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三菱マテリアル株式会社 IR決算説明会 三菱マテリアル株式会社 IR決算
三菱マテリアル株式会社 IR決算説明会 2005年11月17日 取締役社長 井手明彦 本業で勝ち抜く・感動の共有1 IR決算説明会資料 目 次 • 損 益 推 移 況 • セメント事業 ・・・9 ・・・3 • 銅事業 ・・・10 新中期経営計画における • 加工事業 ・・・11 • アルミ事業 ・・・12 • 電子材料事業 ・・・13 • まとめ (連結ベース) • 状 取り組み状況・・・4∼5 • 業績の概要 ・・・6∼7 • 06年3月期連結経常利益 ・・・14∼15 増益要因分析・・・8 2 損益推移状況(連結ベース) (億円) (%) 10,000 ∼ ∼ 10,468 9,647 800 売上高 4.6% 344 434 3.6% 361 108 1.0% 7.0% 6.2% 5.4% 500 580 505 3.6% 2.5% 200 540 9,700 670 5.5% 600 400 10,650 9,847 9,482 600 600 5.0% 4.0% 4.5% 超 300 3.0% 163 103 1.0% 0.7% 0 02年3月期 -200 03年3月期 -1.2% 04年3月期 05年3月期 -53 -190 -268 -400 -600 06年3月期(予想) 07年3月期(計画) (新中計) 05年3月発表 営業利益 左 経常損益 目 当期純損益 盛 売上高営業利益率 ROA(総資産経常利益率) -1.0% -3.0% 右 目 盛 -5.0% -613 -800 01 中計 ローリングプラン 新中計 -7.0% 3 新中期経営計画における取り組み状況① 1.新中期経営計画スタート (05年4月∼07年3月) ①基本コンセプト:収益構造の安定化を図るとともに、複合経営の 強みを生かし本業で勝ち抜く成長基盤を確立する ②経営目標 経常利益 600億円 (06年度) ROA(総資産経常利益率) 4%超 有利子負債残高 7,000億円 2.主な取り組み <事業再編> ①05年10月(アルミ缶事業)ユニバーサル製缶スタート ②05年12月(焼結部品事業)三菱マテリアルプランゼーグローバルシンターホルディング社 (PMGH)発足(予定) <SUMCO上場> ①11月17日 東京証券取引所へ上場 ②当社保有株式の一部を売出し(14,400千株※オーバーアロットメントによる売出し分2,190千株を含む) 保有比率 50% → 約30% (持分法適用会社) ③SUMCOの株式公開に伴う利益計上による業績への影響 特別利益(連結)約399億円 (単体)約153億円 ④売却収入を、有利子負債の圧縮、収益力向上に向けた投資等に活用予定 4 新中期経営計画における取り組み状況② 新中計利益目標:07年3月期経常利益 600億円 05年3月期比 95億円増加(18.8%up) (億円) 600 (05年3月) 新中計発表時点での 経常利益増減要因分析 +145 505 増産・研究開発成果発揮 +145億円 (増産施策) (研究開発テーマ一例) -210 ・PTS第二次増産 自動車 +160 ・超硬工具増産 ・第3世代ハイブリッド車向けDBA ・センサー一体型コネクター 情報エレクトロニクス 市況悪化等 −210億円 合理化・コストダウン等 +160億円 ・高機能配線・接合用実装材開発 (うちリサイクル関係30億円) ・高速電力線通信用モジュール コストダウン施策 環境リサイクル ・セメント工場自家発電比率向上 ・廃プラ処理 (九州工場) リサイクル施策 ・シュレッダーダスト処理量拡大 (小名浜・直島) 05年3月期 (実績) 07年3月期 (新中計目標) 5 業績の概要①(中間期実績) (参考) 05年3月期 中間期 実 績 06年3月期 中間期 実 績 06年3月期 中間期 06年3月期 中間期 期初見通し 前回見通し (05年5月10日公表) (05年9月20日公表) 売 上 高 営業利益 4,663億円 5,249億円 4,750億円 5,100億円 232 310 250 290 経常利益 241 367 220 320 当期純利益 95 164 50 130 ◆06年3月期中間期業績のポイント◆ •セメント、銅、加工事業が期初見通し以上に好調推移 (セメント) 米国事業が好調 ( 銅 ) 銅価格が上昇 (加 工) 超硬製品の販売数量が増加 •米国三菱セメント開発、MMネザーランズ、SUMCOの業績が好調に推移し、 持分法投資利益が拡大 •減損会計適用(固定資産減損損失 67億円) 6 業績の概要②(通期見通し) (参考) 05年3月期 実 績 06年3月期 06年3月期 06年3月期 今回見通し 期初見通し 前回見通し (05年5月10日公表) (05年9月20日公表) 売 上 高 営業利益 9,847億円 10,650億円 9,700億円 10,300億円 540 580 550 560 経常利益 505 670 550 620 当期純利益 163 500 180 240 ◆06年3月期通期業績のポイント◆ •アルミ事業がアルミ缶販売数量の未達等により下ブレするが、セメント、銅、 加工事業が好調に推移し、全体としては期初見通しを上回る予想 新中期経営計画の利益目標、経常利益600億円を前倒し達成 •SUMCOの株式公開に伴い、特別利益として連結ベースで約399億円を計上 