対策の推進に寄 (グレンマンスフィールド 与。 キニ) 地銀システム共同化「Chance」 (三菱 株式会社三菱東京 東京UFJ銀行、常陽銀行、百十四銀行、十 UFJ銀行 畔柳 信雄 六銀行、南都銀行、山口フィナンシャル 頭取 グループ) IT投資の増大、システムの大規模化・複雑化・広域化等が進む金融業界において各行のコスト削減が求められている状況にあって、 各行の独自性を活かしながら、メガバンクシステムをベースとした地銀システムの共同化を実施。システム経費削減効果を生んだほ か、地方銀行におけるIT対応力の拡充等にも寄与。 7 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 業 績 國領 二郎 地域情報化の取り組みをサポートするために、各地域での経験や情報を持ち寄って交流する「プラットフォーム」となる組織として、 地域情報化に関するセミナー、イベント、シンポジウム及び研究会等を開催(共催、後援等を含む)し、地域情報化に資する普及・啓 発に多大な貢献。 H19 総務大臣 CANフォーラム H19 総務大臣 データレゼボワールIPv6/IPv4 TCPデータ 代表 転送実験チーム 平木 敬 我が国の超高速・高機能研究開発テストベッドネットワーク(JGN2)を始め、世界各国のテストベッドネットワークを相互接続し、超高 速大容量・長距離データ伝送の実験を実施し、インターネット通信速度の世界記録を数次にわたり樹立・更新するなど、我が国のネッ トワーク技術研究において先導的役割を果たし、情報化の促進に多大な貢献。 H19 総務大臣 モバイルコンピューティング推進コン ソーシアム 会長 安田 靖彦 携帯電話・PDA・ノートパソコン・無線LAN等をはじめとするモバイルコンピューティングシステム関連のシステムの構築、運用 改善等を行うことができる高度な技術的知識をもつシステムエンジニア、コンサルタント等の人材育成をするため、「モバイルシステ ム技術検定」の実施を行うなど、我が国の情報化の促進に多大な貢献。 H19 総務省情報通 インターネットの安定的な運用に関する 代表 信政策局長 協議会 甲田 博正 サイバー攻撃等のネットワークに対する攻撃について、通信の秘密の保護に最大限配慮しながら電気通信サービスの円滑な提供を確保 することを目的として、「電気通信事業者における大量通信等への対処と通信の秘密に関するガイドライン」を策定(平成19年5月30 日)するなど、インターネットの安定的運用の確保に貢献。 H19 国土交通大臣 代表取締役社長 会長 清野 智 石橋 正男 東日本旅客鉄道株式会社の非接触式ICカード乗車券「Suica」とPASMO協議会の非接触式ICカード乗車券「PASMO」の相互利用によ り、首都圏のほとんどの鉄道及びバス事業者の路線を1枚のICカード乗車券で乗り降りができるシームレスな交通サービスを実現し、 首都圏の広範囲にわたる基幹的な公共交通網の情報化と利用者利便の向上に多大な貢献。 H20 経済産業大臣 出光興産株式会社 代表取締役社長 天坊 昭彦 リアルタイム操業マネジメントシステムの導入により、トップから現場担当者の各層において、工場全体の操業状況をリアルタイムに 把握可能になったこと、及び操業実績等の資料作成業務を自動化できたことから、業務の大幅な効率化と即日化を実現した。特に工場 全体の操業・業績状況をミドルマネジメント層が常時共有化できるようになり、工場経営の実態と問題点に対する関心を集中させ、組 織の活性化に成功した点は、他の範となりうる。 H20 経済産業大臣 株式会社エスイーシー 代表取締役社長 沼崎 弥太郎 南北海道地域の地方自治体、病院、民間企業等幅広い顧客にシステム提供をし、これまでITになじみの薄かった顧客に対しての情報 化促進に貢献している。地域内のシェアも高く、提供しているシステムの評価が高いことが伺える。 H20 経済産業大臣 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 代表取締役社長 山田 隆持 グループ会社29社の経営状況がリアルタイムに把握可能な企業情報システム「DREAMS」を構築。リアルタイムに企業の状況が 把握できるため、迅速な経営判断ができ、これからグローバル競争を勝ち抜く企業の基盤としての役割の発揮が期待される。 H20 経済産業大臣 カシオ情報機器株式会社 代表取締役社長 前田 憲一 中小企業の実態に合わせ、中小企業が業務にITを導入しやすい形を追求して事務処理専用機器を開発・販売するアプローチは高く評 価できる。また、全国に拠点を持ち、機器の専門家が指導・相談受付を行うサポート体制がとられており、IT導入になじみの薄い企 業の情報化促進に貢献した。 H20 経済産業大臣 カシオ計算機株式会社 代表取締役社長 樫尾 和雄 ERP(統合基幹業務システム)のグローバル導入、仮想化技術を用いたサーバーの統合、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の 導入等によりITインフラの統合化・標準化を遂行するとともに、IT部門をイノベーションの先導役とし、業務プロセスの見直し等 の社内の業務改革を実施した。