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なかのライフサポートビジネス創造塾 第3回テーマ別セミナー
なかのライフサポートビジネス創造塾 第3回テーマ別セミナー 実施⽇ 平成 27 年10⽉2⽇(স)19 時 00 分ع21 時 00 分 実施場所 中野区産業振興センター 3階 会議室 テーマ 「起業とライフイベントの両য়/⾃らの強み活かすビジネス創造⼿法」 講師名 岸⽥ 朋⼦ ⽒(株式会社 iicoto 代表取締役社শ) 講師プロフィール 株式会社 iicoto 代表取締役社শ。絵本作りを通して、育てと仕事の両য়を図っている。 カスタム絵本は、平成 25 年度第回「神奈川なでしこブランド」認定。 内 容 性起業家を招いてライフイベントと両য়した事業継続ু法、また、⾃⾝のキャリアを振り返り、ビジネ スに活かす⼿法について学ぶ。 参加者数 25名 <第3回テーマ別セミナーの流れ> 18؟30 受付開始 19؟00 開会・事務連絡 19؟05 なかのライフサポートビジネス創造塾 第3回 テーマ別セミナー「起業とライフイベントの両য়/⾃らの強み活かすビジネス創造⼿法」 講師؟岸⽥ 朋⼦ ⽒(株式会社iicoto 代表取締役社শ) チューター؟া原 弘 ⽒(⽉原経営研究所 代表) 講義 20؟00 休憩(10分) 20؟10 ワーク 21؟00 セミナー終了 名刺交換・あいさつ 21؟30 退出 1 第3回テーマ別セミナー 「起業とライフイベントの両য়/⾃らの強み活かすビジネス創造⼿法」 【講師】 岸⽥ 朋⼦ ⽒(株式会社 iicoto 代表取締役社শ) 【添付資料】資料 ① 第3回セミナー配布資料(アーカイブ⽤抜粋版) 資料 ② 創業計画書(様式) 【セミナーの流れ】 ライフイベントと両য়した事業継続ু法、また、ঽମのキャリアを振り返り、ビジネスに活かすু法について学び、 創業計画書のうち、特に⾃分の”強み”(想い・経験)の棚卸を、ワークを交えて講義 1.株式会社 iicoto とはء 2.創業(য়ち上げ)のプロセス・きっかけ 3.事業拡⼤、継続について 4.⾃分の”強み”を活かす 5.ワーク 「⾃分の“強み”を整理しよう」 □1.株式会社 iicoto とはء ○⾃⼰紹介(資料① 2 ページ) 現在は、2つの組織・3つの事業を運営している ・株式会社 iicoto では、カスタム絵本事業と、デザイン/制作事業 ・市ড়団体「うみのあお そらのあお」(副代表)では、性の就業・起業⽀援事業(茅ヶ崎市と協働事業) ※特に今回は株式会社 iicoto の事業プロセスを中⼼に講義する ○株式会社 iicoto のミッション(資料① 11 ページ) 1家族のコミュニケーションを深め幸せな時間を創出する 2こどもたちの「豊かなੱ」「েきるৡ」を育む ○カスタム絵本とは(資料① 3f4 ページ) ・⼦供の名前が⼊る、セミオーダーメイド絵本のこと ⇒⾃分が主役であり、⼩さなお⼦様も共感できる。またプレゼントとしても好評である ※平成 25 年度第回「神奈川なでしこブランド」認定 ・実店舗は持たず、ネットショップやイベント出店で販売 □2.創業(য়ち上げ)のプロセス・きっかけ (1)起業の動機(資料① 2f7 ページ) 会社員時代に出産し、育休後も 2 年ほど勤めた。会社員としての仕事は⾯⽩かったが、仕事⼀筋のライフスタイルで あった。家庭中ੱにしたいという思いから、緩やかな働き্を模索し、選択した結果が起業だった。 ○カスタム絵本のきっかけ 育休中に、愛娘 1 歳の誕⽣⽇のプレゼントとして、独⾃で作成してみた。愛娘は、⾃分が主⼈公であるので惹きこまれ、 気に⼊ってくれた。しかし、まだこれをビジネスにするつもりはなく、誕ে毎に記念に残れば良いと思う程度であった。 ○創業のきっかけ 産休後、職場復帰し 2 年間勤務。その2年間の中で、カスタム絵本のビジネス化についていろいろ調べ、実現できる ことを確信し、起業 を決意。準備がある程度整った段階で退職し、起業する(詳細は後述) 2 (2)য়ち上げのプロセス(資料① 8 ページ) ○STEP1؟