7 06年3月期連結経常利益 増益要因分析 700 (億円) 05年3月期比 165億円増益 06/3 670億円 600 05/3 505億円 原燃料高・ 市況悪化等 △103億 増産等 93億 500 400 コストダウン等 175億 300 05/3 06/3 (実績) (今回見通し) 8 セメント事業 2,000 <中間期> (億円) 200 2,000 1,600 160 1,600 1,200 120 1,200 80 800 40 400 800 686 39 400 770 710 53 39 売上高 0 05/3(実績) 06/3(期初見通し) 営業利益 0 事業計画 1,484 1,494 1,460 115 121 160 140 120 80 40 売上高 05/3(実績) 事業環境 •米国セメント需要は高水準を持続 200 1,590 149 0 06/3(実績) •国内セメント需給ひっ迫(セメント在庫減少) <05年度 内需前提> 期初見通し 5,500万t ⇒ 今回見通し 5,750万t (前年度並) <通 期> (億円) 営業利益 0 06/3(期初見通し) 06/3(今回見通し) 07/3(新中計計画) <セメント生産(クリンカ出荷を含む)及び在庫推移> 7,000 (千t) 6,500 6,000 5,500 5,000 4,500 4,000 •値上げへの取り組み 宇部三菱セメント社:取引先各社の平均でトン当たり 900円の値上げの浸透を目指す 3,500 •電力コストの削減を目的とした自家発電設備の導入 九州工場:07年6月竣工予定(石炭火力発電) 電力自給率 約70% ⇒ 100% 2,000 3,000 05年生産 05年期末在庫 04年生産 04年期末在庫 2,500 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (月) (セメント協会データ) 9 銅事業 4,000 <中間期> (億円) 200 3,200 2,400 1,600 1,831 90 1,470 74 1,334 売上高 0 05/3(実績) 06/3(期初見通し) 3,810 190 3,069 166 3,075 200 155 160 3,200 120 2,400 120 80 1,600 80 40 800 42 800 4,000 <通 期> (億円) 営業利益 0 131 40 売上高 0 05/3(実績) 06/3(実績) 事業環境 •銅価格 銅相場は高値圏で推移 堅調な需要が続き、LME在庫は依然低水準 180 (¢) •リサイクル事業の拡大(シュレッダダスト・飛灰等) •銅加工品の拡大(無酸素銅ベースの銅合金等) 0 <LME銅価格推移(¢/lb)> 160 140 120 下期予算前提 170¢/b 80 60 00上 00下 01上 01下 02上 02下 03上 03下 04上 04下 05上 05下 (計画) 事業計画 •PTSグレシック製錬所の電解能力を約1割拡大 現在 25万t/年 ⇒ 06年年央 27万t/年(予定) 営業利益 06/3(期初見通し) 06/3(今回見通し) 07/3(新中計計画) 100 •05年度下期前提 銅価 170¢/b 為替 110円/US$ 160 2,700 <電気銅生産推移> 600 (千t/年) 511 500 400 541 564 552 582 小名浜 PTS 528 408 290 300 200 100 直島 0 99/3 00/3 01/3 02/3 03/3 04/3 05/3 06/3 (計画) 10 加工事業 2,000 (億円) <中間期> 200 160 1,600 1,200 103 757 92 800 750 64 売上高 05/3(実績) 1,600 1,537 200 178 1,550 170 1,502 1,470 131 160 130 120 1,200 120 80 800 80 40 400 831 400 0 2,000 <通 期> (億円) 06/3(期初見通し) 営業利益 0 06/3(実績) 事業環境 •超硬工具の出荷数量は堅調を持続 (特に自動車関連の需要が堅調) •超硬工具の主要原料であるタングステン価格は高止まり 40 売上高 0 05/3(実績) •超硬工具向けの原料価格高騰によるコストアップ対策とし て製品価格の引き上げとコストダウンを推進 •05年12月、焼結部品事業の国際統合新会社三菱マテリア ルプランゼーグローバルシンター社(PMG社)が発足予定 0 06/3(期初見通し) 06/3(今回見通し) 07/3(新中計計画) <国内超硬合金生産量と超硬工具出荷額の推移> (t) 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 (億円) 生産量 出荷額 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 (年度) (超硬工具協会データ) 事業計画 •超硬工具の旺盛な需要に対応するため、生産能力を増強 営業利益 <タングステン相場推移($/MTU)> ($) 300.00 260.75 Ore Low Ore High APT Europe Low APT Europe High 250.00 200.00 150.00 252.00 160.00 130.00 100.00 50.00 0.00 /1 02 3 5 