在庫や売上高IT費比率の半減等、経営の効率化も実現し、また、これらの活動内容につき、他のユー ザー企業へのノウハウの共有、発信活動を実施した。 脇田 一郎 平成9年に、我が国で初めてコンピュータネットワークに関連する社会の安全性に係る普及啓発及び研究交流を目的としたシンポジウ ムを開催し、以降、産学官民の連携により毎年開催している。本シンポジウムにおいては、情報セキュリティリテラシーの低い人々に どのように教育をしていくべきか検討を行い、その問題を解決する方策について、コンピュータ犯罪対策に関わる治安当局、技術者、 企業担当者、法律家など様々な専門家が集まり、最新の問題について情報交換と議論を行うなど、情報セキュリティの向上に大きく貢 献している。特に、学生対抗の「情報危機管理コンテスト」においては、情報セキュリティに関するインシデント対応技術を競い合う ことにより、「事故前提社会」として安全なインフラを構築し、正しく運用する重要性を啓蒙するとともに、情報セキュリティ人材の 育成に大きく貢献している。 H20 経済産業大臣 東日本旅客鉄道株式会社 PASMO(パスモ)協議会 会長 代表者名 サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム 実行委員長 実行委員会 8 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 業 績 H20 株式会社日立製作所 チーフコーディ 商務情報政策 日立インシデントレスポンスチーム(H ネーションデザイ 寺田 真敏 局長 IRT) ナ 我が国で初めて企業内に整備された組織内CSIRT(Computer Security Incident Response Team:平成10年設立)であり、最も活発に活 動を展開している。平成19年には、単独のCSIRTで活動するのではなく、互いに協調する場を持ち、これまでにない高いレベルでの緊 密な連携体制の実現を目指すことを目的に設立された日本CSIRT協議会の発起人として、設立準備段階から参画した。また、世界各国 のインシデント対応に関わるチームが加盟するFIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)に参加し、平成20年には、定期的に開催されるTechnical Colloquiaを東京に誘致し、運営事務局を務めるなど、我 が国における企業等のインシデント対応能力の向上に大きく貢献している。 H20 総務大臣 岩手県遠野市 市長 本田 敏秋 医療・福祉分野において「遠野型すこやかネットワーク」をはじめとする、ICTを活用した地域活性化に資する先進的事例を多く有 し、他地域のモデルとなっている。また遠野市長においては総務大臣・厚生労働大臣の共同懇談会「遠隔医療の推進方策に関する懇談 会」のメンバーとして参画し、医療分野でのICT利活用の普及促進による情報化促進に多大な貢献をした。 H20 総務大臣 社団法人全国自動車無線連合会 会長 藤本 國男 タクシー無線におけるデジタル方式の導入に関して、全国のタクシー事業者及びタクシー関係団体に対し、その特性等の技術情報、導 入方策等の適切な指導を行い、導入を促進することにより、周波数資源の有効利用に貢献するとともに、タクシー事業の情報化促進に 多大な貢献をした。 H20 総務大臣 財団法人全国地域情報化推進協会 会長 古川 一夫 我が国のICT政策の方向性を踏まえ、地域情報化を推進する「地域情報プラットフォーム」の整備、地方公共団体の公共ネットワー クを利活用した公共アプリケーションの整備、ブロードバンドネットワークの全国整備の促進に寄与し、これらに必要とされる調査・ 研究、情報の収集・提供、人材の養成等を行うことにより、地域における情報通信の高度化を図り、我が国の地域情報化促進に多大な 貢献をした。 H20 情報通信国際 電気通信分野における情報セキュリティ 会長 戦略局長 対策協議会 中尾 康二 電気通信事業において情報セキュリティマネジメントシステムを実装するに当たり「電気通信事業における情報セキュリティマネジメ ントガイドライン」及び「電気通信分野における情報セキュリティ確保に係る安全基準」を策定し、同ガイドライン等を国内の電気通 信事業者に普及させることで、電気通信事業の情報セキュリティ向上に大きく貢献した。 H20 国土交通大臣 社団法人港湾物流情報システム協会 会長 小田 眞弘 港湾物流の効率化を図るための情報システムの開発・運営を通じて、多年にわたり港湾物流分野の情報化の推進に貢献してきた。特に POLINET(ポリネット)はわが国において先駆的な港湾物流業界の共同利用型民間EDIネットワークシステムとして、輸出貨 物に係る事務処理の迅速化・効率化に多大な貢献をした。 