マーケティング・商品PL設計 ①マーケティング 企業は新規参োする際、必ず費৷を掛けてষう(特に⼤企業は膨⼤な額を費やす) 個যではそのような費৷は捻出できないが、⽅法はある ・ニーズ調査 ؟ママ友にヒヤリングを実施(েの声はశ常にপ切) ほしいかほしくないか、いくらなら買うか、どんな時にほしいかなどを、30 ⼈くらいに聞いた ・マーケット調査؟市場規模、平均単価、競合他社について、ネットでデータを収集(調査の切りઠに注意) ニーズ調査を踏まえ、出産祝いのマーケットについて、ネット検索で出産祝いを贈る相⼿と相場価格 帯の関係や先ষする競合他社のターゲット、製品特性や価格などについて情報を得た ②商品PL設計 おおまかな収⽀計算で良いから、利益が出せるかを必ずみる ・友⼈に贈るとしたら、価格帯は 4000 円くらいだと設定 ・その原価がどれくらいで、原価率がどれくらいになるかをざっくりৄয়てる ⇒この作業は、事業としてやっていく決断をするのに絶対に必要 <ポイント> ※客観的なデータと⽣の声で “ニーズがあるか”を判断する ※売値と原価をৄয়て、 “収੍が成りয়つか” を判断する ☆アイデアを思いついたら、このSTEP1で常にチェックをষうようにしている ○STEP2؟事業パートナー(協ৡ者)探し 外注した্が効率的な業務について、委託先を探した ・印刷会社(印刷、製本業務の委託)⇒カスタム絵本にとっては事業実現のカギ 外注により設備投資やয件費が不要となるが、৵規模でも受託してくれるか 等 ・WEB制作会社(販売システムの開発) ・絵本作家、イラストレーター(絵本の制作) <ポイント> ※信頼できる事業パートナーをৄつけられるかが重要 ※য脈をつくり、最প限に活৷する。またয脈つくりのためのষ動も必要 ☆このSTEP2までをクリアでき、初めて起業をすることを決意した ○STEP3؟事業計画、創業補助সの獲得、株式会社設য় 今回は創業補助সを獲得して初期プロモーションに活৷。株式会社設য়に備えた ・商品戦略؟コンセプト、差別化 ・販売戦略؟効率の良い集客্法 ・売上計画؟3ヵ年分を具体的に落とす <ポイント> ※事業計画を作成し、第三者(認定⽀援機関)にチェックしてもらう ※資সએのみでなく、認定੍援機関のサポートを受ける仕組みとなっているため、創業補助সを活৷するのも良い 3 ○STEP4؟商品企画、絵本の制作 ・ターゲットの明確化 ⇒①⼦育て世代、②祖೯ಟ世代 ・商品コンセプト ⇒絵本制作やイラスト等で仕事経験のある⼦育て中のママ作家が制作 ⇒ターゲットの共感を得られる共通テーマを設定 ⇒0ع3 歳向けの絵本に絞り込むことで、名⼊れの価値を最⼤化 ・競合他社との差別化 ⇒リピーターを獲得するためにラインナップを充実(現在 15 作品) ⇒競合他社には、男を書き分けた作品がないため、作品それぞれに男の版・の版を制作 ⇒0f3 歳向けに注ৡするとともに、カスタマイズ項৯を絞り、ু軽に利৷できる価格とする <ポイント> ※商品企画=ターゲットの共感をেむ“ストーリー”を仕য়てる ※他社との差別化を意識する ○STEP5؟業務フロー設計、システム開発、サービス開始 ・業務フロー設計؟特に外注する際は、ষき違いのないよう慎重に設計するとともに、コミュニケーションをপ切にする ・販売システムの開発؟業務フローにそって設計、開発 <ポイント> ※業務フローの設計は特に綿密に ※システム開発は必要な機能を精査する □3.事業拡⼤・継続について (資料① 9ع15ページ) 事業拡⼤として、デザイン事業を始めた。 (1)事業拡⼤のプロセスについて ○্向性の模索(資料① 10 ページ) 起業当初は、⾃分のワークライフバランスの実現など、⾃分のためということしかなかった しかし、事業を続け、顧客とつながっていくうちに、多くのお客様に喜んでほしいということがモチベーションとなっていった ○ミッションの明確化(資料① 11 ページ) 何を⽬指していくのかという事業ミッションを明確にした 軸がぶれず、余計なことに⼿を出さず、⽬標に近づいていける(事業拡⼤の際に何でも⼿を出しがち) ○これからの⽅向性(資料① 12 ページ) ミッションの実現は、絵本の制作に限らない 将来、⼦供向けコンテンツを制作する会社にしていきたい ○新規事業の検討(資料① 13 