7 9 1 1 / 01 03 03 05 07 09 1 1 / 01 04 03 05 07 09 11 / 01 05 03 05 07 09 11 アルミ事業 2,000 <中間期> (億円) 1,600 1,200 800 717 700 49 696 40 400 35 売上高 0 05/3(実績) 06/3(期初見通し) 営業利益 200 2,000 160 1,600 120 1,200 80 800 40 400 0 <通 期> (億円) 200 1,352 1,381 1,400 80 31 40 売上高 0 05/3(実績) 06/3(実績) 事業環境 <アルミ缶> 50 (億缶) 40 <アルミ圧延> 30 •05年度上期の圧延品需要は前年度に比べて軟調 (自動車向けは堅調を維持したが、建材向け等は弱含み) 20 •燃料・資材コスト上昇 ボトル缶+通常缶 通常缶 •ユニバーサル製缶における統合効果の発揮 <アルミ圧延> •自動車向け製品の拡大(自動車用熱交材等) 42 39 36 35 10 0 <アルミ缶販売数量推移> ボトル缶 36 34 32 4 事業計画 <アルミ缶> 営業利益 06/3(期初見通し) 06/3(今回見通し) 07/3(新中計計画) •地金価格、板材加工賃等のコストが上昇 •飲料市場における販売競争が激化 ⇒ 容器の採用へも影響 120 100 78 72 160 1,330 28 28 6 8 31 33 8 9 05年度 05年度 0 01年度 02年度 03年度 04年度 (今回見通し)(期初見通し) 12 電子材料事業 <中間期> (億円) 100 1,000 800 80 800 600 60 600 40 400 20 200 1,000 400 353 365 17 200 361 15 15 売上高 0 05/3(実績) 06/3(期初見通し) 営業利益 0 <通 期> (億円) 694 759 745 38 80 20 05/3(実績) 事業環境 •電子・半導体市場は、下期に緩やかな需要の回復を見込む ものの、一部製品について市況の軟化を想定 40 売上高 0 06/3(実績) 60 50 32 28 100 870 営業利益 0 06/3(期初見通し) 06/3(今回見通し) 07/3(新中計計画) <シリコンウエハーの世界の出荷量予測> (億平方インチ) 90 80 70 60 •ポリシリコンは、半導体、ソーラー向けの需要増により、需給が 逼迫 •シリコンウエハーは300ミリが需要を牽引 50 40 30 20 01 02 03 04 05 06 事業計画 35,000 •SUMCOの300ミリ事業の拡大に合わせ、ポリシリコンの 生産性向上と段階的増産を実施 •半導体産業の基幹原料であるポリシリコンを核に、シリコ ンウエハー及びシリコン精密加工品の事業規模を拡大 (t/年) <ポリシリコン需要推移> 需要合計 30,000 08 (暦年) 07 (SEMIまとめ) 実績 Solar需要 Semi需要 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 13 まとめ:新中計の達成に向けて① <主要5事業の進捗状況> (億円) 06年3月期見通し セメント 銅 加工 アルミ 電子材料 全社 07年3月期計画(新中計) 進捗率 売 上 高 1,590 1,460 109.0% 営業利益 149 140 106.4% 売 上 高 3,810 2,700 141.1% 営業利益 190 155 122.5% 売 上 高 1,550 1,470 105.4% 営業利益 170 130 130.7% 売 上 高 1,400 1,330 105.3% 営業利益 31 100 31.0% 売 上 高 745 870 85.6% 営業利益 32 50 64.0% 売 上 高 10,650 9,700 109.7% 営業利益 580 600 96.6% 経常利益 670 600 111.6% 14 まとめ:新中計の達成に向けて② ∼本業で勝ち抜く・感動の共有∼ 利益目標 利益目標に掲げた経常利益600億円は、06年3月期に達成できる見通し <要因>・これまでの事業構造改革により収益力が強化されたことに加え、銅価格の 上昇といった事業環境の好転が追い風となっている ・銅鉱山への投資会社等の持分法投資利益が大幅に増加 <持分法投資利益> 06年3月期見通し:約210億円(新中計計画:約130億円) <課題>・アルミ・電子材料事業の収益改善 営業利益の拡大(06年3月期見通し:580億円 ⇒ 新中計07年3月期計画:600億円) 財務体質改善目標 有利子負債残高:06年3月期見通し:7,200億円 削減 金属価格の高騰により棚卸資産圧縮は 厳しい環境にあるが、資産等売却により 計画達成を目指す 新中計計画 :7,000億円 15 ◆お問合せ先◆ 三菱マテリアル株式会社 広報・IR室 〒100-8117 東京都千代田区大手町1-5-1 TEL : 03-5252-5206 FAX : 03-5252-5272 E-MAIL: [email protected] URL : http://www.mmc.co.jp/japanese/ir/index.html 本資料における見通しは、本資料発表日時点で入手可能な 情報により当社が判断したものです。実際の業績は様々なリス ク要因や不確実な要素により、本資料業績予想と大きく異なる 可能性があります。 16