H20 国土交通大臣 西日本鉄道株式会社 取締役社長 竹島 和幸 同社が導入した鉄道・バス及び物販等で利用できる非接触ICカード「nimoca」のシステムは、大容量メモリーの新型FeliCaを使 用し、IC乗車券と電子マネー及びその共通ポイントサービスを提供する日本初の先進的なシステムである。このシステムの導入によ り、利用者利便性の向上、地域の活性化に多大な貢献をした。 H21 経済産業大臣 日立電子サービス株式会社 代表取締役社長執 百瀬 次生 行役員 ユーザの情報システムの運用・保守サービス提供基盤となる高度なシステムを構築し、サービス提供コストを大きく削減するととも に、それを支えるIT人材を育成するため、全社的にITスキル標準やITIL(Information Technology Infrastructure Library) を積極的に導入・活用。これらにより高度なサービスを提供することを通じてユーザのIT活用に大きく寄与した。 H21 経済産業大臣 ヤフー株式会社 代表取締役社長 井上 雅博 平成16年から、情報セキュリティに関する特集を定期的に企画し、広く国民一般に対する情報提供を継続的に行っており、情報セ キュリティ対策の普及啓発に大きく貢献している。また、平成19年には、企業の重要情報を蓄積するデータベースへのアクセスを、 予め設定したセキュリティポリシーに基づき監視するシステム(iTres)を構築し、この分野で国内初となるISO15408の認証を取 得し、我が国の企業システムにおける情報セキュリティ強化に大きく貢献した。 斎藤 衛 情報セキュリティインシデント対応における国内外の関係者間の連携の重要性を早くから認識し、世界各国のインシデント対応に関わ るチームが加盟するFIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)に、日本の民間企業チームとして初めて加盟す るとともに、平成19年には、企業内に整備された先進的な組織内CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の連携 推進に向け、日本CSIRT協議会の設立に、平成20年には、FIRSTに加盟した日本のチームのコミュニティである「JFIR ST」の発足に、それぞれ尽力するなど、積極的に国際貢献を果たすとともに、我が国における企業等のインシデント対応能力の向上 に大きく貢献している。 岡村 正 平成16年度から、経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構との共催で「情報セキュリティセミナー」を開催しており、平成2 0年度末までに全国128箇所、計354回開催した。また、平成20年度からは、中小企業がアクセスしやすい各地方の情報セキュ リティに関する指導者の育成を目的とした「中小企業情報セキュリティ対策指導者育成セミナー」について、経済産業省等と連携して 開催しており、平成20年度は全国16箇所、計17回開催した。 H21 H21 株式会社インターネットイニシアティブ IIJグループセキュリティコーディネー 商務情報政策 ションチーム(IIJ(あいあいじぇい)チーム代表 局長 SECT(せくと)) 商務情報政策 日本商工会議所 局長 会頭 9 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 代表者名 業 績 理事長 村井 純 IPTVフォーラムはIPTVサービスの実現・普及を図る観点から受信機に関連する技術仕様及び国際標準の策定等を行う目的で設 立された団体であり、VODによるストリーミング、コンテンツ・ダウンロード、地上デジタル放送のIP再送信及びIPマルチキャ スト等のIPTVサービスに関する規格を取りまとめるなど、これまで事業者ごとに異なっていた規格を統一し、その一部がITU- Tにおいて、H.721として勧告化が図られる等、技術仕様の標準化等を通じたIPTVの普及に大きく寄与しており、国内のIP TVサービスの普及促進及び国際標準の策定に多大な貢献をした。 企 業 名 役 職 一般社団法人IPTVフォーラム H21 総務大臣 H21 総務大臣 社団法人日本インターネットプロバイ ダー協会 会長 渡邊 武經 協会の活動を通じて、インターネット関連のビジネスの発展に貢献するとともに、インターネット提供事業者として、情報化の推進や 情報セキュリティに関する諸問題の解決に取り組み、特にIPv4枯渇対応タスクフォースへの参画とアクションプラン策定に貢献さ れ、また、IPv6利用高度化研究会への参加や「.日本」ドメインの導入に向けた活動等、情報通信の発展に多大な貢献をした。 H21 総務大臣 安心・安全インターネット推進協議会 会長 安田 浩 ネットワーク側とサービス提供側のトータルとしての安心・安全インターネット構想の実現に向けて活動を実施するほか、多様なIC Tサービスが提供される環境におけるセキュリティ確保の方策について検討を実施するなど、情報通信の発展に多大な貢献をした。 