ページ) やりたいことはたくさんあるが、その都度STEP1のチェックをষうと、今の状況的にপ概は成りয়たない 今は100ع200のアイデアを出して、1つくらい⽬星がつけば良いという感覚 なかなか、次のことがৄつからずにいた時、発想の転換をした まず⎺かる事業で収益を上げ、その収益を資সにやりたいことを実現していくことにした 「⼦供向けコンテンツを作る会社」という⽅向から少し遠回りになるが、収益源としてデザイン・制作事業をやっている 4 (2)ライフイベントと事業の両য়(資料① 14 ページ) 育児や介護、仕事(本業)等で時間の制約のある中、両য়して事業を継続してやっていくためには、⼩さく始めて শ期的な展望で発展させていく ⇒শ期的な計画をয়てることにより、事業展開などのスピードを調節し、ライフイベントと事業を両য়させていく (3)事業を継続するポイント(資料① 15 ページ) ○継続性のある事業構造にしておく キャッシュフロー、業務フローが回り続けることがপ切。資সはもちろん、য的理由で業務が回らなくならないよう注意する ⇒例えば、カスタム絵本は、そのほとんどを印刷会社へ委託しているので、スタッフが⼀⼈減ってもまわしていける ⼀⽅で、デザイン製作は、スタッフが減になるとその分の業務は受けることができないので、その分の収益はダウンする ○商品の付加価値をつける 付加価値をつけることにより、価格競争にまきこまれにくくなる 個যでは、পুの量産製品に価格で追いつくことはできない ⇒例えば、カスタム絵本はギフト商材扱いとし、出版(本)業界での競争としない ○流ষ廃りのない業界を選ぶ スピードを求められないですむ ⇒例えば、絵本業界であれば、⼦供にとって良いものは普遍的で、ロングセラーになり得る □4.⾃分の”強み”を活かす (資料① 16ページ) ⾃分の強みを事業に活かすポイントは、⾃分の思いがどこにあるか、その思いの実現のために活かせる経験やスキルには どん なものがあるかを整理すること。それにより、ষ動のプロセスがৄえる ○⾃分の“強み”を認識する ・想い ⇒ 育児を通じて⼦どもに対する熱い想いが、本事業の⽀えになっている ・経験、スキル、知識、য脈 ⇒ ঽ分が培ってきたものを整理する ○新しい“強み”を取り⼊れる ⇒事業開始後も更にスキルなどを⾝につけ、⾃分の“強み”として取り⼊れていくことも重要 □5.ワーク 「⾃分の“強み”を整理しよう」 ○ワークテーマに関する説明(チューター ⽉原⽒) ・第2回の振り返り 講義؟シニアマーケットについて、マーケティングについて ワーク؟売上計画の作り্、コンセプト、収੍について ⇒特に売上をどうয়てていくのかが重要 ・本⽇のワーク 起業に向けて、⾃分の”強み”をどう活かせるのか 特に想い、どれだけの情熱を持っているのかء何故これをやりたいのかءを書き出し、発表しあう ○ 事例に沿って、⾃分の“強み”を整理しよう(講師 岸⽥⽒)(資料① 17,18ページ) <ワーク内容> ・課題①⾃分の“強み”を各個⼈書き出す(10分) ・課題②5名1グループで、それぞれが全員に対して発表をする(20分) 5 ・各グループの発表・講師からの講評(20 分) 【チューター ⽉原⽒より】 ○講評 ঽ分の“強み”を、যに話すということは気恥ずかしいものであるが、起業する際にはశ常にপ切である 第1回のビジネスアイデア、第2回の売上・収⽀計画、第3回の⾃分の”強み“、とワークをষってきた それらを踏まえて、配布している創業計画をできるところまで書き出してみてほしい まず、形にすることがశ常にপ切 講師からのメッセージ 「想いがあるということは“強み”であるということを忘れないでください。 私も壁にぶつかることが多々ありますが、想いがあるからこそ乗り越えられているのだと思います。 ঽ分の壁を認識できたならば、考え込みすぎてয়ちૃまっているのはもったいないことです。 スキルを⾝につけたり、サポートを受けたり、仲間に相談したり、積極的にষ動してみてください。 起業すると、責任も悩みも増え、孤独に感じることもあると思いますが、ここにいるような仲間達 が⽀えになると思います。みなさんもぜひこのような縁をপ切にしてください。」 <セミナー⾵景> 6