H21 H21 パ ス ピ ー 国土交通大臣 PASPY運営協議会 国土交通大臣 高松琴平電気鉄道株式会社 PASPY運営協議会 会長 広島電鉄株式会社 大田 哲哉 代表取締役社長 代表取締役社長 真鍋 康彦 同協議会は、地方鉄道とバス事業者などが連携して全国で初めて銀行ATMでのチャージが可能な非接触式共通ICカード乗車券 (PASPY)を開発・導入し効果を上げている。 同カードは、広島地区のバス、路面電車、旅客船などで共通に使えるほか、コンビニやガソリンスタンドなどでも電子マネーとして使 える利便性の高い多機能カードである。 同協議会は、利用者の利便性を向上させるためICカード乗車券の高度化と普及に取り組み、公共交通機関の利用促進、地域の活性化 に寄与するなど、情報化の促進に先導的な役割を果たした。 同社は、利用者サービスの一環として利便性の高い非接触式ICカード乗車券「IruCa」を導入するなど、地方鉄道の活性化に取り組 んできた。 同カードは、四国で初めて鉄道とバスで共通に使える非接触式ICカード乗車券として利便性を向上するとともに、電子マネーサービ スも導入し商店街での買い物や公共施設でも使えるほか、地元大学の職員証や学生証に採用されるなど地域との連携も進んでいる。 同社は、ITの利活用による地方鉄道活性化の模範事例として評価できるとともに、情報化の促進に多大な貢献をした。 宮澤 一洋 主要な大手コンビニのキオスク端末・POSシステムとウェルネットサーバおよび事業者システムを24時間接続する「ペーパーレス 兼リアルタイム現金決済」を日本で始めて実現した。殆どの国内大手航空会社で採用され、代理店経由の販売スタイルから直販形式へ のビジネスモデルの変革に大きく寄与した。その後国内主要バス会社、代表的なEC事業者にも採用が拡大し、電子決済のデファクト スタンダードとなった。また国内で初めて航空チケットの電子化を実現するなどユーザー利便性向上にも積極的且つ継続的に取り組む など、ITによるビジネスモデルの変革に多大な功績がある。 ディレクタ 長島 雅夫 平成15年の設立以来、NTTグループのセキュリティ向上に貢献する一方、平成19年には、日本国内のCSIRT(Computer Security Incident Response Team)による緊密な連携体制の実現を目指している日本シーサート協議会の設立に尽力した。また、平成21年3月 及び平成22年2月に同協議会が実施したCSIRT設立の促進と対応能力向上を目的としたトレーニングプログラムTRANSITS (Training of Network Security Incident Teams Staff)の主たる実施者として活躍する等、我が国企業のインシデント対応能力強 化に大きく貢献している。 会長 伊藤 泰彦 国際的に高い評価を受けている総務省・経済産業省の共同プロジェクトであるボット対策事業の実施主体の一員として尽力した。ま た、電気通信事業者間の情報共有・連携促進や、サイバー攻撃への対処等我が国の情報通信ネットワークにおける安心・安全の確保に 寄与し、情報セキュリティの促進に多大な貢献をした。 H22 情報通信国際 セキュリティ対策推進協議会(SPREAD) 代表 戦略局長 下村 正洋 情報セキュリティ対策手法や必要性について十分な知識を有しないために自ら対策を行わないインターネット利用者に対して、草の根 的に情報セキュリティサポートを実施する「SPREADサポーター」を育成するため、全国の地域NPO法人と連携して講習や認定試験を実 施しサポーター制度の普及に尽力するなど、情報セキュリティ促進に多大な貢献をした。 H22 国土交通大臣 財団法人鉄道総合技術研究所 正田 英介 同研究所は、鉄道事業者との連携により、トンネルや橋梁等の構造物の諸元や検査記録、変状内容をデータベースに蓄積処理し、鉄道 構造物の維持管理標準に準拠した健全度判定結果を自動的に出力できる「構造物管理支援システム」を開発し、情報化の推進による鉄 道の安全性信頼性の向上に多大な貢献をした。 H23 クリプトン・フューチャー・メディア株 経済産業大臣 代表取締役 式会社 伊藤 博之 コンピュータサウンド分野の先駆けとして、数百万件のサウンドを容易に整理・検索できる「SONICWIRE」、個人音楽家が作品を自ら の手で世界に配信できる「ROUTER.FM」等、「音」を軸とした製品・サービス・技術の開発に尽力し、国内シェア60%以上を獲得。ま た、歌唱合成ソフト「初音ミク」の大ヒットと、作品投稿サイト「ピアプロ」の開発・運営を通じ、コンピュータサウンド分野のみな らず、イラスト・歌詞・小説など、インターネットに分散する個人の様々な才能を発揮する機会を与え、UGC(User Generated Content)に関するソフトウェア技術の高度化及び普及促進に多大な貢献をした。 H22 経済産業大臣 ウェルネット株式会社 H22 商務情報政策 日本電信電話株式会社 局長 NTT(エヌティティ)-CERT(サート) H22 総務大臣 財団法人日本データ通信協会 テレコム・アイザック推進会議 代表取締役社長 会長 10 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 H23 H23 表彰名 経済産業大臣 総務大臣 企 業 名 日産自動車株式会社 グローバル情報システム本部 宮城県 気仙沼市 役 職 代表者名 業 績 執行役員CIO グローバル情報シ 行徳 セルソ ステム本部 本部 長 経営改善を主眼においた情報システムを刷新するにあたり、6カ年のアクションプランを策定。ビジネスプロセスの標準化、アプリ ケーションの最適化、クラウド技術を用いたサーバー・ストレージの統合、OSSの活用、データセンターの統合などの施策を総合的に 実施し、漸進的な業務プロセスの改善を実現した。巨大企業によるグローバルシステム刷新の成功及び取組の公開を通じ、情報システ ム刷新手法の模範を示すなど、我が国の情報化の促進に貢献をした。 市長 菅原 茂 東日本大震災により甚大な被害を受けた気仙沼市は、被災前から、 (1) 同報及び移動系防災行政無線 (2) 潮位・津波観測システム (3) 浸水規模を推定・表示する津波対策支援システム (4) 市民向け同報メールシステム (5) 自治体防災機関の認証アカウント取得国内第1号の気仙沼市危機管理課Twitter 上記による防災情報の収集・提供システム等の開発・導入を積極的に行い、市民の防災意識の高さも相まって、防災都市として特筆で きる体制にあった。 震災により、次々にシステムが停止し、途絶する情報ライフラインにより、大きな混乱を生じていたが、機能を保持したTwitterによ る被災情報等の発信を継続、後の救助救援活動に大きく活かされた。 この多重に整備された防災情報システムにより、災害時の情報ライフラインの保持が可能となるなど、気仙沼市の取り組みは防災行政 の発展に顕著な功績があった。 H23 国土交通大臣 特定非営利活動法人 ITS Japan 会長 渡邉 浩之 同法人は我が国の移動・交通分野の幅広い関係機関等と連携し、ITS(Intelligent Transport Systems)の発展・普及・実用化の促 進に関する事業を行っており、これまで民間プローブ業者が収集した通行実績データ(プローブ情報)の災害時活用に取り組んできた ところである。3月に発生した東日本大震災において、「自動車通行実績・通行止め情報マップ」としてこれらの通行実績データを通 行実績情報としてWeb上で公開し、その後、国土交通省等が持っている通行止め情報と統合することにより、さらに明確な情報とし て提供した。これにより、物資の搬送や人々が移動する際、最新の情報に基づく事前の経路選択などを通して円滑な移動が確保される ことに寄与し、復旧復興活動の円滑化に貢献をした。 H24 経済産業大臣 トレンドマイクロ株式会社 代表取締役社長 エバ・チェン 日本に本社を置き、世界中に設立した40以上の拠点を通じてITの脅威を世界中から収集し、多くの個人及び法人のコンピュー タやサーバ等に「ウイルスバスターシリーズ」をはじめとした情報セキュリティソリューションを提供し、我が国情報セキュリティの 向 上に永年貢献している。 H24 経済産業大臣 ヤマトホールディングス株式会社 代表取締役社長 木川眞 顧客目線の多様なサービスの実現のため、業界内でも早くから宅急便を支える「NEKOシステム」を導入し、事業戦略の推進とIT 基盤の高度化を一体とした取組を長期に継続して推進することで、経営とITの効果的な融合を実現。IT利活用の先導的役割を 果たすことで我が国の情報化の促進に貢献した。 川満弘志 平成22年度、ブロードバンドを活用した小・中学校の業務支援モデルの普及を目的として、「ブロードバンド・オープンモデル実証実 験(小・中学校教員の事務軽減支援)」を実施。教育現場における校務文書の共有・連携強化及び校務の効率化等を図るため、クラウド 技術を活用した校務支援システムのベストモデルを構築。また、校務の情報化について検討・取り組んでいる多くの地方自治体に広く 情報発信するなど、クラウドを活用した校務支援システムの普及・促進に貢献。平成24年4月からは、クラウドによる校務支援システ ムを宮古島市内の小中学校35校において本格導入し、活用が進められている。 中村伊知哉 デジタルサイネージ(※)の研究開発や標準ガイドライン作成を行い、成果を一般に公表するなど、同産業の活性化と安心安全な社会 の構築に尽力。また、国際標準提案の検討に関して日本国内の取りまとめ役となるとともに、ITU-Tに対して勧告草案を提出。2012年 6月にITU-Tにおいて勧告化が実現し、同分野に関する世界で初めての国際標準規格となるなど、デジタルサイネージの国際標準化に 貢献。さらに、東日本大震災を受け、デジタルサイネージの災害時運用に関する検討を行い、その活用内容を国際会議において発表す るなど、国際的な安心安全な社会構築に貢献。 (※屋外、店頭、公共空間、交通機関などでネットワークに接続したディスプレイなどの表示機器を使って情報を発信するシステム) 森俊勇 同法人は、平成13年4月施行の「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」に基づき、都道府県知 事が行う、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の指定を支援する「区域設定支援システム」を開発したことにより、効 率的な区域設定が可能となり、国土の保全と安全な国民生活の向上に多大な貢献をした。 H24 総務大臣 沖縄県宮古島市教育委員会 教育長 H24 総務大臣 デジタルサイネージコンソーシアム 理事長 H24 国土交通大臣 一般財団法人砂防フロンティア整備推進 理事長 機構 11 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 H24 表彰名 国土交通大臣 企 業 名 公益財団法人鉄道総合技術研究所 九州旅客鉄道株式会社 役 職 会長 代表取締役社長 代表者名 業 績 正田英介 唐池恒二 デジタル情報伝送技術を活用した車上速度照査式ATSシステムはJR福知山線列車脱線事故を契機に改正された「鉄道に関する技術上 の基準を定める省令」第57条(列車を自動的に減速または停止させる装置)の基準に適合するため開発されたシステムであり、分岐 器や曲線、勾配等の線路条件に応じて連続的に速度を監視することで列車運行の安全確保を行うものである。当該システムの導入にお いては既存のシステムを全面変更させることなく、既存機器を活用することにより低コストで保安度が向上したシステムに移行するこ とが可能となっているため、新幹線や大都市圏以外の採算的に厳しい路線でも段階的な導入が可能なものとなっている。 平成23年6月30日よりJR九州鹿児島本線(小倉←→博多間)で運用が開始される等、高度な情報処理技術の研究、開発等により、公 共交通機関の運行にかかる情報処理の効率性の向上に先導的役割を果たしている。 H24 国土交通大臣 日本ローカルネットワーク システム協同組合連合会 会長 加藤浩幸 求車求荷ネットワークシステム「ローカルネットワークシステム」は、国内貨物輸送の約6割を担うトラック運送の輸送効率化や運送 に伴う運賃等の管理の効率化を図るために構築されたシステムであり24時間365日輸送情報が会員に提供されることによりスムー ズな契約や決裁が可能となった。現在、全国122組合1,630組合員(平成24年6月現在)が利用しており、2011年度実績 は、年間取引高が530億円、年間契約数が約40万件、年間輸送登録数が約80万件に上っている。 全国ネットワークの専用回線による安全性・信頼性を確保した上で輸送情報等を即時に会員へ提供することにより、輸送の効率化・迅 速化が図られ、中小トラック事業者の事業改善に大いに貢献した。 H24 文部科学大臣 愛媛県松山市立八坂小学校 校長 芳野安隆 4年生以上の児童に一人一台のタブレットPCを整備し、漢字の書取学習における反復学習など基礎的・基本的事項の定着や少人数に よる個別指導の充実に取り組み、着実に成果をあげているほか、映像と言葉を融合させ言語活動の充実を図るなどICTを活用した教 育に積極的に取り組んでいる。これらの取り組みは愛媛県下におけるパイロット的な取り組みとして、教育の情報化に多大なる貢献を した。 H24 文部科学大臣 公益社団法人私立大学情報教育協会 会長 向殿政男 永年にわたり、我が国の私立の大学、短期大学の連携及び教育研究機関、社会との協力によって、情報通信技術の活用による 大学教育の改善促進、情報活用能力を育成する大学情報教育の改善充実、大学情報環境の整備促進、大学教育支援の振興・ 推進に関する事業に取り組み、私立大学における教育研究の質的向上及び人材育成の充実を図り、我が国の大学及び社会の 発展に大きく寄与した。 独立行政法人物質・材料研究機構は様々な経緯で開発され、分散していた材料データベースを集約・一元管理し、新材料の開 発、材料の最適な使用・選択を目的とした世界最大級の材料データベース群である「NIMS物質・材料データベース(MatNavi)」を構築 してインターネット上で無料公開している。MatNaviには高分子、無機、金属、拡散、超伝導などの12種類のデータベースと複合材料 熱物性予測システムなどの4種類のアプリケーション、NIMS構造材料データシートオンライン版、および横断検索システムがある。長 年蓄積した情報の維持管理、データ拡充、新規システムの開発および発信を行い、登録ユーザは現在7万人に達している。研究者・技 術者・教育者・学生などに材料情報を広く提供し、それぞれの分野で活用されている。 H24 文部科学大臣 独立行政法人物質・材料研究機構 理事長 潮田資勝 H25 経済産業大臣 株式会社網屋 代表取締役 伊藤 整一 H25 経済産業大臣 クックパッド株式会社 代表執行役兼取締 穐田 誉輝 役 日本最大の料理レシピサイト「クックパッド」を構築・運営し、特売情報提供など、供給者のみならず消費者主体でレシピ、食材、価 格など料理に関するあらゆる情報を結びつけることを可能とし、生活者の食卓に楽しみと多様性をもたらすなどITを利活用したサービ スの拡大に貢献した。 理事長 石戸 奈々子 子供のための創造と表現の場を提供し、豊かな発想を養う土壌を育て、子供達が最大限に活躍できる環境を整える必要性があるとの考 えから、ワークショップ開催等、学校等全国の様々な場所で子供のICTリテラシー向上のための活動を展開し、子供達のICT利活用促進 のための活動に尽力。 当該法人の理事長が、「平成23年度ICTリテラシー育成のための実践的な枠組みに関する調査研究」におけるICTリテラシー有識者検 討委員会の委員として、国民がICTサービスを使いこなす能力を取得し、向上させる機会の増進に尽力。 安田 浩 急速に普及するスマートフォンやタブレットにおける情報セキュリティや利用者情報の取扱いについて、スマートフォンの登場初期か ら着目し、民間団体の取組として、最先端の調査・研究やセキュリティ基準の作成、活動成果について広く発信を行う等、スマート フォンの安心・安全な利用環境の整備に尽力。 特に、個々のアプリケーションの利用者情報の適正な取扱いに向け設立された「スマートフォンの利用者情報等に関する連絡協議会」 の事務局を務め、アプリケーションのプライバシーの普及の推進に尽力。 H25 H25 総務大臣 特定非営利活動法人CANVAS 総務大臣 一般社団法人日本スマートフォンセキュ 代表理事・会長 リティ協会 セキュアでユーザーフレンドリーなサーバアクセスログ監査ツール「ALog ConVerter」やクラウドVPNサービス「Verona」の提供を通 じて、我が国企業のセキュリティ管理の向上に貢献した。 12 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 H25 H25 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 株式会社ホクリクコム 代表取締役社長 坂下 忠夫 北陸鉄道株式会社 代表取締役社長 加藤 敏彦 国土交通大臣 会長 村井 俊治 東京海上日動火災保険株式会社 取締役社長 隅 修三 東京海上日動システムズ 代表取締役社長 宇野 直樹 H26 経済産業大臣 西日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 真鍋 精志 愛知県豊橋市 豊橋市長 佐原 光一 H26 総務大臣 愛知県岡崎市 岡崎市長 内田 康宏 H26 国土交通大臣 公益社団法人日本測量協会 経済産業大臣 業 績 バスの運行位置を路線図上に動的に表示する情報や各種案内情報等をバスターミナルやバス車内、携帯電話等へ情報発信するビジュア ル・バスロケーションシステム「道しる兵衛」を開発し、「金沢周遊バス」や「兼六園シャトル」に導入して運用実績をあげるととも に利用者や観光客(外国人観光客を含む)等への利便性の向上や利用促進に寄与しており、公共交通機関における情報化の推進を通じ た(地域)公共交通機関の利用促進や観光都市金沢の賑わい創出等による地域の活性化に多大な貢献をしている。 電子基準点(全国約1,200箇所)観測データの商用利用について大学や民間事業者等からの要請を契機に平成14年から電子基準点リア ルタイムデータの24時間配信や品質検査情報の配信等、利用者が随時、測量を効果的に行うための利用者ニーズを踏まえたリアルタイ ムでのサービスを安定的に実施しており、測量分野だけでなく地理空間情報を活用する広汎な分野で活用されている。 また、講習会の実施による地理空間情報を活用する技術者の育成等も積極的に推進していることから、地理空間情報処理の効率性の向 上や推進に多大な貢献をしている。 保険代理店のスマート端末導入に対応したシステムを構築し、電子資料を使った分かりやすい説明や煩雑な手続業務の効率化による顧 客とのコミュニケーション時間の創出等といったビジネスプロセス革新を実現した。また、本システムの構築にあたっては、端末に情 報を持たせないことによる漏洩リスクの根絶を図るとともに、保険代理店が自由にスマート端末を選べるマルチプラットフォームを導 入するなど、他の範となる取組を実施しており、IT利活用の促進に大きく寄与した。 同業他社に先駆けてスマートフォンを配備し、指令所に設置されている運行管理システムの情報(各列車の在線位置や遅れ情報等)を 車掌が閲覧できるシステムを開発した。輸送障害発生時の車掌による案内業務が強化されることで、業務品質及びお客様満足度の向上 を実現しており、IT利活用の先導的役割を果たした。 総務省「電子自治体の取組みを加速するための10の指針」に基づく、自治体クラウド導入の推進において、豊橋市・岡崎市は全国初 の中核市同士での自治体クラウドを導入。その際、市販のパッケージシステムのノンカスタマイズ利用に努め、大幅なコストの削減・ 業務の効率化を実現。 本取組について資料提供することで、今後の大・中規模団体における自治体クラウド化を推進。 H26 総務大臣 オープンデータ流通推進コンソーシアム 会長 小宮山 宏 「二次利用の促進のための府省のデータ公開に関する基本的考え方(ガイドライン)」(平成25年6月25日各府省情報化統括責任者 (CIO)連絡会議決定)や、各府省ホームページの新たな利用規約のひな形である「政府標準利用規約(第1.0版)」(平成26年6月 19日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)の策定に貢献するなど、オープンデータに関する政府施策への協力により、我 が国のオープンデータ戦略の推進を先導。 また、オープンデータに関するシンポジウムや、オープンデータを利用したハッカソン・アイデアソン・アプリコンテストの開催等に よる多くの普及啓発活動により、オープンデータに関する国民の認識の向上等に著しく寄与。 H26 文部科学大臣 公益財団法人日本障害者 リハビリテーション協会 会長 炭谷 茂 デイジー教材の研究開発や普及及びボランティア団体とのデイジー教材の制作協力体制構築等に取り組み、障害のある児童生徒の教育 環境を向上するなど、特別支援教育における情報化に大きく貢献。 H26 文部科学大臣 日野市立平山小学校 校長 五十嵐 俊子 教育システムやグループウェア型教材をはじめとした、最新のICTを活用した教材を用いた効果的な指導方法を研究し、児童の学力や 学習意欲を向上させる等の成果をあげると共に、その研究結果を広く全国に提供することにより、教育の情報化に大きく貢献。 H26 国土交通大臣 イーグルバス株式会社 代表取締役社長 谷島 賢 路線バス事業を「見える化」する「ダイヤ最適化システム」を独自開発し、顧客のニーズに応えつつ、運航の効率化を図り、日高飯能 路線において利用者を大幅に増加させた。 また、自社でのシステム開発・利用の有効性を、運輸業界、学術、一般マスコミなどで公表しており、地域公共交通における情報化の 促進に大いに貢献している。 H27 経済産業大臣 SCSK株式会社 代表取締役社長 大澤 善雄 長時間労働が常態化しているIT業界において、数年にわたる働き方改革を推し進め、「人を活かす会社」としてその実績が広く認知さ れた。同業他社からも参考にされるマネジメントの成功例として模範となる役割を果たし、IT業界における働き方改革の先導的役割を 果たした。 13 ページ 情報化促進貢献企業・団体 年度 表彰名 企 業 名 役 職 代表者名 業 績 H27 経済産業大臣 積水化学工業株式会社 代表取締役社長 髙下 貞二 同業他社に先駆けて自社で利用するシステムは自ら開発し、システム投資を市販ソフトウェア利用に比べて低廉に押さえる、最新技術 を意欲的に取り入れる、といった取り組みや、クラウド利用による機能強化や更新作業負担の軽減により、IT エンジニアのモチベー ションアップに繋げた効果は、クラウドファーストを検討する企業の範となり、IT利活用の先導的役割を果たした。 H27 経済産業大臣 株式会社タツノ 代表取締役社長 龍野 廣道 東日本大震災の経験を踏まえ、給油所の地下タンクの在庫状況を常時把握できるクラウドシステム「レスキューマネージャー」を構築 し、利便性も考慮してスマートフォンでも情報確認が出来るようにした。こうした取組は我が国の災害時における石油製品の安定的か つ効率的な供給を IoT によって実施可能とし、IT 利活用の促進に大きく貢献した。 H27 文部科学大臣 広島市立藤の木小学校 校長 島本 圭子 ICTを効果的に活用できる授業過程モデルの作成,教員のリテラシー向上研修や自校でのデジタル教材の作成・蓄積等,継続的にICT教 育ができる総合的な体制整備に取り組むとともに,その成果を公開研究会などにより全国に公開しており,教育の情報化に大きく貢献 代表取締役社長 真鍋 精志 従来、鉄道車両のメンテナンス業務は、熟練した作業員が書類を用いて手作業で行っていた。今回開発したシステムは、車両の検査計 画から現場における検査作業のほか、資材管理や図面管理などのデータを一括して管理し、利用を可能とするものであり、このシステ ムの稼働により、 「車両故障の低減」や「車両修繕費の低減」などの成果を生み出すことができた。これにより、鉄道の安全性・信頼性を向上させると ともに公共交通における情報化の促進に貢献した。 名古屋ガイドウェイバス株式会社 代表取締役社長 園田 登喜男 株式会社京三製作所 代表取締役 戸子台 努 代表取締役社長 藤井 敏道 H27 H27 H27 国土交通大臣 西日本旅客鉄道株式会社 国土交通大臣 国土交通大臣 株式会社ピーエス三菱 従来のバスの運行管理システムは、電磁誘導通信による車両の位置検知装置を現場(駅間)に設備する必要があり、地上インフラ設備 の管理やメンテナンスが必要であった。今回開発した新システムは、GPSと無線を使用することで駅間に現場機器を設置する必要が なく、また、管理 とメンテナンス費用を大幅に軽減することができた。これにより、地域公共交通における情報化の促進に貢献した。 従来のコンクリート構造物に対する電気防食工法の維持管理は、専門技術者による現地計測であったが、何時でも何処でも監視できる 遠隔監視システム「モバイルモニター」を我が国で初めて開発した。これにより、維持管理性能を向上させ、安全・安心な国民生活に 寄与し、社会資本の維持管理分野における情報化の促進に貢献した。 14 ページ